JP3630335B2 - WIPER FRAME AND METHOD OF Fastening WIPER FRAME CYLINDER MEMBER AND BRACKET - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ワイパ動作を行うピボットシャフトを回動可能にして車体に支持するのに利用されるワイパフレームおよびワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワイパ動作を行うピボットシャフトを回動可能にして車体側に支持するワイパフレームとしては、パイプ形状の筒部材のほぼ中央に、ワイパモータを取付けた板形状のブラケットが電気的溶接(抵抗溶接)によって固定され、筒部材の両端でピボットシャフトを回動可能に支持するとともに車体に固定されるピボットホルダが配置されているものが知られている。
【0003】
ピボットシャフトの基端部には、リンクを介してワイパモータの出力軸が連結され、ピボットシャフトの先端部には、車体パネルの外側でワイパブレードを装着したワイパアームが結合されるため、ワイパモータの回転力によってリンクを介しピボットシャフトが往復回動することによって、ワイパアームが払拭面上を往復で揺動し、ワイパブレードがワイパアームに内蔵されたアームスプリングによって払拭面に圧接しながら往復で回動して、ワイパブレードにて払拭面を往復で拭う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したワイパフレームでは、パイプ形状の筒部材に板形状のブラケットが電気的溶接(抵抗溶接)によって固定されているため、パイプ形状の部材と板形状の部材とを接合するに際し、電気的溶接により確実に行うのに熟練をともなうものであることや、電気的溶接においての品質管理が容易とは言い難いという問題点があり、熟練をともなわずに比較的容易に締結を行えるようにするという課題があった。
【0005】
【発明の目的】
この発明は、電気的溶接等と比べて容易にして、しかも確実に締結が行えるワイパフレームおよびワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法を提供することを目的としている。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係わるワイパフレームでは、ワイパモータが取付けられるブラケットと、筒状をなし、且つ上記ブラケットに固定される筒状部を有する筒部材を備えたワイパフレームであって、上記ブラケットは、上記筒部材の筒状部の湾曲形状に略等しい湾曲形状に形成されたフレーム結合部を有し、上記筒部材は、略筒状にして上記筒状部の中央に向け対称的に突出していてリベットを保持可能な一対のリベット保持部を有し、上記リベットを上記ブラケットのフレーム結合部に形成されたブラケット穴と上記一対のリベット保持部により形成されたリベット穴に通して、上記一対のリベット保持部において上記リベットを保持した状態で、上記リベットが加締められて上記筒部材が上記ブラケットに固定されている構成としたことを特徴としている。
【0008】
この発明の請求項2に係わるワイパフレームでは、ワイパモータが取付けられ且つブラケット穴を形成した板状のブラケットと、ピボットシャフトを回動可能に支持し且つ車体に固定されるピボットホルダを端部に配置しているとともに、上記ブラケットに固定される筒状部には中央に向け略筒状に対称的に突出して上記筒状部の内径寸法より小さい先端間の隙間をもち且つリベットを保持可能な一対のリベット保持部を有し、上記リベットを上記ブラケットのブラケット穴から上記一対のリベット保持部により形成されたリベット穴に通して、上記リベット保持部において上記リベットを保持した状態で、上記リベットが加締められて上記ブラケットに固定された筒部材を備えている構成としたことを特徴としている。
【0009】
