JP3666990B2 - Manufacturing method of optical fiber with lens - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレンズと光ファイバが一体化されたレンズ付き光ファイバの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体レーザー等の発光素子と光ファイバとを高い結合効率のもとで光結合することは、光通信において最も重要な技術の一つである。この光結合の技術として、発光素子と光ファイバとの間に球レンズや非球面レンズ等のレンズを配置して結合する方法や、図10に示すように、光ファイバ31の先端に、コアが無く等方性の屈折率を有する先球ファイバ32を融着したレンズ付き光ファイバが知られている。
【0003】
また、図10の結合効率を改善するものとして、図11に示すように光ファイバ31と先球光ファイバ32の間に伝送光の蛇行周期の1/4の長さあるいはその奇数倍の長さの二乗形屈折率分布を有する光ファイバ33が接続されているレンズ付き光ファイバが提案されている。
【0004】
図10や図11に示すレンズ付光ファイバの製造方法は図12(イ)(ロ)に示すようにそれぞれ光ファイバ31あるいは二乗形屈折率分布形光ファイバ33の先端に等方性の屈折率を有する光ファイバ32aを所望の長さに接続したのち、その先端部分をマイクロトーチやアーク放電で加熱溶融して球面を形成する。他の方法として、図13に示すように端面が放物線形状をした凹型の型34に、光ファイバ32aの先端を加熱状態下で圧接して放物線形状を形成する方法もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の製造方法のうち図12に示すマイクロトーチやアーク放電で光ファイバ先端を加熱溶融してレンズを形成する場合は、次のような問題がある。
【0006】
(1)外径が、例えば120μmφ程度の光ファイバの先端を溶融して、表面張力の作用を利用し、光ファイバ先端を球状にする方法においては、同一形状のものを形成するのが難しく品質の再現性がない。また、トーチや放電では一定の均一な温度の制御が難しく、失敗した場合は、また先端光ファイバ32aの接続、切断からやり直す等、手間暇が掛かりコストが高くなる。
【0007】
(2)空間で成形するため、加熱の仕方によってはレンズと光ファイバの光軸のズレが生じやすい。
【0008】
(3)品質が個人のスキルに依存しやすく、設備的にも大量生産に向かない。そのためコストは高くなる。
【0009】
(4)表面張力を利用して成形するために形状に自由度がない。
【0010】
また、図13に示す型に圧接する方法では、例えば、外径が120μmφ程度の光ファイバのように極めて細ものに対して、圧接力を制御するのは曲がりが生じ易く難しい。特に先端光ファイバ32aが石英の場合は、溶融温度が1500°C以上と高く、粘度変化も大きいので、成形型も同時に光ファイバの溶融温度程度に加熱しておかなければならず、技術、設備的にも難しい。
【0011】
本発明の目的は上記の課題を解決して、光ファイバの先端に任意形状のレンズを固着したレンズ付光ファイバを大量に安価に製造する方法を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明の請求項1のレンズ付光ファイバの製造方法は、底面が凸レンズ形状に形成された上面開口の穴状の型窪を形成した成形型を予め用意し、その成形型の型窪内に上面開口側から光ファイバ挿入孔用の中子の先端を挿入して凸レンズ形状の底面に対して所定の深さ位置に位置調整して中子を設け、前記型窪内に珪素のアルコキシドを前記中子の挿入先端よりも上位レベル位置まで注入し、その後、加水分解してゲル化して前記型窪に対応した形状のゲル体を生成し、このゲル体を前記成形型から取り出し中子を除去してゲル体の中子を除去した跡を光ファイバ挿入孔として形成し、然る後に前記ゲル体をガラス化して凸レンズを形成した後、前記中子により形成された凸レンズの前記光ファイバ挿入孔に光ファイバを挿入固着してレンズ付光ファイバとすることを特徴とする。
【0013】
