JP3657460B2 - Emergency information system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はサーバ装置から複数の端末装置に対して地震などの際の緊急気象情報などの緊急情報データを送信するための緊急情報システムに係り、詳しくは、公衆回線ネットワークを利用しつつ、そのサーバ装置によるダイヤルアップルータの占有やダイヤルアップルータの占有状態に起因する送信エラーの発生を防止しつつ、緊急情報データ送信のリアルタイム性を最大限に確保するための改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は特開平10−41976号公報に開示された従来の一般的な情報システムの一例を示すシステム構成図である。図において、35はそれぞれ複数の通信装置が接続されている通信ネットワーク、36はそれぞれ各通信ネットワーク35毎に設けられた中継装置、37は中継装置36,・・・,36同士を接続するルータである。
【0003】
次に動作について説明する。
通信装置から所定の情報データが通信ネットワーク35に出力されると、この情報データは同一通信ネットワーク35上の他の通信装置、あるいは、中継装置36およびルータ37を介して他の通信ネットワーク35上の他の通信装置に送信される。
【0004】
図10は従来のルータの回路構成を示すブロック図である。図において、38はそれぞれ通信装置が接続されたLAN(Local Area Network)ケーブル、39はそれぞれデータ送受信部、40はこの複数のデータ送受信部39,・・・,39のうちの1つが受信したデータを他のデータ送受信部39,・・・,39から出力させる制御部である。そして、このようなルータでは一般的に、データに付加された送信元アドレスと送信先アドレスに基づいて上記制御部40によるデータの送出先を決定し、これにより複数のLANの間でのデータ交換を確立している。
【0005】
そして、近年、このようなネットワークが大規模化するにつれて、電話回線網などの公衆回線ネットワークに対して回線接続を行い、これにより上記ルーティング処理を行う所謂ダイヤルアップルータと呼ばれるルータが用いられるようになってきている。このダイヤルアップルータは、サーバ装置や端末装置に指定された加入者番号に対して接続を行うとともに、当該加入者番号に対する送信データの所定の無通信時間経過後に当該接続を切断するものであり、また、公衆回線ネットワークから呼び出しに応じて接続を行うとともに、切断などによる回線異常が発生したらルーティングテーブル上の回線状態を強制的に正常終了させて、次の回線接続で選択可能な回線として管理するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の情報システムは以上のように構成されているので、この情報システムの一部にダイヤルアップルータとともに公衆回線ネットワークを利用しようとした場合には、特に、地震などの際に緊急気象情報などの緊急情報データを送信するための緊急情報システムを構築しようとした場合においては、その緊急情報データの送信処理においてリアルタイム性を確保することが難しいなどの課題があった。
【0007】
その理由を詳しく説明する。
まず、公衆回線ネットワークに接続するダイヤルアップルータはサーバ用ダイヤルアップルータであっても端末用ダイヤルアップルータであっても、回線接続時に正常に回線接続が確立できない場合に、その回線を確立することができない理由が通話中に起因するものであるのか、あるいは物理的な回線異常が発生しているためであるのかを判別することができない。そのため、ダイヤルアップルータはそのような状況が発生したら、ルーティングテーブル上の回線状態を強制的に正常終了させて、次の回線接続で選択可能な回線として管理せざるを得ない。また、サーバ装置はこのようなダイヤルアップルータの強制終了処理に対して送信リトライなどの何らかの対策を行わなければ、緊急情報データの欠落を生じてしまう。そして、サーバ装置は、この対策において最初の送信からすぐに欠落が発生したと推定することは難しく、その最初の送信の結果として期待している何らかのリアクションが所定の待機時間の間に得られなかった場合に初めて対策を講じるように構成しなければ短時間の間に緊急情報データの重送などの余計な処理が発生してしまい、サーバ装置が本来もっている通信効率を低下させてしまうことになり、上記待機時間と相俟ってリアルタイム性を著しく損なってしまうことになる。
【0008】
また、ダイヤルアップルータは、回線を確立した後にサーバ装置がTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルレベルにおいて通信終了処理を実施しても、それをルータのプロトコルレベルで認識するようになっていないので、当該回線上を流れるデータの無通信時間が所定の時間経過したことを条件として回線終了処理を実施している。そのため、サーバ装置が前回の通信が終了した後に次の通信を続けて実行しようとしても、ダイヤルアップルータ側はその前回の通信における無通信時間が所定の時間経過するまではその回線を開放しないので、前回使用していた回線を利用して当該次の通信を行うことができない。
【0009】
そして、緊急情報システムではその目的からサーバ装置から複数の端末装置に対してなるべく早く緊急情報データを送信することが要求されるため、サーバ装置においてサーバ用ダイヤルアップルータの全ての回線を用いて複数の端末装置に対する送信を行わせるように構築することになるが、複数の端末装置に対してなるべく早く緊急情報データを送信するためにサーバ用ダイヤルアップルータの全ての回線を用いて複数の端末装置に対する最初の送信を行ってしまうと、その最初の通信においてサーバ用ダイヤルアップルータの全ての回線が使用されてしまい、全ての回線は上記所定の無通信時間が経過するまでは次の端末装置に対するアクセスを一切行うことができなくなってしまうことになるので、回線が輻輳状態となってしまう。従って、サーバ装置はこのようなダイヤルアップルータの輻輳状態に起因する通信エラーに対して送信リトライなどの対策を行わなければ、緊急情報データの欠落を生じてしまう。また、この場合にも上記場合と同様にサーバ装置は最初の送信からすぐに欠落が発生したと推定することは難しく、その最初の送信の結果として期待している何らかのリアクションが所定の待機時間の間に得られなかった場合に初めて対策を講じるように構成しなければ緊急情報データの重送などの余計な処理が発生してしまい、サーバ装置が本来もっている通信効率を低下させてしまい、上記待機時間と相俟ってリアルタイム性を著しく損なってしまうことになる。
【0010】
図11はこのような従来の情報ネットワークの一部にダイヤルアップルータを用いて緊急情報システムを構築した場合における通信エラーの発生状況を説明するためのダイヤルアップルータの回線の利用状況を示す説明図である。図において、9はサーバ用ダイヤルアップルータが保有する複数の回線のタイムスロット、10は端末装置に対する緊急情報データの送信スロット、11は各回線の切断が行われるまでの無通話時間、12は空きスロット、41は例えば端末装置がデータ送受信に使用しようとしてリジェクトされた送信データである。
【0011】
そして、同図に示すように、上述した緊急情報サーバ装置の動作であれは、最初の緊急情報データの送信において全ての回線を使用してしまうので、その次の2回目以降の緊急情報データの送信をサーバ装置が続けて行おうとしても、全ての回線は前の緊急情報データに基づく無通話時間11,・・・,11となって回線の輻輳状態となっているため、その全てが送信エラーとなってしまう。
【0012】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、このようサーバ装置の情報データの送信開始、停止動作と、サーバ用ダイヤルアップルータの公衆回線ネットワークに対する回線接続、切断動作との整合を図るための同期動作に基づく送信エラーの発生を抑制し、これにより送信リトライの発生回数を削減して複数の端末装置に対する送信完了までの時間を実質的に短縮し、緊急情報データの複数の端末装置に対する送信を確実且つ短時間にして緊急情報データの送信に必要なリアルタイム性を確保することができる緊急情報システムを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る緊急情報システムは、緊急情報データを送信するサーバ装置と、上記緊急情報データを受信する複数の端末装置と、加入者番号に基づいて送信元と送信先とを接続する公衆回線ネットワークと、上記公衆回線ネットワークと上記サーバ装置とを複数の回線で接続可能であるとともに、上記サーバ装置に指定された加入者番号に対して接続を行い、且つ、当該加入者番号に対する送信データの所定の無通信時間経過後に当該接続を切断するサーバ用ダイヤルアップルータと、上記公衆回線ネットワークと各端末装置とを特定の加入者番号にて接続する複数の端末用ダイヤルアップルータとを備える緊急情報システムにおいて、上記サーバ装置が、上記サーバ用ダイヤルアップルータの複数の回線を複数のグループに分け、1つのグループの回線を使用して緊急情報データを送信するときには、必ず少なくとも他の1つのグループの回線が空き回線となるタイミングにて、複数の端末装置に対する緊急情報データの送信を行うものである。
【0014】
この発明に係る緊急情報システムは、サーバ装置が、サーバ用ダイヤルアップルータの保有回線数よりも少ない回線数でグループ分けを行い、サーバ用ダイヤルアップルータが、当該回線数のみ使用して当該サーバ装置の緊急情報データ送信時の接続を行うものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による情報システムの構成を示す概略構成図である。図において、1はイーサネットなどのLANケーブル、2はこのLAN(Local Area Network)ケーブル1に接続され、TCP/IPプロトコルで緊急情報データを送受信する緊急情報サーバ装置(サーバ装置)、3はLANケーブル1に接続され、TCP/IPプロトコルで業務情報データを送受信する業務情報サーバ装置、4はそれぞれこれらサーバ装置2,3との間で緊急情報データや業務情報データを送受信する端末装置である。そして、この情報システムは、通常は業務情報サーバ装置3と端末装置4,4との間において業務情報データを送受信するとともに、地震発生などの緊急時には、緊急サーバ装置2と端末装置4,4との間で緊急気象情報などの緊急情報データを送受信するものである。
【0018】
5は加入者番号に基づいて送信元と送信先とを接続する所謂電話回線などの公衆回線ネットワーク、6はこの公衆回線ネットワーク5に対してそれぞれ複数の回線で接続された交換機、7はこの交換機6とLANケーブル1との間を互いに異なる加入者番号の複数の回線で接続可能なサーバ用ダイヤルアップルータ、8はそれぞれ端末装置4と公衆回線ネットワーク5とを所定の加入者番号の回線で接続可能な端末用ダイヤルアップルータである。
【0019】
なお、これらのダイヤルアップルータ7,8,8は、サーバ装置2,3や端末装置4,4に指定された加入者番号に対して接続を行うとともに、当該加入者番号に対する送信データの所定の無通信時間経過後に当該接続を切断するものであり、また、公衆回線ネットワーク5側からの呼び出しに応じて接続を行うとともに、切断などによる回線異常が発生したらルーティングテーブル上の回線状態を強制的に正常終了させて、次の回線接続で選択可能な回線として管理するものである。
【0020】
次に動作について説明する。
緊急情報サーバ装置2および業務情報サーバ装置3が、TCP/IPプロトコルで緊急情報データや業務情報データを出力すると、各サーバ装置2,3に割り付けられたネットワークアドレスなどに基づいて当該データは所定の装置にて受信される。そして、これら緊急情報サーバ装置2および業務情報サーバ装置3が所定の端末装置4,4に対してデータを送信する場合には、このデータに当該端末装置4,4が接続される端末用ダイヤルアップルータ8,8の加入者番号の情報を重畳するとともにサーバ用ダイヤルアップルータ7のネットワークアドレスを指定してLANケーブル1に出力する。サーバ用ダイヤルアップルータ7は、自分宛てのデータを受信したらそれに重畳された加入者番号情報を抽出し、この加入者番号に対してダイヤルアップを行う。これに応じて上記所定の端末装置4,4に接続された端末用ダイヤルアップルータ8,8は端末装置4,4を公衆回線ネットワーク5に接続する。そして、サーバ用ダイヤルアップルータ7は当該公衆回線ネットワーク5を介して端末用ダイヤルアップルータ8,8に対して上記データを出力し、このデータが端末装置4,4に受信される。
【0021】
また、端末装置4,4が上記緊急情報サーバ装置2および業務情報サーバ装置3に対して緊急情報データや業務情報データを送信する場合には、端末用ダイヤルアップルータ8,8がサーバ用ダイヤルアップルータ7に対してダイヤルアップし、これにより回線が確立したら端末装置4,4からデータが送信され、サーバ用ダイヤルアップルータ7は、公衆回線ネットワーク5を介してこのデータを受信し、そのデータで指定されたサーバ装置2,3のネットワークアドレスを指定してLANケーブル1に出力し、各サーバ装置2,3は自分宛てのデータを受信する。
【0022】
以上の動作により、この情報システムは、業務情報サーバ装置3と端末装置4,4との間において業務情報データを送受信したり、緊急情報サーバ装置2と端末装置4,4との間で緊急気象情報などの緊急情報データを送受信することができる。
【0023】
次に緊急情報サーバ装置2が緊急時に行う緊急情報送信動作を説明する。
この実施の形態1による緊急情報サーバ装置2は、上記サーバ用ダイヤルアップルータ7が保有する複数の回線を3つのグループに分けるとともに、サーバ用ダイヤルアップルータ7の無通話時間を単位として各グループを使用して複数の端末装置4,4に対する緊急情報データの送信を行う。なお、これらのグループ分けやタイミング制御に必要となる情報は、予めそのままの形で処理プログラム内に設定されていても良いが、上記回線数情報、配信グループ数情報、サーバ用ダイヤルアップルータの無通話時間設定情報をパラメータとして保持するとともに、それに基づいてそれら必要な情報を逐次得るようにしてもよい。そして、後者のようにパラメータを用いることにより、実際のシステム上で使用状況などをテストすることにより、プログラムの変更をすることなく最適な設定値に設定することができる。
【0024】
図2はこの発明の実施の形態1による情報システムにおいて、この緊急通報時のサーバ用ダイヤルアップルータ7が保有する複数の回線の利用状況を示す説明図である。図において、9はサーバ用ダイヤルアップルータ7が保有する複数の回線のタイムスロット、10は端末装置4,4に対する緊急情報データの送信スロット、11は各回線の切断が行われるまでの無通話時間、12は空きスロット、13は例えば端末装置4,4がデータ送受信に使用している他の送信スロットである。
【0025】
そして、同図に示すように、上述した緊急情報サーバ装置2の動作であれは、サーバ用ダイヤルアップルータ7において2回目以降の緊急情報データの送信において、前の緊急情報データの無通話時間による送信エラーが発生することはない。
【0026】
また、このような緊急通報が行われている期間においても必ず1つのグループの回線が空き状態となるので、回線の輻輳状態による通信エラーが発生してしまうことはなく、その回線を利用して上記業務情報サーバ装置3と端末装置4,4との間でデータ交換を行うことができる。
【0027】
以上のように、この実施の形態1によれば、緊急情報サーバ装置2が、サーバ用ダイヤルアップルータ7の複数の回線を3つのグループに分け、1つのグループの回線を使用して緊急情報データを送信するときには、必ず少なくとも他の1つのグループの回線が空き回線となるタイミングにて、複数の端末装置4,4に対する緊急情報データの送信を行うので、各グループおいてはそれがサーバ用ダイヤルアップルータ7の同一回線を使用しての2回目以降の送信グループであったとしても、その接続の開始時点と前回の接続の無通信時間終了時点との間には必ず回線の空き時間が存在するので、自己の連続的な緊急情報データ送信に起因して送信エラーが発生してしまうことはない。
【0028】
また、緊急情報サーバ装置2はサーバ用ダイヤルアップルータ7の全ての回線を同時に利用してしまうことがないので、回線が輻輳状態になってしまうことはなく、このサーバ用ダイヤルアップルータ7は、他の業務情報サーバ装置3や端末装置4,4側からのアクセスなどに対応することができる。
【0029】
従って、従来のように緊急情報サーバ装置2が自分自身の緊急情報データ送信に起因して送信エラーを発生してしまうことはなく、これにより緊急情報サーバ装置2の通信効率とサーバ用ダイヤルアップルータ7の無通信時間の設定や回線数に応じた時間毎に回線を使用して、ほぼ確実に一定の時間内で緊急情報データを送信することができるので、送信リトライの発生回数を格段に削減して複数の端末装置4,4に対する送信完了までの時間を実質的に短縮し、緊急情報データの複数の端末装置4,4に対する送信を確実且つ短時間にして緊急情報データの送信に必要なリアルタイム性を確保することができる効果がある。
【0030】
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2による情報システムの構成を示す概略構成図である。図において、14はサーバ用ダイヤルアップルータ15が保有する複数の回線を4つのグループに分けるとともに、サーバ用ダイヤルアップルータ15の無通話時間を単位としてそのうちの3つのグループを使用して複数の端末装置4,4に対する緊急情報データの送信を行う緊急情報サーバ装置(サーバ装置)、15は緊急情報サーバ装置14が緊急情報データを送信する場合には上記3つのグループにおける回線数と同数の回線を当該緊急情報サーバ装置14用に確保し、当該回線数のみ使用して当該サーバ装置14の緊急情報データ送信時の接続を行うサーバ用ダイヤルアップルータである。これ以外の構成は実施の形態1と同様であり説明を省略する。
【0031】
次に動作について説明する。
図4はこの発明の実施の形態2による情報システムにおいて、この緊急通報時のサーバ用ダイヤルアップルータ15が保有する複数の回線の利用状況を示す説明図である。図において、16はそれぞれサーバ用ダイヤルアップルータ15が保有する各回線、17は第一の回線グループ、18は第二の回線グループ、19は第三の回線グループ、20は第四の回線グループである。これ以外は図2と同様であり説明を省略する。
【0032】
そして、同図に示すように、上述した緊急情報サーバ装置14の動作であれば、サーバ用ダイヤルアップルータ15において2回目以降の緊急情報データの送信において、前の緊急情報データの無通話時間による送信エラーが発生することはない。
【0033】
また、このような緊急通報が行われている期間においても必ず2つのグループの回線が空き状態となるので、回線の輻輳状態による通信エラーが発生してしまうことはなく、その回線を利用して上記業務情報サーバ装置3と端末装置4,4との間でデータ交換を行うことができる。特に、第四の回線グループは常に空き状態となるので、その回線を利用して上記業務情報サーバ装置3と端末装置4,4との間でデータ交換を行うことで、上記第一から第三の回線グループを用いてこのデータ交換を行った場合にはそれらの時間が重なってしまって緊急情報データの送信エラーが発生してしまうような場合もあり得るが、そのような原因による送信エラーの発生を防止することができる。
【0034】
以上のように、この実施の形態2によれば、緊急情報サーバ装置14が、サーバ用ダイヤルアップルータ15の保有回線数よりも少ない回線数でグループ分けを行い、サーバ用ダイヤルアップルータ15が、当該回線数のみ使用して当該緊急情報サーバ装置14の緊急情報データ送信時の接続を行うので、緊急情報サーバ装置14はサーバ用ダイヤルアップルータ15の全ての回線を利用してしまうことがないので、回線が輻輳状態になってしまうことはなく、他の業務情報サーバ装置3や端末装置4,4側からのアクセスなどはこの残りの回線を用いることができるので、このような他のアクセスに基づく送信エラーの発生回数も削減することができ、送信リトライの発生回数を格段に削減して複数の端末装置4,4に対する送信完了までの時間を実質的に短縮し、緊急情報データの複数の端末装置4,4に対する送信を確実且つ短時間にして緊急情報データの送信に必要なリアルタイム性を確保することができる効果がある。
【0035】
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3による緊急情報サーバ装置、サーバ用ダイヤルアップルータおよびその周辺部の構成を示す部分概略構成図である。また、図6はこの発明の実施の形態3による緊急情報サーバ装置、サーバ用ダイヤルアップルータおよびその周辺部の構成を示す回路構成図である。これらの図において、21は回線の使用状況情報を表示する表示手段および回線の使用状況情報を出力する出力手段25を備えたサーバ用ダイヤルアップルータ、22はこの回線の使用状況情報が入力され、その情報において空きとなっている回線を使用して複数の端末装置4,4に対する緊急情報データの送信を行う緊急情報サーバ装置(サーバ装置)である。
【0036】
また、23はそれぞれ各回線と1対1対応で設けられ、それぞれの回線の使用/空きに応じてオン/オフ動作するドライブトランジスタ、24はそれぞれこのドライブトランジスタ23と1対1対応で設けられ、そのオン/オフ動作に応じて点灯/消灯するLEDランプ、25は各ドライブトランジスタ23の出力に応じてオン/オフ動作する出力トランジスタ25a,25b,・・・,25nを備えた出力手段、26は各出力トランジスタ25a,25b,・・・,25nの出力に応じてオン/オフ動作する入力トランジスタ26a,26b,・・・,26nを備えた入力手段である。また、27は緊急情報サーバ装置22内に保持され、サーバ用ダイヤルアップルータ21の各回線の番号と上記入力手段の入力に基づく使用状況データとを対応づける使用状況テーブルである。これ以外の構成は実施の形態1と同様であり説明を省略する。
【0037】
次に動作について説明する。
サーバ用ダイヤルアップルータ21は、回線接続を行うと、その回線を切断するまで上記ドライブトランジスタ23をオン状態に制御する。これに応じてLEDランプ24は点灯し、出力トランジスタ25n、入力トランジスタ26nを介してその回線の使用中情報が緊急情報サーバ装置22に入力される。この緊急情報サーバ装置22は、この入力に応じて使用状況テーブル27の当該回線の番号における使用状況データを未使用から使用中に変化させる。また、この入力がなくなれば、使用中から未使用に戻す。
【0038】
このような使用状況テーブル27の書換え動作を行っている状態で、緊急事態が発生すると、緊急情報サーバ装置22は複数の端末装置4,4に対する緊急情報データの送信処理を開始する。この送信処理においては、まず、上記使用状況テーブル27を参照して未使用の回線数を把握し、その後、その未使用の回線数の分の緊急情報データの送信要求をサーバ用ダイヤルアップルータ21に出力する。これに応じて全ての回線が使用状況となると、上記使用状況テーブル27もすべて使用中となるので、これが解除されるまで待って次の送信要求を出力する。この動作を繰り返して上記緊急情報サーバ装置22は全ての端末装置に対する緊急情報データの送信を行う。これ以外の動作は実施の形態1と同様であり説明を省略する。
【0039】
以上のように、この実施の形態3によれば、サーバ用ダイヤルアップルータ21に回線の使用状況情報を出力する出力手段25を設け、緊急情報サーバ装置22が、この使用状況情報において空きとなっている回線を使用して複数の端末装置4,4に対する緊急情報データの送信を行うので、自己の連続的な緊急情報データ送信に起因して送信エラーが発生してしまうことはない。また、サーバ装置22はあくまでもサーバ用ダイヤルアップルータ21からの回線の使用状況情報に応じた回線接続を行うので、サーバ用ダイヤルアップルータ21は、次の緊急情報データの送信要求がなされるまでの間において他のサーバ装置3や端末装置4,4側からのアクセスなどに対応することができる。
【0040】
従って、従来のように緊急情報サーバ装置22が自分自身の緊急情報データ送信に起因する送信エラーを発生してしまうことなく緊急情報データを送信することができるので、送信リトライの発生回数を格段に削減して複数の端末装置4,4に対する送信完了までの時間を実質的に短縮し、緊急情報データの複数の端末装置4,4に対する送信を確実且つ短時間にして緊急情報データの送信に必要なリアルタイム性を確保することができる効果がある。また、実施の形態1よりもサーバ装置22のソフトウェアのロジック構成を簡略化することができる効果がある。
【0041】
なお、実施の形態2のように一部の回線が常に空き回線となるように、未使用の回線数よりも少ない回線数を指定してもかまわない。この場合実施の形態2と同様の効果も得ることができる。
【0042】
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4による情報システムの構成を示す概略構成図である。図において、28は交換機6とLANケーブル1との間を互いに異なる加入者番号の複数の回線で接続するとともに各回線の接続先情報を保持するサーバ用ダイヤルアップルータ、29はこの接続先情報に所望の接続先が含まれている場合には当該既接続の回線を用いて、複数の端末装置4,4に対する緊急情報データの送信を行う緊急情報サーバ装置、30はこの接続先情報に所望の接続先が含まれている場合には当該既接続の回線を用いて、所定の端末装置4,4に対する業務情報データの送信を行う業務情報サーバ装置である。
【0043】
図8はこの発明の実施の形態4においてサーバ用ダイヤルアップルータ28が保持する接続先情報テーブルである。図において、31は各回線毎に割り付けられた回線番号の欄、32は各回線毎に設けられた使用状況フラグの欄、33は回線の接続先の端末装置4,4の番号や名称の欄、34はその回線を利用しているサーバ装置29,30の番号や名称の欄である。これ以外の構成は実施の形態1と同様であり説明を省略する。
【0044】
次に動作について説明する。
サーバ用ダイヤルアップルータ28は、回線接続を行うと、その回線に係る情報を上記接続先情報テーブルに記載する。具体的には、その回線の回線番号欄31に応じて、使用状況フラグの欄32に使用中フラグを立てるとともに、回線の接続先の端末装置4,4の番号や名称、利用しているサーバ装置29,30の番号や名称を記載する。そして、その回線が切断されたら、使用状況フラグの欄32の使用中フラグを倒して、回線の接続先の端末装置4,4の番号や名称、利用しているサーバ装置29,30の番号や名称を削除し、使用可能状態に戻す。
【0045】
緊急情報サーバ装置29は、複数の端末装置4,4に対する緊急情報データの送信処理を開始するにあたってまず、サーバ用ダイヤルアップルータ28からこの接続先情報テーブルを呼び出す。そして、使用中の回線の中に緊急情報データの送信先である端末装置4,4がある場合には、その回線に対して緊急情報データを出力する。また、未使用の空き回線がある場合には、その回線に対してその他の端末装置4,4に対する緊急情報データの送信要求を出力する。
【0046】
また、次の緊急情報データを送信する場合には、再度接続先情報テーブルを呼び出して同様の処理を繰り返して上記緊急情報サーバ装置29は全ての端末装置4,4に対する緊急情報データの送信を行う。また、業務情報サーバ装置30も同様に接続先情報テーブルを呼び出して同様の判断を行った上で業務情報データの送信を行う。これ以外の動作は実施の形態1と同様であり説明を省略する。
【0047】
以上のように、この実施の形態4によれば、サーバ用ダイヤルアップルータ28が、各回線の接続先情報を保持するとともに、緊急情報サーバ装置29は、この接続先情報に所望の接続先が含まれている場合には当該既接続の回線を用いて、複数の端末装置4,4に対する緊急情報データの送信を行うので、他の業務情報サーバ装置30や端末装置4,4側からのアクセスにより回線が使用状態にあったとしても、その接続を把握して当該回線に対して所定の緊急情報データを送信することができるので、その分送信エラーの発生回数が抑制され、従来よりも送信リトライの発生回数を削減して複数の端末装置4,4に対する送信完了までの時間を実質的に短縮し、緊急情報データの複数の端末装置4,4に対する送信を確実且つ短時間にして緊急情報データの送信に必要なリアルタイム性を確保することができる効果がある。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、緊急情報データを送信するサーバ装置と、上記緊急情報データを受信する複数の端末装置と、加入者番号に基づいて送信元と送信先とを接続する公衆回線ネットワークと、上記公衆回線ネットワークと上記サーバ装置とを複数の回線で接続可能であるとともに、上記サーバ装置に指定された加入者番号に対して接続を行い、且つ、当該加入者番号に対する送信データの所定の無通信時間経過後に当該接続を切断するサーバ用ダイヤルアップルータと、上記公衆回線ネットワークと各端末装置とを特定の加入者番号にて接続する複数の端末用ダイヤルアップルータとを備える緊急情報システムにおいて、上記サーバ装置が、上記サーバ用ダイヤルアップルータの複数の回線を複数のグループに分け、1つのグループの回線を使用して緊急情報データを送信するときには、必ず少なくとも他の1つのグループの回線が空き回線となるタイミングにて、複数の端末装置に対する緊急情報データの送信を行うので、各グループおいてはそれがサーバ用ダイヤルアップルータの同一回線を使用しての2回目以降の送信グループであったとしても、その接続の開始時点と前回の接続の無通信時間終了時点との間には必ず回線の空き時間が存在するので、自己の連続的な緊急情報データ送信に起因して送信エラーが発生してしまうことはない。また、サーバ装置はサーバ用ダイヤルアップルータの全ての回線を同時に利用してしまうことがないので、回線が輻輳状態になってしまうことはなく、このサーバ用ダイヤルアップルータは、他のサーバ装置や端末装置側からのアクセスなどに対応することができる。
【0049】
従って、従来のようにサーバ装置が自分自身の緊急情報データ送信に起因して送信エラーを発生してしまうことはなく、これによりサーバ装置の通信効率とサーバ用ダイヤルアップルータの無通信時間の設定や回線数に応じた時間毎に回線を使用して、ほぼ確実に一定の時間内で緊急情報データを送信することができるので、送信リトライの発生回数を格段に削減して複数の端末装置に対する送信完了までの時間を実質的に短縮し、緊急情報データの複数の端末装置に対する送信を確実且つ短時間にして緊急情報データの送信に必要なリアルタイム性を確保することができる効果がある。
【0050】
この発明によれば、サーバ装置が、サーバ用ダイヤルアップルータの保有回線数よりも少ない回線数でグループ分けを行い、サーバ用ダイヤルアップルータが、当該回線数のみ使用して当該サーバ装置の緊急情報データ送信時の接続を行うので、サーバ装置はサーバ用ダイヤルアップルータの全ての回線を利用してしまうことがないので、回線が輻輳状態になってしまうことはなく、他のサーバ装置や端末装置側からのアクセスなどはこの残りの回線を用いることができるので、このような他のアクセスに基づく送信エラーの発生回数も削減することができ、送信リトライの発生回数を格段に削減して複数の端末装置に対する送信完了までの時間を実質的に短縮し、緊急情報データの複数の端末装置に対する送信を確実且つ短時間にして緊急情報データの送信に必要なリアルタイム性を確保することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による情報システムの構成を示す概略構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による情報システムにおいて、この緊急通報時のサーバ用ダイヤルアップルータ7が保有する複数の回線の利用状況を示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による情報システムの構成を示す概略構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による情報システムにおいて、この緊急通報時のサーバ用ダイヤルアップルータ7が保有する複数の回線の利用状況を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による緊急情報サーバ装置、サーバ用ダイヤルアップルータおよびその周辺部の構成を示す部分概略構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による緊急情報サーバ装置、サーバ用ダイヤルアップルータおよびその周辺部の構成を示す回路構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による情報システムの構成を示す概略構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態4においてサーバ用ダイヤルアップルータ28が保持する接続先情報テーブルである。
【図9】 従来の一般的な情報システムの一例を示すシステム構成図である。
【図10】 従来のルータの回路構成を示すブロック図である。
【図11】 従来の情報ネットワークの一部にダイヤルアップルータを用いて緊急情報システムを構築した場合における通信エラーの発生状況を説明するためのダイヤルアップルータの回線の利用状況を示す説明図である。
【符号の説明】
2,14,22,29 緊急情報サーバ装置(サーバ装置)、4 端末装置、5 公衆回線ネットワーク、7,15,21,28 サーバ用ダイヤルアップルータ、8 端末用ダイヤルアップルータ、25 出力手段。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an emergency information system for transmitting emergency information data such as emergency weather information in the event of an earthquake or the like from a server device to a plurality of terminal devices, and more particularly to the server using a public line network. The present invention relates to an improvement for ensuring the real-time property of emergency information data transmission to the maximum while preventing occurrence of transmission errors due to the occupation of the dial-up router by the device and the occupied state of the dial-up router.
[0002]
[Prior art]
FIG. 9 is a system configuration diagram showing an example of a conventional general information system disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 10-41976. In the figure, 35 is a communication network to which a plurality of communication devices are connected, 36 is a relay device provided for each
[0003]
Next, the operation will be described.
When predetermined information data is output from the communication device to the
[0004]
FIG. 10 is a block diagram showing a circuit configuration of a conventional router. In the figure, 38 is a LAN (Local Area Network) cable to which a communication device is connected, 39 is a data transmission / reception unit, 40 is data received by one of the plurality of data transmission /
[0005]
In recent years, as such a network becomes larger, a so-called dial-up router that performs line connection to a public line network such as a telephone line network and performs the above routing process is used. It has become to. This dial-up router connects to the subscriber number specified in the server device or terminal device, and disconnects the connection after a predetermined no-communication time of transmission data for the subscriber number, In addition, connection is made in response to a call from the public line network, and if a line abnormality occurs due to disconnection or the like, the line state on the routing table is forcibly terminated normally and managed as a line that can be selected by the next line connection. Is.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Since the conventional information system is configured as described above, when trying to use a public line network together with a dial-up router as a part of this information system, emergency weather information etc. When trying to construct an emergency information system for transmitting emergency information data, there is a problem that it is difficult to ensure real-time performance in the transmission process of the emergency information data.
[0007]
The reason will be described in detail.
First, even if the dial-up router connected to the public line network is a server dial-up router or a terminal dial-up router, if the line connection cannot be established normally when the line is connected, the line must be established. It is not possible to determine whether the reason why the communication cannot be performed is during a call or because a physical line abnormality has occurred. For this reason, when such a situation occurs, the dial-up router is forced to normally terminate the line state on the routing table and manage it as a line that can be selected in the next line connection. If the server device does not take any measures such as transmission retry for such a dial-up router forced termination process, the emergency information data will be lost. And it is difficult for the server device to estimate that a loss has occurred immediately after the first transmission in this measure, and any expected reaction as a result of the first transmission cannot be obtained during the predetermined waiting time. If the system is not configured to take measures for the first time, extra processing such as double feeding of emergency information data will occur in a short time, and the communication efficiency inherent in the server device will be reduced. Therefore, combined with the waiting time, the real-time property is significantly impaired.
[0008]
In addition, even if the server apparatus performs communication termination processing at the TCP / IP (Transmission Control Protocol / Internet Protocol) protocol level after establishing a line, the dial-up router recognizes it at the router protocol level. Therefore, the line termination process is executed on condition that a predetermined period of time has elapsed for no communication of data flowing on the line. Therefore, even if the server device tries to continue the next communication after the previous communication ends, the dial-up router side does not open the line until the predetermined no-communication time elapses in the previous communication. The next communication cannot be performed using the previously used line.
[0009]
In the emergency information system, the server device is required to transmit the emergency information data to the plurality of terminal devices as soon as possible for that purpose. Therefore, the server device uses a plurality of lines of the server dial-up router. In order to transmit emergency information data to a plurality of terminal devices as soon as possible, a plurality of terminal devices are used by using all lines of the server dial-up router. When the first transmission is performed, all the lines of the server dial-up router are used in the first communication, and all the lines are connected to the next terminal device until the predetermined no-communication time elapses. Since access cannot be performed at all, the line becomes congested. Accordingly, if the server device does not take measures such as transmission retry for the communication error due to the congestion state of the dial-up router, the emergency information data is lost. Also in this case, similarly to the above case, it is difficult for the server device to estimate that a loss has occurred immediately after the first transmission, and any reaction that is expected as a result of the first transmission has a predetermined waiting time. If it is not configured to take measures for the first time if it cannot be obtained in the meantime, extra processing such as double feeding of emergency information data will occur, reducing the communication efficiency inherent in the server device, Combined with the waiting time, the real-time property is significantly impaired.
[0010]
FIG. 11 is an explanatory diagram showing a line use status of a dial-up router for explaining a status of occurrence of a communication error when an emergency information system is constructed using a dial-up router as part of such a conventional information network. It is. In the figure, 9 is a time slot for a plurality of lines held by the server dial-up router, 10 is a transmission slot for emergency information data to the terminal device, 11 is a no-call time until each line is disconnected, and 12 is free. The
[0011]
And, as shown in the figure, in the operation of the emergency information server described above, all the lines are used in the transmission of the first emergency information data. Even if the server device tries to continue the transmission, all the lines are in the congestion state of the line due to the no-
[0012]
The present invention has been made to solve the above-described problems. The server data transmission start / stop operation and the server dial-up router connection / disconnection operation to / from the public line network are performed. Suppressing the occurrence of transmission errors based on synchronization operations for consistency, thereby reducing the number of transmission retries and substantially reducing the time to complete transmission to multiple terminal devices. It is an object of the present invention to provide an emergency information system capable of ensuring the real-time property necessary for transmitting emergency information data by reliably transmitting to the terminal device in a short time.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
An emergency information system according to the present invention includes a server device that transmits emergency information data, a plurality of terminal devices that receive the emergency information data, and a public line network that connects a transmission source and a transmission destination based on a subscriber number And the public line network and the server device can be connected by a plurality of lines, and a connection is made to a subscriber number designated by the server device, and transmission data for the subscriber number is predetermined. Emergency information system comprising: a server dial-up router that disconnects the connection after a lapse of no communication time; and a plurality of terminal dial-up routers that connect the public line network and each terminal device with a specific subscriber number The server device divides a plurality of lines of the server dial-up router into a plurality of groups. When transmitting emergency information data using the loop line is configured to perform always at least one other group line becomes idle line timing, the transmission of the emergency information data for a plurality of terminal devices.
[0014]
In the emergency information system according to the present invention, the server device performs grouping by the number of lines smaller than the number of lines owned by the server dial-up router, and the server dial-up router uses only the number of lines and the server device The connection at the time of emergency information data transmission is performed.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below.
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a configuration of an information system according to
[0018]
5 is a public line network such as a so-called telephone line that connects a transmission source and a transmission destination based on a subscriber number, 6 is an exchange connected to the
[0019]
These dial-up
[0020]
Next, the operation will be described.
When the emergency
[0021]
When the
[0022]
By the above operation, this information system transmits / receives business information data between the business
[0023]
Next, an emergency information transmission operation performed by the emergency
The emergency
[0024]
FIG. 2 is an explanatory diagram showing the use status of a plurality of lines held by the server dial-up
[0025]
As shown in the figure, in the operation of the emergency
[0026]
In addition, one group of lines is always idle even during such an emergency call, so there is no communication error due to the congestion of the lines. Data can be exchanged between the business
[0027]
As described above, according to the first embodiment, the emergency
[0028]
In addition, since the emergency
[0029]
Therefore, the emergency
[0030]
FIG. 3 is a schematic configuration diagram showing the configuration of the information system according to the second embodiment of the present invention. In the figure,
[0031]
Next, the operation will be described.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing the use status of a plurality of lines held by the server dial-up
[0032]
As shown in the figure, if the operation of the emergency
[0033]
In addition, even during the period when such an emergency call is made, the two groups of lines are always free, so there is no communication error due to the congestion of the lines. Data can be exchanged between the business
[0034]
As described above, according to the second embodiment, the emergency
[0035]
FIG. 5 is a partial schematic configuration diagram showing configurations of the emergency information server device, the server dial-up router and its peripheral portion according to
[0036]
23 is provided in a one-to-one correspondence with each line, a drive transistor that is turned on / off according to the use / vacancy of each line, and 24 is provided in a one-to-one correspondence with this
[0037]
Next, the operation will be described.
When the server dial-up
[0038]
When an emergency situation occurs while the rewriting operation of the usage status table 27 is performed, the emergency
[0039]
As described above, according to the third embodiment, the server dial-up
[0040]
Therefore, since the emergency
[0041]
It should be noted that the number of lines smaller than the number of unused lines may be specified so that some lines are always free lines as in the second embodiment. In this case, the same effect as in the second embodiment can be obtained.
[0042]
FIG. 7 is a schematic configuration diagram showing the configuration of an information system according to
[0043]
FIG. 8 is a connection destination information table held by the server dial-up
[0044]
Next, the operation will be described.
When the server dial-up
[0045]
The emergency
[0046]
When transmitting the next emergency information data, the emergency
[0047]
As described above, according to the fourth embodiment, the server dial-up
[0048]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a server device that transmits emergency information data, a plurality of terminal devices that receive the emergency information data, and a public that connects a transmission source and a transmission destination based on a subscriber number The line network, the public line network, and the server device can be connected by a plurality of lines, connected to the subscriber number designated by the server device, and transmitted data for the subscriber number An emergency dial-up router that disconnects the connection after a predetermined no-communication time elapses, and a plurality of terminal dial-up routers that connect the public line network and each terminal device with a specific subscriber number In the information system, the server device divides a plurality of lines of the server dial-up router into a plurality of groups. When transmitting emergency information data using a loop line, emergency information data is transmitted to a plurality of terminal devices at the timing when at least one other group's line becomes an empty line. In this case, even if it is the transmission group for the second and subsequent times using the same line of the server dial-up router, there is no time between the start of the connection and the end of the no-communication time of the previous connection. Since there is always a free time of the line, a transmission error does not occur due to continuous transmission of emergency information data. In addition, since the server device does not use all the lines of the server dial-up router at the same time, the line does not become congested. It is possible to cope with access from the terminal device side.
[0049]
Therefore, the server device does not cause a transmission error due to its own emergency information data transmission as in the prior art, thereby setting the communication efficiency of the server device and the non-communication time of the server dial-up router. Because the emergency information data can be transmitted almost certainly within a certain time by using the line every time according to the number of lines, the number of occurrences of transmission retries can be greatly reduced and There is an effect that it is possible to substantially shorten the time until the transmission is completed, and to reliably transmit the emergency information data to the plurality of terminal devices in a short time and to secure the real-time property necessary for transmitting the emergency information data.
[0050]
According to the present invention, the server device performs grouping with the number of lines smaller than the number of lines owned by the server dial-up router, and the server dial-up router uses only the number of lines to urgent information of the server device. Since the connection at the time of data transmission is performed, the server device does not use all the lines of the server dial-up router, so the line does not become congested, and other server devices and terminal devices Since the remaining line can be used for access from the side, the number of occurrences of transmission errors based on such other accesses can also be reduced, and the number of occurrences of transmission retries can be significantly reduced to reduce the number of transmission errors. Substantially shorten the time to completion of transmission to the terminal device, and ensure that the transmission of emergency information data to multiple terminal devices is reliable and short There is an effect that it is possible to ensure real-time required to transmit the broadcast data.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing a configuration of an information system according to
FIG. 2 is an explanatory diagram showing the usage status of a plurality of lines held by the server dial-up
FIG. 3 is a schematic configuration diagram showing a configuration of an information system according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing the use status of a plurality of lines held by the server dial-up
FIG. 5 is a partial schematic configuration diagram showing configurations of an emergency information server device, a server dial-up router and its peripheral portion according to
FIG. 6 is a circuit configuration diagram showing configurations of an emergency information server device, a server dial-up router and its peripheral part according to
FIG. 7 is a schematic configuration diagram showing a configuration of an information system according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a connection destination information table held by the server dial-up router in
FIG. 9 is a system configuration diagram showing an example of a conventional general information system.
FIG. 10 is a block diagram showing a circuit configuration of a conventional router.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing a line usage status of a dial-up router for explaining a status of occurrence of a communication error when an emergency information system is constructed using a dial-up router as part of a conventional information network. .
[Explanation of symbols]
2, 14, 22, 29 Emergency information server device (server device), 4 terminal device, 5 public line network, 7, 15, 21, 28 server dial-up router, 8 terminal dial-up router, 25 output means.
Claims (2)
上記緊急情報データを受信する複数の端末装置と、
加入者番号に基づいて送信元と送信先とを接続する公衆回線ネットワークと、
上記公衆回線ネットワークと上記サーバ装置とを複数の回線で接続可能であるとともに、上記サーバ装置に指定された加入者番号に対して接続を行い、且つ、当該加入者番号に対する送信データの所定の無通信時間経過後に当該接続を切断するサーバ用ダイヤルアップルータと、
上記公衆回線ネットワークと各端末装置とを特定の加入者番号にて接続する複数の端末用ダイヤルアップルータとを備える緊急情報システムにおいて、
上記サーバ装置は、上記サーバ用ダイヤルアップルータの複数の回線を複数のグループに分け、1つのグループの回線を使用して緊急情報データを送信するときには、必ず少なくとも他の1つのグループの回線が空き回線となるタイミングにて、複数の端末装置に対する緊急情報データの送信を行うことを特徴とする緊急情報システム。A server device for transmitting emergency information data;
A plurality of terminal devices for receiving the emergency information data;
A public network connecting the source and destination based on the subscriber number;
The public line network and the server device can be connected by a plurality of lines, connected to a subscriber number designated by the server device, and transmission data for the subscriber number A server dial-up router that disconnects the connection after the communication time has elapsed;
In an emergency information system comprising a plurality of terminal dial-up routers connecting the public line network and each terminal device with a specific subscriber number,
When the server device divides a plurality of lines of the server dial-up router into a plurality of groups and transmits emergency information data using one group of lines, at least one other group of lines is always free. An emergency information system, wherein emergency information data is transmitted to a plurality of terminal devices at the timing of line connection.
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