JP3666974B2 - Mixer drum rotation stop structure - Google Patents
Mixer drum rotation stop structure Download PDFInfo
- Publication number
- JP3666974B2 JP3666974B2 JP05249396A JP5249396A JP3666974B2 JP 3666974 B2 JP3666974 B2 JP 3666974B2 JP 05249396 A JP05249396 A JP 05249396A JP 5249396 A JP5249396 A JP 5249396A JP 3666974 B2 JP3666974 B2 JP 3666974B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mixer drum
- bidirectional
- bidirectional hydraulic
- control valve
- brake mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンクリートミキサー車におけるミキサードラムの回転止め構造に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
コンクリートミキサー車の荷台に搭載のミキサードラムは、原理的には、コンクリートミキサー車の本体に搭載の走行用のエンジンの駆動及び停止によって回転及び停止されるように構成されている。
【0003】
即ち、図4に示すように、エンジンEの駆動で駆動する両方向油圧ポンプPからの吐出油圧が油通路L1あるいは油通路L2を介して両方向油圧モータMに供給され、該両方向油圧モータMの駆動でミキサードラムDが回転されるように構成されている。
【0004】
そして、エンジンEの停止で両方向油圧ポンプPからの吐出油圧の供給が停止されると、両方向油圧モータMの駆動が停止され、それに伴いミキサードラムDの回転が停止されるように構成されている。
【0005】
一方、ミキサードラムDにあっては、利用の繰り返しで内周面に所謂コンクリート滓が固着されることがあるが、その量が多くなると、該ミキサードラムDにおけるコンクリート収容量の低下を招く弊害の他に、コンクリート滓が内周面に偏って固着される場合には、所謂回転バランスが悪くなり、該ミキサードラムDの円滑な回転が実現されなくなる弊害がある。
【0006】
そこで、上記のコンクリート滓は、ミキサードラムD内に立ち入る作業員によってハツリ作業で撤去されるとし、その際には、ミキサードラムDの回転を強制的に阻止するとしているが、このミキサードラムDの回転止めを、従来では、シャコ万力を利用することで実行するとしている。
【0007】
即ち、前記したように、原理的には、エンジンEの駆動を停止すればミキサードラムDの回転が止まる筈であるが、実際には、両方向油圧モータM部分でのオイルリーク現象によって、あるいは、両方向油圧モータMと両方向油圧ポンプPの所謂空回りによってミキサードラムDが回転され得る状況になる。
【0008】
従って、ミキサードラムD内にあって、例えば、ハツリ作業が部分的に集中されて実行される等して、偏って固着されたコンクリート滓が最下方にない場合、即ち、コンクリート滓が上方にあって、該コンクリート滓の重量でミキサードラムDが回転し得る状態にある場合には、エンジンEの駆動停止で回転が止めらる筈であるにも拘らず、該ミキサードラムDが上記の両方向油圧モータM部分でのオイルリーク現象等によって容易に回転し得ることになる。
【0009】
そして、この状況下に、ミキサードラムD内に作業員が立ち入ることは、ミキサードラムDの回転による不測の事態を招く危険があり、従って、従来から、シャコ万力を利用してミキサードラムDの回転を強制的に止める方策が採られている。
【0010】
しかしながら、この従来のシャコ万力を利用する方策にあっては、所謂操作ミスで該シャコ万力が十分に機能せずにミキサードラムの回転止めが完全には実現されなかったり、あるいは、シャコ万力の利用自体が懈怠される、等の不都合を回避できない危惧がある。
【0011】
この発明は、前記した事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、コンクリートミキサー車の荷台に搭載されてコンクリートミキサー車の本体に搭載のエンジンの駆動で回転されるミキサードラムを上記エンジンの停止時に自動的にして完全な安定した状態に回転止めするに最適となるミキサードラムの回転止め構造を提供することである。
【0012】
【課題を解決すらための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の手段は、 コンクリートミキサー車の本体に搭載のエンジンの駆動で駆動して所定の油圧を吐出する両方向油圧ポンプと、該両方向油圧ポンプからの吐出油圧で駆動してコンクリートミキサー車の荷台に搭載のミキサードラムを回転させる両方向油圧モータと、該両方向油圧モータに一体に形成されて油圧の供給時に該両方向油圧モータの回動を許容する一方で上記供給油圧の解除時に該両方向油圧モータの回動を阻止するブレーキ機構と、該ブレーキ機構と上記両方向油圧ポンプ側とを連通する流路中に配設された電磁切換弁からなる制御弁と、上記制御弁と上記ブレーキ機構との間の流路中に配設したリストリクション機構と、を備え、上記制御弁がソレノイドへの励磁時に上記ブレーキ機構への供給油圧を解除するように設定されると共に上記両方向油圧モータに一体に連設されてなり、更に上記リストリクション機構を上記ブレーキ機構側からの作動油の通過を阻止するチェック弁と、該チェック弁に並列する絞りとで構成させると共に上記両方向油圧モータに一体に形成させてなることを特徴とする。
【0014】
また、両方向油圧ポンプと両方向油圧モータとを接続する一対の油通路と制御弁に接続する流路との間にいずれか一方の低圧側となる油通路を制御弁に接続させる選択弁が配設されてなるとする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図示したところに基づいて説明すると、この発明の一実施の形態に係るミキサードラムの回転止め構造は、図1に示すように、両方向油圧ポンプPと、両方向油圧モータMと、ブレーキ機構1と、制御弁2と、リストリクション機構3と、選択弁4と、有してなる。
【0017】
両方向油圧ポンプPは、コンクリートミキサー車(図示せず)の本体(図示せず)に搭載の走行用のエンジンEの駆動で駆動されて、所定の油圧を一対の油通路L1,L2に選択的に吐出するように設定されており、図示する実施の形態では、高低異なる油圧を吐出する可変型に設定されている。
【0018】
尚、該両方向油圧ポンプPは、通常は、図示しないが、サーボレギュレータを介しての手動操作で駆動及び停止され、さらには、吐出油圧の高低制御が実現されるように設定される。
【0019】
また、同じく図示しないが、通常、該両方向油圧ポンプPは、作動油を冷却するためのフラッシュ機構をも駆動するように設定される。
【0020】
因に、上記一対の油通路L1,L2は、該両方向油圧ポンプP及び後述する両方向油圧モータMに接続されて所謂閉回路を構成している。
【0021】
両方向油圧モータMは、上記両方向油圧ポンプPからの一方の油通路L1あるいは他方の油通路L2を介しての吐出油圧の供給で駆動されて、コンクリートミキサー車の荷台(図示せず)に搭載のミキサードラムDを回転するように設定されており、通常は、図示しないが、減速機を介してミキサードラムDを回転するように設定される。
