JP3679065B2 - 大気中のガス濃度測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、大気中に含まれる特定のガスの濃度を測定する大気中のガス濃度測定装置に関し、特にラジオゾンデにより地上から数千メートル上空に至る二酸化炭素の濃度を測定することにより、大気中の二酸化炭素濃度の濃度分布等を解析するのに好適な大気中のガス濃度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
地球規模の大きな環境問題の一つとして、大気中での二酸化炭素の増大による地球温暖化の問題が指摘されている。この問題は、化石燃料の消費、バイオマス燃焼、農業活動等の人為的な原因で地球上に発生する二酸化炭素が、いわゆる地球規模の温室効果をもたらすとういものである。この二酸化炭素の温室効果により、大気の温度が上昇して地球全体が温暖化し、異常気象が生じたり、極地の氷山が溶けて海水面の上昇をもたらすという深刻な問題をもたらす。
【0003】
このような地球の環境に影響を与える大気中の二酸化炭素の状態を把握するためには、大気中の二酸化炭素の濃度を測定することが必要となる。それも、地上から上空に至る二酸化炭素の濃度分布、いわゆる垂直濃度分布を測定することが必要とされる。
【0004】
従来、地上から上空に至るまでの大気の状態を観測する手段として、気球を使用したラジオゾンデによる観測システムがある。このラジオゾンデは、本来が気象観測のため上空観測システムとして開発されたものであり、ヘリウムガスを使用した気球によりゾンデを上空高くまで上昇させ、その上昇過程あるいは上昇した上空で様々な大気や気象の観測を行うことを目的とする。観測データはゾンデから電波で発信し、これを地上で受信してデータ処理を行う。
【0005】
大気中の特定物質を検出し、測定を行うには、ゾンデにセンサを搭載し、そのセンサにより物質を検出し、測定をした結果をゾンデに搭載した発信器より発信し、地上でこれを受信してデータ処理を行う。
現在、大気中に含まれる二酸化炭素濃度を測定する手段としては、セラミクス系の固体電解質を使用した二酸化炭素センサを使用するものが一般的である。この固体電解質を使用した二酸化炭素センサは、固体電解質が二酸化炭素ガスを電離、分解するときに固体電解質中に発生する起電力により二酸化炭素の濃度を測定するものである。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、この固体電解質を使用した二酸化炭素センサに発生する起電力は、二酸化炭素の濃度に依存するだけでなく、その固体電解質の温度にも大きく依存する。特に、気球を使用したラジオゾンデによる二酸化炭素濃度の測定においては、ゾンデが位置する高度の違いにより、大気の温度が大きく異なるため、二酸化炭素センサの温度依存性は、その測定値に大きな影響を与えることになる。
【0007】
固体電解質の温度依存性による起電力の相違については、予め固体電解質に生じる起電力と温度との関係を把握しておき、温度変動により生じる測定値の違いを補正するような補償を行う手段が考えられる。しかし、温度の違いによる測定値の補償は、有効且つ必要ではあるが、大きな温度の違いがあると、それだけでは正確な二酸化炭素の濃度を測定できない。
【0008】
そこで本件発明者らは、固体電解質を使用した二酸化炭素センサの温度を一定に維持するため、氷により維持される±0℃の恒温雰囲気の中に二酸化炭素センサを収納し、そこに大気を導入し、その大気中の二酸化炭素濃度を測定する手段について検討を行った。
【0009】
しかし、このような手段では、二酸化炭素の測定環境温度が±0℃付近と低いため、固体電解質中に生じる起電力が小さくなる。その結果、十分高い精度で二酸化炭素濃度を測定出来ないことが明らかになった。
本発明は、気球を使用したラジオゾンデによる二酸化炭素濃度測定における前述の課題に鑑み、より高い精度で二酸化炭素濃度を測定することが出来る大気中のガス濃度測定装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明では、固体電解質を使用したガスセンサを一定の温度下に置くだけではなく、それにより測定される大気をも一定温度下に制御することが有効であるとの見地から、固体電解質を使用したガスセンサの雰囲気温度だけでなく、それにより測定される大気の温度もヒータで加熱しながら、その温度が一定になるように制御するようにしたものである。
【0011】
すなわち、本発明による大気中のガス濃度測定装置は、外部から取り入れた大気を通過させるセンサ室12と、このセンサ室12の中に配置されたガスセンサ13と、このセンサ室12を通過する大気を加熱するヒータ16と、このセンサ室12内のガスセンサ13付近の温度を測定する温度計15と、この温度計15により測定されるガスセンサ13付近の温度により前記ヒータ16の発熱温度を制御する温度制御回路28とを有し、この温度制御回路28でセンサ室12を通過する大気を一定温度に調整するものである。
【0012】
