JP3673840B2 - Disc brake pad clip - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はディスクブレーキのサポートおよび摩擦パッド間に装着されるディスクブレーキ用パッドクリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディスクブレーキでは、ロータを挟圧可能に配置される一対の摩擦パッドをサポートに装着し、摩擦パッドをロータ面に向けてスライド移動できるように凹凸嵌合部を設けている。通常摩擦パッドの側縁部に突部を形成し、これに対向してサポートにはスライド凹溝部を形成して嵌合させる構成となっている。この凹凸嵌合部では、キャリパと液圧シリンダ装置によってロータを挟着した摩擦パッドがロータとともに回転しようとする際に、パッド側縁部をサポートによってアンカーすることにより制動力を発揮するようになっている。摩擦パッドがサポートに保持されつつロータ面に接するように移動させるため、パッドとサポートとの間のアンカー部分には、摺動摩擦の低減のために、パッドクリップが装着されている。このパッドクリップは、前記摩擦パッドの側縁部に対面するサポートのアンカー面に装着され、サポートのアンカー形状に倣うように形成されている。そして、パッドクリップを前記摩擦パッドの内周側まで延在させ、その延在端に、ロータ回出側における前記摩擦パッドの内周側コーナ部に係合するばね部を連設している。
【0003】
例えば、実公昭61−14662号公報には、摩擦パッドの両端部とサポートとの間に配置され、パッド端部周囲を覆うように、パッドの外周面から側端面に形成したアンカー突部を経由するようにコ字形状に屈曲させた部分を有し、更にこれに続いてパッド内周面に至る延長部を有するクリップが取付けられている。そして、このクリップのパッド内周部への延在端には、パッドをロータ半径方向外方に付勢するようにパッド内周面に当接されるばね部を設けている。これにより、摩擦パッドがロータを挟圧してこれと一体に回転移動する際に、摩擦パッドに回転モーメントが発生して、摩擦パッドをその挟持部位を中心として回転させようとする偶力が生じた場合、これを抑制するように前記ばね部の作用で反対方向に付勢力を発生させるようにしているのである。したがって、摩擦パッドが傾動し、ロータ回出側にて摩擦パッドの内周面端部がパッドクリップばね部により反力を受け、サポートのアンカー部に対する摩擦パッドのスムーズな移動が損なわれたりせず、またパッドの片当たり等が生じないように調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなクリップをサポートに装着しておき、摩擦パッドを組込む際、前記ばね部は摩擦パッドの持上げ作用を有効に発揮させるため、自由形状のままではパッドと干渉してパッド装着ができないものとなっている。このため、パッド組込みに際し、通常は、ばね部を一旦押し広げておき、パッド装着空間を形成して組み付ける作業が必要となっている。
【0005】
しかしながら、このような従来のディスクブレーキ用パッドクリップでは、ブレーキパッド組み付けの際、クリップばね部を押し開きながら、パッドアンカー突部をサポートアンカー凹溝部に装着させるという作業を必要とし、特に、ばね部を押し開く際、突起部に滑りが生じて円滑にはめ込みができず、組み付けの作業性が悪いという問題があった。
【0006】
本発明は、上述の点に着目してなされたもので、クリップばね部にガイド突片を形成することにより、摩擦パッド組み付けの際このガイド片と突起部を係止させてばね部の押し開きを確実にし、もって組み付けの作業性の向上をはかったブレーキパッド用パッドクリップを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るディスクブレーキ用パッドクリップは、ロータに対向して配置した摩擦パッドと、この摩擦パッドからの制動力を支承するサポートとの制動支承部を凹凸嵌合構造としたディスクブレーキに用いられ、前記凹凸嵌合部を構成するパッドのアンカー突部とサポートのアンカー凹溝部との間に装着して摩擦パッドを支持してなるパッドクリップにおいて、前記パッドクリップには前記凹凸嵌合部に倣うコ字状部のロータ半径方向に対向する外方部および、前記摩擦パッドをロータ半径方向外方に付勢するばね力を有する内方部に、反ロータ側側縁に延在すると共に、ロータ半径方向の同じ方向に折り曲げられたガイド突片を形成したものである
また前記ガイド突片は、ロータ半径方向外方に折り曲げられたことを特徴としている。
さらに前記ガイド突片にパッドのアンカー突部の縁部を係合しつつ前記内方部を押し広げ可能としたことを特徴としている。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、ブレーキパッドをサポートに組み付けるに際し、パッドを傾斜させた状態で、アンカー突部の下部がガイド突片に係合するようにしてパッドクリップ内に挿入する。そして、このパッドのアンカー突部によりそのままクリップばね部を押し下げることにより、アンカー突部がガイド突片に係止され、サポートアンカー凹溝部から外れることなく、挿入空間を確保することができる。そして、パッドがロータ面と平行になるようにパッド上部を回転操作することにより、アンカー突部の上縁部がサポートアンカー凹溝部に入り込み簡単に装着することができるのである。
【0009】
【実施例】
