JP3660882B2 - Self-driven centrifuge with wing module - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、全体として、流れている液体から遠心力場を使用して粒状物を連続的に分離することに関する。更に詳細には、本発明は、螺旋状プレート又は翼を、螺旋状翼を自動駆動する上で適当な推進装置と協働して遠心機ボウル内で使用することに関する。
【0002】
本発明の一実施例では、推進装置は、ジェットノズルを使用することを含む。本発明の別の実施例では、螺旋状翼の特定の形状及び種類を変更し、平らなプレートの実施例が含まれる。
【0003】
本発明の好ましい実施例での螺旋状翼の使用は、流れている液体から粒状物を分離する上でのベースとして円錐状部材を積み重ねた組立体を使用する従来技術に対する設計変更である。この円錐状部材を積み重ねた組立体を使用する従来技術を再検討することは、本発明と従来技術との間の相違及び本発明が提供する利点を理解する上で助けになる。
【0004】
【従来の技術】
1996年11月19日にハーマン等に賦与された米国特許第5,575,912号は、循環液から粒状物を分離するためのバイパス回路遠心機を開示する。この遠心機の構造は、中空で全体に円筒形の遠心機ボウルを含み、このボウルを基部プレートと組み合わせて液体流れチャンバを画成する。中空中央チューブが基部プレートを通って遠心機ボウルの中空内部内に軸線方向上方に延びている。バイパス回路遠心機は、カバーアッセンブリ内に組み立てられるように設計されており、基部プレートで向き合って配置された一対の接線方向流れノズルを使用して遠心機をカバー内で回転させ、粒子を液体から分離する。遠心機ボウルの内部には複数の截頭円錐状部材が設けられており、これらの円錐状部材は、積み重ねられた配列をなすように配置されており、分離効率を高めるようにぴったりと近付けて離間されている。截頭円錐状部材からなる積み重ねられた配列は、遠心機ボウルの上部分と隣接して位置決めされた上プレートと基部プレートに近付けて位置決めされた下プレートとの間に挟まれている。来入液体流は、一対のオイル入口を通って出、そこから上プレートを通って流れる。上プレートは、遠心機ボウルの内面に設けられたリブと関連してこの流れを加速し、截頭円錐状部材からなる積み重ねられた配列の上部分に差し向ける。隣接した円錐状部材間に形成されたチャンネルを通って流れが半径方向内方に通過するときに粒子の分離が行われる。円錐状部材の内径に到達したとき、液体は接線方向流れノズルに下方に流れ続ける。
【0005】
1997年6月10日にハーマン等に賦与された米国特許第5,637,217号は、米国特許第5,575,912号に基づいた一部継続出願である。米国特許第5,637,217号は、循環液から粒状物を分離するためのバイ
パス回路遠心機を開示する。この遠心機の構造には、全体に円筒形の中空遠心機ボウルが含まれ、このボウルを基部プレートと組み合わせて液体流れチャンバを画成する。中空中央チューブが基部プレートを通って遠心機ボウルの中空内部内に軸線方向上方に延びている。バイパス回路遠心機は、カバーアッセンブリ内に組み立てられるように設計されており、基部プレートで向き合って配置された一対の接線方向流れノズルを使用して遠心機をカバー内で回転させ、粒子を液体から分離する。遠心機ボウルの内部には複数の截頭円錐状部材が設けられており、これらの円錐状部材は、積み重ねられた配列をなすように配置されており、分離効率を高めるようにぴったりと近付けて離間されている。来入液体流は、一対のオイル入口を通って出、そこから構造の積み重ねられた配列に差し向けられる。一実施例では、上プレートは、遠心機ボウルの内面に設
けられたリブと関連してこの流れを加速し、積み重ねられた配列の上部分に差し向ける。別の実施例では、積み重ねられた配列は、使い捨てサブアッセンブリの部分として配置される。各実施例では、隣接した円錐状部材間に形成されたチャンネルを流れが通過するとき、粒子の分離が行われ、液体は接線方向流れノズルに下方に流れ続ける。
【0006】
2000年1月15日にハーマンに賦与された米国特許第6,017,300号は、循環液から粒状物を分離するための円錐状部材の組立体を用いた遠心機を開示する。この遠心機の構造は、中空ロータハブとともに形成された円錐状部材を積み重ねた組立体を含み、軸線を中心として回転するように形成されている。円錐状部材を積み重ねた組立体は、シャフト中央チューブに取り付けられており、このチューブは、ベース部分の中空ベースハブに取り付けられている。ベース 部分は、液体入口、第1通路、及びこの第1通路に連結された第2通路を更に含む。液体入口は、第1通路によって中空ベースハブに連結されている。ベアリング装置は、円錐状部材を積み重ねた組立体の回転運動のため、ロータハブとシャフト中央チューブとの間に位置決めされる。インパルス−タービンホイールがロータハブに取り付けられており、流れジェットノズルはタービンホイールに差し向けられるように位置決めされる。円錐状部材を積み重ねた組立体に回転運動を与えるために液体の流れジェットをタービンホイールに差し向けるため、流れジェットノズルは第2通路に連結されている。流れジェットの用の液体は、液体入口を通って遠心機に進入する。更に、同じ液体入口が、円錐状部材を積み重ねた組立体を通って循環する液体を提供する。
【0007】
2000年2月1日にハーマンに賦与された米国特許第6,019,717号は、米国特許第6,017,300号に基づいた一部継続出願である。米国特許第6,019,717号は、親特許の構造と同様の構造を開示するが、ハニカム状挿入体を追加することを含む。ハニカム状挿入体は、入口乱流を減少し、タービン効率を向上するため、流れジェットノズルに組み込まれる。
【0008】
米国特許第5,575,912号、米国特許第5,637,217号、米国特許第6,017,300号、及び米国特許第6,019,717号の発明により提供された分離効率の上昇は、部分的には、円錐状部材間隙間に亘る沈降距離を減少する上で部分的に寄与する。本発明の概念に亘り、円錐状部材を積み重ねた組立体を、軸線方向断面形状が一定の半径方向に延びる一連の螺旋状翼又はプレートに変化させることによって等価の効果を得ることができると理論的に結論付けられる。本発明の螺旋状翼は、本明細書中に更に詳細に説明するように、中央ハブ及び上プレートに一体に接合されている。好ましい実施例は、構成部品のこの組み合わせを、単一の構成要素であるように一体の成形組み合わせとして説明する。上プレートは、遠心機の中央部分からの流出流を、入口孔が配置された上プレートの外周縁部まで導くように、シェルの内面に設けられた加速翼と関連して作用する。上プレートの外周と隣接して配置された分割シールドは、流れが入口孔を逸れ、即ち迂回した後、翼隙間間の外側周囲を通って螺旋状翼モジュールに進入することがないように機能する。流れがこのように移動することが許容された場合には、流れは乱流を生じ、粒子が或る程度再同伴されてしまう。これは、粒子がこのゾーンに放出されてしまうためである。各螺旋状翼の形体では、外周縁部には乱流シールドが形成されており、このシールドは、外静止スラッジ収集ゾーンと液体が流れ且つ粒子の分離が行われる隣接した翼間の隙間との間での流体相互作用を更に減少するための手段として、各螺旋状翼の軸線方向全長に亘って延びている。本発明の理論的概念に従って、実際の減少が起こった。本発明が提供する利点及び改善を確認するため、試験を行った。
