JP3651408B2

JP3651408B2 - Disk unit locking mechanism

Info

Publication number: JP3651408B2
Application number: JP2001125702A
Authority: JP
Inventors: 潔辺木園
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 2001-04-24
Filing date: 2001-04-24
Publication date: 2005-05-25
Anticipated expiration: 2021-04-24
Also published as: JP2002319219A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報記録媒体となるディスクを装着して記録又は再生を行うディスク装置に関し、特に、記録又は再生用ディスクを搭載し搬入搬出を行うローディング機構のロック機構の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ノート型パソコン等に搭載される従来のディスク装置の構成の概略について図９および図１０に示す。
【０００３】
この種のディスク装置は、情報記録媒体となるディスク２を装着するためのトレイ４と、このトレイ４を挿抜可能に内嵌した筐体１とによって構成され、トレイ４は、筐体１に対して図９を基準に紙面の上下方向に移動可能に内嵌されている。
つまり、トレイ４を引き出した状態でディスク２の着脱作業を行い、ディスク２に対する情報の書き込み或いは読み込み作業を行う場合には、トレイ４を押し込んで筐体１に完全に内嵌させた状態で、トレイ４に設けられたディスク駆動装置３を作動させてこれらの作業を行う。
【０００４】
トレイ４を筐体１に内嵌した状態で保持するためのロック機構の構成の概略を図１０に示す。
【０００５】
このロック機構の主要部は、筐体１側に配備されたロックピン５と、トレイ４側に配備されたロックレバー６とで構成され、更に、トレイ４の側には、ロックレバー６を作動させてロック部６ａをロックピン５に係脱させるために必要とされる様々な構成要素が配備されている。
【０００６】
ロックピン５と係合する突起状のロック部６ａを備えたロックレバー６は、図１０に示されるように、トレイ４上に軸２４を支点として揺動自在に取り付けられ、スプリング等で構成されるロックレバー付勢部材７によってロック部６ａをロックピン５に係合させる方向、つまり、図１０中で時計方向に揺動付勢されている。
【０００７】
このロックレバー６を揺動させてロック部６ａとロックピン５の係合を解除させるためのイジェクトレバー１２は、図１０に示されるように、トレイ４上に軸２５を支点として揺動自在に取り付けられ、スプリング等で構成されるイジェクトレバー付勢部材１３によって、該イジェクトレバー１２の押圧片１２ａがロックレバー６を押す方向、つまり、図１０中で反時計方向に揺動付勢されている。
【０００８】
そして、イジェクトレバー１２には可動片保持可動部材１６を介して可動片１１ａが取り付けられ、トレイ４側に固設された自己保持方式のソレノイド１１によって可動片１１ａを吸着することにより、イジェクトレバー１２の姿勢が図１０の状態、つまり、押圧片１２ａがロックレバー６を押圧しないロック状態に保持している。
【０００９】
従って、この状態でイジェクトボタン１０を操作し、図示しない制御回路からの指令によってソレノイド１１の自己保持状態を解除すれば、ソレノイド１１による可動片１１ａの吸着が解除され、イジェクトレバー付勢部材１３の付勢力によってイジェクトレバー１２が反時計方向に揺動し、その押圧片１２ａがロックレバー６を押して該ロックレバー６を反時計方向に揺動させ、ロックレバー６のロック部６ａとロックピン５との間の係合が解除されて、トレイ４の引き出しが可能な状態となる。
【００１０】
その結果、図９に示されるようなスプリング等の動力源８とトレイ排出ロッド９等で構成される排出機構によりトレイ４が押され、筐体１を基準として手前方向、つまり、図９の下方にトレイ４が押し出されことになる。最終的な引き出し動作はトレイ４のフロントパネル２２を把持して手動で行う。
【００１１】
また、イジェクトレバー１２を再び図１０の姿勢に戻して可動片１１ａをソレノイド１１に吸着させるための機構は、トレイ４上に軸２６を支点として揺動自在に取り付けられたリセットレバー１４によって構成される。
【００１２】
このリセットレバー１４は、スプリング等のリセットレバー付勢部材１５によって図１０中で常に時計方向に揺動付勢され、トレイ４の挿抜によって筐体１とトレイ４との間に生じる相対的な位置変化、要するに、ロックピン５に対するリセットレバー１４の上下方向の位置変化によって、リセットレバー１４の一部である楔状摺接部１４ａがロックピン５と干渉する位置に、楔状摺接部１４ａを望ませている。
【００１３】
従って、トレイ４の挿抜によってリセットレバー１４が図１０の上下方向に移動して楔状摺接部１４ａがロックピン５に干渉すると、楔状摺接部１４ａの斜面がロックピン５によって押圧され、リセットレバー１４が図１０の反時計方向に揺動し、リセットレバー１４の押圧片１４ｂがイジェクトレバー１２を時計方向に揺動させて、イジェクトレバー１２側に取り付けられている可動片１１ａが再びソレノイド１１に吸着されることになる。
【００１４】
この際、可動片１１ａがソレノイド１１に確実に圧着されるようにするため、可動片１１ａがソレノイド１１に当接した状態から更にイジェクトレバー１２がオーバーストロークして時計方向に揺動してソレノイド１１に対する可動片１１ａの押し付け動作が行われるように、リセットレバー１４の押圧片１４ｂとイジェクトレバー１２の係合関係が設計されている。しかし、このようなオーバーストロークの設計を行った場合、イジェクトレバー１２やリセットレバー１４に過剰な応力が作用して損傷が生じ易くなるといった問題もある。
【００１５】
そこで、このような問題を解消するため、可動片１１ａは可動片保持可動部材１６を介してイジェクトレバー１２に取り付けられ、この可動片保持可動部材１６によって、イジェクトレバー１２に対する可動片１１ａの所定量の遊びが許容されるようになっている。
より具体的に言えば、この可動片保持可動部材１６は、図１０に示されるように、軸２７を介してイジェクトレバー１２上に所定範囲で揺動自在に取り付けられ、スプリング等の可動片付勢部材１７でソレノイド１１に向けて常時付勢されており、可動片１１ａが過剰な力でソレノイド１１に押し付けられた場合には、可動片付勢部材１７の付勢力に抗して図１０中の反時計方向に可動片保持可動部材１６が揺動して後退することで過剰な力を逃がすようになっている。
【００１６】
更に、この種のディスク装置においては、ソレノイド１１を始めとする部材の故障や電源未投入時のトレイ４の取り出しを考慮し、手動操作によって強制的にロックレバー６とロックピン５の係合を解除するエマージェンシーイジェクトレバー１８を装備するのが一般的である。
【００１７】
このエマージェンシーイジェクトレバー１８は、図１０に示されるように、軸２８を介してトレイ４上に揺動自在に取り付けられている。そして、フロントパネル２２に穿設した孔から引き延ばしたクリップ等を突入させてエマージェンシーイジェクトレバー１８の操作部１８ａを押圧することでエマージェンシーイジェクトレバー１８を時計方向に揺動させ、その押圧片１８ｂでロックレバー６を押して反時計方向に揺動させることで、ロック部６ａとロックピン５の係合を強制的に解除する。
【００１８】
また、エマージェンシーイジェクトレバー１８の姿勢を保持してガタツキを防止するため、スプリング等からなるガタツキ防止部材１９が設けられている。このガタツキ防止部材１９は、エマージェンシーイジェクトレバー１８を常時反時計方向に付勢することにより、エマージェンシーイジェクトレバー１８の揺動位置を反時計方向の揺動限界位置に規制して、そのガタツキを防止する。
【００１９】
以上、一例として、筐体１側にロックピン５を配備し、トレイ４の側にロックレバー６を始めとする他の構成要素を配備したディスク装置のロック機構の例について説明したが、これとは逆に、トレイ４側にロックピン５を配備し、筐体１側にロックレバー６を始めとする他の構成要素を配備したディスク装置もある。何れにしても、基本的な構成と動作態様に関しては、実質的に、上述した構成と同等である。
【００２０】
【発明が解決しようとする課題】
以上に述べた通り、自己保持方式のソレノイドを利用した従来型のディスク装置のロック機構においては、筐体とトレイとのロックおよびアンロック操作を行ったり、ロック状態の強制解除を行ったりする必要上、少なくとも、ロックレバー，ロックレバー付勢部材，イジェクトレバー，イジェクトレバー付勢部材，リセットレバー，リセットレバー付勢部材，可動片保持可動部材，可動片付勢部材，エマージェンシーイジェクトレバー、および、そのガタツキ防止部材等が必要とされ、これら多数の部品が図１０に示されるようにして同一平面上に分散して配備されているため、ロック機構のコンパクト化が困難であるといった問題があった。
【００２１】
また、ロックレバー付勢部材，イジェクトレバー付勢部材等には大きな付勢力が必要とされるため、スプリングの直径が大径化し、ロック機構のコンパクト化に不都合を生じる問題もある。
【００２２】
【発明の目的】
そこで、本発明の目的は、前記従来技術の欠点を解消し、部品点数の削減や付勢部材の小型化を図り、コンパクトなディスク装置のロック機構を提供することにある。
【００２３】
【課題を解決するための手段】