この発明の請求項3に係わるワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法では、対向配置された一対のリベット穴成形治具の所定位置に筒状母材を配置し、上記筒状母材の外側に対称配置された一対のパンチにより、上記筒状母材の中央に向け略筒状にして対称的に突出し且つ突出先端間が上記筒状母材の内径寸法よりも小さい隙間寸法をもってリベットを保持可能な一対のリベット保持部を形成し、上記一対のリベット保持部によりリベット穴を成形した筒部材を得るリベット穴成形工程と、ブラケットにブラケット穴を成形するブラケット穴成形工程と、対向配置された一対のリベット加締め治具の所定位置に上記筒部材を配置し、上記ブラケットに形成したブラケット穴を上記筒部材のリベット穴上に配置するとともに、ブラケット穴からリベット穴にリベットを通して上記一対のリベット保持部によりリベットを保持し、一対のリベット保持部により保持されている上記リベットを加締めて上記ブラケットに上記筒部材を締結するリベット加締め工程を経ることを特徴としている。
【0010】
この発明の請求項4に係わるワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法では、リベット穴成形工程において、一対のうちの一方のリベット穴成形治具により、一対のうちの一方のリベット穴が成形された後に、一対のうちの他方のリベット穴成形治具により、一対のうちの他方のリベット穴が成形されることを特徴としている。
【0011】
この発明の請求項5に係わるワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法では、リベット穴成形工程において、一対のリベット穴成形治具により、一対のうちの一方のリベット穴および一対のうちの他方のリベット穴が同時に成形されることを特徴としている。
【0012】
【発明の作用】
この発明の請求項1に係わるワイパフレームにおいて、ブラケットと筒部材を固定するリベットは、筒部材の筒状部中央に向け略筒状にして対称的に突出している一対のリベット保持部によって保持されている状態で加締められている。それ故、リベットは、加締られる際に発生する横たわみ応力が一対のリベット保持部によって抑制されるため、座屈現象を起こすことなくブラケットと筒部材との固定を行なう。
【0013】
この発明の請求項2に係わるワイパフレームにおいて、ブラケットと筒部材を固定するリベットは、筒部材の筒状部の中央に向け略筒状にして対称的に突出して上記筒状部の内径寸法より小さい先端間の隙間をもつ一対のリベット保持部により保持されている状態で加締められている。それ故、リベットは、加締られる際に発生する横たわみ応力が一対のリベット保持部によって抑制されるため、座屈現象を起こすことなくブラケットと筒部材との固定を行なう。
【0014】
この発明の請求項3に係わるワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法において、リベット穴成形工程では筒状母材の中央に向け略筒状にして対称的に突出した一対のリベット保持部によりリベット穴を成形した筒部材が一対のリベット穴成形治具によって得られ、リベット穴成形工程に続いて行われるブラケット穴成形工程ではブラケットにブラケット穴が成形され、ブラケット穴成形工程に続いて行われるリベット加締め工程では、ブラケットのブラケット穴から筒部材のリベット穴にリベットが通されて一対のリベット保持部によりリベットが保持され、筒部材のリベット穴において一対のリベット保持部により保持されているリベットが加締められる。それ故、リベットは、加締られた際に発生する横たわみ応力が一対のリベット保持部によって抑制されるため、座屈現象を起こすことなくブラケットと筒部材との締結を行なう。
【0015】