【0009】
米国特許第5,575,912号、米国特許第5,637,217号、米国特許第6,017,300号、及び米国特許第6,019,717号に開示された発明の商業的実施例は、20枚乃至50枚の個々の円錐状部材でできたスタックを含む円錐状部材を積み重ねた組立体を使用する。個々の円錐状部材は、別々に成形し、積み重ね、組み立て前にライナシェル及び基部プレートと整合し、又は使い捨てロータ設計の場合にはハブ又はスプール部分と整合しなければならない。この特定の形体は、大きな多キャビティ金型を必要とするために加工費用が高く、個々の円錐状部材の各々を別々に積み重ねて整合するのに必要な時間のために組み立て費用が高い。本発明の「一体成形螺旋状」の概念により、本発明は、従来技術の個々の円錐状部材の全てに代えて一つの成形部品を使用できる。一体のモジュールを構成する螺旋状翼は、モジュールのハブ部分及び基準上プレートと一緒に同時に射出成形できる。別の態様では、これらの個々の螺旋状翼をハブとともに押出した後、別に成形した上プレートに組み立てることができる。本発明の製造方法についてのこの別のアプローチでも、全部品数は、20個乃至50個の別々の部品から2個の部品に減少する。
【0010】
本発明は、上述の円錐状部材を積み重ねた組立体を使用する従来技術に対する変形例の設計を提供する。米国特許第5,575,912号、米国特許第5,637,217号、米国特許第6,017,300号、及び米国特許第6,019,717号に開示された自己被動式の円錐状部材の組立体を用いた設計の設計上の新規性及び性能上の利点は、実際の使用により証明されてきた。これらの従来の発明の成功の「鍵」の幾つか、即ち自動駆動の概念及び円錐状部材間隙間に亘る沈降距離の減少は保持されるけれども、基本的な設計を変更した。個々に成形した円錐状部材でできた垂直スタックに代えて単一の螺旋状翼モジュールを使用することは、大幅な構造変更であり、当該技術における新規であり且つ自明でない進歩であると考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の一つの目的は、分離翼モジュールを含む、改良された自己被動遠心機を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の一実施例として、遠心機を通って流れる液体から粒状物を分離するための遠心機は、ベースと、このベースに組み付けられて、ベースとともに中空内部空間を画成する遠心機シェルと、中央回転軸線を備え、且つ、ベースに組み付けられ、中空内部空間を通って延在する、中空ロータハブと、中空内部空間内に位置決めされ、且つ、中空ロータハブと協働して流出口の開口部を画成する、支持プレートと、中空内部空間内に位置決めされ、中空ロータハブの周囲に延在するように、そして、支持プレートによって支持されるように、形成され且つ構成された分離翼モジュールを有し、この分離翼モジュールは間隔が隔てられた軸線方向に延びる複数の分離翼を含む。
【0013】
本発明の関連した目的及び利点は、以下の説明から明らかである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の原理の理解を促す目的で、添付図面に示す実施例を参照し、特別の用語を使用してこれを説明する。しかしながら、本発明の範囲をこれによって限定しようとするものではなく、例示の装置の変形及び変更、及び本発明の原理の本明細書中に例示した以外の用途は、本発明が属する分野の当業者によって通常に思い付くと考えられるということは理解されよう。
【0015】
図1及び図2を参照すると、これらの図には、従来の設計の円錐状部材を積み重ねた組立体に代えて一体の螺旋状翼モジュール21が設けられた自己被動式遠心機20が示してある。前記従来の設計は、米国特許第5,575,912号、米国特許第5,637,217号、米国特許第6,017,300号、及び米国特許第6,019,717号に開示されている。1996年11月19日にハーマン等に賦与された米国特許第5,575,912号に触れたことにより、この特許に開示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。1997年6月10日にハーマン等に賦与された米国特許第5,637,217号に触れたことにより、この特許に開示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。2000年1月15日にハーマンに賦与された米国特許第6,017,300号に触れたことにより、この特許に開示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。2000年2月1日にハーマンに賦与された米国特許第6,019,717号に触れたことにより、この特許に開示されている内容は本明細書中に組入れたものとする。
【0016】
遠心機20の全体としてのパッケージング及び構造の大部分は、二つの上掲の米国特許に開示されているのと同じである。相違点は、従来技術の円錐状部材を積み重ねた組立体を本発明の螺旋状翼モジュール21と交換したことである。部分的に側部と側部とを向き合わせた図6の比較に示すように、螺旋状翼モジュール21に適合するためのこの他の些細な構造上の変更が含まれる。
【0017】
遠心機20は、液体、代表的には、オイルの流入流を対応する支持ベース(図示せず)に設けられた入口開口部を通して受け入れるという点で、米国特許第5,575,912号及び米国特許第5,637,217号に記載された装置と同様に作動する。ベースに設けられた連結通路により、液体をロータハブの中空内部に流入させることができる。ロータハブは、ベアリングチューブ22と記載される場合もある。液体は、次いで、上チューブ孔23に至るまで上方に流れる。代表的には、チューブ22の上周面に亘って等間隔に間隔が隔てられた四つの孔23が設けられている。液体は、螺旋状翼モジュール21の近くに進入するとき、これらの孔23を通って半径方向外方に流出する。ライナ24の上部分は、協働して流れチャンネル(一つのチャンネルは隣接した対をなした加速翼の各々の間に形成される)を形成する加速翼25が一体成形されるように形成されている。代表的には4枚、6枚、又は8枚の等間隔に間隔が隔てられたこれらの加速翼は、半径方向外方へのオイル(又は他の液体)の流れを促し、螺旋状翼モジュール21の上プレート27に形成された入口孔26の位置に液体流れを送出する。ライナ24は、ベース29に組み立てられたシェル28によって取り囲まれている。液体は入口孔26に進入し、螺旋状翼モジュール21を通って流れ、最終的にはモジュール21の下縁部31で出る。この時点で、流れは、基部プレート33とベアリングチューブ22即ちロータハブの外面との間の環状隙間空間32を通過する。流出流は、二つの流れジェットオリフィス34に流れ続ける(断面図には一方だけが見える)。これらの二つの流れジェットオリフィスは、接線方向に差し向けられた二つのジェット流れノズル用の内部開口部を提供する。各ノズルオリフィスを出る高速ジェットは、反作用トルクを発生し、前記反作用トルクにより遠心機20を3000rpm乃至6000rpmの十分高い速度で駆動(回転)し、液体が螺旋状翼モジュール21を通って流れると同時に螺旋状翼モジュール内で粒子の分離を行う。遠心機20を通る、特定の流路を含む液体流れ、及び遠心機20を自動駆動するための流出液体の使用は、基本的には、米国特許第5,575,912号、米国特許第5,637,217号、米国特許第6,017,300号、及び米国特許第6,019,717号に開示されているのと同じであるが、螺旋状翼モジュール21内で起こることが異なり、モジュール21の構造が異なっている。モジュール21は、米国特許第5,575,912号及び米国特許第5,637,217号に示された円錐状部材を積み重ねた組立体の構造とは著しく異なっている。