本発明は、情報記録媒体となるディスクを装着するためのトレイと、このトレイを挿抜可能に内嵌する筐体とを有し、筐体もしくはトレイの何れか一方の部材にロックピンを配備する一方、他方の部材には、前記ロックピンに係脱するロック部を先端に備えて揺動可能に支持されたロックレバーと、このロック部を前記ロックピンに係合させる方向にロックレバーを揺動付勢するロックレバー付勢部材と、ロックレバー付勢部材による付勢力に抗してロックレバーを押圧し前記ロック部をロックピンから離脱させる方向に揺動するイジェクトレバーと、前記イジェクトレバーがロックレバーを押圧する方向にイジェクトレバーを揺動付勢するイジェクトレバー付勢部材と、イジェクトレバーに接続された可動片を吸着してイジェクトレバー付勢部材の付勢力に抗してイジェクトレバーを揺動させ該イジェクトレバーがロックレバーを押圧しない位置に退避させておく自己保持方式のソレノイドと、トレイの挿抜操作によってトレイと筐体との間に生じる位置変化を利用してロックピンに摺接し該ロックピンからの押圧力を受けて揺動することによって可動片がソレノイドに接近する方向にイジェクトレバーを揺動させるリセットレバーと、少なくともソレノイドによる可動片の吸着が解除された状況下においてリセットレバーがロックピンと摺接可能な位置にリセットレバーを揺動付勢しておくリセットレバー付勢部材とを備えたディスク装置のロック機構であり、前記目的を達成するため、特に、イジェクトレバーがロックレバーを押圧しない位置にイジェクトレバーを退避させた状態でリセットレバーがロックピンから離間し、かつ、イジェクトレバーがロックレバーを押圧する位置にイジェクトレバーを揺動させた状態でリセットレバーがロックピンに接近するようにリセットレバーの先端をイジェクトレバーの揺動側の先端に枢着することにより、単一の付勢部材によってイジェクトレバー付勢部材とリセットレバー付勢部材を形成したことを特徴とする構成を有する。
【００２４】
ロックピンとリセットレバーとの摺接作用を利用して可動片をソレノイドに当接させるリセット操作を行う必要が生じるのは、イジェクトレバーがロックレバーを押圧してロックピンとロックレバーの係合が解除された状態、つまり、可動片がソレノイドから離れている場合に限られる。
そこで、本発明においては、イジェクトレバーがロックレバーを押圧しない位置にイジェクトレバーを退避させた状態でリセットレバーがロックピンから離間し、かつ、イジェクトレバーがロックレバーを押圧する位置にイジェクトレバーを揺動させた状態でリセットレバーがロックピンに接近するようにリセットレバーの先端をイジェクトレバーの揺動側の先端に枢着し、イジェクトレバーを揺動付勢する単一の付勢部材（イジェクトレバー付勢部材）によって、リセットレバー付勢部材を兼ねさせる。
このように、従来２つ必要であった付勢部材を一つの付勢部材に纏めることによって部品点数を削減し、ディスク装置のロック機構のコンパクト化を達成した。
【００２５】
また、ロックレバーとイジェクトレバーとリセットレバーの各々の揺動面が平行になるようにして、揺動面の法線方向に向けてロックレバーとイジェクトレバーとリセットレバーを重合配備することが可能である。
【００２６】
このように、ロックレバーとイジェクトレバーとリセットレバーの各々を揺動面の法線方向に向けて重合配備することにより、レバー類の配置に必要とされるスペースを節約してディスク装置のロック機構のコンパクト化を達成し、同時に、レバー類の相互干渉を防止するようにした。
【００２７】
更に、イジェクトレバーに対する可動片の所定量の遊びを許容してイジェクトレバーに可動片を保持する可動片保持可動部材と、この所定量の遊びの範囲で可動片保持可動部材をソレノイドに向けて常時付勢する可動片付勢部材とを備えたロック機構にあっては、イジェクトレバーと可動片保持可動部材との間に設けた板バネによって可動片付勢部材を構成し、この可動片付勢部材とイジェクトレバーと可動片保持可動部材とを合成樹脂によって一体成形することが望ましい。
【００２８】
このように、可動片付勢部材とイジェクトレバーと可動片保持可動部材とを合成樹脂によって一体成形することにより、従来はスプリング等の別部材によって構成されていた可動片付勢部材がイジェクトレバーと一体化され、イジェクトレバー周辺の構造の簡素化と部品点数の削減が図られ、ディスク装置のロック機構のコンパクト化が達成される。
【００２９】
また、イジェクトレバーの揺動中心から該イジェクトレバー上におけるイジェクトレバー付勢部材の取り付け位置までの距離は、イジェクトレバーの揺動中心から該イジェクトレバー上における可動片の取り付け位置までの距離よりも大きくすることが望ましい。
【００３０】
このようにしてイジェクトレバーの揺動中心からイジェクトレバー付勢部材の取り付け位置までの距離（モーメント）を相対的に長くすることで、イジェクトレバー付勢部材による揺動付勢力を増幅することが可能となる。この結果、イジェクトレバー付勢部材自体に必要とされる付勢力は従来のものに比べて僅かなもので済み、イジェクトレバー付勢部材の小型化（スプリングの小径化）が可能となる。これにより、ディスク装置のロック機構のコンパクト化が達成される。
【００３１】
これと同様、ロックレバーの揺動中心から該ロックレバー上におけるロックレバー付勢部材の取り付け位置までの距離も、ロックレバーの揺動中心から該ロックレバー上におけるロック部の配備位置までの距離よりも大きくすることが望ましい。
【００３２】
このように、ロックレバーの揺動中心からロックレバー付勢部材の取り付け位置までの距離（モーメント）を相対的に長くすることで、ロックレバー付勢部材による揺動付勢力を増幅することが可能となる。この結果、ロックレバー付勢部材自体が有する付勢力が僅かなものであっても、ロックレバー先端のロック部を確実にロックピンに係合させることができるようになる。従って、ロックレバー付勢部材の小型化（スプリングの小径化）が可能となり、これによってディスク装置のロック機構のコンパクト化が達成される。
【００３３】
更に、外部からの手動操作により揺動してロックレバーを押圧することでロックレバーのロック部とロックピンとの係合を解除するエマージェンシーイジェクトレバーを備えたロック機構にあっては、エマージェンシーイジェクトレバーの先端をロックレバーに枢着し、このロックレバーによってガタツキ防止部材を兼ねさせるようにする。
【００３４】
このように、エマージェンシーイジェクトレバーの先端をロックレバーに枢着することにより、スプリング等の別部材によって構成されていたガタツキ防止部材が不要となる。構成上必須とされるロックレバーによってエマージェンシーイジェクトレバーのガタツキを防止できるようになるため、部品点数が削減され、ディスク装置のロック機構のコンパクト化が達成される。
【００３５】
無論、上述した６つの解決手段の各々を単独で利用してもよいし、そのうちの幾つかを選択的に組み合わせて利用してもよく、更には、その全てを同時に利用してもよい。
【００３６】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図１は本発明を適用した一実施形態のディスク装置の構成の概略について示した平面図、また、図４は同実施形態のディスク装置のロック機構の要部をロック状態で示した部分拡大図である。
【００３７】
このディスク装置は、情報記録媒体となるディスク２を装着するためのトレイ４と、このトレイ４を挿抜可能に内嵌した筐体１とによって構成され、トレイ４は、筐体１に対して図１を基準に紙面の上下方向に移動可能に内嵌されている。つまり、トレイ４を引き出した状態でディスク２の着脱作業を行い、ディスク２に対する情報の書き込み或いは読み込み作業を行う場合には、トレイ４を押し込んで筐体１に完全に内嵌させた状態で、トレイ４に設けられたディスク駆動装置３を作動させて、これらの作業を行う。
【００３８】
トレイ４を筐体１に内嵌した状態で保持するためのロック機構の構成の概略を図４に示す。
【００３９】
このロック機構の主要部は、筐体１側に配備されたロックピン５と、トレイ４側に配備されたロックレバー６とで構成され、更に、トレイ４の側には、ロックレバー６を作動させてロック部６ａをロックピン５に係脱させるために必要とされる様々な構成要素が配備されている。
【００４０】
ロックピン５と係合する突起状のロック部６ａを備えたロックレバー６は、図４に示されるように、トレイ４上に軸２４を支点として揺動自在に取り付けられ、スプリング等で構成されるロックレバー付勢部材７によって、ロック部６ａをロックピン５に係合させる方向、つまり、図４中で時計方向に揺動付勢されている。
【００４１】
ロックレバー６を軸支する軸２４、つまり、ロックレバー６の揺動中心からロックレバー付勢部材７の取り付け位置までの距離Ｌ１’は、図４に示される通り、ロックレバーの揺動中心からロックレバー６上におけるロック部６ａの配備位置までの距離距離Ｌ１よりも大きいので、ロックレバー付勢部材７による揺動付勢力をテコの原理で増幅してロックレバー６の先端のロック部６ａを確実にロックピン５に係合させることができる。ロック部６ａとロックピン５の係合に必要とされる力は従来と同様であるので、ロックレバー付勢部材７を構成するスプリングの小径化および小型化が可能であり、これによってディスク装置のロック機構のコンパクト化が達成される。
【００４２】
このロックレバー６を揺動させてロック部６ａとロックピン５の係合を解除させるためのイジェクトレバー１２は、図４に示されるように、トレイ４上に軸２５を支点として揺動自在に取り付けられ、スプリング等で構成されるイジェクトレバー付勢部材２１によって、該イジェクトレバー１２の押圧片１２ａがロックレバー６を押す方向、つまり、図４中で時計方向に揺動付勢されている。
【００４３】
イジェクトレバー１２を軸支する軸２５、つまり、イジェクトレバー１２の揺動中心から該イジェクトレバー１２上におけるイジェクトレバー付勢部材２１の取り付け位置までの距離Ｌ２’は、図４に示される通り、イジェクトレバー１２の揺動中心からイジェクトレバー１２上における可動片１１ａの取り付け位置までの距離Ｌ２よりも大きいので、前記と同様、イジェクトレバー付勢部材２１による揺動付勢力をテコの原理で増幅して有効に利用することができ、イジェクトレバー付勢部材２１を構成するスプリングの小径化および小型化が可能であり、これによってディスク装置のロック機構のコンパクト化が達成される。
【００４４】
また、イジェクトレバー１２には可動片保持可動部材を兼ねる板バネ２０を介して可動片１１ａが取り付けられ、トレイ４側に固設された自己保持方式のソレノイド１１によって可動片１１ａを吸着することにより、イジェクトレバー１２の姿勢が図４の状態、つまり、押圧片１２ａがロックレバー６を押圧しない状態に保持されている。
【００４５】
ここで、イジェクトボタン１０を操作し、図示しない制御回路からの指令によってソレノイド１１の自己保持状態を解除すれば、図５に示されるようにして、ソレノイド１１による可動片１１ａの吸着が解除され、イジェクトレバー付勢部材１３の付勢力によってイジェクトレバー１２が時計方向に揺動し、その押圧片１２ａがロックレバー６を押して該ロックレバー６を反時計方向に揺動させ、ロックレバー６のロック部６ａとロックピン５の係合が解除されて、トレイ４の引き出しが可能な状態となる。
【００４６】
その結果、スプリング等の動力源８とトレイ排出ロッド９等で構成される排出機構によりトレイ４が押され、図２に示されるように、トレイ４が僅かに押し出されことになる。最終的な引き出し動作はトレイ４のフロントパネル２２を把持して手動で行われ、最大で、図３に示す位置までトレイ４の引き出しが可能である。
【００４７】
一方、イジェクトレバー１２を再び図４の姿勢に戻して可動片１１ａをソレノイド１１に吸着させるための機構は、トレイ４上に軸２６を支点として揺動自在に取り付けられたリセットレバー１４によって構成される。
【００４８】
リセットレバー１４の先端は、イジェクトレバー１２がロックレバー６を押圧しないようにイジェクトレバー１２を退避させた図４の状態でリセットレバー１４の楔状摺接部１４ａがロックピン５から左側に離間し、かつ、イジェクトレバー１２がロックレバー６を押圧するようにイジェクトレバー１２を揺動させた図５の状態でリセットレバー１４の楔状摺接部１４ａがロックピン５に接近するように、イジェクトレバー１２の揺動側の先端１２ｂに枢着されている。
【００４９】
イジェクトレバー１２に枢着されたリセットレバー１４は、図５のように、イジェクトレバー１２の押圧片１２ａがロックレバー６を押圧するアンロックの状態において、イジェクトレバー付勢部材２１の付勢力により軸２６を中心として図５の反時計方向に揺動付勢される。従って、図１０に示した従来例のような専用のリセットレバー付勢部材１５は不要となり、単一の付勢部材、つまり、イジェクトレバー付勢部材２１によってリセットレバー１４の付勢部材を兼ねさせることができる。
【００５０】
このように、従来２つ必要であった付勢部材を一つの付勢部材に纏めることによって部品点数が削減され、ディスク装置のロック機構のコンパクト化が可能となる。
【００５１】
図５の状態からトレー４を更に引き出すと、筐体１に対するトレイ４の相対移動、つまり、ロックピン５に対するリセットレバー１４の相対移動によって、図６に示されるようにしてリセットレバー１４の楔状摺接部１４ａがロックピン５に干渉し、楔状摺接部１４ａの斜面がロックピン５によって押圧され、リセットレバー１４が図６のように時計方向に揺動される。この結果、リセットレバー１４に枢着されたイジェクトレバー１２が図６のように反時計方向に揺動し、イジェクトレバー１２側に取り付けられている可動片１１ａが再びソレノイド１１に吸着される。また、イジェクトレバー１２が退避する結果、ロックレバー６もロックレバー付勢部材７の揺動付勢力によって、再び、ロックピン５と係合可能な位置に復帰することになる。
【００５２】
この際、可動片１１ａがソレノイド１１に確実に圧着されるようにするため、可動片１１ａがソレノイド１１に当接した状態から更にイジェクトレバー１２がオーバーストロークして反時計方向に揺動するが、ソレノイド１１に対する可動片１１ａの押し付け動作が過剰な力で行われると、図６に示されるように、合成樹脂製のイジェクトレバー１２に一体成形された板バネ２０が撓んでイジェクトレバー１２に対し相対的に可動片１１ａを後退させ、イジェクトレバー１２およびリセットレバー１４等に作用する過剰な力を逃がす。
【００５３】
この板バネ２０は図１０に示した従来例における可動片保持可動部材１６と可動片付勢部材１７を兼ねるものであり、このような部品点数の削減化、および、イジェクトレバー１２に対する板バネ２０の一体成形化により、ディスク装置のロック機構のコンパクト化および製造コストの低減化が達成される。
【００５４】
ロックピン５に対するリセットレバー１４の相対移動を利用した可動片１１ａのリセット動作は、図３のような状態にあるトレイ４を再び筐体１に押し込むときにも行われる。前述した引き出し操作の際にソレノイド１１に駆動電圧が印加され続けて可動片１１ａがソレノイド１１に上手く吸着されなかったような場合には、この押し込み操作の際に、前記と同様にして可動片１１ａの吸着等を始めとするリセット動作が行われることになる。
【００５５】
また、引出し操作の段階で既に可動片１１ａがソレノイド１１に上手く吸着されているような場合には、可動片１１ａの吸着を除くリセット動作が前記と同様にして行われて、イジェクトレバー１２がオーバーストロークの分だけ揺動することになる。この場合も前記と同様、板バネ２０の撓みによって過剰な力が逃がされ、イジェクトレバー１２およびリセットレバー１４を始めとする各部の損傷等が未然に防止される。
【００５６】
何れの場合も、この押し込み操作により、最終的にはロックレバー６のロック部６ａの斜面がロックピン５に摺接し、このときの反力によってロックレバー６が反時計方向に揺動され、最終的に、ロックピン５を乗り越えたロック部６ａの立ち上がり部分がロックピン５と係合し、トレイ４が筐体１内に固定される。
【００５７】
また、手動操作によって強制的にロックレバー６とロックピン５の係合を解除するためのエマージェンシーイジェクトレバー１８は、図７に示されるように、軸２８を介してトレイ４上に揺動自在に取り付けられ、押圧片１８ｂの先端をロックレバー６に枢着されている。従って、フロントパネル２２に穿設した孔から専用のロッド或いは引き延ばしたクリップ２３等を突入させてエマージェンシーイジェクトレバー１８の操作部１８ａを押圧することでエマージェンシーイジェクトレバー１８を時計方向に揺動させ、その押圧片１８ｂでロックレバー６を反時計方向に揺動させることで、ロック部６ａとロックピン５の係合を強制的に解除することができる。
【００５８】
押圧片１８ｂの先端をロックレバー６に枢着した構成であるため、エマージェンシーイジェクトレバー１８の姿勢はロックレバー６によって保持される。従って、図１０の従来例のようなスプリング状のガタツキ防止部材１９は不要であり、部品点数の削減およびコンパクト化が達成される。
【００５９】
図８は、ロックレバー６，イジェクトレバー１２，リセットレバー１４，エマージェンシーイジェクトレバー１８等の取り付け状態について筐体１の側方から見た概略を示した透視図である。前述したように付勢部材となる各種スプリングの削減と小径化および小径化により、これらのレバー類の揺動面を平行にして筐体１の厚み方向つまり揺動面の法線方向に向けてロックレバー６，イジェクトレバー１２，リセットレバー１４，エマージェンシーイジェクトレバー１８を重合配備することが可能となり、これによってディスク装置のロック機構のコンパクト化が更に促進されることになる。
【００６０】
図８の例ではロックレバー６の上側にイジェクトレバー１２，リセットレバー１４，エマージェンシーイジェクトレバー１８を配置しているが、これとは逆に、ロックレバー６の下側にイジェクトレバー１２，リセットレバー１４，エマージェンシーイジェクトレバー１８を配置するように構成することも可能である。
【００６１】
以上、一実施形態として、筐体１側にロックピン５を配備し、トレイ４側にロックレバー６およびその関連部材を配備した例について述べたが、これとは逆に、トレイ４側にロックピン５を配備し、筐体１側にロックレバー６およびその関連部材を配備することも可能である。
【００６２】
【発明の効果】
本発明によるディスク装置のロック機構は、イジェクトレバーを揺動付勢する単一の付勢部材（イジェクトレバー付勢部材）によってリセットレバー付勢部材を兼ねさせるようにしたので、部品点数が削減され、ディスク装置のロック機構のコンパクト化と構造の簡素化が達成される。
【００６３】
また、ロックレバーとイジェクトレバーとリセットレバーの各々を揺動面の法線方向に向けて重合配備するようにしたので、レバー類の配置に必要とされるスペースが節約され、ディスク装置のロック機構のコンパクト化が達成される。
【００６４】
更に、可動片付勢部材とイジェクトレバーと可動片保持可動部材とを合成樹脂によって一体成形することにより、従来はスプリング等の別部材によって構成されていた可動片付勢部材がイジェクトレバーと一体化されるので、イジェクトレバー周辺の構造の簡素化と部品点数の削減が図られ、ディスク装置のロック機構のコンパクト化が達成される。
【００６５】
しかも、イジェクトレバーの揺動中心からイジェクトレバー付勢部材の取り付け位置までの距離をイジェクトレバーの揺動中心から可動片の取り付け位置までの距離よりも長くし、また、ロックレバーの揺動中心からロックレバー付勢部材の取り付け位置までの距離をロックレバーの揺動中心からロック部の配備位置までの距離よりも長くしたので、イジェクトレバー付勢部材やロックレバー付勢部材による付勢力が増幅され、イジェクトレバー付勢部材やロックレバー付勢部材自体に必要とされる付勢力が従来よりも僅かなもので済むようになり、イジェクトレバー付勢部材やロックレバー付勢部材の小型化が可能となる。これらの付勢部材の小型化によってディスク装置のロック機構のコンパクト化が達成される。