この発明の請求項4に係わるワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法において、リベット穴成形工程では、筒状母材の中央に向け略筒状にして突出した一方のリベット保持部により成形されるリベット穴が一方のリベット穴成形治具によって成形された後に、筒状母材の中央に向け略筒状にして一方のリベット保持部に対称的に突出した他方のリベット保持部により成形されるリベット穴が他方のリベット穴成形治具によって成形されることによって筒部材が得られ、リベット穴成形工程に続いて行われるブラケット穴成形工程ではブラケットにブラケット穴が成形され、ブラケット穴成形工程に続いて行われるリベット加締め工程では、ブラケットのブラケット穴から筒部材のリベット穴にリベットが通されて一対のリベット保持部によりリベットが保持され、筒部材のリベット穴において一対のリベット保持部により保持されているリベットが加締められる。それ故、リベットは、加締られた際に発生する横たわみ応力がリベット保持部によって抑制されるため、それによって、座屈現象を起こすことなくブラケットと筒部材との締結を行なう。
【0016】
この発明の請求項5に係わるワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法において、リベット穴成形工程では筒状母材の中央に向け略筒状にして対称的に突出した一対のリベット保持部に成形されるリベット穴が一対のリベット穴成形治具によって同時的に成形することによって筒部材が得られ、リベット穴成形工程に続いて行われるブラケット穴成形工程ではブラケットにブラケット穴が成形され、ブラケット穴成形工程に続いて行われるリベット加締め工程では、ブラケットのブラケット穴から筒部材のリベット穴にリベットが通されて一対のリベット保持部によりリベットが保持され、筒部材のリベット穴において一対のリベット保持部により保持されているリベットが加締められる。それ故、リベットは、加締られた際に発生する横たわみ応力がリベット保持部によって抑制されるため、それによって、座屈現象を起こすことなくブラケットと筒部材との締結を行なう。
【0017】
【実施例】
図1ないし図11にはこの発明に係わるワイパフレームおよびワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法の一実施例が示されている。
【0018】
図1に示されるように、ワイパフレーム1は、図2に示されるワイパリンク装置20に用いられ、主として、フレーム本体(筒部材)2、第1のピボットホルダ3、第2のピボットホルダ4、モータブラケット(ブラケット)5から構成されている。ワイパリンク装置20は、第1、第2のピボットホルダ3、4に第1、第2のピボットシャフト7、8が回動可能に支持され、第1、第2のピボットシャフト7、8に第1、第2のピボットアーム9、10が結合され、両ピボットアーム9、10に第1のリンクコンロッド11が回転可能に結合され、モータブラケット5にワイパモータ12が固定され、ワイパモータ12に備えた出力軸12aにモータアーム13が結合され、このモータアーム13および第2のピボットアーム10に第2のリンクコンロッド14が回転可能に結合されている。
【0019】
フレーム本体2は金属製であって、円筒状をなす筒状部2aの他端近傍が、わずかに折り曲げられており、一端側に第1の潰部2bが形成され、他端側に第2の潰部2cが形成されている。
【0020】
第1、第2の潰部2b、2cは同一の形状をなすため、ここでは、図5に示される第1の潰部2bについてのみ説明する。
【0021】
第1の潰部2bは、筒状部2aの端部に対する潰し加工によって平面状をなす第1の接合平面2b1、第2の接合平面2b2を対向位置にもつ板状に成形されている。
【0022】
また、第1の潰部2bのほぼ中央には、第1、第2の接合平面2b1、2b2に連通した丸孔状のシャフトガイド孔2b3が形成されており、このシャフトガイド孔2b3は、後述する第1のピボットホルダ3に備えた軸受3bと同芯に配置され、この軸受3bの内径寸法よりもわずかに大きい内径寸法を有する。
【0023】
そして、第1の潰部2bのシャフトガイド孔2b3の外側には、第1の潰部2bの端部寄りの2個所に成形型位置決め部2b4、2b5がそれぞれ形成されている。これら成形型位置決め部2b4、2b5は、後述する第1のピボットホルダ3が樹脂成形される際に、成形型に対して位置決めするために用いられる。この場合、成形型位置決め部2b4、2b5は、シャフトガイド孔2b3の外側の2個所に形成されているが、2個所に限らず、1個所でも3個所でも、数が限定されるものではない。
