JP3677233B2 - Optical reader - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光学読取装置に関し、特に携帯使用可能な小型のバーコード読取装置に関する。
【0002】
近年バーコードを用いた情報の入力が行われている。例えば店舗で顧客が商品を購入する場合には、バーコード読取装置を用いて商品に付されたバーコードを読み取ることによって、バーコード化された商品コードが入力され、購入商品が登録される。
【0003】
また、倉庫内で在庫品の管理などを行う場合にも、在庫品や在庫品が収納されたコンテナなどに付されたバーコードを読み取り、これに基づいて在庫管理を行うことが広く行われている。
【0004】
このように、様々な用途における情報入力にバーコード読取装置が利用されており、それぞれの用途では適した形態(形状等)のバーコード読取装置が用いられている。
【0005】
【従来の技術】
従来のバーコード読取装置は、前述の通りその用途に応じて定置式読取装置と携帯式(手持ち式)読取装置とに大別される。
(1)定置式読取装置
図96は、定置式バーコード読取装置の一例の外観を示す図面である。
【0006】
定置式読取装置は、その字のごとく例えばレジのカウンタや物品が搬送されるコンベアに設置されるものである。定置式読取装置には読取窓が備えられ、この読取窓からはレーザ光などの走査光が出射される。読取窓から出射された走査光はバーコードが付された物品に対して照射され、物品の面が走査光により走査される。物品に走査された走査光は反射するため、この反射光を読取窓を介して受光し、バーコードの読取を行う。バーコードの読取対象となる物品は、読取装置からある程度離れた位置を通過する。
【0007】
図97は、図96の定置式読取装置の内部構成を図示した図面である。図97aは読取装置の側面断面図を、図97bは読取装置内部の透視斜視図をそれぞれ示している。
【0008】
読取装置の内部には、レーザ光を出射するレーザ光源が設けられている。レーザ光源から出射されたレーザ光は、モータにより回転駆動し複数の反射面を持つポリゴンミラーにより反射・走査され、パターン形成ミラーに入射する。
【0009】
読取装置の前を通過するバーコードの向きは必ずしも一定方向ではなく、様々な方向(傾き)となるのが一般的である。そのため、一般的な定置式読取装置では、複数方向の、特に互いに交差する走査パターンを発生するように走査光が生成される。図96の装置の場合には、走査パターンは3本の走査線からなる。
【0010】
このような複数本の走査線を得るために、定置式装置の内部にはパターン形成ミラーが備えられる。図97に図示されるように、パターン形成ミラーは発生させる走査線の本数に対応した枚数が備えられている。図97bの場合には、パターン形成ミラーは3枚のミラーよりなる。そのため、バーコード面は、図97bに図示されているように3本の交差する走査パターンにより走査される。このように走査されることによって、バーコードの角度が水平になっていなくても、バーコードを走査することができる。
【0011】
また、定置式読取装置の内部には、バーコードからの反射光を受光する受光センサが備えられている。バーコード面で反射する反射光は散乱光であるため、受光センサの前にはバーコードからの反射光を集光して受光量を増やすための集光レンズが備えられている。
【0012】
前述の通り、定置式読取装置の場合には読取装置から離れた位置を通過する物品のバーコードを読み取るように作成されているため、読取窓から出射される走査光の焦点位置は読取窓から離れた位置となるように、焦点位置が設定されている。
【0013】
定置式装置の場合には、利用者は読取窓の前の物品を通過させるだけでバーコードの読取を行うことができるため、バーコード読取時の走査が非常に簡単であり、操作性に優れている。特に、大量の物品に付されたバーコードを短時間に読み取る必要がある場合でも、単に物品を読取装置の前を通過させるだけでよいため、バーコード読取を効率的に行うことが可能である。
(2)手持ち式読取装置
図98並びに図99は手持ち式読取装置の例を示す図面である。図98はいわゆるガン式読取装置、図99はいわゆるタッチ式読取装置をそれぞれ示している。
【0014】
手持ち式読取装置は、読取装置を手に持って、読取窓を物品に向けることによって物品に付されたバーコードを読み取るものである。
【0015】
定置式読取装置の場合には、物品を読取窓の前を通過させなくてはならないため、例えば重量が重い物品や大型の物品など、読取窓を通過させることが困難な物品の場合には読取操作が困難となる。また、中に液体が入っている場合など物品を傾けることができないケースでは、物品を読取窓の前に通過させることはできても、バーコード面を読取窓に向けることができないことも考えられる。
【0016】
これに対して、手持ち式装置は装置を物品に近づけて読み取るために、バーコードが付されている物品が大型、あるいは重量物であってもバーコードを読み取ることが容易である。また、傾けることができない物品の場合にも、読取装置をバーコードが付された位置に持ってくることによって、バーコードの読取を行うことができる。
【0017】
ここで、ガン式読取装置の場合には、定置式読取装置の場合と同様に比較的離れた位置にある物品のバーコード読取に適した形態をしている。ガン式読取装置は、図98に図示されるように、大きくヘッド部と把手とに分けられる。ヘッド部の内部には、光源、ポリゴンミラーやガルバノミラーなどの走査ミラー、バーコードからの反射光を検知する受光センサが備えられている。把手は、利用者が読取装置を利用するときに把持するためのものであり、内部に電源等が収められる場合もある。
【0018】
ガン式読取装置の場合には、利用者が把手を把持して読み取ろうとするバーコードの方向に読取窓を向ける。そして、把手の部分に取り付けられた引き金様のトリガスイッチを走査することによってレーザ光源が点灯し、読取窓から走査ビームが出射され、バーコードが読み取られる。
【0019】
タッチ式読取装置の場合には、これまで説明した読取装置とは異なり、図99に図示されるように読取装置とバーコードとを接触させて、あるいは極めて近い距離のバーコードを読み取るタイプの読取装置である。
【0020】
タッチ式読取装置の内部には、LEDなどの光源とCCDなどの受光センサが設けられる。バーコードを読み取る場合には、点灯した光源によってバーコード面が照明され、バーコードからの反射光を受光センサにより受光する。
【0021】
ここで、商品などに直接バーコードを付すことができないときに、メニューシート上に複数のバーコードを記録していわゆるバーコードメニューを作成し、商品情報の入力が必要な場合には必要なバーコードを読み取る方法がある。バーコードメニュー上には、多数の異なるバーコードが近接して記録されているため、バーコードメニューを読み取るときには読み取ろうとするバーコードのみを読み取らせて、不要なバーコードが読取装置により読み取られないようにする必要がある。
【0022】
しかし、定置式装置などの場合には、複数方向に走査される(ときには互いに交差する)走査線が出射され、その走査範囲は非常に広いものとなっている。そのために、このような読取装置を用いてバーコードメニューを走査すると不要なバーコードを走査・読取してしまう可能性が非常に高く、特定バーコードのみを走査することが非常に困難である。また、ガン式装置を使用してバーコードメニューを読み取る場合には、図100のように読取装置を離すか、あるいは読取装置をバーコードメニューに近づける方法が考えられる。この場合、読取装置を離れた位置にすると、ガン式装置の走査位置にバーコードを合わせることが難しく(図100の場合にはバーコード位置を走査している)、またガン式装置を近づけすぎると読取窓の部分が邪魔となり、どの位置が走査されているのかを確認することができない。
【0023】
従って、定置式・ガン式読取装置を用いてバーコードメニューを読み取ろうとしても、読み取る必要のないバーコードを読み取ってしまい、これらの読取装置はバーコードメニューの読取には適していない。
【0024】
これに対して、タッチ式読取装置の場合にはバーコードと読取装置とが接触しているか、極めて近接した位置にあるため、ごく狭い範囲のみが読取対象範囲となる。そのために、タッチ式読取装置は特定のバーコードのみを選択的に読み取ることが容易であり、バーコードメニューの読取に非常に適している。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来からバーコードの読取形態に応じた読取装置を使用していたが、それぞれの読取装置はある用途には適していても、他の用途には適していない場合があり、特定用途にしか対応できない。そのため、様々な読取形態に対応するためには、それぞれの読取形態に応じた読取装置を容易する必要がある。
【0026】
例えば、前述の通り、定置式読取装置の場合には重量物など読取窓の前を通過させることが困難な物品に付されたバーコードを読み取ることは困難であるために、このような物品に付されたバーコードを読み取る必要があるときには手持ち式読取装置を用意しておく必要があった。
【0027】
逆に、手持ち式読取装置の場合には読取装置をバーコードに向ける必要があり、特にタッチ式読取装置の場合にはバーコードと読取装置が接触する程度に近づけなくてはならない。そのため、読取の操作性がよくなく、多量のバーコードを短時間に読み取る必要がある場合には、読取効率を向上させるためには定置式読取装置を使用することが必要となってくる。
【0028】
また、定置式・ガン式読取装置は広い範囲が走査されるために余計なバーコードまで読み取ってしまう可能性があり、バーコードメニューの読取には適していない。特に、ガン式読取装置の場合には、メニューシートと読取装置とを近づけすぎると、読取装置の前面でバーコードが隠れてしまい、メニューシートのどの位置が走査されているのか、読取対象のバーコードがうまく走査されているのかなどを確認することが困難である。
【0029】
そのため、バーコードメニューを読み取る可能性があるときにはタッチ式読取装置を用いる必要がでてくる。しかし、タッチ式読取装置ではある程度離れた位置にあるバーコードを読み取ることはできない。
【0030】
このように、読取の形態に応じて、最適な読取装置を準備する必要がでてくる。しかし、それぞれの形態に対応した2〜3種類の読取装置を用意することは、装置設置のためのコストが嵩むことになる。そして、それぞれの用途に応じた読取装置の使用頻度が同程度となるケースよりも、特定用途の読取装置が使用される頻度が高いケースの方が多く、あまり使用されない形態の読取装置を、万が一のために準備することは敬遠されがちである。
【0031】
また、複数種類の形態の読取装置を準備するためには、複数台の読取装置を設置するための余分なスペースも必要となる。しかし、例えばレジのカウンタなどはスペースが限られており、店舗自体が狭い場合には複数台の装置を設置する余裕がほとんどない場合も多い。このような場合には、複数台の読取装置を設置すること自体、店にとって不利な条件となってしまう。
【0032】
本発明はこのような問題に鑑み、1つの装置で異なる読取形態に対応することができる読取装置を実現することを目的とする。
【0033】
また、1つの読取装置で異なる読取形態に対応するためには、必要に応じてそれぞれの読取形態に対応した読取態様に読取装置を切り替える必要がある。そこで、本発明では、手動あるいは自動により、読取装置の読取形態に適した読取態様に切り替えるための機構を実現することを特徴とする。
【0034】
更に、それぞれの読取形態に応じた走査線の出射方向を設定したり、走査線の走査方向を間接的に利用者に知らせたりすることによって、利用者の読取作業を補助し、読取作業の効率化を図ることを目的とする。
【0035】
そして本発明では更に、読取装置を定置式装置として使用するためのスタンドを、利用者が利用しやすいように構成することを目的とする。
【0036】
また、本発明は、読取装置内の光学系を改良することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】
本発明は、物品に付されたマークを走査光で走査し、前記マークからの反射光を検出して情報を読み取る、走査光が出射される読取窓と、利用者が把持可能な把手を備えた光学読取装置がセットされるスタンドであって、前記光学読取装置をセットしたときに、前記把手が前記スタンドの一側面より突出するとともに、前記読取窓から前記走査光が前記一側面とは異なる一側面の方向に出射されることを特徴とする。
【0079】
【実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態によるバーコード読取装置の外観を示す図面である。
【0080】
本実施形態による読取装置は、定置式読取装置、ガン式読取装置、タッチ式読取装置の各形態に対応できる機能を備えており、1台の読取装置でそれぞれ異なった使用形態に対応することができる。
【0081】
図において、1は読取装置本体であり、2は読取装置本体1がセットされるスタンドである。読取装置本体1は、その内部に光源・走査手段・受光手段(いずれも図示せず)などを備えたヘッド部11と、利用者が把持可能な把手12とを備える。
【0082】
ヘッド部11の前面には第一の読取窓13aと第二の読取窓13bとが設けられている。第一の読取窓13aはその面積が大きく、図1に図示された読取装置の場合には扇様の形状をしている。なお、窓の形状は図1に図示されたものには限定されず、方形等であってもよい。また、第二の読取窓13bは第一の読取窓13aと比較してその面積は狭く、直線状の横に細長い形状をしている。第二の読取窓の形状も、図1に図示されたものに限定されるものではない。
【0083】
第一の読取窓13a、第二の読取窓13bからは、それぞれ異なった第一の走査パターンと第二の走査パターンとが出射される。これらの走査パターンの詳細については後に詳しく述べるが、それぞれ異なった読取形態に対応した走査パターンが出射される。
【0084】
把手部12の先端部分には、ケーブル3が接続されている。このケーブル3の他端は、図示しないPOSターミナルなどの外部装置に接続されている。ケーブル3は、読取装置本体1に対して電力を供給するとともに、読取装置本体1で発生した読取データ(バーコードデータ)を外部装置に送信するために用いられる。
【0085】
なお、読取装置の前面には、バーコードの読取結果を利用者に通知する通知音を発生するスピーカが備えられている。
【0086】
図2は、図1の読取装置の内部構成、特にヘッド部内部を図示した図面である。
【0087】
図2aはヘッド部の読取窓側からの透視斜視図を、図2bは同じくヘッド部の側面断面図をそれぞれ示す。それぞれの図において、Aは読取窓であり、A1は第一の読取窓、A2は第二の読取窓に相当する。Bは光源であり、例えば半導体レーザなどが使用される。Cは反射ミラー(集光ミラー)であり、凹面鏡により構成される。また凹面鏡の中心付近には平面の小型ミラーC’が取り付けられている。なお、反射ミラーCと小型ミラーC’とは、別部材として後から張りつけてもよいし、例えば樹脂などで一体的に形成してその後反射膜を蒸着するように構成してもよい。光源Bから出射された光線は、この小型ミラーC’に向けて出射される。
【0088】
小型ミラーC’により反射されたレーザ光がポリゴンミラーDに照射されるような角度に、小型ミラーC’の反射面は形成されている。ポリゴンミラーDは、図2の場合4面の反射面を備えているが、反射面数はこれに限定されない。ポリゴンミラーDは図示しないモータの軸に取り付けられており、モータによって回転駆動される。また、ポリゴンミラーの4面の反射面の垂線に対する傾き(θ)はそれぞれ異なっているものとする。なお、ポリゴンミラーの傾き自体は自由に設定でき、一部の面の傾きのみが他のもの異なったものでもよく、全ての面が同じ傾きであってもよい。
【0089】
ポリゴンミラーDの各反射面により反射されたレーザ光は、ポリゴンミラーの回転に応じて走査されてフロアミラーEに入射する。
【0090】
フロアミラーEは複数枚のミラーにより構成されており、走査パターンを構成する複数本の走査線を発生するものである。フロアミラーEは図2の場合8枚のミラーにより構成されている。このうち、フロアミラーE1〜E5は、互いに弧を描くように接して並べられており、全ての反射面は内側に向けられている。
【0091】
また、フローミラーE6、E7はフロアミラーE1〜E5の上側に配置されており、反射面はフロアミラーE1〜E5と同様の方向にむけられている。これらフロアミラーE1〜E7は、第一の読取窓A1の下部に設けられており、第一のフロアミラー群を構成している。
【0092】
また、フロアミラーE8は第二の読取窓A2の下部に設けられている。フロアミラーE8は、その他のフロアミラーよりも細長い形状をしている。このため、フロアミラーE8により発生する走査線は、その他のフロアミラーE1〜E7により発生する走査線よりも長さが長くなる。
【0093】
ここで、走査線の走査幅が長いと、走査幅が短い走査線と比較して、同じ走査時間内に走査される走査の幅が広がる。これによって、よりバー幅の狭いバーを検出することができるようになり、実質的に解像度を上げることができる。このように、走査線の走査幅を広げることは有利であるが、すべての走査線幅を広げることはフロアミラーの幅を広げなくてはならず、ヘッド部が大型化してしまうので、本実施形態の場合にはフロアミラーの設置場所を考えて、フロアミラーE8のみを長さの長いミラーとしている。フロアミラーE8は第二のフロアミラー群を構成する。
【0094】
なお、第一・第二のフロアミラー群を構成するフロアミラーの枚数などは、読取装置が想定している読取形態に応じて適宜選択することができ、第一・第二のフロアミラー群ともに複数枚のフロアミラーにより構成してもよい。第一・第二のフロアミラー群により読取窓から出射される走査光が、それぞれ想定された読取形態に対応していればそれでよい。
【0095】
ポリゴンミラーDにより反射された走査光は、フロアミラーE1〜E8により図示上方に反射され、それぞれのフロアミラーに対応する読取窓から出射される。
【0096】
ここで、フロアミラーE1〜E7により反射された走査光は第一の読取窓A1より出射され、第一の走査パターンを構成する。このため、第一の走査パターンは基本的には7本の走査線により構成される。また、フロアミラーE8により反射された走査光は第二の読取窓A2より出射され、第二の走査パターンはその走査幅が広い、一本の走査線により基本的に構成される。
【0097】
図2bに図示されるように、フロアミラーE1(〜E5)とフロアミラーE8(E6、E7)はその取付け位置が上下にずれている。また、前述の通り、ポリゴンミラーの反射面はその傾斜角が異なっている。そのため、ポリゴンミラーの図示実線で示される反射面にレーザ光が照射されている場合には、走査光はフロアミラーE1(〜E5)に向けて図示実線で示される経路を通り反射される。フロアミラーE1に入射した走査光は上方に向けて反射され、第一の読取窓A1から出射される。
【0098】
一方、ポリゴンミラーの図示点線で示される反射面は図示実線で示される反射面よりも上側を向いているため、図示点線で示される反射面により反射される走査光(図示点線)は、図示実線により示される反射面による走査光よりも上方に反射し、フロアミラーE1〜E5よりも上に取り付けられたフロアミラーE8並びにフロアミラーE6、E7に入射する。このうち、フロアミラーE8に入射した走査光は反射されて第二の読取窓A2から出射される。なお、図2には図示されていないが、フロアミラーE6、E7に入射した走査光はこれらのミラーにより上方に反射され、第一の読取窓A1より出射される。
【0099】
このように、ポリゴンミラーの反射面の傾斜が異ならせてあるために、走査光が反射される反射面に応じて走査光が入射するフロアミラーが選択され、それぞれのフロアミラーに対応した走査パターンが対応する読取窓から出射される。 また、バーコードからの反射光は、走査光の出射経路と同一経路を通って受光センサGに入射する。例えば、フロアミラーE1により反射された走査光に対応した反射光は、第一の読取窓?フロアミラーE1?ポリゴンミラーD?反射ミラーC?受光センサGという経路を通る。ここで、バーコードからの反射光は散乱光であるため、受光センサGでの受光光量を増やすために、光路の一部分に凹面鏡である反射ミラーCが備えられている。この反射ミラーによりバーコードからの反射光を集光して受光センサGに導く。なお、反射ミラーCの焦点位置は、丁度受光センサGの受光面上となり、受光センサGの受光効率が高められるようになっている。
【0100】
次に、走査光の出射について説明する。
【0101】
図3並びに図4は、走査光の出射状態を説明する図面である。
【0102】
図3の場合にはポリゴンミラーの第一〜第三の反射面により走査光が反射された場合を、図4の場合にはポリゴンミラーの第四の反射面により走査光が反射された場合をそれぞれ図示している。
【0103】
図3に図示されるように、ポリゴンミラーの第一、第二、第三の反射面により走査光が反射される場合(図2の実線で示された反射面に相当)には、走査光はフロアミラーE1〜E5(E4、E5は図示せず)により反射され、第一の読取窓A1より出射される。ここで、ポリゴンミラーの反射角度はそれぞれ異なっているために、第一の反射面により反射された走査光はフロアミラーの第一の位置e1に、第二の反射面により反射された走査光はフロアミラーの第二の位置e2に、第三の反射面により反射された走査光はフロアミラーの第三の位置e3に、それぞれ入射位置を変えて入射する。
【0104】
このため、それぞれの走査光のフロアミラーへの入射角度が異なり、フロアミラーにより反射される走査光の出射方向はそれぞれの入射位置に応じて異なる。例えば、第一の位置e1により反射された走査光は図示aの方向に出射される。また、第二の位置e2により反射された走査光は図示bの方向に、第三の位置e3により反射された走査光は図示cの方向に、それぞれ出射される。
【0105】
このような走査光の出射方向の違いによって、第一の読取窓から出射される走査パターンは少しずつ走査位置が異なった3通りのパターンを描く。図3の場合には、a、b、cの3本の走査光は互いに平行な軌跡を描く。この様に一つの走査パターンをより多くの走査光により構成することによって、走査線により走査される範囲を拡大することができ、読取窓の前を通過するバーコードが走査される確率を高め、バーコード読取成功率を向上させることができる。
【0106】
図4は、ポリゴンミラーの第四の反射面により走査光が反射された場合(図2の点線で示された反射面に相当)を図示している。
【0107】
第四の反射面は、第一〜第三の反射面と比較して反射面が若干上向きとなっている。そのため、ポリゴンミラーの第四の反射面により反射された走査光は、フロアミラーE1〜E5よりも高い位置に取り付けられているフロアミラーE6〜E8(E7は図示せず)に入射する。
【0108】
このうち、フロアミラーE6およびE7により反射される走査光は、第一の読取窓から走査光bとして出射される。一方、フロアミラーE8により反射された走査光は、第二の読取窓から走査光aとして出射される。このような構成をとることによって、レーザ光が走査される期間に応じて走査光が出射される読取窓を切り替えることが可能となる。
【0109】
このように、ポリゴンミラーの反射面の傾きを変えることによって、ポリゴンミラーが一回転する間に発生する走査線の本数を増加させることができるとともに、走査光が出射される読取窓の切替えが行われる。
【0110】
図5は、第一の読取窓並びに第二の読取窓から出射される走査パターンを示す図面である。
【0111】
図5に図示される直線はそれぞれ走査光の軌跡を示している。また、それぞれの走査光に付された符号は、対応するフロアミラーとポリゴンミラーの反射面を示している。例えば「E1?1」とあるのは、フロアミラーE1により反射された走査光によるものであり、この走査光はポリゴンミラーの第一の反射面により反射されたものであることを示している。
【0112】
また、走査パターンE1〜E7は第一の読取窓から出射されるものを、走査パターンE8は第二の読取窓から出射されるものをそれぞれ示している。
【0113】
フロアミラーE1〜E5には、ポリゴンミラーの第一〜第三の反射面により反射された走査光が入射する。そのため、これらのフロアミラーは、ポリゴンミラーが一回転する間にそれぞれ3本の走査線を発生する。そして、各フロアミラーにより反射される3本の走査線は、互いに所定の間隔の平行な軌跡を描く。
【0114】
フロアミラーE1により生成される走査光は、読取窓に対してほぼ水平方向のものとなっている。また、フロアミラーE2、E5により生成される走査線は、ほぼ45度の傾きを持ったものであり、フロアミラーE2により生成される走査線は右上がり、フロアミラーE5により生成される走査線は左上がりとなっている。
【0115】
同様に、フロアミラーE3により生成される走査線は右上がり、フロアミラーE4により生成される走査線は左上がりであり、それぞれフロアミラーE2、E5により生成される走査線よりもその傾きが急になっている。
【0116】
フロアミラーE6〜E8には、ポリゴンミラーの第四の反射面により反射された走査光が入射する。そのため、ポリゴンミラーが一回転する間に、フロアミラーE6〜E8はそれぞれ一本の走査線を発生する。
【0117】
フロアミラーE6により生成される走査線は、フロアミラーE2により生成される走査線とほぼ同じ(少し傾いている)の角度で走査され、その走査位置はフロアミラーE2による走査線が走査していない位置となる。同様に、フロアミラーE7による走査線は、フロアミラーE5による走査線とその傾きが若干異なっており、その走査位置はフロアミラーE5による走査線が走査しない位置となる。
【0118】
フロアミラーE6、E7が発生する走査線は、ポリゴンミラーが1回転する毎に一本のみであるが、この分第一の読取窓から出射される走査線の本数を増すことができ、バーコードが走査される可能性をより高めることができる。
【0119】
このように、第一の読取窓からは、およそ5方向に向けて走査される走査光が出射される。これによって、第一の読取窓面を通過するバーコードが様々な方向に傾いていても、いずれかの走査線がバーコードを読取可能な単位で走査することができ、バーコードの読取確率を向上させることができる。また、フロアミラーE1〜E5により発生する走査パターンはそれぞれ平行に走査される3本の走査線により構成されている。そのため、走査線が一本のみである場合には走査できないような位置をバーコードが通過したとしても、走査線数が多く走査範囲が広くなるために、複数本の走査線を使用すればいずれかの走査線がバーコードを走査することができ、バーコードの読取確率は更に向上する。
【0120】
また、フロアミラーE8による走査線は、水平方向に走査されるものであり、第二の読取窓から一直線状に出射される。ここで、フロアミラーE8の長さはその他のフロアミラーE1〜E7よりも長いため、生成される走査線の長さも長いものとなる。
【0121】
第二の読取窓から出射される走査線はその走査方向が固定されているために、予め読取対象となるバーコードの向きが決まっている、あるいはバーコードの位置を読取に適した向きに向けることができる場合などに適している。
【0122】
このように、本実施形態による読取装置の場合には、ポリゴンミラーが一回転する間に、走査線が計18本生成される。
【0123】
なお、図5の例ではフロアミラーE6〜E8はポリゴンミラーが一回転する間にそれぞれ一本の走査線のみ生成しているが、それぞれのフロアミラーが生成する走査線の数は、そのフロアミラーに走査光を入射させるポリゴンミラーの反射面の数を変更することによって、必要に応じて変えることができる。従って、各フロアミラーが生成する走査光の数は、図5の本数には限定されない。図5に図示された読取装置の場合には、第二の読取窓から出射される走査光を一本のみにすることを前提にしている。
【0124】
図6は、各読取面上での走査パターンの軌跡を示す図面である。図6に図示されるように、第一の読取窓からは計17本の走査線が出射され、第二の読取窓からは一本の、走査幅の長い走査線が出射される。
【0125】
図7は、読取窓から若干離れた位置における各走査線の軌跡を示した図面であり、この場合読取窓から100ミリ離れた位置での走査線の例を図示している。
【0126】
図6に図示された走査パターンと比較すると、走査パターンが全体的に広がっている。図6に図示されるように読取窓から離れるほど走査パターンに広がりがでることによって、読取装置から離れた位置を通過するバーコードの通過位置が読取窓中心付近からずれた位置であってもバーコードが走査される確率が高まり、バーコード読取の成功率(読取確率)が向上する。
【0127】
図8は、本実施形態による読取装置の利用形態を示す図面である。
【0128】
図8aは定置式として、図8bはガン式として、図8cはタッチ式として、読取装置を使用する例をそれぞれ図示している。
【0129】
定置式読取装置として使用する場合には、読取装置本体をスタンドに設置する。この場合、読取装置の把手がスタンドの保持部に差し込まれ、これによって読取装置本体が固定され、読取窓が所定の方向を向く。
【0130】
このような状態でバーコードの読取を行う場合には、読取窓に対向させてバーコードが付された物品を通過させる。既に述べた通り、第一の読取窓からは複数方向に走査される走査パターンが出射されるため、走査線は広範囲を走査し、図8aに図示されるようにバーコードがそれぞれ傾きが異なる多数の走査線により走査される。定置式読取装置を用いてバーコードを読み取る場合には、利用者が特に意識しない限り読取窓を通過するバーコードの傾きは一定していない。しかし、上記のような走査パターンによりバーコードを走査することによって、読取窓を通過するバーコードが傾いていても、いずれかの走査線によりバーコードが走査される可能性を高くすることができる。
【0131】
ガン式として読取装置を使用する場合には、図8bに図示されるように、利用者は把手を把持して、離れた位置にあるバーコード面に対して読取窓を向ける。これによって、バーコード面が走査パターンにより走査される。ガン式として読取装置を使用する場合には、バーコードが読取窓から離れているケースが多いため、定置式装置の場合と同様にバーコードの傾きが一定ではない。特にガン式読取装置での読取を想定しているバーコードは、手が届かない場所にあるものや重量物も含まれているため、バーコードの向きを変えることができないケースがある。そのため、ガン式として読取装置を使用する場合にも、バーコードの読取には第一の読取窓から出射される走査パターンが使用される。また、走査パターンは読取窓から離れると広がるために、大体の見当をつけて読取窓をバーコードに向けただけでも、所望のバーコードを走査することが可能となる。
【0132】
一方、タッチ式として読取装置を使用する場合には、図8cに図示される通りに、利用者は読取装置本体の把手を把持する。そして、例えばバーコードメニューの特定のバーコードの位置に第二の読取窓を持っていき、第二の読取窓から出射される走査線によって読取対象のバーコードを走査する。第二の読取窓から出射される走査線の走査方向は固定であるが、バーコードメニューは手元に置かれているためにバーコードの向きを調節することは容易である。
【0133】
また、第二の読取窓から出射される走査パターンを、第一の読取窓から出射される走査パターンとは異なり、互いに交差する多方向に走査される走査線が生じないようにすれば、第二の読取窓から出射される走査線の走査範囲はごく限られた範囲内のみとなる。例えば第二の読取窓から出射される走査線を図5の如く一方向に走査されるもの一本のみとした場合、第二の読取窓から出射される走査パターンは単に水平方向に直線状に走査面を走査するだけとなる。
【0134】
バーコードは基本的に横方向に長く、またバーコードの短手方向に沿った方向に走査されたとしてもバーコードを読み取ることはできない。そのため、第二の読取窓から出射される走査線を一方向に走査されるものとすることによって、読取対象ではないバーコードなど不要な部分が走査されることがなくなり、バーコードメニューを読み取る場合に特に問題となる不要なバーコードが読み取られてしまうことを防止することができる。
【0135】
なお、タッチ式として読取装置を使用する場合には、バーコードの傾きを読取窓に合わせることが可能であるため、それぞれ走査方向が異なる走査線を必要としない。そのため、タッチ式読取装置として使用する場合には、第二の読取窓から一方向に走査される一本の走査線によりバーコードを読み取るようにしている。
【0136】
ここで、走査線の焦点位置ではビーム径が最小となる。ビーム径が細ければ細い程、バー幅が狭いバーコードを読み取ることが可能となるため、走査線の焦点位置(あるいは近傍)にバーコードがあれば、バー幅が狭いバーコードを読み取った場合でも、読取を成功させやすい。そのため、走査線が焦点を結ぶ位置は、それぞれの読取形態によるバーコード読取を行う際のバーコード位置付近とすることが望ましい。
【0137】
定置式・ガン式として読取装置を使用する場合には、読取窓から離れた位置をバーコードが通過する。そのため、第一の読取窓から出射される走査線の焦点位置は、読取窓から離れた位置とすることが望ましく、例えば10数センチ程度とする。また、読取範囲を大きくとるためには、読取窓に対して前後方向に読取可能となる領域がある必要がある。そのため、第一の読取窓から出射される走査光による読取深度を深くすることが望まれる。
【0138】
一方、タッチ式として読取装置を使用する場合には、バーコードは読取窓に極めて接近しているため、第二の読取窓から出射される走査光の焦点位置は第二の読取窓面上、あるいは近い位置とすることが望ましい。また、バーコードと読取窓との間隔にはそれほど幅がでないため、第二の読取窓から出射される走査光の読取深度は浅くてよい。
【0139】
タッチ式装置として読取装置を使用している場合、第二の読取光からの走査光の読取深度が深くなってしまうと、第二の読取窓から離れた位置にあるものも走査されてしまう。これでは、読み取る必要のないバーコードまで読み取ってしまう可能性が大きくなる。特にバーコードメニューを読み取る場合、所望のバーコード位置まで読取装置を移動させる際に、メニューシート上に記録されたその他のバーコード上を読取装置が通過する。この際に、走査光がその他のバーコードを走査してしまいこれらを読み取ってしまう危険性が高い。読取対象となっているか否かに関わらず、メニューシート上に記録されたバーコードはデータとしては有効なものであるため、読取装置を移動させている際に必要ではないバーコードを読み取ってしまうと不要な情報が入力されてしまい、不都合が生ずる。
【0140】
このようなことを防止するためには第二の読取窓から出射される走査光の読取深度は浅い方が望ましい。
【0141】
図9は、本実施形態による読取装置の変形例を図示したものである。
【0142】
図9の読取装置では、図1の読取装置とは異なり、第一の読取窓と第二の読取窓との角度を異ならせている。
【0143】
第一の読取窓から出射される走査光は、読取窓がほぼ垂直方向を向いた状態で図示水平方向、あるいは若干下向きに出射される。読取装置をスタンドに設置した場合の読取窓の高さとバーコードが付された物品の通過位置とを考慮すると、第一の読取窓から出射される走査光は若干下向きである方がよい。
【0144】
一方、第二の読取窓から出射される走査光の出射方向は、図示斜め上方となっている。
【0145】
従来のタッチ式読取装置では光源にLEDを使用しており、読取窓と同じ程度の大きさの範囲を全体的に照明する。そのため、従来のタッチ式読取装置を使用する際には、利用者は適当な見当を付けてバーコード付近に読取窓を当てれば、LEDが発する光によりバーコードが全体的に照明され、バーコードを読み取ることができる。
【0146】
しかし、本実施形態による読取装置の場合には、第二の読取窓から出射されるのは一直線状の走査線(レーザ光)のみであり、走査線により照明される範囲は線状であるため、このような場合には走査線の通過位置にバーコードが正しく置かれていなければ、走査線によってバーコードが走査されず、バーコードを読み取ることができない。従って、目的とするバーコードを正しく読み取るためには、走査線が走査している位置とバーコードの位置の確認と読取窓の位置合わせが重要となってくる。
【0147】
利用者の視線と、第二の読取窓からの走査光の出射方向とが一致しており、更に走査光の出射方向の延長線上にバーコードがあると、読取窓とバーコードとの位置合わせがやりやすくなる。タッチ式装置として読取装置を使用する場合(特にバーコードメニューを卓上に置いた場合)には、読取対象となるバーコードは利用者の斜め前方に置かれ、バーコードメニューを読み取る場合には、利用者は読取装置をバーコードに対して斜めに接触させて読み取るものと考えられる。本実施形態による読取装置はこの点に着目して、第二の読取窓からの走査光の出射方向を図示斜め上方にしているので、利用者はバーコードの位置の見当をつけやすくなり、第二の読取窓からの走査光の出射方向と、利用者の視線とをほぼ同じ軸上にすることができる。
【0148】
図9の場合には、第一の読取窓からは3本のそれぞれ傾きが異なる走査線が出射されている。また、第二の読取窓からは、一本の、走査幅が長い走査線が出射されている。なお、走査線の本数は図9のものに限定されない。
【0149】
図10は、図9に図示された読取装置の4面図を示している。
【0150】
図10aは正面図、図10bは側面図、図10cは背面図、図10dは上面図をそれぞれ示す。
【0151】
