JP3634293B2 - Gaze guidance light - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば道路の路肩部、道路わきの壁面、ガードレールのレール面、トンネルの内壁面等に設置して、道路線形や走行車線幅等を明示するための視線誘導灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11は、特開2001−126506号公報に記載された従来の視線誘導灯を示している。この視線誘導灯100は、光源としての蛍光灯101を収容したケーシング105と、このケーシング105の前端開口を閉塞して設けられた板状のプリズム102とを備えている。
蛍光灯101に対向するプリズム102の背面103は、断面視三角形の複数の凹溝(溝方向は蛍光灯101の長手方向と直角方向)が連続形成された凹凸面に構成され、他方、プリズム102の前面104は平坦面に構成されている。そして、この前面104が道路わきの構造物106の壁面と面一となるように、視線誘導灯100が構造物106に埋設されている。
このような従来の視線誘導灯100にあっては、蛍光灯101からの光がプリズム102を透過する際に左右方向に拡散されて、前面104から広範囲に出射する。なお、前面104の全体を均一な明るさ(輝度)で発光させるためには、光源(蛍光灯101)からプリズム102までの距離を、ある程度確保する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の視線誘導灯100では、ケーシング105の厚み(奥行)寸法が、蛍光灯101の直径と、プリズム102の厚みと、蛍光灯101からプリズム102までの距離との合計寸法よりも大きな寸法となるので、ケーシング105の背面を構造物106の壁面に固定する取り付け方をした場合には、壁面からの視線誘導灯100の突出量が大きくなり過ぎて、邪魔になったり、危険であったりするという問題が生じた。そのため、図11に示したように構造物106に埋設する必要があり、既設の構造物106に取り付ける場合には、多額の工事費を要することになった。
また、蛍光灯101の光がプリズム102によって左右方向に拡散されるものの、構造物106の壁面(プリズム102の前面104)に対して略平行な方向から見た場合には、観察者の視線方向へ向かう光は僅かであり、そのため視認性が劣るという問題もあった。
【0004】
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであって、厚みを薄くすることができて、既設の構造物の壁面にも容易に取り付け可能な視線誘導灯の提供を目的とするものである。
また、前記目的に加えて、取り付け対象となった構造物の壁面に対して略平行な方向から見た場合にも良好な視認性が得られる視線誘導灯の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明に係る視線誘導灯は、透明材料からなり、前面への入射角が臨界角よりも小さい光のみが前面から外方へ出射され、臨界角よりも大きい入射角で前面に入射した光は前面で全反射されるように、少なくとも前面が鏡面処理された光出射面に構成されるとともに、この前面に対向する背面にレーザ加工による微細な複数の凹溝が形成されてなる光拡散手段と、光反射シート材からなる導光板と、この導光板の少なくとも一側端部に埋設又は近接して配設された光源とを備え、光源からの光を導光板の内部へ入射させて、前面への入射角が臨界角よりも小さい光のみが前面の光出射面から外方へ出射され、臨界角よりも大きい入射角で前面に入射した光は前面で全反射されて背面側へ向かい光拡散手段が設けられた導光板に入射し、光拡散手段により拡散するとともに光反射シート材により前面側へ反射されるように構成されているものである。
【0006】
また、前記構成において、導光板が細長い長方形状に形成され、光源が導光板の長手方向に沿って配設されるとともに、導光板の長手方向の少なくとも一方の端面が鏡面処理された光出射面に構成されているものである。
【0007】
また、前記構成において、光拡散手段が、導光板の背面に設けられた凹凸で構成されているものである。
【0008】
また、前記構成において、光拡散手段が、導光板の背面に、光源からの光の入射方向と略直角方向に延在して設けられた複数の凹溝で構成されており、前記複数の凹溝は、凹溝相互の間隔が、光源から遠ざかるに従って狭くなるように配設されているものである。
【0009】
また、前記構成において、導光板の背面に、透明な粘着剤又は接着剤を介して光反射シート材が貼着されているものである。
【0010】
また、前記構成において、光拡散手段が、導光板の背面に印刷又は塗布された光拡散性物質で構成されているものである。
【0011】
また、前記構成において、導光板の、少なくとも光源が配設された側端部を覆うケーシングが設けられており、このケーシングの前面に光反射部材が取り付けられているものである。
【0012】
また、前記構成において、導光板の、少なくとも光源が配設された側端部を覆うケーシングが設けられており、このケーシング内に、光源への給電線が、導光板の前記側端部沿い延在して配設されるとともに、この給電線の両端部が所定の長さでそれぞれケーシング外に延出しているものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る視線誘導灯を図1〜図6を参照しつつ説明する。
この視線誘導灯1は、屈折率が1よりも大きい透明材料、例えば透明なアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等からなる導光板2と、この導光板2の一側端部に沿って埋設された複数個のLEDランプ3(光源)とを備えている。
【0014】
本発明において、導光板の寸法・縦横比等は特に限定されないが、この実施形態の導光板2は、長さ(長辺寸法)が350mm、幅(短辺寸法)が40mm、厚みが8mmの、一方向に細長い長方形の板状に形成されている。
