JP3683749B2 - Mass spectrometry method - Google Patents
Mass spectrometry method Download PDFInfo
- Publication number
- JP3683749B2 JP3683749B2 JP19985699A JP19985699A JP3683749B2 JP 3683749 B2 JP3683749 B2 JP 3683749B2 JP 19985699 A JP19985699 A JP 19985699A JP 19985699 A JP19985699 A JP 19985699A JP 3683749 B2 JP3683749 B2 JP 3683749B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- standard substance
- calibration
- spectrum
- mass spectrum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、質量分析方法に関し、特に、クロマトグラフィー等で分離された試料成分の精密質量測定を好適に行なうことのできる質量分析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスクロマトグラフィー、液体クロマトグラフィー、電気泳動など、試料中の各種成分を時間の関数として分離する成分分析手段と、該分離された試料成分を連続的にイオン化して繰り返しそのマススペクトルを測定する質量分析計とを組み合わせた質量分析方法は、優れた分析手法として広く知られている。
【0003】
図1は、この分析手法を実施するための装置構成を模式的に示したものである。図中1は、ガスクロマトグラフ装置、液体クロマトグラフ装置、電気泳動装置などの試料成分分析装置である。1で分離された各種試料成分は、図示しないインターフェイス部を介して質量分析計2に導入される。質量分析計2でイオン化され、質量分析された結果は、データシステム3に取り込まれて解析される。
【0004】
このような構成において、各種試料成分が試料成分分離装置1から流出する様子、すなわち各種試料成分のクロマトグラフィー的挙動を確認するためには、通常、マスクロマトグラムが用いられる。マスクロマトグラムは、ガスクロマトグラフ装置、液体クロマトグラフ装置、電気泳動装置などの試料成分分析装置1から試料成分が流出している間、質量分析計2を繰り返し走査して、連続して観測されるマススペクトルをデータシステム3に次々に記憶させ、測定終了後、記憶させた各マススペクトルから任意の質量範囲に属するイオンの強度のみを取り出して、そのイオン強度の時間的な変化をクロマトグラムとして再構成させることで得られる。そして、ここで言う任意の質量範囲の幅は、一般に1uとすることが多い。
【0005】
目的とするイオンの元素組成が予めわかっている場合は、その元素組成から算出される理論的質量数の周囲の非常に狭い範囲を観測質量範囲として指定することで、所定の元素組成を持ったイオンのみのマスクロマトグラムを得ることが理論上可能である。これを実現させるためには、
1.質量分析計の分解能が、目的のイオンを他の夾雑イオンから分離するのに充分なほど高いこと。
【0006】
2.各マススペクトルの質量測定精度が、目的のイオンと他の夾雑イオンを混同しない程度に高いこと。
が必要である。このようなマスクロマトグラムは、高分解能マスクロマトグラム、あるいは精密質量クロマトグラムと呼ばれ、これを得るためには、適当な内部標準物質を連続的にイオン源に導入し、この内部標準物質に由来する質量数既知のイオンを用いて、各マススペクトル毎に質量校正、あるいは質量校正の補正を行なって、必要な質量測定精度を確保するのが普通である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成において、各マススペクトルの質量校正、あるいは質量校正の補正の精度を高く保つためには、充分な量の内部標準物質を質量分析計に導入する必要がある。ところが、多量の内部標準物質を質量分析計に導入すると、観測対象とする目的成分のイオン化が抑制されたり、あるいは内部標準物質に由来するイオンが質量分析計内部で散乱して、観測対象とする目的イオンの精密質量マスクロマトグラムのケミカルノイズとなったりして、充分な質量精度と検出感度を両立させることが困難であった。
【0008】
本発明の目的は、上述した点に鑑み、精密質量測定に必要な内部標準物質の量を低減しても感度良く精密質量マスクロマトグラムを測定することのできる質量分析方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明にかかる質量分析方法は、試料中の成分を時間の関数として分離する成分分析手段と、該分離された試料成分を順次イオン化して繰り返しそのマススペクトルを測定する質量分析計とを組み合わせた質量分析方法において、質量数既知の標準物質を前記試料成分と共にイオン化してマススペクトルを測定し、標準物質由来のシグナルに基づいて該マススペクトルの質量校正を行なう場合に、時間的に接近して得られた複数のマススペクトルで観測された標準物質由来のシグナルを参照して質量校正を行なうようにしたことを特徴としている。
【0010】
また、前記時間的に接近して得られた複数のマススペクトルで観測された標準物質由来のシグナルの参照方法は、そのシグナルの位置を複数のマススペクトル間で平均し、該平均的位置と標準物質の既知質量数とからマススペクトルの質量校正を行なわせるようにしたことを特徴としている。
【0011】
