JP3650023B2 - 自動コントラスト補正回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理に係り、特に入力画像のコントラストを自動で補正する回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
入力画像の輝度の範囲が表示器の許容表示範囲より狭い場合は、表示画像は見づらいものとなる。表示画像を見やすいものにするために、入力画像の輝度の範囲を表示器の許容表示範囲に一致するように輝度を拡大するコントラスト補正を行うことが知られている。
【0003】
このコントラスト補正の一つの方法として、入力画像データのうち一定の輝度以下の輝度を最低輝度とし、一定の輝度以上の輝度を最高輝度とし、この間の輝度は輝度に応じて最低輝度から最高輝度になるように線形に輝度を拡大する方法が知られている。
しかし、この方法を用いて一定の輝度として入力画像データの最低輝度および最高輝度を選択してコントラスト補正を実行すると、一画素でも最低輝度または最高輝度のものが存在するとそれに引きずられて所望のコントラスト補正ができないという欠点があった。この欠点を解決するためには入力画像1フレーム全体に対して占有する画素数が少ない最低輝度または最高輝度の画素の輝度は無視すればよいことが分かっており、その一つの方法としてヒストグラム(頻度分布)の手法を導入し、入力画像1フレーム分のヒストグラムを算出し、所定の画素数以下となる輝度を最低輝度および最高輝度として前記コントラスト補正を実行する方法が知られている。
【0004】
図3は、この方法を用いてコントラスト補正を実行する要部ブロック図である。図3において、41は入力画像データから所定の階調毎にヒストグラムを作成するヒストグラム作成部、42はヒストグラム作成部41で作成したヒストグラムから入力画像データのうち特定輝度以上の輝度の画素数の占める割合が予め決められた所定の割合に最も近いとき、その特定輝度を白レベルとする白レベルサーチ部、43はヒストグラム作成部41で作成したヒストグラムから入力画像のうち特定輝度以下の輝度の画素数の占める割合が予め決められた所定の割合に最も近いとき、その特定輝度を黒レベルとする黒レベルサーチ部、44は白レベルサーチ部42からの白レベルと黒レベルサーチ部43からの黒レベルから増幅率を算出する増幅率演算部、45は入力画像データから黒レベルサーチ部43からの黒レベルを減算する黒レベル減算部、46は黒レベル減算部45からのデータに増幅率演算部44からの増幅率を乗算する乗算部である。前記増幅率は最高輝度から最低輝度を減じた値を白レベルから黒レベルを減じた値で除算することによって求められる。
【0005】
次に、図3のコントラスト補正の動作を説明する。
予め入力画像データのうち輝度の高い部分と低い部分の無視する画素数の割合をそれぞれ白レベルサーチ部42と黒レベルサーチ部43に設定しておく。この状態で、ヒストグラム作成部41で入力画像データのヒストグラムを作成する。このヒストグラムを白レベルサーチ部42および黒レベルサーチ部43に入力し、前記設定値に最も近い値となるような白レベルおよび黒レベルを算出する。続いて前述したようにして増幅率演算部44で増幅率を算出する。黒レベル減算部45では入力画像データから黒レベルを減算する。これによって黒レベル以下の入力画像データが最低輝度となる。なお、この減算においては最低輝度はゼロであり、負の数にはならないようにしておく。黒レベルを減算した画像データは乗算部46で増幅率と乗算され、黒レベルと白レベル間の入力画像データが最低輝度から最高輝度となるように輝度が拡大される。なお、この乗算においては最大の値は最高輝度であり、これを超えないようにしておく。かくしてコントラスト補正が実現される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のコントラスト補正は以上のように、ヒストグラムを作成することにより実現可能であり、方式的には簡単であるが、1フレームあたりの画素数が増えたり、また1画素あたりのビット数が増えると回路規模が大きくなるという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するために、無視できる黒レベルおよび白レベルの算出を容易にして簡単な構成で実現できる自動コントラスト補正回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明になる第1の自動コントラスト補正回路は、入力画像データの高輝度側の一定輝度以上の輝度を最高輝度に、また低輝度側の一定輝度以下の輝度を最低輝度に変換し、その間の輝度を輝度に応じて線形に最低輝度から最高輝度に拡大する自動コントラスト補正回路において、低輝度側の輝度、高輝度側の輝度、低輝度側の無視画素数および高輝度側の無視画素数を予め設定し、入力画像データのうち設定された低輝度側の輝度以下の画素数と設定された高輝度側の輝度以上の画素数を計数し、それぞれの計数画素数と無視画素数を比較し、それぞれの画素数が最も近づくように低輝度側の輝度と高輝度側の輝度を増減させ、増減方向が反転したときの輝度をそれぞれ求める低輝度側の輝度および高輝度側の輝度とすることを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明になる第2の自動コントラスト補正回路は、入力画像データの高輝度側の一定輝度以上の輝度を最高輝度に、また低輝度側の一定輝度以下の輝度を最低輝度に変換し、その間の輝度を輝度に応じて線形に最低輝度から最高輝度に拡大する自動コントラスト補正回路において、低輝度側の一定輝度と高輝度側の一定輝度を求めるために次の構成を備えることを特徴とするものである。
(イ)予め決められた高輝度側の一定輝度、低輝度側の一定輝度、高輝度側の無視する画素数および低輝度側の無視する画素数を設定すること
(ロ)(イ)記載の高輝度側の一定輝度以上および低輝度側の一定輝度以下の入力画像データの画素数を入力画像1フレーム分計数すること
(ハ)(イ)記載の高輝度側の無視する画素数と低輝度側の無視する画素数を(ロ)記載の高輝度側の計数画素数と低輝度側の画素数とをそれぞれ比較すること
(ニ)(ハ)記載の比較結果に大小に応じて、(イ)記載の高輝度側、低輝度側それぞれの輝度を所定数増減させること
(ホ)(ニ)記載の高輝度側の輝度以上および低輝度側の輝度以下の入力画像データの画素数を入力画像1フレーム分計数すること
(ヘ)(イ)記載の高輝度側の無視する画素数と低輝度側の無視する画素数を(ホ)記載の高輝度側の計数画素数と低輝度側の画素数とをそれぞれ比較すること
(ト)(へ)記載の比較結果に大小に応じて、(ニ)記載の高輝度側、低輝度側それぞれの輝度を所定数増減させること
(チ)増減の方向が反転するまで前記画素数の計数、比較を繰り返すこと
(リ)反転したときの高輝度側の輝度および低輝度側の輝度を求めるそれぞれの輝度とすること
【発明の詳細な説明】
【0009】
本発明によれば、低輝度側の輝度、高輝度側の輝度、低輝度側の無視画素数および高輝度側の無視画素数を予め設定し、入力画像データのうち設定された低輝度側の輝度以下の画素数と設定された高輝度側の輝度以上の画素数を計数し、それぞれの計数画素数と無視画素数を比較し、それぞれの画素数が最も近づくように低輝度側の輝度と高輝度側の輝度を増減させ、無視できる低輝度側の輝度と高輝度側の輝度を求める。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明について、図を用いて詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である無視できる一定輝度である黒レベルを算出する黒レベル検出部である。また、図2はもう一つのは黒レベル検出部である。無視できる一定輝度である白レベルを算出する白レベル算出部も一緒にないとコントラスト補正の条件の一つである無視する白レベルと黒レベルの算出ができないが、ブロック図上には差が出ないので図は省略する。また、コントラスト補正に必要な黒レベル減算部、増幅率演算部、および乗算部は従来例と同様であるから図示、説明とも省略する。
【0011】
【実施の形態1】
図1において、1は予め決められた黒レベルを比較値として設定し、また、この比較値の増減信号107を受けて設定されている比較値を増減してその結果を比較値として設定し、設定された比較値をそのまま比較値101として出力する比較値レジスタ、2は比較値101と入力画像データ102とを比較し、第1比較結果信号103を出力する第1値比較部、3は第1比較結果信号103に応じて入力画像データ102の方が小さいときに、その画素数を計数し、計数画素数104を出力する画素カウンタ、4は入力画像1フレームの全画素数のうち無視する画素数を設定し、そのまま無視画素数105として出力する無視値レジスタ、5は計数画素数104と無視画素数105とを比較し、第2比較結果信号106として出力する第2値比較部、6は第2比較結果信号106に応じて前記増減信号107を生成する比較値増減部である。
【0012】
次に、図1を用いて黒レベルの検出についてその動作を説明する。
最初に、予め決められた一定輝度である黒レベルを比較値レジスタ1に、無視する画素数を無視値レジスタ4に設定する。この状態で入力画像データ102を第1値比較部2へ入力する。第1値比較部2では、入力画像データ102と比較値101との輝度の比較が行われる。第1値比較部2では第1比較結果信号103として、入力画像データ102の方が比較値101以下の場合は論理「1」を、それ以外の場合は論理「0」を出力する。
【0013】
第1比較結果信号103は画素カウンタ3に送られ、第1比較結果信号103が論理「1」の場合の画素数を計数する。この計数は入力画像1フレーム分について実行される。こうして1フレームの画像のうち比較値1に設定された黒レベルである比較値1以下の画素数が計数される。この計数画素数104は第2値比較部5に送られ、ここで無視画素数105と比較され、第2比較結果信号106として無視画素数105が計数画素数104を超えた場合に論理「1」を、それ以外の場合は論理「0」を出力する。第2比較結果信号106は比較値増減部6に送られ、ここで論理「1」の場合は比較値増加信号が、論理「0」の場合は比較値減少信号が、論理が反転した場合は増加も減少もさせない信号を増減信号107として出力する。
【0014】
増減信号107が比較値増加信号の場合は比較値レジスタ1に設定されている比較値に1を加えて、この値を新しい比較値101として出力し、前述の動作を実行する。この結果、なお増加信号107が比較値増加信号の場合は比較値レジスタ1に設定されている比較値にさらに1を加えて、この値を新しい比較値101として出力し、前述の動作を実行する。この動作は、増減信号107が比較値減少信号に変化するまで続行される。この変化が現れたとき前述の動作が停止され、この時の比較値101の値が求める黒レベルである。
【0015】
同様に考えて、増減信号107が比較値減少信号の場合は比較値レジスタ1に設定されている比較値から1を減じて、この値を新しい比較値101として出力し、前述の動作を実行する。この結果、なお増加信号107が比較値減少信号の場合は比較値レジスタ1に設定されている比較値からさらに1を減じて、この値を新しい比較値101として出力し、前述の動作を実行する。この動作は、増減信号107が比較値増加信号に変化するまで続行される。この変化が現れたとき前述の動作が停止され、この時の比較値101の値が求める黒レベルである。
【0016】
次に、白レベルの検出についてその動作を説明する。白レベルの検出は本質的には黒レベルの検出と同じであるから略述する。
最初に予め決められた一定輝度である白レベルと無視する画素数を設定する。この状態で前述の黒レベルの検出時と同様にして入力画像データと前記白レベルを比較し、その結果を得る。
【0017】
比較した結果、入力画像データの方が大きいときにのみ、その画素数の計数を入力画像1フレーム分について実行する。こうして1フレームの画像のうち白レベル以上の画素数が計数される。この計数画素数は無視画素数と比較され、計測画素数が無視画素数より多いときは前記白レベルに1を加え、新たな白レベルとして前述の動作を繰り返す。この動作は計数画素数が無視画素数より少なくなるまで繰り返され、この時の白レベルが求める白レベルである。
【0018】
逆に計数画素数が無視画素数より少ないときは最初に設定された白レベルから1を減じて、新たな白レベルとして前述の動作を繰り返す。この動作は計数画素数が無視画素数より多くなるまで繰り返され、この時の白レベルが求める白レベルである。
【0019】
【実施の形態2】
実施の形態2の構成は実施の形態1の構成より高速に黒レベルの収束を速めるものである。
図2において、21は予め決められた黒レベルを比較値として設定し、また、この比較値の増減信号211を受けて設定されている比較値を増減してその結果を比較値として設定し、設定された比較値をそのまま比較値201として出力する第1比較値レジスタ、22は比較値201を受けて、比較値201に1を加えて比較値203として出力する第2比較レジスタ、23は比較値101と入力画像データ202とを比較し、第1比較結果信号204を出力する第1値比較部、24は比較値203と入力画像データ202とを比較し、第2比較結果信号205として出力する第2比較部である。
【0020】
また、25は第1比較結果信号204に応じて入力画像データ202の方が小さいときに、その画素数を計数し、計数画素数206を出力する第1画素カウンタ、26は第2比較結果信号205に応じて入力画像データ202の方が小さいときに、その画素数を計数し、計数画素数207を出力する第2画素カウンタ、27は入力画像1フレームの全画素数のうち無視する画素数を設定し、そのまま無視画素数208として出力する無視値レジスタ、28は計数画素数206と無視画素数208とを比較し、第3比較結果信号209として出力する第3値比較部、29は計数画素数207と無視画素数208とを比較し、第4比較結果信号210として出力する第4値比較部、30は第3比較結果信号209と第4比較結果信号210に応じて前記増減信号211を生成する比較値増減部である。
【0021】
次に、図2を用いて黒レベルの検出についてその動作を説明する。
最初に、予め決められた一定輝度である黒レベルを第1比較値レジスタ21に、無視する画素数を無視値レジスタ27に設定する。第2比較値レジスタ22には第1比較値レジスタ21に設定された一定輝度に1加えた黒レベルが設定される。この状態で入力画像データ202を第1値比較部23と第2値比較部24へ入力する。
【0022】
第1値比較部23では、入力画像データ202と比較値201との輝度の比較が、第2比較部24では、入力画像データ202と比較値203との輝度の比較が行われる。第1値比較部23では第1比較結果信号204として、入力画像データ202の方が比較値101以下の場合は論理「1」を、それ以外の場合は論理「0」を、第2値比較値24では第2比較結果信号205として入力画像データ202の方が比較値203以下の場合は論理「1」を、それ以外の場合は論理「0」を出力する。
【0023】
第1比較結果信号204は第1画素カウンタ25に送られ、第1比較結果信号204が論理「1」の場合の画素数を計数する。また、第2比較結果信号205は第2画素カウンタ26に送られ、第2比較結果信号205が論理「1」の場合の画素数を計数する。この計数は入力画像1フレーム分について実行される。こうして1フレームの画像のうち比較値1に設定された黒レベルである比較値1以下の画素数と比較値2に設定された黒レベルである比較値2以下の画素数が計数される。
【0024】
この計数画素数206、207はそれぞれ第3値比較部28および第4比較部29に送られ、ここで無視画素数208と比較され、第3比較結果信号209として無視画素数208が計数画素数206を超えた場合に論理「1」を、それ以外の場合は論理「0」を、第4比較結果信号210として無視画素数208が計数画素数207を超えた場合に論理「1」を、それ以外の場合は論理「0」を出力する。第3比較結果信号209および第4比較結果信号210は比較値増減部30に送られ、ここで次の5通りの判断が行われる。
【0025】
即ち、▲1▼第3比較結果信号209および第4比較結果信号210が共に論理「0」であるか、▲2▼第3比較結果信号209および第4比較結果信号210が共に論理「1」であるか、▲3▼第3比較結果信号209は論理「1」で第4比較結果信号210は論理「0」であるか、▲4▼第3比較結果信号209は論理「0」で第4比較結果信号210が論理「1」であるか、▲5▼それ以外か、である。
それぞれの判断により、比較値1の黒レベルを増減させる増減信号211が生成され、第1比較値レジスタ21および第2比較値レジスタ22の設定値が増減される。
【0026】
増減信号211が前記▲1▼の場合を示す信号の場合は比較値レジスタ21に設定されている比較値から4を減じて、この値を新しい比較値201として出力し、前述の動作を実行する。この結果、なお増減信号211が前記▲1▼の場合を示す信号の場合はさらに比較値レジスタ21に設定されている比較値から4を減じて、この値を新しい比較値201として出力し、前述の動作を実行する。この動作は、増減信号211が前記▲2▼〜▲5▼の状態になるまで続行される。この状態変化が現れたとき前述の動作が停止され、この時の比較値201の値が求める黒レベルである。
【0027】
増減信号211が前記▲2▼の場合を示す信号の場合は比較値レジスタ21に設定されている比較値に2を加えて、この値を新しい比較値201として出力し、前述の動作を実行する。この結果、なお増減信号211が前記▲2▼の場合を示す信号の場合はさらに比較値レジスタ21に設定されている比較値に2を加えて、この値を新しい比較値201として出力し、前述の動作を実行する。この動作は、増減信号211が前記▲1▼または▲3▼〜▲5▼の状態になるまで続行される。この状態変化が現れたとき前述の動作が停止され、この時の比較値201の値が求める黒レベルである。
【0028】
増減信号211が前記▲3▼〜▲5▼の場合は比較値レジスタ21に設定されている比較値を増減することなく、この時点で黒レベルが決定され、比較値レジスタ21に設定されている比較値が求める黒レベルである。
【0029】
次に、白レベルの検出についてその動作を説明する。白レベルの検出は本質的には黒レベルの検出と同じであるから略述する。
最初に予め決められた一定輝度である白レベルと無視する画素数を設定する。この状態で前述の黒レベルの検出時と同様にして入力画像データと前記白レベルおよび入力画像データと白レベルに1を加えたレベルをそれぞれ比較し、その結果を得る。
