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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地中に横穴、縦穴等のトンネルを構築するために、先端装置で地中を推進する際においてその推進方向を修正する方向修正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
管を地中に埋設するための工法としては、(1)立坑に設置した元押装置により先端装置をただ単に押圧し、土砂を掘削することなく地中に圧入させる静的圧入工法、(2)先端装置としての掘削機で土砂を掘削すると共に掘削した土砂を排土しながら地中で掘削機を推進させる掘削工法、(3)特開昭60−148997号公報に示す工法で、本出願の図11及び図12に示すように、加振機aを作動させて、先端装置としての振動発生装置bの前部cを加振すると共に、該振動発生装置b周囲の土砂dに振動を与えて流動化させ、立坑eに設置した元押装置fにより押圧することにより土砂を掘削することなく振動発生装置bを圧入するようにした動的圧入工法がある。
【0003】
前記各工法において地中に埋設物等の障害物がある場合には、先端装置の推進方向を修正する必要があり、該先端装置の推進方向を修正する装置としては、特開昭58−222291号公報に示す装置がある。この特開昭58−222291号公報に示す装置は、本出願の図13に示すように、倍力機構として装置の推進方向と平行に伸長する位置決めジャッキgにより主動楔部材hを介して受動楔部材iの楔面を押し、受動楔部材iの前方の穿孔ヘッドj、推進ジャッキkを球軸受mを介して傾斜させ、装置の推進方向を変更して障害物を避けるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の如き障害物を避けるよう先端装置の推進方向を修正する装置は、主動楔部材hを介して受動楔部材iの楔面を押す位置決めジャッキgのストロークが推進方向に長くなるため、装置の推進方向の全長が長くなり、出発点となる立坑への搬入が困難になると共に、装置の方向制御を行う制御性が悪いという問題があった。
【0005】
こうした問題を解決すべく、本発明者等は、以下に示すような方向修正装置を発明し、既に出願している。
【0006】
図5〜図10は本発明者等が発明した方向修正装置の一例である。
【0007】
前記方向修正装置が適用される管埋設装置は図10に示され、図中、1は先端装置である。
【0008】
先端装置1は、推進方向D1前方側に位置する前部4と、先端装置1の前部4の推進方向D1後方に接続されると共に、推進中に推進方向D1を修正させるための屈曲部5を備えた方向修正装置6を備えており、7は先端装置1において方向修正装置6の推進方向D1後方に配置された挿入管、8は立坑9内に配設されて押圧板10を介し挿入管7の後端を押圧するようにした液圧ジャッキ等の元押装置である。
【0009】
而して、上記管埋設装置においては、元押装置8を伸長させて押圧板10を介し挿入管7を地中に圧入し、挿入管7により先端装置1を押圧することにより先端装置1を推進させるようにしている。
【0010】
又、管埋設装置は、方向修正装置6の屈曲部5により先端装置1の前部4を傾動させ、更に元押装置8を伸長させることにより押圧板10及び挿入管7を介して先端装置1を押圧し、先端装置1の推進方向D1を変更しつつ推進させるようにしている。
【0011】
このような方向修正装置6の詳細は図5〜図8に示されており、方向修正装置6は、屈曲部5を備えた方向修正部11を、前段部の前段円筒部12と後段部の後段円筒部13とにより構成している。
【0012】
前段円筒部12は、先端装置1の前部4に着脱可能な接続部14を介して前方壁15を配し、該前方壁15の推進方向D1後方に、先端装置1の前部4と略同径に形成される第一の外筒16と、該第一の外筒16と同心に形成され且つ推進方向D1後方へ張り出す円筒状の内筒17とを設けてなる構成を有しており、前記内筒17における前方壁15の近傍には、内筒17の軸線上に中心を有する凸状球面座18を形成してあり、該凸状球面座18の表面には、カーボン等の固体潤滑被膜19を形成してある。
【0013】
前記前段円筒部12の推進方向D1後方に位置する後段円筒部13は、前段円筒部12の第一の外筒16と略同径の第二の外筒20を備え、該第二の外筒20の先端には、前段円筒部12の第一の外筒16と内筒17との間に位置し且つ凸状球面座18を推進方向D1の投影面積で広く受ける凹状球面座21を形成しており、前記凸状球面座18に接する凹状球面座21の内周面には凸状球面座18と同様なカーボン等の固体潤滑被膜22を形成し、凹状球面座21の外周面には複数の環状溝23(図5では二本)を設け、該環状溝23には、前段円筒部12の第一の外筒16と後段円筒部13の凹状球面座21との間の隙間から内部に土砂が流入することを防ぐためのU字状のパッキン24を嵌入してある。
【0014】
又、前記凹状球面座21の外周面で環状溝23の推進方向D1後方には、前段円筒部12が傾動した際に前段円筒部12の第一の外筒16における推進方向D1後端が凹状球面座21の外周面に接触しないよう所定の大きさの溝25を形成してある。
【0015】
前記後段円筒部13の第二の外筒20における凹状球面座21の推進方向D1後方には、図5及び図7に示す如く、内筒17における凸状球面座18の回動中心から推進方向D1後方へ最も離れた位置、即ち内筒17の推進方向D1後端に位置するよう四本の液圧ジャッキ26を配設してあり、該四本の液圧ジャッキ26は、内筒17を周方向へ等間隔に囲むと共に、内筒17を径方向に挟み込む二本を一対として構成されている。
