JP3672310B2 - ユニバーサルシールプロテクション付トロカール - Google Patents

ユニバーサルシールプロテクション付トロカール Download PDF

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Description

本発明の分野
本発明は、一般的にトロカール内の作動チャンネルを通って作動可能な器具に対してシールするバルブを備えたトロカールに関する。
先行技術の説明
機械的なトロカールは代表的には、作動チャンネルを構成するカニューレと、吹き込みガスの漏れを阻止するように機能するバルブを取り囲むハウジングとを有する。トロカールのカニューレは、患者の腹壁の前後に位置決めさせて、最初に作動チャンネルの中に挿入され、次いで一旦カニューレが所定位置にあると取り出される閉塞具を用いるようにしている。種々の細長い器具はトロカールの作動チャンネルに挿入されて腹部内の患部に達し、手術の機能を果たすことができる。バルブの機能はかかる器具の外表面に係合し、器具のまわりにシールを形成して、吹き込みガスの漏れを防止することにある。
トロカールバルブは普通には、鋭利な器具の形態による穿刺及び引き裂きを非常に受けやすい弾性材料から形成される。多くの器具、さらにもちろん閉塞具は、代表的には鋭利で遠位な先端を有するので、バルブをこれらの物から保護することが特に望まれるようになった。
時には、バルブはバルブに可変の直径を与えたレバーアームによって作動された。かかる形態では、閉塞具への取付けのために保護シールドが与えられた。これらのシールドはレバーアームと機能して、バルブを拡げる。シールドは又、ここに援用する名称「シール保護機構」の同時継続出願(出願番号07/909075号、1992年7月2日出願)に開示され、クレームされているように、シールと閉塞具の鋭利で遠位な先端との間を延びるように設計された。かかるシールドは閉塞具との使用だけに適合され、他のタイプの器具には必ずしも適用できない。
他のバルブプロテクターは、器具の作動チャンネルへの挿入に応じてレバーアームに対して機能した。かかる機構は、ここに援用する名所「シール保護機構」の同時継続出願(出願番号07/952300号、1992年9月28日出願)に開示され、クレームされている。
この技術におけるこれらの利点に係わらず、レバー機構を欠いた通常の隔膜バルブを保護することができる機構を設け、さらにバルブを軸方向通過中器具への摩擦を制限することが望まれてきた。通常の隔膜シールのための保護機構がない場合には、鋭利な先端を有する器具は随意にバルブに係合して、しばしばバルブに損傷を生じ、トロカール全体を作動不能にする。バルブが切断されず、損傷を受けない器具でさえ、隔膜バルブの小さなオリフィスを通過する必要がある大きな器具は、相当な摩擦力を受けて、器具の軸方向運動を困難にする。
本発明の概要
本発明によれば、トロカールはバルブから間隔を隔てた第1位置からバルブに近接した第2位置まで移動可能なバルブエクスパンダーを有する。バルブエクスパンダーは、弛緩状態で第1形態を、拡大状態で第2形態を有する。器具がトロカールに挿入されたとき、器具は第1位置でバルブエクスパンダーに係合し、バルブエクスパンダーを軸方向に移動させてバルブと近接させる。エクスパンダーが最初にバルブに接触するとき、エクスパンダーは全体的に弛緩状態である。器具のさらなる軸方向移動によって、エクスパンダーはそのストロークの残りを第2位置に移動し、それと同時にバルブを半径方向外方に移動させて、バルブのオリフィスを拡大する。この第2位置では、バルブエクスパンダーは器具とバルブの少なくとも一部との間に配置される。
一旦器具を操作して配置すると、バルブに器具とのシールを形成させるためにバルブアジャスターを移動することが必要である。これは器具を僅かに引いて、アジャスターを第2位置から移動させて第1位置に戻すことによって達成される。この移動はアジャスターを第1位置に付勢するバネによって補助される。
本発明の第1の観点では、トロカールは外科器具を収容するために作動チャンネルを体壁の前後に設けるようにしている。近位端でカニューレに取り付けられたハウジングが、器具のまわり及び作動チャンネルの前後にシールを形成するように構成された少なくとも1つのバルブを取り囲む。バルブ保護手段は、バルブを器具から保護し、さらにバルブから間隔を隔てた第1位置から、保護手段が器具とバルブとの間を少なくとも部分的に延びる第2位置まで可動である。バルブ保護手段は器具の挿入に応じて第1位置から第2位置まで移動する。
