JP3684466B2 - Adsorbent module - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二酸化窒素(NO2 )吸着剤の除去装置に関するものであり、より詳しくは、道路トンネルや閉鎖空間等からの換気ガス中に含まれる低濃度の窒素酸化物(NOx)、すなわち一酸化窒素(NO)および二酸化窒素(NO2 )を含む被処理ガスから環境基準値が設定されている有害物質NO2 を吸着剤により除去する除去装置において、除去装置に充填される吸着剤モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
道路トンネルや地下閉鎖空間等から出る換気ガス中に含まれる低濃度の窒素酸化物、特にNO2 の除去方法として、本発明者らは先に二酸化窒素吸着剤により吸着除去する方法を提案した(特願平9−16334、特願平9−214764、特願平9−214768、特願平9−238768および特願平9−246270)。
【0003】
また、特願平10−130198「二酸化窒素吸着剤の再生方法」においては、二酸化窒素吸着剤をモジュール化し、この吸着剤モジュールを吸着除去装置に充填し、所定時間吸着運転を行った後、吸着剤をモジュールごと吸着除去装置より抜き出し再生工場に運んで吸着剤を再生し、再生吸着剤モジュールを再び吸着除去装置に充填し、繰り返して使用することを提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
通常、少量の吸着剤を吸着器(反応器)に充填する場合には、以下に示すように比較的簡単な操作で充填ができる。
【0005】
▲1▼吸着剤ハニカム(21)を所定寸法に切り出し、これを吸着器(22)にその入口部より挿入する(図1参照)。
【0006】
▲2▼所定寸法に切り出した吸着剤ハニカム(21)を縦横に数個まとめたものを、吸着器にその蓋(23)を開けて挿入する。この時、吸着剤ハニカムと吸着器の隙間に必要に応じてシート状、紐状などのシール材(24)を挿入してガスの吹き抜けを防止する(図2参照)。
【0007】
処理するガス量が多大であって、処理ガスの通過断面に複数個の吸着剤モジュールを充填する場合には、吸着剤モジュール同士の間および吸着剤モジュールと吸着器との間等の隙間を処理ガスが吹き抜けないよう、何らかの方法でシールする必要がある。
【0008】
吸着剤をモジュール化した吸着剤モジュールを吸着器に充填するためには、吸着剤モジュール自体が完全にシールされていなければならない。すなわち、モジュール化された吸着剤同士および吸着剤とモジュール外枠との間の隙間よりガスの吹き抜けが起こらないようにシールをしておく必要がある。
【0009】
なお、ここで言うガスの吹き抜けとは、隙間を通過するガスが吸着剤と触れず、全く二酸化窒素(NO2 )が吸着除去されずに吹き抜けることを言う。
【0010】
ハニカム吸着剤の場合、ハニカムの目の中(チャンネル内)を処理ガスが通過する。この時、通過中に処理ガス中の被吸着物質(例:NO2 )は吸着剤表面に拡散移動して吸着剤に吸着され、吸着剤を通り抜けたガスはNO2 が吸着除去された浄化ガスになる。
【0011】
また、本発明者らが提案した上記特願平10−130198の二酸化窒素の除去装置においては、除去装置内で所定の吸着(約1年間の吸着を想定)が終わった吸着剤モジュールは、吸着器より抜き出し、再生工場へ送って吸着剤の再生処理を行なう。
【0012】
吸着剤再生工場で吸着剤モジュールを水洗処理して、吸着剤に硝酸塩あるいは亜硝酸塩として吸着固定化されたNO2 を洗い落とす。この時、吸着剤に担持された活性物質の一部も洗い出されるので、水洗処理した吸着剤モジュールは薬液を含む再活性化浴に浸漬して活性物質を再担持し、乾燥処理をして吸着剤を再生する。なお、吸着剤モジュールの水洗処理に先立って、吸着剤モジュールを加熱炉に入れて200〜500℃に加熱することにより、脱着可能な窒素酸化物を脱着させ、同時に吸着剤に吸着しているオイルミスト類を燃焼させても良い(図3参照)。
【0013】
上記の吸着剤再生処理を吸着剤モジュールごと行なう場合、以下の点に留意しなければならない。
【0014】
▲1▼吸着剤モジュール内でガスの吹き抜けが起こらないようにモジュール化する。
【0015】
▲2▼加熱処理時に熱歪みが生じないようなモジュール構造とする。
【0016】
▲3▼ハニカム吸着剤のガス流通方向が、水洗および薬液浸漬時の上下方向になるため、水洗および薬液浸漬時に吸着剤が脱落しないようなモジュール構造とする。
【0017】
▲4▼水洗および薬液浸漬時においても著しい腐食等を起こさないよう、モジュールの接液部は耐薬品性のある材料を使用する。
【0018】
一方、吸着剤再生処理をモジュールごと行なわず、モジュールを解体してブロックごと行なう場合には、次の点に留意しなければならない。
【0019】
▲1▼吸着剤ブロック内および吸着剤モジュール内でガスの吹き抜けが起こらないようにモジュール化する。
【0020】
▲2▼加熱処理時に熱歪みが生じないようなブロック構造とする。
【0021】
▲3▼ハニカム吸着剤のガス流通方向が、水洗および薬液浸漬時の上下方向になるため、水洗および薬液浸漬時に吸着剤が脱落しないようなブロック構造とする。
【0022】
▲4▼水洗および薬液浸漬時においても著しい腐食等を起こさないよう、ブロックの接液部は耐薬品性のある材料を使用する。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明による吸着剤モジュールは、ガス流れ方向に見て方形のモジュール外枠と、同外枠によってまとめられた複数の吸着剤ブロックとからなる吸着剤モジュールにおいて、モジュール外枠が、帯板をL型に屈曲してなるL型外枠半体と逆L型外枠半体を対向状に配することによって構成されていることを特徴とするものである。
