JP3640992B2 - Nuclear power plant ventilation equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は原子力発電所の建屋内部を換気する原子力発電所の換気設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、原子力発電所の建屋内部においては機器の冷却や運転員の環境維持のための換気設備を有している。
【0003】
以下、図11及び図12を参照して原子力発電所の換気設備の従来例について説明する。図11において、外気取り入れ口1から外気を取り入れ、給気フィルタ4を内蔵する給気処理装置5に、風量調節装置6a,6b,6c,6dをそれぞれ接続した複数台の送風機7a,7b,7c,7dが並列に設置されている。これら複数台の送風機7a,7b,7c,7dの出口には、外気を冷却または加熱する冷却加熱コイル8を内蔵するコイルケーシング9が接続され、給気ダクト10を介して空気調和された外気が建屋11内部に送風される。
【0004】
建屋11内部の空気は排気ダクト12を介して、排出空気を浄化処理するために設置される排気フィルタ13a,13b,13c,13dを内蔵する複数台の排気処理装置14a,14b,14c,14dに接続される。これらの排気処理装置14a,14b,14c,14dの出口側には、風量調節装置15a,15b,15c,15dを介して、排風機16a,16b,16c,16dが設置されている。排風機16a,16b,16c,16dから送出される排出空気は排気塔17から排気される。
【0005】
図12は取り入れ外気による冷却を行うが空気加熱装置を有しない非常用換気設備の系統構成図である。外気取り入れ口1から外気を取り入れ、給気フィルタ4を内蔵する給気処理装置5に、風量調節装置6a,6b,6c,6dをそれぞれ接続した複数台の送風機7a,7b,7c,7dが並列に設置されている。これら複数台の送風機7a,7b,7c,7dから給気ダクト10を介して、清浄な空気が建屋11内部に送風される。建屋11内部の空気は電気品23等を除熱した後、排気ダクト12を介して排気口25から排気される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来の原子力発電所の換気設備においては、原子力発電所の設置地域に降雪または吹雪もしくは地吹雪現象が発生した場合に、雪が外気と一緒に外気取り入れ口1から給気フィルタ4を内蔵する給気処理装置5内に取り込まれる可能性がある。この雪は給気フィルタ4に付着して目詰まりさせ、給気フィルタ4前後の圧力差を大きくし、ついには給気フィルタ4を破損に至らせる可能性があった。
【0007】
また、給気設備側に空気加熱装置を有しない非常用換気設備等に氷点下の外気を大量に取り入れた場合、建屋内部の空気温度が低くなり、配管等を凍結破損に至らせる可能性があった。
【0008】
本発明は係る従来の事情に対処してなされたものであり、その目的は、外気取り入れ口から外気と一緒に取り込まれた雪によるフィルタの目詰まりを回避し、フィルタの破損を防止することが可能であり、また、給気設備側に空気加熱装置を有しない換気設備においても氷点下の外気を大量に取り入れることによる雪の侵入や、配管等の凍結破損を防止することが可能な原子力発電所の換気設備を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、原子力発電所の建屋外部から外気を取り入れる給気処理装置を有する原子力発電所の換気設備において、前記給気処理装置内部の給気フィルタは複数に区分され、一方に区分されたフィルタからの空気は前記原子力発電所の建屋に供給され、他方に区分されたフィルタの下流に融雪用空気を供給するための独立して設けられているコイルケーシングに内蔵する加熱コイルで取り入れ空気を加温し、この空気をリターンラインによって外気取り入れ口直後に供給することで循環運転可能としたことを特徴とする原子力発電所の換気設備を提供するものである。
【0010】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の原子力発電所の換気設備において、融雪用空気を供給するための装置として、温度センサまたは降雪センサのいずれか、あるいは温度センサと降雪センサの両方を有し、外気温度の変化または降雪が生じた場合、給気処理装置内部にて給気フィルタを区分し、区分された給気フィルタを内蔵する給気フィルタ装置から、独立して設けられたコイルケーシングに接続する風量調節装置および送風機が起動し、独立して設けられたコイルケーシングに内蔵される加温コイルによって加温空気をつくり、リターンラインによって給気処理装置に内蔵する給気フィルタの上流に戻され、給気フィルタの下流に設置の温度センサによって独立に設置されているコイルケーシングに内蔵する加熱コイルへの加熱流体の供給ラインの流量調整弁にてリターン空気の温度を自動制御可能としたことを特徴とする原子力発電所の換気設備を提供するものである。
【0011】
【作用】
上記構成の原子力発電所の換気設備においては、降雪または吹雪もしくは地吹雪が発生し、雪が外気と一緒に外気取り入れ口から給気処理装置内に取り込まれた場合、空気中に浮游する雪は給気処理装置内に設けられた給気融雪装置により加熱され融雪水となる。また、給気融雪装置から飛散した融雪水は融雪水処理装置によって捕捉・収集され、給気処理装置に接続する排水配管から排出される。
【0012】
一方、外気取り入れ口直後の床面に堆積した雪は、床面に設置された床融雪装置により融解し、排水配管から排出され、床融雪装置の運転は降雪の有無や空気の温度条件により制御することが可能である。
【0013】
電気品等の発生熱を利用した循環暖気運転が可能なリターンラインを有する構成の場合は、外気と一緒に外気取り入れ口から給気処理装置内に取り込まれた雪は電気品等の発生熱で温度上昇した循環空気によって融解して、給気処理装置内に設置される融雪水処理装置によって捕捉・収集される。融解して雪は給気処理装置に接続する排水配管から排出することができ、さらに電気品等の発生熱を利用することにより、外気取り入れ口から取り入れられる外気を暖め、室温低下を防止することができる。また、外気と循環空気の混合空気温度により、融雪と室温低下防止に必要な循環空気量が制御され、適正な給気温度が維持できる。
【0014】
また、本発明においては、降雪あるいは吹雪や地吹雪現象が現れ、雪が外気と一緒に外気取り入れ口から給気処理装置内に取り込まれた場合、コイルケーシング内の冷却加熱コイルによって加温空気を供給し、一部をリターンラインによって給気フィルタの上流に戻され、給気処理装置内に取り込まれた雪を融雪し、融雪水は排水配管から排出することができる。また、降雪の有無または空気温度条件により、リターンラインからの戻り流量を制御することにより融雪とそれ以外の期間を区別して制御することができる。
【0015】
給気処理装置内部にて給気フィルタを区分し、区分したフィルタの下流に融雪用空気を供給するために独立して設けられたコイルケーシングに内蔵する加熱コイルで取り入れ空気を加温し、リターンラインによって外気取り入れ口直後に供給することで循環運転を行い、また、融雪用空気を供給するための装置として、温度センサまたは降雪センサのいずれか、あるいは温度センサと降雪センサの両方を有し、外気温度の変化や降雪が生じた場合、給気処理装置内部にて給気フィルタを区分し、区分された給気フィルタを内蔵する給気フィルタ装置から、独立して設けられたコイルケーシングに接続する風量調節装置および送風機が起動し、独立して設けられたコイルケーシングに内蔵される加温コイルによって加温空気をつくり、リターンラインによって給気処理装置に内蔵する給気フィルタの上流に戻され、フィルタ下流に設置はの温度センサによって独立に設置されているコイルケーシングに内蔵する加熱コイルへの加熱流体の供給ラインの流量調整弁にてリターン空気の温度を自動制御することが可能であり、給気処理装置内に取り込まれた雪を融雪することができる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明に係る原子力発電所の換気設備の実施例を図面に基づき説明する。
【0017】
図1は本発明の基本となる構成を示す系統構成図である。図1において、図11と同一部分については同一符号で示し、その構成の説明は省略する。
【0018】
図1において、外気取り入れ口1から取り込まれた外気は給気処理装置5に導かれる。この給気処理装置5に導かれた外気は給気融雪装置2a、融雪水処理装置3、給気フィルタ4の順に通過して風量調節装置6a,6b,6c,6dに導かれる。この給気融雪装置2aは融雪のための熱源によって種々考えられるが、例えば、蒸気加熱コイル、温水加熱コイル、電気加熱コイル等、あるいはこれらの組み合わせによるものがよい。本実施例においては、温水加熱コイルと電気加熱コイルの組み合わせによる熱源を用いた例を示しており、従って熱源の制御量は温水量と電気量を用いている。これらの給気融雪装置2aに用いられる温水量は降雪センサー18と温度センサー19aの検出信号と換気融雪制御装置20aからの信号を受けて動作する弁開度調節装置21aと調節弁22a、により調節され、電気量は降雪センサー18と温度センサー19aの検出信号と換気融雪制御装置20aからの信号を受けて動作する電力量調節装置32aにより調節される。なお、蒸気加熱コイルを用いて、加熱する場合の蒸気量の制御は上記の温水の制御と同様である。
【0019】
一方、床融雪装置2bの加熱器には温水パイプ、電熱線、赤外線ヒータ等、あるいはこれらの組み合わせによるものがよい。本実施例においては温水パイプと電熱線を組み合わせて熱源とし、温水量と電力量を制御量とした例として説明する。これらの床融雪装置2bに用いられる温水量は降雪センサー18と温度センサー19bの検出信号と、床融雪制御装置20bからの信号を受けて動作する弁開度調節装置21bと調節弁22bにより調節され、電気量は降雪センサー18と温度センサー19bの検出信号と、床融雪制御装置20bからの信号を受けて動作する電力量調節装置32bによって調節される。なお、赤外線ヒータを用いて加熱する場合は上記の電気量を制御例とした場合の制御と同様である。
【0020】
なお、換気融雪装置2a及び床融雪装置2bについて万一の故障を考慮して、これらの融雪装置を複数に分割して設置し、一部の融雪装置が故障しても他の融雪装置を起動させることによって連続運転を可能にしてもよい。また、別個に予備機(図示せず)を設けておいて連続運転を可能にしてもよい。
【0021】
このように構成された原子力発電所の換気設備において、降雪等が発生し、雪と外気が一緒に外気取り入れ口1から給気処理装置5に取り込まれた場合、空気中に浮游する雪は、給気処理装置5に内蔵された給気融雪装置2aにより加熱され融雪水となる。この融雪水は、外気によって給気融雪装置2aから飛散し、例えば耐水性のフィルタやデミスタなどを有する融雪水処理装置3によって捕捉・収集され、給気処理装置5に接続する排水配管31を介して排出される。一方、外気取り入れ口1直後の床面に堆積した雪は、床面に設置された床融雪装置2bにより融解し、排水配管31から排出される。
【0022】
給気融雪装置2aの電力量は、降雪センサー18、温度センサー19a,19b、換気融雪制御装置20a及び電力量調節装置32aによって適正量に調整される。また、給気融雪装置2aの作動流体として蒸気流量または温水流量を用いた場合には電力量調節装置32aに代わって弁開度調節装置21aと調節弁22aによって調整する。
【0023】
同様に、床融雪装置2bの電気量は、降雪センサー18、温度センサー19b、床融雪制御装置20b及び電力量調節装置32bによって、あるいは電力量調節装置32bに代わって弁開度調節装置21bと調節弁22bによって調整する。
【0024】
次に、これらの給気融雪装置2a、床融雪装置2bの制御例について説明する。給気融雪装置2aは給気融雪装置2aの出口空気温度により制御され、外気と一緒に取り込まれる雪が空気中で融解・蒸発するときの熱量と、外気の所定の温度まで加熱するに必要な熱量の合計量が加熱量として供給される。温水コイルや蒸気コイルの場合は、降雪センサー18により降雪の有無に関係なく、温水コイルや蒸気コイル自体が凍結しない最低流量の通水または通気を確保する。
【0025】
床融雪装置2bは降雪の有無により制御され、降雪の無い場合は床融雪装置2bを停止するが、温水パイプを使用した床融雪装置2bの場合は温度センサー19bにより床融雪装置2bの周囲空気温度を検出し、温水パイプ自体が凍結しない最低流量の通水を確保する。
【0026】
予備機等を備えた場合においては、給気融雪装置2aの一部が故障しても、予備機(図示せず)等を運転機とし、換気系統を停止することなく故障機の交換または修理を行うことができる。なお、給気融雪装置2aの取付方法について図2を用いて説明する。図2において給気融雪装置2aは装置取付架台33にボルト接合されている。また、給気融雪装置2aは吊り金具34a,34bを有しており、これらは設置場所上部36に設けられた吊り金具37a,37bとの間で、例えばチェーンブロック等の揚重装置35を介して支持されている。従って、給気融雪装置2aが故障した際の交換・修理作業を容易に行うことができる。また、給気融雪装置2aの取付位置を仕切壁38の下流側とすることで給気融雪装置2aに直接接続する配管の内部流体や弁内部流体の低温外気による凍結が防止できる。
【0027】
図3は換気融雪装置2aの熱源に温水加熱コイルを用いた場合の給気融雪装置2a廻りの配管取り合い図を示している。図3(a)は換気融雪装置2aの内部に設けられた温水加熱コイルの外部配管の構成を示すものであり、温水加熱コイルは温水供給のための配管と温水排出のための配管の他に空気抜用配管39及びコイルドレン配管40を有し、これらの配管はそれぞれ排気口に接続されている。従って、温水加熱コイルのメンテナンス後に滞留する気泡を除去することが可能であり、またメンテナンス時に温水加熱コイル中に存在する水を排出することができる。図3(b)は換気融雪装置2aの熱源に蒸気加熱コイルを用いた場合の換気融雪装置2a廻りの配管取り合い図を示している。蒸気加熱コイルの場合には、蒸気供給のための配管と、融雪に熱を供した後の還水を排出する配管の他に図3(a)と同様に空気抜用配管39及びコイルドレン配管40を有している。なお、還水を排出するための配管途中には凝縮しきれなかった蒸気を貯留するためのトラップ41が設けられている。
【0028】
上記構成によれば、給気処理装置5に内蔵された給気融雪装置2a、床融雪装置2b、融雪水処理装置3によって外気取り入れ口1から外気と一緒に取り込まれた雪による給気フィルタ4の目詰まりを回避し、また融雪水の飛散により給気フィルタ4を濡らすこともなく、給気フィルタ4の破損を防止することができる。また、給気融雪装置2aの運転制御は降雪の有無と給気融雪装置2aの出口空気温度によって電気量が制御され、適正な空気温度を維持できる。床融雪装置2bの運転制御は降雪の有無と床融雪装置2bの周囲空気温度によって電気量が制御できる。
【0029】
さらに、予備機等を備えた場合においては、給気融雪装置2aの一部が故障しても、必要な機能を損なうことなく換気系統の継続運転が可能であり、給気融雪装置2aの取付取外しが容易な構造であるため、故障機の交換が容易である。さらに、給気融雪装置2aの取付位置を仕切壁38の下流側とすることで、給気融雪装置2aに直接接続する配管や弁はすべて、装置を取り付ける仕切壁38の下流側に設置され、低温外気に直接に接触しないため配管内部流体の凍結のおそれもない。
【0030】
図4は参考例を示す系統構成図である。図4において図11及び図12と同一部分については同一符号で示し、その構成の説明は省略する。図4において、外気取り入れ口1から取り入れられた外気と排風機16a,16b,16c,16d出口側の配管から分岐されたリターンライン27からの循環空気は融雪水処理装置3、給気フィルタ4を内蔵する給気処理装置5内で混合している。
【0031】
排出風量調節装置24、循環風量調節装置26は外気取り入れ口1から取り入れられた外気とリターンライン27からの循環空気との混合空気の温度を測定する温度センサー28、制御装置29、弁開度調整装置30によって制御される。
【0032】
このように構成された第2の実施例においては、雪が外気と一緒に外気取り入れ口1から取り込まれた場合、雪は電気品23等の発熱によって暖められたリターンライン27からの循環空気により融解し、融雪水となって融雪水処理装置3によって捕捉・収集され、給気処理装置5に接続する排水配管31を介して排出される。
【0033】
また、外気と循環空気の混合空気温度により、融雪と室温低下防止に必要な循環空気量が制御され、適正な給気温度を維持することにより、建屋11の室温低下を防止することができる。よって、外気取り入れ口1から取り込まれた雪による給気フィルタ4の目詰まりを回避し、融雪水による給気フィルタ4の濡れを防止することによって給気フィルタ4の破損を防止できる。
【0034】
次に他の参考例について図5を用いて説明する。図5において図1と同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。図5では換気融雪装置2a、床融雪装置2b、融雪水処理装置3、冷却加熱コイル8を内蔵する給気処理装置5が設置されている。この場合においても本発明の第1の実施例と同様な作用及び効果を有するので説明は省略する。
【0035】
さらに、他の参考例について図6を用いて説明する。図6に示されるように、外気取り入れ口1から取り入れられた外気とリターンライン27からの循環空気は融雪水処理装置3、給気フィルタ4を内蔵する給気処理装置5内で混合し、給気処理装置5出口には風量調節装置6a,6b,6c,6dをそれぞれ接続した送風機7a,7b,7c,7dが並列に設置されている。これら複数の送風機7a,7b,7c,7dの出口が給気ダクト10に統合された空気は建屋11内部に送風される。
【0036】
建屋11内部の空気は電気品23等の発熱により温度上昇した後に、排気ダクト12を介して風量調節装置15a,15b,15c,15d及び排風機16a,16b,16c,16dに導かれる。その後、空気の一部は排出風量調節装置24を介して排気口25から排出され、残りの空気は循環風量調節装置26とリターンライン27を介して給気処理装置5に戻される。
【0037】
排出風量調節装置24、循環風量調節装置26は外気取り入れ口1から取り入れられた外気とリターンライン27からの循環空気との混合空気の温度を測定する温度センサー28、制御装置29、弁開度調整装置30により制御される。本実施例の効果は前記第2の実施例と同一であるのでその説明は省略する。
【0038】
図7はさらに他の参考例を示す系統概略図である。
【0039】
図7に示すように、外気取り入れ口51aから外気を取り入れ、給気フィルタ52aを内蔵する給気処理装置53aに、風量調節装置54a,54b,54c,54dをそれぞれ接続した送風機55a,55b,55c,55dが並列に設置され、これら複数台の送風機55a,55b,55c,55dの出口に、外気を冷却または加熱するコイル56aを内蔵するコイルケーシング57aが接続され、給気ダクト58aを介して空気調和された外気が建屋59a内部に送風される。
【0040】
建屋59a内部の空気は排気ダクト60aを介して、排出空気を浄化処理するために設置される排気フィルタ61a,61b,61c,61dを内蔵する複数台の排気処理装置62a,62b,62c,62dに接続され、排気処理装置62a,62b,62c,62dの出口側には、風量調節装置63a,63b,63c,63dを介して、複数台の排風機64a,64b,64c,64dがそれぞれ設置され、出口部で統合され、排気筒65に接続し排出される。
【0041】
コイルケーシング57aに内蔵した冷却加熱コイル56aを通過した加温空気の一部をリターンライン68aによって給気処理装置53aに内蔵する給気フィルタ52aの上流に戻される。また、温度センサ69aあるいは降雪センサ76aの検出信号と制御装置70aからの信号により弁開度調節装置72aにより風量調節装置66a,67aを作動させリターンライン68aの流量を制御する。
【0042】
このような構成によれば、コイルケーシング57aに内蔵される冷却加熱コイル56aを通過した加温空気の一部をリターンライン68aによって給気処理装置53aに内蔵する給気フィルタ52aの上流に戻される。また、温度センサ69aの検出信号と制御装置70aからの信号により弁開度調節装置71aにより風量調節装置66a,67aを作動させリターンライン68aの流量を制御することにより、外気取り入れ口61aから一緒に取り込まれた雪による給気フィルタ52aの目詰まりを回避し、取り入れ空気を暖め、かつリターン空気量を外気温度の変化量に合せて制御するため、適正な給気温度が維持できる。
【0043】
図8はさらに他の参考例を示す系統概略図である。
【0044】
図8に示すように、給気処理装置53aの内部にて区分され給気フィルタ52a,52bを設け、外気取り入れ口51aの直後に融雪用空気として独立して設けられているコイルケーシング57bに内蔵する加熱コイル56bで取り入れ空気を加温し、リターンライン68bによって外気入り口直後に接続し循環運転を行う。また、融雪用空気を供給するための装置として、温度センサ69aまたは降雪センサ76aのいずれか、あるいは温度センサ69aと降雪センサ76aの両方を有し、外気温度の変化および気象の変化が生じた場合、給気処理装置53aの内部にて区分された給気フィルタ52bの下流に設けられた風量調節装置54i,54jおよび送風機55i,55jが起動し、その下流に設けられたコイルケーシング57bに内蔵される加温コイル56bによって加温空気をつくり、リターンライン68bによって給気処理装置53aに内蔵する給気フィルタ52a,52bの上流に戻される。給気フィルタ52a,52bの下流に設置される温度センサ69cによって独立に設置されているコイルケーシング57bに内蔵する加熱コイル56bへの加熱流体の供給ラインの流量調整弁75にてリターン空気の温度を自動制御する。
【0045】
このような構成によれば、独立に設置したコイルケーシング57bに内蔵される加熱コイル56bを通過した加温空気をリターンライン68bによって給気処理装置53a内の給気フィルタ52a,52bの上流に戻される。また、外気取り入れ温度と温度センサ69aと降雪センサ76aで監視し、フィルタ下流に設置した温度センサ69cにより、制御装置70bからの信号を受けて開度調節装置71bによって、流量調整弁75が作動する制御とするため、外気取り入れ口51aから一緒に取り込まれた雪による給気フィルタ52a,52cの目詰まりを回避し、取り入れ外気を暖め、適正な給気温度が維持できる。
【0046】
図9はさらに他の参考例を示す系統概略図である。
【0047】
クリーン区域用とダーティ区域用の空気調和設備が設けられ、電気品室74等の空気調和設備はクリーン区域用として設置している。クリーン区域用の外気取り入れ口61bより取り入れられた空気は、複数台の流量調節装置54e,54f,54g,54hと送風機55e,55f,55g,55hにより、送風機55e,55f,55g,55hの出口で統合された給気ダクト58bを通って建屋59bおよび電気品室74等へ送気される。電気品室74等の発生熱により加温された空気は排気ダクト60b、排気ファン64e,64fを通して排気口73より排気される。排気ファン64e,64f下流にダーティ区域用の給気処理装置53aに接続するダクト68cを有し、融雪用空気を供給するための装置として、温度センサ69a,69bまたは降雪センサ76a,76bのいずれか、あるいは温度センサ69a,69bまたは降雪センサ76a,76bの両方を有する。外気温度および気象条件の変化が生じた場合、制御装置70cから弁開度調節装置71cに信号が送られ、クリーン区域の排気ダクト70bにある流量調節装置76bとダーティ区域用の給気処理装置53a内の給気フィルタ52a上流にリターンライン68cに設置の流量調節装置76bを自動制御する。
【0048】
このような構成によれば、クリーン区域の電気品室74等の発生熱により、加温された排気空気をダーティ区域用の給気処理装置53aに内蔵される給気フィルタ52aの上流に戻すことにより、ダーティ区域用の給気処理装置53aに内蔵される給気フィルタ52aの目詰まりを回避し、取り入れ空気を暖め適正な給気温度が維持できる。
【0049】
図10はさらに他の参考例を示す系統概略図である。
【0050】
外気取り入れ口51aから外気を取り入れ、給気フィルタ52aを内蔵する給気処理装置53aに、風量調節装置54a,54b,54c,54dをそれぞれ接続した送風機55a,55b,55c,55dが並列に設置され、これら複数台の送風機55a,55b,55c,55dの出口に、外気を冷却または加熱するコイル56aを内蔵するコイルケーシング57aが接続され、給気ダクト58aを介して空気調和された外気が建屋59a内部に送風される。
【0051】
建屋59a内部の空気は排気ダクト60aを介して、排出空気を浄化処理するために設置される排気フィルタ61a,61b,61c,61dを内蔵する複数台の排気処理装置62a,62b,62c,62dに接続され、排気処理装置62a,62b,62c,62dの出口側には、風量調節装置63a,63b,63c,63dを介して、複数台の排風機64a,64b,64c,64dがそれぞれ設置され、排風機64a,64b,64c,64dの出口部で統合され、排気筒65に接続し排出される。
【0052】
複数台の排風機64a,64b,64c,64dの出口部の統合ラインよりリターンライン68aによって給気処理装置53aに内蔵する給気フィルタ52aの上流に戻される。また、温度センサ69aあるいは降雪センサ76aの検出信号と制御装置70aからの信号により弁開度調節装置71aにより風量調節装置76a,77aを作動させリターンライン68aの流量を制御する。
【0053】
このような構成の参考例によれば、外気取り入れ口51aから一緒に取り込まれた雪による給気フィルタ52aの目詰まりを回避し、取り入れ外気を暖め、かつリターン空気量を外気温度の変化量に合せて制御するため、適正な給気温度が維持できる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の原子力発電所の換気設備においては、外気取り入れ口から外気と一緒に取り入れられる雪を融解処理及び排水処理し、給気フィルタの目詰まりあるいは濡れによる破損の防止、及び建屋内へ雪侵入防止あるいは加熱装置を持たない系統の室温低下防止を行うことができる。
【0055】
また、本発明に係る原子力発電所の換気設備によれば、降雪あるいは吹雪や地吹雪現象が現れ、雪が外気と一緒に外気取り入れ口から給気装置内に取り込まれた場合でも、加温空気をリターンラインを用いて供給可能となり、給気フィルタの目詰まりによる破損および建屋内への雪侵入防止、または、リターン空気量を外気温度の変化にて制御するため、適正な給気温度が維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る原子力発電所の換気設備の基本となる構成例を示す系統構成図。
【図2】 (a)は換気融雪装置の取付状態を示す構成図、(b)は(a)の一部を拡大して示す構成図。
【図3】 (a)は換気融雪装置の加熱器に温水加熱コイルを用いた場合の配管構成図、(b)は換気融雪装置の加熱器に蒸気加熱コイルを用いた場合の配管構成図。
【図4】 原子力発電所の換気設備の参考例を示す系統構成図。
【図5】 原子力発電所の換気設備の参考例を示す系統構成図。
【図6】 原子力発電所の換気設備の参考例を示す系統構成図。
【図7】 原子力発電所の換気設備の参考例を示す系統構成図。
【図8】 原子力発電所の換気設備の参考例を示す系統構成図。
【図9】 原子力発電所の換気設備の参考例を示す系統構成図。
【図10】 原子力発電所の換気設備の参考例を示す系統構成図。
【図11】 原子力発電所の換気設備の従来例を示す系統構成図。
【図12】 原子力発電所の換気設備の従来例を示す系統構成図。
【符号の説明】
1 外気取り入れ口
2a 換気融雪装置
2b 床融雪装置
3 融雪水処理装置
4 給気フィルタ
5 給気処理装置
11 建屋
12 排気ダクト
18 降雪センサー
19a,19b 温度センサー
20a 換気融雪制御装置
20b 床融雪制御装置
21a,21b 弁開度調節装置
22a,22b 調節弁
23 電気品
24 排出風量調節装置
26 循環風量調節装置
27 リターンライン
28 温度センサー
29 制御装置
30 弁開度調整装置
31 排水配管
32a,32b 電力量調節装置
33 装置取付架台
34a,34b 吊り金具
35 揚重装置
36 設置場所上部
37 吊り金具
39 空気抜用配管
40 コイルドレン配管
41 トラップ
51a,51b 外気取り入れ口
52a,52b,52c 給気フィルタ
53a,53b 給気処理装置
54a,54b,54c,54d,54e,54f,54g,54h,54i,54j 風量調節装置
55a,55b,55c,55d,55e,55f,55g,55h,55i,55j 送風機
56a 冷却加熱コイル
56b 加熱コイル
57a,57b コイルケーシング
58a,58b 給気ダクト
59a,59b 建屋
60a,60b 排気ダクト
61a,61b,61c,61d 排気フィルタ
62a,62b,62c,62d 排気処理装置
63a,63b,63c,63d 風量調節装置
64a,64b,64c,64d,64e,64f 排風機
65 排気筒
65a,65b,67a,67b 風量調節装置
68a,68b,68c,68d リターンライン
69a,69b,69c 温度センサ
70a,70b,70c 制御装置
71a,71b,71c 弁開度調節装置
72a,72b 排水配管
73 排気口
74 電気品室
75 流量調整弁
76a,76b 降雪センサ[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a ventilation facility for a nuclear power plant that ventilates a building interior of the nuclear power plant.
[0002]
[Prior art]
In general, a building in a nuclear power plant has ventilation equipment for cooling equipment and maintaining the environment of operators.
[0003]
Hereinafter, a conventional example of a ventilation facility for a nuclear power plant will be described with reference to FIGS. 11 and 12. In FIG. 11, a plurality of
[0004]
The air inside the building 11 is passed through the
[0005]
FIG. 12 is a system configuration diagram of emergency ventilation equipment that cools by taking in outside air but does not have an air heating device. A plurality of
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-mentioned conventional nuclear power plant ventilation facility, when a snowfall or a snowstorm or a blizzard occurs in the area where the nuclear power plant is installed, the snow incorporates an
[0007]
In addition, if a large amount of outside-freezing air is taken into an emergency ventilation facility that does not have an air heating device on the air supply facility side, the air temperature inside the building may be lowered, which may lead to freezing damage to the piping. It was.
[0008]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in response to the conventional circumstances, and its purpose is to avoid clogging of the filter due to snow taken in together with outside air from the outside air intake port, and to prevent damage to the filter. A nuclear power plant that is capable of preventing snow intrusion and freezing breakage of piping, etc., even in ventilation equipment that does not have an air heating device on the air supply equipment side, by incorporating a large amount of outside air below freezing point Is to provide ventilation facilities.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, in a ventilation facility of a nuclear power plant having an air supply processing device for taking outside air from an outdoor part of the nuclear power plant, an air supply filter inside the air supply processing device includes: Independently provided coils for supplying air for melting snow to the downstream of the filter divided into a plurality of sections and supplied to the building of the nuclear power plant. This system provides a ventilation facility for a nuclear power plant that is capable of circulating operation by heating intake air with a heating coil built in the casing and supplying this air immediately after the outside air intake through a return line. is there.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, in the ventilation facility of the nuclear power plant according to the first aspect, as a device for supplying snow melting air, either a temperature sensor or a snowfall sensor, or both a temperature sensor and a snowfall sensor are provided. The coil is provided independently from the air supply filter device that divides the air supply filter inside the air supply processing device when the outside air temperature change or snowfall occurs, and incorporates the separated air supply filter The air volume control device and blower connected to the casing are activated, and heated air is created by the heating coil built in the coil casing provided independently, upstream of the air supply filter built in the air supply processing device by the return line The heating flow to the heating coil built in the coil casing installed independently by the temperature sensor installed downstream of the air supply filter Ventilation in the flow control valve of the supply line of a nuclear power plant, characterized in that the automatic control enables the temperature of the return airIs to provide.
[0011]
[Action]
In the nuclear power plant ventilation system configured as described above, if snowfall, snowstorm, or blizzard occurs, and the snow is taken into the air supply system from the outside air intake along with the outside air, the snow that floats in the air is supplied. It is heated by an air supply snow melting device provided in the air processing device to become snow melting water. Moreover, the snowmelt water scattered from the air supply and snow melting device is captured and collected by the snowmelt water treatment device, and is discharged from a drain pipe connected to the air supply and processing device.
[0012]
On the other hand, the snow accumulated on the floor immediately after the outside air intake is melted by the floor snow melting device installed on the floor and discharged from the drain pipe, and the operation of the floor snow melting device is controlled by the presence or absence of snow and the temperature condition of the air Is possible.
[0013]
In the case of a configuration with a return line that enables circulating warm-up operation using the heat generated by electrical equipment, the snow taken into the air supply processing device from the outside air intake with the outside air is generated by the heat generated by the electrical equipment. It is melted by the circulating air whose temperature has risen, and is captured and collected by the snowmelt water treatment device installed in the air supply treatment device. Melting snow can be discharged from the drain pipe connected to the air supply processing unit, and by using the heat generated by electrical equipment etc., the outside air taken in from the outside air intake is warmed to prevent the room temperature from dropping Can do. In addition, the amount of circulating air necessary to prevent snow melting and lowering the room temperature is controlled by the mixed air temperature of outside air and circulating air, and an appropriate supply air temperature can be maintained.
[0014]
Further, in the present invention, when a snowfall or a snowstorm or a snowstorm phenomenon occurs and the snow is taken into the air supply processing apparatus from the outside air intake along with the outside air, the heated air is supplied by the cooling heating coil in the coil casing. Then, a part of the snow is returned to the upstream side of the air supply filter by the return line, the snow taken into the air supply processing device is melted, and the snowmelt water can be discharged from the drain pipe. Further, by controlling the return flow rate from the return line according to the presence or absence of snowfall or the air temperature condition, it is possible to control the snowmelt and the other periods separately.
[0015]
The air supply filter is divided inside the air supply processing device, and the intake air is heated by a heating coil incorporated in a coil casing provided independently to supply snow melting air downstream of the divided filter, and then returned. Circulating operation by supplying immediately after the outside air intake through the line, and as a device for supplying snow melting air, either a temperature sensor or a snowfall sensor, or both a temperature sensor and a snowfall sensor, When a change in the outside air temperature or snowfall occurs, the air supply filter is separated inside the air supply processing device, and connected to the coil casing provided independently from the air supply filter device that incorporates the separated air supply filter The air volume control device and the blower are activated, and heated air is generated by the heating coil built in the coil casing provided independently, and the return Adjust the flow rate of the heating fluid supply line to the heating coil built in the coil casing, which is returned to the upstream side of the air supply filter built in the air supply processing device by the IN, and installed downstream of the filter by the temperature sensor. It is possible to automatically control the temperature of the return air with a valve and melt the snow taken in the air supply processing unit.be able to.
[0016]
【Example】
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, embodiments of a ventilation facility for a nuclear power plant according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0017]
FIG. 1 is a system configuration diagram showing the basic configuration of the present invention. In FIG. 1, the same parts as those in FIG. 11 are denoted by the same reference numerals, and description of the configuration is omitted.
[0018]
In FIG. 1, the outside air taken in from the
[0019]
On the other hand, the heater of the floor snow melting device 2b is preferably a hot water pipe, a heating wire, an infrared heater, or a combination thereof. In this embodiment, a hot water pipe and a heating wire are combined to form a heat source, and an example in which the amount of hot water and the amount of power are controlled amounts will be described. The amount of hot water used in the floor snow melting device 2b is adjusted by a valve opening degree adjusting device 21b and a control valve 22b which operate in response to detection signals from the
[0020]
In the unlikely event of a failure in the ventilating
[0021]
In the ventilation facility of the nuclear power plant configured as described above, when snow falls or the like, and the snow and the outside air are taken together from the
[0022]
The amount of power of the air supply and
[0023]
Similarly, the electric amount of the floor snow melting device 2b is adjusted with the valve opening degree adjusting device 21b by the
[0024]
Next, control examples of the air supply
[0025]
The floor snow melting device 2b is controlled by the presence or absence of snowfall. When there is no snowfall, the floor snow melting device 2b is stopped. In the case of the floor snow melting device 2b using a hot water pipe, the ambient air temperature of the floor snow melting device 2b is detected by the temperature sensor 19b. To ensure the minimum water flow rate that prevents the hot water pipe itself from freezing.
[0026]
In the case where a spare machine is provided, even if a part of the air supply and
[0027]
FIG. 3 shows a piping connection diagram around the air supply and
[0028]
According to the above configuration, the
[0029]
Further, when a spare machine or the like is provided, even if a part of the air supply
[0030]
FIG. 4 is a system configuration diagram showing a reference example. 4, the same parts as those in FIGS. 11 and 12 are denoted by the same reference numerals, and description of the configuration is omitted. In FIG. 4, the outside air taken in from the
[0031]
The exhaust air
[0032]
In the second embodiment thus configured, when snow is taken in from the
[0033]
Further, the amount of circulating air necessary for preventing snow melting and room temperature decrease is controlled by the mixed air temperature of outside air and circulating air, and maintaining the proper supply air temperature can prevent the room temperature of the building 11 from decreasing. Therefore, the
[0034]
Next, another reference example will be described with reference to FIG. 5, the same parts as those in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals, and description of the configuration is omitted. In FIG. 5, a ventilation
[0035]
Furthermore, another reference example will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 6, the outside air taken in from the
[0036]
The air inside the building 11 rises in temperature due to heat generated by the
[0037]
The exhaust air
[0038]
FIG. 7 is a system schematic diagram showing still another reference example.
[0039]
As shown in FIG. 7,
[0040]
The air inside the
[0041]
Part of the heated air that has passed through the cooling and heating coil 56a built in the coil casing 57a is returned to the upstream side of the
[0042]
According to such a configuration, part of the heated air that has passed through the cooling and heating coil 56a built in the coil casing 57a is returned to the upstream side of the
[0043]
Figure 8Other reference examplesFIG.
[0044]
As shown in FIG. 8,
[0045]
According to such a configuration, the heated air that has passed through the heating coil 56b built in the coil casing 57b that is installed independently is returned to the upstream of the
[0046]
Figure 9Other reference examplesFIG.
[0047]
Air conditioning equipment for clean areas and dirty areas are provided, and air conditioning equipment such as the
[0048]
According to such a configuration, the heated exhaust air is returned to the upstream side of the
[0049]
FIG.Other reference examplesFIG.
[0050]
[0051]
The air inside the
[0052]
The air is returned to the upstream side of the
[0053]
Of this configurationReference exampleIn order to avoid clogging of the
[0054]
【The invention's effect】
As described above, in the ventilating equipment of the nuclear power plant of the present invention, the snow taken together with the outside air from the outside air intake is melted and drained to prevent the air supply filter from being damaged due to clogging or wetting, and It is possible to prevent the intrusion of snow into the building or the room temperature of a system without a heating device.
[0055]
Further, according to the ventilation facility of the nuclear power plant according to the present invention, even if snowfall or snowstorm or ground snowstorm phenomenon appears and the snow is taken into the air supply device from the outside air intake along with the outside air, It can be supplied using the return line, and it prevents damage due to clogging of the air supply filter and snow intrusion into the building, or the return air volume is controlled by changes in the outside air temperature, so that an appropriate supply air temperature can be maintained. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system configuration diagram showing a basic configuration example of a ventilation facility of a nuclear power plant according to the present invention.
FIG. 2A is a configuration diagram showing a mounted state of a ventilation snow melting device, and FIG. 2B is a configuration diagram showing a part of FIG.
3A is a piping configuration diagram when a hot water heating coil is used as a heater of a ventilation snow melting device, and FIG. 3B is a piping configuration diagram when a steam heating coil is used as a heater of the ventilation snow melting device.
FIG. 4 is a system configuration diagram showing a reference example of ventilation equipment of a nuclear power plant.
FIG. 5 is a system configuration diagram showing a reference example of ventilation equipment of a nuclear power plant.
FIG. 6 is a system configuration diagram showing a reference example of ventilation equipment of a nuclear power plant.
FIG. 7 is a system configuration diagram showing a reference example of ventilation equipment of a nuclear power plant.
[Fig. 8]The system block diagram which shows the reference example of the ventilation equipment of a nuclear power plant.
FIG. 9The system block diagram which shows the reference example of the ventilation equipment of a nuclear power plant.
FIG. 10The system block diagram which shows the reference example of the ventilation equipment of a nuclear power plant.
FIG. 11 is a system configuration diagram showing a conventional example of a ventilation facility of a nuclear power plant.
FIG. 12 is a system configuration diagram showing a conventional example of ventilation equipment of a nuclear power plant.
[Explanation of symbols]
1 Outside air intake
2a Ventilation snow melting device
2b Snow melting equipment
3 Snowmelt water treatment equipment
4 Air supply filter
5 Air supply processing device
11 Building
12 Exhaust duct
18 Snowfall sensor
19a, 19b Temperature sensor
20a Ventilation snow melting control device
20b Floor snow melting control device
21a, 21b Valve opening adjustment device
22a, 22b control valve
23 Electrical
24 Discharge air volume control device
26 Circulating air volume control device
27 Return line
28 Temperature sensor
29 Controller
30 Valve opening adjustment device
31 Drainage piping
32a, 32b Electric energy adjustment device
33 Device mounting base
34a, 34b Hanging bracket
35 Lifting equipment
36 Installation location upper part
37 Hanging bracket
39 Air vent piping
40 Coil drain piping
41 trap
51a, 51b Outside air intake
52a, 52b, 52c Air supply filter
53a, 53b Air supply processing device
54a, 54b, 54c, 54d, 54e, 54f, 54g, 54h, 54i, 54j
55a, 55b, 55c, 55d, 55e, 55f, 55g, 55h, 55i, 55j
56a Cooling heating coil
56b Heating coil
57a, 57b Coil casing
58a, 58b Air supply duct
59a, 59b Building
60a, 60b Exhaust duct
61a, 61b, 61c, 61d Exhaust filter
62a, 62b, 62c, 62d Exhaust treatment device
63a, 63b, 63c, 63d Air volume control device
64a, 64b, 64c, 64d, 64e, 64f
65 Exhaust pipe
65a, 65b, 67a, 67b Air volume control device
68a, 68b, 68c, 68d Return line
69a, 69b, 69c Temperature sensor
70a, 70b, 70c control device
71a, 71b, 71c Valve opening adjusting device
72a, 72b Drain piping
73 Exhaust vent
74 Electrical room
75 Flow control valve
76a, 76b Snowfall sensor
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