なお、図1及び図4では導光板2の長手方向の中間部を省略して示している。また、図2では導光板2の断面を示すハッチングの図示を省略している。
【0015】
図中、符号2a〜2eは導光板2の各面を示している。すなわち、符号2aは導光板2の前面を、2bは前面2aと対向する背面を、2cは導光板2の長手方向に沿う一方の側面(長側面)を、2dは側面2cと対向する他方の側面(長側面)を、2e,2eは導光板2の長手方向の両端に位置する端面(短側面)を、それぞれ示している。
前面2a及び両端面2e,2eには鏡面処理が施されていて、これらの面が、後述するようにLEDランプ3からの光を導光板2外へ出射する「光出射面」を構成している。
【0016】
他方、導光板2の側面2cには、LEDランプ3を収容するための複数のランプ収容穴4が穿設されている。この実施形態では、全部で12個(図4では6個を省略)のランプ収容穴4が所定のピッチ(ここでは30mmピッチ)で穿設されている。各ランプ収容穴4は、LEDランプ3をほぼ隙間無く収容できるように、穴奥部が半球状となった丸穴に形成されている(図2参照)。そして、各ランプ収容穴4に、LED(発光ダイオード)素子を透明の樹脂モールドで封止してなるLEDランプ3が、それぞれ頂部を穴奥部に向けて挿入・埋設されている。
【0017】
導光板2の背面2bは、図2に示すように微細な凹凸面となっていて、この背面2bの凹凸によりLEDランプ3からの光を拡散する光拡散手段が構成されている。また、背面2bの全域を覆う光反射シート材5が設けられている。
以下、この背面2bの凹凸及び光反射シート材5について、図3を参照しつつ説明する。すなわち、背面2bには、導光板2の長手方向(ランプ収容穴4に収容されたLEDランプ3からの光の入射方向と略直角方向)に延在する多数の微細な凹溝6が、所定ピッチで互いに平行に形成されている。凹溝6は、導光板2にレーザ光を照射する「レーザ加工」を施すことにより三角形状断面に形成されており、その溝内面は光を乱反射する粗面となっている。各凹溝6の溝幅は特に限定されないが、この実施形態では約0.1〜0.3mm程度の微細な溝幅に設定されている。また、背面2bの、隣接する凹溝6間は、前面2aと平行な頂面を有する台形状断面の凸条7となっている。これらの凹溝6及び凸条7により、背面2bの凹凸が構成されている。
【0018】
光反射シート材5としては、光反射性はもちろんのこと、適度な光拡散性及び遮光性を有しているシート材を用いるのが望ましく、特に表面色が白色を呈しているものが好適である。材質は特に限定されないが、この実施形態では不透明白色の合成樹脂からなる薄膜状の光反射シート材5が用いられている。
この光反射シート材5が、透明な粘着剤8を介して導光板2の背面2b全域にわたって貼着されており、粘着剤8は、凸条7の頂面に密着するとともに、凹溝6の開口端よりも僅かに溝奥方向へ膨出した状態となっている。
粘着剤8としては、例えば天然ゴム系や合成ゴム系等の種々の粘着剤を用いることができる。また、粘着剤8に代えて、透明な接着剤(乾燥した時点で透明となるものを含む)を用いることも可能である。
因みに、いわゆる「両面テープ」の一方の面を導光板2の背面2bに貼り付け、この両面テープ(粘着剤8)の他方の面に光反射シート材5を貼り付けるようにすれば、液状の粘着剤(又は接着剤)を背面2b又は光反射シート材5に塗布する場合に比べて、作業効率の向上が図れる。
なお、本発明においては、粘着剤8(又は接着剤)が厳密な意味で透明である必要はなく、やや半透明に近い透明のものを用いることも可能である。
【0019】
導光板2の、LEDランプ3と対向する側面2dには光拡散反射性を有する光反射シート材9が粘着剤又は接着剤(不図示)により貼着されている。光反射シート材9としては、前記光反射シート材5と同様、不透明白色の合成樹脂からなるものが用いられる。
【0020】
以上のようにLEDランプ3が埋設され、且つ、光反射シート材5及び光反射シート材9が貼着された導光板2は、ケーシング10(光漏洩防止部材)に収容されている。ケーシング10は、光の漏洩を防止することが可能で、且つ、良好な光反射性を有する白色の合成樹脂又は厚紙、もしくは少なくとも内面を白色に塗装した金属板等からなるものであって、このケーシング10は、導光板2の背面2bに対向する背板部10bと、導光板2の側面2cに対向する側板部10cと、導光板2の側面2dに対向する側板部10dと、前記側板部10cの先端から側板部10d側に向かって所定幅で延出した前板部10aとが一体に形成された、断面略々C字状をなしている。
【0021】
ケーシング10の長さは導光板2と等しいが、背板部10bの幅は導光板2の幅よりも若干大きい寸法に設定され、これによりケーシング10内に導光板2を収容した状態では、ケーシング10の側板部10cが導光板2の側面2cを、間隙を介して覆うようになっている。この間隙には、後述するLEDランプ3への給電線等(図1,図2及び図4では図示を省略)が収容される。また、この間隙には、図2に示すように、雨水等の浸入を防止するためのシリコーン樹脂等の防水用充填材(コーキング材)11が充填される。一方、ケーシング10の前板部10aは、導光板2の前面2aの、LEDランプ3の頂部に対応する位置付近までを覆っている(図2等参照)。
なお、この実施形態では、光反射性を有するケーシング10により導光板2の光出射面以外の全ての面を覆うようにしたが、本発明においては、ケーシングは導光板2の、少なくとも光源(LEDランプ3)が配設された側端部を覆っていればよく、この側端部以外の面は、必要に応じて光反射性を有するシート材で覆う構成であっても構わない。
【0022】
導光板2の前面2aと連続する、ケーシング10の前板部10a前面(外面)には、再帰反射シート12(光反射部材の一例)が貼着されている。再帰反射シートは、シート表面への入射光を入射方向に反射させる「再帰反射性」を有するシートであって、例えば夜間の安全確保のために自転車の泥除け等に貼り付けたり、あるいは交通標識の文字や図柄等を表示したりする等の用途に広く用いられているものである。なお、ここでは再帰反射シート12として、反射光の色がLEDランプ3の発光色とほぼ等しいものが用いられている。
