JP3650677B2

JP3650677B2 - Deodorant composition and deodorant shampoo

Info

Publication number: JP3650677B2
Application number: JP20808696A
Authority: JP
Inventors: 義広栗木; 晴信古賀; 康雄谷口
Original assignee: Taiyo Corp
Current assignee: Taiyo Corp
Priority date: 1996-08-07
Filing date: 1996-08-07
Publication date: 2005-05-25
Anticipated expiration: 2016-08-07
Also published as: JPH1045543A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メルカプタン臭及び硫化水素臭を有効に消臭する消臭剤組成物及び毛髪をパーマネントウエーブ剤や染毛剤で処理した後に発生するメルカプタン臭等の不快臭を除去できる消臭シャンプーに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、毛髪のパーマネントウエーブ法の主流は、２浴式コールドウエーブ剤と呼ばれ、第１剤は還元剤で、例えばチオグリコール酸アンモニウムにアンモニア水を加えたｐＨ９程度の溶液であり、毛髪のシスチンＳＳ結合を切断するよう作用する。一方、第２液は、臭素酸カリウム等を用いた酸化剤で、前記ＳＳ結合を修復し、その際にウエーブを固定されるよう作用する。
このような方法によりパーマネントウエーブをかけた場合、シャンプーを行っても毛髪にメルカプタン臭が残り、著しい不快感がある。これは、毛髪ケラチン中に含硫化合物が吸着されて残り、該吸着物が徐々に分解して不快な硫化水素臭やエチルメルカプタン臭が発生するためである。
【０００３】
このようなパーマネントウエーブ剤で処理した後に発生するメルカプタン臭等を感じなくする方法として、メルカプタン臭をマスキングする香料をパーマネントウエーブ剤及びシャンプー等に賦香する方法が知られている。しかし、このような方法では、メルカプタン臭を完全にマスキングすることができず、逆に残香性の強い香料を使用した場合、その香料自体が不快臭に感じることがある。また、通常使用されている消臭剤をシャンプーに配合することも試みられているが、シャンプー基剤に対する検討はなされておらず、必ずしも十分でないのが実情である。
このような作用は、染毛剤で処理した毛髪においても全く同様である。
【０００４】
ところで、ステアリン酸亜鉛やパルミチン酸亜鉛等をパール化剤としてシャンプーに配合していた時もあったが、界面活性剤との組合せを考慮して、且つ消臭作用を期待して配合することは知られておらず、現在では優れたパール化剤が開発されほとんど使用されていないのが現状である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、硫化水素臭及びメルカプタン臭等に対して十分な消臭作用を示す消臭組成物を提供することにある。
本発明の別の目的は、パーマネントウエーブ剤や染毛剤により処理した毛髪から発生するメルカプタン臭及び硫化水素臭を有効に除去し得る消臭シャンプーを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、少なくともメルカプタン臭及び硫化水素臭に対して消臭作用を示す組成物であって、有機酸の亜鉛塩類と、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルジメチルアミンオキシド、アルキルアルキロールアミド（１：２型）、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム及びこれらの混合物からなる群より選択される界面活性剤とを含む消臭組成物が提供される。
また、本発明によれば、前記消臭組成物を含む消臭シャンプーが提供される。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下本発明を更に詳細に説明する。
本発明の消臭組成物は、少なくともメチルメルカプタン、エチルメルカプタン等のメルカプタン臭及び硫化水素臭に対して優れた消臭作用を示し、有機酸の亜鉛塩類及び特定の界面活性剤を含有する。
【０００８】
前記有機酸の亜鉛塩類としては、ノナン酸亜鉛、イソノナン酸亜鉛、デカン酸亜鉛、イソデカン酸亜鉛、ネオデカン酸亜鉛、ウンデセン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛、イソトリデカン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸亜鉛、イソパルミチン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、イソステアリン酸亜鉛、オレイン酸亜鉛、ベヘニン酸亜鉛、ラノリン脂肪酸亜鉛等の炭素数９〜２２の脂肪酸の亜鉛塩類；更には、酢酸亜鉛、プロピオン酸亜鉛、シュウ酸亜鉛、乳酸亜鉛、ピルビン酸亜鉛、クエン酸亜鉛、酒石酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、酪酸亜鉛、イソ酪酸亜鉛、吉草酸亜鉛、イソ吉草酸亜鉛、グルタル酸亜鉛、ヘキサン酸亜鉛、ヘプタン酸亜鉛、オクタン酸亜鉛、２−エチルヘキサン酸亜鉛、安息香酸亜鉛、サリチル酸亜鉛、ナフテン酸亜鉛、ｐ−フェノールスルホン酸亜鉛又はこれらの混合物等が挙げられる。前記炭素数９〜２２の脂肪酸の亜鉛塩類の中で、ウンデシレン酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛等は化粧品原料基準に記載された安全性が確認されているものである。
