JP3643765B2 - Centrifugal loading device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、試験体に遠心力を載荷して各種の試験を行うのに適したものであって、特に、回転駆動手段の容量の小型化を図ることができる遠心力載荷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な遠心力載荷装置は、円筒形状をしたピット内の中心に支持された回転軸と、この回転軸を回転させるモータと、前記回転軸に水平方向に固定された回転アームと、回転アーム先端に設けたピンを軸として揺動可能に取り付けたバケットとを備えた構成である。
【0003】
このような遠心力載荷装置により試験を行う場合、まず、試験体を前記バケット内に設置し、モータによって回転アームを高速回転させる。これにより、垂下状態のバケットが遠心力により振り上がり、バケットの底面がピットの側面と対向する。また、バケットが振り上げられた状態で回転アームが高速回転することにより、試験体に遠心力が載荷されて重力加速度が加えられる。このとき、実物の1/ N縮尺のモデルを試験体として用いた場合、当該試験体にN倍の重力加速度を加えることで、実物による実験と同じ条件下で実験データを得ることができる。
【0004】
なお、前記試験体としては、例えば試験容器中に実物の1/N縮尺の地盤モデルを収納し、その地盤モデル中に同じく実物の1/N縮尺のシールド掘進機モデル或いは大深度立坑モデルをセットしたものや、試験容器中に実物の1/N縮尺の地盤モデルを収納し、その試験容器に加振装置を取り付けたものなどを挙げることができる。また、この種の遠心力載荷装置としては、特開平10−176972号公報、特開平10−300639号公報などに記載のものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記遠心力載荷装置は、ピット内において回転アームおよびバケットなどの回転体を高速回転させるものであるから、当該回転体とピットの上面、側面および底面との間で風損抵抗が生じることになる。特に、回転体の先端となるバケットの底面において周速が最大となるため、当該バケットの底面とピットの側面との間で風損抵抗が最大となる。このため、従来の遠心力載荷装置では、かかる風損抵抗を考慮してモータ容量を決定する必要があり、その分、モータ容量が大きくなるという問題点があった。これは、モータ以外の回転駆動手段を用いた場合であっても同様である。
【0006】
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、モータをはじめとする回転駆動手段の容量を小さくできる遠心力載荷装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1にかかる遠心力載荷装置は、円筒形状のピット内の垂直中心軸上に回転可能に支持された回転軸と、前記回転軸を回転させる回転駆動手段と、前記回転軸に水平方向に固定された回転アームと、前記回転アームの先端に遠心力により揺動すると共に試験体を搭載するバケットとを備えた遠心力載荷装置において、回転アームの回転によってピットの側面と対向するバケットの底面に、前記バケットの底面と前記ピットの側面との間をシールするシール手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
このように、風損抵抗が最大となるバケットの底面とピットの側面との間をシールすることで、バケットの底面とピットの側面との間における風損抵抗を極めて小さくすることができる。このため、回転駆動手段の容量を小型化することが可能となる。なお、回転駆動手段としては、例えばモータやタービンなどを用いることができる。
【0009】
なお、このようなシール手段としては、一縁が前記バケットの底面に固定された複数枚のフレキシブル板で構成したリーフシール(請求項2)や、一端が前記バケットの底面に固定された多数本のフレキシブル線で構成したブラシシール(請求項3)、バケット端部からエアーを噴射することにより形成したエアーカーテン(請求項5)などを挙げることができる。特に、リーフシールやブラシシールによれば、シール手段を簡単に構成できる。
【0010】
また、前記リーフシールまたは前記ブラシシールの外側部分を、前記ピットの側面の円弧に倣った円弧形状とすることで、さらにシール性を向上させることが可能である(請求項4)。さらに、前記シール手段を、回転アームの回転によってバケットの底面に対向するピットの側面に設けるようにしても、上記同様、バケットの底面とピットの側面との間において風損抵抗を極めて小さくすることができる(請求項6)。また、上記構成は、片持ち構造の回転アームに適用することもできる(請求項7)。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0012】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1にかかる遠心力載荷装置を示す構成図である。この遠心力載荷装置は、基礎に掘設された円筒形状のピット内に設置されている。また、ピット1の上面2、側面3および底面4はコンクリート製であり、その表面は粗面となる。前記ピット1の底面4の中央部には、支持台5が設置されている。この支持台5には、回転軸6の下端が回転可能に支持され、当該回転軸6は、前記ピット1内の垂直中心軸上に配置されている。また、前記支持台5には、モータ7と、このモータ7と前記回転軸との間には設けた減速機その他の回転力伝達機構(図示せず)とから構成される回転駆動手段が設けられている。
【0013】
前記回転軸6のほぼ中間には、回転アーム8が水平方向(回転軸6に対して直交する方向)に固定されている。この回転アーム8は、回転軸6から両方向に延設された両構造であって、回転軸6回りで対称となるようなビームまたはトラス構造をなす。前記回転アーム8の両先端には、バケット9、10がピン11、12によりそれぞれ揺動可能に取り付けられている。前記ピン11、12の軸は、前記回転軸6の垂直中心軸方向および前記回転アーム8の水平延設方向に対して直交する方向に位置する。一方のバケット9には、試験体13が搭載されており、他方のバケット10には、カウンターウエイト14が搭載されている。この結果、回転軸6に対して一方側の回転アーム8、バケット9および試験体13の重量と、他方側の回転アーム8、バケット10およびカウンターウエイト14側の重量のバランスが保たれる。
【0014】
前記バケット9、10は、遠心力載荷装置停止時において、図1中の二点鎖線にて示すように、垂下状態にある。前記試験体13には、試験状態を計測するCCDカメラおよびそのカメラ照明15が設けられている。また、ピット1の上面2には、試験状態を計測するストロボカメラ16が設けられている。このピット1の上面2には、遠心力載荷装置を監視する監視カメラ17およびそのカメラ照明18も設けられている。さらに、ピット1の側面3には、遠心力載荷装置を非常停止させるスイッチ19が設けられている。
【0015】
前記回転軸6のほぼ中間には、電子機器搭載部20が設けられている。この回転軸6の上端とドーム21とには、無線LAN送信アンテナ22と無線LAN受信アンテナ23とが設けられている。このドーム21は、前記ピット1の上面2を構成する上蓋24に設けられている。前記回転軸6の上端には、ロータリージョイント25およびスリップリング26が設けられている。このロータリージョイント25は、外部の油圧供給装置27、試験水供給装置28、エアー源装置29から圧油、試験水、空気を前記試験体13に供給するものである。
【0016】
また、スリップリング26は、外部の制御装置(図示せず)と、前記CCDカメラ15、実物の1/N縮尺の機器モデルとを接続するものである。前記回転アーム8には、自動バランス装置30が内蔵されている。この自動バランス装置30は、モータ31と、当該モータ31の駆動により回転する送りねじ棒32と、その送りねじ棒32の送り作用により進退するバランスウエイト33とから構成されている。以上が一般的な遠心力載荷装置の構造である。
【0017】
つぎに、この発明の遠心力載荷装置では、図2および図3に示すように、バケット9、10の底面にシール手段が設けられている。このシール手段は、複数枚のフレキシブル板、例えば、アルミ薄板などの金属薄板(いわゆる、板バネ)からなるリーフシール34から構成されている。リーフシール34は、図1乃至図3に示すように、複数枚のフレキシブル板をほぼ等間隔に垂直に立て、その一縁を前記両バケット9、10の底面に固定し、他縁をフリーとした構成である。また、このリーフシール34のフリー側の縁(先端)は、前記ピット1の側面3の円弧に倣った円弧形状となる。さらに、遠心力載荷装置の駆動時において、リーフシール34の先端と前記ピット1の側面3との間の隙間(図示せず)がミクロンオーダーで浮上するように、適宜、リーフシールの弾性力や面積などを決定する。
【0018】
つぎに、遠心力載荷装置の作動について説明する。モータ7を駆動することで、回転軸6を介して回転アーム8が回転する。それに伴って、垂下状態の両バケット9、10が遠心力によりピン11、12を中心として振り上がり、両バケット9、10の底面がピット1の側面3と対向する。そして、振り上がった両バケット9、10および回転アーム8などの回転体を引き続き高速回転させ、これによって一方のバケット9に搭載された試験体13に遠心力が載荷され、所定の重力加速度が加えられる。
【0019】
また、回転アームが高速回転することにより、リーフシール34に風圧が加わり、その先端が撓んでピット1の側面3との間にミクロンオーダーの隙間が形成される。このため、ピット1の側面3が粗面であっても、リーフシール34により好適にシールすることが可能になる。
【0020】
このように、この実施の形態1における遠心力載荷装置は、リーフシール34により、風損抵抗が最大となる両バケット9、10の底面とピット1の側面3との間をシールすることができるので、両バケット9、10の底面とピット1の側面3との間の風損抵抗を限りなく小さくすることができる。このため、風損抵抗を従来の遠心力載荷装置と比較して大幅に小さくすることができ、その分、同一の重力加速度が加えられる場合において、モータ7の容量を小型化することが可能となる。また、バケット9、10の底面とピット1の側面3との間のシールを簡単な構成によって行うことができる。
【0021】
さらに、この実施の形態1におけるリーフシール34は、その先端がピット1の側面3の円弧に倣った円弧形状をなすので、バケット9、10の底面とピット1の側面3との間のシール性がさらに向上し、風損抵抗をさらに小さくできる。
【0022】
(実施の形態2)
図4および図5は、この発明の実施の形態2にかかる遠心力載荷装置を示す一部構成図である。なお、図中、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付しその説明を省略する。この実施の形態2におけるシール手段は、多数本のフレキシブル線、例えばアルミ細線などの金属細線からなるブラシシール35から構成されている。このブラシシール35は、多数本(無数)のフレキシブル細線の一端を両バケット9、10の底面に固定し、その他端をフリーにしたものである。また、このブラシシール35のフリー側の端(先端)は、ピット1の側面3の円弧に倣った円弧形状をなす。さらに、遠心力載荷装置の駆動時において、リーフシール34の先端と前記ピット1の側面3との間の隙間(図示せず)がミクロンオーダーで浮上するように、適宜、リーフシールの弾性力や面積などを決定する。このようにブラシシール35を用いるようにしても、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0023】
(実施の形態3)
図6および図7は、この発明の実施の形態3にかかる遠心力載荷装置を示す一部構成図である。なお、図中、実施の形態1と同一の構成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。この実施の形態3におけるシール手段は、エアー噴射機構36により形成されたエアーカーテン37(図6中の実線矢印にて示す)から構成されている。すなわち、前記エアー噴射機構36は、前記両バケット9、10に搭載されたコンプレッサ38と、前記両バケット9、10の底面に垂直方向に形成された噴射口39と、その噴射口39とコンプレッサ38との間に設けたエアー供給路40とから構成されている。なお、前記噴射口39は、回転方向に対して垂直な方向に細長いスリット形状をなす。また、このスリットを同図に示した方向から若干傾けて形成するようにしてもよい。
【0024】
前記コンプレッサ38を駆動させると、圧縮エアーがエアー供給路40を経て噴射口39からピット1の側面3に噴射され、両バケット9、10の底面とピット1の側面3との間にエアーカーテン37が形成される。このために、バケット9、10の底面とピット1の側面3との間は、エアーカーテン37により好適にシールされることとなる。
【0025】
例えば、バケット9、10の底面の周速が20m/s〜40m/sの場合、噴射口39からの圧縮エアーの噴射速度を200m/sとすれば、そのエアーカーテン37により、バケット9、10の底面とピット1の側面3との間は好適にシールされることが理論上および実験上判明されている。そして、噴射口39からの圧縮エアーの噴射速度を200m/sとするには、噴射口39の幅を10mmとすればよく、当該幅にて前記速度を得るためには小さなコンプレッサ圧力(例えば、2〜3kg/cm2 )のコンプレッサ38で十分である。なお、コンプレッサ38を使用せずに、ロータリージョイント25を介して外部のエアー源装置29と前記噴射口39とを連結してもよい。このようにエアーカーテン37のシール手段を用いるようにしても、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0026】
(実施の形態4)
図8は、この発明の実施の形態4にかかる遠心力載荷装置を示す一部構成図である。なお、図中、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。この遠心力載荷装置は、バケット9、10の底面と対向する前記ピット1の側面3に、複数枚のフレキシブル板、例えばアルミ薄板などの金属薄板(いわゆる、板バネ)からなるリーフシール41を設けた点に特徴がある。このリーフシール41は、複数枚のフレキシブル板をほぼ等間隔に垂直に立て、その一縁を前記ピット1の側面3に固定し、その他縁(先端)をフリーとなした構成である。かかる構成によっても、バケット9、10の底面とピット1の側面3との間を好適にシールすることができるから、上記実施の形態1の遠心力載荷装置とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0027】
(実施の形態5)
図9は、この発明の実施の形態5にかかる遠心力載荷装置を示す一部構成図である。なお、図中、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。この遠心力載荷装置は、バケット9、10の底面と対向する前記ピット1の側面3に、多数本のフレキシブル線、例えばアルミ細線などの金属細線からなるブラシシール42を設けた点に特徴がある。このブラシシール42は、多数本(無数)のフレキシブル細線の一端をピット1の側面3に固定し、その他端(先端)をフリーとした構成である。かかる構成によっても、バケット9、10の底面とピット1の側面3との間を好適にシールすることができるから、上記実施の形態1の遠心力載荷装置とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0028】
(実施の形態6)
図10は、この発明の実施の形態5にかかる遠心力載荷装置を示す一部構成図である。この遠心力載荷装置は、回転アーム43が回転軸6から一方向に延設された片持ち構造である。前記回転アーム43の延設された先端には、試験体13を搭載するバケット9がピン11により揺動可能に取り付けられている。このバケット9の底面には、例えばリーフシール34が設けられている。また、前記回転アーム43の他端には、カウンターウエイト44が取り付けられている。
【0029】
この遠心力載荷装置によれば、片側の回転アーム8が省略されている分、風損抵抗を小さくできるから、モータの容量をさらに小さくすることができる。なお、上記遠心力載荷装置では、バケット9の底面にリーフシール34を設けたが、これの代わりに、ブラシシール35またはエアー噴射機構36を設けるようにしてもよい。また、バケット9の底面に設けたリーフシール34、ブラシシール35の先端を、ピット1の側面3の円弧に倣った円弧形状としてもよい。さらに、バケット9の底面にエアーシール手段を設ける代わりに、ピット1の側面3にエアーシール手段(リーフシール41、ブラシシール42)を設けてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の遠心力載荷装置(請求項1)では、回転アームの回転によってピットの側面と対向するバケットの底面に、シール手段を設けることで、風損抵抗が最大となるバケットの底面とピットの側面との間をシールすることができる。このため、バケットの底面とピットの側面との間において、風損抵抗を極めて小さくすることができ、回転駆動手段の容量を小型化することができる。また、シール手段をピット側面に設けた場合でも、同様の効果を得ることができる(請求項6)。
【0031】
また、シール手段として、一縁が前記バケットの底面に固定された複数枚のフレキシブル板で構成したリーフシール(請求項2)や、一端が前記バケットの底面に固定された多数本のフレキシブル線で構成したブラシシール(請求項3)、バケット端部からエアーを噴射することにより形成したエアーカーテン(請求項5)などを用いることができ、特に、リーフシールやブラシシールによれば、シール手段を簡単に構成できる。
【0032】
また、前記リーフシールまたは前記ブラシシールの外側部分を、前記ピットの側面の円弧に倣った円弧形状とすることで、さらにシール性を向上させることが可能である(請求項4)。また、これらの構成は、片持ち構造の回転アームに適用することもできる(請求項7)。片持ち構造の回転アームの場合には、さらに風損抵抗を小さくできるから、回転駆動手段の容量をさらに小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の遠心力載荷装置の実施の形態1を示した全体概略側面図である。
【図2】実施の形態1の図1における駆動時のA矢視図である。
【図3】実施の形態1の図1における停止時のB矢視図である。
【図4】この発明の遠心力載荷装置の実施の形態2を示し、駆動時の図1におけるA矢視図である。
【図5】実施の形態2の図1における停止時のB矢視図である。
【図6】この発明の遠心力載荷装置の実施の形態3を示し、駆動時の図1におけるA矢視図である。
【図7】実施の形態3の図1における停止時のB矢視図である。
【図8】この発明の遠心力載荷装置の実施の形態4を示し、駆動時の図1におけるA矢視図である。
【図9】この発明の遠心力載荷装置の実施の形態5を示し、駆動時の図1におけるA矢視図である。
【図10】この発明の遠心力載荷装置の実施の形態6を示した全体概略側面図である。
【符号の説明】
1 ピット
3 側面
6 回転軸
7 モータ(回転駆動手段)
8 回転アーム(両構造)
9、10 バケット
11、12 ピン
13 試験体
34、41 リーフシール(シール手段)
35、42 ブラシシール(シール手段)
36 エアー噴射機構
37 エアーカーテン
43 回転アーム(片構造)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is suitable for carrying out various tests by loading a test object with a centrifugal force, and particularly relates to a centrifugal force loading device capable of reducing the capacity of a rotational drive means.
[0002]
[Prior art]
A conventional general centrifugal loading device includes a rotating shaft supported at the center of a cylindrical pit, a motor for rotating the rotating shaft, a rotating arm fixed to the rotating shaft in a horizontal direction, And a bucket attached so as to be swingable around a pin provided at the tip of the rotary arm.
[0003]
When performing a test with such a centrifugal loading device, first, a test body is installed in the bucket, and the rotating arm is rotated at a high speed by a motor. Thereby, the hanging bucket is swung up by centrifugal force, and the bottom surface of the bucket faces the side surface of the pit. Further, when the rotating arm rotates at a high speed while the bucket is swung up, a centrifugal force is loaded on the test body and a gravitational acceleration is applied. At this time, when a 1 / N scale model of a real object is used as a test object, experimental data can be obtained under the same conditions as those of the actual experiment by applying N times gravity acceleration to the test object.
[0004]
As the test body, for example, an actual 1 / N scale ground model is stored in a test container, and the actual 1 / N scale shield machine model or deep shaft model is set in the ground model. Or an actual 1 / N scale ground model stored in a test container and a vibration device attached to the test container. Further, as this type of centrifugal force loading device, those described in JP-A-10-176972, JP-A-10-300639, and the like are known.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Since the centrifugal force loading device rotates a rotating body such as a rotating arm and a bucket at high speed in the pit, windage resistance is generated between the rotating body and the top, side and bottom surfaces of the pit. . In particular, since the peripheral speed becomes maximum at the bottom surface of the bucket that is the tip of the rotating body, the windage resistance becomes maximum between the bottom surface of the bucket and the side surface of the pit. For this reason, in the conventional centrifugal loading device, it is necessary to determine the motor capacity in consideration of such windage resistance, and there is a problem that the motor capacity increases correspondingly. This is the same even when a rotational drive means other than a motor is used.
[0006]
Therefore, the present invention has been made in view of the above, and an object of the present invention is to provide a centrifugal force loading device capable of reducing the capacity of a rotation driving means such as a motor.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, a centrifugal force loading device according to claim 1 is a rotating shaft that is rotatably supported on a vertical central axis in a cylindrical pit, and a rotation driving unit that rotates the rotating shaft. A centrifugal loading device comprising: a rotary arm fixed in a horizontal direction to the rotary shaft; and a bucket that swings due to centrifugal force at a tip of the rotary arm and mounts a test specimen. Sealing means for sealing between the bottom surface of the bucket and the side surface of the pit is provided on the bottom surface of the bucket facing the side surface of the pit .
[0008]
In this way, by sealing between the bottom surface of the bucket and the side surface of the pit where the windage resistance becomes maximum, the windage resistance between the bottom surface of the bucket and the side surface of the pit can be extremely reduced. For this reason, it becomes possible to reduce the capacity | capacitance of a rotational drive means. In addition, as a rotational drive means, a motor, a turbine, etc. can be used, for example.
[0009]
In addition, as such a sealing means, a leaf seal (Claim 2) constituted by a plurality of flexible plates having one edge fixed to the bottom surface of the bucket, or a plurality of ones having one end fixed to the bottom surface of the bucket. The brush seal (Claim 3) constituted by the flexible wire, the air curtain (Claim 5) formed by jetting air from the bucket end, and the like. In particular, according to the leaf seal or the brush seal, the sealing means can be easily configured.
[0010]
Further, it is possible to further improve the sealing performance by forming the outer portion of the leaf seal or the brush seal into an arc shape that follows the arc of the side surface of the pit. Further, even if the sealing means is provided on the side surface of the pit facing the bottom surface of the bucket by the rotation of the rotating arm, the windage resistance between the bottom surface of the bucket and the side surface of the pit is extremely reduced as described above. (Claim 6). Moreover, the said structure can also be applied to the rotating arm of a cantilever structure (Claim 7).
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the drawings. Note that the present invention is not limited to the embodiments.
[0012]
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a configuration diagram showing a centrifugal loading device according to Embodiment 1 of the present invention. This centrifugal force loading device is installed in a cylindrical pit dug in the foundation. Moreover, the
[0013]
A rotating
[0014]
The
[0015]
An electronic
[0016]
The
[0017]
Next, in the centrifugal force loading device of the present invention, as shown in FIGS. 2 and 3, sealing means is provided on the bottom surfaces of the
[0018]
Next, the operation of the centrifugal loading device will be described. By driving the
[0019]
Further, when the rotary arm rotates at a high speed, wind pressure is applied to the
[0020]
As described above, the centrifugal force loading device according to the first embodiment can seal between the bottom surfaces of the
[0021]
Further, the
[0022]
(Embodiment 2)
4 and 5 are partial configuration diagrams showing a centrifugal loading device according to
[0023]
(Embodiment 3)
6 and 7 are partial configuration diagrams showing a centrifugal loading device according to Embodiment 3 of the present invention. In the figure, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. The sealing means in the third embodiment is composed of an air curtain 37 (shown by a solid line arrow in FIG. 6) formed by an air injection mechanism 36. That is, the air injection mechanism 36 includes a
[0024]
When the
[0025]
For example, when the peripheral speed of the bottom surfaces of the
[0026]
(Embodiment 4)
FIG. 8: is a partial block diagram which shows the centrifugal force loading
[0027]
(Embodiment 5)
FIG. 9: is a partial block diagram which shows the centrifugal loading
[0028]
(Embodiment 6)
FIG. 10: is a partial block diagram which shows the centrifugal force loading
[0029]
According to this centrifugal force loading device, the windage resistance can be reduced as much as the one-
[0030]
【The invention's effect】
As described above, in the centrifugal load device according to the present invention (Claim 1), the windage resistance is maximized by providing the sealing means on the bottom surface of the bucket facing the side surface of the pit by the rotation of the rotary arm. It is possible to seal between the bottom surface of the bucket and the side surface of the pit. For this reason, the windage resistance can be made extremely small between the bottom surface of the bucket and the side surface of the pit, and the capacity of the rotation driving means can be reduced. Even when the sealing means is provided on the side surface of the pit, the same effect can be obtained (claim 6).
[0031]
Further, as a sealing means, a leaf seal (Claim 2) constituted by a plurality of flexible plates having one edge fixed to the bottom surface of the bucket, or a plurality of flexible wires having one end fixed to the bottom surface of the bucket. The constructed brush seal (Claim 3), an air curtain (Claim 5) formed by injecting air from the bucket end, etc. can be used. Easy to configure.
[0032]
Further, it is possible to further improve the sealing performance by forming the outer portion of the leaf seal or the brush seal into an arc shape that follows the arc of the side surface of the pit. These configurations can also be applied to a rotating arm having a cantilever structure (claim 7). In the case of a rotating arm having a cantilever structure, the windage resistance can be further reduced, so that the capacity of the rotation driving means can be further reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall schematic side view showing Embodiment 1 of a centrifugal force loading device of the present invention.
FIG. 2 is a view as seen from an arrow A during driving in FIG. 1 of the first embodiment.
FIG. 3 is a view taken in the direction of an arrow B in FIG.
FIG. 4 shows a centrifugal loading device according to a second embodiment of the present invention, and is a view taken along arrow A in FIG. 1 during driving.
FIG. 5 is a view as seen from an arrow B in FIG.
6 shows Embodiment 3 of the centrifugal force loading device of the present invention, and is a view taken along arrow A in FIG. 1 during driving. FIG.
7 is a view as seen from the direction of arrow B in FIG.
8 shows a centrifugal loading device according to a fourth embodiment of the present invention, and is a view taken along arrow A in FIG. 1 during driving.
FIG. 9 shows a centrifugal force loading device according to a fifth embodiment of the present invention, and is a view taken along arrow A in FIG. 1 during driving.
FIG. 10 is an overall schematic side view showing a sixth embodiment of the centrifugal force loading device of the invention.
[Explanation of symbols]
1 Pit 3 Side 6
8 Rotating arm (both structures)
9, 10 Bucket 11, 12
35, 42 Brush seal (sealing means)
36
Claims (9)
回転アームの回転によってピットの側面と対向するバケットの底面に、前記バケットの底面と前記ピットの側面との間をシールするシール手段を、設けたことを特徴とする遠心力載荷装置。A rotating shaft rotatably supported on a vertical central axis in a cylindrical pit, a rotation driving means for rotating the rotating shaft, a rotating arm fixed to the rotating shaft in a horizontal direction, and In the centrifugal force loading device provided with a bucket that swings at the tip due to centrifugal force and carries a test specimen,
The bottom surface of the bucket opposed to the side of the pit by the rotation of the rotating arm, the sealing means for sealing between the side surface of said the bottom surface of the bucket pit, centrifugal force loading apparatus characterized by comprising.
回転アームの回転によってバケットの底面に対向するピットの側面に、前記バケットの底面と前記ピットの側面との間をシールするシール手段を、設けたことを特徴とする遠心力載荷装置。A rotating shaft rotatably supported on a vertical central axis in a cylindrical pit, a rotation driving means for rotating the rotating shaft, a rotating arm fixed to the rotating shaft in a horizontal direction, and In the centrifugal force loading device provided with a bucket that swings at the tip due to centrifugal force and carries a test specimen,
The sides of the pit which faces the bottom surface of the bucket by the rotation of the rotating arm, the sealing means for sealing between the side surface of said the bottom surface of the bucket pit, centrifugal force loading apparatus characterized by comprising.
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