第二の読取窓の周囲には、例えばゴムなどの弾性を持った部材により成形されたカバーが取り付けられている。このカバーは、第二の読取窓によりバーコードを読み取る際に、読取窓にバーコードが付された面などが直接接触し、第二の読取窓に傷が付くことを防止するとともに、読取窓をバーコード面に接触させた場合に生じる衝撃を吸収する。更にこのカバーは、バーコードと第二の読取窓面とを、バーコードを最適に読み取ることができる適当な間隔に置くために作用する。このようなカバーを取り付けた場合、読取対象となるバーコードはカバー部先端付近に位置するため、第二の読取窓から出射される走査光の焦点位置(走査光のビーム径が最も絞れる位置)はカバーの先端部、あるいはここからわずかに前方の位置とすることが望ましい。
【0152】
また、第二の読取窓の上部と読取装置の背面には、バーコードが正常に読み取られたかどうかなどを利用者に通知するための表示部が備えられている。図9の場合には第二の読取窓周囲に設けられたカバー部に表示部が備えられた例を図示しており、背面の表示部は図示省略している。
【0153】
この表示部は、バーコードが正常に読み取られた場合やバーコード読取に失敗した場合などに点灯し、利用者にバーコード読取の状態を通知するものである。
【0154】
バーコードの読取状態を通知するための機構としては、その他にも報知音を発生するスピーカを設ける、などの方法がある。
【0155】
更に、読取装置の背面にはモード切替えスイッチが設けられている。モード切替えスイッチの作用については、詳細は後述するが、第一の読取窓から出射される走査光によりバーコードを読み取る読取モードと、第二の読取窓から出射される走査光によりバーコードを読み取る読取モードとを切り替えるものである。
【0156】
また、図10には図示されていないが、把手の後端部分にはケーブルが取り付けられる。
【0157】
図11は、図9の読取装置をスタンドに設置し、定置式装置として使用する場合を図示した図面である。
【0158】
定置式として読取装置を使用する場合には、第一の読取窓から出射される複数方向に走査される走査パターン(マルチパターン・マルチパターンによる走査をマルチスキャンとも称す)によりバーコードを走査する。この場合、利用者と読取装置とが向かい合うような位置関係に読取装置を配置すると、読取窓からは走査光が利用者に向けて出射される。このような配置とすることによって、読取操作を行いやすくなる。
【0159】
また、第一の読取窓から出射される走査パターンが走査する範囲(図示走査領域)は広くとることができるため、バーコードが走査領域内を通過すればバーコードを読み取ることができ、利用者はバーコードを読み取る場合に物品を通過させる位置をそれほど意識する必要がなくなる。走査領域が広いほど、物品の通過位置の自由度は大きくなる。
【0160】
なお、スタンドの底面には把手の先端に取り付けられたケーブルを前面に導きためのくぼみが設けられている。
【0161】
図12はガン式読取装置として使用する場合の例を図示した図面である。ガン式読取装置として使用する場合には、利用者は把手を把持して第一の読取窓を物品に付されたバーコードに向ける。この場合にも、マルチスキャンにより読取を行うため、バーコードの位置を特定方向に合わせることが困難な場合などに適している。
【0162】
図13は、タッチ式として図9の装置を使用する場合を図示した図面である。図13の場合には、バーコードメニューの特定のバーコード位置にバーコードを持っていき、第二の読取窓に読取対象のバーコードを近づける。ここで、図9に図示される読取装置は第二の読取窓が第一の読取窓に対して傾いており、やや上方を向いている。バーコードメニューを読み取る場合には、机などの上にバーコードメニューを置いて読取を行う場合が多いため、読取装置はバーコードメニューの上からかざすような形となる。そのため、第二の読取窓が図9に図示されるように傾いていると、バーコードに第二の読取窓を近づける場合にも、第二の読取窓を自然にバーコードに接触させることができる。
【0163】
バーコードの読取が正常に行われた場合、利用者にこれを通知するためのLEDなどの表示部が読取装置に備えられている点は既に述べた通りである。ここで読取装置を定置式装置として使用する場合には、利用者は読取窓に向かい合わせとなっている。そのため、定置式装置の場合には読取窓側に表示部を取り付けると表示部を視認しやすい。
【0164】
一方、読取装置を手持ち式装置として使用する場合には、利用者は読取窓を視認することができず、読取装置の背面側しかみることができない。そのため、表示部を読取窓側のみに設けた場合には、手持ち式装置として読取装置を使用すると利用者は表示部を視認しにくい。しかし、読取装置の背面に表示部を設けることによって、利用者は読取装置を手持ち使用したときにも表示部を視認しやすくなる。
【0165】
そのために、図9に図示された読取装置の場合には、読取窓側と読取装置の背面とに表示部を取付け、読取装置の正面からも背面からも表示部の点灯状態を確認することができるようにしている。この表示部は、正面側と背面側と別個のものを取り付けてもよく、表示部用の光源(LED等)を共通化し、正面側と背面側とにLEDからの光を導くようにし、複数の表示部を同時に点灯できるようにしてもよい。部品点数を減らすためには、光源は共通化することが望ましい。
【0166】
図14は、LED光源を共通化した表示部の構成を示す図面である。図14の場合、装置の背面側にLED光源が備えられている。LED光源の先には、樹脂などのクリア部材が設けられている。
【0167】
透明部材の内部に光を通した場合、部材の壁面への光の入射角度が臨界角以下である場合には、入射した光は全反射する。一方、光の入射角が臨界角よりも大きい場合、入射光は部材の壁面から外部に出射される。
【0168】
図14に図示された表示部は、このような性質を利用したものである。
【0169】
クリア部材の一端には前述の通りLED光源が備えられ、他端は第二の読取窓部分に設けられた表示部にあたる。また、クリア部材のLED光源が取り付けられている側には乳白色の部材が取り付けられており、装置背面の表示部を構成している。
【0170】
LED光源から発せられた光は、クリア部材に入射する。ここで、クリア部材の壁面に対して臨界角以下の角度で入射した光は、第二の読取窓部分に設けられた表示部に導かれる。これによって、第二の読取窓側に設けられた表示部に表示を行うことができる。
【0171】
一方、クリア部材の壁面に臨界角以上の角度で入射したLED光源からの光は、クリア部材を通過して外部に出射される。前述の乳白色部材はちょうどLED光源からの光が外部に出射される位置に設けられており、LED光源が発した光線は乳白色部材から直接出射されるような形となり、装置背面の表示部に対して表示を行うことができる。なお、乳白色部材は拡散面として作用して、LED光源からの光を散乱させるため、利用者は広い範囲で表示部の表示内容を視認することができる。
【0172】
このような構成によって、共通LED光源を用いて読取装置の正面・背面の表示部にバーコード読取状態を通知する表示を行うことができる。
【0173】
図15は、読取装置がセットされた状態のスタンドを示す図面であり、図11と同じ装置を対象としている。図15aは斜視図を、図15bは側面図をそれぞれ示している。
【0174】
既に述べた通り、読取装置の把手はスタンドの保持部に差し込まれ、これによって読取装置がスタンドに固定される。ここで、読取装置の下部にはケーブルが取り付けられているため、ケーブルがスタンドへの読取装置の脱着作業の邪魔とならないように、保持部の正面は上下方向に切り離されている(スリット形成)。
【0175】
ここで、定置式装置として読取装置を使用する場合には、読取装置の読取窓をカウンタなどを挟んで利用者に向かい合う位置として、走査光が利用者に向けて出射されるようにすると、バーコードの読取作業を行いやすい。一方、手持ち式装置として読取装置を使用する場合には、読取装置をスタンドから取り外して手元に引き寄せる必要がある。
【0176】
このような利用形態を考慮した場合、読取装置のケーブルがスタンドからの着脱作業に邪魔にならないように、スタンドの保持部にケーブルを通すことができる切り欠きを設ける必要がある。また、定置式読取装置として使用する場合の読取装置の配置と、スタンドからの読取装置の着脱作業から考えて、上記の切り欠きは利用者の正面にすることが望ましい。
【0177】
また、スタンドのベース部の保持部下部から正面に向けて、くぼみが設けられている。読取装置がスタンドにセットされた場合、ケーブルはこのくぼみに納まるようになっており、ケーブルを正面側に引き回すことができる。なお、把手の先端部分に取り付けられたケーブルあまり急な角度で折り曲げることができないために、このようにスタンドのベース部分にくぼみを設けることはケーブルの付け根の保護などの意味でも有効である。
【0178】
保持部は、スタンドのベース部に対して図示太矢印方向に回動可能となっている。これにより、読取装置の読取窓並びに読取窓から出射される走査光の出射方向を所望の角度にセットすることができ、図15bに図示されるように読取窓から出射される走査光の出射方向を保持部の回動範囲内で自由に調整することができる。
【0179】
図16は、本実施形態による読取装置がセットされるスタンドの三面図である。図16においてaは上面図、bは正面図、cは側面断面図をそれぞれ示している。スタンドの保持部は、ベース部により二点で支持されており、この部分が回動支点となる。また、ベース部に設けられたくぼみは、その先端に向けてその幅が広がるような形状となっている。更に、保持部の先端は読取装置の把手先端を案内しやすいように、幅が広げられている。
【0180】
図16に図示されるスタンドは、例えば樹脂により形成されている。 なお、保持部の支点にはバネが取り付けられ、バネの先端には支持部材が取り付けられる。また、ベース部の底面には金属板などのプレートがネジ止めされている。これらの構成については、詳細を後述する。
【0181】
図17は、スタンドに読取装置がセットされた状態を示す四面図である。図17において、aは背面図、bは側面図、cは正面図、dは上面図をそれぞれ示している。図17に図示されるように読取装置がスタンドにセットされることによって、読取窓(特に第一の読取窓)を適当な高さに位置させることができ、また所望の方向に読取窓を固定することができる。また、読取装置はスタンドの保持部に差し込まれているだけであり、読取装置は単にその自重により保持部に固定されている。そのため、スタンドへの読取装置の脱着作業(特に取り外しの作業)も簡単に行うことができる。
【0182】
図18は、スタンドの保持部の設置角度の調整を図示した図面である。図18の場合、図示右側が利用者側となる。図18には、読取装置が垂直にセットされた状態と、最も利用者側に倒され第一の読取窓が下を向いた状態(a)、利用者から離れた側に最も倒され第一の読取窓が最も上を向いた状態(b)の3つの状態が図示されている。
【0183】
図18に示されるように、読取装置の角度は図示aからbの範囲で自由に調整可能となっており、読取装置の設置場所、あるいは読取装置の利用の仕方に応じた最適な角度に読取装置をセットすることが可能となる。
【0184】
スタンドはカウンタ上だけではなく、例えば図21に示すように壁面に取り付けることも可能である。壁面にスタンドを取り付ける場合には、読取装置は図18のbの位置に固定される。
【0185】
壁面が金属である場合、スタンドの底面にマグネットなどを取り付けることによって、スタンドを壁面に取り付けることができる。また、壁面が金属ではない場合、スタンドは以下のようにして取り付けられる。
【0186】
図16aに図示されるように、スタンド底面の中心付近にはネジ穴が設けられている。このネジ穴を用いてスタンドを壁面にネジ込むことによって、スタンドを壁面に取り付けることができる。ただし、スタンドが一点のみで支持されている場合には、ネジ止めされた点を中心にしてスタンドが回転してしまう可能性があるため、スタンドを安定して壁面に固定することができない。
【0187】
これを防止する方法としては、スタンド複数のネジ穴を設ける方法がある。このような方法を取れば、スタンドは複数カ所で固定されるため、スタンドは回転しない。しかし、スタンドに多くの穴が開くために見栄えがあまりよくない。
【0188】
そこで、本実施形態によるスタンド底面の裏側には、図19に図示されるように金属板などのプレートが取り付けられている。プレートの形状は例えば円形などでも良く、図19のものには限定されてない。プレートを金属板とすると、プレート自体に重量があるためにプレートが重りの役目を果たし、スタンドに読取装置をセットした場合にもスタンドの重心を下に下げられるので、スタンドが安定する。
【0189】
プレートのAの部分の形状は、スタンドのベース部の形状に合わせて成形されている。このため、通常時はプレートがスタンドの外側にはみ出すことがなくなる。また、プレートとスタンドとは、2つのネジにより固定されている。スタンド側に設けられたプレート固定用のネジ穴は、図16bの正面断面図にも図示されている。
【0190】
また、プレートには同一線上に3つの穴が開けられている。図19の状態、つまり通常の状態では、プレートの真中の穴がスタンド底面のネジ穴位置に対応している。また、プレートに設けられた中央の穴と穴aとの丁度真中に、2つのネジ穴が取り付けられている。
【0191】
ここで、スタンドを壁面に取り付ける場合には、図20のように、図の状態とはプレートを上下逆にしてスタンドに取り付ける。ここで、図20aは裏面を見た図面であり、図20bは側面を見た状態である。この場合には、スタンド底面のネジ穴位置にプレートの穴aが位置する。また、プレートの穴bはスタンドの外側に位置する。
【0192】
スタンドを壁面に取り付けるには、プレートの穴bとスタンド底面の穴(プレートの穴a)とを用いてネジを取付け、スタンドを壁面に固定する。図21は取付け作業を図示した斜視図を、図22は壁面に取り付けられた状態のスタンドを図示した側面断面図である。これらの図面に図示されるように、本実施形態ではスタンドが2点でネジ止めされているため、スタンドが壁面に取り付けられた状態で回転してしまうことがなくなる。またネジ板止め作業をやりやすくなる。
【0193】
ここで、保持部の回動を固定する機構がないと、読取装置の角度を少し傾けただけでも読取装置の重さなどの要因により読取装置が自然と図18aのような位置に倒れてしまう可能性がある。そのため、本実施形態によるスタンドでは、保持部の回動を多段階に調整するとともに、その回動を固定するための機構を備えている。
【0194】
図23は、このようなチルト機構を備えたスタンドの要部を拡大した側面透視図である。スタンドのベース部には、複数の歯が円弧状に配置された支持部材が固定して設けられている。一方、保持部の回動支点にはバネが取り付けられている。バネの他端には、ベース部に設けられた支持部材の歯の形状に対応した形状の固定部材(図16の支持部材に対応)が取り付けられており、バネの弾性によって固定部材が回動支点側に付勢されている。
【0195】
このようなチルト機構をスタンドに設けることによって、保持部を回動させたときに支持部材の歯と固定部材の歯とが噛み合い、支持部材がバネの弾性により付勢されるため、保持部を回動させた状態で固定することができ、多段階の角度調整を実現することができる。
【0196】
なお、図23には読取装置の下部から引き出されたケーブルが図示される。ケーブルはスタンドにセットされた場合にケーブルが正面に確実に引き出されるように読取窓側に向けて折り曲げられている。
【0197】
このように、読取装置をスタンドにセットすることにより、定置式装置として読取装置を使用することができるとともに、必要時に読取装置をスタンドから取り外して、手持ち式装置として使用することができる。
【0198】
ここで、手持ち式装置として使用する場合には、利用者は把手を把持する。一方、上記説明したスタンドの場合には、読取装置の把手が保持部に差し込まれる。このため、読取装置をスタンドから取り外す場合には、把手を持ちながら読取装置を取り外すことができず、一旦読取装置の持ち替えをしないと把手を把持することができない。また、スタンドから読取装置を取り外す場合にはヘッド部を持たなければならないが、ヘッド部は把手と比較して大きく手で掴みにくくなっている。特に手が小さい人の場合には、片手でヘッド部を持ち上げることができない可能性がある。そのため、スタンドからの読取装置の取り外し作業がやりにくいという問題が生じる。
【0199】
このような問題を解決するためには、スタンドに読取装置がセットされた状態で、把手を把持することができるようにすればよい。
【0200】
図24は、上記の問題を解決するためのスタンドを図示したものである。図24では、これまで説明したスタンドの上に、横置きスタンドをセットするようになっている。横置きスタンドの下部には突起があり、この部分がスタンドの保持部に差し込まれる。横置きスタンドはスタンド本体に対して着脱自在となっており、必要なとき(横置き時)にはスタンド本体に装着し、不要な場合(縦置き時)にはスタンド本体から取り外せばよい。
【0201】
図25は、読取装置を横置きスタンドにセットする状態を示す図面である。図24、図25に図示された横置きスタンドに対し、読取装置は横向きにしてセットされる。そして、横置きスタンドの上には読取装置のヘッド部が載置される。この場合も、横置きスタンドと読取装置のヘッドとを固着するための特別な機構は必要なく、読取装置は単にその自重によって横置きスタンドの上に固定されているだけである。
【0202】
ただし、読取装置を横置きにする場合には把手が横にはみ出しているため、そのままでは読取装置を安定して横置きスタンド上にセットしておくことができない。そのために、横置きスタンドには、その三カ所にヘッド部を支持するための壁面が設けられている。横置きスタンドの左右に設けられた壁面は、読取装置のヘッド部側面並びにヘッド前面の一部を支持するものであり、横置きスタンドの奥に設けられた壁面は読取装置のヘッド部の背面を支持する。これら壁面によって、読取装置の第一の読取窓の向きが規定され、第一の読取窓を利用者の正面に向かせることができる。更に、読取装置が横置きスタンドから落ちてしまうことを防止することも可能となる。
【0203】
図25の場合には、読取装置の把手は右側に置かれている。このように、把手はスタンドに差し込まれず、スタンドの外に出ているため、利用者は把手を把持しやすくなり、把手を把持したままで読取装置をスタンドから取り外すことができる。
【0204】
なお、横置きスタンドは左右対象の形状となっており、図26に図示されるように、把手を右側あるいは左側のどちら側に置くこともできる。図26aは把手が向かって左側(利用者の左手側)に、図26bは把手が向かって右側(利用者の右手側)にある状態をそれぞれ示している。ここで、図26bはヘッド部前面を支持する壁面を図示しているが図26aではヘッド部の横置きスタンド上での状態がわかりやすいように壁面を図示省略している。
【0205】
図26のように、読取装置の把手を左右どちらにも配置できるため、利用者が右利きであるか、左利きであるかに応じて、読取装置をスタンドに横置きした際の把手の向きを選ぶことができる。
【0206】
ここで、バーコードを読み取らせようとした場合、利用者はバーコードの向きを意識的に水平、あるいは垂直にして読取窓面を通過させようとする傾向が強い。また、例えば缶などの場合にはバーコードは縦向きに印刷されているなど、バーコードが付された物品の縦・横の方向とバーコードの長手方向とが一致しているケースが多く、読取窓を通過するバーコードの向きは利用者の操作の仕方を考えると自然と水平方向・垂直方向となる確率が高くなる。
【0207】
そのため、定置式装置でバーコードを読み取る場合にはバーコードの角度は無関係であるとはいうものの、上記の点を考慮した場合には読取窓から出射される走査パターンはほぼ水平・垂直となるパターンが含まれることが望ましい。
【0208】
そこで、読取装置を横置きスタンドにセットした場合、第一の読取窓から出射される走査パターンの中で、少なくとも一つのパターンは水平方向に走査するものとなるような角度に、読取装置をセットする。より具体的には、図26に図示されるように、読取装置の把手がやや斜め下がりとなるようにセットされる。このような角度になるように読取装置をセットすることによって、走査パターンの一つはほぼ水平方向に走査される。
【0209】
同様に、第一の読取窓から出射される走査パターンの一つがほぼ垂直方向に走査されるように設定されている。
【0210】
このように、走査パターンが水平・垂直方向となるようにすることで、通過する確率が高い水平・垂直方向のバーコードの向きと走査線の走査方向とが一致して、バーコードの読取をより確実に行うことができる。
【0211】
図27並びに図28は、縦置き・横置きそれぞれの場合の読取装置のスタンドへのセットを対比する図面である。図27は縦置きスタンドを、図28は横置きスタンドをそれぞれ図示している。
【0212】
図27に図示されるように、縦置きスタンドを使用する場合には、把手を保持部に差し込んでいるためにスタンドにセットされた読取装置が安定しやすいが、把手を把持しながら読取装置をスタンドから取り外すことが困難であり、読取装置の着脱作業がしにくい。
【0213】
一方、図28に図示されるように、横置きスタンドを使用する場合には、読取装置の把手を把持しやすいために、読取装置の着脱作業を効率よく行うことができ、特に読取装置を手持ち式装置として使用する場合の把手の持ち替えの煩雑さがなくなる。しかし、把手が横にはみ出しているために重量バランスがとりにくく、スタンドにセットされた読取装置が安定しにくくなっている。
【0214】
このため、利用者は読取装置を使用する形態や、それぞれのスタンドのメリット・デメリットを勘案して、縦置き・横泣きを適宜選択すればよい。
【0215】
ここで、定置式装置、あるいはガン式装置として読取装置を使用するときは、第一の読取窓から出射される走査パターンを用いてマルチスキャンを行うため、第二の読取窓から出射される走査光はバーコードの読取には直接関与していない。
【0216】
また、図4や図9に図示されているとおり、第一の読取窓からの走査パターンの出射方向と、第二の読取窓からの走査光の出射方向とは、それぞれ異なった方向(角度)となっている。そのため、第一・第二の読取窓からあわせて走査光が出射されると、定置式・ガン式装置として読取装置を使用する際に第一の読取窓からの走査パターンを読取対象となっているバーコードに向けたときに、第二の読取窓から出射される走査光が読取対象のバーコードとは全く違う方向に向けて出射され、全く無関係なところを走査してしまう。
【0217】
そのため、第二の読取窓からの走査光により走査された読取対象のバーコード以外の部分からの反射光を、読取装置が検出してしまう可能性がある。これはノイズとなったり、読取装置の誤認識の原因となり、この場合読取装置は読取エラーとなってしまう。
【0218】
一方、タッチ式装置として読取装置を使用する場合には、第一の読取窓から出射される走査パターンをバーコード読取に使用することは考慮されていない。しかし、図8cに図示されるように、第二の読取窓からの走査線を用いてバーコードメニュー上のバーコードを読み取っている場合にも、第一の読取窓から走査光が出射され続けていると、読取対象ではないバーコードが第一の読取窓からの走査光により走査されてしまう。そのために、読取装置は第一の読取窓からの走査光に基づく反射光と、第二の読取窓からの走査光に基づく反射光との両方を検出してしまう。
【0219】
両方の反射光中にデータとしては有効なバーコードデータが含まれていた場合、読取装置はどちらが必要なデータであるのか区別することができない。特に入力する必要があるデータなのか不要なデータであるのかは別にして、バーコードメニュー上に記録されたバーコードはいずれもデータとしては有効なものであるため、二つの異なったバーコードデータが混在してしまい、バーコードの二重読取が発生するという問題がある。この場合、必要な情報のみの入力を行うことができないため、必要に応じて入力された情報の消去、あるいはデータの再入力を行う。
【0220】
このような問題を解決するために、読取装置の読取形態に応じて、読取形態に対応していない読取窓からの走査光に基づくバーコード読取を、例えば読取形態に対応していない読取窓から走査光が出射される期間の間は実質的に無効化する必要がある。
【0221】
図29は、ポリゴンミラーを部分的に図示した図面であり、走査線が走査している位置を把握するための構成を示す。ポリゴンミラーDの底面には、複数本のスリットが設けられた円盤状部材が取り付けられている。また、ポリゴンミラーが取り付けられるベース部分には、スリットの通過を検出するセンサIが設けられている。センサIは、スリットの通過を検出することにより、ミラー位置検知信号を出力する。
【0222】
円盤部材に設けられるスリットのうち、一カ所はポリゴン位置の基準を示すために、スリット幅が広くなっている。この位置基準を示すスリットをセンサにより検出することで、読取装置の図示しない制御部はポリゴンミラーの特定面がセンサ位置を通過したことを認識してポリゴンミラーの回転状態を把握することができ、同時にどのフロアミラーに走査光が入射しているのかを判別することができる。
【0223】
基準位置をポリゴンミラーの特定位置に定めておけば、センサ位置をポリゴンミラーの特定位置が通過したことを確認でき、基準位置検出後の通過スリット数を計数することによって、ポリゴンミラーのどの面がセンサ位置を通過しているのかを容易に確認できる。 図30は、図29に図示されたセンサの出力波形と、これに基づくミラー位置検出信号波形とを示した図面である。図30において、(a)はセンサ出力を、(b)はミラー位置検出信号をそれぞれ示している。
【0224】
また、図30において、(1)は第一の反射面、(2)は第二の反射面、(3)は第三の反射面、(4)は第四の反射面に対応している。
【0225】
更に、図中E1〜E8はそれぞれの反射面により反射された走査光が入射しているフロアミラーを指し、それぞれ図2に図示されるフロアミラーに対応している。ここで、「E1〜E5」とされている部分については、ポリゴンミラーが図2の図示時計方向に回転している場合には、実際の走査順序はE3?E2?E1?E5?E4の順となっている。
【0226】
図30の(a)に図示されるセンサ出力は、スリットが検出されると信号がオンとなり、スリット以外の部分ではオフとなる。また、信号のオン期間の幅はスリットの幅に対応している。図30(a)に図示される通り、第一の反射面により反射される走査光がフロアミラーE1〜E5(実際にはフロアミラーE3)の走査を開始する時点に対応する位置に、位置基準となる幅が広いスリットが設けられている。
【0227】
センサ出力のオン期間は、この部分では広いために、図示しない読取装置の制御部はポリゴンミラーの第一の反射面により反射される走査光がフロアミラーE3の走査を開始したことを認識する。
【0228】
一方、円盤部材上に設けられているスリット数は予め判っており、また何番目のスリットがポリゴンミラーの反射面のどの位置に対応しているかも予め判っている。そのため、センサの通過とポリゴンミラーの各反射面との位置関係を予め制御部などに設定しておけば、基準スリットが検出された後のスリットの通過数を計数することによって、ポリゴンミラーのどの反射面がどのフロアミラーを走査しているかを制御部は容易に把握することができる。そして、制御部はポリゴンミラーの第四の反射面からの走査光がフロアミラーE8を走査している期間を認識して、図30(b)のようにこの期間中にミラー位置検知信号をオンとする。
【0229】
図31は、読取装置の機能ブロック図を図示したものである。図において、61はポリゴンミラーのベース部に取り付けられたセンサであり、スリット66を検出するものである。また、63は制御部であり、読取装置の動作を制御するものである。このうち64はカウンタで、センサ61出力を計数するものである。また、65は光源となるレーザダイオード、66はバーコードからの反射光を検出する受光回路である。レーザダイオード65、受光回路66の動作は、それぞれ制御部63により制御されている。
【0230】
更に、62はモード選択スイッチである。読取装置は、第一の読取窓から多数本の走査光によりなる走査パターンを出射する第一の読取モード(マルチスキャンモード)と、第二の読取装置から一本の走査光を出射する第二の読取モード(シングルスキャン)との二通りの読取モードを持つ。利用者は必要に応じてモード選択スイッチを操作して、第一の読取モードと第二の読取モードとを切り替えることができ、利用者が望む読取モードを設定できる。
【0231】
図32は、モード選択スイッチの操作の有無による読取モードの切替えを説明したフローチャートである。制御部は、モード選択スイッチが操作されたかどうかを常に監視している。そして、モード選択スイッチが操作されていない場合には、読取モードをマルチスキャンモードとして、第一の読取窓から走査光が出射されるように光源を制御する。
【0232】
一方、モード選択スイッチが操作されたことが検出された場合、制御部はシングルスキャンモードに読取モードを切り替え、第二の読取窓のみから走査光が出射されるように光源を点灯制御する。 このように選択された読取モードに基づいて、バーコードの読取が行われる。
【0233】
図33は、より具体的にどのように光源点灯制御を行うかを示すフローチャートである。
【0234】
マルチスキャンモード時に必要なのは第一の読取窓から出射される走査光なので、フロアミラーE8により反射される走査光はバーコードを読み取るためには特に必要ない。一方、シングルスキャンモード時に必要なのは第二の読取窓のみから出射される走査光のみであるため、フロアミラーE8により反射される走査光のみを必要とし、それ以外の走査光は不要である。
【0235】
そこで、制御部は読取モードがシングルスキャンである場合には、ポリゴンミラーがフロアミラーE8を走査している期間のみレーザ光源を点灯させて、バーコードを読み取る。一方、読取モードがマルチスキャンモードである場合、制御部はフロアミラーE8が走査される期間はレーザ光源を消灯して、バーコードを読み取る。
【0236】
このような点灯制御を行うことによって、それぞれの読取モードに対応した読取窓のみから走査光を出射させることができる。
【0237】
図34は、図31に図示された各部の出力波形を図示したものである。 モード選択スイッチからの出力は制御部に供給されるが、第一の読取モードを選択する場合(第一の読取窓A1から走査光を出射)にはオフとなり、第二の読取モードを選択する場合(第二の読取窓A2から走査光を出射)にはオンとなる。制御部は、モード選択スイッチ出力を確認して、どの読取モードが選択されているのかを判定し、その結果に応じてレーザダイオードの点灯制御を行う。
【0238】
また、ミラー位置検知信号は、図30に図示されたものと同一であり、ポリゴンミラーの第四の面がフロアミラーE8を走査している期間中オンとなる。
【0239】
利用者が第二の読取モード、即ちタッチ式装置として読取装置を使用しようとして、モード選択スイッチがオンとなっている期間は、第二の読取窓から走査光を出射し、第一の読取窓からは走査光が出射されないようにしなくてはならない。そこで、制御部はミラー位置検知信号がオンとなっている期間はレーザ光源を点灯させるように制御し、ミラー位置検知信号がオフとなっている期間(フロアミラーE1〜E7が走査されている期間)はレーザ光源が消灯するように制御する。これによって、第二の読取窓のみからレーザ光が出射され、タッチ式装置として読取装置を使用してバーコードメニューの読取を行う場合でも、第一の読取窓から出射される走査光が無関係なバーコードを走査してしまい二重読取となるような事態を防止することができる。
【0240】
一方、利用者が読取装置を定置式・ガン式装置として使用する場合には、モード選択スイッチ出力はオフとなる。制御部は、これに基づいてミラー位置検知信号がオフとなっている期間はレーザ光源を点灯し、ミラー位置検知信号がオンとなっている期間(ポリゴンミラーの第四の反射面からの走査光がフロアミラーE8を走査している期間)はレーザ光源を消灯するように制御する。
【0241】
このような制御によって、定置式・ガン式装置として読取装置を使用している場合であっても、第二の読取窓から走査光が出射されることを防止でき、バーコード以外の無関係なものが走査されることを防止できる。
【0242】
図35は、モード選択スイッチの一例を示す図面である。図35は、読取装置の背面を図示したものである。図35に図示される実施形態の読取装置では、読取装置の背面にモード選択スイッチが備えられている。モード選択スイッチは、利用者の把手を把持した手の人指し指、親指などにより操作される。
【0243】
モード選択スイッチは把手を把持した手指により操作しやすい位置に取り付けられる必要がある。特に、手の大きい人であっても、手の小さい人であっても同じようにモード選択スイッチを操作することができなければならない。
【0244】
モード選択スイッチは、例えば図10に図示された読取装置にも備えられている。図10の場合には、モード選択スイッチはV字状の形状となっている。V字状とすることで、モード選択スイッチを縦長に、更に幅広にすることができる。
【0245】
スイッチを人指し指で操作する場合と、親指で操作する場合とでは、指が置かれるスイッチ上の位置が異なってくる。そこで、モード選択スイッチを縦長とすることによって、モード選択スイッチを人指し指でも、親指でも操作することができる。また、モード選択スイッチを幅広とすることによって、指の長い人でも、指の短い人でも同じようにモード選択スイッチを操作することができるようになる。
【0246】
図36は、モード選択スイッチ(機能切替えスイッチ)を人指し指で操作する状態を図示した図面である。この場合、利用者は把手を人指し指以外の指で把持し、人指し指を延ばす。モード選択スイッチは、人指し指が丁度当たる位置に設けられている。 ここで、図36のように把手を把持した場合、操作する人によっては人指し指と親指との間がV字状に開く。そのため、把手を右手で把持した場合には人指し指はモード選択スイッチの右側に、把手を左手で把持した場合には人指し指はモード選択スイッチの左側に、それぞれ位置することになる。このように、モード選択スイッチを幅広とすることにより、図36のように把手を把持した場合に人指し指を自然にモード選択スイッチの上に置くことができる。さらに、右手で操作しても左手で操作しても、同じようにモード選択スイッチを操作することができる。
【0247】
図37は、モード選択スイッチ(機能切替えスイッチ)を親指で操作する場合を図示した図面である。この場合、把手を親指以外の指と、親指の付け根部分とで把持することになる。
【0248】
親指でモード選択スイッチを操作する場合には、親指は主にモード選択スイッチの根元の部分を操作することとなる。
【0249】
このように、人指し指でモード選択スイッチを操作する場合と、親指でモード選択スイッチを操作する場合とでは、指の位置が違ってくる。そのため、モード選択スイッチを縦長とすることで、人指し指・親指によるスイッチ操作に対応する事が可能となり、モード選択スイッチの形状をV字状とすることによって、様々な方法でスイッチを操作しても確実にスイッチを押下することができる。
【0250】
図38は、V字状のスイッチ板を図示した図面である。図38に図示されるスイッチ板は3点支持されるものであり、スイッチ板の各頂点に支点A、支点B、支点Cの3つの支点が設けられている。それぞれの支点は、図示しない装置背面に設けられた開口に差し込まれ、開口内の突起により支えられる。ここで、それぞれの支点の先端には爪が形成されており、この爪によって各支点が浮き上がることを防止できる。
【0251】
また、読取装置本体のスイッチ板の中心部に対応する部分には、スイッチが設けられている。スイッチ板を操作することによってスイッチを押下することが可能となるが、スイッチ板のどの位置を操作しても、読取装置本体に取り付けられたスイッチの押し下げ部を押し下げることができ、スイッチが一点にのみ配置されている場合と比較して、手の小さい人などでもスイッチの操作を行いやすくすることができる。なお、このスイッチ板はスイッチ内部のバネなどによってやや上側に付勢されるような状態となっている。
【0252】
図39は、スイッチ板の作用を説明するための図面である。ここで、A、B、Cはそれぞれ図38の支点を示している。なお、スイッチ板の外形は図39では図示省略している。
【0253】
図39aは支点A付近を操作した場合、図39bは支点B付近を操作した場合をそれぞれ示している。支点A付近を操作した場合、支点Bと支点Cとが固定された状態となり、支点Bと支点Cとを結んだ直線がスイッチ板の回動支点となる。これによって、スイッチ板の支点A付近を操作すると支点B?支点Cを中心としてスイッチ板が下方に押し込まれ、スイッチが押下される。
【0254】
同様に支点B付近を操作した場合、支点A、支点Cが固定された状態となり、支点Aと支点Cを結んだ直線がスイッチ板の回動支点となってスイッチ板が下方に押し込まれ、スイッチが押下される。
【0255】
このように、スイッチ板を設けることによってスイッチ板のどの部分を操作してもスイッチを押下することができ、利用者の手の大きさによらず安定したモード選択スイッチの操作が可能となる。ここで、支点の数は3点である必要はないが、支点を3点とすると押下点に対する回動支点(回動軸)が一義的に定まるために、最も確実にスイッチを動作させるためにはスイッチ板が3点支持である構成が最も効果的である。
【0256】
なお、このスイッチ板は読取装置の背面からはみ出さないように読取装置に取り付けられている。スイッチ板が読取装置の背面から突出していると、読取装置の背面が下になるように卓上に読取装置を置いたときなどに読取装置の読取モードが利用者が意図しないものに切り替わってしまう可能性があるためである。
【0257】
