JP3644154B2 - Disposer - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、陥没成形された投入口から粉砕処理部に投入された食品屑等を粉砕するディスポーザに関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスポーザにより食品屑等を粉砕処理部にて粉砕するに当たっては、粉砕中の食品屑等の飛散を防止する等の観点から、通常、その投入口には蓋体が装着される。この際、蓋体が投入口にその開口部を塞ぐよう正常に装着されたことをリードスイッチと磁石とを用いて検出することも行われている。また、蓋体が正常に装着されていれば、ディスポーザを駆動して即座に粉砕処理部で食品屑等を粉砕することも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
通常、リードスイッチと磁石とは通常同じ数だけ用いられ、この両者が所定の位置関係にくると(一般には対向する位置関係)蓋体が正常に装着されたと判定される。このため、投入口に対して所定の関係を持って蓋体を装着する必要があった。ところで、一般に投入口は円形に陥没成形されているので、投入口と蓋体との関係は一概には定まらない。よって、蓋体と投入口近辺の流し台シンクの底面とに位置決め用のマークを設け、このマークが合致するよう蓋体を装着すればリードスイッチと磁石とが対向して蓋体が投入口に正常に装着されたと判定されるようになっていた。従って、投入口への蓋体の装着に当たっては、投入口の開口部を塞ぐよう蓋体を装着するだけではなく、蓋体と投入口との位置合わせをも必要とし、煩雑であった。
【0004】
本発明は、上記問題点を解決するためになされ、ディスポーザの投入口への蓋体の装着作業の簡略化を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
かかる課題を解決するため、第1の発明のディスポーザは、
投入口から粉砕処理部に投入された食品屑等を粉砕するディスポーザであって、
前記投入口が陥没形成された投入口形成部と、
前記投入口に嵌り込む蓋体と、
前記投入口形成部の周囲に配設され、磁力の影響を受けてオン・オフ作動するM個(Mは2以上の自然数)のリードスイッチと、
前記蓋体に配設され、前記投入口に前記蓋体が嵌り込むと前記リードスイッチに磁力の影響を及ぼす複数個の磁石と、
前記M個のリードスイッチの作動状態に基づいて前記投入口の閉鎖状況を判定する判定手段とを備え、
前記M個のリードスイッチと前記複数個の磁石とは、前記蓋体が前記投入口に嵌め込まれて第1の閉鎖状態にあるときには前記M個のリードスイッチのうちのM1個(M1は1以上でM未満の自然数)のリードスイッチのみが非作動状態となり、前記蓋体が前記投入口に嵌め込まれて前記第1の閉鎖状態以外の第2の閉鎖状態にあるときには前記M個のリードスイッチの総てのリードスイッチが作動状態となるよう、それぞれ前記投入口形成部と前記蓋体に配置されており、
前記判定手段は、(M−M1)個以上の前記リードスイッチが作動すると前記投入口が前記蓋体により閉鎖されたと判定する手段を有する、
ことを特徴とする。
【0006】
上記構成を有する第1の発明のディスポーザでは、投入口に蓋体が正常に嵌め込まれると、この蓋体は、第1の閉鎖状態とそれ以外の第2の閉鎖状態のいずれかを採り、前者の状態を採った場合にはM個のリードスイッチのうちのM1個のリードスイッチのみが非作動状態となる。つまり、この場合には、(M−M1)個のリードスイッチが作動状態となる。その一方、蓋体が後者の状態を採った場合には、M個のリードスイッチの総てのリードスイッチが作動状態となる。このため、蓋体が正常に投入口に嵌め込まれれば、自ずから(M−M1)個以上のリードスイッチが作動することになる。よって、投入口に嵌り込むよう蓋体が正常に装着されれば、(M−M1)個以上のリードスイッチの作動を受けて、判定手段により蓋体の正常な装着を通した投入口の閉鎖が判定される。従って、この第1の発明のディスポーザによれば、蓋体の装着に際して蓋体と投入口との位置合わせが不要となるので、ディスポーザの投入口への蓋体の装着作業が簡単となる。
【0007】
上記の構成を有する第1の発明のディスポーザにおいて、
前記蓋体は、2N(Nは1以上の自然数)個の同一の前記磁石を、隣接する磁石同士の磁束の向きが前記投入口の周方向において逆向きとなるようにして前記投入口と同心に等間隔で配置して有し、
前記投入口形成部は、M(Mは2以上の自然数)個の前記リードスイッチを、180度未満で360・k/(2N・M)(kはk≠a・M/b(aは1以上の自然数,bはM未満の自然数)を満たす実数)で表される角度を隔てて等間隔に前記投入口と同心に配置して有し、
前記判定手段は、(M−1)個以上の前記リードスイッチが作動すると前記投入口が前記蓋体により閉鎖されたと判定する手段を有する、ものとすることができる。
【0008】
上記の第1の発明の第1の態様のディスポーザでは、投入口に嵌め込まれる蓋体には、2N個の同一の磁石が投入口と同心に等間隔で配置されており、隣り合う磁石は、投入口の周方向において磁束の向きが逆向きとなり360/2Nで表される角度を隔てることになる。その一方、投入口形成部の側には、M個のリードスイッチが180度未満の所定の角度を隔てて等間隔に投入口と同心に配置されている。つまり、隣り合うリードスイッチのなす角度RMAは、180度未満であって(360/2N)・(k/M)と表され、このkはMに対してk≠a・M/b(aは1以上の自然数,bはM未満の自然数)を満たす関係にありk≠Mであることから、隣り合う磁石のなす角度MA(=360/2N)と等しくなることはない。この場合、kは上記の数式を満たす実数であるが、リードスイッチと磁石の位置関係を特定して確実なリードスイッチの作動を図る上では、自然数であることが好ましい。
【0009】
また、M個のうちのm個のリードスイッチがなす角度RmAは、(360/2N)・(k/M)・(m−1)と表される(但し、mはM以下の自然数)。今、このm個のリードスイッチがなす角度RmAが隣り合う磁石のなす角度MA(=360/2N)又はその倍数と等しいとすると、次の関係式が成立する。
【0010】
(360/2N)・(k/M)・(m−1)=(360/2N)・c(但し、cは1以上の自然数)
【0011】
この関係式は、k=c・M/(m−1)と変形できる(但し、cは1以上の自然数,mはM以下の自然数)。ところで、cは1以上の自然数であってaと等価であり、(m−1)は(M−1)以下の自然数であってbと等価であることから、上記関係式は、更に、k=a・M/bと変形できるが、ここにいうkは、k≠a・M/bであることから、上記関係式は成立しない。よって、m個のリードスイッチがなす角度RmAが隣り合う磁石のなす角度MA又はその倍数と等しくなることはない。このことは、M個のリードスイッチのうちの1個のあるリードスイッチが2N個の磁石のうちの1個のある磁石と対向する位置にあれば、このあるリードスイッチとそれ以外の他のリードスイッチとがなす角度は、このある磁石と隣り合う磁石のなす角度MA又はその倍数に等しくなることはなく、他のリードスイッチが他の磁石に対向する位置にくることはないことを意味する。また、M個のリードスイッチのうちの1個のあるリードスイッチが隣り合う磁石の中間位置にあれば、このあるリードスイッチとそれ以外の他のリードスイッチとがなす角度は、隣り合う磁石のなす角度MA又はその倍数に等しくなることはなく、他のリードスイッチが隣り合う磁石の中間位置にくることはないことを意味する。
【0012】
ここで、2N個の同一の磁石が上記したように配置された蓋体が投入口を閉鎖するように投入口に蓋体が正常に装着された場合、M個のリードスイッチのうちの1個のリードスイッチが作動しない状況について説明する。なお、リードスイッチは、強磁性体の2本の細線材を対向させて有し、両細線材がそれぞれ異極に磁化されるとこの両細線材が磁気的に吸引されて作動するので、この両細線材がそれぞれ同極に磁化されると両細線材が反発しあい作動しないことになる。このようにリードスイッチが作動しない状況は、蓋体における磁石の配列の様子によって異なるので、以下、順を追って説明する。
【0013】
まず、図1に示すように、例えば6個の同一の磁石が投入口と同心に等間隔で配置されており、それぞれの磁石が円の内側・外側に交互にN極・S極として磁束を形成している場合について説明する。この場合には、リードスイッチが磁石に対向する位置にあると、この位置のリードスイッチの両細線材は、対向する磁石から向きが同じの磁束を均等に受けてそれぞれ同極に磁化される。よって、このリードスイッチは、その両細線材が反発しあい、作動しないことになる。また、磁石に対向する位置からずれた位置では、リードスイッチの両細線材は、それぞれが受ける磁束が異なることから異極に磁化され、このリードスイッチは作動する。従って、投入口に蓋体が嵌り込むよう蓋体を正常に投入口に装着した際、M個のリードスイッチのうちの1個が磁石に対向する位置にきた場合には、この1個のリードスイッチのみは作動せず、残りの総てのリードスイッチは、上記したように磁石と対向する位置にくることはないので、作動する。その一方、上記のように蓋体を正常に投入口に装着した際、いずれのリードスイッチも磁石と対向する位置にこない場合には、M個の総てのリードスイッチは、作動する。
【0014】
この場合、磁石の磁力がリードスイッチに及ぶことが必要であり、磁石の表面磁束密度や磁石の表面積,磁石間距離(ピッチ),リードスイッチの感応値等に応じて、リードスイッチと磁石間距離が調整される。例えば、磁石の表面磁束密度が約3000ガウス程度、磁石の表面積が約0.7cm2 程度、磁石間距離(ピッチ)が約66mmの直径の円の円周上60度,リードスイッチの感応値が約37〜44AT程度であれば、リードスイッチと磁石間距離は約2.5cm程度に調整される。
【0015】
その一方、図2に示すように、6個の同一の磁石が投入口と同心に等間隔で配置されており、それぞれの磁石が円周方向に沿って交互にN極・S極として磁束を形成している場合には、リードスイッチが隣り合う磁石の中間位置にあると、この位置のリードスイッチの両細線材は、その左右の磁石から向きが同じの磁束を均等に受けてそれぞれ同極に磁化される。よって、このリードスイッチは、その両細線材が反発しあい、作動しないことになる。また、隣り合う磁石の中間位置からずれた位置では、リードスイッチの両細線材は、それぞれが受ける磁束が異なることから異極に磁化され、このリードスイッチは作動する。従って、投入口が筒状の蓋体で閉鎖されるよう蓋体を正常に投入口に装着した際、M個のリードスイッチのうちの1個が隣り合う磁石の中間位置にきた場合には、この1個のリードスイッチのみは作動せず、残りの総てのリードスイッチは、上記したように隣り合う磁石の中間位置にくることはないので、作動する。その一方、上記のように蓋体を正常に投入口に装着した際、いずれのリードスイッチも隣り合う磁石の中間位置にこない場合には、M個の総てのリードスイッチは、作動する。
【0016】
2N個の磁石が上記のいずれの配置を採る場合にあっても、蓋体を正常に投入口に装着する際には、1個のリードスイッチがある特定の位置(磁石と対向する位置又は隣り合う磁石の中間位置)にきた状態といずれのリードスイッチもこの特定の位置にこない状態としか取り得ないので、蓋体が正常に投入口に装着されれば、自ずから(M−1)個以上のリードスイッチが作動することになる。よって、投入口が筒状の蓋体で閉鎖されるよう蓋体が正常に投入口に装着されれば、(M−1)個以上のリードスイッチの作動を受けて、判定手段により蓋体の正常な装着を通した投入口の閉鎖が判定される。従って、この第1の発明のディスポーザによれば、蓋体の装着に際して蓋体と投入口との位置合わせが不要となるので、ディスポーザの投入口への蓋体の装着作業が簡単となる。
【0017】
なお、磁石並びにリードスイッチの設置個数の上限は、蓋体および投入口の大きさや磁石,リードスイッチの大きさによって定まる。また、リードスイッチのなす角度を規定する際には、時計回り・反時計回りのいずれの方向に沿って規定してもよい。つまり、あるリードスイッチとその隣のリードスイッチとが時計回りに270度の角度をなしている状態は、この両リードスイッチは反時計間割りに90度の角度をなしていることになり、本発明に含まれる。
【0018】
上記の構成を有する第1の態様のディスポーザにおいて、
前記リードスイッチの個数Mは、3以上の自然数であることが好ましい。
【0019】
蓋体が投入口に装着されていない場合に、磁気を有する何らかのもの(例えば磁気リング等)が投入口に入り込んでリードスイッチに磁力の影響を及ぼすことがある。このため、この磁気リング等の近辺のリードスイッチが磁気リング等の磁力の影響を受けて作動することがある。しかし、このような事態が起きても、通常、作動するリードスイッチは1個に過ぎない。ところで、この第1の発明の第2の態様のディスポーザでは、(M−1)個、即ち2個以上のリードスイッチが作動した場合に蓋体が正常に投入口に装着されたと判定される。よって、この第2の態様のディスポーザによれば、蓋体が装着されないまま磁気リング等が投入口に入り込んだ場合であっても、蓋体が投入口に装着されて投入口が閉鎖されたと誤判定することはない。
【0020】
上記の構成を有する第1又は第2の態様のディスポーザにおいて、
前記投入口形成部は、前記リードスイッチの上面を覆い前記リードスイッチへの前記上面からの磁束を遮蔽する磁性体部材を有するものとするができる。
【0021】
蓋体が投入口にずれて重なり、蓋体の磁石と投入口側のリードスイッチとが上下に重なる場合がある。このような事態に到ると、磁石がその下方に位置するリードスイッチに磁力を及ぼす。しかし、この第3の態様のディスポーザでは、リードスイッチはその上面からの磁力の影響を受けないので、蓋体が投入口にずれて重なったような場合を蓋体が投入口に装着されて投入口が閉鎖された状態であると誤判定することはない。
【0022】
上記の構成を有する第1又は第2の態様のディスポーザにおいて、
前記投入口形成部は、前記リードスイッチの下面を覆い前記リードスイッチへの前記下面からの磁束を遮蔽する磁性体部材を有するものとするができる。
【0023】
蓋体が投入口に対して傾斜して投入口に蓋体が斜めに入り込み、蓋体の磁石が投入口側のリードスイッチの斜め下方に位置することがある。このような事態に到ると、磁石がその上方に位置するリードスイッチに磁力を及ぼす。しかし、この第4の態様のディスポーザでは、リードスイッチはその下面からの磁力の影響を受けないので、蓋体が投入口に対して傾斜して投入口に蓋体が斜めに入り込んだような場合を蓋体が投入口に装着されて投入口が閉鎖された状態であると誤判定することはない。
【0024】
また、第2の発明のディスポーザは、
投入口から粉砕処理部に投入された食品屑等を粉砕するディスポーザであって、
前記投入口が陥没形成された投入口形成部と、
前記投入口に嵌り込む蓋体と、
前記投入口形成部の周囲に配設され、磁力の影響を受けてオン・オフ作動するリードスイッチと、
前記蓋体に配設され、前記投入口に前記蓋体が嵌り込むと前記リードスイッチに磁力の影響を及ぼす磁石と、
前記リードスイッチの作動状態に基づいて前記投入口の閉鎖状況を判定する判定手段とを備え、
前記投入口形成部は、前記リードスイッチの上面を覆い前記リードスイッチへの前記上面からの磁束を遮蔽する上面側磁性体部材と、前記リードスイッチの下面を覆い前記リードスイッチへの前記下面からの磁束を遮蔽する下面側磁性体部材とを有し、
前記磁石は、その上面側を一方の磁極,下面側を他方の磁極とした円盤状又は環状の磁石である、
ことを特徴とする。
【0025】
上記構成を有する第2の発明のディスポーザでは、上面側磁性体部材と下面側磁性体部材とにより、投入口形成部のリードスイッチの上下面の側からの磁束を遮蔽し、リードスイッチがその上下面からの磁力の影響を受けないようにする。よって、この第2の発明のディスポーザによれば、蓋体が投入口にずれて重なったような場合や蓋体が投入口に対して傾斜して投入口に蓋体が斜めに入り込んだような場合を蓋体が投入口に装着された状態であると誤判定することはない。また、リードスイッチにはその上下面の側から磁力の影響を受けないことから、投入口に蓋体が正常に装着されて投入口に蓋体が嵌り込み投入口が閉鎖された場合に限り、蓋体の円盤状又は環状の磁石は、上面側を一方の磁極,下面側を他方の磁極とした磁力をリードスイッチに及ぼし、このリードスイッチは作動する。そして、このリードスイッチの作動状態により蓋体が正常に装着されて投入口が閉鎖されたことが判定される。ところで、このようにリードスイッチに磁力を及ぼす磁石は円盤状又は環状であることから、蓋体と投入口との位置合わせは不要となる。従って、この第2の発明のディスポーザによっても、ディスポーザの投入口への蓋体の装着作業が簡単となる。
【0026】
上記の構成を有する第1の発明又はその上記各態様のディスポーザ或いは第2の発明のディスポーザにおいて、
更に、
前記判定手段により前記投入口が閉鎖されたと判定された場合には、前記粉砕処理部での粉砕に先立つ前記粉砕処理部への通水を許可する通水許可手段を有するものとすることができる。
【0027】
この態様のディスポーザでは、蓋体が正常に装着されて投入口が閉鎖されたことが判定されても、この判定を受けて粉砕処理部での粉砕を即座に開始するのではなく、この粉砕に先立つ粉砕処理部への通水を許可するに過ぎない。よって、この態様のディスポーザによれば、蓋体の正常な装着後に行う粉砕処理部での粉砕を通水が行われないまま実行することがないので、粉砕のためのモータに不用意な負荷を与えることがない。
【0028】
上記の構成を有する第1の発明又はその上記各態様のディスポーザ或いは第2の発明のディスポーザにおいて、
更に、
前記判定手段により前記投入口が閉鎖されたと判定された場合には、投入口閉鎖の旨を報知する報知手段を有するものとすることができる。
【0029】
この態様のディスポーザでは、蓋体が正常に装着されて投入口が閉鎖されたと判定されれば、その旨の報知をするので、使用者はこの報知を受けて速やかにディスポーザを駆動して粉砕を開始することができる。この場合、報知は、ブザー音を発したり、LEDを点灯したりすること等の適宜な方法でなされればよい。
【0030】
また、第3の発明のディスポーザは、
投入口から粉砕処理部に投入された食品屑等を粉砕するディスポーザであって、
前記投入口が陥没形成された投入口形成部と、
前記投入口に嵌り込む蓋体と、
前記投入口形成部の周囲に配設され、磁力の影響を受けてオン・オフ作動する2M’個(M’は1以上の自然数)のリードスイッチと、
前記蓋体に配設され、前記投入口に前記蓋体が嵌り込むと前記リードスイッチに磁力の影響を及ぼす複数個の磁石と、
前記2M’個のリードスイッチの作動状態に基づいて前記投入口の閉鎖状況を判定する判定手段とを備え、
前記蓋体は、2N(Nは1以上の自然数)個の同一の前記磁石を、隣接する磁石同士の磁束の向きが前記投入口の周方向において逆向きとなるようにして前記投入口と同心に等間隔で配置して有し、
前記投入口形成部は、前記2M’個の前記リードスイッチを、互いに180度未満で360・k’/2N(k’は、1以上でN以下の自然数)で表される角度を隔てた2個のリードスイッチを対としたM’対のリードスイッチ対として前記投入口と同心に配設して有し、且つ、前記M’対のリードスイッチ対を、ある一のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチと他のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチとが、180度未満で360・k/(2N・M’)(kはk≠a・M’/b(aは1以上の自然数,bはM’未満の自然数)を満たす実数)で表される角度を隔てるよう前記投入口と同心に配置して有し、
前記判定手段は、(M’−1)対以上の前記リードスイッチ対に含まれる総てのリードスイッチが作動すると前記投入口が前記蓋体により閉鎖されたと判定する手段を有する、
ことを特徴とする。
【0031】
上記の第3の発明のディスポーザでは、投入口に嵌め込まれる蓋体には、2N個の同一の磁石が投入口と同心に等間隔で配置されており、隣り合う磁石は、投入口の周方向において磁束の向きが逆向きとなり360/2Nで表される角度を隔てることになる。その一方、投入口形成部の側には、2M’個のリードスイッチがM’対のリードスイッチ対として投入口と同心に配設されており、各リードスイッチ対に含まれる2個のリードスイッチは、360・k’/2N(k’は、1以上でN以下の自然数)で表される角度を隔てている。このため、あるリードスイッチ対に含まれる一方のリードスイッチが2N個の磁石のうちの1個のある磁石と対向する位置にあれば、このあるリードスイッチ対に含まれる他方のリードスイッチも他の磁石に対向する位置にくることになる。また、あるリードスイッチ対に含まれる一方のリードスイッチが隣り合う磁石の中間位置にあれば、他方のリードスイッチも隣り合う磁石の中間位置にくることになる。つまり、各リードスイッチ対に含まれる2個のリードスイッチは、磁石に対して同じ位置を採ることになる。
【0032】
しかも、M’対のリードスイッチ対のうちのある一のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチと他のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチとがなす角度RMAは、180度未満で360・k/(2N・M’)と表され、このkはM’に対してk≠a・M’/b(aは1以上の自然数,bはM未満の自然数)を満たす関係にありk≠M’であることから、隣り合う磁石のなす角度MA(=360/2N)又はその倍数と等しくなることはない。このことは、あるリードスイッチ対に含まれるリードスイッチが2N個の磁石のうちの1個のある磁石と対向する位置にあれば、他のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチが他の磁石に対向する位置にくることはないことを意味する。また、あるリードスイッチ対に含まれるリードスイッチが隣り合う磁石の中間位置にあれば、他のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチが隣り合う磁石の中間位置にくることはないことを意味する。
【0033】
ここで、2N個の同一の磁石が上記したように配置された蓋体が投入口を閉鎖するように投入口に蓋体が正常に装着された場合、M’対のリードスイッチ対のうちの一対のリードスイッチ対(以下、このリードスイッチ対を特定リードスイッチ対といい、他のリードスイッチ対と区別する)に含まれる2個のリードスイッチが作動しない状況について説明する。なお、リードスイッチが作動しない状況は、蓋体における磁石の配列の様子によって異なるので、第1の発明と同様、順を追って説明する。
【0034】
まず、例えば6個の同一の磁石が図1に示すように配置されている場合について説明する。特定リードスイッチ対の2個のリードスイッチがそれぞれ磁石に対向する位置にあると、この特定リードスイッチ対の2個のリードスイッチは、その細線材の同極磁化により作動しない。ところが、他のリードスイッチ対の2個のリードスイッチは、磁石に対向する位置からずれることから、その細線材の異極磁化により作動する。また、特定リードスイッチ対の2個のリードスイッチが磁石に対向する位置からずれた位置では、これらリードスイッチは作動し、他のリードスイッチ対のそれぞれのリードスイッチは、総て磁石に対向する位置からずれているために作動するか、他のリードスイッチ対のうちの別のリードスイッチ対の2個のリードスイッチのみが磁石に対向して作動しないことになる。従って、投入口に蓋体が嵌り込むよう蓋体を正常に投入口に装着した際、M’対のリードスイッチ対のうちの特定リードスイッチ対の2個のリードスイッチが磁石に対向する位置にきた場合には、この特定リードスイッチ対の2個のリードスイッチのみは作動せず、残りの総てのリードスイッチ対のリードスイッチは、上記したように磁石と対向する位置にくることはないので、作動する。その一方、上記のように蓋体を正常に投入口に装着した際、いずれのリードスイッチ対のリードスイッチも磁石と対向する位置にこない場合には、M’対のリードスイッチ対の総てのリードスイッチ対に含まれるリードスイッチは、作動する。
【0035】
その一方、6個の同一の磁石が図2に示すように配置されている場合には、次のようになる。特定リードスイッチ対の2個のリードスイッチが隣り合う磁石の中間位置にあると、この特定リードスイッチ対の2個のリードスイッチは、その細線材の同極磁化により作動しない。ところが、他のリードスイッチ対の2個のリードスイッチは、隣り合う磁石の中間位置からずれることから、その細線材の異極磁化により作動する。また、特定リードスイッチ対の2個のリードスイッチが隣り合う磁石の中間位置からずれた位置では、これらリードスイッチは作動し、他のリードスイッチ対のそれぞれのリードスイッチは、総てこの中間位置からずれているために作動するか、他のリードスイッチ対のうちの別のリードスイッチ対の2個のリードスイッチのみがこの中間位置にあるために作動しないことになる。従って、投入口が筒状の蓋体で閉鎖されるよう蓋体を正常に投入口に装着した際、M’対のリードスイッチ対のうちの特定リードスイッチ対の2個のリードスイッチが隣り合う磁石の中間位置にきた場合には、この特定リードスイッチ対の2個のリードスイッチのみは作動せず、残りの総てのリードスイッチ対のリードスイッチは、上記したように隣り合う磁石の中間位置にくることはないので、作動する。その一方、上記のように蓋体を正常に投入口に装着した際、いずれのリードスイッチ対のリードスイッチも隣り合う磁石の中間位置にこない場合には、M’対のリードスイッチ対の総てのリードスイッチ対に含まれるリードスイッチは、作動する。
【0036】
2N個の磁石が上記のいずれの配置を採る場合にあっても、蓋体を正常に投入口に装着する際には、特定リードスイッチ対の2個のリードスイッチがある特定の位置(磁石と対向する位置又は隣り合う磁石の中間位置)にきた状態といずれのリードスイッチ対のリードスイッチもこの特定の位置にこない状態としか取り得ないので、蓋体が正常に投入口に装着されれば、自ずから(M’−1)対以上のリードスイッチ対に含まれる総てのリードスイッチが作動することになる。よって、投入口が筒状の蓋体で閉鎖されるよう蓋体が正常に投入口に装着されれば、このようなリードスイッチ対のリードスイッチの作動を受けて、判定手段により蓋体の正常な装着を通した投入口の閉鎖が判定される。従って、この第3の発明のディスポーザによっても、蓋体の装着に際して蓋体と投入口との位置合わせが不要となるので、ディスポーザの投入口への蓋体の装着作業が簡単となる。
【0037】
更に、第4の発明のディスポーザは、
投入口から粉砕処理部に投入された食品屑等を粉砕するディスポーザであって、
前記投入口が陥没形成された投入口形成部と、
前記投入口に嵌り込む蓋体と、
前記投入口形成部の周囲に配設され、磁力の影響を受けてオン・オフ作動する複数個のリードスイッチと、
前記蓋体に配設され、前記投入口に前記蓋体が嵌り込むと前記リードスイッチに磁力の影響を及ぼす複数個の磁石と、
前記複数個のリードスイッチの作動状態に基づいて前記投入口の閉鎖状況を判定する判定手段とを備え、
前記蓋体は、2N(Nは1以上の自然数)個の同一の前記磁石を、隣接する磁石同士の磁束の向きが前記投入口の周方向において逆向きとなるようにして前記投入口と同心に等間隔で配置して有し、
前記投入口形成部は、180度未満で360・k’/2N(k’は、1以上でN以下の自然数)で表される角度で等間隔に配置されたx(xは2以上で2N以下の自然数)個のリードスイッチを対としたリードスイッチ対をy対有し、且つ、前記y対のリードスイッチ対のある一のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチと他のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチのなす角度が360・k’/2N(k’は、1以上でN以下の自然数)で表される角度の等倍又はその倍数の角度と一致しないように、前記y対のリードスイッチ対をずらして前記投入口と同心に配置して有し、
前記判定手段は、(y−1)対以上の前記リードスイッチ対に含まれる総てのリードスイッチが作動すると前記投入口が前記蓋体により閉鎖されたと判定する手段を有する、
ことを特徴とする。
【0038】
上記の第4の発明のディスポーザでは、投入口に嵌め込まれる蓋体には、2N個の同一の磁石が投入口と同心に等間隔で配置されており、隣り合う磁石は、投入口の周方向において磁束の向きが逆向きとなり360/2Nで表される角度を隔てることになる。その一方、投入口形成部の側には、x個のリードスイッチを対としたy対のリードスイッチ対が設けられており、各リードスイッチ対に含まれるx個のリードスイッチは、360・k’/2N(k’は、1以上でN以下の自然数)で表される角度を隔てている。このため、あるリードスイッチ対に含まれるあるリードスイッチが2N個の磁石のうちの1個のある磁石と対向する位置にあれば、このあるリードスイッチ対に含まれる他の(x−1)個のリードスイッチも他の磁石に対向する位置にくることになる。また、あるリードスイッチ対に含まれるあるリードスイッチが隣り合う磁石の中間位置にあれば、他の(x−1)個のリードスイッチも隣り合う磁石の中間位置にくることになる。つまり、各リードスイッチ対に含まれるx個のリードスイッチは、磁石に対して同じ位置を採ることになる。
【0039】
しかも、y対のリードスイッチ対のうちのある一のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチと他のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチとがなす角度RMAは、360・k’/2N(k’は、1以上でN以下の自然数)で表される角度の等倍又はその倍数の角度と一致しない角度とされているので、あるリードスイッチ対に含まれるリードスイッチが2N個の磁石のうちの1個のある磁石と対向する位置にあれば、他のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチが他の磁石に対向する位置にくることはない。また、あるリードスイッチ対に含まれるリードスイッチが隣り合う磁石の中間位置にあれば、他のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチが隣り合う磁石の中間位置にくることはない。
【0040】
2N個の同一の磁石が上記したように配置された蓋体が投入口を閉鎖するように投入口に蓋体が正常に装着された場合の各リードスイッチの作動状況は、上記の第3の発明で説明した通りである。つまり、蓋体が正常に装着されれば、(y−1)対以上のリードスイッチ対に含まれる総てのリードスイッチが作動することになる。よって、投入口が筒状の蓋体で閉鎖されるよう蓋体が正常に投入口に装着されれば、このようなリードスイッチ対のリードスイッチの作動を受けて、判定手段により蓋体の正常な装着を通した投入口の閉鎖が判定される。従って、この第4の発明のディスポーザによっても、蓋体の装着に際して蓋体と投入口との位置合わせが不要となるので、ディスポーザの投入口への蓋体の装着作業が簡単となる。なお、y対のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチの個数xは、各リードスイッチ対で同一でもよいが、リードスイッチ対ごとに異なってもよい。例えば、あるリードスイッチ対では4個のリードスイッチを含むが、他のリードスイッチ対では3個のリードスイッチを含むものであってもよい。
【0041】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るディスポーザの実施の形態を、実施例に基づき説明する。図3は、流し台シンク周辺の機器の概略配置図である。
【0042】
図示するように、シンク10の向こう側には、湯水混合水栓12とディスポーザスイッチケース14とが、キッチン天板16に締結・固定されている。湯水混合水栓12は、給水管18から水の供給を受けると共に、給湯管19から湯の供給を受け、その混合割合を変更することで吐水の温度を変更するよう構成されている。なお、湯水の混合割合の変更はレバー12aの回動操作でなされる。
【0043】
ディスポーザスイッチケース14は、シンク10の排水蓋20の下方に組み込まれたディスポーザ22の運転・停止を行うための運転スイッチ14aと停止スイッチ14bのほか、ディスポーザ22での食品屑等の粉砕が行われていることを表示する粉砕表示灯14cと、通水を行ってディスポーザ22を洗浄中であることを表示する洗浄表示灯14dと、ディスポーザ22への通水が流量不足の状態であることを表示する流量不足表示灯14eと、後述する投入口83に蓋体が正常に装着されて当該投入口が閉鎖されたこと表示する蓋装着表示灯14fとをケース表面に有する。
【0044】
また、ディスポーザスイッチケース14は、ディスポーザ22への通水を行うための管路の一部をその内部に有する。そして、ディスポーザ22には、次のようにして通水される。
【0045】
給水管18からは上流管路24が分岐して設けられており、この上流管路24は、キッチン天板16の下方からディスポーザスイッチケース14の内部に入り込んで配管されている。そして、ディスポーザスイッチケース14の概略断面図である図4に示すように、上流管路24は、ディスポーザスイッチケース14内部のエルボ26に接続されている。一方、ディスポーザ22の粉砕処理室25に至る下流管路28は、ディスポーザスイッチケース14内部の流水管30と接続されており、上流管路24からエルボ26,流出管32を経て流水管30に流入した水は、下流管路28を通ってディスポーザ22に流される。この場合、ディスポーザ22には、流出管32の末端に設けたフィルタ33によりゴミ等が除去された水が通水される。そして、通水された水は、ディスポーザ22の下流のトラップ配管29を経て下水管31に排出される。この際、粉砕処理室25で粉砕が行われていれば、その被粉砕物は水と一緒にディスポーザ22から押し流されて下水管31に排出される。なお、ディスポーザ22に到る流水管路を上記のようにディスポーザスイッチケース14を経由して形成するのは、ディスポーザ22にはその手前で上方から流水させるよう行政指導されていることによる。
【0046】
上記したようにディスポーザ22に通水するためのディスポーザスイッチケース14は、図4に示すように、上記種々のスイッチが外表面に設けられたケース本体34と、このケース本体34が取り付けられる底面プレート36とを有する。底面プレート36は、キッチン天板16の上面に載置されてこのキッチン天板16に締結されるものであり、第1の管体38と第2の管体40とを有する。第1の管体38および第2の管体40は、共に底面プレート36の下面に突設されており、キッチン天板16に空けられた第1,第2の取付孔42,44を貫通して配置され、これら取付孔内に第1,第2の隙間42a,44aを形成する。この場合、第2の管体40は、流出管32の末端と対向するよう底面プレート36の上面から延出して形成されており、上記の流水管30とされている。
【0047】
また、底面プレート36には、第1,第2の管体38,40の側方で第1,第2の隙間42a,44aと重なる位置に、第1,第2の貫通孔46,48が空けられており、これら貫通孔周囲のプレート上面は、雄ねじ49の座面53とされている。そして、雄ねじ49により固定金具60が底面プレート36にその下方で係合される。
【0048】
固定金具60は、第1の隙間42aおよび第2の隙間44aに入り込むことが可能な円弧状の外形形状を有する下端金具62と、この下端金具62と連結されたシャフト64とを有する。シャフト64には雌ねじが貫通して螺刻形成されている。そして、底面プレート36の第1,第2の貫通孔46,48に雄ねじ49を差し込んでシャフト64の雌ねじに螺合することで、固定金具60は、底面プレート36にその下方で係合され、ドライバ等の締め付け金具による雄ねじ49の締め付けを経て、底面プレート36の側に引き寄せられる。これにより、キッチン天板16は、下端金具62と底面プレート36とで挟まれ、底面プレート36は、下端金具62を有する固定金具60を介してキッチン天板16に締結される。
【0049】
こうして底面プレート36が締結されると、図4に示すように、上流管路24を、第1の管体38の内部を通してディスポーザスイッチケース14内部に導き、エルボ26に接続する。また、ケース本体34外表面の種々のスイッチに接続されそのスイッチング信号を伝達するための多線ケーブル78は、上流管路24と共に第1の管体38の内部を通されディスポーザスイッチケース14内部から外部(キッチン天板16の下方)に導かれ、図示しないコネクタを介して後述の電子制御装置70に接続される。一方、下流管路28は、第2の管体40の下端に直接接続される。こうして上下の管路がディスポーザスイッチケース14を経由して接続されると、ディスポーザ22の粉砕処理室25への通水ができることになる。
【0050】
この場合、粉砕処理室25への通水は、この粉砕処理室25での粉砕が行われている時と行われていない時、即ちディスポーザ22のモータ27の駆動中と停止中とで一律の流量で行うのではなく、その流量が変わるように構成されている。つまり、上流管路24には、その分岐箇所の下流に流量切換バルブ50が設けられており、この流量切換バルブ50により上流管路24を通過する流量が以下のように切り換えられる。流量切換バルブ50は、その構成を模式的に表した図5の模式図に示すように、その内部に分岐した第1分岐管路50aと第2分岐管路50bとを内蔵し、この各分岐管路には第1開閉弁51,第2開閉弁52を有する。このため、流量切換バルブ50は、第1開閉弁51,第2開閉弁52の開閉により流量を変更し、一方の開閉弁のみ開弁した場合と両方の開閉弁を開弁した場合とで流量を切り換える。そして、給水管18における水圧が正常範囲である際に、一方の開閉弁のみ開弁した場合には、粉砕処理室25での粉砕に適した粉砕時流量(例えば、6〜10リットル/分)となるよう、また、両方の開閉弁を開弁した場合には、粉砕時流量を超える流量となるよう、上記第1,第2の分岐管路並びに各開閉弁が構成されている。なお、この粉砕時流量は、用いるディスポーザ22の能力によって定まり、上記の流量に限られることはないことは勿論である。
【0051】
この粉砕時流量は、次のようにして定められている。モータ27を駆動して粉砕処理室25にて粉砕を行った場合、その際の通水の流量がある所定の流量を下回っていると、被粉砕物のディスポーザ22下流への押し流しが十分ではなくなり、粉砕処理室25に被粉砕物が残される。このため、被粉砕物の残存量が多くなるとモータ27の負荷が増大し、異音の発生や粉砕不良を招く。よって、異音の発生や粉砕不良を招くことがないときの通水流量を粉砕時流量とする。また、この粉砕時流量を超える場合は、粉砕処理室25の水位が上昇し、比重の小さい被破砕物が浮遊したままとなり粉砕されずに残ってしまうこともある。なお、粉砕時流量は、粉砕処理室25での粉砕能力並びにモータ27の定格等によりディスポーザ22の設計時に定まり、通常は所定の幅を持たせて設定される。
【0052】
このほか、上流管路24には、図3に示すように流量センサ37が設けられており、上流管路24を通過してディスポーザ22の粉砕処理室25に通水される際の流量が検出される。
【0053】
次に、排水蓋20の開閉状態を検出するための蓋開閉スイッチ機構について詳細に説明する。シンク10の底部の排水蓋20の周辺を断面視した図6に示すように、この蓋開閉スイッチ機構80は、排水蓋20とシンク10側の投入口機構82とから構成される。排水蓋20は、二つの蓋体からなり、シンク10に水張りをする際に用いられる第1蓋体21と、ディスポーザ22にて食品屑等を粉砕する際に用いられる第2蓋体23とを有する。第1蓋体21は、第2蓋体23の開口部に嵌め込まれて使用される。なお、第1蓋体21の外周縁並びに第2蓋体23の開口部周縁には、それぞれゴム製のシール部材21a,23aが配設されている。第2蓋体23は、投入口機構82において陥没成形された投入口83に嵌り込んで当該投入口をその陥没領域で閉鎖するよう、筒状に成形されており、把手23bの回りには、食品屑等をシンク10の下方のディスポーザ22に投入したり湯水混合水栓12からの水を排出したりするための開口23cを有する。なお、第2蓋体23が取り外された状態でディスポーザ22に食品屑の投入や排水が可能であること勿論である。
【0054】
投入口機構82は、次のように構成されている。シンク10の底面には、投入口83を形成する筒状の投入口形成部材84を固定するための環状プレート11が固定金具13を用いてその下面から締め付け固定されている。この環状プレート11の内周縁側は、下側に凸に陥没成形された顎部11aとされている。そして、投入口形成部材84は、その上端がフランジ状の係合部84aとされており、この係合部84aを環状プレート11の顎部11aに係合させて、環状プレート11に固定されてる。なお、投入口形成部材84の係合部84a下面にはシール部材85が配設されており、係合箇所における水密化が図られている。
【0055】
また、投入口形成部材84の外周側には、磁力の影響を受けてオン・オフ作動する3個のリードスイッチ86a〜86cがスイッチ受け部材87により設けられている。この3個のリードスイッチ86a〜86cは、投入口形成部材84を水平断面視した図7に示すように、それぞれ所定の角度RMAを隔てて等間隔に投入口83と同心に配置されている。なお、この各リードスイッチがなす角度RMAについては後述する。
【0056】
更に、投入口形成部材84の外周側には、上記の各リードスイッチをその上下面で覆う遮蔽機構88が投入口形成部材84を取り囲んで設けられている。この遮蔽機構88は、鉄,鋼等の強磁性体からなる上側遮蔽体89と下側遮蔽板90とを、固定金具91にて所定間隔をあけて対向・固定して備える。このため、この遮蔽機構88で覆われたリードスイッチ86a〜86cは、その上下面の側からは磁気遮蔽され、その側方、即ち投入口83の側からの磁力の影響を受けて作動することになる。
【0057】
この各リードスイッチに磁力の影響を及ぼすため、第2蓋体23の底面には6個の磁石92a〜92fが設けられている。即ち、各磁石の配置とその磁束の様子を説明するための図8に示すように、6個の磁石92a〜92fは、この第2蓋体23が嵌り込む投入口83と同心に等間隔で配置されており、円の内側・外側に交互にN極・S極が向くようそれぞれ配置されている。これにより、6個の磁石92a〜92fは、投入口83の周方向において逆向きとなるようにしてそれぞれの磁束を形成している。この場合、磁石の個数が6個であることから、隣接する磁石のなす角度MAは、60度となる。また、各磁石は、環状の磁石固定部材93に上記した間隔で埋設されており、この磁石固定部材93を介して第2蓋体23の底面に固定されている。なお、第2蓋体23は、投入口83に嵌め込まれた場合に各磁石が各リードスイッチの側方にくるようにされている。
【0058】
この場合、各リードスイッチに磁力の影響が及ぶようにこの間の距離が定められており、本実施例では、各磁石の表面磁束密度を約3000ガウス程度とし、磁石の表面積を約0.7cm2 程度とし、磁石間距離(ピッチ)を約66mmの直径の円の円周上で60度とし,リードスイッチの感応値を約37〜44AT程度としたので、リードスイッチと磁石間距離が約2.5cm程度に調整されている。つまり、この距離となるようにリードスイッチ86a〜86cがスイッチ受け部材87により固定されている。
【0059】
ここで、リードスイッチ86a〜86cのなす角度RMAと磁石92a〜92fのなす角度MAとの関係、並びに各リードスイッチと各磁石との関係について説明する。上記したようにリードスイッチは3個で磁石は6個であるので、M=3,N=3として隣り合うリードスイッチのなす角度RMAを、(360/2N)・(k/M)の演算式から以下のようにして規定した。また、k≠a・M/b(aは1以上の自然数,bはM未満の自然数)を満たす自然数kとして、k=4とした。具体的には、bを1としてk≠a・Mを導き、これを満たす自然数、即ちM(=3)の倍数以外の自然数としてk=4とした。なお、kがM(=3)の倍数以外の自然数,1,2,5,7等であってもよいことは勿論である。そして、上記演算式のN,M,kに3,3,4を代入して、隣り合うリードスイッチのなす角度RMAを80度とした。
【0060】
こうして規定した隣り合うリードスイッチのなす角度RMA(=80度)は、隣り合う磁石のなす角度MA(=60度)と当然に等しくなく、リードスイッチ86aとリードスイッチ86cがなす角度(=2・RMA,図7参照)が隣り合う磁石のなす角度MA又はその倍数と等しくなることもない。従って、第2蓋体23が投入口83に嵌り込むよう正常に装着された場合に、図9に示すように、ある1個のリードスイッチ(例えばリードスイッチ86a)にある磁石92aが対向すると、他のリードスイッチ86b,86cに他の磁石92b〜92fが対向することはない。また、図10に示すように、リードスイッチ86aに対向した位置から磁石92aがずれた位置にきた場合には、他のリードスイッチ86b,86cも他の磁石92b〜92fが対向することはない。もっとも、磁石92aのこの場合のずれ量(角度)が、図9に示したリードスイッチ86bと磁石92bのなす角度やリードスイッチ86cと磁石92dのなす角度に等しいような場合には、磁石92b,92dはこれらリードスイッチに対向する位置にくる。しかし、これらの場合であっても、磁石92b,92dが同時に該当するリードスイッチに対向するわけではなく、その一方のみのただ一つの磁石がリードスイッチに対向するに過ぎない。
【0061】
次に、上記したディスポーザ22の駆動制御並びに粉砕処理室25への通水制御を行う電子制御装置70について、図11に示すブロック図を用いて説明する。
【0062】
この電子制御装置70は、CPU71,ROM72,RAM73,タイマ74を中心に論理演算回路として構成され、これらと図示しない入出力ポートとを図示しないコモンバスを介して相互に接続して備える。この場合、入力ポートには、制御信号の入力対象として、運転スイッチ14a,停止スイッチ14b,流量センサ37に加え蓋開閉スイッチ機構80におけるリードスイッチ86a〜86cが接続されている。また、出力ポートには、制御対象機器として、上記の粉砕表示灯14c,洗浄表示灯14d,流量不足表示灯14e,蓋装着表示灯14f,モータ27および流量切換バルブ50の第1開閉弁51と第2開閉弁52とが接続されている。そして、電子制御装置70は、運転スイッチ14a等から入力した制御信号に基づいてモータ27等の制御対象機器を駆動制御する。この場合、蓋装着表示灯14fは、蓋体が投入口83に正常に装着されている間に亘って点灯するよう電子制御装置70により制御される。
【0063】
次に、電子制御装置70にて実行されるディスポーザの運転制御について、図12のフローチャートに基づき説明する。
【0064】
図12に示されたディスポーザの運転制御ルーチンは、電源が投入されているされた期間に亘って繰り返し実行されるものであり、まず、リードスイッチ86a〜86cの作動状況に基づいて排水蓋20の第2蓋体23が正常に投入口83にセットされているか否かを判断する(ステップS110)。そして、このステップS110で第2蓋体23が正常にセットされるまで待機し、ディスポーザ22の運転開始に備える。なお、以下に説明する運転制御ルーチンは、停止スイッチ14bがオン操作された時点と、排水蓋20の第2蓋体23が投入口83から取り外されて総てのリードスイッチが非作動の状態となった時点とで、それぞれそれ以降の処理が停止し、この停止スイッチ14bの信号入力並びに総てのリードスイッチからの非作動信号(オフ信号)入力を割り込み信号として初期のステップS110に戻るよう構成されている。
【0065】
上記のステップS110では、3個のリードスイッチ86a〜86cのうちの2個以上のリードスイッチから作動信号(オン信号)が入力されると、排水蓋20の第2蓋体23が正常に投入口83にセットされたと判断する。つまり、正常に第2蓋体23がセットされ、上記したように、リードスイッチ86aにある磁石92aが対向すると、他のリードスイッチ86b,86cに他の磁石92b〜92fが対向することはなく(図9参照)、リードスイッチ86aに対向した位置から磁石92aがずれた位置にきた場合には、他のリードスイッチ86b,86cも他の磁石92b〜92fが対向することはない(図10参照)。この場合、磁石92a〜92bは、円の内側・外側に交互にN極・S極として磁束を形成していることから、リードスイッチが磁石に対向する位置にあると、既述したようにそのリードスイッチは作動しない。
【0066】
よって、各リードスイッチと各磁石とが図9に示した位置関係になるように第2蓋体23が正常にセットされれば、磁石92aに対向するリードスイッチ86aのみは作動せず、非作動信号(オフ信号)が電子制御装置70に出力される。しかし、他の二つのリードスイッチ86b,86cは、磁石に対向する位置からずれていることから作動し、電子制御装置70に作動信号(オン信号)を出力する。また、図10に示した位置関係になるよう第2蓋体23が正常にセットされれば、3個総てのリードスイッチは、磁石に対向する位置からずれていることから作動し、電子制御装置70に作動信号(オン信号)を出力する。この際、第2蓋体23が正常にセットされれば、1個のリードスイッチが磁石と対向し他のリードスイッチは磁石と対向しない場合と、総てのリードスイッチが共に磁石に対向しない場合としか取り得ないので、第2蓋体23が正常に投入口83にセットさえされれば、このステップS110では、2個以上のリードスイッチからの作動信号(オン信号)を受けて、肯定判断される。なお、電子制御装置70は、ステップS110での肯定判断と同時に、蓋装着表示灯14fを点灯制御し、その後、リードスイッチからオフ信号を受けるまで、継続して当該表示灯を点灯させる。この場合、表示灯の点灯に替えビープ音等をステップS110で肯定判断を下したときに発するよう構成することもできる。
【0067】
しかし、第2蓋体23が投入口83から取り外されている場合には、3個総てのリードスイッチ86a〜86cは、磁力を受けないことから非作動状態にあるので、ステップS110では否定判断される。また、第2蓋体23が環状プレート11に乗り上げて投入口83にずれて重なったり、第2蓋体23が投入口83に対して傾斜してその一部が斜めに入り込んだ場合でも、遮蔽機構88の上側遮蔽体89,下側遮蔽板90により各リードスイッチはその上下方向からの磁力の影響を受けないので、各リードスイッチが誤って作動することはなく、ステップS110ではやはり否定判断される。
【0068】
排水蓋20の第2蓋体23が正常にセットされている場合に下される肯定判断に続いては、ディスポーザ22の運転させるために操作される運転スイッチ14aがONされたか否かを判断し(ステップS120)、肯定判断されるまで待機する。そして、運転スイッチ14aがオン操作されて肯定判断した場合には、流量切換バルブ50の第1開閉弁51へは開弁信号を、洗浄表示灯14dへは点灯信号を、タイマ74へは第1経過時間t1の計時信号を出力する(ステップS130)。これにより、第1開閉弁51は開弁駆動すると共に、洗浄表示灯14dは点灯状態となり、タイマ74は第1開閉弁51が開弁してからの経過時間(第1経過時間t1)を計時する。このため、上流管路24からは第1開閉弁51が開弁された第1分岐管路50aで規定される流量、即ち上記した粉砕時流量の水が下流管路28を経て粉砕処理室25に通水される。つまり、第2蓋体23が正常に投入口83にセットされると、粉砕処理室25への予備的な通水が許可される。そして、運転スイッチ14aの操作を経て、粉砕処理室25における食品屑等の粉砕に先立って、この粉砕処理室25へは予備的な通水が開始される。また、洗浄表示灯14dの点灯を通して、ディスポーザ22の現在の運転モードが予備的な通水のみを行う洗浄モード(予備洗浄モード)であることが使用者に報知される。
【0069】
その後は、流量センサ37から上流管路24の通過流量、即ち粉砕処理室25への通水流量を読み取り(ステップS140)、続くステップS150で第1経過時間t1が所定の予備洗浄時間taを経過したと判断するまで通水流量の読み取りを継続する。このように第1経過時間t1の間に亘って通水流量の読み取りを継続するのは、上流管路24を通過する水の流量が安定するのを待ち、この安定した流量を最終的な読み取り流量(検出流量)とするためである。
【0070】
このステップS150で第1経過時間t1が所定の予備洗浄時間taに達したと肯定判断した場合には、流量センサ37から読み取った流量(検出流量)が上記した粉砕時流量に達しているか否かを判断する(ステップS160)。これは、断水,給水制限,湯水混合水栓12の併用等により給水管18への給水流量自体が低減して、第1分岐管路50aを経由してその下流の上流管路24に流れる水の流量が第1分岐管路50aで規定される流量(粉砕時流量)を下回ることがあるので、このような事態に到ったか否かを判断するためである。
【0071】
ここで、ステップS160での判断の様子について説明する。断水,給水制限,湯水混合水栓12の併用等がなく給水管18への給水流量が安定しているような場合には、図13(a)に示すように、第1開閉弁51の開弁初期から徐々に検出流量が増加し、第1経過時間t1が所定の予備洗浄時間taに達する前に検出流量は粉砕時流量に達し、その後は流量がほぼ維持される。このような場合には、ステップS160では肯定判断が下される。一方、断水,給水制限,湯水混合水栓12の併用等がある場合には、図13(b),(c)に示すように、第1開閉弁51の開弁初期から徐々に検出流量が増加するものの、第1経過時間t1が所定の予備洗浄時間taに達した時点での検出流量は粉砕時流量を下回る。この場合、図13(b)は当初から断水等がある場合を示し、図13(c)は第1経過時間t1が所定の予備洗浄時間taに達する直前に断水等がある場合を示している。そして、これらの場合には、ステップS160では否定判断が下される。
【0072】
上記のステップS160で否定判断した場合には、第1開閉弁51には閉弁信号を、洗浄表示灯14dには消灯信号を、流量不足表示灯14eには点灯信号をそれぞれ出力する(ステップS170)。これにより、第1開閉弁51が閉弁駆動して粉砕処理室25への通水は停止され、洗浄表示灯14dは点灯状態から消灯する。また、流量不足表示灯14eはこの時点で点灯するので、流量不足表示灯14eの点灯を通して、食品屑等の粉砕に先立つ粉砕処理室25への予備的な通水はその流量が粉砕時流量を下回る流量不足の通水であることが使用者に報知される。更に、洗浄表示灯14dの消灯を通して、上記の予備的な通水が停止されて洗浄モードが解かれたことも使用者に報知される。そして、このステップS170に続いては、ステップS120でオン操作されたと判断した運転スイッチ14aを初期状態(OFF状態)とすると共に、タイマ74の第1経過時間t1をリセットし(ステップS180)、上記のステップS120に移行する。つまり、流量不足を来していた原因(断水,湯水混合水栓12の併用等)が取り除かれて流量が粉砕時流量に回復するまで待機し、流量回復後に改めて運転スイッチ14aがオン操作されてからステップS120以降の処理を実行する。
【0073】
一方、ステップS160で肯定判断した場合には、モータ27には駆動信号を、粉砕表示灯14cには点灯信号を、洗浄表示灯14dには消灯信号をそれぞれ出力すると共に、タイマ74の第1経過時間t1をリセットする(ステップS190)。これにより、予備的な通水が粉砕時流量以上の流量で継続されたままモータ27が回転駆動して、粉砕処理室25では食品屑等の粉砕が開始される。また、粉砕表示灯14cはこの時点で点灯し、この粉砕表示灯14cの点灯を通して、粉砕処理室25での粉砕が開始されたこと、即ち現時点のディスポーザ22の運転モードが粉砕モードであることが使用者に報知される。更に、洗浄表示灯14dは点灯状態から消灯し、現時点でのディスポーザ22の運転モードは洗浄モードではないことが報知される。
【0074】
次に、タイマ74へは第2経過時間t2の計時信号を出力し(ステップS200)、タイマ74は、モータ27が駆動してから、即ち粉砕処理室25での粉砕が開始されてからの経過時間(第2経過時間t2)を計時する。その後は、この第2経過時間t2が所定の粉砕時間tbを経過したか否かを判断し(ステップS210)、肯定判断するまでモータ27を継続して駆動し、この粉砕時間tbの間に亘って粉砕を行う。
【0075】
このステップS210で第2経過時間t2が粉砕時間tbに達したと肯定判断した場合には、モータ27には停止信号を、粉砕表示灯14cには消灯信号を出力すると共に、タイマ74の第2経過時間t2をリセットする(ステップS220)。これにより、モータ27の駆動停止を通して粉砕処理室25での粉砕が終了すると共に、粉砕表示灯14cの消灯を通して粉砕モードが解かれたことが使用者に報知される。この場合、第1開閉弁51は開弁したままであるので、粉砕終了後にも引き続き通水は継続されている。
【0076】
こうして粉砕処理室25での粉砕を終了した後には、ディスポーザ22下流のトラップ配管29並びに下水管31の接続箇所周辺の洗浄通水を行うべく、以下の処理を実行する。まず初めに、第2開閉弁52には開弁信号を、洗浄表示灯14dには点灯信号をそれぞれ出力すると共に、タイマ74へは第3経過時間t3の計時信号を出力する(ステップS230)。これにより、上流管路24には、第1分岐管路50aに加え、第2開閉弁52が開弁された第2分岐管路50bとからも水が流入し、それまでのほぼ2倍の流量の水が下流管路28を経て粉砕処理室25に通水される。このため、予備的な通水の際の流量を上回る多流量で粉砕処理室25に通水されることになり、粉砕処理室25並びにトラップ配管29に残存した被粉砕物は、この多流量の通水によりその下流に効果的に押し流される。また、洗浄表示灯14dの点灯を通して、粉砕モードの後の洗浄モード(トラップ洗浄モード)であることが使用者に報知される。また、タイマ74は、トラップ洗浄モードを開始してからの経過時間(第3経過時間t3)を計時する。その後は、この第3経過時間t3が所定の洗浄時間tcを経過したか否かを判断し(ステップS240)、肯定判断するまで第1開閉弁51並びに第2開閉弁52を開弁させておき、この洗浄時間tcの間に亘って多流量での通水によるトラップ洗浄を行う。
【0077】
このステップS240で第3経過時間t3が洗浄時間tcに達したと肯定判断した場合には、第2開閉弁52には閉弁信号を出力すると共に、タイマ74の第3経過時間t3をリセットする(ステップS250)。これにより、トラップ洗浄モードのほぼ半分の流量の水が粉砕処理室25に通水され、この流量の通水により、配管における残存被粉砕物を下水管31のより下流に押し流す配管洗浄モードに推移する。続いて、タイマ74へは第4経過時間t4の計時信号を出力し(ステップS260)、タイマ74は、この配管洗浄モードに推移してからの経過時間(第4経過時間t4)を計時する。その後は、この第4経過時間t4が所定の洗浄時間tdを経過したか否かを判断し(ステップS270)、肯定判断するまで第1開閉弁51のみを開弁されておき、この洗浄時間tdの間に亘って配管洗浄モードを行う。
【0078】
このステップS270で第4経過時間t4が洗浄時間tdに達したと肯定判断した場合には、第1開閉弁51には閉弁信号を、洗浄表示灯14dには消灯信号を出力すると共に、タイマ74の第4経過時間t4をリセットする(ステップS280)。これにより、第1開閉弁51の開弁を通して上流管路24は全閉され粉砕処理室25への通水は停止されると共に、洗浄表示灯14dの消灯を通して配管洗浄モード、延いてはディスポーザ22の一連の運転が終了したことが使用者に報知される。そして、その後は上記したステップS110からの処理に移行し、その後の処理を繰り返す。
【0079】
以上説明したように本実施例では、ディスポーザ22にて食品屑等の粉砕を所望する使用者が投入口83に正常に第2蓋体23をセットする際に、各リードスイッチ86a〜86cと各磁石92a〜92fとがどのような位置関係をとっても、単に第2蓋体23を投入口83に嵌め込むだけで、第2蓋体23が正常に投入口83にセットされたことが検出される(ステップS110)。このため、本実施例のディスポーザ22によれば、使用者はリードスイッチと磁石との位置関係を意識して第2蓋体23を投入口83に嵌め込む必要がないので、第2蓋体23と投入口83との位置合わせが不要となり、投入口83への第2蓋体23のセット作業が簡単となる。
【0080】
また、第2蓋体23が環状プレート11に乗り上げて投入口83にずれて重なったり、第2蓋体23が投入口83に対して傾斜してその一部が斜めに入り込んだ場合には、遮蔽機構88により各リードスイッチを誤って作動させることはないので、このような場合を第2蓋体23が正常にセットされたと誤判定することはない。加えて、本実施例のディスポーザ22では、3個のリードスイッチ86a〜86cを用いたので、次のような利点がある。第2蓋体23が投入口83から取り外されている時に磁気リング等が投入口83に入り込むと、リードスイッチがその磁力の影響を受けて作動することがあるが、このような場合でも1個のリードスイッチしか作動することがないため、ステップS110では否定判断され、第2蓋体23が正常にセットされたと誤判定することはない。このため、第2蓋体23が正常にセットされたとする判定の信頼性を高めることができる。
【0081】
更に、本実施例のディスポーザ22では、ステップS110により第2蓋体23が正常に投入口83にセットされたと判断しても、粉砕処理室25での粉砕を即座に開始するのではなく、粉砕処理室25での粉砕に先立つ粉砕処理室25への通水を許可し、運転スイッチ14aの操作を経て粉砕処理室25への通水を行ってから(ステップS130〜160)始めてモータ27を駆動して粉砕処理室25での粉砕を開始する。よって、この態様のディスポーザによれば、第2蓋体23の正常なセット後に、粉砕処理室25での粉砕を当該処理室への通水が行われないまま実行することがないので、モータ27に不用意な負荷を与えることがなく好ましい。
【0082】
また、本実施例のディスポーザ22では、次のような効果を奏することもできる。モータ27の回転駆動を通した粉砕処理室25での粉砕に先立って、第1開閉弁51を開弁して粉砕処理室25に予備的な通水を行い(ステップS130)、この際の通水流量が予め定めた粉砕時流量を下回れば、モータ27を駆動することはなく粉砕処理室25での粉砕を禁止する(ステップS170)。このため、流量が不足したままモータ27を駆動して粉砕処理室25での粉砕を行うことがない。よって、粉砕処理室25における被粉砕物の残存量増大が起きることはなく、流量不足に伴う異音発生や粉砕不良を回避することができる。また、粉砕処理室25での粉砕に先立つ予備的な通水により、粉砕処理室25に残存している被粉砕物を予めディスポーザ22の下流に押し流しておくことができる。
【0083】
また、このように予備的な通水の際に流量不足を招いたときには、流量不足表示灯14eを点灯させて流量不足の旨を報知するので(ステップS170)、流量不足をもたらした原因の速やかな究明と流量不足の解消とを図ることができる。しかも、この流量不足の旨の報知と共に、粉砕処理室25での粉砕に先立つ予備的な通水を第1開閉弁51の閉弁により停止する。このため、流量が不足したまま予備的な通水を行うことがないので、節水を図ることができる。
【0084】
更に、本実施例では、モータ27の回転駆動を通した粉砕処理室25での粉砕に先立つ予備的な通水の流量が予め定めた粉砕時流量以上であれば、初めてモータ27を駆動して粉砕処理室25での粉砕を開始すると共に通水を継続する(ステップS190〜220)。よって、流量が不足したままモータ27を駆動して粉砕処理室25での粉砕を開始することはなく、適正流量の通水が行われてからのモータ27の駆動並びに粉砕処理室25の粉砕により、粉砕処理室25において確実に被粉砕物の残存量が増大しないようにすることができる。このため、流量不足に伴う異音発生や粉砕不良をより確実に回避することができる。
【0085】
また、本実施例では、粉砕処理室25での粉砕終了後に多流量の通水によるトラップ洗浄モードを実行し(ステップS230〜240)、その後に、このモードでの流量よりは少ない流量の通水による配管洗浄モードを実行する(ステップS250〜280)。このため、粉砕処理室25で粉砕された被粉砕物をトラップ配管29並びに下水管31の下流までより確実に押し流すことができる。
【0086】
次に、他の実施例(第2,第3,第4,第5実施例)について説明する。なお、以下の説明に当たっては、上記した第1実施例と異なる構成について説明することとする。まず、第2実施例について説明する。
【0087】
第2実施例は、第2蓋体23に設けた磁石92a〜92fでの磁束の形成の様子が異なる。即ち、図14に示すように、6個の磁石92a〜92fは、上記した実施例と同様に、投入口83と同心に等間隔で第2蓋体23に配置されているものの、円周方向に沿って交互にN極・S極が向くようそれぞれ配置されている。このような配置を採っても、6個の磁石92a〜92fは、投入口83の周方向において逆向きとなるようにしてそれぞれの磁束を形成している。この第2実施例であっても、磁石の個数が6個であることから、隣接する磁石のなす角度MAは60度であり、リードスイッチ86a〜86cのなす角度RMA(80度)と磁石92a〜92fのなす角度MA(60度)との関係、並びに各リードスイッチと各磁石との関係は、既述した通りである。従って、第2蓋体23が投入口83に嵌り込むよう正常に装着された場合に、図15に示すように、ある1個のリードスイッチ(例えばリードスイッチ86a)が隣り合う磁石92aと磁石92bの中間位置にあると、他のリードスイッチ86b,86cが隣り合う他の二つの磁石の中間位置にくることはない。また、図16に示すように、リードスイッチ86aが隣り合う磁石92aと磁石92bの中間位置にある状態からそれぞれの磁石がずれた位置にきてリードスイッチ86aが隣り合う磁石の中間位置からずれた場合には、他のリードスイッチ86b,86cも隣り合う他の二つの磁石の中間位置にくることはない。
【0088】
そして、この第2実施例におけるステップS110では、次のようにして第2蓋体23が正常にセットされたか否かが判断される。この第2実施例でも、3個のリードスイッチ86a〜86cのうちの2個以上のリードスイッチから作動信号(オン信号)が入力されると、排水蓋20の第2蓋体23が正常に投入口83にセットされたと判断する。つまり、正常に第2蓋体23がセットされ、上記したように、リードスイッチ86aが隣り合う磁石92a,92bの中間位置にあると、他のリードスイッチ86b,86cは他の隣り合う磁石の中間位置にくることはなく(図15参照)、リードスイッチ86aがこの中間位置からずれた位置にきた場合には、他のリードスイッチ86b,86cも他の隣り合う磁石の中間位置にくることはない(図16参照)。この場合、磁石92a〜92bは、円周方向に沿って交互にN極・S極として磁束を形成していることから、リードスイッチが隣り合う磁石の中間位置にあると、既述したようにそのリードスイッチは作動しない。
【0089】
よって、各リードスイッチと各磁石とが図15に示した位置関係になるように第2蓋体23が正常にセットされれば、中間位置にあるリードスイッチ86aのみは作動せず、非作動信号(オフ信号)が電子制御装置70に出力される。しかし、他の二つのリードスイッチ86b,86cは、中間位置からずれていることから作動し、電子制御装置70に作動信号(オン信号)を出力する。また、図16に示した位置関係になるよう第2蓋体23が正常にセットされれば、3個総てのリードスイッチは、隣り合う磁石の中間位置からずれていることから作動し、電子制御装置70に作動信号(オン信号)を出力する。この際、第2蓋体23が正常にセットされれば、1個のリードスイッチが隣り合う磁石の中間位置にあり他のリードスイッチはこの中間位置にない場合と、総てのリードスイッチが共に隣り合う磁石の中間位置にない場合としか取り得ないので、第2蓋体23が正常に投入口83にセットさえされれば、このステップS110では、2個以上のリードスイッチからの作動信号(オン信号)を受けて、肯定判断される。このため、この第2実施例のディスポーザ22によっても、使用者はリードスイッチと磁石との位置関係を意識して第2蓋体23を投入口83に嵌め込む必要がないので、第2蓋体23と投入口83との位置合わせが不要となり、投入口83への第2蓋体23のセット作業が簡単となる。
【0090】
次に、第3実施例について説明する。この第3実施例は、第2蓋体23に固定される磁石の形状並びに磁束の形成の様子と、用いるリードスイッチの個数とその設置の様子が異なる。即ち、図17,図18に示すように、第2蓋体23の底面には、環状の磁石94が磁石固定部材93を介して固定されており、この磁石94は、その下面をN極とし上面をS極とした磁石であり、下面から上面への磁束を投入口83の回りに沿って形成している。また、投入口形成部材84の外周側には、1個のリードスイッチ95がスイッチ受け部材87により設けられている。このリードスイッチ95は、その有する両細線材が磁石94の磁束に沿って並ぶよう、縦向きに固定されており、磁石94が上記の磁束を投入口83の内部で形成すると、その磁力の影響を受けてオン・オフ作動する。
【0091】
この場合、磁石94は環状をなし下面から上面への磁束を投入口83の回りに沿って形成していることから、投入口83に対して第2蓋体23がどのような角度の関係をもって投入口83に第2蓋体23が嵌め込まれても、リードスイッチ95に磁石94が対向すれば、このリードスイッチ95は作動する。そして、このリードスイッチ95の作動状態により、ステップS110では投入口83が正常に第2蓋体23により閉鎖されたと肯定判定される。このため、この第3実施例のディスポーザ22によっても、使用者はリードスイッチと磁石との位置関係を意識して第2蓋体23を投入口83に嵌め込む必要がないので、第2蓋体23と投入口83との位置合わせが不要となり、投入口83への第2蓋体23のセット作業が簡単となる。
【0092】
また、リードスイッチ95は、上側遮蔽体89,下側遮蔽板90を有する遮蔽機構88によりその上下面からの磁束を受けることがないので、第2蓋体23が正常に投入口83に嵌り込んで磁石94がリードスイッチ95の側方に位置した場合に限り、リードスイッチ95は磁石94の磁力により作動する。このため、第2蓋体23が環状プレート11に乗り上げて投入口83にずれて重なったり、第2蓋体23が投入口83に対して傾斜してその一部が斜めに入り込んだ場合に、リードスイッチ95を誤って作動させることはないので、このような場合を第2蓋体23が正常にセットされたと誤判定することはない。従って、第2蓋体23が正常にセットされたとする判定の信頼性を高めることができる。
【0093】
次に、第4実施例について説明する。この第4実施例は、図19に示すように、4個のリードスイッチをスイッチ受け部材87により投入口83の回りに有し、各リードスイッチのなす角度等の関係が相違する。即ち、4個のリードスイッチのうち、リードスイッチ86a1 とリードスイッチ86a2 とは、対となって第1のリードスイッチ対を形成し、リードスイッチ86b1 とリードスイッチ86b2 とは、対となって第2のリードスイッチ対を形成する。この場合、各リードスイッチは、以下のような位置関係にある。なお、磁石は、上記の実施例同様に、6個等間隔に備え付けられており、磁石のなす角度は60度である。
【0094】
上記したように第1,第2のリードスイッチ対にそれぞれ含まれるリードスイッチ86a1 ,86a2 がなすスイッチ間角度RaAと、リードスイッチ86b1 ,86b2 がなすスイッチ間角度RbAとを、磁石の数が6個であるのでN=3とし、1以上でN以下の自然数k’を2として、360・k’/2Nの演算式から120度とした。また、第1のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチ86a1 と第2のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチ86b1 とがなす角度RMA並びにリードスイッチ86a2 とリードスイッチ86a2 とがなす角度RMAを、M’=2,N=3として360・k/(2N・M’)の演算式から以下のようにして規定した。この場合、kは、k≠a・M’/b(aは1以上の自然数,bはM’未満の自然数)を満たす実数であることから、bを1としてk≠a・M’とする。つまり、kは、M’(=2)の倍数以外の実数であればよく、上記リードスイッチがなす角度RMAは、kがM’(=2)の倍数である場合に算出される角度以外であればよい。具体的には、M’=2,N=3であることから360・k/(2N・M’)の演算式は、30・kとなり、kがM’(=2)の倍数(2,4,6,……)である場合に得られる60度,120度,180度…以外の角度を上記リードスイッチがなす角度RMAとした。図19に示すこの第4実施例では、上記リードスイッチがなす角度RMAを80度(≠60度,120度,180度…)とした。つまり、この角度RMAは図示する80度以外に40度,70度,50度,90度等であってもよい。
【0095】
このような関係にある第1,第2のリードスイッチ対の各リードスイッチが配置された投入口83に第2蓋体23が嵌り込むよう正常に装着された場合、図20に示すように、第1のリードスイッチ対のリードスイッチ86a1 ,86a2 に磁石92a,92cが対向すると、第2のリードスイッチ対のリードスイッチ86b1 ,86b2 に他の磁石が対向することはない。また、図21に示すように、リードスイッチ86a1 ,86a2 に対向した位置から磁石92a,92cがずれた位置にきた場合には、リードスイッチ86b1 ,86b2 も他の磁石が対向することはない。もっとも、磁石のこの場合のずれ量(角度)が、図20に示したリードスイッチ86bと磁石92bのなす角度などに等しいような場合には、磁石92b,92dはリードスイッチ86b1 ,86b2 に対向する位置にくる。しかし、この場合であっても、磁石が同時に第1,第2のリードスイッチ対の各リードスイッチに対向するわけではなく、第1又は第2のリードスイッチ対における各リードスイッチにみのそれぞれ磁石が対向するに過ぎない。
【0096】
そして、この第4実施例におけるステップS110では、次のようにして第2蓋体23が正常にセットされたか否かが判断される。第1又は第2のリードスイッチ対における2個のリードスイッチから共に作動信号(オン信号)が入力されると、排水蓋20の第2蓋体23が正常に投入口83にセットされたと判断する。つまり、正常に第2蓋体23がセットされ、図20に示したように第1のリードスイッチ対のリードスイッチ86a1 ,86a2 に磁石92a,92cが対向すると、第2のリードスイッチ対のリードスイッチ86b1 ,86b2 に他の磁石が対向することはない。また、図21に示すように第1,第2のリードスイッチ対におけるそれぞれのリードスイッチと磁石がずれた場合には、いずれのリードスイッチ対のリードスイッチも磁石と対向することはない。この場合、磁石92a〜92bは、円の内側・外側に交互にN極・S極として磁束を形成していることから、リードスイッチが磁石に対向する位置にあると、既述したようにそのリードスイッチは作動しない。
【0097】
よって、第1,第2のリードスイッチ対の各リードスイッチと各磁石とが図20に示した位置関係になるように第2蓋体23が正常にセットされれば、第1のリードスイッチ対におけるリードスイッチ86a1 ,86a2 は共に作動せず、非作動信号(オフ信号)が電子制御装置70に出力される。しかし、第2のリードスイッチ対のにおけるリードスイッチ86b1 ,86b2 は、磁石に対向する位置からずれていることから作動し、電子制御装置70に作動信号(オン信号)を出力する。また、図21に示した位置関係になるよう第2蓋体23が正常にセットされれば、第1,第2のリードスイッチ対のそれぞれのリードスイッチは、磁石に対向する位置からずれていることから総て作動し、電子制御装置70に作動信号(オン信号)を出力する。この際、第2蓋体23が正常にセットされれば、一方のリードスイッチ対のに含まれる2個のリードスイッチが磁石と対向し他のリードスイッチ対に含まれる2個のリードスイッチは磁石と対向しない場合と、総てのリードスイッチ対におけるそれぞれ2個のリードスイッチが共に磁石に対向しない場合としか取り得ないので、第2蓋体23が正常に投入口83にセットさえされれば、このステップS110では、一対以上のリードスイッチ対における2個のリードスイッチからの作動信号(オン信号)を受けて、肯定判断される。このため、この第4実施例のディスポーザ22によっても、使用者はリードスイッチと磁石との位置関係を意識して第2蓋体23を投入口83に嵌め込む必要がないので、第2蓋体23と投入口83との位置合わせが不要となり、投入口83への第2蓋体23のセット作業が簡単となる。
【0098】
次に、第5実施例について説明する。この第5実施例は、第4実施例と同様に図19で示される関係を持って第1,第2のリードスイッチ対のリードスイッチ86a1 ,86a2 とリードスイッチ86b1 ,86b2 を備え、第2蓋体23には、図2,図15で示されるように6個の磁石を配置して備える。この第5実施例にあっても、そのステップS110では、一対以上のリードスイッチ対における2個のリードスイッチからの作動信号(オン信号)を受けて、肯定判断される。このため、使用者はリードスイッチと磁石との位置関係を意識して第2蓋体23を投入口83に嵌め込む必要がないので、第2蓋体23と投入口83との位置合わせが不要となり、投入口83への第2蓋体23のセット作業が簡単となる。
【0099】
ここで、変形例について説明する。上記の第4,第5実施例を次のように変形することもできる。即ち、図22に示すように、電子制御装置70へは、第1のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチ86a1 ,86a2 と第2のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチ86b1 ,86b2 からは、それぞれ各リードスイッチが共に作動したときのみに作動信号(オン信号)が入力されるようにする。このようにすれば、第1,第2のリードスイッチ対におけるそれぞれのリードスイッチの両者が接点固着不良を起こした場合にのみ、誤信号として作動信号(オン信号)が入力されるに過ぎない。よって、第2蓋体23のセット完了の誤判定を起こし難くなり、判定の信頼性を向上させることができる。
【0100】
以上本発明の実施例について説明したが、本発明は上記の実施例や実施形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、第1,第2実施例のリードスイッチを2個や4個以上としたり、磁石の個数を2を越える6以外の個数としてもよく、リードスイッチのなす角度を80度以外の角度とすることもできる。また、第3実施例における環状の磁石94を、分割形成したり、円盤状の磁石としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるリードスイッチの作動状況を説明するための説明図。
【図2】本発明におけるリードスイッチの作動状況を説明するための説明図。
【図3】ディスポーザ装置を有する流し台シンク周辺の機器の概略配置図。
【図4】図3のディスポーザスイッチケース14の概略断面図。
【図5】上流管路24に設けた流量切換バルブ50の構成を模式的に表した模式図。
【図6】シンク10の底部の排水蓋20の周辺を断面視した概略断面図。
【図7】第1実施例の投入口形成部材84の外周側におけるリードスイッチ86a〜86cの配置の様子を説明するための説明図。
【図8】第2蓋体23の底面に設けた磁石92a〜92fの配置の様子を説明するための説明図。
【図9】投入口83に第2蓋体23を正常に嵌め込んだ場合のリードスイッチ86a〜86cと磁石92a〜92fとの位置関係を説明するための説明図。
【図10】投入口83に第2蓋体23を正常に嵌め込んだ場合のリードスイッチ86a〜86cと磁石92a〜92fとの位置関係を説明するための説明図。
【図11】ディスポーザ22の駆動制御並びに粉砕処理室25への通水制御を行う電子制御装置70を中心とする制御系のブロック図。
【図12】電子制御装置70にて実行されるディスポーザの運転制御ルーチンを示すフローチャート。
【図13】図12のフローチャートにおけるステップS160での判断の様子を説明するためのグラフ。
【図14】第2実施例における第2蓋体23の底面に設けた磁石92a〜92fの配置の様子を説明するための説明図。
【図15】投入口83に第2蓋体23を正常に嵌め込んだ場合のリードスイッチ86a〜86cと磁石92a〜92fとの位置関係を説明するための説明図。
【図16】投入口83に第2蓋体23を正常に嵌め込んだ場合のリードスイッチ86a〜86cと磁石92a〜92fとの位置関係を説明するための説明図。
【図17】第3実施例のシンク10の底部の排水蓋20の周辺を断面視した概略断面図。
【図18】第2蓋体23の底面に固定する磁石94の概略斜視図。
【図19】第4実施例の投入口形成部材84の外周側におけるリードスイッチ86a1 ,86a2 とリードスイッチ86b1 ,86b2 の配置の様子を説明するための説明図。
【図20】第4実施例における投入口83に第2蓋体23を正常に嵌め込んだ場合のリードスイッチ86a1 ,86a2 並びにリードスイッチ86b1 ,86b2 と磁石92a〜92fとの位置関係を説明するための説明図。
【図21】同じく投入口83に第2蓋体23を正常に嵌め込んだ場合のリードスイッチ86a1 ,86a2 並びにリードスイッチ86b1 ,86b2 と磁石92a〜92fとの位置関係を説明するための説明図。
【図22】変形例におけるリードスイッチ86a1 ,86a2 並びにリードスイッチ86b1 ,86b2 と電子制御装置70の接続の様子を示すブロック図。
【符号の説明】
10…シンク
11…環状プレート
12…湯水混合水栓
14…ディスポーザスイッチケース
14a…運転スイッチ
14b…停止スイッチ
14c…粉砕表示灯
14d…洗浄表示灯
14e…流量不足表示灯
14f…蓋装着表示灯
16…キッチン天板
18…給水管
20…排水蓋
21…第1蓋体
22…ディスポーザ
23…第2蓋体
24…上流管路
25…粉砕処理室
27…モータ
37…流量センサ
50…流量切換バルブ
70…電子制御装置
80…蓋開閉スイッチ機構
82…投入口機構
83…投入口
84…投入口形成部材
86a〜86c…リードスイッチ
86a1,86a2,86a1,86b2……リードスイッチ
88…遮蔽機構
89…上側遮蔽体
90…下側遮蔽板
92a〜92f…磁石
94…磁石
95…リードスイッチ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a disposer for pulverizing food waste and the like introduced into a pulverization processing section from a recessedly formed inlet.
[0002]
[Prior art]
When pulverizing food waste or the like with a disposer in the pulverization processing unit, a lid is usually attached to the inlet from the viewpoint of preventing scattering of food waste or the like during pulverization. At this time, it is also detected by using a reed switch and a magnet that the lid is normally attached to the inlet so as to close the opening. In addition, if the lid is normally mounted, the disposer is driven and the food waste and the like are pulverized immediately by the pulverization processing unit.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Normally, the same number of reed switches and magnets are normally used, and when the two are in a predetermined positional relationship (generally, the opposing positional relationship), it is determined that the lid is normally mounted. For this reason, it has been necessary to attach the lid with a predetermined relationship to the insertion port. By the way, since the insertion port is generally formed in a concave shape, the relationship between the insertion port and the lid is not generally determined. Therefore, if a positioning mark is provided on the lid and the bottom surface of the sink sink in the vicinity of the inlet, and the lid is attached so that this mark matches, the reed switch and the magnet face each other and the lid is normal at the inlet. It was determined to be attached to. Therefore, when attaching the lid to the inlet, not only the lid is attached so as to close the opening of the inlet, but also the positioning of the lid and the inlet is required, which is complicated.
[0004]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and an object thereof is to simplify the operation of attaching a lid to a thrower inlet.
[0005]
[Means for solving the problems and their functions and effects]
In order to solve this problem, the disposer of the first invention is:
A disposer for crushing food waste and the like introduced into the crushing processing unit from an inlet,
An input port forming portion in which the input port is formed in a depression;
A lid that fits into the slot;
M reed switches (M is a natural number of 2 or more) that are arranged around the insertion port forming portion and that are turned on / off under the influence of magnetic force;
A plurality of magnets disposed on the lid body and having magnetic force on the reed switch when the lid body is fitted into the insertion port;
Determination means for determining a closing state of the insertion port based on an operating state of the M reed switches,
The M reed switches and the plurality of magnets are M1 (M1 is 1 or more) of the M reed switches when the lid is fitted in the insertion port and is in a first closed state. Only a natural number less than M) is inactivated, and when the lid is fitted in the insertion port and in a second closed state other than the first closed state, the M reed switches The reed switch is disposed in the input port forming part and the lid so that all the reed switches are in an activated state,
The determination means includes means for determining that the insertion port is closed by the lid when (M-M1) or more reed switches are activated.
It is characterized by that.
[0006]
In the disposer of the first invention having the above-described configuration, when the lid is normally fitted in the insertion port, the lid takes either the first closed state or the other second closed state, and the former In this state, only M1 reed switches out of M reed switches are inactivated. That is, in this case, (M-M1) reed switches are activated. On the other hand, when the lid is in the latter state, all the reed switches of the M reed switches are activated. For this reason, if the lid is normally fitted into the insertion slot, (M-M1) or more reed switches will be activated. Therefore, if the lid is normally mounted so as to be fitted into the insertion port, the operation of the (M-M1) or more reed switches is received, and the inlet is closed through the normal installation of the lid by the judging means. Is determined. Therefore, according to the disposer of the first aspect of the present invention, it is not necessary to align the lid and the charging port when the lid is mounted, so that the mounting operation of the lid to the charging port is simplified.
[0007]
In the disposer of the first invention having the above configuration,
The lid has 2N (N is a natural number of 1 or more) identical magnets concentric with the input port such that the direction of magnetic flux between adjacent magnets is opposite in the circumferential direction of the input port. Arranged at regular intervals,
The insertion port forming section includes M (M is a natural number of 2 or more) reed switches at 360 · k / (2N · M) (k is not k ≠ a · M / b (a is 1) at less than 180 degrees. The above natural number, b is a real number satisfying a natural number less than M)), and is arranged concentrically with the inlet at equal intervals with an angle represented by
The determination means may include means for determining that the insertion port is closed by the lid when (M-1) or more reed switches are activated.
[0008]
In the disposer according to the first aspect of the first aspect of the present invention, 2N identical magnets are arranged at equal intervals concentrically with the insertion port on the lid fitted into the insertion port. In the circumferential direction of the inlet, the direction of the magnetic flux is reversed and the angle represented by 360 / 2N is separated. On the other hand, M reed switches are arranged concentrically with the input port at equal intervals with a predetermined angle of less than 180 degrees on the input port forming part side. That is, the angle RMA formed by the adjacent reed switches is less than 180 degrees and is expressed as (360 / 2N) · (k / M), where k is k ≠ a · M / b (where a is Since it is in a relation satisfying a natural number of 1 or more and b is a natural number of less than M), k ≠ M, it is not equal to an angle MA (= 360 / 2N) formed by adjacent magnets. In this case, k is a real number that satisfies the above mathematical formula, but is preferably a natural number in order to ensure the operation of the reed switch by specifying the positional relationship between the reed switch and the magnet.
[0009]
An angle RmA formed by m reed switches out of M is represented by (360 / 2N) · (k / M) · (m−1) (where m is a natural number equal to or less than M). Assuming that the angle RmA formed by the m reed switches is equal to an angle MA (= 360 / 2N) formed by adjacent magnets or a multiple thereof, the following relational expression is established.
[0010]
(360 / 2N) · (k / M) · (m−1) = (360 / 2N) · c (where c is a natural number of 1 or more)
[0011]
This relational expression can be modified as k = c · M / (m−1) (where c is a natural number of 1 or more and m is a natural number of M or less). By the way, since c is a natural number of 1 or more and is equivalent to a, and (m−1) is a natural number of (M−1) or less and is equivalent to b, the above relational expression is further expressed as k = A · M / b, but k here is k ≠ a · M / b, so the above relational expression does not hold. Therefore, the angle RmA formed by m reed switches is not equal to the angle MA formed by adjacent magnets or a multiple thereof. This means that if one reed switch of M reed switches is in a position facing one of 2N magnets, this reed switch and the other reed The angle formed by the switch is not equal to the angle MA formed by the magnet adjacent to this magnet or a multiple thereof, which means that the other reed switch does not come to a position facing the other magnet. Also, if one reed switch of M reed switches is in the middle position between adjacent magnets, the angle formed by this reed switch and other reed switches is determined by the adjacent magnet. It is not equal to the angle MA or a multiple thereof, meaning that no other reed switch is in the middle position between adjacent magnets.
[0012]
Here, when the lid is normally attached to the slot so that the lid having the 2N identical magnets arranged as described above closes the slot, one of the M reed switches The situation where the reed switch does not operate will be described. The reed switch has two ferromagnetic thin wires facing each other, and when both fine wires are magnetized to different polarities, both fine wires are magnetically attracted and actuated. When both fine wires are magnetized to the same polarity, both fine wires repel each other and do not operate. Since the situation where the reed switch does not operate in this manner differs depending on the state of the arrangement of the magnets in the lid, the following description will be given in order.
[0013]
First, as shown in FIG. 1, for example, six identical magnets are arranged at equal intervals concentrically with the insertion port, and each magnet alternately generates magnetic flux as N pole and S pole on the inside and outside of the circle. The case where it forms is demonstrated. In this case, when the reed switch is in a position facing the magnet, both thin wire members of the reed switch at this position are equally magnetized by receiving the same direction of magnetic flux from the facing magnet. Therefore, this reed switch does not operate because both the thin wires repel each other. Further, at a position deviated from the position facing the magnet, both the thin wire members of the reed switch are magnetized to different polarities because the magnetic flux received by each differs, and the reed switch operates. Therefore, when one of the M reed switches comes to a position facing the magnet when the lid is normally attached to the insertion port so that the lid fits into the insertion port, this one lead Only the switch does not operate, and all the remaining reed switches operate because they do not come to the position facing the magnet as described above. On the other hand, if the reed switch does not come to the position facing the magnet when the lid is normally attached to the insertion port as described above, all the M reed switches are activated.
[0014]
In this case, the magnetic force of the magnet needs to reach the reed switch. The distance between the reed switch and the magnet depends on the surface magnetic flux density of the magnet, the surface area of the magnet, the distance between the magnets (pitch), the sensitivity value of the reed switch, etc. Is adjusted. For example, the surface magnetic flux density of the magnet is about 3000 gauss, and the surface area of the magnet is about 0.7 cm. 2 If the distance between magnets (pitch) is 60 degrees on the circumference of a circle with a diameter of about 66 mm and the sensitivity value of the reed switch is about 37 to 44 AT, the distance between the reed switch and the magnet is about 2.5 cm. Adjusted.
[0015]
On the other hand, as shown in FIG. 2, six identical magnets are arranged at equal intervals concentrically with the slot, and each magnet alternately generates magnetic flux as N pole and S pole along the circumferential direction. In this case, if the reed switch is in the middle position between adjacent magnets, both thin wires of the reed switch at this position will receive the same magnetic flux from the left and right magnets equally and will have the same polarity. Is magnetized. Therefore, this reed switch does not operate because both the thin wires repel each other. In addition, at the position deviated from the intermediate position between adjacent magnets, both fine wire members of the reed switch are magnetized to different polarities because the magnetic flux received by each differs, and this reed switch operates. Therefore, when the lid is normally attached to the slot so that the slot is closed by the cylindrical lid, when one of the M reed switches comes to an intermediate position between adjacent magnets, Only this one reed switch does not operate, and all the remaining reed switches operate because they do not reach the intermediate position between adjacent magnets as described above. On the other hand, when the lid is normally attached to the insertion port as described above, if none of the reed switches come to an intermediate position between adjacent magnets, all M reed switches are activated.
[0016]
Regardless of the arrangement of the 2N magnets, when the lid is normally attached to the insertion port, one reed switch is located at a specific position (a position facing or adjacent to the magnet). Since it is possible to take only the state where the reed switch is not in this specific position, and if the lid is normally attached to the insertion port, it will naturally be (M-1) or more. The reed switch will be activated. Therefore, if the lid is normally attached to the slot so that the slot is closed by the cylindrical lid, the determination means receives the operation of (M-1) or more reed switches and A closing of the inlet through normal wearing is determined. Therefore, according to the disposer of the first aspect of the present invention, it is not necessary to align the lid and the charging port when the lid is mounted, so that the mounting operation of the lid to the charging port is simplified.
[0017]
In addition, the upper limit of the number of magnets and reed switches to be installed is determined by the size of the lid and the insertion port and the size of the magnets and reed switches. Further, when the angle formed by the reed switch is defined, it may be defined along either the clockwise direction or the counterclockwise direction. In other words, when one reed switch and the adjacent reed switch form an angle of 270 degrees clockwise, both reed switches form an angle of 90 degrees counterclockwise. Included in the invention.
[0018]
In the disposer of the first aspect having the above configuration,
The number M of the reed switches is preferably a natural number of 3 or more.
[0019]
When the lid is not attached to the insertion port, something having magnetism (for example, a magnetic ring) may enter the insertion port and influence the magnetic force on the reed switch. For this reason, a reed switch in the vicinity of the magnetic ring or the like may operate under the influence of a magnetic force of the magnetic ring or the like. However, even if such a situation occurs, usually only one reed switch operates. By the way, in the disposer according to the second aspect of the first invention, when (M−1), that is, two or more reed switches are operated, it is determined that the lid is normally attached to the insertion port. Therefore, according to the disposer of the second aspect, even if the magnetic ring or the like enters the insertion port without the lid attached, it is erroneously assumed that the lid is attached to the insertion port and the insertion port is closed. There is no judgment.
[0020]
In the disposer of the first or second aspect having the above configuration,
The insertion port forming portion may include a magnetic member that covers an upper surface of the reed switch and shields a magnetic flux from the upper surface to the reed switch.
[0021]
In some cases, the lid body is displaced and overlapped with the insertion port, and the magnet of the lid body and the reed switch on the insertion port side overlap each other. In such a situation, the magnet exerts a magnetic force on the reed switch located below. However, in the disposer of this third aspect, the reed switch is not affected by the magnetic force from the upper surface, so when the lid body is shifted to the insertion port and overlapped, the lid body is attached to the insertion port and inserted. There is no misjudgment that the mouth is closed.
[0022]
In the disposer of the first or second aspect having the above configuration,
The insertion port forming portion may include a magnetic member that covers a lower surface of the reed switch and shields a magnetic flux from the lower surface to the reed switch.
[0023]
In some cases, the lid body is inclined with respect to the insertion port, the lid body obliquely enters the insertion port, and the magnet of the lid body is positioned obliquely below the reed switch on the insertion port side. In such a situation, the magnet exerts a magnetic force on the reed switch located above it. However, in the disposer of the fourth aspect, since the reed switch is not affected by the magnetic force from the lower surface thereof, the lid body is inclined with respect to the insertion port, and the lid body enters obliquely into the insertion port. Is not erroneously determined to be in a state where the lid is attached to the inlet and the inlet is closed.
[0024]
The disposer of the second invention is
A disposer for crushing food waste and the like introduced into the crushing processing unit from an inlet,
An input port forming portion in which the input port is formed in a depression;
A lid that fits into the slot;
A reed switch that is disposed around the inlet forming portion and that is turned on and off under the influence of magnetic force;
A magnet that is disposed on the lid and has a magnetic force on the reed switch when the lid is fitted into the slot;
Determination means for determining a closing state of the insertion port based on an operating state of the reed switch,
The insertion port forming portion covers the upper surface of the reed switch and shields the magnetic flux from the upper surface to the reed switch, and covers the lower surface of the reed switch from the lower surface to the reed switch. A lower surface side magnetic member that shields magnetic flux,
The magnet is a disc-shaped or annular magnet having one magnetic pole on the upper surface side and the other magnetic pole on the lower surface side,
It is characterized by that.
[0025]
In the disposer of the second invention having the above configuration, the upper surface side magnetic member and the lower surface side magnetic member shield the magnetic flux from the upper and lower surfaces of the reed switch of the insertion port forming portion, and the reed switch Avoid the influence of magnetic force from the bottom. Therefore, according to the disposer of the second aspect of the invention, when the lid body is displaced and overlapped with the insertion port, or when the lid body is inclined with respect to the insertion port and the lid body obliquely enters the insertion port. The case is not erroneously determined as a state in which the lid is attached to the insertion port. In addition, since the reed switch is not affected by the magnetic force from the upper and lower surface sides, only when the lid is normally attached to the inlet, the lid is fitted into the inlet and the inlet is closed, The disc-shaped or annular magnet of the lid body exerts a magnetic force on the reed switch with the upper surface side as one magnetic pole and the lower surface side as the other magnetic pole, and this reed switch operates. Then, it is determined that the lid is normally attached and the insertion port is closed by the operating state of the reed switch. By the way, since the magnet that exerts a magnetic force on the reed switch is disk-shaped or annular, it is not necessary to align the lid and the insertion port. Therefore, the disposer according to the second aspect of the invention also makes it easy to attach the lid to the disposer slot.
[0026]
In the disposer of the first invention having the above-described configuration or each of the above-described aspects or the disposer of the second invention,
Furthermore,
In the case where it is determined by the determination means that the charging port has been closed, it is possible to have water passage permission means for permitting water flow to the pulverization processing section prior to pulverization in the pulverization processing section. .
[0027]
In the disposer of this aspect, even if it is determined that the lid is normally attached and the inlet is closed, the pulverization processing unit does not immediately start the pulverization in response to this determination. It only allows water to pass through the previous crushing section. Therefore, according to the disposer of this aspect, since the pulverization in the pulverization processing unit performed after the cover body is normally attached is not performed without water passing, an inadvertent load is applied to the motor for pulverization. Never give.
[0028]
In the disposer of the first invention having the above-described configuration or each of the above-described aspects or the disposer of the second invention,
Furthermore,
In the case where it is determined by the determination means that the insertion port has been closed, a notification unit for notifying that the insertion port has been closed can be provided.
[0029]
In this aspect of the disposer, if it is determined that the lid has been normally mounted and the inlet has been closed, a notification to that effect is given, so that the user can promptly drive the disposer and perform pulverization. Can start. In this case, the notification may be performed by an appropriate method such as generating a buzzer sound or turning on an LED.
[0030]
The disposer of the third invention is
A disposer for crushing food waste and the like introduced into the crushing processing unit from an inlet,
An input port forming portion in which the input port is formed in a depression;
A lid that fits into the slot;
2M ′ reed switches (M ′ is a natural number greater than or equal to 1) disposed around the input port forming portion and operated to be turned on / off under the influence of magnetic force;
A plurality of magnets disposed on the lid body and having magnetic force on the reed switch when the lid body is fitted into the insertion port;
Determination means for determining a closing state of the insertion port based on an operating state of the 2M ′ reed switches,
The lid has 2N (N is a natural number of 1 or more) identical magnets concentric with the input port such that the direction of magnetic flux between adjacent magnets is opposite in the circumferential direction of the input port. Arranged at regular intervals,
The insertion port forming portion has the 2M ′ reed switches separated by an angle of 360 · k ′ / 2N (k ′ is a natural number greater than or equal to 1 and less than N) less than 180 degrees from each other. A reed switch pair of M ′ pairs each comprising a single reed switch is disposed concentrically with the input port, and the reed switch pair of M ′ pair is included in one reed switch pair. When the reed switch and the reed switch included in another reed switch pair are less than 180 degrees, 360 · k / (2N · M ′) (k is k ≠ a · M ′ / b (a is a natural number of 1 or more, b Is arranged concentrically with the inlet so as to separate the angle represented by the real number) satisfying a natural number less than M ′),
The determination means includes means for determining that the insertion port is closed by the lid when all the reed switches included in the reed switch pairs of (M′-1) or more are operated.
It is characterized by that.
[0031]
In the disposer according to the third aspect of the present invention, 2N identical magnets are arranged concentrically with the insertion opening at equal intervals on the lid fitted into the insertion opening, and adjacent magnets are arranged in the circumferential direction of the insertion opening. In this case, the direction of the magnetic flux is reversed and the angle represented by 360 / 2N is separated. On the other hand, 2M ′ reed switches are arranged concentrically with the input port as M ′ reed switch pairs on the side of the input port forming portion, and two reed switches included in each reed switch pair. Are separated by an angle represented by 360 · k ′ / 2N (k ′ is a natural number of 1 or more and N or less). For this reason, if one reed switch included in a certain reed switch pair is in a position facing one of the 2N magnets, the other reed switch included in this reed switch pair is also the other reed switch. It will come to the position facing the magnet. Further, if one reed switch included in a certain reed switch pair is at an intermediate position between adjacent magnets, the other reed switch is also at an intermediate position between adjacent magnets. That is, the two reed switches included in each reed switch pair take the same position with respect to the magnet.
[0032]
In addition, the angle RMA formed by the reed switch included in one reed switch pair of the M ′ reed switch pair and the reed switch included in the other reed switch pair is less than 180 degrees and 360 · k / ( 2N · M ′), and k is a relationship that satisfies k ≠ a · M ′ / b (a is a natural number of 1 or more and b is a natural number of less than M) with respect to M ′, and k ≠ M ′. For this reason, the angle MA (= 360 / 2N) formed by adjacent magnets is not equal to or a multiple thereof. This means that if a reed switch included in a certain reed switch pair is in a position facing one of the 2N magnets, a reed switch included in another reed switch pair faces another magnet. It means that you will not come to the position to do. Further, if a reed switch included in a certain reed switch pair is at an intermediate position between adjacent magnets, it means that a reed switch included in another reed switch pair does not reach an intermediate position between adjacent magnets.
[0033]
Here, when the lid is normally attached to the slot so that the lid with the 2N identical magnets arranged as described above closes the slot, of the M ′ pair of reed switch pairs A situation in which two reed switches included in a pair of reed switches (hereinafter, this reed switch pair is referred to as a specific reed switch pair and is distinguished from other reed switch pairs) will not be described. Since the situation where the reed switch does not operate differs depending on the state of the arrangement of the magnets in the lid, the description will be given later in the same manner as in the first invention.
[0034]
First, a case where, for example, six identical magnets are arranged as shown in FIG. 1 will be described. When the two reed switches of the specific reed switch pair are in positions opposite to the magnets, the two reed switches of the specific reed switch pair do not operate due to the homopolar magnetization of the thin wire. However, the two reed switches of the other reed switch pairs are displaced from the positions facing the magnets, and thus are operated by the different polar magnetization of the thin wire. In addition, when the two reed switches of the specific reed switch pair are shifted from the positions facing the magnets, these reed switches are operated, and the reed switches of the other reed switch pairs are all positions facing the magnets. Only two reed switches of another reed switch pair of the other reed switch pairs are not operated to face the magnet. Therefore, when the lid is normally attached to the insertion port so that the lid fits into the insertion port, the two reed switches of the specific reed switch pair of the M 'pair of reed switches are in positions where they face the magnet. If this happens, only the two reed switches of this specific reed switch pair will not operate, and the reed switches of all remaining reed switch pairs will not come to the position facing the magnet as described above. ,Operate. On the other hand, when the reed switch of the reed switch pair does not come to the position facing the magnet when the cover body is normally attached to the insertion port as described above, all of the reed switch pairs of the M ′ pair The reed switch included in the reed switch pair operates.
[0035]
On the other hand, when six identical magnets are arranged as shown in FIG. When the two reed switches of the specific reed switch pair are in the middle positions of the adjacent magnets, the two reed switches of the specific reed switch pair do not operate due to the homopolar magnetization of the thin wire. However, since the two reed switches of the other reed switch pairs are displaced from the intermediate position of the adjacent magnets, they are operated by the different polar magnetization of the thin wire. In addition, when the two reed switches of a specific reed switch pair are shifted from the intermediate position of the adjacent magnets, these reed switches are operated, and all the reed switches of the other reed switch pairs are all moved from this intermediate position. It will work because it is out of position, or it will not work because only two reed switches of another reed switch pair of other reed switch pairs are in this intermediate position. Accordingly, when the lid is normally attached to the slot so that the slot is closed by the cylindrical lid, two reed switches of the specific reed switch pair of the M ′ pair of reed switches are adjacent to each other. When the intermediate position of the magnet is reached, only the two reed switches of this specific reed switch pair are not operated, and the reed switches of all the remaining reed switch pairs are in the middle positions of adjacent magnets as described above. It works because it doesn't get bitter. On the other hand, when the reed switch of the reed switch pair does not come to the intermediate position between the adjacent magnets when the lid is normally attached to the insertion port as described above, all of the M ′ reed switch pairs The reed switch included in each reed switch pair operates.
[0036]
Regardless of the arrangement of the 2N magnets, when the lid is normally attached to the insertion port, there are two reed switches of a specific reed switch pair in a specific position (magnet and Since the reed switch of any reed switch pair and the reed switch that does not come to this specific position can only be taken in the state of coming to the opposite position or the intermediate position of the adjacent magnets, Naturally, all the reed switches included in the (M'-1) or more reed switch pairs are operated. Therefore, if the lid is normally attached to the inlet so that the inlet is closed with the cylindrical lid, the normal operation of the lid is performed by the determination means upon receiving the operation of the reed switch of such a reed switch pair. The closing of the inlet through proper attachment is determined. Therefore, the disposer according to the third aspect of the invention also eliminates the need to align the lid and the charging port when the lid is mounted, so that the mounting work of the lid to the charging port is simplified.
[0037]
Furthermore, the disposer of the fourth invention is:
A disposer for crushing food waste and the like introduced into the crushing processing unit from an inlet,
An input port forming portion in which the input port is formed in a depression;
A lid that fits into the slot;
A plurality of reed switches that are disposed around the inlet forming portion and that are turned on and off under the influence of magnetic force;
A plurality of magnets disposed on the lid body and having magnetic force on the reed switch when the lid body is fitted into the insertion port;
Determination means for determining the closing state of the insertion port based on the operating state of the plurality of reed switches,
The lid has 2N (N is a natural number of 1 or more) identical magnets concentric with the input port such that the direction of magnetic flux between adjacent magnets is opposite in the circumferential direction of the input port. Arranged at regular intervals,
The inlet forming portions are arranged at equal intervals at an angle represented by 360 · k ′ / 2N (k ′ is a natural number of 1 or more and N or less) less than 180 degrees (x is 2 or more and 2N). The following natural number) y reed switch pairs with a pair of reed switches, and the reed switch included in one reed switch pair and the other reed switch pairs included in the y reed switch pair. The y pairs of reeds so that the angle formed by the reed switch is 360 × k ′ / 2N (k ′ is a natural number greater than or equal to 1 and less than or equal to or less than N) The switch pair is shifted and arranged concentrically with the inlet.
The determination means includes means for determining that the insertion port is closed by the lid when all the reed switches included in the reed switch pairs of (y-1) pairs or more are activated.
It is characterized by that.
[0038]
In the disposer according to the fourth aspect of the present invention, 2N identical magnets are arranged at equal intervals concentrically with the insertion port, and adjacent magnets are arranged in the circumferential direction of the insertion port. In this case, the direction of the magnetic flux is reversed and the angle represented by 360 / 2N is separated. On the other hand, on the side of the insertion port forming portion, y reed switch pairs each having x reed switches are provided, and the x reed switches included in each reed switch pair are 360 · k The angles represented by '/ 2N (k' is a natural number greater than or equal to 1 and less than or equal to N) are separated. For this reason, if a certain reed switch included in a certain reed switch pair is in a position facing one of the 2N magnets, another (x−1) included in this certain reed switch pair. This reed switch is also positioned opposite to the other magnets. Further, if a certain reed switch included in a certain reed switch pair is at an intermediate position between adjacent magnets, the other (x-1) reed switches are also positioned at an intermediate position between adjacent magnets. That is, the x reed switches included in each reed switch pair take the same position with respect to the magnet.
[0039]
In addition, an angle RMA formed by a reed switch included in one reed switch pair and a reed switch included in another reed switch pair of the y reed switch pairs is 360 · k ′ / 2N (k ′ is 1 is a natural number equal to or greater than 1 and equal to or less than N), or an angle that does not coincide with an angle that is a multiple of the same angle. Therefore, a reed switch included in a certain reed switch pair is one of 2N magnets. If it exists in the position which opposes a certain magnet, the reed switch contained in another reed switch pair will not come to the position which opposes another magnet. Further, if a reed switch included in a certain reed switch pair is at an intermediate position between adjacent magnets, a reed switch included in another reed switch pair does not reach the intermediate position between adjacent magnets.
[0040]
The operation status of each reed switch when the lid is normally attached to the slot so that the lid with the 2N identical magnets arranged as described above closes the slot is as described above. As described in the invention. That is, if the lid is normally mounted, all the reed switches included in the (y-1) or more reed switch pairs are operated. Therefore, if the lid is normally attached to the inlet so that the inlet is closed with the cylindrical lid, the normal operation of the lid is performed by the determination means upon receiving the operation of the reed switch of such a reed switch pair. The closing of the inlet through proper attachment is determined. Therefore, the disposer according to the fourth aspect of the invention also eliminates the need to align the lid and the charging port when the lid is mounted, and thus the mounting operation of the lid to the charging port is simplified. The number x of reed switches included in the y reed switch pairs may be the same for each reed switch pair, but may be different for each reed switch pair. For example, one reed switch pair includes four reed switches, but another reed switch pair may include three reed switches.
[0041]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the disposer according to the present invention will be described based on examples. FIG. 3 is a schematic layout diagram of devices around the sink sink.
[0042]
As shown in the drawing, a hot and cold
[0043]
The
[0044]
Further, the
[0045]
An
[0046]
As described above, the
[0047]
The
[0048]
The fixing
[0049]
When the
[0050]
In this case, the water flow to the
[0051]
The pulverization flow rate is determined as follows. When the
[0052]
In addition, the
[0053]
Next, the lid opening / closing switch mechanism for detecting the open / closed state of the
[0054]
The
[0055]
Further, three
[0056]
Further, a
[0057]
In order to influence the magnetic force on each reed switch, six
[0058]
In this case, the distance between them is determined so that each reed switch is affected by the magnetic force. In this embodiment, the surface magnetic flux density of each magnet is about 3000 gauss, and the surface area of the magnet is about 0.7 cm. 2 And the distance between the magnets (pitch) is 60 degrees on the circumference of a circle having a diameter of about 66 mm, and the sensitivity value of the reed switch is about 37 to 44AT, so the distance between the reed switch and the magnet is about 2. It is adjusted to about 5 cm. That is, the
[0059]
Here, the relationship between the angle RMA formed by the
[0060]
The angle RMA (= 80 degrees) formed by the adjacent reed switches thus defined is naturally not equal to the angle MA (= 60 degrees) formed by the adjacent magnets, and the angle formed by the
[0061]
Next, the
[0062]
The
[0063]
Next, the operation control of the disposer executed by the
[0064]
The operation control routine of the disposer shown in FIG. 12 is repeatedly executed over a period in which the power is turned on. First, based on the operating state of the
[0065]
In the above step S110, when the operation signal (ON signal) is input from two or more of the three
[0066]
Therefore, if the
[0067]
However, when the
[0068]
Following the affirmative determination made when the
[0069]
After that, the flow rate of the
[0070]
If it is determined in step S150 that the first elapsed time t1 has reached the predetermined preliminary cleaning time ta, whether or not the flow rate (detected flow rate) read from the
[0071]
Here, the state of determination in step S160 will be described. When the water supply flow rate to the
[0072]
If a negative determination is made in step S160, a valve closing signal is output to the first on-off
[0073]
On the other hand, when an affirmative determination is made in step S160, a drive signal is output to the
[0074]
Next, the timer 74 outputs a timing signal of the second elapsed time t2 (step S200), and the timer 74 has elapsed since the
[0075]
If it is determined in step S210 that the second elapsed time t2 has reached the pulverization time tb, a stop signal is output to the
[0076]
After the pulverization in the
[0077]
If it is determined in step S240 that the third elapsed time t3 has reached the cleaning time tc, a valve closing signal is output to the second on-off
[0078]
If it is determined in step S270 that the fourth elapsed time t4 has reached the cleaning time td, a valve closing signal is output to the first on-off
[0079]
As described above, in this embodiment, when a user who desires to grind food waste or the like with the
[0080]
In addition, when the
[0081]
Further, in the
[0082]
Further, the
[0083]
In addition, when the flow rate is insufficient during the preliminary water flow in this way, the insufficient flow
[0084]
Furthermore, in this embodiment, the
[0085]
Further, in this embodiment, a trap cleaning mode with a high flow rate of water is executed after pulverization in the pulverization chamber 25 (steps S230 to 240), and thereafter, a flow rate of a flow rate smaller than that in this mode is passed. The pipe cleaning mode is executed by (Steps S250 to 280). For this reason, the material to be crushed in the
[0086]
Next, other embodiments (second, third, fourth and fifth embodiments) will be described. In the following description, a configuration different from the first embodiment will be described. First, the second embodiment will be described.
[0087]
The second embodiment is different in the manner of magnetic flux formation by the
[0088]
In step S110 in the second embodiment, it is determined whether or not the
[0089]
Therefore, if the
[0090]
Next, a third embodiment will be described. In the third embodiment, the shape of the magnet fixed to the
[0091]
In this case, the
[0092]
Further, since the
[0093]
Next, a fourth embodiment will be described. In the fourth embodiment, as shown in FIG. 19, four reed switches are provided around a
[0094]
As described above, the inter-switch angle RaA formed by the reed switches 86a1 and 86a2 included in the first and second reed switch pairs, and the inter-switch angle RbA formed by the reed switches 86b1 and 86b2, respectively, have six magnets. Therefore, N = 3, a natural number k ′ greater than or equal to 1 and less than N is 2, and 120 degrees is obtained from an arithmetic expression of 360 · k ′ / 2N. Further, the angle RMA formed by the reed switch 86a1 included in the first reed switch pair and the reed switch 86b1 included in the second reed switch pair and the angle RMA formed by the reed switch 86a2 and the reed switch 86a2 are set as M ′ = 2 and N = 3, and was defined as follows from an arithmetic expression of 360 · k / (2N · M ′). In this case, k is a real number that satisfies k ≠ a · M ′ / b (a is a natural number of 1 or more, b is a natural number less than M ′), and therefore b is 1 and k ≠ a · M ′. . That is, k may be a real number other than a multiple of M ′ (= 2), and the angle RMA formed by the reed switch is other than the angle calculated when k is a multiple of M ′ (= 2). I just need it. Specifically, since M ′ = 2 and N = 3, the arithmetic expression of 360 · k / (2N · M ′) is 30 · k, and k is a multiple of M ′ (= 2) (2, The angles other than 60 degrees, 120 degrees, 180 degrees,... Obtained in the case of 4, 6,. In the fourth embodiment shown in FIG. 19, the angle RMA formed by the reed switch is set to 80 degrees (≠ 60 degrees, 120 degrees, 180 degrees,...). That is, this angle RMA may be 40 degrees, 70 degrees, 50 degrees, 90 degrees, etc. other than 80 degrees shown in the figure.
[0095]
As shown in FIG. 20, when the
[0096]
Then, in step S110 in the fourth embodiment, it is determined whether or not the
[0097]
Therefore, if the
[0098]
Next, a fifth embodiment will be described. The fifth embodiment includes the reed switches 86a1 and 86a2 and the reed switches 86b1 and 86b2 of the first and second reed switch pairs having the relationship shown in FIG. The
[0099]
Here, a modified example will be described. The above fourth and fifth embodiments can be modified as follows. That is, as shown in FIG. 22, the
[0100]
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments and embodiments, and can of course be implemented in various modes without departing from the gist of the present invention. is there. For example, the number of reed switches in the first and second embodiments may be two or four or more, the number of magnets may be other than six exceeding two, and the angle formed by the reed switch is an angle other than 80 degrees. You can also Further, the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram for explaining an operating state of a reed switch according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram for explaining an operating state of a reed switch according to the present invention.
FIG. 3 is a schematic layout diagram of devices around a sink sink having a disposer device.
4 is a schematic cross-sectional view of the
FIG. 5 is a schematic diagram schematically showing the configuration of a flow
6 is a schematic cross-sectional view of the periphery of the
FIG. 7 is an explanatory diagram for explaining a state of arrangement of the
8 is an explanatory diagram for explaining a state of arrangement of
FIG. 9 is an explanatory diagram for explaining the positional relationship between the
10 is an explanatory diagram for explaining the positional relationship between the
11 is a block diagram of a control system centering on an
12 is a flowchart showing a disposer operation control routine executed by the
13 is a graph for explaining a state of determination in step S160 in the flowchart of FIG.
FIG. 14 is an explanatory diagram for explaining a state of arrangement of
15 is an explanatory diagram for explaining the positional relationship between the
16 is an explanatory diagram for explaining the positional relationship between the
FIG. 17 is a schematic cross-sectional view of the periphery of the
18 is a schematic perspective view of a
FIG. 19 is an explanatory diagram for explaining the arrangement of the reed switches 86a1 and 86a2 and the reed switches 86b1 and 86b2 on the outer peripheral side of the insertion
FIG. 20 is a view for explaining the positional relationship between the reed switches 86a1 and 86a2 and the reed switches 86b1 and 86b2 and the
FIG. 21 is an explanatory diagram for explaining the positional relationship between the reed switches 86a1 and 86a2 and the reed switches 86b1 and 86b2 and the
FIG. 22 is a block diagram showing a state of connection between the
[Explanation of symbols]
10 ... Sink
11 ... Annular plate
12 ... Hot water mixing faucet
14 ... Disposer switch case
14a ... Operation switch
14b ... Stop switch
14c ... Crushing indicator light
14d ... Washing indicator light
14e ... Insufficient flow indicator lamp
14f: Cover-mounted indicator lamp
16 ... kitchen top plate
18 ... Water pipe
20 ... Drain lid
21. First lid
22 ... Disposer
23. Second lid
24 ... Upstream pipeline
25 ... Crushing chamber
27 ... Motor
37 ... Flow sensor
50 ... Flow rate switching valve
70 ... Electronic control unit
80: Lid opening / closing switch mechanism
82: Slot mechanism
83 ... slot
84: Input port forming member
86a-86c ... Reed switch
86a1, 86a2, 86a1, 86b2 ... Reed switch
88 ... Shielding mechanism
89 ... Upper shield
90 ... Lower shielding plate
92a-92f ... Magnet
94: Magnet
95 ... Reed switch
Claims (10)
前記投入口が陥没形成された投入口形成部と、
前記投入口に嵌り込む蓋体と、
前記投入口形成部の周囲に配設され、磁力の影響を受けてオン・オフ作動するM個(Mは2以上の自然数)のリードスイッチと、
前記蓋体に配設され、前記投入口に前記蓋体が嵌り込むと前記リードスイッチに磁力の影響を及ぼす複数個の磁石と、
前記M個のリードスイッチの作動状態に基づいて前記投入口の閉鎖状況を判定する判定手段とを備え、
前記M個のリードスイッチと前記複数個の磁石とは、前記蓋体が前記投入口に嵌め込まれて第1の閉鎖状態にあるときには前記M個のリードスイッチのうちのM1個(M1は1以上でM未満の自然数)のリードスイッチのみが非作動状態となり、前記蓋体が前記投入口に嵌め込まれて前記第1の閉鎖状態以外の第2の閉鎖状態にあるときには前記M個のリードスイッチの総てのリードスイッチが作動状態となるよう、それぞれ前記投入口形成部と前記蓋体に配置されており、
前記判定手段は、(M−M1)個以上の前記リードスイッチが作動すると前記投入口が前記蓋体により閉鎖されたと判定する手段を有する、
ことを特徴とするディスポーザ。A disposer for crushing food waste and the like introduced into the crushing processing unit from an inlet,
An input port forming portion in which the input port is formed in a depression;
A lid that fits into the slot;
M reed switches (M is a natural number of 2 or more) that are arranged around the insertion port forming portion and that are turned on / off under the influence of magnetic force;
A plurality of magnets disposed on the lid body and having magnetic force on the reed switch when the lid body is fitted into the insertion port;
Determination means for determining a closing state of the insertion port based on an operating state of the M reed switches,
The M reed switches and the plurality of magnets are M1 (M1 is 1 or more) of the M reed switches when the lid is fitted in the insertion port and is in a first closed state. Only a natural number less than M) is inactivated, and when the lid is fitted in the insertion port and in a second closed state other than the first closed state, the M reed switches The reed switch is disposed in the input port forming part and the lid so that all the reed switches are in an activated state,
The determination means includes means for determining that the insertion port is closed by the lid when (M-M1) or more reed switches are activated.
Disposer characterized by that.
前記蓋体は、2N(Nは1以上の自然数)個の同一の前記磁石を、隣接する磁石同士の磁束の向きが前記投入口の周方向において逆向きとなるようにして前記投入口と同心に等間隔で配置して有し、
前記投入口形成部は、M(Mは2以上の自然数)個の前記リードスイッチを、180度未満で360・k/(2N・M)(kはk≠a・M/b(aは1以上の自然数,bはM未満の自然数)を満たす実数)で表される角度を隔てて等間隔に前記投入口と同心に配置して有し、
前記判定手段は、(M−1)個以上の前記リードスイッチが作動すると前記投入口が前記蓋体により閉鎖されたと判定する手段を有する、ディスポーザ。The disposer according to claim 1, wherein
The lid has 2N (N is a natural number of 1 or more) identical magnets concentric with the input port such that the direction of magnetic flux between adjacent magnets is opposite in the circumferential direction of the input port. Arranged at regular intervals,
The insertion port forming section includes M (M is a natural number of 2 or more) reed switches at 360 · k / (2N · M) (k is not k ≠ a · M / b (a is 1) at less than 180 degrees. The above natural number, b is a real number satisfying a natural number less than M)), and is arranged concentrically with the inlet at equal intervals with an angle represented by
The determination means includes a means for determining that the input port is closed by the lid when (M-1) or more reed switches are activated.
前記リードスイッチの個数Mは、3以上の自然数である、ディスポーザ。The disposer according to claim 2, wherein
The disposer, wherein the number M of the reed switches is a natural number of 3 or more.
前記投入口形成部は、前記リードスイッチの上面を覆い前記リードスイッチへの前記上面からの磁束を遮蔽する磁性体部材を有する、ディスポーザ。The disposer according to claim 2 or claim 3, wherein
The thrower forming portion includes a magnetic member that covers a top surface of the reed switch and shields magnetic flux from the top surface to the reed switch.
前記投入口形成部は、前記リードスイッチの下面を覆い前記リードスイッチへの前記下面からの磁束を遮蔽する磁性体部材を有する、ディスポーザ。The disposer according to claim 2 or claim 3, wherein
The throwing port forming portion includes a magnetic member that covers a lower surface of the reed switch and shields a magnetic flux from the lower surface to the reed switch.
前記投入口が陥没形成された投入口形成部と、
前記投入口に嵌り込む蓋体と、
前記投入口形成部の周囲に配設され、磁力の影響を受けてオン・オフ作動するリードスイッチと、
前記蓋体に配設され、前記投入口に前記蓋体が嵌り込むと前記リードスイッチに磁力の影響を及ぼす磁石と、
前記リードスイッチの作動状態に基づいて前記投入口の閉鎖状況を判定する判定手段とを備え、
前記投入口形成部は、前記リードスイッチの上面を覆い前記リードスイッチへの前記上面からの磁束を遮蔽する上面側磁性体部材と、前記リードスイッチの下面を覆い前記リードスイッチへの前記下面からの磁束を遮蔽する下面側磁性体部材とを有し、
前記磁石は、その上面側を一方の磁極,下面側を他方の磁極とした円盤状又は環状の磁石である、
ことを特徴とするディスポーザ。A disposer for crushing food waste and the like introduced into the crushing processing unit from an inlet,
An input port forming portion in which the input port is formed in a depression;
A lid that fits into the slot;
A reed switch that is disposed around the inlet forming portion and that is turned on and off under the influence of magnetic force;
A magnet that is disposed on the lid and has a magnetic force on the reed switch when the lid is fitted into the slot;
Determination means for determining a closing state of the insertion port based on an operating state of the reed switch,
The insertion port forming portion covers the upper surface of the reed switch and shields the magnetic flux from the upper surface to the reed switch, and covers the lower surface of the reed switch from the lower surface to the reed switch. A lower surface side magnetic member that shields magnetic flux,
The magnet is a disc-shaped or annular magnet having one magnetic pole on the upper surface side and the other magnetic pole on the lower surface side,
Disposer characterized by that.
更に、
前記判定手段により前記投入口が閉鎖されたと判定された場合には、前記粉砕処理部での粉砕に先立つ前記粉砕処理部への通水を許可する通水許可手段を有する、ディスポーザ。The disposer according to any one of claims 1 to 6,
Furthermore,
A disposer comprising water passage permission means for permitting water flow to the pulverization processing section prior to pulverization in the pulverization processing section when the determination means determines that the inlet is closed.
更に、
前記判定手段により前記投入口が閉鎖されたと判定された場合には、投入口閉鎖の旨を報知する報知手段を有する、ディスポーザ。The disposer according to any one of claims 1 to 6,
Furthermore,
A disposer having a notifying means for notifying that the charging port is closed when the determination unit determines that the charging port is closed.
前記投入口が陥没形成された投入口形成部と、
前記投入口に嵌り込む蓋体と、
前記投入口形成部の周囲に配設され、磁力の影響を受けてオン・オフ作動する2M’個(M’は1以上の自然数)のリードスイッチと、
前記蓋体に配設され、前記投入口に前記蓋体が嵌り込むと前記リードスイッチに磁力の影響を及ぼす複数個の磁石と、
前記2M’個のリードスイッチの作動状態に基づいて前記投入口の閉鎖状況を判定する判定手段とを備え、
前記蓋体は、2N(Nは1以上の自然数)個の同一の前記磁石を、隣接する磁石同士の磁束の向きが前記投入口の周方向において逆向きとなるようにして前記投入口と同心に等間隔で配置して有し、
前記投入口形成部は、前記2M’個の前記リードスイッチを、互いに180度未満で360・k’/2N(k’は、1以上でN以下の自然数)で表される角度を隔てた2個のリードスイッチを対としたM’対のリードスイッチ対として前記投入口と同心に配設して有し、且つ、前記M’対のリードスイッチ対を、ある一のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチと他のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチとが、180度未満で360・k/(2N・M’)(kはk≠a・M’/b(aは1以上の自然数,bはM未満の自然数)を満たす実数)で表される角度を隔てるよう前記投入口と同心に配置して有し、
前記判定手段は、(M’−1)対以上の前記リードスイッチ対に含まれる総てのリードスイッチが作動すると前記投入口が前記蓋体により閉鎖されたと判定する手段を有する、
ことを特徴とするディスポーザ。A disposer for crushing food waste and the like introduced into the crushing processing unit from an inlet,
An input port forming portion in which the input port is formed in a depression;
A lid that fits into the slot;
2M ′ reed switches (M ′ is a natural number greater than or equal to 1) disposed around the input port forming portion and operated to be turned on / off under the influence of magnetic force;
A plurality of magnets disposed on the lid body and having magnetic force on the reed switch when the lid body is fitted into the insertion port;
Determination means for determining a closing state of the insertion port based on an operating state of the 2M ′ reed switches,
The lid has 2N (N is a natural number of 1 or more) identical magnets concentric with the input port such that the direction of magnetic flux between adjacent magnets is opposite in the circumferential direction of the input port. Arranged at regular intervals,
The insertion port forming portion has the 2M ′ reed switches separated by an angle of 360 · k ′ / 2N (k ′ is a natural number greater than or equal to 1 and less than N) less than 180 degrees from each other. A reed switch pair of M ′ pairs each comprising a single reed switch is disposed concentrically with the input port, and the reed switch pair of M ′ pair is included in one reed switch pair. When the reed switch and the reed switch included in another reed switch pair are less than 180 degrees, 360 · k / (2N · M ′) (k is k ≠ a · M ′ / b (a is a natural number of 1 or more, b Is arranged concentrically with the inlet so as to separate an angle represented by a real number) satisfying a natural number less than M),
The determination means includes means for determining that the insertion port is closed by the lid when all the reed switches included in the reed switch pairs of (M′-1) or more are operated.
Disposer characterized by that.
前記投入口が陥没形成された投入口形成部と、
前記投入口に嵌り込む蓋体と、
前記投入口形成部の周囲に配設され、磁力の影響を受けてオン・オフ作動する複数個のリードスイッチと、
前記蓋体に配設され、前記投入口に前記蓋体が嵌り込むと前記リードスイッチに磁力の影響を及ぼす複数個の磁石と、
前記複数個のリードスイッチの作動状態に基づいて前記投入口の閉鎖状況を判定する判定手段とを備え、
前記蓋体は、2N(Nは1以上の自然数)個の同一の前記磁石を、隣接する磁石同士の磁束の向きが前記投入口の周方向において逆向きとなるようにして前記投入口と同心に等間隔で配置して有し、
前記投入口形成部は、180度未満で360・k’/2N(k’は、1以上でN以下の自然数)で表される角度で等間隔に配置されたx(xは2以上で2N以下の自然数)個のリードスイッチを対としたリードスイッチ対をy対有し、且つ、前記y対のリードスイッチ対のある一のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチと他のリードスイッチ対に含まれるリードスイッチのなす角度が360・k’/2N(k’は、1以上でN以下の自然数)で表される角度の等倍又はその倍数の角度と一致しないように、前記y対のリードスイッチ対をずらして前記投入口と同心に配置して有し、
前記判定手段は、(y−1)対以上の前記リードスイッチ対に含まれる総てのリードスイッチが作動すると前記投入口が前記蓋体により閉鎖されたと判定する手段を有する、
ことを特徴とするディスポーザ。A disposer for crushing food waste and the like introduced into the crushing processing unit from an inlet,
An input port forming portion in which the input port is formed in a depression;
A lid that fits into the slot;
A plurality of reed switches that are disposed around the inlet forming portion and that are turned on and off under the influence of magnetic force;
A plurality of magnets disposed on the lid body and having magnetic force on the reed switch when the lid body is fitted into the insertion port;
Determination means for determining the closing state of the insertion port based on the operating state of the plurality of reed switches,
The lid has 2N (N is a natural number of 1 or more) identical magnets concentric with the input port such that the direction of magnetic flux between adjacent magnets is opposite in the circumferential direction of the input port. Arranged at regular intervals,
The inlet forming portions are arranged at equal intervals at an angle represented by 360 · k ′ / 2N (k ′ is a natural number of 1 or more and N or less) less than 180 degrees (x is 2 or more and 2N). The following natural number) y reed switch pairs with a pair of reed switches, and the reed switch included in one reed switch pair and the other reed switch pairs included in the y reed switch pair. The y pairs of reeds so that the angle formed by the reed switch is 360 × k ′ / 2N (k ′ is a natural number greater than or equal to 1 and less than or equal to or less than N) The switch pair is shifted and arranged concentrically with the inlet.
The determination means includes means for determining that the insertion port is closed by the lid when all the reed switches included in the reed switch pairs of (y-1) pairs or more are activated.
Disposer characterized by that.
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1996
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