また、前記時間的に接近して得られた複数のマススペクトルで観測された標準物質由来のシグナルの参照方法は、そのシグナルの強度に関連した重み付けを行なった上で、そのシグナルの位置を複数のマススペクトル間で平均し、該平均的位置と標準物質の既知質量数とからマススペクトルの質量校正を行なわせるようにしたことを特徴としている。
【0012】
また、前記時間的に接近して得られた複数のマススペクトルで観測された標準物質由来のシグナルの参照方法は、そのマススペクトル毎に予め指定した所定の規則に基づく重み付けを行なった上で、そのシグナルの位置を複数のマススペクトル間で平均し、該平均的位置と標準物質の既知質量数とからマススペクトルの質量校正を行なわせるようにしたことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図2は、本発明にかかる質量分析方法の一実施例を示したものである。図中4は、ガスクロマトグラフ装置、液体クロマトグラフ装置、電気泳動装置などの試料成分分析装置から時間の関数として分離・流出した試料成分を質量分析計で質量分析した際のトータルイオンクロマトグラム(TIC)を表わしたものである。これは、試料成分分析装置によって時間的に分離された試料成分を質量分析計によってトータルイオン量として観測したもので、横軸は試料成分分析装置からその試料成分が流出するまでの時間、縦軸はその試料成分由来のイオン強度を示している。
【0014】
また5は、TICを構成する個々のマススペクトルであり、横軸はイオンの質量電荷比(m/z)、縦軸はイオン強度を表わしている。これらは、試料成分分析装置から流出する試料成分を質量分析計によって繰り返し質量走査することによって得られたマススペクトルを、時間の経過に従って並べたものである。図中、アスタリスク(*)を付したピークが、添加した内部標準物質に由来するマススペクトルの信号である。
【0015】
この内部標準物質の信号位置を基準にしてm/zの値を校正することにより、精密質量測定を行なうことができる。通常は、内部標準物質に由来する複数本のマススペクトルの信号を利用して、該信号間を内挿することによってm/zを正確に校正する。また、校正後、所定のm/zの値を持ったイオンピークを各マススペクトルから抽出して、時間の経過に従って線で結ぶことにより、目的イオンの精密質量マスクロマトグラムを得ることができる。
【0016】
このような構成において、精密質量マスクロマトグラムを生成するために、従来は、個々のマススペクトル内において観測された内部標準物質由来の信号位置情報のみに基づいてm/zの校正を行なっていた。それを本発明では、各マススペクトルの質量校正、あるいは質量校正の補正を行なうときに、そのマススペクトルの情報のみでなく、その前後に測定された複数のマススペクトルの情報を用いて質量校正、あるいは質量校正の補正を行なうようにする。
【0017】
例えば、今、ガスクロマトグラフ質量分析計によって測定されたマススペクトル群の内の第n番目のマススペクトルの質量校正を行なおうとするときに、(n−m)番目、(n−m+1)番目、(n−m+2)番目、・・・、(n−2)番目、(n−1)番目、n番目、(n+1)番目、(n+2)番目、・・・、(n+m−2)番目、(n+m−1)番目、(n+m)番目の合計(2m+1)個の各マススペクトルに含まれている内部標準物質の情報を用いるようにする。
【0018】
すなわち、マススペクトルが既にピーク判定されて、バーグラフの形で記録されている場合は、(2m+1)個の各マススペクトルに含まれている内部標準物質由来の信号位置を平均し、その平均的位置と内部標準物質の既知質量数から測定試料の質量数の校正、あるいは質量数の校正の補正を行なうようにする。なお、ここで言う信号位置とは、磁場型質量分析計の場合はスキャンの開始からそのマススペクトルが出現するまでの時間、飛行時間型質量分析計の場合はそのマススペクトルピークの飛行時間を意味する。
【0019】
また、マススペクトルが未だピーク判定されず、プロファイルの形で記録されている場合は、(2m+1)個のマススペクトルを全て加算した後、内部標準物質由来のピークを判定して位置を求め、その位置情報と既知質量数とから個々のマススペクトルの質量校正、あるいは質量校正の補正を行なうようにする。
【0020】
これにより、内部標準物質由来の信号のS/N比が多少良くない場合でも、正確な質量校正が可能となるので、内部標準物質の質量分析計への導入量を減らすことができ、目的とする分析成分のイオン化が抑制されたり、あるいは内部標準物質に由来するイオンが質量分析計の内部で散乱して目的とするイオンの精密質量マスクロマトグラム上のケミカルノイズとなったりすることを、予め回避することが可能となる。
【0021】
なお、内部標準物質由来の信号を複数のマススペクトル間で平均化するに当たっては、様々な変形が可能である。例えば、マススペクトルがバーグラフの形で記録されている場合に、(2m+1)個の各マススペクトルに含まれている各々の内部標準物質由来のピークについて、その位置を平均するに際し、単純に加算するのではなく、各マススペクトル中の各々の内部標準物質由来のピークの強度に比例して重み付けを行ない、その後、平均位置を求め、該平均位置と既知質量数とから質量校正、あるいは質量校正の補正を行なうようにしても良い。このように重み付けすることにより、S/N比の良いマススペクトルの情報を重視した形で、m/zの校正を行なわせることができる。
【0022】
また、別の変形例として、マススペクトルがプロファイルの形で記録されている場合に、(2m+1)個の各マススペクトルに含まれている各々の内部標準物質由来のピークについて、その位置を平均するに際し、単純に加算するのではなく、予め指定した所定の重み付け係数に基づいてピークに重み付けを行なった上で加算しても良い。例えば、m=2の場合には、次のような重み付けを行なう。
【0023】
