JP3636170B2 - Information signal recording method - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、周回状の情報トラックを有する情報信号記録媒体に、スクランブル信号を用いて情報信号を記録する情報信号記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コンパクトディスク(CD)等の光ディスクは、ディスクのトラック上にピット、ランドと呼ばれる凹凸形状の形成によりディジタル信号が記録されており、前記ピット、ランドからの反射光が光学ヘッド内の4分割光検出器で受光されて電気信号に変換され、信号が読み出される。
【0003】
フォーカシングはディスクの面振れに対して、ピックアップの光学系の対物レンズを追従させるためのものであり、方式としては非点収差法等がある。
また、トラッキングはディスクの偏心に対して、ピックアップをトラックに追従させるためのものであり、その方式としては3ビーム法、プッシュプル方式、ヘテロダイン方式等がある。
フォーカシング、トラッキングは、2分割、または4分割された光検出器のそれぞれの分割センサの出力信号を演算してフォーカシング制御信号、トラッキング制御信号を得て、これによりサーボ制御することにより行なわれる。
【0004】
ピックアップから出たレーザビームはピット部からの反射光とランド部からの反射光とで位相差が生じ、これによる干渉効果によりピット部とランド部で光検出器に入射する反射光量に差が生じることにより再生信号が得られる。記録されているデータはCDにおいてはEFMと呼ばれるディジタル変調が施された信号がピット、ランドのパターンを形成して記録されている。記録されているデータはピット、ランドでの光量変化による再生信号を2値化し、ディジタル復調されてデータが再生される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、信号の記録方式には、ディスクの角速度が一定な定角速度方式CAV(Constant Anglar Velocity)と、線速度が一定な定線速度方式CLV(Constant Linear Velocity)が知られており、CAV方式は各トラックに含まれるセクタ数が等しく、全トラックに関してディスクの中心からの放射線上にセクタの先頭が完全に一致する構造になっている。
【0006】
また、CLV方式は線速度が一定のため、全トラックのセクタの先頭が一致することはないが、一部の隣接トラックに関してディスクの中心からの放射線上にセクタの先頭が一致する場合がある。
このような状況においては、同一内容の情報、例えば画像情報や音楽情報が記録される場合で言えば、曲間、チャプタ間の無音部、無画像区間などを大量に記録する時に、隣接トラックに同一の形状や配置の記録信号が出現しないようにするために、一般的にはスクランブル操作が講じられている。
【0007】
このスクランブルは情報のセクタの先頭を同期させるための同期信号が、データ中に疑似同期信号として発生しないようにするため及びEFM変調のDSV制御性を向上させる目的で行なうものであり、情報信号とM系列との排他的論理和によってスクランブル信号が発生される。そして、スクランブルに用いられるM系列は、2x −1個の0または1で表現される巡回符号である。
例えば、CD−ROMで採用されている既知のスクランブル手段には215−1=32767周期のM系列が用いられており、各セクタ毎に同一の初期値を用いて行なわれている。
【0008】
ここで図6(A)及び図6(B)に基づいて従来の情報信号記録方法を説明すると、セクタアドレス信号S1は、スクランブル手段10のM系列発生部11へ入力されることによりスクランブル信号S10が発生し、このスクランブル信号S10により情報信号S3には加算部12によりスクランブルが施され、実際に記録媒体へ記録する記録信号S4が出力される。
この時のM系列は、2x −1個の0または1で表される巡回符号である(図6(B)参照)。
【0009】
現在の光ディスクの動向では、記録容量の高密度化が図られているが、しかしながら従来のスクランブル手段を用いて前記のような同一内容の情報がディスクの中心からの放射線上にセクタの先頭が一致している場所に記録されると、隣接トラック間でのピットとランドの形状が一致するため、相関性が高まりトラッキング誤差信号の振幅が低下して信号対雑音比(S/N)が低下し、トラッキング制御が安定に行なわれないという問題があった。
【0010】
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものであり、その目的は各セクタのアドレス値に基づいて得られた値を初期値として、巡回コードから生成したスクランブル信号を用いることにより隣接トラック間での相関性を除去することができる情報信号記録方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点が、1トラック内に複数のセクタ数が含まれるにも係わらず短い周期のM系列スクランブル信号を用いてスクランブル処理を行なっていることに起因して発生している、という知見を得ることによりなされたものである。
【0012】
本発明は、上記問題点を解決するために、
アドレス値を有する複数のセクタに分割された2値のディジタル信号列からなる情報信号を周回状の情報トラックを有する情報信号記録媒体に記録する際に前記情報信号を巡回コードの一部分を使用したスクランブル信号により各セクタごとにスクランブルさせる情報信号記録方法において、前記アドレス値に基づいて得られた値を初期値として、前記巡回コードから前記スクランブル信号を生成し、前記アドレス値が連続する所定期間の前記情報信号に対しては、前記巡回コードに対して同一の初期値を設定して同一のスクランブル信号を繰り返し生成するようにすると共に、前記スクランブル操作を前記情報信号に前記スクランブル信号を加えることによって行う、
ようにしたものである。
本発明によれば、各セクタごとの記録信号に対するスクランブル操作において、スクランブル信号として、各セクタのアドレス値に基づいて得られた値を初期値とする巡回コードから生成した信号を用いることにより、情報信号記録媒体への情報信号の記録以前に、同一内容の情報が隣接トラックに現れないようにしている。これによって、トラッキング制御の安定性が確保できるので、隣接トラック間の距離を狭め、高記録密度のディスクを実現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る情報信号記録方法の一実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明を実施するための記録信号発生装置のスクランブル手段を示す構成図である。
【0014】
図1(A)に示すようにこのスクランブル手段1はアドレス信号S1に基づいて、予め記憶された初期値を発生する例えばROMよりなる初期値記憶部2と、この記憶部2からの出力に基づいてM系列のスクランブル信号S2を発生するM系列発生部3と、ディジタル信号列からなる情報信号S3に対して上記スクランブル信号S2を加えることによってスクランブル操作を行ない、記録信号S4を形成する加算部4とにより形成されている。この時、図1(B)に示すように1つのM系列の初期値から次のM系列の初期値まで所定の長さDw だけずらされている。又、上記初期値記憶部2では、当然のこととしてアドレス信号S1のアドレス値に基づいて初期値が読み出される。
【0015】
図2は本発明によるスクランブル手順とM系列の関係を示す図であり、図2(A)に示すようにディスクの如き情報記録媒体5の記録領域に例えばTn番目のトラックとT(n+1)番目のトラックが同心円状或いは螺旋状に記録される。図示例にあってはCLV方式の記録方式を示しており、各トラックのセクタはディスクの中心点Oからの放射線Lを始点としている。図2(B)はこの時の隣接トラックに記録される情報を直線状に書き替えた図を示し、図2(C)はこの時の記録信号の配置を示す。
【0016】
ここで本発明のスクランブル手段で用いるM系列の次数と初期値の決定方法を記述するに際し、記録方式はCLV方式を例にとって説明し、記録されるディスクに関する定数は以下のように与えておく。
Smin :最内周に含まれるセクタ数
Smax :最外周に含まれるセクタ数
Dw :一つのM系列の初期値から次のM系列の初期値までのずらし幅(単位:セクタ)(0<Dw ),但し、このDwは可変である。
Cycle:M系列の巡回周期(2x −1)で表現できる最大セクタ数
Bsect:1セクタに含まれる情報のバイト数
【0017】
<実施例1>
図3は実施例1に関する、最外周のトラックと最外周に隣接するトラックにスクランブル手順を経て記録される情報の位置関係を示している。
図3(A)中のM系列の図は、スクランブル信号の巡回周期が、最外周に記録される情報量以上の長さのものを最外周に記録される情報と1:1で対応するようなものを示している。
【0018】
図3(B)に示す記録信号の配置は、図2に示すように実際はディスクの中心点Oからの同心円状または螺旋状に記録信号が配置しているものを、図2のディスクの中心点Oからの放射線Lを始点として隣接トラックに記録される情報を直線状に書き替えた図である。
M系列の性質上、たとえ同一の情報を多量に記録する場合でも、最外周に記録される情報量の長さの範囲には異なった記録信号が発生されるので、最内周から最外周までの全てのトラックで、隣接トラックのディスクの中心点Oからの放射線L上には異なった信号が記録されることになるのである。
【0019】
以上のことから、用いるべきM系列の次数の条件は、数式1のようになる。
Smax ≦Cycle・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
ここで、Cycleはセクタ単位で表現すると、数式2のようになる。
Cycle=(2x −1)/(8・Bsect)・・・・・・・・・・・・(2)
従って、求めるM系列の次数xは、数式3、数式4、数式5により求めることができる。
【0020】
Smax ≦(2x −1)/(8・Bsect)・・・・・・・・・・・・(3)
x ≧8・Bsect・Smax +1 ・・・・・・・・・・・・・・(4)
x ≧log2 (8・Bsect・Smax +1)・・・・・・・・・(5)
従って、情報信号S3を、上記数式(5)により求めた次数により規定されるM系列の巡回周期(2x −1)のスクランブル信号S2でスクランブル操作することにより、安定したトラッキングを行なうことができる記録信号S4を得ることができる。
【0021】
例えば、CD−ROMでは、1セクタに含まれる情報量は2352バイトであり、最外周に含まれるセクタ数は約22セクタであるので、数式5を用いて次数xを計算すると、19次以上のM系列を用いれば、最内周から最外周までの全てのトラックで、隣接トラックのディスクの中心点からの放射線上には異なった信号が記録されることになるのである。
このように、スクランブル信号S2が一巡する周期を、最も記録容量の大きなトラック、すなわち最外周トラックの情報量以上の長さに設定したので、隣接トラック間での相関性を完全に排除することができる。