【0022】
そして、該両方向油圧モータMは、例えば、一方の油通路L1を介しての油圧の供給時にミキサードラムDを正転させる、即ち、内部に収容されているコンクリートを撹拌する方向に回転させ、他方の油通路L2を介しての油圧の供給時にミキサードラムDを逆転させる、即ち、内部に収容されているコンクリートを排出する方向に回転させるように設定されている。
【0023】
ブレーキ機構1は、具体的には、上記両方向油圧モータMに一体に形成されるとするもので、機能的には、油圧の供給時に該両方向油圧モータMの回動を許容し、上記供給油圧の解除時に該両方向油圧モータMの回動を阻止する構成されている。
【0024】
即ち、該ブレーキ機構1は、この実施の形態では、図2及び図3にも示すように、上記供給油圧となる作動油の流出入を許容する油室1aと、該油室1aへの作動油の流入時に附勢ばね1bの附勢力に抗して後退すると共に該油室1aからの作動油の流出時に附勢ばね1bの附勢力によって前進するピストン1cと、該ピストン1cの前後動で前後動して前進時に両方向油圧モータMの回動部M1に一体に連設のディスクプレート1dに圧接されると共に後退時にディスクプレート1dから離脱するディスク1eと、を有してなる。
【0025】
それ故、該ブレーキ機構1にあっては、油室1aに油圧が供給されるとき、図2に示すように、ピストン1c、即ち、ディスク1eが後退してディスクプレート1d、即ち、両方向油圧モータMの回動部M1の回動を許容する所謂ブレーキ解除の状態になると共に、上記油室1aから供給油圧が解除されるとき、図3に示すように、ディスク1eが附勢ばね1bの附勢力で前進してディスクプレート1dに圧接し、両方向油圧モータMの回動部M1の回動を阻止する所謂ブレーキ状態になる。
【0026】
従って、該ブレーキ機構1にあっては、少なくとも、油圧供給が可能な状態にある、即ち、両方向油圧ポンプPが駆動している限りにおいては、ブレーキ状態になることはなく、ミキサードラムDの回転を阻止することはない。
【0027】
そして、該ブレーキ機構1にあっては、供給油圧が解除されるときに、即ち、両方向油圧ポンプPが停止されるときには、後述する制御弁2の介在下に、ブレーキ状態になってミキサードラムDの回転を阻止することになる。
【0028】
また、該ブレーキ機構1にあっては、供給油圧が解除された状態下に附勢ばね1bの附勢力でブレーキ状態になるように構成されているから、所謂オイルリーク現象によるブレーキ状態の解除と言った不具合が招来されず、ミキサードラムDを確実な回転阻止状態に維持できることになる。
【0029】
制御弁2は、具体的には、所謂コンパクト化のために両方向油圧モータMに一体に設けられてなるとするもので、図示する実施の形態では、上記ブレーキ機構1と上記両方向油圧ポンプP側とを連通する流路L3中に配設されてなるとしている。
【0030】
また、該制御弁2は、具体的には、電磁切換弁からなるとするもので、ソレノイド2aへの励磁時に切り換えられる排出ポジション2bと、ソレノイド2aへの解磁時に附勢ばね2cの附勢力で切り換えられる供給ポジション2dと、を有してなる。
【0031】
そして、該制御弁2は、前記したように、通常、両方向油圧ポンプPがサーボレギュレータを介しての手動操作で駆動及び停止されるように設定されるから、ソレノイド2aへの励磁が該両方向油圧ポンプPの駆動を停止させる際の手動操作に連動して実行されるように設定されている。
【0032】
さらに、該制御弁2は、供給ポジション2dにあるときに、流路L3を介してのブレーキ機構1と両方向油圧ポンプP側との連通を許容するが、排出ポジション2bにあるときには、ブレーキ機構1をリザーバタンクTに連通させるように設定されている。
【0033】
尚、制御弁2が供給ポジション2dにあるときに該制御弁2の上流側となる流路L3中には、脈動防止用の絞りOが配設されている。
【0034】
それ故、該制御弁2は、前記エンジンEの駆動中、即ち、両方向油圧ポンプPの駆動中には、これが供給ポジション2dに維持されて該両方向油圧ポンプP側からの油圧を流路L3を介してブレーキ機構1に供給する態勢におかれ、上記エンジンEの駆動が停止されて両方向油圧ポンプPの駆動が停止されるときには、ソレノイド2aへの励磁でこれが排出ポジション2bに切り換えられてブレーキ機構1からの油圧をリザーバタンクTに解放する態勢におかれる。
【0035】
その結果、該制御弁2にあっては、ブレーキ機構1において供給油圧が解除されるときに該ブレーキ機構1がブレーキ状態になるから、両方向油圧ポンプPの駆動が停止されてブレーキ機構1への油圧供給が停止されるときに、ソレノイド2aを励磁してこれを排出ポジション2bに切り換えることで、上記ブレーキ機構1による両方向油圧モータMの駆動部の駆動阻止、即ち、ミキサードラムDの回転を阻止することが可能になる。
【0036】
また、該制御弁2にあっては、ミキサードラムDの回転が阻止された後は、ソレノイド2aが解磁されて供給ポジション2dに戻されても、両方向油圧ポンプPが駆動されない限り、ブレーキ機構1への油圧の供給はなく、従って、ミキサードラムDが回転止めされた状態が解除されないことになる。
【0037】
リストリクション機構3は、前記ブレーキ機構1をブレーキ状態にする際に、言わば突然にブレーキ状態にさせるのではなく、徐々にブレーキ状態にさせるようにするために配在されるもので、具体的には、図2及び図3に示すように、両方向油圧モータMに一体に形成されてなるとし、この実施の形態では、上記制御弁2とブレーキ機構1との間の流路L3中に配在されてなるとしている。
【0038】
そして、該リストリクション機構3は、ブレーキ機構1側からの作動油の通過を阻止するチェック弁3aと、該チェック弁3aに並列する絞り3bと、からなり、ブレーキ機構1側からの作動油が絞り3bを介して上記制御弁2側に流出されることで、ブレーキ機構1が徐々に、例えば、約2秒程かけてブレーキ状態になるように構成されている。
【0039】
それ故、該リストリクション機構3にあっては、ブレーキ機構1への両方向油圧ポンプP側からの油圧の供給を停止し、かつ、制御弁2の切り換えでブレーキ機構1から圧油を排出するときに、該排出動作が瞬時に実現されて、直ちにブレーキ状態になることを避け得ることになる。
【0040】
その結果、該リストリクション機構3を装備することによって、ブレーキ機構1の機能を長期に亙って保障し得る、即ち、該ブレーキ機構1におけるディスクプレート1dの徒な寿命低下を抑制できることになる。
【0041】
即ち、ミキサードラムDの回転が停止されるとき、該ミキサードラムDは、慣性力で引き続き回転しようとすることになり、従って、このとき、ディスク1eがディスクプレート1dに圧接されると、該ディスクプレート1dに引き摺りによる摩耗が招来される。
【0042】
さらに、ミキサードラムDにおいて、重心線が回転中心線から所謂偏芯している場合、例えば、ミキサードラムD内に偏って固着されたコンクリート滓がある場合には、該コンクリート滓の重量でミキサードラムDが回転し続けようとすることになる。
【0043】
従って、以上のような状況下にミキサードラムDの回転がブレーキ機構1によって直ちに停止される場合には、上記した引き摺りによるディスクプレート1dの摩耗が著しくなり、徒な寿命低下が招来されることになる。
【0044】
そこで、該リストリクション機構3は、ミキサードラムDの慣性力等による回転がなくなるまでの間、ディスク1eをディスクプレート1dに圧接させず、その後に、ディスク1eをディスクプレート1dに圧接させてブレーキ機構1が作動するように設定することで、ディスクプレート1dの徒な寿命低下を抑制している。
