JP3650799B2 - Retaining wall with groundwater flow protection function and method of construction of retaining wall - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、土木または建築構造物の地下部分を施工するための遮水性山留め壁に関し、詳しくは遮水性山留め壁によって遮断される地下水流の通水保全技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
地下鉄や地下道路など線状の地下構築物を造築する場合、大深度の遮水性山留め壁を連続して施工した場合、地域の自由な地下水流を遮断することがある。図10は、遮水性山留め壁100a、100bにより地下水流が遮断される状態を示す模式図である。ここで遮水性山留め壁100a、100bは掘削底面地盤を安定させるため床付け107よりも深く、透水層105a、105bを貫通して不透水層106bまでの長い根入れ108とされている。このため地下水流160a、160bは上流側の遮水性山留め壁100bに遮られる。
【0003】
遮水性山留め壁100a、bによって地下水流160a、bが遮られることにより、下流側の地表150aは地下水位の低下に伴う地盤沈下をおこす。また地下水位の低下により立木130aの立枯れ、井戸120の井戸枯れが発生する。さらに、建物などの構造物110aの沈下などの影響がでる。
【0004】
遮水性山留め壁100bの上流側では、地下水流が堰き止められることにより、水位の上昇をきたし、上流側地表150bの地盤湿潤化により立木130bに根腐れの障害を起こしたり、構造物110bの地下部分の漏水などが発生することがある。また、地下水流の循環がなくなるため地下水そのものの水質が低下することもある。このような周辺環境への影響が施工中から現れる。
【0005】
また、遮水性山留め壁100a、bは、床付け107がその下部の地下水の影響で地下構造物が浮き上がる浮上現象が起きないよう、床付け107より深い部分の透水層105bを貫通して不透水層106bまで根入されている。このため、構造物の造築のため開削される床付け107より深い地下水流160bも遮断される。
【0006】
前述の問題を解決するため、地下構築物の完成後に構築物の上部の遮水性山留め壁を撤去する方法で構築物の上部の地下水流を復旧する方法。
遮水性山留め壁の開削部の壁面を削孔し上流側の透水層地盤に集水パイプを挿入し下流側の透水層地盤に挿入した排水パイプと連結して地下水流を復旧させる方法。
遮水性山留め壁の開削部の両側に集排水井戸を掘り上流側の井戸と下流側の井戸を地中で連結して地下水流を復旧させる方法が知られている。
しかし、これらの地下水流動保全工法では、開削された床付け107の上部の地下水流160aを復旧させることはできるが床付け107より深い部分の地下水流160bの復旧はできない問題があった。
【0007】
また、施工後の井戸の目詰まりなどのメンテナンスに費用がかかる問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前述の問題に鑑みてなされたものであり、地下構築物の造築後に、透水層に設けられた遮水性山留め壁の通水を復旧させることのできる地下水流保全機能を有する遮水性山留め壁を提供することを目的とする。
【0009】
特に、床付け部以深の大深度の地下水流の復旧を、容易に、経済的に行える遮水性山留め壁の提供を目的とする。
【0010】
また、地上の復旧が急がれる施工立地において、埋め戻し後に地下水流を復旧させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の地下水流保全機能を有する山留め壁は、地下開削構造物の造築のために施工される遮水性山留め壁であって、地下水流に対応した部分に任意の時期に地下水流を通過させるための水通過孔が形成され、前記水通過孔は、閉鎖された通水部を備え、該通水部は中空体の導電性金属からなる本体部と、本体部内の内壁近傍に設けられた一つまたは複数の電極と、本体部内部に電解質溶液と間隙充填物が充填され、任意の時期に前記電極に電圧を印加して本体部壁面を電食により脆性化して破壊貫通し地下水流が通過できる通水孔を形成することを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記遮水性山留め壁は、地下水流を遮断する任意の深度部分に前記水通過孔を備えた鋼矢板からなることを特徴とする。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記遮水性山留め壁は、地下水流を遮断する任意の深度部分に前記水通過孔を備えた鋼管矢板からなることを特徴とする。