上記の課題を解決するために本発明の請求項2のレンズ付光ファイバの製造方法は、底面が凸レンズ形状に形成された上面開口の穴状の型窪を形成した成形型を予め用意し、その成形型の型窪内に上面開口側から型窪に光ファイバの先端を挿入して凸レンズ形状の底面に対して所定の深さ位置に位置調整して光ファイバを配置して、前記型窪内に珪素のアルコキシドを前記光ファイバの挿入先端よりも上位レベル位置まで注入し、その後に、加水分解してゲル化して前記型窪に対応した形状のゲル体を生成し、このゲル体を前記成形型から取り出し、然る後に前記ゲル体をガラス化して光ファイバと一体化した凸レンズを形成することを特徴とする。
【0014】
上記の課題を解決するために本発明の請求項3のレンズ付光ファイバの製造方は、凸レンズの形状が球面であることを特徴とする。
【0015】
上記の課題を解決するために本発明の請求項4のレンズ付光ファイバの製造方は、凸レンズの形状が非球面であることを特徴とする。
【0016】
上記の課題を解決するために本発明の請求項5のレンズ付光ファイバの製造方法は、光ファイバ光軸延長部分の凸レンズ内にドーパントを添加したことを特徴とする。
【0017】
本発明の請求項1または請求項2のレンズ付光ファイバの製造方法によれば、光ファイバ先端に固着するレンズをレンズと相似の型を用いてゾルーゲル法によって作製するので、同一形状のものを安価に大量に製作することが可能となる。また、型は合成樹脂や融点の低い金属を用いることによってレンズと相似の型窪を容易に形成することができる。即ち、レンズと相似の型を精密加工で作製して、この相似の型の周囲に合成樹脂や融点の低い金属を流し込むことによって容易に底面がレンズと相似の型窪を形成できる。
【0018】
さらに、レンズと光ファイバの端面の間隔は光結合に非常に重要な要素であるが、型窪の底面と光ファイバ挿入孔用の中子の先端または光ファイバの先端の位置合わせは光学用の3軸ステージを用いることによって容易に精密な位置合わせが達成できる。
【0019】
さらにまた、請求項2のレンズ付光ファイバの製造方法によれば、レンズを作製する際に光ファイバ挿入孔用の中子を使用しないで、直接光ファイバを型窪に配置してレンズを作製すると同時に光ファイバを固着するのでより作業能率が向上する。
【0020】
本発明の請求項3のレンズ付光ファイバの製造方法によれば、レンズの形状は球面であり、球体は精密加工が容易であるので、この球体を成形棒の先端に固着してその成形棒の周囲に合成樹脂や融点の低い金属を流し込むことによって容易に底面が球面の型窪を形成できる。
【0021】
本発明の請求項4のレンズ付光ファイバの製造方法によれば、レンズの形状は非球面であるので、光ファイバの端面との光結合に最適な任意の形状のレンズ形状、例えば双曲線形状の曲面とすることができる。
【0022】
本発明の請求項5のレンズ付光ファイバの製造方法は、光ファイバ光軸延長部分の凸レンズ内にドーパントを添加したので、光ファイバとレンズとの屈折率の調整ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を実施の形態により詳細に説明する。
【0024】
(実施の形態1)
【0025】
図1は本発明のレンズ付光ファイバの製造方法の一実施の形態を示す説明図である。図1に示すように、成形型1は型窪2を有している。型窪2の底面3は半球面となっている。4は光ファイバ挿入孔形成用の中子で、中子4の先端4aは図示していない3軸ステージによって型窪2の底面3から所定の位置に配置される。また、中子4は真直なものであればその材質は特に問題ない。
【0026】
上記の成形型1の型窪2にガラス原料溶液であるゲル溶液5aを注入する。ゲル溶液5aの原料としては、金属アルコキシドとしての例えば珪素のアルコキシドで、主成分はテトラメチルシリケートあるいはテトラエチルシリケートである。この原料には屈折率調整のために、後に接続される光ファイバの光軸延長部分となる領域に例えばGe、Ti、Al等の他のドーパントを添加してもよい。
【0027】
ガラスの原料に、水と触媒(塩酸またはアンモニア)、アルコールを加えて加水分解してゾル溶液5bを調整する。このゾル溶液5bを成形型1の型窪2に流しこんで成形する。ゾル溶液5bを型窪2に流しこんだ後、成形型1を50〜80°Cに20時間加温してゲル化する。生成したゲル体7を成形型1から取り出し、中子4を除去すると、図2(イ)に示すような光ファイバ挿入孔6aを有する水分やアルコールを多量に含んだゲル体7が得られる。