【0024】
モジュール外枠の入口部、出口部および/または幅中間部に補強グリッドを配することが好ましい。
【0025】
一対の外枠半体の端部同士の固定および一対の外枠半体と補強グリッドの固定を非溶接固定手段で行うことが好ましい。非溶接固定手段としては、リベット、ボルト・ナット、ビスなどが例示される。
【0026】
モジュール外枠および補強グリッドは鋼製であることが好ましい。
【0027】
モジュール外枠のガス流れ方向前後縁部に内向きにフランジを設けることも好ましい。
【0028】
まず、図4(a)において、縦(A)0.15m、横(B)0.15m、長さ(C)0.4mの吸着剤ハニカムを用意し、図4(b)に示すように、9個の吸着剤(1)を横3列に並べ各列3段に積み重ね、これらの吸着剤(1)をステンレス鋼板製の角筒状収 納枠(2)の内部に収容することにより、縦(A)0.45m、横(B)0.45m、長 さ(C)0.4mの吸着剤ブロックを得る。なお、図示は省略したが、吸着剤(1)同士の間および吸着剤(1)と収納枠(2)の間に、不燃性繊維から成るガラスペーパー等をガスシール材あるいはクッション材として挾み込んでおいてもよい。そして、図4(c)に示すように、6個の吸着剤ブロック(3)を横2列3段に積み重ね、これらの吸着剤ブロック(3)を鋼板製の角筒状収納枠すなわち外枠(4)の内部に収容することにより、縦(A)1.4m、横(B)0.9m、長さ(C)0.5mの吸着剤モ ジュール(5)を得る。なお、この場合も図示は省略したが、吸着剤ブロック(3)同士の間および吸着剤ブロック(3)と外枠(4)との間に、不燃性繊維から成るガラスペーパー等をガスシール材あるいはクッション材として挾み込んでおいてもよい。
【0029】
図5(a)および図5(b)は、道路トンネルに隣接した地下空間に設置された二酸化窒素吸着除去装置の一例を示す。該吸着除去装置(10)は、内部を道路トンネルからの換気ガスが水平方向に流れる反応器(11)と、反応器(11)内における換気ガス入口(11A)側に設置された電気集塵機(12)と、反応器(11)内における換気ガス 出口(11B)側に内装された複数の吸着剤モジュール(5)とよりなる。複数の吸着剤モジュール(5)は、反応器(11)内部を横切るように平面よりみてジグザグ状に配 置されている。ジグザグ状配置の各ストレート部は、4段の棚床(17)からなる棚(13)に充填されかつ各段にて縦に3個連なり横に3列並ぶ36個の吸着剤モジュール(5)からなる。
【0030】
複数の吸着剤モジュール(5)を収容した棚(13)がジグザグ状に配置されている のは、吸着剤モジュール(5)内の吸着剤ハニカムを通過するガスの線速度を遅く し圧力損失を低くするための工夫であり、許容される圧力損失に余裕がある場合には、必ずしもジグザグ状に配置する必要はなく、設備容積がよりコンパクトになるように配置すれば良い。
【0031】
二酸化窒素吸着剤の搬入は、例えば図6に示すようにして行われる。まず、吸着剤製造工場において製造されかつモジュール化された吸着剤モジュール(5)を 、トラック等で二酸化窒素吸着除去装置(10)の設置箇所まで輸送し、地上の搬入口(14)よりクレーン車(15)あるいはゲートクレーン等を用いて地下空間の床に配置した電動リフター(16)の上に降ろす。ついで、吸着剤モジュール(5)を電動リ フター(16)で反応器(11)の側まで運搬し、所定高さまで吸着剤モジュール(5)を 持ち上げて反応器(11)内のモジュール収容室(13)に充填する。なお、図6では、吸着剤モジュール(5)を電動リフター(16)に降す場合を示したが、反応器の側面 に沿って配置したレール上を走行する自動走行台車に、吸着剤モジュールを載せて反応器の側まで運搬した後、吸着剤モジュールを所定高さまで台車ごと上昇させ、ついで反応器内のモジュール収容室の中に配置したレール上を走行する自動走行台車により、吸着剤モジュールを所定位置に運搬充填する自動搬入システムを採用することも可能である。
【0032】
本発明者らが提案した上記二酸化窒素除去装置で使用する、吸着剤モジュールに対しては、次のような事項が要求される。
【0033】
複数の吸着剤をまとめたもの(例えば、複数の吸着剤を角筒状収納枠に収容してブロック化した吸着剤ブロックでもよい)を数個集めて、2つ以上に分割した吸着剤モジュール外枠で取り囲んでモジュール化する。この時、吸着剤あるいは吸着剤をまとめたもの、例えば、吸着剤ブロック同士の隙間、および吸着剤や吸着剤をまとめたものとモジュール外枠との隙間よりガスの吹き抜けが起こらないような対策が必要となる。
【0034】
また、吸着剤モジュールの強度を確保するために、必要に応じて補強用のハリ等、例えば、グリッドなどで吸着剤モジュールを補強する必要がある。
【0035】
さらに、分割したモジュール外枠を吸着剤モジュールとして一体化する場合、溶接によらない構造、例えば、ボルト・ナット締め、リベット止め、ピンあるいはヒンジ止め等の構造とする。このようにすることにより、万一、吸着剤モジュールを解体する場合においても、解体が容易であり、再度モジュール化する場合にも解体したモジュール外枠を再利用できる上、吸着剤再生時の加熱処理においても熱歪みを生じないため寸法精度がよい。
【0036】
次に、吸着剤再生時の水洗および薬液浸漬において、吸着剤モジュールごと水洗または薬液に浸漬する場合には、吸着剤ハニカムの目の方向(ガスが流通する方向)が上下方向になるよう吸着剤モジュールを動かして、吸着剤モジュールを水洗槽あるいは浸漬槽に漬けたり、水洗槽あるいは浸漬槽から引き上げたりする。したがって、吸着剤モジュールの上下運動により吸着剤が脱落しないような対策が必要となり、例えば、グリッド等を入れることにより万一吸着剤が脱落しても、グリッドにより吸着剤の脱落を防止できるようにする。さらに、水洗後の液は酸性を示し、浸漬液も活性薬剤の水溶液であるため、吸着剤モジュールの接液部は耐薬品性のある材料を使用する必要がある。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例に基いて具体的に説明する。