【0016】
ここで、内筒17の外周面と液圧ジャッキ26との構造を説明すると、図7に示す如く、内筒17の外周面には接線方向へ延在する複数の平面(図7では四個所)を形成して滑り軸受け板27を配しており、該滑り軸受け板27には、球面座28を備えて首を振れるようにした液圧ジャッキ26の先端部を面接触させるようにしてある。
【0017】
前記後段円筒部13の第二の外筒20における複数の液圧ジャッキ26のうち二本の液圧ジャッキ26の間には、内筒17の径方向に向かう二本のストローク検出器29を内筒17の周方向へ位相をずらして略直角に配置し、残りの二本の液圧ジャッキ26の間には、ストローク検出器29と同様に内筒17の径方向に向かう二本の土圧検出器30を内筒17の周方向へ位相をずらして略直角に配置してある。
【0018】
一方、図5及び図6に示す如く、後段円筒部13の推進方向D1後端部、即ち方向修正部11の推進方向D1後端部には、後段円筒部13の第二の外筒20に対し同心状で外径が略同一に形成され且つ推進方向D1後端部に蓋体31が取り付けられた中空の後方筒部32が接続され、該後方筒部32の中空部内には、方向修正部11の前段円筒部12を傾動させるために必要な油圧回路を構成する各種機器及び制御系統を構成する各種機器が収納されるようになっている。
【0019】
前記後方筒部32に収納されている機器は、油圧回路を構成する三位置切換弁である電磁制御弁34、各液圧ジャッキ26に対応する圧力センサ35、地中の土内にベントナイト等の滑材を供給するよう後方筒部32の周方向表面に形成された滑材供給ノズル36、制御系統におけるストローク検出器29用のアンプ、推進方向D1を制御するジャイロ37、発生する磁界により地上で位置を検出させる電磁コイル38、各部材に給電するバッテリ39、及び省配線ユニット等である。又、二本ずつで構成される二対の液圧ジャッキ26は、先端装置1の推進方向D1後方へ延在する管路40を介して、各対に対応するそれぞれの電磁制御弁34に接続されており、それぞれの電磁制御弁34に接続された後述の図8における管路41,42は、送給管路47及び戻り管路48に接続され、該送給管路47及び戻り管路48には、蓋体31に取り付けられ且つ油圧ユニット60へ接続可能なカップラ43,44と、振動発生装置の油圧系へ接続可能なカップラ45,46とが接続されている。
【0020】
前記滑材供給ノズル36には管路49の先端が接続され、該管路49は後方筒部32の中空部を通って後方へ延在し、蓋体31に取り付けられたカップラ50に接続されている。又、管路49の中途位置には分岐部分(図示せず)が設けられており、該分岐部分から後方筒部32の中空部を通って前方側へ延在する管路52は、先端装置1の前部4の油圧系へ着脱可能なカップラ51に接続されている。
【0021】
尚、図6中、53は、前段円筒部12の第一の外筒16における推進方向D1後端に凸設されたキー状の回り止め部材であり、該回り止め部材53は、後段円筒部13の第二の外筒20における推進方向D1先端に設けた切欠き状の案内手段54と係合しており、これにより、推進時に前段円筒部12が円周方向へ回動しないよう動きを規制されている。
【0022】
一方、前記液圧ジャッキ26により前段円筒部12の方向、即ち先端装置1の推進方向D1を変更する油圧回路は図8に示されており、60は油圧ユニット、61は傾動用の油圧回路である。
【0023】
前記油圧ユニット60は地上に設置されており、電動機62により駆動される油圧ポンプ63の吐出側には、中途部に逆止弁64及び可変絞り付逆止弁65を、又、油流れ方向D2下流端にカップラ66を設けた管路67が接続されている。又、前記油圧ユニット60は、油流れ方向D2上流端にカップラ68が接続され且つ油をタンク69に戻すようにした戻り管路70を備え、油圧ポンプ63には、タンク69から油を吸い込むための吸引管路71が接続されている。
【0024】
又、管路67における逆止弁64の油流れ方向D2下流側には、中途部に切換弁72が接続されて一端が戻り管路70に接続された管路73の他端が接続されている。油圧ユニット60の管路67と戻り管路70とをつなぐ管路途中には、管路67側の圧力が設定値を越えた場合に油を戻り管路70側へ逃がすためのリリーフ弁74を設けてある。
【0025】
前記油圧回路61を構成する各機器は後方筒部32内に収納されており、油圧ユニット60のカップラ66と管路75を介して接続し得るようにしたカップラ43には、先端装置1の前部4の油圧ユニット(図示せず)に接続可能なカップラ45へ通じる送給管路47が接続されると共に、油圧ユニット60のカップラ68と管路76を介して接続し得るようにしたカップラ44には、先端装置1の前部4の油圧ユニット(図示せず)に接続可能なカップラ46へ通じる戻り管路48が接続されている。
【0026】
又、送給管路47の中途部には、二つの電磁制御弁34に接続される管路41が接続され、戻り管路48の中途部には、二つの電磁制御弁34に接続される管路42が一本の管路77にまとめられて接続されており、まとめられた一本の管路77には第一の弁としてのリリーフ弁78が設けられている。
【0027】
一方、前記電磁制御弁34には、各液圧ジャッキ26のヘッド側液圧室79へ通じる管路40と接続され且つ途中に可変絞り付逆止弁80を有する管路81が接続されており、可変絞り付逆止弁80は、液圧ジャッキ26のヘッド側液圧室79から戻る油の流量を制御するようになっている。
【0028】