本発明の第2の観点は、バルブのオリフィスを貫通する作動チャンネルを備えたトロカールに配置されたバルブを保護するための方法を含む。本方法は、トロカールにバルブから間隔を隔てた第1位置からバルブに近接した第2位置まで移動可能なバルブアダプターを設け、第2位置のバルブプロテクターがバルブのオリフィスを拡大するように配置される段階を含む。方法は又、器具を作動チャンネルに挿入し、挿入段階中、第1位置でバルブプロテクターに係合させる段階を含む。バルブプロテクターを器具とともに第1位置から第2位置まで移動させることは、バルブのオリフィス拡大させて、バルブを保護し、且つ器具の摩擦を減じる。この移動はエクスパンダーを第1位置に付勢するバネによって補助してもよい。
本発明のこれらの及び他の特徴及び観点は、好ましい実施例の詳細な説明及び関連した図面を参照してより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
図1は、体壁前後の作動位置に配置されたカニューレを備えたトロカールの側面図である。
図2は、ハウジング内のバルブアジャスターが第1位置の弛緩位置にある、図1のトロカールと関連したバルブハウジングの軸方向断面図である。
図3は、バルブアジャスターが第2位置の伸長位置にある、図2と同様な軸方向断面図である。
図4は、単一バルブと関連したバルブアジャスターとを有する、本発明のさらなる実施例の軸方向断面図である。
好ましい実施例の説明
トロカールを図1に示し、全体的に参照番号10で指示する。トロカール10の目的は、腹壁12のような体壁の前後に作動チャンネルを作ることにある。トロカール10が体の外部領域から腹腔14のような内部領域に延びる。トロカール10は臓器を分離するために、さもなければ手術環境の増大のために、ガスを吹き込んで腹腔14が加圧される腹腔鏡を用いた手術に普通に使用される。
トロカール10は、遠位端21と近位端23との間を軸線18に沿って延びる。ハウジング25が、近位端23でカニューレ16に取り付けられ、以下に詳細に説明するバルブ機構27用の包囲体を与える。トロカール10を操作して配置したとき、これらの要素(カニューレ16、ハウジング25及びバルブメカニズム27)は腔14への作動チャンネル30を構成する。スコープ、クランプ及びステープラーのような種々の器具をこのチャンネル30を通して挿入し、腔14内で手術機能を果たすことができる。代表的には細長シャフト及び鋭利で遠位な先端を有するこれらの器具を、図2でまとめて器具41によって表す。
カニューレ16をその作動位置に配置するのは、閉塞具32を使用することによって達成され、閉塞具32はその近位端にキャップ34を配置した細長スパイク即ちシャフト33を有する。本発明にとって重要なことは、鋭利な先端36が閉塞具シャフト33の遠位端に配置されることである。閉塞具32の目的は、カニューレ16を腹壁12の前後のその作動位置に配置することである。この機能を達成するために、鋭利な先端36をハウジング25内のシール機構27によって移動させることによって、閉塞具32は最初作動チャンネル30の中に装填される。鋭利な先端36をカニューレ16の遠くに配置することで、閉塞具32及びカニューレ16は押されて腹壁12を通り、刺し穴38を作る。図1に示すように、一旦穴38が作られ、さらにカニューレ16がその作動位置にあると、閉塞具32はハウジング25及びシール機構27を介して作動チャンネル20から取り除くことができる。
一旦トロカール10が操作して配置され、さらに閉塞具32が取り除かれると、追加の吹き込みガスが腔14に導入されて、手術環境を拡大する。普通二酸化炭素を含む吹き込みガスをトロカール10の作動チャンネル30を介して導入することができる。例えば外科用メス、ステイプラー及びクランパーを含む腹腔鏡器具は全て、図2及び図3で器具41によって表示する。かかる器具は代表的には、細長の円筒形態を有し、鋭利で遠位な先端を有するのがよい。
シール機構27の目的は、吹き込みガスの腔14からトロカール10の作動チャンネル30を介する漏れを防止することである。この防止は、器具41が作動チャンネル30からないときだけでなく、器具41が操作されてトロカール10内に配置されたときにも必要とされる。
