JP3670884B2 - Collective storage battery - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ニッケル・水素蓄電池、ニッケル・カドミウム蓄電池、リチウムイオン蓄電池、鉛蓄電池などの蓄電池に係り、特に、単電池の複数個を導電接続して形成された集合型蓄電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、蓄電池の用途の拡大とともに大容量の蓄電池が求められるようになり、特に、大容量の単電池を多数個接続して組電池とし、この組電池を多数組接続した集合型蓄電池が電気自動車用に開発されるようになった。このように大容量にした集合型蓄電池においては、単電池の上部に設けられた正極柱を連結部材を介してこの単電池の一方に隣接する単電池の上部に設けられた負極柱に接続し、単電池の上部に設けられた負極柱を連結部材を介してこの単電池の他方に隣接する単電池の上部に設けられた正極柱に接続して組電池とするようになされている。
【0003】
ところで、上述した連結部材が腐食されると電気抵抗が増大して、抵抗電圧降下が大きくなって組電池としての性能が大幅に低下するため、連結部材を各端子間に接続した後、これらの上部にキャップを被せるようにしている。しかしながら、連結部材と各端子の上部にキャップを被せても、キャップの下部を密閉することが困難であるため、連結部材を外気から遮断することができなく、急激な温度変動による結露、雨中の走行あるいは洗車などによる水の侵入等によって連結部材の腐食を防止することが難しかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、連結部材の腐食を防止できるようにした接続構造が特開平10−64507号公報にて提案された。この特開平10−64507号公報にて提案された接続構造は、図3に示すように、銅からなる導電板51の周囲にはクロロプレンゴムからなる保護層52が一体成形されており、さらに極柱42,43と導電板51を電気的に接続する際、導電板51の単電池側に作られたクロロプレンゴムからなる環状の突起53が単電池の電槽蓋体41の表面に押圧固定されている。また導電板51と極柱42,43を電気的に接続した後、導電板51の単電池側の反対側に設けられたクロロプレンゴムからなる環状の突起物54にクロロプレンゴムからなる連結板蓋体55がはめあい固定されている。
【0005】
しかしながら、特開平10−64507号公報において提案された接続構造にあっては、導電板51の周囲にはクロロプレンゴムからなる保護層52が一体成形されており、かつ環状の突起物54に連結板蓋体55がはめあい固定されているため、液密・気密性は向上するが、連結板蓋体55等の部品を必要とするため、部品点数が多くなってこの種の電池が高価になるという問題を生じた。また、連結板蓋体55を環状の突起物54にはめあいにより固定するだけであるため、連結板蓋体55は外れやすく、取付の信頼性が低いという問題も生じた。
【0006】
また、連結板蓋体55をはめあいにより環状の突起物54に固定することに代えて、熱溶着あるいは接着等により固定することも考えられるが、熱溶着あるいは接着等の工程が増大するとともに、連結板蓋体55を取り外すことができなくなり、この種の集合型蓄電池の保守性が低下するという問題も生じた。
そこで、本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、部品点数が増加することなく、簡単な構造で信頼性の高いシール構造が得られるようにすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記目的を達成するため、本発明の集合型蓄電池は、単電池に相隣接する他の単電池に導電接続される正極用極柱および負極用極柱を各単電池に備えるとともに、各単電池に備えられた両極柱を相隣接する各単電池に備えられた両極柱の極性に応じて選択的に導電接続する連結部材と、この連結部材を各極柱に螺着により固定する固定具とを備え、両極柱の端部は固定具を螺着するための螺着部を備え、連結部材は金属板とこの金属板の表面に被覆された被覆層とから構成され、固定具は金属製ナットとこの金属製ナットの表面に形成された保護層とから構成されるようにしている。
【0008】
このように、連結部材に被覆層を備えるとともに、連結部材を端子に螺着により固着する固定具は金属製ナットとこの金属製ナットの表面に形成された保護層とから構成されるようにすると、固定具を端子に螺着することにより、固定具の保護層は連結部材の被覆層に密着するため、各端子は液密・気密に封止される。この結果、簡単な構造で、信頼性の高いシール構造が得られ、連結部材の耐久性を向上させることが可能となる。また、保護層と被覆層との間にシール層を備えるようにすると、さらに信頼性の高いシール構造が得られて、連結部材の耐久性がさらに向上する。
