JP3644570B2 - Inkjet recording device - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はインクジェット記録装置に関し、特に非吐出ノズルに対してインク滴を吐出しない駆動波形を印加するインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ、ファクシミリ、複写装置等の画像形成装置として用いるインクジェット記録装置において、インクジェットヘッドの所要のノズルからインク滴を吐出させた場合、隣接するインク非吐出ノズルのメニスカスが機械的或いは流体的な干渉を受けて不安定な状態になり、インク噴射速度Vjやインク噴射量Mjが変動したり、ひいては気泡を巻き込みインク滴の吐出不良が生じる。
【0003】
そこで、例えば特開昭58−62063号公報に記載されているように、両側面に対向して圧力室(インク液室)が形成されるヘッドを用いて、対向する圧力室の一方が加圧されて粒子が噴出する時、他方の圧力室が粒子化しない程度の加圧を行うようにすることが知られている。
【0004】
また、非吐出ノズルにインク滴を吐出させない程度の駆動波形を印加するという目的は異なるが、特開平6−8428号公報に記載されているように、駆動信号と同期した異なるパルス幅を持つ信号を複数出力するパルス信号出力手段と、出力される複数の信号から1つの信号を選択する信号選択手段とを具備し、駆動信号の未飽和領域で圧電素子駆動手段のオン・オフを切替えることにより、圧電素子に印加される電圧を可変し、各ノズルから吐出されるインク滴量を一定にする駆動方法も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように両側面に対向する圧力室の一方が加圧されて粒子が噴出する時に他方の圧力室が粒子化しない程度の加圧を行うようにするインクジェット記録装置にあっては、両側面に対向して圧力室(インク液室)が形成されるインクジェットヘッドを備えている場合に限定され、インク液室が対向しないインクジェットヘッドを備える場合には適用することができない。
【0006】
また、駆動信号と同期した異なるパルス幅を持つ信号を複数出力し、この複数の信号から1つの信号を選択して各圧電素子を充電する駆動手段(トランジスタ)をオンからオフに転じて印加電圧を可変するインクジェット記録装置にあっては、トランジスタのターンオフ時間がばらつくと印加電圧もばらつくため、高精度に印加電圧を制御することができない。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、インク滴を安定して噴射させて高品質画像を形成できるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1のインクジェット記録装置は、インクジェットヘッドのノズルからインク滴を吐出させる駆動波形とノズルからインク滴を吐出させない駆動波形を含む複数の駆動波形を生成する駆動波形生成手段と、この駆動波形生成手段で生成された複数の駆動波形の内の1つの駆動波形を選択する駆動波形選択手段とを備え、インク滴を吐出させないノズルの内のインク滴を吐出させない駆動波形を印加するノズルを選択する非噴射駆動ノズル発生パターンとインク滴を吐出させるノズルのデータとを照合して、インク滴を吐出させないノズルの内の所要のノズルに対してインク滴を吐出させない駆動波形を選択して与える構成とした。
【0009】
請求項2のインクジェット記録装置は、インク滴を吐出させないノズルの内のインク滴を吐出させない駆動波形を印加するノズルを選択する非噴射駆動ノズル発生パターンが予め複数設定されている構成とした。
【0010】
請求項3のインクジェット記録装置は、インク滴を吐出させるノズルのデータを論理演算して、インク滴を吐出させないノズルの内のインク滴を吐出させない駆動波形を印加するノズルを選択するための非噴射駆動ノズル発生パターンを作成する構成とした。
【0011】
請求項4のインクジェット記録装置は、上記請求項1乃至3のいずれかのインクジェット記録装置において、前記ノズルからインク滴を吐出させる駆動波形と前記ノズルからインク滴を吐出させない駆動波形とは駆動電圧、時定数及びパルス幅の少なくともいずれかが異なる構成とした。
【0012】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1は本発明に係るインクジェット記録装置の機構部の概略図、図2は図1の要部概略斜視図である。
【0013】
このインクジェット記録装置は、左右の側板1,2間(図2参照)に横架したガイドロッド3とガイド板4とでキャリッジ5を主走査方向(図2の矢示A方向)に摺動自在に保持し、キャリッジ5の下面側にはインクジェットヘッドからなる記録ヘッド6をインク滴吐出方向を下方に向けて装着し、キャリッジ5の上面側には記録ヘッド6に各色のインクを供給するためのインクタンク(インクカートリッジ)7を装着している。
【0014】
記録ヘッド6は、イエロー(Y)のインクを吐出するヘッド、マゼンタ(M)のインクを吐出するヘッド、シアン(C)のインクを吐出するヘッド及びブラック(Bk)のインクを吐出するヘッドを主走査方向に配置したものである。
キャリッジ5は、ステッピングモータからなる主走査モータ15で回転される駆動プーリ16と従動プーリ17との間に張装したタイミングベルト18に連結して、主走査モータ15を駆動制御することによってキャリッジ5、即ち記録ヘッド6が主走査方向に移動されるようにしている。
【0015】
一方、用紙20を副走査方向(図2の矢示B方向)に搬送するためにプラテンローラ(以下、単に「プラテン」という。)21と、プラテン21の周面に押し付けて配設した給紙ローラ22,23及び用紙送り角を規定するピンチローラ24と、記録ヘッド6が対向するガイド板25と、記録ヘッド6より用紙搬送方向下流側の排紙ローラ26及びこの排紙ローラ26に押し付けられて当接する用紙押え用拍車ローラ27とを備えている。
【0016】
そして、ステッピングモータからなる副走査モータ28の回転をギヤ29〜31及びプラテンギヤ32を介してプラテン21に伝達して、プラテン21を回転駆動することによって給紙部33に収納した用紙20をプラテン21と給紙ローラ22,23及び用紙押え用ローラ24を経て、記録ヘッド6とガイド板25との間に送り込み、プラテン21で用紙20を副走査方向に移動させながら、プラテンギヤ32に噛み合うギヤ34を介して回転される排紙ローラ26及び用紙押え用拍車ローラ27で用紙20を排紙方向(図2の矢示B方向)に送り出す。
【0017】
このように構成したこの記録装置では、記録ヘッド6(キャリッジ5)を主走査方向に移動走査させながら、用紙20を副走査方向に搬送して、記録ヘッド6各ヘッドのノズルから所要の色のインク滴を吐出させることによって、用紙20上に所要のカラー画像(黒画像を含む。)を記録する。
【0018】
また、この記録装置においては、キャリッジ5の主走査領域の右側部分に、記録ヘッド6の信頼性維持回復機構(サブシステム)35を配設し、印字待機状態にあるとき、ホスト側から所定時間印刷データが転送されないとき、或いは予め定めた時間間隔などで、記録ヘッド6のノズル面やノズルの汚れを除去するなどの信頼性維持回復動作を行う。
【0019】
次に、記録ヘッドを構成しているインクジェットヘッドの一例について図3乃至図5を参照して説明する。なお、図3はインクジェットヘッドの分解斜視図、図4は同ヘッドのチャンネル方向(ノズル配列方向)と直交する方向の要部拡大断面図、図5は同ヘッドのチャンネル方向の要部拡大断面図である。
【0020】
このインクジェットヘッドは、駆動ユニット41と、液室ユニット42と、ヘッドカバー43とを備えている。
駆動ユニット41は、セラミックス基板、例えばチタン酸バリウム、アルミナ、フォルステライトなどの絶縁性の基板44上に、エネルギー発生素子である複数の積層型圧電素子45を列状に2列配置して接合し、これら2列の各圧電素子45の周囲を取り囲む樹脂、セラミック等からなるフレーム部材(支持体)46を接着剤47によって接合している。
【0021】
複数の圧電素子45は、インクを液滴化して飛翔させるための駆動パルスが与えられる圧電素子(これを「駆動部」という。)48,48…と、駆動部48,48間に位置し、駆動パルスが与えられずに単に液室ユニット42を基板44に固定する液室支柱部材となる圧電素子(これを「非駆動部」という。)49,49…とを交互に構成している。
【0022】
ここで、圧電素子45としては10層以上の積層型圧電素子を用いている。この積層型圧電素子は、例えば図4に示すように、厚さ10〜50μm/1層のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)50と、厚さ数μm/1層の銀・パラジューム(AgPd)からなる内部電極51とを交互に積層したものであるが、圧電素子として用いる材料は上記に限られるものでなく、その他の電気機械変換素子を用いることもできる。
【0023】
各圧電素子45の内部電極51は1層おきにAgPdからなる左右の端面電極52,53(2つの圧電素子列の対向する面側を端面電極52とし、対向しない面側を端面電極53とする。)に接続している。一方、基板44上には、図3に示すようにNi・Au蒸着、Auメッキ、AgPtペースト印刷、AgPdペースト印刷等によって共通電極54及び選択電極55の各パターンを設けている。
【0024】
そして、各列の各圧電素子45の対向する端面電極52を導電性接着剤56を介して共通電極54に接続し、他方、各列の各圧電素子45の対向しない端面電極53を同じく導電性接着剤56を介してそれぞれ選択電極55に接続している。これにより、駆動部48に駆動電圧(駆動エネルギー)を与えることによって、積層方向に電界が発生して、駆動部48には積層方向の伸びの変位(d33方向の変位)が生起される。なお、共通電極54は、図4にも示すように、フレーム部材46に設けた穴46a内に導電性接着剤56を充填することで各圧電素子に接続されたパターンの導通を取っている。
【0025】
一方、液室ユニット42は、金属薄膜の積層体からなる複層構造の振動板57と、ドライフィルムレジスト(DFR)からなる感光性樹脂層で形成した2層構造の液室隔壁部材58と、金属、樹脂等からなるノズルプレート59とを順次を積層し、熱融着して形成している。これらの各部材によって、1つの圧電素子45(駆動部48)と、この1つの圧電素子45に対応するダイアフラム部60と、各ダイアフラム部60を介して加圧される加圧液室61と、この加圧液室61の両側に位置して加圧液室61に供給するインクを導入する共通液室62,62と、加圧液室61と共通液室62,62とを連通する流体抵抗部を兼ねたインク供給路63,63と、加圧液室61に連通するノズル64とによって1つのチャンネルを形成し、このチャンネルを複数個2列設けている。
【0026】
振動板57は、2層構造のニッケルめっき膜からなり、駆動部48に対応する前記ダイアフラム部60と、駆動部48と接合するためにこのダイアフラム部60の中央部に一体的に形成した島状凸部65と、非駆動部49に接合する梁となる66及びフレーム部材46に接合する周辺厚肉部67とを形成している。
【0027】
液室隔壁部材58は、振動板57側に予めドライフィルムレジストを塗布して所要のマスクを用いて露光し、現像して所定の液室パターンを形成した第1感光性樹脂層68と、ノズルプレート59側に予めドライフィルムレジストを塗布して所要のマスクを用いて露光し、現像して所定の液室パターンを形成した第2感光性樹脂層69とを熱圧着で接合してなる。
【0028】
ノズルプレート59にはインク滴を飛翔させるための微細な吐出口であるノズル64を多数を形成している。このノズル64の内部形状(内側形状)は、略円柱形状、略円錘台形状、ホーン形状等に形成する。また、このノズル64の径はインク滴出口側の直径で約25〜35μmである。このノズルプレート59のインク吐出面(ノズル表面側)は、図3にも示すように撥水性の表面処理を施した撥水処理面70としている。例えば、PTFE−Ni共析メッキやフッ素樹脂の電着塗装、蒸発性のあるフッ素樹脂(例えばフッ化ピッチなど)を蒸着コートしたもの、シリコン系樹脂・フッ素系樹脂の溶剤塗布後の焼き付け等、インク物性に応じて選定した撥水処理膜を設けて、インクの滴形状、飛翔特性を安定化し、高品位の画像品質を得られるようにしている。なお、ノズルプレート59の周縁部は撥水処理膜を形成しない非撥水処理面71としている。
【0029】
これらの駆動ユニット41と液室ユニット42とはそれぞれ別個に加工、組立を行なった後、液室ユニット42の振動板57と駆動ユニット41の圧電素子45及びフレーム部材46とを接着剤72で接合している。
【0030】
そして、基板44をヘッド支持部材であるスペーサ部材(ヘッドホルダ)73上に支持して保持し、このスペーサ部材73内に配設したヘッド駆動用IC等を有するPCB基板と駆動ユニット41の各圧電素子45(駆動部48)に接続した各電極54,55とをFPCケーブル74,74を介して接続している。
【0031】
また、ノズルカバー(ヘッドカバー)43は、ノズルプレート59の周縁部及びヘッド側面を覆う箱状に形成したものであり、ノズルプレート59の撥水処理面70に対応して開口部を形成し、ノズルプレート59の周縁部に残した非撥水処理面71に接着剤にて接着接合している。さらに、このインクジェットヘッドには、図示しないインクカートリッジからのインクを液室に供給するため、スペーサ部材73、基板44、フレーム部材46及び振動板57にそれぞれインク供給穴75〜78を設けている。
【0032】
このインクジェットヘッドにおいては、記録信号に応じて駆動部48に駆動波形(10〜50Vのパルス電圧)を印加することによって、駆動部48に積層方向の変位が生起し、振動板57のダイアフラム部60を介して加圧液室61が加圧されて圧力が上昇し、ノズル64からインク滴が吐出される。このとき、加圧液室61から共通液室62へ通じるインク供給路63,63方向へもインクの流れが発生するが、インク供給路63,63の断面積を狭小にすることで流体抵抗部として機能させて共通液室62,62側へのインクの流れを低減し、インク吐出効率の低下を防いでいる。
【0033】
そして、インク滴吐出の終了に伴い、加圧液室61内のインク圧力が低減し、インクの流れの慣性と駆動パルスの放電過程によって加圧液室61内に負圧が発生してインク充填行程へ移行する。このとき、インクタンクから供給されたインクは共通液室62,62に流入し、共通液室62,62からインク供給路63,63を経て加圧液室61内に充填される。そして、ノズル64の出口付近のインクメニスカス面の振動が減衰し、表面張力によってノズル64の出口付近に戻されて(リフィル)安定状態に至れば、次のインク滴吐出動作に移行する。
【0034】
次に、このインクジェット記録装置の制御部の概要について図6を参照して説明する。
この制御部は、この記録装置全体の制御を司るマイクロコンピュータ(以下、「CPU」と称する。)80と、必要な固定情報を格納したROM81と、ワーキングメモリ等として使用するRAM82と、画像情報を処理したデータを格納する画像メモリ83と、パラレル入出力(PIO)ポート84と、入力バッファ85と、ゲートアレー(GA)或いはパラレル入出力(PIO)ポート86と、ヘッド駆動回路87及びドライバ88等を備えている。
【0035】
ここで、PIOポート84にはホスト側からの画像情報の他、用紙の種別を示す用紙種別データ等のデータ、図示しない操作パネルからの各種指示情報、用紙の始端、終端を検知する紙有無センサからの検知信号、キャリッジ5のホームポジション(基準位置)を検知するホームポジションセンサ等の各種センサからの信号等が入力され、またこのPIOポート84を介してホスト側や操作パネル側に対して所要の情報が送出される。
【0036】
また、ヘッド駆動回路87は、PIOポート86を介して与えられる各種データ及び信号に基づいて、記録ヘッド6の各ノズルに対応するエネルギー発生素子(圧電素子)の内の画像情報に応じた駆動ノズル(インク滴を吐出させるノズル)のエネルギー発生素子に対して複数の駆動波形の内から選択した駆動波形を印加する。
【0037】
さらに、ドライバ88は、PIOポート88を介して与えられる駆動データに応じて主走査モータ15及び副走査モータ28を各々駆動制御することで、キャリッジ5を主走査方向に移動走査し、プラテン21を回転させて用紙20を所定量搬送させる。
【0038】
次に、この制御部における記録ヘッドの駆動制御に係わる部分の詳細について図7を参照して説明する。なお、同図では1つのヘッドの駆動制御に係る部分のみを示している。
ここで、記録ヘッド6を構成するインクジェットヘッドHは、上述したように複数(ここでは32個とする。)のノズル64に対応する32個のエネルギー発生素子である圧電素子PZTを有し、各圧電素子PZTの一方の電極は共通化して共通電極Com(上記の共通電極54である。)とし、他方の電極は各圧電素子PZT毎に個別化して選択電極SEL(上記の個別電極55である。)としている。なお、実際にはノズル64は2列設けているので、64個のノズル64を有することになる。
【0039】
一方、このヘッドを駆動制御するためのヘッド駆動制御部は、前述したCPU80、ROM81、RAM82及び周辺回路を含む主制御部101と、インクジェットヘッドHを駆動するためのヘッド駆動部102とを備えている。なお、ヘッド駆動部102は各色のヘッド毎に設けているので、前述したヘッド駆動回路87には4個のヘッド駆動部102が設けられる。
【0040】
主制御部101は、パーソナルコンピュータ等のホスト側から与えられる画像情報を入力して、ヘッド駆動部102に対して、駆動波形を生成するタイミングを規定する駆動タイミング信号MMと、駆動波形毎にインク滴を吐出するノズルを指定するためのシリアルデータ(ノズルデータ)DiA、DiCとタイミング信号(シフトクロックSCLK、ラッチ信号/LAT)を駆動制御信号として出力する。
【0041】
ヘッド駆動部102は、主制御部101からの駆動タイミング信号MMを入力して、2種類の駆動波形、即ちノズルからインク滴を吐出させる駆動エネルギーを圧電素子PZTに与えられる駆動波形SAiとノズルからインク滴を吐出させない程度の駆動エネルギーを圧電素子PZTに与えられる駆動波形SCiを生成出力するための波形生成回路103A及び波形生成回路103Cと、各波形生成回路103A、103Cの出力(駆動波形SAi、SCi)を出力する低インピーダンス出力回路104A、104Cと、主制御部101からの駆動制御信号に基づいてインクジェットヘッドHの各選択電極Do1〜Do32に2つの駆動波形SAi、SCiのいずれかを出力する駆動波形選択回路105とを備えている。
【0042】
波形生成回路103A、103Cは、例えばROM、D/Aコンバータ又は他のパルス発生回路と微積分回路、クリップ回路、クランプ回路などの波形変形回路等で構成できる。この波形生成回路103A、103Cは、主制御部101からの駆動波形を生成出力するためのタイミングを決める駆動タイミング信号MMの他、駆動波形の駆動電圧(電圧値)Vpを選択するためのVp制御信号SVp(及び/又は後述する駆動波形の立ち上がり時定数trを選択するためのtr制御信号Str)等も入力される。
【0043】
また、低インピーダンス出力回路104は、バッファアンプ、SEPP(Single Ended Push Pull)等で構成される低インピーダンス増幅器からなる。なお、低インピーダンス出力回路64を用いることで駆動電圧波形の出力は圧電素子に対して低インピーダンス出力となり、圧電素子のバラツキや駆動チャンネル数の違いによって波形が歪むことがない。
【0044】
ここで、波形生成回路103A及び低インピーダンス出力回路104Aの一例を図8乃至図10を参照して説明する。なお、波形生成回路103C及び低インピーダンス出力回路104Aも同様の構成である。
先ず、波形生成回路103Aは、図8に示すように、駆動タイミング信号MMを入力して駆動波形を生成して低インピーダンス出力回路104Aに与える駆動波形生成部106と、Vp制御信号SVpに応じて駆動波形生成部106の駆動波形の電圧Vpを決定する電圧Voutを生成して出力するVp制御部107とで構成している。
【0045】
駆動波形生成部106及び低インピーダンス出力回路104A(両者で定電圧駆動回路を構成する。)は、図9に示すように、駆動タイミング信号MMが与えられる入力端子INをバッファBを介してトランジスタTr1のベースに、インバータIを介してトランジスタTr2のベースにそれぞれ接続し、また、トランジスタTr1のコレクタには電源電圧Vppを印加し、トランジスタTr2のエミッタは接地している。
【0046】
そして、トランジスタTr1のエミッタに充電抵抗RaとダイオードD1の直列回路を接続し、トランジスタTr2のコレクタには放電抵抗RbとダイオードD2の直列回路を接続して、これらダイオードD1のカソード側とダイオードD2のアノード側とを接続し、この接続点aと接地間にコンデンサCkを接続して、充電抵抗RaとコンデンサCkで充電時の時定数回路を、放電抵抗RbとコンデンサCkで放電時の時定数回路を構成している。また、上記の接続点aにはダイオードDkを介してVp制御部107からの電圧Voutを印加する。
【0047】
そして、接続点aをトランジスタTr3〜Tr6からなる低インピーダンス出力回路104Aの入力側であるトランジスタTr3のベースとトランジスタTr4のベースとの間に接続し、出力側となるトランジスタTr5のエミッタとトランジスタTr6のコレクタとの間から得られる駆動波形SAiを駆動波形選択回路105に出力する。
【0048】
この回路においては、入力端子INに駆動タイミング信号MMが入力されて、バッファBに「H」レベルが入力されると、バッファBは電源電圧Vppより低い電圧レベルを出力してトランジスタTr1がオン状態になり、インバータIは「L」になってトランジスタTr2がオフ状態になるので、電源電圧Vppによって充電抵抗RaとコンデンサCkで決まる充電時定数でコンデンサCkの充電が開始される。
【0049】
このとき、接続点aにはダイオードDk(降下電圧Vd)を介して、電圧Voutを印加しているので、コンデンサCkの充電電圧は電源電圧Vppまで上がらず、ダイオードDkによって電圧(Vout+Vd)のレベルにクリップされ、この電圧が駆動波形SAiの駆動電圧VpAの最大値(VpA=Vout+Vd)となる。
【0050】
また、入力端子INに駆動タイミング信号MMが入力されなくなってバッファBに「L」レベルが入力されると、バッファBの出力が電源電圧VppとなってトランジスタTr1がオフ状態になり、一方インバータIの出力はバッファBの出力と反転しているのでトランジスタTr1がオフ状態になると同時にトランジスタTr2がオン状態になり、放電抵抗RbとコンデンサCkで決まる放電時定数で電圧Vpまで充電されたコンデンサCkの放電が開始される。
【0051】
したがって、この駆動波形生成部106に与える電圧Voutを変化させることによって、駆動波形SAiの駆動電圧VpAを可変制御することができる。
同様に、波形生成回路103C及び低インピーダンス出力回路104Cから出力する駆動波形SCiの駆動電圧VpCを可変制御することができる。
【0052】
この駆動電圧VpAを規定する電圧Voutを生成出力するVp制御部107は、図10に示すように、三端子レギュレータ108と抵抗選択回路109とからなる。三端子レギュレータ108は、電圧入力端子Vinに定電圧源を供給することによって、調整端子adjと電圧出力端子Vout間に接続した抵抗R1aと調整端子adjと接地間に接続した抵抗選択回路109の抵抗値R2とに応じた電圧を電圧出力端子Voutから出力するものであり、例えばナショナルセミコンダクタ製のLM317T(商品名)などを用いることができる。したがって、この三端子レギュレータ108からの出力電圧Voutは、例えば、Vout=1.25×(1+R2/R1)で定まることになる。
【0053】
抵抗選択回路109は、抵抗Rsと、抵抗Rpとスイッチング用のトランジスタQ1〜Q3で選択される抵抗R21〜R23との並列回路を直列に接続してなり、例えばテキサスインストルメント製SN7406(商品名)などを用いて構成することができる。この抵抗選択回路109には、前述した主制御部101からのVp制御信号SVp1〜SVp3をトランジスタQ1〜Q3のベースにそれぞれ入力している。
【0054】
したがって、三端子レギュレータ108に電源電圧Vppを与えると共に、主制御部101から3ビットのVp制御信号SVp1〜SVp3を抵抗選択回路109に与えることによって、三端子レギュレータ108の出力電圧Voutを最大8種類のレベルで変化させることができ、この出力電圧Voutを前述した駆動波形生成部106の電圧Voutとして入力することで、駆動波形SAiの駆動電圧VpAを所定の値に設定することができる。
【0055】
なお、異なる電圧Voutの生成は、例えば、抵抗と、可変抵抗及びコンデンサの並列回路とを直列に接続して、コンデンサの両端電圧を電圧Voutとして出力するようにした分圧回路を用いて、可変抵抗を変化させるようにしても行なうことができ、また、D/A変換器を用いても電圧Voutを変化させることができる。
【0057】
次に、駆動波形選択回路105について図11を参照して説明する。この駆動波形選択回路105は、シリアルクロックSCLK及びシリアルデータDiA又はDiCを入力する2組の32ビットシフトレジスタ回路111A,111Cと、シフトレジスタ回路111A、111Cの各レジスト値をラッチ信号/LAT(なお、符号の「/」は反転を意味する。)でラッチする64ビットのラッチ回路112と、64ビットのレベルシフタ回路113と、レベルシフタ回路113でオン/オフが制御されるアナログスイッチ群114とからなる。なお、2つの32ビットシフトレジスタ回路をカスケード接続することで駆動波形に対応した2本のデータライン(DiA、DiC)を64ビットのデータに一本化させることができる。
【0058】
アナログスイッチ群114は、各PZTの選択電極Do1〜Do32に接続した一対のアナログスイッチASA1,ASC1〜ASA32,ASC32からなり、アナログスイッチASA1〜ASA32には駆動波形SAiを、アナログスイッチASC1〜ASC32には駆動波形SCiをそれぞれ入力している。
【0059】
そして、このシフトレジスタレジスタ回路111A、111CにそれぞれシフトクロックSCLKに応じてシリアルデータDiA、DiCを取込み、ラッチ回路112でラッチ信号/LATによってシフトレジスタ回路111A、111Cに取り込んだシリアルデータDiA、DiCをラッチしてレベルシフタ回路113に入力する。
【0060】
このレベルシフタ回路113は、シリアルデータの内容に応じて各PZTに接続している2つのアナログスイッチASAm,ASCm(m=1〜32)のいずれか一方をオンし、他方をオフするか、またはいずれもオフにする。これによって、駆動波形SAi又は駆動波形SCiを圧電素子PZTに印加し、若しくはいずれの駆動波形SAi、SCiのいずれもも圧電素子PZTに印加しないことを選択できる。
【0061】
次に、以上のように構成したこのインクジェット記録装置の作用について図12及び図13をも参照して説明する。
図12を参照して、主制御部101からはヘッド駆動部102の駆動波形選択回路105に対して32ビットのシリアルデータであるインク滴を吐出させる噴射駆動ノズルを指定する噴射駆動ノズルデータDiA、32ビットのシリアルデータであるインク滴を吐出させない駆動波形を与える非噴射駆動ノズルを指定する非噴射駆動ノズルデータDiCと、タイミング信号(シフトクロックSCLK、ラッチ信号/LAT)を駆動制御信号として出力する。
【0062】
これによって、同図(a)に示すように32ビットのシフトクロックSCLKによって同図(b)に示す32ビットの噴射ノズルデータ(吐出駆動ノズルデータ)DiAがシフトレジスタ回路111Aに取り込まれ、同図(c)に示す32ビットの非噴射駆動ノズルデータ(非吐出駆動ノズルデータ)DiCがシフトレジスタ回路111Cに取り込まれて、同図(d)に示すラッチ信号/LATでレベルシフタ回路113に入力される。
【0063】
また、主制御部101は所定のタイミングで同図(e)に示す駆動タイミング信号MMをヘッド駆動部102の波形生成回路103A、103Cに出力し、これによって、同図(f)に示すように立ち上がり時定数trで駆動電圧Vp=VpAの駆動波形SAiが波形生成回路103Aから出力され、同図(g)に示すように立ち上がり時定数trで駆動電圧Vp=VpCの駆動波形SCiが波形生成回路103Cから出力される。
【0064】
したがって、駆動波形選択回路105のアナログスイッチASAm,ASCm(m=1〜32)のうちのオン状態になっているアナログスイッチを通じて、同図(h)、(i)、(j)に示すように(その他は図示省略)選択電極Do1〜Do32(各圧電素子PZT)に対して駆動波形SAi又はSCiが出力される。
【0065】
これによって、各圧電素子PZTには電圧0、VpC、VpA(VpA>VpC)のいずれかの駆動電圧Vpが印加される。すなわち、インク滴を吐出させるノズルには電圧VpAの駆動波形SAiが印加され(このノズルが「噴射駆動ノズル」である。)、インク滴を吐出させないノズルの内の所要のノズルには電圧VpCの駆動波形SCiが印加され(このノズルが「非噴射駆動ノズル」である。)、インク滴を吐出させないノズルの内の他のノズルには駆動波形SAi、SCiのいずれも印加されない(0Vが印加される。このノズルが「非噴射非駆動ノズル」である。)。
【0066】
ここで、インク滴を吐出させない非噴射ノズルの内のインク滴を吐出させない程度の駆動波形を与える非噴射駆動ノズルは画像情報に応じて任意に設定することができる。例えば、図13(a)に示すように噴射駆動ノズルに隣接する両側2チャンネルのノズルを非噴射駆動ノズルとしたり、同図(b)に示すように噴射駆動ノズルに隣接する両側1チャンネルのノズルを非噴射駆動ノズルとしたり、同図(c)に示すように噴射駆動ノズルに挟まれたノズルのみを非噴射駆動ノズルとしたりすることができる。
【0067】
このように非噴射ノズル(非吐出ノズル)の内の非噴射駆動ノズルとするパターンとしては複数のパターンを設定することができ、予め主制御部101のROM81に非噴射駆動ノズル発生パターンを格納しておき、噴射駆動ノズルデータDAiと非噴射駆動ノズル発生パターンとを照らし合せて非噴射駆動ノズルデータDCiを作成することで、最も適切なパターンでインク滴を吐出させないノズルを非噴射駆動することができるようになる。また、噴射駆動ノズルの論理和或いは論理積で論理演算して非噴射駆動ノズルのパターンを作成することなどもできる。
【0068】
このように、ノズルからインク滴を吐出させる駆動波形とノズルからインク滴を吐出させない駆動波形を含む複数の駆動波形を生成する駆動波形生成手段と、この駆動波形生成手段で生成された複数の駆動波形の内の1つの駆動波形を画像情報に応じて選択し、非吐出ノズルのエネルギー発生素子に対してノズルからインク滴を吐出させない駆動波形を印加する駆動波形選択手段とを備えることにより、インク滴を安定して噴射することができて高画像品質の記録を行うことができる。
【0069】
この場合、駆動波形選択手段には駆動波形毎のシリアルデータを入力し、このシリアルデータの少なくとも1つはインク滴を吐出させない程度の駆動波形を印加する非吐出駆動ノズルを指定する非吐出駆動ノズルデータとすることで、駆動波形選択手段をIC化してインクジェットヘッドに実装する場合でも画像情報データ処理部を必要とすることなく簡単な回路構成で実現でき、ヘッドのノズル数が増加しても信号線が増加することがなくなる。
【0070】
さらに、この非吐出駆動ノズルデータを画像情報に基づいて作成することにより、あらゆる非噴射駆動発生パターンにも対応することができて、ヘッド構造や使用環境に応じてパターンを可変することができるようになる。
【0071】
次に、本発明に係るヘッド駆動装置の他の実施例について図14以降をも参照して説明する。この実施例においては、上記実施例の波形生成回路の駆動波形生成部として図14に示す駆動波形生成部を用いる。
この駆動波形生成部にはダイオードD1と直列に接続する充電抵抗Raを変化させることで立ち上がり時定数trを変化させるtr制御回路75を備えている。
【0072】
このtr制御回路75は、ダイオードD1と直列に充電抵抗Ra1,Ra2,Ra3の並列回路を接続して、これらの充電抵抗Ra1,Ra2,Ra3と電源電圧Vppとの間にそれぞれスイッチング用のトランジスタTr11,Tr12,Tr13を接続している。
【0073】
そして、トランジスタTr11,Tr12,Tr13のベースにはそれぞれバッファB1,B2,B3を接続し、これらのバッファB1,B2,B3にゲート回路G1,G2,G3を介して駆動タイミング信号MMを入力する。これらのゲート回路G1,G2,G3はそれぞれ主制御部101からのtr制御信号Str1〜Str3が「H」のときに開状態になって駆動タイミング信号MMをバッファB1,B2,B3に出力する。
【0074】
したがって、主制御部101は駆動タイミング信号MMを「H」にすると共に、3ビットのtr制御信号Str1,Str2,Str3のいずれかを「H」にすることで、このtr制御信号Str1,Str2,Str3で選択されたバッファB1,B2,B3は電源電圧Vppよりも低い電圧レベルを出力し、それぞれに対応したトランジスタTr11,Tr12,Tr13のいずれかがオン状態になり、選択された抵抗Ra1〜Ra3のいずれかとコンデンサCkで決まる立ち上げ時定数trでコンデンサCkが充電される。
【0075】
このようにtr制御信号によって最大8種類の立ち上げ時定数trでコンデンサCkを充電することができるので、立ち上げ時定数trがそれぞれtr1,tr2,tr3の3種類の駆動波形を選択して生成出力することができる。
【0076】
なお、この場合、駆動波形の駆動電圧Vpを規定する電圧Voutは固定でもよいが、ここでは前述した図10に示すようなVp制御回路を用いて可変し、立ち上げ時定数tr及び駆動電圧Vpが異なる駆動波形を生成して出力するようにしている。
【0077】
したがって、ヘッド駆動部から出力する駆動波形SAi及び駆動波形SCiとして、駆動電圧Vp及び立ち上げ時定数trの異なる駆動波形を生成出力して、これを上記実施例と同様に駆動波形選択回路で選択出力することによって、ヘッド構造や使用環境が変化しても最適な駆動波形をヘッドのエネルギー発生素子に与えることができ、常にインク滴を安定して噴射させ、高画質記録を行うことができる。
【0078】
なお、ヘッド構造や使用するエネルギー発生素子(電気機械変換素子や電気熱変換素子)に応じて、駆動電圧Vp、立ち上げ時定数trの他、立ち下げ時定数tf及びパルス幅Pwを制御することができる。
例えば、インクジェットヘッドのエネルギー発生手段として圧電素子のd31方向の変位を利用する場合のように駆動波形の立ち下げ時(圧電素子の分極方向を正電圧)でインク滴を吐出させるヘッド構造の場合には、立ち上げ時定数trの代わりに立ち下げ時定数tfを制御するようにすればよい。
【0079】
また、ヘッド駆動部の構成や駆動波形は、上記実施例のものに限られず、インク滴を安定に吐出できればよく、駆動波形としては三角波形やSin(サイン)波形等いずれの形状であってもよい。さらに、複数の異なる駆動波形としては上記実施例で説明した2種類以外に3種類以上にすることもできる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るインクジェット記録装置によれば、インク滴を吐出させないノズルの内のインク滴を吐出させない駆動波形を印加するノズルを選択する非噴射駆動ノズル発生パターンとインク滴を吐出させるノズルのデータとを照合して、インク滴を吐出させないノズルの内の所要のノズルに対してインク滴を吐出させない駆動波形を選択して与える構成としたので、最も適切なパターンでインク滴を吐出させないノズルを非噴射駆動することができ、インク滴を安定して吐出することができて高画像品質の記録が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の機構部の概略図
【図2】図1の要部概略斜視図
【図3】図1の記録ヘッドを構成するインクジェットヘッドの分解斜視図
【図4】同ヘッドのチャンネル方向と直交する方向の要部拡大断面図
【図5】同ヘッドのチャンネル方向の要部拡大断面図
【図6】制御部の概略ブロック図
【図7】同制御部のヘッド駆動装置に係る部分のブロック図
【図8】図7の波形生成回路の一例を示すブロック図
【図9】図8の駆動波形生成部及び低インピーダンス出力回路の一例を示す回路図
【図10】図8のVp制御部の一例を示すブロック図
【図11】図7の駆動波形選択回路の一例を示すブロック図
【図12】同ヘッド駆動装置の作用説明に供する説明図
【図13】ノズルの駆動パターンを説明する説明図
【図14】本発明の他の実施例の説明に供する駆動波形生成部及び低インピーダンス出力回路の他の示す回路図
【符号の説明】
5…キャリッジ、6…記録ヘッド、15…主走査モータ、21…プラテン、28…副走査モータ、45,PZT…圧電素子、54,Com…共通電極、55,SEL…選択電極、61…加圧液室(インク液室)、64…ノズル、87…ヘッド駆動回路、101…主制御部、102…ヘッド駆動部、103A,103C…波形生成回路、104A,104C…低インピーダンス出力回路、105…駆動波形選択回路、106…駆動波形生成部、107…Vp制御回路。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an inkjet recording apparatus, and more particularly to an inkjet recording apparatus that applies a drive waveform that does not eject ink droplets to non-ejection nozzles.
[0002]
[Prior art]
In an ink jet recording apparatus used as an image forming apparatus such as a printer, a facsimile machine, a copying apparatus, etc., when ink droplets are ejected from a required nozzle of an ink jet head, the meniscus of an adjacent ink non-ejection nozzle causes mechanical or fluid interference. As a result, the ink ejection speed Vj and the ink ejection amount Mj fluctuate, and as a result, bubbles are involved and ink droplet ejection failure occurs.
[0003]
Therefore, for example, as described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 58-62063, one of the opposing pressure chambers is pressurized using a head in which pressure chambers (ink liquid chambers) are formed facing both side surfaces. It is known that when the particles are ejected, the other pressure chamber is pressurized so that it does not become particles.
[0004]
Further, as described in Japanese Patent Laid-Open No. 6-8428, a signal having a different pulse width synchronized with a drive signal is used, although the purpose of applying a drive waveform that does not cause ink droplets to be ejected to non-ejection nozzles is different. A plurality of pulse signal output means and a signal selection means for selecting one signal from the plurality of output signals, and switching on / off of the piezoelectric element driving means in an unsaturated region of the driving signal. A driving method is also known in which the voltage applied to the piezoelectric element is varied to make the amount of ink droplets ejected from each nozzle constant.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, as described above, in the ink jet recording apparatus in which one of the pressure chambers facing both side surfaces is pressurized and the other pressure chamber is pressurized so that particles are not ejected when the particles are ejected, The present invention is limited to the case where an ink jet head in which a pressure chamber (ink liquid chamber) is formed facing both side surfaces, and cannot be applied to the case where an ink jet head is provided in which the ink liquid chamber does not face.
[0006]
In addition, a plurality of signals having different pulse widths synchronized with the drive signal are output, and one drive signal (transistor) for charging each piezoelectric element by selecting one signal from the plurality of signals is switched from on to off to be applied voltage. In the ink jet recording apparatus that can vary the applied voltage, the applied voltage also varies when the turn-off time of the transistor varies. Therefore, the applied voltage cannot be controlled with high accuracy.
[0007]
The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide an ink jet recording apparatus capable of forming a high quality image by stably ejecting ink droplets.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, an ink jet recording apparatus according to
[0009]
The ink jet recording apparatus according to
[0010]
An ink jet recording apparatus according to claim 3A configuration for creating a non-ejecting drive nozzle generation pattern for selecting a nozzle that applies a drive waveform that does not eject ink droplets among nozzles that do not eject ink droplets by logically calculating data of nozzles that eject ink droplets did.
[0011]
The ink jet recording apparatus according to
[0012]
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a schematic view of a mechanism part of an ink jet recording apparatus according to the present invention, and FIG. 2 is a schematic perspective view of a main part of FIG.
[0013]
In this ink jet recording apparatus, a
[0014]
The
The
[0015]
On the other hand, a platen roller (hereinafter simply referred to as “platen”) 21 for feeding the
[0016]
Then, the rotation of the
[0017]
In the recording apparatus configured as described above, the recording head 6 (carriage 5) is moved and scanned in the main scanning direction while the
[0018]
In this recording apparatus, a reliability maintenance / recovery mechanism (subsystem) 35 of the
[0019]
Next, an example of an ink jet head constituting the recording head will be described with reference to FIGS. 3 is an exploded perspective view of the ink jet head, FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view of a main part in a direction orthogonal to the channel direction (nozzle arrangement direction) of the head, and FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view of the main part in the channel direction of the head. It is.
[0020]
This ink jet head includes a
In the
[0021]
The plurality of
[0022]
Here, as the
[0023]
The
[0024]
Then, the opposing
[0025]
On the other hand, the
[0026]
The
[0027]
The liquid
[0028]
The
[0029]
After the
[0030]
Then, the
[0031]
The nozzle cover (head cover) 43 is formed in a box shape that covers the peripheral edge of the
[0032]
In this ink jet head, a drive waveform (pulse voltage of 10 to 50 V) is applied to the
[0033]
As the ink droplet ejection ends, the ink pressure in the pressurizing
[0034]
Next, an outline of the control unit of the ink jet recording apparatus will be described with reference to FIG.
The control unit includes a microcomputer (hereinafter referred to as “CPU”) 80 that controls the entire recording apparatus, a
[0035]
Here, in addition to image information from the host side, the
[0036]
Further, the
[0037]
Further, the
[0038]
Next, details of a portion of the control unit relating to drive control of the recording head will be described with reference to FIG. In the figure, only the portion related to the drive control of one head is shown.
Here, the inkjet head H that constitutes the
[0039]
On the other hand, the head drive control unit for driving and controlling the head includes the
[0040]
The
[0041]
The
[0042]
The
[0043]
The low-impedance output circuit 104 includes a low-impedance amplifier configured by a buffer amplifier, SEPP (Single Ended Push Pull), or the like. By using the low
[0044]
Here, an example of the
First, as shown in FIG. 8, the
[0045]
As shown in FIG. 9, the
[0046]
A series circuit of the charging resistor Ra and the diode D1 is connected to the emitter of the transistor Tr1, and a series circuit of the discharge resistor Rb and the diode D2 is connected to the collector of the transistor Tr2, and the cathode side of the diode D1 and the diode D2 are connected. The anode side is connected, and a capacitor Ck is connected between the connection point a and the ground, and a time constant circuit at the time of charging with the charging resistor Ra and the capacitor Ck, and a time constant circuit at the time of discharging with the discharging resistor Rb and the capacitor Ck Is configured. The voltage Vout from the
[0047]
The connection point a is connected between the base of the transistor Tr3 on the input side of the low
[0048]
In this circuit, when the drive timing signal MM is input to the input terminal IN and the “H” level is input to the buffer B, the buffer B outputs a voltage level lower than the power supply voltage Vpp and the transistor Tr1 is turned on. Since the inverter I becomes “L” and the transistor Tr2 is turned off, charging of the capacitor Ck is started with a charging time constant determined by the charging resistor Ra and the capacitor Ck by the power supply voltage Vpp.
[0049]
At this time, since the voltage Vout is applied to the connection point a via the diode Dk (drop voltage Vd), the charging voltage of the capacitor Ck does not rise to the power supply voltage Vpp, and the voltage (Vout + Vd) level is not increased by the diode Dk. This voltage becomes the maximum value (VpA = Vout + Vd) of the drive voltage VpA of the drive waveform SAi.
[0050]
Further, when the drive timing signal MM is not input to the input terminal IN and the “L” level is input to the buffer B, the output of the buffer B becomes the power supply voltage Vpp and the transistor Tr1 is turned off, while the inverter I Is inverted from the output of the buffer B, so that the transistor Tr1 is turned off and at the same time the transistor Tr2 is turned on, and the capacitor Ck charged to the voltage Vp with a discharge time constant determined by the discharge resistor Rb and the capacitor Ck. Discharging starts.
[0051]
Therefore, the drive voltage VpA of the drive waveform SAi can be variably controlled by changing the voltage Vout applied to the drive
Similarly, the drive voltage VpC of the drive waveform SCi output from the
[0052]
As shown in FIG. 10, the
[0053]
The
[0054]
Accordingly, the power supply voltage Vpp is supplied to the three-
[0055]
The generation of the different voltage Vout is variable using, for example, a voltage dividing circuit in which a resistor and a parallel circuit of a variable resistor and a capacitor are connected in series and the voltage across the capacitor is output as the voltage Vout. The voltage Vout can be changed even by using a D / A converter.
[0057]
Next, the drive
[0058]
The
[0059]
Then, serial data DiA and DiC are taken into the shift
[0060]
The
[0061]
Next, the operation of the ink jet recording apparatus configured as described above will be described with reference to FIGS.
Referring to FIG. 12, ejection drive nozzle data DiA that designates ejection drive nozzles that eject ink droplets as 32-bit serial data from the
[0062]
As a result, as shown in FIG. 11A, the 32-bit jet nozzle data (discharge drive nozzle data) DiA shown in FIG. 10B is taken into the
[0063]
Further, the
[0064]
Therefore, as shown in FIGS. 6H, 6I, and 6J, the analog switches ASAm and ASCm (m = 1 to 32) of the drive
[0065]
As a result, a drive voltage Vp of any of voltage 0, VpC, and VpA (VpA> VpC) is applied to each piezoelectric element PZT. That is, the drive waveform SAi of the voltage VpA is applied to the nozzle that ejects the ink droplet (this nozzle is the “ejection drive nozzle”), and the required nozzle among the nozzles that do not eject the ink droplet has the voltage VpC. The drive waveform SCi is applied (this nozzle is a “non-ejection drive nozzle”), and neither of the drive waveforms SAi and SCi is applied to other nozzles that do not eject ink droplets (0 V is applied). This nozzle is a “non-injection non-driving nozzle”).
[0066]
Here, the non-ejection drive nozzles that give a drive waveform that does not eject ink droplets among the non-ejection nozzles that do not eject ink droplets can be arbitrarily set according to image information. For example, as shown in FIG. 13 (a), the two-channel nozzles on both sides adjacent to the ejection drive nozzle are non-ejection drive nozzles, or the both-side one channel nozzles adjacent to the ejection drive nozzle as shown in FIG. 13 (b). Can be used as non-injection drive nozzles, or only nozzles sandwiched between injection drive nozzles can be used as non-injection drive nozzles as shown in FIG.
[0067]
As described above, a plurality of patterns can be set as the non-injection drive nozzles in the non-injection nozzles (non-ejection nozzles), and the non-injection drive nozzle generation pattern is stored in the
[0068]
As described above, the drive waveform generating means for generating a plurality of drive waveforms including the drive waveform for ejecting ink droplets from the nozzles and the drive waveform for not ejecting ink drops from the nozzles, and the plurality of drives generated by the drive waveform generating means A drive waveform selection unit that selects one of the waveforms according to image information and applies a drive waveform that does not cause the ink droplets to be ejected from the nozzles to the energy generating elements of the non-ejection nozzles; Drops can be stably ejected and high image quality recording can be performed.
[0069]
In this case, serial data for each drive waveform is input to the drive waveform selection means, and at least one of the serial data is a non-ejection drive nozzle that designates a non-ejection drive nozzle that applies a drive waveform that does not cause ink droplets to be ejected. By using data, even when the drive waveform selection means is integrated into an IC and mounted on an inkjet head, it can be realized with a simple circuit configuration without the need for an image information data processing unit, and even if the number of nozzles in the head increases, the signal The line will not increase.
[0070]
Furthermore, by creating the non-ejection drive nozzle data based on the image information, it is possible to deal with any non-ejection drive generation pattern, and the pattern can be varied according to the head structure and use environment. become.
[0071]
Next, another embodiment of the head driving apparatus according to the present invention will be described with reference to FIG. In this embodiment, the drive waveform generation section shown in FIG. 14 is used as the drive waveform generation section of the waveform generation circuit of the above embodiment.
The drive waveform generator includes a
[0072]
The
[0073]
Buffers B1, B2, and B3 are connected to the bases of the transistors Tr11, Tr12, and Tr13, respectively, and a drive timing signal MM is input to these buffers B1, B2, and B3 through gate circuits G1, G2, and G3. These gate circuits G1, G2, and G3 are opened when the tr control signals Str1 to Str3 from the
[0074]
Accordingly, the
[0075]
In this way, the capacitor Ck can be charged with up to eight types of start-up time constants tr by the tr control signal, so that the start-up time constant tr selects and generates three types of drive waveforms tr1, tr2 and tr3, respectively. Can be output.
[0076]
In this case, the voltage Vout that defines the drive voltage Vp of the drive waveform may be fixed, but here it can be varied by using the Vp control circuit as shown in FIG. 10 described above, and the rise time constant tr and the drive voltage Vp. Generate different drive waveforms and output them.
[0077]
Therefore, as the drive waveform SAi and drive waveform SCi output from the head drive unit, drive waveforms having different drive voltages Vp and rise time constants tr are generated and output and selected by the drive waveform selection circuit in the same manner as in the above embodiment. By outputting, an optimum driving waveform can be given to the energy generating element of the head even if the head structure or usage environment changes, and ink droplets can always be stably ejected and high-quality recording can be performed.
[0078]
In addition to the drive voltage Vp and the rise time constant tr, the fall time constant tf and the pulse width Pw are controlled according to the head structure and the energy generating element (electromechanical conversion element or electrothermal conversion element) to be used. Can do.
For example, in the case of a head structure that ejects ink droplets at the fall of the drive waveform (the polarization direction of the piezoelectric element is a positive voltage), such as when the displacement in the d31 direction of the piezoelectric element is used as the energy generation means of the inkjet head. In this case, the fall time constant tf may be controlled instead of the rise time constant tr.
[0079]
Further, the configuration and driving waveform of the head driving unit are not limited to those of the above-described embodiments, and it is sufficient that ink droplets can be stably ejected. The driving waveform may be any shape such as a triangular waveform or a sine (sine) waveform. Good. Further, the plurality of different driving waveforms can be three or more types in addition to the two types described in the above embodiment.
[0080]
【The invention's effect】
As described above, according to the inkjet recording apparatus of the present invention,Non-ejection drive nozzle generation pattern that selects a nozzle that applies a drive waveform that does not eject ink droplets out of nozzles that do not eject ink droplets and nozzles that do not eject ink droplets by collating the nozzle data that ejects ink droplets Since the drive waveform that does not cause ink droplets to be ejected to a desired nozzle is selected and given, the nozzle that does not eject ink droplets in the most appropriate pattern can be non-ejection driven,Ink droplets can be ejected stably, and high image quality recording becomes possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of a mechanism portion of an ink jet recording apparatus according to the present invention.
2 is a schematic perspective view of the main part of FIG.
FIG. 3 is an exploded perspective view of an ink jet head constituting the recording head of FIG.
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view of a main part in a direction orthogonal to the channel direction of the head.
FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view of the main part in the channel direction of the head.
FIG. 6 is a schematic block diagram of a control unit.
FIG. 7 is a block diagram of a portion related to a head driving device of the control unit.
8 is a block diagram showing an example of the waveform generation circuit of FIG.
9 is a circuit diagram showing an example of a drive waveform generation unit and a low impedance output circuit of FIG.
10 is a block diagram showing an example of a Vp control unit in FIG. 8;
11 is a block diagram showing an example of a drive waveform selection circuit in FIG. 7;
FIG. 12 is an explanatory diagram for explaining the operation of the head driving device.
FIG. 13 is an explanatory diagram for explaining a nozzle drive pattern.
FIG. 14 is a circuit diagram showing another example of a drive waveform generation unit and a low impedance output circuit for explaining another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
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