【0045】
また、該リストリクション機構3の配設で回転が停止されるミキサードラムDにおいて、重心線が回転中心線から所謂偏芯しているがために招来されることがある所謂ズリ落ちを予め阻止し得ることにもなる。
【0046】
即ち、上記したように、ミキサードラムD内に偏って固着されたコンクリート滓がある場合には、上記ブレーキ機構1の作動で直ちにブレーキ状態になるよりも、ミキサードラムDの重心線がミキサードラムDの回転中心線に一致する安定状態になるまで、ミキサードラムDが回転される方が好ましい。
【0047】
そこで、要する場合には、前記制御弁2を切換作動させることによって該リストリクション機構3を再度作動させることで、回転が阻止された状態におかれるミキサードラムDのズリ落ちを完全に排除し得ることにもなり、従って、ミキサードラムDを安定した状態に回転止めすることも可能になる。
【0048】
選択弁4は、両方向油圧ポンプPと両方向油圧モータMとを接続する一対の油通路L1,L2と制御弁2に接続する流路L3との間に配設されて、いずれか一方の低圧側となる油通路L1あるいは油通路L2を制御弁2に選択的に接続させるように構成されている。
【0049】
このように、低圧側となる油通路L1あるいは油通路L2を制御弁2に接続させるとするのは、高圧側の油通路L1あるいは油通路L2を両方向油圧モータMの駆動専用にさせることで該両方向油圧モータMの駆動を保障させ得ること、及びブレーキ機構1の作動に高圧の供給油圧が不要であり低圧の供給油圧で足りること、に基づくものである。
【0050】
その結果、流路L3,制御弁2,リストリクション機構3及びブレーキ機構1を所謂大掛かりな構造に構成する必要がなくなり、両方向油圧モータMを徒に嵩張らせたり、該両方向油圧モータMにおける重量の徒な増大を抑制できることになる点で有利となる。
【0051】
一方、該選択弁4は、図示する実施の形態にあっては、油圧パイロット切換弁の態様に形成されてなり、一対の中立附勢ばね4aによって維持される中立ポジション4bと、油通路L1からの油圧をパイロット圧にして切り換えられる正転ポジション4cと、油通路L2からの油圧をパイロット圧にして切り換えられる逆転ポジション4dと、を有してなる。
【0052】
尚、該選択弁4において、正転ポジション4cが絞り(符示せず)を有する構成とされるのは、ミキサードラムDが逆転される場合に比較して正転される場合の方が、両方向油圧モータMに供給される油圧が高く設定されることに基づくものである。
【0053】
それ故、該選択弁4にあっては、両方向油圧ポンプPが、例えば、正転駆動されることで、正転ポジション4cに自動的に切り換り、このとき、低圧側となる他方の油通路L2における油圧をブレーキ機構1に供給する油圧として、制御弁2側に供給させ、逆に、両方向油圧ポンプPが逆転駆動されると、逆転ポジション4dに自動的に切り換り、低圧側となる一方の油通路L1における油圧をブレーキ機構1に供給させるように機能する。
【0054】
ところで、図示する実施の形態にあっては、上記選択弁4の下流側となる油路L3に開閉弁Vが配設されてなるとしているが、これは、該ミキサードラムの回転止め構造において、エンジンEあるいは両方向油圧ポンプPの故障で両方向油圧モータMの駆動、即ち、ミキサードラムDの回転が不能とされる場合に対処し得るようにするためである。
【0055】
即ち、上記のエンジンEあるいは両方向油圧ポンプPの故障によるミキサードラムDの回転が不能とされる場合であって、該ミキサードラムD内にコンクリートが収容されている場合には、該ミキサードラムDを回転してコンクリートを撹拌しあるいは排出することが必要になる。
【0056】
この場合に、発明者は、他のコンクリートミキサー車の両方向油圧ポンプPを利用して故障しているコンクリートミキサー車側における油通路L1あるいは油通路L2に選択的に圧油を供給し、もって、故障側におけるミキサードラムDを回転することを提案するものである。
【0057】
そして、他のコンクリートミキサー車の両方向油圧ポンプPによって故障側の油通路L1あるいは油通路L2に圧油を供給するとき、故障側におけるミキサードラムの回転止め構造において、作動油を冷却するフラッシュ機構を備えているとき、上記圧油、即ち、作動油が故障側のリザーバタンクTに収容されて、他のコンクリートミキサー車において作動油がなくなる不具合があると共に故障側のリザーバタンクTがオーバーフローすることになる不具合がある。
【0058】
そこで、図示する実施の形態の通りに、選択弁4の下流側となる油路L3中に開閉弁Vを配設するとするもので、該開閉弁Vは、通常は連通ポジションV1に維持され手動操作によって遮断ポジションV2に切り換えられるノーマルオープンの態様に設定されている。
【0059】
それ故、他のコンクリートミキサー車の両方向油圧ポンプPによって故障側の油通路L1あるいは油通路L2に圧油を供給するときに、開閉弁Vを手動操作で遮断ポジションV2に切り換えておけば、上記した不具合を招来せずして、故障側におけるミキサードラムDを回転し得ることになる。
【0060】
以上からすれば、開閉弁Vの配設に代えて、上流側の選択弁4を遮断ポジション4bに維持すれば所期の目的を達成できるとも言い得るが、この場合には、以下のような不都合の招来を指摘できる。
【0061】
即ち、開閉弁Vを配設せずに選択弁4を遮断ポジション4bに維持する場合には、前記ブレーキ機構1に低圧の圧油を供給し得ない状態になるから、該ブレーキ機構1には圧油が供給されていてブレーキ解除の状態に維持されていることが必須になる。
【0062】
従って、故障車側においてエンジンEあるいは両方向油圧ポンプPの故障の発覚時にブレーキ機構1に圧油が供給されていない、即ち、該ブレーキ機構1がブレーキ状態にあった場合には、他のコンクリートミキサー車の応援を得ても故障側におけるミキサードラムDを回転し得ないことになる。
【0063】
一方、開閉弁Vを配設せずに選択弁4を遮断ポジション4bに維持する場合には、該選択弁4において、その実現のために手動操作による遮断ポジション4b維持の可能性を持たせる必要を生じ、その具体化のために、該選択弁4における構成が複雑になる。
【0064】
以上からすれば、開閉弁Vを配設する場合には、選択弁4に変更を余儀なくさせることがなく、開閉弁Vの配設のみで足りることになるから、部品点数としては増えるが緊急時に確実に対応できる点で有利になる。
【0065】
尚、上記開閉弁Vの下流側には、リリーフ弁Rが配設されて、選択弁4から制御弁2を介してブレーキ機構1に供給される油圧が設定されるとしている。
【0066】
また、上記開閉弁Vとリリーフ弁Rとの間の油路L3は、途中にリザーバタンクTへの作動油の流下を阻止するチェック弁Cの配在下にリザーバタンクTに連通されている。
【0067】
それ故、以上のように形成されたこの実施の形態に係るミキサードラムの回転止め構造にあっては、以下のように作動することになる。
【0068】
先ず、エンジンEの駆動で両方向油圧ポンプPが駆動すると、該両方向油圧ポンプPからの吐出油圧が油通路L1あるいは油通路L2を介して両方向油圧モータMに供給され、該油圧の供給で両方向油圧モータMが駆動してミキサードラムDが回転する状態になる。
【0069】
その一方で、上記両方向油圧ポンプPからの吐出油圧が高圧側としての油通路L1あるいは油通路L2に供給されると、該各油通路L1,L2に接続する選択弁4が正転ポジション4cあるいは逆転ポジション4dの相応するいずれかに切り換えられて低圧側としての油通路L2あるいは油通路L1からの油圧が制御弁2側に供給される。