【0009】
そして、被覆層の構成材はクロロプレンゴム、合成天然ゴム、スチレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、アクリルゴム、シリコンゴム、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂とポリスチレン樹脂との共重合体、ABS樹脂のいずれかから選択し、保護層の構成材はポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂とポリスチレン樹脂との共重合体、ABS樹脂のいずれかから選択するようにすると、これらの各材質の弾力性により、保護層は被覆層に強固に密着するようになるため、各端子はさらに液密・気密に封止される。
【0010】
さらに、保護層の被覆層との接触面に環状パッキングを備えたり、保護層の被覆層との接触面に環状突部を備えたり、被覆層の単電池との接触面に環状突部を備えたり、あるいは保護層の被覆層との接触面に環状突部を備えるとともに被覆層の単電池との接触面に環状突部を備えると、被覆層と単電池との間、保護層と被覆層との間がより以上に液密・気密に封止されるようになる。また、保護層は固定具とモールド成型により一体的に形成されていると、簡単な構成で部品点数も少なく、かつ少ない工程で容易にシール性を確保できるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の集合型蓄電池をアルカリ蓄電池に適用した場合の一実施の形態を図1、図2に基づいて説明する。なお、図1は集合型アルカリ蓄電池とするための本実施形態の単電池の外観を示す斜示図であり、図2は図1の単電池を2個導電接続した場合の要部の断面を示す断面図である。
【0012】
1.正極板の作製
所定量の水酸化ニッケル活物質に所定量のヒドロキシプロピルセルロース水溶液を混合して作製した活物質スラリーを所定の厚みのニッケル多孔体(例えば、ニッケルスポンジ)に含浸した後、その表面にフッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレン,PTFE)ディスパージョンを噴霧し、乾燥させた後、所定の厚みになるまで圧延し、所定形状(例えば、幅100mm、高さ120mm)に切断してニッケル正極板11を作製した。
【0013】
2.負極板の作製
ミッシュメタル(Mm:希土類元素の混合物)、ニッケル、コバルト、アルミニウム、およびマンガンを所定の比率で混合し、この混合物をアルゴンガス雰囲気の高周波誘導炉で誘導加熱して合金溶湯とした後、冷却して水素吸蔵合金のインゴットを作製する。この水素吸蔵合金インゴットを機械的に粗粉砕した後、不活性ガス雰囲気中で平均粒子径が約150μmになるまで機械的に粉砕する。この水素吸蔵合金粉末にポリエチレンオキサイド等の結着剤と、適量の水を加えて混合して水素吸蔵合金スラリーを作製する。このスラリーをパンチングメタルからなる活物質保持体の両面に、圧延後の活物質密度が所定量になるように塗着した後、乾燥、圧延を行った後、所定寸法(例えば、幅100mm、高さ120mm)に切断して水素吸蔵合金負極板12を作製した。
【0014】
3.ニッケル−水素蓄電池の作製
ついで、上述のように作製したニッケル正極板11と水素吸蔵合金負極板12とをポリプロピレン製不織布からなるセパレータ(図示せず)を介して積層して、極板群10aを作製した。なお、この極板群10aは、例えば正極板11を17枚、負極板12を18枚用いて作製された。この極板群10aを合成樹脂(例えばポリプロピレン)製の電槽15内に挿入した後、蓋体16に設けられた正極柱13の下端と各正極板11から延出する集電体11aとを溶接により接続固定するとともに、同様に蓋体16に設けられた負極柱14の下端と各負極板12から延出する集電体12aとを溶接により接続固定した。
【0015】
ついで、電解液(例えば、水酸化カリウム(KOH)、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化リチウム(LiOH)などのアルカリ金属の水酸化物を混合した水溶液を用いる)を電槽15内に注入した後、電槽15の上部開口部に合成樹脂製の蓋体16を熱溶着して、公称容量が100Ahのニッケル−水素蓄電池10を作製した。なお、正極柱13および負極柱14の蓋体16より外部に突出する部分にはそれぞれねじ部13a,14aが配設されている。なお、正極柱13および負極柱14はプッシュナット17により蓋体16に固定されている。なお、蓋体16の中央部には安全弁18が設けられている。