【0028】
このゲル体7を毎分0.2〜0.5°Cの上昇温度で常温から1100°Cまでゆっくりと加熱する。この過程でゲルは脱水─縮合にともなう体積収縮を起こしつつ、最終的には図2(イ)と相似形の一回り小さい図2(ロ)に示すような光ファイバ挿入孔6bを有する凸レンズ形状に形成された石英レンズ8になる。光ファイバ挿入孔6bに図3に示すように光ファイバ9を挿入して接着剤で固着することによってレンズ付き光ファイバ10が得られる。
【0029】
上記成形工程において、ゲル体7から石英レンズ8になる際の体積収縮率は金属アルコキシドの種類、濃度、反応条件によって異なる。一般的には体積収縮率が数分の1程度となるように、アルコキシドの種類を限定し、濃度、反応条件を制御すれば同一形状のものを精度よく造ることが出来る。また、上記のように微小な成形体の製造に対して、スタートとなる成形型1を縮小する分だけ大きく造ることになり加工および精度上、有利に作用することになる。また、加熱温度が1100°C程度と石英の軟化点約1600°Cよりかなり低いのでゲル成形体からガラス化に際しての変形は実用上無視できる程度に小さい。
【0030】
成形型1の型窪2の内面あるいは中子4はゲルの離型性を考慮してフッソ系オイル等の離型剤が極薄く塗られることもある。光ファイバ9は裸光ファイバ本体あるいはメタルやカーボンコート光ファイバでも、また、耐熱性金属あるいはセラミックフェルールに挿入されていてもよい。ゾル溶液5bの注入に際しては気泡の生成を防ぐために必要に応じて成形型1に超音波や微振動が加えられることもある。これによる中子4の位置ズレはゾル溶液5bを注入後に調整することも可能である。即ち、初期のゾル溶液5bの粘性は水と同等なので中子4の移動は可能である。
【0031】
(実施の形態2)
【0032】
図4は本発明のレンズ付光ファイバの製造方法の他の実施の形態を示す説明図である。図4に示すように、成形型1は実施の形態1と同様のものである。実施の形態2の特徴は光ファイバ挿入孔形成用の中子を使用しないで直接光ファイバ9を成形型1の型窪2に配置することである。光ファイバ9の挿入位置(先端位置)は形成されるレンズ端面から入射した光が光ファイバ9の端面9aに結合するように図示していない3軸ステージによって調整されることは実施の形態1の中子の場合と同様である。その他の工程、手順は実施の形態1と同様に付き同様の部材には同様の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0033】
上記の実施の形態1および実施の形態2に使用される成形型は以下のようにして加工することができる。図5は成形型の型窪形成用の鋳型である。型窪形成用の鋳型20はストレート部20aの一方の端部が球面あるいは非球面の凸レンズ形状部20bとなっていて、他方の端部が鋳型20の把持部20cとなっている。鋳型20は超精密加工機を用いて加工し、そのサイズはゲルの収縮率を考慮して決める。端部が球面の場合は球体を用いてもよい。球体の微小な精密加工は比較的容易に達成される。球体を半割りあるいは球体のままストレート部20aとなる金属棒に接着剤で固着して形成する。
【0034】
この型窪形成用の鋳型20を用いて図6に示すような鋳型20の凸面に嵌合一致する凹面を有する型窪21を備えた成形型22を作製する。成形型22は合成樹脂や低融点の金属で造られ、型窪21が多数ある場合は鋳込み孔23を設けるとよい。鋳込み孔23があるとガラス原料溶液であるゾル溶液の注入量が均一となる。
【0035】
以下にレンズ付光ファイバの製造方法の具体例を説明する。
【0036】
【実施例1】
超精密加工機で黄銅を用いて、図5に示す型窪形成用の鋳型20と図1に示す中子4を作製した。型窪形成用の鋳型20は非球面の凸レンズ形状部20b、スレート部20aおよび把持部把持部20cを有する外径1.75mmφ、長さ10mmのもの、中子4は外径0.44mmφ、長さ12mmのものである。
【0037】
これらの鋳型20と中子4には金を蒸着して耐蝕性を付与した。上記の鋳型20の周囲にアクリル樹脂を流し込み、図6に示す鋳込み用の成形型22を作製した。鋳込み成形型22の型窪21の所定の位置に図7に示すように中子4を配置した後、表1に示す組成で調整したゾル溶液5bを鋳込み孔23から図示しないポンプで型窪21に注入した。