【０００９】
前記界面活性剤としては、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルジメチルアミンオキシド、アルキルアルキロールアミド（１：２型）、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム及びこれらの混合物からなる群より選択される界面活性剤を使用する必要がある。通常シャンプー等の界面活性剤として使用されている、例えばポリオキシエチレン（Ｐ．Ｏ．Ｅ．）アルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、２−エチルヘキシルアルキル硫酸エステルナトリウム、ヤシ脂肪酸サルコシンカリウム、ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、カルボキシ化Ｐ．Ｏ．Ｅ．ラウリルエーテルナトリウム、Ｐ．Ｏ．Ｅ．アルキルスルホコハク酸二ナトリウム等では、本発明の消臭効果が低下する恐れがある。
【００１０】
本発明に用いる界面活性剤のアルキルジメチルアミノ酢酸ベタインとしては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等が挙げられる。アルキルジメチルアミンオキシドとしては、ラウリルジメチルアミンオキシド、ヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド、ヤシビス（２−ヒドロキシエチル）アミンオキシド等が挙げられる。アルキルアルキロールアミド（１：２型）としては、ラウリルアルキロールアミド、ヤシ油アルキルアルキロールアミド等が挙げられる。ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウムとしては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム等が挙げられる。
【００１１】
本発明の消臭組成物において、前記有機酸の亜鉛塩類と、特定の界面活性剤との配合割合は、重量比で、好ましくは１：１〜１：１０００、特に好ましくは１：１〜１：１００の範囲である。この範囲外では、所望の消臭作用が低下するので好ましくない。
【００１２】
本発明の消臭組成物を消臭剤とする際の形態は、特に限定されず、液状、固形状、ペースト状等のいずれの形態にもすることができる。
【００１３】
本発明の消臭シャンプーは、前記消臭組成物を必須成分として含有し、特にパーマネントウエーブ剤や染毛剤を使用した後の毛髪に対するシャンプーに使用することによって、メルカプタン臭や硫化水素臭等の不快臭を除去することができる。消臭シャンプーとする場合の前記消臭組成物中の特定の界面活性剤としては、有機酸の亜鉛塩類を溶解させることが可能なアルキルアルキロールアミドを中心としてシャンプーの処方を組むのが好ましい。
本発明の消臭シャンプーにおいて、前記消臭組成物の含有割合は、消臭シャンプーに対して、１〜８０重量％、特に５〜６０重量％の範囲が好ましい。
【００１４】
本発明の消臭シャンプーには、通常シャンプーに使用される酸化防止剤、防腐剤、色素、パール化剤、エモリエント剤、油性成分、増粘剤、キレート剤、香料等を本発明の消臭作用を損なわない範囲で適宜配合することができる。この際、界面活性剤等を配合することもできるが、前述のとおり本発明の特定の界面活性剤以外の成分は、本発明の消臭作用を損なう恐れがあるのでその配合には十分注意する必要がある。
【００１５】
【発明の効果】
本発明の消臭組成物は、硫化水素臭及びメルカプタン臭を有効に除去することができ、消臭シャンプー等に有効である。本発明の消臭シャンプーは、前記消臭組成物を含有するので、パーマネントウエーブ剤や染毛剤等により処理した毛髪に対して使用するシャンプーとして極めて有用である。
【００１６】
【実施例】
以下実施例及び比較例により更に詳細に説明するが本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例１
有機酸の亜鉛塩類としてのステアリン酸亜鉛又はミリスチン酸亜鉛０．１ｇと表１に示す界面活性剤５ｇとを水に添加混合して１リットルの消臭組成物液を調製した。得られたそれぞれの消臭組成物液を１リットルの三角フラスコに５ｇ入れ、次いで０．１重量％メチルメルカプタンベンゼン溶液１００μｌを入れ、コック付きガラス管を備えたシリコン栓で密封した。２時間後に三角フラスコ中のメチルメルカプタン濃度を、北川式ガス検知管を用いて測定した。また、コントロールとして、前記消臭組成物液の代わりに、イオン交換水５ｇを用いた以外は同様に行ってメチルメルカプタン濃度を測定した。これらの結果から下記式に従って消臭率を求めた。結果を表１に示す。なお、メチルメルカプタンの初期濃度は６０ｐｐｍであった。
消臭率（％）＝（（Ｃ−Ｓ）／Ｃ）×１００
（式中Ｓ：三角フラスコ中の臭気ガス濃度（ｐｐｍ）、Ｃ：コントロールの三角フラスコ中の臭気濃度（ｐｐｍ））
【００１７】
比較例１
界面活性剤として、表２に示すものを使用した以外は実施例１と同様に消臭組成物液を調製し、消臭率を求めた。結果を表２に示す。
【００１８】
【表１】