【0016】
4.連結部材の作製
導電性が良好な銅にニッケルメッキを施した金属板からなる導電板21に正極柱用貫通孔22および負極柱用貫通孔23を配設するとともに、これらの貫通孔22,23の周囲部22a,23aを除く全表面にクロロプレンゴムからなる被覆層24を一体的にモールド成型して連結部材20を作製した。この連結部材20の被覆層24の下面には、各貫通孔22,23の周囲を取り囲むようにして環状突部25,26が配設されている。なお、導電板21としては鉄にニッケルメッキを施した金属板あるいはニッケル板を用いてもよい。
【0017】
なお、被覆層24を形成する材料としては、クロロプレンゴム以外に合成天然ゴム、スチレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、アクリルゴム、シリコンゴム、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂とポリスチレン樹脂との共重合体、ABS樹脂のいずれかから選択するのが好ましい。また、被覆層24を形成するに際して、硬度が異なる材質の複数層を備えるようにしてもよい。この場合、外層ほど硬度が小さい(柔らかい)材質とするのが好ましい。また、環状突部25,26に代えてこれらと同材質よりなる環状パッキングを用いるようにしても良い。
【0018】
5.固定具の作製
一方、ニッケルメッキを施した金属からなるナット部31の表面にポリアミド樹脂からなる保護層32を一体的にモールド成型して固定具30を作製した。この固定具30の保護層32はナット部31の周囲全体を覆う断面形状が略コの字状の本体部32aと、本体部32aの底辺部となるフランジ部32bとから構成され、フランジ部32bの下面にはナット部31の周囲を取り囲むようにして環状突部33が配設されている。
【0019】
なお、保護層32を形成する材料としては、ポリアミド樹脂以外にポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂とポリスチレン樹脂との共重合体、ABS樹脂のいずれかから選択するのが好ましい。また、保護層32を形成するに際して、硬度が異なる材質の複数層を備えるようにしてもよい。この場合、外層ほど硬度が小さい(柔らかい)材質とするのが好ましい。また、環状突部33に代えてこれらと同材質よりなる環状パッキングを用いるようにしても良い。
【0020】
6.組電池および集合型電池の作製
上述のようにして作製したニッケル−水素蓄電池10を10個用意し、これらの各ニッケル−水素蓄電池10の各正極柱13および負極柱14の極性が互いに逆極性となるように厚み方向に横一列になるように配置する。ついで、図2に示すように、電池Aの正極柱13に連結部材20の正極柱用貫通孔22を挿通させ、電池Bの負極柱14に連結部材20の負極柱用貫通孔23を挿通させた後、電池Aの正極柱13および電池Bの負極柱14にワッシャー27をそれぞれ挿入する。
【0021】
同様に、電池Bの正極柱13(図示せず)に連結部材20の正極柱用貫通孔22を挿通させ、電池C(図示せず)の負極柱14(図示せず)に連結部材20の負極柱用貫通孔23を挿通させた後、電池Bの正極柱13および電池Cの負極柱14にワッシャー27をそれぞれ挿入する。この後、これらの各極柱13,14にそれぞれ固定具30を螺着させる。同様の操作を繰り返して、10個のニッケル−水素蓄電池10が直列に接続された実施例の組電池を作製した。なお、固定具30にワッシャー27が一体化されていればワッシャー27を挿入する工程は省略できる。
【0022】
一方、図3に示すように、上述した従来例の連結部材50を用い、この連結部材50により各単電池40を10個直列に接続した後、これらの各連結部材50の環状の突起物54に連結板蓋体55をはめあい固定して、10個のニッケル−水素蓄電池40が直列に接続された比較例の組電池を作製した。この場合、各極柱42,43に連結部材50を挿通させた後、ワッシャー56を介してナット57,57で螺着して各極柱42,43を固着し、これらの各連結部材50の環状の突起物54に連結板蓋体55をはめあい固定することにより比較例の組電池が作製される。
【0023】
7.試験
上述のようにして作製した実施例の組電池10個と、比較例の組電池10個とを用意し、これらの各組電池をJIS−Z−2371に基づく塩水噴霧試験を500時間行い、その前後による出力密度の変化と漏液状況を測定すると、下記の表1に示すような結果となった。なお、出力密度はSBA12503に基づく試験によって測定し、漏液状況は各極柱13,14および各極柱42,43の周辺のアルカリ反応の有無によって測定した。
