JP3653488B2 - ロボットの構体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロボットの構体構造、たとえば動物を象った構体の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロボット、たとえば猫のような四肢を持つ動物を象った構体に縫いぐるみを被せることによって製作されるロボットにおいて、その胴体部分は頭部や尾部などに比べて体積が大きい。そのため、その胴体部分を利用して構体の動作を制御するための動作制御用電気ユニットを配備することが有利である。そして、胴体部分に動作制御用電気ユニットを配備した場合、そのメンテナンスを容易に行うことができるようにするためには、その胴体部分を形成している構体を複数のモジュールに分割し、それぞれのモジュールを容易に着脱することができるようになっていることが望ましい。
一方、従来は、構体を複数のモジュールに分割し、それぞれのモジュールをねじ止めして連結することが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、構体を形成する複数のモジュールをねじ止めして連結するという構成を採用すると、それらのモジュールを連結して構体を形成する際にねじ止めという煩わしい作業を行うことを余儀なくされるだけでなく、胴体部分に配備した動作制御用電気ユニットのメンテナンスを行う際に、モジュール同士の連結箇所のねじをいちいち取り外さねばならないといった煩わしい作業が必要になる。このことから、従来のロボットには、構体の組立てラインが煩雑になるという問題や、メンテナンス作業性が悪いという問題があった。
【0004】
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、構体の組立性を改善して組立ラインを整備しやすくすることと、構体の組立分解作業を容易にすること、とが可能なロボットの構体構造を提供することを目的とする。
【0005】
また、構体の組立分解作業からねじ止め作業やねじの取外し作業をなくしてその組立分解作業を容易にすることが可能なロボットの構体構造を提供することを目的とする。
【0006】
さらに、本発明は、四肢動物ロボットの胴体部分の組立性を改善してその組立分解作業を容易にすることが可能なロボットの構体構造を提供することを目的とする。
【0007】
さらに、本発明は、複数に分割されたモジュールのうちの1つのモジュールを取り外すだけで、動作制御用電気ユニットのメンテナンスが可能になるロボットの構体構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るロボットの構体構造は、複数のモジュールに分割されたロボットの構体に具備されている複数の上記モジュールが、基体モジュールと、その基体モジュールに取り付けられて間隔を隔てた位置に相対向して配備される第1及び第2の2つのモジュールと、第1及び第2の2つの上記モジュールの対向空間内に配備される中間モジュールとに区別されている。そして、第1及び第2の2つの上記モジュールの対向方向に延びるガイド溝部とこのガイド溝に案内される凸条とを有し、これらのガイド溝部と凸条とのうちの一方が上記基体モジュールに具備され、他方が第1及び第2の2つの上記モジュールにそれぞれ具備されてなる2つのスライド機構を備え、第1及び第2の2つの上記モジュールが2つの上記スライド機構を介して対向方向にスライド可能に上記基体モジュールに取り付けられていると共に、上記中間モジュールは、第1及び第2の2つの上記モジュールの対向面に沿ってこれら第1及び第2の2つの上記モジュールの対向空間に嵌め込まれ、第1及び第2の2つの上記モジュールの対向空間に対する上記中間モジュールの嵌脱方向で挿抜可能な凸部と凹部とを有し、これらの凹部と凸部のうちの一方が第1及び第2の2つの上記モジュールに具備され、他方が中間モジュールの一端部と他端部に具備されてなる2つのモジュール連結機構を備え、第1及び第2の2つの上記モジュールと上記中間モジュールとが、2つのモジュール連結機構を介し、第1及び第2の2つの上記モジュールのスライド方向で係合した状態で連結され、上記基体モジュールに、第1及び第2の2つの上記モジュールの対向空間に臨んで開放される凹所が具備されている。
【0009】
この発明によれば、基体モジュールにスライド可能に取り付けられた第1及び第2の2つのモジュールが中間モジュールにモジュール連結機構を介し連結されてそれら3つのモジュールが一体化される。
【0010】
本発明では、上記基体モジュールに、第1及び第2の2つの上記モジュールのそれぞれに具備された当り面に当接することによりそれらのモジュールの最小対向間隔を定める受面が備わっていることが望ましい。
【0011】
これによれば、第1及び第2の2つのモジュールのそれぞれの当り面を基体モジュールの受面に当接させるだけで、2つのモジュールが基体モジュールに対して位置規制される。そのため、中間モジュールを2つのモジュールの対向空間内に配備する作業が容易になる。
【0012】
本発明では、上記モジュール連結機構が、第1及び第2の2つの上記モジュールの対向空間に対する上記中間モジュールの嵌脱方向で挿抜可能な凸部と凹部とを備えている
【0013】
これによれば、基体モジュールに取り付けられた2つのモジュールの対向空間に中間モジュールを嵌合するという操作を行うだけで、モジュール連結機構を介して中間モジュールとその両側の2つのモジュールとが連結される。また、中間モジュールをその両側の2つのモジュールの間から抜き出すだけでその中間モジュールだけを基体モジュールから離脱させることが可能である。
【0014】
本発明では、上記中間モジュールの一端部と他端部とが各別の上記モジュール連結機構を介して第1モジュールと第2モジュールとにそれぞれ連結されていると共に、上記モジュール連結機構の凸部と凹部とが上記中間モジュールと第1及び第2の2つの上記モジュールとに振り分けて具備されているこれによれば、モジュール連結機構が、中間モジュールや第1及び第2のモジュールに対して別部品を構成しないので、部品点数を増やさずに安価にロボットの構体構造を提供することができるようになる。
【0015】
本発明では、上記基体モジュールに、第1及び第2の2つの上記モジュール間の対向空間に臨んで開放される凹所が具備されており、この凹所は、当該ロボットの動作制御用電気ユニットを配備するためのスペースであることが望ましい。これによれば、中間モジュールを取り外すだけで、その対向空間に臨む上記スペースが第1及び第2の2つのモジュールの間の対向空間に露出する。そのため、上記スペースに動作制御用電気ユニットを配備しておくことによって、メンテナンスを中間モジュールを取り外すだけで行うことができるようになる。
【0016】
本発明では、上記スライド機構が上記対向方向に延びるガイド溝部とこのガイド溝に案内される凸条とを有し、これらのガイド溝部と凸条とのうちの一方が基体モジュールに具備され、他方が第1及び第2の2つのモジュールに具備されているこれによれば、スライド機構が、基体モジュールや第1及び第2の各モジュールに対して別部品を構成しないので、部品点数を増やさずに安価にロボットの構体構造を提供することができるようになる。
【0017】
本発明では、上記当り面が第1及び第2の2つのモジュールの内向き端面によって形成され、上記受面が、上記ガイド溝の内側端部に具備されていることが望ましい。これによれば、第1及び第2の2つのモジュールを基体モジュールに取り付ける際に、当り面が受面に当接したか否かを、手の感触だけでなく目で見て確認することができるので、2つのモジュールを適正位置に確実に基体モジュールに取り付けることが可能になる。
【0018】
本発明では、上記基体モジュールと第1及び第2の2つの上記モジュールと上記中間モジュールとが、四肢動物を象った上記構体の胴体部分を形成しているものであってもよい。これによれば、猫ロボットなどの動物ロボットにおいて、上記した各作用が発揮されるようになる。
【0019】
本発明では、上記基体モジュールによって上記胴体の下半部が形成され、上記第1及び第2の2つの上記モジュールと上記中間モジュールとによって上記胴体の上半部が形成されていることが望ましい。これによれば、中間モジュールを取り外して胴体の上方から動作制御用電気ユニットなどのメンテナンスを容易に行うことができるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は本発明を適用したロボットの一例である猫ロボットの構体100を示した概略側面図、図2は基体モジュール10の概略斜視図、図3は第1モジュール30を斜め下方から見て示した概略斜視図、図4は第2モジュール40を斜め下方から見て示した概略斜視図、図5は中間モジュール50の概略正面図、図6は基体モジュール10に第1及び第2の各モジュール30,40を取り付けた状態での概略部分平面図、図7は第1及び第2の各モジュール30,40が取り付けられた基体モジュール10に中間モジュール50を取り付けた状態での一部破断部分側面図、図8は図7のVIII−VIII線に沿う部分の概略拡大断面図である。
【0021】
図1に示した猫ロボットの構体100は、実際の生きた猫の外観を象って製作した被覆材(不図示)で包み込まれるものであって、猫ロボットを保形する役割などを担っている。この構体100は、胴体110に、首部120や頭部130、尻尾160のほか、前後の脚部140,150が前後に揺動することができるように回動軸144,154を介して取り付けられてなる。また、それらの脚部140,150には関節部141,143,151,152,153があり、これらの関節部141,143,151,152,153の作用で、実際の生きた猫の脚と同様の動きが行われるようになっている。なお、この猫ロボットは内蔵した電池を動力源として動作する。
【0022】
胴体110は複数のモジュールを組み合わせることによって形作られている。具体的には、図2に示した基体モジュール10と、図1に示した第1及び第2のモジュール30,40と、図1に示した中間モジュール50と、図1に示した左右一対ずつの脚取付け用の前後のモジュール60,70とに分割されている(左側のモジュール60,70は図に現れない)。
【0023】
図2のように、基体モジュール10は、前後に長い平坦な上面11の前後方向中央部に上部が開放した凹所12を有し、その凹所12を挟む前後両側に左右一対ずつの前後方向に延びるガイド溝部13,14を有している。また、前側ガイド溝部13の内側端部と後側ガイド溝部14の前側端部とのそれぞれに、それらのガイド溝部13,14の左右両側に張り出した受面15,16(図2及び図6参照)が備わっている。さらに、上記凹所12の左右両側のそれぞれにねじ孔18を有する取付部17が一体に設けられている。
【0024】
図1のように、第1モジュール30は、胴体110の肩部とそれに続く部分を形作っている。図3のように、この第1モジュール30は、平坦な下面31に前後に長い左右一対のリブ32を有し、これらのリブ32の下端に左右方向内向きに突き出た凸条33が一体に備わっている。図例では、リブ32や凸条33が凹入部34によって前後に分割されているけれども、この点は、リブ32や凸条33を前後方向に連続した形に形成しておいてもよい。また、第1モジュール30の内向き端面の一部分によって、図2に示した受面15に対する当り面35が形成されている。そして、第1モジュール30の内向き端面の他部に、この内向き端面から後方へ突き出た横長の突出部36が具備され、この突出部36に図6及び図7のように凹部37が形成されている。
【0025】
図1のように、第2モジュール40は、胴体110の後部とそれに続く部分を形作っている。図4のように、この第2モジュール40は、平坦な下面41に前後に長い左右一対のリブ42を有し、これらのリブ42の下端に左右方向内向きに突き出た凸条43が一体に備わっている。図例では、凸条43が凹入部44によって前後に分割されているけれども、この点は、凸条43を前後方向に連続した形に形成しておいてもよい。また、第2モジュール40の内向き端面の一部分によって、図6に示した受面16に対する当り面45が形成されている。そして、第2モジュール40の内向き端面の他部に、この内向き端面から前方へ突き出た横長の突出部46が具備され、この突出部46に図6及び図7のように凹部47が形成されている。
【0026】
図3で説明した第1モジュール30は、左右の凸条33を図2に示した基体モジュール10の左右の前側ガイド溝13に嵌合させて後方へ押込みスライドさせ、その当り面35を受面15に当接させることによって、基体モジュール10に取り付けられる。また、左右の凸条33と左右の前側ガイド溝13とは、圧入状に嵌合されるようになっている。そのため、基体モジュール10に取り付けられた第1モジュール30は容易に位置ずれしない。この場合、上記したように、リブ32や凸条33を凹入部34によって前後に分割しておくと、リブ32や凸条33が適度な弾性を発揮してそれらが前側ガイド溝13の形成箇所を弾圧挟持するので、第1モジュール30を基体モジュール10に取り付ける際に、第1モジュール30を円滑に後方へ押込みスライドさせて取り付けることができるにもかかわらず、取り付けた状態での第1モジュール30の位置ずれが阻止されるという作用が発揮される。
【0027】
図4で説明した第2モジュール40も、同様に、左右の凸条43を図2に示した基体モジュール10の左右の後側ガイド溝14に嵌合させて前方へ押込みスライドさせ、その当り面45を受面16(図6参照)に当接させることによって、基体モジュール10に取り付けられる。また、左右の凸条43と左右の後側ガイド溝14とは、圧入状に嵌合されるようになっている。そのため、基体モジュール10に取り付けられた第1モジュール30は容易に位置ずれしない。この場合、上記したように、凸条43を凹入部44によって前後に分割しておくと、リブ42や凸条43が適度な弾性を発揮してそれらが後側ガイド溝14の形成箇所を弾圧挟持するので、第2モジュール40を基体モジュール10に取り付ける際に、第2モジュール30を円滑に前方へ押込みスライドさせて取り付けることができるにもかかわらず、取り付けた状態での第2モジュール40の位置ずれが阻止されるという作用が発揮される。
【0028】
図1のように中間モジュール50は、胴体100の中間部分を形作っている。図5及び図7から類推できるように、中間モジュール50は、鞍形の内殻51の上側に同じく鞍形の外殻52を被せて両者をビス53で結合してなる。そして、内殻51の前後方向両端に一体に設けられている円弧状のリブ54,55の左右方向中央部に下向きの舌片でなる凸部56,57が備わっている。この中間モジュール50は、図6のように基体モジュール10に取り付けられた第1及び第2の2つのモジュール30,40の対向空間Sに上方から嵌め込まれ、しかも、上記前後の凸部56,57が、第1及び第2の2つのモジュール30,40のそれぞれの凹部37,47に嵌入されている。このため、2つのモジュール30,40と中間モジュール50とが、前後方向すなわち2つのモジュール30,40の対向方向で係合した状態で連結されている。この中間モジュール50は、図1に示した取付ねじ58によって図2、図6及び図7に示した取付部17に固定されている。
【0029】
一方、図2に示した基体モジュール2には、図1のように左右一対ずつの脚取付け用の前後のモジュール60,70が複数箇所でねじ止めされている。図1において61,71は取付ねじ、図2において62,72は取付ねじ61,71がねじ込まれるねじ孔を示している。
【0030】
以上説明した実施形態において、基体モジュール10の前側ガイド溝部13と第1モジュール30の凸部33とによって前側のスライド機構81が形成され、基体モジュール10の後側ガイド溝部14と第2モジュール40の凸部43とによって後側のスライド機構82が形成されている(図2〜図4、図8参照)。また、中間モジュール50の前側の凸部56と第1モジュール30の凹部37とによって前側のモジュール連結機構83が形成され、中間モジュール50の後側の凸部57と第2モジュール40の凹部47とによって後側のモジュール連結機構84が形成されている(図7参照)。
【0031】
この実施形態で説明したロボットでは、基体モジュール10の前側の受面15に第1モジュール30の当り面35が当接し、かつ、基体モジュール10の後側の受面16に第2モジュール40の当り面45が当接することによって、それらの2つのモジュール30,40の最小対向間隔が定まり、しかも、それら2つのモジュール30,40が適正位置に配備されるようになっている。そして、2つのモジュール30,40の対向空間Sの上方からその対向空間Sに中間モジュール50を嵌め込むという操作を行うだけで、中間モジュール50の凸部56,57が第1及び第2の2つのモジュール30,40の凹部37,47に各別に嵌合して、2つのモジュール30,40と中間モジュール50とが上記対向方向で係合した状態で連結され、これら3つのモジュール30,40,50が基体モジュール10に対して固定される。そのため、胴体100の組立てに際して3つのモジュール30,40,50のそれぞれを基体モジュール10にねじ止めするという煩わしい作業を行う必要がない。
【0032】
また、基体モジュール10の中央部の凹所12は、各種の必要な電気電子部品を搭載した配線基板(不図示)を配置するスペースとして利用することができ、しかも、この凹所12は中間モジュール50を上記対向空間Sの上方へ持ち上げて取り外すことによって第1及び第2のモジュール30,40の対向空間Sに露出する。そのため、この凹所12に上記配線基板などを含む動作制御用電気ユニット(不図示)を収容しておくことにより、中間モジュール50を取り外すだけでその動作制御用電気ユニットのメンテナンスを行うことが可能になる。
【0033】
この実施形態では、中間モジュール50を取付ねじ58で基体モジュール10に結合するように構成してあるため、この取付ねじ58だけで中間モジュール50とその中間モジュール50に連結された第1及び第2の2つのモジュール30,40が基体モジュール10に動かないように結合される。この取付ねじ58を外すだけで、3つのモジュール30,40,50を基体モジュール10から取り外して分解することも可能である。
【0034】
図1で判るように、この実施形態では、基体モジュール10(図2参照)と第1及び第2の2つのモジュール30,40と中間モジュール50とが、四肢動物である猫を象った構体100の胴体110を形成している。また、基体モジュール10や脚取付用の前後のモジュール60,70によって胴体110の下半部が形成されている。
【0035】
この実施形態では、スライド機構81,82において、ガイド溝部13,14を基体モジュール10に設け、凸条33,43を第1モジュール30又は第2モジュール40側に設けたけれども、この点は、ガイド溝部を第1モジュール又は第2モジュール側に設け、凸条を基体モジュールに設けてもよい。また、モジュール連結機構83,84において、凸部56,57を中間モジュール50に設け、凹部37,47を第1モジュール30又は第2モジュール40側に設けたけれども、この点は、凸部を第1モジュール又は第2モジュール側に設け、凹部を中間モジュールに設けてもよい。
【0036】
この実施形態では、動物ロボットの一例である猫ロボットに本発明を適用した事例を説明したけれども、本発明は、動物ロボット以外のロボット、たとえば人間を模したロボットや植物を模したロボットの構体構造にも適用することが可能である。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、構体を形成している複数のモジュールが基体モジュールと、その基体モジュールに取り付けられて間隔を隔てた位置に相対向して配備される第1及び第2の2つのモジュールと、第1及び第2の2つの上記モジュールの対向空間内に配備される中間モジュールとに区別されていて、第1及び第2の2つの上記モジュールがスライド機構を介して対向方向にスライド可能に取り付けられていると共に、これら2つのモジュールと上記中間モジュールとが、モジュール連結機構を介し、上記対向方向で係合した状態で連結されており、モジュールの連結箇所に多くのねじ止め箇所がないので、構体の組立性を改善して組立ラインが整備しやすくなるという効果が奏される。また、構体の組立分解作業も容易になる。さらに、複数に分割されたモジュールのうちの1つのモジュール(中間モジュール)を取り外すだけで、動作制御用電気ユニットのメンテナンスを可能にする構成にすることも可能になるので、そのような構成を採用することによって四肢や首、頭が動くロボットの初期性能を容易に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したロボットの構体を示した概略側面図である。
【図2】 基体モジュールの概略斜視図である。
【図3】 第1モジュールを斜め下方から見て示した概略斜視図である。
【図4】 第2モジュールを斜め下方から見て示した概略斜視図である。
【図5】 中間モジュールの概略正面図である。
【図6】 基体モジュールに第1及び第2の各モジュールを取り付けた状態での概略部分平面図である。
【図7】 第1及び第2の各モジュールが取り付けられた基体モジュールに中間モジュールを取り付けた状態での一部破断部分側面図である。
【図8】 図7のVIII−VIII線に沿う部分の概略拡大断面図である。
【符号の説明】
10 基体モジュール
12 凹所(スペース)
13,14 ガイド溝部
15,16 受面
30 第1モジュール
33,43 凸条
35,45 当り面
37,47 凹部
40 第2モジュール
50 中間モジュール
56,57 凸部
81,82 スライド機構
83,84 モジュール連結機構
100 構体
110 胴体(胴体部分)
S 対向空間

Claims (6)

  1. 複数のモジュールに分割されたロボットの構体において、
    複数の上記モジュールが、基体モジュールと、その基体モジュールに取り付けられて間隔を隔てた位置に相対向して配備される第1及び第2の2つのモジュールと、第1及び第2の2つの上記モジュールの対向空間内に配備される中間モジュールとに区別されていて、第1及び第2の2つの上記モジュールの対向方向に延びるガイド溝部とこのガイド溝に案内される凸条とを有し、これらのガイド溝部と凸条とのうちの一方が上記基体モジュールに具備され、他方が第1及び第2の2つの上記モジュールにそれぞれ具備されてなる2つのスライド機構を備え、第1及び第2の2つの上記モジュールが2つの上記スライド機構を介して対向方向にスライド可能に上記基体モジュールに取り付けられていると共に、上記中間モジュールは、第1及び第2の2つの上記モジュールの対向面に沿ってこれら第1及び第2の2つの上記モジュールの対向空間に嵌め込まれ、第1及び第2の2つの上記モジュールの対向空間に対する上記中間モジュールの嵌脱方向で挿抜可能な凸部と凹部とを有し、これらの凹部と凸部のうちの一方が第1及び第2の2つの上記モジュールに具備され、他方が中間モジュールの一端部と他端部に具備されてなる2つのモジュール連結機構を備え、第1及び第2の2つの上記モジュールと上記中間モジュールとが、2つのモジュール連結機構を介し、第1及び第2の2つの上記モジュールのスライド方向で係合した状態で連結され、上記基体モジュールに、第1及び第2の2つの上記モジュールの対向空間に臨んで開放される凹所が具備されていることを特徴とするロボットの構体構造。
  2. 上記基体モジュールに、第1及び第2の2つの上記モジュールのそれぞれに具備された当り面に当接することによりそれらのモジュールの最小対向間隔を定める受面が備わっている請求項1に記載したロボットの構体構造。
  3. 上記凹所は、当該ロボットの動作制御用電気ユニットを配備するためのスペースである請求項1又は請求項2に記載したロボットの構体構造。
  4. 上記当り面が第1及び第2の2つのモジュールの内向き端面によって形成され、上記受面が、上記ガイド溝の内側端部に具備されている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載したロボットの構体構造。
  5. 上記基体モジュールと第1及び第2の2つの上記モジュールと上記中間モジュールとが、四肢動物を象った上記構体の胴体部分を形成している請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載したロボットの構体構造。
  6. 上記基体モジュールによって上記胴体の下半部が形成され、上記第1及び第2の2つの上記モジュールと上記中間モジュールとによって上記胴体の上半部が形成されている請求項5に記載したロボットの構体構造。
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