【0024】
フレーム本体2は、筒状部2aが中空形状であるため、それ自体、曲げに対する強度があるとともに、第1の潰部2bの肉厚が筒状部2aの厚さ寸法よりも大きくなっているため、第1の潰部2bにおいて剛性が増し、結果的に、全体としての曲げ強度が大きくなっている。
【0025】
第2の潰部2cは、第1の潰部2bと同様にして、第1、第2の接合平面2
c1、2c2とシャフトガイド孔2c3と成形型位置決め部2c4、2c5を有する。
【0026】
フレーム本体2の第1の潰部2bには第1のピボットホルダ3が樹脂一体成形され、フレーム本体2の第2の潰部2cには第2のピボットホルダ4が樹脂一体成形されている。
【0027】
第1のピボットホルダ3および第2のピボットホルダ4は同一の形状をなすため、ここでは、図5に示される第1のピボットホルダ3についてのみ説明する。
【0028】
第1のピボットホルダ3には、フレーム本体2の第1の潰部2bおよびフレーム本体2の端部を覆うものとして略十字形状に成形されたホルダ本体3cのほぼ内側に、フレーム本体2の第1の潰部2bに備えた第1、第2の接合面2b1、2b2およびフレーム本体2の端部にそれぞれ接合されたピボットホルダ側の接合面3c1を有し、フレーム本体2の第1の潰部2bに備えたシャフトガイド孔2b3の内側に丸孔状の軸受3bが形成されている。この軸受3bは、第1の潰部2bのシャフトガイド孔2b3の同芯に配置されており、内径寸法は第1の潰部2bのシャフトカイド孔2b3の内径寸法よりも小さいため、軸受3bはシャフトガイド孔2b3の内周に向けて予め定められた肉厚寸法を有する。
【0029】
また、第1のピボットホルダ3には、ホルダ本体3cの端部寄りに、車体側固定部3c2が形成されている。車体側固定部3c2は、ホルダ本体3cの端部において二又状に突出しており、図2に示されるように、中央にゴム製のダンパ6が嵌め入れられ、このダンパ6を通して図示しないボルトによって車体パネルにねじ止められる。
【0030】
第1のピボットホルダ3は、図5に示されるフレーム本体2の第1の潰部2bの上方に配置された図示しない一方の成形型および第1の潰部2bの下方に配置された図示しない他方の成形型の一対の成形型によって樹脂成形されている。
【0031】
このとき、フレーム本体2の第1の潰部2bに備えられた成形型位置決め部2b4、2b5に他方の成形型に有する位置決めピンが挿入されることによって第1の潰部2bが他方の成形型に対して位置決められ、フレーム本体2の第1の潰部2bに備えたシャフトガイド孔2b3の内側に他方の成形型に有する軸受形成用凸部が配置され、この状態から、一方の成形型が第1の潰部2bの上方に配置されて、一方、他方の成形型が合わされ、内側に樹脂材料が注入される。その後に、一方、他方の成形型が分離されることによって、フレーム本体2の第1の潰部2bに備えたシャフトガイド孔2b3の内周に向けて予め定められた肉厚寸法を有する軸受3bが形成される。
【0032】
軸受3bは内径寸法と、この軸受3bに挿入されるピボットシャフト7の外径寸法との間に所定の回転隙間を形成しているため、メタル等の別部品を配置する必要がなく、ピボットシャフト7を回動自在に支持できる。
【0033】
第2のピボットホルダ4には、第1のピボットホルダ3と同様にして、シャフト支持部4aとホルダ本体4cとホルダ側の接合面4c1と軸受4bと車体側取付部4c2とを有する。
【0034】
フレーム本体2の両端に配置された第1、第2のピボットホルダ3、4の中間には、第1のリベット穴2d、第2のリベット穴2e、第3のリベット穴2f、が設けられている。
【0035】
第1、第2、第3のリベット穴2d、2e、2fは、いずれも同一の形状であるため、ここでは、図3に示される第1のリベット穴2dについてのみ説明する。
【0036】
フレーム本体2の第1のリベット穴2dは、後述するリベット穴成形治具31、32によって筒状部2aの径方向に貫通穴状に成形されており、この第1のリベット穴2dの第1開口部2d1には、略筒状にして筒状部2aの中央に向け突出した第1のリベット保持部2d3が形成され、第1開口部2d1に対向配置された第1のリベット穴2dの第2開口部2d2には、略筒状にして筒状部2aの中央に向け突出した第2のリベット保持部2d4が形成されている。