又、前記管路81の管路40に対する接続位置から可変絞り付逆止弁80までの中途部には、逆止弁82を備えた管路83が分岐接続され、該管路83は、一本の管路84にまとめられて第二の弁としてのリリーフ弁85を介し戻り管路48に接続されている。
【0029】
ここで、前記リリーフ弁78は、所定の液圧ジャッキ26が内筒17を押圧することによりそれと対向する液圧ジャッキ26が内筒17によって押圧された際に、対向する戻り側の液圧ジャッキ26のヘッド側液圧室79、管路40、管路81、電磁制御弁34、管路42の一連の流路の圧力がゼロにならないよう所定の圧力に設定されている。
【0030】
前記液圧ジャッキ26を介して前段円筒部12を傾動させる際の制御装置は、図9に示されており、圧力センサ35で検出したそれぞれの液圧ジャッキ26の推力である液圧ジャッキ圧力P1、ストローク検出器29で検出した内筒17延いては前段円筒部12の変位方向X1、土圧検出器30で検出した後段円筒部13の第二の外筒20に作用する土圧力P2は、それぞれ検出信号として地上に設置した制御装置90の演算制御部91へ与え得るようになっている。
【0031】
前記前段円筒部12の傾動時における液圧ジャッキ26の選択Sa、液圧ジャッキ26の伸長量LaはCPU等の上位系制御装置92若しくはオペレータより、制御装置90の演算制御部91へ設定し得るようになっており、その他の操作指令C1も制御装置90の演算制御部91へ与え得るようになっている。又、制御装置90の演算制御部91から上位系制御装置92へは、動作状態情報Iを与え得るようになっている。
【0032】
又、上位系制御装置92等から与えられた種々のデータを基に、制御装置90における演算制御部91からは、電磁制御弁34に切換指令Vを与え得るようになっている。尚、図9中、93は制御装置90における演算制御部91からの動作状態データを表示するための表示部である。
【0033】
次に、上記方向修正装置6の作動を説明する。
【0034】
先端装置1の方向を変更する際において、図8に示す油圧回路61のリリーフ弁78、リリーフ弁85は、リリーフ弁78の設定圧をPO1、リリーフ弁85の設定圧をPO2とした場合、常にPO1<PO2となるよう圧力調整が行われており、油圧ユニット60では、油が流通するよう切換弁72が切換わった状態で油圧ポンプ63は電動機62により駆動されており、油圧ポンプ63から吐出された油は、管路67,73、切換弁72、戻り管路70を通ってタンク69へ循環している。
【0035】
又、上位系制御装置92から、先端装置1即ち前段円筒部12の変位方向及び変位量に対応する液圧ジャッキ26の選択Sa、液圧ジャッキ26の伸長量La、その他の操作指令C1等の信号が制御装置90の演算制御部91に与えられている。このため、推進方向D1の変更を開始する操作ボタンをオンにすることにより、制御装置90の演算制御部91からは油圧ユニット60の切換弁72に切換指令が与えられて管路73の油が切換弁72を通過しないように切り換わり、同時に油圧回路61の二つの電磁制御弁34のうち少なくとも一つに切換指令が与えられて、一対の液圧ジャッキ26のうち一方の管路81を送給側の管路41に接続すると共に他方の管路81を戻り側の管路42に接続するか、或いは他方の管路81を送給側の管路41に接続すると共に一方の管路81を戻り側の管路42に接続するよう、電磁制御弁34の切換が行われている。
【0036】
このため、二つの電磁制御弁34のうち一方の電磁制御弁34において、一対の液圧ジャッキ26のヘッド側液圧室79に接続された一方の管路81を送給側の管路41に接続すると共に他方の管路81を戻り側の管路42に接続するよう、切換が行われている場合には、油圧ポンプ63から吐出された油は、管路67,75,47,41を経て電磁制御弁34を通り、管路81から管路40を経て液圧ジャッキ26のヘッド側液圧室79へ導入され、液圧ジャッキ26を伸長させることにより内筒17を押圧しており、同時に、相対する液圧ジャッキ26のヘッド側液圧室79の油は排出され、他方の管路40,81を経て電磁制御弁34を通り、管路42から管路77及びリリーフ弁78を介して、戻り管路48、管路76,70を通り、タンク69に戻される。
【0037】
又、二つの電磁制御弁34のうち一方の電磁制御弁34において、一対の液圧ジャッキ26のヘッド側液圧室79に接続された他方の管路81を送給側の管路41に接続すると共に一方の管路81を戻り側の管路42に接続するよう、切換が行われている場合には、油圧ポンプ63から吐出された油は、管路67,75,47,41を経て電磁制御弁34を通り、上記の場合の他方の管路81から管路40を経て逆側の液圧ジャッキ26のヘッド側液圧室79へ導入され、逆側の液圧ジャッキ26を伸長させることにより内筒17を逆方向に押圧しており、同時に、相対する液圧ジャッキ26のヘッド側液圧室79の油は排出され、上記の場合の一方の管路40,81を経て電磁制御弁34を通り、管路42から管路77及びリリーフ弁78を介して、戻り管路48、管路76,70を通り、タンク69に戻される。
【0038】
更に、二つの電磁制御弁34のうち他方の電磁制御弁34において、他の一対の液圧ジャッキ26が作動する場合には、上記の一方の電磁制御弁34と略同様に作動し、二つの電磁制御弁34を同時に作動させた場合には、互いに直交する方向に配設された二対の液圧ジャッキ26が所要方向へそれぞれ伸縮する形となり、このときの内筒17の押圧方向は二対の液圧ジャッキ26の伸長方向を合わせたものになる。
【0039】