【0038】
実施例1
図7は、複数の吸着剤をまとめてモジュール化する場合の実施例を示すものである。
【0039】
図7において、吸着剤モジュールは、ガス流れ方向に見て縦長直方形のモジュール外枠と、同外枠によってまとめられた複数の吸着剤ブロックとからなる。モジュール外枠は、帯板をL型に屈曲してなるL型外枠半体(31)と逆L型外枠半体(36)を対向状に配することによって構成されている。
【0040】
L型外枠半体(31)の幅中央部に中央グリッド(32)を配し、グリッドの周囲をリベットにより、L型外枠半体(31)の底部(水平部)と側部(垂直部)が直角(90°)になるように、固定した(図7(a)(b)参照)。
【0041】
L型外枠半体(31)の底部の上に複数個の吸着剤(35)ブロックを、中央グリッド(32)を挟んでガス流れ方向に前後両側に積み込む(図7(c)(d)参照)。この時、必要に応じてシール材を吸着剤ブロック同士の間、および吸着剤ブロックとモジュール外枠の間に挾み込む。
【0042】
所定個数の吸着剤ブロックを積み込んだ後、モジュール外枠の処理ガス出入口部にそれぞれ入口グリッド(33)と出口グリッド(34)を配し、グリッドの周囲をリベットでL型外枠半体(31)に固定する(図7(e)参照)。
【0043】
最後に、逆L型外枠半体(36)をL型外枠半体(31)に向き合わせて連結し角筒状のモジュール外枠を形成し、両半体の端部同士をリベットで固定する(図7(f) 参照)。モジュール外枠によって複数の吸着剤を囲んでモジュール化する。また、必要に応じて吸着剤とモジュール外枠との間にシール材を挾み込んで、吸着剤を押し付けるようにする、
なお、中央グリッドを入れないで入口グリッドと出口グリッドの少なくとも一方を配することもできる。
【0044】
また、モジュール外枠の変形防止のためにモジュール外枠の処理ガス出入口部において1つの角部と、その対角の位置にある角部とをターンバックル(37)で固定する。残りの角部同士もターンバックルで襷掛けに固定することが望ましい。
【0045】
リベットの代わりにボルト・ナット、ビスなどを使用することもできる。
【0046】
モジュール外枠と吸着剤およびグリッドの配置例を図8に示す。
【0047】
図8(a)はモジュール外枠の出入口部に入口グリッド(33)と出口グリッド(34) を設け、これらグリッドの間に吸着剤(35)を1列配置した例を示す。
【0048】
図8(b)はモジュール外枠の幅中央部に中央グリッド(32)を設け、中央グリッ ドの前後にそれぞれ吸着剤(35)を配置した例を示す。
【0049】
図8(c)はモジュール外枠の出入口部に入口グリッド(33)と出口グリッド(34) を設け、これらグリッドの間に吸着剤(35)を2列配置した例を示す。
【0050】
図8(d)はモジュール外枠の幅中央部に中央グリッド(32)を設け、出入口部に 入口グリッド(33)と出口グリッド(34)を設け、これらグリッドの間に吸着剤(35)を配置し、全体として吸着剤(35)を2列配置した例を示す。
【0051】
比較例1
図9は、モジュール天板(38)とモジュール底板(39)とモジュール左側板(40)とモジュール右側板(41)を、縦長直方形のモジュール外枠を構成するように、配し、各板の端部同士を固定した例を示す。
【0052】
この例では、モジュール左右側板(40)(41)の上下両端にそれぞれフランジ部(40a)(41a)を設け、各下端フランジ部にモジュール底板(39)をボルト・ナットで固定し、モジュール底板(39)および左右側板(40)(41)にグリッド(32)周囲のフランジ部をボルト・ナットで固定してグリッド(32)を取り付け、次いでグリッド(32)を挟んでガス流れ方向に前後両方に吸着剤を積み込んだ後、最後にモジュール左右側板(40)(41)の上端フランジ部およびグリッド上端にモジュール天板(38)をボルト・ナットで固定する。
【0053】
この場合には、モジュール外枠の上下両側にあるフランジ部がモジュール左右側板(40)(41)よりも外方に出っ張るため、吸着剤モジュール同士を近接して置くことができない。
【0054】
実施例2
図10はモジュール外枠にフランジが付いている例を示すものである。すなわち、モジュール外枠は、帯板をL型に屈曲してなるL型外枠半体(31)と逆L型外枠半体(36)を対向状に配することによって構成され、これら半体(31)(36)のガス流れ方向前後縁部に内向きにフランジ(42)が設けられている。逆L型外枠半体(36)の水平部先端には、図11に示すように、下方屈曲部(43)が設けられている。
【0055】
L型外枠半体(31)に逆L型外枠半体(36)を向き合わせて連結し角筒状のモジュール外枠を形成する際、L型外枠半体(31)の垂直部上端を逆L型外枠半体(36)の下方屈曲部(43)に付き合わせ状に配し、両者に渡って枠幅方向にシールテープ(44)を貼付け、L型外枠半体(31)と逆L型外枠半体(36)を連結する。
【0056】
モジュール外枠のフランジ(42)のガス流れ方向前後面には、環状のパッキン(45)が巡らされている。
【0057】
図12はL型外枠半体(31)と逆L型外枠半体(36)を連結する変形例を示すものである。この例では、逆L型外枠半体(36)の水平部に設けた前後フランジ(42)の先端に下方開口状の切欠(46)が形成されている。これら切欠(46)にL型外枠半体(31)の垂直部上端を嵌め込み、この嵌合部にシールテープ(47)を貼付け、垂直部上端を逆L型外枠半体(36)の水平部の先端フランジにリベット(48)で固定する。
モジュール外枠のフランジ(42)のガス流れ方向前後面には、環状のパッキン(45)が巡らされている。
