JP3655610B2 - ワイヤレスコミュニケーションシステムにおける不測の伝送中断を処理する方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤレスコミュニケーションデータの伝送中に発生する、不測のスケジュール中断を処理する方法に関するもので、特に、無線リンク制御(radio link control、RLC)層とメディアアクセス制御(medium access control、MAC)層間のスケジュール中断の処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多くのコミュニケーションプロトコルは、通常、三層を運用して通信にアプローチする。図1は、三層のコミュニケーションプロトコルを示す図である。一般のワイヤレス環境において、第一ステーション10は、ワイヤレス方式で、一つ或いは多くの第二ステーション20と通信する。第一ステーション上のアプリケーション13は、メッセージ11を生成し、そのメッセージ11を第三層(レイヤ)インターフェース12に送り、第二ステーション20に伝送する。第三層インターフェース12も、第三層信号メッセージ12aを生成することが出来、第一ステーション10と第二ステーション20間の第三層操作を制御するのに用いられる。例えば、第三層信号メッセージ12aは、キー切り換え暗号化の要求で、第一ステーション10と第二ステーション20両方の第三層インターフェース12及び22により生成される。第三層インターフェース12は、第二層のサービスデータユニット(service data units、SDUs)14の形式で、メッセージ11、或いは第三信号メッセージ12aを、第二層インターフェース16に伝送する。
【0003】
第二層のSDU14は、異なる大きさで、第三層インターフェース12が第二ステーション20に伝送したいデータを保持しており、このようなデータは、信号メッセージ12a、或いは、メッセージ11である。第二層インターフェース16は、受信したSDU14を、一つ或いはそれ以上の第二層プロトコルデータユニット(protocol data unit、PDUs)18に組み立てる。各第二層PDU18の長さは一定で、第一層インターフェース19に伝送される。第一層インターフェース19は実体層(physical layer)で、データを第二ステーション20に伝送する。伝送されたデータは、第二ステーション20の第一層インターフェース29により受信され、その後、一つ或いは多くのPDU28に再構成され、第二層インターフェース26に送る。第二層インターフェース26はPDU28を受信し、それらから、一つ或いは多くの第二層SDU24を組み立て、第三層インターフェース22に送る。次に、第三層インターフェース22は、受信したSDU24を転換し、メッセージ21或いは第三層伝達メッセージ22aに戻し、このメッセージは、理論上、第一ステーション10上のアプリケーション13により生成される元来のメッセージ11、信号メッセージ12aに等しい。受信されたメッセージ21は、第二ステーション20のアプリケーション23に送られる。ここで、開示内容の全体に渡って用いられる用語に注目すると、PDUは、ある層とその下層との間で伝送されるデータユニットのことで、SDUは、ある一層と上層の間で伝送されるデータユニットのことを指す。よって、第三層PDUが第二層SDUと称され、同様に、第二層PDUが第一層SDUと称される。説明を明瞭にするため、以下では、“SDU”と簡略されたものは第二層SDU(つまり、第三層PDU)、“PDU”と簡略されたものは第二層PDU(つまり第一層SDU)とする。
【0004】
とりわけ興味深いのは、高層データ伝送受信を担う第三層と、低層実体伝送受信を担う第一層の間のバッファとして機能する第二層インターフェースである。図2は、第二層のデータ伝送受信の処理を示す図である。ベースステーション、或いはモバイルユニットである送信器30の第二層インターフェース32は、第三層インターフェース33から、一連のSDU34を受信する。ここでは、SDU34は、連続して1〜5に並び、異なる大きさであるとし、図では異なる長さで示されている。第二層インターフェース32は、一連のSDU34を、一連のPDU36にする。第二層PDU36は、1〜4に並べられ、全て同じ長さである。PDU36は、第一層インターフェース31に送られ、伝送を待つ。反対の工程が、ベースステーション或いはモバイルユニットである受信端末40の第二層インターフェース42で発生し、受信した一連の第二層PDU46を、一連のSDU44にする。ある特定の伝送モード下で、マルチ層プロトコルは、受信端末40内の第二層インターフェース42がSDU44を、順に第三層インターフェース43に送るように要求する。つまり、第二層インターフェース42が第三層インターフェース43に伝送する順序は、SDU1から開始し、SDU5で終了しなければならない。SDU44の順序は必ず順序通りで、前のSDUが第三層に伝送されるまでは、次のSDUは上層に送ることが出来ない。
【0005】
ワイヤ伝送環境において、このような要求は容易に満たされる。しかし、ノイズの多いワイヤレス伝送環境において、ベースステーションにしろ、モバイルユニットにしろ、受信器40は、しばしば、データを紛失してしまう。この他、ある伝送モード下で、SDU34が所定時間を超過しても伝送に成功していない場合、送信器30の第二層インターフェース32は、事実上、これらの第二層SDU34を破棄する。この種の伝送を破棄する破棄機能は、各SDU34が対応する破棄タイマー(discard timer)により制御される。SDU34の破棄タイマーが期限切れの時、SDU34及び相関するPDU36は破棄される。よって、受信しなければいけない一連の第二層PDU46において、第二層PDU36を遺失する恐れがある。送信器30から破棄されたか、或いは、受信器40がデータをロスしたからである。これにより、第二層SDU44を順序良く、第三層インターフェース43に送るのは、明らかに挑戦である。順序通りの伝送モードが必要なくても(つまり、システムがSDU44に順序通りの伝送を要求しなくても)、相関する第二層PDU46が正確に受信される前は、どの不完全な第二層SDU44も伝送してはいけない。
【0006】
無線プロトコルは、このような問題を解決するために、細心の注意を払って設計される。一般に、データを伝送及び受信するのに、二つの広汎モード(broad mode)があり、それは、確認モード(acknowledge mode、AM)伝送と非確認モード(unacknowledged mode、UM)伝送である。確認モードデータにとって、受信器40は、特定の第二層確認信号を、送信器30に送信して、第二層PDU46の受信成功を表示する。受信が成功していないAM PDUは、送信器30により再伝送することが出来、受信器40が正確に全てのPDUを受信出来るよう確保する。UMモードでは、このような信号伝達がない。よって、受信が成功している、いないにかかわらず、UM PDU36の再伝送は実行されない。本明細書において、AMデータを例としているが、勿論、UMデータも本発明を運用することが出来る。図3及び図1を参照すると、図3はAMデータPDU50の簡略図で、3GPPTS25.322 V3.8.0.規範に掲載されている。
【0007】
一般に、制御PDUとデータPDUの2種類のPDUがある。制御PDUは、第二層インターフェース16及び26により用いられて、データ伝送と受信プロトコルを制御し、例えば、前述の受信した信号を確認するのに用いられる第二層確認信号はそのうちの一つである。この種の第二層インターフェースの信号伝達メッセージの交換は、第三インターフェース12及び22間の信号メッセージ12a及び22aの交換といくらか類似している。第二層インターフェース16及び26は、信号メッセージ12a及び22aを解釈したり認識したりしない(単に、SDUデータとして扱う)。しかし、第二層インターフェース16及び26は、第二層制御PDUを認識及び処理し、これにより、第二層制御PDUは、第三層インターフェース12及び22に送られない。データPDUは、SDUデータの伝送に用いられ、第二ステーション20の第二層インターフェース26により再構成されて、SDUの形式で、第三層インターフェース22に伝送される。図3中のPDU50はデータPDUで、第二層プロトコルに従って、様々なフィールドに分割される。
【0008】
第一フィールド51は、PDU50がデータPDU或いは制御PDUのどちらかを示すシングルビットである。ビットの値が1の時、PDU50はデータPDUである。第二フィールド52はシーケンス番号(sequence number、SN)フィールドで、AM伝送時は、12ビット長である。後続のPDU18、28は、高いシーケンス番号を備え、受信器(第二ステーション)20に、受信した第二層PDU28を正確に組み立てさせ、第二層SDU24を形成する。例えば、シーケンス番号536を有するPDU18が伝送された場合、続くPDUは番号537を備えなければならない。以下、同様である。再伝送されるPDU18はシーケンス番号535を備え、このPDUが536を有するPDUの前に挿入されることを表示する。本当の時間上、番号535を備えるPDUは、536を備えるものより、遅く受信される。しかし、受信されたPDUのシーケンス優先順序に従って、SDUを確実に生成することが出来る。シーケンス番号フィールド52は、再伝送されるPDUを、早く受信されたPDUの前の適当な位置に挿入させることが出来る。この方法により、データの再伝送が達成される。シーケンス番号フィールド52の後に、単一のポーリングビット53がある。ポーリングビット53が1の時、受信器(第二ステーション20)は、確認状態PDUを出して応答しなければならない。確認状態PDUは制御PDUの一種で、PDUの受信状態を示すのに用いられる。送信器(第一ステーション10)は、ポーリングビット53を1に設定して、第二ステーション20に、確認状態PDUを送信するように要求する。ビット54が保留されていて、0に設定される。次のビット55aは、拡張子ビット(extension bit)で、1に設定される時、即刻、長さインジケーター(length Indicator、LI)につなぐことを表示する。LIは7ビットまたは15ビットで、第二層SDUが、第二層PDU50内で終了する位置を表示するのに用いられる。僅か一つのSDUが、完全にPDU50のデータ領域58を充填する場合、ビット55aは0で、LIは出現しないことを表示する。
【0009】
図3の例において、2つの第二層SDU57a及び57bは、第二層PDU50で終了する。よって、2つのLIにより、第二層SDU57a及び57bの終了をそれぞれ表示する。続いて、PDU50の後続のPDU(シーケンス番号52で区別する)は、ある一つのLIにより、SDU57cの終わりを表示する。LIの後の拡張子ビット55bは1に設定され、後にまだLI(つまり、図上のLI)があることを表示する。LI後の拡張子ビット55cは0に設定され、後にLIがないことを示し、データ領域58は、この拡張子ビット55cに続いて開始される。データ領域58は、実際のSDUデータを格納するのに用いられる。
【0010】
図4は公知の第二層インターフェース60を詳細に示す図で、図5は伝送時間インターバル(transmission time interval、TTIs)72のタイミングを示す図である。第二層インターフェース60はRLC層62を備え、MAC層64上に位置し、MAC層64と疎通している。このような配置は、公知の3GPPの説明書TS 25.321 V3.9.0から知ることが出来る。MAC層64は、RLC層62と第一層インターフェース61の中間インターフェースとして機能する。上層(RLC層62と更に高い層)から、多くのチャネル(channel)が設立されていることがわかり、各チャネルは、それぞれ、伝送パラメータを備える。しかし、機能面から見れば、これらのチャネルは、シングルストリーム(single stream)に集約されて、実体の第一層インターフェース61に現されなければならない。これが、MAC層64の主な目的である。MAC層64は、各RLC実体62から受信するPDU63に対し、伝送時間を分割し、一連のTTIにおいて伝送を完成する。各チャネルにとって、そのチャネルの各TTI72のタイムスパンは皆同じで、例えば、20msである。しかし、異なるチャネルのTTIは、異なるタイムスパンを備える。つまり、異なるRLC実体に対応し、TTIは異なる長さを備える。
【0011】
実際のコミュニケーション動作時に、多くのマルチチャネルがあるが、ここでは、一つのチャネルだけ(つまり、シングルRLC層62だけ)で説明する。各TTI72のタイムスパンの中で、MAC層64は、セット74の伝送ブロック(transport block)74aを、第一層インターフェース61に送り、伝送する。セット74の伝送ブロック74aは、所定数の伝送ブロック74aを備える。各伝送ブロック74aは、一つのRLC PDU75、及び随意のMACヘッダー76を備える。TTI72において、全てのRLC PDU75(或いは、伝送ブロック74a)は、同じ長さである。RLC PDU75のセット74での数、或いは、伝送ブロック74aのセット74での数は、TTI72により異なる。
【0012】
例えば、図5において、第一TTI72は、6個のPDU75を伝送し、次のTTI72は、3個のPDU75を伝送する。実際のPDUデータの大きさは、TTIにより異なるが、同一のTTIにおいては同じでなければならない。よって、各TTIが伝送ブロックを伝送する前、MAC層64はRLC層62に、TTIにおいて必要なPDU数量及びPDUの大きさを、知らせなければならない。この送信フォーマットコンビネーション(transport format combination、TFC)と呼ばれる選択は、RLC層62からMAC層64間のデータ伝送の流量を手配するのに用いられる。TFC選択は、MAC層64に、各RLC層実体62の異なる要求に従って、効率的なストリームデータを第一層実体インターフェース61に提供させる。TFC選択の結果に基づいて、SDU65aは、先ず、バッファ65に格納し、その後、RLC層62に、TFC選択が要求する大きさのPDU65bを分割及び再構成する。続いて、RLC層62は、TFC選択が要求する数量と大きさのPDUをMAC層64に伝送する。前述のように、MAC層64は選択的に、各RLC PDU75の前に、MACヘッダー76を加えることが出来、セット74内の伝送ブロック74aを生成する。その後、セット74の伝送ブロック74aは、実体の第一層インターフェース61に送られて、伝送される。
【0013】
図6と図4を参照する。図6は、公知技術のTFC選択のタイミング図である。TTI82内で少なくとも一部分のSDU65aを送るため、TTI82のTFC選択は、前のTTI(つまりTTI81)内で完成させなければならない。TTI81において、RLC層62は、MAC層64に、RLC実体情報(entity information)84を知らせなければならない。RLC状態情報84は、MAC層64に、いくつのSDU情報65aがRLC層62により伝送されるのを待っているかを報告する。MAC層64は、RLC状態情報84に応答し、TFCデータ要求86を与える。TFCデータ要求86は、RLC層62に、MAC層64に伝送するPDU 65bの大きさと数量を指示する。前記TFCデータ要求86において、PDUの数量は、伝送を待つ全てのSDU65aをカバーするのには十分でないかもしれない。もしそうなら、RLC層は、TTI82において、もう一回のTFC選択を実行し、次のTTI83において、残りのSDU65aを伝送しなければならない。TFCデータ要求86が、全てのSDU情報65aをカバーするのには十分である、ないの如何にかかわらず、RLC層62は、TFCデータ要求86に従って、適当な数量のSDU65aを、要求された大きさのPDU65bに組み立てる。その後、これらのPDU65bは、ブロック88の方式で、MAC層64に伝送される。TTI82において、MAC層64は、このブロック88のPDU 65bを処理し、第一層インターフェース61に送る。TTI82において、TTI83のデータ伝送のために、もう一度、TTI選択を実行する。PDU65b内に組み立てられたSDU65aは、バッファ65から除去される。
【0014】
SDU情報65aも時間切れで、バッファ65から除去される。各SDU情報65aは有効期限(expiration time)を備え、破棄タイマーにより追跡される。もし、破棄タイマーが、SDU情報65aがすでに有効期限を過ぎていることを示した場合、このSDU情報65aは、バッファから除去されて、伝送されない。RLC層62の観点から、これは、いつでも偶発的に発生する事態である。特に、このような事態は、RLC層62がRLC状態情報84を伝送した後発生し、RLC層62が事実上有する、伝送を待つSDU情報65a数量は、RLC状態情報84が示すものより少なくなる。しかし、一旦、MAC層64が、TFCデータ要求86に応答した後、RLC層62は、TFCデータ要求86の要求に符合する大きさと数量のPDUを伝送しなければならない。要求通りに実行されていない場合、無線デバイスのソフトウェア障害を生じる。この問題は、公知技術でも問題となっており、データ伝送のスケジュール上、非常に重要である。公知技術において、RLC層62がMAC層64に、SDU情報65aがすでに伝送の準備が出来ていることを知らせた後、SDU情報65aが時間切れになった場合、実際の破棄は次のTTIまで、実行を遅延させる。この方法により、RLC層62は、十分なSDUを確保して、ブロック88のPDUを構成することが出来る。TTI82において、時間切れのSDUは、TTI82で伝送予定のブロックPDU内でない場合、TTI83のために行うTFC選択の前に、直接破棄し、破棄を遅延する必要がない。
【0015】
しかし、上述の状況以外に、他の不測のデータ中断事態が発生し、公知技術でも処理できない状態が生じるかもしれない。図1、図4及び図6をもう一度参照すると、これらの予期されないデータ中断のほとんどは、第三層インターフェース12から第二層インターフェース16へ伝送されるコマンド指令(command primitive)に起因する。よって、RLC層62から見れば、それらの中断は予期できるものではない。これらの中断は、停止(stop)、一時停止(suspend)及び再構築(re−establish)コマンド指令を含む。この他、第二層のリセット(reset)事象も、予期できないデータ中断の原因である。第三層インターフェース12がベースステーションの変更を決定した時、第三層インターフェース12は第二層インターフェース16の停止指令を起動する。停止指令は第二層インターフェース12に、SDU情報65aの伝送を直ちに中止するよう要求する。よって、TFCデータ要求86がすでに受信されても、PDU65bは、MAC層64に送られる状態から、伝送停止状態に変更する。再構築動作は第三層インターフェース12により起動され、第三層インターフェース12は再構築コマンド指令を第二層インターフェースに発して、チャネルを再構築する。再構築コマンド指令はその名のとおり、チャネルは完全にシャットダウンされ、その後、再構築される。
【0016】
同様に、再構築指令が生じる時、MAC層64に、TFCデータ要求86が満たされない状態で停留させる。第三層インターフェース12が第一ステーション10及び第二ステーション20間の暗号化構造の変更を決定した時、第三層インターフェース12は、一時停止指令を起動する。一時停止コマンド指令は、パラメータnを備える方式で、第三層インターフェース12から第二層インターフェース16に送られる。このパラメータnは第二層インターフェース16を規定し、n個のPDU65bを送った後、データの伝送を停止する。
【0017】
このパラメータnの目的は、十分な時間(PDUを計算単位とする)を提供し、第一ステーション10と第二ステーション20間で、暗号化の要求を同時に完成させることである。通常、nが十分な大きさの場合、RLC層62は十分な警告時間を備えて前もって準備し、TFCデータ要求86を満たすことが出来ないことが発生しないようにする。しかし、nが小さい場合、RLC層62は送られるPDU65bを撤回し、TFCデータ要求86が満たされないようにする。
【0018】
最後に、リセット動作を説明する。チャネルでコミュニケーションエラーを検出した時、第二層インターフェース16はリセット動作を実行する。本質上、これらのコミュニケーションエラーは、予期不能で、第一ステーション10及び第二ステーション20のどちらかは、このようなリセット動作を触発する。リセット動作は全ての状態変数(state variable)及び対応するコミュニケーションチャネルの全てのバッファ内に保存されたデータを削除或いは初期値に設定する。これにより、リセット動作の下、SDU65a或いはPDU65bは、全て除去され、よって、MAC層64は、TFCデータ要求86からの応答を待つ状態でハンギングする。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ワイヤレスコミュニケーションシステムにおいて、RLC層とMAC層間で生じる不測の伝送中断を処理する方法とそのシステムを提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ワイヤレスコミュニケーションデバイスにおいて、RLC層とMAC層間のデータ伝送スケジュールで生じる不測の伝送中断の処理方法とシステムを開示する。本発明によると、RLC層は、RLC実体情報をMAC層に提供する。RLC実体情報は、RLC層が伝送を待つSDUデータを有することを示す。RLC実体情報が提供された後、RLC層は不測のデータ中断を受信し、RLC層にSDUの破棄を要求する。不測のデータ中断を受信した後、MAC層は、MAC要求を送信し、RLC層に少なくとも一つのPDUを出すよう要求する。このMAC要求に従って、RLC層はMAC層に少なくとも一つのPDUを伝送し、破棄されたSDUを代替する。もう一つの方法は、破棄するSDUを、次のTTIまで保留する方法がある。
【0021】
本発明の長所は、伝送中断が生じる、生じないにかかわらず、RLC層は、常に、MAC層データ要求に符合し、十分なデータをMAC層に提供することにより、ソフトウェアの不安定を回避する。
【0022】
【発明の実施の形態】
上述した本発明の目的、特徴、及び長所をいっそう明瞭にするため、以下に本発明の好ましい実施の形態を挙げ、図を参照にしながらさらに詳しく説明する。
【0023】
以下の記述において、送信器或いは受信器は、携帯電話、PDA、パソコン或いは、その他のワイヤレスコミュニケーションプロトコルを使用したデバイスである。本発明は、前述の通り、ワイヤレスコミュニケーションシステム或いはその他のワイヤレスシステムにおいて応用される。本発明を構成する本発明と従来技術の相違点が、従来技術の適切な改良によりなされたものであることは、当業者によって容易に理解されることであろう。
【0024】
図7は、本発明によるワイヤレスコミュニケーション(無線通信)デバイス100を示す図である。無線通信デバイス100は、プロセッサ110及びメモリ120を備える。メモリ120はプロセッサ110が実行するプログラムコード(program code)130を保存する。勿論、公知技術で明らかなように、他のデバイスも必要であるが、本発明と無関係であるので、ここでは詳述しない。プログラムコード130は、無線通信プロトコルを実施するのに用いられる。無線通信プロトコルは、アプリケーション層134、第三層インターフェース133、第二層インターフェース132及び第一層インターフェース131を備える。プロセッサ110とメモリ120間のその他の配列、及びプログラムコード130が両者を関連付ける方法も可能である。また、第一層インターフェース131を実行するのに用いられる各種ハード或いはソフトインターフェースも同様である。図7は簡略化されており、決して唯一の実施例ではない。どの方式で本発明を実現しても、本発明のポイントは、無線通信プロトコル自身であり、特に、第二層インターフェース132部分である。
【0025】
第二層インターフェース132は、RLC層142及びMAC層144に分割される。RLC層142は第三インターフェース133と通信し、SDUの形式で、第三層データを受信すると共に、バッファ143に保存する。RLC層142は第三層インターフェース133から、一時停止、停止及び再構築などのコマンド指令を受信する。RLC層142は、SDU141によりPDU145を生成し、その後、PDU145をMAC層144に送り、伝送する。MAC層144に伝送されたPDU145の大きさと数量は、MAC層144からRLC層142に送られるTFC(transport format combination、TFC)データ要求により指定される。RLC層142内に、伝送されるSDUデータ141があると示された後、MAC層144は、RLC実体情報の形式で、TFCデータ要求をRLC層142に送る。
【0026】
第一実施形態において、本発明の方法は、RLC層142に、少なくとも一つのパディング(padding)PDU150を提供させ、MAC層144からのTFCデータ要求を満たす。パディングPDU150は、実際のSDUデータ141を備えず、SDUデータ141が不測のデータ中断の発生により破棄される時にだけ用いられる。図8は、パディングPDU150を示す図である。パディングPDU150aは標準的なAMデータPDUであるため、PDUフィールド151aは1に設定される。シーケンス番号フィールド152aは、標準シーケンス番号で、ポーリングビット153aは、0か1(第二層インターフェース132からポーリング状態に従って定義される)である。ビット154aは保留されていて、その値は0である。続く、拡張子ビット155aは常に1に設定され、後に一つのLI156aが続くことを示す。しかし、LI156aにおいて、特別コードを設定し、全て1である。この特別コードが現す長さは、データ領域158aの長さを大幅に超過する。RLC実体がLIの長さに対する定義に従って、実際のLI156aが占める長さは、7或いは15である。図8において、LI長さは15ビットである。この特別なLI156aは、残りのPDU150aが未定義の部分を埋めるだけで、無視しても構わない情報を保持していることを示す。しかし、LI156aの次のビット157aは0でなければならず、その後は、SDUデータ領域158aの開始であることを表示する。SDUデータ領域158aの内容は定義されず、純粋に充填用である。注意すべきことは、UM伝送下で、UMデータPDUは充填に用いることが出来ることである。図9は、UMデータパディングPDU150bを示す図である。UMデータパディングPDU150bは、非常に簡単な構造で、7ビットのシーケンス番号フィールド152b、それに続く拡張子ビット155b(1に設定)、全部が1に設定された7ビットのLI156b(その後のデータはパディングフィールドであることを表示する)、0に設定される最後の拡張子ビット157b、を備える。LI156bの実際のビットは、上層133が定義するUM RLC実体中の最大UMD PDUの大きさによって決まり、7或いは15ビットである。図9において、LIは7ビットである。前述のように、PDU150b全体がパディングPDUであるため、データ領域158bの定義がないか、或いは、いかなる値でもよい。
【0027】
好ましい実施形態は、パディングPDU150(AM RLC実体はPDU150aを使用し、UM RLC実体はPDU 150bを使用)を、代替のPDU150とする。この代替PDU150は充填物となり、MAC層144に伝送されて、MAC層144が送信するTFCデータ要求のうち、必要なPDUの大きさと数量を満たす。
【0028】
図10と、図7及び図8、図9を参照すると、図10は、本発明のデータ伝送タイミング図である。前述のように、MAC層144はRLC層142を、一連の等しい長さのTTIに割り当てる。TTI162期間内にデータが伝送できるようにするため、データスケジュールに関するTFC選択は、前のTTI161で完成させなければならない。TFC選択を初期化するため、RLC層142はRLC実体情報164をMAC層144に送信する。前述のように、RLC実体情報164は、MAC層144に、いくつのSDUデータ141がRLC層142のバッファ143内に保存され、伝送を待っているかを伝える。一定時間後、MAC層144は、RLC実体情報164に対し、TFCデータ要求166によって応答し、RLC層がMAC層144に、いくつでどのくらいの大きさのPDUを伝送するか指示する。RLC層142はSDUを分割及び組み立て、TFCデータ要求166に符合するPDU145を生成する。その後、全てのPDU145はブロック168になって、MAC層144に送られる。このようにTTI162のTFC選択が完成し、TTI162で、TTI163のTFC選択が完成する。
【0029】
不測のデータ中断はどの時刻にも発生する可能性がある。例えば、RLC実体情報164がMAC層144に渡される時と、ブロック168のPDU141がMAC層144に達する時の間である。第一実施形態では、不測のデータ中断は、破棄タイマー133dが時間切れであることによるSDU141破棄の発生、第三層インターフェースが発するコマンド指令が指令する一時停止、停止或いは再構築動作、或いは第二層AM RLCリセット動作などによるものである。例を挙げると、不測のデータ中断は、図10中の時刻169a(丁度、TFCデータ要求166が出る前)、或いは時刻169b(丁度、TFCデータ要求166が出た後)に発生する。いかなる状態でも、不測のデータ中断によってRLC層142内のSDUデータ141がTFCデータ要求166によるデータ量を満たさない場合、RLC層142は相当する数量と正確な大きさのパディングPDUを出して、TFCデータ要求166の要求を満たす。例えば、時刻169bにおいて、第三層インターフェース133からの再構築コマンド指令によって、バッファ143内のSDU141が伝送中に破棄或いは中断を引き起こし、MAC層144から発するTFCデータ要求166が、大きさが220オクテット(octet)の5つのPDUを要求するとき、RLC層142は、大きさが220オクテットの5つのパディングPDU150を構築し、その後、この5つのPDUを、ブロック168の方式でMAC層144に送り、TFCデータ要求166に符合させる。この5つのパディングPDU150は、再構築動作により生じる不測のデータ中断で破棄、或いは中断されるSDU141を代替する。
【0030】
もう一つの例では、第三層インターフェース133において、破棄タイマー133dによる破棄事象は、SDU141dを破棄させる。破棄されたSDU141dによって、大きさが150オクテットの8個のPDUを要求するTFCデータ要求166に対して、RLC層14に一つのPDUが不足する。。この場合、RLC層142は、破棄されたSDU141dを代替するパディングPDU150を生成して、パディングPDU150をその他の正常なデータPDU145と共にブロック168にして、TFCデータ要求166を満足させるために伝送する。
【0031】
以上のように、パディングPDUを代替PDUにすることにより、SDUデータの欠乏を補う。しかし、他のタイプのPDUも、代替用PDUとすることが出来る。例えば、AM伝送下で、予備のビット154aを備える符合しないPDUは、代替用PDUとすることが出来る。或いは、伝送済みの古いPDUも代替用PDUとすることが出来る。要は、MAC層に伝送されるPDUは、適当な数量と大きさで、TFCデータ要求を満たしていればよい。
【0032】
第二実施形態においては、不測のデータ中断が、RLC実体情報164がMAC層144に伝送された後に発生する時、破棄、或いは中断されるべきSDUデータ141は、次のTTIインターバル162まで、破棄或いは中断されない。このような不測のデータ中断は、第三層インターフェース133が発するコマンド指令が起こす一時停止、停止及び再構築、或いは、第二層AM RLCリセット動作である。例えば、AM RLCリセット動作が時刻169a、或いは時刻169bで生じるとする。通常、AM RLCリセット動作は、全てのSDUデータ141及び全てのPDU145を直ちに破棄させる。しかし、本発明の第二実施形態の方法によると、SDU141、或いはPDU145の破棄であっても、このような破棄の動作は、次のTTI(即ち、TTI162)まで遅延させる。よって、RLC層142は十分なSDUデータ141により、TFCデータ要求を満たす。もし、データ中断が、TFCデータ要求166を満たすためにブロック168がMAC層144に伝送された後であって、且つ、次のTTI162内におけるRLC実体情報170の伝送前に発生した場合、RLC層142はRLC実体情報のMAC層144への伝送による制限を受けることがないので、SDU141及びPDU145を破棄することが出来る。
【0033】
公知技術と比較すると、本発明はTFCデータ要求が常に満たされた状態で維持する。一つの方法は、パディングPDUは本来のデータを備えるPDUを代替するもので、もう一つは不測のデータ中断により生じる破棄或いは中断に対応して、次のTTIまで遅延させる方法がある。TFCデータ要求を満たす状態を確保することにより、ワイヤレスコミュニケーションデバイスの操作上の安定性を改善する。
【0034】
本発明の開示内容を基にして、デバイスの各種修飾および変更が可能であることは、当該分野における技術者には容易に理解されるであろう。よって、以上の開示は、上述の特許請求の範囲によってのみ制限されると解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】三層のコミュニケーションプロトコルを示す図である。
【図2】第二層のデータ送受信の処理を示す図である。
【図3】確認モード(AM)プロトコルデータユニット(PDU)の簡略図である。
【図4】従来の第二層インターフェースを示す図である。
【図5】伝送時間インターバルのタイミング図である。
【図6】公知技術のデータ伝送スケジュールのタイミング図である。
【図7】本発明によるワイヤレスコミュニケーションデバイスを示す図である。
【図8】認識モードパディングプロトコルデータユニット(PDU)を示す図である。
【図9】非認識モードパディングプロトコルデータユニット(PDU)を示す図である。
【図10】本発明によるデータ伝送のタイミング図である。
Claims (20)
- ワイヤレスコミュニケーションデバイスにおいて、無線リンク制御(RLC)層とメディアアクセス制御(MAC)層間のデータ伝送スケジュールにおいて発生する不測のデータ中断を処理する方法であって、前記不測のデータ中断は前記RLC層がRLC実体情報を前記MAC層に伝送した後発生し、前記処理方法は、
前記MAC層が発するデータ要求に対応し、前記RLC層は前記MAC層に、適当な数量の代用プロトコルデータユニット(PDU)を伝送して、破棄、或いは中断されたサービスデータユニット(SDU)を代替する工程、
を備える。 - 前記不測のデータ中断は、破棄タイマー、リセット動作、一時停止動作、停止動作或いは再構築動作によるものである請求項1に記載の方法。
- 前記代用PDUはパディングPDUである請求項1に記載の方法。
- ワイヤレスコミュニケーションデバイスにおいての、無線リンク制御(RLC)層とメディアアクセス制御(MAC)層間のデータスケジュール方法であって、該データスケジュール方法は、
前記RLC層は、該RLC層が伝送されるサービスデータユニット(SDU)を有することを示すRLC実体情報を、前記MAC層に提供する工程と、
前記RLC実体情報が提供された後、前記RLC層は、前記RLC層にSDUデータ伝送を破棄、或いは中断を要求する不測のデータ中断を受信する工程と、
前記不測のデータ中断の後、前記RLC実体情報に対応し、前記MAC層は、前記RLC層に少なくとも一つのプロトコルデータユニット(PDU)を要求する工程と、
前記MAC要求に対応し、前記RLC層は少なくとも一つの代用PDUを前記MAC層に伝送する工程と、を備え、
前記少なくとも一つの代用PDUは、破棄、或いは中断されたSDUを代替する。 - 前記RLC層から前記MAC層に提供される代用PDUの数量は、前記MAC層が要求するPDUの数量に等しい請求項4に記載の方法。
- 前記不測のデータ中断は、破棄タイマー、リセット動作、一時停止動作、停止動作或いは再構築動作によるものである請求項4に記載の方法。
- 前記少なくとも一つの代用PDUはパディングPDUである請求項4に記載の方法。
- ワイヤレスコミュニケーションデバイスは、プログラムを実行するプロセッサを備え、前記プログラムは、無線リンク制御(RLC)層とメディアアクセス制御(MAC)層間のデータ伝送スケジュールで発生する不測のデータ中断を処理し、前記不測のデータ中断は、RLC層がRLC実体情報をMAC層に提供した後発生し、前記プログラムは、
前記RLC層に、前記MAC層が発するデータ要求に対応して、破棄、或いは中断されたサービスデータユニット(SDU)に代えて、適当な数量の代用プロトコルデータユニット(PDU)を前記MAC層に提供することを実行させる。 - 前記不測のデータ中断は、破棄タイマー、リセット動作、一時停止動作、停止動作或いは再構築動作によるものである請求項8に記載のデバイス。
- 前記代用PDUはパディングPDUである請求項8に記載のデバイス。
- ワイヤレスコミュニケーションデバイスは、無線リンク制御(RLC)層とメディアアクセス制御(MAC)層間のデータスケジュールを行なうためのプログラムを実行するプロセッサを備え、前記プログラムは、
前記RLC層に、該RLC層が伝送されるサービスデータユニット(SDU)を有することを示すRLC実体情報を前記MAC層に提供させ、
前記RLC層に、前記RLC実体情報が提供された後、SDUデータの伝送を破棄或いは中断を要求する不測のデータ中断を受信させ、
前記MAC層に、前記不測のデータ中断の後、前記RLC実体情報に対応して、前記RLC層に少なくとも一つのプロトコルデータユニット(PDU)を要求させ、
前記RLC層に、前記MAC要求に対応し、少なくとも一つの代用PDUを前記MAC層に伝送させ、
前記少なくとも一つの代用PDUは、破棄、或いは中断されたSDUを代替する。 - 前記RLC層から前記MAC層に提供される代用PDUの数量は、前記MAC層が要求するPDUの数量に等しい請求項11に記載のデバイス。
- 前記不測のデータ中断は、破棄タイマー、リセット動作、一時停止動作、停止動作或いは再構築動作によるものである請求項11に記載のデバイス。
- 少なくとも一つの前記代用PDUはパディングPDUである請求項11に記載のデバイス。
- ワイヤレスコミュニケーションデバイスにおいて、無線リンク制御(RLC)層とメディアアクセス制御(MAC)層間のデータ伝送スケジュールで発生する不測のデータ中断を処理する方法であって、前記不測のデータ中断は破棄タイマーによるものではなく、且つ、前記不測のデータ中断は前記RLC層がRLC実体情報を前記MAC層に伝送した後発生し、前記処理方法は、
前記RLC層が、前記RLC実体情報によって示されるMAC要求に対応して要求された数量のプロトコルデータユニット(PDU)を前記MAC層に伝送するまで、前記不測のデータ中断に対応して発生するサービスデータユニット(SDU)の破棄、或いはSDUの中断を、遅延する工程、
を備える。 - 前記不測のデータ中断は、リセット動作、一時停止動作、停止動作或いは再構築動作によるものである請求項15に記載の方法。
- ワイヤレスコミュニケーションデバイスにおいての、無線リンク制御(RLC)層とメディアアクセス制御(MAC)層間のデータスケジュール方法であって、該データスケジュール方法は、
前記RLCは、該RLC層が伝送されるサービスデータユニット(SDU)を有することを示すRLC実体情報を、前記MAC層に提供する工程と、
前記RLC実体情報が提供された後、前記RLC層は、破棄タイマーによるものではない不測のデータ中断を受信する工程と、
前記不測のデータ中断の後、前記RLC実体情報に対応し、前記MAC層は、前記RLC層に少なくとも一つのプロトコルデータユニット(PDU)を要求する工程と、
前記MAC要求に対応して、前記RLC層は少なくとも一つのPDUを前記MAC層に提供する工程と、
前記RLC層が少なくとも一つのPDUを前記MAC層に伝送した後、前記不測のデータ中断に対応し、前記RLC層はまだ前記MAC層に伝送されていないSDUを破棄する工程と、
を備える。 - 前記RLC層が少なくとも一つのPDUを前記MAC層に伝送した後、前記不測のデータ中断に対応し、前記RLC層は、残り全てのSDUを破棄する請求項17に記載の方法。
- 前記不測のデータ中断は、リセット動作、一時停止動作、停止動作或いは再構築動作によるものである請求項17に記載の方法。
- 前記RLC層から前記MAC層に伝送されるPDUの数量は、前記MAC層が要求するPDUの数量に等しい請求項17に記載の方法。
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