ここで、前記内筒17の傾動角度は、内筒17の周方向へ位相をずらして略直角に配置された二本のストローク検出器29により傾動のデータが検出され、該検出された値を演算することにより求められる。
【0040】
而して、所定の液圧ジャッキ26を所定量で伸長させると、該液圧ジャッキ26は前段円筒部12の内筒17を径方向に押圧し、凸状球面座18の球中心を回動中心として前段円筒部12を所定変位量で傾動させ、先端装置1の前部4を所望方向へ向ける。
【0041】
続いて、先端装置1の推進方向D1を更に変更する際には、圧力センサ35により液圧ジャッキ圧力P1が、又、ストローク検出器29により前段円筒部12の変位方向X1が、更に、土圧検出器30により後段円筒部13の外周面に作用する土圧力P2が、それぞれ検出されて制御装置90における演算制御部91に与えられ、所定の演算が行われることにより、切換指令Vにより電磁制御弁34が適切な状態に制御される。
【0042】
このため、制御装置90は、傾動時の前段円筒部12の変位方向及び変位量に対応する液圧ジャッキ26の選択Sa、液圧ジャッキ26の伸長量La、その他の操作指令C1を任意に設定すると共に、前述の検出データを基として前段円筒部12の傾動方向を予め設定した所定の状態に制御して傾動を行うことができる。
【0043】
一方、図10に示す元押装置8によりトンネルを形成するよう先端装置1を押圧した場合には、先端装置1へ与える推力、先端装置1の径方向にかかる力等を凸状球面座18を介して後段円筒部13の凹状球面座21で受ける。
【0044】
従って、前段円筒部12の傾動に必要な液圧ジャッキ26のストロークの方向を先端装置1の推進方向D1でなく前段円筒部12の内筒17の径方向にするため、先端装置1の推進方向D1の全長を短くでき、結果的に出発点となる立坑9への搬入が容易になると共に、先端装置1の方向制御を行う制御性を良好にすることができる。又、先端装置1へ与える推力を凸状球面座18で支持するため液圧ジャッキ26を小型化し、設置スペースの占有を低減して方向修正装置6内部のスペースを有効利用することができる。
【0045】
又、液圧ジャッキ26が伸長して内筒17と液圧ジャッキ26との接触角が変化した際においても、球面座28及び滑り軸受け板27により液圧ジャッキ26は前段円筒部12の内筒17に対して点接触でなく面接触を維持するため、液圧ジャッキ26及び前段円筒部12の内筒17の周囲面の破損を防止することができる。
【0046】
しかも、前記凸状球面座18と凹状球面座21との摺動面に備えた固体潤滑被膜19,22によりグリス等の給油を不要にするため、凸状球面座18と凹状球面座21に対しオイルシール等の部材を不要にして装置構造を簡易にでき、又、液圧ジャッキ26を凸状球面座18の回動中心から推進方向D1後方へ離れた位置に備えるため、内筒17即ち前段円筒部12を傾動させる傾動モーメントを大きくして前段円筒部12を容易に傾動させることができる。
【0047】
又、前記前段円筒部12は、回り止め部材53により円周方向へ回動することがないため、前段円筒部12及び後段円筒部13の中空部内に収納された配線や配管に捩れが生じることがなく、又、パッキン24により前段円筒部12と後段円筒部13の間から土砂が入ることを防止し、結果的に耐久性を良くすることができる。
【0048】
更に又、前記内筒17に接するストローク検出器29の検出値より屈曲部5における前段円筒部12の傾動角度を検出するため、先端装置1の方向制御を適確に行うことができ、又、液圧ジャッキ26に圧力センサ35を備えて前段円筒部12の傾動により発生するモーメントを検出するため、先端装置1の方向制御を一層適確に行うことができる。
【0049】
又、液圧ジャッキ26を制御する電磁制御弁34を方向修正装置6の内部に備えるため、方向修正装置6の内部で管路40をまとめて、方向修正装置6の外部へ延在する管路を最少限にし、結果的に先端装置1の操作性を良くすることができる。更に又、内筒17の内部に配線、配管を通すことが可能となるため、先端装置1の外部に配線、配管を出すことなく、先端装置1の前部4に必要な電気信号、油、滑材等を供給することができる。
【0050】
以上述べたように、本発明者等が既に発明して出願している方向修正装置6は、小型でしかも耐久性、操作性の良いものとなっている。
【0051】
ところで、土質が硬い場合、或いは圧入工法のように周囲の土が押し固められたような状態となる場合、液圧ジャッキ26により凸状球面座18の球中心を回動中心として前段円筒部12に作用させる傾動モーメントは、大きくした方が有利となることが確認されている。
【0052】
前記傾動モーメントを大きくするためには、一つの手段としては、液圧ジャッキ26の内径を大きくしてその推力を増加させる必要があるが、先端装置1の後段円筒部13の第二の外筒20内に、別物としての液圧ジャッキ26を配設するのでは、該第二の外筒20という限られた搭載スペースの制約をもろに受ける形となり、液圧ジャッキ26の内径をあまり大きくすることは不可能であった。
【0053】
又、別の手段として、凸状球面座18の球中心から液圧ジャッキ26が配設される位置までの距離即ち傾動モーメントの腕の長さを長くしてやれば、前記傾動モーメントを大きくすることが可能となるが、この場合、液圧ジャッキ26のストロークを大きくしてやる必要がある。しかしながら、前述と同様に、先端装置1の後段円筒部13の第二の外筒20内に、別物としての液圧ジャッキ26を配設するのでは、やはり第二の外筒20という限られた搭載スペースの制約により、液圧ジャッキ26のストロークをあまり大きくすることは困難となる一方、該液圧ジャッキ26のストロークを充分に取れない場合には、充分な傾動角が得られなくなる虞があった。