【0070】
このとき、制御弁2が両方向油圧ポンプPの駆動中にはソレノイド2aは解磁されているから、上記の低圧の油圧がブレーキ機構1に供給され、該ブレーキ機構1にあっては、油室1aへの油圧の供給でディスク1eが後退して、両方向油圧モータMの回動を許容するブレーキ解除の状態になる。
【0071】
従って、上記した両方向油圧ポンプPの駆動による両方向油圧モータMの駆動が可能になり、ミキサードラムDが回転されることになる。
【0072】
次に、エンジンEを停止して両方向油圧ポンプPの駆動を停止すると、該両方向油圧ポンプPからの油圧の油通路L1あるいは油通路L2への供給が停止されることになり、該油圧供給の停止で両方向油圧モータMの駆動が停止されてミキサードラムDの回転が停止され得る状態になる。
【0073】
このとき、油通路L1あるいは油通路L2における供給油圧の解除で、該各油通路L1,L2に接続する選択弁4が中立ポジション4bに切り換えられて制御弁2側への油圧の供給が停止される。
【0074】
そして、このとき、制御弁2がソレノイド2aへの励磁で排出ポジション2bに切り換えられて、ブレーキ機構1に供給されていた油圧がリストリクション機構3及び該制御弁2を介して解放され、該ブレーキ機構1にあっては、油室1aからの油圧の解除でディスク1eが前進して、両方向油圧モータMの回動を阻止するブレーキ状態になる。
【0075】
従って、上記した両方向油圧ポンプPの停止による両方向油圧モータMの停止が可能になり、ミキサードラムDの回転が停止されることになる。
【0076】
ただ、この実施の形態にあっては、このときに、ブレーキ機構1からの油圧がリストリクション機構3、即ち、絞り3bを介して解放されるようになるから、両方向油圧モータMへの油圧供給の停止によっては直ちにミキサードラムDの回転が停止されないことになる。
【0077】
その結果、例えば、回転が停止されるミキサードラムDにおいて、ミキサードラムD内に偏って固着されたコンクリート滓があるために、該ミキサードラムDの重心線が該ミキサードラムDの回転中心線から所謂偏芯している場合に、該重心線が回転中心線に一致することになる安定した状態になるまで、該ミキサードラムDが回転され得ることなる。
【0078】
従って、要する場合には、即ち、未だ安定した状態にまで至らない内に回転が停止される場合には、制御弁2を切換作動させ該リストリクション機構3を再度作動させることで、ミキサードラムDを安定した状態に回転止めして、回転が阻止された状態におかれるミキサードラムDのズリ落ちを完全に排除することが可能になる。
【0079】
尚、上記リストリクション機構3の作動中には、両方向油圧モータMにあっては、これが両方向油圧ポンプPと共に所謂空回りされる。
【0080】
そして、上記のようにして、ズリ落ちが排除された安定した状態に回転止めされたミキサードラムDにあっては、例えば、該ミキサードラムD内に立ち入る作業員によって、該ミキサードラムDの内周面に固着されたコンクリート滓を撤去するハツリ作業の安全な実施が可能になる。
【0081】
因に、この発明に係るミキサードラムの回転止め構造における開閉弁Vは、該ミキサードラムの回転止め構造を有するコンクリートミキサー車において、エンジンEあるいは両方向油圧ポンプPの故障した場合に、両方向油圧モータMの駆動を、即ち、ミキサードラムDの回転を他のコンクリートミキサー車の両方向油圧ポンプPを利用して実現することを可能にするのは前述の通りである。
【0082】
【発明の効果】
以上のように、この発明にあっては、コンクリートミキサー車の本体に搭載のエンジンによって駆動する両方向油圧ポンプによって駆動する両方向油圧モータが、油圧の供給時に該両方向油圧モータの回動を許容する一方で上記供給油圧の解除時に該両方向油圧モータの回動を阻止するブレーキ機構を有し、該ブレーキ機構への油圧の給排を制御する制御弁が電磁切換弁とされて両方向油圧ポンプの駆動を停止する際にソレノイドへの励磁でブレーキ機構への供給油圧を解除するように設定されるとするから、制御弁におけるソレノイドへの励磁操作のみにして、即ち、両方向油圧ポンプの駆動及び停止の操作のみにして、ブレーキ機構によるミキサードラムの完全な回転止めを実現できることになり、ミキサードラムの回転止めに関して人為的なミスを招来する危惧がなくなる利点がある。
【0083】
そして、この発明にあっては、制御弁とブレーキ機構との間にブレーキ機構側からの作動油の通過を阻止するチェック弁と、該チェック弁に並列する絞りと、を有するリストリクション機構が配設されてなるとし、かつ、該リストリクション機構が上記ブレーキ機構と共に両方向油圧モータに一体に形成されてなるとするから、上記制御弁が両方向油圧モータに一体に連設されることと相俟って、両方向油圧モータを有する該ミキサードラムの回転止め構造における所謂モータブロック部分のコンパクト化が可能になって、コンクリートミキサー車への搭載性を向上させるのは勿論のこと、ミキサードラムの回転を止めるにあって、ミキサードラムのズリ落ちを完全に排除した安定した状態に回転止めできることになる利点がある。
【0084】
また、この発明にあっては、両方向油圧ポンプと両方向油圧モータとを接続する一対の油通路と制御弁に接続する流路との間にいずれか一方の低圧側となる油通路を制御弁に接続させる選択弁が配設されてなるとするから、高圧側の油通路を両方向油圧モータの駆動専用にさせて該両方向油圧モータの駆動を確実に保障させる一方で、ブレーキ機構の作動に高圧の供給油圧が不要であり低圧の供給油圧で足りることに基づき、該選択弁の延長上に配設される流路,制御弁,リストリクション機構及び該ブレーキ機構を所謂大掛かりな構造に構成する必要がなくなり、両方向油圧モータを徒に嵩張らせたり、該両方向油圧モータにおける重量の徒な増大を抑制できることになる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るミキサードラムの回転止め構造を示す回路図である。
【図2】ブレーキ解除状態にあるブレーキ機構をリストリクション機構と共に示す部分断面図である。
【図3】ブレーキ状態にあるブレーキ機構をリストリクション機構と共に示す部分断面図である。
【図4】コンクリートミキサー車におけるミキサードラムの回転及び停止の原理構造を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ブレーキ機構
2 制御弁
2a ソレノイド
3 リストリクション機構
3a チェック弁
3b 絞り
4 選択弁
D ミキサードラム
E エンジン
L1,L2 油通路
L3 流路
M 両方向油圧モータ
P 両方向油圧ポンプ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure for preventing rotation of a mixer drum in a concrete mixer truck.
[0002]
[Prior art and its problems]
In principle, the mixer drum mounted on the loading platform of the concrete mixer truck is configured to be rotated and stopped by driving and stopping a traveling engine mounted on the main body of the concrete mixer truck.
