JP3684581B2 - Intercom device - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、共通通話路に複数の副機を接続し、副機間で通話を行うインターホン装置に係り、特に選局スイッチを有効活用できるようにしたインターホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターホン装置においては、親機と子機との間のみ通話可能な親子式のインターホン装置と、親機と副機との間のみならず副機同志で通話が可能な相互式とがある。
【0003】
図12はこのような従来の親子式のインターホン装置を示すブロック図である。
【0004】
図12において、一つの親機901に対して複数の子機911,912…91nがそれぞれ個別の線路921,922…92nを介して接続される。線路921,922…92nは、音声と電源の2本の配線となっている。
【0005】
このような従来の親子式のインターホン装置では、個別の線路921,922…92nを介して親機901と複数の子機911,912…91nの間の通話が可能となるが、子機911,912…91n同志の通話が行えないという欠点がある。
【0006】
図13は従来の相互式のインターホン装置を示すブロック図である。
【0007】
図13において、符号950は電源,音声,伝送,共通の4本の配線より構成される共通線路であり、この共通線路950には、1つの親機951と複数の副機961,962…が共通に接続されている。親機951は、コンセント952から供給された商用交流電圧を整流して共通線路950の電源配線を介して副機961,962…に供給するようになっている。
このような従来の相互式のインターホン装置では、共通線路950を介して親機951と複数の副機961,962…との間の通話が可能となるとともに、副機961,962…同志の通話が可能となる。しかしながら、このような相互式のインターホン装置では、呼出しの際に親機及び複数の副機を識別するために、親機及び複数の副機の全てにデップスイッチを設けて親機及び複数の副機の自己アドレスを設定するようにしているが、デップスイッチが多数になるために、慣れないユーザーにとっては操作に時間がかかってしまう。このことに対応してロータリースイッチタイプを用いるものも開発されているが、これではコストがかかりすぎる。自己アドレスを設定するためのデップスイッチやロータリースイッチは、親機及び複数の副機の裏側に設けるので、親機や複数の副機を壁などに取り付け固定した場合には自己アドレスを変更できなくなるという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来の相互式のインターホン装置は、親機及び複数の副機を識別するために、親機及び複数の副機の全てにデップスイッチやロータリースイッチを設けて親機及び複数の副機の自己アドレスを設定するようにしているが、これでは操作が複雑化したりコストがかかりずぎたりして不都合であるとともに、親機や複数の副機を取り付け固定した場合には自己アドレスを変更できなくなるという問題がある。
【0009】
そこで本発明は前記の問題点を除去し、選局スイッチを選局以外の設定用に使用できるようにしたインターホン装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のインターホン装置は、共通配線に共通に接続された親機と複数の副機間で通話が可能なインターホン装置であって、前記親機及び複数の副機にそれぞれ設けられ、操作手順により通話相手の呼び出しアドレスの選択、および、会議通話モードか秘話通話モードかの自機の通話モードの選択を行う選局スイッチと、前記選局スイッチの操作手順により、呼出しアドレスを共通配線にそれぞれ送信する送信手段と、前記選局スイッチの操作手順により自機の選択された通話モードを切り換えて設定を行う通話モード設定手段と、前記親機に設けられ、前記複数の副機の各々の通話モード設定手段が設定したモードを記憶する記憶手段と、この記憶手段が記憶したモードに基づいて前記複数の副機の制御を行う制御手段と、を具備したことを特徴とする。
【0011】
【作用】
この様な構成によれば、選局スイッチの操作手順の違いによって、通話相手の選択と会議通話か秘話通話かの自機の通話モードが選択できる。すなわち、通話モード設定手段が、前記選局スイッチを操作することにより、自機の通話モードの設定を行うので、選局スイッチを選局以外のモードの設定用に使用できる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0013】
図1は本発明に係るインターホン装置の一実施例を示すブロック図である。
【0014】
図1において、符号10は、電源配線11,音声配線12,伝送配線13及び共通配線14の4本の配線より構成される共通線路であり、この共通線路10の電源配線11及び音声配線12は電源ユニット21の出力端子対に接続されている。電源ユニット21は、交流電源22からのAC100Vの交流電圧を整流し電源配線11及び音声配線12の間に12Vの直流電圧を発生させる。
【0015】
共通線路10の電源配線11,音声配線12,伝送配線13及び共通配線14は、複数の副機31,32…に接続されている。
【0016】
副機31,32…は、表側にハンドセット40と1番から5番までの選局スイッチ41,42…45が設けられ、内部に自己アドレスを記憶する不揮発性メモリ46が設けられている。副機31,32…は、選局スイッチ41,42…45の操作を行うことにより自己アドレスを設定して不揮発性メモリ46に記憶させることができる。
【0017】
図2は図1の副機31を更に詳細に示すブロック図である。
【0018】
副機31の入力端子51,52,53,54はそれぞれ電源配線11,音声配線12,伝送配線13及び共通配線14に接続されている。
【0019】
また入力端子51は、副機31の内部に設けられた電源回路61に接続されている。
【0020】
電源回路61は、電源配線11からの12Vの直流電圧を降圧して5Vの直流電圧を作成して不揮発性メモリ46,伝送インターフェイス62,制御回路63及び抵抗R1,R2…R5,R10の一端に供給する。
【0021】
入力端子52は、副機31の内部に設けられた相手フック検出回路64に接続されるとともにスイッチ65の一端に接続されている。スイッチ65の他端はアンプ66を介して切換えスイッチ67の第1の入力端子A1に接続されている。
【0022】
図1のハンドセット40に設けられたマイク68は、アンプ66を介してスイッチ65の他端に接続される。
【0023】
相手フック検出回路64は、音声配線12の電圧を検出することにより、通話相手となる副機のハンドセットがフックされているか否かを検出し、この検出結果を示す相手フック検出信号a1を作成して制御回路63に供給する。
【0024】
入力端子53は、副機31の内部に設けられた伝送インターフェイス62に接続されている。
【0025】
伝送インターフェイス62は、伝送線路13からの他の副機が指定する呼出しアドレスを示す伝送信号からデータ信号b1を作成して制御回路63に供給するとともに、制御回路からのデータ信号c1より呼出しアドレスを示す伝送信号を作成して出力端子53に導く。
【0026】
入力端子54は、副機31の基準電位点に接続されている。
【0027】
抵抗R1,R2,R3,R4,R5の他端は、それぞれ選局スイッチ41,42,43,44,45の一端に接続されるとともに、それぞれ制御回路63の第1乃至第5のスイッチ信号検出端子に接続されている。選局スイッチ41,42,43,44,45の他端は基準電位点に接続されている。
【0028】