【0058】
リベットの代わりにボルト・ナット、ビスなどを使用することもできる。
【0059】
その他の構成は実施例1のものと同じである。
【0060】
この実施例では、モジュール外枠にフランジが付いているため、モジュール外枠自体の歪みが少なく強度も大きい。そのため、モジュール外枠の補強を目的とするグリッドは不要となる。ただし、モジュールごと再生処理する場合等、吸着剤の脱落を防止するために必要に応じてグリッドを入れてもよい。
【0061】
【発明の効果】
本発明吸着剤モジュールは、モジュール外枠を、帯板をL型に屈曲してなる一対の外枠半体(31)を対向状に配することによって構成したものであるので、吸着剤モジュール外枠の側面にフランジ等の大きな出っ張りがなく、吸着剤モジュール同士の間隔を詰めて設置することが可能であり、吸着剤モジュールを充填する吸着器をコンパクトにできると共に、吸着器の処理ガス通過面積(吸着剤モジュールの占める面積)を吸着器断面に対して大きくできる。
【0062】
また、モジュール外枠に補強グリッドを配することによって、モジュール外枠を強固なものにすることができる。
【0063】
また、一対の外枠半体(31)の端部同士の固定および一対の外枠半体(31)と補強グリッドの固定を非溶接固定手段で行うことにより、吸着剤再生時の加熱処理によっても熱歪みを生じる恐れがなく、しかも、モジュール組立てが容易である。加えて、万一、吸着剤モジュールを解体する場合においても、非溶接構造のためモジュール解体が容易にできる。
【0064】
さらに、モジュール外枠および補強グリッドをステンレス鋼で構成することにより、吸着剤の再生の際、吸着剤モジュールごとの再生処理が可能となり、再生処理を容易化することができる。
【0065】
一方、吸着剤を吸着モジュールごと行なわず、吸着剤ブロックにして再生処理することも可能であり、この場合には次のような利点がある。
【0066】
再生処理をブロック単位で行なうため、モジュール外枠およびグリッド等は加熱処理および薬液処理しない。そのためモジュール外枠および補強グリッドはステンレス鋼等の高価な材料でなく普通鋼で構成したものでよい。吸着剤を角筒状収納枠に入れてブロック化する場合は、収納枠のみをステンレス製薄板のものにすればよい。
【0067】
また、モジュールごと薬液浸漬を行なう場合、吸着剤がモジュール外枠から脱落するのを防止するためにグリッド等が必要であったが、ブロック単位で再生処理する場合には脱落防止のためにグリッド等を設ける必要はなく、モジュール外枠の補強に寄与しないグリッド等については省略することができる。
【0068】
さらに、モジュール外枠のガス流れ方向前後縁部に内向きにフランジ(42)を設けることによって、モジュール外枠自体の歪みを少なくし強度を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)は吸着剤を吸着器に充填する例を示す概略図である。図 1(b)は図1(a)中のb−b線に沿う断面図である。
【図2】 図2(a)は吸着剤を吸着器に充填する例を示す概略図である。図 2(b)は図2(a)中のb−b線に沿う断面図である。
【図3】 図3は吸着剤の再生処理を示すフローシートである。
【図4】 図4(a) は吸着剤ハニカムを示す斜視図、図4(b) は吸着剤ブロックを示す斜視図、図4(c) は吸着剤モジュールを示す斜視図である。
【図5】 図5(a) および図5(b) は、道路トンネルに隣接した地下空間に設置された二酸化窒素吸着除去装置を示す水平断面図および垂直断面図である。
【図6】 図6は吸着剤を二酸化窒素吸着除去装置へ搬入する様子を示す垂直断面図である。
【図7】 図7(a)(b)(c)(d)(e)(f)は実施例1の吸着剤モジュールを製造する工程を示す斜視図である。
【図8】 図8(a)(b)(c)(d)はモジュール外枠と吸着剤およびグリッドの配置例を示す概略図である。
【図9】 図9は比較例1の吸着剤モジュールを示す正面図である。
【図10】 図10は実施例2の吸着剤モジュールを示す斜視図である。
【図11】 図11(a)(b)は実施例2の吸着剤モジュールにおけるL型外枠半体と逆L型外枠半体の連結部を示す斜視図である。
【図12】 図12(a)(b)は実施例2の吸着剤モジュールにおけるL型外枠半体と逆L型外枠半体の連結部の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
31:L型外枠半体
32,33,34:グリッド
35:吸着剤
36:逆L型外枠半体
42:フランジ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for removing a nitrogen dioxide (NO 2 ) adsorbent. More specifically, the present invention relates to a low concentration nitrogen oxide (NOx) contained in a ventilation gas from a road tunnel or a closed space, that is, The present invention relates to an adsorbent module filled in a removal apparatus in a removal apparatus that removes harmful substances NO 2 having an environmental standard value set from an object gas containing nitrogen oxide (NO) and nitrogen dioxide (NO 2 ) using an adsorbent. Is.