【0054】
一方、内筒17を径方向へ押圧する液圧ジャッキ26一台当りの動作圧力を高めてその推力を大きくした場合、荷重が一箇所に集中する形となることから、液圧ジャッキ26の荷重作用部の必要強度が大きくなり、該液圧ジャッキ26の荷重作用部における部材の肉厚を厚くする等といった対策を講じなければならなくなり、広い搭載スペースが必要となり、第二の外筒20のように搭載スペースに制約がある場合には、液圧ジャッキ26の動作圧力をあまり大きくすることが困難となり、前記傾動モーメントを大きくすることができなかった。
【0055】
本発明は、斯かる実情に鑑み、限られたスペース内で、より大きな傾動モーメントを発生させることができ、土質が硬く非常に高い負荷がかかる場合、或いは圧入工法のように周囲の土が押し固められたような状態となり非常に高い負荷がかかる場合にも有効に適用できる方向修正装置を提供しようとするものである。
【0056】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の方向修正装置は、地中を推進する先端装置の一部を形成する第一の外筒内に配設された凸状球面座と、第二の外筒に設けられると共に前記凸状球面座に外嵌された凹状球面座と、前記凸状球面座に連なる内筒を径方向へ押圧することにより凸状球面座を介して先端装置の前部の推進方向を修正するよう前記第二の外筒内に配設された所要対の液圧ジャッキとを備えた方向修正装置において、
第二の外筒に液圧ジャッキを、該液圧ジャッキのボディが第二の外筒の一部を構成するよう一体に組み込んだことを特徴とする方向修正装置にかかるものである。
【0057】
前記方向修正装置においては、請求項2のように、各液圧ジャッキを第二の外筒の軸線方向へ複数台並設して構成することが有効となり、この場合、請求項3のように、第二の外筒の軸線方向へ並設した複数台の液圧ジャッキの液圧室を連通させることが望ましい。
【0058】
【0059】
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【0060】
本発明の請求項1の方向修正装置のように、第二の外筒に液圧ジャッキを、該液圧ジャッキのボディが第二の外筒の一部を構成するよう一体に組み込むと、先端装置の第二の外筒内に、別物としての液圧ジャッキを配設するのとは異なり、該第二の外筒という限られた搭載スペースの制約を受けにくくなり、液圧ジャッキの内径を大きくしてその推力を増加させることが可能になると共に、液圧ジャッキのストロークを大きくし、凸状球面座の球中心から液圧ジャッキが配設される位置までの距離即ち傾動モーメントの腕の長さを長くしてやることが可能となり、これにより、内筒を傾動させる傾動モーメントを大きくすることが可能となり、充分な傾動角も得られる。
【0061】
前記方向修正装置において、請求項2のように、各液圧ジャッキを第二の外筒の軸線方向へ複数台並設して構成すると、内筒を径方向へ押圧する液圧ジャッキ一台当りの荷重が一箇所に集中せずに分散される形となることから、液圧ジャッキの荷重作用部の必要強度が小さくなり、該液圧ジャッキの荷重作用部における部材の肉厚を厚くする等といった対策を講じなくて済み、広い搭載スペースが必要とならず、第二の外筒のように搭載スペースに制約がある場合であっても、液圧ジャッキ一台当りの内径、ストロークを大きくしやすく、一方向当りの液圧ジャッキのトータルの推力を大きくすることが可能となり、前記傾動モーメントをより大きくすることに役立つ。この場合、請求項3のように、第二の外筒の軸線方向へ並設した複数台の液圧ジャッキの液圧室を連通させると、該複数台の液圧ジャッキには同じ液圧が作用し、外部から大きな負荷が加わったような場合でも、一つの液圧ジャッキにのみ大きな荷重が作用するようなことがないため、液圧ジャッキの荷重作用部の必要強度が更に小さくて済み、搭載スペースの確保に役立つ。
【0062】
【0063】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0064】
図1〜図4は本発明を実施する形態の一例であって、図中、図5〜図10と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図5〜図10に示すものと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、図1〜図4に示す如く、第二の外筒20に液圧ジャッキ26を、該液圧ジャッキ26のボディ26aが第二の外筒20の一部を構成するよう一体に組み込んだ点にある。
【0065】
本図示例の場合、各液圧ジャッキ26は第二の外筒20の軸線方向へ複数台(図の例では二台)並設して構成すると共に、該第二の外筒20の軸線方向へ並設した複数台の液圧ジャッキ26のヘッド側液圧室79は、該液圧ジャッキ26のボディ26aに形成された流路94を介して連通させるようにしてある。
【0066】
次に、上記図示例の作動を説明する。
【0067】
前述のように、第二の外筒20に液圧ジャッキ26を、該液圧ジャッキ26のボディ26aが第二の外筒20の一部を構成するよう一体に組み込むと、先端装置1の後段円筒部13の第二の外筒20内に、別物としての液圧ジャッキ26を配設するのとは異なり、該第二の外筒20という限られた搭載スペースの制約を受けにくくなり、液圧ジャッキ26の内径を大きくしてその推力を増加させることが可能になると共に、液圧ジャッキ26のストロークを大きくし、凸状球面座18の球中心から液圧ジャッキ26が配設される位置までの距離即ち傾動モーメントの腕の長さを長くしてやることが可能となり、これにより、内筒17即ち前段円筒部12を傾動させる傾動モーメントを大きくすることが可能となり、充分な傾動角も得られる。