図40は、この他の機能切替えスイッチを示した図面である。図40の場合には、把手の根元付近に前面操作用の切替えスイッチが設けられる。この位置は、片手で把手を把持した場合に丁度人指し指がくる位置であるため、前面切替えスイッチを人指し指で操作することができる。特に、この形状はガン式読取装置に設けられるトリガ(引き金)スイッチと同じような位置に取り付けられるため、切替えスイッチが操作しやすくなる。
【0258】
図40の場合には、読取装置背面のモード選択スイッチは省略されている。しかし、読取装置の背面と前面とにモード選択スイッチを同時に取り付けても全く差し支えはない。
【0259】
図41は、更にその他の切替えスイッチの例を図示したものである。図41の場合には、読取装置のヘッド部の側面にサイドスイッチが設けられている。サイドスイッチは、読取装置の左側に設けられるサイドスイッチLと、同じく右側に設けられるサイドスイッチRとがある。
【0260】
把手を片手で把持した場合には、親指と人指し指とをそれぞれのサイドスイッチの位置に持ってくることができる。把手を右手で把持した場合には、親指でサイドスイッチLを、人指し指でサイドスイッチRをそれぞれ操作することとなり、把手は残りの指で把持される。左手で把手を把持した場合にはこの逆となる。このように、右手による操作と左手による操作とを考慮して、読取装置の両面にサイドスイッチを設ける。また、このような配置とすることによって、簡単に二つのサイドスイッチを同時に操作することができる。当然、一方のサイドスイッチのみを操作してもよい。
【0261】
図41に図示される読取装置の場合には、装置の両面にサイドスイッチが設けられているため、これを利用して片方のサイドスイッチが操作された場合と両方のサイドスイッチが同時に操作された場合とで、サイドスイッチの機能を切り替える。
【0262】
一方のサイドスイッチのみが操作された場合には、サイドスイッチはモード選択スイッチとして作用する。この場合、どちらのサイドスイッチが操作されたのかは全く問わない。
【0263】
また、両方のサイドスイッチが同時に操作された場合には、サイドスイッチはモード選択スイッチとしては作用せず、全く異なった機能がわりあてられる。 例えば、左右のサイドスイッチの一方が操作された場合(どちらが操作されたかは問わない)には、読取モードの切替えを行うようにするとともに、左右のサイドスイッチが同時に操作された場合には、特別な読取処理、例えば読取商品のリピート入力機能を実行させるようにする。
【0264】
読取装置の制御部は、左右のサイドスイッチの操作状況を常に監視しており、左右のサイドスイッチが同時に操作されたのか、一方のサイドスイッチのみが操作されたのかを判別、この判別結果に基づいて実行すべき処理を選択する。
【0265】
ここで、同一内容のバーコードを複数読み取る場合、例えば複数の商品登録を同時に行う場合などには、それぞれのバーコードを一つずつ読み取ると手間がかかってしまう。そのため、リピート入力機能を持つ読取装置が知られている。
【0266】
リピート入力機能を用いる場合には、まずバーコードを読み取る。そして、本来ならばバーコード入力が必要となる商品の数だけ、リピート入力キーを操作する。リピート入力キーはカウンタキーとして作用し、キーが操作された回数を読取装置で計数し、同一商品がいくつあるかが判定される。
【0267】
このようなリピート入力機能を利用することで、同一商品に付されたバーコードの読取をいちいち行う必要がなくなる。
【0268】
本実施形態では、二つのサイドスイッチの同時操作と一方のサイドスイッチの操作のみとを選び、サイドスイッチに二通りの機能を与えることができる。つまり、一方のサイドスイッチを操作した場合と、同時に両方のサイドスイッチを操作した場合とで、サイドスイッチの機能を切り替えるのである。このようにリピート入力キーとモード選択スイッチなどのように、キーの機能を操作されたスイッチの数に応じて切り替えることができ、スイッチ・キーの数を減らすことが可能となる。
【0269】
以上、読取モードに対応した読取を行うために、ここでは、第一の読取窓から走査光を出射する場合には第二の読取窓からは走査光を出射せず、第二の読取窓から走査光を出射する場合には第一の読取窓からは走査光を出射しないようにレーザ光源を点灯制御することで、読取モードの切替えを行っていた。しかし、読取モードの切替えはこの方法に限定されるわけではない。
【0270】
図42は、その他の方法による読取モードの切替えを説明する図面である。
【0271】
図42は、モード選択スイッチ出力、ミラー位置検知信号とともに、制御部から受光回路を制御する受光回路制御信号が図示されている。なお、図42の場合にも装置内部の構成は図31と同一とすればよく、走査位置の確認は図29、図30の構成、つまり円盤部材に設けられたスリットの計数により行えばよい。
【0272】
受光回路制御信号は、受光回路を動作させるか、休止させるかを制御するための信号であり、受光回路制御信号がオンとなっている期間は受光回路が動作し、受光回路制御信号がオフとなっている期間は受光回路が動作しない。
【0273】
図42の場合には、モード選択スイッチがA2窓、つまりシングルスキャンモードが選択された場合には、制御部はミラー位置検知信号がオンとなっている期間受光回路制御信号をオンとし、ミラー位置検知信号がオフとなっている期間は受光回路制御信号をオフとする。これによって、シングルスキャンモードが選択された場合には、第二の読取窓から走査光が出射されている期間のみ受光回路の動作が有効となり、それ以外の期間は受光回路の動作が無効化される。
【0274】
このため、シングルスキャンモード時には、第一の読取窓から走査光が出射されても受光回路がバーコードなどからの反射光を受光しないため、この期間に読取対象の特定バーコード以外のバーコードが走査されたとしても読取動作が実質的に無効化される。また、第二の読取窓から走査光が出射される期間は受光回路の動作が有効であるため、バーコードの読取が可能である。
【0275】
一方、マルチスキャンモードの場合には、モード選択スイッチ出力がオフとなる。そのため、制御部はこれを認識して、ミラー位置検知信号がオフとなっている期間受光回路制御信号をオンとして受光回路の動作を有効化し、ミラー位置検知信号がオンとなっている期間は受光回路制御信号をオフとして受光回路の動作を無効化する。
【0276】
これによって、第一の読取窓から走査光が出射されている期間は受光回路の動作が有効となり、バーコードの読取が可能となる。また、第二の読取窓から走査光が出射されている期間は受光回路の動作が無効化されているため、第二の読取窓から走査光が出射されていても受光回路は反射光を受光しない。
【0277】
図43は上記の制御をフローチャートとして示した図面である。制御部はまず設定されている読取モードを判別する。そして、シングルスキャンモードが選択されている場合には、フロアミラーE8が走査されている期間のみ受光回路を動作させる。一方、マルチスキャンモードが選択されている場合には、制御部はフロアミラーE8が走査されている期間は受光回路を動作させず、他方のフロアミラーが走査されている期間は受光回路を動作させる。
【0278】
このように、図42並びに図43の制御を行うことによって、レーザダイオードの点灯/消灯制御を行わなくても、読取モードに対応していない読取窓から走査光が出射されている期間は実質的にバーコードの読取動作を無効化することができる。
【0279】
ここで、受光回路の動作の有効/無効の切り替えは、受光素子の動作を切り替えるのでもよく、受光素子から出力される信号を処理する回路の動作を無効化するようにしてもよい。また、読み取られたデータは読取装置内で復調されるが、復調の動作の有効/無効を切り替えるようにしてもよい。
【0280】
図44は、復調回路の動作を走査の状態に応じて制御する場合のフローチャートを図示したものである。図44の場合には、制御部が読取モードがシングルスキャンモードであると判断した場合、フロアミラーE8が走査されている期間のみ復調回路を動作させ、それ以外の期間は復調回路の動作を停止させる。
【0281】
一方、制御部が現在マルチスキャンモードが選択されていると判断した場合には、フロアミラーE8が走査されている期間は復調回路の動作を無効化し、それ以外の期間は復調回路の動作を有効化する。
【0282】
また、受光回路などの有効/無効の切替えと、レーザダイオードの点灯/消灯制御を組み合わせてもよい。このようにすることによって、読取モードに対応していない窓からの走査光の出射を防止するとともに、その期間読取窓から入り込む外乱光が受光回路により検出されるようなことを防止でき、読取モードの切替え動作をより確実に行うことができる。
【0283】
図45は更にその他の読取モード切替えを行うための構成を示す図面である。図45の場合には、フロアミラーE8に相当するミラーが備えられていない。そして、フロアミラーの一枚であるE1’(図2のフロアミラーE1に対応)の角度が、ソレノイドHの動作に応じて可変となるように構成されている。
【0284】
ソレノイドHは図示左右方向に動作可能であり、その先端にはアームが取り付けられている。アームにはフロアミラーE1’が取り付けられているため、ソレノイドHの左右方向の移動に応じてフロアミラーE1’の角度が変化する。
【0285】
フロアミラーが第一の位置(図示実線)にある場合には、フロアミラーE1’により反射される走査光は第一の読取窓A1より出射される。一方、フロアミラーE1’が第二の位置(図示点線)にある場合には、フロアミラーE1’により反射される走査光は第二の読取窓A2より出射される。
【0286】
従って、定置式・ガン式装置として読取装置を使用する場合にはフロアミラーE1’を第一の位置とし、タッチ式装置として読取装置を使用する場合にはフロアミラーE1’を第二の位置とすればよい。そして、フロアミラーE1’の位置制御は、モード選択スイッチの操作に基づいて行われる。
【0287】
モード選択スイッチ出力がオンの場合、つまりシングルスキャンモードが選択された場合、制御部はソレノイドを動作させてフロアミラーE1’を第二の位置に移動させる。また、モード選択スイッチ出力がオフの場合、つまりマルチスキャンモードが選択された場合には、制御部はこれに基づいてソレノイドを動作させ、フロアミラーE1’を第一の位置に移動させる。
【0288】
このような構成をとることにより、マルチスキャンモードの場合には第二の読取窓からは走査光が出射されなくなる。しかし、シングルモードスキャンの場合には、第二の読取窓とあわせて第一の読取窓からも走査光が出射される。そのため、シングルスキャンモードが選択された場合には、第一の読取窓から走査光が出射される期間のバーコード読取動作を無効化する必要がある。
【0289】
図46は、このような制御を行うための信号波形を示す図面である。図において、モード選択スイッチ出力は図34、図42のものと同じである。また、ミラー位置検知信号は、ポリゴンミラーの反射面がフロアミラーE1’を走査している期間オンとなり、それ以外のフロアミラーが走査されている期間はオフとなる。
【0290】
なお、この場合、ミラー位置検出信号がオンとなる期間は特定の反射面に対応した期間に限ってもよく、複数の面を対象としてもよい。図46の場合には、ポリゴンミラーの一つの特定反射面がフロアミラーE1’を走査している場合のみ、ミラー位置検知信号をオンとしている。
【0291】
光源制御信号は、レーザ光源の点灯を制御するものであり、オンとなっている場合レーザ光源が点灯され、オフの期間はレーザ光が消灯されている。
【0292】
図46の場合には、マルチスキャンモードが選択されたとき(モード選択スイッチ出力がオフ)にはポリゴンミラーの走査位置に関係なく、レーザ光源を点灯させつづける。一方、シングルスキャンモードが選択された場合には、ミラー位置検知信号がオンの期間、つまりフロアミラーE1’が走査されている期間のみ光源制御信号をオンとし、レーザ光源を点灯する。これ以外の期間は、光源制御信号をオフとして、レーザ光源を消灯する。
【0293】
図47は、このような制御を示すフローチャートである。設定された読取モードがシングルスキャンモードである場合には、制御部はソレノイドを駆動してフロアミラーE1’をbの位置に移動させるとともに、フロアミラーE1’が走査されている期間のみレーザ光源を点灯させる。
【0294】
一方、マルチスキャンモードが選択された場合には、制御部はソレノイドを駆動させてフロアミラーE1’をaの位置に移動させるとともに、レーザ光源を常時点灯させる。
【0295】
このように、図45に図示される装置で図46並びに図47のような制御を行うことによって、マルチスキャンモードの場合には第一の読取窓のみから走査光を出射し、シングルスキャンモードの場合には第二の読取窓のみから走査光を出射する。そのため、読取モードに対応した読取窓から走査光が出射されている期間のみ、読取動作を有効とし、ノイズの誤検出や二重読取を防止することができる。
【0296】
なお、図45の場合には光源の点灯制御で対応していたが、図45の装置でも受光回路や復調動作の有効/無効を切り替えるようにしても全く差し支えはない。 図48は、読取装置を卓上に直接(スタンドを使用しないで)設置した状態を示す図面である。図48では、読取装置が横置きに卓上に設置されている。図10の特に上面図から判るとおり、読取装置のヘッド部の側面は斜めに面取りされている。そのため、卓上に読取装置を設置した場合、読取窓が読取装置側面の角度に応じた角度だけ、斜め上方を向く。そのため、バーコードの読取領域が読取装置の斜め上方に位置することになる。
【0297】
卓上に読取装置を配置した場合には、読取対象となるバーコードが付された物品は読取装置の上側を通過するようになるため、読取窓を上方に向けて読取領域を読取装置の斜め上方とすることによって、読取領域が通過する物品の位置付近に設定され、バーコードの読取操作を行いやすくすることができる。
【0298】
これに対して、読取窓がほぼ水平方向を向いている場合には、走査光による走査範囲の一部が卓上により遮られてしまい、走査範囲が実質的に狭くなるという問題が生じる。また、バーコードを卓上面に極めて近い位置を通過させなくてはならないために、読取の操作性が悪くなる。
【0299】
このように、読取装置をスタンドなどを用いずに卓上に設置した場合、読取窓を斜め上方に向けて、走査光が上方に向けて出射されるようにすることで、読取の操作性を向上させることができる。
【0300】
図48に図示される読取装置では、図26のように横置きスタンドを使用したときと同じように、手持ち式装置として読取装置を使用する場合にすぐに把手を把持することができ、読取装置の持ち替えをしなくてもすむ。また、図48の読取装置の場合には特にスタンドを必要としていないので、読取装置単体で定置式装置と手持ち式装置との両方の機能を実現することができる。
【0301】
図48に図示される読取装置のように卓上に読取装置が設置された場合には、基本的にはマルチスキャンモードを実施する。そして、読取装置が卓上に設置されたときには、読取装置側面のどちらか一方が卓上に接している。そこで、このような性質を利用して読取モードの切替えを自動的に行う。
【0302】
図49は、その側面にモード検出センサが設けられた読取装置を示す図面である。
【0303】
図49に示されるように、読取装置の側面には、モード検出センサが左右に一つづつ備えられている。モード検出センサは、例えば入光量を検出する光学センサを用いることができる。
【0304】
図50は、図49に図示されるモード検出センサが設けられた読取装置を卓上に設置した状態を示しており、モード検出センサの有無の他は基本的には図48と同じである。
【0305】
図50の読取装置の場合には、読取装置の正面に向かって右側(モード検出センサLの側)が上面となるように卓上に設置されている。
【0306】
図50の状態では、モード検出センサLには外光が入射するため、モード検出センサLの受光量は低下しない。一方、モード検出センサR(図示されず)は卓上面に接しているため、モード検出センサLと比較すると受光量は低下する。そこで、読取装置の状態とモード検出センサの受光量との関係を利用して、モード検出センサの受光量に基づいて読取装置の状態に適した読取モードに切り替えるようにする。
【0307】
図51は、モード検出センサに基づいた読取モード切替えの制御を示すフローチャートである。 制御部は、二つのモード検出センサの受光量に基づいて、読取装置が卓上に設置されたのかどうかを判断する。そして、読取装置が卓上に設置されたと判断した場合(この場合受光量が低下)には、読取装置をマルチスキャンモードに移行させる。また、モード検出センサの受光量の変化がない場合には、制御部は例えば読取装置をシングルスキャンモードに移行させる。
【0308】
このように、読取装置が卓上に設置されたときと、卓上に設置されていないとき(手持ち読取を行う場合)とで自動的に読取モードを切り替えることによって、読取装置にモード切替えスイッチを取り付ける必要がなくなる。
【0309】
モード切替えスイッチを押下しながらバーコード読取を行っているときには、利用者がついうっかりモード切替えスイッチから手を話してしまう可能性がある。この場合には利用者の意図とは別に読取モードが切り替わってしまう。特にバーコードメニュー上のバーコードを読み取るためにシングルスキャンモードとしている途中でスイッチから手をはなし、マルチスキャンモードに移行してしまうと、読取対象としているバーコード以外のバーコードを読み取ってしまう危険がある。このように誤って読み取られたバーコードもデータとしては正当なものであるため、読取装置は正常なバーコード読取が行われたものと認識してその結果を利用者に報知する。読取モードが切り替わってしまったことに利用者が気がつかなかった場合、そのまま処理を続行してしまうと誤入力されたデータがそのまま入力データとして確定してしまう。
【0310】
しかし、モード検出センサの作用によって読取装置の設置状態に応じて読取モードを自動的に切り替えることによって、上記のように利用者が読取モードが自分の意図とは異なる読取モードに切り替わってしまうことを防止でき、データの誤入力も極力減らすことが可能となる。
【0311】
なお、卓上に読取装置が設置されていない場合の読取モードについては、マルチスキャン/シングルスキャンのいずれであっても差し支えはなく、利用者が望む読取モードが選択されるようにすればよい。例えば手持ち式装置として使用するとしても、タッチ式装置として使用する場合とガン式装置として使用する場合とでは、適した読取モードは別のものである。そこで、モード検出センサが取り付けられた読取装置に、これまで説明したモード選択スイッチをあわせて設けることによって、読取装置を手持ちとした場合の読取モードはモード選択スイッチの操作により切替え可能である。
【0312】
図52は、このような状況に対応するための読取モード切替え制御例を説明したフローチャートである。制御部がモード検出センサの受光量変化がないことを検出した場合、制御部は手持ち読取に対応させて読取モードをシングルスキャンモードに設定する。この後、制御部はモード切替えスイッチの操作の有無を常に監視している。そして、モード選択スイッチが操作されない場合には、シングルスキャンモードを維持する。一方、利用者がガン式装置として読取装置を使用することを意図して、モード選択スイッチが操作されたことが検出された場合には、制御部は読取モードをマルチスキャンモードに切替え、バーコード読取を行う。
【0313】
図53は図49に図示される読取装置の変形例である。図53に示された読取装置では、光学式のモード検出センサの代わりにマイクロスイッチのような検出スイッチが設けられている。図53に図示される読取装置を図50のように卓上に設置すると、卓上面に接している側の検出スイッチが卓上面により押される。
【0314】
図54は図53に図示される読取装置における読取モード選択の制御を示すフローチャートである。
【0315】
制御部は検出スイッチの押下状態を監視しており、いずれか一方の検出スイッチが押下されたことによって読取装置が卓上に設置されたと判断し、読取モードをマルチスキャンモードに移行させる。
【0316】
検出スイッチの押下が検出されていない状態での読取モードは、図44に図示される読取装置の場合と同様に利用者が望む読取モード(例えばマルチスキャンモードを維持する)に設定すればよい。マルチスキャンモードが維持されている場合、モード選択スイッチの操作などによってシングルスキャンモードに切り替えられる。
【0317】
図55は、スタンドに縦置きされた場合に読取モードをマルチスキャンモードに移行させるための機構を説明する図面である。また、図56は図55に図示された読取装置における読取モード選択の制御を示すフローチャートである。
【0318】
読取装置の底面には、マイクロスイッチなどによる検出部が備えられる。またスタンドの保持部の底面には検出突起部が設けられ、その位置はスタンドにセットされる読取装置の検出部に対応した位置となっている。
【0319】
読取装置がスタンドに設置されると、検出突起部により読取装置の検出部が押圧される。読取装置の制御部は検出部の状態を監視しており、検出部が押圧されたことが検出されると、読取装置がスタンドに設置されたものと判断し、読取モードをマルチスキャンモードに移行させる。
【0320】
また、検出部が押圧されていない状態では、読取装置は手持ち式装置として使用されるものと考えられる。この場合の読取モードは、シングルスキャンあるいはマルチスキャンとすることができる。どちらを選択するかは、利用者がどの形態で手持ち式装置を使用するかによるため、それに合わせて設定すればよい。
【0321】
ガン式読取装置として使用する方が多い場合には、手持ち式装置として使用される場合でも読取モードはマルチスキャンモードとすればよく、シングルスキャンモードへの移行はモード選択スイッチの操作に基づいて行えばよい。
【0322】
逆にタッチ式読取装置として使用する頻度の方が高いようなときには、手持ち式装置として使用されるときには読取モードはシングルスキャンモードとすればよい。ガン式装置として使用する必要がある場合には、モード選択スイッチを操作する。この場合には、モード選択スイッチが操作されたことによってシングルスキャンモードに移行させるこれまで説明した構成とは異なり、制御部は読取モードをシングルスキャンモードからマルチスキャンモードに移行させる。モード選択スイッチが操作されたときには、制御部は読取モードをマルチスキャンモードに移行させ、モード選択スイッチが操作されない場合には(手持ち式装置として使用されている場合)、シングルスキャンモードとすればよい。
【0323】
図57は、横置きスタンドに読取装置をセットした場合の、読取モード切替えのための構成を説明する図面である。また、図58は図57に図示される読取装置における読取モード選択制御を説明するフローチャートである。
【0324】
図57の場合には、横置きスタンドの壁面のうち、第二の読取窓に向かい合う壁面の内側に、読取モード切替えを指示するためのバーコードなどの光学マークを配置しておく。
【0325】
手持ち式装置として使用している場合には、タッチ式装置として使用することを想定するならば、読取装置はシングルスキャンモードに設定される。この状態では、第一の読取窓から走査光が出射される期間は読取装置の動作が実質的に無効化されており、第二の読取窓から走査光が出射される期間のみバーコード読取を行うことができる。
【0326】
この状態で読取装置が横置きスタンドにセットされると、第二の読取窓から出射される走査光がスタンド内側に配置されたバーコードを走査する。これによって読取モード切替えを指示するバーコードが読み取られる。
【0327】
読取装置の制御部は、第二の読取窓からのバーコードの検出の有無を監視している。そして読み取られたバーコードを認識して、読み取られたバーコードが読取モードの切替えを指示するものであると判断すると、制御部は読取モードをシングルスキャンモードからマルチスキャンモードに移行させ、第一の読取窓から走査光が出射される期間もバーコード読取が有効となるように制御される。
【0328】
なお、横置きスタンドのバーコードを検出しない場合には、制御部は読取モードをシングルスキャンモードのままに維持する。また、マルチスキャンモードに移行した後も、第二の読取窓から出射される走査光によるバーコードの読取は有効のままである。そのため、読取装置が横置きスタンドにセットされた状態では、第二の読取窓から出射される走査光はスタンド内側に設けられた読取モード指示のためのバーコードを走査し続ける。
【0329】
横置きスタンドから読取装置を取り外すと、スタンド内側に設けられた読取モードを指示するバーコードが検出されなくなる。これに基づいて、制御部は読取モードをマルチスキャンモードから再びシングルスキャンモードに移行する。 これによって、横置きスタンドからの読取装置の着脱に応じて、自動的に読取モードを切り替えることができる。なお、手持ち式装置として使用する場合にマルチスキャンモードに移行させるためには、例えばモード切替えスイッチを操作すればよい。
【0330】
図59は、その他のモード切替えのための機構を説明する図面である。図59の場合には、把手の裏面にグリップセンサが設けられている。そして、利用者が把手を把持した場合、グリップセンサによりこれが検出され、制御部に対して検出結果が通知される。グリップセンサとしては、例えば静電式のセンサを用いる。これによって、人が把手を把持した場合には静電容量が変化するので読取モードを切り替えることができる。一方、グリップセンサがスタンドの保持部に接触してもグリップセンサの静電容量は変化しないので、この場合には読取モードが切り替わることがない。
【0331】
図60は、図59に図示された読取装置における読取モード選択制御を示すフローチャートである。
【0332】
制御部は、グリップセンサにより把手が把持されていると検出された場合、読取モードを切り替える。この場合には手持ち式装置として使用されると考えられるため、グリップセンサによる検出結果に基づき、制御部はシングルスキャンモードに読取モードを移行させる。
【0333】
グリップセンサの取付け位置は把手の背面に限る必要はないが、最も把持を確認できるのは把手の背面であるため、この位置にグリップセンサを設けるのが最も効率的である。
【0334】
以上説明した読取モードを切り替えるためのスイッチ、センサなどは、スタンドへの設置時に差し支えがない位置に取り付けることが最も望ましい。また、利用者が直接操作するものについては、操作者が操作しやすい位置に取り付けるべきである。
【0335】
タッチ式装置として読取装置を使用する場合には、第二の読取窓から出射される走査光の軌跡上にバーコードを持ってくることが、読取を確実に行うためには重要となってくる。
【0336】
図61は、利用者に走査線がどの位置を走査しているかを知らせることができる読取装置の例を図示したものである。
【0337】
既に述べた通り、従来のタッチ式読取装置の場合にはLEDでバーコード面が全体的に照明されるため、読取窓を厳密に位置決めする必要性は低かった。しかし、本実施形態による読取装置の場合には、タッチ式読取装置として使用する場合にもレーザ光などの走査線によりバーコードを走査する形態となっている。そのため、走査線が通過する位置にバーコードがないとバーコードを読み取ることができず、読取窓の位置合わせをより厳密に行わなければならない。
【0338】
読取装置の第二の読取窓の周囲には、既に述べたとおりカバーが取り付けられている。このカバーの左右に、一方向走査パターンの始点と終点を示す走査方向指示マークを付すことによって、利用者は第二の読取窓から出射される走査光がどの位置を走査しているのかを確認しやすくなる。なお、操作線は三角マークの頂点を結んだ線上を通過する。
【0339】
タッチ式読取装置は読取窓をバーコードに近づけて読取を行い、図61に図示されるような装置の場合は特に、第二の読取窓の周囲はカバーで覆われているため、読取対象のバーコードを直接視認することが困難であり、第二の読取窓から出射される走査光がバーコードのどの位置を走査しているかを確認しにくい。 しかし、図61に図示されるようなマークをカバー部に設けることによって、少なくとも第二の読取窓から出射される走査線の走査位置をマークに基づいて判断することができ、間接的にバーコードのどの部分が走査されているかを確認することができる。そのため、読み取ろうとしているバーコードを確実に読み取らせることができる。
【0340】
図62は、図61に図示される読取装置の変形例を示す図面である。図62では、図61の走査方向指示マークが付された位置に、LED表示部を取り付けている。単にマークを付しただけの場合と比較して、LED発光部を設けることによって利用者がマークを視認しやすくなり、走査光の走査位置を確認しやすくなる。特に図62の装置では、読取装置が使用される場所が暗いようなときに有効である。
【0341】
また、バーコードメニューを読み取る場合に、メニューシートを卓上に置いたときには読取装置はほぼ真上からバーコードに近づけられるため、読取装置の背面にLEDの表示部が備えられていても表示の確認をしやすい。しかし、片方の手にメニューシートを持ち、他方の手に読取装置を把持している場合には、利用者の正面に対して読取装置の側面が向くことになる。そのために、読取装置背面のLED表示を利用者が確認しにくくなる。このような場合にも、図62に図示されるように読取装置の側面にLED表示部を設けることによって、LED表示を視認しやすくなる。
【0342】
ここで、LED表示部の表示色を、通常時とバーコードを読み取っている場合とで変化させるようにすることで、読取確認用の表示部の機能を図62に図示されるLEDに併せ持たせることができる。そして、利用者に対して読取の確認を走査光の走査位置の確認と同時に行わせることができる。
【0343】
図63は、第二の読取窓から出射される走査光の走査位置を利用者に認識させるためのその他の機構の例を示す図面である。図63の場合には、第二の読取窓の両端に走査光が出射される位置と方向とを示す突起が設けられている。突起部の突出方向は走査光が出射される方向と一致している。
【0344】
二つの突起部を読取対象となるバーコードの両端部に接触させることによって、第二の読取窓から出射される走査光は確実に読取対象のバーコードを走査することができる。また、このような突起を使うことによってバーコードと読取窓とを近接させる必要がなくなるので、バーコードが読取窓の影に隠れてしまうことを防ぐことができる。バーコードが読取窓の影に隠れてしまうと、走査光がバーコードのどの位置を走査しているのか直接確認できないが、図63の読取装置の場合にはそのような問題は発生せず、バーコードが走査されている状態を直接視認することができる。
【0345】
なお、図63の読取装置の場合、第二の読取窓による読取対象となるバーコードは突起部先端に位置するため、第二の読取窓から出射される走査光の焦点位置は突起部先端付近とすることが望ましい。
【0346】
図64は第二の読取窓から出射される走査光の走査位置を利用者に確認させるための更にその他の例を図示するものである。
【0347】
図64に図示される装置では、第二の読取装置の周囲に設けられるカバーの両端付近に山形の突起が設けられている。山形突起は図61に図示されるマークと同じ意味合いを持つものであり、山形突起の位置に読取対象となっているバーコードの両端部を位置させることによって、第二の読取窓から出射される走査光が確実にバーコードを走査することができる。図64の場合にも、読取対象となるバーコードが読取窓の影に隠れることを防止できる。
【0348】
図65は、読取対象となっているバーコードが読取窓の影に隠れないようにするための機構を説明する図面である。図65に図示される読取装置では、第二の読取窓の取付け位置を図61などの場合と比較して一段下げた位置とするとともに、読取窓とバーコードとの間隔を適当なものに保つための透明カバーが読取窓の前面に取り付けられている。
【0349】
読取窓が一段下がった位置に設けられているために、読取装置をバーコード面に近づけても読取装置の背面からバーコードを視認することができる。バーコードを直接視認できるため、バーコードのどの位置が走査されているかを直接、容易に確認することができる。また、バーコードの読取を行う際には、バーコードを透明カバーの面に接触させるが、透明カバーを取り付けることによって、バーコードと読取窓とを適当な間隔に保つことができ、バーコードに読取装置を近づけすぎることによる読取装置背面からのバーコード視認と走査位置の確認の阻害を防止することができる。
【0350】
なお、透明カバーを取り外し式として交換可能とすれば、バーコードに接触させることにより透明カバーの前面に傷がついても、交換によって傷の影響を無くすことができる。
【0351】
図66はバーコードメニューの読取を図示した図面である。図66に図示されるように、読取窓周囲のカバー部には山形の突起が付けられており、バーコードと読取窓との間(山形突起間)に適当な間隔が設定され、バーコードと走査位置が視認し易くなっている。
【0352】
また、読取装置の背面は傾斜を持った形状としている。読取装置の背面が角張っていると、角張った部分が邪魔となりバーコード・走査位置を視認しにくくなる。しかし、図66のように読取装置背面に傾斜をつけることによって、手持ち読取を行った場合にもバーコード・走査位置の視認を阻害するものがなくなり、位置確認が行いやすくなる。
【0353】
図67は、図66に図示された読取装置の変形例である。図67に図示された読取装置の背面は、凹部が形成されている。この凹部を設けることによって、読取装置背面からのバーコード・走査位置の確認をより行いやすくすることができる。
【0354】
図68は、バーコードメニュー読取時のバーコード位置・走査位置確認を説明する図面である。図68に図示される読取装置の背面には傾斜が形成されている。この傾斜方向は、第二の読取窓からの走査光の出射角度と同じ(ほぼ同じ)角度に設定されている。また、第二の読取窓のカバー部の両端は突起となっていることもあり、操作者の視線は読取装置の読取窓などに邪魔されず、バーコード位置/走査位置を操作者が容易に確認することができる。
【0355】
第二の読取窓からの走査光は、カバー部の側面に付された走査位置表示マークの位置を通過して出射される。そのため、走査位置表示マークの延長線上にバーコードを配置することで、バーコードを確実に走査させることができる。 更に、図68の上面図から明らかな通り、バーコードの向きと読取装置との位置合わせを行いやすくするために、読取装置の先端部分は直線上に形成されている。この方向は第二の読取窓から出射される走査線の走査方向と対応しているため、この直線部分にバーコードの向きを合わせるとバーコードを通して走査することができ、読取をより確実に行うことができる。
【0356】
なお、図68では参考のために、第一の読取窓から出射される多方向走査光による走査範囲も図示されている。こちらの場合には、第二の読取窓から出射される走査光と比較して、広範囲を走査することがわかる。
【0357】
ここで、図68に図示された読取装置で、第二の読取窓から出射される走査光が読取面に対して垂直に出射されていない理由について説明する。
【0358】
図69aは、走査光がバーコードに対して垂直に出射されている状態を示す図面である。走査光はバーコードに対して垂直方向に入射するため、バーコード面で走査光がほとんどそのまま反射されてしまい、読取装置が受光するバーコードからの反射光量は非常に大きくなる。ここで、タッチ式読取装置として使用する場合には、読取窓とバーコードとの距離が短いために、バーコードに照射される走査光の光量自体が大きい。そのため、このような読取形態で走査光がバーコードに対して垂直に照射されると、反射光量が大きすぎるためにバーコードの明暗を検出しにくくなり、バーコードの読取ができないという問題が発生する可能性がある。
【0359】
従来のLEDによりバーコードを照明するタッチ式装置の場合には、バーコードが照明される光量がそれほど多くないため、上記のような問題が生じないが、本実施形態による読取装置の場合にはレーザ光によりバーコードが走査されるため、バーコードからの反射光量はLEDを用いたタッチ式装置と比較してはるかに大きいものとなってしまう。
【0360】
そこで、図68に図示された読取装置では、第二の読取窓から出射される走査の出射方向が、バーコード面に対して垂直とはならないようにしている。このような角度で走査光が出射されると、図69bに図示されるようにバーコード面では走査光が乱反射されるため、読取装置が受光する反射光の光量は垂直方向に走査光が出射される場合よりも少なくなる。バーコードと読取装置との距離が極めて小さいため、この反射光量の低減はバーコード読取に対しては何ら悪影響をあたえない。
【0361】
このように、図68に図示されるような方向で第二の読取窓から出射される、近接したバーコードを読み取るための走査光を出射することで、バーコードの反射光量が大きくなりすぎることを防止し、バーコードを検出できる最適な光量とすることができる。
【0362】
図70は、本実施形態による読取装置の側面断面図を図示したものである。
【0363】
読取装置の内部には、装置を制御する制御部が備えられたプリント基板が設けられている。プリント基板はヘッド部から把手の後端まで延びている。またプリント基板の一端には、外部装置と接続されるインターフェースケーブルが取り付けられている。
【0364】
読取装置のヘッド部内部には、レーザ光源、集光ミラー、ポリゴンミラー、マルチビーム定置ミラー、シングルビーム定置ミラー、集光センサなどが備えられている。ここで、マルチビーム定置ミラーは図2におけるフロアミラーE1〜E7に相当し、シングルビーム定置ミラーは図2におけるフロアミラーE8に相当する。それ以外の構成要素は、図2に図示されたものに対応している。
【0365】
