JP3666933B2 - Facsimile device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、読み出し専用のメモリにプログラムを格納している場合、そのチェックサム等も同時に格納し、そのチェックサムをオペレータが確認することで目的とするプログラムが格納されているか、更には目的のプログラムを格納するメモリが全て搭載されているかを確認している。
【0003】
また、電源立ち上げ又は何らかの異常事態の場合、システムはそのプログラムのチェックサムを計算し、もし格納されているチェックサムと計算したチェックサムの値が異なっている場合、システムは動作を停止し、オペレータにシステムの異常を知らせる機能を有するファクシミリ装置も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、システムがチェックサムの計算を行うのは電源立ち上げ又は何らかの異常事態の場合だけである。通常、ファクシミリのような制御機器は、読込専用メモリとして、光学的な消去が可能なEPROMを用いるのが一般的である。この場合、何らかの原因でプログラムエリアが消去又は破壊された場合、システムとして特に異常だと判断しなければチェックサムは行われず、またそのまま電源が一度もオフされなければこのプログラムエリアの破壊は2度とチェックされないという欠点があった。
【0005】
本発明は、ユーザでは復旧不可能なROMに記憶されている制御プログラムのエラーによるトラブルを防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、ファクシミリ装置において、前記ファクシミリ装置の制御を行う制御手段と、ファクシミリ通信を行うための通信プログラムを含み、前記制御手段が前記ファクシミリ装置をマルチタスクシステムにより制御するための制御プログラムを記憶するROMと、前記制御プログラムのエラーを検出するためのエラー検出手段とを有し、前記制御手段は、前記エラー検出手段により前記制御プログラムのエラーが検出されると、前記ファクシミリ装置における他のタスクよりも最優先のタスクとして、前記制御プログラムのエラー通知を行い続け、前記ファクシミリ装置における他のタスクが動作できないようにすることを特徴とするファクシミリ装置を提供する。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照しながら本発明に係る好適な一実施例を詳細に説明する。
【0010】
図1は、本実施例におけるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。図示するように、システム制御部1は、例えばCPU及びその周辺回路等で構成されるとともに、あらかじめCPUの制御手順(プログラム)を格納するROM1Aと、そのROM1Aに格納されているプログラムのチェックサムを格納するROM1Bを含み、この制御手順のソースコードのチェックサムを計算するためのプログラムを含むものである。
【0011】
読取部2は、原稿搬送ローラ2Bによって搬送された送信原稿を読み取るCCDイメージセンサーと、原稿の有無を判断するDSや原稿が読み取り位置にあるかを判断するDES等で構成される。
【0012】
記録部3は、不図示の画像制御部によって制御された画像を記録紙に、例えば電子写真熱転写記録するものである。
【0013】
操作部4は、各種の操作キーを配置したものである。また、この操作部4には本実施例で用いられるリセット状態の場合、チェックサムが違っていたときその旨を告知し、メモリリスト等を出力するかをオペレータに選択させるスイッチが設けられている。
【0014】
表示部5は、状態表示やアラーム表示などを表示するものであり、本実施例で用いられる告知手段でもある。尚、操作部4と表示部5は、1つの操作表示部として構成してもよい。
【0015】
不揮発性RAM6Aは、自機の電話番号やユーザ略称や相手先の電話番号などの通信データを登録し、それらのデータのチェックサムを登録されておくものである。尚、このRAM6Aはバッテリーによりバックアップされた揮発性メモリを用いている。
【0016】
揮発性RAM6Bは、受信時の通信データなどを格納するものである。また、揮発性RAM6Cは受信又は読み取り画像データを格納する画像メモリである。このRAMとして本実施例では揮発性RAMを用いているが、ハードディスクを用いてもよい。
【0017】
モデム(変復調装置)7は、送受信信号の変復調を行うものである。また、NCU(網制御装置)8は選択信号(パルス又はトーンダイヤラー)を送出する機能を有し、呼出し音の検出による自動着信動作及び回線制御動作を行うのみならず、システム制御部1の制御によって電話回線12に対し、選択信号の送出動作を行う。
【0018】
リセット回路9は、システム制御部1からのシステムクロックの停止によって動作するウォッチドッグタイマー回路であり、電源の立ち上げ又は異常動作によってシステム制御部1にリセット信号を出力する。
【0019】
図2は、操作部4と表示部5が配置される操作パネルを表した図である。
【0020】
次に、本システムにおけるプログラムエリアのチェックサムの計算とチェックサムが異なっていた場合に告知する動作について以下に説明する。
【0021】
図3は、本実施例におけるチェックサムタスクを示すフローチャートである。まず、ステップS1において、システム制御部1のCPUは、電源立ち上げ後、ROM1Aに格納されている制御プログラムによって動作するマルチタスクシステムの最下位の優先順位に設定された最下位タスクにおいて、ROM1Aに格納されている制御プログラムのソースコードのチェックサムを計算する。
【0022】
次に、ステップS2において、ステップS1で計算したチェックサムとROM1Bに格納されているあらかじめ計算しておいたソースコードのチェックサムとを比較する。ここで、等しければステップS3に進み、本マルチタスクシステムのシステムコールを用いてチェックサムタスクを一定時間ウェイト状態にする。その後、ステップS3で指定されたウェイト時間が経過すると、ステップS1に戻り、上述のチェックサムの計算を行う。
【0023】
また、ステップS2において、ステップS1で計算したチェックサムとROM1Bに格納されているチェックサムデータが等しくなければステップS4に進み、チェックサムエラーが生じたことをオペレータに表示するためにチェックサムエラータスクを起動する。起動後、チェックサムタスクは終了する。
【0024】
次に、本マルチタスクシステムにおいて、最上位の優先順位に設定されているオペレータにチェックサムエラーを表示するためのチェックサムエラータスクを以下に説明する。
【0025】
図4は、本実施例におけるチェックサムエラータスクを示すフローチャートである。チェックサムエラータスクは起動後、ステップS5において、表示装置に“ROM ERROR”と表示する。そして、本タスクはステップS5を実行後無限ループになる。
【0026】
これは、本マルチタスクシステムにおいては、最上位の優先順位に設定されているタスクが起動中は他のタスクは動作できないため、本タスクを無限ループにしておけば、たとえROM1Aに格納されているプログラムが破壊されていても異常動作に陥ることがなくなるためである。
【0027】
上述した実施例では、マルチタスクシステムにおいて、チェックサムエラーが発生した場合の動作について説明したが、本発明はこれに限るものではない。
【0028】
例えば、シングタスクシステムの場合においても、図1に示すシステム制御部内に設けられている割込機能を用いてROM1Aに格納されているソースコードのチェックサムの計算を一定周期毎に実行する最低優先順位の割込プログラムにおいて計算し、チェックサムエラーが発生した場合は、最上位優先順位の割込を発生し、そのなかで表示装置にチェックサムエラーを表示し、その後無限ループとすることで同様の効果が得られる。
【0029】
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用しても良い。
【0030】
また、本発明はシステム或いは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザでは復旧不可能なROMに記憶されている制御プログラムにエラーが検出されると、最優先のタスクとして、制御プログラムのエラー通知を行い続けるので、ROMに記憶されている制御プログラムのエラー発生時にも係わらずファクシミリ装置の他のタスクが動作してしまい、異常動作に陥ることを防止することができる。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例における操作パネルの構成を示す図である。
【図3】本実施例におけるチェックサムタスクを示すフローチャートである。
【図4】本実施例におけるチェックサムエラータスクを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 システム制御部
1A プログラムROM
1B チェックサムROM
2 読取部
2B 原稿搬送ローラ
3 記録部
4 操作部
5 表示部
6A 不揮発性RAM
6B 揮発性RAM
6C 揮発性RAM
7 モデム
8 NCU
12 電話回線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a facsimile machine.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when a program is stored in a read-only memory, the checksum and the like are also stored at the same time, and the operator confirms the checksum to check whether the target program is stored. It is confirmed whether all the memory to store is installed.
[0003]
Also, in case of power up or some abnormal situation, the system will calculate the checksum of the program, and if the stored checksum and the calculated checksum value are different, the system will stop working, A facsimile machine having a function of notifying an operator of a system abnormality has also been proposed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above conventional example, the system calculates the checksum only when the power is turned on or some abnormal situation occurs. Usually, a control device such as a facsimile generally uses an optically erasable EPROM as a read-only memory. In this case, if the program area is erased or destroyed for some reason, the checksum is not performed unless it is determined that the system is particularly abnormal. If the power is not turned off, the program area is destroyed twice. There was a drawback that it was not checked.
[0005]
The present invention, in the user and to prevent troubles due to an error in the control program stored in the unrecoverable ROM.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, the present invention includes a control unit for controlling the facsimile apparatus and a communication program for performing facsimile communication in the facsimile apparatus, wherein the control unit controls the facsimile apparatus by a multitask system. A ROM for storing a control program for performing error detection means for detecting an error in the control program, and when the control means detects an error in the control program by the error detection means, There is provided a facsimile apparatus characterized in that error notification of the control program is continuously performed as a task having the highest priority over other tasks in the facsimile apparatus, and other tasks in the facsimile apparatus cannot be operated .
[0009]
【Example】
Hereinafter, a preferred embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0010]
FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of the facsimile apparatus in this embodiment. As shown in the figure, the
[0011]
The
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
The
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
The modem (modulator / demodulator) 7 performs modulation / demodulation of transmission / reception signals. The NCU (network control unit) 8 has a function of sending a selection signal (pulse or tone dialer), and not only performs automatic incoming call operation and line control operation by detecting a ringing tone, but also controls the
[0018]
The reset circuit 9 is a watchdog timer circuit that operates when the system clock from the
[0019]
FIG. 2 is a diagram illustrating an operation panel on which the
[0020]
Next, the operation for notifying when the checksum is different from the calculation of the checksum of the program area in this system will be described below.
[0021]
FIG. 3 is a flowchart showing the checksum task in this embodiment. First, in step S1, the CPU of the
[0022]
Next, in step S2, the checksum calculated in step S1 is compared with the checksum of the source code stored in the
[0023]
In step S2, if the checksum calculated in step S1 is not equal to the checksum data stored in the
[0024]
Next, a checksum error task for displaying a checksum error to an operator set to the highest priority in the multitask system will be described below.
[0025]
FIG. 4 is a flowchart showing the checksum error task in this embodiment. After the checksum error task is activated, “ROM ERROR” is displayed on the display device in step S5. And this task becomes an infinite loop after executing step S5.
[0026]
This is because, in this multitask system, other tasks cannot operate while the task set with the highest priority is activated. Therefore, if this task is set to an infinite loop, it is stored in the ROM 1A. This is because even if the program is destroyed, it does not fall into abnormal operation.
[0027]
In the above-described embodiment, the operation when a checksum error occurs in the multitask system has been described. However, the present invention is not limited to this.
[0028]
For example, even in the case of a single task system, the lowest priority for executing the checksum of the source code stored in the ROM 1A at regular intervals using the interrupt function provided in the system control unit shown in FIG. When a checksum error is calculated in the priority interrupt program, the highest priority interrupt is generated, the checksum error is displayed on the display device, and then an infinite loop is set. The effect is obtained.
[0029]
The present invention may be applied to a system composed of a plurality of devices or an apparatus composed of a single device.
[0030]
Needless to say, the present invention can also be applied to a case where the present invention is achieved by supplying a program to a system or apparatus.
[0031]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when an error is detected in the control program stored in the ROM that cannot be recovered by the user, the error notification of the control program continues to be performed as the highest priority task. It is possible to prevent other tasks of the facsimile apparatus from operating even when an error occurs in the control program stored in the ROM and causing an abnormal operation.
[0032]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of a facsimile apparatus according to an embodiment.
FIG. 2 is a diagram illustrating a configuration of an operation panel in the present embodiment.
FIG. 3 is a flowchart showing a checksum task in the embodiment.
FIG. 4 is a flowchart showing a checksum error task in the embodiment.
[Explanation of symbols]
1 System controller 1A Program ROM
1B Checksum ROM
2
6B volatile RAM
6C volatile RAM
7
12 Telephone line
Claims (3)
前記ファクシミリ装置の制御を行う制御手段と、
ファクシミリ通信を行うための通信プログラムを含み、前記制御手段が前記ファクシミリ装置をマルチタスクシステムにより制御するための制御プログラムを記憶するROMと、
前記制御プログラムのエラーを検出するためのエラー検出手段とを有し、
前記制御手段は、前記エラー検出手段により前記制御プログラムのエラーが検出されると、前記ファクシミリ装置における他のタスクよりも最優先のタスクとして、前記制御プログラムのエラー通知を行い続け、前記ファクシミリ装置における他のタスクが動作できないようにすることを特徴とするファクシミリ装置。In a facsimile machine,
Control means for controlling the facsimile apparatus;
Includes a communication program for performing facsimile communication, a ROM in which the control means stores a control program for controlling the multitasking system the facsimile apparatus,
And a error detection means for detecting an error of the control program,
When an error in the control program is detected by the error detection means , the control means continues to perform error notification of the control program as a task having the highest priority over other tasks in the facsimile apparatus. A facsimile machine that prevents other tasks from operating .
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