【0068】
本図示例の場合、各液圧ジャッキ26は第二の外筒20の軸線方向へ複数台並設して構成するようにしてあるため、内筒17を径方向へ押圧する液圧ジャッキ26一台当りの荷重が一箇所に集中せずに分散される形となることから、液圧ジャッキ26の荷重作用部の必要強度が小さくなり、該液圧ジャッキ26の荷重作用部における部材の肉厚を厚くする等といった対策を講じなくて済み、広い搭載スペースが必要とならず、第二の外筒20のように搭載スペースに制約がある場合であっても、液圧ジャッキ26一台当りの内径、ストロークを大きくしやすく、一方向当りの液圧ジャッキ26のトータルの推力を大きくすることが可能となり、前記傾動モーメントをより大きくすることに役立つ。
【0069】
しかも、本図示例の場合、第二の外筒20の軸線方向へ並設した複数台の液圧ジャッキ26のヘッド側液圧室79は、該液圧ジャッキ26のボディ26aに形成された流路94を介して連通させるようにしてあるため、該複数台の液圧ジャッキ26には同じ油圧が作用し、外部から大きな負荷が加わったような場合でも、一つの液圧ジャッキ26にのみ大きな荷重が作用するようなことがないため、液圧ジャッキ26の荷重作用部の必要強度が更に小さくて済み、搭載スペースの確保に役立つ。尚、前記流路94途中に切換弁(図示せず)を設け、該切換弁の操作により、土質等に応じて、第二の外筒20の軸線方向へ並設した複数台の液圧ジャッキ26のうち一方のみを作動させ、内筒17を傾動させるような使い方をすることも可能となる。
【0070】
こうして、上記図示例における方向修正装置6によれば、限られたスペース内で、より大きな傾動モーメントを発生させることができ、土質が硬く非常に高い負荷がかかる場合、或いは圧入工法のように周囲の土が押し固められたような状態となり非常に高い負荷がかかる場合にも有効に適用できる。
【0071】
【0072】
尚、本発明の方向修正装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0073】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1記載の方向修正装置によれば、限られたスペース内で、より大きな傾動モーメントを発生させることができ、土質が硬く非常に高い負荷がかかる場合、或いは圧入工法のように周囲の土が押し固められたような状態となり非常に高い負荷がかかる場合にも有効に適用できるという優れた効果を奏し得る。
【0074】
本発明の請求項2記載の方向修正装置によれば、内筒を径方向へ押圧する液圧ジャッキ一台当りの荷重を一箇所に集中させずに分散させることができ、液圧ジャッキの荷重作用部の必要強度を小さくして、広い搭載スペースを不要とし得、第二の外筒のように搭載スペースに制約がある場合であっても、液圧ジャッキ一台当りの内径、ストロークを大きくしやすく、一方向当りの液圧ジャッキのトータルの推力を大きくでき、前記傾動モーメントをより大きくすることに役立つという優れた効果を奏し得る。
【0075】
本発明の請求項3記載の方向修正装置によれば、複数台の液圧ジャッキに同じ液圧を作用させることができ、外部から大きな負荷が加わったような場合でも、一つの液圧ジャッキにのみ大きな荷重が作用するようなことを防止できるため、液圧ジャッキの荷重作用部の必要強度を更に小さくし得、搭載スペースの確保に役立つという優れた効果を奏し得る。
【0076】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施する形態の一例の縦断面図である。
【図2】 本発明を実施する形態の一例の平面図である。
【図3】 図1のIII−III方向矢視図である。
【図4】 図1のIV−IV方向矢視図である。
【図5】 本発明者等が既に発明している方向修正装置の一例の縦断面図である。
【図6】 本発明者等が既に発明している方向修正装置の一例の平面図である。
【図7】 図5のVII−VII方向矢視図である。
【図8】 本発明者等が既に発明している方向修正装置に適用する油圧回路図である。
【図9】 本発明者等が既に発明している方向修正装置に適用する制御系統図である。
【図10】 図5に示す方向修正装置を適用した管埋設装置の概要を示す側面図である。
【図11】 従来の圧入工法に使用する振動発生装置の概要を示す側面図である。
【図12】 図11に示す振動発生装置を適用した管埋設装置の概要を示す側面図である。
【図13】 従来の方向修正方法に使用する方向修正装置の概要を示す側面図である。
【符号の説明】
1 先端装置
4 前部
5 屈曲部
6 方向修正装置
7 挿入管
8 元押装置
9 立坑
16 第一の外筒
17 内筒
18 凸状球面座
20 第二の外筒
21 凹状球面座
26 液圧ジャッキ
26a ボディ
79 ヘッド側液圧室(液圧室)
94 流路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a direction correcting device for correcting a propulsion direction when propelling the ground with a tip device in order to construct a tunnel such as a horizontal hole or a vertical hole in the ground.