従って、記録媒体の高密度化のためにトラックピッチを狭めても安定したトラッキング制御を行なうことが可能となる。
【0022】
<実施例2>
図4は実施例2に関する、最内周のトラックと最内周に隣接するトラックにスクランブル手順を経て記録される情報の位置関係を示している。
【0023】
図4(A)中のM系列の図では、この場合、スクランブル信号の巡回周期が、少なくとも2セクタに含まれる情報ビット数よりも大きい巡回周期のものであると仮定する。
図4(A)中のM系列の図のようにそれぞれのセクタに、前のセクタで用いた初期値からずらし幅Dw だけずらした初期値を用いてスクランブル操作を行なうことにする。
図4(B)中に示す記録信号の配置は、図2に示すように実際にはディスクの中心点Oから同心円状または螺旋状の配置であるものを、図2のディスクの中心点Oからの放射線Lを始点として隣接トラックに記録される情報を直線状に書き替えた図である。
【0024】
ここで問題となるのは、最内周に記録される最初のセクタの信号であるセクタ1と、隣接する(最内周+1)番目のトラックで上記セクタ1と同じ位置にあるセクタの信号(セクタ(n+1)、セクタ(n+2))との相関性である。
図4(B)において、問題となる部分に上記セクタで用いたスクランブル信号を含むスクランブル信号を用いた場合、記録される情報が同一のものであれば、上記セクタ1と等しい信号を含んで記録することになる。
【0025】
従って、最内周にSmin に相当するセクタ分の情報を記録することができるディスクの場合、セクタ(Smin +1)のスクランブル手順を行なう時にセクタ1で用いたM系列の部分から1セクタに用いられるM系列の符号以上ずらしたM系列の初期値を用いてスクランブル操作を行なえば良いのである。
上記した内容について、式で表すと数式6に示すように表される。
Smin ・Dw ≧1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6)
【0026】
次に、ディスクの最外周のトラックについて考える。
本来は、最外周と(最外周−1)のトラックについて考えるのであるが、ここでは(最外周+1)トラックが存在しているものと仮定して考える。
隣接トラックで等しいスクランブルパターンを発生させないという考え方は全く同じであるので、ここでは定数の与え方を示す。
【0027】
最外周に含まれる情報ビットによってM系列の次数が決定された場合、(最外周+1)には最外周で用いられたスクランブルパターンと全く等しく記録されることになるので、最外周に含まれるセクタ数に、最外周の最初に用いられたM系列の一部分が用いられなくなるまでのセクタ数(1/Dw )を加えたセクタ数で一周する周期以上のM系列を選択すれば良いことになる。従って、数式7に示す条件を満たせば良いことになる。
(Smax +1/Dw )・Dw ≦Cycle・・・・・・・・・・・・・(7)
【0028】
上の数式6、7より以下の数式8を得ることができる。
1/Smin ≦Dw ≦(Cycle−1)/Smax ・・・・・・・・・・(8)
ここで、Smin とSmax は記録すべきディスクによって決定することができる。従って、式中に示したCycleをセクタ単位で表現しなおすと数式9のようになる。
Cycle=(2x −1)/(8・Bsect)・・・・・・・・・・・・(9)
【0029】
従って、上記数式8の左辺と右辺より、M系列の次数xは、以下に示す数式10、11、12により求めることができる。
1/Smin ≦[(2x −1)/(8・Bsect)−1]/Smax ・・(10)
x ≧8・Bsect・(1+Smax /Smin )+1・・・・・(11)
x≧log2 [8・Bsect・(1+Smax /Smin )+1]・・(12)
これにより、M系列の次数xを決定することができる。
上記数式7の左辺と右辺は共に定数となり、ずれ幅Dw も決定することができる。
【0030】
例えば、CD−ROMでは、1セクタに含まれる情報量は2352バイトであり、最外周及び最内周に含まれるセクタ数はそれぞれ約22セクタ、9セクタであるので、数式12を用いて次数xを計算すると、16次以上のM系列を用いればよいことが判明する。これにより、最内周から最外周までの全てのトラックで、隣接トラックのディスクの中心点Oからの放射線L上には異なった信号が記録されることになるのである。
また、前記実施例1の結果と比較すると、隣接トラック間の相関性を取り除く作用には、実施例1で表した方法を用いれば19次のM系列を必要とするが、実施例2で表した方法を用いれば、16次のM系列を用いて同様の作用が得られるのである。
【0031】
このように、スクランブル信号の一部を重複して用いることにより実施例1と同様に隣接トラック間での相関性を完全に排除することができ、トラックピッチを狭めても安定したトラッキング制御を行なうことができる。
【0032】
<実施例3>
次に、実施例2の変形例である実施例3について説明する。図5は上記実施例とは異なったスクランブル手順を行なった場合の最内周側及び最外周側トラックに記録されている情報の位置関係を示す図である。
図5(A)に示すM系列の図では、この場合、スクランブル信号の巡回周期が、少なくとも2セクタに含まれる情報ビット数よりも大きい巡回周期のものであると仮定し、一つのスクランブルパターンの次に与えるスクランブルパターンに1−Dw の範囲だけ、同一のパターンを含ませるように初期値を与えている。
図5(B)と図5(C)に示す記録信号の配置は、図2に示すように実際にはディスクの中心点Oからの同心円状または螺旋状の配置であるものを、図2のディスクの中心点Oからの放射線Lを始点として隣接トラックに記録される情報を直線状に書き替えた図である。