【0037】
第1、第2のリベット保持部2d3、2d4は、筒状部2aの外周寄りの両側から中央に向け対向して突出しているため、第1、第2のリベット保持部2d3、2d4は筒状部2aの中空部2yにおいて互いに接近しており、図3に示されるように、第1、第2のリベット保持部2d3、2d4の突出先端間の隙間寸法L1は、筒状部2aの内径寸法L2に比べて小さくなっている。それ故、第1のリベット穴2dの第1、第2のリベット保持部2d3、2d4は、対向配置されていて隙間寸法L1が筒状部2aの内径寸法L2よりも小さいため、図4に示されるリベット15が加締られる際に、横たわみ応力が生ずることはない。従ってこの横たわみ応力が生ずることによってリベット15が折れ曲がる、いわゆる座屈現象 ( buckling of column ) を防止する機能をもつ。座屈の発生によるリベットの曲りは、フレーム本体2の中空部2yに各リベット保持部2d3、2d4が形成されることによってなくなり、各リベット保持部2d3、2d4にリベット15が保持された状態で、リベット15が加締められた際に、リベット15の中間部が径方向に膨らむことによって各リベット保持部2d3、2d4による保持力が増大し、締結力も大きくなるため、振動等によって締結部が緩むことはない。また、各リベット穴2dの穴径は、強度に支障のない範囲で寸法公差が定められるため、組立ても容易になる。
【0038】
第2のリベット穴2eには、互いに連通接続された第3開口部2e1、第4開口部2e2が備えられており、第3開口部2e1に第3のリベット保持部2e3が形成されているとともに、第4開口部2e2に第4のリベット保持部2e4が形成されている。
【0039】
第3のリベット穴2fには、互いに連通接続された第5開口部2f1、第6開口部2f2が備えられており、第5開口部2f1に第5のリベット保持部2f3が形成されているとともに、第6開口部2f2に第6のリベット保持部2f4が形成されている。
【0040】
フレーム本体2の第1、第2、第3のリベット穴2d、2d、2dには、セミチューブラ型のリベット15、15、15の加締めによってモータブラケット5が固定されている。
【0041】
モータブラケット5には、略矩形であって板状のブラケット本体5aから3個所の第1、第2、第3のフレーム結合部5b、5c、5dがそれぞれ突出形成されている。第1、第2、第3のフレーム結合部5b、5c、5dはフレーム本体2の筒状部2aの湾曲形状に略等しい湾曲状に形成されており、リベット15、15、15を第1、第2、第3のフレーム結合部5b、5c、5dに設けられた丸穴(ブラケット穴)5b1、5c1、5d1とフレーム本体2の第1、第2、第3のリベット穴2d、2e、2fに通しリベット15、15、15が加締られている。
【0042】
このとき、図3,図4に示されるように、リベット15は、フレーム本体2の筒状部2aの内側において筒状部2aの外径寸法L2よりも小さい隙間寸法L1を有する第1、第2のリベット保持部2d3、2d4によって保持された状態で加締められるため、横たわみ応力が発生することがなく、座屈現象が起きることなく加締められる。
【0043】
フレーム本体2に対するモータブラケット5のリベット止めは、図6ないし図11に示される締結方法によって行われる。リベット穴成形治具30には対向配置された第1のリベット穴成形治具31および第2のリベット穴成形治具32が備えられ、リベット加締め治具50には対向配置された第1のリベット加締め治具51および第2のリベット加締め治具52が備えられている。図6、図7、図8には各リベット穴成形治具31、32を用いたリベット穴成形工程が示され、図9、図10、図11には各リベット加締め治具51、52を用いたリベット加締め工程が示されている。
【0044】
図6に示されるリベット穴成形の準備工程では、対向配置された第1のリベット穴成形治具31、第2のリベット穴成形治具32のあいだに筒形状をなす筒状母材2xが配置される。
【0045】