[0003]
That is, as shown in FIG. 4, the discharge hydraulic pressure from the bidirectional hydraulic pump P driven by the drive of the engine E is supplied to the bidirectional hydraulic motor M via the oil passage L1 or the oil passage L2, and the driving of the bidirectional hydraulic motor M is performed. The mixer drum D is configured to rotate.
[0004]
When the supply of the discharge hydraulic pressure from the bidirectional hydraulic pump P is stopped by stopping the engine E, the driving of the bidirectional hydraulic motor M is stopped, and the rotation of the mixer drum D is stopped accordingly. .
[0005]
On the other hand, in the mixer drum D, so-called concrete soot may be fixed to the inner peripheral surface by repeated use. However, when the amount of the soot is increased, the concrete storage capacity of the mixer drum D is reduced. In addition, when the concrete ridge is biased and fixed to the inner peripheral surface, the so-called rotation balance is deteriorated, and the smooth rotation of the mixer drum D is not realized.
[0006]
Therefore, it is assumed that the concrete fence is removed by a chiseling operation by an operator who enters the mixer drum D, and in this case, the mixer drum D is forcibly prevented from rotating. Conventionally, the rotation stop is executed by using a giant clam vise.
[0007]
That is, as described above, in principle, if the drive of the engine E is stopped, the rotation of the mixer drum D should stop, but in reality, due to an oil leak phenomenon in the bidirectional hydraulic motor M, or The so-called idle rotation of the bidirectional hydraulic motor M and the bidirectional hydraulic pump P allows the mixer drum D to be rotated.
[0008]
Therefore, if there is no unevenly fixed concrete slag in the mixer drum D, for example, when the chiseling work is partially concentrated, the concrete slag is at the top. Thus, when the mixer drum D is in a state where it can be rotated by the weight of the concrete dredge, the mixer drum D is in the above-described bidirectional hydraulic pressure despite the fact that the rotation is stopped by stopping the driving of the engine E. The motor M can be easily rotated by an oil leak phenomenon or the like.
[0009]
Under this circumstance, if an operator enters the mixer drum D, there is a risk of causing an unexpected situation due to the rotation of the mixer drum D. Measures are taken to forcibly stop rotation.
[0010]
However, in the conventional method using the giant clam vise, the so-called maneuver vise does not sufficiently function due to a so-called operation error, and the rotation of the mixer drum cannot be completely stopped. There is a risk that inconveniences such as the use of force itself may be avoided cannot be avoided.
[0011]
The present invention was devised in view of the circumstances described above, and an object of the present invention is a mixer that is mounted on the loading platform of a concrete mixer truck and rotated by driving of an engine mounted on the main body of the concrete mixer truck. An object of the present invention is to provide a mixer drum rotation stop structure that is optimal for automatically stopping the drum from rotating to a completely stable state when the engine is stopped.