【0038】
【表1】
【0039】
ゾル溶液5bの粘度が高い場合あるいは速く注入する等の場合は一方の鋳込み孔23から吸気しつつ注入すると良い。または鋳込み成形型22を図示しない真空容器にいれ、各型窪21にゾル溶液5bを注入しても良い。表1の組成のゲル体7の収縮率を予め調べた結果、収縮率は1/3.5であり、この値から上記成形型22の型窪21のサイズを決めた。各型窪21にゾル溶液5bを注入した成形型22を恒温槽のなかで60°C、20時間加温して加水分解反応を完結させた。
【0040】
中子4の付いたゲル体7を型窪21から取り出して中子4をゲル体7から外し、図2(イ)に示すような光ファイバ挿入孔6aを有するゲル体7を得た。このゲル体7を電気炉に入れ、毎分0、2°Cの昇温速度でゆっくりと約92時間かけて加熱しガラス化した。これによって図2(イ)に示すゲル体7と相似形の一回り小さい図2(ロ)に示すような内径125μmφの光ファイバ挿入孔6bを有する外径0.5mmφ、長さ1mmの先端に非球面を有するロッド型の石英レンズ8が作製された。
【0041】
通常のシングルモード光ファイバ9の先端のナイロン等の被覆層を皮剥きして光ファイバ9を露出させ、これを光ファイバ挿入孔6bにいれて、光学用接着剤で固定することによって図3に示すレンズ付き光ファイバ10を作製した。
【0042】
【実施例2】
実施例1で使用した鋳込み成形型22の型窪21の所定の位置に図8に示すように実施例1と同様に形成した光ファイバ9を直接、所定の位置に配置した後、表2に示す組成で調整したゾル溶液5bを鋳込み孔23から図示しないポンプで型窪21に注入した。
【0043】
【表2】
【0044】
型窪21内のゾル溶液5bを実施例1に準じてゲル化、ガラス化を行い先端に非球面を有するロッド型の石英レンズ8aとともに光ファイバ9が一体となった図9に示すようなレンズ付光ファイバ10aを作製した。この実施例のゲルの収縮率は1/3.5であり、実施例1と同様であった。本実施例によれば、中子が必要なくまた、石英レンズ8aと光ファイバ9の接着工程が不要になり製作工程が簡略となった。
【0045】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の請求項1または請求項2のレンズ付光ファイバの製造方法によれば、光ファイバ先端に固着するレンズをレンズと相似の型を用いてゾルーゲル法によって作製するので、品質に再現性がある同一形状のものを安価に大量に製作することが可能となる。また、レンズを型を用いて作製するので、製造者のスキルに依存することなく製造することができる。さらに、型は形状に自由度があるのでテーパ導波路構造等複雑なものもでき、光結合特性が最適の形状に形成でき、光結合特性が向上する。
【0046】
さらに、レンズと光ファイバの端面の間隔は光結合に非常に重要な要素であるが、型窪の底面と光ファイバ挿入孔用の中子の先端または光ファイバの先端の位置合わせは光学用の3軸ステージを用いることによって容易に精密な位置合わせが達成できるので、光結合特性が向上する。
【0047】
さらにまた、請求項2のレンズ付光ファイバの製造方法によれば、レンズを作製する際に光ファイバ挿入孔用の中子を使用しないで、直接光ファイバを型窪に配置してレンズを作製すると同時に光ファイバを固着するのでより作業能率が向上する。
【0048】
本発明の請求項3のレンズ付光ファイバの製造方法によれば、レンズの形状は球面であり、球体は精密加工が容易であるので、この球体を成形棒の先端に固着してその成形棒の周囲に合成樹脂や融点の低い金属を流し込むことによって容易に底面が球面の型窪を形成できる。
【0049】
本発明の請求項4のレンズ付光ファイバの製造方法によれば、レンズの形状は非球面であるので、光ファイバの端面との光結合に最適な任意の形状のレンズ形状とすることができるので、光結合特性が向上する。
【0050】
本発明の請求項5のレンズ付光ファイバの製造方法は、光ファイバ光軸延長部分の凸レンズ内にドーパントを添加したので、光ファイバとレンズとの屈折率の調整ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ付光ファイバの製造方法の一実施の形態を示す説明図である。
