JP3652261B2 - Work vehicle attitude control device - Google Patents
Work vehicle attitude control device Download PDFInfo
- Publication number
- JP3652261B2 JP3652261B2 JP2001066427A JP2001066427A JP3652261B2 JP 3652261 B2 JP3652261 B2 JP 3652261B2 JP 2001066427 A JP2001066427 A JP 2001066427A JP 2001066427 A JP2001066427 A JP 2001066427A JP 3652261 B2 JP3652261 B2 JP 3652261B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- command
- driving
- drive
- driving means
- tilt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 57
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 42
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 28
- 206010034719 Personality change Diseases 0.000 claims description 25
- 238000000034 method Methods 0.000 description 16
- 230000008569 process Effects 0.000 description 15
- 235000013339 cereals Nutrition 0.000 description 11
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 4
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 3
- 238000003306 harvesting Methods 0.000 description 3
- 241000209094 Oryza Species 0.000 description 2
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 description 2
- 241000209140 Triticum Species 0.000 description 2
- 235000021307 Triticum Nutrition 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 description 2
- 208000019300 CLIPPERS Diseases 0.000 description 1
- 208000021930 chronic lymphocytic inflammation with pontine perivascular enhancement responsive to steroids Diseases 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 235000012054 meals Nutrition 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 239000010902 straw Substances 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
- 238000009333 weeding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行装置の接地部に対する機体本体の傾斜角を変更操作自在な姿勢変更操作手段と、前記機体本体の傾斜変更指令を指令する手動式の姿勢変更指令手段と、前記姿勢変更指令手段の指令情報に基づいて、前記姿勢変更操作手段の作動を制御する姿勢変更制御を事項する制御手段とが設けられている作業車の姿勢制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえばコンバインにおいて、湿田で作業する際、機体本体が後傾斜の状態になり、刈取部を刈り高さ調節範囲の下限まで下降調節しても適切な刈り高さ位置にならないとか、脱穀装置が傾斜した状態になって脱穀や選別不良が発生しやすくなることがある。この場合、機体本体を走行装置の接地部に対して前傾斜になった状態にピッチング調節すると、刈り高さ位置を適切にできるとか脱穀や選別処理が適切に行われるようになることがある。また、タンクに貯留された穀粒を排出する際、障害物があると、オーガが排出箇所に届かないことがある。この場合、機体本体を走行装置の接地部に対して左傾斜とか右傾斜になった状態にローリング調節すると、オーガが排出箇所に届くようになることがある。
このため、上記した作業車は、姿勢変更指令手段を操作することにより、この姿勢変更指令手段からの指令に基づいて制御手段が姿勢変更操作手段の作動を制御し、機体本体の走行装置の接地部に対する傾斜角を調節できるようになったものである。
【0003】
この種の作業車として、従来、機体本体の機体フレームを一つの横軸芯まわりで走行装置に対して揺動操作することにより、機体本体の走行装置に対する傾斜角を調節するようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の上記した傾斜調節の技術にあっては、傾斜角の変化量を大きくできないとか、機体本体を走行装置に対して移動調節する駆動手段が大型化していた。また、機体の安定性が低下しやすくなっていた。
【0005】
すなわち、機体本体の走行装置の接地部に対する傾斜角の変化量を大きくしようとすると、機体フレームの上下移動量を大きくする必要があることから、その移動操作を行わせるための駆動手段としてストロークが大きいものを採用する必要があった。また、傾斜角を大きくするには、機体フレームと走行装置との上下間隔を大にする必要があり、機体本体が水平な姿勢になったときの機体重心が高くなっていた。
【0006】
この点を改善しながら傾斜調節できるものとして、たとえば特開平3−61421号公報に示されるように、コンバインにおいて、左右一対のクローラ走行装置の夫々が、ローリング用の油圧シリンダの伸縮作動によって機体本体の機体フレームに対して平行上下動するものがあった。
すなわち、機体本体における左側端部の走行装置の接地部に対する高さを変更調節自在な駆動手段と、機体本体における右側端部の走行装置の接地部に対する高さを変更調節自在な駆動手段とを備え、機体本体の左側端部と右側端部とに各別に作用する一対の駆動手段によって、機体本体の走行装置に対するローリング調節を行えるものがあった。
【0007】
この公知のローリング技術の如く、機体本体の走行装置に対する傾斜角を調節するための駆動手段として、機体本体の傾斜角変更方向での一端部と他端部とに各別に作用する複数個の駆動手段を設け、この複数個の駆動手段の操作によって機体本体の走行装置に対する傾斜調節を行わせると、駆動手段の大きさとか、傾斜調節の可能な範囲や機体の安定性などの面で有利化を図りながら傾斜調節を可能にできる。
【0008】
すなわち、機体本体の一端部を走行装置に対して下降限界まで移動調節してなった傾斜姿勢の状態と、他端部を走行装置に対して上昇限界まで移動調節してなった傾斜姿勢の状態との間で機体本体の傾斜角が変化するようにして傾斜調節ができる。これにより、機体本体が走行装置の接地部に対して移動する最大ストロークを小にしながら、かつ、機体本体が水平姿勢にあるときの機体重心を低くしながら傾斜角の変化量を大きくできる。
【0009】
このように、機体本体における傾斜角変更方向の両端部夫々での走行装置の接地部に対する高さを各別に変更調節自在な複数個の駆動手段によって傾斜調節を行わせるに当り、姿勢変更指令手段からの指令に基づいて複数個の駆動手段を操作する制御手段が、機体本体の一端部に作用する駆動手段と、他端部に作用する駆動手段とを同時に駆動操作するという姿勢変更作動を実行するようにすると、全ての駆動手段を一挙に駆動できるように大きな動力が必要になる。また、駆動手段の制御目標位置を設定するなどの面から複雑な信号処理を行わせる必要が生じる。
【0010】
本発明の目的は、ピッチングとかローリング調節を可能にするに当り、駆動手段の大きさとか機体の安定性などの面で有利化を図りながら調節範囲を大きくできるのみならず、駆動力や制御の面からも有利にでき、さらには、適切な調節操作を行わせやすい作業車の姿勢制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1によれば、冒頭に記した作業車の姿勢制御装置において、前記姿勢変更操作手段が、前記機体本体における傾斜角変更方向の両端部夫々での前記走行装置の接地部に対する高さを各別に変更調節自在な複数個の駆動手段を備えて構成されるとともに、その各駆動手段の駆動操作量を検出する操作量検出手段が設けられ、
前記制御手段が、前記姿勢変更制御として、前記複数個の駆動手段のうち前記機体本体における傾斜角変更方向の一端部に作用する駆動手段の駆動操作を停止させた状態で、前記機体本体における傾斜角変更方向の他端部に作用する駆動手段を前記姿勢変更指令手段による傾斜変更指令の方向に駆動操作する姿勢変更作動を実行し、且つ、前記操作量検出手段の検出情報に基づいて、前記傾斜角変更方向の他端部に作用する駆動手段が駆動操作可能範囲の終端位置に達したことを判別した場合には、前記傾斜角変更方向の他端部に作用する駆動手段の駆動操作を停止させるとともに、前記傾斜角変更方向の他端部に作用する駆動手段が駆動操作可能範囲の終端位置に達したことを報知する報知作動を実行するように構成されている。
【0012】
すなわち、姿勢変更操作手段が、機体本体における傾斜角変更方向の両端部夫々での走行装置の接地部に対する高さを各別に変更調節自在な複数個の駆動手段を備えて構成されるものだから、姿勢変更指令手段からの指令に基づいて作動する制御手段によってこの複数個の駆動手段を適切に操作させることにより、機体本体の一端部を走行装置に対して下降限界まで移動調節してなった傾斜姿勢の状態と、他端部を走行装置に対して上昇限界まで移動調節してなった傾斜姿勢の状態との間で機体本体の傾斜角が変化するようにして傾斜調節ができる。これにより、機体本体が走行装置の接地部に対して移動する最大ストロークを小にしながら、かつ、機体本体が水平姿勢にあるときの機体重心を低くしながら傾斜角の変化量を大きくできる。
【0013】
また、制御手段は、機体本体の傾斜角変更方向での一端部に作用する駆動手段を停止操作した状態で、他端部に作用する駆動手段を駆動操作するという姿勢変更作動を実行するものだから、傾斜角を変更するべく駆動手段を駆動させる際、設けてある駆動手段の数や大きさの割には小さい駆動力を与えながら、かつ、駆動手段の制御目標位置を設定するなどのための信号処理が比較的簡単な制御を行わせながら駆動手段を駆動させられる。
【0014】
さらに、姿勢変更操作手段を操作して機体本体の傾斜角調節を行う際、駆動手段が駆動されて傾斜角を変更していくに伴って駆動操作可能な終端位置に達した場合には、制御手段が報知作動を実行する。これにより、傾斜角の変化が進んで駆動手段が終端位置に達することがあれば、これを報知によって容易に認識させらながら傾斜角調節の操作を行わせられる。
【0015】