【0014】
請求項4の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記遮水性山留め壁は、地下水流を遮断する任意の深度部分に前記水通過孔を備えたソイルモルタル壁からなることを特徴とする。
【0015】
請求項5の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記遮水性山留め壁は、地下水流を遮断する任意の深度部分に前記水通過孔を備える鉄筋コンクリート壁からなることを特徴とする。
【0016】
また、請求項6記載の発明は、請求項1から5に記載の発明であって、前記通水部は、電解質溶液供給パイプが連結されていることを特徴とする。
【0017】
また、請求項7の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の発明であって、前記通水部は、電極近傍の電食部以外の内壁が絶縁層で覆われていることを特徴とする。
【0018】
請求項8の発明は、請求項1、4、5、6又は7のいずれかに記載の発明であって、請求項4及び5記載の水通過孔は、破壊貫通された前記通水部から漏出する電解質溶液と膨張性破砕材の水和反応により膨張して通水部周辺の山留め壁を形成するソイルモルタルまたはコンクリートを破砕し地下水流が通過できる通水孔を形成する破砕部をさらに備えることを特徴とする。
【0019】
請求項9の発明は、本発明の山留め壁の施工方法であって、地下開削構造物のため地盤を遮断するように請求項1記載の地下水流保全機能を有する山留め壁を施工し、地下開削構造物の造築を行ない、その後任意の時期に電極に電圧を印加して通水部の本体部壁面を電食により脆性化して破壊貫通し地下水流を通過させる水通過孔を形成することを特徴とする。
【0020】
請求項10の発明は、請求項9記載の発明であって、前記水通過孔は、開削された地下開削構造物の床付けよりさらに深い位置の遮水性山留め壁部分であって、地下開削構造物の施工後の任意の時期に通水部を破壊貫通することにより水通過孔を形成し、遮水性山留め壁で遮断されていた地下水流の通水を保全することを特徴とする。
【0021】
請求項11の発明は、請求項9記載の発明であって、前記水通過孔は、地下開削構造物の側面または上部の遮水性山留め壁部分であって、施工途中の任意の時期に通水部を破壊貫通して水通過孔を形成し、地下水流の上流部と下流部の通水口を連結管で連結することにより遮水性山留め壁で遮断されていた地下水流の通水を保全することを特徴とする。
【0022】
請求項12の発明は、請求項9記載の発明であって、前記水通過孔は、地下開削構造物の側面または上部の遮水性山留め壁部分の通水部であって、地下開削構造物の施工と埋め戻し地上復旧後の任意の時期に、通水部を破壊貫通することにより水通過孔を形成し、遮水性山留め壁で遮断されていた地下水流を保全をすることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1及び図2は鋼矢板を用いた本発明の地下水流保全機能を有する山留め壁の一実施の形態を示す図である。
図3及び図4は鋼管矢板を用いた本発明の地下水流保全機能を有する山留め壁の一実施の形態を示す図である。
図5及び図6はソイルセメントを用いた本発明の地下水流保全機能を有する山留め壁の一実施の形態を示す図である。
図7及び図8は鉄筋コンクリートを用いた本発明の地下水流保全機能を有する山留め壁の一実施の形態を示す図である。
図9は本発明の地下水流保全機能を有する山留め壁の施工後の地下水流の復旧状況を示す模式図である。
【0024】
図1は、本発明の地下開削構造物の造築のために施工される鋼矢板15からなる遮水性山留め壁100が地下水流を遮断する深度部分に水通過孔1を配設した請求項2記載の一実施の形態を示す正面図である。図において隣り合う鋼矢板15、15は連結部15aで連結され、連結間隙には防水性の充填材で遮水性をさらに高める場合もある。
【0025】
水通過孔1は鋼矢板15の凹部に溶接で形成した中空体の通水部2で、筐体を形成する本体部3の底面である一方は鋼矢板15、上面である上板3aには開口部に透水性の間隙を有する金網3bが溶接されている。また、通水部2の上部には電解質溶液供給パイプ8が連結され、電解質溶液供給パイプ8は開削される床付け面107の上部まで伸びて電解質溶液供給口8aが設けられている。また、電解質溶液供給パイプ8内には直流電源13の陰極に接続された電線13bが挿通され通水部内の後述する電極に接続されている。
【0026】
前記電極に電圧を印可する際は直流電源13の陽極は電線13aにより鋼矢板15の接続端子14aに連結することにより行われる。
【0027】
図2は、図1のA−A断面を示す横断面図である。遮水性山留め壁100を形成する鋼矢板15の凹部に溶接で形成した中空体の通水部2の断面を示している。通水部2内部には鋼矢板15壁面に接着された絶縁性材料からなる電極支持部材4aに保持された電極4が電食により破壊貫通させて水通過孔1を形成する貫通部7と近接した位置に配置し、中空部分は透水間隙を有する砕石などの間隙充填物6で充填されている。
前記電極4には電解質溶液供給パイプ8内を挿通された電線13bが接続されている。
本体部3の両端にある貫通部7以外の内壁は電食を防止するため絶縁性塗料等の絶縁層9を設けてある。
【0028】
図3は、本発明の地下開削構造物の造築のために施工される鋼管矢板16からなる遮水性山留め壁100が地下水流を遮断する深度部分に水通過孔1を配設した請求項3記載の一実施の形態を示す平面図である。図において隣り合う鋼管矢板16、16は連結部16aで連結され、連結間隙には防水性の充填材(図示せず)で遮水性を保っている。
【0029】
水通過孔1は鋼管矢板16の円柱内部を横断するように設けられた中空体の通水部2で、鋼管矢板16の周壁に溶接固定されている。また、通水部2の上部には電解質溶液供給パイプ8が連結され、電解質溶液供給パイプ8は開削される床付け面107の上部まで伸びてバルブ8bと電解質溶液供給口8aが設けられている。また、電解質溶液供給パイプ8内には直流電源13の陰極に接続された電線13bが挿通され通水部内の後述する電極に接続されている。
【0030】
図4は、図3のB−B断面を示す縦断面図である。遮水性山留め壁100を形成する鋼管矢板16の円柱内部を横断するように設けられた中空体の通水部2の断面を示している。通水部2は導電性金属からなる長手方向両端が閉塞された本体部3で、本体部3内部には絶縁性材料からなる電極支持部材4aに保持された電極4が電食により破壊貫通させて水通過孔を形成する貫通部7と近接した位置に配置し、中空部分は透水間隙を有する砕石などの間隙充填物6で充填されている。前記電極4には電解質溶液供給パイプ8内を挿通された電線13bが接続端子14bで接続されている。
本体部3の両端にある貫通部7以外の内壁は電食を防止するため絶縁性塗料等の絶縁層9を設けてある。
前記電極に電圧を印可する際は直流電源13の陽極は電線13aにより鋼管矢板16の接続端子14aに連結することにより行われる。
【0031】
図5は、本発明の地下開削構造物の造築のために施工されるソイルモルタル壁17からなる遮水性山留め壁100が地下水流を遮断する深度部分に水通過孔1を配設した請求項4記載の一実施の形態を示す平面図である。図においてソイルモルタル壁17は、円周が重なり合うように穿孔された壁孔にソイルモルタル17bを充填しその中央に補強材としてH形鋼17aからなる杭芯材が挿入されて固化したものである。
【0032】
水通過孔1は、通水部2と破砕部10よりなり、通水部2は、H形鋼17aの片側の凹部を横断するように設けられた中空体の本体部3で、H形鋼17aの中央壁と両端翼に溶接固定されている。また、破砕部10は、H形鋼17aの両端翼の外壁面に溶接固定されている。さらに、通水部2の上部には電解質溶液供給パイプ8が連結され、電解質溶液供給パイプ8は開削される床付け面107の上部まで伸びて(図6参照)バルブ8bと電解質溶液供給口8aが設けられている。また、電解質溶液供給パイプ8内には直流電源13の陰極に接続された電線13bが挿通され通水部内の後述する電極に接続されている。
【0033】
図6は、図5のC−C断面を示す縦断面図である。遮水性山留め壁100を形成するソイルモルタル壁17の杭芯材のH形鋼17aの凹部を横断するように設けられた通水部2と、H形鋼17aの両端翼の外面に設けられた破砕部10の断面を示している。通水部2は導電性金属からなる上板3aと、下板3cと、側板3dとをH形鋼17aの中央壁と両端翼に溶接して形成した中空の閉塞された本体部3で、本体部3内部には絶縁性材料からなる電極支持部材4aに保持された電極4が電食により破壊貫通させて水通過孔を形成する貫通部7と近接した位置に配置し、中空部分は透水間隙を有する砕石などの間隙充填物6で充填されている。前記電極4には電解質溶液供給パイプ8内を挿通された電線13bが接続端子14bで接続されている。
本体部3の両端にある貫通部7以外の内壁は電食を防止するため絶縁性塗料等の絶縁層9を設けてある。
前記電極に電圧を印可する際は直流電源13の陽極は電線13aにより鋼管矢板16の接続端子14aに連結することにより行われる。
【0034】
前記破砕部10は、図6に示すように、H形鋼17aの両端翼の外面に溶接して形成した四角枠10a内部に膨張性破砕材包装体11を複数個収納し、打設されたソイルセメントの水分を遮断する防水性の材料からなる防水カバー10bで包装したものである。
【0035】
図7は、本発明の地下開削構造物の造築のために施工される鉄筋コンクリート壁18からなる遮水性山留め壁100が地下水流を遮断する深度部分に水通過孔1を配設した請求項5記載の一実施の形態を示す平面図である。
図において鉄筋コンクリート壁18は、穿孔された壁孔に鉄筋18a、18bを補強材としてコンクリート18cを充填固化したものである。18aは主筋、18bはフープ筋を示す。
【0036】
水通過孔1は、通水部2と通水部の両端内部に収納された破砕部10よりなり、通水部2は、前記コンクリート壁18を横断するように設けられた中空体の本体部3で、鉄筋18a、bに溶接固定されている。さらに、通水部2の上部には電解質溶液供給パイプ8が連結され、電解質溶液供給パイプ8は開削される床付け面107の上部まで伸びて(図8参照)バルブ8bと電解質溶液供給口8aが設けられている。また、電解質溶液供給パイプ8内には直流電源13の陰極に接続された電線13bが挿通され通水部内の後述する電極に接続されている。
【0037】
図8は、図7のD−D断面を示す縦断面図である。遮水性山留め壁100を形成するコンクリート壁18を横断するように設けられた通水部2と、通水部の両端内部に収納された破砕部10の断面を示している。通水部2は導電性金属からなる中空の閉塞された本体部3で、本体部3内部には絶縁性材料からなる電極支持部材4aに保持された電極4が電食により破壊貫通させて水通過孔1を形成する貫通部7と近接した位置に配置し、中空部分は透水間隙を有する砕石などの間隙充填物6で充填されている。前記電極4には電解質溶液供給パイプ8内を挿通された電線13bが接続端子14bで接続されている。
本体部3の両端にある貫通部7以外の内壁は電食を防止するため絶縁性塗料等の絶縁層9を設けてある。
前記電極に電圧を印可する際は直流電源13の陽極は電線13aにより鋼管矢板16の接続端子14aに連結することにより行われる。
【0038】
以上説明した4実施の形態において、水通過孔1を形成する通水部2は、予め地上で鋼矢板15、鋼管矢板16、ソイルセメント壁の杭芯材のH形鋼17a、または鉄筋コンクリート壁18の補強材である鉄筋18a、bに取付けておき、地中に立て込むことができる。このため従来の遮水性山留め壁100の施工行程の作業を遅延なく進めることができる。
【0039】
また、前記通水部2は、遮水性山留め壁100の施工時は閉鎖されており、地下水を遮水するため、遮水状態で地下構造物110cを造築することを可能にする。
【0040】
次に、本発明の地下水流保全機能を有する山留め壁における水通過孔1の形成作用について説明する。地下水流を保全したい任意の時期に、まず、電解質溶液供給口8aから、塩水などの電解質溶液5を電解質溶液供給パイプ8経由で通水部2に充填する。次に、直流電源13の陽極を接続端子14aに、陰極を電線13bに接続し、通水部2内部に設けた電極4に電圧を印可する。陰極の電極4と相対する陽極が接続された通水部2との間に電解質溶液を介して電流が流れ、貫通部7が電食されて破壊貫通される。この方法によれば、地表150または、開削された床付け面107から地中の通水部2に任意の時期に水通過孔1を形成することができる。
【0041】
さらに、破砕部10は、破壊貫通された通水部2からの電解質溶液との水和反応で膨張してソイルモルタル壁17や鉄筋コンクリート壁18の固化したソイルモルタル17bまたはコンクリート18cを破砕し水通過孔1を形成する。
【0042】
次に本発明の山留め壁の施工方法について詳細に説明する。
【0043】
請求項10の山留め壁の施工方法は、水通過孔1を、開削された地下開削構造物110cの床付け107よりさらに深い位置の遮水性山留め壁100部分に配設し、地下開削構造物110cの施工後の任意の時期に通水部2を破壊貫通することにより水通過孔1を形成し、遮水性山留め壁100で遮断されていた地下水流160の通水を保全する。この方法によれば、従来不可能であった開削部より深い位置の地下水流を復旧させることができる。
【0044】
請求項11の山留め壁の施工方法は、水通過孔1を、地下開削構造物110cの側面または上部の遮水性山留め壁100部分に配設し、施工途中の任意の時期に通水部2を破壊貫通して水通過孔1を形成し、地下水流の上流部と下流部の通水口を通水パイプ30で連結することにより遮水性山留め壁100で遮断されていた地下水流160の通水を保全する。この工法によれば、地下構築物の造築中から通水を復旧することができる。このため、地下水流の遮断による影響、被害を最小にすることができる。