【0023】
図5は、この視線誘導灯1に係る電気配線図である。視線誘導灯1は、4個のダイオード13を菱形に接続してなる整流回路14と、電圧調整用の複数(ここでは12個)の固定抵抗器15とを備えており、前記LEDランプ3と固定抵抗器15とが1個ずつ交互に直列接続されている。これらの整流回路14及び固定抵抗器15は、導光板2の側面2cとケーシング10の側板部10cとの間隙に収容されている。また、この間隙には、LEDランプ3(光源)が配設された導光板2の側端部(側面2cを含む端部)沿いに延在して配設された一対の給電線16,17が収容されている。給電線16,17の両端部は、それぞれ所定の長さでケーシング10外へ延出しており、この延出した給電線16,17の一方の端部にコネクタ18が、他方の端部にコネクタ19が、それぞれ取り付けられている。給電線16,17は、ケーシング10の内部において、それぞれ整流回路14と接続されている。
以上のような構成により、コネクタ18又は19を介して一対の給電線16,17間に100ボルトの交流電圧を印加すると、各LEDランプ3には定格の直流電圧(例えば3.6ボルト)が印加され、LEDランプ3が所定の光量で発光するようになっている。
【0024】
この視線誘導灯1を道路わきの壁、ガードレール、トンネル内壁等の構造物に取り付ける場合には、原則として、導光板2のLEDランプ3を埋設した側端部が上となり、導光板2の長手方向が略水平となる状態で、ケーシング10の背板部10b背面を構造物の壁面に当接させて、ネジや接着剤等の固定手段により構造物に固定する。
図6は、この視線誘導灯1をトンネル20内に設けた場合の設置例を示しており、図中、符号21は車道を、22は車道21の両側に設けられた歩道を、23はトンネル20の内壁面を、それぞれ示している。この例では、車道21と歩道22との間に位置する路肩部の垂直面に視線誘導灯1を取り付けている。もちろん、視線誘導灯1は、トンネル内壁面23の適宜な高さ位置(例えば図中に符号aで示した位置)に取り付けてもよく、また、トンネル外の道路わきの壁面やガードレールのレール面等に取り付けることも可能である。さらに、視線誘導灯1は、例えば地下駐車場へのカーブした進入路の側壁面や、地下駐車場内の側壁面に取り付けたり、道路わきに位置する障害物に取り付けたりして、これらの側壁面や障害物等を車両運転者に視認させるという用途に用いることも可能である。
【0025】
次いで、動作を説明する。各LEDランプ3からの光は、主にその樹脂モールド頂部から前方に出射され、概ね側面2d方向へ向かう光として、導光板2内に入射する。ここで、図2に矢印で示すように、LEDランプ3から直接導光板2の前面2aへ入射した光は、入射角が臨界角よりも大きいために前面2aで全反射されて、側面2d方向に伝播してゆく。
一方、LEDランプ3から直接に、もしくは前面2a等での反射を経て導光板2の背面2bへ入射した光は、背面2bに形成されている凹凸により乱反射されて、ランダムな方向へ拡散される。そして、導光板2の前面2aに向かって反射された光は、そのうち、前面2aへの入射角が臨界角よりも小さい光のみが前面2a(光出射面)から外方へ出射される。他方、臨界角よりも大きい入射角で前面2aに入射した光は、前面2aで全反射されて、再び背面2b側へ向かう。
また、背面2bを透過して外方(後方)へ出射した光は、透明な粘着剤8の層を経て光反射シート材5の表面に入射し、この光反射シート材5の表面で反射・拡散され、再び粘着剤8の層を経て背面2bから導光板2内へ入射する。
さらに、背面2bの凹凸、光反射シート材5及び背板10b、あるいは光反射シート材9による反射・拡散を繰り返すうちに、導光板2内を、導光板2の長手方向に進行する光の成分(比率)が増加してくる。この方向に反射された光は、導光板2長手方向両端の端面2e,2eへ入射し、これらの端面2e,2e(光出射面)から外方へ、主に左右側方向きの光として出射される。
したがって、LEDランプ3を点灯させると、導光板2の前面2a全体が、ほぼ均一な明るさ(輝度)で発光して見えるとともに、導光板2の端面2e,2eも、前面2aと同等もしくはそれ以上の明るさ(輝度)で発光して見えることとなる。
【0026】
以上のように構成された、この視線誘導灯1によれば、以下のような効果が得られる。すなわち、導光板2を用い、その板面(前面2a)と平行な方向に入射した光源(LEDランプ3)からの光を主に背面2bの凹凸(光拡散手段)で拡散して出射する構成であるので、厚みが薄い導光板2を使用しても均一な発光輝度が得られ、光源をプリズムの背面側に設置した従来例のように光源の寸法や光源からプリズムまでの距離によって視線誘導灯の厚み寸法が大きくなることがない。したがって、この視線誘導灯1は極めて薄型に形成することが可能であり、道路わきの構造物の壁面に取り付けた場合であっても、壁面からの突出量を小さくすることができて、道路を通行する車両や歩行者の邪魔になるようなおそれがない。そのため、既設の構造物に取り付ける場合でも、視線誘導灯を埋設するための凹部を構造物に形成する工程が不要となり、従来に比べて工事費を大幅に節減することが可能となる。
【0027】
また、視線誘導灯1を構造物の壁面に(埋設せずに)取り付けた場合、導光板2の端面2e,2eから出射された光が、壁面と略平行な略水平方向へ放射される。したがって、視線誘導灯1を壁面と略平行な方向から観察することになる遠方からの観察者(自動車の運転者等)からの視認性も良好となる。
【0028】
また、導光板2の背面2bに粘着剤8を介して光反射シート材5を貼着したことにより、導光板2の光出射面(2a,2e)の発光輝度(明るさ)が向上するという効果も得られる。種々の要素が複雑に絡み合っているために、この高輝度化を図れるという効果が得られる理由について明確に特定することは困難であるが、導光板2を構成する透明材料と透明な粘着剤8とは屈折率が互いに相違し、この屈折率の異なる粘着剤8(又は接着剤)が導光板2の背面2bの凹部(凹溝6)に僅かに入り込むために、光の屈折及び反射に微妙な影響を与えるレンズのような働きをし、その結果発光輝度が向上するものと考えられる。
因みに、本発明者が、LEDランプ3の発光輝度や、ケーシング10の構成というような他の条件を全く同一とし、形状及び大きさが全く等しい導光板2を用いて実験したところ、光反射シート材5を透明な粘着剤8により背面2bに貼着した場合は、単に光反射シート材5を背面2bに重ねて配設した(貼着はしなかった)場合に比べて、約20%の高輝度化が達成されていた。
【0029】
さらに、この視線誘導灯1では、車両の前照灯から放射される光が、再帰反射シート12で車両運転者の視線方向へ反射されるので、導光板2から出射する光のみの場合に比べて、より一層視認性が向上し、特に道路線形が曲折している箇所における視線誘導効果が向上するという効果も得られる。加えて、例えば停電や電線の切断事故等により、光源(LEDランプ3)が消灯しているような場合でも、再帰反射シート12による視線誘導は可能であるため、より一層の安全性を確保できるという効果も奏される。
【0030】
他方、一般的に複数の視線誘導灯を道路沿いに所定間隔で配設してゆく場合、先ず道路に沿って長い給電線を設置し、各視線誘導灯と前記給電線とを電線で接続して、複数の視線誘導灯が並列接続された状態としなければならず、従来は、その電気工事に多大な手間がかかっていた。
それに対し、この視線誘導灯1では、給電線16,17がケーシング10の両端から所定長さで延出しているので、複数の視線誘導灯1を設置する場合は、隣接する視線誘導灯1の給電線16,17同士をコネクタ18,19で順次連結してゆくだけで、各視線誘導灯1が並列接続された状態を得ることができる。
このように、いわゆる芋蔓式の電気接続が可能であり、別途配設した給電線と視線誘導灯とを接続する必要がないため、設置工事の作業性を大幅に向上させられるという効果も得られる。
【0031】
また、この視線誘導灯1は、給電線16,17に100ボルトの交流電力を供給し、各視線誘導灯1内で直流に整流するとともにLEDランプ3の定格電圧まで降圧する構成であるので、予めLEDランプ3の定格電圧まで降圧した直流電力を給電線に供給する場合と異なり、多数の視線誘導灯1を並列接続しても給電線16,17における電圧降下が抑制されるという効果も得られる。
さらにまた、視線誘導灯内の固定抵抗器からの発熱は避けられないが、この視線誘導灯1では、LEDランプ3と同数の固定抵抗器15を具備し、この固定抵抗器15とLEDランプ3とを1個ずつ交互に直列接続しているため、各固定抵抗器15からの発熱が視線誘導灯1のほぼ全体に分散する。これにより、視線誘導灯1が局部的に高温となることを防止できるので、例えば熱により導光板2が軟化・変形するような事故を防ぐことが可能となっている。
【0032】
図7〜図9は、本発明の別の実施形態に係る視線誘導灯1Aを示している。なお、前記実施形態の視線誘導灯1と同一又は相当する構成要素については、同じ符号を付して、重複する説明を省略する。また、図8では、導光板2Aの断面を示すハッチングの図示を省略している。
この視線誘導灯1Aでは、透明材料からなる長方形状の導光板2Aの背面2bに、導光板2Aの長手方向(LEDランプ3からの光の入射方向と略直角方向)に延在する複数の凹溝25(光拡散手段の一例)が、間隔をおいて互いに平行に形成されている。各凹溝25は、レーザ加工により略正三角形状断面に形成されており、その溝内面は光を乱反射する粗面となっている。また、背面2bの、隣接する凹溝25間の部分は、前面2aと平行な鏡面部26となっている。各鏡面部26には前面2a及び端面2eと同様の鏡面処理が施されている。
各凹溝25は互いに等しい溝幅(ここでは溝幅約1mm前後)に形成されているが、隣接する凹溝25相互の間隔は、ランプ収容穴4に収容されたLEDランプ3から遠ざかるに従って徐々に狭くなっている。(よって、導光板2A長手方向と直角の方向に係る鏡面部26の幅は、LEDランプ3から離間した鏡面部26ほど狭くなっている。)
【0033】
次いで、動作を説明する。図8に示すように、各LEDランプ3から出射され導光板2A内へ入射した光のうち、直接導光板2Aの前面2aへ入射した光、及び背面2bの鏡面部26へ入射した光は、入射角が大きいために前面2aや鏡面部26で全反射されて、導光板2Aの側面2d方向に伝播してゆく。
一方、LEDランプ3から直接に、もしくは前面2aや鏡面部26での反射を経て凹溝25へ入射した光は、粗面に形成されている凹溝25の内面で乱反射されて、ランダムな方向へ向かう。ここで、導光板2Aの前面2aに向かって反射された光は、そのうち、前面2aへの入射角が臨界角よりも小さい光のみが前面2aから外方へ出射され、他方、臨界角よりも大きい入射角で前面2aに入射した光は全反射されて、背面2b側へ向かう。
【0034】
以上のように構成された、この視線誘導灯1Aにあっては、LEDランプ3からの光が凹溝25の部分でのみ拡散・乱反射され、それ以外の部分では基本的に全反射される。そのため、視線誘導灯1Aを前面側から見た場合、恰も凹溝25の部分だけが明るく(高輝度に)発光し、他の部分はほとんど発光していないように見えることになる。このように、LEDランプ3からの光が凹溝25部分に集中するため、遠方からの視認性が極めて良好となる。
また、複数の凹溝25は、LEDランプ3から離間した凹溝25ほど、それに到達する光エネルギーが小さくなり、凹溝25の1本ごとの輝度は低く(暗く)見えることになるが、この視線誘導灯1Aでは、LEDランプ3から遠ざかるに従って凹溝25相互の間隔を狭くし、輝度の低下を凹溝25の密度上昇で補うようにしている。そのため、遠方から見た場合、恰も導光板2Aの前面2a全域にわたって輝度ムラが生じていないように見えるという利点も得られる。
【0035】