それぞれの定置ミラーは、オプチカルフレームに取り付けられている。オプチカルフレームは、読取装置のカバーに対して緩衝材2を介して取り付けられている。本実施形態による読取装置は手持ち式装置としても使用されるため、バーコードの読取時、あるいはスタンドへの読取装置の着脱作業時に読取装置に衝撃が加わる恐れがある。この衝撃が読取装置の光学系に伝わると、光学系の位置がずれたり、破損を招く恐れがある。そのため、図70に図示された読取装置では、光学系が配置されるオプチカルフレームを緩衝材を介して読取装置のカバーに取付け、読取装置に加わる衝撃が光学系に伝わらないようにしている。
【0366】
ここで、ポリゴンミラーを駆動するモータは特に衝撃に弱く、衝撃が加わるとベアリングが破損してモータの回転時に音を発生したり、最悪の場合にはモータが動かなくなる可能性がある。そのため、ポリゴンミラーについては、更にモータクッションを介してオプチカルフレームに取り付けられる。このモータクッションの作用によって、モータに加わる衝撃を緩衝材による衝撃低減の効果に加えて更に低減することが可能となる。
【0367】
図70では明確に図示されていないが、集光センサやレーザ光源、集光ミラーなどもオプチカルフレーム上に搭載されている。オプチカルフレームは、読取装置本体に対して緩衝材1、2を介して取り付けられている。これらの緩衝材は、特に読取装置を手持ちした場合の振動が光学系に伝わらないようにするためのものである。
【0368】
図71は、オプチカルフレームと、これに搭載される光学系を構成する部品を図示したものである。また、図72〜図75は、図71のオプチカルフレームに各光学部品を搭載した状態を示す図面である。
【0369】
オプチカルフレームは例えば樹脂により一体的に形成されている。オプチカルフレームには、8枚のフロアミラー、集光ミラー、レーザ光源、受光センサ、ポリゴンミラー(ポリゴンモータ)並びに緩衝材・モータクッションが取り付けられる。
【0370】
ポリゴンミラーの各反射面は、断面形状が台形のベースのそれぞれの面に張りつけられる。なお、ポリゴンミラーは樹脂により一体成形し、各反射面に反射膜を蒸着したものとしてもよい。
【0371】
ポリゴンミラーのベース部は、基板上に取り付けられたモータの回転軸にはめ込まれている。基板の一端には、モータを駆動する信号などが供給されるリード線が取り付けられている。ポリゴンモータは、モータクッションを間に挟んでオプチカルフレームに取り付けられる。ポリゴンモータは、基板に開けられたネジ穴を介して、オプチカルフレームにネジ止めされる。
【0372】
受光センサは、基板上に取り付けられている。基板上には、受光センサを制御する制御部が取り付けられている。受光センサが取り付けられた基板に開けられたネジ穴は、オプチカルフレームに設けられたネジ穴に対応した位置にあり、オプチカルフレームに対してネジ止めされる。
【0373】
レーザダイオード(レーザ光源)は、取付け部材に対して2本のネジによって固定される。レーザダイオードが取付けられた取付け部材は、更にオプチカルフレームに側面に設けられた取付け板に対してネジ止めされ、レーザダイオードがオプチカルフレームに対して固定される。なお、レーザダイオードから出射されるレーザ光の出射方向は、集光ミラーの中央部分に取り付けられた小型の反射ミラーに向けられている。
【0374】
オプチカルフレームの底面には、各フロアミラーが張りつけられる面が形成されている。底面に付された数字は、フロアミラーの番号(E1〜E8)に対応しており、この位置に各フロアミラーが張りつけられる。
【0375】
集光ミラーは、その両端でオプチカルフレームに対して支持されている。また、集光ミラーの両端には、3つの軸が取り付けられており、それぞれ第一の金具と第二の金具に設けられた穴にはめ込まれる。金具に取り付けられた集光ミラーは、オプチカルフレームにはめ込まれる。
【0376】
図76は、集光ミラーを拡大した図面である。軸1と軸2とはそれぞれ集光ミラーの左右に取り付けられており、同一軸上に配置されている。軸1、軸2は集光ミラーの回転軸となる。また、軸2が設けられた側の軸2の下には、軸3が設けられている。
【0377】
図77は、第一・第二の金具に取り付けられた集光ミラーと、オプチカルフレームの集光ミラーが取り付けられる部分を示した図面である。オプチカルフレームの第一の壁面には、水平方向に設けられたスリット(第一の穴)が形成されている。また、オプチカルフレームの第二の壁面には、第二の穴と、第二の穴を中心とした弧を描くような形状に形成された第三の穴とが設けられている。
【0378】
第一の穴には、集光ミラーの第一の軸がはめ込まれる。また、オプチカルフレームの第二・第三の穴には、それぞれ集光ミラーの第二・第三の軸がはめ込まれる。 ここで、オプチカルフレームの第一の穴は水平方向に延びる長穴であるため、集光ミラーの第一の軸が設けられた側は、オプチカルフレームに取付けされた状態で前後方向に移動させることができる。また、第二の穴は単に集光ミラーの第二の軸がはめ込まれるだけであるが、オプチカルフレームの第三の穴は第二の穴を中心にした円弧状に形成されているため、集光ミラーの第二・第三の軸が設けられた側は第二の軸を回動支点として前後方向に回動させることができる。
【0379】
このような構成を取ることによって、集光ミラーの第一の軸が設けられた側を移動させることによって、集光ミラーを前後方向に移動させることができ、集光ミラーの横方向の取付け位置が調整される。また、集光ミラーの第二・第三の軸が設けられた側を回動させることによって、集光ミラーの反射面を上下方向に傾けることができ、集光ミラーの上下方向の傾き位置を調節することができる。
【0380】
従来の読取装置に設けられた集光ミラーでは、集光ミラーを弾性を持った部材(金属板)などに固定しておき、フレームの背面に取り付けられた調整ネジをネジ込むことによって集光ミラーの角度を調整するようにしていた。このような構成では、集光ミラーとフレームとの間にスペースを作ることができない。
【0381】
一方、本実施形態による読取装置では、フロアミラーE8により反射される走査光は第二の読取窓に向けて出射しなくてはならないため、集光ミラーの裏側に走査光が通過するための空間を設ける必要がある。しかし、従来の集光ミラーの取付方では、集光ミラーの後ろ側に走査光を通過させるための充分なスペースを開けることができなかった。
【0382】
図76に図示された集光ミラーの場合には、集光ミラーの両端でオプチカルフレームに取り付けられているため、オプチカルフレームの後ろ側には充分なスペースを開けることができる。更に、集光ミラーの位置調整も集光ミラーの両端部を移動させることで行うため、集光ミラーを固定するための機構と集光ミラーの位置調整のための機構とを共通化することができ、部品点数を減らすとともに集光ミラー周囲の省スペース化を図ることができる。
【0383】
なお、第一・第二の金具には長穴が設けられており、オプチカルフレームに設けられたネジ穴に第一・第二の金具をネジ込むことで、位置調整された集光ミラーを固定することができる。
【0384】
図72は、各部品が搭載された状態のオプチカルフレームを図示している。ここで、フロアミラーE8は集光ミラーの影に隠れており、同様にポリゴンミラーは受光センサが取り付けられた基板の影になっている。このようにオプチカルフレーム上にすべての光学部品を取り付けることによって、光学系をユニット化することができ、更に緩衝材を用いて光学系に伝わる衝撃を吸収する効果を高めることができる。
【0385】
図73〜図75は、図72と同様に光学部品等が搭載されたオプチカルフレームを3方向からみた図面が図示されている。図73〜図75の場合には、ポリゴンミラー、受光センサ等は図示省略されている。特に上面図から明らかな通り、オプチカルフレームの後縁と集光ミラーとの間には、フロアミラーE8からの走査光並びにバーコードからフロアミラーE8に向けて入射する反射光が通過するのに充分なスペースが設けられている。
【0386】
また、オプチカルフレームの側面には、断面形状が円形の緩衝材が左右一つずつ取り付けられている。この緩衝材は、大きな円形の部材の中央を小さな円形部材で繋いだような形状になっている。大円部間の隙間には、読取装置本体のカバーに設けられたスリットが挟み込まれる。これによって、オプチカルフレームはカバーに直接取り付けられることがなく、読取装置に加えられた衝撃は緩衝材により吸収される。また、図73〜図75には図示していないが、オプチカルフレームの周囲にも緩衝材が貼りつけられており、これら緩衝材はオプチカルフレームと読取装置本体カバーとの接触面に介在して衝撃を吸収する。
【0387】
読取装置のヘッド部には更に、マルチビーム出口(第一の読取窓)とシングルビーム出口(第二の読取窓)とが備えられている。第二の読取窓から出射される走査光の出射方向が垂直方向とはならないように、シングルビーム出口に角度を付けており、更にこの方向に走査光が出射するようにシングルビーム用定置ミラーの取付け角度が規定されている。そして、図70に示されるように、カバー部をバーコード面に付き当てた時に、第二の読取窓から出射される走査光がバーコードに対して垂直に出射されない形状にカバー部先端を形成する。
【0388】
読取装置内部に設けられた光学系の後ろ側(図示右側)には、装置全体の動作を制御する制御部が搭載されたプリント基板が取り付けられている。プリント基板の一端には、外部装置と接続されるインターフェースケーブルが取り付けられている。 読取装置の背面には、スイッチA、スイッチBが取り付けられている。スイッチBは既に説明したモード選択スイッチに相当し、スイッチ板が設けられている。またスイッチAはその他の機能切替えなどに使用される。
【0389】
図70に図示される読取装置は、これも既に説明したようにスタンドにセットされ、定置式装置として使用される。特に縦置きでスタンドにセットした場合、読取装置の重心が上にあると、読取装置がセットされた保持部が読取装置の重みにより回動しようとして、スタンドにセットした読取装置の読取窓の向きが安定しない。
【0390】
そのため、本実施形態による読取装置は、その重心ができるだけ下となるようにしている。特に重心が把手部分となることが望ましい。
【0391】
重心位置をできるだけ図示下にするために、本実施形態による読取装置では、ポリゴンミラーを定置ミラーの下部となるように配置している。読取装置の中で最も重量があるのはポリゴンミラーを駆動するモータであるため、このモータをできるかぎり下部に配置することによって、重心位置を下げることができる。
【0392】
しかし、把手はある程度の長さが必要であり、ポリゴンモータを駆動するモータはヘッド部内にしか収納することができないため、ポリゴンミラー並びにモータをヘッド部の下部に配置しても重心移動を充分に行うことができない。そのため、図70に図示される読取装置では、把手内に重心位置を下げるための重りが納められている。グリップ部内には空間があるため、この空間の内部に重りを付けることによって、読取装置の重心を可能な限り下げることができ、スタンドに読取装置をセットした場合でも読取窓の向きを安定させることができる。
【0393】
また、重心が高い位置にあると、把手を把持したときにヘッド部が必要以上に重く感じてしまう。しかし、読取装置の重心を出来る限り把手側に移動させることによって、利用者は読取装置の把手を把持したときにも、ヘッド部が重いと感じることがなくなり、読取装置を安定して持つことができる。
【0394】
図78は、第二の読取窓から出射される走査光のパターンを変形させた読取装置の例を示す図面である。
【0395】
図78に示される読取装置では、第二の読取窓からは走査方向が互いに平行で、出射角度が僅かに異なる複数本の走査光(図78では二本)が出射される。このように第二の窓から出射される走査パターンを複数本の走査光により構成することによって、読取窓面に持ってくるバーコードの位置が若干ずれても、いずれかの走査光によりバーコードを走査することが可能となり、バーコードの位置合わせにそれほど神経を使わなくてもよい。
【0396】
なお、このような複数本の走査光を発生させるためには、互いに傾斜角が異なるポリゴンミラーの複数の反射面により反射される走査光が、シングルビーム用定置ミラーに入射するようにすればよい。ポリゴンミラーの反射面の傾斜角が異なることによって、シングルビーム定置ミラーへの走査光の入射角が変わり、入射角の違いが走査光の出射方向の違いとなる。
【0397】
例えば図3、図4の場合には、フロアミラーE8(シングルビーム定置ミラーに相当)に入射する走査光はポリゴンミラーの第四の反射面により反射されるもののみであるため、第二の読取窓から出射される走査光は一本のみである。しかし、更に他の反射面により反射される走査光もフロアミラーE8に入射するようにすれば、その分第二の読取窓から出射される走査光の本数を増やすことができる。
【0398】
図79は、図78に図示された読取装置の変形例であり、第二の読取窓から出射される走査光がラスタ状に走査される。
【0399】
図80は、図79に図示されたラスタ状の走査を実現するための読取装置の側面断面図を図示するものであり、基本的には図70に図示されたものと同じである。
【0400】
更に、図81はラスタ状走査に切り替えるための制御を示したフローチャートである。
【0401】
図80に図示される読取装置では、シングルビームミラーの下部にミラー駆動アクチュエータが取り付けられている。ミラー駆動アクチュエータは図示しない制御部によりその動作が制御され、これが駆動されることによってシングルビームミラーが前後に移動する。ポリゴンミラーによる走査光の走査タイミングとミラー駆動アクチュエータの駆動タイミングとを調整することによって、第二の読取窓から出射される走査光は図79に図示されるようなラスタ状の走査軌跡を描く。
【0402】
具体的には、読取モードがシングルスキャンモードの場合、制御部がミラー駆動アクチュエータを駆動させる。その駆動タイミングは、一本の走査線による走査が完了して次の走査が開始される間であり、駆動量は平行パターンの間隔をどれだけにしたいかに応じて変わる。
【0403】
図79に図示される読取装置の場合にも、図78に図示された読取装置と同様の効果を得ることができる。また、第二の読取窓から出射される走査光を用いていわゆる二次元バーコードを読み取る必要がある場合には、二次元バーコードを水平方向並びに垂直方向に走査する必要がある。このような二次元バーコードを読み取る場合には、図79に図示されるように第二の読取窓から出射される走査光をラスタ状に走査することが非常に効果的である。
【0404】
既に述べたとおり、走査光の焦点の位置は、読み取られるバーコードの位置付近とすることが望ましい。第二の読取窓でバーコードを読み取る場合には、バーコードが読取窓に極めて近いため、走査光の焦点位置は第二の読取窓付近にする。一方、第一の読取窓から出射される走査光は、その読取形態から読取窓から離れた位置に設定されている。
【0405】
第一の読取窓から出射される走査光と、第二の読取窓から出射される走査光とは同一の光学系により生成されているため、そのままでは両者の焦点位置を大きく異ならせることが困難である。読取装置内のそれぞれの走査光に対応する光路の長さを変えることである程度は対応ができるが、読取装置を小型化するという近年の要望を考えると光路長を大きく変えることもできない。
【0406】
また、第一・第二の読取窓から出射される走査光による読取深度(バーコードが読取可能となる前後方向の距離)もそれぞれ変える必要がある。
【0407】
第一の読取窓でバーコードを読み取る場合には、立体的に読取範囲を広くする必要性があるため、第一の読取窓から出射される走査光の読取深度は深くする必要がある。
【0408】
一方、第二の読取窓を用いてバーコードメニューを読み取る場合には、読取対象となっているバーコード以外は読み取らないようにしなくてはならない。しかし、第二の読取窓から出射される走査光の読取深度が深いと、メニューシートの上を読取装置を移動させている間に、メニューシート上に記録されたバーコード(読取対象ではないバーコード)を読み取ってしまう可能性がある。そのため、第二の読取窓から出射される走査光の読取深度は浅くなくてはならない。
【0409】
読取深度を浅くするためには、出射される走査光を広げるか、逆に絞ることにより対応することができる。一方、焦点位置を読取窓に近づけるためには、出射される走査光を絞る必要がある。
【0410】
そこで、図82に図示された読取装置では、第二の読取窓の付近にビーム成形レンズを取り付けている。このビーム成形レンズは、凸面のシリンドリカルレンズとなっており、図示垂直方向に走査光を絞り、水平方向(走査方向に対応)についてはビーム径を成形しない。このようなビーム成形レンズを用いることによって、走査光の焦点位置を第二の読取窓に近づけることができ、更に走査光の読取深度を狭くすることができる。
【0411】
ここで、ビーム成形レンズにシリンドリカルレンズを使用する理由について説明する。 特に走査方向に対して垂直方向のビーム径が小さい場合、図83aに示されるように印刷されたバーコードに欠けが生じていると、読み取られたバーコードのバー幅を誤って認識してしまうことがある。つまり、図83aの場合本来バー1は幅aあるべきであるのに、欠けがある部分が走査されると読取装置はバー1は幅bであると認識してしまい、正しいバーコード読取ができなくなる。
【0412】
ここでビーム径を走査方向に対して垂直方向に延ばすと、図83bに示されるように走査光が欠けのない部分を走査することができる。読取装置では走査光により走査された部分の全体的な光量に基づいてバーコードを検出するため、図83bの場合にはバー1に欠けがあっても読取装置はバー1が幅aであることを認識することができる。
【0413】
このように、走査方向に対して垂直方向のビーム径を大きくすることによって図83aに図示されたようなバーの欠けによる誤読取を防ぐことができる。
【0414】
一方、走査方向にビーム径を大きくしてしまうと、図83cのようにバー1とバー2とが同時に走査光により照射されてしまうため、読取装置ではバー1とバー2とを区別できなくなる問題がある。そのため、走査方向にはビーム径を大きくしないようにしなければならない。このような理由により、ビーム成形レンズとしてシリンドリカルレンズを使用している。
【0415】
図84は図82に図示された読取装置の変形例である。
【0416】
図84の読取装置の場合には、シリンドリカル凸レンズを使用する代わりに、フロアミラーE8をシリンドリカルの凹面鏡としている。この場合には、フロアミラーE8がシリンドリカル凸レンズと同様の作用をなし、走査光の焦点位置を第二の読取窓に近づけるとともに、走査光の読取深度を狭くすることができる。
【0417】
なお、このようなシリンドリカル凸レンズ並びに凹面鏡を用いることによって、バーコードからの反射光の受光をバーコードの距離に応じて変えることができる。 例えばシリンドリカル凹面鏡を用いた場合、バーコードからの反射光はシリンドリカル凹面鏡により集光される。ここで、シリンドリカル凹面鏡とバーコードとの距離に応じて、シリンドリカル凹面鏡による反射光の焦点位置が変わっている。そこで、第二の読取窓によってバーコードを読み取る場合、バーコードが最適な読取位置にあるときにシリンドリカル凹面鏡(+集光ミラー)により集光される反射光が受光センサ面に焦点を結ぶようにする。
【0418】
このように構成すると、第二の読取窓から離れた位置にあるバーコードからの反射光は、受光センサの受光面では焦点を結ばず、ピンぼけの状態となる。このため、第二の読取窓から離れた位置のバーコードからの反射光は読取装置によって認識することができなくなり、実質的に読取深度を狭くすることができる。
【0419】
この他の読取深度を調整する方法として、走査光の光量を変化させる方法が考えられる。走査光の光量が小さくなれば、読取窓から離れた位置にあるバーコードからの反射光量が小さくなり、読取装置はこの反射光を検出できなくなる。一方、走査光の光量を大きくすると、光量が増した分だけ読取窓から離れた位置にあるバーコードを読み取ることができる。
【0420】
そのため、第一の読取窓から走査光が出射される期間は走査光の光量を大きくする。また、第二の読取窓から走査光が出射される期間は走査光の光量を小さくする。光量変化の度合いは、希望する読取深度に応じて設定すればよい。このように構成することによって、それぞれの読取窓から出射される走査光の読取深度を、レンズなどの光学部品を用いることなく、実質的に調整することができる。
【0421】
なお、走査光が出射される読取窓を把握する方法としては、図29〜図32に図示された方法と同様の方法を適用すればよい。
【0422】
ここで、読取装置がシングルスキャンモードあるいはマルチスキャンモードのどちらであるかを読取装置の利用者に知らせることは重要である。特に、バーコードが読み取られた場合、どちらの読取モードで読み取られたのかを知らせることによって、例えばシングルスキャンモードで読み取らせるべきバーコードがマルチスキャンモードで読み取られてしまったことを利用者に通知することができる。
【0423】
例えば、モード選択スイッチを押下することによってシングルスキャンモードに切り替えられる読取装置を想定する。この場合、バーコードメニューを読み取るには読取モードをシングルスキャンモードに切り替える必要があるので、利用者はモード選択スイッチを押下しつつ読取装置を読取対象のバーコードに近づける。
【0424】
しかし、モード選択スイッチから手を離してしまうと読取モードがマルチスキャンモードに切り替わってしまうような装置の場合には、利用者がうっかりモード選択スイッチから手を離すことにより読取モードが利用者が意図していないにも関わらず変わってしまう可能性がある。
【0425】
このようなときには、第一の読取窓から出射される走査パターンによって、読取対象となっていないバーコードが走査・読取されてしまう可能性が大きくなる。メニューシート上に記録されたバーコードはいずれも正当なものであるため、読取モードが変わってしまい所望のバーコードではないバーコードが読み取られてしまっても、読取装置は正常なバーコード読取が行われたものとしてバーコード読取結果を通知してしまう。
【0426】
このときに、読取装置がどの読取モードにあるのか、あるいはどの読取モードでバーコードが読み取られたのかを利用者に知らせることができれば、通知されたバーコードの読取が自分の意図したものなのかどうかを知らせることができ、必要に応じて入力されたバーコードデータの無効化・所望のバーコードの再読取を行わせることができる。
【0427】
図85はこのような通知を行うための読取装置の機能ブロック図を示している。制御部は読取装置全体の動作を制御するものであり、モード選択スイッチ、レーザ光源、受光回路などが接続される。また、バーコード読取の状態を利用者に通知するためのLED、スピーカなども接続される。
【0428】
図86は、図85の読取装置において利用者に対してバーコードを読み取った読取モードを通知するLEDの表示制御を示したフローチャートである。
【0429】
制御部はまず、設定されている読取モードを認識する。そして、設定されている読取モードがシングルスキャンモードである場合には、シングルスキャンモードを示す表示制御を選択する。一方、設定されている読取モードがマルチスキャンモードである場合には、制御部はマルチスキャンモードを示す表示制御を選択する。そして、例えばバーコードが正常に読み取られた場合、選択された表示制御に基づいてLEDを点灯する。
【0430】
ここで、シングルスキャンモードを示す表示と、マルチスキャンモードを示す表示とは、一目で区別できるような形とすることが望ましい。 図87は、図85の読取装置において利用者に対してバーコードを読み取った読取モードを通知するスピーカの鳴動の制御を示したフローチャートである。
【0431】
制御部はまず、設定されている読取モードを認識する。そして、設定されている読取モードがシングルスキャンモードである場合には、シングルスキャンモードを示す鳴動制御を選択する。一方、設定されている読取モードがマルチスキャンモードである場合には、制御部はマルチスキャンモードを示す鳴動制御を選択する。そして、例えばバーコードが正常に読み取られた場合、選択された鳴動制御に基づいてスピーカを駆動して鳴動音を発生する。
【0432】
ここで、シングルスキャンモードを示す鳴動と、マルチスキャンモードを示す鳴動とは、一目で区別できるような形とすることが望ましい。
【0433】
図88は、読取モードを区別するために、シングルスキャンモードとマルチスキャンモードとで鳴動音の長さを変える制御を示したフローチャートである。ここでは特に、シングルスキャンモードの場合には鳴動音を長く、マルチスキャンモードの場合には鳴動音を短くする。
【0434】
制御部はまず、設定されている読取モードを認識する。そして、設定された読取モードがシングルスキャンモードである場合、制御部は鳴動音を長いものにセットする。一方、設定された読取モードがマルチスキャンモードである場合、制御部は鳴動音を短いものにセットする。
【0435】
以後、バーコードの読取が行われる毎に、制御部はセットされた長さの鳴動音に基づいてスピーカを駆動し、鳴動音を発生させる。
【0436】
図89は、図88とは違い設定された読取モードに応じて鳴動音の音量を変える制御を示すフローチャートである。図89の場合には特に、シングルスキャンモードの場合には鳴動音を大きく、マルチスキャンモードの場合には鳴動音を小さくセットする。
【0437】
制御部はまず、設定されている読取モードを認識する。そして、設定された読取モードがシングルスキャンモードである場合、制御部は鳴動音量を大きいものにセットする。一方、設定された読取モードがマルチスキャンモードである場合には、制御部は鳴動音量を小さいものにセットする。以後、バーコードの読取が行われる毎に、制御部はセットされた長さの鳴動音に基づいてスピーカを駆動し、鳴動音を発生させる。
【0438】
図90は、設定された読取モードに応じて、スピーカの鳴動回数を変える制御を示すフローチャートである。
【0439】
制御部は設定された読取モードを認識する。そして、読取モードがシングルスキャンモードである場合には、鳴動回数をシングルスキャンモード用のもの(例えば1回)に設定する。
【0440】
一方、設定されている読取モードマルチスキャンモードである場合には、制御部は鳴動回数をマルチスキャンモード用のもの(例えば3回)に設定する。
【0441】
そして、以後バーコードが読み取られる毎に、制御部は設定された回数スピーカを鳴動させる。
【0442】
図91は、読取モードに応じてスピーカの鳴動音の高さを変える制御を示すフローチャートである。
【0443】
図91の場合には特に、シングルスキャンモードの場合に鳴動音を高くしている。制御部は始めに、読取モードを認識する。そして、シングルスキャンモードが設定されている場合には、制御部は鳴動音を高いものにセットする。
【0444】
一方、設定された読取モードがマルチスキャンモードである場合には、制御部は鳴動音を低いものにセットする。そして、これ以降バーコードが読み取られる毎に、制御部は設定された鳴動音の高さによってスピーカを鳴動させる。
【0445】
図92は、LED表示部を用いて現在設定されている読取モードを利用者に通知するための制御を示すフローチャートである。
【0446】
ここでは、シングルスキャンモードの場合にはLEDを点滅点灯させ、マルチスキャンモードの場合にはLEDを連続点灯させる場合を説明する。
【0447】
まず読取モードが選択されると、制御部はこれを認識する。そして、シングルスキャンモードが選択された場合にはLEDの点滅点灯制御を選択し、LEDを点滅点灯させる。一方、マルチスキャンモードが選択された場合には、制御部は連続点灯制御を選択し、LEDを連続点灯させる。
【0448】
なお、LEDの点灯制御の切替えは、図34等で説明した読取モードのマルチスキャンモード/シングルスキャンモードの切替えと連動して行われる。つまり、マルチスキャンモードが選択された場合には、制御部はLEDの点灯制御を連続点灯に切り替えるとともに、マルチスキャンモード、つまり第一の読取窓から走査光が出射されている期間の読取動作を有効化する制御も行う。
【0449】
このような方法を用いることによって、利用者に対してその時点で設定されている読取モードの種別を通知することができ、誤ったバーコード読取(選ぶべき読取モードを選択しないで読み取るなど)を防止できる。また、特に読取結果に関わりなく読取モードを通知する方法を用いた場合には、利用者に対してモード選択スイッチの操作が必要なことなどを知らせることができる。
【0450】
なお、LEDの表示の方法としては点滅/連続点灯以外にも、LEDの表示色を変える、などの方法がある。
【0451】
また、鳴動音を変化させる場合には、読取モードに応じて鳴動させる間隔を変えるようにしてもよい。
【0452】
これまでは、第一の読取窓と第二の読取窓とがそれぞれ独立した窓となっている読取装置について説明したが、図93のように読取窓が一枚であり、多数本の走査パターンが出射される第一の領域と、バーコードメニューを読み取るのに適している走査光か出射される第二の領域とに別れているだけであってもよい。図93の場合には、第二の領域を示すマークが領域の周囲に付されており、利用者に対してどの位置から走査光が出射されるのかを確認させることができる。当然のことながら、読取窓面にはマークが付されている必要はなく、それぞれの読取モードに適した走査パターンが出射されれば、発明の目的を充分達成することができる。
【0453】
また、ここまで説明した実施形態では、第一の読取領域・第二の読取領域のそれぞれから走査パターンを出射していたが、読取領域を一つにし、基本的にはマルチスキャンを行い、シングルスキャンを行う場合にはマルチスキャンパターンの中から特定の走査線のみを選択し、その走査線が出射されている期間のみバーコードの読取を有効とするようにしてもよい。図5に図示される走査パターンの場合、走査パターンE1が水平方向に走査されているため、シングルスキャンモード時には走査パターンE1のみを用いる。
【0454】
この場合、フロアミラーE8と、第二の読取窓は読取装置に設ける必要がなくなり、図5に図示される走査パターンE8は存在しない。また、光学系の構成は図94のようにフロアミラーE1〜E5のみでよく、読取装置は図95のように読取窓を設置する面積を小さくすることができる。そして上記の特定走査線をフロアミラーE1が反射する走査線とした場合、シングルスキャンモード時にはフロアミラーE1が走査される期間のみバーコード読取を有効とする(光源点灯・受光回路有効化・復調動有効化など)。
【0455】
ポリゴンミラーがフロアミラーE1を走査しているか否かの判定は、図29以降に図示されたポリゴンミラーのスリットを利用すればよい。また、フロアミラーE1が走査されている期間のみバーコード読取を有効化するための構成も、これまで説明したものと同様に行えばよい。
【0456】
また、これまでの説明では、モード選択スイッチが押下されつづけている期間のみ読取モードが切り替わり、モード選択スイッチから手を離したときには読取モードが復帰していた。しかし、モード選択スイッチはこの構成には限定されるものではなく、モード選択スイッチが押下(継続して押下される必要はない)される毎に読取モードを切り替えるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による読取装置の正面図
【図2】 一実施形態による読取装置の透視斜視図と側面断面図
【図3】 第一〜第三の反射面による走査光の出射方向
【図4】 第四の反射面による走査光の出射方向
【図5】 一実施形態による読取装置が出射する走査パターン
【図6】 読取窓面での走査パターン
【図7】 読取窓面より離れた位置での走査パターン
【図8】 一実施形態による読取装置による読取形態
【図9】 読取装置のその他の実施形態
【図10】図9の読取装置の四面図
【図11】図9の読取装置をスタンドにセットした状態
【図12】図9の読取装置を手持ち使用した状態
【図13】図9の読取装置によりバーコードメニューを読み取った状態
【図14】複数の表示部を単一光源で点灯するための構成
【図15】読取装置がセットされたスタンド
【図16】一実施形態によるスタンドの三面図
【図17】読取装置がセットされたスタンドの四面図
【図18】スタンド保持部の回動範囲を示す図
【図19】スタンドのベース部底面に設けられたプレート
【図20】プレートを壁面取付け状態にした図
【図21】スタンドを壁面に取り付ける状態
【図22】壁面に取り付けられた状態のスタンドの側面断面図
【図23】スタンドのチルト機構
【図24】横置きスタンドとスタンド本体
【図25】読取装置がセットされる横置きスタンド
【図26】把手を左右に置いた場合の読取装置がセットされた横置きスタンド
【図27】縦置きスタンド
【図28】横置きスタンド
【図29】走査位置を確認するための機構が設けられたポリゴンミラー
【図30】センサ出力とミラー位置検知信号との関係
【図31】読取装置のブロック図
【図32】読取モード切替え手順を示すフローチャート
【図33】走査光が走査されるフロアミラーに応じて光源点灯制御を行うフローチャート(読取モード切替え)
【図34】光源点灯制御時の読取装置各部の出力信号波形(タイムチャート)
【図35】読取装置背面に設けられたモード選択スイッチ
【図36】モード選択スイッチを人指し指で操作した状態
【図37】モード選択スイッチを親指で操作した状態
【図38】スイッチ板とスイッチ
【図39】スイッチ板の押下位置と回動支点
【図40】把手前面にスイッチが設けられた読取装置
【図41】サイドスイッチが設けられた読取装置
【図42】走査光が走査するフロアミラー位置に応じた受光回路制御のタイミングチャート
【図43】受光回路制御手順を示すフローチャート
【図44】復調動作制御手順を示すフローチャート
【図45】フロアミラーE1’が可動な読取装置側面断面図
【図46】図45の読取装置の光源制御
【図47】フロアミラー可動な読取装置における読取モード切替え手順を示すフローチャート
【図48】卓上に横置きされた読取装置
【図49】側面にモード検出センサが設けられた読取装置
【図50】モード検出センサが取り付けられた読取装置を卓上に置いた状態
【図51】モード検出センサに基づく読取モード切替え手順を示すフローチャート
【図52】モード選択スイッチとモード検出センサとを併用した読取モード切替え手順を示すフローチャート
【図53】側面に検出スイッチが設けられた読取装置
【図54】モード検出スイッチによる読取モード切替え手順を示すフローチャート
【図55】スタンド底面に検出突起部が設けられ、把手に検出部が設けられる読取装置
【図56】図55の読取装置による読取モード切替え手順を示すフローチャート
【図57】横置きスタンドに設けられた読取モード切替え用のマーク
【図58】マークに基づいた読取モード切替え手順を示すフローチャート
【図59】グリップセンサを備えた読取装置
【図60】グリップセンサによる読取モード切替え手順を示すフローチャート
【図61】走査方向指示マーク備えた読取装置
【図62】側面にLED表示部を備えた読取装置
【図63】走査位置指示突起部を備えた読取装置
【図64】カバー部に走査位置表示突起部を備えた読取装置
【図65】透明カバーを備えた読取装置
【図66】カバー部に切り欠きが設けられた読取装置
【図67】背面に凹面が設けられた読取装置
【図68】走査線出射方向と読取装置背面とを示す図面
【図69】バーコード面への走査光の入射と反射の関係
【図70】読取装置の側面断面図
【図71】オプチカルフレームと光学部品等
【図72】各部品が搭載されたオプチカルフレーム
【図73】部品が搭載されたオプチカルフレーム
【図74】部品が搭載されたオプチカルフレーム
【図75】部品が搭載されたオプチカルフレーム
【図76】集光ミラー
【図77】集光ミラーとオプチカルフレームへの取付け
【図78】第二の読取窓から平行走査パターンが出射される読取装置
【図79】第二の読取窓からラスタ状走査パターンが出射される読取装置
【図80】フロアミラーが駆動される読取装置の側面断面図
【図81】アクチュエータ駆動手順を示すフローチャート
【図82】第二の読取窓から出射される走査光を集光する読取装置の側面断面図
【図83】ビーム径とバーコード読取
【図84】第二の読取窓から出射される走査光を集光する読取装置のその他の例
【図85】読取装置のブロック図
【図86】読取モードを示す表示を切り替える手順を示すフローチャート
【図87】読取モードを鳴動音により知らせるときの鳴動音切替え手順を示すフローチャート
【図88】鳴動音の長短で読取モードを知らせる場合の鳴動音切替え手順を示すフローチャート
【図89】鳴動音の大小で読取モードを知らせる場合の鳴動音切替え手順を示すフローチャート
【図90】鳴動音の鳴動回数で読取モードを知らせる場合の鳴動音切替え手順を示すフローチャート
【図91】鳴動音の高低で読取モードを知らせる場合の鳴動音切替え手順を示すフローチャート
【図92】読取モードを表示部の表示態様により通知する場合の表示部点灯の切替え制御を示すフローチャート
【図93】読取窓が一枚の読取装置(複数領域に分割)
【図94】シングルスキャンモード時にはマルチスキャンパターンを構成する走査線の一部の走査線が出射される期間読取を有効とする読取装置の透視斜視図
【図95】図94の読取装置の外観
【図96】従来の定置式読取装置
【図97】従来の定置式読取装置の断面図と透視斜視図
【図98】従来のガン式読取装置
【図99】従来のタッチ式読取装置
【図100】ガン式読取装置によりバーコードメニューを読み取る場合の問題点
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical reading device, and more particularly to a small portable barcode reading device.