したがって、機体本体のピッチング調節を可能にする場合とか、ローリング調節を可能にする場合のように機体本体の走行装置に対する傾斜調節を可能にするに当り、たとえばコンバインによる湿田作業の際、機体本体が後傾斜状態になるとともにその角度が大小異なる現象にかかわらず、機体本体の前後傾斜が適切になって機体本体が前下がりになり過ぎないように、かつ、刈り高さ位置が適切になるように適切な前後傾斜の姿勢にピッチング調節できるとか、タンクから穀粒排出する際、機体本体の左右傾斜が適切になって機体本体が必要以上に傾斜しないようにしながらオーガが障害物にかかわらず排出箇所に届くように適切な左右傾斜の姿勢にローリング調節できるなど、機体本体の傾斜角を大きな調節範囲にわたって調節できる。
【0016】
その割には、機体本体が水平姿勢になったときの機体重心が低くなって安定よく走行できるのみならず、ストロークが比較的小さい小型の駆動手段を採用する他に、駆動力の省力化や制御の簡略化などを図ってコンパクトにかつ安価に得られる。
【0017】
その上、傾斜角の調節が行われる際、駆動手段が駆動操作可能な終端位置に達した場合には報知によって容易に認識させ、姿勢変更指令手段を操作し過ぎて傾斜を付けし過ぎてしまう誤操作が行われくいように正確にかつ容易に調節操作させられる。
【0018】
又、請求項1によれば、前記制御手段が、前記姿勢変更制御において、前記傾斜角変更方向の他端部に作用する駆動手段の駆動操作を停止させた後、その駆動操作停止前の傾斜変更指令と同じ傾斜変更指令が前記姿勢変更指令手段にて指令された場合には、前記傾斜角変更方向の他端部に作用する駆動手段を駆動操作可能範囲の終端位置に保持させた状態で、前記傾斜角変更方向の一端部に位置する駆動手段を前記姿勢変更指令手段による傾斜変更指令の方向に駆動操作するように構成されている。
【0019】
すなわち、機体本体の傾斜角変更方向での一端部に作用する駆動手段を停止操作した状態で、他端部に作用する駆動手段を駆動操作することにより、機体本体の走行装置の接地部に対する傾斜角が傾斜指令の方向に変更される。その他端部側の駆動手段が駆動操作可能範囲の終端位置に達してその駆動手段の駆動操作を停止した後にも、その停止操作前と同じ傾斜変更指令があれば、他端部側の駆動手段を終端位置に保持させた状態で、前記一端部側の駆動手段を駆動操作することにより、機体本体の走行装置の接地部に対する傾斜角が傾斜指令の方向にさらに変更されるものである。これにより、機体本体の一端部を走行装置に対して下降限界まで移動調節してなった傾斜姿勢の状態と、他端部を走行装置に対して上昇限界まで移動調節してなった傾斜姿勢の状態との間で機体本体の傾斜角が変化するようにして、かつ、駆動手段の数や大きさの割には小さい駆動力と、信号処理が比較的簡単で済む制御とによって駆動手段を駆動して傾斜角を調節できる。
【0020】
したがって、機体本体の走行装置の接地部に対する傾斜調節が広い調節範囲にわたって行える。その割には、駆動手段を小型化できるのみならず、駆動力や制御の面でも簡略化してコンパクト化やコストダウンを図れる。
【0021】
請求項2によれば、請求項1において、前記姿勢変更操作手段が、前記複数個の駆動手段として、前記機体本体における左側前部、左側後部、右側前部、及び、右側後部の夫々での前記走行装置の接地部に対する高さを各別に変更調節自在な4個の駆動手段を備えるように構成され、
前記制御手段が、前記姿勢変更制御において、前記4個の駆動手段のうちで2個の駆動手段を同時に駆動操作して、その同時に駆動操作する2個の駆動手段のいずれかが駆動操作可能範囲の終端位置に達したときに、その2個の駆動手段の駆動操作を停止させるとともに、前記同時に駆動操作する2個の駆動手段のいずれかが駆動操作可能範囲の終端位置に達したことを報知する報知作動を実行し、且つ、前記2個の駆動手段の駆動操作を停止させた後、前記姿勢変更指令手段にて前記2個の駆動手段の駆動操作停止前の傾斜変更指令と同じ傾斜変更指令が指令された場合には、前記同時に駆動操作した2個の駆動手段のうちで、前記駆動操作可能範囲の終端位置に達している駆動手段をその終端位置に保持させた状態で、前記駆動操作可能範囲の終端位置に達していない駆動手段を駆動操作可能範囲の終端位置に達するように駆動操作する終端到達作動を実行するように構成されている。
【0022】
すなわち、たとえば左側前部と左側後部で作用する2個の駆動手段を同時に駆動操作してローリング作動を実行する際、及び、左側前部と右側前部で作用する2個の駆動手段を同時に駆動操作してピッチング作動を実行する際、その2個の駆動手段の一方が駆動操作範囲の終端位置に達したとき、この2個の駆動手段の駆動操作を停止するとともに報知作動する。2個の駆動手段の停止操作後に、停止操作前と同じ傾斜指令が指令されている場合、終端位置に達している駆動手段をその終端位置に保持しながら、終端位置に達していない駆動手段を駆動操作可能範囲の終端位置に達するように駆動操作する終端到達作動を実行する。このように終端到達作動を実行することにより、走行装置に対する機体本体に移動操作量を少なく済ませながら、かつ、駆動手段の数や大きさの割には小さい駆動力と、信号処理が比較的簡単で済む制御とによって駆動手段を駆動して機体本体の走行装置に対する傾斜角を大きいに調節範囲にわたって変更できる。
【0023】
したがって、機体本体の走行装置に対する傾斜角を大きな調節範囲にわたって調節して有利に作業できる。その割には、ストロークが小さい小型の駆動手段を採用するとともに、駆動力の省力化や制御の簡略化などを図ってコンパクトにかつ安価に得られる。
【0024】
請求項3によれば、請求項2において、前記姿勢変更指令手段が、前記傾斜変更指令として、前記機体本体の左傾斜指令、右傾斜指令、前傾斜指令、及び後傾斜指令の夫々を指令するように構成され、
前記制御手段が、前記姿勢変更制御として、前記左傾斜指令及び前記右傾斜指令が指令された場合には、前記4個の駆動手段のうち、左側前部及び左側後部に作用する2個の駆動手段と、右側前部及び右側後部に作用する2個の駆動手段のいずれか一方の2個の駆動手段を駆動停止させた状態で、他方の2個の駆動手段を同時に駆動操作するローリング作動を実行し、前記前傾斜指令及び前記後傾斜指令が指令された場合には、前記4個の駆動手段のうち、左側前部及び右側前部に作用する2個の駆動手段と、左側後部及び右側後部に作用する2個の駆動手段のいずれか一方の2個の駆動手段を駆動停止させた状態で、他方の2個の駆動手段を同時に駆動操作するピッチング作動を実行するように構成されている。
【0025】
すなわち、左傾斜指令や右傾斜指令を指令すると、この指令に基づいて制御手段が前記ローリング作動を実行し、機体本体の走行装置の接地部に対する左右傾斜角が変更され、機体本体の走行装置に対するローリング調節ができる。前傾斜指令や後傾斜指令を指令すると、この指令に基づいて制御手段が前記ピッチング作動を実行し、機体本体の走行装置の接地部に対する前後傾斜角が変更され、機体本体の走行装置に対するピッチング調節ができる。
【0026】
したがって、たとえばコンバインにあっては、機体本体のピッチング調節によって刈り高さ位置を調節して刈取り作業行することも、機体本体のローリング調節によってオーガの位置調節を行って穀粒排出することもできる如く、機体本体の走行装置に対するローリング調節とピッチング調節のいずれもを広い調節範囲にわたって行って有利に作業できる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、左右一対のクローラ走行装置1L,1Rによって支持されるように構成してあるとともに搭乗型の運転部2、運転座席の下方に位置する原動部を備えている機体本体Vの機体フレーム11に脱穀装置3や穀粒タンク4などを搭載し、引起装置5やバリカン型の刈取装置7などを備える刈取部10の刈取部フレーム10aの基端部を、前記機体フレーム11の前部に位置する支持部11aに機体横向きの軸芯P1まわりで回動自在に連結し、刈取部フレーム10aに一端側が連結している屈伸自在なリンク機構10bと機体フレーム11とにわたって油圧式のリフトシリンダC1を取付け、機体本体Vの原動部から刈取部10に動力伝達するように構成して、コンバインを構成してある。このコンバインは、稲・麦などの収穫作業を行うものであり、詳しくは次の如く構成してある。
【0028】
すなわち、リフトシリンダC1によって刈取部フレーム10aを軸芯P1まわりで上下に揺動操作することにより、刈取部10を機体本体Vに対して昇降操作する。つまり、引起装置5の下端や刈取装置7が地面上近くに位置して穀稈の刈取りができる下降作業位置と、機体本体Vに対して上昇エンドやその近くまで上昇して刈取りしないで走行する上昇非作業位置とに昇降操作する。そして、刈取部10を作業位置にして機体本体Vを走行させると、刈取部10は、分草具6によって稲・麦などの植立穀稈を刈取り対象と非刈取り対象とに分草し、刈取り対象の植立穀稈を引起装置5によって引起こし処理するとともにその株元を刈取装置7によって切断し、刈取装置7からの刈取穀稈を株元側に挟持搬送作用する株元側搬送部と、穂先側に係止搬送作用する穂先側搬送部とで成る搬送装置8によって機体後方に搬送して脱穀装置3の脱穀フィードチェーン3aの搬送始端部に供給する。脱穀装置3は、前記搬送装置8からの刈取穀稈の株元側を脱穀フィードチェーン3aによって挟持して搬送しながら穂先側を扱室に供給して回動する扱胴によって扱き処理し、脱穀排ワラを脱穀フィードチェーン3aによって扱室から搬出する。脱穀装置3からの脱穀粒をコンベアによって穀粒タンク4に搬送して貯留していく。
【0029】
図2に示すように、左側のクローラ走行装置1Lは、機体本体Vの機体フレーム11が備えている支持フレーム12の前端側に前ベルクランク17aを介して前端側が連結し、前記支持フレーム12の後端側に後ベルクランク17bと補助リンク17b1とを介して後端側が連結している機体本体の前後方向に長いトラックフレーム16と、前記支持フレーム12の前端部によって回動自在に支持されている駆動自在なクローラ駆動スプロケット13と、前記支持フレーム12の前後方向での中間部に遊転自在に支持されている上部転輪14aと、前記トラックフレーム16の長手方向での複数箇所に遊転自在に支持されている接地転輪14と、前記トラックフレーム16の後端部に遊転自在に支持されているクローラ緊張輪15と、前記複数個の輪体13,14,14a,15の全てにわたって巻回しているゴム製の無端クローラベルトBとによって構成してある。
【0030】
前ベルクランク17aのうち、支持フレーム12に回動自在に連結している回転支軸部からトラックフレーム16の位置する方とは反対側に一体回動自在に延出している揺動自在なアーム部と、支持フレーム12によって支持されているシリンダブラケットとにわたって油圧式で複動型の前シリンダC2を取付け、後リンク17bのうち、支持フレーム12に回動自在に連結している回転支軸部からトラックフレーム16の位置する方とは反対側に一体回動自在に延出している揺動自在なアーム部と、支持フレーム12によって支持されているシリンダブラケットとにわたって油圧式で複動型の後シリンダC3を取付けてある。
すなわち、前シリンダC2が前ベルクランク17aを軸芯P2まわりで支持フレーム12に対して回動操作してトラックフレーム16の前端側を機体フレーム11に対して昇降操作し、後シリンダC3が後ベルクランク17bを軸芯P3まわりで支持フレーム12に対して回動操作してトラックフレーム16の後端側を機体フレーム12に対して昇降操作するように構成してある。
【0031】
右側のクローラ走行装置1Rは、左側のクローラ走行装置1Lと同一の構成を備えており、左側のクローラ走行装置1Lにおいても、右側のクローラ走行装置1Rにおいても、前シリンダC2,C4と後シリンダC3,C5とを駆動操作することにより、前シリンダC2,C4と後シリンダC3,C5の駆動力によってトラックフレーム12が機体フレーム11に対して昇降する。
【0032】