[0012]
[Means for solving the problem]
In order to achieve the above object, the means of the present invention includes: A bi-directional hydraulic pump that is driven by the engine mounted on the main body of the concrete mixer truck to discharge a predetermined hydraulic pressure, and a mixer drum mounted on the loading platform of the concrete mixer truck is driven by the hydraulic pressure discharged from the bi-directional hydraulic pump. And a brake mechanism that is integrally formed with the bidirectional hydraulic motor and that allows the bidirectional hydraulic motor to rotate when the hydraulic pressure is supplied while preventing the bidirectional hydraulic motor from rotating when the supply hydraulic pressure is released And a passage that communicates between the brake mechanism and the bidirectional hydraulic pump side. The A control valve comprising an electromagnetic switching valve; A restriction mechanism disposed in a flow path between the control valve and the brake mechanism, and The control valve is set so as to release the hydraulic pressure supplied to the brake mechanism when energized to the solenoid and is integrally connected to the bidirectional hydraulic motor, Further, the restriction mechanism is constituted by a check valve for preventing the hydraulic oil from passing from the brake mechanism side and a throttle in parallel with the check valve, and is formed integrally with the bidirectional hydraulic motor. It is characterized by becoming.
[0014]
In addition, a selection valve for connecting one of the low-pressure side oil passages to the control valve is disposed between the pair of oil passages connecting the bidirectional hydraulic pump and the bidirectional hydraulic motor and the flow passage connecting to the control valve. Suppose that
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the description will be given based on the drawings. The mixer drum rotation preventing structure according to the embodiment of the present invention includes a bidirectional hydraulic pump P, a bidirectional hydraulic motor M, and a brake mechanism 1 as shown in FIG. And a
[0017]
The bi-directional hydraulic pump P is driven by driving of a traveling engine E mounted on a main body (not shown) of a concrete mixer truck (not shown) to selectively transmit a predetermined hydraulic pressure to the pair of oil passages L1 and L2. In the embodiment shown in the drawing, it is set to a variable type that discharges different hydraulic pressures.
[0018]
The bi-directional hydraulic pump P is normally set to be driven and stopped by a manual operation via a servo regulator (not shown), and further to control the discharge hydraulic pressure level.
[0019]
Although not shown in the figure, the bidirectional hydraulic pump P is usually set to drive a flush mechanism for cooling the hydraulic oil.
[0020]
Incidentally, the pair of oil passages L1 and L2 are connected to the bidirectional hydraulic pump P and a bidirectional hydraulic motor M to be described later to form a so-called closed circuit.
[0021]
The bi-directional hydraulic motor M is driven by supply of discharge hydraulic pressure from the bi-directional hydraulic pump P through one oil passage L1 or the other oil passage L2, and is mounted on a loading platform (not shown) of a concrete mixer truck. The mixer drum D is set to rotate. Usually, although not shown, the mixer drum D is set to rotate via a speed reducer.
[0022]
The bidirectional hydraulic motor M, for example, rotates the mixer drum D in the forward direction when supplying the hydraulic pressure through one oil passage L1, that is, rotates the concrete accommodated therein in the direction of stirring, When the hydraulic pressure is supplied through the oil passage L2, the mixer drum D is reversely rotated, that is, rotated in the direction of discharging the concrete contained therein.
[0023]
Specifically, the brake mechanism 1 is integrally formed with the bidirectional hydraulic motor M. Functionally, the hydraulic mechanism M allows the bidirectional hydraulic motor M to rotate when the hydraulic pressure is supplied. The bi-directional hydraulic motor M is prevented from rotating when the motor is released.
[0024]
That is, in this embodiment, as shown in FIGS. 2 and 3, the brake mechanism 1 includes an
[0025]
Therefore, in the brake mechanism 1, when the hydraulic pressure is supplied to the
[0026]
Therefore, the brake mechanism 1 is not in a brake state at least as long as the hydraulic pressure can be supplied, that is, as long as the bidirectional hydraulic pump P is driven, and the mixer drum D rotates. There is no blocking.
[0027]
In the brake mechanism 1, when the supply hydraulic pressure is released, that is, when the two-way hydraulic pump P is stopped, the mixer drum D enters the brake state under the
[0028]
Further, since the brake mechanism 1 is configured to be in a brake state by the urging force of the urging
[0029]
Specifically, the
[0030]
Further, the
[0031]
As described above, the
[0032]
Further, the
[0033]
In addition, a throttle O for preventing pulsation is disposed in the flow path L3 on the upstream side of the
[0034]
Therefore, when the engine E is being driven, that is, when the bidirectional hydraulic pump P is being driven, the
[0035]
As a result, in the
[0036]
Further, in the
[0037]
When the brake mechanism 1 is put into the brake state, the
[0038]
The
[0039]
Therefore, in the
[0040]
As a result, by providing the
[0041]
That is, when the rotation of the mixer drum D is stopped, the mixer drum D will continue to rotate with inertial force. Therefore, when the
[0042]
Furthermore, in the mixer drum D, when the center of gravity line is so-called eccentric from the rotation center line, for example, when there is a concrete fence that is biased and fixed in the mixer drum D, the mixer drum is used by the weight of the concrete drum. D will continue to rotate.
[0043]
Therefore, when the rotation of the mixer drum D is immediately stopped by the brake mechanism 1 under the above situation, the wear of the
[0044]
Therefore, the
[0045]
In addition, in the mixer drum D whose rotation is stopped by the arrangement of the
[0046]
That is, as described above, in the case where there is a concrete cage that is biased and fixed in the mixer drum D, the center of gravity line of the mixer drum D is more than the mixer drum D, rather than the brake mechanism 1 is immediately put into a braking state. It is preferable that the mixer drum D is rotated until a stable state coincides with the rotation center line.