【図2】(イ)は図1のレンズ付光ファイバの製造方法で作られたゲル体の正面図、(ロ)は図1のレンズ付光ファイバの製造方法で作られた凸レンズ形状に形成された石英レンズの正面図である。
【図3】本発明のレンズ付光ファイバの製造方法の一実施の形態で作製されたレンズ付光ファイバの正面図である。
【図4】本発明のレンズ付光ファイバの製造方法の他の実施の形態を示す説明図である。
【図5】本発明のレンズ付光ファイバの製造方法で使用される成形型を作製する際に使われる型窪形成用の鋳型の正面図である。
【図6】本発明のレンズ付光ファイバの製造方法で使用される成形型の一例を示す斜視図である。
【図7】本発明のレンズ付光ファイバの製造方法の一実施の形態の一工程を示す断面図である。
【図8】本発明のレンズ付光ファイバの製造方法の他の実施の形態の一工程を示す断面図である。
【図9】本発明のレンズ付光ファイバの製造方法の他の実施の形態で作製されたレンズ付光ファイバの正面図である。
【図10】従来のレンズ付光ファイバの一例を示す正面図である。
【図11】従来のレンズ付光ファイバの他の例を示す正面図である。
【図12】(イ)および(ロ)は従来のレンズ付光ファイバの製造工程の一例を示す正面図である。
【図13】従来のレンズ付光ファイバの他の製造工程の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 成形型
2 型窪
3 底面
4 中子
4a 中子4の先端
5a ゲル溶液
5b ゾル溶液
6a 光ファイバ挿入孔
7 ゲル体
8 凸レンズ形状に形成された石英レンズ
9 光ファイバ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method of manufacturing an optical fiber with a lens in which a lens and an optical fiber are integrated.
[0002]
[Prior art]
Optical coupling of a light emitting element such as a semiconductor laser and an optical fiber with high coupling efficiency is one of the most important technologies in optical communication. As this optical coupling technique, a lens such as a spherical lens or an aspherical lens is disposed between the light emitting element and the optical fiber and coupled, or, as shown in FIG. There is known an optical fiber with a lens in which a
[0003]
In order to improve the coupling efficiency of FIG. 10, as shown in FIG. 11, the length between the
[0004]
The manufacturing method of the optical fiber with a lens shown in FIG. 10 or FIG. 11 is an isotropic refractive index at the tip of the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
When the lens is formed by heating and melting the tip of the optical fiber by the micro torch or arc discharge shown in FIG. 12 among the above manufacturing methods, there are the following problems.