[0002]
In recent years, information input using a barcode has been performed. For example, when a customer purchases a product at a store, the bar code attached to the product is read by using a bar code reading device, whereby the barcoded product code is input and the purchased product is registered.
[0003]
In addition, when managing inventory items in a warehouse, it is widely practiced to read the barcode attached to the inventory item or a container in which the inventory item is stored and perform inventory management based on this barcode. Yes.
[0004]
As described above, a barcode reader is used for inputting information in various applications, and a barcode reader having a form (shape, etc.) suitable for each application is used.
[0005]
[Prior art]
As described above, conventional barcode readers are roughly classified into stationary readers and portable (handheld) readers.
(1) Stationary reader
FIG. 96 is a drawing showing the appearance of an example of a stationary barcode reader.
[0006]
The stationary reader is installed on a conveyor, for example, a cash register counter or an article like the character. The stationary reader is provided with a reading window, from which scanning light such as laser light is emitted. The scanning light emitted from the reading window is applied to the article with the barcode, and the surface of the article is scanned with the scanning light. Since the scanning light scanned on the article is reflected, the reflected light is received through the reading window to read the barcode. The article to be read by the bar code passes through a position away from the reading device to some extent.
[0007]
FIG. 97 is a diagram illustrating an internal configuration of the stationary reader of FIG. FIG. 97a is a side sectional view of the reading device, and FIG. 97b is a perspective view of the inside of the reading device.
[0008]
A laser light source that emits laser light is provided inside the reader. The laser light emitted from the laser light source is rotationally driven by a motor, reflected and scanned by a polygon mirror having a plurality of reflecting surfaces, and is incident on a pattern forming mirror.
[0009]
The direction of the bar code passing in front of the reader is not necessarily a fixed direction, but is generally in various directions (tilts). Therefore, in a general stationary reader, scanning light is generated so as to generate scanning patterns in a plurality of directions, particularly intersecting each other. In the case of the apparatus shown in FIG. 96, the scanning pattern consists of three scanning lines.
[0010]
In order to obtain such a plurality of scanning lines, a pattern forming mirror is provided inside the stationary apparatus. As shown in FIG. 97, the number of pattern forming mirrors corresponds to the number of scanning lines to be generated. In the case of FIG. 97b, the pattern forming mirror consists of three mirrors. Therefore, the barcode surface is scanned with three intersecting scan patterns as shown in FIG. 97b. By scanning in this way, the barcode can be scanned even if the angle of the barcode is not horizontal.
[0011]
In addition, a light receiving sensor that receives reflected light from the barcode is provided inside the stationary reader. Since the reflected light reflected by the barcode surface is scattered light, a condensing lens for condensing the reflected light from the barcode and increasing the amount of received light is provided in front of the light receiving sensor.
[0012]
As described above, in the case of a stationary reader, since it is created so as to read the barcode of an article that passes a position away from the reader, the focal position of the scanning light emitted from the reader window is from the reader window. The focal position is set so as to be a distant position.
[0013]
In the case of a stationary device, the user can read the barcode simply by passing the article in front of the reading window, so scanning at the time of barcode reading is very simple and operability is excellent. ing. In particular, even when it is necessary to read a barcode attached to a large number of articles in a short time, it is only necessary to pass the article in front of the reading device, so that barcode reading can be performed efficiently. .
(2) Handheld reader
98 and 99 are drawings showing an example of a hand-held reader. FIG. 98 shows a so-called gun type reader, and FIG. 99 shows a so-called touch type reader.
[0014]
The hand-held reading device reads a barcode attached to an article by holding the reading device in a hand and directing a reading window toward the article.
[0015]
In the case of a stationary reader, the article must be passed in front of the reading window. For example, it is difficult to read an article that is difficult to pass through the reading window, such as a heavy article or a large article. Operation becomes difficult. Also, in cases where the article cannot be tilted, such as when liquid is inside, it may be possible that the article can be passed in front of the reading window but the barcode surface cannot be directed to the reading window. .
[0016]
On the other hand, since the handheld device reads the device close to the article, it is easy to read the barcode even if the article with the barcode attached is large or heavy. Even in the case of an article that cannot be tilted, the barcode can be read by bringing the reader to the position where the barcode is attached.
[0017]
Here, in the case of a gun-type reading device, a form suitable for barcode reading of an article at a relatively distant position is provided as in the case of a stationary reading device. As shown in FIG. 98, the gun-type reader is roughly divided into a head portion and a handle. Inside the head unit, a light source, a scanning mirror such as a polygon mirror and a galvanometer mirror, and a light receiving sensor for detecting reflected light from the barcode are provided. The handle is for a user to hold when using the reading device, and a power source or the like may be housed therein.
[0018]
In the case of a gun-type reading device, the reading window is directed in the direction of the bar code to be read by the user holding the handle. Then, by scanning a trigger-like trigger switch attached to the handle portion, the laser light source is turned on, a scanning beam is emitted from the reading window, and the barcode is read.
[0019]
In the case of a touch type reading device, unlike the reading device described so far, as shown in FIG. 99, the reading device and the bar code are brought into contact with each other, or a bar code of an extremely short distance is read. Device.
[0020]
Inside the touch-type reading device, a light source such as an LED and a light receiving sensor such as a CCD are provided. When reading a barcode, the barcode surface is illuminated by a light source that is lit, and the light reflected from the barcode is received by a light receiving sensor.
[0021]
Here, when it is not possible to attach a barcode directly to a product, create a so-called barcode menu by recording multiple barcodes on the menu sheet, and if necessary to enter product information There is a way to read the code. Since many different barcodes are recorded in close proximity on the barcode menu, only the barcode to be read is read when the barcode menu is read, and unnecessary barcodes are not read by the reader. It is necessary to do so.
[0022]
However, in the case of a stationary apparatus or the like, scanning lines scanned in a plurality of directions (sometimes intersecting each other) are emitted, and the scanning range is very wide. Therefore, when a barcode menu is scanned using such a reading apparatus, there is a high possibility that an unnecessary barcode will be scanned and read, and it is very difficult to scan only a specific barcode. Further, when reading a barcode menu using a gun-type device, a method of separating the reading device as shown in FIG. 100 or bringing the reading device closer to the barcode menu can be considered. In this case, it is difficult to align the barcode with the scanning position of the gun-type device if the reader is moved away (in the case of FIG. 100, the barcode position is scanned), and the gun-type device is too close. The reading window portion is in the way, and it is impossible to confirm which position is being scanned.
[0023]
Therefore, even if it is attempted to read the bar code menu using the stationary type / gun type reading device, the bar code that does not need to be read is read, and these reading devices are not suitable for reading the bar code menu.
[0024]
On the other hand, in the case of a touch-type reading device, since the barcode and the reading device are in contact with each other or are in an extremely close position, only a very narrow range is a reading target range. For this reason, the touch-type reader can easily read only a specific barcode, and is very suitable for reading a barcode menu.
[0025]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, a reading device corresponding to a barcode reading form has been used in the past, but each reading device may be suitable for one application but may not be suitable for another application. It can only be used for applications. Therefore, in order to cope with various reading modes, it is necessary to facilitate a reading device corresponding to each reading mode.
[0026]
For example, as described above, in the case of a stationary reader, it is difficult to read a barcode attached to an article such as a heavy object that is difficult to pass in front of a reading window. When it was necessary to read the attached barcode, it was necessary to prepare a hand-held reader.
[0027]
Conversely, in the case of a hand-held reading device, the reading device needs to be directed to the barcode, and particularly in the case of a touch-type reading device, the reading device must be close enough to contact the barcode. Therefore, when the reading operability is not good and it is necessary to read a large amount of barcodes in a short time, it is necessary to use a stationary reader to improve the reading efficiency.
[0028]
In addition, the stationary type / gun type reading device is not suitable for reading a bar code menu because it scans a wide range and may read an extra bar code. In particular, in the case of a gun-type reading device, if the menu sheet and the reading device are brought too close together, the bar code is hidden on the front surface of the reading device, which position on the menu sheet is being scanned, and the bar to be read. It is difficult to confirm whether the code is scanned well.
[0029]
Therefore, when there is a possibility of reading the bar code menu, it is necessary to use a touch type reading device. However, a barcode reader located at a certain distance cannot be read by the touch reader.
[0030]
As described above, it is necessary to prepare an optimum reading device according to the reading mode. However, preparing two or three types of reading devices corresponding to the respective forms increases the cost for installing the device. There are more cases where the reading device for a specific application is used more frequently than the case where the usage frequency of the reading device corresponding to each application is almost the same. Preparing for is often shunned.
[0031]
In addition, in order to prepare a plurality of types of readers, an extra space for installing a plurality of readers is also required. However, for example, cashier counters are limited in space, and when the store itself is small, there is often no room for installing a plurality of devices. In such a case, the installation of a plurality of reading devices itself is a disadvantageous condition for the store.
[0032]
SUMMARY An advantage of some aspects of the invention is that it realizes a reading apparatus that can cope with different reading forms in one apparatus.
[0033]
In order to cope with different reading modes by one reading device, it is necessary to switch the reading device to a reading mode corresponding to each reading mode as necessary. Therefore, the present invention is characterized in that a mechanism for switching to a reading mode suitable for the reading mode of the reading device is realized manually or automatically.
[0034]
Further, by setting the emission direction of the scanning line according to each reading form or indirectly informing the user of the scanning direction of the scanning line, the user's reading work is assisted, and the reading work efficiency is improved. The purpose is to make it easier.
[0035]
Another object of the present invention is to configure a stand for using the reading device as a stationary device so that the user can easily use it.
[0036]
Another object of the present invention is to improve an optical system in a reading apparatus.
[0037]
[Means for Solving the Problems]
The present invention includes a reading window through which scanning light is emitted, scanning a mark attached to an article with scanning light, detecting reflected light from the mark, and reading information, and a handle that can be gripped by a user. When the optical reader is set, the handle protrudes from one side of the stand, and the scanning light is different from the one side from the reading window when the optical reader is set. It is emitted in the direction of one side.
[0079]
Embodiment
FIG. 1 is an external view of a barcode reader according to an embodiment of the present invention.
[0080]
The reading device according to the present embodiment has a function that can correspond to each form of a stationary reading device, a gun-type reading device, and a touch-type reading device, and one reading device can correspond to different usage forms. it can.
[0081]
In the figure, reference numeral 1 denotes a reading apparatus main body, and reference numeral 2 denotes a stand on which the reading apparatus main body 1 is set. The reading apparatus main body 1 includes a head unit 11 including a light source, a scanning unit, a light receiving unit (all not shown) and a handle 12 that can be held by a user.
[0082]
A first reading window 13 a and a second reading window 13 b are provided on the front surface of the head portion 11. The first reading window 13a has a large area, and has a fan-like shape in the case of the reading apparatus shown in FIG. The shape of the window is not limited to that shown in FIG. 1 and may be a square or the like. The second reading window 13b has a smaller area than the first reading window 13a and has a shape that is elongated in a straight line. The shape of the second reading window is not limited to that shown in FIG.
[0083]
Different first and second scanning patterns are emitted from the first reading window 13a and the second reading window 13b, respectively. Although details of these scanning patterns will be described later in detail, scanning patterns corresponding to different reading forms are emitted.
[0084]
The cable 3 is connected to the distal end portion of the handle portion 12. The other end of the cable 3 is connected to an external device such as a POS terminal (not shown). The cable 3 is used to supply power to the reading apparatus main body 1 and to transmit reading data (barcode data) generated by the reading apparatus main body 1 to an external device.
[0085]
In addition, a speaker that generates a notification sound for notifying the user of the barcode reading result is provided on the front surface of the reading device.
[0086]
FIG. 2 is a diagram illustrating the internal configuration of the reading apparatus of FIG. 1, particularly the inside of the head unit.
[0087]
2a is a perspective view from the reading window side of the head portion, and FIG. 2b is a side sectional view of the head portion. In each figure, A is a reading window, A1 corresponds to a first reading window, and A2 corresponds to a second reading window. B is a light source, for example, a semiconductor laser is used. C is a reflection mirror (condensing mirror), and is constituted by a concave mirror. A small flat mirror C ′ is attached near the center of the concave mirror. Note that the reflection mirror C and the small mirror C ′ may be attached later as separate members, or may be formed integrally with, for example, a resin, and then the reflective film is deposited. The light beam emitted from the light source B is emitted toward the small mirror C ′.
[0088]
The reflective surface of the small mirror C ′ is formed at such an angle that the laser beam reflected by the small mirror C ′ is irradiated onto the polygon mirror D. The polygon mirror D includes four reflecting surfaces in the case of FIG. 2, but the number of reflecting surfaces is not limited to this. The polygon mirror D is attached to a motor shaft (not shown) and is driven to rotate by the motor. Further, it is assumed that the inclinations (θ) of the four reflecting surfaces of the polygon mirror with respect to the normal are different. Note that the inclination of the polygon mirror itself can be set freely, only some of the faces may be different from each other, and all the faces may have the same inclination.
[0089]
The laser light reflected by each reflecting surface of the polygon mirror D is scanned according to the rotation of the polygon mirror and enters the floor mirror E.
[0090]
The floor mirror E is composed of a plurality of mirrors, and generates a plurality of scanning lines constituting a scanning pattern. The floor mirror E is composed of eight mirrors in the case of FIG. Among these, the floor mirrors E1 to E5 are arranged in contact with each other so as to form an arc, and all the reflection surfaces are directed inward.
[0091]
Further, the flow mirrors E6 and E7 are disposed on the upper side of the floor mirrors E1 to E5, and the reflection surface is oriented in the same direction as the floor mirrors E1 to E5. These floor mirrors E1 to E7 are provided in the lower part of the first reading window A1, and constitute a first floor mirror group.
[0092]
Further, the floor mirror E8 is provided below the second reading window A2. The floor mirror E8 has an elongated shape compared to other floor mirrors. For this reason, the scanning line generated by the floor mirror E8 is longer than the scanning lines generated by the other floor mirrors E1 to E7.
[0093]
Here, when the scanning width of the scanning line is long, the scanning width scanned within the same scanning time is wider than that of the scanning line having a short scanning width. Accordingly, it becomes possible to detect a bar having a narrower bar width, and the resolution can be substantially increased. In this way, it is advantageous to increase the scanning width of the scanning lines, but increasing the width of all the scanning lines has to increase the width of the floor mirror, which increases the size of the head portion. In the case of the form, the floor mirror E8 alone is a long mirror in consideration of the installation location of the floor mirror. Floor mirror E8 constitutes a second floor mirror group.
[0094]
The number of floor mirrors constituting the first and second floor mirror groups can be appropriately selected according to the reading mode assumed by the reading apparatus, and both the first and second floor mirror groups are selected. A plurality of floor mirrors may be used. The scanning light emitted from the reading window by the first and second floor mirror groups only needs to correspond to the assumed reading form.
[0095]
The scanning light reflected by the polygon mirror D is reflected upward by the floor mirrors E1 to E8 and is emitted from the reading windows corresponding to the respective floor mirrors.
[0096]
Here, the scanning light reflected by the floor mirrors E1 to E7 is emitted from the first reading window A1, and constitutes a first scanning pattern. For this reason, the first scanning pattern is basically composed of seven scanning lines. The scanning light reflected by the floor mirror E8 is emitted from the second reading window A2, and the second scanning pattern is basically composed of a single scanning line having a wide scanning width.
[0097]
As illustrated in FIG. 2b, the mounting positions of the floor mirror E1 (to E5) and the floor mirror E8 (E6, E7) are shifted up and down. Further, as described above, the reflection surface of the polygon mirror has different inclination angles. For this reason, when the reflecting surface indicated by the solid line of the polygon mirror is irradiated with laser light, the scanning light is reflected through the path indicated by the solid line toward the floor mirror E1 (to E5). The scanning light incident on the floor mirror E1 is reflected upward and emitted from the first reading window A1.
[0098]
On the other hand, since the reflecting surface indicated by the dotted line of the polygon mirror faces upward from the reflecting surface indicated by the solid line, the scanning light (dotted line) reflected by the reflecting surface indicated by the dotted line is indicated by the solid line shown in the figure. The light is reflected above the scanning light by the reflecting surface indicated by, and enters the floor mirror E8 and the floor mirrors E6 and E7 mounted above the floor mirrors E1 to E5. Of these, the scanning light incident on the floor mirror E8 is reflected and emitted from the second reading window A2. Although not shown in FIG. 2, the scanning light incident on the floor mirrors E6 and E7 is reflected upward by these mirrors and emitted from the first reading window A1.
[0099]
As described above, since the inclination of the reflection surface of the polygon mirror is different, the floor mirror on which the scanning light is incident is selected according to the reflection surface on which the scanning light is reflected, and the scanning pattern corresponding to each floor mirror is selected. Is emitted from the corresponding reading window. The reflected light from the barcode enters the light receiving sensor G through the same path as the scanning light emission path. For example, the reflected light corresponding to the scanning light reflected by the floor mirror E1 is the first reading window? Floor mirror E1? Polygon mirror D? Reflective mirror C? It passes the path of the light receiving sensor G. Here, since the reflected light from the barcode is scattered light, in order to increase the amount of light received by the light receiving sensor G, a reflecting mirror C which is a concave mirror is provided in a part of the optical path. Reflected light from the barcode is collected by this reflecting mirror and guided to the light receiving sensor G. Note that the focal position of the reflection mirror C is just on the light receiving surface of the light receiving sensor G, so that the light receiving efficiency of the light receiving sensor G is enhanced.
[0100]
Next, emission of scanning light will be described.
[0101]
3 and 4 are diagrams for explaining the emission state of the scanning light.
[0102]
In the case of FIG. 3, the scanning light is reflected by the first to third reflecting surfaces of the polygon mirror, and in the case of FIG. 4, the scanning light is reflected by the fourth reflecting surface of the polygon mirror. Each is illustrated.
[0103]
As shown in FIG. 3, when the scanning light is reflected by the first, second and third reflecting surfaces of the polygon mirror (corresponding to the reflecting surface shown by the solid line in FIG. 2), the scanning light Are reflected by floor mirrors E1 to E5 (E4 and E5 are not shown) and emitted from the first reading window A1. Here, since the reflection angles of the polygon mirrors are different, the scanning light reflected by the first reflecting surface is at the first position e1 of the floor mirror, and the scanning light reflected by the second reflecting surface is The scanning light reflected by the third reflecting surface is incident on the second position e2 of the floor mirror at the third position e3 of the floor mirror while changing the incident position.
[0104]
For this reason, the incident angle of each scanning light to the floor mirror is different, and the emission direction of the scanning light reflected by the floor mirror differs depending on each incident position. For example, the scanning light reflected by the first position e1 is emitted in the direction a in the figure. The scanning light reflected from the second position e2 is emitted in the direction b in the figure, and the scanning light reflected from the third position e3 is emitted in the direction c in the figure.
[0105]
Due to the difference in the emission direction of the scanning light, the scanning pattern emitted from the first reading window draws three patterns with slightly different scanning positions. In the case of FIG. 3, the three scanning lights a, b, and c draw parallel trajectories. By configuring one scanning pattern with more scanning light in this way, the range scanned by the scanning line can be expanded, increasing the probability that the barcode passing in front of the reading window will be scanned, The bar code reading success rate can be improved.
[0106]
FIG. 4 illustrates a case where the scanning light is reflected by the fourth reflecting surface of the polygon mirror (corresponding to the reflecting surface indicated by the dotted line in FIG. 2).
[0107]
The fourth reflecting surface is slightly upward as compared with the first to third reflecting surfaces. Therefore, the scanning light reflected by the fourth reflecting surface of the polygon mirror is incident on floor mirrors E6 to E8 (E7 is not shown) attached at a position higher than the floor mirrors E1 to E5.
[0108]
Among these, the scanning light reflected by the floor mirrors E6 and E7 is emitted as scanning light b from the first reading window. On the other hand, the scanning light reflected by the floor mirror E8 is emitted as scanning light a from the second reading window. By adopting such a configuration, it is possible to switch the reading window from which the scanning light is emitted according to the period during which the laser light is scanned.
[0109]
Thus, by changing the inclination of the reflection surface of the polygon mirror, the number of scanning lines generated during one rotation of the polygon mirror can be increased, and the reading window through which the scanning light is emitted can be switched. Is called.
[0110]
FIG. 5 is a diagram showing a scanning pattern emitted from the first reading window and the second reading window.
[0111]
Each straight line shown in FIG. 5 indicates the trajectory of the scanning light. Moreover, the code | symbol attached | subjected to each scanning light has shown the reflective surface of a corresponding floor mirror and a polygon mirror. For example, “E1? 1” indicates that the scanning light is reflected by the floor mirror E1, and this scanning light is reflected by the first reflecting surface of the polygon mirror.
[0112]
Scan patterns E1 to E7 are emitted from the first reading window, and scan pattern E8 is emitted from the second reading window.
[0113]
Scanning light reflected by the first to third reflecting surfaces of the polygon mirror is incident on the floor mirrors E1 to E5. Therefore, each of these floor mirrors generates three scanning lines each time the polygon mirror rotates once. Then, the three scanning lines reflected by each floor mirror draw parallel trajectories with a predetermined interval.
[0114]
The scanning light generated by the floor mirror E1 is substantially horizontal with respect to the reading window. The scanning lines generated by the floor mirrors E2 and E5 have an inclination of approximately 45 degrees, the scanning line generated by the floor mirror E2 rises to the right, and the scanning lines generated by the floor mirror E5 are It is going up to the left.
[0115]
Similarly, the scanning line generated by the floor mirror E3 rises to the right, the scanning line generated by the floor mirror E4 rises to the left, and the inclination thereof is steeper than the scanning lines generated by the floor mirrors E2 and E5, respectively. It has become.
[0116]
Scanning light reflected by the fourth reflecting surface of the polygon mirror is incident on the floor mirrors E6 to E8. Therefore, each of the floor mirrors E6 to E8 generates one scanning line while the polygon mirror rotates once.
[0117]
The scanning line generated by the floor mirror E6 is scanned at substantially the same angle (slightly inclined) as the scanning line generated by the floor mirror E2, and the scanning line is not scanned by the floor mirror E2. Position. Similarly, the scanning line by the floor mirror E7 is slightly different in inclination from the scanning line by the floor mirror E5, and the scanning position is a position where the scanning line by the floor mirror E5 does not scan.
[0118]
Although the number of scanning lines generated by the floor mirrors E6 and E7 is only one for each rotation of the polygon mirror, the number of scanning lines emitted from the first reading window can be increased accordingly. Can be more likely to be scanned.
[0119]
As described above, the scanning light that is scanned in approximately five directions is emitted from the first reading window. As a result, even if the barcode passing through the first reading window surface is inclined in various directions, any scanning line can scan in a unit capable of reading the barcode, and the barcode reading probability can be increased. Can be improved. The scanning patterns generated by the floor mirrors E1 to E5 are each composed of three scanning lines that are scanned in parallel. Therefore, even if the barcode passes through a position where scanning is not possible when there is only one scanning line, the number of scanning lines is large and the scanning range is widened. These scanning lines can scan the barcode, and the barcode reading probability is further improved.
[0120]
Further, the scanning line by the floor mirror E8 is scanned in the horizontal direction and is emitted in a straight line from the second reading window. Here, since the length of the floor mirror E8 is longer than those of the other floor mirrors E1 to E7, the length of the generated scanning line is also long.
[0121]
Since the scanning direction of the scanning line emitted from the second reading window is fixed, the direction of the barcode to be read is determined in advance, or the position of the barcode is directed to a direction suitable for reading. Suitable for cases where it is possible.
[0122]
Thus, in the case of the reading apparatus according to the present embodiment, a total of 18 scanning lines are generated while the polygon mirror rotates once.
[0123]
In the example of FIG. 5, each of the floor mirrors E6 to E8 generates only one scanning line during one rotation of the polygon mirror, but the number of scanning lines generated by each floor mirror is the floor mirror. By changing the number of reflection surfaces of the polygon mirror on which the scanning light is incident, it can be changed as necessary. Therefore, the number of scanning lights generated by each floor mirror is not limited to the number shown in FIG. In the case of the reading apparatus shown in FIG. 5, it is assumed that only one scanning light is emitted from the second reading window.
[0124]
FIG. 6 is a diagram showing the trajectory of the scanning pattern on each reading surface. As shown in FIG. 6, a total of 17 scanning lines are emitted from the first reading window, and one scanning line having a long scanning width is emitted from the second reading window.
[0125]
FIG. 7 is a diagram showing the trajectory of each scanning line at a position slightly away from the reading window. In this case, an example of the scanning line at a position 100 mm away from the reading window is shown.
[0126]
Compared with the scanning pattern shown in FIG. 6, the scanning pattern is broadened as a whole. As the distance from the reading window increases as the distance from the reading window increases as shown in FIG. 6, even if the bar code passing position away from the reading apparatus is shifted from the vicinity of the reading window center, The probability that the code is scanned is increased, and the success rate (reading probability) of barcode reading is improved.
[0127]
FIG. 8 is a diagram illustrating a usage pattern of the reading apparatus according to the present embodiment.
[0128]
FIG. 8a shows a stationary type, FIG. 8b shows a gun type, FIG. 8c shows a touch type, and an example of using a reading device.
[0129]
When used as a stationary reader, the reader body is placed on a stand. In this case, the handle of the reading device is inserted into the holding portion of the stand, whereby the reading device main body is fixed, and the reading window faces a predetermined direction.
[0130]
When reading a barcode in such a state, the article with the barcode attached is passed through the reading window. As already described, since the scanning pattern that is scanned in a plurality of directions is emitted from the first reading window, the scanning line scans a wide range, and as shown in FIG. The scanning line is scanned. When a barcode is read using a stationary reader, the inclination of the barcode passing through the reading window is not constant unless the user is particularly conscious. However, by scanning the barcode with the scanning pattern as described above, it is possible to increase the possibility that the barcode is scanned by any one of the scanning lines even if the barcode passing through the reading window is inclined. .
[0131]
When using the reading device as a gun type, as shown in FIG. 8b, the user holds the handle and points the reading window toward the barcode surface at a remote position. As a result, the barcode surface is scanned with the scanning pattern. When the reading device is used as a gun type, since the barcode is often separated from the reading window, the inclination of the barcode is not constant as in the case of the stationary device. In particular, barcodes that are supposed to be read by a gun-type reader include cases where they are out of reach and heavy objects, so there are cases where the orientation of the barcode cannot be changed. Therefore, even when the reading device is used as a gun type, the scanning pattern emitted from the first reading window is used for reading the barcode. Further, since the scanning pattern spreads away from the reading window, it is possible to scan a desired bar code simply by pointing the reading window to the bar code with an approximate registration.
[0132]
On the other hand, when the reader is used as a touch type, the user grips the handle of the reader main body as shown in FIG. 8c. Then, for example, the second reading window is brought to the position of a specific barcode in the barcode menu, and the barcode to be read is scanned by the scanning line emitted from the second reading window. Although the scanning direction of the scanning line emitted from the second reading window is fixed, it is easy to adjust the orientation of the barcode because the barcode menu is placed at hand.
[0133]
In addition, unlike the scanning pattern emitted from the first reading window, the scanning pattern emitted from the second reading window is configured so that scanning lines that are scanned in multiple directions intersecting each other are not generated. The scanning range of the scanning lines emitted from the second reading window is only within a limited range. For example, if only one scanning line is emitted from the second reading window in one direction as shown in FIG. 5, the scanning pattern emitted from the second reading window is simply linear in the horizontal direction. Only the scanning plane is scanned.
[0134]
The barcode is basically long in the horizontal direction, and the barcode cannot be read even if it is scanned in the direction along the short direction of the barcode. Therefore, by scanning the scanning line emitted from the second reading window in one direction, unnecessary portions such as barcodes that are not to be scanned are not scanned, and barcode menus are read It is possible to prevent unnecessary bar codes that are particularly problematic from being read.
[0135]
Note that when the reading device is used as a touch type, it is possible to adjust the inclination of the bar code to the reading window, and thus scanning lines having different scanning directions are not required. Therefore, when used as a touch-type reading device, the barcode is read by one scanning line scanned in one direction from the second reading window.
[0136]
Here, the beam diameter is minimum at the focal position of the scanning line. The narrower the beam diameter, the narrower the bar width can be read. Therefore, if the bar code is at the focal position (or near) of the scanning line, the bar width is narrow. However, reading is easy to succeed. For this reason, it is desirable that the position where the scanning line is focused is near the barcode position when performing barcode reading according to the respective reading forms.
[0137]
When the reading device is used as a stationary type or a gun type, the bar code passes through a position away from the reading window. Therefore, it is desirable that the focal position of the scanning line emitted from the first reading window be a position away from the reading window, for example, about 10 centimeters. Further, in order to increase the reading range, it is necessary to have an area that can be read in the front-rear direction with respect to the reading window. Therefore, it is desired to increase the reading depth by the scanning light emitted from the first reading window.
[0138]
On the other hand, when the reading device is used as a touch type, since the barcode is very close to the reading window, the focal position of the scanning light emitted from the second reading window is on the second reading window surface, Alternatively, a close position is desirable. Further, since the distance between the barcode and the reading window is not so wide, the reading depth of the scanning light emitted from the second reading window may be shallow.
