JP3649140B2 - Liquefaction countermeasure structure and its construction method - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、埋設管路やシールドトンネルなど地中線状構造物が建設されている液状化の可能性のある砂質地盤の液状化対策構造及びその構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周辺の砂質地盤が液状化した場合に、地中線状構造物に及ぼす大きな影響としては、次の2つがあると考えられている。
▲1▼完全液状化状態においては、砂質地盤が、見かけの単位重量が1.8〜2.0Mg/m3の流体と同様にふるまう。このため、地中線状構造物の見かけの単位重量との差に起因する浮力が生じ、地中線状構造物が浮き上がってしまう。
▲2▼完全液状化に至らず、周辺地盤が側方流動した場合には、剛性を有する地中線状構造物との相対変位に起因する側方流動圧力が生し、地中線状構造物が側方にずれてしまう。
【0003】
上記▲1▼の影響に対する対策としては、たとえば、特開昭61−274191号公報に開示された海底パイプラインの液状化対策工法がある。同工法は、部分的に液状化しない埋設区間を設け、その他の周辺地盤の液状化は許容しつつも海底パイプラインの浮上を防止するというものである。
また、その他の例としては、アースアンカーで海底パイプラインを液状化しない海底地盤に固定する、あるいは海底パイプラインのコンクリートコーティング厚を厚くし浮力調整するなどの対策法も報告されている(例えば、「関口宏二・大石博:海底パイプラインの液状化対策工法に関する一考察、土木学会論文集、第380号、I−7,pp.467−473,1987.4」)。
【0004】
また、上記▲2▼の影響に対する対策としては、例えば、特開平1−102129号公報に開示された地盤の液状化による埋設物の永久変位防止装置がある。この装置では、埋設物の形状を流線形に形成することにより、側方流動圧力を低減する工法が提案されている。具体的には、左右対称な流線型の翼状防護工をパイプに取り付け、それら全体を杭支持するというものである。
その他の例としは、パイプラインの山側に鋼矢板やコンクリート壁を連続的に打設し、それによって側方流動そのものを抑止する工法も考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
河川流域の平野部や埋め立て地盤において見られる水平地盤においては、上述した浮力による影響が支配的となる。
したがって、この場合には、上記▲1▼の影響に対する対策として紹介した、部分的に液状化しない区間を設ける工法、アースアンカーを用いる工法、コンクリートコーティング等重量化による工法の適用が考えられる。
しかしながら、上記工法はいずれも地中線状構造物を新設する場合を想定して考えられたものであり、既設構造物に適用する場合にはそれぞれ下記の問題点を有する。
【0006】
▲1▼部分的に液状化しない区間を設ける工法の問題点
液状化しない区間を設けるために液状化しない材料で埋め戻すことを前提としており、既設線状構造物に適用する場合には、地中線状構造物周辺の砂質地盤を取り除き、液状化しない材料で埋め戻すことが必要となる。そのため、多額の費用と長い工期が必要となるばかりか、掘削工事が既設構造物に損傷を与える危険性がある。
▲2▼アースアンカーを用いる工法の問題点
アースアンカーにより地中線状構造物の浮上を防止することになるが、アンカーと地中線状構造物上に設置したサドルを連結するために、地中線状構造物上半分程度までの掘削が必要となる。そのため、上記▲1▼の場合と同様に、多額の費用と長い工期が必要となり、また、掘削工事が既設構造物に損傷を与える危険性がある。
▲3▼コンクリートコーティング等重量化による工法の問題点
地中線状構造物内部に重量化のための資材(古レールやコンクリートなど)を設置する工法が考えられるが、内部を供用しつつ施工することは困難であり、また有効断面も減少することとなり、本来の機能が損なわれる懸念がある。
【0007】
本発明は以上のような問題点を解決するためになされたものであり、既設の地中線状構造物の機能を損なうことなく、低コストで短工期、かつ既設地中線状構造物に損傷を与える危険のない液状化対策構造及びその構築方法を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る液状化対策構造は、地中線状構造物が建設されている液状化の可能性のある砂質地盤の液状化対策構造であって、前記地中線状構造物に沿って、液状化を許容する液状化許容区間と、液状化しないように改良した非液状化区間とを交互に配置し、該非液状化区間は支持地盤に接すると共に前記地中線状構造物の周囲を囲むように浸透注入工法により形成された改良地盤からなるものである。
【0009】
また、改良地盤は、非アルカリ珪酸ソーダ溶液を前記砂質地盤に注入して形成することを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明に係る液状化対策構造の構築方法は、地中線状構造物が建設されている液状化の可能性のある砂質地盤の液状化対策構造の構築方法であって、前記地中線状構造物の周縁部に薬液注入ノズルを配置して、該ノズルから薬液を前記砂質地盤に注入することにより支持地盤に接すると共に前記地中線状構造物の周囲を囲む改良地盤を、前記地中線状構造物に沿って所定の間隔を離して形成するものである。
【0011】
また、改良地盤は、非アルカリ珪酸ソーダ溶液を前記砂質地盤に注入して形成することを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施の形態を示す軸方向断面図、図2は図1の矢視A−A断面図、図3は図1の矢視B−B断面図である。
本実施の形態は、円形断面の地中線状構造物1が建設されている液状化の可能性のある砂質地盤2の液状化対策構造であって、地中線状構造物1に沿って、液状化を許容する液状化許容区間L1と、液状化しないように改良した非液状化区間L2とを交互に配置している。そして、非液状化区間L2は、液状化しない支持地盤3の上面に接すると共に地中線状構造物1の周囲を囲むように形成された改良地盤4からなる。
【0013】
改良地盤4の下端を支持地盤の上面に接触させたのは、液状化した周辺地盤が改良地盤4の下部に廻り込まないようにするためである。
なお、改良地盤4の上端位置は、改良地盤4に期待する極限引き上げ抵抗力より定めることになるが、地下水レベル5より上の地盤は液状化しないので、改良地盤は一般的には地下水位レベル5までとする。
【0014】
ところで、改良地盤4は、非アルカリ珪酸ソーダ溶液を砂質地盤2に注入して地盤改良したものである。そして、改良地盤4はその液状化強度(たとえば、中空ねじり試験において、繰り返し回数N=20回で、両振幅ひずみが3%にいたるせん断応力と初期有効拘束圧の比)が、周辺の砂質地盤2の液状化強度よりも大きくなるように設定されている。
具体的には、砂質地盤2の液状化強度は、一般的には0.2〜0.4程度であるので、改良地盤4の液状化強度は、周辺地盤である砂質地盤2の液状化強度よりも高いことを前提として0.3〜2.0となるように設定されている。
【0015】
ここで、非アルカリ珪酸ソーダ溶液を砂質地盤2に注入するための注入工法について説明する。
液状化を起こすような軟弱土層の10-4cm/sec付近の透水係数の土層に対しては、浸透し易い低粘性の恒久薬液を注入する場合でも、従来工法では薬液が脈状になり平均的に浸透させることができない場合がある。
このような場合の対策としては、注入箇所を多数にすると共に、一箇所の注入孔からの時間当たりの注入量を従来工法の10分の1以下にすることが考えられる。
そして、これを実現できる工法として、例えば最近注目されている超多点注入工法がある。超多点注入工法とは、図4に示すように、非液状化区間とすべき砂質地盤2にボーリング孔7を複数本(この例では7本)設け、このボーリング孔7に複数のノズル8(この例では31個)を有する注入パイプを挿入して複数のノズル8から薬液を同時に注入するというものである。
【0016】
図5は薬液注入によって形成された改良地盤4の説明図である。図5に示すように、各ノズル8から注入された薬液により、そのノズルの周辺部が液状化しにくい地盤に改良され、それらが一体となって改良地盤4を形成している。
このように、超多点注入工法によれば、地中線状構造物1と支持地盤3との間を含めて地中線状構造物1の周囲を容易に改良することができる。
【0017】
次に、液状化許容区間L1と非液状化区間L2の配置関係について説明する。その前提として、地震による液状化の際の作用について説明する。地震の発生により、液状化許容区間L1が液状化すると、従来例の項で説明したように、地中線状構造物1に浮力が作用する。このとき、非液状化区間L2の改良地盤4においては、地中線状構造物1の下方の地盤が液状化しないことにより、この部分で浮力が作用することはない。また、地中線状構造物1の上方の地盤が液状化しないことにより、この地盤が重しとなると共に改良地盤4のせん断抵抗により、液状化許容区間L1の浮上に抵抗するように作用する。
したがって、地中線状構造物1は、図6に示すように、液状化許容区間L1では上方への変位が生じ、非液状化区間L2ではこれを抑えようと作用し、全体としては地中線状構造物1の浮上を抑えることができる。
【0018】
このように、非液状化区間L2が液状許容区間L1の浮上を抑止するように作用するのであるが、この作用が効果を奏するためには浮力よりもこれに対する抑止力の方が大きくなければならない。
したがって、非液状化区間L2の区間長は、(液状許容区間L1に働く浮力に抵抗できるように)地中線状構造物の引き上げ抵抗力より決定することになり、一方、液状許容区間L1の区間長は、地中線状構造物の許容浮上量に応じて決定することになる。
そこで、以下においてはこの要件を満たすための具体例について、解析モデルを使用して説明する。
【0019】
外径2000m、板厚20mm、埋設深さ3000mmの鋼製水道管路への本発明の適用例を示す。解析モデルとしては、図7(a)(b)に示す弾性支承上の梁モデルを考えた。液状化区域には、液状化した砂の単位体積重量γs=20.0 kN/m3と水道管路の見かけの単位体積重量γu=10.0 kN/m3の差に起因する浮力を等分布荷重として上方に載荷した。
また、改良区域のバネ特性は弾塑性型を考え、地盤反力係数Kh=10000kN/m3とし、単位引抜抵抗力q=30kN/m2と想定した。
管路の許容浮上り変位量を10cm、管体の許容軸方向曲げ応力度を140000kN/m2と制限した場合、液状化区域長は50.0m以下、改良区域は27.0m以上必要と算定される。
この結果を図8、及び図8の矢視A−A断面図である図9、図8の矢視B−B断面図である図10に示す。
【0020】
以上のように、本実施の形態によれば、地震時に周辺地盤が液状化した場合に、地中線状構造物の浮上を低減でき、被災時の多大な復旧費用や震災後緊急道路交通への悪影響を回避することができる。
また、地中線状構造物を供用しつつ、施工ができるので、利用者への負担が無い。
さらに、離散的に非液状化区間を配置するので、低コスト・短工期で対策を行うことができる。
またさらに、将来、地中線状構造物自体を更新する場合でも内部に新たな管路を敷設する工法(パイプインパイプ工法など)を採用すれば、本工法による液状化対策は有効な投資として継承され、新たな液状化対策手段を講ずる必要が無い。すなわち、将来の更新を考えたライフサイクルコストの観点からも有効なものである。
【0021】
なお、上記の実施の形態においては改良地盤を形成する浸透注入工法として超多点注入工法を例に挙げて説明したが、耐久性のある薬液を用いて所定の改良地盤が形成できる工法であれば、注入手法についてはなんら限定するものではない。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては、地中線状構造物に沿って、液状化を許容する区間と、液状化しないように改良した非液状化区間とを交互に配置し、該非液状化区間は支持地盤に接すると共に前記地中線状構造物の周囲を囲むように浸透注入工法により形成された改良地盤からなる構造としたので、地震時に周辺地盤が液状化した場合に、地中線状構造物の浮上を低減でき、しかも、離散的に非液状化区間を配置するので、低コスト・短工期で施工できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す軸方向断面図である。
【図2】 図1の矢視A−A断面図である。
【図3】 図1の矢視B−B断面図である。
【図4】 本発明の一実施の形態における注入ノズルの配置図である。
【図5】 本発明の一実施の形態における改良地盤の形成状況概念図である。
【図6】 本発明の一実施の形態の作用の説明図である。
【図7】 本発明の一実施の形態における応力〜変位解析のモデル図である。
【図8】 本発明の一実施の形態の具体例の軸方向断面図である。
【図9】 図8の矢視A−A断面図である。
【図10】 図8の矢視B−B断面図である。
【符号の説明】
1 地中線状構造物
2 砂質地盤
3 支持地盤
4 改良地盤
5 地下水位レベル
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a liquefaction countermeasure structure for sandy ground where liquefaction is possible, and a construction method thereof, in which underground underground structures such as buried pipes and shield tunnels are constructed.
[0002]
[Prior art]
When the surrounding sandy ground liquefies, it is considered that there are the following two major effects on the underground linear structure.
(1) In the completely liquefied state, the sandy ground behaves in the same manner as a fluid having an apparent unit weight of 1.8 to 2.0 Mg / m 3 . For this reason, the buoyancy resulting from the difference with the apparent unit weight of an underground linear structure arises, and an underground linear structure will float.
(2) If the surrounding ground does not flow completely and the surrounding ground flows laterally, lateral flow pressure due to relative displacement with the rigid underground linear structure is generated, and the underground linear structure Things will shift to the side.
[0003]
As a countermeasure against the influence of the above (1), for example, there is a liquefaction countermeasure method for a submarine pipeline disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 61-274191. The construction method is to provide a buried section that is not partially liquefied, and to prevent levitation of the submarine pipeline while allowing liquefaction of other surrounding ground.
In addition, as other examples, countermeasure methods such as fixing the submarine pipeline to the submarine ground not liquefied with an earth anchor, or adjusting the buoyancy by increasing the concrete coating thickness of the submarine pipeline (for example, “Koji Sekiguchi and Hiroshi Oishi: A study on liquefaction countermeasure method for submarine pipeline, Proceedings of Japan Society of Civil Engineers, No. 380, I-7, pp. 467-473, 19877.4”).
[0004]
Further, as a measure against the influence of the above (2), for example, there is a device for preventing permanent displacement of a buried object due to ground liquefaction disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 1-102129. In this apparatus, a method of reducing the lateral flow pressure by forming the shape of the buried object in a streamline shape has been proposed. Specifically, a symmetric streamline wing-like protective work is attached to the pipe, and the whole is pile-supported.
As another example, a construction method in which a steel sheet pile or a concrete wall is continuously placed on the mountain side of the pipeline, thereby suppressing the lateral flow itself.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The influence of buoyancy described above is dominant on the horizontal ground seen in the plains of river basins and landfills.
Therefore, in this case, it is conceivable to apply the method of introducing a section that is not partially liquefied, the method of using an earth anchor, the method of weighting concrete coating, etc., introduced as measures against the influence of the above (1).
However, each of the above-mentioned construction methods has been conceived in the case where a new underground structure is installed, and has the following problems when applied to an existing structure.
[0006]
(1) Problem of construction method of providing a section that does not liquefy partially It is assumed that the section is not liquefied in order to provide a section that does not liquefy, and when applied to existing linear structures, It is necessary to remove the sandy ground around the medium-line structure and backfill with a material that does not liquefy. Therefore, not only a large cost and a long construction period are required, but there is a risk that excavation work may damage existing structures.
(2) Problems of construction method using earth anchor The ground anchor prevents the underground structure from floating, but in order to connect the anchor and the saddle installed on the underground structure, Excavation of up to about half of the medium-line structure is required. Therefore, as in the case of (1) above, a large amount of cost and a long construction period are required, and there is a risk that excavation work will damage existing structures.
(3) Problems of construction method due to weight increase of concrete coating, etc. Construction methods can be considered in which materials for weight increase (such as old rails and concrete) are installed inside underground structures. This is difficult, and the effective cross section is also reduced, which may impair the original function.
[0007]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and without compromising the function of the existing underground line structure, at a low cost, in a short construction period, and in the existing underground line structure. The object is to obtain a liquefaction countermeasure structure and a method for constructing it without risk of damage.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The liquefaction countermeasure structure according to the present invention is a liquefaction countermeasure structure for sandy ground with liquefaction potential, in which an underground linear structure is constructed, along the underground linear structure. The liquefaction permissible section allowing liquefaction and the non-liquefaction section improved so as not to liquefy are alternately arranged, and the non-liquefaction section is in contact with the supporting ground and around the underground linear structure. It consists of an improved ground formed by an osmotic injection method.
[0009]
The improved ground is formed by injecting a non-alkali silicate solution into the sandy ground.
[0010]
Further, the construction method of the liquefaction countermeasure structure according to the present invention is a construction method of a liquefaction countermeasure structure for sandy ground where liquefaction is possible, wherein the underground linear structure is constructed, An improved ground surrounding the periphery of the underground linear structure is provided by arranging a chemical injection nozzle at the peripheral edge of the intermediate linear structure and injecting the chemical from the nozzle into the sandy ground to contact the supporting ground. A predetermined interval is formed along the underground linear structure.
[0011]
The improved ground is formed by injecting a non-alkali silicate solution into the sandy ground.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 is an axial sectional view showing an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a sectional view taken along line AA in FIG. 1, and FIG. 3 is a sectional view taken along line BB in FIG.
The present embodiment is a liquefaction countermeasure structure for sandy ground 2 having a possibility of liquefaction in which an underground linear structure 1 having a circular cross section is constructed, and along the underground linear structure 1 Thus, the liquefaction permissible section L1 allowing liquefaction and the non-liquefaction section L2 improved so as not to liquefy are alternately arranged. And the non-liquefaction area L2 consists of the improved ground 4 formed so that the circumference | surroundings of the underground linear structure 1 may be enclosed while contacting the upper surface of the support ground 3 which is not liquefied.
[0013]
The reason why the lower end of the improved ground 4 is brought into contact with the upper surface of the supporting ground is to prevent the liquefied peripheral ground from entering the lower portion of the improved ground 4.
The upper position of the improved ground 4 is determined by the ultimate pulling resistance expected from the improved ground 4, but the ground above the groundwater level 5 is not liquefied, so the improved ground is generally at the groundwater level. Up to 5.
[0014]
By the way, the improved ground 4 is obtained by injecting a non-alkali silicate solution into the sandy ground 2 and improving the ground. The improved ground 4 has a liquefaction strength (for example, the ratio of shear stress and initial effective confining pressure at a repetition rate of N = 20 in a hollow torsion test, and both amplitude strains of 3%). It is set to be larger than the liquefaction strength of the ground 2.
Specifically, since the liquefaction strength of the sandy ground 2 is generally about 0.2 to 0.4, the liquefaction strength of the improved ground 4 is that of the sandy ground 2 that is the surrounding ground. It is set to be 0.3 to 2.0 on the assumption that it is higher than the control strength.
[0015]
Here, an injection method for injecting the non-alkali silicate solution into the sandy ground 2 will be described.
Even if a low-viscosity permanent chemical solution that easily permeates is injected into a soil layer with a permeability of around 10 -4 cm / sec in a soft soil layer that causes liquefaction, the chemical solution is pulsated in the conventional method. It may not be able to penetrate on average.
As a countermeasure in such a case, it is conceivable to increase the number of injection locations and to reduce the injection amount per hour from one injection hole to 1/10 or less of the conventional method.
And as a construction method that can realize this, for example, there is a super multi-point injection method that has been attracting attention recently. As shown in FIG. 4, the super multi-point injection method is provided with a plurality of bore holes 7 (seven in this example) in the sandy ground 2 to be a non-liquefaction section, and a plurality of nozzles in the bore holes 7. An injection pipe having 8 (31 in this example) is inserted, and a chemical solution is simultaneously injected from a plurality of nozzles 8.
[0016]
FIG. 5 is an explanatory view of the improved ground 4 formed by chemical injection. As shown in FIG. 5, the chemical liquid injected from each nozzle 8 improves the ground around the nozzle so that it is difficult to liquefy, and they are integrated to form the improved ground 4.
Thus, according to the super multi-point injection method, the periphery of the underground linear structure 1 including between the underground linear structure 1 and the supporting ground 3 can be easily improved.
[0017]
Next, the arrangement relationship between the liquefaction allowable section L1 and the non-liquefaction section L2 will be described. As the premise, the action at the time of liquefaction due to earthquake will be explained. When the liquefaction allowable section L1 is liquefied due to the occurrence of an earthquake, buoyancy acts on the underground linear structure 1 as described in the section of the conventional example. At this time, in the improved ground 4 in the non-liquefaction section L2, the ground below the underground linear structure 1 is not liquefied, so that buoyancy does not act on this portion. Further, since the ground above the underground linear structure 1 is not liquefied, the ground becomes heavy and acts to resist the floating of the liquefaction allowable section L1 due to the shear resistance of the improved ground 4. .
Therefore, as shown in FIG. 6, the underground linear structure 1 is displaced upward in the liquefaction permissible section L1, and acts to suppress this in the non-liquefaction section L2. The floating of the linear structure 1 can be suppressed.
[0018]
In this way, the non-liquefaction section L2 acts so as to restrain the floating of the liquid permissible section L1, but in order for this action to have an effect, the restraining force for this must be greater than the buoyancy. .
Accordingly, the section length of the non-liquefaction section L2 is determined by the pulling resistance force of the underground linear structure (so that it can resist the buoyancy acting on the liquid allowable section L1), The section length is determined according to the allowable flying height of the underground linear structure.
Therefore, a specific example for satisfying this requirement will be described below using an analysis model.
[0019]
An example of application of the present invention to a steel water pipe having an outer diameter of 2000 m, a plate thickness of 20 mm, and an embedding depth of 3000 mm is shown. As an analysis model, a beam model on an elastic bearing shown in FIGS. 7 (a) and 7 (b) was considered. In the liquefaction zone, the buoyancy caused by the difference between the unit volume weight γs = 20.0 kN / m 3 of the liquefied sand and the apparent unit volume weight γu = 10.0 kN / m 3 of the water pipe, etc. It was loaded upward as a distributed load.
In addition, the spring characteristics of the improved area were assumed to be an elasto-plastic type, and the ground reaction force coefficient Kh = 10000 kN / m 3 and the unit pull-out resistance q = 30 kN / m 2 were assumed.
When the allowable floating displacement of the pipe is limited to 10 cm and the allowable axial bending stress of the pipe is limited to 140000 kN / m 2 , it is calculated that the liquefaction zone length is 50.0 m or less and the improvement zone is 27.0 m or more. Is done.
The results are shown in FIG. 8 and FIG. 9 which is a sectional view taken along the line AA in FIG. 8 and FIG. 10 which is a sectional view taken along the line BB in FIG.
[0020]
As described above, according to the present embodiment, when the surrounding ground is liquefied during an earthquake, the floating of underground structures can be reduced. The adverse effects on can be avoided.
Moreover, since construction can be performed while the underground structure is in service, there is no burden on the user.
Furthermore, since the non-liquefaction sections are discretely arranged, measures can be taken at a low cost and in a short construction period.
Furthermore, liquefaction countermeasures by this construction method can be an effective investment if a construction method (such as a pipe-in-pipe construction method) in which a new pipeline is laid inside even if the underground linear structure itself is renewed in the future. There is no need to take new measures for liquefaction. That is, it is also effective from the viewpoint of life cycle cost considering future updates.
[0021]
In the above-described embodiment, the super multi-point injection method has been described as an example of the infiltration injection method for forming the improved ground, but any method that can form a predetermined improved ground using a durable chemical solution. For example, the injection method is not limited at all.
[0022]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, sections that allow liquefaction and non-liquefaction sections improved so as not to be liquefied are alternately arranged along the underground linear structure, and the non-liquefaction sections are arranged. Has a structure consisting of an improved ground formed by an infiltration method so as to contact the supporting ground and surround the underground structure, so that if the surrounding ground liquefies during an earthquake, Since the floating of the structure can be reduced and the non-liquefaction sections are discretely arranged, construction can be performed at low cost and in a short construction period.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an axial cross-sectional view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG.
FIG. 4 is a layout diagram of injection nozzles according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a conceptual diagram of the formation status of improved ground in one embodiment of the present invention.
FIG. 6 is an explanatory diagram of the operation of the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a model diagram of stress-displacement analysis in one embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an axial cross-sectional view of a specific example of an embodiment of the present invention.
9 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
10 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG.
[Explanation of symbols]
1 underground structure 2 sandy ground 3 support ground 4 improved ground 5 groundwater level

Claims (4)

地中線状構造物が建設されている液状化の可能性のある砂質地盤の液状化対策構造であって、
前記地中線状構造物に沿って、液状化を許容する液状化許容区間と、液状化しないように改良した非液状化区間とを交互に配置し、該非液状化区間は支持地盤に接すると共に前記地中線状構造物の周囲を囲むように浸透注入工法により形成された改良地盤からなることを特徴とする液状化対策構造。
Liquefaction countermeasure structure for sandy ground with liquefaction potential, where underground linear structures are constructed,
Along with the underground linear structure, liquefaction permissible sections allowing liquefaction and non-liquefaction sections improved so as not to liquefy are alternately arranged, and the non-liquefaction sections are in contact with the supporting ground. A liquefaction countermeasure structure characterized by comprising an improved ground formed by an infiltration injection method so as to surround the periphery of the underground linear structure.
改良地盤は、非アルカリ珪酸ソーダ溶液を前記砂質地盤に注入して形成することを特徴とする請求項1記載の液状化対策構造。The liquefaction countermeasure structure according to claim 1, wherein the improved ground is formed by pouring a non-alkali silicate solution into the sandy ground. 地中線状構造物が建設されている液状化の可能性のある砂質地盤の液状化対策構造の構築方法であって、
前記地中線状構造物の周縁部に薬液注入ノズルを配置して、該ノズルから薬液を前記砂質地盤に注入することにより支持地盤に接すると共に前記地中線状構造物の周囲を囲む改良地盤を、前記地中線状構造物に沿って所定の間隔を離して形成することを特徴とする液状化対策構造の構築方法。
A method for constructing a liquefaction countermeasure structure for sandy ground where liquefaction is possible, in which underground linear structures are constructed,
The chemical solution injection nozzle is arranged at the peripheral edge of the underground linear structure, and the chemical solution is injected from the nozzle into the sandy ground so as to come into contact with the support ground and surround the periphery of the underground linear structure. A construction method of a liquefaction countermeasure structure, characterized in that the ground is formed at a predetermined interval along the underground linear structure.
改良地盤は、非アルカリ珪酸ソーダ溶液を前記砂質地盤に注入して形成することを特徴とする請求項3記載の液状化対策構造の構築方法。The method for constructing a liquefaction countermeasure structure according to claim 3, wherein the improved ground is formed by injecting a non-alkali silicate solution into the sandy ground.
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