[0006]
(1) In a method in which the tip of an optical fiber having an outer diameter of, for example, about 120 μmφ is melted and the action of surface tension is used to make the tip of the optical fiber spherical, it is difficult to form the same shape. There is no reproducibility. In addition, it is difficult to control a uniform temperature with a torch or discharge, and if it fails, it takes time and labor to reconnect and disconnect the tip
[0007]
(2) Since the molding is performed in a space, the optical axis of the lens and the optical fiber may be misaligned depending on the heating method.
[0008]
(3) Quality tends to depend on individual skills and is not suitable for mass production in terms of equipment. This increases the cost.
[0009]
(4) There is no degree of freedom in shape because molding is performed using surface tension.
[0010]
Further, in the method of press-contacting the mold shown in FIG. 13, for example, an extremely thin optical fiber having an outer diameter of about 120 μmφ is difficult to control the press-contact force because bending tends to occur. In particular, when the tip
[0011]
The object of the present invention is to solve the above-mentioned problems and to provide a method for manufacturing a lens-attached optical fiber having a lens of an arbitrary shape fixed to the tip of the optical fiber in a large amount at a low cost.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the manufacturing method of the optical fiber with a lens according to claim 1 of the present invention prepares in advance a mold in which a hole-shaped mold cavity having an upper surface opening having a bottom surface formed into a convex lens shape is formed , Inserting the tip of the core for the optical fiber insertion hole into the mold recess of the mold from the top opening side , adjusting the position to a predetermined depth with respect to the bottom surface of the convex lens shape, and providing the core, injecting the silicon alkoxide to the higher level position than the insertion tip of the core in the recess, then, hydrolyzed turned into gel by generating a gel body having a shape corresponding to the mold recess, said gel body After removing the core from the mold and removing the core of the gel body, an optical fiber insertion hole is formed. After that, the gel body is vitrified to form a convex lens, and then formed by the core. Hikarifu to the optical fiber insertion hole of the convex lens Characterized in that the insert sticking to lenses with optical fiber optic.
[0013]
In order to solve the above-mentioned problem, the method for manufacturing an optical fiber with a lens according to
[0014]
In order to solve the above-described problems, the method for manufacturing an optical fiber with a lens according to
[0015]
In order to solve the above-mentioned problems, the method for producing an optical fiber with a lens according to
[0016]
In order to solve the above-mentioned problems, the manufacturing method of an optical fiber with a lens according to claim 5 of the present invention is characterized in that a dopant is added in a convex lens of an optical fiber optical axis extension portion.
[0017]
According to the method for manufacturing an optical fiber with a lens according to claim 1 or 2 of the present invention, the lens fixed to the tip of the optical fiber is manufactured by a sol-gel method using a mold similar to the lens. A large amount can be manufactured at low cost. In addition, a mold cavity similar to the lens can be easily formed by using a synthetic resin or a metal having a low melting point. That is, a mold recess similar to the lens can be easily formed by manufacturing a mold similar to the lens by precision processing and pouring a synthetic resin or a metal having a low melting point around the similar mold.
[0018]
In addition, the distance between the lens and the end face of the optical fiber is a very important factor for optical coupling, but the alignment of the bottom of the mold cavity and the tip of the core for the optical fiber insertion hole or the tip of the optical fiber is optical. By using a three-axis stage, precise alignment can be easily achieved.
[0019]
Furthermore, according to the method for manufacturing an optical fiber with a lens according to
[0020]
According to the method for manufacturing an optical fiber with a lens according to
[0021]
According to the method for manufacturing an optical fiber with a lens according to
[0022]
In the method for manufacturing an optical fiber with a lens according to claim 5 of the present invention, since the dopant is added into the convex lens of the optical fiber extension portion, the refractive index of the optical fiber and the lens can be adjusted.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail by embodiments.
[0024]
(Embodiment 1)
[0025]
FIG. 1 is an explanatory view showing an embodiment of a method for producing an optical fiber with a lens according to the present invention. As shown in FIG. 1, the mold 1 has a
[0026]
A
[0027]
Water, a catalyst (hydrochloric acid or ammonia), and alcohol are added to the glass raw material for hydrolysis to prepare the
[0028]
The
[0029]
In the molding step, the volume shrinkage when the
[0030]
The inner surface of the
[0031]
(Embodiment 2)
[0032]
FIG. 4 is an explanatory view showing another embodiment of the method for producing an optical fiber with a lens according to the present invention. As shown in FIG. 4, the mold 1 is the same as that of the first embodiment. The feature of the second embodiment is that the
[0033]
The molding die used in the first embodiment and the second embodiment can be processed as follows. FIG. 5 shows a mold for forming a mold cavity of a mold. In the mold
[0034]
Using this mold
[0035]
The specific example of the manufacturing method of an optical fiber with a lens is demonstrated below.
[0036]
[Example 1]
A mold
[0037]
The
[0038]
[Table 1]
[0039]
When the viscosity of the
[0040]
The
[0041]
The coating layer of nylon or the like at the end of a normal single mode
[0042]
[Example 2]
As shown in FIG. 8, the
[0043]
[Table 2]
[0044]
The
[0045]
【The invention's effect】
As described above, according to the method for manufacturing an optical fiber with a lens according to claim 1 or
[0046]
In addition, the distance between the lens and the end face of the optical fiber is a very important factor for optical coupling, but the alignment of the bottom of the mold cavity and the tip of the core for the optical fiber insertion hole or the tip of the optical fiber is optical. Since a precise alignment can be easily achieved by using a three-axis stage, the optical coupling characteristics are improved.
[0047]
Furthermore, according to the method for manufacturing an optical fiber with a lens according to
[0048]
According to the method for manufacturing an optical fiber with a lens according to
[0049]
According to the method for manufacturing an optical fiber with a lens according to
[0050]
In the method for manufacturing an optical fiber with a lens according to claim 5 of the present invention, since the dopant is added into the convex lens of the optical fiber extension portion, the refractive index of the optical fiber and the lens can be adjusted.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing an embodiment of a method for producing an optical fiber with a lens according to the present invention.
2A is a front view of a gel body made by the method for producing an optical fiber with a lens in FIG. 1, and FIG. 2B is a convex lens shape made by the method for producing an optical fiber with a lens in FIG. It is a front view of the made quartz lens.
FIG. 3 is a front view of an optical fiber with a lens manufactured by an embodiment of a method for manufacturing an optical fiber with a lens according to the present invention.
FIG. 4 is an explanatory view showing another embodiment of the manufacturing method of the optical fiber with a lens of the present invention.
FIG. 5 is a front view of a mold depression forming mold used when producing a mold used in the method for producing an optical fiber with a lens of the present invention.
FIG. 6 is a perspective view showing an example of a mold used in the method for producing an optical fiber with a lens of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing one step of an embodiment of the method for producing a lens-attached optical fiber of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a step of another embodiment of the method for producing an optical fiber with a lens of the present invention.
FIG. 9 is a front view of an optical fiber with a lens manufactured by another embodiment of the method for manufacturing an optical fiber with a lens according to the present invention.
FIG. 10 is a front view showing an example of a conventional optical fiber with a lens.
FIG. 11 is a front view showing another example of a conventional optical fiber with a lens.
FIGS. 12A and 12B are front views showing an example of a manufacturing process of a conventional optical fiber with a lens. FIGS.
FIG. 13 is an explanatory view showing an example of another manufacturing process of a conventional optical fiber with a lens.
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