このような重み付け係数を用いることにより、n番目のマススペクトルにとって時間的により近い位置にあるマススペクトルの中の内部標準物質の位置情報を重視した形で、内部標準物質由来の信号の平均的位置を計算させることができる。
【0024】
また、マススペクトルがバーグラフの形で記録されている場合に、前述した2つの変形例を併用した形で、内部標準物質由来のピークに重み付けを行なっても良いことは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】
以上述べたごとく、本発明の質量分析方法によれば、精密質量マスクロマトグラムを測定するに際して、そのマススペクトルの前後に測定した複数枚のマススペクトルの内部標準物質に関する情報を用いて質量校正、あるいは質量校正の補正を行なうようにしたので、測定時の内部標準物質の導入量を減らしても従来と同じ精度の質量校正、あるいは質量校正の補正が行なえ、結果的に、内部標準物質に由来するケミカルノイズや目的成分のイオン化の抑制現象を低減することができるので、実質的な感度の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の質量分析装置を示す図である。
【図2】本発明の質量分析装置による測定例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・成分分析装置、2・・・質量分析計、3・・・システム、4・・・トータルイオンクロマトグラム(TIC)、5・・・マススペクトル。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a mass spectrometry method, and more particularly, to a mass spectrometry method that can suitably perform accurate mass measurement of sample components separated by chromatography or the like.
[0002]
[Prior art]
Component analysis means that separates various components in a sample as a function of time, such as gas chromatography, liquid chromatography, electrophoresis, etc., and a mass that repeatedly ionizes the separated sample components and repeatedly measures the mass spectrum Mass spectrometry combined with an analyzer is widely known as an excellent analytical technique.
[0003]
FIG. 1 schematically shows an apparatus configuration for carrying out this analysis method. In the figure, reference numeral 1 denotes a sample component analyzer such as a gas chromatograph device, a liquid chromatograph device, an electrophoresis device or the like. Various sample components separated in 1 are introduced into the
[0004]
In such a configuration, a mass chromatogram is usually used to confirm how various sample components flow out of the sample component separation apparatus 1, that is, the chromatographic behavior of various sample components. The mass chromatogram is continuously observed by repeatedly scanning the
[0005]
When the elemental composition of the target ion is known in advance, the observational mass range is specified by specifying a very narrow range around the theoretical mass number calculated from the elemental composition. It is theoretically possible to obtain a mass chromatogram of only ions. To make this happen,
1. The resolution of the mass spectrometer is high enough to separate the ions of interest from other contaminant ions.
[0006]
2. The mass measurement accuracy of each mass spectrum is high enough not to confuse the target ion with other contaminant ions.
is required. Such a mass chromatogram is called a high-resolution mass chromatogram or an accurate mass chromatogram. In order to obtain this mass chromatogram, an appropriate internal standard substance is continuously introduced into the ion source, and the internal standard substance is converted into the internal standard substance. It is common to ensure the necessary mass measurement accuracy by performing mass calibration or correction of mass calibration for each mass spectrum using ions having a known mass number.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In such a configuration, it is necessary to introduce a sufficient amount of an internal standard substance into the mass spectrometer in order to keep the mass calibration of each mass spectrum or the accuracy of correction of the mass calibration high. However, when a large amount of an internal standard substance is introduced into the mass spectrometer, ionization of the target component to be observed is suppressed, or ions derived from the internal standard substance are scattered inside the mass spectrometer to be the observation object. It was difficult to achieve both sufficient mass accuracy and detection sensitivity, because it became chemical noise in the accurate mass mass chromatogram of the target ion.
[0008]
In view of the above points, an object of the present invention is to provide a mass spectrometry method capable of measuring an accurate mass mass chromatogram with high sensitivity even if the amount of an internal standard substance required for accurate mass measurement is reduced. .
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, a mass spectrometry method according to the present invention comprises a component analysis means for separating components in a sample as a function of time, and sequentially ionizing the separated sample components and measuring their mass spectra repeatedly. In a mass spectrometry method combined with a mass spectrometer, a standard substance having a known mass number is ionized together with the sample components to measure a mass spectrum, and the mass spectrum is calibrated based on a signal derived from the standard substance. The method is characterized in that mass calibration is performed with reference to signals derived from standard substances observed in a plurality of mass spectra obtained close to each other in time.
[0010]
In addition, the method of referring to the signal derived from the standard substance observed in the plurality of mass spectra obtained close to each other in time, averages the position of the signal among the plurality of mass spectra, and the average position and the standard It is characterized in that mass calibration of the mass spectrum is performed from the known mass number of the substance.
[0011]
In addition, the method for referring to the signal derived from the standard substance observed in the plurality of mass spectra obtained close to each other in time is weighted in relation to the intensity of the signal, and then the position of the signal is plural. The mass spectrum is averaged, and mass calibration of the mass spectrum is performed from the average position and the known mass number of the standard substance.
[0012]
In addition, the reference method of the signal derived from the standard substance observed in the plurality of mass spectra obtained close to each other in terms of time, after performing weighting based on a predetermined rule specified in advance for each mass spectrum, The signal position is averaged among a plurality of mass spectra, and mass calibration of the mass spectrum is performed from the average position and the known mass number of the standard substance.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 2 shows an embodiment of the mass spectrometric method according to the present invention. In the figure, reference numeral 4 denotes a total ion chromatogram (TIC) when mass analysis is performed on a sample component separated and outflowed as a function of time from a sample component analyzer such as a gas chromatograph device, a liquid chromatograph device or an electrophoresis device. ). This is the sample component that was separated in time by the sample component analyzer and observed as a total ion amount by the mass spectrometer. The horizontal axis is the time until the sample component flows out from the sample component analyzer, and the vertical axis Indicates the ionic strength derived from the sample components.
[0014]
[0015]
By calibrating the m / z value with reference to the signal position of the internal standard substance, accurate mass measurement can be performed. Normally, m / z is accurately calibrated by interpolating between the signals using a plurality of mass spectrum signals derived from the internal standard substance. Further, after calibration, an ion peak having a predetermined m / z value is extracted from each mass spectrum and connected with a line as time passes, whereby a precise mass mass chromatogram of the target ion can be obtained.
[0016]
In such a configuration, in order to generate an accurate mass mass chromatogram, conventionally, calibration of m / z was performed based only on signal position information derived from an internal standard substance observed in each mass spectrum. . In the present invention, when mass calibration of each mass spectrum or correction of mass calibration is performed, not only information of the mass spectrum but also mass calibration using information of a plurality of mass spectra measured before and after the mass spectrum, Alternatively, correction of mass calibration is performed.
[0017]
For example, when trying to perform mass calibration of the nth mass spectrum in the mass spectrum group measured by the gas chromatograph mass spectrometer, (n−m) th, (n−m + 1) th, (N−m + 2) th,..., (N−2) th, (n−1) th, nth, (n + 1) th, (n + 2) th,..., (N + m−2) th, ( The information on the internal standard substance contained in each of the total (2m + 1) mass spectra of the (n + m−1) th and (n + m) th is used.