[0139]
When the reading device is used as the touch type device, if the reading depth of the scanning light from the second reading light becomes deeper, the object at a position away from the second reading window is also scanned. This increases the possibility of reading a bar code that does not need to be read. In particular, when reading a barcode menu, the reading device passes over other barcodes recorded on the menu sheet when the reading device is moved to a desired barcode position. At this time, there is a high risk that the scanning light scans other barcodes and reads them. The barcode recorded on the menu sheet is valid as data regardless of whether or not it is to be read, and therefore a barcode that is not necessary when the reader is moved is read. Unnecessary information is input, causing inconvenience.
[0140]
In order to prevent this, it is desirable that the reading depth of the scanning light emitted from the second reading window is shallow.
[0141]
FIG. 9 illustrates a modification of the reading apparatus according to the present embodiment.
[0142]
In the reading device of FIG. 9, unlike the reading device of FIG. 1, the angles of the first reading window and the second reading window are made different.
[0143]
The scanning light emitted from the first reading window is emitted in the illustrated horizontal direction or slightly downward with the reading window facing substantially the vertical direction. Considering the height of the reading window when the reading apparatus is installed on the stand and the passing position of the article with the barcode attached, the scanning light emitted from the first reading window should be slightly downward.
[0144]
On the other hand, the emission direction of the scanning light emitted from the second reading window is obliquely upward in the drawing.
[0145]
Conventional touch-type readers use LEDs as light sources, and illuminate the entire range as large as the reading window. Therefore, when using a conventional touch-type reading device, if the user puts an appropriate register and puts a reading window near the barcode, the barcode is entirely illuminated by the light emitted by the LED. Can be read.
[0146]
However, in the case of the reading apparatus according to the present embodiment, only the straight scanning line (laser light) is emitted from the second reading window, and the range illuminated by the scanning line is linear. In such a case, if the barcode is not correctly placed at the passing position of the scanning line, the barcode is not scanned by the scanning line, and the barcode cannot be read. Therefore, in order to correctly read the target barcode, it is important to confirm the position where the scanning line is scanning and the position of the barcode and to align the reading window.
[0147]
If the user's line of sight matches the emission direction of the scanning light from the second reading window, and if there is a barcode on the extended line in the emission direction of the scanning light, the alignment between the reading window and the barcode Is easier to do. When using a reader as a touch device (especially when a barcode menu is placed on a desktop), the barcode to be read is placed diagonally forward of the user, and when reading the barcode menu, It is considered that the user reads the reading device while making the reading device contact with the bar code obliquely. The reading apparatus according to the present embodiment pays attention to this point and makes the emission direction of the scanning light from the second reading window obliquely upward in the figure, so that the user can easily determine the position of the barcode. The emission direction of the scanning light from the second reading window and the user's line of sight can be on substantially the same axis.
[0148]
In the case of FIG. 9, three scanning lines having different inclinations are emitted from the first reading window. A single scanning line having a long scanning width is emitted from the second reading window. Note that the number of scanning lines is not limited to that shown in FIG.
[0149]
FIG. 10 shows a four-side view of the reading apparatus shown in FIG.
[0150]
10a is a front view, FIG. 10b is a side view, FIG. 10c is a rear view, and FIG. 10d is a top view.
[0151]
A cover formed of an elastic member such as rubber is attached around the second reading window. This cover prevents the second reading window from being scratched when the barcode is read by the second reading window and the surface with the barcode attached to the reading window directly. It absorbs the shock that occurs when the is brought into contact with the barcode surface. In addition, the cover acts to place the barcode and the second reading window surface at an appropriate distance that allows optimum reading of the barcode. When such a cover is attached, the barcode to be read is located in the vicinity of the tip of the cover, so the focal position of the scanning light emitted from the second reading window (the position where the beam diameter of the scanning light can be reduced most) Is preferably at the front end of the cover or slightly forward of the cover.
[0152]
In addition, a display unit is provided on the upper part of the second reading window and on the back side of the reading device to notify the user whether or not the bar code has been normally read. In the case of FIG. 9, an example in which a display unit is provided in a cover unit provided around the second reading window is illustrated, and the display unit on the back is not illustrated.
[0153]
This display section is turned on when the barcode is normally read or when the barcode reading fails, and notifies the user of the barcode reading state.
[0154]
As a mechanism for notifying the barcode reading state, there is a method of providing a speaker that generates a notification sound.
[0155]
Further, a mode change switch is provided on the back of the reading device. The operation of the mode changeover switch will be described in detail later. However, the barcode is read by the scanning light emitted from the first reading window and the scanning light emitted from the second reading window. This switches between reading modes.
[0156]
Although not shown in FIG. 10, a cable is attached to the rear end portion of the handle.
[0157]
FIG. 11 is a diagram illustrating a case where the reading device of FIG. 9 is installed on a stand and used as a stationary device.
[0158]
When the reading apparatus is used as a stationary type, the barcode is scanned with a scanning pattern (multi-pattern / multi-pattern scanning is also referred to as multi-scan) scanned in a plurality of directions emitted from the first reading window. In this case, when the reading device is arranged in such a positional relationship that the user and the reading device face each other, scanning light is emitted from the reading window toward the user. Such an arrangement facilitates reading operation.
[0159]
Further, since the scanning pattern (scanning area shown in the figure) scanned by the scanning pattern emitted from the first reading window can be wide, the barcode can be read if the barcode passes through the scanning area. Does not need to be so aware of the position through which the article passes when reading a barcode. The wider the scanning area, the greater the degree of freedom of the article passage position.
[0160]
In addition, the bottom of the stand is provided with a recess for guiding a cable attached to the tip of the handle to the front.
[0161]
FIG. 12 is a diagram illustrating an example of use as a gun-type reading device. When used as a gun-type reader, the user holds the handle and points the first reading window to the barcode attached to the article. Also in this case, since reading is performed by multi-scanning, it is suitable for a case where it is difficult to align the barcode position in a specific direction.
[0162]
FIG. 13 is a diagram illustrating a case where the apparatus of FIG. 9 is used as a touch type. In the case of FIG. 13, the barcode is brought to a specific barcode position in the barcode menu, and the barcode to be read is brought close to the second reading window. Here, in the reading apparatus illustrated in FIG. 9, the second reading window is inclined with respect to the first reading window and faces slightly upward. When reading a bar code menu, the bar code menu is often placed on a desk or the like for reading, and the reading device is shaped to be held over the bar code menu. Therefore, if the second reading window is inclined as shown in FIG. 9, the second reading window can naturally come into contact with the barcode even when the second reading window is brought close to the barcode. it can.
[0163]
As described above, the reading device is provided with a display unit such as an LED for notifying the user when the barcode is normally read. Here, when the reading device is used as a stationary device, the user faces the reading window. Therefore, in the case of a stationary apparatus, it is easy to visually recognize the display unit by attaching the display unit to the reading window side.
[0164]
On the other hand, when the reading device is used as a hand-held device, the user cannot see the reading window and can only see the back side of the reading device. For this reason, when the display unit is provided only on the reading window side, it is difficult for the user to visually recognize the display unit when the reading device is used as a hand-held device. However, by providing the display unit on the back surface of the reading device, the user can easily visually recognize the display unit even when the reading device is used by hand.
[0165]
Therefore, in the case of the reading apparatus shown in FIG. 9, the display unit can be attached to the reading window side and the back side of the reading apparatus, and the lighting state of the display unit can be confirmed from the front side and the back side of the reading apparatus. I am doing so. The display unit may be provided separately on the front side and the back side, and a light source (LED or the like) for the display unit is made common so that light from the LED is guided to the front side and the back side. The display units may be turned on simultaneously. In order to reduce the number of parts, it is desirable to use a common light source.
[0166]
FIG. 14 is a diagram illustrating a configuration of a display unit in which an LED light source is shared. In the case of FIG. 14, an LED light source is provided on the back side of the apparatus. A clear member such as a resin is provided at the tip of the LED light source.
[0167]
When light passes through the transparent member, the incident light is totally reflected when the incident angle of the light on the wall surface of the member is equal to or smaller than the critical angle. On the other hand, when the incident angle of light is larger than the critical angle, the incident light is emitted to the outside from the wall surface of the member.
[0168]
The display unit shown in FIG. 14 utilizes such a property.
[0169]
As described above, an LED light source is provided at one end of the clear member, and the other end corresponds to a display unit provided in the second reading window portion. Moreover, the milky white member is attached to the side where the LED light source of the clear member is attached, and the display part of the apparatus back surface is comprised.
[0170]
Light emitted from the LED light source enters the clear member. Here, light incident at an angle less than the critical angle with respect to the wall surface of the clear member is guided to the display unit provided in the second reading window portion. Thus, display can be performed on the display unit provided on the second reading window side.
[0171]
On the other hand, the light from the LED light source incident on the wall surface of the clear member at an angle greater than the critical angle passes through the clear member and is emitted to the outside. The milky white member described above is provided at a position where the light from the LED light source is emitted to the outside, and the light emitted from the LED light source is emitted directly from the milky white member, with respect to the display unit on the back of the device. Can be displayed. In addition, since a milky white member acts as a diffusion surface and scatters the light from the LED light source, the user can visually recognize the display content of the display unit in a wide range.
[0172]
With such a configuration, it is possible to perform display for notifying the barcode reading state on the front and back display units of the reading apparatus using the common LED light source.
[0173]
FIG. 15 is a diagram showing the stand in a state where the reading device is set, and the same device as FIG. 11 is targeted. 15a shows a perspective view and FIG. 15b shows a side view.
[0174]
As described above, the handle of the reading device is inserted into the holding portion of the stand, thereby fixing the reading device to the stand. Here, since a cable is attached to the lower part of the reading device, the front of the holding part is separated in the vertical direction so that the cable does not interfere with the attaching / detaching operation of the reading device to the stand (slit formation). .
[0175]
Here, when a reading device is used as a stationary device, the scanning window of the reading device is positioned so as to face the user with a counter or the like interposed therebetween, and scanning light is emitted toward the user. Easy to read code. On the other hand, when the reading device is used as a hand-held device, it is necessary to remove the reading device from the stand and draw it close to the hand.
[0176]
In consideration of such usage, it is necessary to provide a notch through which the cable can be passed through the holding portion of the stand so that the cable of the reading device does not interfere with the attaching / detaching work from the stand. In view of the arrangement of the reading device when used as a stationary reading device and the attaching / detaching operation of the reading device from the stand, it is desirable that the above-mentioned notch is in front of the user.
[0177]
Moreover, the hollow is provided toward the front from the holding | maintenance part lower part of the base part of a stand. When the reading device is set on the stand, the cable is accommodated in the recess, and the cable can be routed to the front side. In addition, since the cable attached to the tip of the handle cannot be bent at a steep angle, providing a recess in the base portion of the stand in this way is also effective in terms of protecting the base of the cable.
[0178]
The holding part is rotatable in the direction of the thick arrow in the figure with respect to the base part of the stand. As a result, the reading window of the reading device and the emission direction of the scanning light emitted from the reading window can be set to a desired angle, and the emission direction of the scanning light emitted from the reading window as shown in FIG. 15b. Can be freely adjusted within the rotation range of the holding portion.
[0179]
FIG. 16 is a three-side view of a stand on which the reading apparatus according to the present embodiment is set. In FIG. 16, a is a top view, b is a front view, and c is a side sectional view. The holding portion of the stand is supported at two points by the base portion, and this portion serves as a rotation fulcrum. Moreover, the hollow provided in the base part is shaped so that its width widens toward its tip. Furthermore, the width of the tip of the holding portion is widened so that the tip of the handle of the reading device can be easily guided.
[0180]
The stand illustrated in FIG. 16 is made of, for example, resin. A spring is attached to the fulcrum of the holding portion, and a support member is attached to the tip of the spring. A plate such as a metal plate is screwed to the bottom surface of the base portion. Details of these configurations will be described later.
[0181]
FIG. 17 is a four-sided view showing a state in which the reading device is set on the stand. In FIG. 17, a is a rear view, b is a side view, c is a front view, and d is a top view. As shown in FIG. 17, the reading apparatus is set on the stand, so that the reading window (especially the first reading window) can be positioned at an appropriate height, and the reading window is fixed in a desired direction. can do. Further, the reading device is merely inserted into the holding portion of the stand, and the reading device is simply fixed to the holding portion by its own weight. Therefore, the attaching / detaching work (particularly the removing work) of the reading device to the stand can be easily performed.
[0182]
FIG. 18 is a diagram illustrating adjustment of the installation angle of the holding unit of the stand. In the case of FIG. 18, the right side is the user side. FIG. 18 shows a state in which the reading device is set vertically, a state in which the first reading window is tilted down most toward the user side (a), and a state in which the reading device is farthest away from the user. The three states are shown in the figure (b) with the reading window facing up.
[0183]
As shown in FIG. 18, the angle of the reading device can be freely adjusted in the range of a to b in the drawing, and reading is performed at an optimum angle according to the installation location of the reading device or the usage of the reading device. The device can be set.
[0184]
The stand can be mounted not only on the counter but also on the wall as shown in FIG. When the stand is attached to the wall surface, the reading device is fixed at the position b in FIG.
[0185]
When the wall surface is metal, the stand can be attached to the wall surface by attaching a magnet or the like to the bottom surface of the stand. When the wall surface is not metal, the stand is attached as follows.
[0186]
As shown in FIG. 16a, a screw hole is provided near the center of the bottom of the stand. The stand can be attached to the wall surface by screwing the stand into the wall surface using the screw holes. However, when the stand is supported at only one point, the stand may rotate around the screwed point, and thus the stand cannot be stably fixed to the wall surface.
[0187]
As a method of preventing this, there is a method of providing a plurality of screw holes on the stand. If such a method is taken, since the stand is fixed at a plurality of locations, the stand does not rotate. However, it does not look good because there are many holes in the stand.
[0188]
Therefore, a plate such as a metal plate is attached to the back side of the bottom surface of the stand according to the present embodiment as shown in FIG. The shape of the plate may be circular, for example, and is not limited to that shown in FIG. If the plate is a metal plate, the plate itself has a weight, so that the plate serves as a weight. Even when the reader is set on the stand, the center of gravity of the stand can be lowered, so that the stand is stable.
[0189]
The shape of the portion A of the plate is formed according to the shape of the base portion of the stand. For this reason, the plate does not protrude outside the stand during normal times. The plate and the stand are fixed with two screws. The screw holes for fixing the plate provided on the stand side are also shown in the front sectional view of FIG. 16b.
[0190]
The plate has three holes on the same line. In the state of FIG. 19, that is, the normal state, the hole in the center of the plate corresponds to the screw hole position on the bottom surface of the stand. In addition, two screw holes are attached just in the middle between the central hole provided in the plate and the hole a.
[0191]
Here, when the stand is attached to the wall surface, as shown in FIG. 20, the plate is attached upside down with respect to the state shown in the figure. Here, FIG. 20a is a view of the back surface, and FIG. 20b is a state of viewing the side surface. In this case, the hole a of the plate is located at the screw hole position on the bottom of the stand. The plate hole b is located outside the stand.
[0192]
In order to attach the stand to the wall surface, screws are attached using the hole b on the plate and the hole on the bottom surface of the stand (hole a on the plate), and the stand is fixed to the wall surface. FIG. 21 is a perspective view illustrating the mounting operation, and FIG. 22 is a side cross-sectional view illustrating the stand attached to the wall surface. As illustrated in these drawings, in the present embodiment, the stand is screwed at two points, so that the stand is not rotated while attached to the wall surface. In addition, the screw plate fixing work is facilitated.
[0193]
Here, if there is no mechanism for fixing the rotation of the holding unit, even if the angle of the reading device is slightly inclined, the reading device naturally falls to the position shown in FIG. 18a due to factors such as the weight of the reading device. there is a possibility. Therefore, the stand according to the present embodiment includes a mechanism for adjusting the rotation of the holding portion in multiple stages and fixing the rotation.
[0194]
FIG. 23 is an enlarged side perspective view of a main part of a stand provided with such a tilt mechanism. A support member having a plurality of teeth arranged in an arc shape is fixed to the base portion of the stand. On the other hand, a spring is attached to the rotation fulcrum of the holding portion. At the other end of the spring, a fixing member (corresponding to the supporting member in FIG. 16) corresponding to the shape of the teeth of the supporting member provided on the base portion is attached, and the fixing member rotates by the elasticity of the spring It is biased toward the fulcrum side.
[0195]
By providing such a tilt mechanism on the stand, the teeth of the support member mesh with the teeth of the fixing member when the holding portion is rotated, and the support member is biased by the elasticity of the spring. It can be fixed in a rotated state, and multi-stage angle adjustment can be realized.
[0196]
FIG. 23 shows a cable drawn from the lower part of the reader. When the cable is set on the stand, the cable is bent toward the reading window side so that the cable is reliably pulled out to the front.
[0197]
Thus, by setting the reading device on the stand, the reading device can be used as a stationary device, and when necessary, the reading device can be detached from the stand and used as a hand-held device.
[0198]
Here, in the case of using as a hand-held device, the user holds the handle. On the other hand, in the case of the above-described stand, the handle of the reading device is inserted into the holding unit. For this reason, when removing the reading device from the stand, the reading device cannot be removed while holding the handle, and the handle cannot be gripped unless the reading device is once changed. Further, when removing the reading device from the stand, it is necessary to have a head portion, but the head portion is larger than a handle and is difficult to grasp by hand. In particular, in the case of a person with a small hand, there is a possibility that the head part cannot be lifted with one hand. Therefore, there arises a problem that it is difficult to remove the reader from the stand.
[0199]
In order to solve such a problem, the handle may be gripped in a state where the reader is set on the stand.
[0200]
FIG. 24 shows a stand for solving the above problem. In FIG. 24, a horizontal stand is set on the stand described so far. There is a protrusion at the bottom of the horizontal stand, and this part is inserted into the holding part of the stand. The horizontal stand is detachable from the stand main body, and is attached to the stand main body when necessary (at the time of horizontal placement), and removed from the stand main body when unnecessary (at the time of vertical placement).
[0201]
FIG. 25 is a diagram illustrating a state in which the reading device is set on the horizontal stand. The reader is set sideways with respect to the horizontal stand shown in FIGS. The head unit of the reading device is placed on the horizontal stand. In this case as well, there is no need for a special mechanism for fixing the horizontal stand and the head of the reading device, and the reading device is simply fixed on the horizontal stand by its own weight.
[0202]
However, when the reading device is placed horizontally, the handle protrudes sideways, so that the reading device cannot be stably set on the horizontal stand as it is. For this purpose, the horizontal stand is provided with wall surfaces for supporting the head portion at three locations. Wall surfaces provided on the left and right sides of the horizontal stand support the side surface of the head portion of the reading device and a part of the front surface of the head, and the wall surface provided behind the horizontal stand stands on the back surface of the head portion of the reading device. To support. These wall surfaces define the orientation of the first reading window of the reading device, and the first reading window can be directed to the front of the user. Furthermore, it is possible to prevent the reading device from falling from the horizontal stand.
[0203]
In the case of FIG. 25, the handle of the reader is placed on the right side. Thus, since the handle is not inserted into the stand and is out of the stand, the user can easily grip the handle, and the reader can be detached from the stand while holding the handle.
[0204]
Note that the horizontal stand has a shape of a right and left object, and as shown in FIG. 26, the handle can be placed on either the right side or the left side. FIG. 26 a shows a state where the handle is on the left side (the user's left hand side), and FIG. 26 b shows the state where the handle is on the right side (the user's right hand side). Here, FIG. 26b illustrates the wall surface that supports the front surface of the head unit, but in FIG. 26a, the wall surface is omitted so that the state of the head unit on the horizontal stand can be easily understood.
[0205]
As shown in FIG. 26, since the handle of the reader can be arranged on either the left or right side, the orientation of the handle when the reader is placed on the stand depending on whether the user is right-handed or left-handed. You can choose.
[0206]
Here, when the user wants to read the barcode, the user has a strong tendency to pass the reading window surface with the orientation of the barcode consciously horizontal or vertical. In addition, for example, in the case of cans, barcodes are printed vertically, and the vertical and horizontal directions of articles with barcodes coincide with the longitudinal direction of the barcode, The probability that the direction of the bar code passing through the reading window will be in the horizontal direction / vertical direction naturally increases in consideration of how the user operates.
[0207]
Therefore, when the barcode is read by a stationary apparatus, the angle of the barcode is irrelevant, but the scanning pattern emitted from the reading window is substantially horizontal / vertical in consideration of the above points. Desirably, a pattern is included.
[0208]
Therefore, when the reading device is set on the horizontal stand, the reading device is set at an angle such that at least one of the scanning patterns emitted from the first reading window is scanned in the horizontal direction. To do. More specifically, as shown in FIG. 26, the handle of the reading apparatus is set so as to be slightly inclined downward. By setting the reading device so as to have such an angle, one of the scanning patterns is scanned substantially in the horizontal direction.
[0209]
Similarly, one of the scanning patterns emitted from the first reading window is set to be scanned in the substantially vertical direction.
[0210]
In this way, by making the scanning pattern horizontal and vertical, the direction of the horizontal and vertical barcodes with a high probability of passing and the scanning direction of the scanning lines coincide with each other so that the barcode can be read. This can be done more reliably.
[0211]
FIG. 27 and FIG. 28 are diagrams for comparing the setting of the reading device on the stand in each of the vertical placement and the horizontal placement. 27 shows a vertical stand, and FIG. 28 shows a horizontal stand.
[0212]
As shown in FIG. 27, when using a vertical stand, since the handle is inserted into the holding portion, the reading device set on the stand is easy to stabilize, but the reading device is held while holding the handle. It is difficult to remove from the stand, and it is difficult to attach and detach the reader.
[0213]
On the other hand, as shown in FIG. 28, when using a horizontal stand, it is easy to grip the handle of the reading device, so that the reading device can be attached and detached efficiently. This eliminates the complexity of changing the handle when used as an expression device. However, since the handle protrudes laterally, it is difficult to balance the weight, and the reading device set on the stand is difficult to stabilize.
[0214]
For this reason, the user may select the vertical placement and side crying as appropriate in consideration of the form in which the reader is used and the merits and demerits of each stand.
[0215]
Here, when the reading device is used as a stationary device or a gun-type device, the multi-scan is performed using the scanning pattern emitted from the first reading window, so the scanning emitted from the second reading window. Light is not directly involved in barcode reading.
[0216]
Further, as shown in FIGS. 4 and 9, the emission direction of the scanning pattern from the first reading window and the emission direction of the scanning light from the second reading window are different directions (angles). It has become. Therefore, when the scanning light is emitted from the first and second reading windows, the scanning pattern from the first reading window becomes a reading target when the reading device is used as a stationary / gun type device. Scanning light emitted from the second reading window is emitted in a direction completely different from the barcode to be read, and scans a completely unrelated place.
[0217]
For this reason, there is a possibility that the reader detects the reflected light from a portion other than the barcode to be read scanned by the scanning light from the second reading window. This causes noise and causes erroneous recognition of the reading device. In this case, the reading device causes a reading error.
[0218]
On the other hand, when a reading device is used as the touch device, it is not considered to use the scanning pattern emitted from the first reading window for barcode reading. However, as shown in FIG. 8c, when the barcode on the barcode menu is read using the scanning line from the second reading window, the scanning light is continuously emitted from the first reading window. In this case, a barcode that is not a reading target is scanned by scanning light from the first reading window. Therefore, the reading apparatus detects both reflected light based on the scanning light from the first reading window and reflected light based on the scanning light from the second reading window.
[0219]
When valid barcode data is included as data in both reflected lights, the reader cannot distinguish which data is necessary. Apart from whether the data needs to be entered or not, the barcodes recorded on the barcode menu are all valid as data, so two different barcode data. There is a problem that double reading of the barcode occurs. In this case, since only necessary information cannot be input, the input information is erased or data is re-input as necessary.
[0220]
In order to solve such a problem, barcode reading based on scanning light from a reading window that does not correspond to the reading form is performed from, for example, a reading window that does not correspond to the reading form, depending on the reading form of the reading device. It is necessary to substantially disable during the period in which the scanning light is emitted.
[0221]
FIG. 29 is a diagram partially showing the polygon mirror, and shows a configuration for grasping the position where the scanning line is scanning. A disk-shaped member provided with a plurality of slits is attached to the bottom surface of the polygon mirror D. A sensor I for detecting passage of the slit is provided at the base portion to which the polygon mirror is attached. The sensor I outputs a mirror position detection signal by detecting passage of the slit.
[0222]
Of the slits provided in the disk member, one portion has a wide slit width to indicate a reference for the polygon position. By detecting the slit indicating the position reference by the sensor, the control unit (not shown) of the reading device can recognize that the specific surface of the polygon mirror has passed the sensor position and can grasp the rotation state of the polygon mirror. At the same time, it can be determined to which floor mirror the scanning light is incident.
[0223]
If the reference position is set to a specific position of the polygon mirror, it can be confirmed that the specific position of the polygon mirror has passed through the sensor position, and by counting the number of passing slits after detecting the reference position, which surface of the polygon mirror is determined. It can be easily confirmed whether it passes the sensor position. FIG. 30 is a diagram showing an output waveform of the sensor shown in FIG. 29 and a mirror position detection signal waveform based on the output waveform. 30A shows the sensor output, and FIG. 30B shows the mirror position detection signal.
[0224]
In FIG. 30, (1) corresponds to the first reflecting surface, (2) corresponds to the second reflecting surface, (3) corresponds to the third reflecting surface, and (4) corresponds to the fourth reflecting surface. .
[0225]
Further, E1 to E8 in the figure indicate floor mirrors on which the scanning light reflected by the respective reflecting surfaces is incident, and each correspond to the floor mirror illustrated in FIG. Here, with respect to the portions “E1 to E5”, when the polygon mirror is rotated in the clockwise direction shown in FIG. 2, the actual scanning order is E3? E2? E1? E5? The order is E4.
[0226]
The sensor output shown in FIG. 30A is turned on when a slit is detected, and turned off at portions other than the slit. The width of the on period of the signal corresponds to the width of the slit. As shown in FIG. 30 (a), the position reference is set at a position corresponding to the time when the scanning light reflected by the first reflecting surface starts scanning the floor mirrors E1 to E5 (actually, the floor mirror E3). A wide slit is provided.
[0227]
Since the ON period of the sensor output is wide in this portion, the control unit of the reading device (not shown) recognizes that the scanning light reflected by the first reflecting surface of the polygon mirror has started scanning the floor mirror E3.
[0228]
On the other hand, the number of slits provided on the disk member is known in advance, and it is also known in advance which position on the reflecting surface of the polygon mirror corresponds to which number of slits. Therefore, if the positional relationship between the sensor passage and each reflecting surface of the polygon mirror is set in advance in the control unit or the like, the polygon mirror can be identified by counting the number of passages of the slit after the reference slit is detected. The control unit can easily grasp which floor mirror the reflecting surface is scanning. Then, the control unit recognizes the period during which the scanning light from the fourth reflecting surface of the polygon mirror scans the floor mirror E8, and turns on the mirror position detection signal during this period as shown in FIG. And
[0229]
FIG. 31 is a functional block diagram of the reading device. In the figure, reference numeral 61 denotes a sensor attached to the base portion of the polygon mirror, which detects the slit 66. Reference numeral 63 denotes a control unit for controlling the operation of the reading apparatus. Of these, 64 is a counter that counts the output of the sensor 61. Reference numeral 65 denotes a laser diode as a light source, and reference numeral 66 denotes a light receiving circuit for detecting reflected light from the barcode. The operations of the laser diode 65 and the light receiving circuit 66 are controlled by the control unit 63, respectively.
[0230]
Reference numeral 62 denotes a mode selection switch. The reading device has a first reading mode (multi-scan mode) for emitting a scanning pattern composed of a plurality of scanning lights from the first reading window, and a second for emitting one scanning light from the second reading device. And two reading modes (single scan). The user can switch between the first reading mode and the second reading mode by operating the mode selection switch as necessary, and can set the reading mode desired by the user.
[0231]
FIG. 32 is a flowchart illustrating switching of the reading mode depending on whether or not the mode selection switch is operated. The control unit constantly monitors whether the mode selection switch has been operated. When the mode selection switch is not operated, the reading mode is set to the multi-scan mode, and the light source is controlled so that the scanning light is emitted from the first reading window.
[0232]
On the other hand, when it is detected that the mode selection switch has been operated, the control unit switches the reading mode to the single scan mode and controls the lighting of the light source so that the scanning light is emitted only from the second reading window. Based on the reading mode selected in this way, barcode reading is performed.
[0233]
FIG. 33 is a flowchart showing how to perform light source lighting control more specifically.
[0234]
Since the scanning light emitted from the first reading window is necessary in the multi-scan mode, the scanning light reflected by the floor mirror E8 is not particularly necessary for reading the barcode. On the other hand, since only the scanning light emitted only from the second reading window is necessary in the single scan mode, only the scanning light reflected by the floor mirror E8 is required, and other scanning light is unnecessary.
[0235]
Therefore, when the reading mode is single scan, the controller turns on the laser light source only during the period when the polygon mirror is scanning the floor mirror E8 and reads the barcode. On the other hand, when the reading mode is the multi-scan mode, the control unit turns off the laser light source and reads the barcode during the period when the floor mirror E8 is scanned.
[0236]
By performing such lighting control, it is possible to emit scanning light only from the reading window corresponding to each reading mode.
[0237]
FIG. 34 illustrates output waveforms of the respective units illustrated in FIG. The output from the mode selection switch is supplied to the control unit, but when the first reading mode is selected (scanning light is emitted from the first reading window A1), it is turned off and the second reading mode is selected. In this case (scanning light is emitted from the second reading window A2), it is turned on. The control unit confirms the output of the mode selection switch, determines which reading mode is selected, and controls the lighting of the laser diode according to the result.
[0238]
The mirror position detection signal is the same as that shown in FIG. 30, and is turned on while the fourth surface of the polygon mirror is scanning the floor mirror E8.
[0239]
When the user tries to use the reading device as the second reading mode, that is, the touch type device, the scanning light is emitted from the second reading window during the period when the mode selection switch is on, and the first reading window It is necessary to prevent scanning light from being emitted. Therefore, the control unit controls to turn on the laser light source during the period when the mirror position detection signal is on, and the period during which the mirror position detection signal is off (the period during which the floor mirrors E1 to E7 are scanned). ) Is controlled so that the laser light source is turned off. As a result, the laser beam is emitted only from the second reading window, and the scanning light emitted from the first reading window is irrelevant even when reading the barcode menu using the reading device as a touch-type device. It is possible to prevent a situation in which the barcode is scanned and double reading is performed.
[0240]
On the other hand, when the user uses the reading device as a stationary type / gun type device, the mode selection switch output is turned off. Based on this, the controller turns on the laser light source during the period when the mirror position detection signal is off, and the period during which the mirror position detection signal is on (scanning light from the fourth reflecting surface of the polygon mirror). During the period of scanning the floor mirror E8), the laser light source is controlled to be turned off.
[0241]
Such control can prevent the scanning light from being emitted from the second reading window even when the reading device is used as a stationary type / gun type device, and has nothing to do with anything other than the barcode. Can be prevented from being scanned.
[0242]
FIG. 35 is a diagram illustrating an example of a mode selection switch. FIG. 35 illustrates the back surface of the reading apparatus. In the reading device of the embodiment shown in FIG. 35, a mode selection switch is provided on the back surface of the reading device. The mode selection switch is operated by an index finger, a thumb or the like of a hand holding the user's handle.
[0243]
The mode selection switch needs to be attached at a position where it can be easily operated by a finger holding the handle. In particular, it should be possible to operate the mode selection switch in the same way, whether it is a person with a large hand or a person with a small hand.
[0244]
The mode selection switch is also provided in the reading apparatus shown in FIG. 10, for example. In the case of FIG. 10, the mode selection switch has a V-shape. By making it V-shaped, the mode selection switch can be made longer and wider.
[0245]
The position on the switch where the finger is placed differs depending on whether the switch is operated with the index finger or the thumb. Therefore, by making the mode selection switch vertically long, the mode selection switch can be operated with either an index finger or a thumb. Further, by widening the mode selection switch, it becomes possible to operate the mode selection switch in the same manner even for a long finger or a short finger.
[0246]
FIG. 36 is a diagram illustrating a state in which a mode selection switch (function changeover switch) is operated with an index finger. In this case, the user holds the handle with a finger other than the index finger and extends the index finger. The mode selection switch is provided at a position where the index finger just hits. Here, when the handle is gripped as shown in FIG. 36, the space between the index finger and the thumb opens in a V shape depending on the person who operates the handle. Therefore, the index finger is positioned on the right side of the mode selection switch when the handle is held with the right hand, and the index finger is positioned on the left side of the mode selection switch when the handle is held with the left hand. In this way, by widening the mode selection switch, the index finger can be naturally placed on the mode selection switch when the handle is gripped as shown in FIG. Further, the mode selection switch can be operated in the same manner regardless of whether it is operated with the right hand or the left hand.
[0247]
FIG. 37 is a diagram illustrating a case where a mode selection switch (function changeover switch) is operated with a thumb. In this case, the handle is gripped by fingers other than the thumb and the base of the thumb.
[0248]
When the mode selection switch is operated with the thumb, the thumb mainly operates the base portion of the mode selection switch.
[0249]
Thus, the position of the finger differs between when the mode selection switch is operated with the index finger and when the mode selection switch is operated with the thumb. Therefore, by making the mode selection switch vertically long, it is possible to handle switch operation with an index finger or thumb, and even if the switch is operated in various ways by making the mode selection switch V-shaped. The switch can be surely pressed.
[0250]
FIG. 38 shows a V-shaped switch plate. The switch plate shown in FIG. 38 is supported at three points, and three fulcrums A, B, and C are provided at each vertex of the switch plate. Each fulcrum is inserted into an opening provided on the back of the apparatus (not shown) and supported by a protrusion in the opening. Here, a claw is formed at the tip of each fulcrum, and it is possible to prevent each fulcrum from being lifted by this claw.
[0251]
In addition, a switch is provided in a portion corresponding to the center portion of the switch plate of the reading apparatus main body. It is possible to press the switch by operating the switch plate. However, any position on the switch plate can be used to push down the push-down part of the switch attached to the main body of the reader. Compared with the case where only the switch is disposed, even a person with a small hand can easily operate the switch. Note that the switch plate is biased slightly upward by a spring or the like inside the switch.
