JP3663904B2 - Method of overlaying with laser beam - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、金属母材表面に他金属材料を投入しつつレーザビームを照射し、前記他金属材料を溶融させて肉盛り層を形成するレーザビームによる肉盛り方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、高品質な肉盛り層が得られるレーザ出力値の制御範囲を拡げ、肉盛り層の形状の制御領域を拡げることを目的としている。
【0003】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、金属母材表面に他金属材料を投入しつつレーザビームを照射し、前記他金属材料を溶融させて肉盛り層を形成するレーザビームによる肉盛り方法において、前記レーザビームをパルス発振させて肉盛り作業を行い、前記レーザビームの発振パルスは、周波数が100〜400Hzで、1サイクルでのパルス発振時間をa、同非発振時間をbとすると、a/(a+b)が0.5以上であるレーザビームによる肉盛り方法としてある。
【0004】
上記した肉盛り方法によれば、パルス発振によるレーザビームは、他金属材料と金属母材とを相互に溶着させて良好な肉盛り層を形成する際に、パワー密度(ピーク出力)を所定に確保したままエネルギ密度(平均出力)を下げることが可能となり、全体としてレーザビームの出力値の下限値を低く設定可能となる。
上記したレーザビームの発振パルスの周波数が100Hzを下回ると、パワー密度が低下し、金属母材と他金属材料との間で未溶着部が発生し、良好な肉盛り層が形成できにくいものとなる。一方、発振パルスの周波数が400Hzを上回ると、連続波に近いものとなり、エネルギ密度の増大を招くばかりかパルス発振の効果が低くなる。また、a/(a+b)が、0.5を下回ると、レーザビームのパルス発振時間aが同非発振時間bに対して短くなりすぎ、金属母材と他金属材料との間で未溶着部が発生し、良好な肉盛り層が形成できにくいものとなる。
このため、発振パルスの周波数を100〜400Hz、パルス発振時間aと同非発振時間bとの関係a/(a+b)を0.5以上とすることで、エネルギ密度を低く抑えつつ良好な肉盛り層が得られるものとなる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明の肉盛り方法において、肉盛り層の作業開始部となる始端部での他金属材料の供給量を10〜30g/minとして肉盛り作業を行うものとしてある。
【0009】
他金属材料の供給量が10g/minを下回ると、他金属材料の量が少なすぎ、金属母材への入熱が多大となって金属母材の溶融量が増大し、溶融状態の他金属材料に金属母材が多量に混入して凝固時にて肉盛り層にクラックが発生する恐れがある。一方、他金属材料の供給量が30g/minを超えると、肉盛り層の高さが高くなりすぎ、例えば、肉盛り層として、肉盛り作業開始部となる始端部に肉盛り作業終了部となる終端部を重ね合わせるような場合には、その重なり部における始端部と終端部と金属母材との間に隙間ができて未溶着部が形成されることとなり、クラック発生の原因となる。このため、他金属材料の供給量を10〜30g/minとすることで、クラックの発生しない良好な肉盛り層が得られるものとなる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1または2の発明の肉盛り方法において、肉盛り層は、肉盛り作業開始部となる始端部に、肉盛り作業終了部となる終端部を重ねて形成されるものである。
【0011】
上記肉盛り方法によれば、特に、肉盛り層の始端部が良好に形成されることで、重なり部での未溶着やクラックの発生が抑えられ、高品質な肉盛り層が確保される。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項の発明の肉盛り方法において、金属母材がエンジンのシリンダヘッドにおけるバルブシート部を構成するアルミニウム合金で、他金属材料が銅合金である。
【0013】
上記肉盛り方法によれば、アルミニウム合金により軽量化したシリンダヘッドのバルブシート部に、耐熱性および耐摩耗性の高い銅合金で、未溶着部およびクラックが発生しない高品質な肉盛り層が形成される。
【0014】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、パルス発振によるレーザビームは、他金属材料と金属母材とを相互に溶着させて良好な肉盛り層を形成可能なパワー密度(ピーク出力)を所定に確保したままエネルギ密度(平均出力)を下げることが可能となるので、良好な肉盛り層が得られるレーザビーム出力の下限値を低く設定することができ、この結果良好な肉盛り層の制御領域が拡がるとともに、設備費を低下させることができる。
また、レーザビームの発振パルスの周波数を100〜400Hz、パルス発振時間aと同非発振時間bとの関係a/(a+b)を0.5以上としたので、良好な肉盛り層をより確実に得ることができる。
【0016】
請求項2の発明によれば、他金属材料の供給量を10〜30g/minとしたので、クラックの発生しない良好な肉盛り層を得ることができる。
【0017】
請求項3の発明によれば、特に、肉盛り層の始端部が良好に形成されることで、重なり部での未溶着やクラックの発生が抑えられ、高品質な肉盛り層を確保することができる。
【0018】
請求項4の発明によれば、アルミニウム合金により軽量化したシリンダヘッドのバルブシート部に、耐熱性および耐摩耗性の高い銅合金で、未溶着部およびクラックが発生しない高品質な肉盛り層を形成できるので、エンジン稼働時において、バルブシート面を構成する肉盛り層の熱がシリンダヘッド本体側に伝達しやすくなり、バルブシート部やバルブの熱負荷が軽減されて耐久性の向上および、エンジンの出力性能向上が期待できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0020】
図1は、この発明の実施の一形態を示すレーザビームによる肉盛り方法を実施するための装置の概略的な全体構成図であり、アルミニウム合金からなる金属母材1に対し、銅合金の粉末からなる他金属材料3を粉末供給ノズル4から投入しつつ、レーザ発振器5から発振して光学系7で反射集光されたレーザビーム9を照射し、これにより金属母材1の表面および他金属材料3がともに溶融して相互に溶着し、肉盛り層11が形成される。
【0021】
レーザ発振器5から発振するレーザビーム9は、図2に示すように、パルス波であり、1サイクルでのパルス発振時間をa、同非発振時間をbとすると、デューティ比:a/(a+b)が0.5以上であり、発振周波数が100〜400Hzである。
【0022】
図3は、肉盛り層11が金属母材1に対し未溶着となるレーザ出力(平均出力)の下限値を、粉末(他金属材料3)供給量に応じて、レーザビームが実線で示すパルス波の場合と、破線で示す連続波の場合とで比較して示したものである。なお、ピーク出力は、パルス波と連続波とで同等である。これによれば、例えば粉末供給量が50g/minの場合には、平均出力の下限値は、連続波では約3000Wであるのに対し、パルス波では2700W程度と低くなっているなど、粉末供給量が少ないほどその差が小さくなってはいるものの、全体としてパルス波とした場合の方が、下限値が低下している。
【0023】
未溶着となるレーザ平均出力の下限値が低下するということは、ピーク出力を所定に確保したまま平均出力がより低い状態で良好な肉盛り層11の形成が可能なことを意味し、これにより良好な肉盛り層の制御領域が拡がるとともに、設備費についても低下させることができる。
【0024】
上記した肉盛り層11を良好なものとするためには、図1の拡大されたA−A断面図である図4に示すように、肉盛り層11の高さhと幅Lとの比:h/L(以下これをアスペクト比と呼ぶ)で表される断面形状を適切なものとする必要がある。
【0025】
図5および図6は、上記アスペクト比とレーザ平均出力との関係を粉末供給量に応じて示したもので、図5がパルス波、図6が連続波でのものである。なお、粉末供給量は、図5では30、50および60g/min、図6では40、50および60g/minとしてそれぞれ示している。
【0026】
これによれば、図5に示すレーザビームをパルス波とした場合の方が、図6に示す同連続波とした場合に比べ、いずれの粉末供給量においても、平均出力の変化に対するアスペクト比の変化の度合いが大きいものとなっている。これは、同等の平均出力の変化量で、アスペクト比つまり肉盛り層11の形状をより大きく変化させることができることを意味し、肉盛り層11の形状を制御する領域が拡がるものとなる。この結果、目的とする良好な形状の肉盛り層の形成が、より容易なものとなる。
【0027】
表1は、良好な肉盛り層11を形成するための、粉末供給量と、パルス波の周波数と、デューティ比:a/(a+b)との関係の一例を示したものである。ここでは、粉末供給量、周波数、ディーティ比が、それぞれ(1)60g/min、250Hz、0.9、(2)50g/min、200Hz、0.8、(3)30g/min、150Hz、0.6の、3通りのみ示しているが、この組合わせ以外にも、良好な肉盛り層11の形成が可能である。
【0028】
【表1】
【0029】
図1に示すように、肉盛り作業開始後の肉盛り層11の、いわゆる定常部11aに対し、肉盛り作業開始部の始端部11bについては、粉末供給量は、10〜30g/minとするのが好ましい。これにより、粉末供給量の過少による溶融状態の金属母材1の肉盛り層11への多量の混入が回避されて、肉盛り層11のクラック発生が防止される。また、粉末供給量の過多による肉盛り層11の特に始端部11bの高さが所定に抑えられ、後述する図8に示す始端部11bに終端部11cを重ね合わせた場合の未溶着およびクラックの発生が防止される。
【0030】
上記した金属母材1としては、例えば図7に示すように、自動車用エンジンのシリンダヘッド101におけるバルブシート部103でよい。ここでのシリンダヘッド101における吸気(排気)ポート105の燃焼室側に開口する開口端105aは、吸気(排気)バルブ107によって開閉され、この吸気(排気)バルブ107の傘部107aがバルブシート部103におけるシート面103aに密接可能である。
【0031】
上記バルブシート部103は、エンジン稼働中に、バルブが繰り返し当接したり、高温にさらされるなど、苛酷な条件下にあることから、上記シリンダヘッド101を、軽量化などの観点からアルミニウム合金とした場合には、摩耗や溶損が発生する恐れがあり、このため耐熱性および耐摩耗性の高い他の金属材料3による肉盛り層11を形成することで、上記した問題が解消される。なお、肉盛り層形成後は、機械加工によってバルブシート面を形成する。
【0032】
他の金属材料3を肉盛りする技術は、従来から行われている、バルブシート部に形成した凹部に鋳鉄や鉄系焼結材からなるバルブシート材を圧入する技術に比べ、シリンダヘッド本体(金属母材)とバルブシート材となる肉盛り層との間の密着度が高いことから、両者間の熱伝導性が良好であり、このため、バルブシート部やバルブの熱負荷が低減されて、耐久性の向上および、エンジンの出力性能向上を達成することが可能となる。
【0033】
バルブシート部103は環状に形成されていることから、肉盛り層11は、図8に示すように、始端部11bに対し終端部11cが重なり合う構造となる。このような構造では、始端部11bを、前述したように粉末供給量を10〜30g/minとして良好なものとすることで、終端部11cの始端部11bおよび金属母材1に対する溶着も確実となり、高品質な肉盛り層11が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示すレーザビームによる肉盛り方法を実施するための装置の概略的な全体構成図である。
【図2】図1のレーザ発振器によるレーザ出力波形図である。
【図3】肉盛り層が金属母材に対し未溶着となるレーザ出力(平均出力)の下限値を、パルス波の場合と連続波の場合とで比較して示した説明図である。
【図4】図1の拡大されたA−A断面図である。
【図5】肉盛り層の形状を示すアスペクト比とパルス波でのレーザ平均出力との関係を粉末供給量に応じて示した説明図である。
【図6】肉盛り層の形状を示すアスペクト比と連続波でのレーザ平均出力との関係を粉末供給量に応じて示した説明図である。
【図7】肉盛り層を形成するシリンダヘッドにおけるバルブシート部周辺の断面図である。
【図8】環状に形成されるバルブシート部に対する肉盛り層の重なり部周辺の側面断面図である。
【符号の説明】
1 金属母材
3 他金属材料
9 レーザビーム
11 肉盛り層
11b 始端部
11c 終端部
101 シリンダヘッド
103 バルブシート部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a build-up method using a laser beam in which a laser beam is irradiated while another metal material is put on the surface of a metal base material, and the other metal material is melted to form a build-up layer.
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to expand the control range of the laser output value from which a high-quality build-up layer can be obtained, and to expand the control region of the build-up layer shape.
[0003]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the object, the invention of
[0004]
According to the above-described build-up method, the laser beam by pulse oscillation has a predetermined power density (peak output) when another metal material and a metal base material are welded together to form a good build-up layer. It is possible to reduce the energy density (average output) while ensuring it, and as a whole, the lower limit value of the output value of the laser beam can be set low.
When the frequency of the oscillation pulse of the laser beam is less than 100 Hz, the power density is reduced, an unwelded portion is generated between the metal base material and the other metal material, and it is difficult to form a good build-up layer. Become. On the other hand, when the frequency of the oscillation pulse exceeds 400 Hz, it becomes close to a continuous wave, which not only increases the energy density but also reduces the effect of pulse oscillation. If a / (a + b) is less than 0.5, the pulse oscillation time a of the laser beam becomes too short with respect to the non-oscillation time b, and an unwelded portion is formed between the metal base material and the other metal material. Occurs, and it is difficult to form a good build-up layer.
For this reason, by setting the frequency of the oscillation pulse to 100 to 400 Hz and the relationship a / (a + b) between the pulse oscillation time a and the non-oscillation time b being 0.5 or more, good buildup while keeping the energy density low. A layer will be obtained.
[0008]
The invention of claim 2 is the overlaying method of the invention of
[0009]
When the supply amount of the other metal material is less than 10 g / min, the amount of the other metal material is too small, the heat input to the metal base material is increased, and the melting amount of the metal base material is increased. There is a possibility that a large amount of a metal base material is mixed into the material and cracks occur in the overlay layer during solidification. On the other hand, when the supply amount of the other metal material exceeds 30 g / min, the height of the build-up layer becomes too high. For example, as the build-up layer, the build-up work end part is formed at the start end part which is the build-up work start part. When the end portions are overlapped, a gap is formed between the start end portion, the end end portion, and the metal base material in the overlapped portion, and an unwelded portion is formed, which causes cracks. For this reason, the favorable buildup layer which a crack does not generate | occur | produce will be obtained by the supply amount of other metal materials being 10-30 g / min.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, in the overlaying method according to the first or second aspect of the present invention, the overlay layer is formed by overlapping a start end portion serving as a build-up operation start portion and an end portion serving as a build-up operation end portion. Is.
[0011]
According to the above-described build-up method, in particular, since the starting end portion of the build-up layer is formed well, the occurrence of unwelding and cracks at the overlapping portion is suppressed, and a high-quality build-up layer is secured.
[0012]
The invention according to
[0013]
According to the above-described build-up method, a high-quality build-up layer is formed on the valve seat portion of the cylinder head that has been reduced in weight by an aluminum alloy, using a copper alloy having high heat resistance and high wear resistance so that no unwelded portions and cracks are generated. Is done.
[0014]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the laser beam by pulse oscillation has ensured a predetermined power density (peak output) capable of forming a good build-up layer by welding another metal material and a metal base material to each other. Since the energy density (average output) can be lowered as it is, the lower limit value of the laser beam output from which a good build-up layer can be obtained can be set low, and as a result, the control range of the good build-up layer is expanded. At the same time, the equipment cost can be reduced.
In addition, since the frequency of the oscillation pulse of the laser beam is 100 to 400 Hz and the relationship a / (a + b) between the pulse oscillation time a and the non-oscillation time b is 0.5 or more, a good build-up layer can be more reliably obtained. Can be obtained.
[0016]
According to the second aspect of the present invention, since the supply amount of the other metal material is set to 10 to 30 g / min, it is possible to obtain a good build-up layer in which no crack is generated.
[0017]
According to the invention of
[0018]
According to the invention of
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0020]
FIG. 1 is a schematic overall configuration diagram of an apparatus for carrying out a laser beam overlaying method according to an embodiment of the present invention, in which a copper alloy powder is applied to a
[0021]
As shown in FIG. 2, the laser beam 9 oscillated from the
[0022]
FIG. 3 shows a pulse whose laser beam is indicated by a solid line in accordance with the supply amount of powder (other metal material 3) as a lower limit value of laser output (average output) at which the build-
[0023]
That the lower limit value of the laser average output that is not welded is reduced means that it is possible to form a good build-
[0024]
In order to make the above-described built-up
[0025]
FIGS. 5 and 6 show the relationship between the aspect ratio and the laser average output according to the amount of powder supplied. FIG. 5 is a pulse wave and FIG. 6 is a continuous wave. In addition, the powder supply amount is shown as 30, 50 and 60 g / min in FIG. 5 and 40, 50 and 60 g / min in FIG. 6, respectively.
[0026]
According to this, in the case where the laser beam shown in FIG. 5 is a pulse wave, the aspect ratio with respect to the change of the average output is larger at any powder supply amount than in the case where the laser beam is the same continuous wave shown in FIG. The degree of change is large. This means that the aspect ratio, that is, the shape of the built-up
[0027]
Table 1 shows an example of the relationship among the powder supply amount, the frequency of the pulse wave, and the duty ratio: a / (a + b) for forming a good build-
[0028]
[Table 1]
[0029]
As shown in FIG. 1, with respect to the so-called
[0030]
As the
[0031]
The
[0032]
The technique for building up
[0033]
Since the
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a schematic overall configuration diagram of an apparatus for implementing a laser beam overlaying method according to an embodiment of the present invention.
2 is a laser output waveform diagram by the laser oscillator of FIG. 1; FIG.
FIG. 3 is an explanatory view showing a lower limit value of a laser output (average output) at which a build-up layer is not welded to a metal base material in a case of a pulse wave and a case of a continuous wave.
4 is an enlarged AA cross-sectional view of FIG. 1;
FIG. 5 is an explanatory diagram showing the relationship between the aspect ratio indicating the shape of the build-up layer and the laser average output with a pulse wave according to the amount of powder supplied.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing the relationship between the aspect ratio indicating the shape of the built-up layer and the laser average output in continuous wave according to the amount of powder supplied.
FIG. 7 is a cross-sectional view of the periphery of a valve seat portion in a cylinder head that forms a build-up layer.
FIG. 8 is a side cross-sectional view of the periphery of the overlapping portion of the built-up layer with respect to the valve seat portion formed in an annular shape.
[Explanation of symbols]
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Claims (4)
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JPH11291073A JPH11291073A (en) | 1999-10-26 |
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