[0002]
[Prior art]
As a method for removing low-concentration nitrogen oxides, particularly NO 2 , contained in ventilation gas that exits from road tunnels and underground closed spaces, the present inventors previously proposed a method for adsorption removal with a nitrogen dioxide adsorbent ( (Japanese Patent Application Nos. 9-16334, 9-214764, 9-214768, 9-238768, and 9-246270).
[0003]
Further, in Japanese Patent Application No. 10-130198 “Regeneration Method of Nitrogen Dioxide Adsorbent”, the nitrogen dioxide adsorbent is modularized, this adsorbent module is filled in an adsorption removal device, and after performing an adsorption operation for a predetermined time, the adsorption is performed. It was proposed that the adsorbent be removed from the adsorption removal device together with the module, transported to the recycling plant, and then regenerated, and then the regenerated adsorbent module be filled in the adsorption removal device again and used repeatedly.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Usually, when a small amount of adsorbent is charged in an adsorber (reactor), it can be filled by a relatively simple operation as described below.
[0005]
{Circle around (1)} The adsorbent honeycomb (21) is cut out to a predetermined size and inserted into the adsorber (22) from its inlet (see FIG. 1).
[0006]
{Circle around (2)} Several adsorbent honeycombs (21) cut out to a predetermined size are combined vertically and horizontally, and the lid (23) is opened and inserted into the adsorber. At this time, a sheet-like or string-like sealing material (24) is inserted into the gap between the adsorbent honeycomb and the adsorber as necessary to prevent gas from blowing through (see FIG. 2).
[0007]
When a large amount of gas is processed and a plurality of adsorbent modules are filled in the processing gas passage cross section, gaps between adsorbent modules and between adsorbent modules and adsorbers are processed. It must be sealed in some way to prevent gas from blowing through.
[0008]
In order to fill the adsorber with the adsorbent module obtained by modularizing the adsorbent, the adsorbent module itself must be completely sealed. That is, it is necessary to seal so that gas does not blow through the adsorbents that are modularized and through the gap between the adsorbent and the module outer frame.
[0009]
The gas blown here means that the gas passing through the gap does not touch the adsorbent, and nitrogen dioxide (NO 2 ) blows through without being removed by adsorption.
[0010]
In the case of the honeycomb adsorbent, the processing gas passes through the eyes of the honeycomb (in the channel). At this time, the adsorbed substances in the process gas during the passage (eg: NO 2) is adsorbed by the adsorbent diffuse moved to the adsorbent surface, purge gas gas passing through the adsorbent in which NO 2 is adsorbed and removed become.
[0011]
Further, in the nitrogen dioxide removing device proposed by the present inventors in the above Japanese Patent Application No. 10-130198, the adsorbent module that has finished predetermined adsorption (assuming adsorption for about one year) in the removing device is adsorbed. Extracted from the vessel and sent to a recycling plant to regenerate the adsorbent.
[0012]
The adsorbent module is washed with water at an adsorbent regeneration plant, and NO 2 adsorbed and immobilized as nitrate or nitrite on the adsorbent is washed away. At this time, since a part of the active substance carried on the adsorbent is also washed out, the adsorbent module washed with water is immersed in a reactivation bath containing a chemical solution to re-support the active substance, and then dried. Regenerate the adsorbent. Prior to the water washing treatment of the adsorbent module, the adsorbent module is placed in a heating furnace and heated to 200 to 500 ° C., thereby desorbing desorbable nitrogen oxides and simultaneously adsorbed on the adsorbent. Mist may be burned (see FIG. 3).
[0013]
When the adsorbent regeneration process is performed for each adsorbent module, the following points must be noted.
[0014]
(1) A module is formed so that gas does not blow through the adsorbent module.
[0015]
(2) The module structure is such that no thermal distortion occurs during the heat treatment.
[0016]
{Circle around (3)} The gas flow direction of the honeycomb adsorbent is the vertical direction at the time of water washing and chemical immersion, so that the module structure is such that the adsorbent does not fall off during water washing and chemical immersion.
[0017]
(4) Use chemical-resistant materials for the wetted parts of the module so that no significant corrosion or the like occurs during washing with water or chemicals.
[0018]
On the other hand, when the adsorbent regeneration process is not performed for each module, and the module is disassembled and performed for each block, the following points must be noted.
[0019]
{Circle around (1)} Modularize the gas so that gas does not blow through the adsorbent block and the adsorbent module.
[0020]
(2) A block structure in which thermal distortion does not occur during heat treatment.
[0021]
{Circle around (3)} Since the gas flow direction of the honeycomb adsorbent is the vertical direction during water washing and chemical immersion, a block structure is adopted so that the adsorbent does not fall off during water washing and chemical immersion.
[0022]
(4) Use a chemical-resistant material for the wetted part of the block so as not to cause significant corrosion or the like even when washed with water or immersed in a chemical solution.
[0023]
[Means for Solving the Problems]
An adsorbent module according to the present invention includes an adsorbent module comprising a rectangular module outer frame as viewed in the gas flow direction and a plurality of adsorbent blocks grouped by the outer frame. An L-shaped outer frame half that is bent into a mold and an inverted L-shaped outer frame half are arranged so as to face each other.
[0024]
It is preferable to arrange reinforcing grids at the inlet, outlet and / or intermediate width of the module outer frame.
[0025]
It is preferable to fix the ends of the pair of outer frame halves with each other and to fix the pair of outer frame halves and the reinforcing grid by non-welding fixing means. Examples of non-welding fixing means include rivets, bolts / nuts, screws, and the like.
[0026]
The module outer frame and the reinforcing grid are preferably made of steel.
[0027]
It is also preferable to provide a flange inwardly at the front and rear edges of the module outer frame in the gas flow direction.
[0028]
First, in FIG. 4 (a), an adsorbent honeycomb having a length (A) of 0.15 m, a width (B) of 0.15 m, and a length (C) of 0.4 m is prepared, as shown in FIG. 4 (b). Nine adsorbents (1) are arranged in three rows and stacked in three rows, and these adsorbents (1) are accommodated inside a stainless steel steel square storage frame (2). Thus, an adsorbent block having a length (A) of 0.45 m, a width (B) of 0.45 m, and a length (C) of 0.4 m is obtained. Although not shown in the figure, glass paper or the like made of nonflammable fibers is used as a gas seal material or cushion material between the adsorbents (1) and between the adsorbent (1) and the storage frame (2). May be included. Then, as shown in FIG. 4 (c), six adsorbent blocks (3) are stacked in two rows and three rows, and these adsorbent blocks (3) are arranged in a rectangular tube-like storage frame made of steel plate, that is, an outer frame. By accommodating the inside of (4), an adsorbent module (5) having a length (A) of 1.4 m, a width (B) of 0.9 m, and a length (C) of 0.5 m is obtained. In this case as well, although not shown, glass paper or the like made of noncombustible fibers is used as a gas sealing material between the adsorbent blocks (3) and between the adsorbent blocks (3) and the outer frame (4). Or you may swallow it as a cushioning material.
[0029]
FIGS. 5 (a) and 5 (b) show an example of a nitrogen dioxide adsorption / removal device installed in an underground space adjacent to a road tunnel. The adsorption / removal device (10) includes a reactor (11) in which ventilation gas from a road tunnel flows horizontally, and an electric dust collector (11A) installed on the ventilation gas inlet (11A) side in the reactor (11). 12) and a plurality of adsorbent modules (5) installed on the ventilation gas outlet (11B) side in the reactor (11). The plurality of adsorbent modules (5) are arranged in a zigzag shape as viewed from the plane so as to cross the inside of the reactor (11). Each of the straight sections in a zigzag arrangement is filled with a shelf (13) consisting of four-tiered shelf floors (17), and 36 adsorbent modules (5) arranged in three rows vertically and horizontally in each row. Consists of.
[0030]
The shelves (13) containing a plurality of adsorbent modules (5) are arranged in a zigzag shape because the linear velocity of the gas passing through the adsorbent honeycomb in the adsorbent module (5) is reduced to reduce the pressure loss. This is a contrivance for lowering, and when there is a margin in the allowable pressure loss, it is not always necessary to arrange in a zigzag shape, and it may be arranged so that the equipment volume becomes more compact.
[0031]
The nitrogen dioxide adsorbent is carried in, for example, as shown in FIG. First, the adsorbent module (5) manufactured and modularized at the adsorbent manufacturing plant is transported to the installation site of the nitrogen dioxide adsorption removal device (10) by a truck or the like, and then the crane truck is transported from the ground inlet (14). (15) Alternatively, use a gate crane or the like to lower it onto the electric lifter (16) placed on the floor of the underground space. Next, the adsorbent module (5) is transported to the side of the reactor (11) by the electric lifter (16), and the adsorbent module (5) is lifted to a predetermined height and the module storage chamber (in the reactor (11) ( Fill in 13). 6 shows the case where the adsorbent module (5) is lowered to the electric lifter (16). However, the adsorbent module is mounted on an automatic traveling carriage that runs on rails arranged along the side of the reactor. After loading and transporting to the reactor side, the adsorbent module is raised to the predetermined height together with the carriage, and then the adsorbent module is moved by the automatic traveling carriage that runs on the rail placed in the module storage chamber in the reactor. It is also possible to adopt an automatic carry-in system for carrying and filling the predetermined position.
[0032]
The following matters are required for the adsorbent module used in the nitrogen dioxide removing apparatus proposed by the present inventors.
[0033]
A collection of several adsorbents (for example, an adsorbent block in which a plurality of adsorbents are accommodated in a rectangular tube storage frame may be collected) and collected outside the adsorbent module divided into two or more Surround it with a frame and make it modular. At this time, take measures to prevent gas from blowing through the adsorbent or a collection of adsorbents, for example, the gap between adsorbent blocks and the gap between the adsorbent or adsorbent collection and the module outer frame. Necessary.
[0034]
Further, in order to secure the strength of the adsorbent module, it is necessary to reinforce the adsorbent module with a reinforcing tension, such as a grid, as necessary.
[0035]
Further, when the divided module outer frame is integrated as an adsorbent module, a structure not based on welding, for example, bolt / nut tightening, riveting, pin or hinge fixing, etc. is adopted. In this way, even if the adsorbent module is disassembled, disassembly is easy, and the disassembled module outer frame can be reused even when modularized again, and heating during adsorbent regeneration In processing, thermal distortion does not occur, so dimensional accuracy is good.