[0002]
[Prior art]
As a method for embedding the pipe in the ground, (1) a static press-fitting method in which the tip device is simply pressed by the main pushing device installed in the vertical shaft and pressed into the ground without excavating the soil, (2 ) Excavation method to excavate the earth and sand with the excavator as a tip device and to push the excavator in the ground while discharging the excavated earth and sand; 11 and 12, the vibrator a is operated to vibrate the front portion c of the vibration generating device b as a tip device, and the earth and sand d around the vibration generating device b is vibrated. There is a dynamic press-fitting method in which the vibration generator b is press-fitted without excavating the earth and sand by being fed and fluidized and pressed by the main pusher f installed in the shaft e.
[0003]
When there is an obstacle such as an embedded object in the ground in each of the above methods, it is necessary to correct the propulsion direction of the tip device, and as a device for correcting the propulsion direction of the tip device, JP-A-58-222291. There is a device shown in the gazette. As shown in FIG. 13 of the present application, the device shown in Japanese Patent Laid-Open No. 58-222291 is a passive wedge through a main wedge member h by a positioning jack g that extends parallel to the propulsion direction of the device as a booster mechanism. The wedge surface of the member i is pushed, the drilling head j in front of the passive wedge member i and the propulsion jack k are tilted via the ball bearing m to change the propulsion direction of the apparatus to avoid obstacles.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the device for correcting the propulsion direction of the tip device so as to avoid the obstacle as described above, the stroke of the positioning jack g that pushes the wedge surface of the passive wedge member i through the main driving wedge member h becomes longer in the propulsion direction. The total length of the propulsion direction of the apparatus becomes long, making it difficult to carry into the shaft as a starting point, and there is a problem that the controllability for controlling the direction of the apparatus is poor.
[0005]
In order to solve such a problem, the present inventors have invented and applied for a direction correcting device as shown below.
[0006]
5 to 10 show an example of the direction correcting device invented by the present inventors.
[0007]
A pipe embedding device to which the direction correcting device is applied is shown in FIG. 10, in which 1 is a tip device.
[0008]
The tip device 1 is connected to the
[0009]
Thus, in the tube embedding device, the
[0010]
Further, the tube embedding device tilts the
[0011]
The details of the
[0012]
The front
[0013]
The rear
[0014]
Further, on the outer peripheral surface of the concave
[0015]
As shown in FIGS. 5 and 7, the propulsion direction from the rotational center of the convex
[0016]
Here, the structure of the outer peripheral surface of the
[0017]
Between the two
[0018]
On the other hand, as shown in FIGS. 5 and 6, the rear end portion in the propulsion direction D 1 of the rear
[0019]
The equipment accommodated in the
[0020]
A tip of a
[0021]
In FIG. 6,
[0022]
On the other hand, a hydraulic circuit for changing the direction of the front
[0023]
The
[0024]
In addition, a switching valve 72 is connected to the midway part of the
[0025]
Each device constituting the
[0026]
Further, a
[0027]
On the other hand, the
[0028]
In addition, a
[0029]
Here, the
[0030]
A control device for tilting the front
[0031]
The selection Sa of the
[0032]
Further, based on various data given from the host
[0033]
Next, the operation of the
[0034]
When the direction of the tip device 1 is changed, the
[0035]
Further, from the host
[0036]
For this reason, in one
[0037]
Further, in one
[0038]
Further, when the other pair of
[0039]
Here, the tilting angle of the
[0040]
Thus, when the predetermined
[0041]
Subsequently, when the propulsion direction D1 of the tip device 1 is further changed, the hydraulic pressure P1 is detected by the
[0042]
For this reason, the
[0043]
On the other hand, when the tip device 1 is pressed so as to form a tunnel by the main pushing
[0044]
Therefore, in order to make the stroke direction of the
[0045]
Further, even when the
[0046]
Moreover, in order to eliminate the need for lubrication such as grease by the
[0047]
Further, since the front
[0048]
Further, since the tilt angle of the front
[0049]
Further, since the
[0050]
As described above, the
[0051]
By the way, when the soil is hard or when the surrounding soil is pressed and pressed as in the press-fitting method, the front
[0052]
In order to increase the tilting moment, as one means, it is necessary to increase the thrust by increasing the inner diameter of the
[0053]
As another means, if the distance from the spherical center of the convex
[0054]
On the other hand, when the operating pressure per
[0055]
In view of such circumstances, the present invention can generate a larger tilting moment in a limited space, and when the soil is hard and a very high load is applied, or when the surrounding soil is pushed like a press-fitting method. It is an object of the present invention to provide a direction correcting device that can be effectively applied even when it is hardened and a very high load is applied.
[0056]
[Means for Solving the Problems]
A direction correcting device according to a first aspect of the present invention is provided on a convex spherical seat disposed in a first outer cylinder that forms a part of a tip device that propels the underground, and a second outer cylinder. In addition, the pushing direction of the front part of the tip device is corrected through the convex spherical seat by pressing the concave spherical seat fitted on the convex spherical seat and the inner cylinder connected to the convex spherical seat in the radial direction. In a direction correcting device provided with a required pair of hydraulic jacks arranged in the second outer cylinder,
The present invention is directed to a direction correcting device in which a hydraulic jack is integrally incorporated in a second outer cylinder so that the body of the hydraulic jack forms a part of the second outer cylinder.
[0057]
In the direction correcting device, it is effective to arrange a plurality of hydraulic jacks side by side in the axial direction of the second outer cylinder as in claim 2, and in this case, as in
[0058]
[0059]
According to the above means, the following operation can be obtained.
[0060]
When the hydraulic jack is integrated into the second outer cylinder so that the body of the hydraulic jack forms a part of the second outer cylinder as in the direction correcting device according to claim 1 of the present invention, Unlike disposing a hydraulic jack as a separate item in the second outer cylinder of the device, it is less subject to the limited mounting space of the second outer cylinder, and the inner diameter of the hydraulic jack is reduced. The thrust can be increased to increase the stroke of the hydraulic jack, and the stroke of the hydraulic jack is increased so that the distance from the spherical center of the convex spherical seat to the position where the hydraulic jack is disposed, that is, the arm of the tilting moment. This makes it possible to increase the length, thereby increasing the tilting moment for tilting the inner cylinder and obtaining a sufficient tilting angle.
[0061]
In the direction correcting device, as in claim 2, when a plurality of hydraulic jacks are arranged side by side in the axial direction of the second outer cylinder, each hydraulic jack that presses the inner cylinder in the radial direction. The load of the hydraulic jack is dispersed without being concentrated in one place, so that the required strength of the load acting portion of the hydraulic jack is reduced, the thickness of the member in the load acting portion of the hydraulic jack is increased, etc. This eliminates the need to take measures such as the need for a large mounting space and increases the inner diameter and stroke per hydraulic jack even when the mounting space is limited like the second outer cylinder. It is easy to increase the total thrust of the hydraulic jack per direction, which is useful for increasing the tilting moment. In this case, as in
[0062]
[0063]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0064]
1 to 4 show an example of an embodiment of the present invention. In the figure, the same reference numerals as those in FIGS. 5 to 10 denote the same components, and the basic configuration is shown in FIGS. 10 is the same as that shown in FIG. 10, but the feature of the illustrated example is that, as shown in FIGS. 1 to 4, a
[0065]
In the case of the illustrated example, each
[0066]
Next, the operation of the illustrated example will be described.
[0067]
As described above, when the
[0068]
In the case of this illustrated example, each
[0069]
Moreover, in the illustrated example, the head-side
[0070]
Thus, according to the
[0071]
[0072]
Note that the direction correcting device of the present invention is not limited to the illustrated examples described above, and it is needless to say that various changes can be made without departing from the scope of the present invention.
[0073]
【The invention's effect】
As described above, according to the direction correcting device of claim 1 of the present invention, a larger tilting moment can be generated in a limited space, and the soil is hard and a very high load is applied. Alternatively, it is possible to achieve an excellent effect that it can be effectively applied even when the surrounding soil is pressed and compacted as in the press-fitting method and a very high load is applied.
[0074]
According to the direction correcting device of the second aspect of the present invention, the load per hydraulic jack that presses the inner cylinder in the radial direction can be dispersed without being concentrated in one place. The required strength of the action part can be reduced to eliminate the need for a large mounting space, and the inner diameter and stroke per hydraulic jack can be increased even when the mounting space is limited like the second outer cylinder. The total thrust of the hydraulic jack per direction can be increased, and an excellent effect of helping to increase the tilting moment can be achieved.
[0075]
According to the direction correcting device of the third aspect of the present invention, the same hydraulic pressure can be applied to a plurality of hydraulic jacks, and even when a large load is applied from the outside, one hydraulic jack can be applied. Since it is possible to prevent only a large load from acting, the required strength of the load acting portion of the hydraulic jack can be further reduced, and an excellent effect of helping to secure a mounting space can be obtained.
[0076]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an example of an embodiment for carrying out the present invention.
FIG. 2 is a plan view of an example of an embodiment for carrying out the present invention.
3 is a view taken in the direction of arrows III-III in FIG. 1;
4 is a view taken in the direction of arrows IV-IV in FIG. 1;
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of an example of a direction correcting device that has already been invented by the present inventors.
FIG. 6 is a plan view of an example of a direction correcting device that the inventors have already invented.
7 is a VII-VII direction arrow view of FIG. 5;
FIG. 8 is a hydraulic circuit diagram applied to the direction correcting device already invented by the inventors.
FIG. 9 is a control system diagram applied to the direction correcting device already invented by the inventors.
10 is a side view showing an outline of a pipe embedding device to which the direction correcting device shown in FIG. 5 is applied.
FIG. 11 is a side view showing an outline of a vibration generator used in a conventional press-fitting method.
12 is a side view showing an outline of a pipe embedding device to which the vibration generating device shown in FIG. 11 is applied.
FIG. 13 is a side view showing an outline of a direction correcting device used in a conventional direction correcting method.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
94 flow path
Claims (3)
第二の外筒に液圧ジャッキを、該液圧ジャッキのボディが第二の外筒の一部を構成するよう一体に組み込んだことを特徴とする方向修正装置。A convex spherical seat disposed in the first outer cylinder that forms a part of the tip device that propels the underground, and a concave shape that is provided in the second outer cylinder and is externally fitted to the convex spherical seat A spherical seat and an inner cylinder connected to the convex spherical seat are arranged in the second outer cylinder so as to correct the propulsion direction of the front portion of the tip device via the convex spherical seat by pressing in the radial direction. In the direction correcting device provided with the required pair of hydraulic jacks,
A direction correcting device in which a hydraulic jack is integrally incorporated in a second outer cylinder so that a body of the hydraulic jack forms a part of the second outer cylinder.
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