以下、本発明に係るディスクブレーキ用パッドクリップ10の具体的実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】
図1は実施例に係るパッドクリップの斜視図であり、図2はパッドクリップをディスクブレーキに組込んだ状態を示す断面図で、右半分のみを示している。図2に示すように、摩擦パッド12をロータ14の軸方向(図2の紙面に直交する方向)に移動ガイドするために、摩擦パッド12とパッド保持と制動アンカーをなすサポート16との間に凹凸嵌合部を形成している。実施例では摩擦パッド12の側端面部にパッドアンカー突部18を形成し、パッド側端面に対向するサポート16の制動アンカー部に凹溝部20を形成して、両者を嵌合させている。実施例に係るパッドクリップ10はこのような凹凸嵌合部の隙間に沿って配設されており、これがインナおよびアウタの両側で同様に摩擦パッド12を保持させるべくロータ14の外周部を跨ぐように逆U字状の平板部材を折曲して形成されている。
【0011】
パッドクリップ10は、ロータ14のインナ側部位及びアウタ側部位のそれぞれの部位において、サポート16の凹溝部20に嵌合される側面視コ字状部22を有している。すなわち、コ字状部22は、凹凸嵌合部の内奥部に位置するアンカー面20Aに沿うアンカー片24と、このアンカー片24の上下端で屈曲された上下の対向片26、28とからなっている。そして、上側(ロータ外周側)対向片26の先端部が更に折り曲げられ、パッド12とサポート16の対面部の隙間から外方に延びる連結片30が形成されており、この連結片30がインナおよびアウタの両者を繋ぐブリッジ部32に連接しているのである。下側(ロータ内周側)の対向片28は摩擦パッド12を弾性支持する板ばね部として形成されており、この板ばね部28は、コ字状部22のアンカー片24の下縁から折り曲げられて連設されているが、サポート16の凹溝部20におけるアンカー面の下部領域に接合しつつ、凹溝部20の下面部20Dに接合することなく湾曲形成された円弧部28Aと、この円弧部28Aから斜め上方に向けて延長して形成された延在部28Bと、この延在部28Bの先端に形成され摩擦パッド12におけるパッドアンカー突部18の下面18Dに当接される上側当接部28Cとから構成されている。
【0012】
このようなパッドクリップ10は、前記コ字状部22をサポート16の凹溝部20に嵌合してコ字状部22の上側対向片26を凹溝部20の上面部20Uに、アンカー片24がサポートアンカー面20Aに当接するように装着し、また板ばね部28を凹溝部20の下面部20Dに対面するように配置させることで、サポート16に装着される。パッドクリップ10がサポート16から離脱しないように、クリップ10のコ字状部22のアンカー片24にはサポート挟着爪34が形成されている。
【0013】
また、摩擦パッド12は略扇形の外形を有するライニングと略同形状を有する裏金とから構成されており、ロータ1の回転方向にて前記サポート16のアンカー領域端面に各々対向する両側縁部を有しているが、上述したように、この摩擦パッド12の両側縁部には前記サポート12の凹溝部20に係合させるパッドアンカー突部18が形成されている。そして、両側のパッドアンカー突部18を各々パッドクリップ10のコ字状部22に係合させることで、ロータ14のインナ側及びアウタ側に各々摩擦パッド12が配置される。この摩擦パッド12はパッドアンカー突部18をパッドクリップ10のコ字状部22に差込み、板ばね部28を押し下げて挿入することで装着される。
【0014】
ここで、パッドクリップ10は予めサポート16に装着され、このサポート16に取り付いているパッドクリップ10に対してパッド12を組み付けるようになっているが、このパッド組み付け作業を容易にするために、パッドクリップ10は次のように構成されている。
【0015】
前記板ばね部28の外側縁には、外側方に拡開されたガイド突片36を形成し、このガイド突片36にパッドアンカー突部18の縁部を係合して板ばね部28を押し広げ可能、すなわち板ばね部28を下方に押圧してパッドアンカー突部18を装着する隙間を形成できるようにしている。すなわち、図1おける板ばね部28の右側縁部は摩擦パッド12の裏金に対応するが、ここに下部ガイド突片36をパッドアンカー突部18の背面に対面してパッドが離脱しないように曲げ形成されている。特にこのガイド突片36は、上縁部分を外方に拡開させるように傾斜して形成されており、図3に示すように水平面となす外側の傾斜角度βは、β<90°になるように形成されている。
【0016】
また、前記コ字状部22における上側対向片26の一側縁、すなわち前記下部ガイド突片36の同一側の縁辺には、上部ガイド突片38が上方に向けて折曲形成されている。この上部ガイド突片38は装着状態でサポート16を挟着することになるが、サポート16面と平行とされず、傾斜して折曲げ形成されている。この折曲げ方向は下部のガイド突片36と同方向とされ、上部対向片26に倣う水平面となす角度αは、α<90°になるように形成されている。そしてこのαと前記βとの関係はα<βの関係式が成立するように設定されている。
【0017】
更に、図3に示しているように、下部ガイド突片36の屈曲部は上部ガイド突片38の屈曲部より外方に突出しており、両者の寸法距離Lが摩擦パッド12の裏金肉厚より小さくなるように設定されている。これにより、パッドアンカー突部18を上下ガイド突片38、36をガイドとして上方から差込んだとき、これらの傾斜角α、βによって規制されてパッドアンカー突部18が斜めに差込まれるようになっている。
【0018】
