JP3653238B2 - Mold for ball molding - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンダーカットを有するボール金型を容易に成形しうるボール金型成形用の成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
図22(c)に示すように、いわゆる軟球やソフトボールといった成形ボール1には、投球時の指の引っかかりを確保するため、多数の縫い糸隆起2…が形成される。この縫い糸隆起2は、同図(a)、(b)に示すように、ダンベル状の2枚のシートS、Sを、各シートSの合わせ目Seの両側に跨り縫製した硬球等の縫製ボール3の縫い糸2aに近似した外観で形成されている。
【0003】
前記成形ボール1は、ボール金型により成形される。図1、図2に示すように、ボール金型Maは、成形ボール1の半割体を成形する一対のボール半割成形金型M、Mから構成される。ボール半割成形金型Mの成形面には、成形ボール1の縫い糸隆起2を形成するための縫い糸凹部4が多数形成される。
【0004】
ところで、このようなボール半割成形金型Mを鋳造(ダイカスト)により製造する場合、分割面G付近に傾けられた縫い糸凹部4は脱型に際してアンダーカットとなる。このため、従来では縫い糸凹部4を成形する部分に砂型を用いるか、或いはアンダーカットとなる縫い糸凹部の箇所については平坦に成形し、脱型後に切削加工にて縫い糸凹部4を彫り込んで形成すること等が行われている。しかしながら、砂型を用いる場合には、生産性が悪化する他、コスト高となり、また後加工を行うものでは、縫い糸凹部4を手彫りで彫り込む必要があるため、製造に要する時間も大となり生産性が悪いという問題がある。また成形ボール表面に、意匠的効果を狙ってディンプル状の凹みが多数形成することが行われているが、このような凹みを成形するための凸部を金型に形成する際も脱型時にアンダーカットとなるため手彫りが主流となっている。
【0005】
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、組立式の中子型部を用いることを基本として、ボール半割成形金型の成形面においてアンダーカット部を成形できかつ干渉を生じることなく脱型しうることにより、生産性を向上しうるボール金型成形用の成形金型を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載の発明は、外表面に隆起又は凹みを形成した成形ボールの半割体を成形するボール半割成形金型を鋳造するボール金型成形用の成形金型であって、前記ボール半割成形金型の前記成形ボールの半割体の外表面を形成する半球の凹状内面を成形する中子型部と、前記凹状内面以外の面を成形する基型部とからなり、前記中子型部は、前記凹状内面の頂点部分を含むセンター領域を成形する中央の中子と、この中央の中子と合わせ目で分離可能かつこの中央の中子の両側に配されて中央の中子の外側領域の一部を成形する一対の外の中子と、前記中央の中子、外の中子と合わせ目で分離可能かつ前記外の中子と交差する向きで前記中央の中子の両側に配され前記外側領域の残部を成形する一対の側の中子とを含み、前記中央の中子は、前記頂点部分からの半径方向に沿って内方に移動でき、かつ前記一対の外の中子は、中央の中子の移動により生じるセンター領域内に前記半径方向に対して内方かつ一対の外の中子が接近する向きに移動するとともに、前記一対の側の中子は、中央の中子、外の中子の各移動により生じた領域内に半径方向に対して内方かつ一対の側の中子が接近する向きに移動しうる一方、少なくとも側の中子と外の中子とは、その成形面に、前記ボール半割成形金型に凹部又は隆起を成形するための隆起又は凹部を具えることを特徴としている。
【0007】
また請求項2記載の発明は、前記ボール半割成形金型は、ダンベル状の2枚のシートを、各シートの合わせ目の両側を跨り縫製することにより縫い糸隆起を形成した外観の外表面を有する成形ボールの半割体を成形する前記凹状内面を具えるとともに、少なくとも前記側の中子と前記外の中子とは、その成形面に、前記縫い糸隆起を間隔を隔てて形成したことを特徴とする請求項1記載のボール金型成形用の成形金型である。
【0008】
また請求項3記載の発明は、前記ボール半割成形金型は、ディンプル状の凹みを形成した外表面を有する成形ボールの半割体を成形する前記凹状内面を具えるとともに、少なくとも前記側の中子と前記外の中子とは、その成形面に、前記ディンプル状の凹みを複数個形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のボール金型成形用の成形金型である。
【0009】
また請求項4記載の発明は、前記中央の中子は、前記合わせ目間が狭小の最くびれ部を前記凹状内面の天球頂点として、前記最くびれ部内の頂点部分と最くびれ部の近傍の合わせ目に至る延長部とを含む前記センター領域を成形するとともに、前記一対の外の中子は、前記合わせ目に沿って分割されかつ合わせ目の外側領域を成形し、しかも前記一対の側の中子は、前記合わせ目の間かつ前記中央の中子の両側領域を成形することを特徴とする請求項2又は3記載のボール金型成形用の成形金型である。
【0010】
また請求項5記載の発明は、前記側の中子と、外の中子とは、半径方向に対して35〜55゜の傾斜で斜め内方に移動することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のボール金型成形用の成形金型である。
【0011】
また請求項6記載の発明は、前記中央の中子は、その成形面において、ボールの規格を表示する表示部を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のボール金型成形用の成形金型である。
【0012】
また請求項7記載の発明は、前記延長部は、最くびれ部を通る最短線に対して5〜45゜の角度で傾斜することを特徴とする請求項4に記載のボール金型成形用の成形金型である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
第1実施形態のボール金型成形用の成形金型9は、図19に示したように、縫製ボール3の外観の外表面(ないしこれに近似した外表面を含む。)を有する成形ボール1の半割体を成形するボール半割成形金型Mを成形するためのものが例示される。なお「縫製ボール」とは、前記の如くダンベル状の2枚のシートS、Sを、各シートSの合わせ目Seの両側に跨り縫い糸2aで縫製したものをいう。
【0014】
本発明の説明に先立ち、前記ボール半割成形金型Mについて説明する。
ボール半割成形金型Mは、図1、図2に示すように、本例では円筒状をなす基筒部6の一方にフランジ部6Aを連設するとともに、該基筒部6の内部に、成形ボール1の半割体の外表面を形成する半球の凹状内面7を具えたものを例示する。前記基筒部6の外周面には、適宜補強リブ6Bなどが形成される。
【0015】
前記凹状内面7には、成形ボール1に縫い糸隆起2を形成するための縫い糸凹部4が複数個形成されている。この縫い糸凹部4は、前記シートSの合わせ目Se(なお「合わせ目Se」は縫製ボール3についてのものではあるが、本明細書では便宜上、この合わせ目に対応する成形ボール1、ボール半割成形金型M及び成形金型9の各位置にも同じ名称、符号を用いることとする。)の両側に形成され、しかもこの合わせ目Seに沿って隔設される。縫い糸凹部4の深さ、大きさなどは、必要により適宜定められ特に限定されないが、例えばその深さを0.6〜5mm程度とするのが好ましい。また縫い糸凹部4の形状は、矩形、楕円形、あるいはこれらを組み合わせたものなど種々の形状が採用できる。
【0016】
本実施形態のボール半割成形金型Mは、ダンベル状のシートSの合わせ目Se、Se間が最も狭小となる部分jを前記凹状内面7の天球頂点Pに配している。天球頂点Pとは、凹状内面7の最凹部、換言すれば、分割面Gと直角方向の最深部である。また凹状内面7には、成形ボール1の規格(例えば「軟式A号」の文字「A」など)を表示する表示部m(図18(c)参照)を成形するための表示成形部8が形成されている。なお該ボール半割成形金型Mは、例えば各種の金属材料により形成されるが、好ましくはアルミニウム合金が望ましい。
【0017】
次に本実施形態のボール金型成形用の成形金型9(以下、単に「成形金型9」ということがある。)について説明する。図3〜図7に示すように、本実施形態の成形金型9は、移動型D1と固定型D2とを含んで構成される。なお図示省略しているが、この移動型D1と固定型D2との相対移動をガイドしかつ型締め、開放等をなしうる型締め装置が適宜付設される。
【0018】
本例の移動型D1は、ボール半割成形金型Mの半球の前記凹状内面7を主に成形する中子型部10を具える。他方、固定型D2は、前記凹状内面7以外の面を成形する基型部11の主要部分11aを具える。なお図3は、図5、図6のA−A線方向の断面図、図4は、図5、図6のB−B線方向の断面図をそれぞれ示している。
【0019】
前記移動型D1は、図3〜5、図7に示す如く、矩形状をなす第1の移動型50と、この第1の移動型50の前方に位置しかつ第1の移動型50に対して接離可能に配された矩形状の第2の移動型51とから構成されたものを示す。第1の移動型50は、略中央部に開口52が形成されるとともに、その後端側には連結材53を介して支持板54が固着される。支持板54には、後述する中央の中子12を移動させるシリンダ30が取り付けられている。また前記開口52は、図3に示す断面において、シリンダ30の軸方向に沿う水平面55と、この水平面55に連なりかつ第2の移動型に向かって約45゜の角度で広がる斜面部56、56とを具える。
【0020】
第2の移動型51は、前記第1の移動型51側に配されるベース部51aと、このベース部51aの凹所60に填め込まれた平面視が略矩形状をなす取付枠51bとから構成される。第2の移動型51にも、図5に示す如く、その略中央部に開口57が形成されている。開口57は、図5に示すように、ベース部51aを貫通しかつ第1の移動型50に向かって広がる斜面を含む内開口部57aと、取付枠51bを貫通しかつ前記内開口部57aに連なる略円筒状の外開口部57bとを含む。そして第1の移動型51aの開口52と、第2の移動型51bの開口55とが形成する空所に、前記中子型部10が配されている。なお中子型部10は、その半球状の先端部を前記取付枠51bの外開口部57b内に臨ませて位置するとともに、取付枠51bと当接し前方(固定型D2側)への移動が規制されている。
【0021】
前記固定型D2は、本例では図6に略示する如く、ベース部59と、このベース部59の凹所59aに取り付けされかつ前記移動型D1に向き合う取付枠60とから構成されたものを示す。固定型D2には、ボール半割成形金型Mの原材料である溶融金属が供給される給湯口61、湯道62が形成される、また固定型D2には、ボール半割成形金型Mの凹状内面7以外の面、本例では主として背面部分を成形する基型部11の主要部分11aが形成されている。
【0022】
この基型部11の形状などは特に限定されず、種々のものが採用できる。本例では基型部11の主要部分11aとして、内部を半球状凹部64とする円筒壁面63を含んでいる。また円筒壁面63の周囲にはボール半割成形金型Mの前記フランジ部6Aを形成する矩形凹部65などが形成される。なお本例では、前記移動型D1の取付枠51bに形成された外開口部57bの一部が基型部11の残余部分11bを構成している。
【0023】
図3、図4に示すように、移動型D1と可動型D2とを密に合わせ型締めすることによって、前記中子型部10と前記基型部11とで囲まれかつボール半割成形金型Mを成形するためのキャビティEが形成される。このキャビティEには、移動型D1と固定型D2との割面部に設けたガス抜き通路67(図4に示す)から排気手段(図示省略)が連係している。また、移動型D1と固定型D2とは、型合わせ位置を整一させるジグザグ面からなる型位置合わせ具68などが適宜設けられている。
【0024】
前記中子型部10は、図8〜図10に示すように、中央の中子12と、この中央の中子12の両側に配されて中央の中子12の外側領域の一部を成形する一対の外の中子13、13と、この一対の外の中子13と交差する向きで前記中央の中子12の両側に配され前記外側領域の残部を成形する一対の側の中子14、14とから構成され、本例では組立により正面視が十字状をなすものを例示する。なお図8において、Z軸方向が図5、図6のA−A線方向を示し、Y軸方向が同B−B線方向を示す。中子型部10は、中央の中子12、外の中子13及び側の中子14を組み立てることにより、図8、図9に示すように、前記凹状内面7を成形しうる成形表面を有する半球状で凸となる。
【0025】
図9に示すように、前記中央の中子12は、前記合わせ目Se、Se間の距離Kが狭小の最くびれ部20をボール半割成形金型Mの凹状内面7の天球頂点Pに向けるとともに、この最くびれ部20内の頂点部分12aと、この頂点部分12aから小巾で最くびれ部20の近傍の合わせ目Seに至る延長部12b、12bとを含むセンター領域を成形するものを例示する。前記頂点部分12aは、前記距離Kよりも直径を小とした円形状をなし、本例では前記表示成形部8を成形するための表示部70を凹設又は凸設している。またこの頂点部分12aの割目Lが、表示部7の輪郭線模様(本例では円)と実質的に整一させている。これにより、頂点部分12aの割目Lによるバリが表示成形部8と一体化し目立ちにくく品質の優れたボール半割成形金型Mを製造できる。
【0026】
また延長部12b、12bは、小巾をなすとともに本例では最くびれ部20を通る最短線Nに対して例えば5〜45゜の角度αで傾斜して合わせ目Seにのびるものが示される。延長部12bの幅dは特に限定配されないが、後述する側の中子14の脱型時の移動量を確保するため、例えば2mm以上とすることが望ましい。また本例では、この延長部12の合わせ目Se近傍の端部に、ボール半割成形金型Mに縫い糸凹部4を成形しうる縫い糸隆起5が各1個形成されたものを示す。なお延長部12bの形状は適宜変形できる。
【0027】
また中央の中子12は、図4に示すように、前記中子型部10の成形表面から後方に伸びる主軸部12Aと、この主軸部12Aの後端に形成された大径の段付き部12Bと、この段付き部12Bからさらに後方にのびる継ぎ軸12Cとを具えている。中子型部10の組立時には、前記主軸部12Aは、前記外の中子13、側の中子14の割面ないしその内面に当接保持されている。また主軸部12Aは、前記頂点部分12aから抜け勾配を有して後方にのびるテーパ軸部に、前記延長部12b、12bを後方に延在させたリブ体を一体に形成して構成される。また継ぎ軸12Cの後端は、前記シリンダ30のピストンロッド30Aに連結されている。そして、中子型部10は、シリンダ30のピストンロッド30Aを縮めることにより、中央の中子12を天球頂点Pからの半径方向(すなわち、シリンダ30の軸線方向であり、以後、特に断りがない場合、「半径方向」はこの方向を意味する。)に沿って内方に移動させることができる。また図13、図14に示すように、この中央の中子12の移動により、後述の外の中子13を移動させるための空所を形成できる。
【0028】
前記外の中子13は、前記中央の中子12と合わせ目Seで分離可能かつこの中央の中子12の両側に配されて中央の中子12の外側領域の一部を成形する一対のものからなる。より具体的には、一対の外の中子13、13は、前記合わせ目Seに沿って分割されかつ合わせ目Seの外側を成形しうる。この外の中子13は、凹状内面7を形成する成形面を有する成形部13aと、その後方に側方(図8、図9ではZ軸方向)へ張り出すとともに後方にのびるブロック状の作動片13bとを一体に具えて構成されたものを示す。前記成形面には、ボール半割成形金型Mに縫い糸凹部4を成形しうる縫い糸隆起5が、前記合わせ目Seに沿って隔設される。
【0029】
前記作動片13bは、図3のように固定型D1の開口52、開口57によって保持されるとともに、Y軸方向には移動不能に支持されている。また作動片13bの内面は、図3に示す中子型部10の組立時、中央の中子12の段付き部12Bと密に当接しうる。これにより、中央の中子12は、シリンダ30を伸張させる際に、外の中子13の作動部内面に段付き部12Bを衝合させることで、その成形面を該外の中子13の成形面と同一の半球面上に位置合わせできる。また、外の中子13には、この外の中子13を移動させるための角穴状の孔部16が凹設されており、この孔部16には、外の中子移動具71が連係している。
【0030】
図10に示すように、本実施形態の外の中子移動具71は、一対の外の中子13それぞれに設けられている。該外の中子移動具71は、Y軸方向に沿って配されたシリンダ72と、そのピストンロッド72aに固着されたスライド軸73とを具える。スライド軸73は、軸心がピストンロッド72aと平行にのびる基部73Aと、該基部73Aの先端部に形成されかつ斜めに傾く斜軸部73bとから構成される。基部73Aは、ガイド手段(図示省略)により、その軸中心線方向にのみスライド可能にガイドされる。
【0031】
前記斜軸部73bは、前記基部73Aに対して斜めに傾くとともに前記作動片13bに設けた孔部16に摺動自在に挿入されている。また斜軸部73Bは、本例ではその軸中心線が前記第1の固定型50の開口52に設けた斜面56と平行をなすととも前記中央の中子12に近づく向きに傾斜している。また前記孔部16も、図3のI−I断面である図11(A)の如くこの斜軸部73bと同じ向きで斜めに傾いてのびる。
【0032】
前記中央の中子12を内方に移動させると、この中子12が占めていた空所が形成される。その後、外の中子移動具71を駆動させる。すなわち、本例ではシリンダ72のピストンロッド72aを縮めることにより、斜軸部73Bが孔部16から引き抜かれる向きに移動する。この斜軸部73Bの移動に伴い、Y軸方向の移動を規制された外の中子13は、孔部16の傾きによって、図12、図15に示す如く、一対の外の中子13を半径方向に対して内方かつ互いに接近する斜めの向きに移動させうる。
【0033】
この外の中子13の移動は、その内面が、内方に移動した中央の中子12の段付き部12B等と当接することにより規制され停止する。特に好ましくは、外の中子13を半径方向に対して35〜55゜の傾斜で斜め内方に移動させるのが良い。このような移動の向き及びストロークは前記孔部16、斜軸部73Bの傾きを調節することでなしうる。また斜軸部73B、孔部16の傾きを逆向きとし、シリンダ72を伸張させることで外の中子13を内方に移動させても良い。また外の中子13の内方への移動に際して、この外の中子13が側の中子14と干渉しないよう適宜両者の合わせ面を加工している。
【0034】
前記一対の側の中子14は、図9に示したように、本例では前記合わせ目Se、Seの間かつ前記中央の中子12の両側領域を形成する一対からなるものを例示する。この側の中子14は、凹状内面7を形成する成形面を有する成形部14aと、その後方に側方(図8、図9ではY軸方向)へ張り出すとともに後方にのびるブロック状の作動片14bとを一体に具えて構成される。
【0035】
側の中子14の成形面には、ボール半割成形金型Mに縫い糸凹部4を成形しうる縫い糸隆起5が、前記合わせ目Seに沿って隔設されている。前記作動片14bも、固定型D1の開口52によって保持されるとともに、Z軸方向には移動不能に支持されている。また作動片14bの内面は、図4に示す中子型部10の組立時、中央の中子12の主軸部12A、段付き部12Bと当接することにより、中央の中子12、外の中子13と成形面を整一できる。また、側の中子14には、この側の中子14を移動させるための角穴状の孔部19が凹設されており、この孔部19には、側の中子移動具75が連係している。
【0036】
図10に示すように、本実施形態の側の中子移動具75は、一対の側の中子14、14をともに移動させるものが示され、Z軸方向に沿って配されたシリンダ76と、そのピストンロッド76aに固着された連結板80を介して固着されたスライド軸77、77とを具える。前記スライド軸77は、軸心がピストンロッド76aと平行にのびる基部77Aと、該基部77Aの先端部に形成された斜軸部77Bとから構成される。基部77Aは、ガイド手段(図示省略)により、その軸中心線方向にのみスライド可能にガイドされている。
【0037】
前記斜軸部77Bは、前記基部77Aに対して斜めに傾くとともに前記作動片14bに設けた孔部19に摺動自在に挿入されている。また斜軸部77Bは、本例ではその軸中心線が、図4に示す如く、前記作動片14bの後端に設けた半径方向に対して45度で傾く面取り状の斜面14dと平行をなすととも前記中央の中子12に近づく向きに傾斜している。また前記孔部19も、図4のII−II断面である図11(B)の如く、この斜軸部77Bと同じ向きで斜めに傾いてのびる。
【0038】
中央の中子12、外の中子13を内方に移動させると、これらの中子12、13が占めていた空所が形成される。その後、側の中子移動具75を駆動させる。すなわち、本例ではシリンダ76のピストンロッド76aを縮めることにより、斜軸部77Bが孔部19から引き抜かれる向きに移動する。この斜軸部77Bの移動に伴い、Z軸方向の移動を規制された側の中子14は、孔部19の傾きによって、一対の側の中子14を半径方向に対して内方かつ互いに接近する斜めの向きに移動させうる。特に好ましくは、側の中子14を半径方向に対して35〜55゜の傾斜で斜め内方に移動させるのが良い。なおこの側の中子14の角穴19は、外の中子13の孔部16よりも前方に位置しており、前記各シリンダ72、76、スライド軸73、77の干渉が防止される。
【0039】
次にこのような成形金型9を用いてボール半割成形金型Mを成形する製造方法の一例を説明する。先ず図3、図4に示すように、成形金型9の移動型D1、固定型D2を合わせて型締めし初期位置にセットするとともにガス抜き部67からキャビティE内の空気を排気する。次に、給湯口61からアルミニウム合金などの溶融金属を供給する。供給された溶融金属は、湯道62を通り中子型部10及び基型部11とで形成されたキャビティEへと充填される。充填された溶融金属は、移動型D1、固定型D2の冷却により、キャビティEと同形状に固化しボール半割成形金型Mとして鋳造される。
【0040】
次に、図13、図14に示す如く、移動型D1を固定型D2に対して数ミリ、例えば2〜5mm程度の小距離Fで離間させる。移動型D1に設けられた中子型部10は、その縫い糸隆起5が、ボール半割成形金型Mの分割面付近の縫い糸凹部4をアンダーカットとして成形しているため、移動型D1の離間によりボール半割成形金型Mは、移動型D1側に一体化し固定型D2の基型部12の主要部分11aから脱型される。
【0041】
また、ボール半割成形金型Mを移動側D2から脱型した後、シリンダ30のピストンロッド30Aを縮める。これにより中央の中子12を半径方向にかつ内方に移動できる。中央の中子12は、ボール半割成形金型Mの凹状内面7から内方に半径方向に後退するため、その延長部12b、12bに形成された縫い糸隆起5はボール半割成形金型Mと干渉せずに脱型できる。また中央の中子12の後退によって、中央の中子12が占めていた空所が形成される。
【0042】
次に前記の如く外の中子移動具71を駆動する。これにより、図15に示すように、外の中子13を、半径方向に対して互いに接近する向きでかつ斜め内方、好ましくは半径方向に対して35〜45゜の角度で移動させうる。このように、外の中子13は、互いに接近する向きに斜め内方に移動するため、アンダーカットとなる外の中子13の成形面に設けた縫い糸隆起5とボール半割成形金型Mの縫い糸凹部4とが干渉を生じることなく脱型できる。
【0043】
次に、図16、図17に示すように、固定具90を外し、第1の移動型50と第2の移動型51とを離間させる。この際、ボール半割成形金型Mから既に離型している中央の中子12、外の中子13は、第1の移動型50とともに第2の移動型51から取り外しできる。一方、第2の移動型51には、基型部11の残余部分11bにボール半割成形金型Mが嵌着保持されるとともに、その凹状内面7には、ボール半割成形金型Mのアンダーカットによって一対の側の中子14が一体化している。
【0044】
この状態において、前記の如く、側の中子移動具75を駆動する。これにより、側の中子14は、図18に示すように、中央の中子12、外の中子13の移動により生じた空間内に半径方向に対して内方かつ内方への移動により一対の外の中子14、14が接近する向きに移動しうる。このように、側の中子14においても、互いに接近する向きでかつ斜め内方に移動しうるため、アンダーカットとなる側の中子14の成形面に設けた縫い糸隆起5とボール半割成形金型Mの縫い糸凹部4とが干渉を生じることなく脱型できる。しかる後、基型部11bからボール半割成形金型Mを取り外しできる。この取り外しに際しては、例えばイジェクタピンなどを前記ボール半割成形金型Mの補強リブ6Bの上面に押し当てて自動的に取り外しを行うこともできる。
【0045】
以上のように、本実施形態のボール金型成形用の成形金型9では、中子型部10を用いつつ、脱型時にはこれらが鋳造されるボール半割成形金型Mのアンダーカットと干渉しないように移動させることによって、ボール半割成形金型Mの縫い目状凹部4を容易に成形できボール金型の生産性を向上しうる。即ち、従来のように、砂型や後加工による縫い糸凹部4の手彫り作業などを低減しうる。また中子型部10を、ダンベル状の2枚のシートS、Sの合わせ目Seで分割しているため、鋳造されたボール金型においてバリ等が目立ち難い。
【0046】
また上記実施形態では、中子型部10の外の中子13、側の中子14を移動させる移動具として、斜めにのびる角穴と斜軸体73B、77Bとを用いたものを例示したが、これに限定されるものではなく、種々の中子移動具を用いることができる。
【0047】
図19、図20には、本発明の第2実施形態として、ボール半割成形金型M、中子型部10がそれぞれ示されている。この例では、前記ボール半割成形金型Mは、ディンプル状の凹みを形成した外表面を有する成形ボール(図示省略)の半割体を成形するものを示す。即ち、ボール半割成形金型Mの記凹状内面7には、前記ディンプル状の凹みを成形するための隆起iが複数個形成されている。なお他の部分については前記第1実施形態と同じ構成を採用している。
【0048】
他方、中子型部10には、本例では前記側の中子13と前記外の中子14との成形面に、前記ディンプル状の凹みnを複数個形成している。そして、この凹みnにより、前記ボール半割成形金型Mの凹状内面7に隆起iを形成できる。またこのような中子型部10の凹みnと、前記凹状内面の隆起iとは、上述のように、中央の中子12、外の中子13及び側の中子を内引きすることにより、アンダーカット部での干渉を防止しつつ脱型できる。
【0049】
図21(A)、(B)には、中子型部10の合わせ目の変形例を示す。
図21(A)では、合わせ目Se、Se間に円弧状の合わせ目Stを新たに設けている。これにより、中央の中子12が瓢箪状で形成される。同図(B)のものは、中央の中子12を円形で区画する円形状の合わせ目Suと、円周線をのびる合わせ目Siとで中子型部10が分割される。このように、本発明は、種々の態様で実施しうる。
【0050】
【発明の効果】
上述したように、ボール半割成形金型を成形する本発明の成形金型は、中子型部を用いてその凹状内面を成形しうるとともに、中子型部は、中央の中子、外の中子、側の中子をそれぞれアンダーカットと干渉しないように移動させ得る。従って、ボール半割成形金型の凹状内面に形成されかつアンダーカットとなる縫い糸状の隆起やディンプル状の凹みを鋳造によって容易に成形しかつ脱型できる。これにより、金型の凹状内面について、成形後の手彫りや後加工を最小限に抑えつつ金型を製造できボール半割成形金型の生産性を大幅に向上しうる。また中子型部は、ダンベル状の2枚のシートの合わせ目で分割するときには、この分割面で生じる金型のバリが合わせ目に沿うため外観的にも優れたものとなる。
【0051】
また前記側の中子と、外の中子とは、半径方向に対して35〜55゜の傾斜で斜め内方に移動させるときには、より効果的にアンダーカットとの干渉することなく中子型部を脱型しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボール金型の断面図である。
【図2】その斜視図である。
【図3】本発明の実施形態のボール金型成形用の成形金型の断面図である。
【図4】図3と直角な向きのボール金型成形用の成形金型の断面図である。
【図5】移動型の部分斜視図である。
【図6】固定型の斜視図である。
【図7】移動型の平面図である。
【図8】中子型部の斜視図である。
【図9】中子型部の拡大正面図である。
【図10】中子型部の正面図である。
【図11】(A)は図3のI−I断面図、(B)は図4のII−II断面図である。
【図12】中子型部の正面図である。
【図13】中央の中子を後退させた状態の成形金型の断面図である。
【図14】図13と直角な向きの断面図である。
【図15】外の中子を後退させた状態を示す成形金型の断面図である。
【図16】第1の移動型と第2の移動型とを離間させた状態を示す拡大断面図である。
【図17】図16と直角な向きの拡大断面図である。
【図18】側の中子を後退させた状態を示す成形金型の拡大断面図である。
【図19】本発明の他の実施形態を示すボール金型の斜視図である。
【図20】そのボール金型の凹状内面を成形する中子型部の斜視図である。
【図21】中子型部の合わせ目の変形例をしめす正面図である。
【図22】(a)はダンベル状のシートを示す平面図、(b)はダンベル状のシートを用いて縫製した縫製ボールの正面図、(c)はこの縫製ボールを擬似した成形ボールの正面図である。
【符号の説明】
1 成形ボール
S ダンベル状のシート
Se 合わせ目
2、2a 縫い糸隆起
3 縫製ボール
4 縫い糸凹部
5 縫い糸隆起
7 凹状内面
9 ボール金型成形用の成形金型
10 中子型部
11 基型部
12 中央の中子
13 外の中子
14 側の中子
20 最くびれ部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a molding die for molding a ball die that can easily mold a ball die having an undercut.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
As shown in FIG. 22 (c), a large number of
[0003]
The molded ball 1 is molded by a ball mold. As shown in FIGS. 1 and 2, the ball mold Ma is composed of a pair of ball half-molding molds M and M that mold a half of the molded ball 1. A large number of
[0004]
By the way, when such a ball half mold M is manufactured by casting (die casting), the sewing thread recessed
[0005]
The present invention has been devised in view of the above problems, and based on the use of an assembly-type core mold part, an undercut part can be formed on the molding surface of a ball half-molding mold, and It is an object of the present invention to provide a molding die for ball die molding which can improve productivity by being able to be removed without causing interference.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
Among the present inventions, the invention described in claim 1 is a ball mold forming die for casting a ball half mold for forming a half of a formed ball having a bulge or a recess formed on the outer surface. A core mold part for forming the concave inner surface of the hemisphere forming the outer surface of the half of the molded ball of the ball half mold, and a base part for molding a surface other than the concave inner surface The core part is separable from the central core that forms the center region including the apex portion of the concave inner surface, and the central core can be separated at the joint, and is arranged on both sides of the central core. A pair of outer cores forming a part of the outer region of the central core, the central core, the outer core being separable from the outer core and in a direction intersecting with the outer core A pair of side cores arranged on both sides of the central core and forming the remainder of the outer region, The central core can move inward along the radial direction from the apex portion, and the pair of outer cores can move relative to the radial direction in the center region caused by the movement of the central core. The pair of outer cores move inward and in a direction in which the pair of outer cores approach each other, and the pair of side cores move in a radial direction within a region generated by the movement of the central core and the outer core. While the inner core and the pair of side cores can move in the approaching direction, at least the side core and the outer core form a recess or a bulge in the ball half mold on the molding surface. It is characterized by having a ridge or a recess for doing so.
[0007]
According to a second aspect of the present invention, in the ball half-molding mold, the outer surface of the appearance in which the bulges of the sewing thread are formed by sewing two dumbbell-shaped sheets across both sides of the seam of each sheet. And having the concave inner surface for forming a half of the molded ball having, and at least the side core and the outer core formed the sewing thread ridges on the molding surface at intervals. 2. A molding die for molding a ball die according to claim 1.
[0008]
According to a third aspect of the present invention, the ball half mold includes the concave inner surface that forms a half of a molded ball having an outer surface on which a dimple-like recess is formed, and at least the side of the mold is formed. 3. The molding die for molding a ball die according to claim 1, wherein the core and the outer core have a plurality of the dimple-like recesses formed on the molding surface thereof.
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, the central core is formed by aligning the apex portion in the constricted portion and the vicinity of the constricted portion with the narrowest constricted portion having a narrow gap between the constricted portions as the celestial apex of the concave inner surface. Forming the center region including an extension that reaches the eyes, and the pair of outer cores are divided along the seam and form an outer region of the seam, 4. The molding die for molding a ball die according to
[0010]
According to a fifth aspect of the present invention, the inner core and the outer core move obliquely inward with an inclination of 35 to 55 degrees with respect to the radial direction. 4. A molding die for molding a ball die according to any one of 4 above.
[0011]
According to a sixth aspect of the present invention, in the ball mold according to any one of the first to fifth aspects, the central core has a display portion for displaying a ball standard on the molding surface. This is a molding die for molding.
[0012]
The invention according to
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 19, the molding die 9 for molding a ball die of the first embodiment has a molded ball 1 having an outer surface (or an outer surface similar to this) of the appearance of the
[0014]
Prior to the description of the present invention, the ball half mold M will be described.
As shown in FIGS. 1 and 2, the ball half-molding mold M has a
[0015]
A plurality of sewing thread recesses 4 for forming the
[0016]
In the ball half-molding mold M of this embodiment, a portion j where the gap between the joints Se, Se of the dumbbell-shaped sheet S is the narrowest is arranged at the celestial apex P of the concave
[0017]
Next, a
[0018]
The movable mold D1 of the present example includes a
[0019]
As shown in FIGS. 3 to 5 and FIG. 7, the movable mold D <b> 1 includes a first
[0020]
The second
[0021]
In this example, the fixed die D2 is composed of a
[0022]
The shape of the
[0023]
As shown in FIGS. 3 and 4, the movable mold D1 and the movable mold D2 are closely aligned and clamped so as to be surrounded by the
[0024]
As shown in FIGS. 8 to 10, the
[0025]
As shown in FIG. 9, the
[0026]
In addition, the
[0027]
As shown in FIG. 4, the
[0028]
The
[0029]
As shown in FIG. 3, the
[0030]
As shown in FIG. 10, the outer
[0031]
The
[0032]
When the
[0033]
The movement of the
[0034]
As shown in FIG. 9, the pair of
[0035]
On the molding surface of the core 14 on the side,
[0036]
As shown in FIG. 10, the side
[0037]
The
[0038]
When the
[0039]
Next, an example of a manufacturing method for forming the ball half mold M using such a
[0040]
Next, as shown in FIGS. 13 and 14, the movable mold D1 is separated from the fixed mold D2 by a small distance F of several millimeters, for example, about 2 to 5 mm. The
[0041]
Further, after the ball half mold M is removed from the moving side D2, the
[0042]
Next, the outer
[0043]
Next, as shown in FIGS. 16 and 17, the
[0044]
In this state, the side
[0045]
As described above, in the molding die 9 for molding the ball mold of the present embodiment, the
[0046]
Moreover, in the said embodiment, the thing using the square hole and
[0047]
19 and 20 show a ball half-molding mold M and a
[0048]
On the other hand, the
[0049]
21A and 21B show a modification of the joint of the
In FIG. 21A, an arc-shaped joint St is newly provided between the joints Se and Se. Thereby, the
[0050]
【The invention's effect】
As described above, the molding die of the present invention that molds the ball half-molding die can mold the concave inner surface using the core mold portion, and the core mold portion includes the central core, the outer core The core and the side core can be moved so as not to interfere with the undercut. Therefore, it is possible to easily mold and remove the sewing thread-like bulge and dimple-like dent formed on the concave inner surface of the ball half-molding mold and forming an undercut by casting. As a result, the mold can be manufactured while minimizing manual engraving and post-processing on the concave inner surface of the mold, and the productivity of the ball half mold can be greatly improved. Further, when the core part is divided at the joint of the two dumbbell-shaped sheets, the burrs of the mold generated on the split surface follow the joint, so that the appearance is excellent.
[0051]
Further, when the inner core and the outer core are moved obliquely inward at an inclination of 35 to 55 ° with respect to the radial direction, the core type is more effectively prevented from interfering with the undercut. The part can be demolded.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a ball mold.
FIG. 2 is a perspective view thereof.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a molding die for molding a ball die according to an embodiment of the present invention.
4 is a cross-sectional view of a molding die for molding a ball die in a direction perpendicular to FIG. 3. FIG.
FIG. 5 is a partial perspective view of a movable type.
FIG. 6 is a perspective view of a fixed mold.
FIG. 7 is a plan view of a movable type.
FIG. 8 is a perspective view of a core mold part.
FIG. 9 is an enlarged front view of a core mold part.
FIG. 10 is a front view of a core mold part.
11A is a cross-sectional view taken along the line II in FIG. 3, and FIG. 11B is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG.
FIG. 12 is a front view of a core mold part.
FIG. 13 is a cross-sectional view of the molding die in a state where the central core is retracted.
14 is a cross-sectional view in a direction perpendicular to FIG.
FIG. 15 is a sectional view of a molding die showing a state in which an outer core is retracted.
FIG. 16 is an enlarged cross-sectional view showing a state where the first movable mold and the second movable mold are separated from each other.
17 is an enlarged sectional view in a direction perpendicular to FIG.
FIG. 18 is an enlarged cross-sectional view of a molding die showing a state in which the side core is retracted.
FIG. 19 is a perspective view of a ball mold showing another embodiment of the present invention.
FIG. 20 is a perspective view of a core mold part for forming a concave inner surface of the ball mold.
FIG. 21 is a front view showing a modification of the joint of the core mold part.
22A is a plan view showing a dumbbell-shaped sheet, FIG. 22B is a front view of a sewing ball sewn using the dumbbell-shaped sheet, and FIG. 22C is a front view of a molded ball simulating the sewing ball. FIG.
[Explanation of symbols]
1 Molded ball
S Dumbbell-shaped sheet
Se seam
2, 2a Raising of sewing thread
3 Sewing balls
4 Sewing thread recess
5 Sewing thread uplift
7 concave inner surface
9 Molds for ball molds
10 Core mold part
11 Basic part
12 Central core
13 Outer core
14 core
20 The most constricted part
Claims (7)
前記ボール半割成形金型の前記成形ボールの半割体の外表面を形成する半球の凹状内面を成形する中子型部と、前記凹状内面以外の面を成形する基型部とからなり、
前記中子型部は、前記凹状内面の頂点部分を含むセンター領域を成形する中央の中子と、
この中央の中子と合わせ目で分離可能かつこの中央の中子の両側に配されて中央の中子の外側領域の一部を成形する一対の外の中子と、
前記中央の中子、外の中子と合わせ目で分離可能かつ前記外の中子と交差する向きで前記中央の中子の両側に配され前記外側領域の残部を成形する一対の側の中子とを含み、
前記中央の中子は、前記頂点部分からの半径方向に沿って内方に移動でき、かつ前記一対の外の中子は、中央の中子の移動により生じるセンター領域内に前記半径方向に対して内方かつ一対の外の中子が接近する向きに移動するとともに、前記一対の側の中子は、中央の中子、外の中子の各移動により生じた領域内に半径方向に対して内方かつ一対の側の中子が接近する向きに移動しうる一方、
少なくとも側の中子と外の中子とは、その成形面に、前記ボール半割成形金型に凹部又は隆起を成形するための隆起又は凹部を具えることを特徴とするボール金型成形用の成形金型。A mold for forming a ball mold for casting a ball half mold for molding a half of a molded ball having a bulge or depression formed on the outer surface,
The ball half mold comprises a core mold part that molds the concave inner surface of the hemisphere that forms the outer surface of the half body of the molded ball, and a base mold part that molds a surface other than the concave inner surface,
The core mold portion has a central core that forms a center region including a vertex portion of the concave inner surface;
A pair of outer cores separable from the central core at the seam and arranged on both sides of the central core to form a part of the outer region of the central core;
A pair of side cores that are separable from the central core and the outer core at a joint and are arranged on both sides of the central core in a direction intersecting the outer core to form the remainder of the outer region. Including children,
The central core can move inward along a radial direction from the apex portion, and the pair of outer cores can move relative to the radial direction in a center region generated by the movement of the central core. And the pair of outer cores move in the direction in which the pair of outer cores approach each other. While the inner core and the pair of side cores can move toward each other,
At least the side core and the outer core include a bulge or a recess for forming a recess or a bulge in the ball half-molding mold on the molding surface thereof. Molding mold.
少なくとも前記側の中子と前記外の中子とは、その成形面に、前記縫い糸隆起を間隔を隔てて形成したことを特徴とする請求項1記載のボール金型成形用の成形金型。The ball half-molding mold forms a half of a molded ball having an outer surface with an appearance of sewing thread bulges by sewing two dumbbell-shaped sheets across both seams of each sheet. And having the concave inner surface
2. A molding die for molding a ball die according to claim 1, wherein at least the side core and the outer core are formed on the molding surface thereof with the sewing thread ridges spaced from each other.
少なくとも前記側の中子と前記外の中子とは、その成形面に、前記ディンプル状の凹みを複数個形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のボール金型成形用の成形金型。The ball half-molding mold has the concave inner surface for molding a half of a molded ball having an outer surface formed with a dimple-like recess,
3. The molding die for ball mold molding according to claim 1, wherein at least the side core and the outer core have a plurality of the dimple-like recesses formed on the molding surface thereof. Type.
前記一対の外の中子は、前記合わせ目に沿って分割されかつ合わせ目の外側領域を成形し、
しかも前記一対の側の中子は、前記合わせ目の間かつ前記中央の中子の両側領域を成形することを特徴とする請求項2又は3記載のボール金型成形用の成形金型。The center core includes the narrowest constricted portion with a narrow gap between the constricted portions as the celestial vertices of the concave inner surface, and includes an apex portion in the constricted portion and an extended portion that reaches a joint in the vicinity of the most constricted portion. While molding the center area,
The pair of outer cores are divided along the seam and form an outer region of the seam;
4. The molding die for molding a ball die according to claim 2, wherein the pair of side cores are formed between the joints and on both sides of the central core.
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