【0045】
請求項12の山留め壁の施工方法は、水通過孔1を、地下開削構造物110cの側面または上部の遮水性山留め壁100部分の通水部2であって、地下開削構造物の施工と埋め戻し地上復旧後の任意の時期に、通水部2を破壊貫通することにより水通過孔1を形成し、遮水性山留め壁100で遮断されていた地下水流を保全をする。この工法によれば、交通遮断など地上部の復旧が急がれている現場においても、地上部の復旧後に地中の地下水流を復活させることができる。
【0046】
図9は、本発明の地下水流保全機能を有する遮水性山留め壁100の施工後の地下水流の復旧状況を示す模式図である。
【0047】
施工中は遮水性山留め壁100により遮水した状態で地下構築物110cを造築し、開削した構築物の上部を埋め戻した状態を示す。図に示すように、透水層105aに接する仮壁部1の内部には通水パイプ30を配置して埋め戻すことにより地下水流106aを復旧させている。
【0048】
さらに、本発明によれば床付け107より深い透水層105bに接する仮壁部1をも破壊することにより地下水流106bを復旧させることができる。
【0049】
【発明の効果】
本発明の地下水流保全機能を有する遮水性山留め壁によれば、地下構築物の造築後に、透水層に設けられた遮水性山留め壁の通水を埋め戻し工程と共に容易に復旧させることができる。特に、床付け部以深の大深度の地下水流の復旧を、容易に、経済的に行うことができる。
【0050】
請求項10の山留め壁の施工方法によれば、従来不可能であった開削部より深い位置の地下水流を復旧させることができる。
【0051】
請求項11の山留め壁の施工方法によれば、地下構築物の造築中から通水を復旧することができる。このため、地下水流の遮断による影響、被害を最小にすることができる。
【0052】
請求項12の山留め壁の施工方法によれば、交通遮断など地上部の復旧が急がれている現場においても、地上部の復旧後に地中の地下水流を復活させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 鋼矢板を用いた本発明の地下水流保全機能を有する山留め壁の一実施の形態を示す正面図である。
【図2】 図1のA−A断面を示す横断面図である。
【図3】 鋼管矢板を用いた本発明の地下水流保全機能を有する山留め壁の一実施の形態を示す平面図である。
【図4】 図3のB−B断面を示す縦断面図である。
【図5】 ソイルセメントを用いた本発明の地下水流保全機能を有する山留め壁の一実施の形態を示す平面図である。
【図6】 図5のC−C断面を示す縦断面図である。
【図7】 鉄筋コンクリートを用いた本発明の地下水流保全機能を有する山留め壁の一実施の形態を示す平面図である。
【図8】 図7のD−D断面を示す縦断面図である。
【図9】 本発明の地下水流保全機能を有する山留め壁の施工後の地下水流の復旧状況を示す模式図である。
【図10】 遮水性山留め壁により地下水流が遮断される状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 水通過孔
2 通水部
3 本体部
3a 上板
3b 金網
3c 下板
3d 側板
4 電極
4a 電極支持部材
5 電解質溶液
6 間隙充填物
7 貫通部(電食による破壊貫通部及び破砕による貫通部)
8 電解質溶液供給パイプ
8a 電解溶液供給口
8b バルブ
9 絶縁層
10 破砕部
10a 四角枠
10b 防水カバー
11 膨張性破砕材包装体
13 直流電源
13a、13b 電線
14a、14b 接続端子
15 鋼矢板
15a 連結部
16 鋼管矢板
16a 連結部
17 ソイルモルタル壁
17a H形鋼
17b ソイルモルタル
18 鉄筋コンクリート壁
18a、18b 鉄筋(主筋、フープ筋)
100、100a、100b 遮水性土留め壁
105a、b 透水層
106a、b 不透水層
107 床付け
110a、b 構築物
110c 地下構築物
120 井戸
130a、b 立木
150a、b 地表
160a、b 地下水流[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a water-impervious retaining wall for constructing an underground part of a civil engineering or building structure, and more particularly to a water flow conservation technique for a groundwater flow blocked by the water-impervious retaining wall.
[0002]
[Prior art]
When building a linear underground structure such as a subway or an underground road, if a deep water-proof mountain retaining wall is continuously constructed, the free groundwater flow in the area may be blocked. FIG. 10 is a schematic diagram illustrating a state where the groundwater flow is blocked by the water-impervious
[0003]
When the groundwater flow 160a, b is blocked by the water-impervious
[0004]
On the upstream side of the water-impervious
[0005]
In addition, the impermeable
[0006]
In order to solve the above-mentioned problems, a method of restoring the groundwater flow at the upper part of the structure by removing the impermeable mountain retaining wall at the upper part of the structure after completion of the underground structure.
A method of drilling the wall of the excavation part of the impermeable mountain retaining wall, inserting a water collecting pipe into the upstream permeable layer ground, and connecting it with the drain pipe inserted into the downstream permeable layer ground to restore the groundwater flow.
There is known a method of recovering a groundwater flow by digging a drainage well on both sides of a cut-off portion of a water-blocking retaining wall and connecting an upstream well and a downstream well in the ground.
However, in these groundwater flow maintenance methods, there is a problem that the groundwater flow 160a in the upper part of the
[0007]
In addition, there is a problem that maintenance costs such as clogging of wells after construction are expensive.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above-described problems, and has a water-impervious function having a groundwater flow maintenance function capable of restoring the water flow of the water-impervious retaining wall provided in the permeable layer after the construction of the underground structure. The purpose is to provide a retaining wall.
[0009]
In particular, the purpose is to provide a water-impervious mountain retaining wall that can easily and economically restore a deep underground water flow deeper than the flooring.
[0010]
The purpose of this project is to restore the groundwater flow after backfilling at construction sites where ground restoration is urgent.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the retaining wall having a groundwater flow maintenance function according to the present invention is a water-impervious retaining wall constructed for the construction of an underground excavation structure, and an arbitrary part of the retaining wall corresponding to the groundwater flow is provided. A water passage hole for allowing a groundwater flow to pass therethrough is formed, and the water passage hole includes a closed water passage portion, and the water passage portion includes a main body portion made of a conductive metal of a hollow body, One or a plurality of electrodes provided in the vicinity of the inner wall, and the body part is filled with an electrolyte solution and a gap filler, and a voltage is applied to the electrode at any time to make the body wall surface brittle by electrolytic corrosion. It is characterized by forming a water passage hole through which the groundwater flow can pass through .
[0012]
Invention of
[0013]
Invention of
[0014]
Invention of
[0015]
Invention of Claim 5 is invention of
[0016]
The invention described in
[0017]
The invention according to
[0018]
Invention of
[0019]
Invention of
[0020]
Invention of
[0021]
Invention of
[0022]
Invention of Claim 12 is invention of
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG.1 and FIG.2 is a figure which shows one Embodiment of the retaining wall which has a groundwater flow maintenance function of this invention using the steel sheet pile.
3 and 4 are diagrams showing an embodiment of a retaining wall having a groundwater flow maintenance function of the present invention using a steel pipe sheet pile.
5 and 6 are views showing an embodiment of a retaining wall having a groundwater flow maintenance function of the present invention using soil cement.
FIG.7 and FIG.8 is a figure which shows one Embodiment of the retaining wall which has a groundwater flow maintenance function of this invention using reinforced concrete.
FIG. 9 is a schematic diagram showing the restoration status of the groundwater flow after construction of the retaining wall having the groundwater flow maintenance function of the present invention.