このように構成されたディスクブレーキ用パッドクリップを用いた摩擦パッド組み付けの動作を説明する。
【0019】
図4(1)に示すように、摩擦パッド12の上部を左方に傾斜させた状態で、すなわち摩擦パッド12を下部ガイド突起36の傾斜に合わせて傾斜させた状態で、パッドアンカー突部18の下端外縁部が下部ガイド突起36の屈曲コーナ部に一致するように差込む。これによりパッドクリップ10の板ばね部28にパッドアンカー突部18が接触し、パッドアンカー突部18の上端部内縁部が上部ガイド突片38の外側に位置するように挿入する。パッド12の傾斜角がαのときパッドアンカーは上部ガイド突片38に接触せず、傾斜角がβのとき上部ガイド突片38に接触する関係となる。この状態から摩擦パッド12を図4(2)の矢印方向に押し下げることにより、パッドアンカー突部18が上下のガイド突片36、38に接触した状態で、ばね部28を押し下げていく。
【0020】
さらに板ばね部28を押し下げると、図4(3)のように、パッドアンカー突部18に下縁コーナ14を支点として回転させることができ、これによりパッドアンカー突部18は上部ガイド突片38の下部に入り込む。最終的に図4(4)に示すように摩擦パッド12が垂直になった状態でパッドアンカー突部18はパッドクリップ10内に摺動自在に保持されるのである。
【0021】
このような実施例では、サポート16にパッドクリップ10を装着しておき、これに摩擦パッド12を組み付ける場合には、摩擦パッド12のパッドアンカー突部18の下部をクリップ10のコ字状部22における上部ガイド突片38と下部ガイド突片36の間の隙間(L)を利用して斜めに差込み、クリップ板ばね部28を押し下げるように操作してパッドアンカー突部18の上部を回転させるようにすることで簡単に装着することができる。パッド12の回転時には下部ガイド突片36がパッドアンカー突部18を係止し、パッドアンカー突部18がサポートアンカー凹溝部20から外れることを防止するのである。したがって、摩擦パッド12はクリップ10への差込み、押し下げ、上部回転という連続した操作でサポート16に組み付けることができ、補助治具を用いることなく、パッド操作のみで極めて容易に組込可能となっているのである。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、パッドクリップの板ばね部側縁に下部ガイド突片を形成したことにより、摩擦パッド組み付けの際、アンカー突部で下部ガイド突片を引っ掛けて支点とすることによりアンカー突部を簡単に回転させることができるため、スムーズにアンカー突部がクリップ内に入り、組み付け作業が簡単に行える。また、上辺部にも下部ガイド突片と同じ方向に折り曲げられた上部ガイド突片を設けることにより、上下のガイド突片で突起部がガイドされ、より円滑に組み付け作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパッドクリップの斜視図である。
【図2】実施例に係るパッドクリップのディスクブレーキへの組み付け状態を示す要部断面図である。
【図3】実施例のパッドクリップの側面図である。
【図4】摩擦パッド組み付け動作の説明図である。
【符号の説明】
10 パッドクリップ
12 摩擦パッド
14 ロータ
16 サポート
18 パッドアンカー突部
20 サポートアンカー凹溝部
20A アンカー面
20D 下面部
22 コ字状部
24 アンカー片
26 上側対向片
28 下側対向片(板ばね部)
28A 円弧部
28B 延在部
28C 上側当接部
30 連結片
32 ブリッジ部
34 サポート挟着爪
36 下部ガイド突片
38 上部ガイド突片[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a disc brake pad clip mounted between a disc brake support and a friction pad.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a disc brake, a pair of friction pads arranged so as to be able to clamp a rotor is attached to a support, and an uneven fitting portion is provided so that the friction pads can be slid toward the rotor surface. Usually, a protrusion is formed on a side edge portion of the friction pad, and a slide concave groove portion is formed on the support so as to be opposed to the protrusion. In this concave-convex fitting portion, when the friction pad sandwiched between the caliper and the hydraulic cylinder device is going to rotate together with the rotor, the pad side edge portion is anchored by the support to exert a braking force. ing. In order to move the friction pad so as to contact the rotor surface while being held by the support, a pad clip is attached to the anchor portion between the pad and the support in order to reduce sliding friction. This pad clip is attached to the anchor surface of the support that faces the side edge of the friction pad, and is formed so as to follow the anchor shape of the support. Then, the pad clip is extended to the inner peripheral side of the friction pad, and a spring portion that engages with the inner peripheral side corner portion of the friction pad on the rotor delivery side is continuously provided at the extended end.
[0003]
For example, in Japanese Utility Model Publication No. 61-14661, via an anchor protrusion formed between the outer peripheral surface of the pad and the side end surface so as to cover the periphery of the pad end, which is disposed between the both ends of the friction pad and the support. A clip having a portion bent in a U-shape and having an extension extending to the inner peripheral surface of the pad is attached. And the spring part contact | abutted to a pad inner peripheral surface is provided in the extension end to the pad inner peripheral part of this clip so that a pad may be urged | biased to a rotor radial direction outward. As a result, when the friction pad pinches the rotor and rotates integrally with the rotor, a rotational moment is generated in the friction pad, and a couple force is generated to rotate the friction pad around the pinched portion. In this case, an urging force is generated in the opposite direction by the action of the spring portion so as to suppress this. Therefore, the friction pad tilts, and the inner peripheral surface end of the friction pad is subjected to a reaction force by the pad clip spring portion on the rotor delivery side, and the smooth movement of the friction pad with respect to the anchor portion of the support is not impaired. In addition, adjustments are made so that the pad does not come into contact with each other.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when such a clip is attached to the support and the friction pad is assembled, the spring portion effectively exerts the lifting action of the friction pad. It has become a thing. For this reason, normally, when assembling the pad, it is necessary to work by once spreading the spring portion to form a pad mounting space for assembly.
[0005]
However, in such a conventional disc brake pad clip, when assembling the brake pad, it is necessary to attach the pad anchor protrusion to the support anchor groove while pushing the clip spring portion open. When pushing open, there was a problem that the projecting portion slipped and could not be fitted smoothly, and the assembly workability was poor.
[0006]
The present invention has been made paying attention to the above-mentioned points. By forming the guide protrusion on the clip spring portion, the guide piece and the protrusion are locked when the friction pad is assembled, and the spring portion is pushed open. An object of the present invention is to provide a brake pad pad clip that ensures safety and improves the workability of assembly.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a disc brake pad clip according to the present invention has a concave and convex fit between a brake pad disposed opposite to a rotor and a brake support portion that supports a brake force from the friction pad. A pad clip that is used in a structured disc brake and is mounted between a pad anchor projection and a support anchor groove forming the concave-convex fitting portion to support a friction pad. Is the outer part of the U-shaped part that follows the concave-convex fitting part that faces the rotor in the radial direction and the inner part that has a spring force that biases the friction pad outward in the radial direction of the rotor. A guide protrusion that extends to the edge and is bent in the same direction of the rotor radial direction is formed.
Further, the guide projection piece is bent outward in the rotor radial direction.
Furthermore, it is characterized in that the inner portion can be pushed and expanded while the edge of the anchor protrusion of the pad is engaged with the guide protrusion.
[0008]
[Action]
According to the above configuration, when the brake pad is assembled to the support, the brake pad is inserted into the pad clip so that the lower portion of the anchor projection is engaged with the guide projection piece with the pad inclined. And by pushing down the clip spring part as it is with the anchor protrusion of this pad, the anchor protrusion is locked to the guide protrusion and the insertion space can be secured without coming off the support anchor groove. Then, by rotating the pad upper portion so that the pad is parallel to the rotor surface, the upper edge portion of the anchor protrusion enters the support anchor concave groove portion and can be easily attached.
[0009]
【Example】
Hereinafter, a specific embodiment of the disc
[0010]
FIG. 1 is a perspective view of a pad clip according to an embodiment, and FIG. 2 is a cross-sectional view showing a state in which the pad clip is incorporated in a disc brake, and shows only the right half. As shown in FIG. 2, in order to move and guide the
[0011]
The
[0012]
In such a
[0013]
The
[0014]
Here, the
[0015]
A
[0016]
Further, an
[0017]
Further, as shown in FIG. 3, the bent portion of the lower
[0018]
The operation of assembling the friction pad using the disc brake pad clip configured as described above will be described.
[0019]
As shown in FIG. 4A, the
[0020]
When the
[0021]
In such an embodiment, when the
[0022]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, by forming the lower guide protrusion to the plate spring portion side edge of the pad clip, upon assembly friction pad and the fulcrum Hook the lower guide protrusion anchor projections By doing so, the anchor protrusion can be easily rotated, so that the anchor protrusion smoothly enters the clip, and the assembling work can be easily performed. Further, by providing an upper guide protrusion bent in the same direction as the lower guide protrusion on the upper side, the protrusion is guided by the upper and lower guide protrusions, so that the assembling work can be performed more smoothly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a pad clip according to an embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional view of an essential part showing an assembled state of a pad clip according to an embodiment to a disc brake.
FIG. 3 is a side view of the pad clip of the embodiment.
FIG. 4 is an explanatory diagram of a friction pad assembling operation.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
28A Arc part
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