これにより、図2に示すように、左右の前シリンダC2,C4を最も伸張させ、且つ、左右の後シリンダC3,C5を最も短縮させると、左右走行装置1L,1Rのトラックフレーム16が機体フレーム11に最も近づいてほぼ平行になった状態になる。このときの機体本体Vの姿勢が下限基準姿勢である。
【0033】
図3に示すように、前記下限基準姿勢にある状態から、左右の後シリンダC3,C5をそのままの状態に維持しながら左右の前シリンダC2,C4を短縮作動させると、左右走行装置1L,1Rのトラックフレーム16の前端側が後端側より機体フレーム11に対して下降した状態になる。すなわち、機体本体Vを前部側がクローラ走行装置1L,1Rの接地部に対して離間する方向に姿勢変更(前上昇操作)することになる。
図4に示すように、前記下限基準姿勢にある状態から、左右の前シリンダC2,C4をそのままの状態に維持しながら左右の後シリンダC3,C5を伸長作動させると、左右走行装置1L,1Rのトラックフレーム16の後端側が前端側より機体フレーム11に対して下降した状態になる。機体本体Vを後部側がクローラ走行装置1L,1Rの接地部に対して離間する方向に姿勢変更(後上昇操作)することになる。
図5に示すように、前記下限基準姿勢にある状態から、左右の前シリンダC2,C4を短縮作動させ、且つ、左右の後シリンダC3,C5を伸長作動させると、左右走行装置1L,1Rのトラックフレーム16が機体フレーム11に対してほぼ平行に下降した状態になる。機体本体Vを走行装置1L,1Rの接地部に対して平行姿勢のまま離間する方向に姿勢変更(上昇操作)することになる。
【0034】
左側のクローラ走行装置1Lにおけるトラックフレーム16と機体フレーム11との上下間隔が、右側のクローラ走行装置1Rにおけるトラックフレーム16のそれより小になる側に各油圧シリンダC2〜C5を操作させると、機体本体Vを走行装置1L,1Rの接地部に対して右上げ方向に姿勢変更(左傾斜操作)することになる。
【0035】
右側のクローラ走行装置1Rにおけるトラックフレーム16と機体フレーム11との上下間隔が、左側のクローラ走行装置1Lにおけるトラックフレーム16のそれより小になる側に各油圧シリンダC2〜C5を操作させると、機体本体Vを走行装置1L,1Rの接地部に対して左上げ方向に姿勢変更(右傾斜操作)することになる。
【0036】
したがって、左側の前シリンダC2(以下、単に左前シリンダC2と呼称する。)と、左側の後シリンダC3(以下、単に左後シリンダC3と呼称する。)と、右側の前シリンダC4(以下、単に右前シリンダC4と呼称する。)と、右側の後シリンダC5(以下、単に右後シリンダC5と呼称する。)とが、走行装置1L,1Rの接地部に対する機体本体Vの左右傾斜角及び前後傾斜角を変更操作する姿勢変更操作手段100を構成している。そして、左前シリンダC2が、機体本体Vにおける左側前部に昇降操作するべく作用する駆動手段となっており、機体本体Vにおける左側前部の走行装置1L,1Rの接地部に対する高さを変更調節する。左後シリンダC3が、機体本体Vにおける左側後部に昇降操作するべく作用する駆動手段となっており、機体本体Vにおける左側後部の走行装置1L,1Rの接地部に対する高さを変更調節する。右前シリンダC4が、機体本体Vにおける右側前部に昇降操作するべく作用する駆動手段となっており、機体本体Vにおける右側前部での走行装置1L,1Rの接地部に対する高さを変更調節する。右後シリンダC5が、機体本体における右側後部に昇降操作するべく作用する駆動手段になっており、機体本体における右側後部での走行装置1L,1Rの接地部に対する高さを変更調節する。
【0037】
左右のクローラ走行装置1L,1Rにおける前記各ベルクランク17a,17bの回転支軸部に対応する箇所に、その回転支軸部の回動量に基づいて前記各油圧シリンダC2,C3,C4,C5の操作量(油圧シリンダC2〜C5の伸縮作動したストローク量)を検出する操作量検出手段としてのポテンショメータ形のストロ−クセンサ18,19,20,21が設けられている。
又、機体本体Vには、機体本体Vの水平基準面に対する左右傾斜角を検出する左右傾斜角検出手段としての重力式の左右傾斜角センサ23、及び、機体本体Vの水平基準面に対する前後傾斜角を検出する前後傾斜角検出手段としての重力式の前後傾斜角センサ24が備えられている。
【0038】
図6に示すように、機体本体Vに設けたマイクロコンピュータ利用の制御装置22に、前記各ストロークセンサ18〜21、左右傾斜角センサ23、前後傾斜角センサ24の各検出情報が入力されている。又、運転部2の操作パネルには、図7に示す姿勢変更スイッチユニットSUと、前上げスイッチ40a及び後上げスイッチ40bが設けられ、それらの情報が制御装置22に入力されている。
【0039】
前記姿勢変更スイッチユニットSUには、機体本体Vの水平基準面に対する左右傾斜角を設定する左右傾斜角設定器25、水平制御(後述の自動ローリング作動)を入り切りする水平自動スイッチ26、水平制御の入り状態を示す水平ランプ26a、前後制御(後述の自動ピッチング作動)を入り切りする前後自動スイッチ27、前後制御の入り状態を示す前後ランプ27a、上記水平制御及び前後制御の作動モードを上限基準モードと下限基準モードとに切り換える上げ基準スイッチ35、及び上限基準モードであることを示す上げ基準ランプ35aが設けられ、さらに、十字レバー式の操作具36にて作動する、右上げスイッチ37a、左上げスイッチ37b、機体上げスイッチ38a及び機体下げスイッチ38bが設けられている。尚、後述の手動操作による姿勢制御は、下限基準モードで実行される。
【0040】
上記操作具36を左側に倒したときに、右上げスイッチ37aがオン作動して右上げ操作(左傾斜操作)が指令され、操作具36を右側に倒したときに、左上げスイッチ37bがオン作動して左上げ操作(右傾斜操作)が指令される。
又、操作具36を後方側に倒したときに、機体上げスイッチ38aがオン作動して機体上げ操作が指令され、操作具36を前方側に倒したときに、機体下げスイッチ38bがオン作動して機体下げ操作が指令される。
【0041】
前記前上げスイッチ40aと後上げスイッチ40bとは、前記操作具36の握り部に設けてある。そして、前上げスイッチ40aがオンすると機体前上げ操作(後傾斜操作)が指令され、後上げスイッチ40bがオンすると機体後上げ操作(前傾斜操作)が指令される。
【0042】
したがって、右上げスイッチ37aと左上げスイッチ37bと前上げスイッチ40aと後上げスイッチ40bとが、オン操作すればその操作を継続している間、機体本体の傾斜作動指令として、左傾斜指令、右傾斜指令、前傾斜指令、及び後傾斜指令を指令する手動操作式の姿勢変更指令手段300を構成している。
【0043】
また、前記左右傾斜角設定器25には、水平スイッチ25a、左傾斜スイッチ25b及び右傾斜スイッチ25cが備えられている。つまり、水平スイッチ25aを押すと、左右傾斜角として水平状態に対応する傾斜角が設定され、左傾斜スイッチ25bを押すと、現在設定されている左右傾斜角が設定角度づつ左傾斜方向に修正され、右傾斜スイッチ25cを押すと、現在設定されている左右傾斜角が設定角度づつ右傾斜方向に修正される。
【0044】
一方、制御装置22からは、前記4個の機体姿勢変更用の油圧シリンダC2〜C5を制御するための電磁制御弁29〜32に対する駆動信号が夫々出力されているとともに、運転部2に設けた電子ブザーBZの駆動部に対する制御信号が出力されている。
【0045】
上記制御装置22を利用して、前記姿勢変更操作手段100の作動を制御する制御手段200が構成され、この制御手段200が、前記4個の油圧シリンダC2〜C5のうち、機体本体Vの左側前部と左側後部とに各別に作用する2個の油圧シリンダ(左前シリンダC2と左後シリンダC3)と、右側前部と右側後部とに各別に作用する2個の油圧シリンダ(右前シリンダC4と右後シリンダC5)のいずれか一方の2個の油圧シリンダC2〜C5を駆動停止させた状態で、他方の2個の油圧シリンダC2〜C5を駆動操作するローリング作動、及び、前記4個の油圧シリンダC2〜C5のうち、機体本体Vの左側前部と右側前部とに各別に作用する2個の油圧シリンダ(左前シリンダC2と右前シリンダC4)と、左側後部と右側後部とに各別に作用する2個の油圧シリンダ(左後シリンダC3と右後シリンダC5)のいずれか一方の2個の油圧シリンダC2〜C5を駆動停止させた状態で、他方の2個の油圧シリンダC2〜C5を駆動操作するピッチング作動を実行可能に構成されている。
【0046】
前記制御手段200がローリング作動及びピッチング作動を実行する制御形態として、自動制御による場合と、手動の操作指令に基づいて実行する手動制御の場合とがある。
自動制御の場合には、前記制御手段200が、前記ローリング作動として、前記左右傾斜角センサ23の検出情報に基づいて機体本体Vの左右傾斜角を前記左右傾斜角設定器25によっ設定されている設定左右傾斜角に維持する自動ローリング作動を実行し、前記ピッチング作動として、前記前後傾斜角センサ24の検出情報に基づいて機体本体Vを機体前後方向で水平な姿勢に維持する自動ピッチング作動を実行するように構成されている。
尚、上記自動ローリング作動の実行は前記水平自動スイッチ26がオン作動しているときに指令され、上記自動ピッチング作動の実行は前記前後自動スイッチ27のオン作動しているときに指令される。そして、上記自動ローリング作動及び上記自動ピッチング作動の実行が同時に指令されたときは、自動ローリング作動を優先して実行した後に、自動ピッチング作動を実行する。
【0047】
手動制御の場合には、前記制御手段200が、前記ローリング作動として、前記姿勢変更指令手段300の指令情報に基づいて、左傾斜指令(右上げ指令)が指令された場合には機体本体Vの左右傾斜角を左傾斜側に変更するとともに、右傾斜指令(左上げ指令)が指令された場合には機体本体Vの左右傾斜角を右傾斜側に変更する手動ローリング作動を実行し、前記ピッチング作動として、前記姿勢変更指令手段300の指令情報に基づいて、前傾斜指令(機体後上げ指令)が指令された場合に機体本体Vの前後傾斜角を前傾斜側に変更するとともに、後傾斜指令(機体前上げ指令)が指令された場合に機体本体Vの前後傾斜角を後傾斜側に変更する手動ピッチング作動を実行するように構成されている。
【0048】
制御手段200は、前記機体上げスイッチ38aにて上昇指令が指令された場合には、前記4個の油圧シリンダC2〜C5を同時に駆動操作して走行装置1L,1Rの接地部に対する機体本体Vの高さを上昇させるとともに、前記機体下げスイッチ38bにて下降指令が指令された場合には、前記4個の油圧シリンダC2〜C5を同時に駆動操作して走行装置1L,1Rの接地部に対する機体本体Vの高さを下降させる平行上下作動を実行する。そして、上記手動ローリング作動、手動ピッチング作動、及び平行上下作動は、前記自動ローリング作動及び前記自動ピッチング作動に優先して実行される。
【0049】
次に、下限基準モードにおける前記ローリング作動、及びピッチング作動について説明する。
即ち、ローリング作動の場合は、前記下限基準姿勢(図2)にある状態から、左前シリンダC2を短縮作動させ、且つ、左後シリンダC3を伸長作動させると、図8(イ)に示すように、機体本体Vが接地部に対して左上り傾斜姿勢(右傾斜姿勢)に変化することになる。又、前記下限基準姿勢にある状態から、右前シリンダC4を短縮作動させ、且つ、右後シリンダC5を伸長作動させると、図8(ロ)に示すように、機体本体Vが接地部に対して右上り傾斜姿勢(左傾斜姿勢)に変化することになる。このようにして、機体本体Vを走行装置1L,1Rの接地部に対して左右方向に傾けるローリング作動を実行することができる。
【0050】