【0033】
まず、ディスクの最内周トラックについて考える。
考え方としては実施例2と同じく、問題となるのは最内周に記録される最初のセクタの信号であるセクタ1の記録される領域とその隣接トラックのディスクの中心点Oからの放射線Lを上記セクタ1の最初と最後に引いた領域内に関する場所である。
図5(B)ではセクタ(n+1)以降に上記セクタ1で用いられたスクランブル信号の初期値から1セクタに含まれる情報量以上ずれた距離を持つスクランブル信号の初期値を用いてスクランブル手順を行なえば良いのである。
ここで、一つのスクランブル信号を繰り返し連続して用いる回数をMloopとすると、数式13に示すように表される。
(Smin /Mloop)・Dw ≧1・・・・・・・・・・・・・・・(13)
【0034】
次に、ディスクの最外周のトラックについて考える。
本来は、最外周と(最外周−1)のトラックについて考えるのであるが、ここでは(最外周+1)トラックが存在しているものと仮定して考える。
隣接トラックで等しいスクランブルパターンを発生させないという考え方は全く同じであるので、ここでは定数の与え方を示す。
【0035】
最外周に含まれる情報ビットによってM系列の次数が決定された場合、(最外周+1)には最外周で用いられたスクランブル信号と全く等しく記録されることになるので、(最外周+1)トラックで最外周の最初と同じ放射線上に位置するセクタに用いられたスクランブル信号が最外周の最初に用いられたスクランブル信号のBsect以上手前のスクランブル信号を用いれば良いのであり、次の数式14が与えられる。
[(Smax /Mloop)+1/Dw ]・Dw ≦Cycle・・・・・・(14)
【0036】
上記数式13、14より下記の数式15を求めることができる。
Mloop/Smin ≦Dw ≦(Cycle−1)・Mloop/Smax ・・・(15)
ここで、Smin とSmax は記録すべきディスクによって決定することができる。従って、式中に示したCycleをセクタ単位で下記に示す数式16のように表すことができる。
Cycle=(2x −1)/(8・Bsect)・・・・・・・・・・・(16)
【0037】
上記数式15の左辺と右辺より、M系列の次数xは、以下に示す数式17、18、19により求めることができる。
Mloop/Smin ≦[( 2x −1)/(8・ Bsect) −1] ・Mloop/Smax ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(17)
x ≧8・Bsect・(1+Smax /Smin )+1・・・・(18)
x≧log2 [8・Bsect・(1+Smax /Smin )+1]・・(19)
数式19は実施例2の数式12と全く同じ式となり、これと同じ結果が得られることがわかる。
【0038】
従って、実施例1の方法の結果と比較すると、隣接トラック間の相関性を取り除く作用には、実施例1の方法を用いれば19次のM系列を必要とするが、実施例3の方法を用いれば、実施例2の結果と同様、16次のM系列を用いて同様の作用が得られる。
更には、一つのスクランブル信号を繰り返して用いることにより、図1中の初期値記憶部2に記録しておく初期値の数を実施例2の場合よりも少なくするという作用も得られる。
尚、上記実施例にあってはCLV方式により記録する場合について説明したが、これに限らずCAV方式により記録する場合にも適用し得るのは勿論である。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の情報信号記録方法によれば、次のように優れた作用効果を発揮することができる。
各セクタのアドレス値に基づいて得られた値を初期値とする巡回コードから生成したスクランブル信号を用いることにより、隣接トラック間での相関性を完全に除去することができる。従って、情報信号記録媒体の高密度化のためにトラックピッチを狭めても安定したトラッキング制御を行うことができる。さらには、ある所定期間において同一のスクランブル信号を繰り返して使用しているので、その分スクランブル操作の簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するためのスクランブル手段を示すブロック図である。
【図2】本発明のスクランブル手順におけるM系列の関係を示した図である。
【図3】実施例1における最外周とその次におけるスクランブルパターンを線形的に示した図である。
【図4】実施例2における最内周とその次におけるスクランブルパターンを線形的に示した図である。
【図5】実施例3における最内周と最外周のそれぞれに隣接するトラックにおけるスクランブルパターンを線形的に示した図である。
【図6】従来のスクランブル手段を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…スクランブル手段、2…初期値記憶部、3…M系列発生部、4…加算部、5…情報記録媒体、L…放射線、O…中心点、S1…セクタアドレス信号、S2…スクランブル信号、S3…情報信号、S4…記録信号。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an information signal recording method for recording an information signal on an information signal recording medium having a circular information track using a scramble signal.