【0024】
【表1】
【0025】
上記表1より明らかなように、実施例のニッケル−水素蓄電池10は塩水の噴霧前後において平均出力密度(W/kg)が変化していないのに対して、比較例のニッケル−水素蓄電池40は塩水の噴霧前後において平均出力密度(W/kg)が変化していることが分かる。これは、比較例のニッケル−水素蓄電池40においては、単に連結板蓋体55をはめあい固定しているだけであるため、単電池40の上面の連結部材50が腐食して抵抗が増大し、抵抗電圧降下が大きくなって平均出力密度が低下したと考えられる。また、比較例のニッケル−水素蓄電池40にあっては、単に連結板蓋体55をはめあい固定しているだけであるため、連結板蓋体55に外力が加わった場合に連結板蓋体55が外れる恐れがある。
【0026】
一方、実施例のニッケル−水素蓄電池10にあっては、保護層32がモールド成型により一体的に形成された固定具30の締め付け力を利用して、各極柱13,14を螺着させるようにしているため、固定具30に外力が加わっても外れることはない。また、固定具30のフランジ部32bの下面にはナット部31の周囲を取り囲むようにして環状突部33が配設されているとともに、連結部材20の被覆層24の下面には、各貫通孔22,23の周囲を取り囲むようにして環状突部25,26が配設されているので、塩水を噴霧しても連結部材20の導電板21および各極柱13,14が腐食されることはない。このため、この部分での電圧降下が生じなく、平均出力密度(W/kg)も低下しない。
【0027】
8.部品点数の検討
ついで、上述した実施例と比較例の各電池の接続部での部品点数を、1接続部分での部品点数、10セルの組電池とした場合の部品点数、および10セルの組電池を24組接続(240セル(EV1台分))とした場合の部品点数をそれぞれ算出すると、下記の表2に示すような結果となった。
【0028】
【表2】
【0029】
上記表2より明らかなように、実施例の場合の1接続部分での部品点数にあっては、1つの連結部材20と2つの固定具30との3部品を必要とし、比較例の場合の1接続部分での部品点数にあっては、1つの連結部材50と2つのナット57,57と2つの連結板蓋体55,55との5部品を必要とする。このため、10セルを用いて組電池とすると、実施例の場合は27部品を必要とし、比較例の場合は45部品を必要とし、この10セルの組電池を12組用いて240セルの集合型電池(EV1台分)と、実施例の場合は648部品を必要とし、比較例の場合は1080部品を必要とする。このように、本実施例のように、部品点数を削減することが可能になると、製造工数が大幅に低減させることができるようになるため、この種の集合型蓄電池の製造が容易になるとともに、安価に製造できるようになる。
【0030】
上述したように、本発明においては、導電性を有する連結部材20は金属板21の表面に被覆層24を備えるとともに、固定具30の表面に各極柱13,14を液密・気密に封止する保護層32を備えるようにしているので、固定具30を各極柱13,14に螺着することにより、固定具30の保護層32は連結部材20の被覆層24に密着するため、各極柱13,14は液密・気密に封止される。この結果、簡単な構造で、信頼性の高いシール構造が得られ、連結部材20の耐久性を向上させることが可能となる。
【0031】
また、被覆層24の単電池10の蓋体16との接触面に環状突部25,26を備え、保護層32の被覆層24との接触面に環状突部33を備えているので、被覆層24と単電池10の蓋体16との間、保護層32と被覆層24との間がより以上に液密・気密に封止されるようになる。さらに、保護層32は固定具30とモールド成型により一体的に形成されているので、簡単な構成で部品点数も少なく、かつ少ない工程で容易にシール性を確保できるようになる。なお、各環状突部25,26および33を設けることに代えてこれらと同等の材質よりなる環状パッキングを用いても同様な効果が得られる。
【0032】
なお、上述した実施形態においては、連結部材20の被覆層24の構成材としてクロロプレンゴムを用いる例について説明したが、クロロプレンゴム以外に、合成天然ゴム、スチレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、アクリルゴム、シリコンゴム、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂とポリスチレン樹脂との共重合体、ABS樹脂のいずれかから選択して用いてもほぼ同様の結果が得られた。
【0033】
また、上述した実施形態においては、固定具30の保護層32の構成材としてポリアミド樹脂を用いる例について説明したが、ポリアミド樹脂以外にポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂とポリスチレン樹脂との共重合体、ABS樹脂のいずれかから選択して用いてもほぼ同様の結果が得られた。
【0034】
なお、上述した実施形態においては、本発明を角形蓄電池に適用する例についてのみ説明したが、本発明は角形蓄電池に限らず、円筒型、楕円型等の他の形状の蓄電池にも適用できることは無論である。また、本発明をニッケル−水素蓄電池に適用する例についてのみ説明したが、本発明はニッケル−水素蓄電池以外に、リチウムイオン蓄電池、ニッケル・カドミウム蓄電池、鉛蓄電池などの各種の電池に適用できることは無論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 集合型アルカリ蓄電池とするための本実施形態の単電池の外観を示す斜示図である。
【図2】 図1の単電池を2個導電接続した場合の要部の断面を示す断面図である。
【図3】 従来例(比較例)の集合型アルカリ蓄電池の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
10…ニッケル−水素蓄電池(単電池)、10a…極板群、11…正極板、12…負極板、13…正極柱、13a…ねじ部、14…負極柱、14a…ねじ部、15…電槽、16…蓋体、20…連結部材、21…導電板、22…正極柱用貫通孔、23…負極柱用貫通孔、24…被覆層、25,26…環状突部、30…固定具、31…ナット部、32…保護層、32a…本体部、32b…フランジ部、33…環状突部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a storage battery such as a nickel / hydrogen storage battery, a nickel / cadmium storage battery, a lithium ion storage battery, or a lead storage battery, and more particularly to a collective storage battery formed by electrically connecting a plurality of unit cells.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the expansion of the use of storage batteries, a large capacity storage battery has been demanded. In particular, a large capacity storage battery is connected to form an assembled battery, and a collective storage battery in which many such assembled batteries are connected is an electric vehicle. Has been developed for. In the collective storage battery having such a large capacity, the positive pole provided on the upper part of the unit cell is connected to the negative pole provided on the upper part of the unit cell adjacent to one of the unit cells via a connecting member. The negative electrode column provided on the upper part of the unit cell is connected to the positive electrode column provided on the upper part of the unit cell adjacent to the other side of the unit cell via a connecting member to form an assembled battery.
[0003]
By the way, if the connecting member described above is corroded, the electrical resistance increases, the resistance voltage drop increases, and the performance as an assembled battery is greatly reduced. The top is covered with a cap. However, since it is difficult to seal the lower part of the cap even when the cap is put on the upper part of the connecting member and each terminal, the connecting member cannot be shut off from the outside air. It has been difficult to prevent corrosion of the connecting member due to water intrusion or the like due to traveling or car washing.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, a connection structure that can prevent the corrosion of the connecting member has been proposed in Japanese Patent Laid-Open No. 10-64507. In the connection structure proposed in Japanese Patent Laid-Open No. 10-64507, as shown in FIG. 3, a protective layer 52 made of chloroprene rubber is integrally formed around a conductive plate 51 made of copper. When the columns 42 and 43 and the conductive plate 51 are electrically connected, an annular protrusion 53 made of chloroprene rubber made on the single cell side of the conductive plate 51 is pressed and fixed to the surface of the
[0005]
However, in the connection structure proposed in Japanese Patent Laid-Open No. 10-64507, a protective layer 52 made of chloroprene rubber is integrally formed around the conductive plate 51, and the connecting plate is connected to the annular protrusion 54. Since the
[0006]
Further, instead of fixing the connecting
Accordingly, the present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to obtain a highly reliable seal structure with a simple structure without increasing the number of parts. It is.
[0007]
[Means for solving the problems and their functions and effects]
In order to achieve the above object, the battery assembly of the present invention includes a positive pole for a positive electrode and a negative pole for a negative electrode, which are conductively connected to another single battery adjacent to the single battery, and each single battery. A connecting member that selectively conducts conductive connection between the two pole columns provided in each of the adjacent unit cells according to the polarities of the two pole columns; and a fixture that fixes the connecting member to each pole column by screwing. The end of each pole pole has a screwed portion for screwing the fixture, the connecting member is composed of a metal plate and a coating layer coated on the surface of the metal plate, and the fixture is made of metal It is comprised from a nut and the protective layer formed in the surface of this metal nut.
[0008]
As described above, the connecting member is provided with the coating layer, and the fixture for fixing the connecting member to the terminal by screwing is configured by the metal nut and the protective layer formed on the surface of the metal nut. By screwing the fixture to the terminal, the protective layer of the fixture comes into close contact with the coating layer of the connecting member, so that each terminal is sealed in a liquid-tight and air-tight manner. As a result, a highly reliable seal structure can be obtained with a simple structure, and the durability of the connecting member can be improved. Further, when a sealing layer is provided between the protective layer and the covering layer, a more reliable sealing structure is obtained, and the durability of the connecting member is further improved.
[0009]
The constituent material of the covering layer is chloroprene rubber, synthetic natural rubber, styrene rubber, butadiene rubber, butyl rubber, nitrile rubber, ethylene propylene rubber, acrylic rubber, silicon rubber, polypropylene resin, polyethylene resin, polyphenylene ether resin and polystyrene resin. These are selected from either a copolymer or ABS resin, and the constituent material of the protective layer is selected from any of polypropylene resin, polyethylene resin, copolymer of polyphenylene ether resin and polystyrene resin, and ABS resin. Due to the elasticity of each material, the protective layer comes into close contact with the coating layer, so that each terminal is further sealed liquid-tight and air-tight.
[0010]
Furthermore, an annular packing is provided on the contact surface of the protective layer with the coating layer, an annular protrusion is provided on the contact surface of the protective layer with the coating layer, or an annular projection is provided on the contact surface of the coating layer with the unit cell. Or when the contact surface of the protective layer with the covering layer is provided with an annular protrusion and the contact surface of the covering layer with the unit cell is provided with an annular protrusion, the protective layer and the covering layer are provided between the covering layer and the unit cell. Is more liquid-tight and air-tight. Further, when the protective layer is integrally formed with the fixture and molding, the number of parts is reduced with a simple configuration, and the sealing performance can be easily ensured with fewer steps.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, one embodiment when the collective storage battery of the present invention is applied to an alkaline storage battery will be described with reference to FIGS. 1 and 2. FIG. 1 is a perspective view showing the external appearance of the unit cell of this embodiment for making a collective alkaline storage battery, and FIG. 2 is a cross-sectional view of the main part when two unit cells of FIG. 1 are conductively connected. It is sectional drawing shown.
[0012]
1. Preparation of positive electrode plate A surface of a porous nickel material (for example, nickel sponge) impregnated with an active material slurry prepared by mixing a predetermined amount of an aqueous solution of hydroxypropylcellulose with a predetermined amount of nickel hydroxide active material, and then its surface A fluorine resin (polytetrafluoroethylene, PTFE) dispersion is sprayed on the substrate, dried, rolled to a predetermined thickness, cut into a predetermined shape (for example, width 100 mm, height 120 mm), and a nickel positive electrode plate 11 was produced.
[0013]
2. Production of Negative Electrode Misch Metal (Mm: Mixture of Rare Earth Elements), Nickel, Cobalt, Aluminum, and Manganese were mixed at a predetermined ratio, and this mixture was induction-heated in a high-frequency induction furnace in an argon gas atmosphere to obtain a molten alloy. Then, it cools and the ingot of a hydrogen storage alloy is produced. The hydrogen storage alloy ingot is mechanically coarsely pulverized and then mechanically pulverized in an inert gas atmosphere until the average particle size becomes about 150 μm. A hydrogen storage alloy slurry is prepared by adding a binder such as polyethylene oxide and an appropriate amount of water to the hydrogen storage alloy powder and mixing them. After applying this slurry on both surfaces of an active material holder made of punching metal so that the active material density after rolling becomes a predetermined amount, drying and rolling, the slurry is then subjected to predetermined dimensions (for example, width 100 mm, high To 120 mm), a hydrogen storage alloy
[0014]
3. Next, the nickel positive electrode plate 11 and the hydrogen storage alloy
[0015]
Next, an electrolytic solution (for example, an aqueous solution in which an alkali metal hydroxide such as potassium hydroxide (KOH), sodium hydroxide (NaOH), or lithium hydroxide (LiOH) is mixed) is injected into the battery case 15. Thereafter, a
[0016]
4). Fabrication of connecting member A positive electrode column through hole 22 and a negative electrode column through
[0017]
In addition to chloroprene rubber, synthetic natural rubber, styrene rubber, butadiene rubber, butyl rubber, nitrile rubber, ethylene propylene rubber, acrylic rubber, silicon rubber, polypropylene resin, polyethylene resin, polyphenylene ether resin can be used as the material for forming the
[0018]
5. On the other hand, a
[0019]
In addition to the polyamide resin, the material for forming the
[0020]
6). Preparation of assembled battery and assembled
[0021]
Similarly, the positive pole post 13 (not shown) of the battery B is inserted into the through hole 22 for the positive pole of the connecting
[0022]
On the other hand, as shown in FIG. 3, after using the connecting
[0023]
7.
[0024]
[Table 1]
[0025]
As is clear from Table 1 above, the nickel-
[0026]
On the other hand, in the nickel-
[0027]
8). Examination of the number of parts Next, the number of parts in the connection part of each battery of the above-described embodiment and comparative example is the number of parts in one connection part, the number of parts in the case of a 10 cell assembled battery, and the set of 10 cells. When the number of parts was calculated when 24 sets of batteries were connected (240 cells (for one EV)), the results shown in Table 2 below were obtained.
[0028]
[Table 2]
[0029]
As is clear from Table 2 above, in the case of the number of parts in one connection part in the case of the embodiment, three parts of one connecting
[0030]
As described above, in the present invention, the conductive connecting
[0031]
Moreover, since the
[0032]
In the above-described embodiment, an example in which chloroprene rubber is used as a constituent material of the
[0033]
In the above-described embodiment, an example in which a polyamide resin is used as a constituent material of the
[0034]
In the above-described embodiment, only the example in which the present invention is applied to the prismatic storage battery has been described. However, the present invention is not limited to the prismatic storage battery, but can be applied to storage batteries having other shapes such as a cylindrical shape and an elliptical shape. Of course. Moreover, although only the example which applies this invention to a nickel hydride storage battery was demonstrated, it cannot be overemphasized that this invention is applicable to various batteries, such as a lithium ion storage battery, a nickel cadmium storage battery, and a lead storage battery. It is.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an external appearance of a unit cell of this embodiment for making a collective alkaline storage battery.
2 is a cross-sectional view showing a cross section of a main part when two unit cells of FIG. 1 are conductively connected.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a main part of a conventional alkaline storage battery (comparative example).
[Explanation of symbols]
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