制御回路63のリセット端子はダイオードD1,D2のアノードカソード路の直列接続を介して選局スイッチ45の他端に接続されている。ダイオードD1には、並列にリセットIC68が接続されている。リセットIC68は、スイッチ45のオン,オフを検出し、この検出結果に基づいてリセット信号を作成して制御回路63のリセット端子に導く。また、図示しないが、このようなダイオードD1,D2及びリセットIC68は、選局スイッチ41,42,43,44にも設けられている。コンデンサC1,C2と水晶振動子69は、基準信号発振器を構成しており、制御回路63に動作の基準となる基準信号を供給するようになっている。
【0029】
制御回路63は、第1乃至第5のスイッチ信号検出端子により選局スイッチ41,42,43,44,45のオン,オフを検出し、この検出結果に基づいて自己アドレスを設定し、自己アドレスデータ信号e1を不揮発性メモリ46に供給したり、通話相手の呼出しアドレスを設定し、この呼出しアドレスを示すデータ信号c1を作成して伝送インターフェイス62に供給する。
【0030】
不揮発性メモリ46は、制御回路63からの自己アドレスデータ信号e1が示す自己アドレスデータを1バイトのアドレスで記憶するとともに、制御回路63の読出し制御に基づいて記憶した自己アドレスデータを自己アドレスデータ信号f1として制御回路63に供給する。
【0031】
制御回路63は、伝送インターフェイス62からのデータ信号b1の示す読出しアドレスが不揮発性メモリ46からの自己アドレスデータ信号f1と一致した場合に呼び出し音声信号g1を作成してアンプ70を介して切換えスイッチ67の第2の入力端子A2に供給する。
【0032】
切換えスイッチ67のコモン端子Cは、図1のハンドセット40に設けられたスピーカ71に接続される。
【0033】
スイッチ47,65及び切換えスイッチ67はハンドセットのフック釦に連動しており、ハンドセットが本体にフックされた状態では、スイッチ47,65がオフされるとともに、切換えスイッチ67が第2の入力端子A2を選択してコモン端子Cに接続する。ハンドセットがフックされていない状態では、スイッチ47,65がオンされるとともに、切換えスイッチ67が第1の入力端子A1を選択してコモン端子Cに接続する。
【0034】
図3は図1の不揮発性メモリ46におけるアドレスメモリを示す説明図である。
【0035】
図3に示すように、不揮発性メモリ46におけるアドレスメモリ80は、4ビットの上位アドレスと4ビットの下位アドレスの計8ビットの記憶部81,82…88とから構成される。
【0036】
上位アドレスの記憶部81,82…84には、自己アドレスデータ信号e1が示す自己アドレスデータの2桁目を記憶し、下位アドレスの記憶部81,82…84には、自己アドレスデータ信号e1が示す自己アドレスデータの1桁目を記憶する。このため、自己アドレスデータが15番ならば、アドレスメモリ80には15h(hは16進を示す)のデータが記憶される。
【0037】
図4はこのような実施例の動作を示すフローチャートである。
【0038】
図4において、ステップS1は選局スイッチ41,42,43,44のうちどれか1つが押されたか否かを判定しており、選局スイッチ41,42,43,44のどれも押されていなかった場合には判定がノーとなって処理を終了し、選局スイッチ41,42,43,44のうちどれか1つが押されていた場合には判定がイエスとなってステップS2の処理に移行する。
【0039】
ステップS2は、選局スイッチ41,42,43,44のうち二つのスイッチが同時に押されたか否かを判定しており、二つのスイッチが同時に押された場合には判定がイエスとなってステップS3に移行し、二つの選局スイッチが同時に押されていなかった場合には判定がノーとなってステップS11に移行する。ステップS3は、1番と4番の選局スイッチ41,44が押されたか否かを判定しており、1番と4番の選局スイッチ41,44が押されていなかった場合には判定がノーとなって処理を終了し、1番と4番の選局スイッチ41,44が押されていた場合には判定がイエスとなって、ステップS4においてアドレス設定フラグをセットし、ステップS5で制御回路63のキーカウンタをクリヤして処理を終了する。ステップS2において、二つの選局スイッチが同時に押されていなかった場合には判定がノーとなってステップS11に移行する。
【0040】
ステップS11は、アドレス設定フラグがセットされたか否かを判定しており、アドレス設定フラグがセットされていない場合には、判定がノーとなって、ステップS21において、選局スイッチ41,42,43,44,45のオン,オフを検出し、通話相手の呼出しアドレスを設定し、この呼出しアドレスを示すデータ信号c1を作成して伝送インターフェイス62に供給して処理を終了する。
【0041】
ステップS12は、制御回路63のキーカウンタが0か否かを判定しており、キーカウンタが0の場合には、判定がイエスとなってステップS13においてオンされた選局スイッチの番号を記憶し、ステップS14においてキーカウンタのカウント値に1を加算し、処理を終了する。ステップS12において、キーカウンタが0でない場合には、判定がノーとなってステップS22においてオンされた選局スイッチの番号をアドレスの下位に記憶し、ステップS23においてキーカウンタをクリアし、ステップS24においてアドレス設定フラグをクリアして処理を終了する。
【0042】
このような処理による具体的動作を以下に説明する。
【0043】
自己アドレスを設定する場合には、まず1番と4番の選局スイッチ41,44を押すことによりステップS1→S2→S3→S4→S5の流れとなり、アドレス設定フラグがセットされ、キーカウンタがクリアされて、自己アドレス入力待ちの状態となる。この後、まず記憶させたい自己アドレスの2桁目の番号(例えば記憶させたい自己アドレスが15番の場合1番)の選局スイッチを押す。これにより、ステップS1→S2→S11→S12→S13→S14の流れとなり、押された選局スイッチの番号を不揮発性メモリ46の上位アドレスに記憶する。この後、記憶させたい自己アドレスの1桁目の番号(例えば記憶させたい自己アドレスが15番の場合5番)の選局スイッチを押す。これにより、ステップS1→S2→S11→S12→S22→S23→S24の流れとなり、押された選局スイッチの番号を不揮発性メモリ46の下位アドレスに記憶する。これにより不揮発性メモリ46には自己アドレスが記憶された状態となる。
【0044】
通話相手を呼び出す場合には、ハンドセットを本体から取り外す。これにより、スイッチ47,65がオンされるとともに、切換えスイッチ67が第1の入力端子A1を選択してコモン端子Cに接続する。
【0045】
次に、通話相手の呼出しアドレスデータを2桁目の番号の選局スイッチを押す。この状態ではアドレス設定フラグはセットされていないので、ステップS1→S2→S11→S21の流れとなり、制御回路63は押された選局スイッチの番号に基づきデータ信号c1を作成して伝送インターフェイス62に供給する。伝送インターフェイス62は、制御回路63からのデータ信号c1より伝送信号を作成して出力端子53から伝送線路13に導く。次に、通話相手の呼出しアドレスデータを1桁目の番号の選局スイッチを押す。これにより、ステップS1→S2→S11→S21の流れとなり、制御回路63は押された選局スイッチの番号にもとづきデータ信号c1を作成し、伝送インターフェイス62は、制御回路63からのデータ信号c1より伝送信号を作成して出力端子53から伝送線路13に導く。
【0046】