第1、第2のリベット穴成形治具31、32には、母材押え用凹部33a、
34aを有するベース33、34と、ベース33、34から離れた位置で戻しばね35、36によって結合された加圧部37、38とがそれぞれ備えられており、加圧部37、38の中央にリベット穴形成用のパンチ39、40がそれぞれ突出状態で取付けられている。
【0046】
パンチ39、40は、筒状母材2xの径方向に対向配置されており、突出している先端側に、中央部39b、40bの外径寸法よりも小さいものとしてテーパ状に形成されたリベット保持部形成用テーパ状部39a、40aがそれぞれ形成されている。
【0047】
筒状母材2xが母材押え部33a、34aによって支持された第1、第2のリベット穴成形治具31、32は、図7に示される加圧工程において、加圧部37、38が位置Aから位置Bまでベース33、34に対して押圧移動される。
【0048】
この加圧工程において、加圧部37、38のパンチ39、40は、リベット保持部形成用テーパ状部39a、40aが筒状母材2xの外側面から中心に向け予め定められた距離だけそれぞれ押圧移動されるため、筒状母材2xに対向配置されたパンチ39、40のリベット保持部形成用テーパ状部39a、40aによって筒状母材2xの対向位置が打ち抜かれ、筒状母材2xの中空部2yに、この中空部2yの中心を介した対向位置に、図3に示されるように、隙間寸法L1が筒状部2aの内径寸法L2よりも小さい第1、第2のリベット保持部2d3、2d4を有する第1のリベット穴2dが形成される。第1のリベット穴2dは、一方の加圧部37をベース33に対して加圧した後に、他方の加圧部38をベース34に対して加圧しても成形される。
【0049】
加圧工程において位置Aから位置Bまで押圧移動した加圧部37、38は、図8に示される搬出工程において、位置Bから位置Aまで戻り移動され、その後に、第1、第2のリベット穴成形治具31、32が分離されることによって、対向位置に隙間寸法L1が筒状部2aの内径寸法L2よりも小さい第1、第2のリベット保持部2d3、2d4を有する第1のリベット穴2dが形成された図3に示されるフレーム本体2が搬出される。
【0050】
搬出されたフレーム本体2は、図9、図10、図11に示されるリベット加締め工程においてリベット止めが行われる。
【0051】
第1、第2のリベット加締め治具51、52には、部材押え用凹部53a、54aを有するベース53、54と、戻しばね55によってベース53から離れて結合されたリベッタ支持台57と、戻しばね56によってベース54から離れて結合された当て盤支持台58とがそれぞれ備えられており、リベッタ支持台57の中央部にリベッタ59が突出状態で取付けられ、当て盤支持台58の中央に当て盤60が突出状態で取付けられている。リベッタ59、当て盤60は対向配置され、リベッタ59はリベット15の頭部上に配置され、当て盤60はリベット15の先端側に当接される。
【0052】
図9に示されるリベット加締めの準備工程において、対向配置された第1のリベット加締め治具51、第2のリベット加締め治具52のあいだにフレーム本体2が配置され、このフレーム本体2に形成された第1のリベット穴2d上にモータブラケット5の第1のフレーム結合部5bに形成された丸穴(ブラケット穴5b1が配置され、この丸穴5b1を通して、第1のリベット穴2d内にリベット15が挿入される。このとき、第1のリベット穴2dに挿入されたリベット15は、フレーム本体2の中空部2yにおいて、フレーム本体2の内径寸法に略等しい長さが第1のリベット穴2dに形成された第1、第2のリベット保持部2d3、2d4によって保持されている。
【0053】
このとき、モータブラケット5は、丸穴5b1が図示しないブラケット穴成形工程によって成形されている。
【0054】
次に、準備工程に続く加圧工程において、図10に示されるように、第2のリベット加締め治具52に対して第1のリベット加締め治具51のリベッタ支持台57が位置Cから位置Dまで押圧移動されることによって、モータブラケット5の第1のフレーム結合部5bが第1のリベット加締め治具51のベース53の部材押え用凹部53aにより押圧支持される。