一方、ピッチング作動の場合は、前記下限基準姿勢(図2)にある状態から、左後シリンダC3及び右後シリンダC5をそのままの状態に維持しながら、左前シリンダC2及び右前シリンダC4を同時に短縮作動させると、機体本体Vの前部側が左右のクローラ走行装置1L,1Rの夫々の接地部に対して上昇して後傾姿勢に姿勢変化することになる。又、前記下限基準姿勢にある状態から、左前シリンダC2及び右前シリンダC4をそのままの状態に維持しながら、左後シリンダC3及び右後シリンダC5を同時に伸長作動させると、機体本体Vの後部側が左右のクローラ走行装置1L,1Rの夫々の接地部に対して上昇して前傾姿勢に姿勢変化することになる。このようにして、機体本体Vを走行装置1L,1Rの接地部に対して前後方向に傾けるピッチング作動を実行することができる。
【0051】
尚、上限基準モードにおけるローリング作動、及びピッチング作動についての説明は省略するが、機体本体Vが左右のクローラ走行装置1L,1Rにおいて接地部に対して平行姿勢のまま最も離間した姿勢状態(図5参照)から、各シリンダC2〜C5の作動方向を、上記下限基準モードにおけるローリング作動及びピッチング作動での作動方向と逆の方向に作動させることにより実行される。
【0052】
前記姿勢制御手段200は、前記ローリング作動及び前記ピッチング作動のいずれかの実行中に、前記各ストロークセンサ18〜21の検出情報に基づいて、前記駆動操作している2個の油圧シリンダC2〜C5のいずれか一方がその駆動操作可能範囲の終端位置に到達したことが検出されるに伴って、実行中の前記ローリング作動及び前記ピッチング作動のいずれかの実行を停止させた後、その停止させた前記ローリング作動及び前記ピッチング作動のいずれかの実行の継続が指令された場合には、前記駆動操作可能範囲の終端位置に到達した油圧シリンダC2〜C5をその終端位置に保持した状態で前記駆動操作可能範囲の終端位置に到達していない他方の油圧シリンダC2〜C5をその終端位置に到達させる終端到達作動を実行するように構成されている。
各油圧シリンダC2〜C5の駆動操作可能範囲の終端位置は、具体的には、各油圧シリンダC2〜C5の全ストロークの上限位置及び下限位置に対応する。
【0053】
そして、前記制御手段200が、手動制御による姿勢変更制御を実行している場合と、自動制御による姿勢変更制御を実行している場合とに応じて、上記終端到達作動が下記のように実行される。
手動制御の場合には、前記姿勢制御手段200が、前記駆動操作している2個の油圧シリンダC2〜C5のいずれか一方がその駆動操作可能範囲の終端位置に到達したことによって、前記手動ローリング作動及び前記手動ピッチング作動のいずれかの実行を停止させた後、前記姿勢変更指令手段300にて、停止させた前記手動ローリング作動及び前記手動ピッチング作動のいずれかの停止前の作動方向と同じ向きの前記傾斜作動指令が設定時間(例えば1.5秒)以上継続して指令されたときに、前記実行の継続が指令されたものと判断して前記終端到達作動を実行するように構成されている。
【0054】
自動制御の場合には、前記姿勢制御手段200が、前記駆動操作している2個の油圧シリンダC2〜C5のいずれか一方がその駆動操作可能範囲の終端位置に到達したことによって、前記自動ローリング作動及び前記自動ピッチング作動のいずれかの実行を停止させた後、前記姿勢変更指令手段300にて、停止させた前記自動ローリング作動及び前記自動ピッチング作動のいずれかの停止前の作動方向と同じ向きの前記傾斜作動指令が指令されたときに、前記実行の継続が指令されたものと判断して前記終端到達作動を実行するように構成されている。
【0055】
上記終端到達作動について、具体的に説明すると、手動制御の場合では、例えば、図9(イ)に示すように、走行機体Vが左傾斜状態であるときに後上げスイッチ40bにて後上げ指令を指令して、機体姿勢を後上げ状態に変更させる手動ピッチング作動を実行する場合には、図9(ロ)に示すように、機体後部の上昇に伴って、駆動操作される左後シリンダC3と右後シリンダC5のうち、右後シリンダC5の方が先に上限位置に到達して、手動ピッチング作動が停止する。そこで、後上げスイッチ40bにて前記設定時間(例えば1.5秒)以上継続して後上げ指令を指令すると、上記手動ピッチング作動が再開されて、図9(ハ)に示すように、左後シリンダC3と右後シリンダC5が共に上限位置に到達するように作動され、機体姿勢を後上げ方向のエンド位置まで変更することができる。尚、図中a,a0は、機体本体Vの左前端部での高さを示す。b,b1,b2は、機体本体Vの左後端部での高さを示す。c,c0は、機体本体Vの右前端部での高さを示す。d,d2は、機体本体Vの右後端部での高さを示す。
【0056】
前記制御手段200は、手動制御による前記ローリング作動及びピッチング作動を実行している場合、前記各ストロークセンサ18〜21の検出情報に基づいて、駆動操作している2個の油圧シリンダC2〜C5のいずれか一方がその駆動操作可能範囲の終端位置に到達したことが検出されると、この検出に伴い、前記した如く駆動操作していた2個の油圧シリンダC2〜C5の駆動操作を停止する他に、駆動操作していた2個の油圧シリンダC2〜C5のいずれか一方がその駆動操作可能範囲の終端位置に到達したことを報知するべく前記電子ブザーBZを作動させる報知作動を実行するように構成してある。
【0057】
次に、制御装置22による姿勢制御動作及び報知動作について、図10〜図15のフローチャートに基づいて説明する。
図10に示すように、先ず、手動操作指令(左右傾斜、前後傾斜、上下昇降)がされた否かを判断し、手動操作指令がされた場合には、手動姿勢制御処理を実行する。
上記手動操作指令がされていない場合は、水平自動スイッチ26と前後自動スイッチ27の状態を調べて、水平自動スイッチ26だけがオンしているときは自動ローリング作動だけを実行し、両方がオンしているときは、自動ローリング作動を優先して先に実行し、その後、自動ピッチング作動を実行する。
【0058】
図11に示すように、手動姿勢制御処理では、左右傾斜指令として、左上げスイッチ37bにて左上げが指令されていれば、右傾斜処理を実行し、右上げスイッチ37aにて右上げが指令されていれば、左傾斜処理を実行する。
前後傾斜指令として、後上げスイッチ40bにて後上げが指令されていれば、前傾斜処理を実行し、前上げスイッチ40aにて前上げが指令されていれば、後傾斜処理を実行する。
上下昇降指令として、機体上げスイッチ38aにて機体上げが指令されていれば、機体上昇処理を実行し、機体下げスイッチ38bにて機体下げが指令されていれば、機体下降処理を実行する。
【0059】
図12に示すように、右傾斜処理では、機体右側の前後のストロークセンサ20、21の検出情報に基づいて、右前シリンダC4と右後シリンダC5のいずれか一方が下限位置に操作されているか否かを判断し、両シリンダC4,C5がいずれも下限位置に操作されていなければ、右前シリンダC4を伸長作動させるとともに右後シリンダC5を短縮作動させる。各ストロークセンサ20,21の検出情報に基づいて右前シリンダC4と右後シリンダC5のいずれか一方が下限位置に操作されたことを判別すると、右前シリンダC4及び右後シリンダC5の駆動操作を停止させるとともに、シリンダC4,C5が終端位置に到達したことを報知する前記電子ブザーBZを作動させる。右前シリンダC4及び右後シリンダC5の駆動操作を停止させた後に左上げが指令されると、この場合には、機体左側の前後のストロークセンサ18,19の検出情報に基づいて、左前シリンダC2と左後シリンダC3のいずれか一方が上限位置に操作されているか否かを判断し、両シリンダC2,C3がいずれも上限位置に操作されていなければ、左前シリンダC2と左後シリンダC3のいずれか一方が上限位置に達するまで、左前シリンダC2を短縮作動させるとともに左後シリンダC3を伸長作動させる。
【0060】
次に、各シリンダC2〜C5が駆動停止しているときに、左上げが設定時間 (1.5秒)以上継続して指令されると、右前シリンダC4と右後シリンダC5のうちストロークの下限位置に到達したシリンダをその下限位置に保持しながら、下限位置に到達していない方のシリンダを下限位置まで駆動させる(例えば、右前シリンダC4が下限位置に到達していれば、右後シリンダC5を短縮作動させる)。これとともに、左前シリンダC2と左後シリンダC3のうちストロークの上限位置に到達したシリンダをその上限位置に保持しながら、上限位置に到達していない方のシリンダを上限位置まで駆動させる(例えば、左前シリンダC2が上限位置に到達していれば、左後シリンダC3を伸長作動させる)。
【0061】
図13に示すように、左傾斜処理では、機体左側の前後のストロークセンサ18,19の検出情報に基づいて、左前シリンダC2と左後シリンダC3のいずれか一方が下限位置に操作されているか否かを判断し、両シリンダC2,C3がいずれも下限位置に操作されていなければ、左前シリンダC2を伸長作動させるとともに左後シリンダC3を短縮作動させる。各ストロークセンサ18,19の検出情報に基づいて左前シリンダC2と左後シリンダC3のいずれかが下限位置に操作されたことを判別すると、左前シリンダC2及び左後シリンダC3の駆動操作を停止させるとともに、シリンダC2,C3が終端位置に到達したことを報知する前記電子ブザーBZを作動させる。左前シリンダC2及び左後シリンダC3の駆動操作を停止させた後に右上げが指令されると、この場合には、機体右側の前後のストロークセンサ20,21の検出情報に基づいて、右前シリンダC4と右後シリンダC5のいずれか一方が上限位置に操作されているか否かを判断し、両シリンダC4,C5がいずれも上限位置に操作されていなければ、右前シリンダC4と右後シリンダC5のいずれかが上限位置に達するまで、右前シリンダC4を短縮作動させるとともに右後シリンダC5を伸長作動させる。
【0062】
次に、各シリンダC2〜C5が駆動停止しているときに、右上げが設定時間 (1.5秒)以上継続して指令されると、左前シリンダC2と左後シリンダC3のうちストロークの下限位置に到達したシリンダをその下限位置に保持しながら、下限位置に到達していない方のシリンダを下限位置まで駆動させる(例えば、左前シリンダC2が下限位置に到達していれば、左後シリンダC3を短縮作動させる)。これとともに、右前シリンダC4と右後シリンダC5のうちストロークの上限位置に到達したシリンダをその上限位置に保持しながら、上限位置に到達していない方のシリンダを上限位置まで駆動させる(例えば、右前シリンダC4が上限位置に到達していれば、右後シリンダC5を伸長作動させる)。
【0063】
図14に示すように、前傾斜処理では、機体前側の左右のストロークセンサ18,20の検出情報に基づいて、左前シリンダC2と右前シリンダC4のいずれか一方が下限位置に操作されているか否かを判断し、両シリンダC2,C4がいずれも下限位置に操作されていなければ、左前シリンダC2及び右前シリンダC4を伸長作動させる。各ストロークセンサ18,20の検出情報に基づいて左前シリンダC2と右前シリンダC4のいずれかが下限位置に操作されたことを判別すると、左前シリンダC2及び右前シリンダC4の駆動操作を停止させるとともに、シリンダC2,C4が終端位置に到達したことを報知する前記電子ブザーBZを作動させる。左前シリンダC2及び右前シリンダC4の駆動操作を停止させた後に後上げが指令されると、この場合には、機体後側の左右のストロークセンサ19,21の検出情報に基づいて、左後シリンダC3と右後シリンダC5のいずれか一方が上限位置に操作されているか否かを判断し、両シリンダC3,C5がいずれも上限位置に操作されていなければ、左後シリンダC3と右後シリンダC5のいずれかが上限位置に達するまで、左後シリンダC3及び右後シリンダC5を伸長作動させる。
【0064】
次に、上記各シリンダC2〜C5が駆動停止しているときに、後上げが設定時間(1.5秒)以上継続して指令されると、左前シリンダC2と右前シリンダC4のうちストロークの下限位置に到達したシリンダをその下限位置に保持しながら、下限位置に到達していない方のシリンダを下限位置まで駆動させる(例えば、左前シリンダC2が下限位置に到達していれば、右前シリンダC4を伸長作動させる)。これとともに、左後シリンダC3と右後シリンダC5のうちストロークの上限位置に到達したシリンダをその上限位置に保持しながら、上限位置に到達していない方のシリンダを上限位置まで駆動させる(例えば、左後シリンダC3が上限位置に到達していれば、右後シリンダC5を伸長作動させる)。
【0065】
図15に示すように、後傾斜処理では、機体後側の左右のストロークセンサ19,21の検出情報に基づいて、左後シリンダC3と右後シリンダC5のいずれか一方が下限位置に操作されているか否かを判断し、両シリンダC3,C5がいずれも下限位置に操作されていなければ、左後シリンダC3及び右後シリンダC5を短縮作動させる。各ストロークセンサ19,21の検出情報に基づいて左後シリンダC3と右後シリンダC5のいずれか一方が下限位置に操作されたことを判別すると、左後シリンダC3及び右後シリンダC5の駆動操作を停止させるとともに、シリンダC3,C5が終端位置に達したことを報知する前記電子ブザーBZを作動させる。左後シリンダC3及び右後シリンダC5の駆動操作を停止させた後に前上げが指令されると、この場合には、機体前側の左右のストロークセンサ18,20の検出情報に基づいて、左前シリンダC2と右前シリンダC4のいずれか一方のが上限位置に操作されているか否かを判断し、両シリンダC2,C4がいずれも上限位置に操作されていなければ、左前シリンダC2と右前シリンダC4のいずれかが上限位置に達するまで、左前シリンダC2及び右前シリンダC4を短縮作動させる。
【0066】
次に、上記各シリンダC2〜C5が駆動停止しているときに、前上げが設定時間(1.5秒)以上継続して指令されると、左後シリンダC3と右後シリンダC5のうちストロークの下限位置に到達したシリンダをその下限位置に保持しながら、下限位置に到達していない方のシリンダを下限位置まで駆動させ(例えば、左後シリンダC3が下限位置に到達していれば、右後シリンダC5を短縮作動させる)、左前シリンダC2と右前シリンダC4のうちストロークの上限位置に到達したシリンダをその上限位置に保持しながら、上限位置に到達していない方のシリンダを上限位置まで駆動させる(例えば、左前シリンダC2が上限位置に到達していれば、右前シリンダC4を短縮作動させる)。
【0067】
〔別実施形態〕
次に別実施形態を列記する。
上記実施形態では、走行装置を、左右一対のクローラ走行装置1L,1Rで構成したが、これに限るものではなく、例えば、単一の走行装置でもよく、又、クローラ式ではなく車輪式の走行装置でもよい。
【0068】
又、上記実施形態では、姿勢変更操作手段100を構成する4個の駆動手段C2〜C5を油圧シリンダにて構成したが、これに限るものではなく、電動モータとネジ送り機構等からなる他の駆動手段にて構成してもよい。
【0069】
上記実施形態では、作業車としてコンバインを例示したが、コンバインに限らず、苗移植機やトラクター等の他の農作業車でもよく、農作業車に限らず、建設用の作業車や土木用の作業車であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの前部を示す側面図
【図2】走行装置の昇降操作構成を示す側面図
【図3】走行装置の昇降操作構成を示す側面図
【図4】走行装置の昇降操作構成を示す側面図
【図5】走行装置の昇降操作構成を示す側面図
【図6】制御構成を示すブロック図
【図7】姿勢変更操作用のスイッチユニットの正面図
【図8】ローリング作動状態を示す正面図
【図9】終端到達作動を説明する斜視図
【図10】制御作動を示すフローチャート
【図11】制御作動を示すフローチャート
【図12】制御作動を示すフローチャート
【図13】制御作動を示すフローチャート
【図14】制御作動を示すフローチャート
【図15】制御作動を示すフローチャート
【符号の説明】
1L,1R 走行装置
18〜21 操作量検出手段
23 左右傾斜角検出手段
24 前後傾斜角検出手段
100 姿勢変更操作手段
200 姿勢制御手段
300 姿勢変更指令手段
C2〜C5 駆動手段
V 機体本体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention includes a posture change operation means that can freely change an inclination angle of a machine body relative to a grounding portion of a traveling apparatus, a manual posture change command means that commands an inclination change command of the machine body, and the attitude change command means The present invention relates to an attitude control device for a work vehicle provided with control means for controlling attitude change control for controlling the operation of the attitude change operation means based on the command information.
[0002]
[Prior art]
For example, in a combine, when working on a wetland, the machine body is in a back-tilt state, and even if the cutting part is lowered to the lower limit of the cutting height adjustment range, it does not reach the appropriate cutting height position, or the threshing device is inclined This may result in threshing and poor sorting. In this case, if the pitch adjustment is performed so that the main body is inclined forward with respect to the grounding portion of the traveling device, the cutting height position may be appropriately adjusted, or threshing and sorting may be appropriately performed. Moreover, when there is an obstacle when discharging the grain stored in the tank, the auger may not reach the discharge point. In this case, if the rolling adjustment is performed so that the main body is inclined to the left or right with respect to the grounding portion of the traveling device, the auger may reach the discharge location.
For this reason, in the work vehicle described above, by operating the attitude change command means, the control means controls the operation of the attitude change operation means based on the command from the attitude change command means, and the grounding of the traveling device of the body body is performed. The inclination angle with respect to the part can be adjusted.
[0003]
As a work vehicle of this type, conventionally, the tilt angle of the machine body with respect to the traveling device has been adjusted by swinging the body frame of the machine body with respect to the traveling device around one horizontal axis. .
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional tilt adjustment technology described above, the amount of change in the tilt angle cannot be increased, or the driving means for moving and adjusting the main body relative to the traveling device has been enlarged. In addition, the stability of the aircraft was likely to be lowered.
[0005]
In other words, since it is necessary to increase the amount of vertical movement of the aircraft frame when attempting to increase the amount of change in the inclination angle of the aircraft body with respect to the grounding portion of the traveling device, the stroke is used as a driving means for performing the movement operation. It was necessary to adopt a larger one. Further, in order to increase the tilt angle, it is necessary to increase the vertical distance between the aircraft frame and the traveling device, and the center of gravity of the aircraft body is high when the aircraft body is in a horizontal posture.
[0006]
For example, as disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 3-61421, the pair of left and right crawler travel devices can be adjusted by tilting a hydraulic cylinder for rolling. Some of them moved up and down parallel to the aircraft frame.
That is, drive means capable of changing and adjusting the height of the left end portion of the aircraft body with respect to the grounding portion of the traveling device, and drive means capable of changing and adjusting the height of the right end portion of the aircraft body with respect to the grounding portion of the traveling device. There are some which can perform rolling adjustment with respect to the traveling device of the airframe body by a pair of driving means which act separately on the left end portion and the right end portion of the airframe body.
[0007]
As in this known rolling technology, a plurality of drives acting separately on one end and the other end in the direction of tilt angle change of the machine body as drive means for adjusting the tilt angle of the machine body with respect to the traveling device By providing a means and adjusting the inclination of the aircraft body traveling device by operating the plurality of driving means, it is advantageous in terms of the size of the driving means, the range in which the inclination adjustment is possible, and the stability of the aircraft. The tilt can be adjusted while aiming.
[0008]
That is, the state of the inclined posture in which one end portion of the aircraft body is adjusted to move to the lower limit with respect to the traveling device, and the state of the inclined posture in which the other end portion is adjusted to move to the upper limit with respect to the traveling device. The tilt can be adjusted so that the tilt angle of the fuselage changes between. This makes it possible to increase the amount of change in the tilt angle while reducing the maximum stroke in which the machine body moves relative to the grounding portion of the traveling device and lowering the center of gravity of the machine when the machine body is in a horizontal posture.
[0009]
As described above, when the inclination adjustment is performed by a plurality of drive means that can change and adjust the height with respect to the grounding portion of the traveling device at both ends in the inclination angle changing direction in the main body, the attitude change command means The control means for operating a plurality of drive means based on a command from the vehicle executes a posture change operation in which the drive means acting on one end of the machine body and the drive means acting on the other end are simultaneously operated. If it does so, big motive power will be needed so that all the drive means can be driven at once. Further, it is necessary to perform complicated signal processing in terms of setting the control target position of the driving means.
[0010]
The object of the present invention is not only to increase the range of adjustment while making advantages in terms of the size of the driving means and the stability of the airframe in order to enable pitching and rolling adjustment, but also in terms of driving force and control. Further, it is desirable to provide an attitude control device for a work vehicle that can be advantageous from the standpoint and that facilitates an appropriate adjustment operation.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
According to
In the state in which the control means stops the driving operation of the driving means acting on one end portion in the inclination angle changing direction in the airframe body among the plurality of driving means as the posture change control, the inclination in the airframe body Performing a posture change operation for driving the driving means acting on the other end of the angle change direction in the direction of the inclination change command by the posture change command means, and based on the detection information of the operation amount detection means, When it is determined that the driving means acting on the other end portion in the inclination angle changing direction has reached the end position of the drive operation possible range, the driving operation of the driving means acting on the other end portion in the inclination angle changing direction is performed. While stopping, it is comprised so that the alerting | reporting operation | movement which alert | reports that the drive means which acts on the other end part of the said inclination-angle change direction has reached the terminal position of the drive operation possible range will be performed.
[0012]
That is, since the posture changing operation means is configured to include a plurality of driving means that can change and adjust the height with respect to the grounding portion of the traveling device at each of both ends in the inclination angle changing direction in the main body, An inclination obtained by adjusting one end of the machine body to the lowering limit with respect to the traveling device by appropriately operating the plurality of drive means by a control means that operates based on a command from the attitude change command means. Inclination can be adjusted such that the inclination angle of the airframe body changes between the state of the posture and the state of the inclined posture in which the other end portion is moved and adjusted with respect to the traveling device to the upper limit. This makes it possible to increase the amount of change in the tilt angle while reducing the maximum stroke in which the machine body moves relative to the grounding portion of the traveling device and lowering the center of gravity of the machine when the machine body is in a horizontal posture.
[0013]
Further, the control means performs a posture changing operation of driving the driving means acting on the other end portion in a state where the driving means acting on the one end portion in the inclination angle changing direction of the machine body is stopped. When driving the drive means so as to change the inclination angle, while providing a small drive force for the number and size of the provided drive means, and for setting the control target position of the drive means, etc. The driving means can be driven while performing control with relatively simple signal processing.
[0014]
Furthermore, when adjusting the tilt angle of the machine body by operating the attitude change operation means, if the drive means is driven and the tilt angle is changed, the terminal position that can be driven can be controlled. The means performs a notification operation. As a result, if the change of the inclination angle progresses and the driving means reaches the end position, the operation of adjusting the inclination angle can be performed while easily recognizing this.
[0015]
Therefore, when enabling the pitch adjustment of the aircraft body or adjusting the inclination of the aircraft body with respect to the traveling device as in the case of enabling the rolling adjustment, for example, during wet field work by a combine, Regardless of the phenomenon in which the angle of the rear tilts and the angle differs, the front / rear tilt of the fuselage body is appropriate so that the aircraft body does not fall too forward and the cutting height position is appropriate. Pitching can be adjusted to an appropriate tilting posture, or when discharging grain from the tank, the left and right tilting of the fuselage main body is appropriate so that the fuselage main body does not tilt more than necessary and the auger is discharged regardless of obstacles The tilt angle of the fuselage body can be adjusted over a large adjustment range.
[0016]
For that reason, the center of gravity of the aircraft when the aircraft body is in a horizontal position is lowered and it can not only run stably, but in addition to adopting small driving means with a relatively small stroke, labor saving of driving force and It can be obtained compactly and inexpensively by simplifying the control.
[0017]
In addition, when the tilt angle is adjusted, if the drive means reaches the end position where the drive operation can be performed, it is easily recognized by notification, and the attitude change command means is operated too much and the tilt is added too much. The adjustment operation can be performed accurately and easily so as to prevent erroneous operation.
[0018]
According to
[0019]
That is, when the driving means acting on one end in the direction of changing the inclination angle of the aircraft body is stopped, the driving means acting on the other end is driven to operate, so that the inclination of the aircraft body with respect to the grounding portion of the traveling device The angle is changed to the direction of the tilt command. After the other end side drive means reaches the end position of the drive operation possible range and stops the drive operation of the drive means, if there is the same inclination change command as before the stop operation, the other end side drive means By driving the driving means on the one end part side in a state where the terminal body is held at the terminal position, the inclination angle of the airframe body with respect to the grounding part of the traveling device is further changed in the direction of the inclination command. As a result, one end of the aircraft body is in a tilted posture that has been adjusted to move to the lower limit with respect to the traveling device, and another tilted posture that has been adjusted to move to the upper limit with respect to the traveling device. The drive means is driven by a control method that makes the tilt angle of the fuselage main body change depending on the state and the number and size of the drive means is small and the signal processing is relatively simple. The tilt angle can be adjusted.
[0020]
Therefore, the inclination adjustment with respect to the grounding part of the traveling device of the machine body can be performed over a wide adjustment range. For that reason, not only can the driving means be reduced in size, but also the driving force and control can be simplified to achieve compactness and cost reduction.
[0021]
Claim 2 According to the
In the posture change control, the control means simultaneously drives two driving means among the four driving means, and any one of the two driving means that simultaneously drive the driving operation can be operated. When the end position of the two driving means is reached, the driving operation of the two driving means is stopped, and it is informed that one of the two driving means that are simultaneously operated has reached the end position of the drive operable range. After performing the notification operation and stopping the driving operation of the two driving means, the attitude change commanding means changes the same inclination as the inclination changing command before stopping the driving operation of the two driving means. When the command is instructed, of the two driving means that are driven simultaneously, the driving means that has reached the end position of the drive operable range is held in the end position, and the drive Operation possible Is configured to perform the termination arrival actuating driving operation so as to reach the drive means does not reach the end position of the circumference in the end position of the drive operation range.
[0022]
That is, for example, when driving the two driving means acting on the left front part and the left rear part simultaneously to execute the rolling operation, and simultaneously driving the two driving means acting on the left front part and the right front part When performing the pitching operation by operating, when one of the two drive means reaches the end position of the drive operation range, the drive operation of the two drive means is stopped and the notification operation is performed. When the same tilt command as that before the stop operation is instructed after the stop operation of the two drive means, the drive means that has not reached the end position is held while the drive means that has reached the end position is held at the end position. An end reaching operation is performed in which the drive operation is performed so as to reach the end position of the drive operation possible range. By executing the end reaching operation in this way, the amount of movement operation can be reduced in the main body for the traveling apparatus, and the driving force and the signal processing are relatively small for the number and size of the driving means. With this control, the driving means can be driven to change the inclination angle of the main body with respect to the traveling device over a wide adjustment range.
[0023]
Therefore, it is possible to work advantageously by adjusting the inclination angle of the machine body with respect to the traveling device over a large adjustment range. On the other hand, it is possible to obtain a compact and low cost by adopting a small driving means with a small stroke, and saving the driving force and simplifying the control.
[0024]
Claim 3 According to the claim 2 The posture change command means is configured to command each of a left tilt command, a right tilt command, a front tilt command, and a rear tilt command of the body as the tilt change command,
When the left tilt command and the right tilt command are instructed as the attitude change control, the control unit drives two drives that act on the left front part and the left rear part among the four drive units. Rolling operation in which the other two driving means are simultaneously driven in a state in which driving of one of the two driving means acting on the right front part and the right rear part is stopped. And when the front tilt command and the rear tilt command are commanded, of the four drive means, two drive means acting on the left front and right front, and the left rear and right It is configured to execute a pitching operation in which one of the two driving means acting on the rear part is stopped while driving the other two driving means at the same time. .
[0025]
That is, when a left tilt command or a right tilt command is commanded, the control means executes the rolling operation based on the command, and the left / right tilt angle with respect to the grounding portion of the traveling device of the body body is changed, so that the traveling device of the body body is Rolling adjustment is possible. When the front tilt command or the rear tilt command is commanded, the control means executes the pitching operation based on the command, the front / rear tilt angle with respect to the grounding part of the traveling device of the body body is changed, and the pitching adjustment for the traveling device of the body body is performed. Can do.
[0026]
Therefore, for example, in a combine, the cutting height position can be adjusted by adjusting the pitching of the fuselage body, and the auger can be adjusted by rolling adjustment of the fuselage body to discharge the grain. As described above, both the rolling adjustment and the pitching adjustment with respect to the traveling device of the airframe body can be advantageously performed over a wide adjustment range.
