JP3684139B2 - 書棚装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に机本体の机上後部に着脱自在に取り付けられる書棚装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、机本体と、机本体の机上後部に着脱自在に書棚装置が連結され、学習机が構成されるが、搬送経費、荷扱い等の問題より、机本体と書棚装置は別梱包されており、使用時に、ユーザー或いは販売店が両者を連結して学習机として完成させるのが一般的であった。
そして、従来の書棚装置は、特許第3014996号に示すように、上下2段に分割して構成され、照明装置の支柱が下側の書棚背板の裏側に位置するよう構成されていた。
この為、使用時に、机本体の机上後部に書棚装置を取り付けた後、照明装置を書棚装置にとりつけるのは非常に煩雑な作業となり、販売店に不評であるだけでなく、ユーダーがこの作業をするには無理があった。
よって、あらかじめ、書棚装置に照明装置を取り付けた状態で、梱包され、机本体とともに工場から出荷されていた。
又、展示状態で照明装置の支柱が、前方から背板にて隠蔽されるので、ユーザーは、上側の書棚に照明装置が取り付けられているよう、視覚的に認識する事が多く、上側の書棚を取り外すと照明装置がなくなると誤解する事も多々あり、商品特徴を展示状況だけでユーザーに十分理解してもらうことが困難であった。
【0003】
一方、近年学習机は木製が主流となっており、加工が比較的容易な書棚装置、及び机本体は、コストの安い海外木工メーカーで生産され、品質基準の厳しい照明装置は日本国内の照明メーカーで生産されるのが通例である。
したがって、日本国内で生産された照明装置を海外の書棚メーカーに部材提供し、書棚装置に照明装置を取り付けた状態で梱包し、書棚装置の完成品として再び日本に送られくるのが現状であった。
この為、照明装置を海外の書棚メーカーに送る際の梱包経費、及び運送経費が全体のコストアップにつながるだけでなく、書棚の生産状況にあわせて、照明装置を送る必要があり、照明装置の在庫管理も煩雑となっていた。
又、従来、照明装置を書棚装置に取り付けた状態では、単に両者の機能を併せ持つ(照明機能と本等の収納機能)だけであり、市販の電気スタンドを別途取り付けるのと変わりなく、学習机メーカーが照明装置を書棚に組み込んで販売する機能的的効果にも乏しかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、机本体の机上後部に書棚装置を取り付けた後、照明装置を書棚装置に簡単に取り付け可能とすることにより、照明装置と書棚装置とを別梱包可能ととすることにより、全体のコストダウンが図れると共に、照明装置を書棚装置に連結した状態で、照明以外の新たな機能的効果を得る事が出来る書棚装置を提供する事を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明が第1の手段として構成したところは、上端部に灯具が取付いた照明装置の支柱を、左右側板の後端部間に配設された背板の前面側に位置せしめ、支柱の下部を支柱支持部に支持し、支柱の上部を背板に形成された連結孔に、前面側から連結ネジにて連結する事により、前面側から照明装置を着脱自在に取付可能とし、支柱支持部は、嵌合孔と、嵌合孔に着脱自在に嵌合する嵌合支持部材より構成され、嵌合支持部材は嵌合孔の上面前部を閉塞する上部閉塞面と、嵌合孔の後半部で上下方向に貫通し、支柱の下端部が嵌合支持され支柱支持孔を有する点にある。
【0006】
次に、本発明が第2の手段として構成したところは、上端部に灯具が取付いた照明装置の支柱を、左右側板の後端部間に配設された背板の前面側に位置せしめ、支柱の下部を支柱支持部に支持し、支柱の上部を背板に形成された連結孔に、背板と支柱間にスペーサー部材を介して、前面側から連結ネジにて連結する事により、背板と支柱間に所定間隙を有して、前面側から照明装置を着脱自在に取付け可能とし、支柱支持部は、嵌合孔と、嵌合孔に着脱自在に嵌合する嵌合支持部材より構成され、嵌合支持部材は嵌合孔の上面前部を閉塞する上部閉塞面と、嵌合孔の後半部で上下方向に貫通し、支柱の下端部が嵌合支持され支柱支持孔を有する点にある。