【0055】
そして、図10に示される状態から、第2のリベット加締め治具52に対して第1のリベット加締め治具51のリベッタ支持台57が位置Dから位置Eまでさらに押圧移動されることによって、図11に示されるように、第2のリベット加締め治具52は、当て盤支持台58に取付けられた当て盤60にリベット15の先端が当接しているので、ベース54が押圧移動されるとともに、第1のリベット加締め治具51は、ベース53が第2のリベット加締め治具52のベース54とともに押圧移動されるため、リベット15は、第1のリベット穴2dに形成された第1、第2のリベット保持部2d3、2d4によって保持されている状態のまま、リベッタ59および当て盤60によって、頭部および先端部が塑性変形してフレーム本体2およびモータブラケット5に加締められる。
【0056】
このとき、リベッタ59および当て盤60により加締められたリベット15は、フレーム本体2の中空部2y内において、第1、第2のリベット保持部2d3、2d4によって保持されている状態のままなので、横たわみ応力が生ずることによって起きうる座屈現象がない状態で、フレーム本体2およびモータブラケット5に加締められる。
【0057】
そして、リベット15がフレーム本体2およびモータブラケット5に加締られた後に、図11に示される第1、第2のリベット加締め治具51、52を分離して搬出することによって、図4に示されるように、ワイパフレーム1を得る。
【0058】
一方、図2に示されるように、モータブラケット5のブラケット本体5aのほぼ中央には、ワイパモータ12がビス16をねじ止めることによって取付けられている。ワイパモータ12は、出力軸12aがブラケット本体5aに設けられた出力軸挿通孔5a1から突出しているため、この出力軸12aに後述するモータアーム13の基端側が結合されている。
【0059】
第1のピボットホルダ3の軸受3bには、図5に示されるように、第1のピボットシャフト7が挿入される。第1のピボットシャフト7の基端側には、第1のピボットアーム9の一端側が結合され、第1のピボットシャフト7の先端側は、図示しない車体パネルの外側に突出してワイパブレードを先端に装着したワイパアームの基端がねじ止められる。
【0060】
第1のピボットアーム9の他端側には、球状に形成された図示しないボールピンが取付けられており、このボールピンは第1のリンクコンロッド11の一端側に設けられた図示しないボールリテーナに球面対偶を介して結合されている。第1のリンクコンロッド11は、他端側にもボールリテーナが設けられているため、このボールリテーナは第2のピボットアーム10の先端側に取付けられた図示しないボールピンに球面対偶を介して結合されている。
【0061】
モータアーム13の先端側には球状に形成された図示しないボールピンが取付けられており、このボールピンは第2のリンクコンロッド14の一端側に設けられた図示しないボールリテーナに球面対偶を介して結合されている。第2のリンクコンロッド14は、他端側にもボールリテーナが設けられているため、このボールリテーナは第1のピボットアーム9に設けられた図示しないボールピンに球面対偶を介して結合されている。
【0062】
このような構造をなすワイパフレーム1を用いたワイパリンク装置20は、ワイパフレーム1の両端において第1のピボットホルダ3に備えた車体側固定部3c2および第2のピボットホルダ4に備えた車体側固定部4c3が払拭面の下方の車体パネルに固定され、車体パネルから突出している第1、第2のピボットシャフト7、8に、ワイパブレードを装着したワイパアームがねじ止められる。
【0063】
ワイパモータ12に有する図示しない外部配線はワイパスイッチを介して電源に電気的に接続されているため、このワイパスイッチがオン切換えされることによって、ワイパモータ12に内蔵したアーマチュアに通電すると、このアーマチュアが回転を開始するため、アーマチュアの回転によって出力軸12aが回転する。ワイパモータ12の出力軸12aが回転すると、モータアーム13も回転するため、第2のリンクコンロッド14を介してモータアーム13の回転により、第2のピボットアーム10、第1のリンクコンロッド11、第1のピボットアーム9から構成される四節回転連鎖機構が作動して、第1、第2のピボットアーム9、10が予め定められた範囲で往復回動し、第1、第2のピボットシャフト7、8が往復回動し、第1、第2のピボットシャフト7、8に車体パネルの外側でねじ止められたワイパアームを払拭面上で揺動させるため、ワイパアームに内蔵されたアームスプリングによってワイパブレードを払拭面に圧接させながら、払拭面を拭うものとなる。