例えば、センサ室12は、大気を取り入れる大気導入口48から大気を排気する大気排気口49に至る大気通路47の途中に設けられており、この大気通路47において、そこを通過する大気の流量が制御され、さらにセンサ室12の内部の大気の圧力が制御される。
【0013】
さらに、前記のようなセンサ室12を通過する大気を加熱するヒータ16の他に、このセンサ室12内のガスセンサ13を直接加熱するヒータ14を設け、このヒータ14の発熱温度を温度制御回路28で制御することにより、ガスセンサ13を一定の温度に調整する。
【0014】
このような本発明による大気中のガス濃度測定装置では、ガスセンサ13を一定の温度に調整するだけでなく、それにより測定される大気もヒータ16で加熱しながら一定の温度に調整するため、ガスセンサ13とそれにより測定される大気の温度変動の双方に影響を受けることなく、大気中に含まれる特定のガスの濃度を正確に測定することが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について、具体的且つ詳細に説明する。
図1は、本発明による気球を使用したラジオゾンデ観測システムの全体を示すものである。
【0016】
図1に示すように、この観測システムは、気球54により地上から上空に至るまで上昇され、その間で大気中の特定ガス成分の濃度を測定し、その測定結果を電波として発信する観測部Aと、この観測部Aで得られた観測データの電波を受信し、その観測データを処理する地上の観測データ受信処理部Bとを有する。
【0017】
観測部Aは、円筒形のケースの中に収納されたラジオゾンデシステムであり、これがヘリウムガスを充填した気球54に接続され、吊り下げられている。さらにこの観測部Aは、ライン53に係留され、このライン53は、ラインリード竿52を通して動力付きのリール51に巻回されている。このリール51がラインリード竿52を通してライン53を繰り出しすことにより、気球54の浮力により、観測部Aを地上から高度数百m程度の上空に至るまで上昇させることができる。その後、リール51がラインリード竿52を通してライン53を巻き取ることにより、観測部Aを下降させて、地上に回収するることが出来る。
【0018】
後述するように、観測部Aは外部から大気を取り込んでその特定成分のガスの濃度を測定する機能を有する装置を搭載している。具体的には二酸化炭素の濃度を測定する機能を有する装置を搭載している。そしてその測定結果は、観測部Aに備えた図示してないアンテナから地上のデータ受信処理部Bへ向けて電波により発信される。
【0019】
データ受信処理部Bでは、前記の観測部Aから発射された測定結果の電波を、アンテナ41を通して受信器42で受信し、これをパソコン45で処理し、測定結果のデータ処理と解析を行う。また、パソコン44は、受信器42の設定やその受信器42の受信状態のモニタリングを行う。これら受信部42とパソコン44、45は、AC電源46により駆動される。
【0020】
図2は、前述の観測部Aと観測データ受信処理部Bを示す概念図である。特に、観測部Aについては、大気の導入から排気に至る配管系統図と観測及び各種の制御をする観測制御回路のブロック図を併せて示している。
前者の観測部Aは、エア制御部1、センサ部2、電源部3、環境計測部4、信号処理部5及び送信部6を備えている。このうち、センサ部2は、エア制御部1の中に含まれている。
【0021】
電源部3は、バッテリ19とAC/DCコンバータ20を備えている。この電源部は、各機器及び回路に電力を供給する。
環境計測部4には、大気圧を測定する気圧計31、大気の温度を測定する温度計32、大気の湿度を測定する湿度計33が設けられている。これらの気圧計31、温度計32及び湿度計33でそれぞれ測定された大気圧、大気温度、大気湿度は、信号処理部5の大気計測回路23に送られ、ここでそれぞれ信号として処理される。さらにこの信号はA/D変換回路に送られ、その信号がデジタル振動に変換される。
【0022】
エア制御部1には、外部から大気を取り入れる大気導入口48から観測済みの大気を排気する大気排気口49に至る大気通路47を有している。この大気通路47には、前記バッテリ19により駆動される大気導入ポンプ8が設けられており、さらにこの大気導入ポンプ8には脈動吸収器9が設けられている。この大気導入ポンプ8の駆動により前記大気導入口48から大気通路47に大気が取り込まれると共に、脈動吸収器9により大気導入ポンプ8の駆動時の大気の圧力の変動、いわゆる脈動が吸収され、均一な圧力で大気が取り込まれる。
【0023】
大気通路47の前記大気導入ポンプ8の先には、流量バルブ10と流量計11が接続されている。大気通路47を流れる大気の流量は、流量計11により測定され、その測定値が流量制御回路27に送られ、大気通路47を流れる大気の流量が所定の値になるように流量バルブ10が調整される。また、前記流量計11により測定された流量測定値は、流量制御回路27において測定値信号として処理された後、この信号がA/D変換回路24に送られ、そこでデジタル信号に変換される。
【0024】