【００６６】
更に、エマージェンシーイジェクトレバーの先端をロックレバーに枢着してロックレバーを動かすようにしたので、スプリング等の別部材によって構成されるガタツキ防止部材でエマージェンシーイジェクトレバーの姿勢を保持しなくてもエマージェンシーイジェクトレバーのガタツキを防止することができる。専用のガタツキ防止部材が不要となるため、部品点数が削減され、ディスク装置のロック機構のコンパクト化と構造の簡素化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態のディスク装置の構成の概略についてトレイを格納した状態で示した平面図である。
【図２】同実施形態のディスク装置の構成の概略についてトレイを僅かに引き出した状態で示した平面図である。
【図３】同実施形態のディスク装置の構成の概略についてトレイを完全に引き出した状態で示した平面図である。
【図４】同実施形態のディスク装置のロック機構の要部をロック状態で示した部分拡大図である。
【図５】同実施形態のディスク装置のロック機構の要部をロック解除状態で示した部分拡大図である。
【図６】同実施形態のディスク装置のロック機構の要部をイジェクトレバーのオーバーストローク状態で示した部分拡大図である。
【図７】エマージェンシーイジェクトレバーの操作について示した部分拡大図である。
【図８】各種レバーの取り付け状態について筐体の側方から見た概略を示した透視図である。
【図９】従来のディスク装置の構成の概略について示した平面図である。
【図１０】従来のディスク装置のロック機構の要部について示した部分拡大図である。
【符号の説明】
１筐体
２ディスク
３ディスク駆動装置
４トレイ
５ロックピン
６ロックレバー
６ａロック部
７ロックレバー付勢部材
８動力源
９トレイ排出ロッド
１０イジェクトボタン
１１自己保持方式のソレノイド
１１ａ可動片
１２イジェクトレバー
１２ａ押圧片
１２ｂ先端
１３イジェクトレバー付勢部材
１４リセットレバー
１４ａ楔状摺接部
１４ｂ押圧片
１５リセットレバー付勢部材
１６可動片保持可動部材
１７可動片付勢部材
１８エマージェンシーイジェクトレバー
１８ａ操作部
１８ｂ押圧片
１９ガタツキ防止部材
２０板バネ（可動片保持可動部材を兼ねる板バネ）
２１イジェクトレバー付勢部材（単一の付勢部材）
２２フロントパネル
２３クリップを真っ直ぐ伸ばしたもの等
２４軸
２５軸
２６軸
２７軸
２８軸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a disk device that performs recording or reproduction by mounting a disk serving as an information recording medium, and particularly relates to an improvement in a locking mechanism of a loading mechanism that carries a recording or reproduction disk and carries in and out.
[0002]
[Prior art]
9 and 10 show an outline of the configuration of a conventional disk device mounted on a notebook personal computer or the like.
[0003]
This type of disk device includes a tray 4 for mounting a disk 2 serving as an information recording medium, and a housing 1 in which the tray 4 can be inserted and removed. The tray 4 is attached to the housing 1. 9 so as to be movable in the vertical direction on the paper surface with reference to FIG.
That is, when the disk 2 is attached and detached while the tray 4 is pulled out and information is written to or read from the disk 2, the tray 4 is pushed into the housing 1 and completely inserted into the housing 1. These operations are performed by operating the disk drive 3 provided on the tray 4.
[0004]
FIG. 10 shows an outline of a configuration of a lock mechanism for holding the tray 4 in a state in which the tray 4 is fitted in the housing 1.
[0005]
The main part of the lock mechanism is composed of a lock pin 5 provided on the housing 1 side and a lock lever 6 provided on the tray 4 side. Further, the lock lever 6 is operated on the tray 4 side. Various components required for engaging and disengaging the lock portion 6a with the lock pin 5 are provided.
[0006]
As shown in FIG. 10, the lock lever 6 having a protruding lock portion 6a that engages with the lock pin 5 is swingably mounted on the tray 4 with a shaft 24 as a fulcrum, and is configured by a spring or the like. The lock lever urging member 7 is urged to swing in the direction in which the lock portion 6a is engaged with the lock pin 5, that is, clockwise in FIG.
[0007]
As shown in FIG. 10, the eject lever 12 for swinging the lock lever 6 to release the engagement between the lock portion 6a and the lock pin 5 is swingable on the tray 4 with a shaft 25 as a fulcrum. The pressing lever 12a of the eject lever 12 is oscillated and biased in the direction of pushing the lock lever 6, that is, counterclockwise in FIG. .
[0008]
A movable piece 11 a is attached to the eject lever 12 via a movable piece holding movable member 16, and the movable piece 11 a is adsorbed by a self-holding solenoid 11 fixed on the tray 4 side. Is held in the locked state in which the pressing piece 12a does not press the lock lever 6. FIG.
[0009]
Accordingly, if the eject button 10 is operated in this state and the self-holding state of the solenoid 11 is released by a command from a control circuit (not shown), the suction of the movable piece 11a by the solenoid 11 is released, and the eject lever biasing member 13 The eject lever 12 swings counterclockwise by the biasing force, and the pressing piece 12a pushes the lock lever 6 to swing the lock lever 6 counterclockwise, and the lock portion 6a of the lock lever 6 and the lock pin 5 Is released, and the tray 4 can be pulled out.
