JP3686598B2 - Solid lubricant and solid lubricant application device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、回動軸や摺動軸の周面に塗布される潤滑剤であって、所定の形状に成形された固体潤滑剤及びこの固体潤滑剤を塗布する固体潤滑剤塗布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
固体潤滑剤は、液体潤滑剤に比べ粘性が低いので、垂れを防止することができるばかりではなく、該固体潤滑剤に塵埃が付着し機械機器を損傷させる危険性も低い等の特性を有することから、近年では種々の機械要素の潤滑剤として使用されている。この固体潤滑剤自体の開発に関しては、従来、例えば特開昭53−122059号,特開昭62−196351号,特開平10−95990等の公開公報に開示され、また、固体潤滑剤塗布装置としては、例えば、実公昭52−53914号,特公昭52−5137号,特開2000−142402号等の各公報に開示されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した固体潤滑剤自体に関する開発は、潤滑特性の向上を図るための成分に関するものが多く、回動軸や摺動軸に対して有効に塗布することができる固体潤滑剤やこの固体潤滑剤を該回動軸や摺動軸に塗布するための固体潤滑剤塗布装置が開発されていない。なお、上記実公昭52−53914号公報に開示された固体潤滑剤塗布装置では、摺動面に対して固体潤滑剤を塗布するものであるが、極めて部品点数が多く、高コストとならざるを得ない。
【0004】
そこで、本発明は、上述した従来の固体潤滑剤や固体潤滑剤塗布装置が有する課題を解決するために提案されたものであって、回動軸や摺動軸に対して有効に固体潤滑剤を塗布することができる固体潤滑剤及び固体潤滑剤塗布装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、回動軸又は摺動軸の軸回り方向にそれぞれ間隔を空けて並んで配設され、該回動軸又は摺動軸の周面に摺接することにより徐々に磨耗する3つ以上の固体潤滑剤単体からなり、それぞれの固体潤滑剤単体の内側面には、上記回動軸又は摺接軸の周面に摺接する摺接面を有し、外側面には、該それぞれの固体潤滑剤単体を該回動軸又は摺接軸の軸方向に付勢するリング状の弾性材が装着される装着部が形成されてなることを特徴とするものである。
【0006】
この第1の発明を構成する固体潤滑剤は、金,銀,銅,亜鉛,鉛などの軟質金属、PbOなどの金属酸化物、二硫化モリブデン,二硫化タングステンなどの硫化物、セレン・テルル化物、ハロゲン化合物、フッ化物、窒化物、ファインセラミックス粉末、黒鉛(グラファイト)、有機化合物など、従来製造され又は提案されている材料を任意に使用することができる。なお、この発明においては、これらの材料にワックスやパラフィンを適当量添加し溶解した後に成形型などによりそれぞれの固体潤滑剤単体に成形したものである。そして、このように成形された複数の固体潤滑剤単体は、回動軸又は摺動軸の軸回り方向に間隔を空けて配置並んで配設されるものであり、その数は、少なくとも3以上とされている必要があり、回動軸や摺動軸の大きさなどにより適宜決定される。
【0007】
なお、これら複数の固体潤滑剤単体が配設される回動軸は、周面にネジが形成されているか否かが問われるものではなく、また摺動軸に関しても周面にレール等の凹条や凸条が形成されているか否かが問われるものではないとともに、ガイド軸も含む。すなわち、本発明を構成する摺接面は、上記回動軸にネジが形成されていない場合には、該回動軸の周面の形状に対応した形状(例えば、円弧状の曲面)となされ、ネジが形成されている場合においては、そのネジに螺着されるネジが形成されている(請求項2記載の発明)。また、摺動軸に凹条や凸条が形成されていない場合には、その摺動軸の周面形状に対応した形状(例えば、円弧状の曲面又は平面)となされ、該凹条又は凸条が形成されている場合には、該凹条に対応した凸条又は該凸条に対応した凹条が形成されている。
【0008】
また、本発明においては、それぞれの固体潤滑剤単体の外側面には、該それぞれの固体潤滑剤単体を該回動軸又は摺動軸の軸方向に付勢するリング状の弾性材が装着される装着部が形成されてなる必要がある。このリング状の弾性材は、例えば、コイルスプリングやゴムなどであればよく、この固体潤滑剤への装着性を考慮した場合には、一端と他端とが着脱可能に連結されているものを使用することが好ましい。したがって、この発明を構成する装着部は、少なくともリング状の弾性材を装着できるものであれば、例えば、凹溝や該弾性材が係止される凸部であっても良い。
【0009】
したがって、この第1の発明に係る固体潤滑剤によれば、回動軸又は摺動軸に対して潤滑剤を塗布することができるばかりではなく、該回動軸や摺動軸を要素とする機械器具に容易に組み込むことが可能となる。
【0010】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、固体潤滑剤塗布装置に係るものであって、回動軸又は摺動軸の外側に固定され内部に前記請求項1又は2記載の固体潤滑剤が収納される一方及び他方のケース半体と、上記一方及び他方のケース半体に収納された前記請求項1又は2記載の固体潤滑剤と、上記固体潤滑剤に形成された装着部に装着された弾性材と、を備え、上記一方及び他方のケース半体の少なくとも何れか一方には、上記回動軸の回動又は摺動軸の摺動により、上記固体潤滑剤が回動し又は摺動することを規制する規制部が形成され、または、上記摺動軸に沿って摺動する固体潤滑剤が当接する当接部が形成されてなることを特徴とするものである。
【0011】
この第3の発明によれば、一方のケース半体又は他方のケース半体の少なくとも何れか一方には、回動軸の回動又は摺動軸の摺動により、上記固体潤滑剤が回動し又は摺動することを規制する規制部が形成され、または、上記摺動軸に沿って摺動する該一方及び他方のケース半体に当接する当接部が形成されてなることから、回動軸の回動により固体潤滑剤が共回りし、または、摺動軸の摺動により該固体潤滑剤がともに移動し、若しくは、この一方及び他方のケース半体が摺動軸に沿って摺動する場合においては、固体潤滑剤が摺動せず残置されることを有効に防止することができる。すなわち、回動軸の周面にネジが螺刻されている場合において、この固体潤滑剤塗布装置に規制部が形成されていない場合には、この回動軸の回動により固体潤滑剤は該回動軸の長さ方向に移動されてしまい、該回動軸の周面に固体潤滑剤を塗布することができなくなる。このことは、上記回動軸にネジが螺刻されていない場合であっても同様であり、この規制部が形成されていない場合には、同一個所において固体潤滑剤は該回動軸と共に回転することとなり、該回動軸の周面に固体潤滑剤を塗布することができなくなる。本発明を構成する規制部又は当接部は、こうした事態を防止し確実に固体潤滑剤を回動軸又は摺動軸に塗布することができる。
【0012】
また、第4の発明(請求項4記載の発明)は、上記第3の発明において、前記規制部又は当接部の先端から回動軸又は摺動軸の周面までの空間は、磨耗した固体潤滑剤が挿通される挿通空間とされてなることを特徴とするものである。
【0013】
この第4の発明によれば、弾性材の弾性力により回動軸又は摺動軸の周面に摺接する固体潤滑剤が徐々に磨耗されてくると、それまで規制部又は当接部に当接していた固体潤滑剤は、該規制部に規制されず又は当接部に当接することがなくなることから、回動軸の回動により移動する一方及び他方のケース半体内から外側に露出し、または、摺動軸と摺動することなく残置されることとなり、それ以上磨耗しない。したがって、この第4の発明によれば、固体潤滑剤の交換時期を容易に確認することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態に係る固体潤滑剤塗布装置を説明しながらそれぞれの固体潤滑剤塗布装置に収納された固体潤滑剤について説明する。先ず、第1の実施の形態に係る固体潤滑剤塗布装置について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
この第1の実施の形態に係る固体潤滑剤塗布装置1は、図1に示すように、昇降装置2に配設されてなるものであり、この昇降装置2は、中央に立設された回動軸3と、この回動軸3の左右両側であって該回動軸3にそれぞれ平行に立設されたガイド軸4,5と、上記回動軸3を回動させるモータ6とを備えている。上記回動軸3は、周面にネジ3aが螺刻されてなるものであり、上下両端はそれぞれ軸受7,8により回動自在に支持されている。また、この回動軸2の駆動原である上記モータ6の駆動軸6aには、第1の歯車9が固定されている一方、上記回動軸3の下端側中途部には、この第1の歯車9に噛合する第2の歯車10が固定されている。
【0016】
そして、この回動軸3の中途部には、昇降板11と、この昇降板11の上面に固定され内部にボールネジ12(図2参照)が固定され外形形状が円柱状に成形された昇降ブロック14とが配設され、この実施の形態に係る固体潤滑剤塗布装置1は、この昇降ブロック14の上面に固定されている。なお、上記昇降ブロック14の上面には、後述する一方又は他方のケース半体をこの昇降ブロック14に固定するためのボルトが螺着される4つのボルト穴14aが形成されている。また、上記昇降板11の左右両側には、上記左右のガイド軸4,5が内部に挿通されている筒状部材15,16が固定されている。また、上記昇降ブロック14は、上記昇降板11の上面にボルト17により固定されている。
【0017】
そして、上記固体潤滑剤塗布装置1は、図3に示すように、一方のケース半体18と、他方のケース半体19と、これら一方及び他方のケース半体18,19内に収納されてなる固体潤滑剤20と、この固体潤滑剤単体20の内側面が回動軸3の周面に圧接するよう付勢する第1及び第2の弾性材21,22と、この固体潤滑剤20の共回りを規制する規制部材23とを備えている。上記一方及び他方のケース半体18,19は、それぞれ半円筒状に成形された筒状部18a,19aと、この筒状部18a,19aの上端に形成されてなる天板部18b,19bとから構成され、該天板部18b,19bの内側には、回転軸3の径よりも太い円弧状の切欠き18c,19cが形成されている。すなわち、これら一方及び他方のケース半体18,19は一体とされた状態においては、円筒状の筒状部(符号は省略する。)と、中心に上記回動軸3が挿通される円形状の挿通孔(符号は省略する。)が形成された天板部(符号は省略する。)とから構成されている。
【0018】
なお、上記一方及び他方のケース半体18,19を構成する天板部18b,19bの内周面から回動軸3の周面までの空間は、後述するように、磨耗した固体潤滑剤20が、該一方及び他方のケース半体18,19内から外部に挿通される空間である。また、これら一方及び他方のケース半体18,19を構成する各天板部18b,19bには、これら一方又は他方のケース半体18,19を上記昇降ブロック14の上面に固定するためのボルト25,25,26,26が挿通されるそれぞれ2つのボルト挿通孔18d,18d,19d,19dが穿設されている。また、上記一方のケース半体18を構成する筒状部18aには、上記規制部材23が螺着されるネジ孔18eが形成されている。このネジ孔18eに螺着される規制部材23は、本発明を構成する規制部であり、本実施の形態においては、図1及び図2に示すように、ボルトからなるものであり、先端側は後述する固体潤滑剤単体であって、互いに並び合う個々の固体潤滑剤単体間に挿入されるものである。なお、この規制部材23の先端から回動軸3の周面までの空間は、本発明を構成する挿通空間である。
【0019】
また、上記固体潤滑剤20は、本実施の形態においては、図3及び図4に示すように、全部で4つの固体潤滑剤単体28から構成されており、図3に示すように、それぞれの4つの固体潤滑剤単体28の内周面には、それぞれ上記回動軸3の周面に螺刻されたネジ3aに対応したネジ28aが形成され、外周面には、それぞれ2つの凹溝28b,28cが形成されている。そして、これらの凹溝28b,28cには、それぞれ上記第1の弾性材21と第2の弾性材22が装着され、該第1及び第2の弾性材21,22の弾性力により、これら4つの固体潤滑剤単体28は内周面が回動軸3の周面に圧接されている。なお、これら第1及び第2の弾性材21,22は、本実施の形態においては、コイルスプリングからなるものであり、それぞれ両端には、係止部21a,21b,22a,22bが形成され、これらの係止部21a,21b,22a,22bを互いに係止させることによりリング状とされてなるものである。
【0020】
したがって、上述した昇降装置2では、該昇降装置2を構成するモータ6が駆動し、回動軸3が回動すると、内部にボールネジ12が固定された上記昇降ブロック14は、左右のガイド軸4.5にガイドされながら昇降し、この昇降ブロック14の昇降動作に伴い上記固体潤滑剤塗布装置1も昇降する。このとき、この固体潤滑剤塗布装置1の一方及び他方のケース半体18,19内に収納された4つの固体潤滑剤単体28(からなる固体潤滑剤20)の内周面は、回動軸3に螺着されてなるとともに、上記第1及び第2の弾性材21,22の弾性力により、回動軸3の周面に圧接されてなり、さらに、この固体潤滑剤20は、規制部材23により共回りが規制されていることから、該固体潤滑剤20は、一方及び他方のケース半体18,19内において破壊されることなく、該回動軸3の周面には、固体潤滑剤20が確実に塗布され、ボールネジ12の耐久性を向上させることができる。
【0021】
そして、この昇降装置2が長時間乃至は長期間駆動され、上記固体潤滑剤塗布装置1内に収納された固体潤滑剤20が磨耗し、上記規制部材23の先端から回動軸3の周面までの長さよりも短い肉厚となった場合には、該固体潤滑剤20は、規制部材23による共回りの規制が解除され、該回動軸3の回動により下降する昇降ブロック14や一方及び他方のケース半体18,19とともに下降することはなく、上記天板部18b,19bの内周面から回動軸3の周面までの空間を通ってそのまま回動軸3に残置される。すなわち、この固体潤滑剤塗布装置1によれば、内部に収納された固体潤滑剤20が磨耗し交換が必要となった場合には、自動的に上記空間を通って外部に取り出される(露出する)こととなるので、磨耗し消滅する前段階において新たな固体潤滑剤を補充することが可能となる。
【0022】
特に、上記実施の形態においては、本発明を構成する規制部を、一方のケース半体18に形成されたネジ孔18eに対して螺進及び螺退可能な規制部材23とし、固体潤滑剤20の共回りを規制できる範囲を該規制部材23の螺進又は螺退操作により適宜調節できるようにされていることから、固体潤滑剤20の成分(或いは硬度)や回動軸3の回動速度又はボールネジ12が内部に固定された昇降ブロック14の昇降ストローク長さ等により、該固体潤滑剤20の交換時期を変更することができる。
【0023】
なお、上記実施の形態では、本発明である(又は本発明を構成する)固体潤滑剤を、4つの固体潤滑剤単体28により構成したが、本発明を構成する固体潤滑剤単体の数は、3つとしても良く、さらには5つ以上としても良い。また、上記第1の実施の形態では、本発明を構成する規制部として、上記ボルトからなる規制部材23を図示したが、必ずしも上述した構成とする必要はなく、一方又は他方のケース半体18,19の内周面に、本発明を構成する規制部として、図示しない凸部又は突片を形成しても良い。
【0024】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る固体潤滑剤塗布装置30について詳細に説明する。この第2の実施の形態に係る固体潤滑剤塗布装置30は、図5及び図6に示すように、直動装置31に固定されたものであって、この直動装置31を構成する摺動軸32に固体潤滑剤を塗布するものである。この直動装置31は、両端が固定金具33,34に固定された摺動軸32と、この摺動軸32に取り付けられ該摺動軸32にガイドされながら移動する移動ブロック35を備えてなるものである。上記摺動軸32は、前記第1の実施の形態で説明した回動軸3のように、ネジ3aが周面に螺刻されているものではない。また、上記摺動ブロック35は、図示しない駆動機構が内蔵されてなるものであって、この駆動機構の駆動により、図5中左右方向に移動するように構成されている。
【0025】
そして、上記移動ブロック35の上面にはボルト36,37を介して移動テーブル38が固定されている。この移動テーブル38の移動方向における長さは、上記移動ブロック35の移動方向における長さよりも長尺に成形されてなるものであり、一端側の下面と他端側の下面とには、本発明である上記固体潤滑剤塗布装置30,30がそれぞれボルト39により固定されている。この固体潤滑剤塗布装置30は、図7に示すように、一方のケース半体40と、他方のケース半体41と、これら一方及び他方のケース半体40,41内に収納されている固体潤滑剤42と、この固体潤滑剤42を上記摺動軸32の周面に圧接させる弾性材43とから構成されている。
【0026】
上記一方及び他方のケース半体40,41は、それぞれ長方体状に成形された金属ブロックの正面に円弧状の収納部40a,41aが形成され、この円弧状の収納部40a,41aの両側に円弧状の起立部40b,41b,41cが形成されている。また、これら一方及び他方のケース半体41の上面には、それぞれ上記ボルト39が螺着されるネジ孔40d,41dが形成されている。なお、この一方及び他方のケース半体40,41が、図6に示すように、一体化された場合には、上記各収納部40a,41aにより、上記摺動軸32の径よりも太く、且つ、後述する固体潤滑剤42が該摺動軸32の周面に装着された際における外径よりも細い空間を形成しているとともに、上記各起立部40b,41b,41cにより、固体潤滑剤42の外径よりも細い外径となされた空間が形成される。すなわち、上記起立部40b,41b,41cの内側面は、収納された固体潤滑剤42の側面が当接するものであり、本発明を構成する当接部である。また、これらの起立部41b,41b,41cの端面から摺動軸32の周面までの空間は、後述するように磨耗した固体潤滑剤42が挿通される空間であり、本発明を構成する挿通空間である。
【0027】
また、上記固体潤滑剤42は、全部で4つの固体潤滑剤単体44から構成され、これらの固体潤滑剤単体44の内周面は、上記摺動軸32の周面の曲率に対応した円弧状の曲面44aが形成され、外周面は円弧状とされてなるとともに中央には弾性材43が装着される凹溝44bが形成されている。また、上記弾性材43は、前記第1の実施の形態で説明した第1及び第2の弾性材21,22と同様に、コイルスプリングからなるものであり、それぞれ両端には、係止部43a,43bが形成され、これらの係止部43a,43bを互いに係止させることによりリング状とされてなるものである。
【0028】
したがって、上述した直動装置31を構成する移動ブロック35が内蔵された図示しない駆動機構の駆動により摺動軸32に沿って移動すると、上記一方及び他方のケース半体40,41内に収納され弾性材43の弾性力により個々の固体潤滑材単体44の内周面が圧接された固体潤滑材42は、該一方及び他方のケース半体40,41を構成する起立部40b,41b,41cの何れかに押されながら移動する。したがって、こうした直動装置31の動作により、摺動軸32の周面には固体潤滑材が塗布され、これによって移動ブロック35に内蔵されたボールベアリング等の各部材の摩擦抵抗が低減される。
【0029】
そして、上記移動ブロック35が長時間乃至は長期間に亘って駆動された結果、上記固体潤滑材42が内周面側から徐々に磨耗し、該固体潤滑剤42の肉厚が、起立部40b,41b,41cの端面から摺動軸32の周面までの長さに満たないものとなった場合には、該起立部40b,41b,41cの何れかと固体潤滑剤42との当接状態は解除される。この結果、それまで移動ブロック35と共に摺動軸32に沿って摺動していた固体潤滑剤42は、移動する一方及び他方のケース半体40,41内から外側に露出し、該摺動軸32に残置されることなる。
【0030】
したがって、この第2の実施の形態に係る固体潤滑剤塗布装置30による場合であっても、前記第1の実施の形態に係る固体潤滑剤塗布装置1と同じように、摺動軸32の周面に固体潤滑剤を有効に塗布することができるばかりではなく、内部に収納された固体潤滑剤42が磨耗し交換が必要となった場合には、自動的に上記挿通空間を通って外部に取り出される(露出する)こととなるので、磨耗し消滅する前段階において新たな固体潤滑剤を補充することが可能となる。
【0031】
なお、上記第2の実施の形態においては、固定された摺動軸32に対して、内部に固体潤滑剤42が収納された固体潤滑剤塗布装置30が摺動するものを例に挙げて説明したが、本発明は、固定された固体潤滑剤塗布装置に対して、摺動軸が摺動するものであっても基本的構成は何ら変わることがない。
【0039】
【発明の効果】
前述した本発明の各実施の形態の説明からも明らかなように、本発明(請求項1記載の発明及び請求項2記載の発明)によれば、回動軸又は摺動軸に対して潤滑剤を塗布することができるばかりではなく、該回動軸や摺動軸を要素とする機械器具に容易に組み込むことが可能となる。
【0040】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)では、一方のケース半体又は他方のケース半体の少なくとも何れか一方には、回動軸の回動又は摺動軸の摺動により、上記固体潤滑剤が回動し又は摺動することを規制する規制部が形成され、または、上記摺動軸に沿って摺動する該一方及び他方のケース半体に当接する当接部が形成されてなることから、回動軸の回動により固体潤滑剤が共回りし、または、摺動軸の摺動により該固体潤滑剤がともに移動し、若しくは、この一方及び他方のケース半体が摺動軸に沿って摺動する場合においては、固体潤滑剤が摺動せず残置されることを有効に防止することができる。
【0041】
また、第4の発明(請求項4記載の発明)によれば、弾性材の弾性力により回動軸又は摺動軸の周面に摺接する固体潤滑剤が徐々に磨耗されてくると、それまで規制部又は当接部に当接していた固体潤滑剤は、該規制部に規制されず又は当接部に当接することがなくなることから、回動軸の回動により移動する一方及び他方のケース半体内から外側に露出し、または、摺動軸と摺動することなく残置されることとなり、それ以上磨耗しない。したがって、この発明によれば、固体潤滑剤の交換時期を容易に確認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に係る固体潤滑剤塗布装置が固定された昇降装置を示す正面図である。
【図2】 固体潤滑剤塗布装置の断面図である。
【図3】 固体潤滑剤塗布装置を構成する一方及び他方のケース半体を分解して示す分解斜視図である。
【図4】 固体潤滑剤と弾性材を分解して示す分解斜視図である。
【図5】 第2の実施の形態に係る固体潤滑剤塗布装置が固定された直動装置の側面図である。
【図6】 図5に示す直動装置の平面図である。
【図7】 第2の固体潤滑剤塗布装置の分解斜視図である。
【図8】 第3の実施の形態に係る固体潤滑剤塗布装置が固定された直動装置の側面図である。
【図9】 図8に示す直動装置の平面図である。
【符号の説明】
1 固体潤滑剤塗布装置
3 回動軸
18 一方のケース半体
19 他方のケース半体
20 固体潤滑剤
21 第1の弾性材
22 第2の弾性材
23 規制部材
28 固体潤滑剤単体
28a ネジ
28b,28c 凹溝
30 固体潤滑剤塗布装置
32 摺動軸
40 一方のケース半体
41 他方のケース半体
42 固体潤滑剤
43 弾性材
44 固体潤滑剤単体
44a 円弧状の曲面
44b 凹溝[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a lubricant applied to the peripheral surface of a rotating shaft or a sliding shaft, and relates to a solid lubricant formed into a predetermined shape and a solid lubricant application device for applying the solid lubricant. is there.
[0002]
[Prior art]
Solid lubricants have properties such as low viscosity compared to liquid lubricants, so that they can not only sag but also have a low risk of dust being attached to the solid lubricants and damaging machinery and equipment. Therefore, in recent years, it has been used as a lubricant for various machine elements. The development of the solid lubricant itself has been disclosed in, for example, published publications such as JP-A 53-122059, JP-A 62-196351, and JP-A 10-95990. Are disclosed in, for example, Japanese Utility Model Publication No. 52-53914, Japanese Patent Publication No. 52-5137, and Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-142402.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, many of the developments related to the solid lubricant described above relate to components for improving the lubrication characteristics, and the solid lubricant that can be effectively applied to the rotating shaft and the sliding shaft and the solid lubricant. A solid lubricant application device for applying the agent to the rotating shaft and the sliding shaft has not been developed. In the solid lubricant application device disclosed in the Japanese Utility Model Publication No. 52-53914, the solid lubricant is applied to the sliding surface, but the number of parts is extremely large and the cost is high. I don't get it.
[0004]
Therefore, the present invention has been proposed in order to solve the problems of the above-described conventional solid lubricant and solid lubricant application device, and is effective for the rotating shaft and the sliding shaft. It is an object of the present invention to provide a solid lubricant and a solid lubricant coating device capable of coating the solid lubricant.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been proposed in order to achieve the above object, and the first invention (the invention according to claim 1) is spaced apart in the direction around the axis of the rotating shaft or the sliding shaft. side by side are arranged, gradually three or more of the solid lubricant itself to wear by sliding contact with the circumferential surface of the pivot shaft or sliding shaft, on the inner surface of each of the solid lubricant itself, the A ring shape that has a sliding contact surface that is in sliding contact with the circumferential surface of the rotating shaft or the sliding contact shaft, and that urges each solid lubricant in the axial direction of the rotating shaft or the sliding contact shaft on the outer surface. A mounting portion to which the elastic material is mounted is formed.
[0006]
The solid lubricant constituting the first invention includes soft metals such as gold, silver, copper, zinc and lead, metal oxides such as PbO, sulfides such as molybdenum disulfide and tungsten disulfide, and selenium telluride. Conventionally produced or proposed materials such as halogen compounds, fluorides, nitrides, fine ceramic powders, graphite, and organic compounds can be arbitrarily used. In the present invention, an appropriate amount of wax or paraffin is added to these materials and dissolved, and then each solid lubricant is molded by a molding die or the like. The plurality of solid lubricants formed in this way are arranged and arranged at intervals in the direction around the axis of the rotating shaft or the sliding shaft, and the number thereof is at least 3 or more. It is necessary to be determined appropriately depending on the size of the rotating shaft and the sliding shaft.
[0007]
It should be noted that the rotating shaft on which the plurality of solid lubricants are disposed is not limited to whether or not a screw is formed on the circumferential surface, and the sliding shaft is also recessed on the circumferential surface such as a rail. It does not matter whether or not the stripes or ridges are formed, and includes a guide shaft. That is, the sliding contact surface constituting the present invention has a shape corresponding to the shape of the peripheral surface of the rotating shaft (for example, an arcuate curved surface) when a screw is not formed on the rotating shaft. When a screw is formed, a screw to be screwed to the screw is formed (the invention according to claim 2). In addition, when the slide shaft is not formed with a groove or protrusion, the shape corresponding to the shape of the peripheral surface of the slide shaft (for example, an arcuate curved surface or a flat surface) is formed. When the strip is formed, a convex strip corresponding to the concave strip or a concave strip corresponding to the convex strip is formed.
[0008]
In the present invention, a ring-shaped elastic material that urges each solid lubricant alone in the axial direction of the rotating shaft or the sliding shaft is attached to the outer surface of each solid lubricant alone. The mounting part to be formed needs to be formed. The ring-shaped elastic material may be, for example, a coil spring or rubber, and in consideration of the mounting property to the solid lubricant, one having one end and the other end removably connected. It is preferable to use it. Therefore, the mounting portion constituting the present invention may be, for example, a concave groove or a convex portion to which the elastic material is locked as long as it can mount at least a ring-shaped elastic material.
[0009]
Therefore, according to the solid lubricant according to the first invention, not only can the lubricant be applied to the rotating shaft or the sliding shaft, but also the rotating shaft and the sliding shaft are used as elements. It can be easily incorporated into a machine tool.
[0010]
A third invention (invention according to claim 3) relates to a solid lubricant application device, which is fixed to the outside of a rotating shaft or a sliding shaft, and is described in
[0011]
According to the third aspect of the invention, the solid lubricant rotates in at least one of the case half and the other case half by the rotation of the rotation shaft or the sliding of the slide shaft. Or a restricting portion that restricts sliding, or an abutting portion that abuts against the one and other case halves that slide along the sliding axis. The solid lubricant rotates together by the rotation of the moving shaft, or the solid lubricant moves together by sliding of the sliding shaft, or one and the other case halves slide along the sliding shaft. When moving, it is possible to effectively prevent the solid lubricant from remaining without sliding. That is, when a screw is engraved on the peripheral surface of the rotating shaft and the regulating portion is not formed in the solid lubricant applying device, the solid lubricant is removed by rotation of the rotating shaft. It will move in the length direction of a rotating shaft, and it will become impossible to apply | coat a solid lubricant to the surrounding surface of this rotating shaft. This is the same even when a screw is not screwed on the rotating shaft. When this restricting portion is not formed, the solid lubricant rotates together with the rotating shaft at the same location. As a result, the solid lubricant cannot be applied to the peripheral surface of the rotating shaft. The restricting portion or the contact portion constituting the present invention can prevent such a situation and reliably apply the solid lubricant to the rotating shaft or the sliding shaft.
[0012]
According to a fourth invention (invention of claim 4), in the third invention, the space from the tip of the restricting portion or the contact portion to the peripheral surface of the rotating shaft or the sliding shaft is worn. It is characterized by being an insertion space through which the solid lubricant is inserted.
[0013]
According to the fourth aspect of the present invention, when the solid lubricant that is in sliding contact with the circumferential surface of the rotating shaft or the sliding shaft is gradually worn out by the elastic force of the elastic material, it will hit the restricting portion or the contact portion until then. The solid lubricant that is in contact is not regulated by the regulating part or does not come into contact with the abutting part, so that it is exposed to the outside from one and the other case halves that move by the pivoting of the pivot shaft, Or it will remain without sliding with a sliding shaft, and it will not wear any more. Therefore, according to the fourth aspect of the present invention, it is possible to easily confirm the replacement time of the solid lubricant.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the solid lubricant accommodated in each solid lubricant applicator will be described while describing the solid lubricant applicator according to each embodiment of the present invention. First, the solid lubricant coating device according to the first embodiment will be described in detail with reference to the drawings.
[0015]
As shown in FIG. 1, the solid
[0016]
And in the middle part of this
[0017]
As shown in FIG. 3, the solid
[0018]
In addition, the space from the inner peripheral surface of the
[0019]
Further, in the present embodiment, the
[0020]
Therefore, in the
[0021]
Then, the lifting / lowering
[0022]
In particular, in the above-described embodiment, the restricting portion constituting the present invention is the restricting
[0023]
In the above embodiment, the solid lubricant according to the present invention (or constituting the present invention) is composed of the four
[0024]
Next, the solid
[0025]
A moving table 38 is fixed to the upper surface of the moving
[0026]
The one and the other case halves 40 and 41 are respectively formed with
[0027]
The
[0028]
Therefore, when moving along the sliding
[0029]
Then, as a result of the moving
[0030]
Therefore, even in the case of the solid
[0031]
In the second embodiment, an example is described in which the solid
[0039]
【The invention's effect】
As is clear from the description of each embodiment of the present invention described above, according to the present invention (the invention described in
[0040]
In the third invention (invention of claim 3), at least one of the case half and the other case half is rotated by the rotation of the rotation shaft or the sliding of the slide shaft. A restricting portion that restricts rotation or sliding of the solid lubricant is formed, or an abutting portion that abuts the one and the other case halves sliding along the sliding shaft is formed. Therefore, the solid lubricant rotates together by the rotation of the rotation shaft, or the solid lubricant moves together by the sliding of the slide shaft, or the one and the other case halves are moved together. When sliding along the sliding axis, it is possible to effectively prevent the solid lubricant from remaining without sliding.
[0041]
Further, according to the fourth invention (the invention described in claim 4), when the solid lubricant slidingly contacting the peripheral surface of the rotating shaft or the sliding shaft is gradually worn by the elastic force of the elastic material, The solid lubricant that has been in contact with the restricting portion or the contact portion is not restricted by the restricting portion or does not come into contact with the contact portion. It will be exposed outside from the case half or left without sliding with the sliding shaft and will not wear further. Therefore, according to the present invention, it is possible to easily confirm the replacement time of the solid lubricant.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an elevating device to which a solid lubricant application device according to a first embodiment is fixed.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a solid lubricant application device.
FIG. 3 is an exploded perspective view showing one and other case halves constituting the solid lubricant applying device in an exploded manner.
FIG. 4 is an exploded perspective view showing a solid lubricant and an elastic material in an exploded manner.
FIG. 5 is a side view of a linear motion device to which a solid lubricant application device according to a second embodiment is fixed.
6 is a plan view of the linear motion device shown in FIG. 5. FIG.
FIG. 7 is an exploded perspective view of a second solid lubricant application device.
FIG. 8 is a side view of a linear motion device to which a solid lubricant application device according to a third embodiment is fixed.
9 is a plan view of the linear motion device shown in FIG. 8. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
それぞれの固体潤滑剤単体の内側面には、上記回動軸又は摺接軸の周面に摺接する摺接面を有し、外側面には、該それぞれの固体潤滑剤単体を該回動軸又は摺接軸の軸方向に付勢するリング状の弾性材が装着される装着部が形成されてなることを特徴とする固体潤滑剤。 Three or more solid lubricants that are arranged side by side in the direction around the axis of the rotating shaft or the sliding shaft and are gradually worn by sliding contact with the peripheral surface of the rotating shaft or the sliding shaft made from a single piece,
Each solid lubricant has a slidable contact surface on the inner side surface of the rotary shaft or a slidable contact shaft, and an outer side surface of the solid lubricant on the rotary shaft. Alternatively, a solid lubricant comprising a mounting portion on which a ring-shaped elastic material biased in the axial direction of the sliding contact shaft is mounted.
上記一方及び他方のケース半体に収納された前記請求項1又は2記載の固体潤滑剤と、
上記固体潤滑剤に形成された装着部に装着された弾性材と、
を備え、
上記一方及び他方のケース半体の少なくとも何れか一方には、
上記回動軸の回動又は摺動軸の摺動により、上記固体潤滑剤が回動し又は摺動することを規制する規制部が形成され、
または、上記摺動軸に沿って摺動する固体潤滑剤が当接する当接部が形成されてなることを特徴とする固体潤滑剤塗布装置。One and other case halves fixed to the outside of the rotating shaft or the sliding shaft and containing the solid lubricant according to claim 1 or 2 inside;
The solid lubricant according to claim 1 or 2 accommodated in the one and the other case halves,
An elastic material attached to a mounting portion formed in the solid lubricant ;
With
In at least one of the one and the other case halves,
A restricting portion that restricts the solid lubricant from rotating or sliding is formed by rotating the rotating shaft or sliding the sliding shaft.
Alternatively, the solid lubricant application device is characterized in that a contact portion with which the solid lubricant sliding along the sliding shaft contacts is formed.
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