他の副機のハンドセットが取られた場合には、相手フック検出回路64は、他の副機のハンドセットがフックされていないことを検出し、この検出結果を示す相手フック検出信号a1を作成して制御回路63に供給する。これにより、制御回路63は、不揮発性メモリ46に記憶した自己アドレスデータを自己アドレスデータ信号f1として読出させる。そして、制御回路63は、伝送インターフェイス62からのからのデータ信号b1の示す読出しアドレスデータが不揮発性メモリ46からの自己アドレスデータ信号f1と一致した場合に呼び出し音声信号を作成してアンプ70、切換えスイッチ67を介してスピーカ71に供給する。これにより、スピーカ71から音声が出力される。この状態で副機31のハンドセットを本体から取り外す。これにより、スイッチ47,65がオンされるとともに、切換えスイッチ67が第1の入力端子A1を選択してコモン端子Cに接続する。これにより、マイク68とスピーカ71はアンプ66を介して音声配線12と接続され、他の副機との会話が可能となる。
【0047】
このような実施例によれば、選局スイッチ41,42…45を自己アドレスの設定用のスイッチと兼用することができるので、インターホン装置の製造コストの低減が可能になるとともに、自己アドレスの設定の操作性も向上する。
【0048】
図5は本発明に係るインターホン装置の他の実施例を示す副機のブロック図であり、図2に示した実施例と同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略している。
【0049】
図5において、本実施例で異なるのは、副機101の入力端子52とスイッチ65の間にリレースイッチ90を挿入し、このリレースイッチ90を制御回路93でオン・オフすることにより、秘密通話と会議通話との切換えを可能にしたことである。この場合の秘密通話と会議通話の切換え情報は、不揮発性メモリ46に記憶している。
【0050】
図6はこのような実施例の秘話設定時の動作を示すフローチャートである。
【0051】
図6において、ステップS31は、選局スイッチ41,42,43,44のうち二つのスイッチが同時に押されたか否かを判定しており、二つの選局スイッチが同時に押されていなかった場合には判定がノーとなってステップS32で呼出し処理を行ってから処理を終了し、二つのスイッチが同時に押された場合には判定がイエスとなってステップS33に移行する。
【0052】
ステップS33は、1番と3番の選局スイッチ41,43が押されたか否かを判定しており、1番と3番の選局スイッチ41,43が押されていた場合には判定がイエスとなってステップS34で副機101の秘話フラグをセットして処理を終了し、1番と3番の選局スイッチ41,43が押されていなかった場合には判定がノーとなってステップS35の処理に移行する。
【0053】
ステップS35は、2番と4番の選局スイッチ42,44が押されたか否かを判定しており、2番と4番の選局スイッチ42,44が押されていた場合には判定がイエスとなってステップS36で副機101の秘話フラグをリセットして処理を終了し、2番と4番の選局スイッチ42,44が押されていなかった場合には判定がノーとなって処理を終了する。
【0054】
このような実施例によれば、選局スイッチ41,42…45を秘話通話と会議通話の切換え用スイッチと兼用することができる。
【0055】
秘話通話を行う全ての副機の秘話フラグがセットされた場合には、呼出しを行った及び呼び出された副機以外ではリレースイッチ90により通話不能状態となる。
【0056】
全ての副機の秘話フラグがリセットされた場合には、全ての副機は通話状態となる。
【0057】
図7は図6の実施例の第1の変形例を示すフローチャートであり、選局スイッチの操作を行う側の副機の動作を示している。また、この変形例では、説明に図5の回路図を流用する。
【0058】
図7において、ステップS41は、選局スイッチ41,42,43,44のうち二つのスイッチが同時に押されたか否かを判定しており、二つの選局スイッチが同時に押されていなかった場合には判定がノーとなってステップS42で呼出し処理を行ってから処理を終了し、二つのスイッチが同時に押された場合には判定がイエスとなってステップS43に移行する。
【0059】
ステップS43は、1番と3番の選局スイッチ41,43が押されたか否かを判定しており、1番と3番の選局スイッチ41,43が押されていた場合には判定がイエスとなってステップS44で本副機101の秘話フラグをセットするとともに伝送インターフェイスを介して他の副機に秘話フラグをセットするための秘話フラグセット信号を伝送線路13に導いて処理を終了し、1番と3番の選局スイッチ41,43が押されていなかった場合には判定がノーとなってステップS45の処理に移行する。
【0060】
ステップS45は、2番と4番の選局スイッチ42,44が押されたか否かを判定しており、2番と4番の選局スイッチ42,44が押されていた場合には判定がイエスとなってステップS46で本副機の秘話フラグをリセットするとともに伝送インターフェイスを介して他の副機の秘話フラグをリセットするための秘話フラグリセット信号を伝送線路13に導いて処理を終了し、2番と4番の選局スイッチ42,44が押されていなかった場合には判定がノーとなってそのまま処理を終了する。
【0061】
図8は図7の変形例の選局スイッチの操作を行わない側の副機における動作を示すフローチャートである。
【0062】
図8において、まずステップS51では、伝送インターフェイス62が伝送線路13からの信号の受信を行い、データ信号b1を作成して制御回路93に供給する。次に、ステップS52において制御回路がデータ信号b1を検出することにより、伝送線路13からの信号が自局呼出し信号か否かを検出し、自局呼出し信号の場合はステップS55においてスピーカ71から呼出音を出力させ、ハンドセットがとりはずされてフックアップするまでは、ステップS56の動作を繰り返し、フックアップしてからステップS57においてリレースイッチ90をオンして処理を終了する。
【0063】
ステップS52において制御回路が自局呼出し信号でなかったことを検出した場合には、ステップS53で他局呼出し信号か否かを検出し、他局呼出し信号の場合はステップS58において自機に秘話フラグがセットされているか否かを判定し、秘話フラグがセットされていない場合はステップS57に移行し、秘話フラグがセットされている場合はステップS59に移行しリレースイッチ90をオフして処理を終了する。
【0064】
ステップS53で他局呼出し信号でないことを判定した場合には、ステップS54で秘話フラグセット信号か否かを判定し、秘話フラグセット信号の場合にはステップS60において秘話フラグをセットして処理を終了し、秘話フラグセット信号でない場合にはステップS61の判定に移行する。
【0065】
ステップS61は、伝送線路13からの信号が秘話フラグリセット信号か否かを検出しており、秘話フラグリセット信号でなかった場合にはそのまま処理を終了し、秘話フラグリセット信号だった場合にはステップS62において秘話フラグをリセットして処理を終了する。
【0066】
このような図7及び図8の変形例によれば、秘話通話と会議通話をユーザーが選択できるので、業務用として非常に便利なものとなるとともに、選局スイッチを秘話通話と会議通話の設定の両方に兼用しているので、製造コストの増大を抑制できる。一台の副機の操作で残りの副機の秘話通話と会議通話の設定を行えるので、設定作業が容易であるという効果もある。
【0067】
図9は図6の実施例の第2の変形例を示すフローチャートであり、選局スイッチの操作を行う側の副機の動作を示している。また、この変形例では、説明に図5の回路図を流用する。
【0068】
図9は図5の実施例の第2の変形例の呼出を行う副機における動作を示すフローチャートであり、図5の実施例の回路図も流用して説明する。
【0069】
この場合の実施例では、1番と5番の選局スイッチ41,45を押すことにより、秘話呼出しモードに切換え、秘話呼出しモードの場合には、選局スイッチで設定した呼出しアドレスの11h,12h…55hに80hを加えて送信することにより、他の副機に秘話通話と会議通話の設定を行わせている。
【0070】
図9において、ステップS71は選局スイッチ41,42,43,44のうちどれか1つが押されたか否かを判定しており、選局スイッチ41,42,43,44のどれも押されていなかった場合には判定がノーとなって処理を終了し、選局スイッチ41,42,43,44のうちどれか1つが押されていた場合には判定がイエスとなってステップS72の処理に移行する。
【0071】
ステップS72は、選局スイッチ41,42,43,44のうち二つのスイッチが同時に押されたか否かを判定しており、二つのスイッチが同時に押された場合には判定がイエスとなってステップS73に移行し、二つの選局スイッチが同時に押されていなかった場合には判定がノーとなってステップS80に移行する。ステップS73は、1番と5番の選局スイッチ41,45が押されたか否かを判定しており、1番と5番の選局スイッチ41,45が押されていなかった場合には判定がノーとなって処理を終了し、1番と5番の選局スイッチ41,45が押されていた場合には判定がイエスとなって、ステップS74において秘話呼出しフラグをセットし、ステップS75で制御回路93のキーカウンタをクリヤして処理を終了する。ステップS72において、二つの選局スイッチが同時に押されていなかった場合には判定がノーとなってステップS80に移行する。
【0072】
ステップS80は、秘話呼出しフラグがセットされたか否かを判定しており、秘話呼出しフラグがセットされていた場合には、判定がイエスとなって、ステップS81に移行し、秘話呼出しフラグがセットされていない場合には、判定がノーとなって、ステップS91に移行する。
【0073】
ステップS81は、制御回路93のキーカウンタが0か否かを判定しており、キーカウンタが0の場合には、判定がイエスとなってステップS82においてオンされた選局スイッチの番号を秘話呼出し上位アドレスとして設定し、ステップS83においてキーカウンタのカウント値に1を加算し、処理を終了する。ステップS81において、キーカウンタが0でない場合には、判定がノーとなってステップS84においてオンされた選局スイッチの番号を秘話呼出し下位アドレスとして設定し、ステップS85においてキーカウンタをクリアし、ステップS86において伝送インターフェイス62に秘話呼出信号を出力させ、ステップS87において秘話呼出フラグをリセットして処理を終了する。
【0074】
ステップS91は、制御回路93のキーカウンタが0か否かを判定しており、キーカウンタが0の場合には、判定がイエスとなってステップS92においてオンされた選局スイッチの番号を呼出し上位アドレスとして設定し、ステップS93においてキーカウンタのカウント値に1を加算し処理を終了する。ステップS91において、キーカウンタが0でない場合には、判定がノーとなってステップS94においてオンされた選局スイッチの番号を呼出し下位アドレスとして設定し、ステップS95においてキーカウンタをクリアし、ステップS96において伝送インターフェイスに呼出信号を出力させて処理を終了する。
【0075】
図10は図9の変形例の選局スイッチの操作を行わない側の副機における動作を示すフローチャートである。
【0076】
図10において、まずステップS101では、制御回路がデータ信号b1を検出することにより、呼出し信号を受信したか否かを検出し、呼出し信号を受信しなかった場合には処理を終了し、呼出し信号を受信した場合にはステップS102の処理に移行する。
【0077】
ステップS102では、呼出し信号による呼出しアドレスの最上位ビットにマスクを行う。この後、ステップS103において、制御回路が自局宛ての呼出し信号か判定を行う。
【0078】
ステップS103において制御回路93が自局呼出し信号であることを検出した場合には、ステップS104においてスピーカ71から呼出音を出力させ、ハンドセットがとりはずされてフックアップするまでは、ステップS105の動作を繰り返し、フックアップしてからステップS106においてリレースイッチ90をオンして処理を終了する。
【0079】
ステップS103において制御回路93が自局呼出し信号でないと検出した場合には、ステップS107において制御回路が呼出しアドレスの最上位ビットが1となるか否かを判定する。
【0080】
ステップS107において制御回路93が呼出しアドレスの最上位ビットが1となることを検出した場合にはステップS108においてリレースイッチをオフし、ステップS107において制御回路が呼出しアドレスの最上位ビットが1とならない場合にはステップS109においてリレースイッチをオンする。
【0081】
このような実施例によれば、全ての副機の秘話通話と会議通話との選択を呼出しを行う副機で選択できるので、図8の実施例よりも便利なものとなる。
【0082】
図11は本発明に係るインターホン装置のもう一つの他の実施例を示すブロック図であり、図1の実施例と同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略している。
【0083】
図11において、副機231,232…は、選局スイッチ41,42…45の操作を行うことにより会議通話と親子通話とのうち一方を選択し、この選択を示すデータを不揮発性メモリ246に記憶させることができる。
【0084】
この場合の設定方法としては、例えば、3番と4番のスイッチ選局スイッチ43,44を同時に押せば会議通話となり、3番と5番のスイッチ選局スイッチ43,45を同時に押せば親子通話となるようにしている。
【0085】
このような実施例によれば、会議通話と親子通話の選択を選局スイッチで設定できるので非常に便利なものとなる。
【0086】
尚、図9の実施例では、選局スイッチで設定した呼出しアドレスに80hを加えて送信することにより、他の副機に秘話通話と会議通話の設定を行わせているが、呼出しアドレスの送信と同時ならば、80h以外のデータを用いるように構成してもよい。また、図1乃至図11に示した実施例では選局スイッチで設定したデータを記憶する手段で不揮発メモリを用いたが、通常のメモリを用いてもよい。
【0087】
【発明の効果】
以上述べた様にこの発明によれば、選局スイッチを選局以外のモードの設定用に使用できるので、インターホン装置の製造コストの低減が可能になるとともに、選局以外の設定の操作性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るインターホン装置の一実施例を示すブロック図。
【図2】 図1の副機を更に詳細に示すブロック図。
【図3】 図1の不揮発性メモリにおけるアドレスメモリを示す説明図。
【図4】 図1の実施例の動作を説明する回路図。
【図5】 インターホン装置の他の実施例を示す副機のブロック図。
【図6】 図5の実施例の秘話設定時の動作を示すフローチャート。
【図7】 図6の実施例の第1の変形例の選局スイッチの操作を行う側の副機の動作を示すフローチャート。
【図8】 図8は図7の変形例の選局スイッチの操作を行わない側の副機における動作を示すフローチャート。
【図9】 図6の実施例の第2の変形例の選局スイッチの操作を行う側の副機の動作を示すフローチャート。
【図10】 図9の変形例の選局スイッチの操作を行わない側の副機における動作を示すフローチャート。
【図11】 本発明に係るインターホン装置のもう一つの他の実施例を示すブロック図。
【図12】 従来の親子式のインターホン装置を示すブロック図。
【図13】 従来の相互式のインターホン装置を示すブロック図。
【符号の説明】
10 共通線路
11 電源配線
12 音声配線
13 伝送配線
14 共通配線
31,32 副機
41,42…45 選局スイッチ
46 不揮発性メモリ[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an interphone device in which a plurality of sub-devices are connected to a common communication path to perform a call between the sub-devices, and more particularly to an interphone device that can effectively use a channel selection switch.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in an interphone device, there are a parent-child interphone device capable of making a call only between a parent device and a child device, and a mutual method capable of making a call not only between a parent device and a sub device but also between sub devices. .
[0003]
FIG. 12 is a block diagram showing such a conventional parent-child intercom apparatus.
[0004]
In FIG. 12, a plurality of
[0005]
In such a conventional parent-child intercom apparatus, a call can be made between the
[0006]
FIG. 13 is a block diagram showing a conventional intercom apparatus.
[0007]
In FIG. 13,
In such a conventional intercom device, a plurality of
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In order to identify the master unit and the plurality of sub-devices, the conventional mutual intercom apparatus described above is provided with a dip switch and a rotary switch for all of the master unit and the plurality of sub-devices, and the master unit and the plurality of sub-devices. Although the self-address is set, this is inconvenient because it complicates the operation and does not cost much, and the self-address can be changed when a base unit or multiple sub-units are attached and fixed. There is a problem of disappearing.
[0009]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, it is an object of the present invention to provide an intercom apparatus that eliminates the above-described problems and enables a channel selection switch to be used for settings other than channel selection.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The interphone device of the present invention is an interphone device capable of making a call between a base unit commonly connected to a common wiring and a plurality of sub units, and is provided in each of the base unit and the plurality of sub units, according to an operation procedure. Selection of the call address of the other party and whether it is conference call mode or secret call mode The machine A channel selection switch for selecting a speech mode, a transmission means for transmitting a call address to the common wiring by the operation procedure of the channel selection switch, and an operation procedure for the channel selection switch, respectively. Select your aircraft Call mode setting means for switching the selected call mode for setting, storage means provided in the master unit for storing the mode set by the call mode setting means for each of the plurality of sub machines, and the storage means And a control means for controlling the plurality of sub-machines based on the mode stored in the apparatus.
[0011]
[Action]
According to such a configuration, depending on the operation procedure of the channel selection switch, the selection of the other party and whether it is a conference call or a secret call The machine Talk mode can be selected. That is, when the call mode setting means operates the channel selection switch, Through your machine Since the talk mode is set, the channel selection switch can be used for setting modes other than channel selection.
[0012]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0013]
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of an intercom apparatus according to the present invention.
[0014]
In FIG. 1,
[0015]
The
[0016]
.. Are provided with a handset 40 and
[0017]
FIG. 2 is a block diagram showing the
[0018]
[0019]
The input terminal 51 is connected to a
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
A
[0023]
The counterpart
[0024]
The input terminal 53 is connected to a
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
The other ends of the resistors R1, R2, R3, R4, and R5 are connected to one ends of channel selection switches 41, 42, 43, 44, and 45, respectively, and first to fifth switch signal detections of the control circuit 63, respectively. Connected to the terminal. The other ends of the channel selection switches 41, 42, 43, 44, 45 are connected to a reference potential point.
[0028]
The reset terminal of the control circuit 63 is connected to the other end of the
[0029]
The control circuit 63 detects on / off of the channel selection switches 41, 42, 43, 44, 45 by the first to fifth switch signal detection terminals, sets a self address based on the detection result, and sets the self address. The data signal e1 is supplied to the
[0030]
The
[0031]
When the read address indicated by the data signal b1 from the
[0032]
A common terminal C of the
[0033]
The
[0034]
FIG. 3 is an explanatory diagram showing an address memory in the
[0035]
As shown in FIG. 3, the
[0036]
The upper
[0037]
FIG. 4 is a flowchart showing the operation of such an embodiment.
[0038]
In FIG. 4, step S1 determines whether any one of the channel selection switches 41, 42, 43, 44 has been pressed, and any of the channel selection switches 41, 42, 43, 44 has been pressed. If not, the determination is no and the process is terminated. If any one of the channel selection switches 41, 42, 43, and 44 is pressed, the determination is yes and the process of step S2 is performed. Transition.
[0039]
Step S2 determines whether or not two of the channel selection switches 41, 42, 43, and 44 are pressed at the same time. If two switches are pressed at the same time, the determination becomes yes and step S2 is performed. The process proceeds to S3, and if the two channel selection switches are not pressed at the same time, the determination is no and the process proceeds to step S11. In step S3, it is determined whether or not the first and fourth channel selection switches 41 and 44 have been pressed, and determination is made if the first and fourth channel selection switches 41 and 44 have not been pressed. No, the process ends, and if the first and fourth channel selection switches 41 and 44 are pressed, the determination is yes, the address setting flag is set in step S4, and in step S5 The key counter of the control circuit 63 is cleared and the process is terminated. In step S2, if the two channel selection switches are not pressed at the same time, the determination is no and the process proceeds to step S11.
[0040]
Step S11 determines whether or not the address setting flag is set. If the address setting flag is not set, the determination is no and the channel selection switches 41, 42, and 43 are determined in step S21. , 44, 45 are detected, a call address of the other party is set, a data signal c1 indicating the call address is generated and supplied to the
[0041]
In step S12, it is determined whether or not the key counter of the control circuit 63 is 0. If the key counter is 0, the determination is yes and the number of the channel selection switch turned on in step S13 is stored. In step S14, 1 is added to the count value of the key counter, and the process ends. If the key counter is not 0 in step S12, the determination is no and the channel switch number turned on in step S22 is stored in the lower order of the address, the key counter is cleared in step S23, and in step S24. The address setting flag is cleared and the process ends.
[0042]
A specific operation by such processing will be described below.
[0043]
When setting the self address, first, the channel selection switches 41 and 44 of No. 1 and No. 4 are pressed, and the flow goes to Steps S1, S2, S3, S4, S5, the address setting flag is set, and the key counter is set. Cleared and waits for input of self address. Thereafter, the channel selection switch of the second digit of the self address to be stored (for example, the first address when the self address to be stored is 15) is pressed. As a result, steps
[0044]
Remove the handset from the phone to call the other party. Thereby, the
[0045]
Next, the channel selection switch of the second digit number is pressed for the calling address data of the other party. In this state, since the address setting flag is not set, the flow goes to steps S 1 →
[0046]
When a handset of another sub-device is taken, the partner
[0047]
According to such an embodiment, the channel selection switches 41, 42,... 45 can also be used as switches for setting the self address, so that the manufacturing cost of the intercom device can be reduced and the setting of the self address is possible. The operability is improved.
[0048]
FIG. 5 is a block diagram of a sub-machine showing another embodiment of the intercom apparatus according to the present invention. The same components as those in the embodiment shown in FIG.
[0049]
In FIG. 5, the difference between the present embodiment is that a secret call is made by inserting a
[0050]
FIG. 6 is a flowchart showing the operation at the time of setting the secret story of such an embodiment.
[0051]
In FIG. 6, step S31 determines whether or not two of the channel selection switches 41, 42, 43, and 44 have been pressed at the same time, and when the two channel selection switches have not been pressed at the same time. If the determination is no and the calling process is performed in step S32, the process ends. If two switches are pressed simultaneously, the determination is yes and the process proceeds to step S33.
[0052]
In step S33, it is determined whether or not the first and third channel selection switches 41 and 43 are pressed. If the first and third channel selection switches 41 and 43 are pressed, the determination is made. In step S34, the secret flag of the sub-device 101 is set and the process is terminated. If the first and third channel selection switches 41 and 43 are not pressed, the determination is no and step The process proceeds to S35.
[0053]
In step S35, it is determined whether or not the second and fourth channel selection switches 42 and 44 have been pressed. If the second and fourth channel selection switches 42 and 44 have been pressed, the determination is made. In step S36, the secret flag of the sub-device 101 is reset and the process is terminated. If the second and fourth channel selection switches 42 and 44 are not pressed, the determination is no and the process is completed. Exit.
[0054]
According to such an embodiment, the channel selection switches 41, 42,... 45 can be used also as switches for switching between a secret call and a conference call.
[0055]
All secret calls If the secret flag of all the secondary aircraft is set, A
[0056]
When the secret story flags of all the sub-devices are reset, all the sub-devices are in a call state.
[0057]
FIG. 7 is a flowchart showing a first modification of the embodiment of FIG. 6, and shows the operation of the sub-device on the side that operates the channel selection switch. In this modification, the circuit diagram of FIG. 5 is used for the description.
[0058]
In FIG. 7, step S41 determines whether or not two of the channel selection switches 41, 42, 43, and 44 have been pressed at the same time, and when the two channel selection switches have not been pressed at the same time. If the determination is no and the calling process is performed in step S42, the process is terminated. If two switches are pressed simultaneously, the determination is yes and the process proceeds to step S43.
[0059]
In step S43, it is determined whether or not the first and third channel selection switches 41 and 43 have been pressed. If the first and third channel selection switches 41 and 43 have been pressed, the determination is made. In step S44, the secret flag of the sub-device 101 is set and the secret flag set signal for setting the secret flag to another sub-device is guided to the
[0060]
Step S45 is the second and fourth
[0061]
FIG. 8 is a flowchart showing the operation of the auxiliary device on the side that does not operate the channel selection switch of the modification of FIG.
[0062]
In FIG. 8, first, in step S <b> 51, the
[0063]
If it is detected in step S52 that the control circuit is not a local station call signal, it is detected in step S53 whether or not it is a local station call signal. Is set, and if the secret flag is not set, the process proceeds to step S57, and if the secret flag is set, the process proceeds to step S59. relay The
[0064]
If it is determined in step S53 that it is not a call signal for another station, the secret is returned in step S54. Story flag Whether the signal is Story flag In the case of a chat signal, the secret flag is set in step S60 and the process is terminated. Story flag If it is not a dot signal, the process proceeds to step S61.
[0065]
In step S61, the signal from the
[0066]
According to the modified examples of FIGS. 7 and 8, since the user can select the secret call and the conference call, it is very convenient for business use, and the channel selection switch is set for the secret call and the conference call. Therefore, the increase in manufacturing cost can be suppressed. Since the secret call and conference call of the remaining sub-devices can be set by operating one sub-device, there is also an effect that the setting work is easy.
[0067]
FIG. 9 is a flowchart showing a second modification of the embodiment of FIG. 6, and shows the operation of the sub-device on the side that operates the channel selection switch. In this modification, the circuit diagram of FIG. 5 is used for the description.
[0068]
FIG. 9 is a flowchart showing the operation of the sub-device that performs a call according to the second modification of the embodiment of FIG. 5, and the circuit diagram of the embodiment of FIG.
[0069]
In this embodiment, pressing the first and fifth channel selection switches 41 and 45 switches to the secret call mode. In the secret call mode, the call addresses 11h and 12h set by the channel switch are selected. ... By adding 80h to 55h and transmitting, other sub-devices are set for a secret call and a conference call.
[0070]
In FIG. 9, step S71 determines whether any one of the channel selection switches 41, 42, 43, 44 has been pressed, and any of the channel selection switches 41, 42, 43, 44 has been pressed. If not, the determination is no and the process is terminated. If any one of the channel selection switches 41, 42, 43, and 44 is pressed, the determination is yes and the process of step S72 is performed. Transition.
[0071]
In step S72, it is determined whether or not two of the channel selection switches 41, 42, 43, and 44 are pressed at the same time. If two switches are pressed at the same time, the determination becomes yes and step S72 is performed. The process proceeds to S73, and when the two channel selection switches are not pressed at the same time, the determination is no and the process proceeds to Step S80. In step S73, it is determined whether or not the first and fifth channel selection switches 41 and 45 have been pressed. If the first and fifth channel selection switches 41 and 45 have not been pressed, the determination is made. No, the process ends, and if the 1st and 5th channel selection switches 41 and 45 are pressed, the determination is yes, the secret call flag is set in step S74, and in step S75. The key counter of the
[0072]
In step S80, it is determined whether or not the secret call flag is set. If the secret call flag is set, the determination is yes, the process proceeds to step S81, and the secret call flag is set. If not, the determination is no and the process moves to step S91.
[0073]
In step S81, it is determined whether or not the key counter of the
[0074]
In step S91, it is determined whether or not the key counter of the
[0075]
FIG. 10 is a flowchart showing the operation of the auxiliary device on the side that does not operate the channel selection switch of the modification of FIG.
[0076]
In FIG. 10, first, in step S101, the control circuit detects whether or not the call signal is received by detecting the data signal b1, and if the call signal is not received, the process is terminated. Is received, the process proceeds to step S102.
[0077]
In step S102, the most significant bit of the call address by the call signal is masked. Thereafter, in step S103, the control circuit determines whether the call signal is addressed to the own station.
[0078]
If the
[0079]
When the
[0080]
If the
[0081]
According to such an embodiment, since it is possible to select the secret call and conference call of all the sub-devices by the sub-device that performs the call, it is more convenient than the embodiment of FIG.
[0082]
FIG. 11 is a block diagram showing another embodiment of the intercom apparatus according to the present invention. The same components as those in the embodiment of FIG.
[0083]
11, the sub-units 231, 232... Select one of the conference call and the parent-child call by operating the channel selection switches 41, 42... 45, and data indicating this selection is stored in the
[0084]
As a setting method in this case, for example, if the third and fourth switch channel selection switches 43 and 44 are pressed simultaneously, a conference call is made, and if the third and fifth switch channel selection switches 43 and 45 are simultaneously pressed, a parent-child call is performed. It is trying to become.
[0085]
According to such an embodiment, since the selection of the conference call and the parent-child call can be set by the channel selection switch, it becomes very convenient.
[0086]
In the embodiment shown in FIG. 9, the secret address and conference call are set for the other sub-device by adding 80h to the call address set by the channel selection switch and transmitting it. May be configured to use data other than 80h. In the embodiment shown in FIGS. 1 to 11, the nonvolatile memory is used as means for storing the data set by the channel selection switch, but a normal memory may be used.
[0087]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the channel selection switch can be used for setting modes other than channel selection, it is possible to reduce the manufacturing cost of the intercom device and also the operability of settings other than channel selection. improves.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of an intercom apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing the sub-machine of FIG. 1 in more detail.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing an address memory in the nonvolatile memory of FIG. 1;
4 is a circuit diagram for explaining the operation of the embodiment of FIG. 1;
FIG. 5 is a block diagram of an auxiliary device showing another embodiment of the intercom apparatus.
6 is a flowchart showing an operation at the time of secret story setting in the embodiment of FIG. 5;
FIG. 7 is a flowchart showing the operation of the auxiliary device on the side performing the operation of the channel selection switch of the first modification of the embodiment of FIG. 6;
FIG. 8 is a flowchart showing the operation of the auxiliary device on the side that does not operate the channel selection switch of the modification of FIG. 7;
FIG. 9 is a flowchart showing the operation of the auxiliary device on the side performing the operation of the channel selection switch of the second modification of the embodiment of FIG. 6;
FIG. 10 is a flowchart showing the operation of the auxiliary device on the side that does not operate the channel selection switch according to the modification of FIG. 9;
FIG. 11 is a block diagram showing another embodiment of the intercom apparatus according to the present invention.
FIG. 12 is a block diagram showing a conventional parent-child intercom apparatus.
FIG. 13 is a block diagram showing a conventional intercom device.
[Explanation of symbols]
10 Common line
11 Power supply wiring
12 Audio wiring
13 Transmission wiring
14 Common wiring
31, 32 Secondary machine
41, 42 ... 45 Tuning switch
46 Nonvolatile memory
Claims (4)
前記親機及び複数の副機にそれぞれ設けられ、操作手順により通話相手の呼び出しアドレスの選択、および、会議通話モードか秘話通話モードかの自機の通話モードの選択を行う選局スイッチと、
前記選局スイッチの操作手順により、呼出しアドレスを共通配線にそれぞれ送信する送信手段と、
前記選局スイッチの操作手順により自機の選択された通話モードを切り換えて設定を行う通話モード設定手段と、
前記親機に設けられ、前記複数の副機の各々の通話モード設定手段が設定したモードを記憶する記憶手段と、
この記憶手段が記憶したモードに基づいて前記複数の副機の制御を行う制御手段と、を具備したことを特徴とするインターホン装置。An intercom device capable of calling between a master unit and a plurality of sub-units commonly connected to a common wiring,
Respectively provided on the base unit and a plurality of sub-machine, select the call address of the call by the operation procedure opponent, and a channel selection switch for selecting a passing story mode for the conference call mode or privacy call mode or of its own,
Transmission means for transmitting a call address to the common wiring according to the operation procedure of the channel selection switch,
A communication mode setting means for setting and switching the selected been calling mode of its own Ri by the operation procedure of the channel selection switch,
A storage unit that is provided in the base unit and stores a mode set by a call mode setting unit of each of the plurality of sub units;
An intercom apparatus comprising: control means for controlling the plurality of sub-devices based on a mode stored in the storage means.
複数の副機にそれぞれ設けられ、操作手順により通話相手の呼び出しアドレスの選択、および、会議通話モードか秘話通話モードかの自機の通話モードの選択を行う選局スイッチと、
前記複数の副機にそれぞれ設けられ、選局スイッチの操作により秘話通話モードが選択されたときには、選択した通話相手の呼出しアドレスに一定値を加えて秘話呼出信号として共通配線を介して自機以外の全ての副機に送信する送信手段と、
前記複数の副機にそれぞれ設けられ、自己アドレスを記憶する記憶手段と、
前記複数の副機にそれぞれ設けられ、前記記憶手段が記憶した自己アドレスと前記共通配線を介して送られてきた秘話呼出信号から前記一定値を減じて得られる呼出しアドレスが一致した場合には呼出し音を出力する音声出力手段と、
前記複数の副機にそれぞれ設けられ、前記秘話呼出信号を受信している状態で、前記自己アドレスと前記呼出しアドレスが一致した場合には、前記呼出し音出力後、通話可能状態に自己の副機を設定し、前記自己アドレスと前記呼出しアドレスが一致しなかった場合には通話不能状態に自己の副機を設定する設定手段と、を具備したことを特徴とするインターホン装置。An intercom device capable of calling between a plurality of sub-machines connected in common to a common wiring,
Respectively provided in a plurality of sub-machine, select the call address of the call by the operation procedure opponent, and a channel selection switch for selecting a passing story mode for the conference call mode or privacy call mode or of its own,
Wherein the plurality of respectively provided auxiliary machine, when a privacy call mode by operating the channel selection switch is selected, the own apparatus via the common wiring as privacy call signal by adding a constant value to the call address of the other party selected and transmitting means for sending to all sub-machine other than,
A storage unit that is provided in each of the plurality of sub-devices and stores a self-address;
Respectively provided on the plurality of sub-machine, when said storage means invocation address from privacy call signal sent through the common line and self-address stored obtained by subtracting the predetermined value coincide with each other Voice output means for outputting a ringing tone;
Respectively provided on the plurality of sub-machine, the state receiving the privacy call signal, when said self-address and the calling address matches after the ring tone output, the self to passing talk state set the secondary machine, the self interphone device characterized by comprising setting means for setting its own sub-machine to call disable state, the if himself address and said call address does not match.
複数の副機にそれぞれ設けられ、操作手順により通話相手の呼び出しアドレスの選択、および、会議通話モードか秘話通話モードかの自機の通話モードの選択を行う選局スイッチと、
前記複数の副機にそれぞれ設けられ、選局スイッチの操作により秘話通話モードが選択されたときには、選択した通話相手の呼出しアドレスに一定値を加えて秘話呼出信号として共通配線を介して自機以外の全ての副機に送信する送信手段と、
前記複数の副機にそれぞれ設けられ、自己アドレスをそれぞれ記憶する記憶手段と、
前記複数の副機にそれぞれ設けられ、前記秘話呼出信号を受信している状態で、前記自己アドレスと前記共通配線を介して送られてきた秘話呼出信号から前記一定値を減じて得られる呼出しアドレスが一致した場合には通話可能状態に自己の副機を設定する設定手段と、を具備したことを特徴とするインターホン装置。An intercom device capable of calling between a plurality of sub-machines connected in common to a common wiring,
Respectively provided in a plurality of sub-machine, select the call address of the call by the operation procedure opponent, and a channel selection switch for selecting a passing story mode for the conference call mode or privacy call mode or of its own,
Wherein the plurality of respectively provided auxiliary machine, when a privacy call mode by operating the channel selection switch is selected, the own apparatus via the common wiring as privacy call signal by adding a constant value to the call address of the other party selected and transmitting means for sending to all sub-machine other than,
A storage unit that is provided in each of the plurality of sub-devices and stores a self-address;
Respectively provided on the plurality of sub-machine, in a state in which receiving the privacy call signal, obtained by subtracting the predetermined value from the confidential call signal sent through the common wiring and the self address call An intercom apparatus, comprising: setting means for setting the sub-device in a call-ready state when the outgoing addresses match.
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1993
- 1993-07-30 JP JP19057293A patent/JP3684581B2/en not_active Expired - Fee Related
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