【0018】
図1及び図2を参照し続けると、螺旋状翼モジュール21は、ライナ24内に、基本的には従来技術の円錐状部材を積み重ねた組立体が置かれていたのと同じ位置に位置決めされる。モジュール21は、上プレート27、及び一連の同じ形体の等間隔に間隔が隔てられた(隙間37参照)螺旋状翼38を含む。「等間隔に間隔が隔てられた」という概念は、螺旋状翼から螺旋状翼まで均等なパターンをなしているということだけに関し、隣接した翼が画成する空間又は隙間が半径方向外方に向かって大きくなることとは関わりがない。隣接した翼38間の空間又は隙間37は、内ハブ部分39の位置から最外縁部40まで半径方向外方にいくにつれて徐々に大きくなっている(即ち周方向に広幅になっている)。
【0019】
螺旋状翼モジュール21全体は、プラスチックから一体成形された単一の部品である。個々の翼38は、それらの内縁部に沿って接合されて中央チューブ即ちハブ部分39を形成する。このハブ部分は、ベアリングチューブ即ち遠心機ロータハブ22と呼ばれることのある部品上で摺動するように設計されている。ハブ部分39の内径の大きさをロータハブの外径に対して適切に定めることによって、許容差が厳密で同心な嵌着を形成できる。これは、遠心機の回転速度により望ましい全体としてのバランスに寄与する。
【0020】
螺旋状翼モジュール21は環状形態であり、個々の螺旋状翼38(全部で34枚)は、全体に円筒形の形態を形成するように配置されている。成形されたハブ部分39もまた円筒形である。上プレート27は全体に円錐形形態であるが、中空内部を取り囲む実質的に平らな環状リング部分27aを含む。この上プレート27は、半球形の上面を持つ形状をなしていてもよい。モジュール21の部品として分割シールド44が更に含まれる。このシールドは、上プレート27の外周縁部43と隣接して配置されている。分割シールド44もまた環状のリング形状を有し、半径方向外方に水平方向に延びている。上プレート27に形成された複数の入口孔26は、上プレートの外周縁部43と隣接して配置されている。この外周縁部は、更に、シールド44が開始する場所と隣接しており且つ近接している。図2の断面図では、入口孔26及びシールド44は破線で示してある。これは、これらが実際には切断平面2−2の上方にあるためである。これらの特徴が翼38に対して配置された場所を概略に示すため、破線の形態を使用する。
【0021】
チューブ孔23を出てそこから入口孔26の方向に導かれる液体の流れは、実際には、入口孔26と対応する(半径方向)位置に設けられた加速翼25によって「落とされる(dropped off)」。流れは、これらの入口孔によ
って上プレート27を通過する。上プレートには、隣接した螺旋状翼38からなる各対間の離間隙間37と対応する一つの穴が設けられている。流れは、入口孔を通過して各隙間37に入ると、隙間を半径方向内方に及び軸線方向下方に流れる。これは、流出口がロータハブの外面と基部プレートの内縁部との間に配置されているためである。流れの動力学は次の通りである。即ち、チューブ孔23を出た流れは、上プレートの表面に亘って均等に分配され、及びかくして34個の入口孔26を通って等しく分配される傾向がある。上文中に説明したように、各隙間と対応する一つの入口孔及び各翼38と対応する一つの隙間が設けられている。液体の流れが外側の広幅の箇所から各隙間37を通ってロータハブと隣接した内側の狭幅の箇所まで移動するとき、遠心機の高速回転による遠心力が重い粒状物に作用し、これを半径方向外方に徐々に移動し、螺旋状翼の凹状の表面上に集め、外方に摺動させ続ける。粒状物は、ここで、最終的には、モジュールから出てモジュール21の周囲とライナシェル24の内面との間に配置されたスラッジ収集ゾーンに溜まる。粒子45についての一つの可能な粒子経路を図5に概略に示す。分割シールド44は、ほぼ入口孔26の位置からライナ24の内側面48の近くであるがこれと接触しない位置まで半径方向外方に延びている。分割シールド44は、流れが入口孔26を迂回しないようにし、これによって、スラッジ(分離された粒状物及び幾分かのオイル)が集められる静止ゾーン50が乱されないようにする。流れによって静止ゾーン50が乱されないようにすることにより、本発明の設計は、流れている液体から既に分離された粒状物の再同伴を大幅になくす。再同伴の概念は、液体流れから既に分離された粒状物の幾分かを緩くするか或いは再度取り上げてこれを液体に戻し、これによって既に行われた作業を無駄にすることである。分割シールド44とライナ24の内側面48との間の離間距離は、加速翼25の領域で分離できる比較的大きな粒状物を静止ゾーン50内に排出できるようにするのに十分大きいということにも着目されたい。
【0022】
液体の流れは、入口孔26を通過して分離隙間37に進入するとき、隙間内で拡がり、半径方向内方及び軸線方向下方に下縁部31に向かって前進する。流れは、下縁部のところで隙間空間32を通って出る。基部プレート33の円形の内縁部51とベアリングチューブ即ちロータハブ22の外面52とによって画成された隙間空間32(図1のA参照)が提供する流れ開口部以外の任意の他の出口経路を閉鎖する基部プレート33を使用することによって、流れが所定の流通隙間37を迂回しないようにする。
【0023】
本発明の変形例(図1のB参照)では、基部プレート33aは、ベアリングチューブ22と接触するまで延びており、隙間空間32を閉鎖する。流路を提供するため、基部プレート33aには、隙間空間32とほぼ同じ位置に複数の隙間穴33bが形成されている。図面を簡略化する目的のため、図1のA及びBの断面図から個々のベース38は省略してある。円形の穴33bの代わりに、半径方向スロット及び/又は周方向スロットを含む実際上どのような種類の開口部でも使用できる。
【0024】
図3、図4、及び図5を参照すると、これらの図には螺旋状翼モジュール21の構造上の詳細が示してある。図3及び図4は、モジュール21の一体成形設計の斜視図である。図5は、一対の螺旋状翼38及びこれらの翼間に位置決めされた隙間37の概略平面図である。流路に関して部分的に説明したように、螺旋状翼モジュール21は34枚の螺旋状翼38を含み、これらの翼の各々は、実際上同じ構造であり、一体の成形モジュールに一体に接合されている。これらの34枚の螺旋状翼38の各々は、一体構造の部品として、それらの上縁部に沿って上プレート27の下面の下側に一体に接合されている。各螺旋状翼38は、上プレートから軸線方向にその対応する下縁部31に向かって遠ざかるように延びている。各翼の内縁部は、内ハブ部分39に協働するように形成されている。各螺旋状翼38は、凸状の外面55及び凹状の内面56を含む。これらの表面は、実質的に均等な約1.0mm(0.04インチ)の厚さを持つ螺旋状翼を画成する。一つの翼の凸状の表面55は隣接した翼の凹状の表面と協働し、これらの2枚の翼間に対応する隙間37を画成する。翼間の隙間の幅、即ちその周方向厚さは、外側にいくにつれて大きくなる。
【0025】
各螺旋状翼38は、内ハブ部分39から遠ざかるように半径方向外方に延びるにつれて、対応する入口孔26を部分的に取り囲むように湾曲している(湾曲部分57)。この部分57が入口孔の位置から接線方向に遠ざかるように延び、乱流シールド58を形成する。一つの螺旋状翼38の乱流シールド58は、平面図で、隣接した翼に向かって周方向に反時計廻り方向に延びている。一つの翼のシールド58の自由端又は自由縁部と、隣接した螺旋状翼に設けられた湾曲部分57との間には分離隙間59が画成される。この分離隙間は、実際には、軸線方向スリット即ち全長スリットであり、周方向幅が約1.8mm(0.07インチ)である。各乱流シールド58の僅かな湾曲は、交互の分離隙間59と協働し、上プレート27の下に位置決めされる螺旋状翼モジュール21の最外面を画成する全体に円筒形の形態を形成する。
【0026】
各螺旋状翼の内縁部から湾曲した外部分までの湾曲は、独特の形状をなしている。遠心機の回転の軸線方向中心線60aから34枚の螺旋状翼38のうちの任意の一枚の翼上の交差点61まで引いた線60は、交差点のところでの螺旋状翼の湾曲に対する接線62と、45°の包含角度60bをなす(図2参照)。この独特の形状は、各螺旋状翼の主本体の凸状部分及び凹状部分に適用され、湾曲部分57又は乱流シールド58のいずれも含まない。好ましい実施例で45°の包含角度は、螺旋状翼モジュール及び対応する遠心機についての螺旋状翼角度と記載できる。包含角度についての好ましい範囲は、30°乃至60°であると考えられる。上掲の米国特許第5,575,912号及び米国特許第5,637,217号では、代表的には45°である円錐状部材の角度が、各円錐状部材の円錐形の壁の傾斜に基づいて定義されているが、本発明では、螺旋状翼の角度を定義する。
【0027】
隙間37を通過する流れのプロセスでは、分離されるべき粒状物は、隣接した翼38間の隙間を通る全体に半径方向の経路で、半径方向遠心力成分により隙間を横切って外方にドリフトする。この粒状物は、実際には、上掲の米国特許第5,575,912号及び米国特許第5,637,217号の円錐状部材を積み重ねた組立体で起こるのと同様の方法で、流れ方向に対して上流にドリフトする。液体流れから分離されるべき粒状物を含む粒子が、対応する翼の凹状の内方に螺旋状の表面に到達すると(図5参照)、これらの粒子は、流体境界層により流れ速度が失われるため、半径方向外方に移動する。この半径方向外方への経路は、スラッジ収集部即ち静止ゾーン50の方向にある。粒子は、次いで、螺旋状翼モジュールから、連続した軸線方向スリットを通って「落下」する。これらの軸線方向スリットは、対応する螺旋状翼の周方向で不連続の乱流シールド間に配置される(即ち分離隙間59)。上文中に説明したように、乱流シールドの機能は、隙間37内で生じる流れとスラッジ収集ゾーン(静止ゾーン50)との間の流体相互作用を減少することである。このスラッジ収集ゾーンを「静止ゾーン」と呼ぶけれども、用語の選択は、好ましい又は所望の状態を表す。理想的には、このスラッジ収集ゾーン50は、乱流が実際上なく且つ粒状物が液体流れに再同伴される危険が全くないように、完全に静止している。乱流シールド58は、本発明では、平面図で見て円形の輪郭を形成する即ち画成するように配置されている。しかしながら、各乱流シールドの内面に収集された粒状物を収集ゾーン内に「滑り出す」こともできるようにするため、これらの乱流シールド58を外方に僅かに傾けることができるということは本発明の範疇に含まれるものと考えられる。各螺旋状翼の湾曲部分の位置に隅部が効果的に形成されるため、粒状物の幾分かがその隅部に溜まる傾向がある。乱流シールド部分を傾斜させることにより、この隅部を開放し、その結果、捕捉された粒状物をスラッジ収集ゾーン(静止ゾーン50)に滑り込ませることができる傾向が大きくなる。乱流シールド部分についての好ましい変形例の形状を図5に破線で示す。
【0028】
流れは、隣接した螺旋状翼間の隙間から離れた後、ロータハブと隣接した隙間空間を出て、ジェットノズルに通過し、これらのノズルのところで高速で排出され、ロータハブを反作用力により高速で回転させる。この形体に対する変形例として、特定のロータをロータ取り付け型インパルスタービンによって駆動できる。更に、螺旋状成形翼モジュールは、米国特許第5,637,217号に開示されているのと同様のスラッジ包含ライナシェル/基部プレートアッセンブリの内側に「封入」できる。この特定の形体により、遠心機ロータを迅速に且つ容易に作動できる。これは、スラッジ全体が内カプセル内に包含され、掻取りやクリーニングが不要であるためである。別の態様では、本発明の螺旋状翼モジュールに代えて、完全に使い捨ての遠心機ロータ設計の部分として含まれる円錐状部材を積み重ねた組立体を使用できる。
【0029】
図6を参照すると、この図には、側部と側部とを向き合わせた概略図が示してある。この図は、代表的な従来技術の円錐状部材を積み重ねた組立体64の半分が遠心機63の左側に示してあり、本発明による螺旋状翼モジュール21の半分が右側に示してある。図6は、以上の説明を補足しようとするものであり、本発明の螺旋状翼モジュール21に代えて、米国特許第5,575,912号、米国特許第5,637,217号、米国特許第6,017,300号、及び米国特許第6,019,717号に記載されているような従来技術の円錐状部材を積み重ねた組立体を使用する、又は使用できるということを示す。二つの種類の間では、対応する基部プレート65及び33の設計が僅かに異なるけれども、遠心機の構造のバランスは各種類について実際上同じである。
【0030】
図7のA、B、及びCを参照すると、これらの図には、螺旋状翼モジュールの部分として使用される螺旋状翼の種類についての三つの変形例の設計が示してある。本発明の理論及び機能に含まれ、従来技術の円錐状部材を積み重ねた組立体に代えて螺旋状翼モジュールを使用するという概念を保持するけれども、これらの変形例の設計のいずれも使用できる。
【0031】
図7のAでは、モジュール21の湾曲した螺旋状翼38に代えて実質的に平らな平面を持つ翼68を使用する。これらの翼68は、外方に延びるようにずらされているが、純粋に半径方向に延びているのではない。図7のAの平面図は、全部で24枚の翼即ちライナプレート68を示すが、実際の数は、遠心機の全体としての大きさ、液体の粘度、及び分離されるべき粒径についての所望の効率等の変数に応じて増減できる。各プレートのピッチ角(α)即ち傾斜は別の変数である。各プレート68が同じ半径方向角度(α)に設定されている場合、選択された角度を変化させることができる。角度についての選択は、部分的には、遠心機の回転速度に応じてなされる。
【0032】
図7のBでは、個々の翼69は、翼38の種類と同様に湾曲しているが、湾曲の程度が大きくなっている。即ち更に大きく凹状をなしている。更に、個々の翼69の各々は、ベアリングチューブ22から離れるにつれて湾曲が徐々に大きくなっている。この翼形状は、「ハイパー螺旋状」と記載され、以下のように幾何学的に定義される。第1に、モジュール21の軸線方向中心線でもあるベアリングチューブ22の軸線方向中心線から引いた半径方向線72を使用し、この線を一つの翼の凸状の表面上の箇所73と交差させる。この交差点73で接線74を引き、半径方向線と接線との間に包含角度75を画成する。この包含角度75の大きさは、交差点73がベアリングチューブ22から離れるにつれて大きくなる。この変形例の螺旋状翼の理論は、回転軸線からの距離に比例してg−力が増大するため、一定の粒子スリップ速度があるように各翼を形成することである。図7のBに概略に示す螺旋状翼モジュールは、各翼69についての湾曲形状以外は、螺旋状翼モジュール21と同じである。
【0033】
図7のCでは、対応するモジュールについての螺旋状翼設計は、部分的スプリッター翼70を追加した図7のBの設計の翼69に基づいている。対をなしたフル翼69の各々の間に一枚のスプリッター翼70が設けられており、各スプリッター翼の大きさ、形状、及び位置は、モジュール全体に亘って同じである。スプリッター翼70は、翼の数に関わらず翼の総表面積を増大するため、ターボチャージャーのコンプレッサーで使用されている翼と同様である。翼間隔は、ハブの内径のところでの密な間隔によって制限される。
【0034】
本発明の他の設計上の変化及び配慮には、製造技術及び成形技術の変更が含まれる。例えば、成形翼(又はプレート)の全体に円筒形の形態を連続部材として伸長した後、所望の軸線方向長さ又は高さのところで切離し、代表的には型成形により別に製造した上プレートに組み立てることができる。上プレートには所望の入口孔及び分割シールドが、上文中に説明したように、モジュール21の部品として形成されている。
【0035】
本発明について考えている設計上の別の変更は、螺旋状翼モジュールを上半部及びこれと協働する下半部の二つの部品に分割することである。この製造技術は、翼間間隔が小さいということにより生じる成形上の困難をなくすために使用される。二つの半部の製造後、これらの半部を互いに接合して一体のモジュールにする。この方法では、上プレートを翼サブアッセンブリの上半部と一体に成形すること、及び基部プレートを翼サブアッセンブリの下半部と一体に成形することが考えられている。
【0036】
螺旋状翼モジュール21及び/又は図7のA、B、及びCの三つの変形例の(螺旋状)翼の種類のうちの任意の種類を、図8及び図8のAに示すように、インパルス−タービン駆動式の遠心機80と組み合わせて使用できる。この図について、螺旋状翼モジュール21を使用した。インパルス−タービン装置81は、図8のAに概略に示してある。
【0037】
螺旋状翼モジュール21及び/又は図7のA、B、及びCの三つの変形例の(螺旋状)翼の種類のうちの任意の種類を、協働する遠心機(図示せず)で使用するのに適した使い捨てロータ82の部品として使用できる。螺旋状翼モジュール21は、図9に含まれている。更に、図9の使い捨てロータ82は、遠心機80等のインパルス−タービン駆動式の遠心機と組み合わせて使用できるということもまた考えられる。
【0038】
本発明を添付図面及び以上の説明で詳細に例示し且つ説明したが、これは例示であって、特徴を限定するものではないと考えられるべきであり、好ましい実施例を示し且つ説明したに過ぎないと理解されるべきであり、本発明の精神に含まれる全ての変形及び変更を保護しようとするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の代表的実施例による自己被動式遠心機の縦断面図であり、図1Aは、図1の遠心機の1A−1A線に沿った部分横断面図であり、図1Bは、図1の1A−1A線と同様の方向から見た本発明の変形例の部分平断面図である。
【図2】 図1の遠心機の図1の2−2線に沿った横断面図である。
【図3】 本発明による図1の遠心機の一つの部分を構成する成形螺旋状翼モジュールの斜視図である。
【図4】 図3の螺旋状翼モジュールを下から見た斜視図である。
【図5】 図3の螺旋状翼モジュールの二つの螺旋状翼及び対応する粒子経路の概略部分平面図である。
【図6】 従来技術の円錐状部材を積み重ねた組立体と本発明による図3の螺旋状翼モジュールとを側方に並べて比較するための概略縦断面図である。
【図7】 Aは、本発明による変形例の翼の概略平面図であり、Bは、本発明による別の変形例の翼の概略平面図であり、Cは、本発明による更に別の変形例の翼の概略平面図である。
【図8】 図8は、本発明の別の実施例による衝動タービン駆動式遠心機の縦断面図であり、図8Aは、図8の遠心機と関連した衝動タービン式の装置の概略平面図である。
【図9】 本発明の別の実施例による使い捨てロータの縦断面図である。
【符号の説明】
20 遠心機 21 螺旋状翼モジュール
22 ベアリングチューブ 23 上チューブ孔
24 ライナ 25 加速翼
26 入口孔 27 上プレート
28 シェル 29 ベース
31 下縁部 32 環状隙間空間
33 支持プレート 34 流れジェットオリフィス[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention generally relates to the continuous separation of particulate matter from a flowing liquid using a centrifugal force field. More particularly, the present invention relates to the use of a helical plate or wing in a centrifuge bowl in conjunction with a suitable propulsion device for automatically driving the helical wing.
[0002]
In one embodiment of the invention, the propulsion device includes using a jet nozzle. In another embodiment of the invention, the specific shape and type of the spiral wing is altered and a flat plate embodiment is included.
[0003]
The use of spiral wings in the preferred embodiment of the present invention provides a basis for separating particulates from the flowing liquid.Assembly of stacked conical membersThis is a design change with respect to the prior art using. thisPrior art using an assembly of stacked conical membersIs helpful in understanding the differences between the present invention and the prior art and the advantages provided by the present invention.
[0004]
[Prior art]
US Pat. No. 5,575,912, granted to Herman et al. On November 19, 1996, discloses a bypass circuit centrifuge for separating particulates from circulating fluids. The structure of this centrifuge includes a hollow, entirely cylindrical centrifuge bowl,Base plateIn combination with the liquid flow chamber. The hollow center tubeBase plateAnd extends axially upward into the hollow interior of the centrifuge bowl. The bypass circuit centrifuge is designed to be assembled in a cover assembly,Base plateThe centrifuge is rotated in the cover using a pair of tangential flow nozzles placed face to face to separate the particles from the liquid. Inside the centrifuge bowl are severalFrustoconical memberAnd these are providedConical memberIsStacked arrayAnd are closely spaced apart to enhance separation efficiency.Frustoconical memberConsist ofStacked arrayAn upper plate positioned adjacent to the upper part of the centrifuge bowl andBase plateIs sandwiched between the lower plate positioned close to The incoming liquid stream exits through a pair of oil inlets and from there through the upper plate. The upper plate accelerates this flow in relation to the ribs provided on the inner surface of the centrifuge bowl,Frustoconical memberConsist ofStacked arrayPoint to the top. AdjacentConical memberParticle separation occurs when flow passes radially inward through channels formed therebetween.Conical memberWhen reaching the inner diameter of the liquid, the liquid continues to flow downward into the tangential flow nozzle.
[0005]
US Pat. No. 5,637,217, granted to Herman et al. On June 10, 1997, is a continuation-in-part application based on US Pat. No. 5,575,912. U.S. Pat. No. 5,637,217 discloses a process for separating particulates from circulating fluids.
A pass circuit centrifuge is disclosed. The structure of this centrifuge includes a hollow cylindrical centrifuge bowl that is entirely cylindrical.Base plateIn combination with the liquid flow chamber. The hollow center tubeBase plateAnd extends axially upward into the hollow interior of the centrifuge bowl. The bypass circuit centrifuge is designed to be assembled in a cover assembly,Base plateThe centrifuge is rotated in the cover using a pair of tangential flow nozzles placed face to face to separate the particles from the liquid. Inside the centrifuge bowl are severalFrustoconical memberAnd these are providedConical memberIsStacked arrayAnd are closely spaced apart to enhance separation efficiency. The incoming liquid stream exits through a pair of oil inlets, from which the structureStacked arrayBe sent to. In one embodiment, the upper plate is placed on the inner surface of the centrifuge bowl.
Accelerate this flow in relation to the ribsStacked arrayPoint to the top. In another embodiment,Stacked arrayAre arranged as part of a disposable subassembly. In each example, adjacentConical memberAs the flow passes through the channels formed therebetween, particle separation occurs and the liquid continues to flow down to the tangential flow nozzle.
[0006]
US Pat. No. 6,017,300, granted to Herman on January 15, 2000, is for separating particulates from circulating fluids.Centrifuge using an assembly of conical membersIs disclosed. The structure of this centrifuge was formed with a hollow rotor hubAssembly of stacked conical membersAnd is configured to rotate about an axis.Assembly of stacked conical membersIs attached to the shaft center tube, this tube isBase partIt is attached to the hollow base hub.base portionFurther includes a liquid inlet, a first passage, and a second passage coupled to the first passage. The liquid inlet is connected to the hollow base hub by a first passage. The bearing deviceAssembly of stacked conical membersIs positioned between the rotor hub and the shaft central tube. The impulse-turbine wheel is attached to the rotor hub and the flow jet nozzle is positioned to be directed to the turbine wheel.Assembly of stacked conical membersA flow jet nozzle is coupled to the second passage for directing the liquid flow jet to the turbine wheel to impart rotational motion to the turbine passage. The liquid for the flow jet passes through the liquid inletCentrifugeEnter. In addition, the same liquid inletAssembly of stacked conical membersProvides a liquid that circulates through.
[0007]
US Pat. No. 6,019,717 granted to Herman on February 1, 2000 is a continuation-in-part application based on US Pat. No. 6,017,300. US Pat. No. 6,019,717 discloses a structure similar to that of the parent patent, but includes the addition of a honeycomb-like insert. The honeycomb insert is incorporated into the flow jet nozzle to reduce inlet turbulence and improve turbine efficiency.
[0008]
Increased separation efficiency provided by the inventions of US Pat. No. 5,575,912, US Pat. No. 5,637,217, US Pat. No. 6,017,300, and US Pat. No. 6,019,717 Is, in part,Conical memberPartly in reducing the settling distance across the gap. Over the concept of the present invention,Assembly of stacked conical membersIt can be theoretically concluded that an equivalent effect can be obtained by changing to a series of spiral wings or plates whose axial cross-sectional shape extends in a certain radial direction. The spiral wing of the present invention is integrally joined to the central hub and top plate, as will be described in more detail herein. The preferred embodiment describes this combination of components as a single molded combination to be a single component. The upper plate acts in conjunction with an accelerating blade provided on the inner surface of the shell so as to direct the outflow from the central part of the centrifuge to the outer peripheral edge of the upper plate where the inlet holes are arranged. A split shield placed adjacent to the outer periphery of the upper plate functions to prevent the flow from entering the spiral wing module through the outer perimeter between the wing gaps after diverting, i.e., bypassing the inlet holes. . If the flow is allowed to move in this way, the flow will be turbulent and the particles will be re-entrained to some extent. This is because the particles are released into this zone. Each spiral wing configuration is formed with a turbulent shield at the outer perimeter, which is between the outer stationary sludge collection zone and the gap between adjacent wings where liquid flows and particles are separated. As a means for further reducing fluid interaction there between, it extends over the entire axial length of each helical wing. In accordance with the theoretical concept of the present invention, an actual reduction occurred. Tests were conducted to confirm the advantages and improvements provided by the present invention.
[0009]
Commercial examples of the invention disclosed in US Pat. No. 5,575,912, US Pat. No. 5,637,217, US Pat. No. 6,017,300, and US Pat. No. 6,019,717 20 to 50 individualConical memberContains a stack made ofAssembly of stacked conical membersIs used. IndividualConical memberSeparately molded, stacked, liner shell and assembled before assemblyBase plateOr in the case of a disposable rotor design, it must be aligned with the hub or spool portion. This particular feature is expensive to process because it requires a large multi-cavity mold,Conical memberThe assembly costs are high due to the time required to stack and align each of them separately. Due to the “monolithic helix” concept of the present invention, the present inventionConical memberOne molded part can be used instead of all of the above. The spiral wings that make up the unitary module can be injection molded together with the hub portion of the module and the reference top plate at the same time. In another embodiment, these individual helical wings can be extruded with a hub and then assembled into a separately molded upper plate. With this alternative approach to the manufacturing method of the present invention, the total number of parts is reduced from 20 to 50 separate parts to 2 parts.
[0010]
The present invention provides the above-mentionedPrior art using an assembly of stacked conical membersA variant design for is provided. Self-driven as disclosed in US Pat. No. 5,575,912, US Pat. No. 5,637,217, US Pat. No. 6,017,300, and US Pat. No. 6,019,717Using a conical member assemblyThe design novelty and performance advantages of the design have been proven through practical use. Some of these successful invention "keys", namely the concept of automatic drive andConical memberAlthough the decrease in settling distance across the gap is retained, the basic design has been changed. Individually moldedConical memberThe use of a single spiral wing module instead of a vertical stack made of is considered a significant structural change and a new and unobvious advance in the art.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
One object of the present invention is to provide an improved self-driven centrifuge that includes a separator blade module.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In one embodiment of the present invention, a centrifuge for separating particulates from liquid flowing through a centrifuge includes a base and a centrifuge shell that is assembled to the base and defines a hollow interior space with the base. A hollow rotor hub having a central rotational axis and assembled to the base and extending through the hollow interior space, positioned in the hollow interior space, and cooperating with the hollow rotor hub, the outlet opening A support plate and a separation vane module formed and configured to be positioned within the hollow interior space, to extend around the hollow rotor hub, and to be supported by the support plate. The separation blade module includes a plurality of separation blades extending in the axial direction and spaced apart from each other.
[0013]
Related objects and advantages of the present invention will be apparent from the following description.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
For the purposes of promoting an understanding of the principles of the invention, reference will now be made to the embodiments illustrated in the accompanying drawings and specific language will be used to describe the same. However, the scope of the present invention is not intended to be limited thereby, and variations and modifications of the illustrated apparatus and uses other than those exemplified in the present specification of the principles of the present invention are within the scope of the present invention. It will be understood that a contractor would normally come up with it.
[0015]
Referring to FIGS. 1 and 2, these figures show the conventional design.Assembly of stacked conical membersInstead, a self-driven
[0016]
Most of the overall packaging and structure of the
[0017]
[0018]
Continuing with reference to FIGS. 1 and 2, the
[0019]
The entire
[0020]
The
[0021]
The flow of liquid that leaves the
Pass through the
[0022]
When the liquid flow passes through the
[0023]
In the modification of the present invention (see B in FIG. 1),Base plate33 a extends until it comes into contact with the bearing
[0024]
Referring to FIGS. 3, 4, and 5, these drawings show the structural details of the
[0025]
Each
[0026]
The curvature from the inner edge of each helical wing to the curved outer part has a unique shape. The
[0027]
In the process of flow through the
[0028]
After leaving the gap between adjacent spiral blades, the flow exits the gap space adjacent to the rotor hub, passes through the jet nozzles, is discharged at these nozzles at high speed, and the rotor hub rotates at high speed by the reaction force. Let As a variant on this feature, a specific rotor can be driven by a rotor-mounted impulse turbine. In addition, the spiral shaped wing module is similar to the sludge containing liner shell / similar to that disclosed in US Pat. No. 5,637,217.Base plateCan be “encapsulated” inside the assembly. This particular configuration allows the centrifuge rotor to operate quickly and easily. This is because the entire sludge is contained in the inner capsule, and scraping and cleaning are unnecessary. In another aspect, the helical wing module of the present invention is included as part of a fully disposable centrifuge rotor design.Assembly of stacked conical membersCan be used.
[0029]
Referring to FIG. 6, there is shown a schematic diagram with the sides facing each other. This figure shows a typical prior artAssembly of stacked conical membersHalf of 64 is shown on the left side of the centrifuge 63 and half of the
[0030]
Referring to FIGS. 7A, B, and C, these figures show three alternative designs for the type of spiral wing used as part of the spiral wing module. Included in the theory and function of the present invention,Assembly of stacked conical membersWhile retaining the concept of using a spiral wing module instead, any of these alternative designs can be used.
[0031]
In FIG. 7A, instead of the
[0032]
In FIG. 7B, the
[0033]
In FIG. 7C, the spiral wing design for the corresponding module is based on the
[0034]
Other design changes and considerations of the present invention include changes in manufacturing and molding techniques. For example, a cylindrical shape is stretched as a continuous member on the entire forming blade (or plate), and then separated at a desired axial length or height, and is assembled into an upper plate that is typically manufactured separately by molding. be able to. The upper plate is formed with desired inlet holes and split shields as part of the
[0035]
Another design change contemplated for the present invention is to divide the spiral wing module into two parts, an upper half and a lower half cooperating therewith. This manufacturing technique is used to eliminate the molding difficulties caused by the small spacing between the blades. After the two halves are manufactured, the halves are joined together to form an integral module. In this method, the upper plate is molded integrally with the upper half of the wing subassembly; andBase plateIs considered to be integrally formed with the lower half of the wing subassembly.
[0036]
As shown in FIG. 8 and FIG. 8A, any one of the
[0037]
Use any of the
[0038]
While the invention has been illustrated and described in detail in the accompanying drawings and foregoing description, it is to be considered as illustrative and not restrictive in character and is only shown and described in preferred embodiments. It should be understood that this is intended to protect all variations and modifications that fall within the spirit of the invention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a self-driven centrifuge according to an exemplary embodiment of the present invention, and FIG. 1A is a partial cross-sectional view taken along
2 is a cross-sectional view of the centrifuge of FIG. 1 taken along line 2-2 of FIG.
3 is a perspective view of a shaped spiral wing module constituting one part of the centrifuge of FIG. 1 according to the present invention.
4 is a perspective view of the spiral wing module of FIG. 3 as viewed from below. FIG.
FIG. 5 is a schematic partial plan view of two spiral wings and corresponding particle paths of the spiral wing module of FIG. 3;
[Fig. 6] Prior artAssembly of stacked conical membersFIG. 4 is a schematic longitudinal sectional view for comparing side by side with the spiral wing module of FIG. 3 according to the present invention.
FIG. 7A is a schematic plan view of a modified wing according to the present invention, B is a schematic plan view of another modified wing according to the present invention, and C is a further modified variation according to the present invention. It is a schematic plan view of an example wing.
FIG. 8 is according to another embodiment of the present invention.Impulse turbineFIG. 8A is a longitudinal sectional view of a driven centrifuge, and FIG. 8A is related to the centrifuge of FIG.Impulse turbine1 is a schematic plan view of a device of the formula.
FIG. 9 is a longitudinal sectional view of a disposable rotor according to another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
20
22
24
26
28
31
Claims (15)
ベースと、
前記ベースに組み付けられ、且つ、前記ベースとともに中空内部空間を画成する、遠心機シェルと、
前記ベース内に組み付けられて前記中空内部空間に延在し、中空部を備えたロータハブと、
前記中空内部空間内に位置決めされ、且つ、流出口の開口部の少なくとも一部を画成する、支持プレートと、
前記中空内部空間内に位置決めされて、前記ロータハブ上に嵌合し、且つ前記支持プレートで支持されるように構成され且つ配置された、分離翼モジュールであって、前記分離翼モジュールは、間隔が隔てられ、且つ、軸線方向に延在する、複数の分離翼を含む、一体成形部材である前記分離翼モジュールと、
を有するとともに、
隣接する前記分離翼の各対の間には隙間が形成され、この隙間は、前記各分離翼の軸方向の略全長にわたって途切れずに延びている、遠心機。A centrifuge for separating particulates from liquid passing through the centrifuge, wherein the centrifuge is:
Base and
A centrifuge shell assembled to the base and defining a hollow interior space with the base;
A rotor hub assembled in the base and extending into the hollow internal space, and having a hollow portion;
A support plate positioned within the hollow interior space and defining at least a portion of an outlet opening;
The being positioned in the hollow interior space, the fitted onto the rotor hub, is and constructed and arranged to be supported by the support plate, a separation blade module, the separation blade module, the distance The separation wing module being a one-piece molded member including a plurality of separation wings spaced apart and extending in an axial direction;
And having
A centrifuge in which a gap is formed between each pair of the adjacent separation blades, and the gap extends without a break over substantially the entire axial length of each separation blade.
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