図2を参照すると、シール機構27は多数の異なる形態を取ることができるが、示した実施例では、フラッパーバルブ43が一対の隔膜バルブ45及び47とともに配設される。隔膜バルブ45及び47の各々は、軸線18の略半径方向に延び、さらに穴或いはオリフィス50及び52を作動チャンネル30に沿ってそれぞれ構成する。作動チャンネルの前後にシールを形成するために、閉塞具32或いは器具41の外表面に係合するようにしているのはこれらのバルブ45、47である。これらの器具は種々の直径を有するから、それぞれのオリフィス50、52の大きさが可変であるようにバルブ45、47が弾性材料で形成されることが重要である。
収容されるべき器具の径の範囲が大きいほど、バルブ45、47のコンプライアンスに対する必要性が大きい。このコンプライアンスは、一般的にバルブ45、47の弾性特性から生じる。特に大きな範囲の直径の器具が収容されるべきとき、それぞれ異なるオリフィスの大きさを有する多重バルブを設けることが通例である。図2の実施例の場合には、バルブ47のオリフィス52は直径約6mmで、バルブ45のオリフィス50は直径約3mmである。
直径の調節或いはコンプライアンスに対する要求が大きいほど、バルブ45、47を形成する材料の弾力性に対する必要性が大きい。しかしこの弾力性によって又、バルブ45、47は代表的には閉塞具32及び器具41のような他の器具と関連した鋭利な刃及び尖端に特に影響されやすい。
好ましい実施例では、シール45、47はそれぞれが環状形態及び図2及び図3に示したような断面形状を有する種々の要素によってハウジング25内に取り付けられる。例えば、ハウジング25は、本体部材61と、本体部材61に固定(例えば、スナップ嵌め)されたキャップ63とを有するのがよい。示した実施例では、キャップ63は半径方向フランジ64を有する。フラッパーバルブ43及び隔膜バルブ45、47を取り付けて、それぞれの機能を果たすように機能する種々の要素が、部材61及びキャップ63の略内部にある。示した実施例では、フラッパーバルブ43は、環状フランジ67を有するフラッパーバルブサポート65に取り付けられる。このフランジ67は本体部材61及びキャップ63を備えた腔70を構成する。
隔膜バルブサポート76が、バルブサポート65の近くに配置され、軸方向溝78を構成する部分を有する。隔膜バルブサポート76は又、ハウジング25内で軸方向に隣接して延びる一対の環状突出体81を有する。外方に延びるフランジ83と、内方に延びるフランジ85とを有するカバー82がキャップ63のフランジ64内に着座する。
本体部材61及びキャップ63は、サポート65、76及びカバー61とともに、射出成形プラスチックのような硬い材料からすべて形成される。これらの要素の目的は、バルブ43、45及び47を収容すること、さらにこれらのバルブの機能を支持して、吹き込み圧力を維持することにある。これらの機能は、閉塞具32或いは器具41にシールを形成する能力だけでなく、ハウジング25にシールを形成する能力を含む。
バルブ45にとって特に重要な形態を図2に示す。バルブ45のこの実施例は、隔膜90だけでなくシールサポート76の軸方向溝78内に着座する環状フランジ92も有する。半径方向外方に延び、且つ環状腔70で終わる、バルブ45のエクステションは、隔膜90と一体である。キャップ63が本体部材61の中に押し込まれたとき、このエクステション94は部材61、キャップ63とバルブサポート65との間に圧縮される。この仕方で、バルブ45はトロカール10のハウジング25とのシールを形成する。
バルブ47は又、隔膜101と、カバー82の内方に配置され、且つキャップ63を本体部材61にスナップ嵌めしたときにカバー82とバルブサポート76との間に挟まれた一体エクステンション103とを有する。この位置では、エクステンション103は環状突出体81に対して押され、それによってハウジング25とバルブ47との間にシールを形成する。
本発明にとって特に重要なのは、バルブ45の隔膜90とバルブ47の隔膜101との間に配置されたセパレータ105である。セパレータ105は略円筒形態を有し、一端が隔膜90に当たって、フランジ92を軸方向溝90内に維持する。セパレータ105の他端は、隔膜101に当たって、バルブ47をカバー82の内面に対して維持する。このセパレータ105は、部分的にガイドウェイ110を構成する、近接して面する肩108を有し、ガイドウェイはトロカール10の軸方向に延び、且つ示した実施例では環状形態を有する。
前述したように、バルブ45と関連したオリフィス50は、バルブ47と関連したオリフィス52より小さい。かくしてバルブ45の隔膜90は、バルブ47の隔膜101よりさらに内方に延びる。その結果、比較的小径の器具は、隔膜101に接触することなく、オリフィス52を通過することができる。しかしながら、かかる小径の器具はオリフィス50を通過せず、従って隔膜90とシールを形成するようにしている。この場合には、バルブ機構27はバルブ45に依存して、器具41とシールを形成する。
本発明によって取り組まれる問題は、器具41のようなオリフィス52より大きい直径を備えた器具をトロカール10の中に挿入するときに起こる。この場合には、器具41はバルブ47に接触し、さらに隔膜101と所望のシールを形成する。器具41をさらにトロカール10の中に挿入すると、小さいオリフィス50のために器具41は隔膜90にも接触する。これらの状況下、隔膜90の相当な部分が器具41の外表面に係合し、望ましくない摩擦或いはドラッグを生じ、器具41の軸方向の運動を妨げる。かかる場合には、シールはバルブ45及び器具41によって主に形成される。同様に重要なのは、閉塞具32或いは器具41と関連した任意の形状からバルブ45を守る望ましさである。これらの機能は、好ましい実施例ではバルブ45の隔膜90によって形成されたオリフィス50を拡げることによって達成される。
好ましい実施例では、バルブアジャスター114は1992年9月28日出願の名称「シール保護機構」の同時継続出願第07/952300号に開示されたような挟み込み形態を有する。この出願をここに引用し、この出願は一対の内リーフ118と代わる代わる膨張可能ファンネルを形成する一対の外リーフ116を備えた構造を開示する。外リーフ116は、向かい合わせの肩123を有する環状サポート121に取り付けられる。このサポート121は、ガイドウェイ110内で、図2に示したようなバルブ47に近接した第1位置と、図3に示したようなバルブ45に近接した第2位置との間で摺動可能である。
第1位置では、バルブアジャスター114は、バルブ47からバルブ45に向かって内方にオリフィス52の半径より小さい所定半径まで延びるリーフ116及び118と弛緩状態である。この形態では、5mm器具のようにオリフィス52より小さい器具は、隔膜101、リーフ116、118のいずれとも接触しないが、隔膜90と接触して、バルブ45とシールを形成する。
オリフィス52より大きい直径を有する器具が作動チャンネル30の中に挿入されたとき、最初は隔膜101に接触して、バルブ47とシールを形成する。器具41のさらなる軸方向運動が、弛緩状態のリーフ116、118に係合し、バルブアジャスター114をガイドウェイ110に沿って軸方向に遠ざける。器具41のさらなる軸方向運動によって、リーフ116及び118はバルブ45の隔膜90と係合するに到る。この位置では、隔膜90はアジャスター114の軸方向運動を妨害し、器具41のさらなる挿入は、リーフ116、119を外方に拡げる傾向にある。アジャスター114が隔膜90と接触した状態で、その外方への拡がりはさらなる軸方向運動とともに、隔膜90を外方に引き伸ばし、それによってオリフィス50を拡大する。これはもちろん器具41の摩擦を生じるドラッグを減じる。
第2の位置では、アジャスター114は器具41と隔膜90の少なくとも一部との間に配置される。特定の実施例では、アジャスター114が器具41とバルブ45の隔膜90との間を完全に延び、さらにバルブ45が器具41との接触から完全に取り外されるのが望ましい。かかる実施例は図3に示され、バルブ45と器具41との間の接触は、隔膜90の長さに略等しい第2位置の軸方向のエクステンションをリーフ116、118に与えることによって抑制される。
オリフィス52の直径より大きい直径を有する器具の挿入を含む本発明のこの特定の観点では、吹き込みシールはバルブ47によって形成され、一方バルブ45は器具41との接触から少なくとも部分的に移動される。
一旦器具41を操作して配置したら、隔膜90が器具41との第2シールを形成するように隔膜90を解放することが望ましい。これはバルブアジャスター114を第2位置から第1位置に戻し、それによって隔膜90を器具42と僅かに接触させ、それによってアジャスター114に近接力を加えることによって達成される。この第2位置から第1位置への移動は又、圧縮バネ130をガイドウェイ110に配置して、セパレータ105の肩108及びサポート121の対向する肩123に対して着座させることによって容易にされる。