[0002]
[Prior art]
In general, in an optical disc such as a compact disc (CD), a digital signal is recorded on a track of the disc by forming uneven shapes called pits and lands, and the reflected light from the pits and lands is divided into four in an optical head. The light is received by the photodetector and converted into an electric signal, and the signal is read out.
[0003]
Focusing is for causing the objective lens of the optical system of the pickup to follow the surface vibration of the disc. As a method, there is an astigmatism method or the like.
The tracking is for causing the pickup to follow the track with respect to the eccentricity of the disk, and there are a three-beam method, a push-pull method, a heterodyne method, and the like.
Focusing and tracking are performed by calculating the output signals of the respective divided sensors of the two-divided or four-divided photodetectors to obtain the focusing control signal and the tracking control signal, and thereby performing servo control.
[0004]
The laser beam emitted from the pickup has a phase difference between the reflected light from the pit portion and the reflected light from the land portion. Due to the interference effect, a difference occurs in the amount of reflected light incident on the photodetector at the pit portion and the land portion. As a result, a reproduction signal is obtained. The recorded data is recorded on a CD in which a signal subjected to digital modulation called EFM forms a pit / land pattern. The recorded data is binarized from a reproduction signal due to a change in light quantity at the pits and lands, and is digitally demodulated to reproduce the data.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, as a signal recording method, a constant angular velocity method CAV (Constant Angular Velocity) with a constant angular velocity of a disc and a constant linear velocity method CLV (Constant Linear Velocity) with a constant linear velocity are known. The number of sectors included in each track is equal, and the head of the sector is completely coincident with the radiation from the center of the disk for all tracks.
[0006]
In addition, since the linear velocity is constant in the CLV system, the heads of the sectors of all tracks do not coincide, but the heads of the sectors may coincide on the radiation from the center of the disk for some adjacent tracks.
In such a situation, when information of the same content, for example, image information or music information is recorded, when recording a large amount of silent parts, non-image sections, etc. between songs, between adjacent tracks, In order to prevent recording signals having the same shape and arrangement from appearing, a scramble operation is generally taken.
[0007]
This scrambling is performed for the purpose of preventing a synchronization signal for synchronizing the head of the information sector from being generated as a pseudo synchronization signal in the data and for improving the DSV controllability of EFM modulation. A scramble signal is generated by exclusive OR with the M sequence. The M sequence used for scrambling is a 2 x -1 cyclic code represented by 0 or 1.
For example, the known scramble means employed in the CD-ROM uses an M-sequence of 2 15 -1 = 32767 periods, and is performed using the same initial value for each sector.
[0008]
Here, a conventional information signal recording method will be described with reference to FIGS. 6A and 6B. The sector address signal S1 is input to the M-sequence generation unit 11 of the scramble means 10 to be scrambled signal S10. The information signal S3 is scrambled by the adder 12 by the scramble signal S10, and the recording signal S4 that is actually recorded on the recording medium is output.
The M sequence at this time is a 2 x −1 cyclic code represented by 0 or 1 (see FIG. 6B).
[0009]
The current trend of optical discs is to increase the recording capacity. However, using the conventional scramble means, the same information as described above is placed at the top of the sector on the radiation from the center of the disc. When recorded in the correct location, the shape of the pits and lands between adjacent tracks match, so the correlation increases, the tracking error signal amplitude decreases, and the signal-to-noise ratio (S / N) decreases. There is a problem that tracking control is not performed stably.
[0010]
The present invention has been made in view of the above-described problems and has been devised to effectively solve this problem. The object of the present invention is to use a value obtained on the basis of the address value of each sector as an initial value. It is an object of the present invention to provide an information signal recording method capable of removing the correlation between adjacent tracks by using a scramble signal generated from the above.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, the above-described problem occurs due to the fact that the scramble processing is performed using the M-sequence scramble signal having a short period although a plurality of sectors are included in one track. It was made by obtaining the knowledge.
[0012]
In order to solve the above problems, the present invention
Scrambling the information signal using a part of a cyclic code when an information signal composed of a binary digital signal sequence divided into a plurality of sectors having an address value is recorded on an information signal recording medium having a circular information track In the information signal recording method in which each sector is scrambled by a signal, the scramble signal is generated from the cyclic code using a value obtained based on the address value as an initial value, and the address value continues for a predetermined period of time. For the information signal, the same initial value is set for the cyclic code to repeatedly generate the same scramble signal, and the scramble operation is performed by adding the scramble signal to the information signal. ,
It is what I did.
According to the present invention, in a scramble operation for a recording signal for each sector, a signal generated from a cyclic code having an initial value as a value obtained based on the address value of each sector is used as a scramble signal. Before the information signal is recorded on the signal recording medium, information having the same content is prevented from appearing on adjacent tracks. As a result, the stability of the tracking control can be ensured, so that the distance between adjacent tracks can be reduced and a high recording density disk can be realized.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of an information signal recording method according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a block diagram showing scramble means of a recording signal generator for carrying out the present invention.
[0014]
As shown in FIG. 1A, the scramble means 1 is based on an initial value storage unit 2 made of, for example, a ROM for generating an initial value stored in advance based on an address signal S1, and an output from the storage unit 2. An M-sequence generator 3 for generating an M-sequence scramble signal S2, and an adder 4 for performing a scramble operation by adding the scramble signal S2 to the information signal S3 comprising a digital signal sequence to form a recording signal S4. And is formed by. At this time, as shown in FIG. 1B, a predetermined length Dw is shifted from the initial value of one M sequence to the initial value of the next M sequence. In the initial value storage unit 2, the initial value is naturally read based on the address value of the address signal S1.
[0015]
FIG. 2 is a diagram showing the relationship between the scramble procedure and the M-sequence according to the present invention. As shown in FIG. 2 (A), for example, the Tn-th track and the T (n + 1) -th in the recording area of the information recording medium 5 such as a disc. Are recorded concentrically or spirally. In the illustrated example, a CLV recording method is shown, and the sector of each track starts with the radiation L from the center point O of the disk. FIG. 2B shows a diagram in which the information recorded on the adjacent track at this time is rewritten in a straight line, and FIG. 2C shows the arrangement of the recording signal at this time.
[0016]
Here, when describing the method of determining the order and initial value of the M sequence used in the scramble means of the present invention, the recording method will be described taking the CLV method as an example, and constants relating to the recorded disc will be given as follows.
Smin: Number of sectors included in the innermost circumference Smax: Number of sectors included in the outermost circumference Dw: Shift width from the initial value of one M series to the initial value of the next M series (unit: sector) (0 <Dw) However, this Dw is variable.
Cycle: Maximum number of sectors that can be expressed in cyclic cycle (2 x -1) of M sequence Bsect: Number of bytes of information contained in one sector
<Example 1>
FIG. 3 shows the positional relationship of information recorded through the scramble procedure on the outermost track and the track adjacent to the outermost track in the first embodiment.
In the M-sequence diagram in FIG. 3 (A), the cyclic period of the scrambled signal corresponds to the information recorded on the outermost circumference 1: 1 with the length of the information recorded on the outermost circumference. Shows something.
[0018]
The arrangement of the recording signals shown in FIG. 3B is actually the recording signal arranged concentrically or spirally from the center point O of the disk as shown in FIG. It is the figure which rewritten the information recorded on an adjacent track from the radiation L from O as the starting point in the linear form.
Due to the nature of the M-sequence, even when the same information is recorded in large quantities, different recording signals are generated in the range of the amount of information recorded on the outermost circumference, so that from the innermost circumference to the outermost circumference. Therefore, different signals are recorded on the radiation L from the center point O of the disk of the adjacent track.
[0019]
From the above, the condition of the order of the M sequence to be used is as shown in Equation 1.
Smax ≤Cycle (1)
Here, when the cycle is expressed in units of sectors, the equation 2 is obtained.
Cycle = (2 x -1) / (8 ・ Bsect) ... (2)
Accordingly, the order x of the M sequence to be obtained can be obtained by Equation 3, Equation 4, and Equation 5.
[0020]
Smax ≦ (2 x −1) / (8 · Bsect) (3)
2 x ≧ 8 ・ Bsect ・ Smax + 1 (4)
x ≧ log 2 (8 · Bsect · Smax + 1) (5)
Accordingly, stable tracking can be performed by performing a scramble operation on the information signal S3 with the scramble signal S2 having an M-sequence cyclic period (2 × −1) defined by the order obtained by the above equation (5). A recording signal S4 can be obtained.
[0021]
For example, in a CD-ROM, the amount of information included in one sector is 2352 bytes, and the number of sectors included in the outermost periphery is about 22 sectors. If the M series is used, different signals are recorded on the radiation from the center point of the disk of the adjacent track in all the tracks from the innermost circumference to the outermost circumference.
As described above, since the cycle in which the scramble signal S2 makes a round is set to be longer than the information amount of the track having the largest recording capacity, that is, the outermost track, the correlation between adjacent tracks can be completely eliminated. it can.
Therefore, stable tracking control can be performed even if the track pitch is narrowed in order to increase the density of the recording medium.
[0022]
<Example 2>
FIG. 4 shows the positional relationship of information recorded through the scramble procedure on the innermost track and the track adjacent to the innermost track in the second embodiment.
[0023]
In the M-sequence diagram in FIG. 4A, in this case, it is assumed that the cyclic cycle of the scramble signal is of a cyclic cycle larger than the number of information bits included in at least two sectors.
As shown in the M-sequence diagram in FIG. 4A, each sector is scrambled using an initial value shifted from the initial value used in the previous sector by a shift width Dw.
The arrangement of recording signals shown in FIG. 4B is actually concentric or spiral from the center point O of the disk as shown in FIG. It is the figure which rewritten the information recorded on an adjacent track from the radiation L of this to the linear form.
[0024]
The problem here is that sector 1 is the signal of the first sector recorded in the innermost circumference, and the signal of the sector at the same position as sector 1 in the adjacent (innermost circumference + 1) -th track ( Correlation with sector (n + 1), sector (n + 2)).
In FIG. 4 (B), when a scramble signal including the scramble signal used in the sector is used in a problematic part, if the recorded information is the same, the same signal as the sector 1 is recorded. Will do.
[0025]
Therefore, in the case of a disc that can record information corresponding to Smin on the innermost circumference, it is used for one sector from the M-sequence portion used in sector 1 when performing the scramble procedure of sector (Smin + 1). The scramble operation may be performed using the initial value of the M sequence shifted by more than the code of the M sequence.
About the above-mentioned content, when it represents with a type | formula, it will be expressed as shown in Formula 6.
Smin ・ Dw ≧ 1 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ (6)
[0026]
Next, consider the outermost track of the disk.
Originally, the outermost circumference and the (outermost circumference-1) track are considered, but here, it is assumed that the (outermost circumference + 1) track exists.
Since the concept of not generating the same scramble pattern in adjacent tracks is exactly the same, here, a method of giving a constant is shown.
[0027]
When the order of the M sequence is determined by the information bits included in the outermost periphery, since the scramble pattern used in the outermost periphery is recorded in (outermost periphery + 1), the sector included in the outermost periphery is recorded. It is only necessary to select an M sequence having a period of one cycle or more by adding the number of sectors (1 / Dw) until a part of the M sequence used at the beginning of the outermost circumference is not used. Therefore, it is sufficient to satisfy the condition shown in Equation 7.
(Smax + 1 / Dw) · Dw ≤ Cycle (7)
[0028]
From the above formulas 6 and 7, the following formula 8 can be obtained.
1 / Smin ≦ Dw ≦ (Cycle-1) / Smax (8)
Here, Smin and Smax can be determined by the disc to be recorded. Therefore, when the cycle shown in the equation is re-expressed in units of sectors, Equation 9 is obtained.
Cycle = (2 x -1) / (8 ・ Bsect) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ (9)
[0029]
Therefore, from the left side and the right side of Equation 8 above, the order x of the M series can be obtained by Equations 10, 11, and 12 shown below.
1 / Smin ≦ [(2 × −1) / (8 · Bsect) −1] / Smax (10)
2 x ≧ 8 · Bsect · (1 + Smax / Smin) +1 (11)
x ≧ log 2 [8 · Bsect · (1 + Smax / Smin) +1] ·· (12)
Thereby, the order x of the M sequence can be determined.
Both the left side and the right side of Equation 7 are constants, and the deviation width Dw can also be determined.
[0030]
For example, in a CD-ROM, the amount of information included in one sector is 2352 bytes, and the number of sectors included in the outermost periphery and the innermost periphery is approximately 22 sectors and 9 sectors, respectively. Is calculated, it is understood that it is sufficient to use an M-sequence of 16th order or higher. As a result, different signals are recorded on the radiation L from the center point O of the disk of the adjacent track in all the tracks from the innermost circumference to the outermost circumference.
Compared with the results of the first embodiment, the action of removing the correlation between adjacent tracks requires a 19th order M-sequence if the method shown in the first embodiment is used. By using this method, the same action can be obtained using a 16th order M-sequence.
[0031]
As described above, by partially using a part of the scramble signal, the correlation between adjacent tracks can be completely eliminated as in the first embodiment, and stable tracking control is performed even if the track pitch is narrowed. be able to.
[0032]
<Example 3>
Next, a third embodiment that is a modification of the second embodiment will be described. FIG. 5 is a diagram showing the positional relationship of information recorded on the innermost track and the outermost track when a scramble procedure different from that in the above embodiment is performed.
In the M-sequence diagram shown in FIG. 5A, in this case, it is assumed that the cyclic period of the scrambled signal is a cyclic period larger than the number of information bits included in at least two sectors, and one scramble pattern The initial value is given so that the next scramble pattern includes the same pattern only in the range of 1-Dw.
The recording signal arrangement shown in FIGS. 5B and 5C is actually a concentric or spiral arrangement from the center point O of the disk as shown in FIG. FIG. 5 is a diagram in which information recorded on an adjacent track is rewritten in a straight line starting from the radiation L from the center point O of the disc.
[0033]
First, consider the innermost track of the disc.
As in the case of the second embodiment, the problem is that the problem is the radiation L from the center point O of the disk of the adjacent track and the recording area of the sector 1 which is the signal of the first sector recorded in the innermost circumference. This is a place related to the area drawn at the beginning and end of sector 1.
In FIG. 5B, the scramble procedure can be performed using the initial value of the scramble signal having a distance shifted from the initial value of the scramble signal used in the sector 1 after the sector (n + 1) by more than the amount of information included in one sector. It is good.
Here, when the number of times one scramble signal is used repeatedly and continuously is Mloop, it is expressed as shown in Equation 13.
(Smin / Mloop) · Dw ≧ 1 (13)
[0034]
Next, consider the outermost track of the disk.
Originally, the outermost circumference and the (outermost circumference-1) track are considered, but here, it is assumed that the (outermost circumference + 1) track exists.
Since the concept of not generating the same scramble pattern in adjacent tracks is exactly the same, here, a method of giving a constant is shown.
[0035]
When the order of the M-sequence is determined by the information bits included in the outermost circumference, since the scramble signal used in the outermost circumference is recorded in (outermost circumference + 1), the (outermost circumference + 1) track is recorded. In this case, the scramble signal used in the sector located on the same radiation as the start of the outermost periphery may be a scramble signal before Bsect of the scramble signal used at the start of the outermost periphery. It is done.
[(Smax / Mloop) + 1 / Dw] · Dw ≦ Cycle (14)
[0036]
From the above formulas 13 and 14, the following formula 15 can be obtained.
Mloop / Smin ≦ Dw ≦ (Cycle-1) · Mloop / Smax (15)
Here, Smin and Smax can be determined by the disc to be recorded. Therefore, the cycle shown in the equation can be expressed as the following equation 16 in sector units.
Cycle = (2 x -1) / (8 · Bsect) (16)
[0037]
From the left side and the right side of Equation 15, the order x of the M series can be obtained by Equations 17, 18, and 19 shown below.
Mloop / Smin ≦ [(2 x −1) / (8 ・ Bsect) −1] ・ Mloop / Smax ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・... (17)
2 x ≧ 8 · Bsect · (1 + Smax / Smin) + 1 ···· (18)
x ≧ log 2 [8 · Bsect · (1 + Smax / Smin) +1] ·· (19)
Equation 19 is exactly the same as Equation 12 in Example 2, and it can be seen that the same result is obtained.
[0038]
Therefore, compared with the result of the method of the first embodiment, the action of removing the correlation between adjacent tracks requires a 19th order M-sequence if the method of the first embodiment is used. If used, similar to the result of the second embodiment, the same action can be obtained using the 16th order M-sequence.
Furthermore, by repeatedly using one scramble signal, the number of initial values to be recorded in the initial value storage unit 2 in FIG. 1 can be reduced as compared with the second embodiment.
In the above-described embodiment, the case of recording by the CLV method has been described. However, the present invention is not limited to this and can be applied to the case of recording by the CAV method.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the information signal recording method of the present invention, the following excellent operational effects can be exhibited.
By using a scramble signal generated from a cyclic code whose initial value is a value obtained based on the address value of each sector, the correlation between adjacent tracks can be completely removed. Therefore, stable tracking control can be performed even if the track pitch is narrowed to increase the density of the information signal recording medium. Furthermore, since the same scramble signal is repeatedly used in a predetermined period, the scramble operation can be simplified correspondingly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a scramble means for carrying out the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a relationship of M sequences in the scramble procedure of the present invention.
FIG. 3 is a diagram linearly showing an outermost periphery and a scramble pattern at the next in the first embodiment.
FIG. 4 is a diagram linearly showing an innermost circumference and a scramble pattern at the next in the second embodiment.
5 is a diagram linearly showing scramble patterns in tracks adjacent to the innermost circumference and the outermost circumference in Embodiment 3. FIG.
FIG. 6 is a block diagram showing conventional scrambling means.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Scramble means, 2 ... Initial value memory | storage part, 3 ... M series generation part, 4 ... Addition part, 5 ... Information recording medium, L ... Radiation, O ... Center point, S1 ... Sector address signal, S2 ... Scramble signal, S3: Information signal, S4: Recording signal.

Claims (1)

アドレス値を有する複数のセクタに分割された2値のディジタル信号列からなる情報信号を周回状の情報トラックを有する情報信号記録媒体に記録する際に前記情報信号を巡回コードの一部分を使用したスクランブル信号により各セクタごとにスクランブルさせる情報信号記録方法において、前記アドレス値に基づいて得られた値を初期値として、前記巡回コードから前記スクランブル信号を生成し、前記アドレス値が連続する所定期間の前記情報信号に対しては、前記巡回コードに対して同一の初期値を設定して同一のスクランブル信号を繰り返し生成するようにすると共に、前記スクランブル操作を前記情報信号に前記スクランブル信号を加えることによって行うことを特徴とする情報信号記録方法。Scrambling the information signal using a part of a cyclic code when an information signal composed of a binary digital signal sequence divided into a plurality of sectors having an address value is recorded on an information signal recording medium having a circular information track In the information signal recording method in which each sector is scrambled by a signal, the scramble signal is generated from the cyclic code using a value obtained based on the address value as an initial value, and the address value continues for a predetermined period of time. For the information signal, the same initial value is set for the cyclic code to repeatedly generate the same scramble signal, and the scramble operation is performed by adding the scramble signal to the information signal. An information signal recording method.
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