JP3663578B2 - Slitter device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スリッタ装置に関し、詳しくは、磁気テープや、樹脂とカーボン及び金属等の材料を積層した多層からなる広幅の金属箔を切断するのに使用される丸刃ナイフ等に利用されるスリッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図6に示すようなスリッタ装置が知られている(以下、従来技術1と呼ぶ)。図6のスリッタ装置100は、支持部材の側板111に回転可能に支持された上刃シャフト109および下刃シャフト110と、これらのシャフト109,110に上刃スペーサー102,103及び下刃スペーサー105,106を夫々介して設けられた丸刃からなる上刃101及び下刃104と、各スペーサー102、103、105、106を固定するとともに軸フレを調整するためのフレ調整用ナット(エンドナット)107,108とを備えている。図6のスリッタ装置は、上刃101及び下刃102は、互いの刃側面がほぼ接触するように対向配置されている。
【0003】
また、図7に示すスリッタ装置が提案されている(特公平−121515号公報、参照、以下、従来技術2と呼ぶ)。
【0004】
図7に示すスリッタ装置は、シャフト109には、一端に小径部と他端部に側面102bを備えたスペーサー102と、その小径部に、弾性部材117によって、スペーサー102の側面102bに圧接するように装着された丸刃からなる上刃115を備え、一方、シャフト110には、上刃115の側面とほぼ接触するように設けた下刃面116bを備えた下刃116を装着した構成である。
【0005】
さらに、図8に示すスリッタ装置も提案されている(特開平6−335892号公報、参照、以下、従来技術3と呼ぶ)。
【0006】
図8に示すスリッタ装置120は、図6の装置の上刃122および下刃126の両端面122b,126bの先端に切刃122a、126aを夫々備えている構成である。
【0007】
このように、従来のスリッタ装置は、上下刃を各々のシャフトに組み込み、被切断材を複数条の部分にスリットするために上刃の軸を軸方向に移動して下刃に接触させる構成である。
【0008】
ここで,例えば、多数条取の磁気テープ・金属箔・フィルムを切断するには、上刃と以下、下刃を密着させることが必要である。というのは、上下刃が離れるとテープが切れなかったり、テープ切断面の品質が低下するからである。一方、密着力が強すぎると丸刃の刃先にチッピングや摩耗が発生し切断テープの品質を低下させることになる。
【0009】
ところで,丸刃の密着は上下刃を各々のシャフトに組み込み、上刃をシャフトの微調整スライド機構により移動させ下刃に接触させている。多数のナイフを組み込むと下刃と上刃を保持している上刃ホルダーの単体厚み、平行度、平面度により、上刃と下刃の接触点(ゼロ点)に差が生じ、また、回転するナイフの側面フレによって上下刃ナイフの接触圧にバラツキが生じて、切断するテープの品質低下の要因となっている。
【0010】
このスリッタ装置を組み立てるには、一般に3枚〜100枚の丸刃とスペーサーを入れ、最後にフレ調整用ナット107,108を入れる。フレ調整用ナット107,108の側面には、3ケ〜12ケのねじが取り付けてあり、シャフト109,110方向に移動することができる。このねじを丸刃とスペーサーを入れた方向ヘねじ込み、丸刃とスペーサーを押圧することで一括してフレ調整が行なえる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した方法では、フレ調整用ナット107,108側からの押圧だけで、セットしたすべての刃に対して均等の押圧力が伝達されないため各ねじの締め付け具合によって個々の刃のフレ調整が出来ない欠点がある。
【0012】
また、両端で一括してエンドナット107、108で丸刃側面のフレ調整を行なうため、丸刃単体の各々のフレ調整ができない。
【0013】
また、従来のスリッタ装置において、従来の丸刃は接触圧にバラツキが生じてチッピングが発生するという欠点があった。
【0014】
さらに、被切断材として、樹脂とカーボン及び金属等の材料を積層した多層からなるものに金属箔の塗布、蒸着により形成した層を損傷することなく切断するために、鋭利で薄い丸刃が要求される。
【0015】