[0010]
As a result, the tray 4 is pushed by the discharge mechanism including the power source 8 such as a spring and the tray discharge rod 9 as shown in FIG. 9, and the front direction with respect to the housing 1, that is, the lower side of FIG. The tray 4 is pushed out. The final drawing operation is performed manually by gripping the front panel 22 of the tray 4.
[0011]
Further, the mechanism for returning the eject lever 12 to the posture shown in FIG. 10 and causing the movable piece 11a to be attracted to the solenoid 11 is constituted by a reset lever 14 which is swingably mounted on the tray 4 with a shaft 26 as a fulcrum. The
[0012]
The reset lever 14 is always oscillated and biased clockwise in FIG. 10 by a reset lever urging member 15 such as a spring, and a relative position generated between the housing 1 and the tray 4 when the tray 4 is inserted and removed. In other words, the wedge-shaped sliding contact portion 14a is desired at a position where the wedge-shaped sliding contact portion 14a which is a part of the reset lever 14 interferes with the lock pin 5 due to the vertical position change of the reset lever 14 with respect to the lock pin 5. ing.
[0013]
Accordingly, when the reset lever 14 moves in the vertical direction in FIG. 10 by inserting and removing the tray 4 and the wedge-shaped sliding contact portion 14a interferes with the lock pin 5, the slope of the wedge-shaped sliding contact portion 14a is pressed by the lock pin 5, and the reset lever 10 swings counterclockwise in FIG. 10, the pressing piece 14 b of the reset lever 14 swings the eject lever 12 clockwise, and the movable piece 11 a attached to the eject lever 12 side becomes the solenoid 11 again. Will be adsorbed.
[0014]
At this time, in order to ensure that the movable piece 11a is pressure-bonded to the solenoid 11, the eject lever 12 further overstrokes from the state in which the movable piece 11a is in contact with the solenoid 11 and swings in the clockwise direction. The engaging relationship between the pressing piece 14b of the reset lever 14 and the eject lever 12 is designed so that the movable piece 11a is pressed against the ejecting lever 12. However, when such an overstroke design is performed, there is a problem that excessive stress acts on the eject lever 12 and the reset lever 14 to easily cause damage.
[0015]
Therefore, in order to solve such a problem, the movable piece 11a is attached to the eject lever 12 via the movable piece holding / moving member 16, and by this movable piece holding / moving member 16, a predetermined amount of the movable piece 11a relative to the eject lever 12 is obtained. Is allowed to play.
More specifically, as shown in FIG. 10, the movable piece holding movable member 16 is attached to the eject lever 12 via a shaft 27 so as to be swingable within a predetermined range, and is attached with a movable piece such as a spring. When the urging member 17 is always urged toward the solenoid 11 and the movable piece 11a is pressed against the solenoid 11 with an excessive force, the urging force of the movable piece urging member 17 is resisted in FIG. When the movable piece holding movable member 16 swings and moves backward in the counterclockwise direction, excessive force is released.
[0016]
Further, in this type of disk device, the lock lever 6 and the lock pin 5 are forcibly engaged by manual operation in consideration of failure of members such as the solenoid 11 and removal of the tray 4 when the power is not turned on. It is common to equip the emergency eject lever 18 to be released.
[0017]
The emergency eject lever 18 is swingably mounted on the tray 4 via a shaft 28 as shown in FIG. Then, the emergency eject lever 18 is swung clockwise by inserting a clip or the like extended from the hole formed in the front panel 22 and pressing the operation portion 18a of the emergency eject lever 18, and is locked by the pressing piece 18b. By pushing the lever 6 and swinging it counterclockwise, the engagement between the lock portion 6a and the lock pin 5 is forcibly released.
[0018]
Further, in order to prevent the rattle by holding the posture of the emergency eject lever 18, a rattle prevention member 19 made of a spring or the like is provided. The rattling prevention member 19 constantly biases the emergency eject lever 18 in the counterclockwise direction, thereby restricting the swing position of the emergency eject lever 18 to the swing limit position in the counterclockwise direction, thereby preventing the backlash. .
[0019]
As described above, as an example, a description has been given of an example of a lock mechanism of a disk device in which the lock pin 5 is provided on the housing 1 side and other components such as the lock lever 6 are provided on the tray 4 side. Conversely, there is also a disk device in which a lock pin 5 is provided on the tray 4 side and other components such as a lock lever 6 are provided on the housing 1 side. In any case, the basic configuration and operation mode are substantially the same as those described above.
[0020]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in a conventional disk device locking mechanism using a self-holding solenoid, it is necessary to perform locking and unlocking operations between the housing and the tray, or forcibly releasing the locked state. And at least a lock lever, a lock lever biasing member, an eject lever, an eject lever biasing member, a reset lever, a reset lever biasing member, a movable piece holding movable member, a movable piece biasing member, an emergency eject lever, and its A rattling prevention member or the like is required, and many of these parts are distributed on the same plane as shown in FIG. 10, which makes it difficult to make the lock mechanism compact.
[0021]
Further, since a large urging force is required for the lock lever urging member, the eject lever urging member, etc., there is a problem that the diameter of the spring is increased, resulting in inconvenience in making the lock mechanism compact.
[0022]
OBJECT OF THE INVENTION
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to eliminate the drawbacks of the prior art described above, to reduce the number of parts and to reduce the size of a biasing member, and to provide a compact disk device locking mechanism.
[0023]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has a tray for mounting a disc serving as an information recording medium, and a housing in which the tray can be inserted and removed, and a lock pin is provided on either the housing or the tray. On the other hand, the other member is provided with a lock portion that is engaged with and disengaged from the lock pin at the tip, and is pivotably supported. The lock lever is swung in a direction in which the lock portion is engaged with the lock pin. A lock lever urging member that dynamically urges, an eject lever that presses the lock lever against the urging force of the lock lever urging member, and swings in a direction to disengage the lock portion from the lock pin; and With an eject lever biasing member that swings and biases the eject lever in the direction to push the lock lever, and an eject lever that sucks the movable piece connected to the eject lever A self-holding solenoid that swings the eject lever against the biasing force of the member and retracts the eject lever to a position where it does not press the lock lever, and is generated between the tray and the housing by the tray insertion / extraction operation. A reset lever that slidably contacts the lock pin using a change in position and swings in response to a pressing force from the lock pin to swing the movable lever in a direction approaching the solenoid, and at least the movable piece by the solenoid And a reset lever urging member that swings and urges the reset lever to a position where the reset lever can be slidably contacted with the lock pin in a state where the suction is released. In order to achieve this, the eject lever should be retracted to a position where the eject lever does not press the lock lever. In this state, move the reset lever away from the lock pin, and swing the eject lever to the position where the eject lever presses the lock lever. The eject lever urging member and the reset lever urging member are formed by a single urging member by being pivotally attached to the tip on the swing side.
[0024]
It is necessary to perform a reset operation that makes the movable piece contact the solenoid using the sliding contact between the lock pin and the reset lever because the eject lever presses the lock lever and the engagement between the lock pin and the lock lever is released. Only when the movable piece is separated from the solenoid.
Therefore, in the present invention, the reset lever is separated from the lock pin with the eject lever retracted to a position where the eject lever does not press the lock lever, and the eject lever is swung to a position where the eject lever presses the lock lever. A single biasing member (ejecting lever) that pivots the tip of the reset lever to the tip of the swinging side of the eject lever so that the reset lever approaches the lock pin when moved. The biasing member) also serves as a reset lever biasing member.
In this way, the number of parts is reduced by combining two urging members, which are conventionally required, into one urging member, and the disk device locking mechanism is made compact.
[0025]
In addition, the lock lever, eject lever, and reset lever can be arranged in a superimposed manner so that the rocking surfaces of the lock lever, eject lever, and reset lever are parallel to each other in the normal direction of the rocking surface. is there.
[0026]
As described above, the lock lever, the eject lever, and the reset lever are arranged in the normal direction of the swing surface, thereby saving the space required for the arrangement of the levers and the lock mechanism of the disk device. Was achieved, and at the same time, the mutual interference of levers was prevented.
[0027]
Further, a movable piece holding movable member that allows a predetermined amount of play of the movable piece with respect to the eject lever and holding the movable piece on the eject lever, and the movable piece holding movable member is always directed toward the solenoid within the range of the predetermined amount of play. In the lock mechanism including the movable piece biasing member that biases, the movable piece biasing member is configured by a plate spring provided between the eject lever and the movable piece holding movable member, and this movable piece biasing It is desirable that the member, the eject lever, and the movable piece holding movable member are integrally formed of synthetic resin.
[0028]
Thus, by integrally molding the movable piece urging member, the eject lever, and the movable piece holding movable member with a synthetic resin, the movable piece urging member that has been conventionally constituted by another member such as a spring is formed with the eject lever. As a result, the structure around the eject lever can be simplified and the number of parts can be reduced, and the disk device locking mechanism can be made compact.
[0029]
Further, the distance from the swing center of the eject lever to the mounting position of the eject lever biasing member on the eject lever is larger than the distance from the swing center of the eject lever to the mounting position of the movable piece on the eject lever. It is desirable to do.
[0030]
By relatively increasing the distance (moment) from the swing center of the eject lever to the mounting position of the eject lever biasing member in this way, the swing biasing force by the eject lever biasing member can be amplified. It becomes. As a result, the urging force required for the eject lever urging member itself is smaller than that of the conventional one, and the eject lever urging member can be downsized (the spring diameter can be reduced). Thereby, the compactness of the lock mechanism of the disk device is achieved.
[0031]
Similarly, the distance from the rocking center of the lock lever to the mounting position of the lock lever biasing member on the lock lever is also based on the distance from the rocking center of the lock lever to the deployment position of the lock part on the lock lever. It is desirable to increase the size.
[0032]
As described above, by relatively increasing the distance (moment) from the rocking center of the lock lever to the mounting position of the lock lever biasing member, it is possible to amplify the rocking biasing force by the lock lever biasing member. It becomes. As a result, even if the urging force of the lock lever urging member itself is small, the lock portion at the tip of the lock lever can be reliably engaged with the lock pin. Accordingly, it is possible to reduce the size of the lock lever urging member (reducing the diameter of the spring), thereby achieving downsizing of the lock mechanism of the disk device.
[0033]
Furthermore, in the lock mechanism having an emergency eject lever that releases the engagement between the lock portion of the lock lever and the lock pin by swinging by an external manual operation and pressing the lock lever, the emergency eject lever The tip is pivotally attached to a lock lever, and this lock lever also serves as an anti-rattle member.
[0034]
As described above, by pivotally attaching the tip of the emergency eject lever to the lock lever, the rattling prevention member constituted by another member such as a spring becomes unnecessary. Since the lock lever, which is essential in the configuration, can prevent rattling of the emergency eject lever, the number of parts is reduced and the lock mechanism of the disk device can be made compact.
[0035]
Of course, each of the six solutions described above may be used alone, or some of them may be used in combination, or all of them may be used simultaneously.
[0036]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a plan view showing an outline of the configuration of a disk device according to an embodiment to which the present invention is applied. FIG. 4 is a partially enlarged view showing a main part of a lock mechanism of the disk device according to the embodiment in a locked state. It is.
[0037]
This disk device is composed of a tray 4 for mounting a disk 2 serving as an information recording medium, and a housing 1 in which the tray 4 can be inserted / removed. 1 is used so as to be movable in the vertical direction on the paper surface. That is, when the disk 2 is attached and detached while the tray 4 is pulled out and information is written to or read from the disk 2, the tray 4 is pushed into the housing 1 and completely inserted into the housing 1. These operations are performed by operating the disk drive 3 provided on the tray 4.
[0038]
FIG. 4 shows an outline of a configuration of a lock mechanism for holding the tray 4 in a state in which the tray 4 is fitted in the housing 1.
[0039]
The main part of the lock mechanism is composed of a lock pin 5 provided on the housing 1 side and a lock lever 6 provided on the tray 4 side. Further, the lock lever 6 is operated on the tray 4 side. Various components required for engaging and disengaging the lock portion 6a with the lock pin 5 are provided.
[0040]
As shown in FIG. 4, the lock lever 6 having a protruding lock portion 6a that engages with the lock pin 5 is swingably mounted on the tray 4 with a shaft 24 as a fulcrum, and is configured by a spring or the like. The lock lever urging member 7 is urged to swing in the direction in which the lock portion 6a is engaged with the lock pin 5, that is, in the clockwise direction in FIG.
[0041]
The distance L1 ′ from the shaft 24 supporting the lock lever 6, that is, the swing center of the lock lever 6 to the mounting position of the lock lever biasing member 7, is as shown in FIG. 4 from the swing center of the lock lever. Since the distance L1 to the deployment position of the lock portion 6a on the lock lever 6 is larger than the distance L1, the rocking biasing force by the lock lever biasing member 7 is amplified by the lever principle, and the lock portion 6a at the tip of the lock lever 6 is The lock pin 5 can be reliably engaged. Since the force required for the engagement between the lock portion 6a and the lock pin 5 is the same as the conventional force, the diameter of the spring constituting the lock lever biasing member 7 can be reduced and the size of the disk device can be reduced. A compact locking mechanism is achieved.
[0042]
As shown in FIG. 4, the eject lever 12 for swinging the lock lever 6 to release the engagement between the lock portion 6a and the lock pin 5 is swingable on the tray 4 with a shaft 25 as a fulcrum. An eject lever urging member 21 which is attached and made of a spring or the like oscillates and urges the pressing piece 12a of the eject lever 12 to push the lock lever 6, that is, clockwise in FIG.
[0043]
The distance L2 ′ from the shaft 25 that pivotally supports the eject lever 12, that is, the swing center of the eject lever 12 to the mounting position of the eject lever biasing member 21 on the eject lever 12, is as shown in FIG. Since the distance from the swing center of the lever 12 to the mounting position of the movable piece 11a on the eject lever 12 is larger than the distance L2, the swing biasing force by the eject lever biasing member 21 is amplified by the lever principle as described above. It can be used effectively, and the spring constituting the eject lever urging member 21 can be reduced in diameter and size, thereby achieving a compact locking mechanism of the disk device.
[0044]
A movable piece 11a is attached to the eject lever 12 via a leaf spring 20 that also serves as a movable piece holding movable member, and the movable piece 11a is adsorbed by a self-holding solenoid 11 fixed on the tray 4 side. The posture of the eject lever 12 is held in the state shown in FIG. 4, that is, in a state where the pressing piece 12 a does not press the lock lever 6.
[0045]
Here, if the eject button 10 is operated and the self-holding state of the solenoid 11 is released by a command from a control circuit (not shown), the adsorption of the movable piece 11a by the solenoid 11 is released as shown in FIG. The eject lever 12 is pivoted clockwise by the biasing force of the eject lever biasing member 13, and the pressing piece 12 a pushes the lock lever 6 to swing the lock lever 6 counterclockwise. The engagement between 6a and the lock pin 5 is released, and the tray 4 can be pulled out.
[0046]
As a result, the tray 4 is pushed by a discharge mechanism including a power source 8 such as a spring and a tray discharge rod 9 and the tray 4 is slightly pushed out as shown in FIG. The final pull-out operation is performed manually by gripping the front panel 22 of the tray 4, and the tray 4 can be pulled out to the position shown in FIG. 3 at the maximum.
[0047]
On the other hand, the mechanism for returning the eject lever 12 to the posture shown in FIG. 4 and causing the movable piece 11a to be attracted to the solenoid 11 is constituted by a reset lever 14 that is swingably mounted on the tray 4 with a shaft 26 as a fulcrum. The
[0048]
At the tip of the reset lever 14, the wedge-shaped sliding contact portion 14 a of the reset lever 14 is separated to the left from the lock pin 5 in the state of FIG. 4 in which the eject lever 12 is retracted so that the eject lever 12 does not press the lock lever 6. In addition, the ejector lever 12 is moved so that the wedge-shaped sliding contact portion 14a of the reset lever 14 approaches the lock pin 5 in the state of FIG. 5 in which the eject lever 12 is swung so that the eject lever 12 presses the lock lever 6. It is pivotally attached to the tip 12b on the swing side.
[0049]
As shown in FIG. 5, the reset lever 14 pivotally attached to the eject lever 12 is pivoted by the urging force of the eject lever urging member 21 in the unlocked state where the pressing piece 12a of the eject lever 12 presses the lock lever 6. 5 is oscillated and biased counterclockwise in FIG. Therefore, the dedicated reset lever urging member 15 as in the conventional example shown in FIG. 10 is not necessary, and the urging member of the reset lever 14 is also used by the single urging member, that is, the eject lever urging member 21. be able to.
[0050]
In this way, the number of parts is reduced by combining the two urging members, which are conventionally required, into one urging member, and the lock mechanism of the disk device can be made compact.
[0051]
When the tray 4 is further pulled out from the state of FIG. 5, the relative movement of the tray 4 with respect to the housing 1, that is, the relative movement of the reset lever 14 with respect to the lock pin 5 causes the wedge-shaped slide of the reset lever 14 as shown in FIG. 6. The contact portion 14a interferes with the lock pin 5, the inclined surface of the wedge-shaped sliding contact portion 14a is pressed by the lock pin 5, and the reset lever 14 is swung clockwise as shown in FIG. As a result, the eject lever 12 pivotally attached to the reset lever 14 swings counterclockwise as shown in FIG. 6, and the movable piece 11a attached to the eject lever 12 is again attracted to the solenoid 11. Further, as a result of the eject lever 12 being retracted, the lock lever 6 is again returned to the position where it can be engaged with the lock pin 5 by the swinging biasing force of the lock lever biasing member 7.
[0052]
At this time, in order to ensure that the movable piece 11a is pressure-bonded to the solenoid 11, the eject lever 12 further overstrokes and swings counterclockwise from the state where the movable piece 11a contacts the solenoid 11. When the pressing operation of the movable piece 11a against the solenoid 11 is performed with an excessive force, the leaf spring 20 integrally formed with the synthetic resin eject lever 12 is bent and is relative to the eject lever 12 as shown in FIG. Thus, the movable piece 11a is retracted to release an excessive force acting on the eject lever 12, the reset lever 14, and the like.
[0053]
The leaf spring 20 serves as the movable piece holding movable member 16 and the movable piece urging member 17 in the conventional example shown in FIG. 10. Such a reduction in the number of parts and the leaf spring 20 with respect to the eject lever 12 are performed. As a result of the integral molding, a compact locking mechanism and a reduced manufacturing cost of the disk device can be achieved.
[0054]
The reset operation of the movable piece 11a using the relative movement of the reset lever 14 with respect to the lock pin 5 is also performed when the tray 4 in the state as shown in FIG. In the case where the driving voltage is continuously applied to the solenoid 11 during the above-described pulling operation and the movable piece 11a is not attracted to the solenoid 11, the movable piece 11a is operated during the pushing operation in the same manner as described above. The resetting operation including the adsorption of the toner is performed.
[0055]
Further, when the movable piece 11a is already well attracted to the solenoid 11 at the stage of the drawing operation, the reset operation excluding the adsorption of the movable piece 11a is performed in the same manner as described above, and the eject lever 12 is overloaded. It will swing by the stroke. In this case as well, as described above, excessive force is released due to the bending of the leaf spring 20, and damage to each part including the eject lever 12 and the reset lever 14 is prevented.
[0056]
In any case, by this pushing operation, the slope of the lock portion 6a of the lock lever 6 finally comes into sliding contact with the lock pin 5, and the lock lever 6 is swung counterclockwise by the reaction force at this time. Thus, the rising portion of the lock portion 6 a that has passed over the lock pin 5 engages with the lock pin 5, and the tray 4 is fixed in the housing 1.
[0057]
Further, an emergency eject lever 18 for forcibly releasing the engagement between the lock lever 6 and the lock pin 5 by manual operation is swingable on the tray 4 via a shaft 28 as shown in FIG. The tip of the pressing piece 18b is pivotally attached to the lock lever 6. Therefore, the emergency eject lever 18 is swung in the clockwise direction by pushing the operating portion 18a of the emergency eject lever 18 by inserting a dedicated rod or an extended clip 23 or the like from the hole drilled in the front panel 22. By engaging the lock lever 6 counterclockwise with the pressing piece 18b, the engagement between the lock portion 6a and the lock pin 5 can be forcibly released.
[0058]
Since the tip of the pressing piece 18 b is pivotally attached to the lock lever 6, the posture of the emergency eject lever 18 is held by the lock lever 6. Therefore, the spring-shaped rattling prevention member 19 as in the conventional example of FIG. 10 is unnecessary, and the reduction in the number of parts and the reduction in size are achieved.
[0059]
FIG. 8 is a perspective view schematically showing the mounting state of the lock lever 6, the eject lever 12, the reset lever 14, the emergency eject lever 18, etc., as viewed from the side of the housing 1. As described above, by reducing the various springs serving as the urging members, reducing the diameter, and reducing the diameter, the swing surfaces of these levers are made parallel to face the thickness direction of the housing 1, that is, the normal direction of the swing surface. The lock lever 6, the eject lever 12, the reset lever 14, and the emergency eject lever 18 can be arranged in a superimposed manner, thereby further promoting the compactness of the lock mechanism of the disk device.
[0060]
In the example of FIG. 8, the eject lever 12, the reset lever 14, and the emergency eject lever 18 are disposed above the lock lever 6. Conversely, the eject lever 12 and the reset lever 14 are disposed below the lock lever 6. , The emergency eject lever 18 may be arranged.
[0061]
As described above, an example in which the lock pin 5 is provided on the housing 1 side and the lock lever 6 and its related members are provided on the tray 4 side has been described as an embodiment. It is also possible to arrange the pin 5 and arrange the lock lever 6 and its related members on the housing 1 side.
[0062]
【The invention's effect】
In the disk device locking mechanism according to the present invention, the reset lever urging member is also used by the single urging member (eject lever urging member) for swinging and urging the eject lever, so that the number of parts is reduced. Thus, a compact disk drive lock mechanism and a simple structure can be achieved.
[0063]
In addition, the lock lever, eject lever, and reset lever are arranged in the normal direction of the oscillating surface, so the space required for the arrangement of the levers is saved, and the disk device locking mechanism A compact design is achieved.
[0064]
Furthermore, by integrally molding the movable piece biasing member, the eject lever, and the movable piece holding movable member with a synthetic resin, the movable piece biasing member, which has conventionally been constituted by another member such as a spring, is integrated with the eject lever. Therefore, the structure around the eject lever can be simplified and the number of parts can be reduced, and the locking mechanism of the disk device can be made compact.
[0065]
In addition, the distance from the swing center of the eject lever to the mounting position of the eject lever biasing member is longer than the distance from the swing center of the eject lever to the mounting position of the movable piece, and from the swing center of the lock lever. Since the distance to the lock lever urging member mounting position is longer than the distance from the center of the lock lever to the position where the lock part is deployed, the urging force by the eject lever urging member and the lock lever urging member is amplified. The urging force required for the eject lever urging member and the lock lever urging member itself is less than before, and the eject lever urging member and the lock lever urging member can be downsized. Become. Downsizing of these urging members achieves downsizing of the lock mechanism of the disk device.
[0066]
In addition, the tip of the emergency eject lever is pivotally attached to the lock lever so that the lock lever is moved. The rattle of the lever can be prevented. Since a dedicated rattle prevention member is not required, the number of parts is reduced, and the disk device locking mechanism is made compact and the structure is simplified.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a schematic configuration of a disk device according to an embodiment of the present invention in a state where a tray is stored.
FIG. 2 is a plan view showing the outline of the configuration of the disk device of the embodiment in a state where a tray is slightly pulled out;
FIG. 3 is a plan view showing the outline of the configuration of the disk device of the embodiment in a state where the tray is completely pulled out;
FIG. 4 is a partially enlarged view showing the main part of the lock mechanism of the disk device of the embodiment in a locked state.
FIG. 5 is a partially enlarged view showing the main part of the lock mechanism of the disk device of the embodiment in an unlocked state.
FIG. 6 is a partially enlarged view showing the main part of the lock mechanism of the disk device of the same embodiment in an overstroke state of the eject lever.
FIG. 7 is a partially enlarged view showing the operation of the emergency eject lever.
FIG. 8 is a perspective view schematically showing the state of attachment of various levers as viewed from the side of the housing.
FIG. 9 is a plan view showing an outline of a configuration of a conventional disk device.
FIG. 10 is a partially enlarged view showing a main part of a lock mechanism of a conventional disk device.