【0030】
比較した結果、入力画像データの方が大きいときにのみ、その画素数の計数を入力画像1フレーム分について実行する。こうして1フレームの画像のうち白レベルおよび白レベルに1を加えたレベル以上の画素数が計数される。この二つの計数画素数は無視画素数と比較され、この二つの計測画素数が共に無視画素数より多いときは前記白レベルに2を加え、新たな白レベルとして前述の動作を繰り返す。この動作は計数画素数のいずれか一つが無視画素数より少なくなるまで繰り返され、繰り返しを停止した時の白レベルが求める白レベルである。
【0031】
逆に、この二つの計測画素数が共に無視画素数より少ないときは前記白レベルから4を減じて新たな白レベルとして前述の動作を繰り返す。この動作は計数画素数のいずれか一つが無視画素数より多くなるまで繰り返され、繰り返しを停止した時の白レベルが求める白レベルである。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、以上のように、黒レベル、白レベル、黒側の無視画素数および白側の無視画素数を予め設定し、入力画像データのうち設定された黒レベル以下の画素数と設定された白レベル以上の画素数を計数し、それぞれの計数画素数と無視画素数を比較し、それぞれの画素数が最も近づくように黒レベルと白レベルを増減させ、無視できる黒レベルと白レベルを求めるようにしたので、簡単な構成で自動コントラスト補正回路を実現でき、コストの低減を図ることができる。また、簡単な構成なので、設計ミスも少なくなり信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である無視できる一定輝度以下である黒レベルを算出する黒レベル検出部である。
【図2】もう一つの本発明の実施の形態である黒レベル検出部である。
【図3】従来の自動コントラスト補正回路の要部ブロック図である。
【符号の説明】
1 比較値レジスタ
2 第1値比較部
3 画素カウンタ
4 無視値レジスタ
5 第2値比較部
6 比較値増減部

Claims (2)

  1. 入力画像データの高輝度側の一定輝度以上の輝度を最高輝度に、また低輝度側の一定輝度以下の輝度を最低輝度に変換し、その間の輝度を輝度に応じて線形に最低輝度から最高輝度に拡大する自動コントラスト補正回路において、
    低輝度側の輝度、高輝度側の輝度、低輝度側の無視画素数および高輝度側の無視画素数を予め設定し、入力画像データのうち設定された低輝度側の輝度以下の画素数と設定された高輝度側の輝度以上の画素数を計数し、それぞれの計数画素数と無視画素数を比較し、それぞれの画素数が最も近づくように低輝度側の輝度と高輝度側の輝度を増減させ、増減方向が反転したときの輝度をそれぞれ求める低輝度側の輝度および高輝度側の輝度とすることを特徴とする自動コントラスト補正回路。
  2. 入力画像データの高輝度側の一定輝度以上の輝度を最高輝度に、また低輝度側の一定輝度以下の輝度を最低輝度に変換し、その間の輝度を輝度に応じて線形に最低輝度から最高輝度に拡大する自動コントラスト補正回路において、低輝度側の一定輝度と高輝度側の一定輝度を求めるために次の構成を備えることを特徴とする自動コントラスト補正回路。
    (イ)予め決められた高輝度側の一定輝度、低輝度側の一定輝度、高輝度側の無視する画素数および低輝度側の無視する画素数を設定すること
    (ロ)(イ)記載の高輝度側の一定輝度以上および低輝度側の一定輝度以下の入力画像データの画素数を入力画像1フレーム分計数すること
    (ハ)(イ)記載の高輝度側の無視する画素数と低輝度側の無視する画素数を(ロ)記載の高輝度側の計数画素数と低輝度側の画素数とをそれぞれ比較すること
    (ニ)(ハ)記載の比較結果に大小に応じて、(イ)記載の高輝度側、低輝度側それぞれの輝度を所定数増減させること
    (ホ)(ニ)記載の高輝度側の輝度以上および低輝度側の輝度以下の入力画像データの画素数を入力画像1フレーム分計数すること
    (ヘ)(イ)記載の高輝度側の無視する画素数と低輝度側の無視する画素数を(ホ)記載の高輝度側の計数画素数と低輝度側の画素数とをそれぞれ比較すること
    (ト)(へ)記載の比較結果に大小に応じて、(ニ)記載の高輝度側、低輝度側それぞれの輝度を所定数増減させること
    (チ)増減の方向が反転するまで前記画素数の計数、比較を繰り返すこと
    (リ)反転したときの高輝度側の輝度および低輝度側の輝度を求めるそれぞれの輝度とすること
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