JP3663572B2 - Electromagnetic shield acoustic facility - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁波シールド音響施設に関し、特に、スタジオ等における遮音と電磁波シールド性能を単独の補強板で達成することを特徴とする電磁波シールド音響施設に関する。
【0002】
【従来の技術】
スタジオに代表される音響施設は、ワイヤレスマイク等の音響システム、携帯電話、PHSを使用したインカム等の内線電話システム及び情報化時代に対応したOA機器、パソコン等の高度な情報機器のように電波を使用する設備機器が縦横に使用されている。
音響施設は、本来目的とする音楽や音声を充分な品質で録音するために静寂な空間を担保する必要があるにも関わらず、最近は多くの人が所持している携帯電話やPHSが突然発信する音や携帯電話等による通話が業務の障害になってきている。このため、スタジオでは携帯電話の使用を規制しているが、外来者等に徹底されていないのが現状である。
【0003】
音響施設における上記のような電波の使用は、スタジオ等に電波の混信や錯綜を回避した「無線周波数の高度利用」、空調機械やエレベーター等大電力を制御する機械からのノイズや外来からの不要輻射電波による「情報機器の誤動作防止」及びワイヤレスマイクが発信する電波等による内部機器からの情報漏洩を防ぐ「情報セキュリテイの確保」を確立することを要求することになり、その対策としてスタジオ全体を30MHz〜3GHzにおいて20dB〜30dBの電磁波シールドを施す傾向にある。
【0004】
従って、昨今の音響施設は、本来の静寂な音環境を形成する音響的に高い遮音性能を確保することに加えて、電波対策として必要な電磁波シールドを確立することが建物として当然の形態になっている。そして、建物における具体的な構造としては、建物全体を遮音と電磁波シールド状態にすることから、効率面を考慮してスタジオ等の音響施設自体に全面的な遮音と電磁波シールド処置を施して行くことが必須になってきている。
【0005】
音響施設におけるスタジオ等では一般に、本体構造に加えて遮音性能と電磁波シールドを達成する間仕切壁等で音響空間を構成しているが、従来から音響的に静寂な空間を創るために完全浮き構造による遮音構造を採用することが行われている。
完全浮き構造は、図6に示すように、スタジオ30を防振吊りと防振支持から成る防振装置31で建物の構造体32から浮かせており、内部吸音層33への振動を遮断して固体伝搬音をスタジオ内部に伝えない2重構造になっている。
スタジオ等での遮音工事は、完全浮き構造を採用しない場合を含めて、一般に他の施工とは別途に所定の工程で必要とする遮音構造を施工している。
【0006】
一方、電磁波シールド構造は、電磁波シールドする対象物全体を1重のシールド層34で施工するものであるから、従来の電磁波シールド工事では完全浮き構造の工事とは別途に独立した工程の下に施工されることになり、完全浮き構造を採用したスタジオでは、結果的に建物の構造体32と耐火・遮音層35に跨って電磁波シールド層34を施工していた。
【0007】
又、スタジオ30の天井や壁の構造は、図7に示すように構成されているもので、最初に電磁波シールド工事として耐火・遮音壁35の表面に金属メッシュや不織布等を用いた電磁波シールド層34を貼設し、次いで吸音工事として電磁波シールド層の上にパネル取付横桟36に取り付けた吸音パネル37を設けて内部吸音層33を構成している。
なお、完全浮き構造の場合には構造体32との間にグラスウール38を設けている。
【0008】
以上のように従来の音響施設では、遮音構造と電磁波シールド構造とはそれぞれに適応した異なる材料を用いて別途に施工していたので、機能的には完全浮き構造を採用しても音響的にサウンドブリッジを生じて遮音性能の低下を引き起こす可能性があり、建築工事としては多くの部材を使用し工程の錯綜等も発生して工期の長期化とコストの上昇をもたらしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点に鑑みてその改善を図ったものであり、遮音性能と電磁波シールド性能を単独の補強板で達成することで、遮音性能と電磁波シールド性能を所定値に確立させると共に施工体制を簡潔にすることで工程の錯綜を排除して工期の短縮とコストの低減を図ることができる電磁波シールド音響施設の提供を目的にしている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明による電磁波シールド音響施設は、完全浮き構造となる固定側構造体と浮き側構造体とを備え、固定側構造体には単独の電磁波シールド処置を施す一方、浮き側構造体には鉛板をプラスターボードで裏打ちした遮音補強板を貼設するとともに、該遮音補強材の間を導電材で張り合わせてから遮音処置を施すことで遮音性能と電磁波シールド性能とを同時に確立し、かつ固定側構造体の電磁波シール性能と浮き側構造体の電磁波シールド性能とで所望の電磁波シールド性能値を総合的に形成することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
発明者等は、上述した音響施設における問題点を解決するために、各種材料の特性を実験的に調査した結果、鉛が電磁波に関して減衰性能を備えていることを確認した。
鉛については、従来から建物の振動を減衰させる機能を備えていることから、層状にして弾性ゴムと交互に積層して防振、免震装置等の減衰材として利用したり、音響的に高い遮音性能を備えていることから、遮音補強材として使用されてきたが、電磁波に関してはその特性が明らかにされていなかった。
【0012】
図1は、鉛の各周波数(MHz)における電磁波シールド性能(dB)を示している。
実験は、厚さ0.5mmの鉛板を用いて電磁波シールド性能を計測したものであるが、図示のように、ワイヤレスマイク等の使用周波数である300MHz〜800MHzにおいては50dBの高いシールド性能を示している。
【0013】
従って、上述したようにスタジオ等の音響施設において、耐火・遮音間仕切壁の内面に鉛材を装備し、接合面は導電性のテープ等で接合して電気的に一体の状態に形成しながらその上に仕上げ材を兼用した吸音パネルを設置することで、施設内で使用する30MHz〜1GHzの電波において20dB〜30dBの電磁波シールドを確立し所定の遮音性能を達成できることが明らかである。
【0014】
本発明による電磁波シールド音響施設は、音響施設を構成する本体構造の表面に、鉛板をプラスターボードで裏打ちする等の鉛材から構成された遮音補強板を貼設し、補強板の間を導電材で張り合わせて一体化を図りながら吸音処置を施して、音響施設としての遮音性能と電磁波シールド性能を同時に確立することを特徴にしているものであり、以下に、本発明による電磁波シールド音響施設を図面に基づいて説明する。
【0015】
図2は、スタジオを形成している耐火・遮音間仕切壁を示す断面図である。
スタジオ1は、床スラブと上部スラブとの間に耐火・遮音間仕切壁2を設置して構成されている。
耐火・遮音間仕切壁の内面には導電性で遮音効果を発揮する鉛材3を装備してあるので、耐火・遮音間仕切壁の接合面は、導電性のテープ4等で互いに接合されており、耐火・遮音間仕切壁2の内面は電気的に一体の状態に形成されている。
耐火・遮音間仕切壁2の内面は、電磁波シールド材5を介して上部スラブ6の下部に配置されているデッキプレート7と電気的に接続されており、本体構造の躯体にある金属部を通じて接地されている。以上の構成によってスタジオは電磁波シールド性能を確立することになる。
耐火・遮音間仕切壁2の内面には、パネル取付用横桟8等に取り付けられた吸音パネル9が配置されている。耐火・遮音間仕切壁2の内面に装備された鉛材3は遮音機能も備えているのでスタジオとして必要な遮音性能を確立している。
【0016】
以上説明した電磁波シールド音響施設は、耐火・遮音間仕切壁2の内面に鉛材のみを装備して電磁波シールドと遮音性能の2つの機能を確立しているので、使用する部材の数が少なくて済むと同時に電磁波シールド層の施工を遮音工事を兼ねて施工することができるため、電磁波シールド工事と遮音工事との錯綜も発生しない。
【0017】
図3は、耐火・遮音間仕切壁の実施の形態を斜視図で示している。
耐火・遮音間仕切壁2は、ALC板等の建築部材とプラスターボードで裏打ちした鉛板11で構成されている。耐火・遮音間仕切壁の接合面12には鉛板同士を付き合わせた部位を亜鉛テープ13で貼り合わせて、接合面での隙間を音響性能と電磁波シールド機能を達成するために封鎖している。
又、耐火・遮音間仕切壁としては、上記の他に石膏ボードでの裏打ちや鉛板単独の形態も採用可能であり、亜鉛テープに変えて他の導電性テープを使用することも可能である。
【0018】
図4は、本発明による電磁波シールド音響施設の実施の形態であり、完全浮き構造で構成するスタジオを示す断面図である。
スタジオ20の浮き側構造体21は、防振吊りと防振支持から成る防振装置22で固定側構造体23から浮かせており、浮き側構造体21への振動を遮断している。
浮き側構造体21の天井と壁面には、その表面もしくは内部に導電性と遮音効果を発揮する鉛材25を装備してあり、接合面は導電性のテープ等で互いに接合して内面を電気的に一体の状態にして15〜20dBの電磁波シールド状態を形成している。
固定側構造体23の内面全域には、電磁波シールド材26を貼設して15〜20dBの電磁波シールド状態を形成している。
スタジオ20の電磁波シールド性能は、上記の浮き側構造体21と固定側構造体23の各電磁波シールド性能を合算した総合的な値として表示されるものであり、本実施の形態では30dB以上の電磁波シールド性能を確保することが可能になっている。
【0019】
図5は、完全浮き構造で構成するスタジオの遮音及び電磁波シールド状態を示す部分断面図である。
浮き側構造体21の天井と壁面には、パネル取付用横桟27等に取り付けられた吸音パネル28が配置されている。天井と壁の内面に装備された鉛材25は遮音機能も備えているので、スタジオとして考慮される遮音性能と15〜20dBの電磁波シールド状態を形成している。
一方、固定側構造体23の内面全域には、導電性の不織布や金属メッシュ等の簡易な電磁波シールド材26を貼設して、浮き側構造体と同様に遮音性能として加味される性能と15〜20dBの電磁波シールド状態を形成している。
【0020】
以上のように、本発明によって施工したスタジオは、浮き側構造体21の内面に鉛材のみを装備して電磁波シールドと遮音性能の2つの機能を確立し、固定側構造体23の内面全域には一般的な電磁波シールド工事を行っているので、音響的にサウンドブリッジを生じることがなく、建築的にも全体的には使用する部材の数が少なくて済むと同時に、電磁波シールド層の施工を、遮音工事を兼ねて施工することができ、電磁波シールド工事と遮音工事との錯綜も発生しない。
【0021】
以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細に説明してきたが、本発明による電磁波シールド音響施設は、基本的に施設における本体構造の表面に鉛材から構成された補強板を貼設し、補強板の間を導電材で張り合わせて一体化を図りながら遮音処置を施すことで、音響施設としての遮音性能と電磁波シールド性能を同時に確立することを特徴としているものであるから、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものでなく、本発明の上記の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然である。
【0022】
【発明の効果】
この発明による電磁波シールド音響施設は、音響施設を構成する本体構造の表面に、鉛板をプラスターボードで裏打ちする等の鉛材から構成された遮音補強板を貼設し、補強板の間を導電材で張り合わせて一体化を図りながら遮音処置を施すことを特徴にしているので、音響施設としての遮音性能と電磁波シールド性能を同時に確立し、併せて電磁波シールド工事を一般内装工事程度の難易度で施工できるようにし、従来は2つの機能を達成するための工程を別途に実施していたものを、1つの工程で使用部材と工数を削減してコストの低減を図りながら施工の錯綜を排除して工期を短縮する効果を発揮している。
【0023】
しかも、音響施設が完全浮き構造を備え、完全浮き構造の固定側構造体に単独の電磁波シールド処置を施し、浮き側構造体に鉛材から構成された遮音補強板を貼設し、固定側構造体と浮き側構造体との各電磁波シールド性能が所望の電磁波シールド性能値より低位な性能の電磁波シールド層を個別に形成して成り、所望の電磁波シールド性能値を総合的に形成することを特徴にしているので、上記の効果に加えて音響的にサウンドブリッジを生じて遮音性能の低下を引き起こす問題を解決して音響施設としての遮音性能と電磁波シールド性能を同時に確立する効果を発揮している。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉛の周波数−相対電界強度図
【図2】 スタジオの耐火・遮音間仕切壁の断面図
【図3】耐火・遮音間仕切壁の斜視図
【図4】本発明による完全浮き構造から成るスタジオの断面図
【図5】完全浮き構造から成るスタジオの遮音・電磁波シールド状態を示す部分断面図
【図6】従来スタジオにおける完全浮き構造の断面図
【図7】従来スタジオの耐火・遮音間仕切壁の断面図
【符号の説明】
1 スタジオ
2 耐火・遮音間仕切壁
3 鉛材
4 導電性テープ
5 電磁波シールド材
6 上部スラブ
7 デッキプレート
8 パネル取付用横桟
9 吸音パネル
10 プラスターボード
11 鉛板
12 耐火・遮音間仕切壁の接合面
13 亜鉛テープ
20 完全浮き構造のスタジオ
21 浮き側構造体
22 防振装置
23 固定側構造体
24 内部遮音層
25 鉛材
26 電磁波シールド材
27 パネル取付用横桟
28 吸音パネル
30 完全浮き構造のスタジオ
31 防振装置
32 建物の構造体
33 内部吸音層
34 電磁波シールド層
35 耐火・遮音壁
36 パネル取付用横桟
37 吸音パネル
38 グラスウール[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electromagnetic shielding acoustic facility, and more particularly, to an electromagnetic shielding acoustic facility characterized by achieving sound insulation and electromagnetic shielding performance in a studio or the like with a single reinforcing plate.
[0002]
[Prior art]
The acoustic facilities represented by studios have radio waves such as acoustic systems such as wireless microphones, mobile telephones, extension telephone systems such as income using PHS, OA equipment corresponding to the information age, and advanced information equipment such as personal computers. Equipment that uses is used vertically and horizontally.
Although sound facilities need to secure a quiet space in order to record the intended music and voices with sufficient quality, recently many mobile phones and PHSs have suddenly disappeared. Calls made with outgoing sounds or mobile phones are becoming obstacles to work. For this reason, the studio restricts the use of mobile phones, but the current situation is that they are not thoroughly implemented by outpatients.
[0003]
The use of radio waves as described above in acoustic facilities is not necessary from noise or noise from the equipment that controls high power such as air conditioning machines and elevators, which avoids radio interference and complications in studios, etc. It is required to establish "information security prevention" to prevent "malfunction of information equipment" due to radiated radio waves and "information security" to prevent information leakage from internal equipment due to radio waves transmitted by wireless microphones. There is a tendency to provide an electromagnetic wave shield of 20 dB to 30 dB at 30 MHz to 3 GHz.
[0004]
Therefore, in recent acoustic facilities, in addition to ensuring acoustically high sound insulation performance that forms the original quiet sound environment, it is a natural form to establish an electromagnetic wave shield necessary for radio wave countermeasures. ing. And, as a concrete structure in the building, since the entire building is in a sound insulation and electromagnetic wave shielding state, the sound facility itself such as a studio and the like is subjected to sound insulation and electromagnetic wave shielding treatment in consideration of efficiency. Is becoming essential.
[0005]
In studios in acoustic facilities, the acoustic space is generally composed of partition walls that achieve sound insulation performance and electromagnetic wave shielding in addition to the main body structure. However, in order to create an acoustically quiet space, a completely floating structure is used. A sound insulation structure has been adopted.
As shown in FIG. 6, the fully floating structure is such that the
In sound insulation work in studios and the like, in general, a sound insulation structure necessary for a predetermined process is constructed separately from other constructions, including the case where a completely floating structure is not adopted.
[0006]
On the other hand, since the electromagnetic wave shielding structure is constructed by applying a
[0007]
Also, the ceiling and wall structure of the
In the case of a completely floating structure,
[0008]
As described above, in conventional acoustic facilities, the sound insulation structure and the electromagnetic wave shield structure were separately constructed using different materials suitable for each, so that even if a completely floating structure is used, it is acoustically functional. There is a possibility that a sound bridge may be generated and a sound insulation performance may be lowered, and a lot of members are used as construction work, and the process is complicated, resulting in a longer construction period and an increase in cost.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been improved in view of the above problems, and by achieving sound insulation performance and electromagnetic shielding performance with a single reinforcing plate, the sound insulation performance and electromagnetic shielding performance are established to predetermined values. The purpose is to provide an electromagnetic shielding acoustic facility that can shorten the construction period and reduce the cost by simplifying the construction system and eliminating the complexity of the process.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The electromagnetic shielding acoustic facility according to the present invention includes a fixed-side structure and a floating-side structure that have a completely floating structure. The fixed-side structure is subjected to a single electromagnetic wave shielding treatment, while the floating-side structure has a lead plate. A sound insulation reinforcement plate lined with a plaster board is affixed, and sound insulation performance and electromagnetic wave shield performance are established at the same time by applying sound insulation treatment after bonding the sound insulation reinforcement materials with a conductive material. A desired electromagnetic wave shielding performance value is comprehensively formed by the electromagnetic wave sealing performance and the electromagnetic wave shielding performance of the floating structure .
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The inventors have experimentally investigated the characteristics of various materials in order to solve the problems in the acoustic facilities described above, and as a result, have confirmed that lead has attenuation performance with respect to electromagnetic waves.
For lead, since it has a function to attenuate building vibration, it is layered and laminated alternately with elastic rubber and used as a damping material for anti-vibration, seismic isolation devices, etc. Since it has sound insulation performance, it has been used as a sound insulation reinforcement, but its characteristics have not been clarified with respect to electromagnetic waves.
[0012]
FIG. 1 shows electromagnetic wave shielding performance (dB) at each lead frequency (MHz).
In the experiment, the electromagnetic shielding performance was measured using a lead plate with a thickness of 0.5 mm. As shown in the figure, a high shielding performance of 50 dB was shown at 300 MHz to 800 MHz, which is the use frequency of a wireless microphone or the like. ing.
[0013]
Therefore, as described above, in an acoustic facility such as a studio, a lead material is provided on the inner surface of the fireproof / sound insulation partition wall, and the joining surface is joined with a conductive tape or the like to form an electrically integrated state. It is clear that by installing a sound absorbing panel also serving as a finishing material on the top, an electromagnetic wave shield of 20 dB to 30 dB can be established in a radio wave of 30 MHz to 1 GHz used in the facility, and a predetermined sound insulation performance can be achieved.
[0014]
The electromagnetic shielding acoustic facility according to the present invention has a sound insulation reinforcing plate composed of a lead material such as a lead plate lined with a plaster board on the surface of the main body structure constituting the acoustic facility, and the reinforcing plates are laminated with a conductive material. The sound shielding performance and the electromagnetic shielding performance as an acoustic facility are established at the same time by performing a sound absorbing treatment while integrating them, and the electromagnetic shielding acoustic facility according to the present invention will be described below based on the drawings. I will explain.
[0015]
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a fireproof / sound insulation partition wall forming a studio.
The
Since the inner surface of the fireproof / sound insulation partition wall is equipped with
The inner surface of the fireproof / sound
On the inner surface of the fireproof / sound
[0016]
Since the electromagnetic shielding acoustic facility described above is equipped with only lead material on the inner surface of the fireproof /
[0017]
FIG. 3 is a perspective view showing an embodiment of a fireproof / sound insulation partition wall.
The fireproof / sound
In addition to the above, as a fireproof / sound insulation partition wall, a gypsum board backing or a lead plate alone may be employed, and other conductive tapes may be used instead of zinc tape.
[0018]
Figure 4 is a implementation in the form of electromagnetic wave shielding acoustic facility according to the invention, is a cross-sectional view showing a studio constituting a full floating structure.
The floating
The ceiling and wall surface of the floating
An electromagnetic
The electromagnetic wave shielding performance of the
[0019]
FIG. 5 is a partial cross-sectional view showing a sound insulation and electromagnetic wave shield state of a studio configured with a completely floating structure.
On the ceiling and the wall surface of the floating
On the other hand, a simple
[0020]
As described above, the studio that this onset bright Therefore construction establishes two functions of the electromagnetic wave shielding and sound insulation equipped with only Namarizai the inner surface of the
[0021]
As mentioned above, although the present invention has been described in detail based on the embodiment, the electromagnetic shielding acoustic facility according to the present invention basically has a reinforcing plate composed of a lead material pasted on the surface of the main body structure in the facility, The present invention is characterized in that the sound insulation performance and the electromagnetic wave shield performance as an acoustic facility are established at the same time by applying a sound insulation treatment while bonding between the reinforcing plates with a conductive material to achieve integration. The present invention is not limited to the embodiments, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
[0022]
【The invention's effect】
The electromagnetic shielding acoustic facility according to the present invention has a sound insulation reinforcing plate made of a lead material such as a lead plate lined with a plaster board on the surface of a main body structure constituting the acoustic facility, and the reinforcing plates are bonded with a conductive material. The sound insulation treatment and the electromagnetic shielding performance as a sound facility are established at the same time, and the electromagnetic shielding work can be constructed with the same level of difficulty as general interior construction. In the past, the process for achieving the two functions was performed separately. In one process, the number of materials and man-hours was reduced to reduce costs while eliminating the complexity of construction. Has the effect of shortening.
[0023]
In addition , the acoustic facility has a completely floating structure, and a single electromagnetic shielding treatment is applied to the fixed side structure of the fully floating structure, and a sound insulation reinforcing plate made of a lead material is attached to the floating side structure, and the fixed side structure Each electromagnetic shielding performance of the body and the floating structure is formed by individually forming an electromagnetic shielding layer whose performance is lower than the desired electromagnetic shielding performance value, and the desired electromagnetic shielding performance value is comprehensively formed. Therefore, in addition to the above effects, it solves the problem of causing sound bridge acoustically and causing a decrease in sound insulation performance, and demonstrates the effect of simultaneously establishing sound insulation performance and electromagnetic wave shielding performance as an acoustic facility. .
[Brief description of the drawings]
[1] Frequency of lead - from full floating structure according to the relative field strength diagram 2 is a cross-sectional view of fireproof sound insulation partition wall of
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