【0008】
更に、本発明が第3の手段として構成したところは、前記連結孔が上下方向に所定間隔を有して複数個形成されてなるものである。
【0009】
更に、本発明が第4の手段として構成したところは、前記連結ネジの頭部が吊り下げ機能を有してなるものである。
更に、本発明が第5の手段として構成したところは、上端部に灯具が取付いた照明装置の支柱を、左右側板の後端部間に配設された背板の前面側に位置せしめ、支柱の下部を固定部に形成された支柱支持部に支持し、支柱の上部を、上下方向に所定間隔を有して背板 に形成された複数個の連結孔の一つに、背板と支柱間にスペーサー部材を介して、頭部が吊り下げ機能を有する連結ネジにて、前面側から連結する事により、背板と支柱間に所定間隙を有して、前面側から照明装置を着脱自在に取付け可能とし、支柱支持部は、嵌合孔と、嵌合孔に着脱自在に嵌合する嵌合支持部材より構成され、嵌合支持部材は嵌合孔の上面前部を閉塞する上部閉塞面と、嵌合孔の後半部で上下方向に貫通し、支柱の下端部が嵌合支持され支柱支持孔を有するものである。
【0010】
【発明の実施例】
以下、実施例を図面に基づいて詳述する。
図1は、学習机の斜視図を示している。
学習机10は、机本体1と、机本体1の天板11の後部に、連結金具101を介して、着脱自在に連結された本発明の書棚装置20と、スペーサー部材8を介して連結ネジ9(図3に示す。)にて、書棚装置20の前面側から取り付けられた照明装置4より構成されている。
【0011】
そして、机本体1は、天板11の左右端部下面に配設された左右側脚12、12と、左右側脚12、12の後端部間に配設された下棚部13等より構成されている。
又、書棚装置20は、下書棚2と、下書棚2に載置連結された上書棚3より構成され、照明装置4は灯具40と支柱41等より構成されている。
【0012】
上書棚3は、下書棚2上に着脱自在に連結される左右上側板31、31と、左右上側板31、31の後端部間で、下端部が左右上側板31、31の下端部下方に突出する上背板32と、左右上側板31、31間で上背板32の前側に水平方向に配設された上棚板33と、上棚板33上で左右方向に所定間隔を有して配設された上仕切り板34・・・より構成されている。
【0013】
下書棚2は、天板11の後端左右端部上面に載置され、下部が連結金具101にて天板11と連結され、上部が前記左右上側板31、31と連結される左右下側板21、21と、左右下側板21、21の後端部間に配設され、上端部が左右下側板21、21の上端面より上方に突出し、上書棚3の上背板32の下端部と前後方向で重合し、上部前面の上下方向に所定間隔を有して、連結ネジ9が螺合する照明装置4の連結孔30、30が形成された下背板22と、下背板22の左右方向略中央部に前方に突出して配設された縦仕切り板23と、縦仕切り板23と右下側板21間に配設され、後端部に照明装置4の支柱41の下端部が上下動可能に支持される支柱支持部5が形成された棚部24と、縦仕切り板23と左側板21間に着脱自在に配設された自在棚板25と、棚部24の上面に設けられた下仕切り板26より構成されている。
上記棚部24は、支柱支持部5が形成された固定棚板27(固定部材)と、固定棚板27(固定部材)の下面に配設された小引出し28、28より構成されている。そして、符号6はブックエンドを示している。
【0014】
尚、実施例では書棚装置20は、上下書棚2、3を連結して構成しているが、必ずしも上下に分割する必要はなく、たとえば上下側板31、21、上下背板32、22を1枚板で形成しておくことも可能である。
【0015】
支柱支持部5は、嵌合孔50と、嵌合孔50に着脱自在に嵌合する合成樹脂材より形成された嵌合支持部材7より構成されている。
嵌合孔50は、嵌合支持部材7が嵌合する大きさに形成され、嵌合支持部材7は、図4、図7に示すように、嵌合孔50の上面前部を閉塞する上部閉塞面71と、上部閉塞面71の左右端部側から後方に連設され、嵌合孔50の後半部で固定部材(固定棚板27)の上面に位置する突出縁72と、上部閉塞面71と突出縁72の前後左右の端部側下面に突出し、前記嵌合孔50に上方から嵌合する周壁73と、周壁73の後側から前方に所定間隔(照明装置の支柱41の厚み寸法)を有して、上部閉塞面71の後端部から下方に突出し、周壁73の左右側および上部閉塞面71の下方に連設された中間壁74から構成され、周壁73の後側、左右側の後部と、中間壁74より、上下方向に貫通する支柱支持孔75が形成されている。
【0016】
そして、周壁73の前側左右端部側には、前面に複数個の係止突起761・・・が形成され左右端部側が周壁73と切り離されて、前後方向に弾性が付与された弾性係止突片76、76が設けられ、周壁73の左右側前後端部には、外方に突出し、上下方向に形成された間隔保持突条77、77が形成され、周壁73の後側で左右方向中央部には、下端部前面に支柱41側に向かって突出する当接突起781を有し、左右端部側が周壁73と切り離されて前後方向に弾性が付与された弾性保持突片78が形成されている。
すなわち、嵌合支持部材7は、支柱支持孔75が支柱41の下端部に嵌合され、弾性保持突片77の弾性にて支柱41の所望高さに保持させた状態で、照明装置4とともに梱包されている。
【0017】
そして、机本体1と書棚20が連結された後、支柱41の下端部が斜め前方から嵌合孔50に嵌入され(図8(A)、(B)に示す状態)、支柱41を所定高さ位置で起立せしめ、スペーサー8を介して、連結ネジ9にて支柱41の上部と下背板22を連結した後、嵌合支持部材7を下方に押し下げ、嵌合孔50に嵌合させる事により、支柱支持部5が形成される。
すなわち、支柱41の下端部は、支柱支持孔75に嵌合支持され、嵌合支持部材7は嵌合孔50に支持されるので、支柱41は左右前後方向に移動する事がなく、上下方向にのみ移動可能に支持される。
【0018】
又、灯具40の高さ位置を変更する場合は、連結ネジ9を取り外した後、照明装置4を上下方向に移動させ、所望の高さ位置の連結孔30と連結ネジ9を螺合させる。照明装置4を上方向に移動させる時、弾性係止片76の係止突起761が嵌合孔50の内面に弾性的に係止しているので、嵌合支持部材7は支柱41と共に上方に移動する事はなく、又、照明装置4を下方向に移動させる時は、突出縁72、及び、上部閉塞面71の左右端部および前端部は、固定部材(固定棚板27の上面に当接しているので、嵌合支持部材7は支柱41と共に下方に移動する事がない。
【0019】
上記実施例では、書棚装置20が下書棚2と上書棚3より構成され、上書棚3に上棚板33が形成されているので、灯具40が上棚板33に衝突しないよう、支柱41の下端部を斜め上方から嵌合孔50に差し込むようにしているので、嵌合孔50は前方向に大きく形成する必要がある。そして、嵌合孔50を支柱41より大きく形成したことより、嵌合支持部材7を設け支柱41の下部を支持している。
【0020】
照明器具4は、支柱41と、該支柱41の上端から屈折してほぼ水平方向に延びるアーム42と、該アーム42の先端に連結され灯具40を備えており、学習机10に対する装着のバリエーションを持たせるため、次のような装着形態を選択的に可能とする。
前記した図1に示す装着形態{下側書棚2から上側書棚3が取外された状態での装着形態(図9の装着形態)も含む。}と、机本体1の天板11からは書棚装置20が取外されてた状態での第2の装着形態に変更可能である。(図示せず。)
すなわち、第2の装着形態は、照明装置4の支柱41は、取付具を使用することにより天板3に直接装着される。取付具は、締着ボルトを備えたコ字形のクランプ金具により天板11の縁部を挟持する構成とされ、クランプ金具から起立する横断面コ字形のブラケットに支柱41の下端近傍部を嵌合連結する構成である。
そして、天板11に装着後、前記ブラケット及び支柱41の下端部を被うカバー部材が設けられる。
【0021】
照明器具の支柱41は、アルミニウム等の軽金属その他の素材による押出し材又は引抜き材から成り、中空の柱材を構成することが好ましく、中央に形成された断面角形の角筒部を長手方向に延設すると共に、左右両側壁の内面に沿って長手方向に延びるほぼ筒状のリブを形成し、前後壁411、412の上部には、前後方向に貫通する取付孔413、414が形成されて、後側の取付孔414にはスペーサー8が装着されている。
【0022】
照明装置4のアーム42は、それぞれ合成樹脂製の外アームに内アームをスライド自在に内嵌した伸縮アームを構成し、外アームは、支柱41の上端に挿入嵌合され、固定ビスにて支柱41に連結されている。
内アームは、外アームに入れ子状に挿入され、内アームを外アームに押込んだ状態では、内アームの後端部が外アームの後端壁に接当するし、この状態から内アームを引出すと、内アームは摺動し、内アームの後端部に形成されたストッパー部が外アームの全端部内面に当接した状態で停止する。
【0023】
灯具40は、横方向に長く延び下向きに開口する庇状のシェード401を備え、該シェード401に直管式その他の蛍光ランプから成る光源体及び点灯装置を装備すると共に、光源体の上方に沿って延びる反射板を設けている。
そして、灯具40は、アーム42の先端(内アームの先端)に対して、伸縮自在なアーム42の軸線に交差する縦軸回りの旋回方向と、前記軸線に交差する横軸回りの首振り方向と、前記軸線の延長軸回りのねじり方向に対して姿勢変更自在となるように取付けられている。
【0024】
スペーサー8は、図4及び図6に示すように円板形の間隔保持部81と、間隔保持部81の中央部表側で前方に突出する嵌入突部82より、合成樹脂材より一体に成形して構成されている。
間隔保持部81は、照明装置4の取り付け状態で、下背板22の前面に当接する表面板811と、表面板811の周部より前方に突出し、前記嵌合支持部材7の突出縁75の突出寸法とほぼ同等の厚みを有する円形縁812と、表面板811の表側で中央部から放射状に形成された補強リブ813・・と、表面板811の中央部に形成された挿通孔814を有している。
【0025】
嵌入突部82は、中央部に後記する連結ネジ9の螺軸部91が嵌挿し、前記挿通孔814に連通する嵌挿孔821と、嵌入突部82に中心方向への弾性を付与する為、前後方向に形成された割り溝822、822と、前記支柱41の取付孔414に係止する係止段部823を有し、前方に向かって、やや先細状となした略円筒形に形成されている。
【0026】
すなわちスペーサー8は、支柱41の後面より、前記取付孔414に嵌入突部82を嵌入して、嵌入突部82の弾性により、係止段部823を取付孔414に係止せしめて、間隔保持部81が支柱41の後壁412の後面に位置した状態に常に支柱41に保持されている。
【0027】
連結ネジ9は、図5に示すように、前記支柱41の取付孔413、スペーサー8の嵌挿孔821、挿通孔814を嵌挿し、下背板22の連結孔30に螺合する螺軸部91と、螺軸部91の前端に一体に形成された頭部92より構成されており、頭部92は、螺軸91が連結孔30に完全に螺合した際、後面が支柱41の前壁411に圧接する円柱形の吊り下げ部921と、吊り下げ部92の前端で吊り下げ部92より大径の握部922より形成されている。
【0028】
スペーサー8、連結ネジ9は上記の如く形成され、前述したように、机本体1に連結された書棚20の斜め前方から、支柱41の下端部を嵌合孔50に嵌入し、支柱41を所定高さ位置で起立せしめ(図8(A)、(B)に示す状態)、スペーサー8の挿通孔814と、下背板22の所望の連結孔30を一致させた後、連結ネジ9の螺軸部91を、支柱41の取付孔413、スペーサー8の嵌挿孔821、挿通孔814を貫通させて連結孔30と螺合させ、支柱41の上部と下背板22を連結した後、嵌合支持部材7を下方に押し下げて嵌合孔50に嵌合させる事により、照明装置4は書棚20に取り付けられる。
【0029】
この状態で、スペーサー8によって、支柱41の後壁8と下背板22間に間隔保持部81に相当する間隙100が形成され、この間隙100に後記するブックエンド6が着脱自在に取り付け可能となる。
ブックエンド6は、仕切り面61と、仕切り面61の後端部から左右方向に突出寸法が異なる第1、第2嵌入面62、63より横向き略L字形に構成され(市販のL字形のブックエンドを倒した形態)、間隙100に第1嵌入面62、或いは、第2嵌入面63を選択的に嵌入することで、棚部24上における仕切り面61の立設位置が左右方向で選択可能となる。(実施例では、図1、図2に示すように、突出寸法の大きい第1嵌入面62を間隙100に嵌入する事で、第1嵌入面62の端面を縦仕切り板23に当接させる、又、第2嵌入面を63を間隙100に嵌入する事で仕切り面61を支柱41に当接させて、仕切り面61が、支柱41の方向に、必要以上移動するのを防止している。)
【0030】
すなわち、単に市販のL字形のブックエンドを棚部24上に載置して使用するだけでは、本が傾いた状態では支持する事が出来ず、又、本を引き出す時ブックエンド6も移動して、棚部24から落下し、天板11を傷つける等、非常に使い勝手の悪いものであるが、支柱41、及び下背板22等によって、ブックエンド6は前後方向に移動せず、必要以上左右方向に移動しないので非常に使い勝手にすぐれたものとなる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、支柱の下部を書棚の固定部に上方から嵌合支持し、支柱の上部を背板に保持する事により、前面側から照明装置を着脱自在に取付可能としたので、照明装置の取り付けが非常に簡単であるだけでなく、照明装置と書棚装置とを別梱包可能とすることにより、照明装置を書棚装置の加工先に送る必要我なく、照明装置だけでの在庫管理が容易なり、生産効率の向上がはかれ、全体のコストダウンも図る事ができる。
又、支柱支持部は、嵌合孔と、嵌合孔に着脱自在に嵌合する嵌合支持部材より構成され、嵌合支持部材は嵌合孔の上面前部を閉塞する上部閉塞面と、嵌合孔の後半部で上下方向に貫通し、支柱の下端部が嵌合支持される支柱支持孔を有しているので、支柱の下端部を斜め前方から嵌合孔に嵌入できるので、照明装置の取り付けがより簡単であり、嵌合支持部材を下方に押し下げ、嵌合孔に嵌合させるだけで、支柱の下端部は、支柱支持孔に嵌合支持され、嵌合支持部材は嵌合孔に支持されるので、支柱は左右前後方向に移動する事がなく、上下方向にのみ移動可能に支持される。
【0032】
請求項2に記載の発明によれば、前記効果に加え、スペーサーを介して、支柱の上部を連結したので、背板と支柱間に所定間隙を生じ、この間隙を利用してブックエンドを着脱自在に取り付けたりすることが出来る。
請求項3に記載の発明によれば、前記効果に加え、連結孔が上下方向に所定間隔を有して複数個形成されているので、書棚の使用形態に応じて、照明装置の灯具の高さ位置を選択出来、必要な明るさを得る事が可能である。
【0033】
請求項4に記載の発明によれば、前記効果に加え、連結ネジの頭部が吊り下げ機能を有しているので、部屋の鍵など、使用頻度が高く且つ収納個所の忘れやすい小物類等を、キーホルダー等を利用して最も目につきやすい個所に吊り下げる事ができ、非常に便利である。
【0034】
請求項5に記載の発明によれば、照明装置だけでの在庫管理が容易となり、生産効率の向上がはかれると共に、全体のコストダウンも図れ、書棚と照明装置を利用して、本等を効率的に収納出来、小物類の保管も容易で、書棚の使用形態に応じて必要な明るさを得る事が出来るものである。そして、机本体と書棚が連結された後、支柱の下端部が斜め前方から嵌合孔に嵌入され、支柱を所定高さ位置で起立せしめ、スペーサーを介して、連結ネジにて支柱の上部と下背板を連結した後、嵌合支持部材を下方に押し下げ、嵌合孔に嵌合させる事により、支柱支持部が形成される。
すなわち、支柱の下端部は、支柱支持孔に嵌合支持され、嵌合支持部材は嵌合孔に支持されるので、支柱は左右前後方向に移動する事がなく、上下方向にのみ移動可能に支持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具備する学習机の斜視図である。
【図2】 照明装置の取付状態を示す要部正面図である。
【図3】 本図2に対応した要部断面図である。
【図4】 本発明の要部拡大断面図である。
【図5】 連結ネジの斜視図である。
【図6】 スペーサーの斜視図である。
【図7】 嵌合支持部材の斜視図である。
【図8】 (A) 照明装置の取り付け初期状態を示す説明図である。
(B) 照明装置の取り付け途中を示す説明図である。
【符号の説明】
1 机本体
10 学習机
100 間隙
11 天板
2 下書棚
20 書棚
21 左右下側板
22 下背板
3 上書棚
30 連結孔
31 左右上側板
32 上背板
4 照明装置
40 灯具
41 支柱
5 支柱支持部
51 嵌合孔
7 嵌合支持部材
8 スペーサー
9 連結ネジ
91 螺軸部
92 頭部
Claims (5)
- 上端部に灯具が取付いた照明装置の支柱を、左右側板の後端部間に配設された背板の前面側に位置せしめ、支柱の下部を支柱支持部に支持し、支柱の上部を背板に形成された連結孔に、前面側から連結ネジにて連結する事により、前面側から照明装置を着脱自在に取付可能とし、支柱支持部は、嵌合孔と、嵌合孔に着脱自在に嵌合する嵌合支持部材より構成され、嵌合支持部材は嵌合孔の上面前部を閉塞する上部閉塞面と、嵌合孔の後半部で上下方向に貫通し、支柱の下端部が嵌合支持される支柱支持孔を有する事を特徴とする書棚装置。
- 上端部に灯具が取付いた照明装置の支柱を、左右側板の後端部間に配設された背板の前面側に位置せしめ、支柱の下部を支柱支持部に支持し、支柱の上部を背板に形成された連結孔に、背板と支柱間にスペーサー部材を介して、前面側から連結ネジにて連結する事により、背板と支柱間に所定間隙を有して、前面側から照明装置を着脱自在に取付け可能とし、支柱支持部は、嵌合孔と、嵌合孔に着脱自在に嵌合する嵌合支持部材より構成され、嵌合支持部材は嵌合孔の上面前部を閉塞する上部閉塞面と、嵌合孔の後半部で上下方向に貫通し、支柱の下端部が嵌合支持され支柱支持孔を有する事を特徴とする書棚装置。
- 連結孔が上下方向に所定間隔を有して複数個形成されている事を特徴とする請求孔1、又、請求孔2に記載の書棚装置。
- 連結ネジの頭部が吊り下げ機能を有している事を特徴とする請求項1、又は、請求項2に記載の書棚装置。
- 上端部に灯具が取付いた照明装置の支柱を、左右側板の後端部間に配設された背板の前面側に位置せしめ、支柱の下部を固定部に形成された支柱支持部に支持し、支柱の上部を、上下方向に所定間隔を有して背板に形成された複数個の連結孔の一つに、背板と支柱間にスペーサー部材を介して、頭部が吊り下げ機能を有する連結ネジにて、前面側から連結する事により、背板と支柱間に所定間隙を有して、前面側から照明装置を着脱自在に取付け可能とし、支柱支持部は、嵌合孔と、嵌合孔に着脱自在に嵌合する嵌合支持部材より構成され、嵌合支持部材は嵌合孔の上面前部を閉塞する上部閉塞面と、嵌合孔の後半部で上下方向に貫通し、支柱の下端部が嵌合支持され支柱支持孔を有する事を特徴とする書棚装置。
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2000
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JP2007215879A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Kurogane Kosakusho Ltd | 机上用書棚における照明器具取付装置 |
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JP2001327342A (ja) | 2001-11-27 |
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