本発明と関連した好ましい方法は、ハウジング25内に配置されたバルブ45のような少なくとも1つのバルブを有するトロカールを含む。かかる方法は、シール45から間隔を隔てた第1位置からシール45に近接した第2位置まで可動なバルブアジャスター114を設ける段階を含む。この第2位置では、バルブアジャスター114はバルブ45のオリフィス50を少なくとも拡大し、さらに隔膜90を作動チャンネル30からおそらくすっかり取り出すように配置される。次いで、器具41を作動チャンネルの中に挿入することによって、最初は第1位置でバルブアジャスター114に係合し、次いでアジャスターを第1位置から第2位置まで軸方向に移動させる。
この経路に沿う移動中、本方法は最初弛緩位置のバルブアジャスター114に接触し、次いでアジャスターを第1位置から摺動させて、バルブ45の隔膜と接触させる段階を含むのがよい。隔膜90に係合した後、アジャスター114が代表的には弛緩位置にある状態で、器具41のさらなる軸方向移動がアジャスター114及び隔膜90を半径方向外方に拡げて、オリフィス50を拡大する。
バルブ45が器具41から完全に分離される実施例では、本方法は器具を引いて、アジャスター114を第2位置から移動させる段階を含む。この引き段階は、アジャスター114を例えばバネ130で付勢して、アジャスター114を第2位置から移動させて第1位置に移動させることによって容易にされる。
図4に示した本発明のさらなる実施例では、トロカール10は単一バルブ45だけを有する。この実施例でさえ、バルブアジャスター114と関連した利点は明白である。前述したように、器具41のような器具はトロカール10の中に挿入されてバルブアジャスター114に係合することができる。器具のさらなる運動は、バルブ45と関連した隔膜90を移動させて、オリフィス50を拡大させ、さらに器具41の摩擦係合をシール45によって抑制する。この仕方では、バルブ45は器具が完全に挿入されるまで器具41の鋭利な形態から保護される。次いでアジャスター114を移動させて第1位置に戻して、バルブ45と器具41との間に所望のシールを作ることができる。この実施例では、セパレータ105はカバー82のフランジ85に当たる。さらに、環状サポート121は、バルブアジャスター114が第1位置にあるときフランジ85に対して位置決めされる。
バルブアジャスター114は又、器具41の挿入中、隔膜90の移動機能を果たして、摩擦を制限し、或いは別にバルブ45を保護する限り、多くの異なる形態を有してもよい。
この概念の範囲内で広い変形が与えられるので、本発明を明細に開示し、説明した実施例に限定するのではなく、請求の範囲の参照だけによって発明の範囲を決定することを意図する。

Claims (14)

  1. 遠位端と近位端との間に延びる軸に沿った作動チャンネルを構成するカニューレと、前記カニューレの近位端で前記カニューレに取り付けられたハウジングと、前記作動チャンネル内に配置された、器具の外表面と前記作動チャンネルの前後にシールを形成するためのバルブ手段と、少なくとも一部がバルブ手段に近接して前記作動チャンネル内に配置されたバルブ調整装置とを有し、このバルブ調整装置は、前記作動チャンネル内において、前記バルブ調整装置が前記バルブ手段から間隔を隔てる第一位置と、前記器具の遠位端を前記作動チャンネルに挿入したとき前記バルブ手段を器具から保護するために前記作動チャンネルが前記バルブ手段を貫通する第二位置との間で軸方向に移動可能にしてあり、前記バルブ調整装置は、前記器具の前記作動チャンネルへの挿入に応答して、前記第一位置から前記第二位置へ移動する、ことを特徴とする外科器具を収容するために作動チャンネルを体壁の前後に設けられるようにしたトロカール。
  2. 前記バルブ調節装置を前記第一位置に付勢する手段をさらに備えた、請求の範囲1に記載のトロカール。
  3. 前記第一位置と前記第二位置との間の前記バルブ調節装置の移動中、前記バルブ調節装置を案内するためのガイドウェイを構成する手段をさらに備えた、請求の範囲1に記載のトロカール。
  4. 前記バルブ調節装置の前記第一位置が前記バルブ調節装置の前記第二位置から軸方向に間隔を隔てるように、前記ガイドウェイが前記トロカールの軸方向に配置された、請求の範囲3に記載のトロカール。
  5. 遠位端と近位端との間に延びる軸に沿った作動チャンネルを構成するカニューレと、前記カニューレの近位端で前記カニューレに取り付けられたハウジングと、前記ハウジング内に配置され、器具の特定の直径より小さい第一直径を有するオリフィスを有する第一隔膜バルブと、前記ハウジング内に配置され、器具の特定の直径より小さく、第一バルブの第一直径より大きい第二直径を有するオリフィスを有する第二隔膜バルブと、前記第一バルブの第一オリフィスを拡大するための前記第一バルブの近位に配置されたバルブ調節手段とを備え、前記バルブ調節手段は器具の挿入に応答し、前記第二バルブに近接する第一位置から前記第一バルブに近接する第二位置に移動する、特定の直径を有する、外科器具を収容するために作動チャンネルを体壁の前後に設けられるようにされたトロカール。
  6. 前記第一位置は、前記第二位置の軸方向に配置された、請求の範囲5に記載のトロカール。
  7. 前記バルブ調節手段を前記第一位置に付勢するための手段をさらに備えた、請求の範囲5に記載のトロカール。
  8. 前記バルブ調節手段は、前記第二バルブの前記第二直径より小さい直径を有する第二器具の挿入に応答する前記第一位置にとどまるように寸法決めされかつ配置された、請求の範囲5に記載のトロカール。
  9. 前記バルブ調節装置は、器具が前記作動チャンネルの中に挿入されるとき器具と係合するようにしてある、請求の範囲1に記載のトロカール。
  10. 外科器具を収容するために作動チャンネルを体壁の前後に設けられるようにされたトロカールであって、遠位端と近位端との間に延びる軸に沿った作動チャンネルを構成するカニューレと、このカニューレの近位端でこのカニューレに取り付けられたハウジングと、器具のまわり且つ前記作動チャンネルの前後にシールを形成するために、前記ハウジング内に配置されたバルブ手段と、このバルブ手段内に含まれ、前記作動チャンネルの前後に配置され、且つ第一径を備えたオリフィスを有する第一隔膜バルブと、このバルブ手段内に含まれ、前記作動チャンネルの前後に配置され、且つ第一径より大きな第二径を備えたオリフィスを有する第二隔膜バルブと、前記バルブ手段を器具から保護するためのバルブ調節手段とを有し、このバルブ調節手段は、前記第一隔膜バルブと前記第二隔膜バルブとの間に配置され、器具の前記作動チャンネルの中への挿入に応答して、前記第二隔膜バルブに近接した第一位置から前記第一隔膜バルブに近接した第二位置へ可動である、トロカール。
  11. 特定の直径を有する外科器具を収容するために作動チャンネルを体壁の前後に設けられるようにされたトロカールであって、遠位端と近位端との間に延びる軸に沿った作動チャンネルを構成するカニューレと、このカニューレの近位端でこのカニューレに取り付けられたハウジングと、バルブ手段内に含まれ、且つ器具の特定の直径より小さな直径を備えたオリフィスを有する隔膜バルブと、器具から前記バルブを保護するためのバルブ調節手段とを備え、このバルブ調節手段は、作動チャンネル内への器具の挿入に応答して、前記バルブ手段から間隔を隔てた第一位置から、器具が前記作動チャンネル内に作動的に配置されるときバルブ調節手段が器具と前記バルブ手段との間を少なくとも部分的に延びる第二位置へ移動し、さらに、前記バルブ手段内に含まれ、前記隔膜バルブの前記オリフィスに係合して、器具を受け入れるための半径方向に拡張可能な手段を有する、トロカール。
  12. 前記バルブ調節手段は、前記バルブ調節装置を貫通する作動チャンネルの一部を構成する壁と、円錐形態を備え、前記カニューレの軸線に沿う漸進的な遠位位置と収束する前記壁の連続的な内表面とを有し、それによって、器具が前記作動チャンネル内に挿入されるとき、前記バルブ調節装置の前記壁の円錐内表面が、器具に接触するようにしてある、請求の範囲1に記載のトロカール。
  13. 前記バルブ調節装置の前記壁は、半径方向に拡張可能であり、器具の前記バルブの通過を可能にするのに十分な直径まで前記バルブを通じて前記作動チャンネルを拡大する、請求の範囲12に記載のトロカール。
  14. 器具の前記バルブ調節装置を通じての軸方向移動は、前記バルブ調節装置に、前記バルブ調節装置を前記第一位置と前記第二位置との間で軸方向に移動させる傾向にある軸方向力成分と、前記バルブ調節装置を前記第一位置と前記第二位置との間で半径方向に移動させる傾向にある半径方向力成分とを生じる、請求の範囲13に記載のトロカール。
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