JP3633425B2 - レール付き長押 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内の壁面上部に沿って取り付けられて下端部に長手方向のレールを設けたレール付き長押に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般住宅にあっては、部屋の有効活用のために、ハンガー等を掛けるためのフックを長押に釘打ちして取り付ける光景がみられる。そこで、長押自体の下端部にフック等を吊下げるためにレールを形成することが採用されている。(例えば、実開昭59−57644号公報等)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような長押は、室内の壁面上部にビス等で止められるため、このビスを打ち付けた個所の外観が室内の美観を損なうものであった。また、近年の多種多様な室内の利用に伴って、上記長押の外観に関しても、利用者の好みや室内の装飾に合わせて、各種の化粧性を施して欲しいという要望がある。さらに、上記レールに吊下げるものは、ハンガー用のフック以外に、棚や額等の多様な要望があり、そのため、上記レールの大きさも多様なものを使用するようになっている。
【0004】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、良好な美観を呈することのできるレール付き長押を提供することにある。
【0005】
また、本発明の他の目的とするところは、吊下げるものの種類や大きさに応じてレールの大きさを変更しても、対応することができるレール付き長押を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のレール付き長押は、室内の壁面上部に沿って取り付けられて下端部に長手方向のレールを設けたレール付き長押において、下端部に上記レールを付設し、壁面に固定したベース材と、上記ベース材の上面から前面を覆って上記ベース材の固定部を被覆してなる化粧板を具備したことを特徴とする。上記によって、ベース材や固定金具が露出しないため、良好な美観を呈することができるものである。
【0007】
そしてこのレール付き長押は、上記化粧板が、上面から前面を覆う第1の化粧部材と、この第1の化粧部材の下端に接着した第2の化粧部材からなり、かつ、第1の化粧部材に第2の化粧部材を接着した接着部の位置が変更自在であることを特徴とする。上記によって、第2の化粧部材が第1の化粧部材の下端に接着する接着部の位置を調整することにより、化粧板の垂直方向の長さを変更することができるものである。その結果、上記レール付き長押は、上記ベース材に下設したレールの大きさを吊下げるものの種類や大きさに応じて変更しても、化粧板の垂直方向の長さを自在に調整することができるものである。
【0008】
請求項2記載のレール付き長押は、請求項1記載のレール付き長押において、上記ベース材が、下端部に長手方向の溝が形成しており、この溝内にレールが収容されていることを特徴とする。上記によって、上記溝内に収容可能な限り、レールの大きさを吊下げるものの種類や大きさに応じて変更することができるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1、2は、本発明の参考例となる実施の形態の一例を示し、図1はレール付き長押の取り付け状態を示した断面図、図2(a)(b)は部材毎の斜視図である。
【0010】
上記レール付き長押は、室内の壁面10の上部に沿って取り付けられるものである。上記レール付き長押は、壁面10に固定されたベース材1と、このベース材1の上面3から前面4を覆う化粧板2とを備える。
【0011】
上記ベース材1は、ベース材本体1aとベース材本体1aに長手方向にわたって下設したレール1bからなる。上記ベース材本体1aは、その前面4の略中央に、長手方向にわたって条溝5が形成されており、この条溝5内に形成したネジ孔にビス等の固定金具6を挿入し、壁面10内部の柱7に固定されている。また、上記レール1bは、上記ベース材本体1aの下端部に設けられており、互いの方向に突出する1対のレール片8、8と、このレール片8、8を架橋して上記ベース材本体1aの底部12に釘11で付設された架橋片9を備えている。上記架橋片9の幅は、上記ベース材本体1aの底部12の幅と略同一に形成されている。なお、上記レール片8、8には、フック13等が複数個取り付けられている。また、上記ベース材本体1aの上端部は、長手方向にわたって壁面10から前上方に傾斜した傾斜面15と、略半分の位置から上方に延設した面16と上記前面4とで形成される突出片14を設けている。この突出片14の上端は水平に形成されている。
【0012】
上記化粧板2は、ベース材1の前面4を覆う前板21と、前板21の上端から壁側に水平に延設する上板22と、上板22の壁側端部から垂下した後板23を備え、前板21に意匠上で様々な模様のものが形成されたものである。上記化粧板2は、前板21でベース材1の前面4を覆うので、固定金具6を挿入した条溝5を隠すものである。また、上記化粧板2は、上記前板21の下端が、レール1bより下方にまで延設しており、離れた場所から、上記レール片8、8が見え難いように形成されている。上記化粧板2は、上記前板21、上板22、及び、後板23で形成される凹部24に、上記突出片14の先端が嵌合される。なお、化粧板2は、接着剤でベース材1に接合されるものである。上記化粧板2は、上記前板21、上板22、及び、後板23で、ベース材本体1aの上面3である突出片14を覆うように形成されている。
【0013】
上記レール付き長押は、上記化粧板2がベース材1の上面3及び前面4を覆うので、ベース材1や固定金具6が露出しないため、良好な美観を呈することができるものである。
【0014】
図3は、請求項1に係る発明に対応する実施の形態の一例を示し、取り付け状態の断面図である。上記参考例となるレール付き長押と異なる点のみ説明する。
【0015】
上記レール付き長押は、壁面10に固定されたベース材1と化粧板2を備え、上記化粧板2は、上記ベース材1の上面3から前面4を覆う第1の化粧部材2aと、この第1の化粧部材2aの下端に接着した第2の化粧部材2bから構成されている。上記第1の化粧部材2aは、条溝5より上側の前面4を覆う第1の前板31と、第1の前板31の上端から壁側に水平に延設する第1の上板32を備えている。上記第2の化粧部材2bは、下地板33と、この下地板33の上端部を覆って第2の上板34、この下地板33の前面を覆って第2の前板35、及び、下地板33の下端部を覆って下板36が形成されている。上記レール付き長押は、これら第1の上板32、第1の前板31、第2の上板34、第2の前板35、及び、下板36に意匠上で様々な模様のものが形成されている。上記第2の前板35は、その中央部に長手方向にわたって意匠性を有する凹状の模様が形成されている。上記第2の化粧部材2bは、固定金具6を挿入した条溝5、ベース材1の条溝5より下側の前面4を隠し、さらに、その下端をレール1bより下方にまで延設しているため、離れた場所から、上記レール片8、8を見え難いようにしている。
【0016】
上記レール付き長押は、第2の化粧部材2bが第1の化粧部材2aの下端に接着する接着部37の位置を調整することにより、化粧板2の垂直方向の長さを変更することができるものである。その結果、上記レール付き長押は、上記ベース材1に下設したレール1bの大きさを吊下げるものの種類や大きさに応じて変更しても、レール1bを隠すために、化粧板2の垂直方向の長さを自在に調整することができる。また、上記レール付き長押は、上記化粧板2がベース材1の上面3及び前面4を覆うので、ベース材1や固定金具6が露出しないため、良好な美観を呈することができるものである。
【0017】
図4は、その他の参考例となる実施の形態を示し、取り付け状態の断面図である。上記レール付き長押と異なる点のみ説明する。
【0018】
上記レール付き長押は、壁面10に固定されたベース材1と、このベース材1の上面3から前面4を覆う化粧板2とを備える。上記レール付き長押は、上記ベース材1の前面4の下端に、レール1bを取り付けるベース材本体1aの底部12より突出して突起片42を有する。上記ベース材1は、その下端部の壁側に、上記突起片42の後面43、底部12、及び壁面10とで長手方向に溝41を形成しており、この溝41の内側にレール1bを収容している。上記レール1bは、上記溝41内に収容可能な限り、上記レール1bの架橋片9の幅や、レール片8,8の高さを、吊下げるものの種類や大きさに応じて変更することができるものである。
【0019】
また、上記化粧板2は、ベース材1の前面4を覆う前板21と、前板21の上端から壁側に水平に延設する上板22を備え、その前板21の下端部が上記突起片42の前面44と下先端面45を覆う形状となっている。上記化粧板2は、この前板21に意匠上で様々な模様のものが形成されている。上記レール付き長押は、上記化粧板2がベース材1の上面3及び前面4を覆うので、ベース材1や固定金具6が露出しないため、良好な美観を呈することができるものである。
【0020】
【発明の効果】
請求項1記載のレール付き長押は、ベース材や固定金具が露出しないため、良好な美観を呈することができ、特に、第2の化粧部材が第1の化粧部材の下端部に接着する接着部の位置を調整することにより、いちいち異なる化粧板を準備することなく、化粧板の垂直方向の長さを変更することができる。その結果、上記レール付き長押は、上記ベース材に下設したレールの大きさを吊下げるものの種類や大きさに応じて変更しても、化粧板の垂直方向の長さを自在に調整することができるものである。
【0022】
さらに、請求項2記載のレール付き長押は、特に、上記溝内に収容可能な限り、レールの大きさを吊下げるものの種類や大きさに応じて変更することができる。その結果、上記レール付き長押は、上記ベース材に下設したレールの大きさを吊下げるものの種類や大きさに応じて変更しても、化粧板を変更することを必要としないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例を示した取り付け状態の断面図ある。
【図2】同参考例を示し、(a)はベース材の斜視図、(b)は化粧の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態の一例を示した取り付け状態の断面図ある。
【図4】本発明の他の参考例を示した取り付け状態の断面図ある。
Claims (2)
- 室内の壁面上部に沿って取り付けられて下端部に長手方向のレールを設けたレール付き長押において、下端部に上記レールを付設し、壁面に固定したベース材と、上記ベース材の上面から前面を覆って上記ベース材の固定部を被覆してなる化粧板を具備し、上記化粧板が、上面から前面を覆う第1の化粧部材と、この第1の化粧部材の下端に接着した第2の化粧部材からなり、かつ、第1の化粧部材に第2の化粧部材を接着した接着部の位置が変更自在であることを特徴とするレール付き長押。
- 上記ベース材が、下端部に長手方向の溝が形成しており、この溝内にレールが収容されていることを特徴とする請求項1記載のレール付き長押。
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