さらに、例えば凹溝25の内面が鏡面(滑面)であると、反射した光が導光板2Aの前面2aに向かうように、凹溝25のLEDランプ3側の内面の傾斜角度を高精度に設定する必要があるが、この視線誘導灯1Aでは、凹溝25の内面が粗面であるので、溝形状にさほどの正確さが要求されず(例えば略半円形状断面の凹溝となっていても問題は生じず)、そのために低コストで製作できるという利点も得られる。
【0036】
因みに、図8には示さなかったが、この導光板2Aを用いた視線誘導灯1Aにおいても前記視線誘導灯1と同様、導光板2Aの背面2bに透明な粘着剤又は接着剤を介して光反射シート材を貼着すれば、光出射面の発光輝度がより一層向上するという効果が得られる。
【0037】
なお、本発明における光拡散手段は以上で説明したものに限定されず、例えば導光板の背面に、凹溝に代えて円錐形,半球形等のドット状の凹部もしくは凸部を多数形成し、これにより光を拡散する構成とすることも考えられる。
また、例えば図10に示す導光板2Bのように、背面2bは平滑面もしくは鏡面とし、この背面に光拡散性物質による多数の光拡散ドット27を添着して、これらの光拡散ドット27により光を拡散する構成とすることも考えられる。光拡散性物質は特に限定されないが、一般的には白色インク又は白色塗料を用いるのが好ましく、これらを印刷又は塗布して乾燥させることにより、導光板2Bの背面2bに固着させることができる。
【0038】
また、光拡散手段以外の構成も前記実施形態に限定されず、例えば前記では、導光板の一側端部のみに光源を設けたが、この一側端部と対向する他側端部にも光源を配置した構成とすることも考えられる。
【0039】
また、前記では光源(LEDランプ)を導光板に埋設したが、例えば光源を導光板の長辺方向に沿う側面に近接して配設するとともに、この光源をケーシングと一体もしくは別体に形成した適宜な光反射部材(リフレクタ)により覆って、光源からの光を前記側面から導光板内に入射させるように構成することも考えられる。
【0040】
また、前記では導光板の長手方向の両端面を光出射面としたが、例えば車両の走行方向上流側に向かう端面のみを光出射面とし、他方の端面は光反射部材(光漏洩防止部材)で覆った構成とすることも考えられる。
【0041】
さらに、前記では光反射部材として再帰反射シートを用いたが、光反射部材は再帰反射性を有するものであればよく、自動車の後部に取り付けられているような再帰反射板(再帰反射レンズ)を用いることも考えられる。また、こうした光反射部材の反射面を、導光板の前面に対して傾斜した状態に取り付けることも考えられる。
【0042】
導光板を、光源の発光色と同色もしくは類似した色に着色された着色透明材料で形成することも考えられる。この場合には、光源の消灯時にも、外部からの光が入射すれば、導光板が点灯時とほぼ同じ色で光って見えるという効果が得られる。
【0043】
さらにまた、前記では視線誘導灯を横長に設置した例を示したが、道路わきの支柱等に取り付ける場合は、本発明に係る視線誘導灯を縦長に(すなわち、その長手方向を略垂直方向に向けて)設置することも考えられる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る視線誘導灯は極めて薄型に形成することが可能であり、道路わきの構造物の壁面に取り付ける場合であっても、壁面からの突出量を小さくすることができて、道路を通行する車両や歩行者の邪魔になるようなおそれがない。そのため、既設の構造物に取り付ける場合でも、視線誘導灯を埋設するための凹部を構造物に形成する工程が不要となり、従来に比べて工事費を大幅に節減することが可能となる。
また、少なくとも前面は、入射角が臨界角よりも小さい光のみが前面から外方へ出射され、臨界角よりも大きい入射角で前面に入射した光は前面で全反射されるように鏡面処理されているので、効果的な出射光が得られる。
また、前面に対向する背面に微細な複数の凹溝が形成されているので、光反射シート材とともに、乱反射による高い拡散効果が得られる。
【0045】
また、導光板の長手方向の端面を光出射面としたものでは、その端面から出射された光が構造物の壁面と略平行な方向へ放射されるので、視線誘導灯の設置場所から遠方の観察者に対する視認性も良好となる。
【0046】
また、導光板の背面に、透明な粘着剤又は接着剤を介して光反射シート材を貼着したものでは、導光板の光出射面をより一層高輝度に発光させることが可能となる。
【0047】
また、ケーシングの前面に光反射部材を取り付けたものでは、車両の前照灯から放射される光を車両運転者の視線方向へ反射することにより視認性を一層向上させられるとともに、光源が消灯している場合でも視線誘導が可能となるため、より一層の安全性を確保できるという効果が得られる。
【0048】
また、光源への給電線の両端部をケーシング外に延出させたものでは、複数の視線誘導灯を並べて設置する場合、隣接する視線誘導灯の給電線同士を順次連結してゆくだけで、各視線誘導灯の光源部が並列接続された状態を得ることができ、給電線を別途配設して視線誘導灯と接続する必要がないため、設置工事の作業性を大幅に向上させられるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る視線誘導灯の、一部を省略して示した正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図3】図1の視線誘導灯の要部拡大断面図である。
【図4】図1の視線誘導灯の分解斜視図である。
【図5】図1の視線誘導灯に係る電気配線図である。
【図6】視線誘導灯の設置状態を示す説明図である。
【図7】本発明の別の実施形態に係る視線誘導灯の、一部を省略して示した正面図である。
【図8】図7のB−B線に沿う拡大断面図である。
【図9】図7の視線誘導灯に用いられる導光板の拡大断面図である。
【図10】導光板の別の形態を示す拡大断面図である。
【図11】従来の視線誘導灯を示す図であって、(a)は視線誘導灯の概略横断面図、(b)は視線誘導灯を設置した道路の斜視図である。
【符号の説明】
1,1A 視線誘導灯
2,2A,2B 導光板
2a 前面(光出射面)
2b 背面
2e 端面(光出射面)
3 LEDランプ(光源)
5 光反射シート材
6 凹溝
7 突条
8 粘着剤
10 ケーシング
12 再帰反射シート(光反射部材)
16,17 給電線
25 凹溝
27 光拡散ドット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a line-of-sight guide lamp which is installed on, for example, a road shoulder, a roadside wall, a rail surface of a guard rail, an inner wall surface of a tunnel, etc. to clearly indicate road alignment, driving lane width, and the like.
[0002]
[Prior art]
FIG. 11 shows a conventional line-of-sight guide lamp described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-126506. The line-of-
The
In such a conventional line-of-
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional line-of-
In addition, although the light from the
[0004]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a line-of-sight guide lamp that can be reduced in thickness and can be easily attached to the wall surface of an existing structure. It is.
Moreover, in addition to the said objective, it aims at provision of the line-of-sight guide lamp from which favorable visibility is obtained also when it sees from a substantially parallel direction with respect to the wall surface of the structure used as attachment object.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the object, the line-of-sight guide lamp according to the present invention is made of a transparent material,Only the light whose incident angle to the front surface is smaller than the critical angle is emitted outward from the front surface, and the light incident on the front surface with an incident angle larger than the critical angle is totally reflected on the front surface,At least the front surface is configured as a light exit surface that has been mirror-finished, andA light diffusing means in which a plurality of fine grooves formed by laser processing are formed, and a light reflecting sheet material.A light guide plate and a light source embedded in or close to at least one side end of the light guide plate,The light from the light source is incident on the inside of the light guide plate, and only the light whose incident angle to the front is smaller than the critical angle is emitted outward from the light emitting surface on the front, and the incident angle larger than the critical angle is incident on the front surface. The incident light is totally reflected on the front surface, enters the light guide plate provided with the light diffusing means toward the back side, diffuses by the light diffusing means, and is reflected to the front side by the light reflecting sheet material.It is configured.
[0006]
In the above-described configuration, the light guide plate is formed in an elongated rectangular shape, the light source is disposed along the longitudinal direction of the light guide plate, and at least one end surface in the longitudinal direction of the light guide plate is mirror-finished. It is composed of.
[0007]
Moreover, the said structure WHEREIN: The light-diffusion means is comprised by the unevenness | corrugation provided in the back surface of the light-guide plate.
[0008]
Further, in the above configuration, the light diffusing means includes a plurality of concave grooves provided on the back surface of the light guide plate so as to extend in a direction substantially perpendicular to the incident direction of light from the light source. The grooves are arranged so that the interval between the concave grooves becomes narrower as the distance from the light source increases.
[0009]
Moreover, the said structure WHEREIN: The light reflection sheet material is affixed on the back surface of the light-guide plate through the transparent adhesive or the adhesive agent.
[0010]
Moreover, in the said structure, a light-diffusion means is comprised with the light-diffusion substance printed or apply | coated to the back surface of the light-guide plate.
[0011]
Moreover, the said structure WHEREIN: The casing which covers the side edge part by which the light source is arrange | positioned at least of the light-guide plate is provided, and the light reflection member is attached to the front surface of this casing.
[0012]
In the above configuration, a casing is provided to cover at least a side end portion of the light guide plate on which the light source is disposed, and a power supply line to the light source extends along the side end portion of the light guide plate in the casing. The both ends of the power supply line extend out of the casing with a predetermined length.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a line-of-sight guide lamp according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
The line-of-
[0014]
In the present invention, the dimensions, aspect ratio, etc. of the light guide plate are not particularly limited, but the
In FIGS. 1 and 4, the intermediate portion in the longitudinal direction of the
[0015]
In the drawing,
The
[0016]
On the other hand, a plurality of
[0017]
The
Hereinafter, the unevenness of the
[0018]
As the light reflecting
The light reflecting
As the pressure-sensitive adhesive 8, various pressure-sensitive adhesives such as natural rubber and synthetic rubber can be used. Further, instead of the pressure-sensitive adhesive 8, it is also possible to use a transparent adhesive (including one that becomes transparent when dried).
Incidentally, if one surface of the so-called “double-sided tape” is attached to the
In the present invention, the pressure-sensitive adhesive 8 (or adhesive) does not have to be transparent in a strict sense, and it is also possible to use a transparent material that is slightly translucent.
[0019]
On the
[0020]
As described above, the
[0021]
Although the length of the
In this embodiment, all the surfaces other than the light emitting surface of the
[0022]
A retroreflective sheet 12 (an example of a light reflecting member) is attached to the front surface (outer surface) of the
[0023]
FIG. 5 is an electrical wiring diagram relating to the line-of-
With the configuration as described above, when an AC voltage of 100 volts is applied between the pair of
[0024]
When this
FIG. 6 shows an installation example in the case where this line-of-
[0025]
Next, the operation will be described. The light from each
On the other hand, light incident on the
The light transmitted through the
Furthermore, the light component that travels in the longitudinal direction of the
Therefore, when the
[0026]
According to the line-of-
[0027]
When the line-of-
[0028]
Moreover, the light-emitting luminance (brightness) of the light-emitting surface (2a, 2e) of the light-
Incidentally, when the present inventor conducted an experiment using the
[0029]
Furthermore, in this line-of-
[0030]
On the other hand, when a plurality of line-of-sight guide lights are generally arranged at predetermined intervals along the road, first, a long power supply line is installed along the road, and each line-of-sight guide light and the power supply line are connected by electric wires. Thus, a plurality of line-of-sight guide lights must be connected in parallel, and conventionally, the electrical work has taken a lot of work.
On the other hand, in this line-of-
In this way, so-called vine-shaped electrical connection is possible, and it is not necessary to connect a separately provided power supply line and line-of-sight guide lamp, so that the workability of installation work can be greatly improved.
[0031]
In addition, the line-of-
Furthermore, although heat generation from the fixed resistor in the line-of-sight guide lamp is unavoidable, the line-of-
[0032]
7 to 9 show a line-of-
In this line-of-
Each
[0033]
Next, the operation will be described. As shown in FIG. 8, among the light emitted from each
On the other hand, light incident on the
[0034]
In the line-of-
Moreover, as for the several groove |
[0035]
Furthermore, for example, when the inner surface of the
[0036]
Incidentally, although not shown in FIG. 8, in the line-of-
[0037]
Incidentally, the light diffusing means in the present invention is not limited to those described above, for example, on the back surface of the light guide plate, a large number of dot-shaped concave portions or convex portions such as cones and hemispheres are formed instead of the concave grooves, It can also be considered that the light is diffused.
Further, for example, as in the light guide plate 2B shown in FIG. 10, the
[0038]
Further, the configuration other than the light diffusing means is not limited to the above embodiment. For example, in the above, the light source is provided only at one side end of the light guide plate, but the other side end facing the one side end is also provided. A configuration in which a light source is arranged is also conceivable.
[0039]
In the above description, the light source (LED lamp) is embedded in the light guide plate. For example, the light source is disposed close to the side surface along the long side direction of the light guide plate, and the light source is formed integrally or separately from the casing. It is also conceivable that the light source is covered with an appropriate light reflecting member (reflector) so that light from the light source enters the light guide plate from the side surface.
[0040]
In the above description, both end surfaces in the longitudinal direction of the light guide plate are light emitting surfaces. For example, only the end surface facing the upstream side in the running direction of the vehicle is a light emitting surface, and the other end surface is a light reflecting member (light leakage prevention member). It is also conceivable to have a configuration covered with.
[0041]
Further, in the above description, the retroreflective sheet is used as the light reflecting member. However, the light reflecting member only needs to have retroreflectivity, and a retroreflective plate (retroreflective lens) attached to the rear part of the automobile is used. It can also be used. It is also conceivable to attach the reflecting surface of such a light reflecting member so as to be inclined with respect to the front surface of the light guide plate.
[0042]
It is also conceivable to form the light guide plate with a colored transparent material colored in the same color as or similar to the emission color of the light source. In this case, if the light from the outside is incident even when the light source is turned off, an effect is obtained that the light guide plate appears to shine with substantially the same color as when the light is turned on.
[0043]
Furthermore, in the above, the example in which the line-of-sight guide lamp is installed horizontally is shown. However, when the line-of-sight guide lamp according to the present invention is installed in a vertically long direction (that is, its longitudinal direction is substantially vertical). It is also possible to install it.
[0044]
【The invention's effect】
As described above, the line-of-sight guide lamp according to the present invention can be formed very thin, and even when it is attached to the wall surface of a roadside structure, the amount of protrusion from the wall surface can be reduced. And there is no risk of getting in the way of vehicles and pedestrians traveling on the road. Therefore, even when it is attached to an existing structure, a step of forming a recess for embedding the line-of-sight guide light in the structure is unnecessary, and the construction cost can be greatly reduced as compared with the conventional structure.
At least the front surface is mirror-treated so that only light with an incident angle smaller than the critical angle is emitted outward from the front surface, and light incident on the front surface with an incident angle larger than the critical angle is totally reflected at the front surface. Therefore, effective outgoing light can be obtained.
In addition, since a plurality of fine grooves are formed on the back surface facing the front surface, a high diffusion effect by irregular reflection can be obtained together with the light reflecting sheet material.
[0045]
In addition, in the case where the longitudinal end face of the light guide plate is a light emitting face, the light emitted from the end face is emitted in a direction substantially parallel to the wall surface of the structure. Visibility to the observer is also improved.
[0046]
Further, when the light reflecting sheet material is attached to the back surface of the light guide plate via a transparent adhesive or adhesive, the light exit surface of the light guide plate can emit light with higher brightness.
[0047]
In addition, in the case where a light reflecting member is attached to the front surface of the casing, the light emitted from the headlight of the vehicle is reflected in the direction of the line of sight of the vehicle driver, so that the visibility is further improved and the light source is turned off. Since the gaze guidance is possible even when the camera is on, it is possible to obtain an effect of further ensuring safety.
[0048]
In addition, in the case where a plurality of line-of-sight guide lights are installed side by side with both ends of the power supply line to the light source extending outside the casing, only the power lines of adjacent line-of-sight guide lights are connected sequentially, It is possible to obtain a state in which the light source portions of each line-of-sight guide light are connected in parallel, and it is not necessary to separately arrange a power supply line and connect to the line-of-sight guide light, so that the workability of installation work can be greatly improved. An effect is obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a line-of-sight guide lamp according to an embodiment of the present invention with a part thereof omitted.
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view taken along the line AA of FIG.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of a main part of the line-of-sight guide lamp of FIG. 1;
4 is an exploded perspective view of the line-of-sight guide lamp of FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is an electrical wiring diagram according to the line-of-sight guide lamp of FIG. 1;
FIG. 6 is an explanatory diagram showing an installation state of a line-of-sight guide lamp.
FIG. 7 is a front view of a line-of-sight guide lamp according to another embodiment of the present invention, with a part thereof omitted.
8 is an enlarged cross-sectional view taken along line BB in FIG.
9 is an enlarged cross-sectional view of a light guide plate used in the line-of-sight guide lamp of FIG.
FIG. 10 is an enlarged sectional view showing another embodiment of the light guide plate.
11A and 11B are diagrams showing a conventional line-of-sight guide light, wherein FIG. 11A is a schematic cross-sectional view of the line-of-sight guide light, and FIG. 11B is a perspective view of a road where the line-of-sight guide light is installed.
[Explanation of symbols]
1,1A Gaze guidance light
2,2A, 2B Light guide plate
2a Front (light exit surface)
2b back
2e End face (light exit face)
3 LED lamp (light source)
5 Light reflecting sheet material
6 groove
7 ridges
8 Adhesive
10 Casing
12 Retroreflective sheet (light reflecting member)
16, 17 Feed line
25 groove
27 Light diffusion dots
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