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As shown in FIG. 1, the vehicle body V is configured to be supported by a pair of left and right
[0028]
That is, the cutting
[0029]
As shown in FIG. 2, the
[0030]
Of the front bell crank 17a, a swingable arm extending so as to be integrally rotatable from a rotation support shaft portion rotatably connected to the
That is, the front cylinder C2 rotates the front bell crank 17a around the axis P2 with respect to the
[0031]
The right
[0032]
Accordingly, as shown in FIG. 2, when the left and right front cylinders C2 and C4 are extended to the maximum and the left and right rear cylinders C3 and C5 are shortened to the shortest, the track frames 16 of the left and right traveling
[0033]
As shown in FIG. 3, when the left and right front cylinders C2 and C4 are shortened while maintaining the left and right rear cylinders C3 and C5 as they are from the lower limit reference posture, the left and right traveling
As shown in FIG. 4, when the left and right rear cylinders C3 and C5 are extended while maintaining the left and right front cylinders C2 and C4 from the lower limit reference posture, the left and right traveling
As shown in FIG. 5, when the left and right front cylinders C2 and C4 are shortened and the left and right rear cylinders C3 and C5 are extended and operated from the lower limit reference posture, the left and right traveling
[0034]
When the hydraulic cylinders C2 to C5 are operated on the side where the vertical distance between the
[0035]
When the hydraulic cylinders C2 to C5 are operated on the side where the vertical distance between the
[0036]
Accordingly, the left front cylinder C2 (hereinafter simply referred to as the left front cylinder C2), the left rear cylinder C3 (hereinafter simply referred to as the left rear cylinder C3), and the right front cylinder C4 (hereinafter simply referred to as the left front cylinder C3). The right front cylinder C4) and the right rear cylinder C5 (hereinafter simply referred to as the right rear cylinder C5) are the left and right inclination angles and the front / rear inclination of the body V with respect to the grounding portions of the traveling
[0037]
In the left and right
Also, the machine body V has a gravitational left / right
[0038]
As shown in FIG. 6, the detection information of each of the
[0039]
The posture change switch unit SU includes a left / right tilt
[0040]
When the
Also, when the operating
[0041]
The
[0042]
Therefore, if the right-
[0043]
The left / right tilt
[0044]
On the other hand, the
[0045]
A control means 200 for controlling the operation of the attitude changing operation means 100 is configured by using the
[0046]
The control means 200 performs a rolling operation and a pitching operation as a control form, which includes automatic control and manual control executed based on a manual operation command.
In the case of automatic control, the control means 200 sets the left / right inclination angle of the main body V by the left / right inclination
The execution of the automatic rolling operation is commanded when the horizontal
[0047]
In the case of manual control, when the
[0048]
When an ascending command is instructed by the
[0049]
Next, the rolling operation and the pitching operation in the lower limit reference mode will be described.
That is, in the case of the rolling operation, when the left front cylinder C2 is shortened and the left rear cylinder C3 is extended from the state in the lower limit reference posture (FIG. 2), as shown in FIG. Then, the fuselage main body V changes to a left-upward inclined posture (right inclined posture) with respect to the grounding portion. Further, when the right front cylinder C4 is shortened and the right rear cylinder C5 is extended from the lower limit reference posture, as shown in FIG. It will change to the upper right tilt posture (left tilt posture). In this way, it is possible to execute a rolling operation in which the main body V is tilted in the left-right direction with respect to the grounding portions of the traveling
[0050]
On the other hand, in the case of the pitching operation, the left front cylinder C2 and the right front cylinder C4 are simultaneously shortened while maintaining the left rear cylinder C3 and the right rear cylinder C5 as they are from the state of the lower limit reference posture (FIG. 2). If it does so, the front part side of the machine body main body V will raise with respect to each grounding part of the left and right
[0051]
Although the description of the rolling operation and the pitching operation in the upper limit reference mode is omitted, the body state V is the most separated posture in the left and right
[0052]
The posture control means 200 is configured to operate the two hydraulic cylinders C2 to C5 that are driven and operated based on detection information of the
Specifically, the end position of the drive operable range of each hydraulic cylinder C2 to C5 corresponds to the upper limit position and the lower limit position of the full stroke of each hydraulic cylinder C2 to C5.
[0053]
Then, depending on whether the control means 200 is performing posture change control by manual control or when performing posture change control by automatic control, the end reaching operation is executed as follows. The
In the case of manual control, the posture control means 200 determines that any one of the two hydraulic cylinders C2 to C5 that are being driven has reached the end position of the drive operable range. After stopping the execution of either the operation or the manual pitching operation, the posture change command means 300 uses the same direction as the operation direction before the stop of either the manual rolling operation or the manual pitching operation stopped. When the tilting operation command is continuously commanded for a set time (for example, 1.5 seconds), it is determined that the continuation of the execution has been commanded and the terminal reaching operation is performed. Yes.
[0054]
In the case of automatic control, the posture control means 200 determines that one of the two hydraulic cylinders C2 to C5 that are being driven has reached the end position of its driveable range, so that the automatic rolling is performed. After stopping the execution of either the operation or the automatic pitching operation, the posture change command means 300 uses the same direction as the operation direction before the stop of either the automatic rolling operation or the automatic pitching operation stopped. When the tilt operation command is commanded, it is determined that the continuation of the execution is commanded, and the terminal reaching operation is executed.
[0055]
More specifically, the end reaching operation will be described. In the case of manual control, for example, as shown in FIG. 9 (a), when the traveling vehicle body V is in the left-tilt state, the rear raising command is given by the
[0056]
The control means 200, when executing the rolling operation and the pitching operation by manual control, based on the detection information of the
[0057]
Next, the attitude control operation and the notification operation by the
As shown in FIG. 10, first, it is determined whether or not a manual operation command (left-right tilt, front-back tilt, up-down ascending and descending) is issued, and when a manual operation command is issued, a manual attitude control process is executed.
When the manual operation command is not issued, the state of the horizontal
[0058]
As shown in FIG. 11, in the manual attitude control process, if a left-up
As the front / rear tilt command, if the rear raising is commanded by the
As the up / down raising / lowering command, if the
[0059]
As shown in FIG. 12, in the right tilt process, whether one of the right front cylinder C4 and the right rear cylinder C5 is operated to the lower limit position based on the detection information of the front and
[0060]
Next, when the cylinders C2 to C5 are stopped driving, if the left-up operation is continuously commanded for a set time (1.5 seconds) or longer, the lower limit of the stroke of the right front cylinder C4 and the right rear cylinder C5 is determined. While holding the cylinder that has reached the lower limit position, the cylinder that has not reached the lower limit position is driven to the lower limit position (for example, if the right front cylinder C4 has reached the lower limit position, the right rear cylinder C5 Shortened operation). At the same time, the cylinder that has reached the upper limit position of the left front cylinder C2 and the left rear cylinder C3 is held at the upper limit position, and the cylinder that has not reached the upper limit position is driven to the upper limit position (for example, the left front cylinder If the cylinder C2 has reached the upper limit position, the left rear cylinder C3 is extended).
[0061]
As shown in FIG. 13, in the left tilt process, whether one of the left front cylinder C2 and the left rear cylinder C3 is operated to the lower limit position based on the detection information of the front and
[0062]
Next, when the cylinders C2 to C5 are stopped driving, if a command for raising the right side is continuously issued for a set time (1.5 seconds) or longer, the lower limit of the stroke of the left front cylinder C2 and the left rear cylinder C3 is set. While holding the cylinder that has reached the lower limit position, the cylinder that has not reached the lower limit position is driven to the lower limit position (for example, if the left front cylinder C2 has reached the lower limit position, the left rear cylinder C3 Shortened operation). At the same time, the cylinder that has reached the upper limit position of the stroke among the right front cylinder C4 and the right rear cylinder C5 is held at the upper limit position, and the cylinder that has not reached the upper limit position is driven to the upper limit position (for example, the right front cylinder If the cylinder C4 has reached the upper limit position, the right rear cylinder C5 is extended).
[0063]
As shown in FIG. 14, in the forward tilt process, whether one of the left front cylinder C2 and the right front cylinder C4 is operated to the lower limit position based on the detection information of the left and
[0064]
Next, when the cylinders C2 to C5 are stopped driving and the rearward raising is continuously commanded for a set time (1.5 seconds) or more, the lower limit of the stroke of the left front cylinder C2 and the right front cylinder C4 is determined. The cylinder that has reached the position is held at its lower limit position, and the cylinder that has not reached the lower limit position is driven to the lower limit position (for example, if the left front cylinder C2 has reached the lower limit position, the right front cylinder C4 is Elongate operation). At the same time, the cylinder that has reached the upper limit position of the left rear cylinder C3 and the right rear cylinder C5 is held at the upper limit position, and the cylinder that has not reached the upper limit position is driven to the upper limit position (for example, If the left rear cylinder C3 has reached the upper limit position, the right rear cylinder C5 is extended.
[0065]
As shown in FIG. 15, in the rear tilt process, one of the left rear cylinder C3 and the right rear cylinder C5 is operated to the lower limit position based on the detection information of the left and
[0066]
Next, when the cylinders C2 to C5 are stopped driving, if the front raising is continuously commanded for a set time (1.5 seconds) or longer, the strokes of the left rear cylinder C3 and the right rear cylinder C5 are stroked. The cylinder that has reached the lower limit position is held at the lower limit position, and the cylinder that has not reached the lower limit position is driven to the lower limit position (for example, if the left rear cylinder C3 has reached the lower limit position, The rear cylinder C5 is shortened), and the cylinder that has reached the upper limit position of the left front cylinder C2 and the right front cylinder C4 is held at the upper limit position, and the cylinder that has not reached the upper limit position is driven to the upper limit position. (For example, if the left front cylinder C2 has reached the upper limit position, the right front cylinder C4 is shortened).
[0067]
[Another embodiment]
Next, another embodiment will be listed.
In the above-described embodiment, the traveling device is configured by the pair of left and right
[0068]
In the above embodiment, the four drive means C2 to C5 constituting the posture changing operation means 100 are constituted by hydraulic cylinders. However, the present invention is not limited to this, and other driving means such as an electric motor and a screw feed mechanism are provided. You may comprise by a drive means.
[0069]
In the above-described embodiment, the combine is exemplified as the work vehicle. However, the combine is not limited to the combine, and other agricultural work vehicles such as a seedling transplanter and a tractor may be used. It may be.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a front portion of a combine.
FIG. 2 is a side view showing a configuration for raising and lowering a traveling device.
FIG. 3 is a side view showing a configuration for raising and lowering a traveling device.
FIG. 4 is a side view showing a configuration for raising and lowering a traveling device.
FIG. 5 is a side view showing a configuration for raising and lowering the traveling device.