[0018]
That is, when the mass spectrum has already been peak-determined and recorded in the form of a bar graph, the signal position derived from the internal standard substance contained in each (2m + 1) mass spectrum is averaged, and the average is obtained. Calibration of the mass number of the measurement sample or correction of the calibration of the mass number is performed from the position and the known mass number of the internal standard substance. The signal position mentioned here means the time from the start of scanning until the mass spectrum appears in the case of a magnetic mass spectrometer, and the time of flight of the mass spectrum peak in the case of a time-of-flight mass spectrometer. To do.
[0019]
If the mass spectrum is not yet peak-determined and is recorded in the form of a profile, after adding all (2m + 1) mass spectra, the peak derived from the internal standard is determined to determine the position, From the position information and the known mass number, mass calibration of each mass spectrum or correction of mass calibration is performed.
[0020]
This enables accurate mass calibration even when the S / N ratio of the signal derived from the internal standard substance is somewhat poor, thereby reducing the amount of internal standard substance introduced into the mass spectrometer. The ionization of the analysis component to be suppressed, or ions derived from the internal standard substance are scattered inside the mass spectrometer and become chemical noise on the accurate mass mass chromatogram of the target ion in advance. It can be avoided.
[0021]
Note that various variations are possible in averaging the signal derived from the internal standard substance among a plurality of mass spectra. For example, when the mass spectrum is recorded in the form of a bar graph, it is simply added when averaging the positions of the peaks derived from each internal standard substance contained in each (2m + 1) mass spectrum. Rather than performing weighting in proportion to the intensity of each internal standard substance-derived peak in each mass spectrum, the average position is obtained, and mass calibration or mass calibration is performed from the average position and the known mass number. You may make it correct | amend. By weighting in this way, m / z can be calibrated with emphasis on information of a mass spectrum with a good S / N ratio.
[0022]
As another modification, when the mass spectrum is recorded in the form of a profile, the positions of the peaks derived from the internal standard substances contained in each of the (2m + 1) mass spectra are averaged. At this time, instead of simply adding, the peaks may be weighted based on a predetermined weighting factor designated in advance and then added. For example, when m = 2, the following weighting is performed.
[0023]
By using such a weighting factor, the average position of the signal derived from the internal standard substance in a form that places importance on the positional information of the internal standard substance in the mass spectrum that is closer in time to the nth mass spectrum. Can be calculated.
[0024]
In addition, when the mass spectrum is recorded in the form of a bar graph, it goes without saying that the peak derived from the internal standard substance may be weighted in a form using the two modified examples described above in combination.
[0025]
【The invention's effect】
As described above, according to the mass spectrometry method of the present invention, when measuring an accurate mass mass chromatogram, mass calibration is performed using information on internal standard substances of a plurality of mass spectra measured before and after the mass spectrum, Or, since the calibration of mass calibration is performed, the mass calibration with the same accuracy as before or the calibration of mass calibration can be performed even if the amount of internal standard material introduced during measurement is reduced. Therefore, the chemical noise and the phenomenon of suppressing ionization of the target component can be reduced, so that the sensitivity can be substantially improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a conventional mass spectrometer.
FIG. 2 is a diagram showing an example of measurement by the mass spectrometer of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Component analyzer, 2 ... Mass spectrometer, 3 ... System, 4 ... Total ion chromatogram (TIC), 5 ... Mass spectrum.
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19985699A JP3683749B2 (en) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | Mass spectrometry method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19985699A JP3683749B2 (en) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | Mass spectrometry method |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001028252A JP2001028252A (en) | 2001-01-30 |
JP3683749B2 true JP3683749B2 (en) | 2005-08-17 |
Family
ID=16414800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19985699A Expired - Fee Related JP3683749B2 (en) | 1999-07-14 | 1999-07-14 | Mass spectrometry method |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3683749B2 (en) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10392707B4 (en) * | 2002-05-31 | 2012-08-16 | Waters Technologies Corp. (N.D.Ges.D. Staates Delaware) | Method of using data binning in the analysis of chromatography / spectrometry data |
JP4284167B2 (en) | 2003-12-24 | 2009-06-24 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | Accurate mass measurement method using ion trap / time-of-flight mass spectrometer |
CA2501003C (en) | 2004-04-23 | 2009-05-19 | F. Hoffmann-La Roche Ag | Sample analysis to provide characterization data |
JP4300154B2 (en) | 2004-05-14 | 2009-07-22 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | Ion trap / time-of-flight mass spectrometer and accurate mass measurement method for ions |
CA2621910A1 (en) * | 2005-09-07 | 2007-03-15 | Human Metabolome Technologies, Inc. | Method for calibrating detected mass in mass spectrometry system |
CN101384898B (en) * | 2006-06-08 | 2011-11-23 | 株式会社岛津制作所 | Data processing device for chromatograph mass spectrum analysis |
JP4966780B2 (en) * | 2007-07-30 | 2012-07-04 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | Analysis method using liquid chromatograph / mass spectrometer |
WO2009123297A1 (en) * | 2008-04-03 | 2009-10-08 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | Quantitative analysis method using mass spectrometer |
US8306758B2 (en) * | 2009-10-02 | 2012-11-06 | Dh Technologies Development Pte. Ltd. | Systems and methods for maintaining the precision of mass measurement |
EP3252798A4 (en) | 2014-12-25 | 2018-07-11 | Shimadzu Corporation | Analytical device |
GB201509244D0 (en) * | 2015-05-29 | 2015-07-15 | Micromass Ltd | A method of mass analysis using ion filtering |
JP7187029B2 (en) * | 2019-02-27 | 2022-12-12 | 株式会社日立ハイテクサイエンス | Chromatography equipment |
JP7354284B2 (en) * | 2019-11-26 | 2023-10-02 | 株式会社 資生堂 | Method, program, device, and three-dimensional object for producing three-dimensional objects that represent changes in fragrance over time |
-
1999
- 1999-07-14 JP JP19985699A patent/JP3683749B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001028252A (en) | 2001-01-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5590145B2 (en) | Mass spectrometry data processor | |
JP4973628B2 (en) | Chromatograph mass spectrometry data analysis method and apparatus | |
US10410847B2 (en) | Targeted mass analysis | |
US20200279726A1 (en) | Method and an apparatus for analyzing a complex sample | |
JP3683749B2 (en) | Mass spectrometry method | |
Hogenboom et al. | Rapid target analysis of microcontaminants in water by on-line single-short-column liquid chromatography combined with atmospheric pressure chemical ionization ion-trap mass spectrometry | |
EP1718962B1 (en) | System and method for tracking and quantitating chemical entities | |
JP2011512534A (en) | Quantification method by mass spectrometry | |
CN108982729B (en) | System and method for extracting mass traces | |
JP5464711B2 (en) | A method for improving signal-to-noise for quantification by mass spectrometry | |
CN112798696A (en) | Mass spectrometry method | |
Kaufmann et al. | Strategies to avoid false negative findings in residue analysis using liquid chromatography coupled to time‐of‐flight mass spectrometry | |
JPH08334493A (en) | Liquid chromatograph mass spectroscope | |
JP4256208B2 (en) | Isotope ratio analysis using a plasma ion source mass spectrometer | |
CN115711934A (en) | Detailed analysis of isomers in a TIMS-Q-Q-TOF mass spectrometer | |
WO2015189696A1 (en) | Chromatograph mass spectrometer and control method therefor | |
JP5405668B2 (en) | Ion trap mass spectrometer and mass spectrometry method | |
Kaufmann | Determination of the elemental composition of trace analytes in complex matrices using exact masses of product ions and corresponding neutral losses | |
JP2008282571A (en) | Time-of-flight mass spectrometer | |
Nieddu et al. | Multi‐residue analysis of eight thioamphetamine designer drugs in human urine by liquid chromatography/tandem mass spectrometry | |
CN115516302B (en) | Chromatographic mass analysis data processing method, chromatographic mass analysis device, and chromatographic mass analysis data processing program | |
JPH0381660A (en) | Selective ion detection using mass spectrometer | |
EP3660504A1 (en) | Systems and methods for determining mass of an ion species | |
JP2006010323A (en) | Chromatograph mass spectrometry measurement method and device | |
JP2008128720A (en) | Gc/ms multicomponent simultaneous analysis method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040615 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050524 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050526 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080603 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090603 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090603 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100603 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100603 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110603 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120603 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120603 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130603 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130603 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |