JP3658998B2 - Distribution stop valve - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、出水要求に基づいて1方向から流れ込む水を分配し、止水する分配止水弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の分配止水弁としては、別体型と一体型があり又別体型では複数の2方向弁、例えばダイヤフラム弁で構成されている物がある。このダイヤフラム弁は背圧室と吐水室を電磁弁を介し連結している例が多い。それぞれのバルブのon/offを出水要求に応じ制御すれば止水、分配が自在に行え、耐久性・信頼性に優れている。
【0003】
又、図9は一体型の概念図で、一般にボールバルブと呼ばれている。ボールバルブは切替部71に吐水口72a,72b,72cが内部通路73で連結されている。筺体74には入力ポート75、出力ポート76a,76bが配置され、入出力ポートの周りにはパッキン77が構成されている。止水時は切替部71の壁71aが筺体74の入力ポート周辺のパッキン77を押さえつけ止水している。切替部を回転させると切替部71の吐水口72aと筺体の入力ポート75が連結し、吐水口72bと出力ポート76aが連結される(図9)。更に回転する切替部71の吐水口72cと筺体の入力ポート75が連結し、吐水口72aと出力ポート76bが連結される。それぞれの吐水時にはパッキン77により他方向への流出は遮断されている。この方式では操作者がレバーを1回操作するだけで多方向への分配、止水を自在に行える利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の複数の2方向弁、例えばダイヤフラム弁で構成されている分配止水弁は、それぞれのダイヤフラム弁の背圧室と吐水室連通用のバルブを出水要求に応じ任意に吐水させるためには、連動して弁を開閉するためタイマーまたはカウンター等の複雑な制御が必要になる。一方、ボールバルブのような分配止水弁は、止水部と分配部の他方向へのシールが同一パッキンで行われているため、出力方向切替時に毎回パッキンを摺動するため、摩耗による耐久劣化が課題となる。一般にこの手のバルブはパッキン部の設計をメンテナンス前提に進められている。また摺動時の摩耗を考慮すると、止水性を確保するためのパッキンへの押しつけ力が大きくなり、万一水中のCa等の作用で固着した場合、その脱出操作力(通水時の)は、大変大きくなる。本発明は、これらの課題を解決するためになされた分配止水弁であって、出水要求に対し最適の水を簡単な機械的リンク機構で供給し、耐久性・信頼性を満足する分配止水弁を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記目的を解決するために請求項1は、出水要求に基づいて1方向からの水を多方向に分配流出させると同時に止水機構も併せ持つ分配止水弁において、出水要求を入力する操作部と、その操作部に連動した回転シャフトにより回転しながら複数の流出口を順次切り替えていく分配弁と、回転シャフトに連動し回転シャフトの回転力の作用により傾倒して開弁動作を行うと共に、前記回転シャフトが初期状態に戻った際には傾倒による開弁作用が解除されて閉弁動作を行う自閉式の止水弁とを備え、しかも分配弁は止水弁の下流側に配設していることを特徴とする分配止水弁である。
分配動作と切替動作の同期をとるための複雑な制御を必要とせず、1方向からの水の入力を出水要求に基づき、任意に吐水可能である。また分配弁と止水弁の機能を分けて構成しているため耐久性・信頼性を満足できる分配止水弁を可能にすることができる。
更に、請求項2では、止水弁は、一次側通水路と二次側通水路とを開閉するダイヤフラム弁体と、ダイヤフラム弁体の背後に配設された背圧室と、背圧室と連通したパイロット流路と、パイロット流路を開閉するパイロット弁とを備え、パイロット弁は、分配弁の初期状態ではパイロット弁体がスプリングの付勢力によりパイロット弁座に押し付けられており、回転シャフトの回転力が作用してパイロット弁体がパイロット弁座から離座してパイロット流路が開状態になることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。第一の実施例が図1〜図4である。図1は断面図、図2は図1におけるA−A’断面図、図3は図2におけるB−B’断面図である。図4は図2C部の断面図である。分配弁1は止水弁2の上方に配置されている。又、モータ8、手動操作レバー7が収納されている操作ユニット6は分配弁の側面に設けられ、直接分配弁を作動させることができる構成になっている。
【0007】
止水弁2は給水弁座10aと給水弁体10bからなり、給水弁座10aは、外部の給水源に連絡する一次側通水路3aを内部に二次側通水路11aを形成し、二次側通水路は給水弁座10aよりも上方に形成する。給水弁体10bはダイヤフラム弁により構成され、ダイヤフラム弁の背圧室10cはダイヤフラム10より下方に設けている。給水弁体10bはダイヤフラムサポート12とリテーナ13で挟み込むように構成されている。背圧室10cに設置されているパイロット弁14はパイロット弁座14bとパイロット弁体14aからなり、パイロット弁座14bはダイヤフラムサポート12の一部に設けられている。パイロット弁体14aはスプリング17によりパイロット弁座14bに押しつけられており、背圧室10cと二次側通水路11aを遮断している。このパイロット弁体14aをスプリング17の付勢力に抗して倒すとパイロット流路11bから背圧室10c内の水が抜け、止水弁2が開状態になる。このとき止水弁2のストッパー12aを設けると給水圧力に関係なく一定のストロークで開状態になるため、吐水量変動のない高精度の自閉弁を構成することができる。パイロット弁が閉じるとダイヤフラム10に設けているブリード18から背圧室10cに水が流れ込み、給水圧と同圧になると止水弁2は閉状態に戻る。この一連の動作の中でブリード18が水中に混在する異物によるゴミ詰まりを防止するため、クリーニングピン19がブリード内に配置されている。このクリーニングピン19を異径構造にすると小径部19bではブリード18の通路面積が大きくなるため、背圧室10cに流れ込む水が多くなり止水弁2の閉弁速度が速くなる。大径部19aでは逆にブリード18の通路面積が小さくなるため、閉弁速度は遅くなる。本構成では止水弁2の閉弁動作開始時はクリーニングピン19の小径部19bとブリード18が嵌合しているため閉弁速度が速く、また止水弁2の閉止直前にはクリーニングピン19の大径部19aとブリード18が嵌合しているため閉弁速度が遅く更にダイヤフラムサポート12に流量絞り構造12cを構成すると止水直前の流量が少なく閉止速度が遅いためウォーターハンマー防止に大変効果的である。更に量産時組立公差を考慮すると、止水弁の閉弁速度を変え大流量時は速く、低流量時は遅くしているため、自閉弁の吐水量バラツキに大きく寄与するストロークのバラツキに対し有効である。
【0008】
分配弁1はダイヤフラム弁の下流側上方に設けられ、弁筺体30の上方に出力ポート15、16が同一円周上に構成されている。回転ドラム21は、出水以外の出力ポートを塞ぎ、回転シャフト22は外部からの入力で回転ドラム21を円周方向に回転できるよう接合されている。この回転ドラム21を回転シャフト22と別体に構成すると水圧により弁筺体30に押しつけられ、出水要求外の出力ポートへの漏れ水をなくすことができる。Oリング等のシール材を設けず、例えば樹脂材の面圧によりシールすることで、回転トルクが低減され、操作力が軽くなる効果がある。また回転シャフト22はパイロット弁体14aとも一軸上で接合しており、回転に合わせパイロット弁体14aを倒すように配置されている。その結果、回転シャフト22を外部操作により回転させると、回転ドラム21が第二の出力ポート16を塞ぎながら回転すると同時にパイロット弁体14aが倒れる。パイロット弁体が倒れると上記したように、背圧室10cの水が抜けるため止水弁2が開状態となり一次側給水路3aから入力された水は二次側給水路11a第一の出力ポート15を通り15aから吐水される。更に回転シャフトを回転させると回転ドラムは第一の出力ポート15を塞ぎ、供給された水は15aから16aに切り替わり吐水される。この間パイロット弁は倒れた状態が持続される。回転シャフトを元の位置に逆回転させると、回転ドラム21は再び第二の出力ポート16を塞ぎ、パイロット弁はスプリング17の付勢力によりパイロット弁座14aに着座し、止水弁の自閉動作により止水する。この間の水は第一の出力ポート15を通り15aから吐水される。このように回転シャフトとパイロット弁のカム構造により止水弁と分配弁を同時に作動させることができる。パイロット弁は一次水圧とスプリング力によって止水されており、直接開状態にするにはかなり大きな操作力を必要とするが、図1に示す構造にすると、てこの原理によりレバー比の関係で軽い操作力で可能となる。
【0009】
操作ユニット6は弁筺体30の外側に設けられ、回転シャフト22と直接接続されている。操作ユニットと回転シャフトの軸ずれを吸収させるため、接続部はインボリュートセレーション構造になっている。又回転シャフトの軸シールには、摺動抵抗の低減・耐久劣化を防ぐ目的で含油タイプのOリング25を設けている。操作ユニット6にはモータ8と手動レバー7が構成され、自動・手動の両方で操作可能である。又モータ回転時に停電もしくはモータ異常で止まった場合、吐水状態が続くため、自動止水させるようモータの出力ギヤ32とギヤBox40の入力ギヤ33が縁切りできるようスプリング34が配置されており、更に回転シャフトに接続されているゼンマイバネ35の付勢力により、回転シャフト22が強制的に初期位置に戻るよう構成されている。電磁ソレノイド31は切り離されているモータ出力ギヤ32とギヤBox入力ギヤ33を接続させるものである。この分配止水弁を自動吐水させるためにはまず電磁ソレノイドを通電し、モータのトルクが回転シャフト22に伝わるようギヤを噛み合わせ、モータを励磁する制御が必要となる。
【0010】
圧力スイッチ50は二次側の水圧を受けるダイヤフラム51と設定圧力に合わせあらかじめセット荷重が調整されているスプリング55とダイヤフラム51の動きに合わせ移動するマグネット53とマグネットの動きを検知するホールIc52と量産時のスプリング設定荷重を調整するための調整ねじ56によって構成されており、ダイヤフラム51が受ける水圧がスプリング力を上回ったとき、マグネット53の動きをホールIcが検知し、電気的な信号を取り出せる。この圧力スイッチ50は、出水要求により水圧不足と判断した際、出力ポートを切り替えて吐水しないよう設けられている。マグネット53は耐水性を考慮しフェライト製が望ましい。回転シャフト22を回転し回転ドラム22を第二の出力ポート16に合わせ止水弁2を開状態にし吐水させると給水圧力が設定圧以上確保されていると圧力スイッチ内ダイヤフラム51がスプリング55に抗して右側に移動し、ダイヤフラム51をサポートしている第二のダイヤフラムサポート57に設けているマグネット53も合わせて移動する。その際ホールIc52を横切り磁石のN極からS極への変化をとらえデジタル信号を出力する。その信号を制御盤に取り込みマイクロコンピュータの制御でモータを次の第一の出力ポート15へと回転させる。
【0011】
出力ポート15,16それぞれの下流に真空破壊弁60,65を設ける。真空破壊弁60,65はそれぞれ真空破壊弁体61,66真空破壊弁座62,67オーバーフロー水用受け皿63、オーバーフロー水排出口68からなり、真空破壊弁体61,66は、止水時には弁筺体30側の弁座64,69にそれぞれ着座しているが、給水時は水圧及び弁体自身の浮力により真空破壊弁座62,67に付勢され閉止している。なお一次側通水路3a、二次側通水路11aに負圧が発生した際にはオーバーフロー水用受け皿63より大気圧を導入して負圧を破壊する。オーバーフロー水用受け皿63は給水初期及び出力ポート切替直後に漏れる水の為に設けられ、溜まった水はオーバーフロー水排出口68を介して自然排水される。
【0012】
真空破壊弁60、65(以下60のみ記載)の下流には逆止弁70が設けられ下流側からの逆圧に対し汚水が一次側と接触しないよう設けられている。また真空破壊弁により下流側の配管は止水時エアー置換されており、通常は汚水と一次側は縁切りされている。
【0013】
図4にある定流量弁80は圧力によってたわむスプリング81とスプリングの振動を防止するための防振ゴム82とスプリングの回転止めをしているピストン83とピストンガイド84で構成されている。低圧時の状態が図4下半分で高圧時の状態が上半分である。スプリング81は円すい型の形状をしており、水圧によりたわみ量が変わると同時に通路面積が変化する構造になっている。その結果水圧変動に関係なく出力ポートから吐水される流量は一定になり、各出力ポートの保持時間を設定することで吐水量を制御できる。
【0014】
第二の実施例が図5〜図7である。図5は分配止水弁の断面図である。分配弁101は止水弁102の下流に配置されている。又、モータ108、は分配弁の下側に設けられ、直接分配弁を作動させることができる構成になっている。
【0015】
図6は図5における第一の出力ポート115への吐水状態、図7は図5における第二の出力ポート116への吐水状態である。止水弁102は給水弁座110aと給水弁体110bからなり、弁座110aは、外部の給水源に連絡する一次側通水路103aを内部に二次側通水路111aを形成し、二次側通水路は弁座110aよりも上方に形成する。弁体110bはダイヤフラム弁により構成され、ダイヤフラム弁の背圧室110cはダイヤフラム110より下方に設けている。ダイヤフラム弁110bはダイヤフラムサポート112とリテーナ113で挟み込むように構成されている。背圧室110cに設置されているパイロット弁114はパイロット弁座114aとパイロット弁体114bからなっている。パイロット弁体114bはスプリング117によりパイロット弁座114aに押しつけられており、背圧室110cとパイロット通水路109を遮断している。このパイロット弁体114bをスプリング117の付勢力に抗して押すとパイロット通水路109から背圧室110c内の水が抜け、止水弁102が開状態になる。パイロット弁が閉じるとダイヤフラム110に設けているブリード118から背圧室110cに水が流れ込み、給水圧と同圧になると止水弁102は閉状態に戻る。この一連の動作の中でブリード118が水中に混在する異物によるゴミ詰まりを防止するため、クリーニングピン119がブリード内に配置されている。
【0016】
分配弁101はダイヤフラム弁の下流側に設けられ、弁筺体130に出力ポート115、116が同一円周上に構成されている。回転ドラム121には、出力口125があり出水以外の出力ポートを塞ぎ、外部からの入力で円周方向に回転できるよう構成されている。 回転ドラム121はパイロット弁体114aと伝達カム122を介し嵌合しており、回転に合わせパイロット弁体を押すように配置されている。その結果、回転ドラム121を外部操作により回転させると、回転ドラム121が第二の出力ポート116を塞ぎながら回転し出力口125が第一の出力ポート115と連結したままパイロット弁体114bが伝達カムによりスプリング117に抗し押される。パイロット弁体が押されると上記したように、背圧室110cの水が抜けるため止水弁102が開状態となり一次側給水路103aから入力された水は二次側給水路111a第一の出力ポート115を通り吐水される。(図6)更に回転ドラム121を回転させると回転ドラムは第一の出力ポート115を塞ぎ、出力口125は第二の出力ポート116に切り替わり吐水される。(図7)この間パイロット弁114bは押された状態が持続される。回転ドラムを元の位置に逆回転させると、再び出力ポート116を塞ぎ、パイロット弁はスプリング117の付勢力によりパイロット弁座114bに着座し、止水弁の自閉動作により止水する。この間の水は出力口125が第一の出力ポート115と連結されており吐水される。このように回転ドラムとパイロット弁のカム構造により止水弁と分配弁を同時に作動させることができる。
【0017】
止水弁の下流に真空破壊弁160を設ける。真空破壊弁160は真空破壊弁体161真空破壊弁座162オーバーフロー水用受け皿163オーバーフロー水排出口168からなり、真空破壊弁体161は、止水時には弁筺体130側の弁座164に着座しているが、給水時は水圧及び弁体自身の浮力により真空破壊弁座162に付勢され閉止している。なお一次側通水路103a、二次側通水路111aに負圧が発生した際にはオーバーフロー水用受け皿163より大気圧を導入して負圧を破壊する。オーバーフロー水用受け皿163は給水初期及び出力ポート切替直後に漏れる水の為に設けられ、溜まった水はオーバーフロー水排出口168を介して自然排水される。また真空破壊弁により下流側の配管は止水時エアー置換されており、通常は汚水と一次側は縁切りされている。
【0018】
定流量弁135は第一実施例で説明した(図4)ものと同構造であり省略する。
第3の実施例の断面図が図8である。給水室403と第一の背圧室404と通路405と、前記給水室403と通路405を互いに隔絶する弁機構418を有する止水弁401と、分配弁機構415と吐水室406と第二の背圧室407と第一の吐水口408と第二の吐水口409を有する分配弁402からなり、吐水室406と通路405は常に連通している。
【0019】
止水栓本体401には給水室403と背圧室404と吐水室440が設けられている。給水室402と背圧室404は通路441によって連通されており、前記背圧室404内にはパイロットバルブ421の下部座が配置され、パイロットバルブ421の下部座上面は背圧室内壁面にスプリングにより圧接されている。このため、給水室403と背圧室404は給水圧が保たれており、ダイヤフラム442上下の受圧面積の差により、ダイヤフラムは主弁443に圧接されている。このため、背圧室403と吐水室との連通が遮断されて止水状態となる。パイロットバルブ421に螺合されている押しボタン424を押すことにより、パイロットバルブ421の下部座上面は背圧室の内壁面から離れ、背圧室404と第一の吐水口440が連通し、前記背圧室404内の水が排出される。その結果背圧室内が大気圧に等しくなり、それと同時に給水室403を介して水道水と同圧に保たれた給水室403内の水圧がダイヤフラムバルブ445の弁体443に印加されて、弁体443が背圧室404側に移行する。これにより給水室403から吐水室440に水が流れ込む。止水弁401の吐水動作により、分配弁402の吐水室406に流れ込んだ水は、吐水穴410を介して、第一の吐水口408から放出される。それと同時に吐水室406内の水は吐水室406と第二の背圧室407を連通させている通路413を通って第二の背圧室407にも供給される。この際、吐水室406内と第二の背圧室407内の圧力は吐水室406側の方が高いため、通路414においては、前記吐水室406と第二の背圧室407の差圧により逆止弁416の逆止部417が通路414の端面に押し付けられ、吐水室406と第二の背圧室407の連通が遮断されている。第二の背圧室407に供給された水により、分配弁機構415は徐々にスプリング419荷重に抗して、前記スプリング419を圧縮する方向に移行する。前記動作の過程において、前記吐水穴410と第一の吐水口408の連通は、吐水穴412と第二の吐水口409、吐水穴411と第一の吐水口408の連通へと徐々に移行していき、水の放出は第一の吐水口408から第二の吐水口409、再び第一の吐水口408へと移行していく。第一のバルブユニット401からの水の流入が終了すると、スプリング419荷重によって第二の背圧室407内の圧力が吐水室406内の圧力よりも高くなり、前記第二の背圧室407と吐水室406の差圧により逆止弁416の逆止部417は変形し、通路414は開通する。第二の背圧室407内の水は通路413と通路414を通して吐水室406へと流れ出し、分配弁機構415は速やかに初期位置まで押し戻される。前記吐水穴と吐水口の数や形状を変化させることにより、吐水の分配や量は自在に変化させることができる。またこの一連の吐水動作の過程において、吐水分配量と総吐水量は水圧の変化によらず一定に保つことができる。
【0020】
通路405と背圧室407を連通させる通路424と前記通路405と背圧室407を連通させる通路424の途中に流調・止水弁426が設置されている。前記流調・止水弁426はバルブボディ420内に設置された、通路405と背圧室407を連通させる通路424の途中に、バルブボディ420外側よりあけられた穴425に嵌合され、流調止水弁426の回転角度により通路424と流調・止水弁426に貫通された穴427の重複面積を変化させることができる。またパイロットバルブ421をリンク機構422により操作するモータ423に接続されており、前記モータ423操作による第一のバルブユニット401の吐水動作に同調して流調・止水を行うことができる。前記流調・止水弁426により通路405と背圧室407を連通させる通路422の流路面積を変化させると、背圧室407に流れ込む水の流量が変化する。即ち、分配弁機構415の移行速度が変化することにより、吐水分配比を任意に変化させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の断面図
【図2】図1におけるA−A’断面図
【図3】図2におけるB−B’断面図
【図4】図2C部の断面図
【図5】分配止水弁の断面図
【図6】図5における第一の出力ポート115への吐水状態
【図7】図5における第二の出力ポート116への吐水状態
【図8】図7に示す自閉水栓装置における、第一の出力ポート115への吐水状態
【図9】一体型の概念図
【符号の説明】
1…分配弁、2…止水弁、3a…一次側給水路、6…操作ユニット、7…手動操作レバー、8…モータ、10a…給水弁座、10b…給水弁体、10c…背圧室、10…ダイヤフラム、11a…二次側給水路、11b…パイロット流路、12a…ストッパー、12c…構造、12…ダイヤフラムサポート、13…リテーナ、14a…パイロット弁体、14b…パイロット弁座、14…パイロット弁、15…出力ポート、16…出力ポート、17…スプリング、18…ブリード、19a…大径部、19b…小径部、19…クリーニングピン、21…回転ドラム、22…回転シャフト、25…Oリング、30…弁筺体、31…電磁ソレノイド、32…モータ出力ギヤ、33…ギヤBox入力ギヤ、34…スプリング、35…ゼンマイバネ、40…ギヤBox、50…圧力スイッチ、51…ダイヤフラム、52…ホールIc、53…マグネット、55…スプリング、57…ダイヤフラムサポート、60…真空破壊弁、63…皿、65…真空破壊弁、66…真空破壊弁体、67…真空破壊弁座、67…オーバーフロー水用受、68…オーバーフロー水排出口、69…弁座、70…逆止弁、80…定流量弁、81…スプリング、82…防振ゴム、83…ピストン、84…ピストンガイド、101…分配弁、102…止水弁、103a…一次側給水路、108…モータ、109…パイロット通水路、110a…給水弁座、110b…ダイヤフラム弁、110c…背圧室、110…ダイヤフラム、111a…二次側給水路、112…ダイヤフラムサポート、113…リテーナ、114a…パイロット弁座、114b…パイロット弁体、114…パイロット弁、115…出力ポート、116…出力ポート、117…スプリング、118…ブリード、119…クリーニングピン、121… 回転ドラム、122…伝達カム、125…出力口、130…弁筺体、135…定流量弁、160…真空破壊弁、161…真空破壊弁体、162…真空破壊弁座、162オーバーフロー水用受、163…皿、164…弁座、168…オーバーフロー水排出口、401…止水栓本体、402…給水室、402…分配弁、403…給水室、403…背圧室、404…背圧室、405… 路、406…吐水室、407…背圧室、408…吐水口、410…吐水穴、411…吐水穴、412…吐水穴、413…通路、414…通路、415…分配弁機構、416…逆止弁、417…逆止部、418…弁機構、419…スプリング、420…バルブボディ、420…バルブボディ、421…パイロットバルブ、422…リンク機構、423…モータ、424…ボタン、425…穴、426…流調止水弁、427…穴、440…吐水口、441…通路、442…ダイヤフラム、443…主弁、445…ダイヤフラムバルブ[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a distribution water stop valve that distributes and stops water flowing in from one direction based on a water discharge request.
[0002]
[Prior art]
As the conventional water stop valve, there are a separate type and an integrated type, and the separate type includes a plurality of two-way valves such as a diaphragm valve. In many cases, this diaphragm valve connects the back pressure chamber and the water discharge chamber via an electromagnetic valve. By controlling the on / off of each valve according to the demand for water discharge, water can be stopped and distributed freely, and it has excellent durability and reliability.
[0003]
FIG. 9 is an integrated conceptual diagram and is generally called a ball valve. In the ball valve, water outlets 72 a, 72 b, 72 c are connected to the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, a conventional water stop valve constituted by a plurality of two-way valves, for example, diaphragm valves, is used to arbitrarily discharge water in response to a water discharge request for the back pressure chamber and the water discharge chamber communicating valve of each diaphragm valve. Requires a complicated control such as a timer or a counter in order to open and close the valve in conjunction with each other. On the other hand, a distribution water stop valve such as a ball valve seals the water stop part and the distribution part in the other direction with the same packing. Deterioration becomes a problem. In general, this type of valve is advanced on the premise of the packing design. Also, considering the wear during sliding, the pressing force against the packing to ensure water-stopping will be large, and if it is stuck by the action of Ca in the water, the escape operation force (during water flow) is It ’s very big. DISCLOSURE OF THE INVENTION The present invention is a distribution stop valve designed to solve these problems. The distribution stop valve supplies optimum water to a water discharge request with a simple mechanical link mechanism, and satisfies the durability and reliability. Provide a water valve.
[0005]
[Means for solving the problems and their functions and effects]
In order to solve the above-mentioned object, the first aspect of the present invention provides an operation unit that inputs a water discharge request in a distribution water stop valve that simultaneously distributes and discharges water from one direction based on the water discharge request and also has a water stop mechanism. , A distribution valve that sequentially switches a plurality of outlets while rotating by a rotary shaft that is linked to the operation unit, and a valve opening operation that is tilted by the action of the rotational force of the rotary shaft in conjunction with the rotary shaft, and When the rotating shaft returns to the initial state, it is provided with a self-closing water stop valve that releases the valve opening action due to tilting and performs a valve closing operation, and the distribution valve is disposed downstream of the water stop valve. It is the distribution stop valve characterized by having.
Complex control for synchronizing the distribution operation and the switching operation is not required, and water input from one direction can be arbitrarily discharged based on the water discharge request. Moreover, since the functions of the distribution valve and the water stop valve are configured separately, a distribution water stop valve that can satisfy durability and reliability can be realized.
Furthermore, in
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. A first embodiment is shown in FIGS. 1 is a cross-sectional view, FIG. 2 is a cross-sectional view along AA ′ in FIG. 1, and FIG. 3 is a cross-sectional view along BB ′ in FIG. FIG. 4 is a cross-sectional view of the portion shown in FIG. 2C. The
[0007]
The
[0008]
The
[0009]
The
[0010]
The
[0011]
[0012]
A
[0013]
The
[0014]
A second embodiment is shown in FIGS. FIG. 5 is a cross-sectional view of the distribution stop valve. The
[0015]
6 shows a state of water discharge to the first output port 115 in FIG. 5, and FIG. 7 shows a state of water discharge to the second output port 116 in FIG. The
[0016]
The
[0017]
A
[0018]
The
A sectional view of the third embodiment is shown in FIG. A
[0019]
The
[0020]
A flow control / stop valve 426 is installed in the middle of a passage 424 for communicating the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view of a first embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line AA ′ in FIG.
3 is a cross-sectional view taken along the line BB ′ in FIG.
4 is a cross-sectional view of part 2C in FIG.
FIG. 5 is a sectional view of a distribution stop valve
6 is a state of water discharge to the first output port 115 in FIG. 5;
7 is a state of water discharge to the second output port 116 in FIG.
8 is a state of water discharge to the first output port 115 in the self-closing faucet device shown in FIG.
FIG. 9 is a conceptual diagram of an integrated type.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
出水要求を入力する操作部と、
その操作部に連動した回転シャフトにより回転しながら複数の流出口を順次切り替えていく分配弁と、
回転シャフトに連動し回転シャフトの回転力の作用により傾倒して開弁動作を行うと共に、前記回転シャフトが初期状態に戻った際には傾倒による開弁作用が解除されて閉弁動作を行う自閉式の止水弁と、を備え、
しかも分配弁は止水弁の下流側に配設していることを特徴とする分配止水弁。In the distribution stop valve which has a water stop mechanism at the same time that water from one direction is distributed and discharged in multiple directions based on the water discharge request,
An operation unit for inputting a water discharge request ;
A distribution valve that sequentially switches a plurality of outlets while rotating by a rotating shaft linked to the operation unit ;
In conjunction with the rotating shaft, the valve is tilted by the rotating force of the rotating shaft to perform the valve opening operation, and when the rotating shaft returns to the initial state, the valve opening operation by the tilting is canceled and the valve closing operation is performed. A closed water stop valve ,
In addition, the distribution stop valve is disposed downstream of the stop valve.
パイロット弁は、分配弁の初期状態ではパイロット弁体がスプリングの付勢力によりパイロット弁座に押し付けられており、回転シャフトの回転力が作用してパイロット弁体がパイロット弁座から離座してパイロット流路が開状態になることを特徴とする請求項1記載の分配止水弁。 Stop water valve includes a diaphragm valve for opening and closing the primary flow passage and the secondary side water passage, the back pressure chamber disposed behind the da Iyafuramu valve body, a pilot channel in communication with the back pressure chamber , and a pilot valve for opening and closing the pilot flow path,
Pilot valve, the pilot valve body in an initial state of partial Haiben are pressed against the pilot valve seat by the urging force of the spring, the pilot valve body Gapa pilots valve seat acts rotational force of the rotating shaft distributing water stop valve according to claim 1, wherein the pilot channel is characterized by comprising the open state unseated.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14649898A JP3658998B2 (en) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | Distribution stop valve |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14649898A JP3658998B2 (en) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | Distribution stop valve |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11325287A JPH11325287A (en) | 1999-11-26 |
JP3658998B2 true JP3658998B2 (en) | 2005-06-15 |
Family
ID=15408992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP14649898A Expired - Lifetime JP3658998B2 (en) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | Distribution stop valve |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3658998B2 (en) |
-
1998
- 1998-05-11 JP JP14649898A patent/JP3658998B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11325287A (en) | 1999-11-26 |
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