前述の磁気テープの切断には、より薄い形状の丸刃が適しているが、それを薄くするほど丸刃形状の上下刃切断でのフレはさらに大きくなる。そして、0.4mm以下の厚みの丸刃ではフレが大きい欠点がある。
【0016】
さらに、丸刃とスペーサーが分かれているので、組み立てるときに丸刃の外周を指先で持ち指先を切傷する危険性がある。
【0017】
そこで,本発明の技術的課題は、薄く刃先が鋭利な丸刃を入れる個々のスペーサーに、丸刃個々のフレ調整ができるスリッタ装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、回転軸に挿通された複数の丸刃と、前記複数の丸刃の夫々を両側面より挟む一対のリング状の第1及び第2のスペーサーとを夫々備えたテープ切断用丸刃ナイフにおいて、前記第1のスペーサーは、側面に前記回転軸の中心軸と平行に、前記丸刃の前記中心軸方向のフレを調整するために第1のねじが装着される第1のねじ穴と、前記第1のねじ穴とは、位相を変えて平行に配置された第2のねじ穴とを有し、前記第2のスペーサーは、前記第2のねじ穴と同じ位置に設けられ前記第2のねじ穴に挿入された第2のねじを固定するための第3のねじ穴を有し、前記丸刃は前記第1及び第2のスペーサーによって挟み前記第2のねじで固定され、さらに、前記丸刃は前記第1のねじの進退によって、そのフレ幅が調整されていることを特徴とするスリッタ装置が得られる。
【0019】
また、本発明によれば、前記スリッタ装置において、前記第1のスペーサーは、内側に前記第2のスペーサー側に軸方向に突出した円筒部を備え、この円筒部によって、前記丸刃と前記第1のスペーサーとの側面間、押さえ板を挿入可能な隙間を有することを特徴とするスリッタ装置が得られる。
【0020】
また、本発明によれば、前記スリッタ装置において、前記円筒部と前記第2のスペーサーとは軸方向に移動可能であるが、前記中心軸方向に交差する方向への移動を互いに係止する係合部を備えていることを特徴とするスリッタ装置が得られる。
【0021】
また、本発明によれば、前記スリッタ装置において、前記丸刃と前記第1との間に更に、押さえ板を備え、前記丸刃の外径と前記押さえ板外径及び前記第1のスペーサーの外径の比率は1:0.7:0.7〜1:0.9:0.9に設定され、前記第1のスペーサーの厚みと前記押さえ板の厚みと、前記丸刃及び前記第1のスペーサー間の隙間との比率は1:0.1:0.09〜1:0.7:0.69に設定されていることを特徴とするスリッタ装置が得られる。
【0022】
また、本発明によれば、前記スリッタ装置において、前記第1及び第2のスペーサーの夫々の外径の比率は、1:0.5〜1:1の範囲内であることを特徴とするスリッタ装置が得られる。
【0025】
また、本発明によれば、前記スリッタ装置において、前記第2のスペーサーには、前記丸刃と前記第1のスペーサーの間の隙間寸法に前記丸刃の厚み寸法を加えた分の間隔ができるように、前記係合部が構成されていることを特徴とするスリッタ装置が得られる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0027】
図1は本発明の実施の形態によるスリッタユニットの丸刃部分を主に示す正面図である。図2は図1のII−II線断面図である。図1及び図2を参照すると、スリッタユニット40は、回転軸50と、この回転軸50に夫々通された丸刃30と、丸刃30を両側面より挟む一対のリング状の第1及び第2のスペーサー10、20と、丸刃30と第1のスペーサー10との間に介在する押さえ板5とを有する。このスリッタユニット40の一対を回転軸を互いに平行に設けて、丸刃30部分の側面を接触させるように構成すると、スリッタ装置を組み立てることができる。
【0028】
第1のスペーサー10は、一側面17とそこから内径13’側で且つ中心軸方向に円筒状に突出した円筒部14とさらに中心側で突出した係合部16を備えている。また、他側面11から中心軸と平行をなすように貫通して設けられ棒ねじ8が挿入されるフレ調整用ねじ穴1と、これと位相を変えて設けられた座ぐり穴2とを夫々3カ所〜12カ所の位置に有する。
【0029】
第2のスペーサー20は、第1のスペーサー10の座ぐり穴2と一致する位置に、固定用ねじ穴3を有するとともに、一側面22の円筒部14の内側に設けられた係合部16と対向するの位置に円筒状に窪んだ係合孔23とを有している。この係合孔23と、係合部16とが係合すると、丸刃30の厚みに隙間32を加えた分の間隔15ができる。
【0030】
第1及び第2のスペーサー10、20で,丸刃30を挟み、座ぐり穴2及び固定用ねじ穴3にボルト4を挿入して固定する。その際に、丸刃30と第1のスペーサー10の側面17との間に隙間32があり、丸刃30の第1のスペーサー10側に、省略可能な押さえ板5を挿入する。
【0031】
丸刃30の外径31と押さえ板5の外径6、及び第1及び第2のスペーサー10、20の外径12、21の比率は1:0.7:0.7〜1:0.9:0.9となるように構成されている。
【0032】
また、第1のスペーサー厚み13と押さえ板5の厚み及び隙間32の比率は1:0.1:0.09〜1:0.7:0.69となるように形成されている。
【0033】
このような構成のスリッタユニットのフレ調整において、第1のスペーサー10のフレ調整用ねじ穴1に棒ねじ8を入れ押さえ板5を介して丸刃30の側面33を押すことで、個別に丸刃30の側面33のフレ調整を行うことができる。
【0034】
ただし、押さえ板5は省略可能であり、第1及び第2のスペーサー10、20の夫々の外径12と21の比率を1:0.5〜1:1まで変えることができる。
【0035】
また、組立の際には、前述のように丸刃30と第1及び第2のスペーサー10、20を固定しているので、第1及び第2のスペーサー10、20の外周12もしくは21を指先で持って軸50に組み込むことが可能となり安全性が増すことができる。尚、符号7は、丸刃30の厚みと押さえ板5の厚みとを加えた長さを示している。
【0036】
このような本発明の実施の形態によるスリッタ装置によれば、厚み0.1mmの丸刃の個別にフレ調整が可能となり、フレを5μm以下に抑えて上下刃の切刃のチッピングを抑制し、切れ味及び寿命が向上した。
【0037】
さらに、本発明によれば、スペーサーの外周を指先で持って軸に組み込むことが可能となり安全性が増した。
【0038】
(例1)
次に本発明の実施の形態によるスリッタユニットの効果を検証するための実験を行った。
【0039】
図7及び図8に示す従来技術2及び3による丸刃ナイフとスペーサー(従来品1、2)及び本発明の実施の形態による丸刃ナイフとスペーサー(本発明品1)を夫々各10組づつ組み立て、そのフレ等について比較した。その結果を下記表1に示す。また、同様な試料を用い、上下刃を接触させ、上刃軸を手回しで30回転させたときの刃先の切刃のチッピングを観察した。その結果を図3乃至5に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
図3及び図4は従来品1及び2によるナイフの刃先の形状を夫々示す図である。
【0042】
また、図5は本発明品のナイフの刃先の形状を夫々示す図である。
【0043】
従来品1においては、表1に示すように、丸刃ナイフとスペーサーとのフレ調整用ナットの締め加減で調整して丸刃側面のフレ45μm以下が限界だった。また、図3に示すように、従来品1においては、刃先にmax12μmのチッピングが発生した。
【0044】
従来品2においては、表1に示すように、丸刃ナイフとスペーサーとのフレ調整用ナットの締め加減で調整して丸刃側面のフレ25μm以下が限界だった。
【0045】
また、図4に示すように、従来品2においては、刃先にmax6μmのチッピングが発生した。
【0046】
これに対して、本発明品は、丸刃ナイフとスペーサーを使って丸刃側面のフレを5μm以下にすることができた。また、チッピングの発生は見られなかった。
【0047】
以上説明したように、本発明の実施の形態によるスリッタユニット40によれば、回転軸50に通した丸刃30を両側面より挟む一対のリング状スペーサー10、20のうち、片方のスペーサーの側面11に中心軸と平行をなす3カ所〜12カ所のフレ調整用ねじ穴1と位相を変えて座ぐり穴2を有し、もう一方のスペーサー20にスぺーサー10の座ぐり穴2と一致する固定用ねじ穴3を有し、丸刃30を両スペーサー10、20で挟みボルト4で固定し、その際、丸刃30とスペーサー10の間に隙間があり、押さえ板5を入れ、丸刃外径31と押さえ板外径6及びスペーサー外径21の比率を1:0.7:0.7〜1:0.9:0.9、スペーサー厚みと押さえ板厚み及び隙間の比率は1:0.1:0.09〜1:0.7:0.69とし、スペーサー10には内径側に円筒部を有し、もう一つのスペーサー20には、丸刃30の厚み寸法に隙間寸法を加えた分の間隔ができるように係合部16を有することにより、フレ調整において、スペーサー10のフレ調整用ねじ穴1に棒ねじ8を入れ押さえ板5を介して丸刃の側面22を押すことで、個別に丸刃の側面22のフレ調整が行なうことができ、押さえ板5を省略してもフレ調整できるスリッタ装置を提供することができる。
【0048】
また、第1のスペーサー外径12と第2のスペーサー外径21の比率を1:0.5〜1:1まで変えることができる。
【0049】
また、本発明の実施の形態によるスリッタ装置によれば、厚み0.1mmの丸刃30を個別にフレ調整が可能となり、フレを5μm以下に抑えることができた。
【0050】
また、本発明の実施の形態によるスリッタ装置によれば、上下刃の切刃のチッピングを抑制できた。
【0051】
さらに、本発明の実施の形態によるスリッタ装置によれば、スペーサーの外周を指先で持って回転軸50に組み込むことが可能となり安全性を増すことができた。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、丸刃とスペーサーの間に隙間を設け、個別に丸刃側面のフレ調整ができるフレ調整用ねじ穴を設け、これに棒ねじを挿入することでフレが減少し、上下刃の切刃のチッピングを抑制でき、また、スペーサーの外周を指先で持って軸に組み込むことが可能となり安全性を増すことができるスリッタ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるスリッタユニットの丸刃部分を主に示す正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】従来品1における刃先の切刃のチッピングを観察した図である。
【図4】従来品2における刃先の切刃のチッピングを観察した図である。
【図5】本発明の実施の形態における刃先の切刃のチッピングを観察した図である。
【図6】従来技術1によるスリッタ装置を示す側面図である。
【図7】従来技術2によるスリッタ装置を示す断面図である。
【図8】従来技術3によるスリッタ装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フレ調整用ねじ穴
2 座ぐり穴
3 固定用ねじ穴
4 ボルト
5 押さえ板
6 外径
8 棒ねじ
10 第1のスペーサー
11 他側面
12,21 外径(外周)
13 厚み
13’ 内径
14 円筒部
15 間隔
16 係合部
17 側面
20 第2のスペーサー
22 側面
23 係合孔
30 丸刃
32 隙間
33 側面
40 スリッタユニット
50 回転軸
100 スリッタ装置
101 上刃
102,103 上刃スペーサー
102b 側面
104 下刃
105,106 下刃スペーサー
107,108 調整ナット
109 上刃シャフト
110 下刃シャフト
111 側板
115 上刃
116 下刃
117 弾性部材
120 スリッタ装置
122 上刃
126 下刃
122a,126a 切り刃
122b,126b 端面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a slitter device, and more particularly, to a slitter used for a magnetic tape, a round blade knife used for cutting a wide metal foil made of a multilayer of a material such as resin, carbon and metal. Relates to the device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a slitter device as shown in FIG. 6 is known (hereinafter referred to as Conventional Technology 1). The
[0003]
Further, a slitter apparatus shown in FIG. 7 has been proposed (see Japanese Patent Publication No. 121215/1992, hereinafter referred to as Prior Art 2).
[0004]
In the slitter device shown in FIG. 7, the
[0005]
Furthermore, a slitter apparatus shown in FIG. 8 has also been proposed (see Japanese Patent Laid-Open No. 6-335892, hereinafter referred to as Prior Art 3).
[0006]
The
[0007]
As described above, the conventional slitter device has a configuration in which the upper and lower blades are incorporated into each shaft, and the axis of the upper blade is moved in the axial direction to contact the lower blade in order to slit the material to be cut into a plurality of portions. is there.
[0008]
Here, for example, in order to cut a large number of magnetic tapes, metal foils, and films, it is necessary to bring the upper blade and the lower blade into close contact with each other. This is because when the upper and lower blades are separated, the tape cannot be cut or the quality of the tape cut surface is deteriorated. On the other hand, if the adhesive force is too strong, chipping or wear occurs on the cutting edge of the round blade, and the quality of the cutting tape is deteriorated.
[0009]
By the way, for the close contact of the round blades, the upper and lower blades are incorporated in each shaft, and the upper blade is moved by the fine adjustment slide mechanism of the shaft and brought into contact with the lower blade. When a large number of knives are installed, there is a difference in the contact point (zero point) between the upper and lower blades due to the thickness, parallelism, and flatness of the upper blade holder that holds the lower and upper blades. As a result, the contact pressure of the upper and lower blade knives varies due to side fluttering of the knife, which causes a reduction in the quality of the tape to be cut.
[0010]
In order to assemble this slitter device, generally 3 to 100 round blades and spacers are inserted, and finally,
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described method, even if pressing is performed from the side of the
[0012]
In addition, since the
[0013]
Further, in the conventional slitter device, the conventional round blade has a drawback that the contact pressure varies and chipping occurs.
[0014]
Furthermore, as a material to be cut, a sharp and thin round blade is required to cut a layer formed by applying metal foil and vapor deposition to a multi-layered product of resin and carbon and metal, etc. without damaging it. Is done.
[0015]
A thinner round blade is suitable for the above-mentioned cutting of the magnetic tape. However, as the thickness of the round blade is reduced, the flutter in the round blade-shaped upper and lower blades is further increased. A round blade having a thickness of 0.4 mm or less has a drawback that the flare is large.
[0016]
Furthermore, since the round blade and the spacer are separated, there is a risk of having the outer periphery of the round blade held by the fingertip when assembling and injuring the fingertip.
[0017]
Therefore, a technical problem of the present invention is to provide a slitter device capable of adjusting the flare of each round blade to each spacer for inserting a thin round blade with a sharp edge.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, a plurality of round blade which is inserted along the rotary shaft, tape cutting a pair of ring-shaped first and second spacers with each sandwiching from the respective sides of the plurality of round blade In the round blade knife, the first spacer has a first screw mounted on a side surface thereof in parallel with the central axis of the rotary shaft so as to adjust a flare in the central axis direction of the round blade. The screw hole and the first screw hole have a second screw hole arranged in parallel at different phases, and the second spacer is provided at the same position as the second screw hole. A third screw hole for fixing the second screw inserted into the second screw hole, the round blade being sandwiched between the first and second spacers and fixed with the second screw. Furthermore, the flute width of the round blade is adjusted by the advancement and retreat of the first screw. Slitter device is obtained, characterized in that.
[0019]
According to the present invention, in the slitter device, the first spacer includes a cylindrical portion that protrudes in an axial direction toward the second spacer on the inner side, and the cylindrical portion and the round blade are provided by the cylindrical portion. A slitter device characterized by having a gap into which the pressing plate can be inserted between the side surfaces of the first spacer is obtained.
[0020]
Further, according to the present invention, in the slitter, but said cylindrical portion and the second spacer is movable in the axial direction, locking the move in a direction crossing the center axis directions A slitter device having an engaging portion is obtained.
[0021]
According to the present invention, the slitter device further includes a pressing plate between the round blade and the first, and the outer diameter of the round blade, the outer diameter of the pressing plate, and the first spacer The ratio of the outer diameter is set to 1: 0.7: 0.7 to 1: 0.9: 0.9, the thickness of the first spacer, the thickness of the pressing plate, the round blade and the first The slitter device is characterized in that the ratio of the spacer to the gap between the spacers is set to 1: 0.1: 0.09 to 1: 0.7 : 0.69.
[0022]
Further, according to the present invention, in the slitter, the first and the ratio of the outer diameter of each of the second spacers over the 1: 0.5 to 1: characterized in that it is a 1 in the range A slitter device is obtained.
[0025]
Further, according to the present invention, in the slitter device, the second spacer can have an interval corresponding to a gap dimension between the round blade and the first spacer plus a thickness dimension of the round blade. Thus, the slitter apparatus characterized by the said engaging part being comprised is obtained.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0027]
FIG. 1 is a front view mainly showing a round blade portion of a slitter unit according to an embodiment of the present invention. 2 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG. Referring to FIGS. 1 and 2, the
[0028]
The
[0029]
The second spacer 20 has a fixing screw hole 3 at a position coinciding with the
[0030]
The
[0031]
The ratio of the
[0032]
Further, the ratio of the
[0033]
In the flutter adjustment of the slitter unit having such a configuration, the
[0034]
However, the
[0035]
Further, since the
[0036]
According to such a slitter device according to the embodiment of the present invention, it is possible to individually adjust the flare of a 0.1 mm thick round blade, suppress flare to 5 μm or less, and suppress chipping of the upper and lower cutting edges, sharp taste and life has improved.
[0037]
Furthermore, according to the present invention, the outer periphery of the spacer can be incorporated into the shaft while holding it with the fingertips, and safety has been increased.
[0038]
(Example 1)
Next, an experiment for verifying the effect of the slitter unit according to the embodiment of the present invention was performed.
[0039]
10 and 10 each of the round blade knives and spacers (conventional products 1 and 2) according to the
[0040]
[Table 1]
[0041]
3 and 4 are diagrams showing the shapes of the blade edges of the knives according to the
[0042]
FIG. 5 is a diagram showing the shape of the blade edge of the knife of the present invention.
[0043]
As shown in Table 1, the conventional product 1 had a limit of 45 μm or less on the side surface of the round blade as adjusted by tightening the nut for adjusting the flare between the round blade knife and the spacer. Further, as shown in FIG. 3, in the conventional product 1, chipping of max 12 μm occurred at the cutting edge.
[0044]
In the
[0045]
Moreover, as shown in FIG. 4, in the
[0046]
In contrast, the product of the present invention was able to reduce the flutter on the side surface of the round blade to 5 μm or less using a round blade knife and a spacer. Further, no chipping was observed.
[0047]
As described above, according to the
[0048]
Further, the ratio between the first spacer outer diameter 12 and the second spacer outer diameter 21 can be changed from 1: 0.5 to 1: 1.
[0049]
Further, according to the slitter device according to the embodiment of the present invention, it is possible to individually adjust the flare of the
[0050]
Moreover, according to the slitter apparatus by embodiment of this invention, the chipping of the upper and lower blades was able to be suppressed.
[0051]
Furthermore, according to the slitter device according to the embodiment of the present invention, the outer periphery of the spacer can be incorporated into the
[0052]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a gap is provided between the round blade and the spacer, and a flare adjustment screw hole that can individually adjust the flare on the side surface of the round blade is provided, and a rod screw is inserted into this. It is possible to provide a slitter device that can reduce flare, can suppress chipping of the upper and lower cutting edges, can be incorporated into the shaft by holding the outer periphery of the spacer with a fingertip, and can increase safety.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view mainly showing a round blade portion of a slitter unit according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG.
FIG. 3 is a diagram observing chipping of the cutting edge of the cutting edge in the conventional product 1;
FIG. 4 is a diagram observing chipping of a cutting edge of a cutting edge in a
FIG. 5 is a diagram observing chipping of the cutting edge of the cutting edge in the embodiment of the present invention.
6 is a side view showing a slitter device according to prior art 1. FIG.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a slitter device according to
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a slitter device according to prior art 3;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Flange
13
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