[0252]
FIG. 39 is a view for explaining the operation of the switch plate. Here, A, B, and C indicate fulcrums in FIG. The outer shape of the switch plate is not shown in FIG.
[0253]
39a shows a case where the vicinity of the fulcrum A is operated, and FIG. 39b shows a case where the vicinity of the fulcrum B is operated. When the vicinity of the fulcrum A is operated, the fulcrum B and the fulcrum C are fixed, and the straight line connecting the fulcrum B and the fulcrum C becomes the rotation fulcrum of the switch plate. As a result, when the vicinity of the fulcrum A of the switch plate is operated, the fulcrum B? The switch plate is pushed downward around the fulcrum C, and the switch is pushed down.
[0254]
Similarly, when the vicinity of the fulcrum B is operated, the fulcrum A and the fulcrum C are fixed, the straight line connecting the fulcrum A and the fulcrum C becomes the rotation fulcrum of the switch plate, and the switch plate is pushed downward. Is pressed.
[0255]
Thus, by providing the switch plate, it is possible to press the switch regardless of which part of the switch plate is operated, and it becomes possible to operate the mode selection switch stably regardless of the size of the user's hand. Here, the number of fulcrum points is not necessarily three, but if the fulcrum is three points, the rotation fulcrum (rotation axis) with respect to the pressing point is uniquely determined, so that the switch can be operated most reliably. The configuration in which the switch plate is supported at three points is most effective.
[0256]
The switch plate is attached to the reading device so as not to protrude from the back surface of the reading device. If the switch plate protrudes from the back of the reader, the reading mode of the reader may be switched to something the user does not intend when the reader is placed on a desktop with the back of the reader facing down. It is because there is sex.
[0257]
FIG. 40 shows another function changeover switch. In the case of FIG. 40, a changeover switch for front operation is provided near the base of the handle. Since this position is the position where the index finger comes when the handle is held with one hand, the front changeover switch can be operated with the index finger. In particular, since this shape is attached to the same position as a trigger (trigger) switch provided in the gun-type reader, the change-over switch is easy to operate.
[0258]
In the case of FIG. 40, the mode selection switch on the back side of the reading device is omitted. However, there is no problem even if mode selection switches are attached to the back and front of the reader at the same time.
[0259]
FIG. 41 illustrates still another example of the changeover switch. In the case of FIG. 41, a side switch is provided on the side surface of the head portion of the reading apparatus. The side switch includes a side switch L provided on the left side of the reading device and a side switch R provided on the right side.
[0260]
When the handle is held with one hand, the thumb and the index finger can be brought to the positions of the respective side switches. When the handle is held with the right hand, the side switch L is operated with the thumb and the side switch R is operated with the index finger, and the handle is held with the remaining fingers. The opposite is true when the handle is held with the left hand. In this way, in consideration of the operation with the right hand and the operation with the left hand, side switches are provided on both sides of the reading apparatus. In addition, with such an arrangement, the two side switches can be easily operated simultaneously. Of course, only one side switch may be operated.
[0261]
In the case of the reading apparatus shown in FIG. 41, since side switches are provided on both sides of the apparatus, one side switch is operated using this and both side switches are operated simultaneously. Depending on the case, the function of the side switch is switched.
[0262]
When only one side switch is operated, the side switch acts as a mode selection switch. In this case, it does not matter which side switch is operated.
[0263]
When both side switches are operated at the same time, the side switch does not act as a mode selection switch, and completely different functions are assigned. For example, when one of the left and right side switches is operated (regardless of which one is operated), the scanning mode is switched, and when the left and right side switches are operated simultaneously, a special Simple reading process, for example, a repeat input function of a read product is executed.
[0264]
The control unit of the reading device constantly monitors the operation status of the left and right side switches, determines whether the left and right side switches are operated at the same time or only one side switch, and based on this determination result Select the process to be executed.
[0265]
Here, when reading a plurality of barcodes having the same contents, for example, when simultaneously registering a plurality of products, it takes time to read each barcode one by one. Therefore, a reading apparatus having a repeat input function is known.
[0266]
When using the repeat input function, the bar code is read first. Then, the repeat input keys are operated as many as the number of products that normally require barcode input. The repeat input key functions as a counter key, and the number of times the key is operated is counted by the reader to determine how many identical products exist.
[0267]
By using such a repeat input function, it is not necessary to read barcodes attached to the same product one by one.
[0268]
In the present embodiment, two functions can be given to the side switch by selecting simultaneous operation of two side switches and only one side switch. That is, the function of the side switch is switched between when one side switch is operated and when both side switches are operated simultaneously. In this manner, the key function can be switched according to the number of operated switches, such as a repeat input key and a mode selection switch, and the number of switch keys can be reduced.
[0269]
As described above, in order to perform reading corresponding to the reading mode, here, when scanning light is emitted from the first reading window, scanning light is not emitted from the second reading window, but from the second reading window. When the scanning light is emitted, the reading mode is switched by controlling the laser light source so that the scanning light is not emitted from the first reading window. However, the switching of the reading mode is not limited to this method.
[0270]
FIG. 42 is a diagram for explaining switching of reading modes by other methods.
[0271]
FIG. 42 shows a light receiving circuit control signal for controlling the light receiving circuit from the control unit together with the mode selection switch output and the mirror position detection signal. 42, the internal configuration of the apparatus may be the same as that of FIG. 31, and the scanning position may be confirmed by the configuration of FIGS. 29 and 30, that is, by counting the slits provided in the disk member.
[0272]
The light receiving circuit control signal is a signal for controlling whether the light receiving circuit is operated or stopped, and the light receiving circuit operates during the period in which the light receiving circuit control signal is on, and the light receiving circuit control signal is turned off. During this period, the light receiving circuit does not operate.
[0273]
In the case of FIG. 42, when the mode selection switch is the A2 window, that is, the single scan mode is selected, the control unit turns on the light receiving circuit control signal during the period when the mirror position detection signal is on, and the mirror position. While the detection signal is off, the light receiving circuit control signal is turned off. As a result, when the single scan mode is selected, the operation of the light receiving circuit is valid only during the period when the scanning light is emitted from the second reading window, and the operation of the light receiving circuit is invalidated during other periods. The
[0274]
For this reason, in the single scan mode, even if scanning light is emitted from the first reading window, the light receiving circuit does not receive reflected light from a barcode or the like. Even if scanned, the reading operation is substantially disabled. Further, since the operation of the light receiving circuit is effective during the period in which the scanning light is emitted from the second reading window, the barcode can be read.
[0275]
On the other hand, in the multi-scan mode, the mode selection switch output is turned off. Therefore, the controller recognizes this and activates the operation of the light receiving circuit by turning on the light receiving circuit control signal during the period when the mirror position detection signal is off, and receives light during the period when the mirror position detection signal is on. The circuit control signal is turned off to invalidate the operation of the light receiving circuit.
[0276]
As a result, the operation of the light receiving circuit is effective during the period in which the scanning light is emitted from the first reading window, and the barcode can be read. In addition, since the operation of the light receiving circuit is disabled during the period in which the scanning light is emitted from the second reading window, the light receiving circuit receives the reflected light even if the scanning light is emitted from the second reading window. do not do.
[0277]
FIG. 43 is a flowchart showing the above control. The control unit first determines the set reading mode. When the single scan mode is selected, the light receiving circuit is operated only during the period when the floor mirror E8 is scanned. On the other hand, when the multi-scan mode is selected, the control unit does not operate the light receiving circuit while the floor mirror E8 is being scanned, and operates the light receiving circuit while the other floor mirror is being scanned. .
[0278]
Thus, by performing the control of FIG. 42 and FIG. 43, the period during which the scanning light is emitted from the reading window that does not correspond to the reading mode can be substantially obtained without performing the laser diode on / off control. In addition, the barcode reading operation can be invalidated.
[0279]
Here, the valid / invalid switching of the operation of the light receiving circuit may be performed by switching the operation of the light receiving element, or the operation of the circuit that processes the signal output from the light receiving element may be invalidated. The read data is demodulated in the reading device, but the validity / invalidity of the demodulation operation may be switched.
[0280]
FIG. 44 shows a flowchart in the case of controlling the operation of the demodulation circuit in accordance with the scanning state. In the case of FIG. 44, when the control unit determines that the reading mode is the single scan mode, the demodulation circuit is operated only during the period when the floor mirror E8 is scanned, and the operation of the demodulation circuit is stopped during the other periods. Let
[0281]
On the other hand, if the control unit determines that the multi-scan mode is currently selected, the operation of the demodulation circuit is invalidated while the floor mirror E8 is being scanned, and the operation of the demodulation circuit is valid during the other periods. Turn into.
[0282]
In addition, switching between valid / invalid of the light receiving circuit and the like and the turning on / off control of the laser diode may be combined. By doing so, it is possible to prevent the scanning light from being emitted from the window not corresponding to the reading mode, and to prevent disturbance light entering from the reading window during that period from being detected by the light receiving circuit. The switching operation can be performed more reliably.
[0283]
FIG. 45 is a diagram showing a configuration for performing another reading mode switching. In the case of FIG. 45, a mirror corresponding to the floor mirror E8 is not provided. The angle of E1 ′ (corresponding to the floor mirror E1 in FIG. 2), which is one of the floor mirrors, is configured to be variable according to the operation of the solenoid H.
[0284]
The solenoid H is operable in the horizontal direction in the figure, and an arm is attached to the tip thereof. Since a floor mirror E1 ′ is attached to the arm, the angle of the floor mirror E1 ′ changes according to the movement of the solenoid H in the left-right direction.
[0285]
When the floor mirror is at the first position (solid line in the figure), the scanning light reflected by the floor mirror E1 ′ is emitted from the first reading window A1. On the other hand, when the floor mirror E1 ′ is at the second position (the dotted line in the drawing), the scanning light reflected by the floor mirror E1 ′ is emitted from the second reading window A2.
[0286]
Accordingly, when the reading device is used as a stationary type / gun type device, the floor mirror E1 ′ is set to the first position, and when the reading device is used as a touch type device, the floor mirror E1 ′ is set to the second position. do it. And position control of floor mirror E1 'is performed based on operation of a mode selection switch.
[0287]
When the mode selection switch output is on, that is, when the single scan mode is selected, the control unit operates the solenoid to move the floor mirror E1 ′ to the second position. When the mode selection switch output is off, that is, when the multi-scan mode is selected, the control unit operates the solenoid based on this to move the floor mirror E1 ′ to the first position.
[0288]
By adopting such a configuration, in the multi-scan mode, scanning light is not emitted from the second reading window. However, in the case of single mode scanning, scanning light is emitted from the first reading window together with the second reading window. Therefore, when the single scan mode is selected, it is necessary to invalidate the barcode reading operation during the period in which the scanning light is emitted from the first reading window.
[0289]
FIG. 46 is a diagram showing signal waveforms for performing such control. In the figure, the mode selection switch output is the same as that in FIGS. Further, the mirror position detection signal is on while the reflecting surface of the polygon mirror is scanning the floor mirror E1 ′, and is off when the other floor mirror is being scanned.
[0290]
In this case, the period during which the mirror position detection signal is turned on may be limited to a period corresponding to a specific reflecting surface, or a plurality of surfaces may be targeted. In the case of FIG. 46, the mirror position detection signal is turned on only when one specific reflecting surface of the polygon mirror scans the floor mirror E1 ′.
[0291]
The light source control signal controls lighting of the laser light source. When the light source control signal is on, the laser light source is turned on, and during the off period, the laser light is turned off.
[0292]
In the case of FIG. 46, when the multi-scan mode is selected (mode selection switch output is OFF), the laser light source is kept on regardless of the scanning position of the polygon mirror. On the other hand, when the single scan mode is selected, the light source control signal is turned on only during the period when the mirror position detection signal is on, that is, the period when the floor mirror E1 ′ is scanned, and the laser light source is turned on. In other periods, the light source control signal is turned off and the laser light source is turned off.
[0293]
FIG. 47 is a flowchart showing such control. When the set reading mode is the single scan mode, the control unit drives the solenoid to move the floor mirror E1 ′ to the position b and turns on the laser light source only during the period when the floor mirror E1 ′ is scanned. Light up.
[0294]
On the other hand, when the multi-scan mode is selected, the control unit drives the solenoid to move the floor mirror E1 ′ to the position a, and always turns on the laser light source.
[0295]
Thus, by performing the control as shown in FIG. 46 and FIG. 47 with the apparatus shown in FIG. 45, in the multi-scan mode, the scanning light is emitted only from the first reading window, and in the single-scan mode. In this case, the scanning light is emitted only from the second reading window. Therefore, the reading operation can be made effective only during a period in which the scanning light is emitted from the reading window corresponding to the reading mode, and erroneous detection of noise and double reading can be prevented.
[0296]
In the case of FIG. 45, the light source lighting control is used. However, in the apparatus of FIG. 45, there is no problem even if the light receiving circuit and the demodulation operation are switched between valid / invalid. FIG. 48 is a diagram illustrating a state in which the reader is installed directly on a table (without using a stand). In FIG. 48, the reader is installed on the table in a horizontal position. As can be seen from the top view of FIG. 10 in particular, the side surface of the head portion of the reading apparatus is chamfered obliquely. Therefore, when the reading device is installed on the table, the reading window faces obliquely upward by an angle corresponding to the angle of the side surface of the reading device. Therefore, the barcode reading area is located obliquely above the reading device.
[0297]
When the reading device is arranged on the table, the article with the barcode to be read passes through the upper side of the reading device, so that the reading window faces upward and the reading area is obliquely above the reading device. By doing so, the reading area is set near the position of the article that passes, and the barcode reading operation can be facilitated.
[0298]
On the other hand, when the reading window is directed substantially in the horizontal direction, a part of the scanning range by the scanning light is blocked by the desktop, causing a problem that the scanning range becomes substantially narrow. In addition, since the bar code must pass through a position very close to the table top surface, reading operability is deteriorated.
[0299]
In this way, when the reading device is installed on a table without using a stand or the like, the reading window is directed obliquely upward, and scanning light is emitted upward to improve reading operability. Can be made.
[0300]
In the reading device shown in FIG. 48, the grip can be gripped immediately when the reading device is used as a hand-held device, as in the case of using a horizontal stand as shown in FIG. You don't have to change In the case of the reading apparatus shown in FIG. 48, since a stand is not particularly required, the functions of both the stationary apparatus and the hand-held apparatus can be realized by the reading apparatus alone.
[0301]
When the reading device is installed on a table like the reading device shown in FIG. 48, the multi-scan mode is basically performed. When the reading device is installed on the table, either one of the side surfaces of the reading device is in contact with the table. Therefore, the reading mode is automatically switched using such a property.
[0302]
FIG. 49 is a view showing a reading device provided with a mode detection sensor on its side surface.
[0303]
As shown in FIG. 49, a mode detection sensor is provided on each side of the reading device. As the mode detection sensor, for example, an optical sensor that detects the amount of incident light can be used.
[0304]
FIG. 50 shows a state in which the reader provided with the mode detection sensor shown in FIG. 49 is installed on a table, and is basically the same as FIG. 48 except for the presence or absence of the mode detection sensor.
[0305]
In the case of the reading apparatus in FIG. 50, the reading apparatus is installed on the table so that the right side (mode detection sensor L side) faces the front of the reading apparatus.
[0306]
In the state of FIG. 50, since external light is incident on the mode detection sensor L, the amount of light received by the mode detection sensor L does not decrease. On the other hand, since the mode detection sensor R (not shown) is in contact with the table top surface, the amount of received light is lower than that of the mode detection sensor L. Therefore, using the relationship between the state of the reading device and the amount of light received by the mode detection sensor, the reading mode suitable for the state of the reading device is switched based on the amount of light received by the mode detection sensor.
[0307]
FIG. 51 is a flowchart showing the reading mode switching control based on the mode detection sensor. The control unit determines whether or not the reader is installed on the table based on the amount of light received by the two mode detection sensors. When it is determined that the reading device is installed on the table (in this case, the amount of received light is reduced), the reading device is shifted to the multi-scan mode. When there is no change in the amount of light received by the mode detection sensor, the control unit shifts the reading apparatus to the single scan mode, for example.
[0308]
Thus, it is necessary to attach a mode switch to the reading device by automatically switching the reading mode when the reading device is installed on the table and when it is not installed on the table (when performing hand-held reading). Disappears.
[0309]
When barcode reading is performed while pressing the mode change switch, there is a possibility that the user will suddenly speak from the mode change switch. In this case, the reading mode is switched separately from the user's intention. In particular, if you move your hand from the switch during the single scan mode to read the barcode on the barcode menu and then switch to the multi-scan mode, there is a risk of reading a barcode other than the barcode you are scanning. There is. Since the barcode read erroneously in this way is also valid as data, the reading device recognizes that normal barcode reading has been performed and notifies the user of the result. If the user does not notice that the reading mode has been switched, if the processing is continued as it is, erroneously input data is determined as input data as it is.
[0310]
However, by automatically switching the reading mode according to the installation state of the reading device by the action of the mode detection sensor, the user switches the reading mode to a reading mode different from his / her intention as described above. It is possible to prevent the erroneous input of data as much as possible.
[0311]
The reading mode when the reading device is not installed on the table can be either multi-scan or single-scan, and the reading mode desired by the user may be selected. For example, even when used as a hand-held device, a suitable reading mode is different depending on whether it is used as a touch-type device or a gun-type device. Therefore, by providing the reading apparatus to which the mode detection sensor is attached with the mode selection switch described above, the reading mode when the reading apparatus is held can be switched by operating the mode selection switch.
[0312]
FIG. 52 is a flowchart for explaining an example of reading mode switching control for coping with such a situation. When the control unit detects that there is no change in the amount of light received by the mode detection sensor, the control unit sets the reading mode to the single scan mode in correspondence with hand-held reading. Thereafter, the control unit constantly monitors whether the mode switch is operated. When the mode selection switch is not operated, the single scan mode is maintained. On the other hand, when it is detected that the user operates the mode selection switch with the intention of using the reading device as a gun-type device, the control unit switches the reading mode to the multi-scan mode, and the bar code Read.
[0313]
FIG. 53 shows a modification of the reading apparatus shown in FIG. In the reading apparatus shown in FIG. 53, a detection switch such as a microswitch is provided instead of the optical mode detection sensor. When the reading device shown in FIG. 53 is installed on a table as shown in FIG. 50, the detection switch on the side in contact with the table top is pushed by the table top.
[0314]
FIG. 54 is a flowchart showing the reading mode selection control in the reading apparatus shown in FIG.
[0315]
The control unit monitors the pressing state of the detection switch, determines that the reading device is installed on the table by pressing one of the detection switches, and shifts the reading mode to the multi-scan mode.
[0316]
The reading mode in a state where the pressing of the detection switch is not detected may be set to a reading mode desired by the user (for example, maintaining the multi-scan mode) as in the case of the reading apparatus shown in FIG. When the multi-scan mode is maintained, the mode can be switched to the single scan mode by operating a mode selection switch or the like.
[0317]
FIG. 55 is a diagram for explaining a mechanism for shifting the reading mode to the multi-scan mode when placed vertically on the stand. FIG. 56 is a flowchart showing the reading mode selection control in the reading apparatus shown in FIG.
[0318]
A detection unit such as a micro switch is provided on the bottom surface of the reading device. Further, a detection projection is provided on the bottom surface of the holding portion of the stand, and the position thereof corresponds to the detection portion of the reading device set on the stand.
[0319]
When the reading device is installed on the stand, the detection portion of the reading device is pressed by the detection protrusion. The control unit of the reading device monitors the state of the detection unit. When it is detected that the detection unit is pressed, the reading unit determines that the reading device is installed on the stand and shifts the reading mode to the multi-scan mode. Let
[0320]
Further, it is considered that the reading device is used as a hand-held device when the detection unit is not pressed. The reading mode in this case can be single scan or multi-scan. Which one to select depends on which form the user uses the handheld device, and may be set accordingly.
[0321]
If there are many use as a gun type reading device, even if it is used as a handheld device, the reading mode may be set to the multi-scan mode, and the transition to the single scan mode is performed based on the operation of the mode selection switch. Just do it.
[0322]
Conversely, when the frequency of use as a touch-type reading device is higher, the reading mode may be set to the single scan mode when used as a hand-held type device. When it is necessary to use as a gun type device, the mode selection switch is operated. In this case, unlike the configuration described so far in which the mode selection switch is operated to shift to the single scan mode, the control unit shifts the reading mode from the single scan mode to the multi scan mode. When the mode selection switch is operated, the control unit shifts the reading mode to the multi-scan mode, and when the mode selection switch is not operated (when used as a hand-held device), the control unit may be set to the single scan mode. .
[0323]
FIG. 57 is a diagram for explaining a configuration for switching the reading mode when the reading device is set on the horizontal stand. FIG. 58 is a flowchart for explaining reading mode selection control in the reading apparatus shown in FIG.
[0324]
In the case of FIG. 57, an optical mark such as a barcode for instructing switching of the reading mode is arranged inside the wall surface of the horizontal stand facing the second reading window.
[0325]
When used as a handheld device, the reader is set to single scan mode if it is assumed to be used as a touch device. In this state, the operation of the reading device is substantially invalidated during the period in which the scanning light is emitted from the first reading window, and barcode reading is performed only during the period in which the scanning light is emitted from the second reading window. It can be carried out.
[0326]
In this state, when the reading device is set on the horizontal stand, the scanning light emitted from the second reading window scans the barcode arranged inside the stand. As a result, the bar code for instructing the reading mode switching is read.
[0327]
The control unit of the reading device monitors whether or not a barcode is detected from the second reading window. Then, when the read barcode is recognized and it is determined that the read barcode is an instruction to switch the reading mode, the control unit shifts the reading mode from the single scan mode to the multi scan mode, The bar code reading is also controlled to be effective during the period in which the scanning light is emitted from the reading window.
[0328]
Note that, when the barcode of the horizontal stand is not detected, the control unit maintains the reading mode in the single scan mode. Even after shifting to the multi-scan mode, barcode reading by the scanning light emitted from the second reading window remains valid. Therefore, in a state where the reading device is set on the horizontal stand, the scanning light emitted from the second reading window continues to scan the barcode for reading mode instruction provided inside the stand.
[0329]
When the reading device is removed from the horizontal stand, the barcode indicating the reading mode provided inside the stand is not detected. Based on this, the control unit shifts the reading mode from the multi-scan mode to the single scan mode again. Accordingly, the reading mode can be automatically switched according to attachment / detachment of the reading device from the horizontal stand. In order to shift to the multi-scan mode when used as a hand-held device, for example, a mode switch may be operated.
[0330]
FIG. 59 is a diagram illustrating another mode switching mechanism. In the case of FIG. 59, a grip sensor is provided on the back surface of the handle. When the user grips the handle, this is detected by the grip sensor, and the detection result is notified to the control unit. For example, an electrostatic sensor is used as the grip sensor. Accordingly, when a person holds the handle, the capacitance changes, so that the reading mode can be switched. On the other hand, since the capacitance of the grip sensor does not change even when the grip sensor comes into contact with the holding portion of the stand, in this case, the reading mode is not switched.
[0331]
FIG. 60 is a flowchart showing the reading mode selection control in the reading apparatus shown in FIG.
[0332]
The control unit switches the reading mode when it is detected that the handle is gripped by the grip sensor. In this case, since it is considered to be used as a hand-held device, the control unit shifts the reading mode to the single scan mode based on the detection result by the grip sensor.
[0333]
The attachment position of the grip sensor is not necessarily limited to the back surface of the handle, but it is most efficient to provide the grip sensor at this position because gripping can be most confirmed on the back surface of the handle.
[0334]
It is most desirable to attach the switch, sensor, etc. for switching the reading mode described above to a position where there is no problem when it is installed on the stand. In addition, a device that is directly operated by the user should be installed at a position where the operator can easily operate.
[0335]
When a reading device is used as a touch-type device, it is important to bring the barcode on the locus of the scanning light emitted from the second reading window in order to ensure reading. .
[0336]
FIG. 61 shows an example of a reading device that can inform the user of which position the scanning line is scanning.
[0337]
As described above, in the case of the conventional touch-type reading device, the barcode surface is entirely illuminated by the LED, so that the necessity of precisely positioning the reading window is low. However, in the case of the reading apparatus according to the present embodiment, the barcode is scanned by a scanning line such as a laser beam even when used as a touch type reading apparatus. Therefore, if there is no barcode at the position where the scanning line passes, the barcode cannot be read, and the reading window must be aligned more precisely.
[0338]
As described above, a cover is attached around the second reading window of the reading device. By attaching scanning direction indication marks indicating the start point and end point of the one-way scanning pattern to the left and right of this cover, the user can check which position the scanning light emitted from the second reading window is scanning. It becomes easy to do. The operation line passes on the line connecting the vertices of the triangle mark.
[0339]
The touch-type reading device reads the reading window close to the barcode, and particularly in the case of the device as shown in FIG. 61, since the periphery of the second reading window is covered with a cover, It is difficult to directly recognize the barcode, and it is difficult to confirm which position of the barcode is scanned by the scanning light emitted from the second reading window. However, by providing a mark as shown in FIG. 61 on the cover part, it is possible to determine at least the scanning position of the scanning line emitted from the second reading window based on the mark, and indirectly the barcode. It can be confirmed which part of the is being scanned. Therefore, it is possible to reliably read the barcode to be read.
[0340]
FIG. 62 is a view showing a modification of the reading apparatus shown in FIG. In FIG. 62, the LED display unit is attached at the position where the scanning direction instruction mark in FIG. 61 is attached. Compared to the case where the mark is simply added, the provision of the LED light emitting unit makes it easier for the user to visually recognize the mark and the scanning position of the scanning light. 62 is particularly effective when the place where the reader is used is dark.
[0341]
Also, when reading a barcode menu, when the menu sheet is placed on a desktop, the reader can be brought closer to the barcode from almost directly above, so even if an LED display is provided on the back of the reader, the display can be confirmed. Easy to do. However, when the menu sheet is held in one hand and the reading device is held by the other hand, the side surface of the reading device faces the front of the user. This makes it difficult for the user to check the LED display on the back of the reader. Even in such a case, as shown in FIG. 62, the LED display is provided on the side surface of the reading device, so that the LED display can be easily seen.
[0342]
Here, by changing the display color of the LED display unit between the normal time and the case of reading the barcode, the LED shown in FIG. 62 has the function of the display unit for reading confirmation. Can be made. Then, the user can confirm the reading simultaneously with the confirmation of the scanning position of the scanning light.
[0343]
FIG. 63 is a diagram showing an example of another mechanism for making the user recognize the scanning position of the scanning light emitted from the second reading window. In the case of FIG. 63, protrusions indicating the position and direction in which scanning light is emitted are provided at both ends of the second reading window. The protruding direction of the protruding portion coincides with the direction in which the scanning light is emitted.
[0344]
By bringing the two protrusions into contact with both ends of the barcode to be read, the scanning light emitted from the second reading window can surely scan the barcode to be read. Further, since it is not necessary to bring the barcode and the reading window close to each other by using such a protrusion, it is possible to prevent the barcode from being hidden by the shadow of the reading window. If the barcode is hidden by the shadow of the reading window, it is not possible to directly confirm which position of the barcode is scanned by the scanning light, but such a problem does not occur in the case of the reading apparatus of FIG. The state where the bar code is being scanned can be directly recognized.
[0345]
63, since the barcode to be read by the second reading window is located at the tip of the protrusion, the focal position of the scanning light emitted from the second reading window is near the tip of the protrusion. Is desirable.
[0346]
FIG. 64 shows still another example for allowing the user to confirm the scanning position of the scanning light emitted from the second reading window.
[0347]
In the apparatus shown in FIG. 64, chevron-shaped protrusions are provided near both ends of a cover provided around the second reading apparatus. The chevron has the same meaning as the mark shown in FIG. 61, and is emitted from the second reading window by positioning both ends of the barcode to be read at the position of the chevron. The scanning light can reliably scan the barcode. Also in the case of FIG. 64, it is possible to prevent the barcode to be read from being hidden behind the reading window.
[0348]
FIG. 65 is a diagram for explaining a mechanism for preventing the barcode to be read from being hidden behind the reading window. In the reading apparatus shown in FIG. 65, the mounting position of the second reading window is set to a position lowered by one step compared to the case of FIG. 61 and the like, and the interval between the reading window and the bar code is kept appropriate. A transparent cover is attached to the front surface of the reading window.
[0349]
Since the reading window is provided at a position lowered by one step, the barcode can be visually recognized from the back of the reading device even if the reading device is brought close to the barcode surface. Since the barcode can be directly recognized, it is possible to easily confirm directly which position of the barcode is being scanned. When reading a barcode, the barcode is brought into contact with the surface of the transparent cover. By attaching the transparent cover, the barcode and the reading window can be kept at an appropriate interval. It is possible to prevent obstruction of the barcode reading from the back of the reading device and the confirmation of the scanning position due to the reading device being too close.
[0350]
If the transparent cover can be exchanged as a removable type, even if the front surface of the transparent cover is damaged by being brought into contact with the bar code, the influence of the scratch can be eliminated by the replacement.
[0351]
FIG. 66 is a diagram illustrating reading of a bar code menu. As shown in FIG. 66, a chevron-shaped protrusion is attached to the cover portion around the reading window, and an appropriate interval is set between the bar code and the reading window (between the chevron protrusions). The scanning position is easily visible.
[0352]
In addition, the back surface of the reading device has an inclined shape. If the back surface of the reading device is angular, the angular portion becomes an obstacle, making it difficult to visually recognize the barcode / scanning position. However, by tilting the back surface of the reading apparatus as shown in FIG. 66, there is no obstacle to the visual recognition of the barcode / scanning position even when hand-held reading is performed, and the position can be easily confirmed.
[0353]
FIG. 67 is a modification of the reading apparatus shown in FIG. A recess is formed on the back surface of the reading apparatus shown in FIG. By providing this recess, it is possible to make it easier to check the barcode and scanning position from the back of the reading apparatus.
[0354]
FIG. 68 is a diagram for explaining the barcode position / scanning position confirmation when the barcode menu is read. An inclination is formed on the back surface of the reading apparatus shown in FIG. This inclination direction is set to the same (substantially the same) angle as the emission angle of the scanning light from the second reading window. Also, both ends of the cover portion of the second reading window may be protrusions, and the operator's line of sight is not obstructed by the reading window of the reading device, and the operator can easily set the bar code position / scanning position. Can be confirmed.
[0355]
The scanning light from the second reading window is emitted through the position of the scanning position display mark attached to the side surface of the cover portion. Therefore, the barcode can be surely scanned by arranging the barcode on the extension line of the scanning position display mark. Further, as is apparent from the top view of FIG. 68, the tip portion of the reading device is formed on a straight line in order to facilitate alignment of the orientation of the barcode and the reading device. Since this direction corresponds to the scanning direction of the scanning line emitted from the second reading window, if the direction of the barcode is aligned with this straight line portion, scanning can be performed through the barcode, and the reading is performed more reliably. be able to.
[0356]
For reference, FIG. 68 also shows a scanning range by multidirectional scanning light emitted from the first reading window. In this case, it is understood that the scanning is performed over a wide range as compared with the scanning light emitted from the second reading window.
[0357]
Here, the reason why the scanning light emitted from the second reading window is not emitted perpendicularly to the reading surface in the reading device shown in FIG. 68 will be described.
[0358]
FIG. 69a is a diagram illustrating a state in which scanning light is emitted perpendicular to the barcode. Since the scanning light is incident on the barcode in the vertical direction, the scanning light is reflected almost as it is on the barcode surface, and the amount of reflected light from the barcode received by the reading device becomes very large. Here, when used as a touch-type reading device, since the distance between the reading window and the barcode is short, the amount of scanning light irradiated to the barcode is large. For this reason, when scanning light is irradiated perpendicularly to the barcode in such a reading form, the amount of reflected light is too large, making it difficult to detect the brightness of the barcode and causing a problem that the barcode cannot be read. there's a possibility that.
[0359]
In the case of a touch-type device that illuminates a barcode with a conventional LED, the amount of light with which the barcode is illuminated is not so large, and thus the above problem does not occur. Since the barcode is scanned by the laser light, the amount of light reflected from the barcode is much larger than that of a touch-type device using LEDs.
[0360]
Therefore, in the reading apparatus shown in FIG. 68, the emission direction of the scanning emitted from the second reading window is not perpendicular to the barcode surface. When the scanning light is emitted at such an angle, the scanning light is irregularly reflected on the barcode surface as shown in FIG. 69b, so that the amount of reflected light received by the reading device is emitted in the vertical direction. Less than you would. Since the distance between the barcode and the reading device is extremely small, this reduction in the amount of reflected light has no adverse effect on the barcode reading.
[0361]
As described above, the amount of reflected light of the barcode becomes too large by emitting the scanning light emitted from the second reading window in the direction shown in FIG. 68 for reading the adjacent barcode. The amount of light that can be detected and the barcode can be detected optimally.
[0362]
FIG. 70 is a side sectional view of the reading apparatus according to the present embodiment.
[0363]
A printed circuit board provided with a control unit for controlling the apparatus is provided inside the reading apparatus. The printed circuit board extends from the head portion to the rear end of the handle. An interface cable connected to an external device is attached to one end of the printed board.
[0364]
A laser light source, a condensing mirror, a polygon mirror, a multi-beam stationary mirror, a single beam stationary mirror, a condensing sensor, and the like are provided inside the head unit of the reading apparatus. Here, the multi-beam stationary mirror corresponds to the floor mirrors E1 to E7 in FIG. 2, and the single beam stationary mirror corresponds to the floor mirror E8 in FIG. Other components correspond to those shown in FIG.
[0365]
Each stationary mirror is attached to an optical frame. The optical frame is attached to the cover of the reading device via the cushioning material 2. Since the reading device according to the present embodiment is also used as a hand-held device, there is a possibility that an impact may be applied to the reading device when reading a barcode or attaching / detaching the reading device to / from a stand. If this impact is transmitted to the optical system of the reading apparatus, the position of the optical system may be shifted or damaged. Therefore, in the reading apparatus shown in FIG. 70, the optical frame on which the optical system is arranged is attached to the cover of the reading apparatus via a cushioning material so that the impact applied to the reading apparatus is not transmitted to the optical system.
[0366]
Here, the motor that drives the polygon mirror is particularly vulnerable to impacts. If an impact is applied, the bearing may be damaged, and a sound may be generated when the motor rotates. In the worst case, the motor may not move. Therefore, the polygon mirror is further attached to the optical frame via a motor cushion. By the action of the motor cushion, it is possible to further reduce the impact applied to the motor in addition to the effect of reducing the impact by the buffer material.
[0367]
Although not clearly shown in FIG. 70, a condensing sensor, a laser light source, a condensing mirror, and the like are also mounted on the optical frame. The optical frame is attached to the reading device main body via cushioning materials 1 and 2. These buffer materials are intended to prevent vibrations from being transmitted to the optical system particularly when the reading device is held by hand.
[0368]
FIG. 71 shows an optical frame and parts constituting an optical system mounted on the optical frame. 72 to 75 are views showing a state in which each optical component is mounted on the optical frame of FIG.
[0369]
The optical frame is integrally formed of resin, for example. On the optical frame, eight floor mirrors, a condensing mirror, a laser light source, a light receiving sensor, a polygon mirror (polygon motor), and a cushioning material / motor cushion are attached.
[0370]
Each reflecting surface of the polygon mirror is attached to each surface of a base having a trapezoidal cross-sectional shape. The polygon mirror may be integrally formed of resin and a reflective film may be deposited on each reflective surface.
[0371]
The base part of the polygon mirror is fitted on the rotating shaft of a motor attached on the substrate. A lead wire to which a signal for driving the motor is supplied is attached to one end of the substrate. The polygon motor is attached to the optical frame with a motor cushion in between. The polygon motor is screwed to the optical frame through a screw hole formed in the substrate.
[0372]
The light receiving sensor is mounted on the substrate. A control unit for controlling the light receiving sensor is mounted on the substrate. The screw hole formed in the substrate to which the light receiving sensor is attached is located at a position corresponding to the screw hole provided in the optical frame, and is screwed to the optical frame.
[0373]
The laser diode (laser light source) is fixed to the mounting member with two screws. The mounting member to which the laser diode is mounted is further screwed to a mounting plate provided on the side of the optical frame, and the laser diode is fixed to the optical frame. The emission direction of the laser light emitted from the laser diode is directed to a small reflection mirror attached to the central portion of the condenser mirror.
[0374]
A surface to which each floor mirror is attached is formed on the bottom surface of the optical frame. The numbers attached to the bottom surface correspond to the floor mirror numbers (E1 to E8), and each floor mirror is attached to this position.
[0375]
The condensing mirror is supported with respect to the optical frame at both ends thereof. In addition, three shafts are attached to both ends of the condensing mirror, and are fitted into holes provided in the first metal fitting and the second metal fitting, respectively. The condensing mirror attached to the metal fitting is fitted into the optical frame.
[0376]
FIG. 76 is an enlarged view of the condenser mirror. The shaft 1 and the shaft 2 are attached to the left and right of the condenser mirror, respectively, and are arranged on the same axis. Axes 1 and 2 serve as the rotation axis of the condenser mirror. A shaft 3 is provided under the shaft 2 on the side where the shaft 2 is provided.
[0377]
FIG. 77 is a view showing a portion to which the light collecting mirror attached to the first and second metal fittings and the light collecting mirror of the optical frame are attached. A slit (first hole) provided in the horizontal direction is formed on the first wall surface of the optical frame. Further, the second wall surface of the optical frame is provided with a second hole and a third hole formed in a shape that draws an arc centered on the second hole.
[0378]
The first shaft of the condensing mirror is fitted in the first hole. Further, the second and third axes of the condenser mirror are fitted in the second and third holes of the optical frame, respectively. Here, since the first hole of the optical frame is a long hole extending in the horizontal direction, the side on which the first axis of the condenser mirror is provided is moved in the front-rear direction while being attached to the optical frame. Can do. In addition, the second hole is merely fitted with the second axis of the condenser mirror, but the third hole of the optical frame is formed in an arc shape centering on the second hole, so The side on which the second and third axes of the optical mirror are provided can be rotated in the front-rear direction with the second axis as a pivot.
[0379]
By adopting such a configuration, the collector mirror can be moved in the front-rear direction by moving the side on which the first axis of the collector mirror is provided. Is adjusted. Also, by rotating the side of the collector mirror on which the second and third axes are provided, the reflecting surface of the collector mirror can be tilted up and down, and the tilt position of the collector mirror in the vertical direction can be adjusted. Can be adjusted.
[0380]
In a condensing mirror provided in a conventional reading device, the condensing mirror is fixed by fixing the condensing mirror to an elastic member (metal plate) or the like and screwing an adjustment screw attached to the back of the frame. I was trying to adjust the angle. With such a configuration, no space can be created between the collector mirror and the frame.
[0381]
On the other hand, in the reading apparatus according to the present embodiment, since the scanning light reflected by the floor mirror E8 must be emitted toward the second reading window, a space for the scanning light to pass through the back side of the condensing mirror. It is necessary to provide. However, with the conventional method of attaching the condenser mirror, a sufficient space for allowing the scanning light to pass through cannot be opened behind the condenser mirror.
[0382]
In the case of the condensing mirror shown in FIG. 76, since both ends of the condensing mirror are attached to the optical frame, a sufficient space can be opened on the rear side of the optical frame. Furthermore, since the position of the condenser mirror is also adjusted by moving both ends of the condenser mirror, a mechanism for fixing the condenser mirror and a mechanism for adjusting the position of the condenser mirror can be shared. Thus, the number of parts can be reduced and the space around the condenser mirror can be saved.
[0383]
The first and second metal fittings have long holes, and the first and second metal fittings are screwed into the screw holes provided in the optical frame to fix the position-adjusted condenser mirror. can do.
[0384]
FIG. 72 illustrates the optical frame in a state where each component is mounted. Here, the floor mirror E8 is hidden by the shadow of the condenser mirror, and similarly, the polygon mirror is a shadow of the substrate to which the light receiving sensor is attached. By attaching all the optical components on the optical frame in this way, the optical system can be unitized, and further, the effect of absorbing the shock transmitted to the optical system using a buffer material can be enhanced.
[0385]
73 to 75 show drawings in which the optical frame on which an optical component or the like is mounted is viewed from three directions as in FIG. In the case of FIGS. 73 to 75, the polygon mirror, the light receiving sensor and the like are not shown. In particular, as is apparent from the top view, scanning light from the floor mirror E8 and reflected light incident from the barcode toward the floor mirror E8 pass between the rear edge of the optical frame and the collecting mirror. Space is provided.
[0386]
In addition, shock absorbers having a circular cross-sectional shape are attached to the side surfaces of the optical frame one by one. The cushioning material has a shape in which the center of a large circular member is connected by a small circular member. A slit provided in the cover of the reader main body is sandwiched in the gap between the great circle portions. Thus, the optical frame is not directly attached to the cover, and the shock applied to the reading device is absorbed by the cushioning material. Although not shown in FIGS. 73 to 75, shock absorbing materials are also attached around the optical frame, and these shock absorbing materials are interposed between the contact surfaces of the optical frame and the reader main body cover and are shocked. To absorb.
[0387]
The head portion of the reading apparatus is further provided with a multi-beam outlet (first reading window) and a single beam outlet (second reading window). The single beam exit is angled so that the emission direction of the scanning light emitted from the second reading window does not become the vertical direction, and the single beam stationary mirror is emitted so that the scanning light is emitted in this direction. Mounting angle is specified. Then, as shown in FIG. 70, when the cover part is applied to the barcode surface, the tip of the cover part is formed in such a shape that the scanning light emitted from the second reading window is not emitted perpendicularly to the barcode. To do.
[0388]
A printed circuit board on which a control unit that controls the operation of the entire apparatus is mounted is attached to the rear side (right side in the drawing) of the optical system provided in the reading apparatus. An interface cable connected to an external device is attached to one end of the printed circuit board. A switch A and a switch B are attached to the back surface of the reading device. The switch B corresponds to the mode selection switch already described, and is provided with a switch plate. The switch A is used for switching other functions.
[0389]
The reading apparatus shown in FIG. 70 is set on a stand as already described, and is used as a stationary apparatus. In particular, when set on a stand in a vertical position, if the center of gravity of the reading device is on the top, the holding unit on which the reading device is set tends to rotate due to the weight of the reading device, and the orientation of the reading window of the reading device set on the stand Is not stable.
[0390]
For this reason, the reading apparatus according to the present embodiment has the center of gravity as low as possible. In particular, it is desirable that the center of gravity is the handle portion.
[0390]
In order to make the position of the center of gravity as low as possible, in the reading apparatus according to the present embodiment, the polygon mirror is disposed below the stationary mirror. Since the motor that drives the polygon mirror is the heaviest among the readers, the position of the center of gravity can be lowered by arranging this motor as low as possible.
[0392]
However, the handle needs to have a certain length, and the motor that drives the polygon motor can only be housed in the head. Therefore, even if the polygon mirror and the motor are placed below the head, the center of gravity can be moved sufficiently. I can't do it. Therefore, in the reading apparatus shown in FIG. 70, a weight for lowering the position of the center of gravity is placed in the handle. Since there is a space inside the grip part, the center of gravity of the reader can be lowered as much as possible by attaching a weight inside this space, and the orientation of the reading window can be stabilized even when the reader is set on the stand. Can do.
[0393]
Also, if the center of gravity is at a high position, the head portion will feel heavier than necessary when gripping the handle. However, by moving the center of gravity of the reading device to the handle side as much as possible, even when the user grips the handle of the reading device, the user does not feel that the head portion is heavy, and the reading device can be held stably. it can.
[0394]
FIG. 78 is a diagram showing an example of a reading device in which the pattern of the scanning light emitted from the second reading window is deformed.
[0395]
In the reading device shown in FIG. 78, a plurality of scanning lights (two in FIG. 78) whose scanning directions are parallel to each other and whose emission angles are slightly different are emitted from the second reading window. By configuring the scanning pattern emitted from the second window with a plurality of scanning lights in this way, even if the position of the barcode brought to the reading window surface is slightly shifted, the barcode is generated by any scanning light. Can be scanned, and it is possible to use less nerves for bar code alignment.
[0396]
In order to generate such a plurality of scanning lights, the scanning lights reflected by a plurality of reflecting surfaces of polygon mirrors having different inclination angles may be incident on the single beam stationary mirror. . When the inclination angle of the reflection surface of the polygon mirror is different, the incident angle of the scanning light to the single beam stationary mirror is changed, and the difference in the incident angle is the difference in the emission direction of the scanning light.
[0397]
For example, in the case of FIGS. 3 and 4, since the scanning light incident on the floor mirror E8 (corresponding to a single beam stationary mirror) is only reflected by the fourth reflecting surface of the polygon mirror, the second reading is performed. Only one scanning light is emitted from the window. However, if the scanning light reflected by another reflecting surface is also incident on the floor mirror E8, the number of scanning lights emitted from the second reading window can be increased accordingly.
[0398]
FIG. 79 is a modification of the reading apparatus shown in FIG. 78, and scanning light emitted from the second reading window is scanned in a raster shape.
[0399]
FIG. 80 is a side sectional view of the reading apparatus for realizing the raster-like scanning shown in FIG. 79, and is basically the same as that shown in FIG.
[0400]
Further, FIG. 81 is a flowchart showing the control for switching to raster scanning.
[0401]
In the reading apparatus shown in FIG. 80, a mirror driving actuator is attached to the lower part of the single beam mirror. The operation of the mirror drive actuator is controlled by a control unit (not shown), and when driven, the single beam mirror moves back and forth. By adjusting the scanning timing of the scanning light by the polygon mirror and the driving timing of the mirror driving actuator, the scanning light emitted from the second reading window draws a raster-like scanning locus as shown in FIG.
[0402]
Specifically, when the reading mode is the single scan mode, the control unit drives the mirror drive actuator. The driving timing is during the period when scanning by one scanning line is completed and the next scanning is started, and the driving amount changes depending on how much the interval between the parallel patterns is desired.
[0403]
In the case of the reading device shown in FIG. 79, the same effect as that of the reading device shown in FIG. 78 can be obtained. In addition, when it is necessary to read a so-called two-dimensional barcode using scanning light emitted from the second reading window, it is necessary to scan the two-dimensional barcode in the horizontal direction and the vertical direction. When reading such a two-dimensional bar code, it is very effective to scan the scanning light emitted from the second reading window in a raster pattern as shown in FIG.
[0404]
As described above, it is desirable that the focus position of the scanning light is near the position of the barcode to be read. When the barcode is read by the second reading window, since the barcode is very close to the reading window, the focal position of the scanning light is set near the second reading window. On the other hand, the scanning light emitted from the first reading window is set at a position away from the reading window from the reading mode.
[0405]
Since the scanning light emitted from the first reading window and the scanning light emitted from the second reading window are generated by the same optical system, it is difficult to make the focal positions of the two greatly different as they are. It is. This can be dealt with to some extent by changing the length of the optical path corresponding to each scanning light in the reader, but the optical path length cannot be changed greatly in view of the recent demand for downsizing the reader.
[0406]
Also, it is necessary to change the reading depth (the distance in the front-rear direction at which the barcode can be read) by the scanning light emitted from the first and second reading windows.
[0407]
When reading a barcode with the first reading window, it is necessary to widen the reading range in three dimensions, so that the reading depth of the scanning light emitted from the first reading window needs to be increased.
[0408]
On the other hand, when the barcode menu is read using the second reading window, it is necessary to read only the barcode to be read. However, if the reading depth of the scanning light emitted from the second reading window is deep, the bar code recorded on the menu sheet (bars that are not to be read) while the reading device is moved on the menu sheet. Code). For this reason, the reading depth of the scanning light emitted from the second reading window must be shallow.
[0409]
In order to reduce the reading depth, it is possible to cope by widening the scanning light to be emitted or constricting it conversely. On the other hand, in order to bring the focal position closer to the reading window, it is necessary to narrow the emitted scanning light.
[0410]
Therefore, in the reading apparatus shown in FIG. 82, a beam shaping lens is attached in the vicinity of the second reading window. This beam shaping lens is a convex cylindrical lens, which narrows the scanning light in the illustrated vertical direction and does not shape the beam diameter in the horizontal direction (corresponding to the scanning direction). By using such a beam shaping lens, the focal position of the scanning light can be brought close to the second reading window, and the reading depth of the scanning light can be further reduced.
[0411]
Here, the reason why a cylindrical lens is used as the beam shaping lens will be described. In particular, when the beam diameter in the direction perpendicular to the scanning direction is small, if the printed barcode is chipped as shown in FIG. 83a, the barcode width of the read barcode is erroneously recognized. Sometimes. That is, in the case of FIG. 83a, the bar 1 should originally have the width a, but when the chipped portion is scanned, the reading device recognizes that the bar 1 has the width b, and correct barcode reading is possible. Disappear.
[0412]
Here, when the beam diameter is extended in the direction perpendicular to the scanning direction, it is possible to scan a portion where the scanning light is not missing as shown in FIG. 83b. Since the reading apparatus detects the bar code based on the entire light amount of the portion scanned by the scanning light, in the case of FIG. 83b, the reading apparatus has the bar 1 having the width a even if the bar 1 is missing. Can be recognized.
[0413]
In this way, by increasing the beam diameter in the direction perpendicular to the scanning direction, it is possible to prevent erroneous reading due to a missing bar as shown in FIG. 83a.
[0414]
On the other hand, if the beam diameter is increased in the scanning direction, the bar 1 and the bar 2 are simultaneously irradiated with the scanning light as shown in FIG. 83c, so that the reading apparatus cannot distinguish the bar 1 and the bar 2 from each other. There is. Therefore, the beam diameter must not be increased in the scanning direction. For these reasons, a cylindrical lens is used as a beam shaping lens.
[0415]
FIG. 84 shows a modification of the reading apparatus shown in FIG.
[0416]
In the case of the reading apparatus in FIG. 84, instead of using a cylindrical convex lens, the floor mirror E8 is a cylindrical concave mirror. In this case, the floor mirror E8 operates in the same manner as the cylindrical convex lens, and the scanning light focal position can be brought close to the second reading window and the scanning light reading depth can be reduced.
[0417]
By using such a cylindrical convex lens and a concave mirror, it is possible to change the light reception of the reflected light from the bar code according to the bar code distance. For example, when a cylindrical concave mirror is used, the reflected light from the barcode is collected by the cylindrical concave mirror. Here, the focal position of the reflected light by the cylindrical concave mirror changes according to the distance between the cylindrical concave mirror and the barcode. Therefore, when the barcode is read by the second reading window, the reflected light collected by the cylindrical concave mirror (+ condensing mirror) is focused on the light receiving sensor surface when the barcode is at the optimum reading position. To do.
[0418]
If comprised in this way, the reflected light from the barcode in the position away from the 2nd reading window will not be focused on the light-receiving surface of a light-receiving sensor, but will be in a defocused state. For this reason, the reflected light from the barcode at a position away from the second reading window cannot be recognized by the reading device, and the reading depth can be substantially reduced.
[0419]
As another method of adjusting the reading depth, a method of changing the amount of scanning light can be considered. If the amount of scanning light decreases, the amount of reflected light from the barcode located at a position away from the reading window decreases, and the reader cannot detect this reflected light. On the other hand, when the light amount of the scanning light is increased, it is possible to read a barcode located at a position away from the reading window by the amount of increase in the light amount.
[0420]
Therefore, the amount of the scanning light is increased during the period in which the scanning light is emitted from the first reading window. Further, the amount of the scanning light is reduced during the period in which the scanning light is emitted from the second reading window. The degree of change in the amount of light may be set according to the desired reading depth. With this configuration, the reading depth of the scanning light emitted from each reading window can be substantially adjusted without using an optical component such as a lens.
[0421]
As a method for grasping the reading window from which the scanning light is emitted, a method similar to the method illustrated in FIGS. 29 to 32 may be applied.
[0422]
Here, it is important to inform the user of the reading device whether the reading device is in a single scan mode or a multi-scan mode. In particular, when a barcode is read, it notifies the user that the barcode that should be read in the single scan mode has been read in the multi-scan mode, for example, by notifying which reading mode it was read in. can do.
[0423]
For example, assume a reading apparatus that can be switched to a single scan mode by pressing a mode selection switch. In this case, since it is necessary to switch the reading mode to the single scan mode in order to read the barcode menu, the user brings the reading device closer to the barcode to be read while pressing the mode selection switch.
[0424]
However, in the case of a device in which the reading mode is switched to the multi-scan mode when the hand is released from the mode selection switch, the reading mode is intended by the user by inadvertently releasing the hand from the mode selection switch. There is a possibility that it will change even though it is not.
[0425]
In such a case, there is a high possibility that a barcode that is not to be scanned is scanned and read by the scanning pattern emitted from the first reading window. Since all bar codes recorded on the menu sheet are valid, even if the reading mode changes and a bar code that is not the desired bar code is read, the reading device can read the bar code correctly. As a result, the barcode reading result is notified.
[0426]
At this time, if the user can be informed of which reading mode the reading device is in or in which reading mode the bar code was read, is the reading of the notified bar code intended? It is possible to notify whether or not the entered bar code data is invalidated and the desired bar code is re-read as necessary.
[0427]
FIG. 85 shows a functional block diagram of a reading apparatus for performing such notification. The control unit controls the operation of the entire reading apparatus, and is connected to a mode selection switch, a laser light source, a light receiving circuit, and the like. Also connected are an LED, a speaker, etc. for notifying the user of the barcode reading state.
[0428]
FIG. 86 is a flowchart showing LED display control for notifying the user of a reading mode in which a barcode is read in the reading device of FIG.
[0429]
First, the control unit recognizes the set reading mode. When the set reading mode is the single scan mode, display control indicating the single scan mode is selected. On the other hand, when the set reading mode is the multi-scan mode, the control unit selects display control indicating the multi-scan mode. For example, when the barcode is normally read, the LED is turned on based on the selected display control.
[0430]
Here, it is desirable that the display indicating the single scan mode and the display indicating the multi-scan mode have a form that can be distinguished at a glance. FIG. 87 is a flowchart showing the control of the sounding of the speaker that notifies the user of the reading mode in which the barcode is read in the reading device of FIG.
[0431]
First, the control unit recognizes the set reading mode. When the set reading mode is the single scan mode, the ringing control indicating the single scan mode is selected. On the other hand, when the set reading mode is the multi-scan mode, the control unit selects ringing control indicating the multi-scan mode. For example, when the bar code is normally read, the speaker is driven based on the selected ringing control to generate a ringing sound.
[0432]
Here, it is desirable that the ringing sound indicating the single scan mode and the ringing sound indicating the multi-scan mode can be distinguished at a glance.
[0433]
FIG. 88 is a flowchart showing control for changing the length of the ringing sound between the single scan mode and the multi-scan mode in order to distinguish the reading mode. In particular, the ringing sound is lengthened in the single scan mode, and the ringing sound is shortened in the multi-scan mode.
[0434]
First, the control unit recognizes the set reading mode. When the set reading mode is the single scan mode, the control unit sets the ringing sound to a long one. On the other hand, when the set reading mode is the multi-scan mode, the control unit sets the ringing sound to a short one.
[0435]
Thereafter, each time the barcode is read, the control unit drives the speaker based on the set sounding length to generate the sounding sound.
[0436]
FIG. 89 is a flowchart showing control for changing the volume of the ringing sound according to the set reading mode, unlike FIG. Particularly in the case of FIG. 89, the ringing sound is set large in the single scan mode, and the ringing sound is set small in the multi-scan mode.
[0437]
First, the control unit recognizes the set reading mode. When the set reading mode is the single scan mode, the control unit sets the ringing volume to a high level. On the other hand, when the set reading mode is the multi-scan mode, the control unit sets the ringing volume to a low level. Thereafter, each time the barcode is read, the control unit drives the speaker based on the set sounding length to generate the sounding sound.
[0438]
FIG. 90 is a flowchart showing control for changing the number of ringing of the speaker in accordance with the set reading mode.
[0439]
The control unit recognizes the set reading mode. When the reading mode is the single scan mode, the number of ringing is set to that for the single scan mode (for example, once).
[0440]
On the other hand, in the case of the set reading mode and multi-scan mode, the control unit sets the number of ringing times for the multi-scan mode (for example, three times).
[0441]
Then, every time the barcode is read, the control unit sounds the speaker a set number of times.
[0442]
FIG. 91 is a flowchart showing control for changing the sound level of the speaker according to the reading mode.
[0443]
Particularly in the case of FIG. 91, the ringing sound is increased in the single scan mode. First, the control unit recognizes the reading mode. When the single scan mode is set, the control unit sets the ringing sound to a high level.
[0444]
On the other hand, when the set reading mode is the multi-scan mode, the control unit sets the ringing sound to a low one. Then, each time the bar code is read, the control unit sounds the speaker according to the set sound level.
[0445]
FIG. 92 is a flowchart showing the control for notifying the user of the currently set reading mode using the LED display unit.
[0446]
Here, a case will be described in which the LEDs are blinked and lit in the single scan mode, and the LEDs are continuously lit in the multi-scan mode.
[0447]
First, when the reading mode is selected, the control unit recognizes this. When the single scan mode is selected, the LED blinking control is selected, and the LED is blinked. On the other hand, when the multi-scan mode is selected, the control unit selects the continuous lighting control and continuously lights the LEDs.
[0448]
Note that the switching of the LED lighting control is performed in conjunction with the switching of the multi-scan mode / single scan mode of the reading mode described with reference to FIG. That is, when the multi-scan mode is selected, the control unit switches the LED lighting control to continuous lighting, and performs the reading operation in the multi-scan mode, that is, the period during which scanning light is emitted from the first reading window. Also performs control to enable.
[0449]
By using such a method, it is possible to notify the user of the type of reading mode set at that time, and erroneous barcode reading (such as reading without selecting a reading mode to be selected). Can be prevented. In particular, when the method of notifying the reading mode is used regardless of the reading result, the user can be notified that the operation of the mode selection switch is necessary.
[0450]
In addition to LED blinking / continuous lighting, LED display methods include a method of changing the LED display color.
[0451]
Further, when changing the ringing sound, the ringing interval may be changed according to the reading mode.
[0452]
So far, the reading apparatus in which the first reading window and the second reading window are independent windows has been described. However, as shown in FIG. It may only be divided into a first area where the light is emitted and a second area where the scanning light suitable for reading the bar code menu is emitted. In the case of FIG. 93, a mark indicating the second area is attached around the area, so that the user can confirm from which position the scanning light is emitted. As a matter of course, the reading window surface does not need to be marked, and the object of the invention can be sufficiently achieved if a scanning pattern suitable for each reading mode is emitted.
[0453]
In the embodiments described so far, the scanning pattern is emitted from each of the first reading area and the second reading area. However, the reading pattern is made one, and the multi-scan is basically performed. When scanning is performed, only a specific scanning line may be selected from the multi-scan pattern, and barcode reading may be validated only during a period during which the scanning line is emitted. In the case of the scanning pattern shown in FIG. 5, since the scanning pattern E1 is scanned in the horizontal direction, only the scanning pattern E1 is used in the single scan mode.
[0454]
In this case, the floor mirror E8 and the second reading window need not be provided in the reading device, and the scanning pattern E8 illustrated in FIG. 5 does not exist. Further, the configuration of the optical system may be only the floor mirrors E1 to E5 as shown in FIG. 94, and the reading apparatus can reduce the area for installing the reading window as shown in FIG. If the specific scanning line is a scanning line reflected by the floor mirror E1, the barcode reading is enabled only during the period when the floor mirror E1 is scanned in the single scan mode (light source lighting / light receiving circuit validation / demodulation operation). Activation).
[0455]
Whether or not the polygon mirror is scanning the floor mirror E1 may be determined by using the slit of the polygon mirror illustrated in FIG. Further, the configuration for enabling barcode reading only during the period when the floor mirror E1 is being scanned may be performed in the same manner as described above.
[0456]
In the description so far, the reading mode is switched only during a period in which the mode selection switch is kept pressed, and the reading mode is restored when the mode selection switch is released. However, the mode selection switch is not limited to this configuration, and the reading mode may be switched every time the mode selection switch is pressed (it is not necessary to be continuously pressed).
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a reading apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view and a side sectional view of a reading device according to an embodiment.
FIG. 3 shows the emission direction of scanning light from the first to third reflecting surfaces.
FIG. 4 is an emission direction of scanning light by a fourth reflecting surface.
FIG. 5 shows a scanning pattern emitted from a reading device according to an embodiment.
FIG. 6 Scanning pattern on reading window surface
FIG. 7 shows a scanning pattern at a position away from the reading window surface.
FIG. 8 is a reading form by a reading device according to an embodiment.
FIG. 9 shows another embodiment of the reading device.
10 is a four-sided view of the reading device of FIG.
FIG. 11 shows a state in which the reading device of FIG. 9 is set on a stand.
12 is a state in which the reader of FIG. 9 is used by hand.
13 shows a state where a barcode menu is read by the reading device of FIG.
FIG. 14 shows a configuration for lighting a plurality of display units with a single light source.
FIG. 15 is a stand on which a reader is set.
FIG. 16 is a three-sided view of a stand according to one embodiment.
FIG. 17 is a four-sided view of a stand on which a reading device is set.
FIG. 18 is a view showing a rotation range of the stand holding unit.
FIG. 19 shows a plate provided on the bottom of the base of the stand.
FIG. 20 is a diagram showing a plate mounted on a wall surface.
FIG. 21 shows a state where the stand is attached to the wall surface.
FIG. 22 is a side sectional view of the stand attached to a wall surface.
FIG. 23: Stand tilt mechanism
FIG. 24: Horizontal stand and stand body
FIG. 25 is a horizontal stand on which a reader is set.
FIG. 26 is a horizontal stand on which a reader is set when a handle is placed on the left and right.
Fig. 27 Vertical stand
FIG. 28 Horizontal stand
FIG. 29 is a polygon mirror provided with a mechanism for confirming the scanning position.
FIG. 30 shows the relationship between sensor output and mirror position detection signal.
FIG. 31 is a block diagram of a reading device.
FIG. 32 is a flowchart showing a reading mode switching procedure.
FIG. 33 is a flowchart for performing light source lighting control in accordance with a floor mirror scanned with scanning light (reading mode switching).
FIG. 34 is an output signal waveform (time chart) of each part of the reading device during light source lighting control.
FIG. 35 is a mode selection switch provided on the back side of the reader;
FIG. 36 shows a state in which the mode selection switch is operated with an index finger.
FIG. 37 shows a state in which the mode selection switch is operated with a thumb.
FIG. 38: Switch plate and switch
FIG. 39: Pressing position of the switch plate and rotation fulcrum
FIG. 40 is a reader provided with a switch on the front face of the handle.
FIG. 41 is a reading device provided with a side switch.
FIG. 42 is a timing chart of light receiving circuit control according to a floor mirror position scanned by scanning light.
FIG. 43 is a flowchart showing a light receiving circuit control procedure;
FIG. 44 is a flowchart showing a demodulation operation control procedure.
FIG. 45 is a side sectional view of a reading device in which the floor mirror E1 ′ is movable.
46 is a light source control of the reading device of FIG.
FIG. 47 is a flowchart showing a reading mode switching procedure in a reading device having a movable floor mirror.
FIG. 48: Reader horizontally placed on a desktop
FIG. 49 is a reading device provided with a mode detection sensor on the side surface.
FIG. 50 shows a state in which a reading device to which a mode detection sensor is attached is placed on a table.
FIG. 51 is a flowchart showing a reading mode switching procedure based on a mode detection sensor.
FIG. 52 is a flowchart showing a reading mode switching procedure using a mode selection switch and a mode detection sensor in combination.
FIG. 53 is a reading device provided with a detection switch on the side surface.
FIG. 54 is a flowchart showing a reading mode switching procedure by a mode detection switch.
FIG. 55 is a reading device in which a detection projection is provided on the bottom of the stand and a detection unit is provided on the handle.
FIG. 56 is a flowchart showing a reading mode switching procedure by the reading device of FIG.
FIG. 57 is a mark for switching the reading mode provided on the horizontal stand.
FIG. 58 is a flowchart showing a reading mode switching procedure based on a mark.
FIG. 59 is a reading device including a grip sensor.
FIG. 60 is a flowchart showing a reading mode switching procedure by the grip sensor.
FIG. 61 is a reading device provided with a scanning direction instruction mark.
FIG. 62 is a reading device having an LED display on the side surface.
FIG. 63 is a reading device having a scanning position indicating protrusion.
FIG. 64 is a reading device having a scanning position display projection on the cover.
FIG. 65 is a reader having a transparent cover.
FIG. 66 is a reading device in which a cover is provided with a notch.
67 is a reading device having a concave surface on the back surface. FIG.
FIG. 68 is a drawing showing the scanning line emission direction and the back surface of the reading apparatus;
FIG. 69 shows the relationship between the incidence and reflection of scanning light on the barcode surface.
FIG. 70 is a side sectional view of the reading device.
FIG. 71: optical frame and optical components
FIG. 72 shows an optical frame on which each component is mounted.
FIG. 73 shows an optical frame on which components are mounted.
FIG. 74 shows an optical frame on which components are mounted.
FIG. 75: Optical frame on which components are mounted
FIG. 76 Condensing mirror
Fig. 77 Attaching to a condensing mirror and optical frame
78 is a reading device that emits a parallel scanning pattern from a second reading window; FIG.
FIG. 79 is a reading device in which a raster scan pattern is emitted from a second reading window.
FIG. 80 is a side sectional view of a reading device in which a floor mirror is driven.
FIG. 81 is a flowchart showing an actuator driving procedure.
FIG. 82 is a side sectional view of a reading device that condenses the scanning light emitted from the second reading window.
FIG. 83: Beam diameter and barcode reading
FIG. 84 shows another example of a reading device that collects scanning light emitted from the second reading window.
FIG. 85 is a block diagram of a reading device.
FIG. 86 is a flowchart showing a procedure for switching a display indicating a reading mode.
FIG. 87 is a flowchart showing a ringing sound switching procedure when a reading mode is notified by a ringing sound.
FIG. 88 is a flowchart showing a ringing sound switching procedure when the reading mode is notified by the length of the ringing sound.
FIG. 89 is a flowchart showing a ringing sound switching procedure when the reading mode is notified based on the volume of the ringing sound.
FIG. 90 is a flowchart showing a ringing sound switching procedure when the reading mode is notified by the number of ringing sounds.
FIG. 91 is a flowchart showing a ringing sound switching procedure when the reading mode is notified by the level of the ringing sound.
FIG. 92 is a flowchart showing display unit lighting switching control when the reading mode is notified by the display mode of the display unit;
Fig. 93 Reading device with one reading window (divided into multiple areas)
FIG. 94 is a perspective view of a reading device that enables reading during a period in which a part of scanning lines constituting a multi-scan pattern is emitted in the single scan mode.
95 is an external view of the reading device of FIG. 94.
FIG. 96 shows a conventional stationary reader.
FIG. 97 is a cross-sectional view and a perspective view of a conventional stationary reader.
FIG. 98: Conventional gun-type reader
FIG. 99 shows a conventional touch type reading device.
Fig. 100 Problems when reading a bar code menu with a gun-type reader

Claims (1)

物品に付されたマークを走査光で走査し、前記マークからの反射光を検出して情報を読み取る、走査光が出射される読取窓と、利用者が把持可能な把手を備えた光学読取装置がセットされるスタンドであって、
前記光学読取装置をセットしたときに、前記把手が前記スタンドの一側面より突出するとともに、前記読取窓から前記走査光が前記一側面とは異なる一側面の方向に出射されることを特徴とする、スタンド。
An optical reading device having a reading window from which scanning light is emitted and a handle that can be gripped by a user, which scans a mark attached to an article with scanning light, detects reflected light from the mark, and reads information Is a stand that is set,
When the optical reading device is set, the handle protrudes from one side of the stand, and the scanning light is emitted from the reading window in a direction of one side different from the one side. ,stand.
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