[0024]
FIG. 1 shows that a water-
[0025]
The
[0026]
When applying a voltage to the electrode, the anode of the
[0027]
FIG. 2 is a cross-sectional view showing the AA cross section of FIG. The cross section of the
An
Inner walls other than the through-
[0028]
FIG. 3 shows a water-passing
[0029]
The
[0030]
FIG. 4 is a longitudinal sectional view showing a BB cross section of FIG. 3. The cross section of the
Inner walls other than the through-
When applying a voltage to the electrode, the anode of the
[0031]
FIG. 5 is a view showing that the water-impregnated
[0032]
The
[0033]
FIG. 6 is a longitudinal cross-sectional view showing a CC cross section of FIG. The
Inner walls other than the through-
When applying a voltage to the electrode, the anode of the
[0034]
As shown in FIG. 6, the crushing
[0035]
FIG. 7 shows the water-passing
In the figure, a reinforced
[0036]
The
[0037]
FIG. 8 is a longitudinal sectional view showing a DD section of FIG. 7. The cross section of the crushing
Inner walls other than the through-
When applying a voltage to the electrode, the anode of the
[0038]
In 4 embodiment described above, the
[0039]
Moreover, the said
[0040]
Next, the formation effect | action of the
[0041]
Furthermore, the crushing
[0042]
Next, the construction method of the retaining wall of the present invention will be described in detail.
[0043]
According to the method for constructing a retaining wall of
[0044]
The mountain retaining wall construction method according to
[0045]
The mountain retaining wall construction method according to claim 12 is the
[0046]
FIG. 9 is a schematic diagram showing a state of restoration of the groundwater flow after the construction of the water-impervious
[0047]
During construction, the
[0048]
Furthermore, according to the present invention, the groundwater flow 106b can be restored by destroying the
[0049]
【The invention's effect】
According to the water-impervious mountain retaining wall having the groundwater flow maintenance function of the present invention, the water flow of the water-impervious mountain retaining wall provided in the permeable layer can be easily restored together with the backfilling process after the construction of the underground structure. In particular, it is possible to easily and economically restore a deep underground water flow deeper than the flooring portion.
[0050]
According to the construction method of the mountain retaining wall of
[0051]
According to the construction method of the mountain retaining wall of the eleventh aspect, it is possible to restore the water flow during the construction of the underground structure. For this reason, it is possible to minimize the influence and damage caused by the blockage of the groundwater flow.
[0052]
According to the construction method of the mountain retaining wall of claim 12, the underground groundwater flow can be revived after restoration of the above-ground part even at a site where restoration of the above-ground part is urgent such as traffic interruption.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an embodiment of a retaining wall having a groundwater flow maintenance function of the present invention using a steel sheet pile.
FIG. 2 is a transverse cross-sectional view showing a cross section AA in FIG. 1;
FIG. 3 is a plan view showing an embodiment of a retaining wall having a groundwater flow maintenance function of the present invention using a steel pipe sheet pile.
4 is a longitudinal sectional view showing a BB cross section of FIG. 3. FIG.
FIG. 5 is a plan view showing an embodiment of a mountain retaining wall having a groundwater flow maintenance function according to the present invention using soil cement.
6 is a longitudinal sectional view showing a CC cross section of FIG. 5. FIG.
FIG. 7 is a plan view showing an embodiment of a retaining wall having a groundwater flow maintenance function of the present invention using reinforced concrete.
FIG. 8 is a longitudinal sectional view showing a DD section of FIG. 7;
FIG. 9 is a schematic diagram showing a state of restoration of a groundwater flow after construction of a retaining wall having a groundwater flow maintenance function of the present invention.
FIG. 10 is a schematic diagram showing a state where the groundwater flow is blocked by the water-impervious mountain retaining wall.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
DESCRIPTION OF
100, 100a, 100b Impervious
Claims (12)
前記水通過孔は、
閉鎖された通水部を備え、該通水部は中空体の導電性金属からなる本体部と、本体部内の内壁近傍に設けられた一つまたは複数の電極と、本体部内部に電解質溶液と間隙充填物が充填され、任意の時期に前記電極に電圧を印加して本体部壁面を電食により脆性化して破壊貫通し地下水流が通過できる通水孔を形成することを特徴とする地下水流保全機能を有する山留め壁。A water-impervious mountain retaining wall constructed for the construction of an underground excavation structure, and a water passage hole is formed in a portion corresponding to the groundwater flow to allow the groundwater flow to pass through at an arbitrary time.
The water passage hole is
A water passage portion that is closed, the water passage portion comprising a hollow body conductive metal, one or a plurality of electrodes provided in the vicinity of the inner wall of the body portion, and an electrolyte solution in the body portion. The groundwater flow is characterized in that it is filled with a gap filling, and a voltage is applied to the electrode at any time to make the wall surface of the main body brittle by electrolytic corrosion to break through and form a water passage hole through which the groundwater flow can pass. A retaining wall with a conservation function.
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