JP3654782B2 - Fireproof double glazing - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のガラス板を、スペーサーを介設し密閉空間を形成して一体化し、密閉空間内のガス(通常は空気である)を乾燥状態に維持した複層ガラスであって、それに防火性能を付与した防火複層ガラスに関する。
【0002】
【従来技術および解決すべき課題】
火災に遭遇したときに、火炎が貫通して延焼するのを抑制する開口部用ガラスにおいては、平成2年建設省告示弟1125号に規定する防火戸加熱試験方法により特定時間加熱昇温し、評価基準(遮炎性能、遮煙性能、構造安定性)を満足する必要がある。
【0003】
すなわち、加熱試験においては、規定構造の加熱試験炉の開口部におけるセラミック製支持枠に被試験ガラスを嵌込み、炉内をガスバーナーにより所定昇温曲線に添って加熱するもので、例えば乙種防火戸を対象とする場合は、20分加熱で790℃に達する。
【0004】
評価における合格基準としては、前記加熱終了までの過程で、ガラスの一方の加熱側から他方の側に、ガラスの亀裂部分からの火炎の貫通や、ガラス(複層ガラス)自体からの火炎の吹出しがあってはならず、同様にガラスの亀裂部分からの煙の貫通や、ガラス(複層ガラス)自体からの煙の吹出しがあってはならない。
【0005】
また、加熱終了後、嵌込み状態の供試ガラスに、規定重量(3kg)のサンドバッグを規定条件で衝突させ、その際サンドバッグによるガラスの突抜けがあってはならないとされる。
【0006】
通常の複層ガラスにおいては、複層ガラスの端面域には両ガラス板とスペーサーの接着性を高く維持すべくポリサルファイドゴムまたはシリコーンゴムが配され、ガラス板とスペーサーとの間には防湿性を高く維持すべくブチルゴムが配される。しかし、火災時においては、前記ブチルゴム自体が燃焼し、またはブチルゴムが可燃性ガスを発生してそれが燃焼し、更にガラス板の破損部分から火炎を吹出して近在部材に類焼、延焼を及ぼすという不具合がある。
【0007】
特開平8−67536号公報には、少なくとも1枚のガラスが防火ガラスである複数枚のガラスからなる複層ガラスであって、そのシール部分の密封空間層(内部空気層)と接する内周面に防火被覆材としての不燃材または熱膨張材を配置した防火複層ガラスが開示されている。
【0008】
しかし、前記不燃材は、被覆・密封性を維持するのが困難で、被熱時、防湿性シール材からの分解ガスの内部空気層側への逸出を抑制できない。また熱膨張材は、被熱時、内部空気層を介して遅れて加熱されるため、防湿性シール材の分解、ガス発生に遅れて膨張する危惧がある。
【0009】
本発明は、該従来技術とは異なり、容易な手段により、通常使用時に防湿性、接着性を維持するとともに、火災発生時の防火性能を発揮できる防火複層ガラスを提起することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも1枚の耐熱防火性ガラスを含む複数のガラス板を並行隔置し、その対向面周縁部全周にスペーサーを介設して密閉空間層を形成し、スペーサーの外部空間に対する辺と各ガラス板端部にわたる複層ガラス端面を高接着・耐熱性シール材で、かつスペーサーとガラス板間を防湿性シール材で封着し、一体化してなる複層ガラスにおいて、更に前記スペーサーの密閉空間寄りにスペーサー内側枠を配設し、該スペーサー内側枠には、被熱時膨出し、前記スペーサーの密閉空間側の辺および防湿性シール材介在部にわたり被覆する膨張性不燃・難燃材を内在させた防火複層ガラスである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の防火複層ガラスは、前記した評価基準の遮炎性能、遮煙性能、構造安定性を満足し得るものであり、以下添付の図面に基づき本発明を説明する。
【0012】
図1は本発明にかかる防火複層ガラスであり、図1Aは防火複層ガラスの部分断面図、図1Bは図1Aに対応する部分側面図(防火性ガラスの部分を切欠いて示す)である。
【0013】
防火複層ガラス1における構成ガラスは、例えば防火性ガラスである網入りガラス2、通常のフロートガラス3からなる。防火性ガラスは、網入りガラスの他、熱膨張係数が極端に低い耐熱(透明)結晶化ガラス、通常のソーダ石灰系ガラスを著しく強化させた高強化ガラス、低熱膨張係数の硼珪酸系ガラスを強化した硼珪酸系強化ガラス等がある。他方のガラスにおいても、通常のソーダ石灰系フロートガラスに限らず上記各種防火性ガラスを採用することができる。
【0014】
両ガラス板2、3の周縁部間には、例えばアルミニウム、鋼よりなるスペーサー4を介在させ、スペーサー4内にはゼオライト等の吸湿剤が収容される。スペーサー4の密閉空間側の辺4bは、密閉空間と通ずる通孔4aを配することにより、密閉空間内のガス、例えば乾燥空気は、乾燥状態に維持される。スペーサー4の外部空間側の辺と、両ガラス板2、3の端縁部にわたる複層ガラス端部には、高接着・耐熱性シール材5を配しシールする。通常の複層ガラスにおいては高接着性シール材としてポリサルファイドゴムが広く採用されるが、本発明においては、高接着性とともに耐熱、難燃性に富むゴム、例えばシリコーンゴムを採用する。シリコーンゴムは250℃付近まで可塑状態を保持し、300℃付近においてガス分の発散が認められるが、発炎することはない。
【0015】
スペーサー4と、ガラス板2および3との間には、防湿性シール材6を介在させシールするが、通常優れた防湿性を有するブチルゴム系シール材(ブチルゴム、ポリイソブチレン等)を採用する。但しこれらのゴムは略150〜200℃で分解し、可燃性ガス発生する。
【0016】
なお、スペーサー4の内部空間側の辺4bは、通常使用時に残留溶剤成分の内部空間層側への逸出を最小限に抑え、また加熱時に発生する分解ガス、可燃性ガスの内部空間層側への逸出を最小限に抑えるべく、両ガラス板2、3となるべく近接させる。
【0017】
更にスペーサー4の密閉空間側(内部空気層側)には、熱伝導性に優れる金属、例えばアルミニウム、鋼等よりなるスペーサー内側枠7を配する。スペーサー内側枠7には、予め膨張性黒鉛、蛭石等の熱膨張性材料をシリコーン樹脂、ポリシラザン樹脂、含フッ素樹脂等の不燃・難燃性粘結材で膠着した粒・塊状物や、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム等の発泡性充填剤を含むシリコーン樹脂(ゴム)、ポリシラザン樹脂等に内包した塊状物など、膨張性不燃・難燃材7aを収容し、該スペーサー内側枠7の、少なくともスペーサー4に対向する辺は、前記膨張性不燃・難燃材の膨張に際して、その膨出を妨げない通孔を有し、例えば広幅のスリット7bを配したり、前記辺をメッシュ状に形成したりする。
【0018】
スペーサーとスペーサー内側枠の対向辺は、随所に、例えば接着部8に半田付け、溶接等により接合し、またはアクリル酸系、フェノール系、エポキシ系等の耐熱性接着剤、あるいはガラスクロス、ポリエステルクロス、ポリエステル等よりなる耐熱性基材両面に上記アクリル酸系等の接着剤を配した両面接着テープにより接着する。
【0019】
しかして、加熱時に前記防湿性シール材6からの可燃性ガスが発生するような状態、あるいは防湿性シール材自体が燃焼するような状態にあっても、スペーサーの内部空間側の辺4bおよびスペーサー内側枠7がガラス板に接する如く配してあるので、ガスの逸出や火炎の拡がりを抑えるごとく作用するとともに、熱伝導性に富むスペーサー内側枠7を介し熱を受けた前記膨張性不燃・難燃材7aが、スペーサーの辺4b、防湿性シール材6に向け膨出してそれらを覆い(図2A参照)、防湿性シール材6からの火炎やガスの発生を抑えることができる。
【0020】
スペーサー内側枠は必ずしも上記に限定するものではない。図2はスペーサー内側枠7とスペーサー4の係わりを示す部分断面図で、図2Aは、上記の如くスペーサー内側枠7のスペーサー4に対向する辺に、広幅のスリット7bを配したもので、被熱に際して膨張性不燃・難燃材7aは図中矢印のごとく膨出する。
【0021】
図2Bは、スペーサー内側枠7’の内部を左右2分割し、夫々の区画に膨張性不燃・難燃材7aを収容したもので、スペーサー内側枠7’にはスペーサー4に対向する通孔(スリット)7cおよびガラス板側に面した通孔(スリット)7dを配すれば、被熱時膨張性不燃・難燃材7aは矢印の如く膨張し、ガラス板が歪んでもスペーサーを含む周縁部を被覆する。図2Cは、図2Aに示す形態に代え、膨張性不燃・難燃材7aの少なくとも一部を、スペーサー内側枠7の内に留まらず、スリット7bを越えてスペーサー4に接して配し、スペーサーとの接着剤としての役割をもたせたもので、この場合接着部8を別に設ける必要はない。被熱時においては、膨張性不燃・難燃材7aは矢印の如く膨張する。
【0022】
図示しないが、スペーサー内側枠7または7’において、更に密閉空間寄りの辺に通孔を配すれば、膨張性不燃・難燃材7aは、被熱に際して該部からも膨出し、複層ガラス周縁部全般を断熱状に維持できる。
【0023】
【実施例】
〔実施例〕
(防火複層ガラスの作製)
一方の防火性ガラス2として、サイズ400mm×600mm、厚み6.8mmの網入りガラスを、他方のガラス3として、同サイズで厚み5mmの通常のフロートガラスを準備し、幅(密閉空間層の幅に相応する)6mmでゼオライトを収容するアルミニウム製のスペーサー4、およびスペーサーと略同様な幅で、広幅スリット7bを有し、膨張性不燃・難燃材7aとしての発泡性充填剤(水酸化アルミニウム)を含むシリコーン樹脂を収容するアルミニウム製のスペーサー内側枠7を準備した。また耐熱・高接着性シール材5としてシリコーンシール材、防湿性シール材6としてブチルゴムを採用した。
【0024】
まず、スペーサー4とスペーサー内側枠7を接着、接合した。すなわち、複層ガラス上辺部および両側辺に配するスペーサーおよびスペーサー内側枠は4箇所を半田付けにより接合し、複層ガラス下辺に配するスペーサーおよびスペーサー内側枠は6箇所をガラスクロスを基材としアクリル酸系の接着剤を有する両面接着テープにより接着した。
【0025】
それらスペーサー4およびスペーサー内側枠7を四辺形状に組立てたうえで、スペーサー4の両ガラス板2、3と接する辺にブチルゴム6を塗布し、両ガラス板により挟着させた。さらにスペーサーの外部空間に対する辺と両ガラス板端縁部にわたる複層ガラス端面部をシリコーンシール材5を塗布し、それらを強固に固着させて防火複層ガラスを完成した。
【0026】
(防火試験)
建設省告示に規定する防火戸加熱試験方法に則り、規定構造の加熱試験炉の開口部におけるセラミック製支持枠に、前記防火複層ガラスを網入りガラス2を炉内側に配して嵌込み、炉内をガスバーナーにより所定昇温曲線に添って加熱し、20分加熱で790℃に昇温したうえで加熱を終了した。
【0027】
その間、炉内側ガラス2は亀裂が生じたが、ガラス片の脱落等はなく、炉外側のガラス(通常のガラス3)も破損が生じたが、火炎の貫通等の不具合は認められなかった。また、防火複層ガラス周辺部においては、発泡性充填剤を含むシリコーン樹脂7aが膨出してスペーサーの内部空間側の辺4bを覆い、ブチルゴム6からの火炎や煙の発生は認められず、建設省告示に規定する遮炎、遮煙性能を満足するものであった。
【0028】
更に、建設省告示の評価基準に則り、加熱終了後嵌込み状態の防火複層ガラスに、3kgのサンドバッグを規定条件で衝突させたが、サンドバックは炉外側のガラス(通常のガラス3)を突抜けたが、炉内側ガラス2を貫通することはなく、評価基準における構造安定性を満足するものである。
【0029】
以上のとおり、本実施例においては防火性能を証するものである。
【0030】
〔他の実施例〕
前記実施例におけるスペーサー内側枠7に、ポリシラザン樹脂と炭酸カルシウムからなる粒状物を充填し、スペーサー内側枠7のスペーサー4に対向する辺はメッシュ状とした以外は、防火複層ガラス構造を前記実施例と全く同一とし、また前記実施例の場合と全く同様に防火試験を実施した。
【0031】
昇温加熱の間、炉内側ガラス2は亀裂が生じたが、ガラス片の脱落等はなく、炉外側のガラス(通常のガラス3)も破損が生じたが火炎の貫通等の不具合は認められなかった。また、防火複層ガラス周辺部においては、炭酸カルシウムとポリシラザン樹脂との粒状物7aが膨出してスペーサーの内部空間側の辺4bを覆い、ブチルゴム6からの火炎や煙の発生は認められず、建設省告示に規定する遮炎、遮煙性能を満足するものであった。
【0032】
更に、建設省告示の評価基準に則り、加熱終了後嵌込み状態の防火複層ガラスに、3kgのサンドバッグを規定条件で衝突させたが、サンドバックは炉外側のガラス(通常のガラス3)を突抜けたが、炉内側ガラス2を貫通することはなく、評価基準における構造安定性を満足するものである。以上のとおり、本実施例においては防火性能を証するものであった。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、通常時複層ガラスとしての機能を有し、また加熱時優れた防火性能を発揮するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる防火複層ガラスであり、図1Aは防火複層ガラスの部分断面図、図1Bは図1Aに対応する部分側面図(防火ガラスの部分を切欠いて示す)である。
【図2】図2A〜Cは、スペーサー内側枠とスペーサーの係わりの各種形態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 複層ガラス
2 防火性ガラス(網入りガラス)
3 通常のガラス(フロートガラス)
4 スペーサー
5 高接着・耐熱性シール材
6 防湿性シール材
7 スペーサー内側枠
7a 膨張性不燃・難燃材
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a multi-layer glass in which a plurality of glass plates are integrated by forming a sealed space with a spacer interposed therebetween, and a gas (usually air) in the sealed space is maintained in a dry state, The present invention relates to a fireproof multilayer glass imparted with fireproof performance.
[0002]
[Prior art and problems to be solved]
In the glass for openings, which suppresses the flame from penetrating and spreading when a fire is encountered, the heating temperature is raised for a specific time by the fire door heating test method prescribed in the Ministry of Construction Notification No. 1125 in 1990, It is necessary to satisfy the evaluation criteria (flame shielding performance, smoke shielding performance, structural stability).
[0003]
That is, in the heating test, a glass to be tested is fitted into a ceramic support frame at the opening of a heating test furnace having a specified structure, and the inside of the furnace is heated by a gas burner along a predetermined temperature rise curve. If the target is a door, it reaches 790 ° C after heating for 20 minutes.
[0004]
Acceptance criteria in the evaluation include, through the process until the end of the heating, from one heating side of the glass to the other side, penetration of a flame from a cracked portion of the glass, or blowing out a flame from the glass (multi-layer glass) itself Similarly, there must be no smoke penetration from the cracked part of the glass or smoke blowing from the glass (multi-layer glass) itself.
[0005]
In addition, after the heating is completed, a sand bag having a specified weight (3 kg) is caused to collide with the test glass in a fitted state under a specified condition, and there should be no glass penetration by the sand bag.
[0006]
In ordinary double-glazed glass, polysulfide rubber or silicone rubber is arranged in the end surface area of the double-glazed glass to maintain high adhesion between both glass plates and the spacer, and moisture resistance is provided between the glass plate and the spacer. Butyl rubber is arranged to keep it high. However, in the event of a fire, the butyl rubber itself burns, or the butyl rubber generates a flammable gas that burns, and further blows out a flame from the damaged portion of the glass plate, causing similar burning and spreading to nearby members. There is a bug.
[0007]
Japanese Patent Laid-Open No. 8-67536 discloses a double-glazed glass composed of a plurality of glasses in which at least one glass is a fireproof glass, and an inner peripheral surface in contact with a sealed space layer (internal air layer) of the seal portion. Discloses a fireproof multilayer glass in which a nonflammable material or a thermal expansion material is disposed as a fireproof coating material.
[0008]
However, it is difficult for the non-combustible material to maintain the covering and sealing properties, and it is impossible to suppress the escape of the cracked gas from the moisture-proof sealing material to the inner air layer side when heated. Further, since the thermal expansion material is heated with a delay through the internal air layer when heated, there is a concern that the thermal expansion material may expand after the decomposition of the moisture-proof sealing material and the generation of gas.
[0009]
An object of the present invention is to provide a fireproof double glazing capable of maintaining moisture resistance and adhesiveness during normal use and exhibiting fireproof performance in the event of a fire by an easy means unlike the prior art. .
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, a plurality of glass plates including at least one heat-resistant and fire-proof glass are spaced apart in parallel, and a sealed space layer is formed by interposing a spacer on the entire periphery of the opposing surface, so that the outer space of the spacer In the multi-layer glass formed by sealing the edge of the multi-layer glass across the side and the end of each glass plate with a highly adhesive and heat-resistant sealing material and sealing the space between the spacer and the glass plate with a moisture-proof sealing material, the spacer A spacer inner frame is disposed near the sealed space, and the spacer inner frame swells when heated and covers the side of the spacer on the sealed space side and the moisture-proof sealant intervening portion to cover the incombustible incombustible / incombustible material. It is a fireproof double-glazed glass with an internal material.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The fireproof double-glazed glass of the present invention can satisfy the above-described evaluation criteria of flameproof performance, smokeproof performance, and structural stability, and the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
[0012]
FIG. 1 is a fireproof multilayer glass according to the present invention, FIG. 1A is a partial cross-sectional view of the fireproof multilayer glass, and FIG. 1B is a partial side view corresponding to FIG. 1A (shown with the fireproof glass part cut away). .
[0013]
The constituent glass in the fireproof multilayer glass 1 is composed of, for example, a netted glass 2 that is fireproof glass and a normal float glass 3. Fireproof glass is not only netted glass but also heat-resistant (transparent) crystallized glass with extremely low thermal expansion coefficient, highly tempered glass that is remarkably reinforced ordinary soda-lime glass, and borosilicate glass with low thermal expansion coefficient Examples include reinforced borosilicate tempered glass. Also in the other glass, not only a normal soda-lime type float glass but the said various fireproof glass can be employ | adopted.
[0014]
A spacer 4 made of, for example, aluminum or steel is interposed between the peripheral portions of the glass plates 2 and 3, and a hygroscopic agent such as zeolite is accommodated in the spacer 4. The side 4b on the sealed space side of the spacer 4 is provided with a through hole 4a that communicates with the sealed space, so that the gas in the sealed space, for example, dry air, is maintained in a dry state. A high-adhesion / heat-resistant sealing material 5 is disposed on the side of the outer space side of the spacer 4 and the edge of the multi-layer glass covering the edges of the glass plates 2 and 3 for sealing. Polysulfide rubber is widely used as a highly adhesive sealing material in ordinary multi-layer glass, but in the present invention, rubber having high heat resistance and flame retardancy, such as silicone rubber, is used. Silicone rubber maintains a plastic state up to around 250 ° C, and gas emission is observed at around 300 ° C, but it does not cause flames.
[0015]
The spacer 4 and the glass plates 2 and 3 are sealed with a moisture-proof sealing material 6 interposed therebetween. Usually, a butyl rubber-based sealing material (butyl rubber, polyisobutylene, etc.) having excellent moisture resistance is adopted. However, these rubbers decompose at about 150 to 200 ° C. and generate flammable gases.
[0016]
The side 4b on the inner space side of the spacer 4 minimizes the escape of the residual solvent component to the inner space layer side during normal use, and the inner space layer side of the cracked gas and combustible gas generated during heating. In order to minimize the escape to the glass plate 2, the glass plates 2 and 3 are brought as close as possible.
[0017]
Further, a spacer inner frame 7 made of a metal having excellent thermal conductivity, such as aluminum or steel, is disposed on the sealed space side (inner air layer side) of the spacer 4. The spacer inner frame 7 is made of particles or lumps in which a thermally expandable material such as expandable graphite or meteorite is glued in advance with a nonflammable or flame retardant binder such as silicone resin, polysilazane resin, or fluorine-containing resin. Contains an expandable incombustible / incombustible material 7a such as a silicone resin (rubber) containing a foaming filler such as aluminum oxide or calcium carbonate, a lump encapsulated in polysilazane resin, etc., and at least a spacer of the spacer inner frame 7 The side facing 4 has a through-hole that does not hinder the expansion of the expandable incombustible / flame retardant material. For example, a wide slit 7b is provided, or the side is formed in a mesh shape. To do.
[0018]
The opposite sides of the spacer and the inner frame of the spacer are bonded to the bonding portion 8 by soldering, welding, or the like, or a heat-resistant adhesive such as acrylic acid, phenolic, or epoxy, or glass cloth or polyester cloth. It is bonded with a double-sided adhesive tape in which the acrylic acid-based adhesive is disposed on both sides of a heat-resistant substrate made of polyester or the like.
[0019]
Thus, even when the combustible gas from the moisture-proof sealing material 6 is generated during heating or the moisture-proof sealing material itself burns, the side 4b on the inner space side of the spacer and the spacer Since the inner frame 7 is arranged so as to be in contact with the glass plate, it acts to suppress the escape of gas and the spread of the flame, and the inflatable non-flammable material that has received heat through the spacer inner frame 7 rich in thermal conductivity. The flame retardant 7a bulges toward and covers the spacer sides 4b and the moisture-proof sealing material 6 (see FIG. 2A), and the generation of flame and gas from the moisture-proof sealing material 6 can be suppressed.
[0020]
The spacer inner frame is not necessarily limited to the above. FIG. 2 is a partial sectional view showing the relationship between the spacer inner frame 7 and the spacer 4. FIG. 2A is a diagram in which a wide slit 7b is arranged on the side facing the spacer 4 of the spacer inner frame 7 as described above. The expandable incombustible / incombustible material 7a swells as indicated by the arrow in the drawing.
[0021]
FIG. 2B shows the inside of the spacer inner frame 7 ′ divided into left and right parts, each containing an inflatable incombustible / flame retardant material 7a. The spacer inner frame 7 ′ has a through-hole facing the spacer 4 ( If the slit (slit) 7c and the through hole (slit) 7d facing the glass plate are provided, the expandable incombustible / incombustible material 7a when heated is expanded as shown by the arrow, and even if the glass plate is distorted, the peripheral portion including the spacer Cover. In FIG. 2C, instead of the form shown in FIG. 2A, at least a part of the intumescent flame retardant / incombustible material 7a is arranged not in the spacer inner frame 7 but in contact with the spacer 4 beyond the slit 7b. In this case, it is not necessary to provide the bonding portion 8 separately. When heated, the expandable incombustible / flame retardant material 7a expands as shown by an arrow.
[0022]
Although not shown, if a through hole is further provided in the spacer inner frame 7 or 7 'near the sealed space, the inflatable incombustible / incombustible material 7a also swells out from the portion when heated, and the multilayer glass The entire periphery can be kept insulative.
[0023]
【Example】
〔Example〕
(Production of fireproof double-glazed glass)
As one fireproof glass 2, a glass with a size of 400 mm x 600 mm and a thickness of 6.8 mm is prepared, and as the other glass 3, a normal float glass with the same size and a thickness of 5 mm is prepared. (Corresponding) 6 mm aluminum spacer 4 containing zeolite, and a wide slit 7b having the same width as the spacer, and an expandable incombustible / incombustible material 7a (foamable filler (aluminum hydroxide)) A spacer inner frame 7 made of aluminum that contains a silicone resin containing was prepared. Further, a silicone sealing material was used as the heat-resistant / high-adhesive sealing material 5, and butyl rubber was used as the moisture-proof sealing material 6.
[0024]
First, the spacer 4 and the spacer inner frame 7 were bonded and joined. In other words, the spacer and spacer inner frame arranged on the upper side and both sides of the multilayer glass are joined by soldering at four locations, and the spacer and spacer inner frame arranged on the lower side of the multilayer glass are made of glass cloth as a base material at six locations. Adhesion was performed with a double-sided adhesive tape having an acrylic acid adhesive.
[0025]
After assembling the spacer 4 and the spacer inner frame 7 into a quadrilateral shape, butyl rubber 6 was applied to the sides of the spacer 4 that are in contact with the glass plates 2 and 3 and sandwiched between the glass plates. Furthermore, the silicone sealing material 5 was apply | coated to the edge | side with respect to the external space of a spacer, and both glass-plate edge parts, the silicone sealing material 5 was adhere | attached, and those were firmly fixed, and the fire prevention multilayer glass was completed.
[0026]
(Fire test)
In accordance with the fire door heating test method specified in the Ministry of Construction Notification, the fireproof double-glazed glass 2 is placed inside the furnace inside the ceramic support frame in the opening of the heating test furnace with the specified structure, The inside of the furnace was heated by a gas burner along a predetermined temperature rise curve, heated to 790 ° C. by heating for 20 minutes, and then the heating was finished.
[0027]
During that time, the furnace inner glass 2 cracked, but the glass pieces did not fall off, and the glass outside the furnace (ordinary glass 3) was also damaged, but there were no defects such as penetration of the flame. In addition, in the periphery of the fireproof double-glazed glass, the silicone resin 7a containing a foaming filler swells to cover the side 4b on the inner space side of the spacer, and no generation of flame or smoke from the butyl rubber 6 is observed. Satisfies the flame barrier and smoke barrier specified in the ministry notice.
[0028]
Furthermore, in accordance with the evaluation standard of the Ministry of Construction, 3kg sand bag was collided with the fireproof double-glazed glass that had been fitted after heating under specified conditions, but the sandbag was glass outside the furnace (ordinary glass 3). However, it does not penetrate the furnace inner glass 2 and satisfies the structural stability in the evaluation criteria.
[0029]
As described above, in this embodiment, the fireproof performance is proved.
[0030]
[Other Examples]
The fireproof multi-layer glass structure was implemented, except that the spacer inner frame 7 in the above example was filled with a granular material composed of polysilazane resin and calcium carbonate, and the side facing the spacer 4 of the spacer inner frame 7 was mesh-shaped. The fire test was carried out in exactly the same way as in the examples and exactly as in the previous examples.
[0031]
During the heating and heating, the furnace inner glass 2 cracked, but the glass pieces did not fall off, and the glass outside the furnace (ordinary glass 3) was damaged, but defects such as flame penetration were observed. There wasn't. In addition, in the periphery of the fireproof double-glazed glass, the granular material 7a of calcium carbonate and polysilazane resin bulges and covers the side 4b on the inner space side of the spacer, and generation of flame and smoke from the butyl rubber 6 is not recognized, The flameproof and smokeproof performance specified in the Ministry of Construction Notification was satisfied.
[0032]
Furthermore, in accordance with the evaluation standard of the Ministry of Construction, 3kg sand bag was collided with the fireproof double-glazed glass that had been fitted after heating under specified conditions, but the sandbag was glass outside the furnace (ordinary glass 3). However, it does not penetrate the furnace inner glass 2 and satisfies the structural stability in the evaluation criteria. As described above, the fireproof performance was proved in this example.
[0033]
【The invention's effect】
According to the present invention, there is an effect that it has a function as a multi-layer glass at normal time and exhibits excellent fire prevention performance at the time of heating.
[Brief description of the drawings]
1 is a fireproof multilayer glass according to the present invention, FIG. 1A is a partial sectional view of the fireproof multilayer glass, and FIG. 1B is a partial side view corresponding to FIG. 1A (a part of the fireproof glass is cut away). .
2A to 2C are partial cross-sectional views showing various forms of the relationship between the spacer inner frame and the spacer.
[Explanation of symbols]
1 Multi-layer glass 2 Fireproof glass (netted glass)
3 Normal glass (float glass)
4 Spacer 5 High adhesion / heat resistant seal material 6 Moisture proof seal material 7 Spacer inner frame 7a Expandable incombustible / flame retardant material

Claims (1)

少なくとも1枚の耐熱防火性ガラスを含む複数のガラス板を並行隔置し、その対向面周縁部全周にスペーサーを介設して密閉空間層を形成し、スペーサーの外部空間に対する辺と各ガラス板端部にわたる複層ガラス端面を高接着・耐熱性シール材で、かつスペーサーとガラス板間を防湿性シール材で封着し、一体化してなる複層ガラスにおいて、更に前記スペーサーの密閉空間寄りにスペーサー内側枠を配設し、該スペーサー内側枠には、被熱時膨出し、前記スペーサーの密閉空間側の辺および防湿性シール材介在部にわたり被覆する膨張性不燃・難燃材を内在させたことを特徴とする防火複層ガラス。A plurality of glass plates including at least one heat-resistant and fire-proof glass are arranged in parallel, and a sealed space layer is formed by interposing a spacer on the entire periphery of the opposing surface. Multi-layer glass that covers the edge of the plate is sealed with a highly adhesive and heat-resistant sealant, and the spacer and the glass plate are sealed with a moisture-proof seal material. The spacer inner frame is provided with an incombustible incombustible / flame retardant material that swells when heated and covers the side of the spacer in the sealed space and the moisture-proof sealant intervening portion. Fireproof multilayer glass characterized by that.
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