JP3665897B2 - Siphoning water supply device and its water flow control device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、河川の締切り工事等において、障害物を設けて河川を堰き止めたときに上流側に溜った水を下流側へ移動させるサイホン作用による送水装置及びその水流制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
河川等の工事例えば橋桁や堰堤等の工事を行なう場合は、工事箇所の上流側及び下流側で、河川を横断する方向に障害物を設けて締切工事を行っている。上流側に水溜め部を設けて、ここに溜まった水を一般にエンジン式発電機により発電し、水中ポンプを駆動してホースを通して下流側に流している。
【0003】
出願人は、特許第3099227号において送水ポンプを開発し、送水ポンプによる下流側への送水が安定した後は、該送水ポンプを停止してサイホン作用により送水を継続し、エンジン式発電機により発生するCO2や騒音公害を防止し、消費電力を節減した送水を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、河川工事においては工事の進捗状況に応じて、送水を停止し、或いは再開する場合がある。
【0005】
この様な機会に従来の送水方法においては、つぎの問題が発生した。
【0006】
1,送水ポンプの排水容量が小さい場合、或いは送水高低差が大きい場合には、送水管の断面一杯に水が充満されない。この結果、送水管に空気の溜まり部が出来て空気が残ることとなり、サイホン作用による送水量が充分でない。
【0007】
これを解決するため、送水管の下流部の開閉弁を一時閉じると、水は送水管の低いところから充満されるので、空気は送水管の上部に閉じこめられて、完全に排除されない。
【0008】
2,サイホン作用による送水量が調節できないので、上流側の水溜め部への流入量に比べてサイホン作用による送水量が大きすぎると、水溜め部の水位が下がって送水管内に空気を吸い込む結果となり、サイホン作用が停止する。
【0009】
3,また、緊急に送水停止をする場合は、送水ポンプを水面から持ち上げて空気を送水管に導入しているので、作業が大変である。
【0010】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、サイホン作用による送水管内への水流の生成が容易であって、しかも送水の停止及び再開が簡単にできるサイホン作用による送水装置及びその水流制御装置を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上流側の水溜め部に浸漬され送水管に連結された分岐吸水路を備え、送水手段を駆動して送水管に送水した後、該送水手段を停止してサイホン作用により前記分岐吸水路から吸水して下流側に送水するサイホン作用による送水装置であって、
前記送水管に水流制御装置を設け、送水開始時に送水管内の空気を排出し、送水停止時に外気を吸入する空気吸排部を設けるとともに送水管を通過する水量を調節する流量調節部を設けたところに特徴を有する。
【0012】
尚、送水手段をより具体的に例示すると、水中ポンプ、エンジンポンプなどがある。
【0013】
請求項2の発明の流量調節部は、分岐吸水路が浸漬された水溜め部の水位に応じて流量を調節するところに特徴を有する。
【0014】
請求項3の発明は、サイホン作用による送水装置に取付けられて水流の生成並びに送水の停止及び再開を制御する水流制御装置であって、
送水管に接続された流水部と、
この流水部の上部に設けられ前記流水部に連通する空気溜め部と、
この空気溜め部に設けられ送水開始時に該空気溜め部に集められた送水管内の空気を排出し、送水停止時に外気を吸入する空気吸排部と、
前記流水部又は送水管を通過する水量を調節する流量調節部とを備えたところに特徴を有する。
【0015】
請求項4の発明の流量調節部は、流水部を開閉する流量弁により構成され、分岐吸水路が浸漬された水溜め部の水位に応じて流水部の開放面積が自動的に調節するところに特徴を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】
請求項1、2に係る第1の実施例の送水装置10について図1〜図2を参照して説明する。
先ず図1において、障害物例えば河川の締切部11の一方側例えば上流側には第1の水溜め部12が設けられ流下した水が貯留されている。締切部11の他方側例えば下流側には、第1の水溜め部12よりも低水位の貯水部13が設けられている。
【0017】
送水管14は、中央部が障害物例えば締切部11よりも上部に位置し、上流側14aの下端には第1の水溜め部12内に浸漬された水中ポンプ21が接続されている。また、下流側14bの下端は貯水部13に浸漬されている。また、下流側14bには送水管14を開閉する弁15が設けられている。
【0018】
この水中ポンプ20の一例は、図1に示すように特許第3099227号において開示されたもので、水中ポンプ21の吐出側21aが送水管14の上流側14aに接続されており、設置された電力線あるいはエンジン式発電機により適宜に運転される。
【0019】
また、水中ポンプ21及び吐出側21aを囲むように分岐吸水路22が形成されている。この分岐吸水路22は吐出側21aに形成された複数個の連通孔23を介して送水管14に連通している。また、底部には、複数個の吸入弁22aが設けられている。この吸入弁22aは水中ポンプ21が駆動されているとき分岐吸水路22から底部に水が吐出することを防止している。
【0020】
つぎに請求項3,4に係る水流制御装置30について説明する。水流制御装置30は送水管14の上端部に接続されている。本実施例においては、送水管14の中間部であって最も高い位置に取付けられている。
【0021】
流水部31は、送水経路の一部を構成するもので、両端部が送水管14に接続されている。この流水部31は、台座32を介して適宜の場所に固定される。この台座32には、送水管14のねじれなどにより発生する傾きを修正する手段が講じられていることが好ましい。
【0022】
空気溜め部33は、流水部31の上部に一体に形成されており、連通孔34を介して送水管14に連通している。この空気溜め部33には上部に空気吸排部としての空気弁35が設けられている。この空気弁35は、周知の構成であり、レバー35aを操作することにより手動で開閉することができる。
【0023】
また、空気吸排部の第2の実施例としては、図2に示すように、細径のパイプ36が接続されており、その他端は第1の水溜め部12の水中に浸漬されている。
【0024】
なお、空気弁35は、上記構成に限らず、空気が空気溜め部33内に集結されて圧力が高くなった空気を自動的に外部に排出し、空気溜め部33内の圧力が大気圧より低下した場合でも外気は侵入しないように構成してもよい。
【0025】
また、空気溜め部33にガラス窓などを利用した覗き窓を設ければ、内部の水位を認知できるので、サイホン作用の開始時期を確認できて好都合である。
【0026】
また、図示はしないが、空気溜め部33内にフロート及びこれに連動する弁を設け、水位の上昇とともにフロートの浮力により弁を閉鎖するようにしても良い。
【0027】
流量調節部37は、流水部31の開放面積を調節することにより流量を調節するもので、本実施例においては、ハンドル38を操作することによりねじ39に連結した流量弁40を上下させるようにしている。
【0028】
本実施例においては、流量調節部37を流水部31と一体に設けたがこれに限らず、流水部31から離れた部位の送水管14に設けても良い。
【0029】
つぎに上記構成の作用について説明する。
(1)まず、流量調節部37の流量弁40及び空気弁35を開く。
【0030】
(2)水中ポンプ21を駆動する。水は送水管14に送られ、下流側14bから充満される。送水能力が大きい場合、送水管14の空気は流れに巻き込まれて排出される。送水能力が小さい場合には空気弁15を閉じると、管内に残った空気は、順次上部に追い出されて空気溜め部33に集められ、空気弁35から排出される。
【0031】
尚、送水管14の下流側14bの弁15を閉じて水中ポンプ21を駆動すれば、空気の排出はより一層促進される。
【0032】
(3)送水管14内の空気が完全に排出されると、水位は空気溜め部33内まで上昇して、水が空気弁35から噴出する。そこで、空気排出弁35を閉じる。
【0033】
第2の実施例においては、噴出した水はパイプ36を通って第1の水溜め部12に導かれる。パイプ36の先端は第1の水溜め部12に浸漬されているので、パイプ36内の空気は排出されて内部は水で充満され、パイプ36は自動的に閉塞される。
【0034】
(4)送水管14の下流側14bの弁15を開くと、送水が開始される。
ここで水中ポンプ20を停止する。送水管14は水により充満されているので、水中ポンプ20を停止しても、上流側と下流側との落差によるサイホン作用が発生して、送水が継続される。
【0035】
送水量は、流量調節部37の流量弁40を上下して、第1の水溜め部12の水位が一定に保たれるように制御する。
【0036】
尚、第1の水溜め部12の水位を検知するセンサ12aを設けるとともに、ハンドル38をモータにより正逆回転させ、このセンサの信号に応じて流量弁40を上下させて第1の水溜め部12の水位を一定に管理することが好都合である。
【0037】
(5)作業の都合で送水を中断する場合がある。
この場合は、流量調節部37の流量弁40を徐々に閉じる。送水は停止されるが、送水管14内は水が充満された状態に保持される。従って、送水再開に当たっては、流量弁40を開けば直ちに送水が開始される。従って、送水開始に水中ポンプ20を駆動させる必要はない。
【0038】
(6)送水管14の位置を変えたり、送水設備を撤収する場合には、空気弁35を開き、送水管14内に空気を導入すれば、内部の水は直ちに排出されるので、空の送水管14を移動させればよく作業が楽にできる。
【0039】
第2の実施例においては、パイプ36の下端を水面から上方に引き揚げればよい。
【0040】
(7)再びサイホン作用による送水を開始する場合は(1)〜(5)の工程を実施すればよい。
【0041】
上記実施例によれば、つぎの効果を奏する。
a,送水ポンプの排水容量の大小、送水管14の径の大小或いは送水高低差に拘わらず送水管内の空気を確実に除去できるので、サイホン作用による送水が確実に実施できる。
【0042】
b,流量調節部37の流量弁40を上下させることにより送水量が調節できるので、上流側の水溜め部の水位を一定に保持できる。
【0043】
c,流量調節部37の流量弁40を制御することにより、送水の中断及び再開が簡単にできる。
【0044】
d,空気排出弁35を開けば、緊急に送水を中止でき、しかも、送水管14内の水は直ちに排出されるので、撤収作業が楽にできる。
【0045】
図3は、第3の実施例の送水装置50である。第1の実施例との相違点は、分岐吸水装置51を使用して、水中ポンプ21と分岐吸水路52とを併設させたところにある。
【0046】
まず、分岐吸水装置51について説明する。
この分岐吸水装置51は、分岐吸水路52と、吐出路53が併設されており、これらの一端部が合体して連通部51aを形成しており、この連通部51aが送水管14に連結されている。
【0047】
吐出路53には他端部に連結部54が設けられ、ここに水中ポンプ21が着脱自在に連結されている。また、吐出路53には水中ポンプ21から吐出される水を通し、送水管14から逆流する水を阻止する吐出弁55が設けられ、さらに、吐出路53を閉鎖して水及び空気の流通を遮断する締切り部56が設けられている。
【0048】
また、分岐吸水路52には、吸水弁57が設けられている。この吸水弁57は、水中ポンプ21が送水管14に送水しているときは閉鎖状態を維持し、サイホン作用による送水時には開放するものである。
【0049】
この第3の実施例においては、締切り部56を開放して、水中ポンプ21を駆動すると、前述と同様に送水管14に水流が形成され、水中ポンプ21を停止すれば、分岐吸水路52を通してサイホン作用による送水が形成される。そこで、締切り部56を閉鎖すれば、送水管14内に空気が侵入することがない。従って、分岐吸水装置51から水中ポンプ21を取り外すことができる。
【0050】
なお、吐出路53が水中に浸漬されている場合は、送水管14内に空気が侵入する虞がないので、締切り部56は必ずしも必要ではなく、水の流失を防ぐための少なくとも吐出弁55が設けられておれば、水中ポンプ21を取り外すことができる。
【0051】
この第3の実施例によれば、サイホン作用による送水が生成された後は、水中ポンプ21を取り外すことができるので、複数の水溜め部から送水を行う工事の場合には、水中ポンプ21を流用することが出来て、水溜め部の数だけ水中ポンプ21を用意する必要がなく、設備費用を節減することができるという効果を奏するものである。
【0052】
図4は、第4の実施例の送水装置60である。第3の実施例との相違点は、送水のための水源となる第1の水溜め部12に分岐吸水装置51を浸漬して送水管14に接続する。
【0053】
水中ポンプ21は、第1の水溜め部12とは別の第2の水溜め部61に浸漬したものである。そして、水中ポンプ21の吐出側に延長管62を接続し、その端部を吐出路53の連結部54に接続したものである。これにより、水中ポンプ21は送水管14に接続される。
【0054】
この送水装置60においても、水中ポンプ21を連続して駆動すれば、前述と同様に送水管14内の空気を排除して水により充満させることができる。そこで、水中ポンプ21を停止すれば、サイホン作用により送水が開始されて、分岐吸水路52を通して第1の水溜め部12の水が下流側へ送水される。
【0055】
サイホン作用により送水が開始されれば、締切り部56を締めて水中ポンプ21を取り外すことができる。
【0056】
上記第4の実施例の送水装置60によれば、第1の実施例の効果に加えて、複数箇所に水溜め部を形成し、これらをサイホン作用により下流側に送水する場合には、電源の設置等便利のよい第2の水溜め部61に水中ポンプ21を浸漬すればよいので、重量物の水中ポンプ21、電源の運搬が容易になり、しかも、送水すべき水源には、分岐吸水路52等比較的軽量物を運搬すればよいので、複数の水源を工事する場合に好都合である。
【0057】
しかも、水中ポンプ21の必要台数を減少して設備費用を節減するとともに、運搬労力を著しく簡単になし得るという優れた効果を奏するものである。
【0058】
図5は、異なる直径を有する送水管を連結する実施例を示すもので、連結用のねじを有し直径の異なる継ぎ手63,64,65を用意し、夫々の連結部にはねじ連結を可能に構成し、太い管例えば分岐吸水装置51と送水管14との間を連結するようにしたものである。
【0059】
【発明の効果】
請求項1の発明は、上流側の水溜め部に浸漬され送水管に連結された分岐吸水路を備え、例えば水中ポンプを駆動して送水管に送水した後、該水中ポンプを停止してサイホン作用により前記分岐吸水路から吸水して下流側に送水するサイホン作用による送水方式であって、
前記送水管に水流制御装置を設け、送水開始時に送水管内の空気を排出し、送水停止時に外気を吸入する空気吸排部を設けるとともに送水管を通過する水量を調節する流量調節部を設けたので、サイホン作用による送水が確実に実施でき、送水の中断及び再開が簡単にできるという優れた効果を奏するものである。
【0060】
請求項2の発明の流量調節部は、分岐吸水路が浸漬された水溜め部の水位に応じて流量を調節するように構成されているので、上流側の水溜め部の水位が一定に保持することができるという効果を奏するものである。
【0061】
請求項3の発明は、サイホン作用による送水装置に取付けられて水流の生成並びに送水の停止及び再開を制御する水流制御装置であって、
送水管に接続された流水部と、
この流水部の上部に設けられ前記流水部に連通する空気溜め部と、
この空気溜め部に設けられ送水開始時に該空気溜め部に集められた送水管内の空気を排出し、送水停止時に外気を吸入する空気吸排部と、
前記流水部又は送水管を通過する水量を調節する流量調節部とを備えたので、サイホン作用により水流の生成並びに送水の停止及び再開を簡単に且つ確実に実施できるという効果を奏するものである。
【0062】
請求項4の発明の流量調節部は、流水部を開閉する流量弁により構成され、分岐吸水路が浸漬された水溜め部の水位に応じて流水部の開放面積が自動的に調節するので、上流側の水溜め部の水位が一定に保持することができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す正面図である。
【図2】 本発明の第2の実施例を示す正面図である。
【図3】 本発明の第3の実施例を示す正面図である。
【図4】 本発明の第4の実施例を示す正面図である。
【図5】 径の異なる送水管を連結する実施例を示す図である。
【符号の説明】
10 送水装置
11 締切部(障害物)
12 第1の水溜め部
14 送水管
21 水中ポンプ
22 分岐吸水路
30 水流制御装置
31 流水部
33 空気溜め部
34 連通孔
35 空気弁(空気吸排部)
36 パイプ(空気吸排部)
37 流量調節部
40 流量弁
50 送水装置
51 分岐吸水装置
52 分岐吸水路
53 吐出路
54 連結部
55 吐出弁
56 締切り部
57 吸水弁
60 送水装置
61 第2の水溜め部
62 延長管[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a water supply device by a siphon action and a water flow control device for moving water accumulated on the upstream side when an obstacle is provided to block the river in a river cut-off work or the like.
[0002]
[Prior art]
When constructing rivers, such as bridge girder and dam, etc., deadlines are set up with obstacles in the direction crossing the river upstream and downstream of the construction site. A water reservoir is provided on the upstream side, and the water accumulated here is generally generated by an engine generator, and a submersible pump is driven to flow downstream through a hose.
[0003]
The applicant developed a water pump in Japanese Patent No. 3099227, and after the water supply to the downstream side is stabilized by the water pump, the water pump is stopped and water supply is continued by siphon action, which is generated by the engine generator. the CO 2 and noise pollution to prevent that are performed water was reduced power consumption.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in river construction, water supply may be stopped or restarted depending on the progress of the construction.
[0005]
In such an opportunity, the following problems occurred in the conventional water supply method.
[0006]
1. When the drainage capacity of the water supply pump is small or when the difference in water supply height is large, the cross section of the water supply pipe is not filled with water. As a result, an air reservoir is formed in the water supply pipe and air remains, and the amount of water supplied by the siphon action is not sufficient.
[0007]
To solve this problem, when the on-off valve in the downstream portion of the water pipe is temporarily closed, water is filled from the lower part of the water pipe, so that air is trapped in the upper part of the water pipe and is not completely eliminated.
[0008]
2.Since the amount of water delivered by the siphon action cannot be adjusted, if the amount of water delivered by the siphon action is too large compared to the amount of water flowing into the upstream reservoir, the water level in the sump will drop and air will be sucked into the water pipe And the siphon action is stopped.
[0009]
3. Moreover, when water supply is stopped urgently, the work is difficult because the water pump is lifted from the water surface and air is introduced into the water pipe.
[0010]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to facilitate the generation of a water flow into a water pipe by a siphon action, and to easily stop and restart the water feed. And providing a water flow control device thereof.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The invention of claim 1 is provided with a branched water absorption passage immersed in an upstream water reservoir and connected to a water supply pipe. After the water supply means is driven to supply water to the water supply pipe, the water supply means is stopped and the siphon action is stopped. A water supply device with a siphon action that absorbs water from the branched water intake passage and supplies water downstream.
A water flow control device is provided in the water pipe, and an air intake / exhaust section that discharges air in the water pipe at the start of water supply and sucks outside air when the water supply is stopped and a flow rate adjustment section that adjusts the amount of water passing through the water pipe is provided. It has the characteristics.
[0012]
More specific examples of the water supply means include a submersible pump and an engine pump.
[0013]
The flow rate adjusting part of the invention of claim 2 is characterized in that the flow rate is adjusted according to the water level of the water reservoir part in which the branched water absorption channel is immersed.
[0014]
The invention of claim 3 is a water flow control device that is attached to a water supply device by siphon action and controls the generation and flow stop and restart of water flow,
A running water unit connected to the water pipe,
An air reservoir provided at an upper portion of the water flow portion and communicating with the water flow portion;
An air intake / exhaust unit that is provided in the air reservoir and discharges air in the water supply pipe collected in the air reservoir when starting water supply, and sucks outside air when water supply is stopped;
It is characterized in that it is provided with a flow rate adjusting unit for adjusting the amount of water passing through the water flow unit or the water pipe.
[0015]
The flow rate adjusting part of the invention of claim 4 is constituted by a flow valve that opens and closes the flowing water part, and the open area of the flowing water part is automatically adjusted according to the water level of the water reservoir part in which the branched water absorption path is immersed. Has characteristics.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The
First, in FIG. 1, a
[0017]
The
[0018]
An example of the submersible pump 20 is disclosed in Japanese Patent No. 3099227 as shown in FIG. 1. The
[0019]
Further, a branch water absorption path 22 is formed so as to surround the
[0020]
Next, the water
[0021]
The flowing
[0022]
The
[0023]
As a second embodiment of the air intake / exhaust portion, as shown in FIG. 2, a small-
[0024]
The
[0025]
In addition, if a viewing window using a glass window or the like is provided in the
[0026]
Although not shown, a float and a valve linked to the float may be provided in the
[0027]
The flow
[0028]
In the present embodiment, the flow
[0029]
Next, the operation of the above configuration will be described.
(1) First, the
[0030]
(2) The
[0031]
If the
[0032]
(3) When the air in the
[0033]
In the second embodiment, the ejected water is guided to the
[0034]
(4) When the
The submersible pump 20 is stopped here. Since the
[0035]
The amount of water supplied is controlled so that the water level of the
[0036]
In addition, while providing the
[0037]
(5) Water supply may be interrupted for work reasons.
In this case, the
[0038]
(6) When changing the position of the
[0039]
In the second embodiment, the lower end of the
[0040]
(7) When water supply by siphon action is started again, steps (1) to (5) may be performed.
[0041]
According to the said Example, there exist the following effects.
a. Since the air in the water pipe can be reliably removed regardless of the drainage capacity of the water pump, the size of the diameter of the
[0042]
b. Since the water supply amount can be adjusted by moving the
[0043]
c. By controlling the
[0044]
d. If the
[0045]
FIG. 3 shows a
[0046]
First, the branched
In this branch
[0047]
A connecting
[0048]
Further, a
[0049]
In this third embodiment, when the shut-off
[0050]
In addition, when the
[0051]
According to the third embodiment, the
[0052]
FIG. 4 shows a
[0053]
The
[0054]
Also in this
[0055]
If water supply is started by the siphon action, the
[0056]
According to the
[0057]
In addition, the necessary number of submersible pumps 21 can be reduced to reduce the equipment cost, and the transporting labor can be remarkably simplified.
[0058]
FIG. 5 shows an embodiment in which water pipes having different diameters are connected.
[0059]
【The invention's effect】
The invention of claim 1 includes a branched water absorption path immersed in an upstream water reservoir and connected to a water pipe. For example, after driving a submersible pump to feed water to the water pipe, the submersible pump is stopped and the siphon is stopped. It is a water supply method by a siphon action that absorbs water from the branched water absorption path and supplies water downstream.
Since the water flow control device is provided in the water supply pipe, the air in the water supply pipe is discharged at the start of water supply, the air intake / exhaust part for sucking outside air when the water supply is stopped, and the flow rate adjusting part for adjusting the water amount passing through the water supply pipe Thus, the water supply by the siphon action can be surely performed, and the excellent effect that the interruption and resumption of the water supply can be easily performed is achieved.
[0060]
Since the flow rate adjusting part of the invention of claim 2 is configured to adjust the flow rate according to the water level of the water reservoir part in which the branched water absorption channel is immersed, the water level of the upstream water reservoir part is kept constant. The effect that it can be done is produced.
[0061]
The invention of claim 3 is a water flow control device that is attached to a water supply device by siphon action and controls the generation and flow stop and restart of water flow,
A running water unit connected to the water pipe,
An air reservoir provided at an upper portion of the water flow portion and communicating with the water flow portion;
An air intake / exhaust unit that is provided in the air reservoir and discharges air in the water supply pipe collected in the air reservoir when starting water supply, and sucks outside air when water supply is stopped;
Since the flow rate adjusting unit that adjusts the amount of water passing through the water flow unit or the water supply pipe is provided, there is an effect that the generation of the water flow and the stop and restart of the water supply can be easily and reliably performed by the siphon action.
[0062]
The flow rate adjustment part of the invention of claim 4 is constituted by a flow valve that opens and closes the water flow part, and automatically adjusts the open area of the water flow part according to the water level of the water reservoir part in which the branch water absorption path is immersed. There is an effect that the water level of the upstream water reservoir can be kept constant.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a front view showing a third embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a front view showing a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a view showing an embodiment in which water pipes having different diameters are connected.
[Explanation of symbols]
10
12
36 Pipe (Air intake / exhaust section)
37
Claims (4)
前記送水管に水流制御装置を設け、送水開始時に送水管内の空気を排出し、送水停止時に外気を吸入する空気吸排部を設けるとともに送水管を通過する水量を調節する流量調節部を設けたことを特徴とするサイホン作用による送水装置。A branched water absorption passage immersed in an upstream water reservoir and connected to a water supply pipe is provided, and after the water supply means is driven to supply water to the water supply pipe, the water supply means is stopped and water is absorbed from the branch water absorption path by siphon action. And a water supply device by siphon action that supplies water downstream,
A water flow control device is provided in the water pipe, and an air intake / exhaust section that discharges air in the water pipe at the start of water supply and sucks outside air when the water supply is stopped and a flow rate adjustment section that adjusts the amount of water passing through the water pipe is provided. A water supply device with a siphon action characterized by.
送水管に接続された流水部と、
この流水部の上部に設けられ前記流水部に連通する空気溜め部と、
この空気溜め部に設けられ送水開始時に該空気溜め部に集められた送水管内の空気を排出し、送水停止時に外気を吸入する空気吸排部と、
前記流水部又は送水管を通過する水量を調節する流量調節部とを備えたことを特徴とする水流制御装置。A water flow control device that is attached to a water supply device by siphon action and controls the generation and flow stop and restart of water flow,
A running water connected to the water pipe,
An air reservoir provided at an upper portion of the water flow portion and communicating with the water flow portion;
An air intake / exhaust unit that is provided in the air reservoir and discharges air in the water supply pipe collected in the air reservoir when starting water supply, and sucks outside air when water supply is stopped;
A water flow control device comprising a flow rate adjusting unit for adjusting the amount of water passing through the water flow unit or the water pipe.
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