大気通路47の前記流量計11の先は、センサ部2のセンサ室12に接続されている。このセンサ部2の構成については後に詳しく説明するが、小さな容積のセンサ室12内には、イットリウム安定化ジルコニア等のセラミック系の固体電解質からなるセンサ13と、センサ室12内のセンサ13近傍の温度を測定する温度計15と、センサ13を加熱するヒータ14が配置されている。
【0025】
センサ13には、アンプ回路29が接続され、センサ13で発生する起電力はこのアンプ回路29で増幅され、信号として処理される。この信号は前記A/D変換回路24に送られ、そこでデジタル信号に変換される。
センサ室12の壁面には前記のヒータ14とは別にヒータ16が設けられている。前記のヒータ14は、センサ室12の中にあってセンサ13を直接加熱するものであるが、後者のヒータ16は、センサ室12の外部からその内部に導入された大気を加熱するものである。これらヒータ14とヒータ16は、前記温度計15により測定されるセンサ室12内のセンサ13近傍の温度測定値を基にして、温度制御回路28により制御される。この制御により、センサ13とセンサ室12内の温度が所定の値になるように調整される。
【0026】
センサ室12には気圧計17が接続されている。また、このセンサ室には、大気通路47の終端である大気排気口49側に圧力バルブ18が接続されている。センサ室12の内部の気圧は前記気圧計17により測定され、その測定値が圧力制御回路30に送られ、センサ室12内の気圧が所定の値になるように圧力バルブ18が調整される。また、前記気圧計17により測定されたセンサ室12の気圧は、圧力制御回路30により測定値信号として処理され、さらにこの信号がA/D変換回路24でデジタル信号に変換される。
【0027】
このように、気圧計31で測定された外部の大気圧、温度計32で測定された外部の大気温度、湿度計33で測定された外部の大気湿度は、大気計測回路23で信号として処理され、これらの信号がA/D変換器でデジタル振動に変換される。同様にして大気通路47を通してセンサ室12に送られる大気の流量が流量計11で測定され、センサ室12内の大気温度が温度計13で測定され、センサ室12内の気圧が気圧計17で測定される。これらの測定値はそれぞれ流量制御回路27、温度制御回路28及び圧力制御回路30で信号として処理された後、A/D変換器24でデジタル振動に変換される。
【0028】
これらの各測定値の信号は、A/D変換器24から送信部6の信号変換回路25に送られ、ここで送信用信号として変換された後、送信機26から送信される。
既に述べた通り、前記の観測部Aの送信機26から電波として送信された測定データ信号は、データ受信処理部Bでアンテナ41を通して受信器42で受信し、このデータがモデム43を介してパソコン45に取り込まれ、測定結果のデータ処理と解析が行われる。またパソコン44により、受信器42の設定と受信状態のモニタを行う。これら受信部42とパソコン44、45は、AC電源46により駆動される。
【0029】
次に、図3と図4とにより、センサ部2のより詳細な構造について説明する。図4に示すように、センサ室12は、図において下端が開口した円筒キャップ状のものであり、内周に雌ネジが切られている。このセンサ室12の上端寄りの位置には、大気導入ポート65、大気排出ポート66及び気圧計接続ポート67が設けられている。さらに、センサ室12の上端面には、発熱線を螺旋状に曲げたヒータ16が設けられている。
【0030】
このキャップ状のセンサ室12にねじ込まれる雄ネジを持ったセンサ台座72を有しており、このセンサ台座72の基部にフランジ74が設けられている。図4の右側のA部拡大図に示すように、センサ台座72の上にはヒータ14が設けられ、その上にセラミック系の固体電解質からなるガスセンサ13が設けられている。さらに、このガスセンサ13の上にヒータ15が設けられている。
【0031】
図4の左側の図に示すように、センサ台座72の下には、アンプ回路29を構成するプリント配線基板75が取り付けられている。このプリント配線基板75の下端には、ソケット端子73aが設けられ、このソケット端子73aにリード線71を接続したソケット端子73bが着脱自在に取り付けられるようになっており、このソケット73a、73bの接続により、プリント配線基板75上に構成されたアンプ回路29がリード線71を介して電源回路4や信号処理部5と接続される。
【0032】
図4の左側の図の状態から前記のセンサ台座72のフランジ74がセンサ室12の開口部の縁に当たるまで、同センサ台座72をセンサ室12の中にねじ込む。これにより、センサ室12の下端が閉じられると共に、ガスセンサ13がセンサ室12内に配置される。
【0033】
この状態から、図3に示すように、プリント配線基板75を覆うように、円筒形のケース61が被せられ、このケース61の上端が前記センサ室12の下端側に嵌め込まれる。さらにこのケース61の下端には、キャップ62が被せられ、ケース61の下端が閉じられると共に、キャップ62の中央の孔からリード線71が引き出される。
【0034】
センサ室12の大気導入ポート65に前記大気通路47の流入側配管69が接続されている。図3に示した例では、この大気通路47の流入側配管68がケース61の下端側からその外周側に数回コイル状に巻いた状態でセンサ室12側に案内され、その上端がセンサ室12の大気導入ポート65に接続されている。
【0035】
他方、センサ室12の大気排出ポート66に前記大気通路47の流出側配管69が接続されている。さらに、センサ室12の気圧計接続ポート67には気圧計接続配管70を介して図1に示した気圧計17が接続されている。
図3に示すように、これらの配管68、69、70がセンサ室12に接続された状態で、センサ室12とケース62とは、グラスウール等の断熱材64にで囲まれると共に、この断熱材64と共に外側ケース63に収納されている。前記の配管68、69、70とリード線71は、これら断熱材64と外側ケース63を貫通して外部に引き出され、それぞれ前述したように接続されている。なお、図3には図示してないが、ヒータ16のリード線も同様にして断熱材64と外側ケース63を貫通して外部に引き出され、温度制御回路28を介して電源回路3に接続される。
【0036】
前述したように、センサ台座72に取り付けられた図4の右側の図に示すヒータ14は、ガスセンサ13を直接加熱する。他方、センサ室12の外端面に設けられた図3に示すヒータ16は、センサ室12内に導入された大気を加熱する。何れもセンサ室12内に配置される図4の右側の図に示す温度計15により測定される温度を基に図2に示す温度制御回路28により制御され、それぞれ所定の温度になるよう調整される。
【0037】
なお、前述した実施形態では、主として大気中の二酸化炭素濃度を測定する場合の例を説明したが、ガスセンサの種類を二酸化炭素濃度以外に、例えばオゾン濃度や酸素濃度等、他のガス濃度を測定するシステムに適用できることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明による大気中のガス濃度測定装置では、ガスセンサ13を一定の温度に調整するだけでなく、それにより測定される大気の温度も一定の温度に調整するため、大気の温度変化が大きい気球を使用したラジオゾンデ観測システムにあっても、ガスセンサ13とそれにより測定される大気との温度変動を無くし、大気中に含まれる特定のガスの濃度を正確に測定することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による大気中のガス濃度測定装置の一実施形態として、気球を使用したラジオゾンデ観測システムの例を示す概念図である。
【図2】同大気中のガス濃度測定装置の一実施形態の観測部と観測データ受信処理部を示す配管系統図、観測及び各種の制御をする観測制御回路のブロック図及び機器構成を示す概念図である。
【図3】同大気中のガス濃度測定装置の一実施形態のセンサ部の具体的構成を示す外部ケースと断熱材を断面した要部側面図である。
【図4】同大気中のガス濃度測定装置の一実施形態のセンサ部の要部の内部構造を示すセンサ室のみを断面した分解側面図とそのA部拡大図である。
【符号の説明】
12 センサ室
13 ガスセンサ
15 温度計
16 ヒータ
28 温度制御回路
47 大気通路
48 大気通路の大気導入口
49 大気通路の大気排気口
Claims (5)
- 大気中に含まれる特定のガスの濃度を測定する装置であって、外部から取り入れた大気を通過させるセンサ室(12)と、このセンサ室(12)の中に配置されたガスセンサ(13)と、このセンサ室(12)を通過する大気を加熱するヒータ(16)と、このセンサ室(12)内のガスセンサ(13)付近の温度を測定する温度計(15)と、この温度計(15)により測定されるガスセンサ(13)付近の温度により前記ヒータ(16)の発熱温度を制御する温度制御回路(28)とを有し、この温度制御回路(28)でセンサ室(12)を通過する大気を一定温度に調整することを特徴とする大気中のガス濃度測定装置。
- センサ室(12)は、大気を取り入れる大気導入口(48)から大気を排気する大気排気口(49)に至る大気通路(47)の途中に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の大気中のガス濃度測定装置。
- センサ室(12)を通過する大気を加熱するヒータ(16)の他に、このセンサ室(12)内のガスセンサ(13)を直接加熱するヒータ(14)を有し、このヒータ(14)の発熱温度を温度制御回路(28)で制御することにより、ガスセンサ(13)の温度を一定に調整することを特徴とする請求項1または2に記載の大気中のガス濃度測定装置。
- 大気通路(47)は流量計(11)を有し、この流量計(11)で測定される大気の流量により、流量調整バルブ(10)を制御して大気通路(47)の大気の流量を調整する流量制御回路(27)を有することを特徴とする請求項2に記載の大気中のガス濃度測定装置。
- センサ室(12)には圧力計(17)が接続され、この圧力計(17)により測定されたセンサ室(12)内の圧力により圧力調整バルブ(18)を制御して、センサ室(12)内の圧力を調整する圧力制御回路(30)を有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の大気中のガス濃度測定装置。
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