【００１９】
【表２】

【００２０】
実施例２
有機酸の亜鉛塩類としてグルコン酸亜鉛又は安息香酸亜鉛を用いた以外は、実施例１と同様に消臭組成物を調製し、消臭率を測定した。結果を表３に示す。
【００２１】
【表３】

【００２２】
実施例３
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン２８重量部、ヤシ油アルキルジメチルアミノオキシド１７重量部、アルキルアルキロールアミド２０．０重量部、プロピレングリコール５．０重量部、２−エチルヘキサン酸セチル１．０重量部、メチルパラベン０．２重量部、ステアリン酸亜鉛１．５重量部及びイオン交換水２７．３重量部を用いて消臭シャンプーを調製した。
長さ１０ｃｍ、重量約１ｇの毛髪の束５束（約５ｇ）を、２００ｍｌ三角フラスコ中に入れ、パーマネントウエーブ剤第１液（チオグリコール酸アンモニウム）３０ｇを加えて均一に浸した。密封し、ウォーターインキュベーターにて、３０℃、毎分１２０回、３０分間振盪させた。次に、毛髪を水洗いし、余分な水分を布で拭き取った後、パーマネントウエーブ剤第２液（臭素酸ナトリウム）３０ｇを加えて再び密封し、ウォーターインキュベーターにて、３０℃、毎分１２０回、３０分間振盪させた。その後、毛髪を水洗いし、余分な水分を布で拭き取った後、前記調製した消臭シャンプー３ｇと水５０ｇとを加えて、三角フラスコを密封し、ウォーターインキュベーターにて、３０℃、毎分１２０回、３０分間振盪させた。その後、毛髪を水洗いし、余分な水分を布で拭き取った後、三角フラスコに入れ、パラフィルムで密封して室温に放置した。１時間後、１日後及び２日後に、三角フラスコ中のヘッドスペースガスをＧＣ−ＦＰＤ装置（（株）日立製作所製、「Ｇ−３０００」）により測定し、硫化水素臭及びエチルメルカプタン臭の消臭効果を測定した。結果を表４に示す。
尚、表４中の消臭率は、前記ＧＣ−ＦＰＤ装置により求めたガスクロマトグラムの各ピーク面積を測定し、その面積比により比較した。
【００２３】
比較例２
消臭シャンプーの代わりに市販のシャンプー（有機酸の亜鉛塩類を含有せず、界面活性剤としてポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミンが配合されたシャンプー）を用いた以外は実施例３と同様に消臭効果を測定した。結果を表４に示す。
【００２４】
【表４】

[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a deodorant composition that effectively deodorizes mercaptan odor and hydrogen sulfide odor, and a deodorant shampoo that can remove unpleasant odor such as mercaptan odor generated after treating hair with a permanent wave agent or hair dye. .
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the mainstream of the permanent wave method of hair is called a two-bath type cold wave agent. The first agent is a reducing agent, for example, a solution having a pH of about 9 containing ammonium thioglycolate and aqueous ammonia. It acts to break SS bonds. On the other hand, the second liquid is an oxidizing agent using potassium bromate or the like, repairs the SS bond, and acts to fix the wave at that time.
When a permanent wave is applied by such a method, a mercaptan odor remains on the hair even after shampooing, and there is a significant discomfort. This is because the sulfur-containing compound remains adsorbed in the hair keratin, and the adsorbate is gradually decomposed to generate an unpleasant hydrogen sulfide odor or ethyl mercaptan odor.
[0003]
As a method for making the mercaptan odor generated after the treatment with such a permanent wave agent feel insensitive, there is known a method for adding a fragrance for masking the mercaptan odor to the permanent wave agent, shampoo or the like. However, in such a method, the mercaptan odor cannot be completely masked. Conversely, when a fragrance having a strong residual fragrance is used, the fragrance itself may feel an unpleasant odor. In addition, attempts have been made to add a normally used deodorant to the shampoo, but no investigation has been made on the shampoo base, and it is not always sufficient.
Such an effect is exactly the same for hair treated with a hair dye.
[0004]
By the way, there were times when zinc stearate, zinc palmitate, etc. were blended into shampoos as pearlizing agents, but considering combination with surfactants and expecting deodorizing action, It is not known, and at present, excellent pearlizing agents have been developed and are rarely used.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a deodorizing composition that exhibits a sufficient deodorizing action against hydrogen sulfide odor, mercaptan odor, and the like.
Another object of the present invention is to provide a deodorizing shampoo capable of effectively removing mercaptan odor and hydrogen sulfide odor generated from hair treated with a permanent wave agent or hair dye.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, a composition exhibiting a deodorizing action against at least a mercaptan odor and a hydrogen sulfide odor, comprising an organic acid zinc salt, an alkyldimethylaminoacetic acid betaine, an alkyldimethylamine oxide, an alkylalkylolamide ( 1: 2 type), a surfactant selected from the group consisting of sodium polyoxyethylene alkyl ether sulfate and mixtures thereof, is provided.
Moreover, according to this invention, the deodorizing shampoo containing the said deodorizing composition is provided.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described in detail below.
The deodorizing composition of the present invention exhibits an excellent deodorizing action against at least mercaptan odors such as methyl mercaptan and ethyl mercaptan and hydrogen sulfide odor, and contains a zinc salt of an organic acid and a specific surfactant.
[0008]
Examples of the zinc salts of organic acids include zinc nonanoate, zinc isononanoate, zinc decanoate, zinc isodecanoate, zinc neodecanoate, zinc undecenoate, zinc undecylate, zinc laurate, zinc isotridecanoate, zinc myristate, palmitic acid Zinc salts of fatty acids having 9 to 22 carbon atoms such as zinc acid, zinc isopalmitate, zinc stearate, zinc isostearate, zinc oleate, zinc behenate, zinc lanolin fatty acid; further zinc acetate, zinc propionate, Zinc oxalate, zinc lactate, zinc pyruvate, zinc citrate, zinc tartrate, zinc gluconate, zinc butyrate, zinc isobutyrate, zinc valerate, zinc isovalerate, zinc glutarate, zinc hexanoate, zinc heptanoate, Zinc octoate, zinc 2-ethylhexanoate, zinc benzoate, zinc salicylate, sodium Ten zinc, p- zinc phenolsulfonate or mixtures thereof. Among the zinc salts of fatty acids having 9 to 22 carbon atoms, zinc undecylenate, zinc laurate, zinc myristate, zinc palmitate, zinc stearate, etc. have been confirmed to have safety as described in cosmetic raw material standards Is.
[0009]
