JP3655607B2 - Fireproof boards, firewalls, firepillars, and fireproof covering structures for beams - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の利用分野】
本発明は、芯板の表裏面両面及び外周面を難燃材で覆った耐火ボード、該耐火ボードで形成する耐火壁、耐火柱、及び梁の耐火被覆構造に関する。
【0002】
尚、本明細書において「難燃」という概念は、単に燃え難いことをいい、建築基準法にいう不燃材料及び準不燃材料を含むものとする。
【0003】
【従来の技術】
【発明の解決しようとする課題】
従来の耐火ボードとして、例えば後述の特許文献1は、高温高圧のもとで養生された軽量コンクリート版、いわゆるALC版を開示している。
【0004】
ALC版は、塗料(シーラー)を下塗りする必要があるために仕上げ工程が面倒である。又、業界ではより低価格で軽量な耐火ボードが求められていた。
【0005】
本発明の第1の目的は、芯板の表裏両面及び外周面を難燃材で気密に覆合した耐火ボードにおいて、上記芯板を木毛セメントなどの通気性含水材料で形成して、加熱時に芯板内の水分を外部に逃がすことなく耐火ボード内で気化・対流させ、その気化熱で耐火ボード表面を冷却するものを提供することである。
【0006】
尚、木毛セメント板の表裏両面をプラスターボードなどの準不燃材料で閉塞した板材は以前から知られているが(後述特許文献2)、該板材は耐火ボードではなく、木毛セメント板の外面全体を難燃材で気密に覆うという着想もない。本発明は、上記冷却効果により、耐火ボードの通常の材料である不燃材料(鉄やコンクリートそのもの)に比べて、軽量・廉価ではあるが耐火性で劣る準不燃材料を使用しても充分な耐火時間を得られる耐火ボードを提供しようとするものである。
【0007】
又、本発明の第2の目的は、上記第1の目的に係る耐火ボードを用いて構成された耐火壁、耐火柱、梁の耐火被覆構造において施工が容易なものを提供することである。
【0008】
【特許文献1】
特開平06−288022号公報
【特許文献2】
特開平11−350636号公報
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の手段は、耐火ボードであり、通気性を有し、かつ内部に結晶水を包含する芯板2の表裏両面3a,3b及び外周面4を非通気性の難燃材で気密に覆合して、加熱時に芯板内の水分を外部へ逃がさないように設けている。
【0010】
本発明の第2の手段は、上記第1の手段に係る耐火ボードにおいて、上記芯板2を、木毛セメント板としている。
【0011】
本発明の第3の手段は、上記第1又は第2の手段に係る耐火ボードにおいて、
上記芯板2の表裏両面へ、難燃板5,5を気密に層着させて積層板となし、芯板外周面一部への難燃材の覆合は、断面チャンネル状に、基板7a両側から左右両側板7b,7bを突出させて形成した取付け部材7の奥部内へ充填した難燃材料6を、上記積層板外周部へ取付け部材7を嵌合させることで、芯板2外周面へ圧接させて形成した。
【0012】
本発明の第4の手段は、上記第3の手段に係る耐火ボードにおいて、上記基板7aの左右方向中間部を切離して、該切離し部分左右両側の基板部分8a,8aが熱接触不能としている。
【0013】
本発明の第5の手段は、耐火壁であり、直立させた状態で少なくとも等高の長方形状に形成した複数の上記第3の手段に係る耐火ボード1…を、隣接する側端面を気密に当接させて並設するとともに、各側端面の対応位置に係合溝14,14をそれぞれ穿設して、これら両係合溝内に連結板15の一半部と他半部とをおのおの緊密に嵌合させ、かつ耐火ボート上下両端面を上記取付け部材7を介して天井側及び床側へ固定させることで構成している。
【0014】
本発明の第6の手段は、耐火柱であって、鉄骨柱32と、該鉄骨柱外面を覆合させた、複数耐火ボード1…で形成した囲成壁34とからなっており、
上記耐火ボード1は、通気性を有する含水材料で形成した芯板2の前後両面及び上下両端面を難燃材で気密に覆合させて形成し、
囲成壁34は、各耐火ボード1の左右一方側部16の後面16bへ、他方耐火ボードの左右他方側部17の端面17aを気密に当接させて多角形状に連結するとともに、各角部36の外面へ、ほぼL字状に屈折された耐火板部材35の内面を当接させかつ固定させて形成し、又該耐火板部材により上記各耐火ボード左右一方側部の各露出端面16cを気密に閉塞させている。
【0015】
本発明の第7の手段は、建築物のカーテンウォールの内面側から、該内面に対して平行に隣設する梁の内面側へ亘って耐火剤を吹き付けてカーテンウォールと梁との間の層間塞ぎを行なう梁の耐火被覆構造において、
梁41の内側及び下側部分の耐火被覆を、上記耐火剤の吹き付けに代えて、通気性を有し、かつ内部に結晶水を包含する芯板2の表裏両面及び外周面を非通気性の難燃材で気密に覆合して、加熱時に芯板内の水分を外部へ逃がさないように設けた耐火ボード1の装着によって実現している。
【0016】
【発明を実施するための形態】
図1から図4は、耐火ボードを対象とする、本発明の第1実施形態を示している。
【0017】
耐火ボード1は、図2に破線で示す如く長方形状に形成した芯板2と、図1に示す如く該芯板の表裏両面3a,3bを気密に覆う1対の難燃板5,5と、芯板の外周面4(上下方向端面4a,4b及び巾方向側端面4c)を気密に閉塞する難燃材料6,6と、該難燃材料を芯板外周面に固定するための取付け部材7とで形成されている。図示の耐火ボード1は、床面101と天井面102との間に建て込まれた状態で描かれている。尚、耐火ボード1の形状は適宜変更することができる。又、後述の如く、複数の耐火ボード1…を用いて耐火壁などを形成するときには、耐火ボードの左右側部への難燃材料及び取付け部材の装着を省略することができる。
【0018】
芯板2は、結晶水などの形で水分を含有するとともに、板全体に亘って連続した空隙(図示せず)を有する通気性の材料で形成し、加熱時に上記水分が気化するとともに上記空隙を介して芯板内部で対流できることが必要である。この点で好適な材料は木毛セメント板である。該木毛セメント板は15%の含水率及び30%の空隙率を有している。又、芯板2を形成する材料は、燃焼させたときに、その表面に炭化断熱層を形成するものであることが望ましい。この性質を有する点でも上記木毛セメント板は好適である。
【0019】
難燃板5は、非通気性の材料、即ち芯板の表裏両面3a,3bを覆合したときにこれら両面からの水蒸気の飛散を遮断することが可能な材料で形成する。例えばプラスターボードとすることが好適である。
【0020】
難燃材料6もまた、非通気性材料で形成する。但し難燃材料は、少なくとも取付け部材7により芯板2及び難燃板5,5の外周面へ圧着させたときに芯板外周面4からの水分の飛散を防止可能なものであれば足りる。又、該難燃材料6は、床面乃至天井面への建付けを良くするためにクッション性のある素材とすることが望ましい。好適な材料の例は、ロックウール、グラスウールである。
【0021】
取付け部材7は、図2に示す如く、芯板2の上下端面4a,4b乃至左右側端面4cと略等長の細長い部材であって、その長手方向に対して短手方向の断面形状を、チャンネル状、即ち凹字状に、基板7a両側から左右両側板7b,7bを突出して形成している。又、図示の取付け部材7は、基板7aの左右方向中間部に切離し部分11を設けて断面形状を正逆L字形とする2つの半部8,8に分割し、これら両半取付け部材の基板部分8a,8aが熱接触しないように形成している。
【0022】
そして上記耐火ボード1は、図1が示すように芯板2の表裏両面3a,3bへ難燃板5,5を貼着して積層板とするとともに、該積層板の外周面へ難燃材料6を当接させた状態で、その積層板外周部を取付け部材の左右側板7b,7b間へ嵌合させて、積層板外周面と取付け部材の基板7aとで、難燃材料6を挟持させる。又、それら積層板と取り付け部材の左右側板7b,7bとはボルト9で連結している。
【0023】
又、上記両半取付け部材8,8の基板部分8a,8aのうちの一方は、床面101乃至天井面102に対してピン12で固定している。尚、芯板の外周面を上記難燃材料6及び取付け部材7に代えて難燃板5で気密に閉塞することもできる。
【0024】
図3は、本実施形態に係る耐火ボード1の変形例を示したものであり、この例の耐火ボードは、上下2枚の芯板2A,2Bを、下側芯板2Bの上端面と上側芯板2Aの下端面とを接合させて積み重ねるとともに、これら両端面の対応位置に、芯板巾方向に巾広で深溝形の係合溝14,14を有し、これら係合溝内に連結板15の上半部及び下半部をそれぞれ嵌着させることで上下両芯板を繋ぎ合わせ、かつこれら一対の芯板2A,2Bの表面及び裏面をそれぞれ一枚の難燃板5で覆合したものである。又、取付け部材7は、その左右側板7b,7bを芯板の上下端部外面と難燃板5,5内面の対応部分との間に差し込ませ、それら左右側板7b,7bが側外方から見えないように設けている。
【0025】
以下、耐火ボード1の作用について説明すると、図4(a)は火災が起こる前の状態を示すものであり、芯板2は結晶水を含有している。
【0026】
図4(b)は火災が起きた直後の状態を示し、難燃板5の一部分が外部から加熱されると、その一部近傍の芯板部分において水分が気化することで、その加熱された難燃板部分が含有する熱量を内側から奪うとともに、気化した水蒸気Vが芯板2内の連続空隙(図示せず)を介して芯板全体に伝達し、熱を拡散させる。その結果、耐火ボードの温度は、少なくとも水の沸点である100℃に達するまでは急激に上昇することはなく、これにより難燃板5の燃焼が阻止される。この点は後述の耐火柱の実施形態において更に説明する。
【0027】
耐火ボード全体の含熱量が一定の限界を超えると、上述の冷却効果が失われて、図4(c)に示す如く難燃板5の一部が燃え出すが、このときその燃焼部分に表れる芯板2の表面が火に炙られて炭化し、炭化表面層13が形成される。この炭化表面層は、燃焼時の温度が他の一般的建材のそれよりも比較的低いので、該層がない場合と比べて耐火ボードの燃焼を遅延させるという意味で、一種の断熱層としての役割を果たす。
【0028】
更に燃焼が進行すると、図4(d)の如く耐火ボードの形が崩れるが、このとき芯板を形成していた耐火材料Mが近くの柱106などの表面に付着して更に建築物の燃焼を遅らせる。
【0029】
以下、本発明の他の実施形態を説明する。その構成のうち、第1実施形態と同じ部分については同一符号を付することで説明を省略する。
【0030】
図5から図9は、本発明の第2実施形態であり、図1の耐火ボードを複数使って形成した耐火壁に関するものである。
【0031】
この耐火壁21は、図5に示すように床面101と天井面102との間に、複数の耐火ボード1…を相互に側方端面が接するように並設している。
【0032】
この実施形態では、隣接する2枚の耐火ボード1の対向する両側方端面には、図6及び図7の要部Aに示す如く、第1実施形態における上述の取付け部材7及び難燃材料6を付設せずに、垂直な平滑面に形成した各難燃板5の側方端面を、相互に気密に面接させ、かつ芯板の対向する側方端面に係合溝14,14を穿設して、これら係合溝内へ連結板15の一半部及び他半部を固嵌めすることで、上記難燃板側方端面の気密に接触させた状態を維持するように設けている。他方、図6及び図7の要部Bに示す如く、耐火ボード1の側方端面のうち耐火壁21の側方端面に相当する部分は、第1実施形態の場合と同様に難燃材料6及び取付け部材7で閉塞している。
【0033】
図8は、上記耐火ボード1の対向する側方端面及び連結板15の変形例を示している。まず、耐火ボードの側方端面には、上記係合溝14開口面から両難燃板5,5側方端面の巾方向中間部に亘って浅い嵌合溝22,22が形成されており、又、上記連結板15は、長手方向中間部から側外方へ一対の閉塞板部23,23を突出した断面十字形に形成し、各閉塞板部23が両耐火ボード1の嵌合溝22内へ嵌着することで芯板側方端面を密閉するように設けられている。
【0034】
図9は、耐火壁21を建築物内の所定の設置箇所へ建て込む行程を示している。まず同図(a)に示す如く設置箇所の床面101及び天井面102へ上下1対の取付部材の各一半部(図示例においては図左方の半取付け部材)8,8を予めそれぞれピン12止めする。又、各取付け部材の他半部(図示例では図右方の半取付け部材)8,8は、第1の耐火ボード1Aの上下両端部の図右面側へ適当な手段で仮止めしておく。そして、矢示のようにその第1の耐火ボード1Aを設置位置へ嵌め込むとともに、該第1の耐火ボードの上端部側及び下端部側においてそれぞれ、同図(b)に示す如く、断面正逆L字形の両半取付け部材が有する垂直板部分8b,8b間にボルト9を嵌挿して固定する。該固定後、上記第1の耐火ボード1A側方端面の係合溝14へ連結板15一半部を挿入し、この第1の耐火ボード1Aからやや離して、該耐火ボードと同様の手順で図9(c)に示すように第2の耐火ボード1Bを建て込み、該第2の耐火ボードの係合溝14内へ連結板15他半部が嵌め込まれるようにその第2の耐火ボード1Bを最初の耐火ボード1Aの側方端面へ突き当てる。以下、同様の手順で所要数の第3、第4…の耐火ボードを所望場所に建て込み、必要な大きさの耐火壁21を設置することができる。
【0035】
図10から図14は、本発明第3実施形態であり、図1の耐火ボードで形成される耐火柱に関する。
【0036】
この耐火柱31は、従来公知の鉄骨柱32と、この鉄骨柱の周囲を囲う囲成壁34とで形成している。
【0037】
鉄骨柱32は、例えば図11に示す横断面四角形状の鋼管柱とすることができ、その上下両端部を、天井面102乃至床面101に固定された公知の鉄骨移動用のランナー33へ係止している。尚、該ランナーを省略して上下両端部を天井乃至床側へ直接固定することもできる。
【0038】
囲成壁34は、先の実施形態で説明した複数の耐火ボード1…を、鉄骨柱32の外周面に接するように図11に示す如く角筒状(図示例では四角筒形)に建て込み、これら耐火ボードの隣接側部を、耐火ボードと等高で横断面L字形の耐火板部材35で各耐火ボード1…の隣接側部を連結したものである。
【0039】
上記囲成壁の角部36は、該角部を形成する第1の耐火ボード1Aの一方側部16の内面16bへ、隣接する第2の耐火ボード1Bの他方側部17の端面17aを、又上記角部36の外面、即ち上記第1の耐火ボード1Aの一方側部外面16a及び露出端面16cと第2の耐火ボード1Bの他方側板部表面17bとへ上記耐火板部材35の内面をそれぞれ気密に当接させて、該気密状態が保持できるように第1、第2の耐火ボード1A,1Bの一方側部及び他方側部にL字形の耐火板部材35の各板部分をピン9で固く連結させて構成する。上記耐火ボード1の表裏両面及び側方端面と、耐火板部材35の内面とはそれぞれ気密な面接を可能とする平滑面に形成する。
【0040】
又、各耐火ボード1の上下両端面は、上記難燃材料6及び取付け部材7を介して床面101乃至天井面102へ固定されている。
【0041】
又、図10が示すように、囲成壁34の上下方向中間部内面には補強帯37を周設しても良い。
【0042】
上記構成において、本発明に係る耐火柱が火災の放射熱を受けると、図4(a)
から(d)に示したのと同様に、水分の気化による冷却、対流による熱分散、炭化断熱の諸作用を果たす。特に上記気化及び対流による冷却、熱分散作用により、図13の耐火実験のグラフに示すように、本耐火柱31の温度は100℃までの時間領域Tにおいては緩やかに上昇するに過ぎず、その結果、耐火時間が延びる。又、上記諸作用が失われ、耐火ボードの外形が崩れた後でも、図12の如く芯板を構成する成分Mが鉄骨柱32の表面に付着して該鉄骨を保護する。
【0043】
図14は、本実施形態の変形例を示すものであり、本実施形態に係る耐火柱31に第2実施形態に係る耐火壁21の側端部を連続させたものである。即ち、囲成壁34の一面を形成する一枚の耐火ボード1Bの巾方向中間部に細長い長方形状の切欠38を縦設して、該切欠内へ、取付け部材7を装着した耐火ボード1Cの先端部を挿入しており、上記切欠38内へ露出する耐火ボードの露出端面38aを、取付け部材の左右側板7b,7b外面へ圧接させることで気密に閉塞している。
【0044】
図15及び図16は、梁の耐火被覆構造を対象とする、本発明の第4実施形態を示したものである。
【0045】
まず、この耐火被覆構造を使用する梁及び周囲の建物部分の構造について説明すると、この建物部分は、カーテンウォール107で形成しているものであり、該カーテンウォールは上枠108及び下枠109の間に固定されている。又、上記梁41は、構造床105の外端部下面に、上記カーテンウォール107内面に対して平行に隣設されたものである。該梁は、例えば図示のように断面横向きH形状のものとすることができる。
【0046】
本発明に係る梁の耐火被覆構造は、上記構造床105及び梁41の下側フランジ41aの各外端部から外方突出された片持ち板43,43と、これら片持ち板とカーテンウォールの上枠108及び下枠109との間の間隙を閉塞する耐火性の閉塞部44と、梁41の下方側及び内方側を覆う2枚の耐火ボード1A,1Bとで構成される。
【0047】
該構成のうち閉塞部は従来公知のもので、例えばロックウールなどの耐火剤を上記間隙に吹付けることで形成される。
【0048】
2枚の耐火ボードは、上記第1実施形態で説明したものであり、そのうちの一方は、上記梁41の下側フランジ41a下面を覆合する水平耐火ボード1Aであり、又、他方は、横向きH字型梁41の下側フランジ41a及び上側フランジ41bの各内端部間の空間を閉塞する垂直耐火ボード1Bである。水平耐火ボード1Aの内方側部と垂直耐火ボード1Bの下方側部とは相互に当接して角部36を形成し、又、該角部の外面へはL字形の耐火板部材35が取り付けられている。
【0049】
これら耐火ボード及び耐火板部材は、上記耐火柱31の囲成壁34のうち、該囲成壁半部を構成する2枚の耐火ボードと両耐火ボードを結合する耐火板部材35と略同じ構造のまま横向きに倒したものであり、図示例では、垂直耐火ボード1Bの下側部下端面17aを、水平耐火ボード1Aの内側端部の上面16bへ、又、水平耐火ボードの内側端部露出端面16cを耐火板部材35の内面へそれぞれ気密に当接させている。図示例と異なり、水平耐火ボード1Aの内側部内端面を垂直耐火ボード1Bの下側部外端面へそれぞれ気密に当接させても良い。
【0050】
又、水平耐火ボード1Aの外端面は上記閉塞部44により、かつ、垂直耐火ボード1Bの上端面は構造床の下面に突き当てることによりそれぞれ気密に閉塞している。
【0051】
更に、各耐火ボード1A,1Bの長手方向端面は、適当な難燃材で閉塞するものとし、例えば既述第2実施形態の図6及び図7に示すものと同様の構造でロックウールなどの難燃材料6及び取付け部材7を取付けることで閉塞することができる。
【0052】
上記構成において、本発明に係る耐火柱が火災の放射熱を受けると、図4(a)から(d)に示したのと同様に、水分の気化による冷却、対流による熱分散、炭化断熱の諸作用を果たして、所要の耐火時間中、耐火ボードの原形を維持するとともに、耐火ボードの外形が崩れた後でも、図16の如く芯板を構成する成分Mが梁の内面部分及び下側フランジ41a下面へ付着し覆合することで、更に梁41を熱から保護する。
【0053】
【発明の効果】
本発明は上記構成のものであり、請求項1記載の発明によれば、次の効果を奏する。
○芯板2の表裏両面3a,3b及び外周面4を難燃材で気密に覆合し、かつ上記芯板2を通気性を有する含水材料で形成したから、上記難燃材の一部が火災などで加熱されたときに芯板2内の水分の気化により難燃材を冷却することができるとともに、その気化により生じた水蒸気が芯板2内で対流することで熱を耐火ボード1全体に伝達するので、難燃材が局部的に焼失して該焼失個所から火が燃え広がることを抑制して、充分な耐火時間(例えば1時間乃至2時間)を有する耐火ボードを提供することができる。
○上記芯板内の水分の気化・対流作用により、耐火ボードの表面層を冷却することとしたから、不燃材に比べて耐火性能は落ちるが軽量で廉価な準不燃材(例えば木毛セメント板)を使用した場合、及び、耐火材の厚さを従来よりも薄くした場合であっても、充分な耐火効果を得ることができ、経済的である。
【0054】
又、請求項2の発明によれば、上記芯板2を木毛セメント板としたから、耐火ボード表裏面の難燃材が焼失しても該焼失個所の芯板表面に炭化断熱層を形成して、燃焼の進行を抑制することができる。
【0055】
又、請求項3の発明によれば、芯板2の表裏両面へ難燃板5,5を層着させてなる積層板の外周部へ、断面チャンネル状の取付け部材7を嵌合させることで、該取付け部材奥部に充填させた難燃材料6を芯板外周面4の対応部分へ圧接させたから、該対応部分の閉塞を容易にすることができる。
【0056】
又、請求項4の発明によれば、取付け部材の基板7aを、左右方向中間部を切離して、該切離し部分左右両側の基板部分8a,8aが相互に熱接触不能としたから、取付け部材7を熱伝導性の高い材料で形成した場合であっても、耐火ボードの表裏両面の一方から他方へ取付け部材7を介して熱を伝導して延焼することを防止できる。
【0057】
又、請求項5から請求項7の発明によれば、複数の耐火ボード1…を、各耐火ボードの側方端面を隣接する耐火ボードの側方端面乃至裏面へ気密に圧接することで、耐火壁21、耐火柱31、又は梁41の耐火被覆構造を構成するから、芯板の表裏両面に難燃板を貼着させた状態で工場生産した複数の耐火ボードを順次現場に建て込んでいくだけで、それら耐火壁などを構成することができ、施工が極めて容易である。
【0058】
更に請求項5の発明によれば、耐火壁21を形成する耐火ボード1…を、隣接する側端面を気密に当接させて並設するとともに、それら側端面の対応個所に穿設した係合溝14,14内へ連結板15の一半部及び他半部をおのおの嵌合させ、かつ耐火ボード1の上下両端面を上記取付け部材7を介して天井側及び床側へ固定させたから、各耐火ボードを強固に結合して耐火壁のがたつきを防止することができる。
【0059】
請求項6の発明によれば、鉄骨柱32外面を覆合する複数の耐火ボード1…で囲成壁34を形成し、上記耐火ボードを、通気性を有する含水材料で形成する芯板2の前後両面及び上下両端面を難燃材で気密に覆合し、かつ各耐火ボード1の側端面を気密に閉塞したから、耐火柱に対して如何なる方向から火災が起きても、その熱から鉄骨柱32を充分に保護することができる。
【0060】
請求項7の発明によれば次の効果を奏する。
○梁41内面側からカーテンウォール107内面側へ亘って耐火剤を吹き付ける耐火被覆構造において、梁41内面部分及び下面部分の被覆を、上記被覆剤の吹き付けに代えて上述の耐火ボード1の装着により実現したから、耐火剤吹付け作業の施工面積を削減することができるとともに、仮設材の量も削減することができる。
○耐火剤の使用量が減るから、周囲へ散塵の量も減少する。
○耐火剤の吹付け作業は、梁とカーテンウォールとの間の間隙部分にのみ行なうから、カーテンウォール工事の後に構造体梁の耐火被覆工事ができるなど、施工工程の自由度が大となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る耐火ボードを示す縦断面図である。
【図2】 図1の耐火ボードの側面図である。
【図3】 図1の耐火ボードの変形例を示すものである。
【図4】 図1の耐火ボードの原理説明図である。
【図5】 複数の図1耐火ボードで構成した耐火壁の斜視図である。
【図6】 図5の耐火壁の横断面図である。
【図7】 図6の横断面図の要部A及びBを拡大した図である。
【図8】 図5の耐火壁の変形例である。
【図9】 図5の耐火壁を取付場所に建て込む手順を示すものである。
【図10】複数の図1耐火ボードで構成した耐火柱の縦断面図である。
【図11】図10の耐火柱の横断面図である。
【図12】図10の耐火柱の横断面図である。
【図13】図10の耐火柱の加熱時の表面温度の経時的変化を示す説明図である。
【図14】図10の耐火柱の変形例である。
【図15】図1の耐火ボードを用いた梁の耐火構造を示す縦断面図である。
【図16】図15の梁の耐火構造の加熱時の変形状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…耐火ボード 2…芯板 5…難燃板 6…難燃材料
7…取付け部材 8…半取付け部材 9…ボルト 11…切離し部分
12…ピン 14…係合溝 15…連結板
21…耐火壁 31…耐火柱 32…鉄骨柱 34…囲成壁 35…耐火板部材
41…梁
101…床面 102…天井面 103…天井パネル 105…構造床
106…柱 107…カーテンウォール[0001]
[Field of the Invention]
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a fireproof board in which both front and back surfaces and an outer peripheral surface of a core plate are covered with a flame retardant, a fireproof wall formed with the fireproof board, a fireproof pillar, and a fireproof covering structure for a beam.
[0002]
In this specification, the term “flame retardant” simply means that it is difficult to burn, and includes non-flammable materials and quasi-incombustible materials referred to in the Building Standard Law.
[0003]
[Prior art]
[Problem to be Solved by the Invention]
As a conventional fireproof board, for example,
[0004]
Since the ALC plate needs to be primed with a paint (sealer), the finishing process is troublesome. In addition, the industry demanded a cheaper and lighter fireproof board.
[0005]
A first object of the present invention is to provide a fireproof board in which both the front and back surfaces and the outer peripheral surface of a core plate are hermetically covered with a flame retardant, and the core plate is formed of a breathable water-containing material such as wood wool cement. It is intended to provide a thing that vaporizes and convects in the refractory board without letting moisture in the core plate escape to the outside, and cools the refractory board surface with the heat of vaporization.
[0006]
In addition, although the board | plate material which obstruct | occluded both front and back surfaces of the wood wool cement board with quasi-incombustible materials, such as a plaster board, is known for a long time (after-mentioned patent document 2), this board material is not a fireproof board but the whole outer surface of a wood wool cement board. There is no idea to airtightly cover with flame retardant. Due to the cooling effect described above, the present invention has sufficient fire resistance even when using a semi-incombustible material that is lighter, less expensive but inferior in fire resistance than the incombustible material (iron or concrete itself) that is a normal material for fireproof boards. It is intended to provide a fireproof board that can save time.
[0007]
A second object of the present invention is to provide a fireproof wall, a fireproof pillar, and a fireproof covering structure of a beam, which are constructed using the fireproof board according to the first object, which is easy to construct.
[0008]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 06-288022 [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-350636
[Means for Solving the Problems]
The first means of the present invention is a fireproof board, and has air permeability and the inner and outer surfaces 3a and 3b and the outer
[0010]
According to a second means of the present invention, in the fireproof board according to the first means, the
[0011]
The third means of the present invention is the fireproof board according to the first or second means,
The flame
[0012]
According to a fourth means of the present invention, in the fireproof board according to the third means, the intermediate portion in the left-right direction of the substrate 7a is cut away so that the board portions 8a, 8a on both the left and right sides of the cut-off portion cannot be in thermal contact.
[0013]
The fifth means of the present invention is a fireproof wall, and the
[0014]
The sixth means of the present invention is a refractory column comprising a
The
The surrounding
[0015]
According to a seventh means of the present invention, a fireproof agent is sprayed from an inner surface side of a curtain wall of a building to an inner surface side of a beam adjacent in parallel to the inner surface, and an interlayer between the curtain wall and the beam. In the fireproof covering structure of the beam to be closed,
The fireproof coating on the inner and lower portions of the
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
1 to 4 show a first embodiment of the present invention for a fireproof board.
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
As shown in FIG. 2, the
[0022]
As shown in FIG. 1, the
[0023]
One of the board portions 8a and 8a of the
[0024]
FIG. 3 shows a modification of the
[0025]
Hereinafter, the operation of the
[0026]
FIG. 4 (b) shows a state immediately after the fire has occurred. When a part of the
[0027]
When the heat content of the entire refractory board exceeds a certain limit, the above-mentioned cooling effect is lost, and a part of the
[0028]
As the combustion further progresses, the shape of the refractory board collapses as shown in FIG. 4 (d). At this time, the refractory material M forming the core plate adheres to the surface of the
[0029]
Hereinafter, other embodiments of the present invention will be described. In the configuration, the same portions as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
[0030]
FIGS. 5 to 9 show a second embodiment of the present invention and relate to a fireproof wall formed by using a plurality of fireproof boards of FIG.
[0031]
As shown in FIG. 5, the
[0032]
In this embodiment, on the opposite side end surfaces of two adjacent
[0033]
FIG. 8 shows a modification of the opposing side end face of the
[0034]
FIG. 9 shows a process of building the
[0035]
10 to 14 show a third embodiment of the present invention and relate to a refractory column formed by the refractory board of FIG.
[0036]
The
[0037]
The
[0038]
As shown in FIG. 11, the surrounding
[0039]
The
[0040]
Further, the upper and lower end surfaces of each
[0041]
Further, as shown in FIG. 10, a reinforcing
[0042]
In the above configuration, when the refractory column according to the present invention receives the radiant heat of the fire, FIG.
From (d) to (d), various functions such as cooling by vaporization of water, heat dispersion by convection, and carbonization insulation are achieved. In particular, due to the cooling by the vaporization and convection, and the heat dispersion action, as shown in the graph of the fireproof experiment in FIG. 13, the temperature of the
[0043]
FIG. 14 shows a modification of the present embodiment, in which the side end portion of the
[0044]
FIG. 15 and FIG. 16 show a fourth embodiment of the present invention intended for a fireproof covering structure of a beam.
[0045]
First, the structure of the beam and the surrounding building part using this fireproof covering structure will be described. This building part is formed by a
[0046]
The fireproof covering structure of the beam according to the present invention includes
[0047]
Of these components, the blocking portion is a conventionally known one, and is formed, for example, by spraying a fireproofing agent such as rock wool into the gap.
[0048]
The two fireproof boards are the same as those described in the first embodiment, one of which is the horizontal fireproof board 1A that covers the lower surface of the lower flange 41a of the
[0049]
These refractory boards and refractory plate members have substantially the same structure as the
[0050]
Further, the outer end surface of the horizontal fireproof board 1A is airtightly closed by the closing
[0051]
Further, the longitudinal end faces of the fireproof boards 1A and 1B are closed with an appropriate flame retardant, and for example, rock wool or the like having the same structure as that shown in FIGS. 6 and 7 of the second embodiment described above. By attaching the
[0052]
In the above configuration, when the refractory column according to the present invention receives the radiant heat of the fire, as shown in FIGS. 4 (a) to (d), cooling by moisture vaporization, heat dispersion by convection, It fulfills various actions and maintains the original shape of the fireproof board for the required fireproof time, and even after the outer shape of the fireproof board collapses, the component M that constitutes the core plate is the inner surface part of the beam and the lower flange as shown in FIG. By adhering to and covering the lower surface of 41a, the
[0053]
【The invention's effect】
The present invention is configured as described above. According to the first aspect of the present invention, the following effects can be obtained.
○ Because the front and back surfaces 3a, 3b and the outer
○ Since the surface layer of the fireproof board is cooled by the vaporization and convection action of the moisture in the core plate, the fireproof performance is lower than the noncombustible material, but it is a lightweight and inexpensive semi-incombustible material (for example, wood wool cement board) ) And when the thickness of the refractory material is made thinner than before, a sufficient fire resistance effect can be obtained, which is economical.
[0054]
Further, according to the invention of
[0055]
According to the invention of
[0056]
Further, according to the invention of
[0057]
Further, according to the invention of
[0058]
Furthermore, according to the invention of
[0059]
According to the invention of
[0060]
According to invention of
In the fireproof coating structure in which a fireproof agent is sprayed from the inner surface side of the
○ Since the amount of refractory used is reduced, the amount of dust scattered around is also reduced.
○ Since the fireproofing agent is sprayed only on the gap between the beam and the curtain wall, the construction beam can be fireproofed after the curtain wall work, increasing the degree of freedom in the construction process.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a fireproof board according to the present invention.
FIG. 2 is a side view of the fireproof board of FIG.
FIG. 3 shows a modification of the fireproof board of FIG.
FIG. 4 is a diagram illustrating the principle of the fireproof board in FIG. 1;
FIG. 5 is a perspective view of a fireproof wall composed of a plurality of FIG. 1 fireproof boards.
6 is a cross-sectional view of the fire wall of FIG.
7 is an enlarged view of main parts A and B in the cross-sectional view of FIG.
FIG. 8 is a modification of the fire wall shown in FIG.
FIG. 9 shows a procedure for installing the fire wall shown in FIG. 5 in the installation place.
10 is a longitudinal sectional view of a refractory column constituted by a plurality of FIG. 1 refractory boards.
11 is a cross-sectional view of the refractory column of FIG.
12 is a cross-sectional view of the refractory column of FIG.
13 is an explanatory view showing a change with time in the surface temperature during heating of the refractory column in FIG. 10; FIG.
14 is a modification of the refractory column in FIG.
15 is a longitudinal sectional view showing a fireproof structure of a beam using the fireproof board of FIG. 1. FIG.
FIG. 16 is an explanatory view showing a deformation state during heating of the fireproof structure of the beam of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
12 ... pin 14 ...
21 ...
41 ... Beam
101 ...
106 ...
Claims (7)
上記耐火ボード1は、通気性を有する含水材料で形成した芯板2の前後両面及び上下両端面を難燃材で気密に覆合させて形成し、
囲成壁34は、各耐火ボードの左右一方側部16の後面16bへ、他方耐火ボードの左右他方側部17の端面17aを気密に当接させて多角形状に連結するとともに、各角部36の外面へ、ほぼL字状に屈折された耐火板部材35の内面を当接させかつ固定させて形成し、又該耐火板部材により上記各耐火ボード左右一方側部の各露出端面16cを気密に閉塞させたことを特徴とする、耐火柱。A steel column 32 and an surrounding wall 34 formed by a plurality of fireproof boards 1 covering the outer surface of the steel column;
The fireproof board 1 is formed by airtightly covering the front and rear surfaces and the upper and lower end surfaces of the core plate 2 formed of a water-containing material having air permeability with a flame retardant,
The surrounding wall 34 is connected to the rear surface 16b of the left and right one side portions 16 of each fireproof board in a gastight manner with the end surfaces 17a of the left and right other side portions 17 of the other fireproof board, and is connected in a polygonal shape. The outer surface of the refractory plate member 35 refracted in a substantially L-shape is brought into contact with and fixed to the outer surface, and the exposed end surfaces 16c on the left and right sides of the refractory board are hermetically sealed by the refractory plate member. A fire-proof pillar, characterized by being closed to the outside.
梁41の内側及び下側部分の耐火被覆を、上記耐火剤の吹き付けに代えて、通気性を有し、かつ内部に結晶水を包含する芯板2の表裏両面及び外周面を非通気性の難燃材で気密に覆合して、加熱時に芯板内の水分を外部へ逃がさないように設けた耐火ボード1の装着によって実現したことを特徴とする、梁の耐火被覆構造。In the fire-resistant covering structure of a beam that blows a fire-proofing agent from the inner surface side of a curtain wall of a building to the inner surface side of the beam that is adjacent to the inner surface in parallel with the inner surface of the curtain wall and the beam. ,
The fireproof coating on the inner and lower portions of the beam 41 is replaced with spraying of the above-mentioned fireproofing agent, has air permeability, and both the front and back surfaces and the outer peripheral surface of the core plate 2 containing crystal water therein are made non-breathable. A fireproof covering structure for a beam, characterized in that it is realized by mounting a fireproof board 1 that is airtightly covered with a flame retardant so that moisture in the core plate is not released outside during heating .
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