[0036]
Next, when washing the adsorbent with water or chemicals during regeneration, when adsorbing the entire adsorbent module with water or chemicals, the adsorbent honeycomb eye direction (the direction in which the gas flows) is vertical. The module is moved so that the adsorbent module is immersed in the washing tank or the dipping tank or pulled out of the washing tank or the dipping tank. Therefore, it is necessary to take measures to prevent the adsorbent from falling off due to the vertical movement of the adsorbent module. For example, even if the adsorbent is dropped by inserting a grid or the like, the grid can prevent the adsorbent from dropping off. To do. Furthermore, since the liquid after washing shows acidity and the immersion liquid is an aqueous solution of the active agent, it is necessary to use a chemical-resistant material for the liquid contact part of the adsorbent module.
[0037]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be specifically described based on examples.
[0038]
Example 1
FIG. 7 shows an embodiment in which a plurality of adsorbents are collectively modularized.
[0039]
In FIG. 7, the adsorbent module is composed of a vertically long rectangular module outer frame when viewed in the gas flow direction, and a plurality of adsorbent blocks grouped by the outer frame. The module outer frame is configured by arranging an L-shaped outer frame half (31) formed by bending a belt plate into an L shape and an inverted L-shaped outer frame half (36) in an opposing manner.
[0040]
A center grid (32) is arranged in the center of the width of the L-shaped outer frame half (31), and the bottom (horizontal portion) and side (vertical) of the L-shaped outer frame half (31) are arranged by rivets around the grid. Part) was fixed so that it would be a right angle (90 °) (see FIGS. 7A and 7B).
[0041]
A plurality of adsorbent (35) blocks are stacked on the bottom of the L-shaped outer frame half (31) on both the front and rear sides in the gas flow direction with the central grid (32) interposed therebetween (FIGS. 7 (c) (d) reference). At this time, the sealing material is squeezed between the adsorbent blocks and between the adsorbent block and the module outer frame as necessary.
[0042]
After loading a predetermined number of adsorbent blocks, an inlet grid (33) and an outlet grid (34) are arranged at the processing gas inlet / outlet of the module outer frame, respectively, and the L-shaped outer frame half (31 ) (See FIG. 7 (e)).
[0043]
Finally, the inverted L-shaped outer frame half (36) is connected to the L-shaped outer frame half (31) so as to face each other to form a rectangular tube-shaped module outer frame, and the ends of both halves are riveted together Secure (see Fig. 7 (f)). A plurality of adsorbents are surrounded by a module outer frame to be modularized. Also, if necessary, squeeze the sealant between the adsorbent and the module outer frame to press the adsorbent.
In addition, it is also possible to arrange at least one of the entrance grid and the exit grid without the central grid.
[0044]
Further, in order to prevent deformation of the module outer frame, one corner portion and a corner portion at a diagonal position at the processing gas inlet / outlet portion of the module outer frame are fixed by a turnbuckle (37). It is desirable to fix the remaining corners to the hooks with turnbuckles.
[0045]
Bolts, nuts and screws can be used instead of rivets.
[0046]
An arrangement example of the module outer frame, the adsorbent and the grid is shown in FIG.
[0047]
FIG. 8 (a) shows an example in which an inlet grid (33) and an outlet grid (34) are provided at the inlet / outlet portion of the module outer frame, and an adsorbent (35) is arranged between these grids.
[0048]
FIG. 8 (b) shows an example in which a central grid (32) is provided at the center of the width of the module outer frame, and adsorbents (35) are respectively arranged before and after the central grid.
[0049]
FIG. 8 (c) shows an example in which an inlet grid (33) and an outlet grid (34) are provided at the inlet / outlet portion of the module outer frame, and two rows of adsorbents (35) are arranged between these grids.
[0050]
In FIG. 8 (d), a central grid (32) is provided at the center of the width of the module outer frame, an inlet grid (33) and an outlet grid (34) are provided at the entrance / exit, and an adsorbent (35) is placed between these grids. An example is shown in which two rows of adsorbents (35) are arranged as a whole.
[0051]
Comparative Example 1
In FIG. 9, the module top plate (38), the module bottom plate (39), the module left side plate (40), and the module right side plate (41) are arranged so as to form a vertically long rectangular module outer frame. The example which fixed the edge parts of is shown.
[0052]
In this example, flanges (40a) (41a) are provided on the upper and lower ends of the module left and right side plates (40) and (41), respectively, and the module bottom plate (39) is fixed to each lower end flange with bolts and nuts. 39) and the left and right side plates (40) and (41), attach the grid (32) by fixing the flange around the grid (32) with bolts and nuts, and then sandwich the grid (32) in both the front and rear in the gas flow direction. After loading the adsorbent, finally, the module top plate (38) is fixed to the upper end flange portion of the module left and right side plates (40) (41) and the upper end of the grid with bolts and nuts.
[0053]
In this case, since the flange portions on the upper and lower sides of the module outer frame protrude outward from the module left and right side plates (40) and (41), the adsorbent modules cannot be placed close to each other.
[0054]
Example 2
FIG. 10 shows an example in which the module outer frame has a flange. That is, the module outer frame is configured by arranging an L-shaped outer frame half body (31) formed by bending a belt plate into an L shape and an inverted L-shaped outer frame half body (36) in an opposing manner. A flange (42) is provided inwardly at the front and rear edges of the bodies (31) and (36) in the gas flow direction. As shown in FIG. 11, a downward bent portion (43) is provided at the tip of the horizontal portion of the inverted L-shaped outer frame half (36).
[0055]
When forming the rectangular tube-shaped module outer frame by connecting the inverted L-shaped outer frame half (36) to the L-shaped outer frame half (31) so as to face each other, the vertical part of the L-shaped outer frame half (31) The upper end is arranged in an affixed manner to the downward bent part (43) of the inverted L-shaped outer frame half (36), and a seal tape (44) is pasted in the frame width direction over both, 31) and reverse L-shaped outer frame half (36) are connected.
[0056]
An annular packing (45) is wound around the front and rear surfaces of the flange (42) of the module outer frame in the gas flow direction.
[0057]
FIG. 12 shows a modification in which the L-shaped outer frame half (31) and the inverted L-shaped outer frame half (36) are connected. In this example, a notch (46) having a downward opening is formed at the front end of a front and rear flange (42) provided in the horizontal portion of the inverted L-shaped outer frame half (36). The upper end of the vertical part of the L-shaped outer frame half body (31) is fitted into these notches (46), the seal tape (47) is pasted on this fitting part, and the upper end of the vertical part is attached to the inverted L-shaped outer frame half body (36). Secure with a rivet (48) on the end flange of the horizontal part.
An annular packing (45) is wound around the front and rear surfaces of the flange (42) of the module outer frame in the gas flow direction.
[0058]
Bolts, nuts and screws can be used instead of rivets.
[0059]
Other configurations are the same as those of the first embodiment.
[0060]
In this embodiment, since the module outer frame has a flange, the module outer frame itself is less distorted and stronger. This eliminates the need for a grid for reinforcing the module outer frame. However, a grid may be inserted as necessary to prevent the adsorbent from falling off, such as when the entire module is regenerated.
[0061]
【The invention's effect】
In the adsorbent module of the present invention, the module outer frame is configured by arranging a pair of outer frame halves (31) formed by bending a belt plate in an L shape so as to face each other. There is no large protrusion such as a flange on the side of the frame, and it is possible to install the adsorbent modules with a small space between them, making the adsorber filled with the adsorbent modules compact and the processing gas passage area of the adsorber The (area occupied by the adsorbent module) can be increased with respect to the cross section of the adsorber.
[0062]
Moreover, the module outer frame can be strengthened by arranging the reinforcing grid on the module outer frame.
[0063]
Also, by fixing the ends of the pair of outer frame halves (31) to each other and fixing the pair of outer frame halves (31) and the reinforcing grid by non-welding fixing means, by heat treatment during adsorbent regeneration However, there is no risk of thermal distortion, and module assembly is easy. In addition, even when the adsorbent module is disassembled, the module can be easily disassembled due to the non-welded structure.
[0064]
Furthermore, when the module outer frame and the reinforcing grid are made of stainless steel, when the adsorbent is regenerated, the regenerating process for each adsorbent module can be performed, and the regenerating process can be facilitated.
[0065]
On the other hand, it is possible to regenerate the adsorbent as an adsorbent block without using the adsorbent for the entire adsorption module. In this case, there are the following advantages.
[0066]
Since the regeneration process is performed in units of blocks, the module outer frame, the grid, and the like are not subjected to heat treatment or chemical treatment. Therefore, the module outer frame and the reinforcing grid may be made of ordinary steel instead of expensive materials such as stainless steel. When the adsorbent is put into a rectangular cylindrical storage frame to form a block, only the storage frame may be a thin stainless steel plate.
[0067]
In addition, when the chemical solution is immersed in the entire module, a grid or the like is necessary to prevent the adsorbent from falling off the module outer frame. It is not necessary to provide a grid, and a grid that does not contribute to the reinforcement of the module outer frame can be omitted.
[0068]
Furthermore, by providing flanges (42) inwardly at the front and rear edges of the module outer frame in the gas flow direction, the distortion of the module outer frame itself can be reduced and the strength can be increased.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 (a) is a schematic view showing an example in which an adsorbent is filled in an adsorber. FIG.1 (b) is sectional drawing which follows the bb line in Fig.1 (a).
FIG. 2 (a) is a schematic view showing an example in which an adsorbent is filled in an adsorber. FIG. 2B is a cross-sectional view taken along the line bb in FIG.
FIG. 3 is a flow sheet showing an adsorbent regeneration process.
4 (a) is a perspective view showing an adsorbent honeycomb, FIG. 4 (b) is a perspective view showing an adsorbent block, and FIG. 4 (c) is a perspective view showing an adsorbent module.
5 (a) and 5 (b) are a horizontal sectional view and a vertical sectional view showing a nitrogen dioxide adsorption / removal device installed in an underground space adjacent to a road tunnel.
FIG. 6 is a vertical sectional view showing a state in which the adsorbent is carried into the nitrogen dioxide adsorption / removal device.
7 (a) (b) (c) (d) (e) (f) is a perspective view showing a process of manufacturing the adsorbent module of Example 1. FIG.
FIGS. 8A, 8B, 8C, and 8D are schematic views showing an example of the arrangement of a module outer frame, an adsorbent, and a grid.
FIG. 9 is a front view showing the adsorbent module of Comparative Example 1. FIG.
FIG. 10 is a perspective view showing an adsorbent module according to a second embodiment.
FIGS. 11 (a) and 11 (b) are perspective views showing a connecting portion between an L-shaped outer frame half and an inverted L-shaped outer frame half in the adsorbent module of Example 2. FIGS.
12 (a) and 12 (b) are perspective views showing a modification of the connecting portion between the L-shaped outer frame half and the inverted L-shaped outer frame half in the adsorbent module according to the second embodiment.
[Explanation of symbols]
31: L-shaped outer
Claims (5)
モジュール外枠が、帯板をL型に屈曲してなるL型外枠半体と逆L型外枠半体を対向状に配することによって構成されていることを特徴とする吸着剤モジュール。In an adsorbent module comprising a rectangular module outer frame as viewed in the gas flow direction and a plurality of adsorbent blocks gathered by the outer frame,
An adsorbent module, wherein the module outer frame is configured by arranging an L-shaped outer frame half formed by bending a belt plate into an L-shape and an inverted L-shaped outer frame half so as to face each other.
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