The surfactant is selected from the group consisting of alkyldimethylaminoacetic acid betaines, alkyldimethylamine oxides, alkylalkylolamides (1: 2 type), polyoxyethylene alkylether sodium sulfate, and mixtures thereof. Need to use. Commonly used as a surfactant such as shampoo, for example, polyoxyethylene (POE) alkyl ether triethanolamine sulfate, sodium lauryl sulfate, sodium α-olefin sulfonate, triethanolamine lauryl sulfate, 2 -Sodium ethylhexyl alkyl sulfate ester, coconut fatty acid sarcosine potassium, lauroylmethyl-β-alanine sodium, coconut oil fatty acid amidopropyl betaine, carboxylated P.I. O. E. Sodium lauryl ether, P.I. O. E. Alkylsulfosuccinate disodium and the like may reduce the deodorizing effect of the present invention.
[0010]
Examples of the alkyldimethylaminoacetic acid betaine used as the surfactant in the present invention include lauryldimethylaminoacetic acid betaine and stearyldimethylaminoacetic acid betaine. Examples of the alkyldimethylamine oxide include lauryl dimethylamine oxide, coconut oil alkyldimethylamine oxide, coconut bis (2-hydroxyethyl) amine oxide, and the like. Examples of the alkyl alkylolamide (1: 2 type) include lauryl alkylolamide, coconut oil alkylalkylolamide and the like. Examples of sodium polyoxyethylene alkyl ether sulfate include sodium polyoxyethylene lauryl ether sulfate.
[0011]
In the deodorant composition of the present invention, the blending ratio of the organic acid zinc salt and the specific surfactant is preferably in a weight ratio of 1: 1 to 1: 1000, particularly preferably 1: 1 to 1. : 100 range. Outside this range, the desired deodorizing effect is lowered, which is not preferable.
[0012]
The form at the time of making the deodorant composition of this invention into a deodorizer is not specifically limited, It can be made into any forms, such as liquid form, solid form, and paste form.
[0013]
The deodorant shampoo of the present invention contains the deodorant composition as an essential component, and in particular, by using it as a shampoo for hair after using a permanent wave agent or hair dye, it can be used for mercaptan odor, hydrogen sulfide odor, etc. Unpleasant odor can be removed. As the specific surfactant in the deodorant composition when used as a deodorant shampoo, it is preferable to formulate a shampoo around an alkylalkylolamide capable of dissolving a zinc salt of an organic acid.
In the deodorant shampoo of the present invention, the content of the deodorant composition is preferably 1 to 80% by weight, particularly preferably 5 to 60% by weight, based on the deodorant shampoo.
[0014]
The deodorant shampoo of the present invention includes the antioxidant, preservative, pigment, pearlizing agent, emollient, oily component, thickener, chelating agent, fragrance, etc. that are normally used in the shampoo, and the deodorizing action of the present invention. Can be suitably blended within a range not impairing the above. At this time, a surfactant or the like can be blended. However, as described above, since components other than the specific surfactant of the present invention may impair the deodorizing action of the present invention, attention should be paid to the blending thereof. There is a need.
[0015]
【The invention's effect】
The deodorizing composition of the present invention can effectively remove hydrogen sulfide odor and mercaptan odor, and is effective for deodorizing shampoos and the like. Since the deodorizing shampoo of the present invention contains the deodorizing composition, it is extremely useful as a shampoo used for hair treated with a permanent wave agent, a hair dye or the like.
[0016]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples and Comparative Examples, but the present invention is not limited thereto.
Example 1
A 1 liter deodorant composition liquid was prepared by adding 0.1 g of zinc stearate or zinc myristate as a zinc salt of an organic acid and 5 g of a surfactant shown in Table 1 to water and mixing them. 5 g of each of the obtained deodorant composition liquids was put into a 1 liter Erlenmeyer flask, and then 100 μl of a 0.1 wt% methyl mercaptan benzene solution was put therein and sealed with a silicon stopper equipped with a glass tube with a cock. Two hours later, the concentration of methyl mercaptan in the Erlenmeyer flask was measured using a Kitagawa gas detector tube. As a control, the methyl mercaptan concentration was measured in the same manner except that 5 g of ion-exchanged water was used instead of the deodorant composition liquid. From these results, the deodorization rate was determined according to the following formula. The results are shown in Table 1. The initial concentration of methyl mercaptan was 60 ppm.
Deodorization rate (%) = ((C−S) / C) × 100
(Wherein S: odor gas concentration (ppm) in Erlenmeyer flask, C: odor concentration (ppm) in control Erlenmeyer flask)
[0017]
Comparative Example 1
A deodorant composition liquid was prepared in the same manner as in Example 1 except that the surfactant shown in Table 2 was used, and the deodorization rate was determined. The results are shown in Table 2.
[0018]
[Table 1]

[0019]
[Table 2]

[0020]
Example 2
A deodorant composition was prepared in the same manner as in Example 1 except that zinc gluconate or zinc benzoate was used as the organic acid zinc salt, and the deodorization rate was measured. The results are shown in Table 3.
[0021]
[Table 3]

[0022]
Example 3
28 parts by weight of lauryldimethylaminoacetic acid betaine, 17 parts by weight of coconut oil alkyldimethylaminooxide, 20.0 parts by weight of alkylalkylolamide, 5.0 parts by weight of propylene glycol, 1.0 part by weight of cetyl 2-ethylhexanoate, methylparaben A deodorizing shampoo was prepared using 0.2 parts by weight, zinc stearate 1.5 parts by weight and ion-exchanged water 27.3 parts by weight.
Five bundles (about 5 g) of hair having a length of 10 cm and a weight of about 1 g were placed in a 200 ml Erlenmeyer flask, and 30 g of a permanent wave agent first liquid (ammonium thioglycolate) was added and immersed uniformly. Sealed and shaken in a water incubator at 30 ° C. 120 times per minute for 30 minutes. Next, after washing the hair with water and wiping off excess moisture with a cloth, 30 g of the permanent wave agent second liquid (sodium bromate) was added and sealed again, and the water incubator was 30 ° C., 120 times per minute. Shake for 30 minutes. Then, after washing the hair with water and wiping off excess moisture with a cloth, 3 g of the deodorant shampoo prepared above and 50 g of water were added, the Erlenmeyer flask was sealed, and 30 times at 30 ° C./min in a water incubator. And shaken for 30 minutes. Thereafter, the hair was washed with water, and excess moisture was wiped off with a cloth. Then, the hair was put in an Erlenmeyer flask, sealed with parafilm, and allowed to stand at room temperature. After 1 hour, 1 day, and 2 days, the headspace gas in the Erlenmeyer flask was measured with a GC-FPD apparatus (manufactured by Hitachi, Ltd., “G-3000”) to eliminate hydrogen sulfide odor and ethyl mercaptan odor. The odor effect was measured. The results are shown in Table 4.
In addition, the deodorization rate in Table 4 measured each peak area of the gas chromatogram calculated | required with the said GC-FPD apparatus, and compared by the area ratio.
[0023]
Comparative Example 2
Similar to Example 3 except that a commercially available shampoo (a shampoo containing no organic acid zinc salt and containing polyoxyethylene lauryl ether sulfate triethanolamine as a surfactant) was used instead of the deodorant shampoo. The deodorizing effect was measured. The results are shown in Table 4.
[0024]
[Table 4]

Claims

A composition having a deodorizing action against at least mercaptan odor and hydrogen sulfide odor, comprising a zinc salt of an organic acid, alkyldimethylaminoacetic acid betaine, alkyldimethylamine oxide, alkylalkylolamide (1: 2 type), A deodorizing composition comprising a surfactant selected from the group consisting of sodium polyoxyethylene alkyl ether sulfates and mixtures thereof.

Surfactant selected from the group consisting of zinc salts of organic acids and alkyldimethylaminoacetic acid betaines, alkyldimethylamine oxides, alkylalkylolamides (1: 2 type), sodium polyoxyethylene alkyl ether sulfates and mixtures thereof The deodorant composition according to claim 1, wherein the blending ratio is 1: 1 to 1: 1000 by weight.

A deodorizing shampoo comprising the deodorizing composition according to claim 1.