JP3656305B2 - 空気圧移送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、空気圧汚水移送装置に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、浄化槽内に配置する移送装置の移送効率を向上させ、内部配管の詰まりの洗浄も容易とした、改善された新しい移送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、住宅設備等として設けられる浄化槽として、仕切板により処理領域を区分して汚水の処理の効率化を図り、効果的な窒素除去をも可能とする浄化槽設備が知られている。
このような設備については、浄化槽マンホール下部にあって、水没した状態で設置される空気圧移送装置を用いるものが提案されている。このものは、たとえば、その全体を図5に示したように、嫌気ろ床槽と接触ばっき槽、並びに沈殿槽とを有し、被処理汚水を、水没した状態で配送される移送装置(P1)(P2)により、区分された別の処理槽に移送もしくは循環するようにしたもので、この場合の移送装置(P1)(P2)には、空気の圧力を利用して、汚水を吸込み、吐出口より汚水を送り出す方式のものが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のとおりの従来の空気圧移送装置を用いた汚水浄化槽は、コンパクトな構成で汚水の浄化処理性能に優れたものとして注目されているが、実際的には、移送装置における汚水の吐出移送効率は必ずしも満足できるものでなく、また装置配管の異物による詰りも簡便には洗浄除去できないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこでこの発明は、上記のとおりの従来の移送装置の課題を解決するものとして、装置内部のU字管が連通管を介して吐出管に連通され、装置本体底部からは吸込管が内部にまで挿通配設され、かつ外部からの空気供給管が本体給気口に接続された、空気圧で浄化槽内の汚水を移送する空気圧移送装置であって、前記連通管の内径(D1 )とポンプ吐出管の内径(D2 )との比(D2 /D1 )を1.3以上とすることを特徴とする空気圧移送装置を提供する。
【0005】
そしてまた、この発明は、連通管とU字管との接続部でU字管上端が移送装置の上方外部にまで延設され、その上端部には脱着可能な密栓が配設されている空気圧移送装置をも提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】
この発明の、上記したとおりの構成とその優れた作用効果について、以下、実施例を示して、発明の実施の形態としてさらに詳しく説明する。
【0007】
【実施例】
図1は、この発明の移送装置の基本的構成を例示したものである。たとえばこの図1に例示したように、装置内部のU字管が連通管を介して吐出管に連通され、装置本体底部からは吸込管が内部にまで挿通配設され、かつ、外部からの空気供給管が本体給気口に接続された、空気圧で浄化槽内の汚水を移送する空気圧移送装置であって、前記連通管の内径(D1 )とポンプ吐出管の内径(D2 )との比(D2 /D1 )を1.3以上としている。
【0008】
この移送装置について、まずその動作について説明すると、エアポンプからの空気は常に送気されており、移送装置のU字管の汚水の有無により、吸込工程と吐出工程に変化する。この2工程が1サイクルとなり間欠的に汚水を移送する。
2つの工程は下記の通りである。
吸込工程:U字管に汚水がなくエアポンプからの空気は連通管を経て移送装置の吐出管から流出している。
【0009】
空気が流出しているため移送装置内の圧力が低下し、水面とのヘッドで移送装置に吸込管から汚水が流入する。
流入する汚水がU字管上端または連通管以上まで流入すると、U字管に汚水が入り空気の流れを塞ぐため移送装置内の圧力が上昇し汚水の流入が止まる。
【0010】
吐出工程:汚水の流入が止まった後も圧力が上昇し、移送装置内の汚水が吐出管へ送られポンプ吐出口より吐き出される。
汚水が吐き出されて移送装置内の液位がU字管の下端部まで達するとU字管の下端部の汚水が吐出管側に吐き出され空気が吐出管に流れるため、移送装置内の圧力が低下して吐出工程が終了し、吸込工程に移行する。
【0011】
しかしながら、従来の装置では、上記吐出工程で吐出管を汚水が流れるときにU字管と連通する連通管内部が汚水の流れで負圧になり、その結果、U字管の液面は移送装置内の液面より低くなる。このため吐出工程の終了する移送装置内の液面はU字管下端部に達しないと事態が生じ、どうしても移送流量の向上が図れないという問題があった。
【0012】
この発明者は、その原因が、従来の装置では吐出管と連通管の内径が同じことによるものであると見出した。
そこで、この発明では詳細な検討の結果に基づいて、吐出管と連通管の比を1.3以上とすることで、連通管に発生する負圧を減少させ、単位時間当たりの移送流量を向上させている。
【0013】
なお、ここでは次の式を前提としている。
【0014】
【数1】
Figure 0003656305
【0015】
そこで、実際に、吐出管の管径を連通管の1.5倍にして連通管の負圧を減少せしめ、U字管の封水がきれる時間を図2および表1のように伸ばし、1サイクル当たりの移送汚水量を増やしてみる。
【0016】
【表1】
Figure 0003656305
【0017】
移送する汚水量を増やせば当然吐出工程の時間も比較的に増えるが、移送装置の吸込管の径を圧力損失が小さいように大きな径にしていれば吸込工程の時間は比例的に増えないため、単位時間当たりの移送流量は大きくなる。つまり、次式のとおりとなる。
【0018】
【数2】
Figure 0003656305
【0019】
このことは、図3に示したとおりの実験結果によっても確認される。吐出管内径(D2 )と連通管内径(D1 )との比が、D2 /D1 として1.3以上で、単位時間当りの移送流量が増大することがわかる。ただ、図3の結果からは、1.3以上大きくしても流量は漸近することから、装置の大きさや性能の観点からは、1.3以上であれば充分であることもわかる。
【0020】
次に図4は、この発明の移送装置として別の例を示したものである。
従来は、U字管が詰まれば管内部を洗浄する手段がなかった。また、U字管内部では空気は流れるが汚水はほとんど流れないため汚水異物で目詰まりする可能性があった。
そこでこの本発明では、U字管と内部吐出管の連通部からU字管上端を伸ばして移送装置の外まで連通させこれを詰まりやすいU字管の洗浄口としている。そして移送装置の内部空気が漏れないように洗浄口が脱着可能密栓を設けている。もとろん、この密栓の構造については特に限定されることはない。
【0021】
U字管が移送装置の外まで連通しているため、外部から、詰まりやすいU字管が曲がっている部分でも洗浄しやすい構造となっている。洗浄口からホースを差し込んでホースからの流水で洗浄が可能である。
【0022】
【発明の効果】
以上詳しく説明したとおり、この発明によって、汚水の移送効率は向上し、また、U字管の洗浄が容易な移送装置は実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置を示した構成概要図である。
【図2】汚水の流量と時間との関係を示した比較図である。
【図3】この発明についての実験結果を示した図である。
【図4】この発明の別の例を示した構成概要図である。
【図5】浄化槽の全体を示した構成概要図である。

Claims (2)

  1. 装置内部のU字管が連通管を介して吐出管に連通され、装置本体底部からは吸込管が内部にまで挿通配設され、かつ、外部からの空気供給管が本体給気口に接続された、空気圧で浄化槽内の汚水を移送する空気圧移送装置であって、前記連通管の内径(D1 )とポンプ吐出管の内径(D2 )との比(D2 /D1 )を1.3以上とすることを特徴とする空気圧移送装置。
  2. 連通管とU字管との接続部でU字管上端が移送装置の上方外部にまで延設され、その上端部には脱着可能な密栓が配設されている浄化槽の汚水を移送する空気圧移送装置。
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