[0047]
Therefore, when necessary, the slippage of the mixer drum D in a state in which the rotation is prevented is completely eliminated by reactivating the
[0048]
The selection valve 4 is disposed between a pair of oil passages L1 and L2 that connect the bidirectional hydraulic pump P and the bidirectional hydraulic motor M and a flow path L3 that connects to the
[0049]
In this way, the oil passage L1 or the oil passage L2 on the low pressure side is connected to the
[0050]
As a result, there is no need to construct the flow path L3, the
[0051]
On the other hand, in the embodiment shown in the drawings, the selection valve 4 is formed in the form of a hydraulic pilot switching valve, and includes a neutral position 4b maintained by a pair of
[0052]
In the selection valve 4, the forward rotation position 4 c is configured to have a throttle (not shown) when the forward rotation is performed in both directions when the mixer drum D is rotated forward. This is based on the fact that the hydraulic pressure supplied to the hydraulic motor M is set high.
[0053]
Therefore, in the selection valve 4, the bidirectional hydraulic pump P is automatically switched to the forward rotation position 4c by being driven forward, for example, and at this time, the other oil on the low pressure side is switched. When the hydraulic pressure in the passage L2 is supplied to the
[0054]
By the way, in the illustrated embodiment, the on-off valve V is arranged in the oil passage L3 on the downstream side of the selection valve 4, but this is the rotation stop structure of the mixer drum. This is to cope with a case where the drive of the bidirectional hydraulic motor M, that is, the rotation of the mixer drum D is disabled due to the failure of the engine E or the bidirectional hydraulic pump P.
[0055]
That is, when the mixer drum D cannot be rotated due to the failure of the engine E or the two-way hydraulic pump P, and the concrete is contained in the mixer drum D, the mixer drum D is It is necessary to rotate and agitate or discharge the concrete.
[0056]
In this case, the inventor selectively supplies pressure oil to the oil passage L1 or the oil passage L2 on the side of the concrete mixer truck that is malfunctioning by using the bidirectional hydraulic pump P of another concrete mixer truck, It is proposed to rotate the mixer drum D on the failure side.
[0057]
When supplying pressure oil to the failure side oil passage L1 or the oil passage L2 by the bidirectional hydraulic pump P of another concrete mixer truck, a flush mechanism for cooling the working oil in the rotation stop structure of the mixer drum on the failure side is provided. When equipped, the above-mentioned pressure oil, that is, the hydraulic oil is stored in the failure-side reservoir tank T, and there is a problem that the hydraulic oil disappears in another concrete mixer truck, and the failure-side reservoir tank T overflows. There is a bug.
[0058]
Therefore, as shown in the illustrated embodiment, an on-off valve V is disposed in the oil passage L3 on the downstream side of the selection valve 4, and the on-off valve V is normally maintained at the communication position V1 and manually operated. It is set to a normally open mode in which the operation is switched to the cutoff position V2.
[0059]
Therefore, when the pressure oil is supplied to the failure-side oil passage L1 or the oil passage L2 by the bidirectional hydraulic pump P of another concrete mixer truck, if the on-off valve V is manually switched to the cutoff position V2, Thus, the mixer drum D on the failure side can be rotated without causing the malfunction.
[0060]
From the above, it can be said that the intended purpose can be achieved if the upstream side selection valve 4 is maintained at the shut-off position 4b instead of the arrangement of the on-off valve V. In this case, Can point out inconvenience.
[0061]
That is, when the selection valve 4 is maintained at the shut-off position 4b without providing the on-off valve V, the brake mechanism 1 cannot be supplied with low pressure oil. It is essential that pressure oil is supplied and maintained in a brake-released state.
[0062]
Accordingly, when the failure of the engine E or the bidirectional hydraulic pump P is detected on the failed vehicle side, no pressure oil is supplied to the brake mechanism 1, that is, when the brake mechanism 1 is in a brake state, another concrete mixer is used. Even if the car is supported, the mixer drum D on the failure side cannot be rotated.
[0063]
On the other hand, when the selection valve 4 is maintained at the cutoff position 4b without providing the on-off valve V, the selection valve 4 needs to have a possibility of maintaining the cutoff position 4b by manual operation in order to realize the selection valve 4. And the configuration of the selection valve 4 becomes complicated.
[0064]
In view of the above, when the on-off valve V is provided, the selection valve 4 is not forced to be changed, and only the on-off valve V is required to be provided. This is advantageous in that it can be handled reliably.
[0065]
A relief valve R is disposed downstream of the on-off valve V, and the hydraulic pressure supplied from the selection valve 4 to the brake mechanism 1 via the
[0066]
An oil passage L3 between the on-off valve V and the relief valve R is communicated with the reservoir tank T under the presence of a check valve C that prevents hydraulic fluid from flowing into the reservoir tank T halfway.
[0067]
Therefore, the mixer drum rotation stopper structure according to this embodiment formed as described above operates as follows.
[0068]
First, when the bidirectional hydraulic pump P is driven by driving the engine E, the discharge hydraulic pressure from the bidirectional hydraulic pump P is supplied to the bidirectional hydraulic motor M via the oil passage L1 or the oil passage L2, and the bidirectional hydraulic pressure is supplied by the supply of the hydraulic pressure. The motor M is driven and the mixer drum D is rotated.
[0069]
On the other hand, when the discharge hydraulic pressure from the bidirectional hydraulic pump P is supplied to the oil passage L1 or the oil passage L2 on the high pressure side, the selection valve 4 connected to each of the oil passages L1 and L2 is in the forward rotation position 4c or By switching to one corresponding to the
[0070]
At this time, the
[0071]
Accordingly, the bidirectional hydraulic motor M can be driven by driving the bidirectional hydraulic pump P, and the mixer drum D is rotated.
[0072]
Next, when the engine E is stopped and the driving of the bidirectional hydraulic pump P is stopped, the supply of hydraulic pressure from the bidirectional hydraulic pump P to the oil passage L1 or the oil passage L2 is stopped. When stopped, the driving of the bidirectional hydraulic motor M is stopped, and the rotation of the mixer drum D can be stopped.
[0073]
At this time, when the supply hydraulic pressure in the oil passage L1 or the oil passage L2 is released, the selection valve 4 connected to each of the oil passages L1 and L2 is switched to the neutral position 4b, and the supply of hydraulic pressure to the
[0074]
At this time, the
[0075]
Therefore, the bidirectional hydraulic motor M can be stopped by stopping the bidirectional hydraulic pump P, and the rotation of the mixer drum D is stopped.
[0076]
However, in this embodiment, since the hydraulic pressure from the brake mechanism 1 is released through the
[0077]
As a result, for example, in the mixer drum D whose rotation is stopped, there is a concrete rod that is biased and fixed in the mixer drum D, so that the center of gravity line of the mixer drum D is so-called from the rotation center line of the mixer drum D. In the case of eccentricity, the mixer drum D can be rotated until a stable state where the center of gravity line coincides with the rotation center line.
[0078]
Therefore, if necessary, that is, if the rotation is stopped before reaching a stable state, the
[0079]
During the operation of the
[0080]
As described above, in the mixer drum D whose rotation is stopped in a stable state from which slipping is eliminated, for example, an operator who enters the mixer drum D performs an inner periphery of the mixer drum D. It is possible to safely carry out the chiseling work to remove the concrete fence fixed to the surface.
[0081]
Incidentally, the on-off valve V in the rotation prevention structure of the mixer drum according to the present invention is a bidirectional hydraulic motor M in the concrete mixer truck having the rotation prevention structure of the mixer drum when the engine E or the bidirectional hydraulic pump P fails. As described above, it is possible to realize the rotation of the mixer drum D using the bidirectional hydraulic pump P of another concrete mixer truck.
[0082]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, the bidirectional hydraulic motor driven by the bidirectional hydraulic pump driven by the engine mounted on the main body of the concrete mixer truck allows the rotation of the bidirectional hydraulic motor when supplying hydraulic pressure. The brake mechanism has a brake mechanism for preventing the bidirectional hydraulic motor from rotating when the supply hydraulic pressure is released, and the control valve for controlling the supply and discharge of the hydraulic pressure to the brake mechanism is an electromagnetic switching valve to drive the bidirectional hydraulic pump. Since it is set to release the hydraulic pressure supplied to the brake mechanism by excitation to the solenoid when stopping, only the excitation operation to the solenoid in the control valve is performed, that is, the operation of driving and stopping the bidirectional hydraulic pump Only when the mixer drum can be completely prevented from rotating by the brake mechanism. There is an advantage that the fear is unnecessary to lead to mistakes.
[0083]
According to the present invention, there is provided a restriction mechanism having a check valve that prevents passage of hydraulic oil from the brake mechanism side between the control valve and the brake mechanism, and a throttle parallel to the check valve. Since the restriction mechanism is formed integrally with the bidirectional hydraulic motor together with the brake mechanism, the control valve is combined with the bidirectional hydraulic motor. Thus, the so-called motor block portion in the rotation prevention structure of the mixer drum having the bidirectional hydraulic motor can be made compact, and the mounting property to the concrete mixer truck is improved. There is an advantage that the rotation can be stopped in a stable state that completely eliminates the slippage of the mixer drum.
[0084]
Further, in the present invention, one of the oil passages on the low pressure side between the pair of oil passages connecting the bidirectional hydraulic pump and the bidirectional hydraulic motor and the flow passage connected to the control valve is used as the control valve. Since the selection valve to be connected is provided, the high-pressure side oil passage is exclusively used for driving the bidirectional hydraulic motor to ensure the driving of the bidirectional hydraulic motor, while supplying high pressure to the operation of the brake mechanism. Based on the fact that hydraulic pressure is not required and low supply hydraulic pressure is sufficient, it is necessary to configure the flow path, control valve, restriction mechanism and brake mechanism arranged on the extension of the selection valve in a so-called large-scale structure. Thus, there is an advantage that the bidirectional hydraulic motor can be made bulky and an increase in weight in the bidirectional hydraulic motor can be suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram showing a structure for preventing rotation of a mixer drum according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partial cross-sectional view showing a brake mechanism in a brake released state together with a restriction mechanism.
FIG. 3 is a partial sectional view showing a brake mechanism in a brake state together with a restriction mechanism.
FIG. 4 is a circuit diagram showing a principle structure of rotation and stop of a mixer drum in a concrete mixer truck.
[Explanation of symbols]
1 Brake mechanism
2 Control valve
2a Solenoid
3. Restriction mechanism
3a Check valve
3b Aperture
4 Select valve
D Mixer drum
E engine
L1, L2 oil passage
L3 flow path
M bidirectional hydraulic motor
P bidirectional hydraulic pump
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05249396A JP3666974B2 (en) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | Mixer drum rotation stop structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05249396A JP3666974B2 (en) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | Mixer drum rotation stop structure |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09220966A JPH09220966A (en) | 1997-08-26 |
JP3666974B2 true JP3666974B2 (en) | 2005-06-29 |
Family
ID=12916247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05249396A Expired - Fee Related JP3666974B2 (en) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | Mixer drum rotation stop structure |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3666974B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101830192B (en) * | 2010-04-09 | 2012-08-22 | 中通汽车工业集团有限责任公司 | Constant-speed control device of multiple-protection agitating lorry |
-
1996
- 1996-02-15 JP JP05249396A patent/JP3666974B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09220966A (en) | 1997-08-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3327479B2 (en) | Electro-hydraulic parking brake control system | |
JP5389461B2 (en) | Hydraulic motor | |
EP1321340A1 (en) | Parking brake device of working vehicle | |
JPH04224453A (en) | Hydraulic type two circuit brake gear | |
JP3666974B2 (en) | Mixer drum rotation stop structure | |
JP2021017955A (en) | Fluid compressor and operation device | |
US6606858B2 (en) | Neutral override for servo controlled hydrostatic units | |
JP3978292B2 (en) | Travel drive device | |
JP2008137561A (en) | Emergency release device of parking brake of industrial vehicle | |
EP2261427A1 (en) | Hydraulic work vehicle | |
JPH06127360A (en) | Brake fluid pressure control device | |
JP2000266181A (en) | Hydrostatic transmission device | |
JP2004217009A (en) | Negative parking brake canceling device, and brake system | |
JPS62191260A (en) | Wheel lock preventive device | |
JPH0565057A (en) | Brake liquid pressure control device | |
JPH04321875A (en) | Travelling controller for work car | |
JP2006258237A (en) | Hydraulic motor unit | |
JP3544810B2 (en) | Locking / unlocking device for revolving superstructure of construction machinery | |
JP3739518B2 (en) | Brake device of hydraulic travel device | |
US7168245B2 (en) | Work machine with supplemental power steering | |
JPH082401A (en) | Brake device of vehicle | |
JPS649481B2 (en) | ||
JP3121736U (en) | Rotary table stop device | |
JPS63255166A (en) | Hydraulic circuit for transmission and brake device | |
JPH06147201A (en) | Driving circuit of hydraulic motor |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041214 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050308 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050405 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080415 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080415 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080415 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100415 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |