JP3648428B2

JP3648428B2 - Food mixing device

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Publication number: JP3648428B2
Application number: JP2000048031A
Authority: JP
Inventors: 恵一三平; 好央松本; 定生福島
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 2000-02-24
Filing date: 2000-02-24
Publication date: 2005-05-18
Anticipated expiration: 2020-02-24
Also published as: JP2001232168A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ご飯と酢とを混ぜ合わせることによって酢飯（寿司飯）を作る場合等に用いられる食材混合装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の食材混合装置としては、例えば、特開平５−１８７４６０号公報に開示されているように、基台と、該基台に横軸を介して回転自在に片持ち支持された有底円筒状の回転容器（混合容器）と、横軸を介して回転容器を回転駆動する回転駆動手段と、横軸を介して回転容器内に冷却空気を強制的に送る冷却手段とを備えたものが公知である。
この食材混合装置では、回転容器内にその上部開口から飯・酢等を投入したのち該開口を蓋体で閉鎖し、回転駆動手段を介して回転容器を横軸回りに回転させることによって、内部の飯を回転容器の内側壁、底壁及び蓋体によって順次持ち上げながらその表面側から回転容器の回転方向と逆方向に移動させ、また、蓋体に、冷却空気を排出する排気筒を回転容器内に突設することによって、蓋体を下側へ回転させたときに排気筒で飯・酢等を両側に分けながら混合できるようにしたものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記食材混合装置では、回転容器が横軸芯回りの一方向の回転しか行わないため、食材も単一的な移動を繰り返すだけであり、排気筒を回転容器内に突出していても、飯が団子状となったりして酢を万遍なく混ぜ合わせることが困難となり、混合時間も長くなって飯がベトつく等の問題があった。
また、上記従来技術では、回転容器を３６０°連続的に回転させているために、この連続回転によって生じる遠心力で大きな振動が発生するとともに、回転容器と基台との連結部位に生じる負荷が大きくなり、耐久性を低下させる原因となっていた。
【０００４】
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、混合容器内の食材を多様に移動させることによって短時間で万遍なく混ぜ合わすことができるようにすることを主目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明にかかる食材混合装置は、食材を収納可能な混合容器と、該混合容器を第１の軸心回りに回動自在に支持する第１支持フレームと、該第１支持フレームに設けられていて、前記混合容器の回動を駆動する第１駆動手段と、前記第１支持フレームを姿勢変更自在に支持する第２支持フレームと、を有していることを特徴とするものである。
【０００６】
このような構成を採用することにより、混合容器を支持する第１支持フレームの姿勢を変更しながら、混合容器を第１の軸心回りに回転させて食材を混合するようなことが可能であり、これによって、混合容器に対して、一方向の回転だけでなく第１支持フレームの姿勢変更を組み合わせた複雑な運動させることができ、食材を多様に移動させて短時間で万遍なく混合を行うことが可能となる。
また、本発明は、前記第１支持フレームを、前記第２支持フレームに対して前記第１の軸心とは異なる第２の軸心回りに回動自在に支持することによって、姿勢変更自在に構成していることを特徴とするものである。これにより、第１フレームの姿勢変更が容易に行えるととに、食材の移動方向も容易に多様に変化させることができる。
【０００７】
この場合、前記混合容器を前記第１の軸心回りに回転させながら、前記第１支持フレームを第２の軸心回りに往復揺動させることによって、混合容器内の食材を混合するのが好ましい。
このように第１支持フレームを往復揺動させることで、３６０°連続的に回転させる場合に比べて振動の発生を少なくすることができ、第１、第２支持フレームの連結部分や混合容器と第１支持フレームとの連結部分にかかる負荷を小さくすることが可能でありながら、第１軸心回りの回動と、第２軸心回りの往復揺動とによって混合容器の複雑な運動を確保できることから食材の混合動作を損なうこともないようにしている。
【０００８】
なお、前記第１の軸心と第２軸心とは、互いに直交した配置とするのが好ましい。
本発明は、前記第１支持フレームに、該第１支持フレームの姿勢変更動作を駆動する第２駆動手段が設けられていることを特徴としている。
このような構成により、第１支持フレームに対して第１，第２駆動手段の双方が備わることとなり、両者の同期した作動が容易に行えるようになる。また、この場合には、第１、第２駆動手段を、同一の駆動源によって作動することが容易に行え、これによって、構造の簡素化及びコストダウンが図れるようになる。
【０００９】
本発明は、前記第１支持フレームに、前記混合容器内に冷却空気を流入するための送風装置と、該送風装置により冷却空気としての外気を取り入れるための取入口と、混合容器に流入した冷却空気を排出するための排出口とを備えていることを特徴とするものである。
このような構成により、第１支持フレームとともに姿勢変更（又は揺動）する混合容器に対して円滑に冷却空気を流入又は排出できるようになる。
本発明は、前記第１支持フレームに、前記混合容器内に冷却風を流入する送風装置を備え、該送風装置と、前記第１駆動手段又は第２駆動手段とが、前記第２の軸心を挟んで対向配置されていることを特徴とするものである。
【００１０】
このような構成によって、第２軸心を中心として、第１支持フレームの通気装置側と、第１及び／又は第２駆動手段側との重量バランスを好適に保つことができるようになり、第２軸心回りの姿勢変更（回動又は揺動運動）に伴う振動の発生を抑えることができるようになる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図１及び図２に示すように、本発明にかかる食材混合装置１は、飯・酢等の食材を収納可能な混合容器２と、該容器２を第１の軸心Ｘ回りに回動自在に支持する第１の支持フレーム３と、混合容器２の第１軸心Ｘ回りの回動を駆動する第１駆動手段４と、第１支持フレーム３を第２の軸心（前後方向の水平軸心）Ｙ回りに姿勢変更自在（回動自在）に支持する第２の支持フレーム５と、前記第１支持フレーム３の姿勢変更動作を駆動する第２駆動手段６と、前記混合容器２への空気流通を行う通気手段７とを有して構成されている。
【００１２】
そして、この食材混合装置１では、混合容器２内に食材を投入したのちに、第１の軸心Ｘ回りに混合容器２を回転させながら第２の軸心Ｙ回りに第１支持フレーム３を回動（揺動）させることによって内部の食材を混合する工程と、混合後、混合容器２及び第１支持フレーム３の運動を所定時間停止することによって行う蒸らし工程と、混合容器２及び／又は第１支持フレーム３を連続運動又は間欠運動させながら通気手段７によって内部の食材を冷却する工程とを、順次連続して、又は各工程を単独で行えるものとなっている。
【００１３】
なお、本実施形態に係る食材混合装置１は、主に一般家庭や小規模な飲食店等で用いられるものとなっており、その全体寸法を、幅約４０ｃｍ、奥行き約５０ｃｍ、高さ約５０ｃｍとした比較的小型の装置とされている。
前記混合容器２は、一側（上側）に開口部２Ａを有した有底円筒状に形成されており、本実施形態では、その容器軸心を前記第１軸心Ｘに一致させた状態で第１支持フレーム３に支持されるようになっている。
前記開口部２Ａには、蓋体１０が着脱自在に取り付けられ、蓋体１０の内面側には、上下方向に配置された棒状の撹拌部材１１が混合容器２内に突出するように複数設けられている。なお、この撹拌部材１１は、棒状に形成するに限らず羽根状、櫛状等に形成することができる。
【００１４】
前記第１支持フレーム３は、混合容器２の上部側（蓋体１０側）に配置される前後方向に長い箱形の上部枠３Ａと、混合容器２の下部側（底部側）に配置される前後方向に長い箱形の下部枠３Ｂと、上部枠３Ａ及び下部枠３Ｂの後端部を連結する上下方向に長い中間枠３Ｃとを有し、全体として側面視略コ字状に形成されており、上部枠３Ａ及び下部枠３Ｂとによって混合容器２を上下から挟持する構成となっている。また、第１支持フレーム３は、正面視において混合容器２よりも細幅に形成されている。
【００１５】
前記中間枠３Ｃは、その上下中途部（上下中央より若干上側）において上下２分割されるとともに、その分割部位で左右方向の連結軸１２を介して互いに回動自在に連結され、また、中間枠３Ｃの上部側は上部枠３Ａと一体に形成され、下部側は下部枠３Ｂと一体に形成されている。また、上部枠３Ａの前端部には、第１，第２駆動手段４，６の動作を制御する、操作パネル１３を有した制御部１４が設けられるようになっている。
前記下部枠３Ｂの前部側には、上下方向（第１軸心Ｘ方向）の枢支軸１５が回転自在に設けられ、この枢支軸１５の上部は下部枠３Ｂから上方に突出するとともに、その上端部に前記混合容器２の底部を載せる載置台１６が固定されている。
【００１６】
この載置台１６は平面視十字状に板材により形成され、その４つの外端部に、混合容器２の外側面に沿って上方に屈曲する屈曲部１６Ａを形成しており、この屈曲部１６Ａによって混合容器２を位置ズレすることなく適正位置に保持できるようになっている。
また、この載置台１６に混合容器２を載せた状態では、混合容器２の軸心（第１の軸心Ｘ）と枢支軸１５の軸心とが一致するようになっている。
載置台１６の４つの屈曲部１６Ａのうち少なくとも対向する２つの先端には、には、混合容器２に対して蓋体１０を閉鎖状態にロックするロック手段１８が設けられている。このロック手段１８は、図１に示すように、屈曲部１６Ａの先端部に一端が回動自在に連結された緊締リンク１８Ａと、該緊締リンク１８Ａの他端に下端部が回動自在に連結された帯板状のロック具１８Ｂとを有し、該ロック具１８Ｂの上端には係合フック１８Ｃが形成されるようになっている。
【００１７】
他方、蓋体１０の外周部には下方に窪んだ係合凹部１０Ａが形成されており、緊締リンク１８Ａを上側に回動した状態で係合凹部１０Ａに係合フック１８Ｃを引っかけ、その後、緊締リンク１８Ａを下側へと垂直状態を超えて折り畳むことによって、ロック具１８Ｂを下方に引き下げるとともに、蓋体１０を混合容器２に押しつけた状態にロックするようにしている。
なお、載置台１６は、十字状に形成するに限らず円板状等に適宜変更可能である。
【００１８】
図２に示すように、前記蓋体１０の中央部には、第１の軸心Ｘと同軸心状に上下方向に貫通する開口が形成され、該開口周りには上方突出状に筒型の連結体２０が取り付けられている。また、前記上部枠３Ａの前部側下面には、同じく第１軸心Ｘと同軸心状に開口が形成されるとともに、該開口周りには下方突出状に筒型の被連結体２１が取り付けられ、この被連結体２１は、前記連結体２０に対して挿脱自在で、且つ第１軸心Ｘ回り回動自在に外嵌されるようになっている。
したがって、前記混合容器２は、その底部側では枢支軸１５及び載置台１６を介して、開口部２Ａ側では蓋体１０の連結体２０に嵌合した被連結体２１を介して、第１支持フレーム３に回動自在に支持されるようになっている。
【００１９】
なお、図２に２点鎖線で示したように、前記上部枠３Ａを連結軸１２回りに上方へ回動することによって、連結体２０と被連結体２１との嵌合を離脱でき、この状態でロック手段１８をロック解除することによって混合容器２から蓋体１０を取り外し可能である。また、これにより、混合容器２を載置台１６（枢支軸１５）からも容易に取り外すことができ、混合容器２の清掃等のメンテナンスを容易に行えるようになっている。
また、前記蓋体１０を上部枠３Ａ側に着脱不能に連結することにより、上部枠３Ａの上方回動によって蓋体１０を混合容器２から取り外すように構成することも可能である。
【００２０】
前記第２支持フレーム５は、床面等に載置される基台５Ａと、該基台５Ａの後端部から上方に立設された支持台５Ｂとを有して側面視略Ｌ字状に形成されており、正面視で混合容器２の幅よりもやや広幅に形成されている。また、基台５Ａ上面の左右両側には、その前後幅に亘って下部枠３Ｂの左右側方を覆う正面略三角形状のガード部５Ｃが設けられている。
図２及び図３に示すように、支持台５Ｂの上部側には、筒型に形成された前後方向の支軸２４が前方突出状に取り付けられており、他方、第１支持フレーム３における中間枠３Ｃの背面上下中央部には、前後方向の貫通孔が形成されるとともに該貫通孔に軸受部材２５が固定され、該軸受部材２５に前記支軸２４が軸心回りに回転自在に内嵌されている。
【００２１】
これによって、第１支持フレーム３が、第２支持フレーム５に対して第１の軸心Ｘと直交する前後方向の軸心Ｙ回りに回動自在（姿勢変更自在）に、そして片持ち状に支持されることとなっている。
本発明にかかる食材混合装置１では、混合容器２に対して食材を出し入れする際には、該混合容器２の開口部２Ａを上に向けた垂直姿勢（図１，図２，及び図５の状態；以下、この姿勢を第１の姿勢Ａという）とするようになっている。
そして、食材の混合等を行う際には、まず第１段階として、第１，第２駆動手段４，６を停止した状態で、第１支持フレーム３の上部枠３Ａに設けた操作レバー５０を介して、第１支持フレーム３及び混合容器２を第２軸心Ｙ回りに図５の矢示Ｄ方向へ角度α１（図６参照）だけ手動で回動し、略横向きの傾斜した姿勢に姿勢変更する（図６の状態；以下、この第２の姿勢Ｂという）。
【００２２】
そして、そのあと、第１駆動手段４によって混合容器２を第１の軸心Ｘ回りに回転運動させながら、第２駆動手段６によって、前記第２の姿勢Ｂと、更に時計方向へ所定角度α２回動した姿勢（図７の状態；以下、第３の姿勢Ｃという）との間を往復揺動させることによって、内部の食材を混合するように構成されたものとなっている。
なお、本実施形態では、前記角度α１，α２を約６０°に設定しており、したがって、混合工程における第１支持フレーム３及び混合容器２は、水平状態を中心として上下約３０°の範囲で往復揺動動作を行うものとなっている。
【００２３】
以下、混合容器２及び第１支持フレーム３に対して上記動作を行わせる第１，第２駆動手段４，６の構成について詳細に説明する。
第１駆動手段４は、図１及び図２に示すように、前記第１支持フレーム３の中間枠３Ｃ内下部に設けられた駆動モータ３０と、前記下部枠３Ｂ内に軸受ブラケット３１を介して回転自在に支持された前後方向の伝動軸３２と、該伝動軸３２と駆動モータ３０の出力軸とを接続するベベルギヤよりなる伝動装置３３と、混合容器２の底部を支持する前記枢支軸１５と、この枢支軸１５と伝動軸３２の前端部とを接続するベベルギヤよりなる伝動装置３４とを有している。
【００２４】
そして、前記駆動モータ３０を作動することによって、伝動軸３２及び伝動機構３３，３４を介して枢支軸１５を回転し、この枢支軸１５に固定された載置台１６を介して混合容器２を軸心Ｘ回りに回転運動させるように構成している。
第２駆動手段６は、前記第１駆動手段４を構成する前記駆動モータ３０、伝動軸３２、及び伝動機構３３が共用されるようになっており、更に、伝動軸３２の後端部に接続されて連動機構３５を有して構成されている。
この連動機構３５は、図２及び図３に示すように、伝動軸３２の後端部に接続された円板状のクランク体３６と、一端がクランク体３６の外周部に連結軸３７を介して回動自在に連結されたリンク体３８と、このリンク体３８の他端部に固定された前後方向の保持筒３９と、第２支持フレーム５に取り付けた前記支軸２４に対して軸心回り回動自在で且つ軸心方向摺動自在に挿入された枢軸４０と、一端部が枢軸４０に固定されたアーム体４１と、該アーム体４１の他端部に取り付けられると共に前記保持筒３９内に軸方向摺動自在に挿入される連結ピン４２と、を有している。
【００２５】
図５及び図６に示すように、前記枢軸４０は、前記第１支持フレーム３を第１、第２姿勢Ａ，Ｂ間で姿勢変更させたときに、リンク体３８とアーム体４１との相対角度が一定に保たれるように、第１支持フレーム３の姿勢変更に伴って軸心Ｙ回りに回動するようになっている。また、前記クランク体３６は、第１支持フレーム３が第１，第２姿勢Ａ，Ｂにあるときに、伝動軸３２と連結ピン４２との間で且つ両者３２，４２を結ぶ線分上に連結軸３７を配置するようにその回転位置が設定されるようになっている。
【００２６】
そして、第１支持フレーム３を第２姿勢Ｂの状態として後述のロック機構４４により枢軸４０の回動をロックし、駆動モータ３０を作動することによってクランク体３６を伝動軸３２の軸心回りに矢示Ｅ方向（又は逆方向）に約１８０°回転すると、第１支持フレーム３がリンク体３８によって引き上げられて第３の姿勢Ｃをとるようになり、更に１８０°クランク体３６を回転させることによって、再び第２姿勢Ｂに復帰するように構成されている。
したがって、第１支持フレーム３及び混合容器２は、クランク体３６の回転運動によって第２軸心Ｙ回りに所定角度α２の範囲内で往復揺動運動を行うようになっている。
【００２７】
前記枢軸４０及び支軸２４には、混合容器２及び第１支持フレーム３を第１又は第２の姿勢Ａ，Ｂとするとき、及び第２の姿勢Ｂと第３の姿勢Ｃとの間で往復揺動させるときに、枢軸４０の回動をロックする前記ロック機構４４が備えられている。
このロック機構４４は、図３及び図４に示すように、枢軸４０後端に固定の板材４５に設けられた一対のロック片４６と、支軸２４の後端面に形成されていて、前記一対のロック片４６が係脱自在に係合する二対のロック溝４７Ａ，４７Ｂと、支軸２４から径外方向に突出する鍔部２４Ａとアーム体４１の基端部との間で支軸２４上に外嵌されていて、前記ロック片４６をロック溝４７Ａ，４７Ｂに係合する方向（前方）に付勢する圧縮コイルバネよりなる付勢部材４８とを有している。
【００２８】
前記ロック溝４７Ａ，４７Ｂは、第１支持フレーム３を第１の姿勢Ａとしたときにロック片４６が係合する一対４７Ａと、第２の姿勢Ｂとしたときにロック片４６が係合する一対４７Ｂとを有し、これらは枢軸４０回りに所定角度α１（本実施形態では約６０°）位相がずらされて形成されている。また、図３に１点鎖線で示すように、ロック片４６は円柱状に形成され、これに対しロック溝４７Ａ，４７Ｂは、ロック片４６の外周面が係合するように円弧溝に形成されている。したがって、前記第１支持フレーム３を第１の姿勢Ａとすると、ロック片４６が一方の一対のロック溝４７Ａに係合し、これにより、枢軸４０の回動がロックされるとともに、第１支持フレーム３の姿勢も保持されるようになっている。
【００２９】
また、ロック溝４７Ａに対するロック片４６の係合力（付勢部材４８の付勢力）に抗して前記操作レバー５０を矢示Ｄ方向に引っ張ると、第１支持フレーム３が軸心Ｙ回りに回動するとともに、伝動軸３２、クランク体３６、連結軸３７，リンク体３８、及びアーム体４１を介して枢軸４０も随伴して回動し、この回動によって支軸２４の一対のロック溝４７Ａからロック片４６が離脱するとともに、付勢部材４８に抗して枢軸４０が後方へ摺動する。
そして、第１支持フレーム３が第２の姿勢Ｂとなると、ロック片４６が他方の一対のロック溝４７Ｂに合致して付勢部材４８の付勢力によって係合し、枢軸４０の回動が再びロックされるようになっている。したがって、枢軸４０をロックした状態での第１支持フレーム３の揺動運動が可能となる。
【００３０】
第１支持フレーム３内の下部には、該第１支持フレーム３が第１姿勢Ａ又は第２姿勢Ｂにあることを検出するリミットスイッチよりなる第１検知センサー５２が設けられており、この検知センサー５２の操作片５２Ａは、クランク体３６の外周面に当接されるとともに、第１支持フレーム３が第１又は第２姿勢Ａ，Ｂにあるときに、クランク体３６の外周面に形成した凹状のカム溝３６Ａによって操作されるようになっている。
また、第２支持フレーム５における支軸２４の近傍には、第１支持フレーム３が第２姿勢Ｂにある状態、又は第２姿勢Ｂと第３の姿勢Ｃとの間を揺動している状態を検出するリミットスイッチよりなる第２検知センサー５３が設けられており、この第２検知センサー５３の操作片５３Ａは、枢軸４０後端に固定した前記板材４５の屈曲部４５Ａが当接することによって操作されるようになっている。
【００３１】
そして、第１検知センサー５２のみが検出されているときは、第１支持フレーム３が第１の姿勢Ａにあることを判断でき、第１，第２検知センサー５２，５３の両方が検出されているときには、第１支持フレーム３が第２の姿勢Ｂにあることを判断でき、第２センサー５３のみが検知されているときには、第１支持フレーム３が第２姿勢Ｂと第３姿勢Ｃとの間を揺動中で、且つ第２姿勢Ｂを除く姿勢にあることを判断できるようになっている。
以上に説明した構成において、第１支持フレーム３及び混合容器２を第２姿勢Ｂにした状態で第１、第２駆動手段４，６の駆動モータ３０を作動すると、上述の動作によって混合容器２が第１の軸心Ｘ回りに回転運動するとともに、第１支持フレーム３及び混合容器２が、略横向きの姿勢で第２，第３姿勢Ｂ，Ｃ間を上下に往復揺動する。
【００３２】
そして、このように、混合容器２に対して第１軸心Ｘ回りの回転と第２軸心Ｙ回りの揺動とを組み合わせた複雑な運動を行わせることによって、内部の食材が混合容器２の内側面に沿ってその回転方向とは逆方向に相対移動しながら、略横向きとされた撹拌部材１１によって切りほぐされて前後に混ぜ合わされ、且つ、混合容器２の底部側と蓋体１０側との間を移動して左右にも混ぜ合わされるようになる。すなわち、本発明の食材混合装置１では、食材を前後左右方向に移動させることによって短時間で万遍なく混合することができるのである。
【００３３】
また、混合容器２を複雑に運動させることができるため、混合容器２の容積に対する食材の量が比較的多い場合であっても食材を好適に混合することができ、言い換えれば、小さい混合容器２でも可及的に大量の食材の混合を行えるため、装置の小型化に寄与できることとなる。したがって、本発明は、一般家庭や小規模な飲食店等で利用することのできる比較的小型な食材混合装置に対して特に有用なものとなっている。
混合容器２及び第１支持フレーム３は、第２軸心Ｙ回りに３６０°回転するのではなく、所定角度（約６０°）だけ揺動するように構成しているため、振動の発生を極力抑えるとともに、第１，第２支持フレーム３，５間の連結部分等に生じる負荷を小さくすることができるようになっている。
【００３４】
また、第１、第２駆動手段４，６を同一の駆動モータ３０を用いて作動しているため、構造の簡素化及びコストダウンが図れ、同一の伝動軸３２によって両駆動手段４，６を確実に同期して作動することができる。
なお、第１，第２駆動手段４，６の前記伝動軸３２上に動力伝達を断接するクラッチ５５，５６等を設けるようにしてもよく、これによって両駆動手段４，６をそれぞれ個別に作動できるようにしたり、間欠的に駆動できるように構成してもよい。
【００３５】
前記通気手段７は、前記中間枠３Ｃの上部に備えられたモーター６０と、上部枠３Ａの後部に備えられ、前記モータ６０により駆動するファン６１とを有するブロア装置（送風装置）６２を備え、このブロア装置６２の上方の上部枠３Ａ上面には外気の取入口６３が形成されている。そして、この取入口６３から流入した外気（冷却空気）は、上部枠３Ａ内をダクトとして通過するとともに、前記連結体２０及び被連結体２１の筒内によって形成される流入路を介して混合容器２内に流入するようになっている。
【００３６】
また、蓋体１０の内面側には、空気の流通を許容する間隔をおいて流入ガイド６４が設けられており、この流入ガイド６４は、混合容器２の内径よりも若干小さい外径を有する円板状に形成され、混合容器２内に流入した冷却空気を混合容器２の内側面へ向けて径外方向に案内するものとなっている。この案内ガイド６４の外周端は、冷却空気を流れを混合容器２の底部側へ向けて円滑に変向できるように、斜め下方に屈曲されている。
上部枠３Ａの前部側上面には、外気と連通する排気口６５が形成されており、該排気口６５には、上部枠３Ａ内、連結体２０及び被連結体２１内を下方へ向けて通過するとともに、その下端部が混合容器２内に配置された上下方向の排気筒６６が接続されている。この排気筒６６の下端部は、金網、パンチングメタル等の多孔部材により形成され、容器２内外の空気の流通を許容するとともに、容器２内の食材の漏出を防止できるようにしている。
【００３７】
したがって、混合容器２内に流入した冷却空気は、流入ガイド６４によって混合容器２の内側面側へ案内され、容器２内を循環して食材を冷却したのち中央の排気筒６６から外部へと排出されるようになっており、ここに、流入ガイド６４は、冷却空気が容器２内を循環することなく直接的に排気筒６６から排出されることがないように流れを制御するものとなっている。
また、混合容器２に対する冷却空気の流入、排出を蓋体１０部分で行っているために、混合容器２に対して冷却空気の通る孔等を別途形成する必要もなく、コスト低減等が図れるようになる。
【００３８】
上記通気手段７（特にブロア装置６２）は、前述した第１，第２駆動手段４，６（特に駆動モータ３０）に対して前記第２軸心Ｙを挟んで略対向して配置されるようになっており、これによって、第１支持フレーム３の重量バランスが好適に保て、第１支持フレーム３の揺動運動に伴う振動発生を抑えることができるようになっている。
本発明は、上記実施形態に限ることなく適宜設計変更可能である。
例えば、混合容器２及び第１支持フレーム３を第１の姿勢Ａとした状態から左右方向に所定角度往復揺動することによって食材を混合することもでき、第２駆動手段６を第２支持フレーム５に設けることもできる。
【００３９】
また、食材を混合する際において、第１支持フレーム３及び混合容器２の揺動角度は上記に限ることなく適宜変更可能であり、また、第１支持フレーム３及び混合容器２を第２軸心Ｙ回りに３６０°連続回転することによって食材を混合することも可能である。
第１軸心Ｘと第２軸心Ｙとは互いに直交するように配置するに限らず、傾斜した関係に配置することができる。また、第１軸心Ｘを混合容器２の軸心と直交する横方向に設定し、第２軸心Ｙをこの第１軸心Ｘに直交（又は傾斜）するように設定してもよい。
【００４０】
前記第１支持フレーム３は、混合容器２の全周を囲うように側面視口形に形成することができ、第２支持フレーム５は、第１支持フレーム３を前後から両持ち状に回動自在に支持するように構成することもできる。
本発明にかかる食材混合装置は、飯と酢との混合に用いられるだけでなく、混ぜご飯、スパゲッティ、ポテト・マカロニサラダ等を作る過程での混合処理や冷却処理にも利用することができる。
また、本発明は、比較的小型の食材混合装置だけでなく、大型レストランや寿司屋等において利用される大型の食材混合装置にも採用することができ、酢等の調味料を混合容器内に自動的に投入する装置を内蔵、又は並設したものであってもよい。
【００４１】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、混合容器を第１の軸心回りに回動させながら第１支持フレームの姿勢を変更することによって、内部の食材を多様に移動させて短時間で万遍なく混合することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかる食材混合装置を示す正面図である。
【図２】同側面図（一部断面図）である。
【図３】第１，第２支持フレームの連結部分の詳細を示す側面断面図である。
【図４】ロック機構を示す正面図である。
【図５】第１支持フレームが第１の姿勢にある状態を示す正面断面図である。
【図６】第１支持フレームが第２の姿勢にある状態を示す正面断面図である。
【図７】第１支持フレームが第３の姿勢にある状態を示す正面断面図である。
【符号の説明】
１食材混合装置
２混合容器
３第１支持フレーム
４第１駆動手段
５第２支持フレーム
６第２駆動手段
７通気手段
Ｘ第１の軸心
Ｙ第２の軸心[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a food mixing device used when, for example, making vinegared rice (sushi rice) by mixing rice and vinegar.
[0002]
[Prior art]
As a conventional food mixing device, for example, as disclosed in JP-A-5-187460, a base and a bottomed cylindrical shape that is cantilevered and supported by the base via a horizontal axis so as to be rotatable. Known in the art is equipped with a rotating container (mixing container), a rotation driving means for rotating the rotating container via a horizontal axis, and a cooling means for forcibly sending cooling air into the rotating container via the horizontal axis. It is.
In this food mixing device, rice, vinegar and the like are introduced into the rotating container from its upper opening, and then the opening is closed with a lid, and the rotating container is rotated about the horizontal axis via a rotation driving means. Of the rotating container is sequentially lifted by the inner wall, the bottom wall and the lid of the rotating container, and is moved from the surface side in the direction opposite to the rotating direction of the rotating container. By projecting inward, when the lid was rotated downward, rice, vinegar and the like could be mixed while being divided into both sides by an exhaust pipe.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the food mixing device, since the rotating container only rotates in one direction around the horizontal axis, the food only repeats a single movement, even if the exhaust tube protrudes into the rotating container, The rice became dumpling, making it difficult to mix the vinegar evenly, and the mixing time became longer and the rice was sticky.
Further, in the above prior art, since the rotating container is continuously rotated by 360 °, a large vibration is generated by the centrifugal force generated by the continuous rotation, and a load generated at a connecting portion between the rotating container and the base is generated. It became large and was a cause of lowering durability.
[0004]
This invention is made | formed in view of the above situations, and makes it a main objective to enable it to mix uniformly in a short time by moving the foodstuff in a mixing container variously.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention takes the following technical means to achieve the above object.
That is, the food mixing device according to the present invention is provided with a mixing container that can store food, a first support frame that rotatably supports the mixing container around a first axis, and the first support frame. And a first drive means for driving the rotation of the mixing container and a second support frame for supporting the first support frame in a freely changeable posture. .
[0006]
By adopting such a configuration, it is possible to mix the ingredients by rotating the mixing container around the first axis while changing the posture of the first support frame that supports the mixing container. This makes it possible to move the mixing container not only in one direction but also in a complex movement that combines the change in the posture of the first support frame, and by mixing various ingredients in a short time. Can be done.
In the present invention, the first support frame is supported on the second support frame so as to be rotatable around a second axis different from the first axis so that the posture can be changed. It is characterized by comprising. Thereby, while the attitude | position change of a 1st frame can be performed easily, the moving direction of a foodstuff can also be easily changed variously.
[0007]
In this case, it is preferable that the ingredients in the mixing container are mixed by reciprocatingly swinging the first support frame around the second axis while rotating the mixing container around the first axis. .
By reciprocatingly swinging the first support frame in this way, it is possible to reduce the generation of vibration compared to the case of continuously rotating 360 °, and the connection portion of the first and second support frames and the mixing container While it is possible to reduce the load applied to the connecting portion with the first support frame, a complex movement of the mixing container is ensured by the rotation around the first axis and the reciprocating oscillation around the second axis. As a result, the mixing operation of the ingredients is not impaired.
[0008]
The first axis and the second axis are preferably arranged orthogonal to each other.
The present invention is characterized in that the first support frame is provided with second drive means for driving a posture changing operation of the first support frame.
With such a configuration, both the first and second driving means are provided for the first support frame, and the synchronized operation of both can be easily performed. In this case, the first and second driving means can be easily operated by the same driving source, thereby simplifying the structure and reducing the cost.
[0009]
The present invention provides the first support frame with a blower for flowing cooling air into the mixing container, an intake for taking outside air as cooling air with the blower, and the cooling that has flowed into the mixing container And a discharge port for discharging air.
With such a configuration, the cooling air can be smoothly introduced into or discharged from the mixing container whose posture is changed (or oscillated) together with the first support frame.
In the present invention, the first support frame is provided with a blower that allows cooling air to flow into the mixing container, and the blower, and the first drive unit or the second drive unit are arranged in the second axis. It is characterized by being opposed to each other.
[0010]
With this configuration, the weight balance between the ventilation device side of the first support frame and the first and / or second drive means side can be suitably maintained around the second axis. It is possible to suppress the occurrence of vibration associated with the change of posture (rotation or swinging motion) around the two axes.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIGS. 1 and 2, a food mixing device 1 according to the present invention includes a mixing container 2 that can store foods such as rice and vinegar, and the container 2 is rotatable about a first axis X. A first support frame 3 that supports the first container 4, first drive means 4 that drives the rotation of the mixing container 2 about the first axis X, and the first support frame 3 as a second axis (horizontal in the front-rear direction). To the mixing container 2, the second support frame 5 that is supported so as to be freely changeable (rotatable) around the axis Y, the second driving means 6 that drives the attitude changing operation of the first support frame 3, and the mixing container 2 And a ventilation means 7 for performing air circulation.
[0012]
In the food mixing device 1, after the food is put into the mixing container 2, the first support frame 3 is rotated around the second axis Y while rotating the mixing container 2 around the first axis X. A process of mixing the ingredients inside by rotating (swinging), a steaming process performed by stopping the movement of the mixing container 2 and the first support frame 3 for a predetermined time after mixing, and the mixing container 2 and / or The process of cooling the foodstuffs inside by the ventilation means 7 while continuously or intermittently moving the first support frame 3 can be performed sequentially sequentially or independently.
[0013]
The food mixing device 1 according to the present embodiment is mainly used in general households and small restaurants, and the overall dimensions are about 40 cm in width, about 50 cm in depth, and about 50 cm in height. This is a relatively small device.
The mixing container 2 is formed in a bottomed cylindrical shape having an opening 2A on one side (upper side). In the present embodiment, the container axis is aligned with the first axis X. It is supported by the first support frame 3.
A lid 10 is detachably attached to the opening 2A, and a plurality of bar-like stirring members 11 arranged in the vertical direction are provided on the inner surface side of the lid 10 so as to protrude into the mixing container 2. ing. The stirring member 11 is not limited to be formed in a rod shape, but can be formed in a blade shape, a comb shape, or the like.
[0014]
The first support frame 3 is disposed on the upper side (the lid 10 side) of the mixing container 2 and has a box-shaped upper frame 3A that is long in the front-rear direction, and the lower side (bottom side) of the mixing container 2. It has a box-shaped lower frame 3B that is long in the front-rear direction, and an intermediate frame 3C that is long in the vertical direction that connects the rear ends of the upper frame 3A and the lower frame 3B. The mixing container 2 is sandwiched from above and below by the upper frame 3A and the lower frame 3B. The first support frame 3 is formed to be narrower than the mixing container 2 in a front view.
[0015]
The intermediate frame 3C is vertically divided into two in the middle of the upper and lower sides (slightly above the center of the upper and lower sides), and is connected to each other through the connecting shaft 12 in the left-right direction at the divided portion. The upper side of 3C is formed integrally with the upper frame 3A, and the lower side is formed integrally with the lower frame 3B. In addition, a control unit 14 having an operation panel 13 for controlling the operations of the first and second driving means 4 and 6 is provided at the front end of the upper frame 3A.
A pivot shaft 15 in the vertical direction (first axis X direction) is rotatably provided on the front side of the lower frame 3B. The upper portion of the pivot shaft 15 protrudes upward from the lower frame 3B. The mounting table 16 on which the bottom portion of the mixing container 2 is placed is fixed to the upper end portion thereof.
[0016]
The mounting table 16 is formed of a plate material in a cross shape in plan view, and has bent portions 16A bent upward along the outer surface of the mixing container 2 at four outer end portions thereof. The mixing container 2 can be held at an appropriate position without being displaced.
Further, in a state where the mixing container 2 is placed on the mounting table 16, the axial center (first axial center X) of the mixing container 2 and the axial center of the pivot shaft 15 coincide with each other.
Locking means 18 that locks the lid 10 in the closed state with respect to the mixing container 2 is provided at at least two opposite ends of the four bent portions 16 </ b> A of the mounting table 16. As shown in FIG. 1, the lock means 18 includes a tightening link 18A having one end rotatably connected to the tip of the bent portion 16A, and a lower end rotatably connected to the other end of the tightening link 18A. And an engaging hook 18C is formed at the upper end of the locking tool 18B.
[0017]
On the other hand, an engagement recess 10A that is recessed downward is formed on the outer peripheral portion of the lid body 10, and the engagement hook 18C is hooked on the engagement recess 10A with the tightening link 18A rotated upward, and then tightening is performed. By folding the link 18A downward beyond the vertical state, the locking tool 18B is pulled downward and the lid 10 is locked in a state of being pressed against the mixing container 2.
The mounting table 16 is not limited to being formed in a cross shape, but can be appropriately changed to a disk shape or the like.
[0018]
As shown in FIG. 2, an opening penetrating in the vertical direction coaxially with the first axis X is formed in the central portion of the lid body 10, and a cylindrical shape projecting upward is formed around the opening. A connecting body 20 is attached. Similarly, an opening is formed coaxially with the first axis X on the front side lower surface of the upper frame 3A, and a tubular connected body 21 is attached around the opening so as to protrude downward. The coupled body 21 is externally fitted to the coupling body 20 so as to be detachable and rotatable about the first axis X.
Therefore, the mixing container 2 is connected to the first via the pivotal support shaft 15 and the mounting table 16 on the bottom side, and via the coupled body 21 fitted to the coupling body 20 of the lid 10 on the opening 2A side. The support frame 3 is rotatably supported.
[0019]
As shown by the two-dot chain line in FIG. 2, by fitting the upper frame 3 </ b> A upward about the connecting shaft 12, the fitting between the connected body 20 and the connected body 21 can be released. The lid 10 can be removed from the mixing container 2 by unlocking the locking means 18. Thereby, the mixing container 2 can be easily detached from the mounting table 16 (the pivot shaft 15), and maintenance such as cleaning of the mixing container 2 can be easily performed.
Moreover, it is also possible to remove the lid 10 from the mixing container 2 by rotating the upper frame 3A upward by connecting the lid 10 to the upper frame 3A in a non-detachable manner.
[0020]
The second support frame 5 has a base 5A placed on the floor surface and the like, and a support base 5B erected upward from the rear end of the base 5A. The width of the mixing container 2 is slightly wider than that of the mixing container 2 when viewed from the front. Further, on both the left and right sides of the upper surface of the base 5A, there are provided guard portions 5C having a substantially triangular shape covering the left and right sides of the lower frame 3B over the front and rear widths.
As shown in FIGS. 2 and 3, a longitudinal support shaft 24 formed in a cylindrical shape is attached to the upper side of the support base 5 </ b> B so as to protrude forward, and on the other hand, an intermediate portion in the first support frame 3. A through-hole in the front-rear direction is formed in the upper and lower center part of the back surface of the frame 3C, and a bearing member 25 is fixed to the through-hole. The support shaft 24 is fitted in the bearing member 25 so as to be rotatable about its axis. Has been.
[0021]
As a result, the first support frame 3 is rotatable (can be changed in posture) around the axis Y in the front-rear direction perpendicular to the first axis X with respect to the second support frame 5, and cantilevered. It is to be supported.
In the food mixing device 1 according to the present invention, when the food is taken in and out of the mixing container 2, the vertical position with the opening 2A of the mixing container 2 facing upward (see FIGS. 1, 2, and 5). State; hereinafter, this posture is referred to as a first posture A).
When mixing ingredients, etc., first, as a first step, with the first and second drive means 4 and 6 stopped, the operation lever 50 provided on the upper frame 3A of the first support frame 3 is moved. Then, the first support frame 3 and the mixing container 2 are manually rotated by the angle α1 (see FIG. 6) around the second axis Y in the direction indicated by the arrow D in FIG. Change (state of FIG. 6; hereinafter referred to as the second posture B).
[0022]
After that, while the mixing container 2 is rotated around the first axis X by the first driving means 4, the second driving means 6 and the second posture B and further a predetermined angle α2 in the clockwise direction. By reciprocatingly swinging between the rotated postures (state of FIG. 7; hereinafter referred to as the third posture C), the foodstuffs inside are mixed.
In the present embodiment, the angles α1 and α2 are set to about 60 °. Therefore, the first support frame 3 and the mixing container 2 in the mixing step are within a range of about 30 ° up and down centering on the horizontal state. A reciprocating rocking motion is performed.
[0023]
Hereinafter, the structure of the 1st, 2nd drive means 4 and 6 which performs the said operation | movement with respect to the mixing container 2 and the 1st support frame 3 is demonstrated in detail.
As shown in FIGS. 1 and 2, the first drive means 4 includes a drive motor 30 provided in the lower part of the intermediate frame 3C of the first support frame 3 and a bearing bracket 31 in the lower frame 3B. A transmission shaft 32 in the front-rear direction supported rotatably, a transmission device 33 comprising a bevel gear connecting the transmission shaft 32 and the output shaft of the drive motor 30, and the pivot shaft 15 supporting the bottom of the mixing container 2. And a transmission device 34 comprising a bevel gear for connecting the pivot shaft 15 and the front end of the transmission shaft 32.
[0024]
Then, by operating the drive motor 30, the pivot shaft 15 is rotated via the transmission shaft 32 and the transmission mechanisms 33 and 34, and the mixing container 2 is disposed via the mounting table 16 fixed to the pivot shaft 15. Is rotated around the axis X.
The second drive means 6 is configured to share the drive motor 30, the transmission shaft 32, and the transmission mechanism 33 that constitute the first drive means 4, and is connected to the rear end portion of the transmission shaft 32. Thus, the interlock mechanism 35 is provided.
As shown in FIGS. 2 and 3, the interlock mechanism 35 includes a disc-shaped crank body 36 connected to the rear end portion of the transmission shaft 32, and one end connected to the outer peripheral portion of the crank body 36 via a connecting shaft 37. A link body 38 that is rotatably connected to the link body 38, a holding cylinder 39 in the front-rear direction fixed to the other end of the link body 38, and the shaft 24 attached to the second support frame 5. A pivot 40 inserted so as to be rotatable and slidable in an axial direction, an arm body 41 having one end fixed to the pivot 40, and attached to the other end of the arm body 41 and the holding cylinder 39. And a connecting pin 42 that is slidably inserted in the axial direction.
[0025]
As shown in FIGS. 5 and 6, the pivot 40 is configured so that the link body 38 and the arm body 41 can be moved relative to each other when the posture of the first support frame 3 is changed between the first and second postures A and B. In order to keep the angle constant, the first support frame 3 is rotated around the axis Y as the posture of the first support frame 3 is changed. Further, when the first support frame 3 is in the first and second postures A and B, the crank body 36 is located between the transmission shaft 32 and the connecting pin 42 and on a line segment connecting the both 32 and 42. The rotational position is set so that the connecting shaft 37 is arranged.
[0026]
Then, with the first support frame 3 in the second posture B, the rotation of the pivot 40 is locked by a lock mechanism 44 described later, and the drive motor 30 is operated to move the crank body 36 around the axis of the transmission shaft 32. When rotating about 180 ° in the direction indicated by arrow E (or the opposite direction), the first support frame 3 is pulled up by the link body 38 to take the third posture C, and the crank body 36 is further rotated 180 °. Thus, it is configured to return to the second posture B again.
Therefore, the first support frame 3 and the mixing container 2 are reciprocally oscillated within the range of the predetermined angle α2 around the second axis Y by the rotational movement of the crank body 36.
[0027]
The pivot 40 and the support shaft 24 include the mixing container 2 and the first support frame 3 in the first or second posture A, B, and between the second posture B and the third posture C. The lock mechanism 44 that locks the pivot of the pivot 40 when reciprocally swinging is provided.
As shown in FIGS. 3 and 4, the lock mechanism 44 is formed on a pair of lock pieces 46 provided on a plate member 45 fixed to the rear end of the pivot 40 and a rear end surface of the support shaft 24. Between the pair of lock grooves 47A and 47B with which the lock piece 46 of the first and second lock pieces 46 is detachably engaged, the flange 24A projecting radially outward from the support shaft 24, and the base end portion of the arm body 41. It has an urging member 48 formed of a compression coil spring that is fitted on the upper side and urges the lock piece 46 in a direction (front) to engage with the lock grooves 47A and 47B.
[0028]
The locking grooves 47A and 47B are engaged with the pair 47A with which the lock piece 46 is engaged when the first support frame 3 is in the first posture A and with the lock piece 46 when the first support frame 3 is in the second posture B. The pair 47B is formed by shifting the phase around the pivot axis 40 by a predetermined angle α1 (about 60 ° in the present embodiment). Further, as shown by a one-dot chain line in FIG. 3, the lock piece 46 is formed in a columnar shape, and the lock grooves 47A and 47B are formed in an arc groove so that the outer peripheral surface of the lock piece 46 is engaged. ing. Therefore, when the first support frame 3 is in the first posture A, the lock piece 46 is engaged with one pair of lock grooves 47A, whereby the pivot 40 is locked and the first support frame 3 is locked. The posture of the frame 3 is also maintained.
[0029]
When the operation lever 50 is pulled in the direction indicated by the arrow D against the engagement force of the lock piece 46 with respect to the lock groove 47A (the urging force of the urging member 48), the first support frame 3 rotates about the axis Y. And the pivot 40 is also rotated through the transmission shaft 32, the crank body 36, the connecting shaft 37, the link body 38, and the arm body 41. With this rotation, the pair of lock grooves 47A of the support shaft 24 are rotated. As a result, the lock piece 46 is disengaged and the pivot 40 slides backward against the biasing member 48.
When the first support frame 3 assumes the second posture B, the lock piece 46 is engaged with the other pair of lock grooves 47B and engaged by the urging force of the urging member 48, and the pivot 40 is rotated again. It is supposed to be locked. Therefore, the swing motion of the first support frame 3 with the pivot 40 locked is possible.
[0030]
A first detection sensor 52 including a limit switch that detects that the first support frame 3 is in the first posture A or the second posture B is provided at a lower portion in the first support frame 3. The operation piece 52A of the sensor 52 is in contact with the outer peripheral surface of the crank body 36, and is formed on the outer peripheral surface of the crank body 36 when the first support frame 3 is in the first or second posture A or B. It is operated by a concave cam groove 36A.
Further, in the vicinity of the support shaft 24 in the second support frame 5, the first support frame 3 swings between the second posture B or between the second posture B and the third posture C. A second detection sensor 53 comprising a limit switch for detecting the state is provided, and the operation piece 53A of the second detection sensor 53 is brought into contact with the bent portion 45A of the plate member 45 fixed to the rear end of the pivot 40. It is designed to be operated.
[0031]
When only the first detection sensor 52 is detected, it can be determined that the first support frame 3 is in the first posture A, and both the first and second detection sensors 52 and 53 are detected. When it is, it can be determined that the first support frame 3 is in the second posture B. When only the second sensor 53 is detected, the first support frame 3 is in the second posture B and the third posture C. It is possible to determine that the position is swinging and the posture is not the second posture B.
In the configuration described above, when the drive motor 30 of the first and second drive means 4 and 6 is operated in the state where the first support frame 3 and the mixing container 2 are in the second posture B, the mixing container 2 is operated by the above-described operation. Rotates about the first axis X, and the first support frame 3 and the mixing container 2 reciprocate up and down between the second and third postures B and C in a substantially horizontal posture.
[0032]
In this way, by causing the mixing container 2 to perform a complicated motion combining the rotation around the first axis X and the swinging around the second axis Y, the internal ingredients can be mixed into the mixing container 2. While being relatively moved along the inner surface of the container in the direction opposite to the rotation direction, the agitation member 11 is loosened by the substantially horizontal stirring member 11 and mixed back and forth, and the bottom side of the mixing container 2 and the lid 10 side The left and right are mixed. That is, in the food mixing device 1 of the present invention, the food can be mixed uniformly in a short time by moving the food in the front-rear and left-right directions.
[0033]
Further, since the mixing container 2 can be moved in a complicated manner, the food can be suitably mixed even when the amount of the food with respect to the volume of the mixing container 2 is relatively large. In other words, the small mixing container 2 However, since a large amount of ingredients can be mixed as much as possible, it can contribute to downsizing of the apparatus. Therefore, the present invention is particularly useful for a relatively small food mixing device that can be used in ordinary households and small restaurants.
The mixing container 2 and the first support frame 3 are configured not to rotate 360 ° around the second axis Y, but to oscillate by a predetermined angle (about 60 °). While restraining, the load which arises in the connection part between the 1st, 2nd support frames 3 and 5 etc. can be made small.
[0034]
Further, since the first and second drive means 4 and 6 are operated using the same drive motor 30, the structure can be simplified and the cost can be reduced, and both drive means 4 and 6 can be connected by the same transmission shaft 32. It can be operated reliably in synchronism.
Note that clutches 55 and 56 for connecting and disconnecting power transmission may be provided on the transmission shaft 32 of the first and second drive means 4 and 6 so that the drive means 4 and 6 are individually operated. It may be configured so that it can be driven or intermittently driven.
[0035]
The ventilation means 7 includes a blower device (blower device) 62 having a motor 60 provided at an upper portion of the intermediate frame 3C and a fan 61 provided at a rear portion of the upper frame 3A and driven by the motor 60, An outside air intake 63 is formed on the upper surface of the upper frame 3 </ b> A above the blower device 62. The outside air (cooling air) flowing in from the intake port 63 passes through the upper frame 3A as a duct, and is mixed through an inflow path formed by the inside of the cylinder of the connecting body 20 and the connected body 21. 2 flows in.
[0036]
Further, an inflow guide 64 is provided on the inner surface side of the lid body 10 at an interval that allows air to flow. The inflow guide 64 is a circle having an outer diameter slightly smaller than the inner diameter of the mixing container 2. It is formed in a plate shape, and the cooling air that has flowed into the mixing container 2 is guided radially outward toward the inner surface of the mixing container 2. The outer peripheral end of the guide guide 64 is bent obliquely downward so that the cooling air can be smoothly turned toward the bottom side of the mixing container 2.
An exhaust port 65 communicating with the outside air is formed on the upper surface of the front side of the upper frame 3A. The exhaust port 65 faces the inside of the upper frame 3A, the connecting body 20 and the connected body 21 downward. While passing through, an exhaust pipe 66 in the vertical direction with its lower end disposed in the mixing container 2 is connected. The lower end portion of the exhaust tube 66 is formed of a porous member such as a wire mesh or a punching metal, and allows air to flow inside and outside the container 2 and prevents leakage of food materials inside the container 2.
[0037]
Therefore, the cooling air that has flowed into the mixing container 2 is guided to the inner surface side of the mixing container 2 by the inflow guide 64, circulates in the container 2, cools the food, and then discharges from the central exhaust tube 66 to the outside. Here, the inflow guide 64 controls the flow so that the cooling air is not directly discharged from the exhaust tube 66 without circulating in the container 2. Yes.
Further, since the cooling air is introduced into and discharged from the mixing container 2 at the lid 10 portion, it is not necessary to separately form a hole or the like for the cooling air to pass through the mixing container 2, so that the cost can be reduced. become.
[0038]
The ventilation means 7 (especially the blower device 62) is disposed substantially opposite to the first and second drive means 4 and 6 (especially the drive motor 30) with the second axis Y interposed therebetween. Thus, the weight balance of the first support frame 3 can be suitably maintained, and the occurrence of vibration accompanying the swinging motion of the first support frame 3 can be suppressed.
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be appropriately changed in design.
For example, the food can be mixed by reciprocally swinging the mixing container 2 and the first support frame 3 in the left-right direction by a predetermined angle from the state in which the mixing container 2 and the first support frame 3 are in the first posture A. 5 can also be provided.
[0039]
Further, when mixing the ingredients, the swing angles of the first support frame 3 and the mixing container 2 are not limited to the above, and can be changed as appropriate, and the first support frame 3 and the mixing container 2 can be changed to the second axis. It is also possible to mix the ingredients by continuously rotating 360 ° around Y.
The first axis X and the second axis Y are not limited to be arranged to be orthogonal to each other, but can be arranged in an inclined relationship. Alternatively, the first axis X may be set in a lateral direction orthogonal to the axis of the mixing container 2, and the second axis Y may be set to be orthogonal (or inclined) to the first axis X.
[0040]
The first support frame 3 can be formed in a mouth shape so as to surround the entire circumference of the mixing container 2, and the second support frame 5 is capable of pivoting the first support frame 3 from the front and the rear in a doubly supported manner. It can also be configured to support.
The food mixing device according to the present invention can be used not only for mixing rice and vinegar, but also for mixing processing and cooling processing in the process of making mixed rice, spaghetti, potato macaroni salad and the like.
In addition, the present invention can be applied not only to a relatively small food mixing device, but also to a large food mixing device used in large restaurants, sushi restaurants, etc., and seasonings such as vinegar are contained in the mixing container. A device for automatically loading may be built in or juxtaposed.
[0041]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, by changing the posture of the first support frame while rotating the mixing container around the first axis, the ingredients inside can be moved in various ways in a short time. It becomes possible to mix evenly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a food mixing device according to the present invention.
FIG. 2 is a side view (partial sectional view) of the same.
FIG. 3 is a side sectional view showing details of a connecting portion of the first and second support frames.
FIG. 4 is a front view showing a lock mechanism.
FIG. 5 is a front sectional view showing a state in which the first support frame is in a first posture.
FIG. 6 is a front sectional view showing a state in which the first support frame is in a second posture.
FIG. 7 is a front sectional view showing a state in which the first support frame is in a third posture.
[Explanation of symbols]
1 Food mixing device
2 Mixing container
3 First support frame
4 First drive means
5 Second support frame
6 Second drive means
7 Ventilation means
X 1st axis
Y Second axis

Claims

A mixing container (2) capable of storing foodstuffs, and a first support frame (1) for rotatably supporting the mixing container (2) around a first axis (X) via a first driving means (4) 3) and the first support frame (3) reciprocally swings around the second axis (Y) perpendicular to the first axis (X) via the second drive means (6). A food mixing device comprising a second support frame (5) that is freely supported.

The second drive means (6) is characterized in that the first support frame (3) and the first axis (X) of the mixing container (2) can be reciprocated up and down around a horizontal state. The food mixing device according to claim 1.

By reciprocatingly swinging the first support frame (3) around the second axis (Y) while rotating the mixing container (2) around the first axis (X), the mixing container (2) The food mixing apparatus according to claim 1 or 2, wherein the food is mixed.

The second driving means (6) includes a pivot (40) pivotably supported with respect to the second support frame (5), and an arm body (41) having one end fixed to the pivot (40). A crank body (36) connected to the arm body (41) via a link body (48) and reciprocatingly swinging the arm body (41) by rotating. The food mixing device according to any one of?

Ingredients mixing apparatus according to any one of claims 1 to 4, characterized in that the second drive means (6) is provided on the first supporting frame (3).

The food mixing device according to claim 5, characterized in that the first and second drive means (4, 6) are actuated by the same drive source (30).

A blower (62) for flowing cooling air into the mixing container (2) into the first support frame (3), and an inlet for taking outside air as cooling air by the blower (62) The food mixing device according to any one of claims 1 to 6, further comprising: (63) and a discharge port (65) for discharging the cooling air flowing into the mixing container (2).

The first support frame (3) is provided with a blower (62) for flowing cooling air into the mixing container (2), and the aeration device (7) and the first drive means (4) or The food mixing device according to claim 5 or 6, wherein a drive source (30) of the second drive means (6) is disposed opposite to the second axis (Y).