[Explanation of symbols]
1 housing
2 discs
3 disk drive
4 trays
5 Lock pin
6 Lock lever
6a Lock part
7 Lock lever biasing member
8 Power source
9 Tray discharge rod
10 Eject button
11 Self-holding solenoid
11a Movable piece
12 Ejector lever
12a Pressing piece
12b Tip
13 Ejector lever biasing member
14 Reset lever
14a Wedge-shaped sliding contact portion
14b Pressing piece
15 Reset lever biasing member
16 Movable piece holding movable member
17 Movable piece biasing member
18 Emergency eject lever
18a Operation unit
18b Pressing piece
19 Anti-rattle member
20 leaf spring (leaf spring that doubles as a movable piece holding movable member)
21 Ejector lever biasing member (single biasing member)
22 Front panel
23 Clips straightened, etc.
24 axes
25 axes
26 axes
27 axes
28 axes

Claims

While having a tray for mounting a disk serving as an information recording medium and a housing in which this tray can be inserted and removed, a lock pin is provided on either the housing or the tray, The other member is provided with a lock portion that is engaged with and disengaged from the lock pin at the tip, and is pivotably supported. The lock lever is swung in a direction in which the lock portion is engaged with the lock pin. A lock lever biasing member that biases, an eject lever that presses the lock lever against a biasing force of the lock lever biasing member and swings in a direction to release the lock portion from the lock pin; and the eject An eject lever biasing member that swings and biases the eject lever in a direction in which the lever presses the lock lever; and a movable piece connected to the eject lever. A self-holding solenoid that swings against the urging force of the eject lever urging member and retracts the eject lever to a position where the eject lever does not press the lock lever; A direction in which the movable piece approaches the solenoid by slidably contacting the lock pin using a change in position generated between the tray and the casing by an operation and swinging in response to a pressing force from the lock pin. A reset lever for swinging the eject lever, and at least a position where the reset lever can be slidably contacted with the lock pin in a state where the suction of the movable piece by the solenoid is released. A locking mechanism of a disk device comprising a reset lever biasing member to be kept,
The reset lever is separated from the lock pin with the eject lever retracted to a position where the eject lever does not press the lock lever, and the eject lever is moved to a position where the eject lever presses the lock lever. By pivotally attaching the tip of the reset lever to the tip of the swing side of the eject lever so that the reset lever approaches the lock pin in the swinged state, the eject lever is moved by a single biasing member. A disk drive locking mechanism comprising an urging member and a reset lever urging member.

While having a tray for mounting a disk serving as an information recording medium and a housing in which this tray can be inserted and removed, a lock pin is provided on either the housing or the tray, The other member is provided with a lock portion that is engaged with and disengaged from the lock pin at the tip, and is pivotably supported. The lock lever is swung in a direction in which the lock portion is engaged with the lock pin. A lock lever biasing member that biases, an eject lever that presses the lock lever against a biasing force of the lock lever biasing member and swings in a direction to release the lock portion from the lock pin; and the eject An eject lever biasing member that swings and biases the eject lever in a direction in which the lever presses the lock lever; and a movable piece connected to the eject lever. A self-holding solenoid that swings against the urging force of the eject lever urging member and retracts the eject lever to a position where the eject lever does not press the lock lever; A direction in which the movable piece approaches the solenoid by slidably contacting the lock pin using a change in position generated between the tray and the casing by an operation and swinging in response to a pressing force from the lock pin. A reset lever for swinging the eject lever, and at least a position where the reset lever can be slidably contacted with the lock pin in a state where the suction of the movable piece by the solenoid is released. A locking mechanism of a disk device comprising a reset lever biasing member to be kept,
The lock lever, the eject lever, and the reset lever are overlapped in the normal direction of the swing surface so that the swing surfaces of the lock lever, the eject lever, and the reset lever are parallel to each other. A disk device locking mechanism characterized by that.

While having a tray for mounting a disk serving as an information recording medium and a housing in which this tray can be inserted and removed, a lock pin is provided on either the housing or the tray, The other member is provided with a lock portion that is engaged with and disengaged from the lock pin at the tip, and is pivotably supported. The lock lever is swung in a direction in which the lock portion is engaged with the lock pin. A lock lever biasing member that biases, an eject lever that presses the lock lever against a biasing force of the lock lever biasing member and swings in a direction to release the lock portion from the lock pin; and the eject An eject lever biasing member that swings and biases the eject lever in a direction in which the lever presses the lock lever; and a movable piece connected to the eject lever. A self-holding solenoid that swings against the urging force of the ejecting lever urging member and retracts the ejecting lever to a position where the ejecting lever does not press the locking lever; and A movable piece holding movable member that allows a predetermined amount of play of the movable piece to hold the movable piece on the eject lever, and the movable piece holding movable member is always directed toward the solenoid within the range of the predetermined amount of play. The movable piece urging member for urging and the positional change generated between the tray and the housing by the tray insertion / extraction operation are slidably brought into contact with the lock pin and subjected to the pressing force from the lock pin. A reset lever that swings the eject lever in a direction in which the movable piece approaches the solenoid by moving, and at least the A disk drive device comprising: a reset lever biasing member that swings and biases the reset lever to a position where the reset lever can be slidably contacted with the lock pin in a state where the adsorption of the movable piece by the renoid is released A locking mechanism,
The movable piece urging member is configured by a leaf spring provided between the eject lever and the movable piece holding movable member, and the movable piece urging member, the eject lever, and the movable piece holding movable member are made of synthetic resin. A disk device locking mechanism, wherein the disk device is integrally molded by the method.

While having a tray for mounting a disk serving as an information recording medium and a housing in which this tray can be inserted and removed, a lock pin is provided on either the housing or the tray, The other member is provided with a lock portion that is engaged with and disengaged from the lock pin at the tip, and is pivotably supported. The lock lever is swung in a direction in which the lock portion is engaged with the lock pin. A lock lever biasing member that biases, an eject lever that presses the lock lever against a biasing force of the lock lever biasing member and swings in a direction to release the lock portion from the lock pin; and the eject An eject lever biasing member that swings and biases the eject lever in a direction in which the lever presses the lock lever; and a movable piece connected to the eject lever. A self-holding solenoid that swings against the urging force of the eject lever urging member and retracts the eject lever to a position where the eject lever does not press the lock lever; A direction in which the movable piece approaches the solenoid by slidably contacting the lock pin using a change in position generated between the tray and the casing by an operation and swinging in response to a pressing force from the lock pin. A reset lever for swinging the eject lever, and at least a position where the reset lever can be slidably contacted with the lock pin in a state where the suction of the movable piece by the solenoid is released. A locking mechanism of a disk device comprising a reset lever biasing member to be kept,
The distance from the swing center of the eject lever to the mounting position of the eject lever biasing member on the eject lever is larger than the distance from the swing center of the eject lever to the mounting position of the movable piece on the eject lever. A locking mechanism for a disk device, characterized in that it is enlarged.

While having a tray for mounting a disk serving as an information recording medium and a housing in which this tray can be inserted and removed, a lock pin is provided on either the housing or the tray, The other member is provided with a lock portion that is engaged with and disengaged from the lock pin at the tip, and is pivotably supported. The lock lever is swung in a direction in which the lock portion is engaged with the lock pin. A lock lever biasing member that biases, an eject lever that presses the lock lever against a biasing force of the lock lever biasing member and swings in a direction to release the lock portion from the lock pin; and the eject An eject lever biasing member that swings and biases the eject lever in a direction in which the lever presses the lock lever; and a movable piece connected to the eject lever. A self-holding solenoid that swings against the urging force of the eject lever urging member and retracts the eject lever to a position where the eject lever does not press the lock lever; A direction in which the movable piece approaches the solenoid by slidably contacting the lock pin using a change in position generated between the tray and the casing by an operation and swinging in response to a pressing force from the lock pin. A reset lever for swinging the eject lever, and at least a position where the reset lever can be slidably contacted with the lock pin in a state where the suction of the movable piece by the solenoid is released. A locking mechanism of a disk device comprising a reset lever biasing member to be kept,
The distance from the rocking center of the lock lever to the mounting position of the lock lever biasing member on the lock lever is greater than the distance from the rocking center of the lock lever to the deployment position of the lock part on the lock lever. A locking mechanism for a disk device, characterized in that it is enlarged.

While having a tray for mounting a disk serving as an information recording medium and a housing in which this tray can be inserted and removed, a lock pin is provided on either the housing or the tray, The other member is provided with a lock portion that is engaged with and disengaged from the lock pin at the tip, and is pivotably supported. The lock lever is swung in a direction in which the lock portion is engaged with the lock pin. A lock lever biasing member that biases, an eject lever that presses the lock lever against a biasing force of the lock lever biasing member and swings in a direction to release the lock portion from the lock pin; and the eject An eject lever biasing member that swings and biases the eject lever in a direction in which the lever presses the lock lever; and a movable piece connected to the eject lever. A self-holding solenoid that swings against the urging force of the eject lever urging member and retracts the eject lever to a position where the eject lever does not press the lock lever; A direction in which the movable piece approaches the solenoid by slidably contacting the lock pin using a change in position generated between the tray and the casing by an operation and swinging in response to a pressing force from the lock pin. A reset lever for swinging the eject lever, and at least a position where the reset lever can be slidably contacted with the lock pin in a state where the suction of the movable piece by the solenoid is released. Reset lever urging member, and the lock lever urging portion swinging by manual operation from the outside An emergency eject lever that oscillates the lock lever in a direction to push the lock lever against the urging force of the lock and release the lock portion from the lock pin; A disk device locking mechanism comprising a member,
A locking mechanism for a disk device, wherein the end of the emergency eject lever is pivotally attached to the lock lever, and the lock lever also serves as the anti-rattle member.