FIG. 6 is a block diagram showing a control configuration.
FIG. 7 is a front view of a switch unit for posture change operation.
FIG. 8 is a front view showing a rolling operation state.
FIG. 9 is a perspective view for explaining an end reaching operation.
FIG. 10 is a flowchart showing a control operation.
FIG. 11 is a flowchart showing a control operation.
FIG. 12 is a flowchart showing a control operation.
FIG. 13 is a flowchart showing a control operation.
FIG. 14 is a flowchart showing a control operation.
FIG. 15 is a flowchart showing a control operation.
[Explanation of symbols]
1L, 1R travel device
18-21 Operation amount detection means
23 Left / right tilt angle detection means
24 Forward / backward tilt angle detection means
100 Posture change operation means
200 Attitude control means
300 Posture change command means
C2 to C5 drive means
V body
Claims (3)
前記機体本体の傾斜変更指令を指令する手動式の姿勢変更指令手段と、
前記姿勢変更指令手段の指令情報に基づいて、前記姿勢変更操作手段の作動を制御する姿勢変更制御を実行する制御手段とが設けられている作業車の姿勢制御装置であって、
前記姿勢変更操作手段が、前記機体本体における傾斜角変更方向の両端部夫々での前記走行装置の接地部に対する高さを各別に変更調節自在な複数個の駆動手段を備えて構成されるとともに、その各駆動手段の駆動操作量を検出する操作量検出手段が設けられ、
前記制御手段が、前記姿勢変更制御として、前記複数個の駆動手段のうち前記機体本体における傾斜角変更方向の一端部に作用する駆動手段の駆動操作を停止させた状態で、前記機体本体における傾斜角変更方向の他端部に作用する駆動手段を前記姿勢変更指令手段による傾斜変更指令の方向に駆動操作する姿勢変更作動を実行し、且つ、前記操作量検出手段の検出情報に基づいて、前記傾斜角変更方向の他端部に作用する駆動手段が駆動操作可能範囲の終端位置に達したことを判別した場合には、前記傾斜角変更方向の他端部に作用する駆動手段の駆動操作を停止させるとともに、前記傾斜角変更方向の他端部に作用する駆動手段が駆動操作可能範囲の終端位置に達したことを報知する報知作動を実行するように構成され、更に、前記姿勢変更制御において、前記傾斜角変更方向の他端部に作用する駆動手段の駆動操作を停止させた後、その駆動操作停止前の傾斜変更指令と同じ傾斜変更指令が前記姿勢変更指令手段にて指令された場合には、前記傾斜角変更方向の他端部に作用する駆動手段を駆動操作可能範囲の終端位置に保持させた状態で、前記傾斜角変更方向の一端部に作用する駆動手段を前記姿勢変更指令手段による傾斜変更指令の方向に駆動操作するように構成されている作業車の姿勢制御装置。Attitude changing operation means capable of changing and changing the inclination angle of the airframe body relative to the grounding portion of the traveling device;
Manual attitude change command means for instructing an inclination change command of the body, and
A work vehicle attitude control device provided with control means for executing attitude change control for controlling the operation of the attitude change operation means based on command information of the attitude change command means;
The posture change operation means includes a plurality of drive means that can change and adjust the height with respect to the grounding portion of the traveling device at each of both ends in the inclination angle change direction in the airframe body, An operation amount detection means for detecting the drive operation amount of each drive means is provided,
In the state in which the control means stops the driving operation of the driving means acting on one end portion in the inclination angle changing direction in the airframe body among the plurality of driving means as the posture change control, the inclination in the airframe body Performing a posture change operation for driving the driving means acting on the other end of the angle change direction in the direction of the inclination change command by the posture change command means, and based on the detection information of the operation amount detection means, When it is determined that the driving means acting on the other end portion in the inclination angle changing direction has reached the end position of the drive operation possible range, the driving operation of the driving means acting on the other end portion in the inclination angle changing direction is performed. with stops, drive means acting on the other end of the tilt angle changing direction is configured to perform a notifying operation for notifying that it has reached the end position of the drive operation range, further, the posture In the further control, after stopping the driving operation of the driving means acting on the other end portion in the inclination angle changing direction, the same inclination changing command as the inclination changing command before stopping the driving operation is issued by the posture changing command means. In the case where the driving means acting on the other end portion in the tilt angle changing direction is held at the end position of the drive operation possible range, the driving means acting on the one end portion in the tilt angle changing direction is An attitude control device for a work vehicle configured to drive in a direction of an inclination change command by an attitude change command means .
前記制御手段が、前記姿勢変更制御において、前記4個の駆動手段のうちで2個の駆動手段を同時に駆動操作して、その同時に駆動操作する2個の駆動手段のいずれかが駆動操作可能範囲の終端位置に達したときに、その2個の駆動手段の駆動操作を停止させるとともに、前記同時に駆動操作する2個の駆動手段のいずれかが駆動操作可能範囲の終端位置に達したことを報知する報知作動を実行し、且つ、前記2個の駆動手段の駆動操作を停止させた後、前記姿勢変更指令手段にて前記2個の駆動手段の駆動操作停止前の傾斜変更指令と同じ傾斜変更指令が指令された場合には、前記同時に駆動操作した2個の駆動手段のうちで、前記駆動操作可能範囲の終端位置に達している駆動手段をその終端位置に保持させた状態で、前記駆動操作可能範囲の終端位置に達していない駆動手段を駆動操作可能範囲の終端位置に達するように駆動操作する終端到達作動を実行するように構成されている請求項1記載の作業車の姿勢制御装置。 The posture changing operation means, as the plurality of driving means, separately sets the height relative to the grounding portion of the traveling device at each of the left front part, left rear part, right front part, and right rear part of the main body. It is configured to include four drive means that can be changed and adjusted,
In the posture change control, the control means simultaneously drives two driving means among the four driving means, and any one of the two driving means that simultaneously drive the driving operation can be operated. When the end position of the two driving means is reached, the driving operation of the two driving means is stopped, and it is informed that one of the two driving means that are simultaneously operated has reached the end position of the drive operable range. After performing the notification operation and stopping the driving operation of the two driving means, the attitude change commanding means changes the same inclination as the inclination changing command before stopping the driving operation of the two driving means. When the command is instructed, of the two driving means that are driven simultaneously, the driving means that has reached the end position of the drive operable range is held in the end position, and the drive Operation possible Work vehicle attitude control device Configured claim 1 to carry out termination arrival actuating driving operation so as to reach the drive means does not reach the end position of the circumference in the end position of the drive operation range.
前記制御手段が、前記姿勢変更制御として、前記左傾斜指令及び前記右傾斜指令が指令された場合には、前記4個の駆動手段のうち、左側前部及び左側後部に作用する2個の駆動手段と、右側前部及び右側後部に作用する2個の駆動手段のいずれか一方の2個の駆動手段を駆動停止させた状態で、他方の2個の駆動手段を同時に駆動操作するローリング作動を実行し、前記前傾斜指令及び前記後傾斜指令が指令された場合には、前記4個の駆動手段のうち、左側前部及び右側前部に作用する2個の駆動手段と、左側後部及び右側後部に作用する2個の駆動手段のいずれか一方の2個の駆動手段を駆動停止させた状態で、他方の2個の駆動手段を同時に駆動操作するピッチング作動を実行するように構成されている請求項2記載の作業車の姿勢制御装置。 The posture change command means is configured to command each of a left tilt command, a right tilt command, a front tilt command, and a rear tilt command of the body as the tilt change command,
When the left tilt command and the right tilt command are instructed as the attitude change control, the control unit drives two drives that act on the left front part and the left rear part among the four drive units. Rolling operation in which the other two driving means are simultaneously driven in a state in which driving of one of the two driving means acting on the right front part and the right rear part is stopped. And when the front tilt command and the rear tilt command are commanded, of the four drive means, two drive means acting on the left front and right front, and the left rear and right It is configured to execute a pitching operation in which one of the two driving means acting on the rear part is stopped while driving the other two driving means at the same time. work vehicle in the attitude of the claim 2, wherein Control device.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001066427A JP3652261B2 (en) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | Work vehicle attitude control device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001066427A JP3652261B2 (en) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | Work vehicle attitude control device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002268747A JP2002268747A (en) | 2002-09-20 |
JP3652261B2 true JP3652261B2 (en) | 2005-05-25 |
Family
ID=18924915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001066427A Expired - Fee Related JP3652261B2 (en) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | Work vehicle attitude control device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3652261B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4996570B2 (en) * | 2008-09-29 | 2012-08-08 | 株式会社クボタ | Attitude control device for mowing machine |
CN108496565A (en) * | 2018-05-07 | 2018-09-07 | 江苏大学 | Combined harvester lifting crawler-type chassis |
-
2001
- 2001-03-09 JP JP2001066427A patent/JP3652261B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002268747A (en) | 2002-09-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3652261B2 (en) | Work vehicle attitude control device | |
JP3652266B2 (en) | Work vehicle | |
JP3685762B2 (en) | Work vehicle attitude control device | |
JP4250606B2 (en) | Attitude control device for mowing harvester | |
KR101324008B1 (en) | Combine | |
JP4053054B2 (en) | Attitude control device for mowing harvester | |
JP3652264B2 (en) | Attitude control device for mowing harvester | |
JP3683145B2 (en) | Mowing harvester | |
JP3719942B2 (en) | Attitude control device for mowing harvester | |
JP3685763B2 (en) | Attitude control device for mowing harvester | |
JP3719943B2 (en) | Attitude control device for mowing harvester | |
JP3652262B2 (en) | Attitude control device for mowing harvester | |
JP3725039B2 (en) | Attitude control device for mowing harvester | |
JP3652267B2 (en) | Attitude control device for mowing harvester | |
JP3597138B2 (en) | Work machine attitude control device | |
JP4053018B2 (en) | Work vehicle attitude control device | |
JP3719941B2 (en) | Work vehicle | |
JP5016438B2 (en) | Mowing harvester | |
JP4362503B2 (en) | Work vehicle attitude control device | |
JP2002284055A (en) | Attitude controlling device for service vehicle | |
JP3549489B2 (en) | Attitude control device of reaper | |
JP3652253B2 (en) | Work vehicle attitude control device | |
JP2005237244A (en) | Combine harvester | |
JP4342398B2 (en) | Work vehicle attitude control device | |
JP2003284423A (en) | Attitude control apparatus for reaping harvester |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040812 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041012 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050222 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3652261 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120304 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130304 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |