JP3648038B2

JP3648038B2 - Wiper blade

Info

Publication number: JP3648038B2
Application number: JP00770498A
Authority: JP
Inventors: 英志佐原; 秀典石原
Original assignee: Asmo Co Ltd
Current assignee: Asmo Co Ltd
Priority date: 1998-01-19
Filing date: 1998-01-19
Publication date: 2005-05-18
Anticipated expiration: 2018-01-19
Also published as: JPH11198768A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車のウインドシールドガラス等を払拭するワイパ装置に適用されるワイパブレードに関する。
【０００２】
【従来の技術】
自動車のウインドシールドガラス等を払拭する車両用ワイパ装置では、ウインドシールドガラスが曲面ガラスであっても払拭性能が低下することなく確実に払拭できるように、所謂トーナメント式のワイパブレードが一般的に用いられている。
【０００３】
この種のトーナメント式ワイパブレードでは、複数のレバー及びブレードラバーによってワイパブレードが構成されている。複数のレバーのうち、ワイパアームのアームピースに回動可能に保持されたプライマリレバーによって複数のセカンダリレバーが保持され、さらに、各セカンダリレバーによってヨークレバーが保持され、これらのヨークレバーによってブレードラバーが保持される構成となっている。すなわち、各レバーは、ウインドシールドガラスに対する法線方向（ブレードラバーの高さ方向）に順次連結された構造となっており、各レバーの連結部分は、それぞれ回動可能な関節部とされている。
【０００４】
したがって、単一のワイパブレードでありながら複数の関節部が設けられた構造であるため、ウインドシールドガラスが曲面ガラスであっても、各レバーの連結部分（関節部）がウインドシールドガラスの湾曲に応じて屈曲することにより、ブレードラバーをウインドシールドガラス面に密着させることができ、払拭性能が低下することなく確実に払拭できる。
【０００５】
しかしながら、従来のこのようなトーナメント式ワイパブレードでは、前述の如く各レバーがブレードラバーの高さ方向に単に連結された構成であるため、各レバーの連結部分（関節部）を適宜増加しブレードラバー支持点を増加することによって高曲率のウインドシールドガラスであっても対応できる（ガラス曲面への追従性が向上する）ものの、反面、連結部分（関節部）が増加することによって必然的に部品点数やブレード組付け工数が増加し、コスト高の原因であった。
【０００６】
また、前述の如き従来のトーナメント式ワイパブレードでは、各レバーがブレードラバーの高さ方向に単に連結された構成であるため、ワイパブレードの車両進行方向に対する前面投影面積が増加する。このため、車両速度が速くなるにつれて空気抵抗及び揚力が増加することになる。この空気抵抗の増加は、車両用ワイパ装置としては当然ながら好ましくなく、各部の必要強度を大きくしたりワイパモータを大型化する必要を生じる。一方、揚力の増加はワイパブレード（ブレードラバー）の所謂浮き上がりを生じることになる。したがって、この場合には、ブレードラバーがウインドシールドガラス面に密着せず、払拭性能が低下することになる。
【０００７】
この場合、ウインドシールドガラスの更なる高曲率化が進んでも前面投影面積が増加することなく対応できるワイパ装置（ワイパブレード）が、特開平４−１２９８６２号公報に提案されている。この公報に示されたワイパ装置（ワイパブレード）では、ブレードラバーを保持する各レバーがブレードラバーの側面の側に（幅方向に沿って）配置連結された構成であるため、前面投影面積が増加することがなく、車両の高速化に伴うウインドシールドガラスの更なる高曲率化が進んでも払拭性能が低下することなく確実に払拭できる。
【０００８】
しかしながら、前記公報に示されたワイパ装置（ワイパブレード）では、ブレードラバーの側面の側に配置された各レバーは、依然としてトーナメント式に連結された構成であるため、高曲率のウインドシールドガラスに対応させるために連結部分（関節部）を増加しブレードラバー支持点を増加すると、一般的なトーナメント式ワイパブレードと同様に、部品点数やブレード組付け工数が増加してしまう。
【０００９】
また一方、前述の如き各レバーの連結部分（関節部）においては、各レバーは連結ピンを介して回動可能に連結された構成となっているが、この連結ピンの固定ピッチとレバーの幅方向寸法との組み付け誤差や寸法誤差等のために、また、当該連結部位においては互いのレバーが相対回動しなければならないために、連結し合うレバーとレバーとの間に僅かな隙間を生じてしまう。このレバーとレバーとの隙間（間隔）が大きいとガタツキを生じて、払拭時に異音が発生する等の不具合があり、一方、前記隙間が狭いと当該連結部位に付着した水滴が毛細管現象によって隙間の内部に浸入し、外気温の低下で凍結し、各レバーの追従性が低下する恐れもあり、これらを共に防止できる対策が必要である。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、部品点数やブレード組付け工数が低減して低コストとすることができるのみならず、各レバーの連結部分（関節部）のガタツキを防止しながらもシール性（防水性）を有し、各レバーの連結部分の浸水・凍結を防止して各レバーの追従性を維持し、払拭性能が低下することがないワイパブレードを得ることが目的である。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
請求項１に係る発明のワイパブレードは、ワイパアームに回動可能に保持される第１レバーの一側面側に第２レバーを配置し他側面側に第３レバーを配置すると共に前記第１レバーの両端に前記第２レバー及び第３レバーを同一軸で回動可能に連結し、前記第２レバー及び第３レバーの端部によってブレードラバーを保持したワイパブレードにおいて、前記第１レバーと前記第２レバー及び第３レバーとのうちの何れか一方に側方へ突出して設けられた支軸と、前記レバーのうちの何れか他方に形成され前記支軸が挿入可能な軸孔と、前記軸孔に連通するスリットまたは溝と、前記スリットまたは溝に挿入可能でかつ前記挿入状態では前記支軸に係合する係止部材と、を有し、前記第１レバーと第２レバー及び第３レバーとの連結を、前記支軸を前記軸孔に挿入し、前記スリットまたは溝から前記係止部材を挿入して前記支軸に係合させ、前記支軸の軸孔からの抜けを防止して行い、かつ、前記支軸による前記第１レバーと第２レバー及び第３レバーとの連結対向面間に、前記支軸の軸線方向に沿って前記連結対向面を密着状態で押圧する弾性シール部材を介在させ、前記連結対向面間における前記支軸の周囲を外部と遮断した、ことを特徴としている。
【００１２】
請求項１記載のワイパブレードでは、第２レバー及び第３レバーが第１レバーの一側面側と他側面側とにそれぞれ位置され、かつ第１レバーの両端に同一軸で連結され、これらの第２レバー及び第３レバーの端部によってブレードラバーが保持される。
【００１３】
このため、従来の一般的なトーナメント式のワイパブレードに比べて、ブレードラバー支持点の数が同じであれば全体的な各レバーの数（部品点数）及び各レバーの連結部分（関節部）の数が低減される。換言すれば、ブレードラバー支持点の数を減少させることなく、部品点数が低減される。したがって、高曲率のウインドシールドガラスであっても対応できる（ガラス曲面への追従性が向上する）のみならず、部品点数やブレード組付け工数を低減することができ、低コストとなる。
【００１４】
また、請求項１記載のワイパブレードでは、第１レバーと第２レバー及び第３レバーとの連結は、支軸が軸孔に挿入され、スリットまたは溝から係止部材が挿入されて支軸に係合し、支軸の軸孔からの抜けが防止されて行われる。すなわち、支軸は軸孔内に回動可能に埋設され、外部には直接露出しない構成となっている。
【００１５】
これにより、例えば雪や氷が支軸（すなわち、第１レバーと第２レバー及び第３レバーとの連結部位）に付着し難くなり、第２レバー及び第３レバーの回動が損なわれることがない。したがって、降雪状態における使用に際しても、ウインドシールドガラスへの追従性が低下することがなく、良好な払拭性を確保できる。
【００１６】
さらに、請求項１記載のワイパブレードでは、支軸による第１レバーと第２レバー及び第３レバーとの連結対向面間に、弾性シール部材が配置されている。この弾性シール部材は、支軸の軸線方向に沿って前記各レバーの連結対向面を密着状態で押圧しており、各レバーの連結対向面間における支軸の周囲が外部と遮断されている。したがって、各レバーの連結部分（関節部）におけるガタツキが防止され、払拭時に異音が発生することがない。しかも、雪や氷に止まらず、水滴が例えば毛細管現象によって各レバーの連結対向面間に浸入することを防止することができる。これにより、当該部位が外気温の低下で凍結する恐れがなくなり、ウインドシールドガラスへの追従性が低下することがなく、良好な払拭性を確保できる。
【００１７】
このように、請求項１記載のワイパブレードは、部品点数やブレード組付け工数が低減して低コストとすることができるのみならず、各レバーの連結部分（関節部）のガタツキを防止しながらもシール性（防水性）を有し、各レバーの連結部分の浸水・凍結を防止して各レバーの追従性を維持し、払拭性能が低下することがない。
【００１８】
なお、請求項１記載のワイパブレードにおいては、支軸や軸孔は、第１レバー、あるいは第２レバー及び第３レバーの何れに設けてもよい。すなわち、第１レバーに支軸を設けると共に第２レバー及び第３レバーに軸孔を設ける構成としてもよく、また、第１レバーに軸孔を設けると共に第２レバー及び第３レバーに支軸を設ける構成としてもよい。
【００１９】
また、弾性シール部材としては、Ｏリングや皿バネ等を適用することができる。
【００２０】
請求項２に係る発明のワイパブレードは、ワイパアームに回動可能に保持される第１レバーの一側面側に第２レバーを配置し他側面側に第３レバーを配置すると共に前記第１レバーの両端に前記第２レバー及び第３レバーを同一軸で回動可能に連結し、前記第２レバー及び第３レバーの端部によってブレードラバーを保持したワイパブレードにおいて、前記第１レバーと前記第２レバー及び第３レバーとのうちの何れか一方に側方へ突出して設けられた支軸と、前記レバーのうちの何れか他方に形成され前記支軸が挿入可能でかつ前記挿入状態では前記支軸に係合する係止部が設けられた軸孔と、を有し、前記第１レバーと第２レバー及び第３レバーとの連結を、前記支軸を前記軸孔に挿入し、前記支軸を前記係止部に係合させ、前記支軸の軸孔からの抜けを防止して行い、かつ、前記支軸による前記第１レバーと第２レバー及び第３レバーとの連結対向面間に、前記支軸の軸線方向に沿って前記連結対向面を密着状態で押圧する弾性シール部材を介在させ、前記連結対向面間における前記支軸の周囲を外部と遮断した、ことを特徴としている。
【００２１】
請求項２記載のワイパブレードでは、第１レバーと第２レバー及び第３レバーとの連結は、支軸が軸孔に挿入され、支軸が係止部に係合し、支軸の軸孔からの抜けが防止されて行われる。すなわち、支軸は軸孔内に回動可能に埋設され、外部には直接露出しない構成となっている。
【００２２】
これにより、前述した請求項１記載のワイパブレードと同様に、第２レバー及び第３レバーの回動が損なわれることがなく、降雪状態における使用に際してもウインドシールドガラスへの追従性が低下することがなく、良好な払拭性を確保できる。さらに、軸孔に設けられた係止部に支軸を直接係合させる構成であるため、支軸の軸孔からの抜けを防止するための係止部材等が不要であり、部品点数及び組付け工数を低減することができる。
【００２３】
またさらに、請求項２記載のワイパブレードでは、前述した請求項１記載のワイパブレードと同様に、支軸による第１レバーと第２レバー及び第３レバーとの連結対向面間に、弾性シール部材が配置されている。この弾性シール部材は、支軸の軸線方向に沿って前記各レバーの連結対向面を密着状態で押圧しており、各レバーの連結対向面間における支軸の周囲が外部と遮断されている。したがって、各レバーの連結部分（関節部）におけるガタツキが防止され、払拭時に異音が発生することがない。さらに、雪や氷に止まらず、水滴が例えば毛細管現象によって各レバーの連結対向面間に浸入することを防止することができる。これにより、当該部位が外気温の低下で凍結する恐れがなくなり、ウインドシールドガラスへの追従性が低下することがなく、良好な払拭性を確保できる。
【００２４】
このように、請求項２記載のワイパブレードは、部品点数やブレード組付け工数が低減して低コストとすることができるのみならず、各レバーの連結部分（関節部）のガタツキを防止しながらもシール性（防水性）を有し、各レバーの連結部分の浸水・凍結を防止して各レバーの追従性を維持し、払拭性能が低下することがない。
【００２５】
なお、請求項２記載のワイパブレードにおいては、支軸や軸孔は、第１レバー、あるいは第２レバー及び第３レバーの何れに設けてもよい。すなわち、第１レバーに支軸を設けると共に第２レバー及び第３レバーに軸孔を設ける構成としてもよく、また、第１レバーに軸孔を設けると共に第２レバー及び第３レバーに支軸を設ける構成としてもよい。
【００２６】
また、弾性シール部材としては、Ｏリングや皿バネ等を適用することができる。
【００２７】
【発明の実施の形態】
図１には本発明の第１の実施の形態に係るワイパブレード１０の全体構成が平面図にて示されており、図２にはワイパブレード１０の全体構成が正面図にて示されている。
【００２８】
ワイパブレード１０は、第１レバーとしてのプライマリレバー１２と、第２レバーとしての一対のセカンダリレバー１４、１６、第３レバーとしての一対のヨークレバー１８、２０、及びウインドシールドガラスに当接するブレードラバー２２とによって構成されている。
【００２９】
プライマリレバー１２のそれぞれ長手方向中間部には、脚板部２４と脚板部２６が互いに対向して形成されており、これらの脚板部２４、２６の対向間隙には、ホルダ２８がプライマリレバー１２と相対回転可能に取り付けられている。このホルダ２８は、図示を省略したワイパアームのリテーナ（アームピース）に対応した形状のブロツク材で、ホルダ２８にアームピース先端部が嵌り込むことによって、プライマリレバー１２がアームピース（ワイパアーム）に揺動可能に支持される構成である。
【００３０】
ここで、ホルダ２８の配置位置、すなわちワイパアームによるプライマリレバー１２の押圧点は、後述するセカンダリレバー１４、１６、及びヨークレバー１８、２０によって保持されるブレードラバー２２の長手中心線Ｍ上方に設定されている。
【００３１】
また、プライマリレバー１２には、ワイパクローズ移動方向の側（換言すれば、相対気流の上流側）の下端部に、フィン部３０が形成されており、所謂エアダムとなっている。
【００３２】
プライマリレバー１２の両端部には、それぞれ連結部３２が形成されている。一方の連結部３２には、セカンダリレバー１４とヨークレバー１８が連結されており、また、他方の連結部３２には、セカンダリレバー１６とヨークレバー２０が連結されている。
【００３３】
セカンダリレバー１４、１６は、樹脂製とされており、プライマリレバー１２の一側面側、換言すればワイパオープン移動方向の側（相対気流の下流側）に位置している。また、ヨークレバー１８、２０は、樹脂製とされており、プライマリレバー１２の他側面側、換言すればワイパクローズ移動方向の側（相対気流の上流側）に位置している。これらセカンダリレバー１４とヨークレバー１８が共にプライマリレバー１２の一方の連結部３２に同一軸で回動可能に連結されており、また、セカンダリレバー１６とヨークレバー２０が共にプライマリレバー１２の他方の連結部３２に同一軸で回動可能に連結されている。
【００３４】
ここで、図３には連結部３２の詳細が斜視図にて示されており、図４には連結部３２の詳細が断面図にて示されている。なお、プライマリレバー１２の両端の連結部３２は何れも基本的に同一構造であるため、一方の連結部３２について説明する。
【００３５】
連結部３２では、プライマリレバー１２の端部に貫通孔３６が形成されており、この貫通孔３６に支軸３８が貫通して両側方へ向けて突出して設けられている。この支軸３８は金属製で、その先端にはリング状に係止溝４０が形成されている。一方、セカンダリレバー１４及びヨークレバー１８には、支軸３８に対応して有底の軸孔４２が形成されており、さらに、この軸孔４２に連通するスリット４４がセカンダリレバー１４及びヨークレバー１８の裏側（各レバーの払拭面側）に開口して形成されている。スリット４４には、係止部材としてのストッパ４６が挿入されている。ストッパ４６は、リング状の切欠きを有するプレート式（通常、ＥリングやＣリングと称される）とされており、支軸３８の係止溝４０に係合している。すなわち、軸孔４２に支軸３８が挿入され、この状態でスリット４４に挿入されたストッパ４６が係止溝４０に係合することで支軸３８の軸孔４２からの抜けが防止され、セカンダリレバー１４とヨークレバー１８が共にプライマリレバー１２の連結部３２に同一軸で回動可能に連結された構成である。なお、前記ストッパ４６は、所謂クリップ状のワイヤ式としても何ら差し支えない。
【００３６】
また、支軸３８によるプライマリレバー１２とセカンダリレバー１４及びヨークレバー１８との連結対向面は凹状に形成されて収容部４７が設けられており、さらに、この収容部４７には弾性シール部材としてのＯリング４８が収容配置されている。このＯリング４８は、プライマリレバー１２とセカンダリレバー１４及びヨークレバー１８との連結対向面間に介在することにより、連結状態では支軸３８の軸線方向に沿って各レバーの連結対向面を密着状態で押圧している。これにより、各レバーの連結対向面間における支軸３８の周囲を外部と遮断している。
【００３７】
一方、これらのセカンダリレバー１４、１６、ヨークレバー１８、２０の長手方向両端部には、断面コ字状に屈曲して腕部３４が形成されており、各腕部３４がブレードラバー２２を抱持している。
【００３８】
この場合、これらのセカンダリレバー１４、１６は、プライマリレバー１２（連結部３２）への連結部位からそれぞれ両端部へかけて、ブレードラバー２２の長手中心線Ｍへ向けて（すなわち、ワイパクローズ移動方向の側へ向けて）湾曲して形成されている。一方、ヨークレバー１８、２０は、プライマリレバー１２（連結部３２）への連結部位から両端部へかけて、ブレードラバー２２の長手中心線Ｍへ向けて（すなわち、ワイパオープン移動方向の側へ向けて）湾曲して形成されている。これにより、セカンダリレバー１４、１６、及びヨークレバー１８、２０は、それぞれの腕部３４によってブレードラバー２２を同一直線上で保持している。
【００３９】
次に本第１の実施の形態の作用を説明する。
上記構成のワイパブレード１０では、セカンダリレバー１４、１６がプライマリレバー１２の一側面側に位置し、ヨークレバー１８、２０がプライマリレバー１２の他側面側に位置しており、かつ、プライマリレバー１２の連結部３２にそれぞれ同一軸である支軸３８に連結され、これらのセカンダリレバー１４、１６、及びヨークレバー１８、２０の腕部３４によってブレードラバー２２が同一直線上で保持される。
【００４０】
このワイパブレード１０が車両のウインドシールドガラスに適用された状態では、ウインドシールドガラスの湾曲に応じて各レバーが連結部分の支軸（プライマリレバー１２の連結部３２の支軸３８）周りにそれぞれ回動し、ブレードラバー２２はウインドシールドガラス面に密着した状態となる。したがって、払拭性能が低下することがなく確実に払拭できる。
【００４１】
また、ワイパブレード１０では、従来の一般的なトーナメント式のワイパブレードに比べて、ブレードラバー２２を支持する支持点の数が同じであれば全体的な各レバーの数（部品点数）及び各レバーの連結部分（関節部、すなわちプライマリレバー１２の連結部３２）の数が低減される。換言すれば、ブレードラバー２２を支持する支持点の数を減少させることなく、部品点数が低減される。したがって、高曲率のウインドシールドガラスであっても対応できる（追従性が向上する）のみならず、部品点数やブレード組付け工数を低減することができ、低コストとなる。
【００４２】
また、ワイパブレード１０では、セカンダリレバー１４、１６がプライマリレバー１２の一側面側に位置し、ヨークレバー１８、２０がプライマリレバー１２の他側面側に位置して連結されているため、換言すれば、セカンダリレバー１４、１６及びヨークレバー１８、２０はブレードラバー２２の肉厚方向に沿って配置されて連結されるため、払拭面からの高さＨ（払拭面の法線方向のブレード高さ）が最小限に抑えられる。したがって、高速走行時の空気抵抗を低減でき、かつワイパブレード１０の浮き上がりも防止することができる。また、これによりワイパモータ等の駆動負荷を低減できるので小型軽量化を図ることができる。
【００４３】
またこのため、ワイパブレード１０では、例えば仮に各レバー間に雪や氷等が付着しても、各レバーの連結部位（プライマリレバー１２の連結部３２）においてセカンダリレバー１４、１６とヨークレバー１８、２０、プライマリレバー１２とセカンダリレバー１４、１６又はヨークレバー１８、２０とが互いに反対方向へ相対的に回動することにより、付着した雪や氷等がレバーから引き剥がされ、容易に取り除かれる。つまり、ブレードラバー２２の高さ方向に各レバーを連結した従来のワイパブレードのように、各レバーの回動は回動軸部分の一方側ではレバーは互いに離間し他方側では互いに接近するものではなく、本第１の実施の形態は各レバーが回動軸部の両側共に互いに離間または接近するものである。そのため、互いに離間する場合は、雪や氷がレバーとレバーとの間（上下レバー間）に付着（特に接近回動する側に付着）しそのレバーの回動が雪を挟む状態となって回動が妨げられ、ガラス曲面への追従性が低下してしまうというような従来の不具合はなく、むしろ付着した雪や氷などが各レバーの回動によって容易に取り除かれるものである。また、互いに接近する方向に回動する場合にも各レバーはプライマリレバー１２の両側面側に配置されているので、互いに重なり合うことなく相対的に回動でき、これによっても付着した雪や氷が各レバーから容易に取り除かれる。したがって、降雪状態における使用に際しても、ウインドシールドガラスへの追従性が低下することがなく、良好な払拭性を確保できる。
【００４４】
またさらに、ワイパブレード１０では、各レバーの連結部位（プライマリレバー１２の連結部３２）においては、支軸３８が軸孔４２に挿入され、スリット４４からストッパ４６が挿入されて支軸３８の係止溝４０に係合し、支軸３８の軸孔４２からの抜けが防止されて、樹脂製のセカンダリレバー１４、１６及びヨークレバー１８、２０とプライマリレバー１２との連結が行われてる。すなわち、金属製の支軸３８は貫通孔３６及び軸孔４２内に回動可能に埋設され、外部には直接露出しない構成となっている。したがって、雪や氷が支軸３８自体に付着し難くなり、セカンダリレバー１４、１６及びヨークレバー１８、２０の回動が損なわれることがない。したがって、これによっても、ウインドシールドガラスへの追従性が低下することがなく、良好な払拭性を確保できる。
【００４５】
またさらに、ワイパブレード１０では、支軸３８によるプライマリレバー１２とセカンダリレバー１４、１６及びヨークレバー１８、２０との連結対向面間に、Ｏリング４８が配置されている。このＯリング４８は、支軸３８の軸線方向に沿って前記各レバーの連結対向面を密着状態で押圧しており、各レバーの連結対向面間における支軸３８の周囲が外部と遮断されている。
【００４６】
ここで、図４に示す如く、
Ａ：支軸３８によるセカンダリレバー１４、１６とヨークレバー１８、２０との連結対向間距離（支軸３８の実質的な連結軸長さ）
Ｂ：支軸３８によるセカンダリレバー１４、１６の連結位置（ストッパ４６係止位置）からプライマリレバー１２との連結対向面までの距離
Ｃ：プライマリレバー１２のセカンダリレバー１４、１６との連結対向面からヨークレバー１８、２０との連結対向面までの間の距離
Ｄ：支軸３８によるヨークレバー１８、２０の連結位置（ストッパ４６係止位置）からプライマリレバー１２との連結対向面までの距離
Ｅ：Ｏリング４８の自然状態における径寸法または厚さ寸法
とすると、
支軸３８の固定ピッチと各レバーの幅方向寸法との組み付け誤差や寸法誤差等のために、また、当該連結部位においては互いのレバーが相対回動しなければならないために、連結し合うセカンダリレバー１４、１６とプライマリレバー１２との間、あるいはヨークレバー１８、２０とプライマリレバー１２との間に僅かな隙間を生じてしまう。すなわち、『Ａ＞Ｂ＋Ｃ＋Ｄ』の関係で各レバーが存在する。換言すれば、各レバー間には『Ａ−（Ｂ＋Ｃ＋Ｄ）』の隙間が存在する。このようなレバー間の隙間（間隔）が大きいとガタツキを生じて、払拭時に異音が発生したり、隙間から露出した支軸３８に水滴や雪が付着して凍結する等の不具合があり、一方、前記隙間が狭くても当該連結部位に付着した水滴が毛細管現象によって隙間の内部に浸入し、外気温の低下で凍結し、各レバーの追従性が低下する恐れもある。
【００４７】
この点、本実施の形態に係るワイパブレード１０では、前述の如く各レバーの連結対向面間にＯリング４８が配置されているため、
『Ａ＜Ｂ＋Ｃ＋Ｄ＋２Ｅ』
となる寸法関係が成立するように設定すれば、組み付け完了状態においてＯリング４８が支軸３８の軸線方向に沿って前記各レバーの連結対向面を密着状態で押圧し、各レバーの連結対向面間における支軸３８の周囲が外部と遮断された状態とすることができる。すなわち、上記寸法関係によって各レバー間の隙間をなくすと同時に支軸部分への浸水を防止することができる。
【００４８】
したがって、各レバーの関節部（連結部３２）におけるガタツキが防止され、払拭時に異音が発生することがない。さらに、雪や氷に止まらず、水滴が例えば毛細管現象によって各レバーの支軸部分（連結部３２）に浸入することを防止することができる。これにより、当該部位が外気温の低下で凍結する恐れがなくなり、ウインドシールドガラスへの追従性が低下することがなく、良好な払拭性をより一層確保できる。
【００４９】
さらに、ワイパブレード１０では、ワイパアームによるプライマリレバー１２の押圧点（ホルダ２８の形成位置）がブレードラバー２２の長手中心線Ｍ上方に設定されているため、ブレードラバー２２に長手中心線Ｍ周りの偶力が作用することがなく、ブレードラバー２２の良好な反転動作を得ることができる。
【００５０】
またさらに、ワイパブレード１０では、セカンダリレバー１４、１６は、プライマリレバー１２（連結部３２）への連結部位からそれぞれ両端部へかけて、ブレードラバー２２の長手中心線Ｍへ向けて湾曲して形成されており、ヨークレバー１８、２０は、プライマリレバー１２（連結部３２）への連結部位から両端部へかけて、ブレードラバー２２の長手中心線Ｍへ向けて湾曲して形成されているため、ブレードラバー２２を直線状に好適に保持することができる。
【００５１】
すなわち、上記構成のワイパブレード１０では、セカンダリレバー１４、１６及びヨークレバー１８、２０がプライマリレバー１２の一側面側と他側面側とにそれぞれ位置して同一軸で連結されているため、これらのセカンダリレバー１４、１６及びヨークレバー１８、２０を単純な板状に形成して単にブレードラバー２２を保持する構成とすると、ブレードラバー２２が長手方向に沿って波状に折り曲げられ、直線状に保持することができない。このようにブレードラバー２２が波状に折り曲げられて保持されると、ブレードラバー２２の反転動作がスムースに行われず、払拭性を損ねてしまうことになる。
【００５２】
これに対し、本第１の実施の形態に係るのワイパブレード１０では、セカンダリレバー１４、１６及びヨークレバー１８、２０はブレードラバー２２の長手中心線Ｍへ向けて湾曲して形成されているため、これらのセカンダリレバー１４、１６及びヨークレバー１８、２０によってブレードラバー２２を直線状に好適に保持することができる。
【００５３】
したがって、ワイパアームによるプライマリレバー１２の押圧点がブレードラバー２２の長手中心線Ｍ上方に設定されていることと相まって、ブレードラバー２２に長手中心線Ｍ周りの偶力が作用することがなく、ワイパアームによる押圧力はプライマリレバー１２からセカンダリレバー１４、１６及びヨークレバー１８、２０を介してバランス良くブレードラバー２２へ伝達される。これにより、ブレードラバー２２の良好な反転動作を得ることができ、払拭性が向上する。
【００５４】
さらに、ワイパブレード１０では、プライマリレバー１２にはフィン部３０が形成されてワイパブレード１０のクローズ方向側にエアダム部が構成されるため、フィン部３０に当たる相対気流によってダウンフォースが得られ、高速走行時のワイパブレード１０の浮き上がりを防止することができると共に、ブレードラバー２２のリツプ部へ流入する空気が減少し、ブレードラバー２２のリツプ部が流入する空気流の抵抗により反転不良を起こすこともなく、高速走行時の払拭性が確保される。
【００５５】
このように、本第１の実施の形態に係るワイパブレード１０は、部品点数やブレード組付け工数が低減して低コストとなり、また高速走行時の空気抵抗を低減できると共に浮き上がりも防止することができるのみならず、各レバーの関節部（連結部３２）のガタツキを防止できると共にシール性（防水性）も有しており、車両の高速化に伴うウインドシールドガラスの更なる高曲率化が進んでも払拭性能が低下することがない。また、高速走行時の空気抵抗を低減できると共に浮き上がりも防止することができる。さらに、前面投影面積が小さいため、乗員の前方視界も向上する。またさらに、空気抵抗および揚力が低減されるため、ワイパ駆動時の負荷が減少され、ワイパモータを小型軽量化することができる。このため、狭いスペースにも設置することができ適用の範囲が拡大し、コストの低減も図ることができる。また、空気流の抵抗で生じるワイパブレード１０のオープン方向移動時およびクローズ方向移動時のスピード差による不快感を乗員に与えることもない。
【００５６】
なお、前記第１の実施の形態においては、プライマリレバー１２の両端部に形成され支軸３８等から成る連結部３２に、セカンダリレバー１４とヨークレバー１８、セカンダリレバー１６とヨークレバー２０が連結され、これらの連結部３２に弾性シール部材としてのＯリング４８を設けて各レバーの連結対向面間におけるガタツキを防止しかつシール性を確保する構成としたが、連結部３２や弾性シール部材の構成はこれに限るものではなく、以下に連結部３２の他の例を順次説明する。この場合、前記第１の実施の形態と基本的に同一の部品には前記第１の実施の形態と同一の符号を付与しその説明を省略している。
【００５７】
図５には本発明の第２の実施の形態に係る連結部３３の構成が断面図にて示されている。
【００５８】
この連結部３３においては、支軸３８によるプライマリレバー１２とセカンダリレバー１４及びヨークレバー１８との連結対向面には、その周縁部分にリング状の収容溝３５が形成されており、さらに、この収容溝３５に弾性シール部材としてのＯリング３７が収容配置されている。この場合も、Ｏリング３７は、プライマリレバー１２とセカンダリレバー１４及びヨークレバー１８との連結対向面間に介在することにより、支軸３８の軸線方向に沿って各レバーの連結対向面を密着状態で押圧している。これにより、各レバーの連結対向面間における支軸３８の周囲を外部と遮断している。他の構成は前記第１の実施の形態に係る連結部３２と同一である。
【００５９】
この連結部３３においても、支軸３８は軸孔４２内に回動可能に埋設され、外部には直接露出しない構成となっているため、雪や氷が支軸３８自体に付着し難くなり、セカンダリレバー１４、１６及びヨークレバー１８、２０の回動が損なわれることがない。また、Ｏリング３７によって各レバーの関節部（連結部３３）におけるガタツキが防止され、払拭時に異音が発生することがない。さらに、雪や氷に止まらず、水滴が例えば毛細管現象によって各レバーの連結対向面間（連結部３３）に浸入することを防止することができる。これにより、当該部位が外気温の低下で凍結する恐れがなくなり、ウインドシールドガラスへの追従性が低下することがなく、良好な払拭性をより一層確保できる。
【００６０】
図６には本発明の第３の実施の形態に係る連結部３９の構成が断面図にて示されている。
【００６１】
この連結部３９においては、支軸３８によるプライマリレバー１２とセカンダリレバー１４及びヨークレバー１８との連結対向面間には、弾性シール部材としてのＯリング４１がそのまま介在されている（挟持状態で配置されている）。この場合も、Ｏリング４１は、プライマリレバー１２とセカンダリレバー１４及びヨークレバー１８との連結対向面間に介在することにより、支軸３８の軸線方向に沿って各レバーの連結対向面を密着状態で押圧している。これにより、各レバーの連結対向面間における支軸３８の周囲を外部と遮断している。したがって、各レバーの関節部（連結部３９）におけるガタツキが防止され、払拭時に異音が発生することがない。さらに、雪や氷に止まらず、水滴が各レバーの連結対向面間（連結部３９）に浸入することを防止することができ、ウインドシールドガラスへの追従性が低下することがなく、良好な払拭性をより一層確保できる。
【００６２】
図７には本発明の第４の実施の形態に係る連結部４３の構成が断面図にて示されている。
【００６３】
この連結部４３においては、支軸３８によるプライマリレバー１２とセカンダリレバー１４及びヨークレバー１８との連結対向面間には、弾性シール部材としての皿バネ４５がそのまま介在されている（挟持状態で配置されている）。この場合も、皿バネ４５は、プライマリレバー１２とセカンダリレバー１４及びヨークレバー１８との連結対向面間に介在することにより、支軸３８の軸線方向に沿って各レバーの連結対向面を密着状態で押圧している。これにより、各レバーの連結対向面間における支軸３８の周囲を外部と遮断している。したがって、各レバーの関節部（連結部４３）におけるガタツキが防止され、払拭時に異音が発生することがない。さらに、雪や氷に止まらず、水滴が各レバーの連結対向面間（連結部４３）に浸入することを防止することができ、ウインドシールドガラスへの追従性が低下することがなく、良好な払拭性をより一層確保できる。
【００６４】
図８には本発明の第５の実施の形態に係る連結部５１の構成が断面図にて示されている。
【００６５】
この連結部５１においては、支軸３８によるプライマリレバー１２とセカンダリレバー１４及びヨークレバー１８との連結対向面間には、前記第４の実施の形態における皿バネ４５に代えて、弾性シール部材としての皿バネ５３が介在されている（挟持状態で配置されている）。皿バネ５３は、周縁部分が屈曲して形成されており、この周縁屈曲部分がセカンダリレバー１４及びヨークレバー１８との連結対向面に面接触している。したがって、各レバーの連結対向面をより一層密着状態で押圧することができ、シール性が一層向上する。このため、各レバーの連結対向面間（連結部５１）への水滴の浸入を一層確実に防止することができ、良好な払拭性をより一層確保できる。
【００６６】
図９には本発明の第６の実施の形態に係る連結部５０の構成が断面図にて示されている。
【００６７】
この連結部５０においては、金属製の支軸５２を備えている。支軸５２は、プライマリレバー１２の端部に圧入されて一体に固定され、両側方へ向けて突出して設けられている。他の構成は前記第１の実施の形態に係る連結部３２と同一である。
【００６８】
この連結部５０においても、金属製の支軸５２は軸孔４２内に回動可能に埋設され、外部には直接露出しない構成となっているため、雪や氷が支軸５２自体に付着し難くなり、セカンダリレバー１４、１６及びヨークレバー１８、２０の回動が損なわれることがない。したがって、ウインドシールドガラスへの追従性が低下することがなく、良好な払拭性を確保できる。また、Ｏリング４８によって各レバーの関節部（連結部５０）におけるガタツキが防止され、払拭時に異音が発生することがない。さらに、雪や氷に止まらず、水滴が例えば毛細管現象によって各レバーの連結対向面間（連結部５０）に浸入することを防止することができる。これにより、当該部位が外気温の低下で凍結する恐れがなくなり、ウインドシールドガラスへの追従性が低下することがなく、良好な払拭性をより一層確保できる。
なお、この連結部５０においては、収容部４７及びＯリング４８に代えて、第２の実施の形態に係る収容溝３５及びＯリング３７を適用して構成することもでき、あるいは、第３の実施の形態に係るＯリング４１、第４の実施の形態に係る皿バネ４５、第５の実施の形態に係る皿バネ５３等を適用して構成することもできる。
【００６９】
図１０には本発明の第７の実施の形態に係る連結部５６の構成が断面図にて示されている。
【００７０】
この連結部５６においては、プライマリレバー１２の先端部はＵ字状に二股形に形成されて腕部５８、６０が設けられており、一方の腕部６０には貫通孔６２が形成されており、他方の腕部５８には有底の軸孔６４が形成されている。この貫通孔６２に支軸６６が貫通すると共にその先端部が軸孔６４に挿入されており、腕部５８と腕部６０との間において支軸６６によってセカンダリレバー１４及びヨークレバー１８が回動可能に連結された構成である。スリット４４やストッパ４６、あるいはＯリング４８等の他の構成は、前記第１の実施の形態に係る連結部３２と同じである。
【００７１】
この連結部５６においても、金属製の支軸６６は貫通孔６２や軸孔６４内（腕部５８と腕部６０との間）に回動可能に埋設され、外部には直接露出しない構成となっているため、雪や氷が支軸６６自体に付着し難くなり、セカンダリレバー１４、１６及びヨークレバー１８、２０の回動が損なわれることがない。したがって、ウインドシールドガラスへの追従性が低下することがなく、良好な払拭性を確保できる。また、Ｏリング４８によって各レバーの関節部（連結部５６）におけるガタツキが防止され、払拭時に異音が発生することがない。さらに、雪や氷に止まらず、水滴が例えば毛細管現象によって各レバーの連結対向面間（連結部５６）に浸入することを防止することができる。これにより、当該部位が外気温の低下で凍結する恐れがなくなり、ウインドシールドガラスへの追従性が低下することがなく、良好な払拭性をより一層確保できる。
【００７２】
なお、この連結部５６においても、収容部４７及びＯリング４８に代えて、第２の実施の形態に係る収容溝３５及びＯリング３７を適用して構成することもでき、あるいは、第３の実施の形態に係るＯリング４１、第４の実施の形態に係る皿バネ４５、第５の実施の形態に係る皿バネ５３等を適用して構成することもできる。
【００７３】
図１１には本発明の第８の実施の形態に係る連結部７０の構成が断面図にて示されている。
【００７４】
連結部７０では、プライマリレバー１２の貫通孔３６には、金属製の支軸７２が貫通して両側方へ向けて突出して設けられている。この支軸７２の両端部には、リング状に係止溝７４が形成されている。一方、セカンダリレバー１４及びヨークレバー１８には、支軸７２に対応して有底の軸孔７６が形成されており、さらに、この軸孔７６の周面には、支軸７２の係止溝７４に対応して係止部７８が形成されている。支軸７２は軸孔７６に挿入され、係止溝７４に係止部７８が嵌入することで支軸７２の軸孔７６からの抜けが防止され、セカンダリレバー１４とヨークレバー１８が共にプライマリレバー１２の連結部７０に同一軸で回動可能に連結された構成である。なお、前記第１の実施の形態に係るスリット４４やストッパ４６は省略されている。また、Ｏリング４８等の構成は、前記第１の実施の形態に係る連結部３２と同じである。
【００７５】
この連結部７０においても、金属製の支軸７２は軸孔７６内に回動可能に埋設され、外部には直接露出しない構成となっているため、雪や氷が支軸７２自体に付着し難くなり、セカンダリレバー１４、１６及びヨークレバー１８、２０の回動が損なわれることがない。したがって、ウインドシールドガラスへの追従性が低下することがなく、良好な払拭性を確保できる。また、Ｏリング４８によって各レバーの関節部（連結部７０）におけるガタツキが防止され、払拭時に異音が発生することがない。さらに、雪や氷に止まらず、水滴が各レバーの連結対向面間（連結部７０）に浸入することを防止することができる。これにより、当該部位が外気温の低下で凍結する恐れがなくなり、ウインドシールドガラスへの追従性が低下することがなく、良好な払拭性をより一層確保できる。
【００７６】
さらに、軸孔７６に設けられた係止部７８に支軸７２を直接係合させる構成であるため、支軸７２の軸孔７６からの抜けを防止するための係止部材（ストッパ４６）等が不要であり、部品点数及び組付け工数を低減することができる。
【００７７】
なお、この連結部７０においても、収容部４７及びＯリング４８に代えて、第２の実施の形態に係る収容溝３５及びＯリング３７を適用して構成することもでき、あるいは、第３の実施の形態に係るＯリング４１、第４の実施の形態に係る皿バネ４５、第５の実施の形態に係る皿バネ５３等を適用して構成することもできる。
【００７８】
図１２には本発明の第９の実施の形態に係る連結部８０の構成が断面図にて示されている。
【００７９】
この連結部８０においては、プライマリレバー１２の端部に支軸８２が一体的に成形されて、両側方へ向けて突出して設けられている。他の構成は前記第８の実施の形態に係る連結部７０と同一である。
【００８０】
この連結部８０においても、Ｏリング４８によって各レバーのガタツキが防止され、さらに、雪や氷に止まらず水滴が連結部８０に浸入することを防止することができ、セカンダリレバー１４、１６及びヨークレバー１８、２０の回動が損なわれることがなく、良好な払拭性を確保できる。
【００８１】
なお、この連結部８０においても、収容部４７及びＯリング４８に代えて、第２の実施の形態に係る収容溝３５及びＯリング３７を適用して構成することもでき、あるいは、第３の実施の形態に係るＯリング４１、第４の実施の形態に係る皿バネ４５、第５の実施の形態に係る皿バネ５３等を適用して構成することもできる。
【００８２】
図１３には本発明の第１０の実施の形態に係る連結部８６の構成が断面図にて示されている。
【００８３】
この連結部８６においては、セカンダリレバー１４には貫通孔８８が形成されており、また、ヨークレバー１８には貫通孔９０が形成されている。この貫通孔９０に支軸９２が貫通し、プライマリレバー１２の貫通孔３６を貫通すると共にその先端部がさらに貫通孔８８を貫通している。支軸９２の先端はスナップフィット部９４となっており、支軸９２の抜けを阻止している。他の構成は前記第８の実施の形態に係る連結部７０や第９の実施の形態に係る連結部８０と同一である。
【００８４】
この連結部８６においても、支軸９２は大部分が外部に露出しないよう貫通孔９０や貫通孔８８内に略全体が埋設された構成、特にプライマリレバー１２とセカンダリレバー１４、１６及びヨークレバー１８、２０との間の支軸９２が埋設された構成となっているため、雪や氷が支軸９２自体に付着し難くなり、セカンダリレバー１４、１６及びヨークレバー１８、２０の回動が損なわれることがない。さらに、Ｏリング４８によって各レバーのガタツキが防止されると共に、雪や氷に止まらず水滴が連結部８６に浸入することを防止することができ、セカンダリレバー１４、１６及びヨークレバー１８、２０の回動が損なわれることがなく、良好な払拭性を確保できる。またしかも、支軸９２の抜け止めをするためのストッパが不要であり、支軸９２の連結部８６への組み付けによって抜け止めがなされ、作業工数と部品点数の更なる低減ができる。
【００８５】
なお、この連結部８６においても、収容部４７及びＯリング４８に代えて、第２の実施の形態に係る収容溝３５及びＯリング３７を適用して構成することもでき、あるいは、第３の実施の形態に係るＯリング４１、第４の実施の形態に係る皿バネ４５、第５の実施の形態に係る皿バネ５３等を適用して構成することもできる。
【００８６】
図１４には本発明の第１１の実施の形態に係る連結部９６の構成が断面図にて示されている。
【００８７】
この連結部９６においては、支軸９８を備えている。支軸９８は、先端部がセカンダリレバー１４の貫通孔８８を貫通した後にカシメにより抜け止めされている。他の構成は前記第１０の実施の形態に係る連結部８６と同一である。
【００８８】
この連結部９６においても、Ｏリング４８によって各レバーのガタツキが防止されると共に、雪や氷に止まらず水滴が連結部９６に浸入することを防止することができ、良好な払拭性を確保できる。しかも、支軸９８の抜け止めをするためのストッパが不要であり、作業工数と部品点数の更なる低減ができる。
【００８９】
なお、この連結部９６においても、収容部４７及びＯリング４８に代えて、第２の実施の形態に係る収容溝３５及びＯリング３７を適用して構成することもでき、あるいは、第３の実施の形態に係るＯリング４１、第４の実施の形態に係る皿バネ４５、第５の実施の形態に係る皿バネ５３等を適用して構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係るワイパブレードの全体構成を示す平面図である。
【図２】本発明の第１の実施の形態に係るワイパブレードの全体構成を示す正面図である。
【図３】本発明の第１の実施の形態に係るワイパブレードの連結部の詳細を示す斜視図である。
【図４】本発明の第１の実施の形態に係るワイパブレードの連結部の詳細を示す断面図である。
【図５】本発明の第２の実施の形態に係る連結部の詳細を示す断面図である。
【図６】本発明の第３の実施の形態に係る連結部の詳細を示す断面図である。
【図７】本発明の第４の実施の形態に係る連結部の詳細を示す断面図である。
【図８】本発明の第５の実施の形態に係る連結部の詳細を示す断面図である。
【図９】本発明の第６の実施の形態に係る連結部の詳細を示す断面図である。
【図１０】本発明の第７の実施の形態に係る連結部の詳細を示す断面図である。
【図１１】本発明の第８の実施の形態に係る連結部の詳細を示す断面図である。
【図１２】本発明の第９の実施の形態に係る連結部の詳細を示す断面図である。
【図１３】本発明の第１０の実施の形態に係る連結部の詳細を示す断面図である。
【図１４】本発明の第１１の実施の形態に係る連結部の詳細を示す断面図である。
【符号の説明】
１０ワイパブレード
１２プライマリレバー
１４セカンダリレバー
１６セカンダリレバー
１８ヨークレバー
２０ヨークレバー
２２ブレードラバー
３２連結部
３６貫通孔
３８支軸
４０保持溝
４２軸孔
４４スリット
４６ストッパ（係止部材）
４７収容部
４８Ｏリング（弾性シール部材）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wiper blade applied to a wiper device for wiping a windshield glass of an automobile.
[0002]
[Prior art]
In a vehicle wiper device for wiping a windshield glass of an automobile, a so-called tournament type wiper blade is generally used so that wiping performance can be reliably wiped down even if the windshield glass is a curved glass. It has been.
[0003]
In this type of tournament-type wiper blade, the wiper blade is constituted by a plurality of levers and blade rubbers. Among the plurality of levers, a plurality of secondary levers are held by a primary lever that is rotatably held by an arm piece of a wiper arm, a yoke lever is held by each secondary lever, and a blade rubber is held by these yoke levers. It becomes the composition which is done. In other words, each lever has a structure that is sequentially connected in the normal direction to the windshield glass (the height direction of the blade rubber), and the connecting portion of each lever is a rotatable joint. .
[0004]
Therefore, even though the windshield glass is a curved glass, the connecting portion (joint portion) of each lever is curved to the windshield glass because the structure is provided with a plurality of joints even though it is a single wiper blade. By bending according to this, the blade rubber can be brought into close contact with the windshield glass surface, and the wiping performance can be reliably wiped off without deteriorating.
[0005]
However, in such a conventional tournament-type wiper blade, since the levers are simply connected in the height direction of the blade rubber as described above, the connecting portion (joint portion) of each lever is appropriately increased to increase the blade rubber. Although it is possible to cope with windshield glass with a high curvature by increasing the support point (improving the ability to follow the curved surface of the glass), on the other hand, the number of connected parts (joint parts) is inevitably increased. And the number of blade assembly man-hours increased, which was a cause of high costs.
[0006]
Further, in the conventional tournament-type wiper blade as described above, since the levers are simply connected in the height direction of the blade rubber, the front projection area of the wiper blade in the vehicle traveling direction increases. For this reason, as the vehicle speed increases, the air resistance and the lift force increase. This increase in air resistance is naturally not preferable for a vehicle wiper device, and it is necessary to increase the required strength of each part or increase the size of the wiper motor. On the other hand, an increase in lift causes so-called lifting of the wiper blade (blade rubber). Therefore, in this case, the blade rubber does not adhere to the windshield glass surface, and the wiping performance is deteriorated.
[0007]
In this case, Japanese Patent Laid-Open No. 4-129862 proposes a wiper device (wiper blade) that can cope with a further increase in curvature of the windshield glass without increasing the front projection area. In the wiper device (wiper blade) disclosed in this publication, each lever for holding the blade rubber is arranged and connected to the side surface of the blade rubber (along the width direction), so the front projection area increases. Therefore, even if the windshield glass is further increased in curvature along with the increase in the speed of the vehicle, the wiping performance can be reliably wiped without deterioration.
[0008]
However, in the wiper device (wiper blade) disclosed in the above publication, each lever arranged on the side of the blade rubber is still connected in a tournament manner, so it corresponds to a windshield glass with a high curvature. Therefore, if the connecting portion (joint portion) is increased and the blade rubber support point is increased, the number of parts and the blade assembly man-hour increase as in the case of a general tournament type wiper blade.
[0009]
On the other hand, in the connecting portion (joint portion) of each lever as described above, each lever is rotatably connected via a connecting pin. The fixed pitch of this connecting pin and the width of the lever Due to assembly errors and dimensional errors with the directional dimensions, and because the levers must rotate relative to each other at the connection site, a slight gap is created between the levers that connect each other. End up. If the gap (interval) between the levers is large, rattling may occur and abnormal noise may be generated during wiping. On the other hand, if the gap is narrow, water droplets adhering to the connecting portion may become clogged due to capillary action. There is a possibility that it will enter the interior and freeze when the outside air temperature falls, and the followability of each lever may be reduced.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
In consideration of the above facts, the present invention not only can reduce the number of parts and blade assembly man-hours, but also can reduce the cost while also preventing backlash of the connecting portion (joint portion) of each lever. It is an object to obtain a wiper blade that has a waterproof property, prevents the linking portion of each lever from being flooded and frozen, maintains the followability of each lever, and does not deteriorate the wiping performance.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a wiper blade having a second lever disposed on one side surface of the first lever rotatably supported by the wiper arm and a third lever disposed on the other side surface of the first lever. In the wiper blade in which the second lever and the third lever are rotatably connected to both ends on the same axis and the blade rubber is held by the end portions of the second lever and the third lever, the first lever and the second lever A support shaft that protrudes laterally on one of the lever and the third lever; a shaft hole that is formed on either of the levers and into which the support shaft can be inserted; and the shaft hole A slit or groove that communicates with each other, and a locking member that can be inserted into the slit or groove and that engages with the support shaft in the inserted state, the first lever, the second lever, and the third lever, Connection of the Is inserted into the shaft hole, and the locking member is inserted through the slit or groove to be engaged with the support shaft to prevent the support shaft from coming off from the shaft hole. An elastic seal member that presses the connection facing surface in a close contact state along the axial direction of the support shaft is interposed between the connection facing surfaces of the first lever, the second lever, and the third lever, and the connection facing surface. It is characterized in that the periphery of the support shaft in between is cut off from the outside.
[0012]
In the wiper blade according to claim 1, the second lever and the third lever are respectively positioned on one side surface side and the other side surface side of the first lever, and are connected to both ends of the first lever on the same axis. The blade rubber is held by the ends of the second lever and the third lever.
[0013]
Therefore, compared to the conventional general tournament-type wiper blade, if the number of blade rubber support points is the same, the total number of levers (number of parts) and the connecting portion (joint portion) of each lever The number is reduced. In other words, the number of parts is reduced without reducing the number of blade rubber support points. Therefore, even a windshield glass with a high curvature can be handled (improved followability to a curved glass surface), and the number of parts and the number of blade assembling steps can be reduced, resulting in low cost.
[0014]
In the wiper blade according to claim 1, the first lever, the second lever, and the third lever are connected to each other by inserting a support shaft into the shaft hole and inserting a locking member from the slit or groove into the support shaft. Engagement is performed while preventing the support shaft from coming off from the shaft hole. In other words, the support shaft is rotatably embedded in the shaft hole and is not directly exposed to the outside.
[0015]
As a result, for example, snow or ice becomes difficult to adhere to the support shaft (that is, the connecting portion between the first lever, the second lever, and the third lever), and rotation of the second lever and the third lever may be impaired. Absent. Therefore, even when used in a snowfall state, the followability to the windshield glass does not deteriorate, and good wiping property can be ensured.
[0016]
Further, in the wiper blade according to the first aspect, the elastic seal member is disposed between the coupling facing surfaces of the first lever, the second lever, and the third lever by the support shaft. The elastic seal member presses the connection facing surfaces of the levers in close contact along the axial direction of the support shaft, and the periphery of the support shaft between the connection facing surfaces of the levers is blocked from the outside. Therefore, rattling at the connecting portion (joint portion) of each lever is prevented, and no abnormal noise is generated during wiping. In addition, it is possible to prevent water droplets from entering between the connection facing surfaces of the levers due to, for example, capillary action, without stopping on snow or ice. Thereby, there is no fear that the part will freeze due to a decrease in the outside air temperature, the followability to the windshield glass is not lowered, and good wiping property can be secured.
[0017]
Thus, the wiper blade according to claim 1 not only can reduce the number of parts and blade assembly man-hours but also reduce the cost, while preventing rattling of the connecting portions (joint portions) of each lever. Also has a sealing property (waterproof property), prevents the linking portion of each lever from being submerged and frozen, maintains the followability of each lever, and does not deteriorate the wiping performance.
[0018]
In the wiper blade according to claim 1, the support shaft and the shaft hole may be provided in any of the first lever, the second lever, and the third lever. In other words, the first lever may be provided with a support shaft and the second lever and the third lever may be provided with shaft holes. The first lever may be provided with a shaft hole and the second lever and the third lever may be provided with a support shaft. It is good also as a structure to provide.
[0019]
Further, an O-ring, a disc spring, or the like can be applied as the elastic seal member.
[0020]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a wiper blade having a second lever disposed on one side surface of the first lever rotatably supported by the wiper arm and a third lever disposed on the other side surface, and the first lever. In the wiper blade in which the second lever and the third lever are rotatably connected to both ends on the same axis and the blade rubber is held by the end portions of the second lever and the third lever, the first lever and the second lever One of the lever and the third lever protrudes laterally, and the other shaft of the lever is formed so that the support shaft can be inserted and the support shaft is inserted in the inserted state. A shaft hole provided with a locking portion that engages with the shaft, and the connection between the first lever, the second lever, and the third lever is performed by inserting the support shaft into the shaft hole, and Engage the shaft with the locking part, and The connection facing surface is formed along the axial direction of the support shaft between the connection facing surfaces of the first lever, the second lever, and the third lever by the support shaft. An elastic seal member that presses in a close contact state is interposed, and the periphery of the support shaft between the connection facing surfaces is blocked from the outside.
[0021]
The wiper blade according to claim 2, wherein the first lever, the second lever, and the third lever are connected by inserting the support shaft into the shaft hole, engaging the support shaft with the locking portion, and connecting the shaft hole of the support shaft. This is done in a way that prevents slipping out. In other words, the support shaft is rotatably embedded in the shaft hole and is not directly exposed to the outside.
[0022]
Thereby, like the wiper blade according to claim 1 described above, the rotation of the second lever and the third lever is not impaired, and the followability to the windshield glass is lowered even when used in a snowfall state. And good wiping property can be secured. Further, since the support shaft is directly engaged with the locking portion provided in the shaft hole, there is no need for a locking member or the like for preventing the support shaft from coming off from the shaft hole. Man-hours can be reduced.
[0023]
Furthermore, in the wiper blade according to claim 2, similarly to the wiper blade according to claim 1 described above, an elastic seal member is provided between the connecting facing surfaces of the first lever, the second lever, and the third lever by the support shaft. Is arranged. The elastic seal member presses the connection facing surfaces of the levers in close contact along the axial direction of the support shaft, and the periphery of the support shaft between the connection facing surfaces of the levers is blocked from the outside. Therefore, rattling at the connecting portion (joint portion) of each lever is prevented, and no abnormal noise is generated during wiping. Furthermore, it is possible to prevent water droplets from entering between the connection facing surfaces of the levers by capillarity, for example, without being stopped by snow or ice. Thereby, there is no fear that the part will freeze due to a decrease in the outside air temperature, the followability to the windshield glass is not lowered, and good wiping property can be secured.
[0024]
Thus, the wiper blade according to claim 2 can not only reduce the number of parts and the number of blade assembly steps but also reduce the cost, while also preventing rattling of the connecting portion (joint portion) of each lever. Also has a sealing property (waterproof property), prevents the linking portion of each lever from being submerged and frozen, maintains the followability of each lever, and does not deteriorate the wiping performance.
[0025]
In the wiper blade according to claim 2, the support shaft and the shaft hole may be provided in any of the first lever, the second lever, and the third lever. In other words, the first lever may be provided with a support shaft and the second lever and the third lever may be provided with shaft holes. The first lever may be provided with a shaft hole and the second lever and the third lever may be provided with a support shaft. It is good also as a structure to provide.
[0026]
Further, an O-ring, a disc spring, or the like can be applied as the elastic seal member.
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a plan view showing the overall configuration of the wiper blade 10 according to the first embodiment of the present invention, and FIG. 2 is a front view showing the overall configuration of the wiper blade 10. .
[0028]
The wiper blade 10 includes a primary lever 12 as a first lever, a pair of secondary levers 14 and 16 as a second lever, a pair of yoke levers 18 and 20 as a third lever, and a blade rubber that contacts the windshield glass. 22.
[0029]
A leg plate portion 24 and a leg plate portion 26 are formed opposite to each other in the middle portion in the longitudinal direction of the primary lever 12, and a holder 28 is disposed relative to the primary lever 12 in a gap between the leg plate portions 24 and 26. It is mounted for rotation. The holder 28 is a block material having a shape corresponding to a retainer (arm piece) of a wiper arm (not shown), and the primary lever 12 swings on the arm piece (wiper arm) when the tip of the arm piece fits into the holder 28. It is the structure supported as possible.
[0030]
Here, the arrangement position of the holder 28, that is, the pressing point of the primary lever 12 by the wiper arm is set above the longitudinal center line M of the blade rubber 22 held by the secondary levers 14 and 16 and the yoke levers 18 and 20 described later. ing.
[0031]
Further, the primary lever 12 is formed with a fin portion 30 at a lower end portion on the side in the wiper close movement direction (in other words, on the upstream side of the relative airflow), which is a so-called air dam.
[0032]
At both ends of the primary lever 12, connecting portions 32 are formed. The secondary lever 14 and the yoke lever 18 are connected to one connecting portion 32, and the secondary lever 16 and the yoke lever 20 are connected to the other connecting portion 32.
[0033]
The secondary levers 14 and 16 are made of resin and are located on one side of the primary lever 12, in other words, on the wiper open movement direction side (downstream side of the relative airflow). The yoke levers 18 and 20 are made of resin, and are located on the other side surface of the primary lever 12, in other words, on the wiper close movement direction side (upstream side of the relative airflow). The secondary lever 14 and the yoke lever 18 are both connected to one connecting portion 32 of the primary lever 12 so as to be rotatable about the same axis, and the secondary lever 16 and the yoke lever 20 are both connected to the other of the primary lever 12. The part 32 is connected to the same shaft so as to be rotatable.
[0034]
Here, FIG. 3 shows the details of the connecting portion 32 in a perspective view, and FIG. 4 shows the details of the connecting portion 32 in a sectional view. In addition, since all the connection parts 32 of the both ends of the primary lever 12 are fundamentally the same structures, one connection part 32 is demonstrated.
[0035]
In the connecting portion 32, a through hole 36 is formed at the end of the primary lever 12, and a support shaft 38 passes through the through hole 36 and projects toward both sides. The support shaft 38 is made of metal, and a locking groove 40 is formed in a ring shape at the tip thereof. On the other hand, the secondary lever 14 and the yoke lever 18 are formed with a bottomed shaft hole 42 corresponding to the support shaft 38, and the slit 44 communicating with the shaft hole 42 has a secondary lever 14 and the yoke lever 18. Is formed so as to open on the back side (wiping surface side of each lever). A stopper 46 as a locking member is inserted into the slit 44. The stopper 46 is a plate type having a ring-shaped notch (usually referred to as an E ring or a C ring) and is engaged with the locking groove 40 of the support shaft 38. That is, the support shaft 38 is inserted into the shaft hole 42, and the stopper 46 inserted into the slit 44 in this state is engaged with the locking groove 40, so that the support shaft 38 is prevented from coming off from the shaft hole 42, and the secondary shaft The lever 14 and the yoke lever 18 are both connected to the connecting portion 32 of the primary lever 12 so as to be rotatable about the same axis. The stopper 46 may be a so-called clip-shaped wire type.
[0036]
Further, the connection facing surface of the primary lever 12, the secondary lever 14, and the yoke lever 18 by the support shaft 38 is formed in a concave shape and is provided with an accommodating portion 47. Further, the accommodating portion 47 is provided as an elastic seal member. An O-ring 48 is accommodated. The O-ring 48 is interposed between the coupling facing surfaces of the primary lever 12, the secondary lever 14, and the yoke lever 18, so that the coupling facing surfaces of the levers are in close contact with each other along the axial direction of the support shaft 38 in the coupled state. It is pressed with. As a result, the periphery of the support shaft 38 between the coupling facing surfaces of the levers is blocked from the outside.
[0037]
On the other hand, arm portions 34 are formed at both ends in the longitudinal direction of the secondary levers 14 and 16 and the yoke levers 18 and 20 by bending in a U-shaped cross section, and each arm portion 34 holds the blade rubber 22. I have it.
[0038]
In this case, the secondary levers 14 and 16 are directed from the connecting portion to the primary lever 12 (connecting portion 32) to both end portions toward the longitudinal center line M of the blade rubber 22 (that is, the wiper close moving direction). (Toward the side) is curved. On the other hand, the yoke levers 18 and 20 are directed toward the longitudinal center line M of the blade rubber 22 from the connecting portion to the primary lever 12 (connecting portion 32) to both ends, that is, toward the wiper open moving direction. E) is curved. Thereby, the secondary levers 14 and 16 and the yoke levers 18 and 20 hold the blade rubber 22 on the same straight line by the respective arm portions 34.
[0039]
Next, the operation of the first embodiment will be described.
In the wiper blade 10 configured as described above, the secondary levers 14 and 16 are located on one side of the primary lever 12, the yoke levers 18 and 20 are located on the other side of the primary lever 12, and the primary lever 12 The blade portion 22 is held on the same straight line by the support portion 38 that is the same axis as the connection portion 32, and the arm portions 34 of the secondary levers 14 and 16 and the yoke levers 18 and 20.
[0040]
In a state where the wiper blade 10 is applied to the windshield glass of the vehicle, each lever rotates around the supporting shaft of the connecting portion (the supporting shaft 38 of the connecting portion 32 of the primary lever 12) according to the curvature of the windshield glass. The blade rubber 22 is brought into close contact with the windshield glass surface. Therefore, the wiping performance can be reliably wiped without deterioration.
[0041]
Further, in the wiper blade 10, as compared with the conventional general tournament-type wiper blade, if the number of support points for supporting the blade rubber 22 is the same, the overall number of levers (number of parts) and each lever The number of connecting portions (joint portions, that is, the connecting portions 32 of the primary lever 12) is reduced. In other words, the number of parts is reduced without reducing the number of support points that support the blade rubber 22. Therefore, even a windshield glass having a high curvature can be dealt with (followability is improved), the number of parts and the number of blade assembly steps can be reduced, and the cost is reduced.
[0042]
In the wiper blade 10, the secondary levers 14 and 16 are located on one side of the primary lever 12 and the yoke levers 18 and 20 are located on the other side of the primary lever 12. Since the secondary levers 14 and 16 and the yoke levers 18 and 20 are arranged and connected along the thickness direction of the blade rubber 22, the height H from the wiping surface (blade height in the normal direction of the wiping surface) Is minimized. Therefore, the air resistance during high-speed traveling can be reduced, and the wiper blade 10 can be prevented from lifting. In addition, the driving load of the wiper motor or the like can be reduced thereby, so that the size and weight can be reduced.
[0043]
For this reason, in the wiper blade 10, even if, for example, snow or ice adheres between the levers, the secondary levers 14 and 16 and the yoke levers 18 and 18 are connected to each other at the connecting portion of each lever (the connecting portion 32 of the primary lever 12). 20, When the primary lever 12 and the secondary levers 14 and 16 or the yoke levers 18 and 20 are relatively rotated in opposite directions, the attached snow, ice or the like is peeled off from the lever and easily removed. That is, as in the case of a conventional wiper blade in which the levers are connected in the height direction of the blade rubber 22, the levers are not separated from each other on one side of the rotating shaft portion and close to each other on the other side. Instead, in the first embodiment, the levers are separated from or close to each other on both sides of the rotating shaft portion. For this reason, when they are separated from each other, snow or ice adheres between the levers (between the upper and lower levers) (especially on the approaching and rotating side), and the rotation of the levers pinches the snow. There is no conventional problem that the movement is hindered and the followability to the curved glass surface is lowered, but rather the attached snow or ice is easily removed by the rotation of each lever. In addition, even when the levers are rotated in directions approaching each other, the levers are arranged on both side surfaces of the primary lever 12, so that they can be rotated relatively without overlapping each other, so that the attached snow and ice can be prevented. Easily removed from each lever. Therefore, even when used in a snowfall state, the followability to the windshield glass does not deteriorate, and good wiping property can be ensured.
[0044]
Furthermore, in the wiper blade 10, the support shaft 38 is inserted into the shaft hole 42 and the stopper 46 is inserted from the slit 44 at the connection portion of each lever (the connection portion 32 of the primary lever 12). By engaging with the stop groove 40, the support shaft 38 is prevented from coming off from the shaft hole 42, and the secondary levers 14, 16 and the yoke levers 18, 20 made of resin are connected to the primary lever 12. That is, the metal support shaft 38 is rotatably embedded in the through hole 36 and the shaft hole 42 and is not directly exposed to the outside. Therefore, it becomes difficult for snow and ice to adhere to the support shaft 38 itself, and the rotation of the secondary levers 14 and 16 and the yoke levers 18 and 20 is not impaired. Therefore, even by this, the followability to the windshield glass does not deteriorate, and good wiping property can be secured.
[0045]
Further, in the wiper blade 10, an O-ring 48 is disposed between the coupling facing surfaces of the primary lever 12, the secondary levers 14, 16 and the yoke levers 18, 20 by the support shaft 38. The O-ring 48 presses the connection facing surfaces of the levers in close contact along the axial direction of the support shaft 38, and the periphery of the support shaft 38 between the connection facing surfaces of the levers is blocked from the outside. Yes.
[0046]
Here, as shown in FIG.
A: Distance between the coupling facings of the secondary levers 14 and 16 and the yoke levers 18 and 20 by the supporting shaft 38 (substantial connecting shaft length of the supporting shaft 38)
B: Distance from the connection position (stopper 46 locking position) of the secondary levers 14 and 16 by the support shaft 38 to the connection facing surface with the primary lever 12
C: Distance between the coupling facing surface of the primary lever 12 with the secondary levers 14 and 16 and the coupling facing surface with the yoke levers 18 and 20
D: Distance from the connection position (stopper 46 locking position) of the yoke levers 18 and 20 by the support shaft 38 to the connection facing surface with the primary lever 12
E: Diameter or thickness of the O-ring 48 in its natural state
Then,
Due to assembly errors or dimensional errors between the fixed pitch of the support shaft 38 and the width direction dimensions of the levers, and because the levers have to rotate relative to each other at the connection portion, the secondary members that are connected to each other. A slight gap is generated between the levers 14 and 16 and the primary lever 12 or between the yoke levers 18 and 20 and the primary lever 12. That is, each lever exists in the relationship of “A> B + C + D”. In other words, there is a gap “A− (B + C + D)” between the levers. If such a gap (interval) between the levers is large, rattling occurs, and there is a problem such as abnormal noise generated during wiping, water drops or snow adhering to the spindle 38 exposed from the gap, and freezing. Even if the gap is narrow, water droplets adhering to the connecting portion may enter the gap due to a capillary phenomenon, freeze due to a decrease in the outside air temperature, and the followability of each lever may be reduced.
[0047]
In this regard, in the wiper blade 10 according to the present embodiment, since the O-ring 48 is disposed between the coupling facing surfaces of the levers as described above,
“A <B + C + D + 2E”
If the dimensional relationship is established, the O-ring 48 presses the connecting facing surfaces of the levers in close contact along the axial direction of the support shaft 38 in the assembled state, and the connecting facing surfaces of the levers. The periphery of the support shaft 38 can be cut off from the outside. In other words, the gap between the levers can be eliminated by the above dimensional relationship, and at the same time, water can be prevented from entering the support shaft portion.
[0048]
Therefore, rattling at the joint portion (connecting portion 32) of each lever is prevented, and no abnormal noise is generated during wiping. Furthermore, it is possible to prevent water droplets from entering the support shaft portion (connecting portion 32) of each lever due to, for example, a capillary phenomenon, without being stopped by snow or ice. Thereby, there is no fear that the part will freeze due to a decrease in the outside air temperature, the followability to the windshield glass will not be lowered, and good wiping property can be further ensured.
[0049]
Further, in the wiper blade 10, the pressing point of the primary lever 12 by the wiper arm (the position where the holder 28 is formed) is set above the longitudinal center line M of the blade rubber 22. A force does not act, and a favorable reversal operation of the blade rubber 22 can be obtained.
[0050]
Furthermore, in the wiper blade 10, the secondary levers 14 and 16 are curved toward the longitudinal center line M of the blade rubber 22 from the connecting portion to the primary lever 12 (connecting portion 32) to both ends. Since the yoke levers 18 and 20 are curved toward the longitudinal center line M of the blade rubber 22 from the connecting portion to the primary lever 12 (connecting portion 32) to both ends, The blade rubber 22 can be suitably held in a straight line.
[0051]
That is, in the wiper blade 10 configured as described above, the secondary levers 14 and 16 and the yoke levers 18 and 20 are located on one side and the other side of the primary lever 12 and are connected on the same axis. When the secondary levers 14 and 16 and the yoke levers 18 and 20 are formed in a simple plate shape and simply hold the blade rubber 22, the blade rubber 22 is bent in a wave shape along the longitudinal direction and held in a straight line. I can't. When the blade rubber 22 is bent and held in this manner, the blade rubber 22 is not smoothly reversed and the wiping property is impaired.
[0052]
On the other hand, in the wiper blade 10 according to the first embodiment, the secondary levers 14 and 16 and the yoke levers 18 and 20 are formed to bend toward the longitudinal center line M of the blade rubber 22. These secondary levers 14 and 16 and yoke levers 18 and 20 can suitably hold the blade rubber 22 in a straight line.
[0053]
Therefore, coupled with the fact that the pressing point of the primary lever 12 by the wiper arm is set above the longitudinal center line M of the blade rubber 22, the couple force around the longitudinal center line M does not act on the blade rubber 22, and the wiper arm The pressing force is transmitted from the primary lever 12 to the blade rubber 22 through the secondary levers 14 and 16 and the yoke levers 18 and 20 with good balance. Thereby, the favorable inversion operation | movement of the blade rubber 22 can be obtained and wiping property improves.
[0054]
Further, in the wiper blade 10, the fin portion 30 is formed on the primary lever 12, and the air dam portion is formed on the close direction side of the wiper blade 10, so that downforce is obtained by the relative airflow hitting the fin portion 30, and high speed traveling is performed. It is possible to prevent the wiper blade 10 from being lifted at the time, and the air flowing into the lip portion of the blade rubber 22 is reduced, so that the inversion failure does not occur due to the resistance of the air flow into which the lip portion of the blade rubber 22 flows. The wiping property during high speed traveling is ensured.
[0055]
As described above, the wiper blade 10 according to the first embodiment reduces the number of components and the number of blade assembly steps, thereby reducing the cost, reducing the air resistance during high-speed traveling, and preventing lifting. In addition to being able to prevent rattling of the joints (connectors 32) of each lever, it also has a sealing property (waterproofness), and the windshield glass further increases in curvature as the vehicle speed increases. However, the wiping performance does not deteriorate. In addition, air resistance during high-speed traveling can be reduced and floating can be prevented. Further, since the front projection area is small, the front view of the occupant is also improved. Furthermore, since air resistance and lift are reduced, the load when driving the wiper is reduced, and the wiper motor can be reduced in size and weight. For this reason, it can be installed in a narrow space, the range of application is expanded, and the cost can be reduced. Further, the passenger does not feel uncomfortable due to the speed difference between the movement of the wiper blade 10 in the opening direction and the movement in the closing direction caused by the resistance of the air flow.
[0056]
In the first embodiment, the secondary lever 14 and the yoke lever 18, and the secondary lever 16 and the yoke lever 20 are connected to a connecting portion 32 formed at both ends of the primary lever 12 and made up of a support shaft 38 and the like. The connection portions 32 are provided with O-rings 48 as elastic seal members to prevent rattling between the connection facing surfaces of the levers and to ensure sealing performance. However, the connection portions 32 and the elastic seal members are configured. However, the present invention is not limited to this, and other examples of the connecting portion 32 will be sequentially described below. In this case, components that are basically the same as those in the first embodiment are given the same reference numerals as those in the first embodiment, and descriptions thereof are omitted.
[0057]
FIG. 5 is a sectional view showing the structure of the connecting portion 33 according to the second embodiment of the present invention.
[0058]
In the connecting portion 33, a ring-shaped receiving groove 35 is formed in the peripheral portion of the connecting facing surface of the primary lever 12, the secondary lever 14, and the yoke lever 18 by the support shaft 38. An O-ring 37 as an elastic seal member is accommodated in the groove 35. Also in this case, the O-ring 37 is interposed between the coupling facing surfaces of the primary lever 12, the secondary lever 14, and the yoke lever 18, so that the coupling facing surfaces of the levers are in close contact with each other along the axial direction of the support shaft 38. It is pressed with. As a result, the periphery of the support shaft 38 between the coupling facing surfaces of the levers is blocked from the outside. Other configurations are the same as those of the connecting portion 32 according to the first embodiment.
[0059]
Also in this connecting portion 33, the support shaft 38 is rotatably embedded in the shaft hole 42 and is not directly exposed to the outside, so that snow and ice are less likely to adhere to the support shaft 38 itself, The rotation of the secondary levers 14 and 16 and the yoke levers 18 and 20 is not impaired. Further, the O-ring 37 prevents rattling at the joint portion (connecting portion 33) of each lever, and no abnormal noise is generated during wiping. Furthermore, it is possible to prevent water droplets from entering between the coupling facing surfaces (coupling portion 33) of each lever due to, for example, a capillary phenomenon, without being stopped by snow or ice. Thereby, there is no fear that the part will freeze due to a decrease in the outside air temperature, the followability to the windshield glass will not be lowered, and good wiping property can be further ensured.
[0060]
FIG. 6 is a sectional view showing the configuration of the connecting portion 39 according to the third embodiment of the present invention.
[0061]
In this connecting portion 39, an O-ring 41 as an elastic seal member is interposed as it is between the connecting facing surfaces of the primary lever 12, the secondary lever 14, and the yoke lever 18 by the support shaft 38 (arranged in a sandwiched state). Have been). Also in this case, the O-ring 41 is interposed between the coupling facing surfaces of the primary lever 12, the secondary lever 14, and the yoke lever 18, so that the coupling facing surfaces of the levers are in close contact with each other along the axial direction of the support shaft 38. It is pressed with. As a result, the periphery of the support shaft 38 between the coupling facing surfaces of the levers is blocked from the outside. Therefore, rattling at the joint portion (connecting portion 39) of each lever is prevented, and no abnormal noise is generated during wiping. Furthermore, it does not stop at snow and ice, it can prevent water droplets from entering between the connecting facing surfaces of each lever (connecting portion 39), and the followability to the windshield glass is not deteriorated and is good. Further wiping property can be secured.
[0062]
FIG. 7 is a sectional view showing the configuration of the connecting portion 43 according to the fourth embodiment of the present invention.
[0063]
In the connecting portion 43, a disc spring 45 as an elastic seal member is interposed as it is between the connecting facing surfaces of the primary lever 12, the secondary lever 14, and the yoke lever 18 by the support shaft 38 (arranged in a clamped state). Have been). Also in this case, the disc spring 45 is interposed between the coupling facing surfaces of the primary lever 12, the secondary lever 14, and the yoke lever 18 so that the coupling facing surfaces of the levers are in close contact with each other along the axial direction of the support shaft 38. It is pressed with. As a result, the periphery of the support shaft 38 between the coupling facing surfaces of the levers is blocked from the outside. Therefore, rattling at the joint portion (connecting portion 43) of each lever is prevented, and no abnormal noise is generated during wiping. Furthermore, it does not stop at snow and ice, it can prevent water droplets from entering between the coupling facing surfaces of the levers (the coupling portion 43), and the followability to the windshield glass is not deteriorated. Further wiping property can be secured.
[0064]
FIG. 8 is a sectional view showing the configuration of the connecting portion 51 according to the fifth embodiment of the present invention.
[0065]
In this connection part 51, it replaces with the disk spring 45 in the said 4th Embodiment between the connection opposing surfaces of the primary lever 12, the secondary lever 14, and the yoke lever 18 by the spindle 38 as an elastic seal member. Disc spring 53 is interposed (arranged in a clamped state). The disc spring 53 is formed by bending the peripheral portion, and the peripheral bent portion is in surface contact with the connection facing surface of the secondary lever 14 and the yoke lever 18. Therefore, the connection opposing surface of each lever can be pressed in a more closely contacted state, and the sealing performance is further improved. For this reason, it is possible to more reliably prevent water droplets from entering between the coupling facing surfaces of the levers (the coupling portion 51), and it is possible to further ensure good wiping properties.
[0066]
FIG. 9 is a cross-sectional view showing the configuration of the connecting portion 50 according to the sixth embodiment of the present invention.
[0067]
The connecting portion 50 includes a metal support shaft 52. The support shaft 52 is press-fitted into the end portion of the primary lever 12 and is integrally fixed, and is provided so as to protrude toward both sides. Other configurations are the same as those of the connecting portion 32 according to the first embodiment.
[0068]
Also in the connecting portion 50, the metal support shaft 52 is rotatably embedded in the shaft hole 42 and is not directly exposed to the outside, so that snow and ice adhere to the support shaft 52 itself. It becomes difficult and rotation of the secondary levers 14 and 16 and the yoke levers 18 and 20 is not impaired. Therefore, the followability to the windshield glass is not lowered, and good wiping property can be secured. Further, the O-ring 48 prevents rattling at the joint portion (connecting portion 50) of each lever, and no abnormal noise is generated during wiping. Furthermore, it is possible to prevent water droplets from entering between the connection facing surfaces of the levers (connection portion 50) due to, for example, a capillary phenomenon, without being stopped by snow or ice. Thereby, there is no fear that the part will freeze due to a decrease in the outside air temperature, the followability to the windshield glass will not be lowered, and good wiping property can be further ensured.
In addition, in this connection part 50, it can replace with the accommodating part 47 and the O-ring 48, and can also comprise the accommodating groove 35 and O-ring 37 which concern on 2nd Embodiment, or 3rd The O-ring 41 according to the embodiment, the disc spring 45 according to the fourth embodiment, the disc spring 53 according to the fifth embodiment, and the like may be applied.
[0069]
FIG. 10 is a sectional view showing the structure of the connecting portion 56 according to the seventh embodiment of the present invention.
[0070]
In the connecting portion 56, the distal end portion of the primary lever 12 is formed in a U-shaped bifurcated shape and is provided with arm portions 58 and 60, and one arm portion 60 is formed with a through hole 62. A bottomed shaft hole 64 is formed in the other arm portion 58. The support shaft 66 passes through the through-hole 62 and the distal end thereof is inserted into the shaft hole 64, and the secondary lever 14 and the yoke lever 18 are rotated by the support shaft 66 between the arm portion 58 and the arm portion 60. It is the structure connected so that it was possible. Other configurations such as the slit 44, the stopper 46, or the O-ring 48 are the same as those of the connecting portion 32 according to the first embodiment.
[0071]
Also in the connecting portion 56, the metal support shaft 66 is embedded in the through hole 62 and the shaft hole 64 so as to be rotatable (between the arm portion 58 and the arm portion 60) and is not directly exposed to the outside. Therefore, it is difficult for snow and ice to adhere to the support shaft 66 itself, and the rotation of the secondary levers 14 and 16 and the yoke levers 18 and 20 is not impaired. Therefore, the followability to the windshield glass is not lowered, and good wiping property can be secured. Further, the O-ring 48 prevents rattling at the joints (connecting portions 56) of the levers, so that no abnormal noise is generated during wiping. Furthermore, it is possible to prevent water droplets from entering between the connection facing surfaces of the levers (connection portion 56) due to, for example, a capillary phenomenon, without being stopped by snow or ice. Thereby, there is no fear that the part will freeze due to a decrease in the outside air temperature, the followability to the windshield glass will not be lowered, and good wiping property can be further ensured.
[0072]
The connecting portion 56 can also be configured by applying the receiving groove 35 and the O-ring 37 according to the second embodiment instead of the receiving portion 47 and the O-ring 48, or the third portion. The O-ring 41 according to the embodiment, the disc spring 45 according to the fourth embodiment, the disc spring 53 according to the fifth embodiment, and the like may be applied.
[0073]
FIG. 11 is a cross-sectional view showing the configuration of the connecting portion 70 according to the eighth embodiment of the present invention.
[0074]
In the connecting portion 70, a metal support shaft 72 passes through the through hole 36 of the primary lever 12 and protrudes toward both sides. Locking grooves 74 are formed in a ring shape at both ends of the support shaft 72. On the other hand, the secondary lever 14 and the yoke lever 18 have a bottomed shaft hole 76 corresponding to the support shaft 72, and a locking groove of the support shaft 72 is formed on the peripheral surface of the shaft hole 76. A locking portion 78 is formed corresponding to 74. The support shaft 72 is inserted into the shaft hole 76, and the locking portion 78 is inserted into the locking groove 74, so that the support shaft 72 is prevented from coming off from the shaft hole 76, and both the secondary lever 14 and the yoke lever 18 are the primary lever. It is the structure connected with the 12 connection parts 70 so that rotation was possible on the same axis | shaft. The slit 44 and the stopper 46 according to the first embodiment are omitted. Further, the configuration of the O-ring 48 and the like is the same as that of the connecting portion 32 according to the first embodiment.
[0075]
Also in this connecting portion 70, since the metal support shaft 72 is rotatably embedded in the shaft hole 76 and is not directly exposed to the outside, snow and ice adhere to the support shaft 72 itself. It becomes difficult and rotation of the secondary levers 14 and 16 and the yoke levers 18 and 20 is not impaired. Therefore, the followability to the windshield glass is not lowered, and good wiping property can be secured. Further, the O-ring 48 prevents rattling at the joints (connecting portions 70) of the levers, so that no noise is generated during wiping. Furthermore, it is possible to prevent water droplets from entering between the connection facing surfaces of the levers (connection portion 70) without stopping by snow or ice. Thereby, there is no fear that the part will freeze due to a decrease in the outside air temperature, the followability to the windshield glass will not be lowered, and good wiping property can be further ensured.
[0076]
Further, since the support shaft 72 is directly engaged with a locking portion 78 provided in the shaft hole 76, a locking member (stopper 46) for preventing the support shaft 72 from coming off from the shaft hole 76, etc. Is not necessary, and the number of parts and assembly man-hours can be reduced.
[0077]
The connecting portion 70 can also be configured by applying the receiving groove 35 and the O-ring 37 according to the second embodiment instead of the receiving portion 47 and the O-ring 48, or the third portion The O-ring 41 according to the embodiment, the disc spring 45 according to the fourth embodiment, the disc spring 53 according to the fifth embodiment, and the like may be applied.
[0078]
FIG. 12 is a sectional view showing the configuration of the connecting portion 80 according to the ninth embodiment of the present invention.
[0079]
In the connecting portion 80, a support shaft 82 is integrally formed at the end portion of the primary lever 12, and is provided so as to protrude toward both sides. Other configurations are the same as those of the connecting portion 70 according to the eighth embodiment.
[0080]
Also in this connecting portion 80, rattling of each lever is prevented by the O-ring 48, and it is possible to prevent water droplets from entering the connecting portion 80 without being stopped by snow or ice, and the secondary levers 14, 16 and the yoke. The rotation of the levers 18 and 20 is not impaired, and good wiping properties can be secured.
[0081]
Note that the connecting portion 80 can also be configured by applying the receiving groove 35 and the O-ring 37 according to the second embodiment instead of the receiving portion 47 and the O-ring 48, or the third portion The O-ring 41 according to the embodiment, the disc spring 45 according to the fourth embodiment, the disc spring 53 according to the fifth embodiment, and the like may be applied.
[0082]
FIG. 13 is a sectional view showing the configuration of the connecting portion 86 according to the tenth embodiment of the present invention.
[0083]
In the connecting portion 86, a through hole 88 is formed in the secondary lever 14, and a through hole 90 is formed in the yoke lever 18. The support shaft 92 passes through the through-hole 90, passes through the through-hole 36 of the primary lever 12, and the tip portion further passes through the through-hole 88. The tip end of the support shaft 92 is a snap fit portion 94 that prevents the support shaft 92 from coming off. Other configurations are the same as those of the connecting portion 70 according to the eighth embodiment and the connecting portion 80 according to the ninth embodiment.
[0084]
Also in this connecting portion 86, the support shaft 92 is configured to be substantially entirely embedded in the through hole 90 and the through hole 88 so that most of the support shaft 92 is not exposed to the outside, particularly the primary lever 12, the secondary levers 14, 16, and the yoke lever 18. , 20 is embedded in the support shaft 92, so that it is difficult for snow and ice to adhere to the support shaft 92 itself, and the rotation of the secondary levers 14, 16 and the yoke levers 18, 20 is impaired. It will not be. Further, the O-ring 48 prevents rattling of each lever, and it is possible to prevent water droplets from entering the connecting portion 86 without stopping to snow and ice. The secondary levers 14 and 16 and the yoke levers 18 and 20 Rotation is not impaired and good wiping properties can be ensured. Moreover, a stopper for preventing the support shaft 92 from coming off is unnecessary, and the support is made by assembling the support shaft 92 to the connecting portion 86, so that the number of work steps and the number of parts can be further reduced.
[0085]
The connecting portion 86 can also be configured by applying the receiving groove 35 and the O-ring 37 according to the second embodiment instead of the receiving portion 47 and the O-ring 48, or the third portion The O-ring 41 according to the embodiment, the disc spring 45 according to the fourth embodiment, the disc spring 53 according to the fifth embodiment, and the like may be applied.
[0086]
FIG. 14 is a sectional view showing the structure of the connecting portion 96 according to the eleventh embodiment of the present invention.
[0087]
The connecting portion 96 includes a support shaft 98. The support shaft 98 is prevented from being pulled out by caulking after the tip portion passes through the through hole 88 of the secondary lever 14. Other configurations are the same as those of the connecting portion 86 according to the tenth embodiment.
[0088]
Also in this connecting portion 96, rattling of each lever is prevented by the O-ring 48, and it is possible to prevent water droplets from entering the connecting portion 96 without being stopped by snow or ice, thereby ensuring good wiping properties. . In addition, a stopper for preventing the support shaft 98 from coming off is unnecessary, and the number of work steps and the number of parts can be further reduced.
[0089]
The connecting portion 96 can also be configured by applying the receiving groove 35 and the O-ring 37 according to the second embodiment instead of the receiving portion 47 and the O-ring 48, or the third portion. The O-ring 41 according to the embodiment, the disc spring 45 according to the fourth embodiment, the disc spring 53 according to the fifth embodiment, and the like may be applied.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing an overall configuration of a wiper blade according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view showing the overall configuration of the wiper blade according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view showing details of a connecting portion of the wiper blade according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing details of a connecting portion of the wiper blade according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing details of a connecting portion according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing details of a connecting portion according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing details of a connecting portion according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing details of a connecting portion according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing details of a connecting portion according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing details of a connecting portion according to a seventh embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing details of a connecting portion according to an eighth embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing details of a connecting portion according to a ninth embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing details of a connecting portion according to a tenth embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a sectional view showing details of a connecting portion according to an eleventh embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
10 Wiper blade
12 Primary lever
14 Secondary lever
16 Secondary lever
18 Yoke lever
20 Yoke lever
22 Blade rubber
32 connecting part
36 Through hole
38 Support shaft
40 Holding groove
42 Shaft hole
44 slits
46 Stopper (locking member)
47 Housing
48 O-ring (elastic seal member)

Claims

A second lever is disposed on one side of the first lever rotatably held by the wiper arm, a third lever is disposed on the other side, and the second lever and the third lever are disposed at both ends of the first lever. In the wiper blade that is rotatably connected to the same shaft and holds the blade rubber by the end portions of the second lever and the third lever,
One of the first lever, the second lever, and the third lever is protruded laterally, and the other of the levers is inserted into the support shaft. A shaft hole, a slit or groove communicating with the shaft hole, and a locking member that can be inserted into the slit or groove and engages with the support shaft in the inserted state,
The first lever and the second and third levers are connected by inserting the support shaft into the shaft hole, inserting the locking member from the slit or groove, and engaging the support shaft, To prevent the shaft from coming off from the shaft hole,
In addition, an elastic seal member that presses the connection facing surface in close contact along the axial direction of the support shaft is interposed between the connection facing surfaces of the first lever, the second lever, and the third lever by the support shaft. And the periphery of the support shaft between the connection facing surfaces is blocked from the outside.
A wiper blade characterized by that.

A second lever is disposed on one side of the first lever rotatably held by the wiper arm, a third lever is disposed on the other side, and the second lever and the third lever are disposed at both ends of the first lever. In the wiper blade that is rotatably connected to the same shaft and holds the blade rubber by the end portions of the second lever and the third lever,
One of the first lever, the second lever, and the third lever is protruded laterally, and the other of the levers is inserted into the support shaft. And in the inserted state, a shaft hole provided with a locking portion that engages with the support shaft, and
To connect the first lever, the second lever, and the third lever, the support shaft is inserted into the shaft hole, the support shaft is engaged with the locking portion, and the support shaft is detached from the shaft hole. To prevent
In addition, an elastic seal member that presses the connection facing surface in close contact along the axial direction of the support shaft is interposed between the connection facing surfaces of the first lever, the second lever, and the third lever by the support shaft. And the periphery of the support shaft between the connection facing surfaces is blocked from the outside.
A wiper blade characterized by that.