【0064】
ワイパモータ12に通電されることによって、ワイパブレードにて払拭面を拭うワイパ動作が行われている間、フレーム本体2の端部に第1、第2のピボットホルダ3、4が樹脂一体成形されたワイパフレーム1は、フレーム本体2に対して緩みなく結合された第1、第2のピボットホルダ3、4によって第1、第2のピボットシャフト7、8を回動可能にして車体パネル側に支持するものとなる。
【0065】
そして、ワイパフレーム1は、各リベット15がフレーム本体2の第1のリベット穴2dに形成された第1、第2のリベット保持部2d3、2d4と、フレーム本体2の第2のリベット穴2eに形成された第3,第4のリベット保持部2e3,2e4と、フレーム本体2の第3のリベット穴2fに形成された第5、第6のリベット保持部2f3、2f4とによって横たわみ応力を受けない状態でモータブラケット5とフレーム本体2に加締められて、ワイパブレードの払拭動作を支持するものとなる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の請求項1に係わるワイパフレームによれば、ブラケットと筒部材を固定するリベットは、筒部材の筒状部の中央に向け略筒状にして対称的に突出している一対のリベット保持部によって保持されている状態で加締められているので、加締られる際に発生する横たわみ応力が一対のリベット保持部によって抑制されるため、座屈現象を起こすことなくブラケットと筒部材とを確実に固定することができるという優れた効果を奏する。
【0067】
この発明の請求項2に係わるワイパフレームによれば、ブラケットと筒部材を固定するリベットは、筒部材の筒状部の中央に向け略筒状に対称的に突出して筒状部の内径寸法より小さい先端間の隙間をもつ一対のリベット保持部により保持されている状態で加締められているので、加締られる際に発生する横たわみ応力が一対のリベット保持部によって抑制されるため、座屈現象を起こすことなくブラケットと筒部材とを確実に固定することができるという優れた効果を奏する。
【0068】
この発明の請求項3に係わるワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法によれば、リベット穴成形工程では筒状母材の中央に向け略筒状にして対称的に突出した一対のリベット保持部によりリベット穴を成形した筒部材が一対のリベット穴成形治具によって得られ、リベット穴成形工程に続いて行われるブラケット穴成形工程ではブラケットにブラケット穴が成形され、ブラケット穴成形工程に続いて行われるリベット加締め工程では、ブラケットのブラケット穴から筒部材のリベット穴にリベットが通されて一対のリベット保持部によりリベットが保持され、筒部材のリベット穴において一対のリベット保持部により保持されているリベットが加締められる。このため、リベットは、加締られる際に発生する横たわみ応力が一対のリベット保持部によって抑制されるため、座屈現象を起こすことなくブラケットと筒部材とを確実に締結することができるという優れた効果を奏する。
【0069】
この発明の請求項4に係わるワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法によれば、リベット穴成形工程では、筒状母材の中央に向け略筒状に突出した一方のリベット保持部を有するリベット穴が一方のリベット穴成形治具によって成形された後に、筒状母材の中央に向け略筒状にして一方のリベット保持部に対称的に突出した他方のリベット保持部を有するリベット穴が他方のリベット穴成形治具によって成形されることによって筒部材が得られ、リベット穴成形工程に続いて行われるブラケット穴成形工程ではブラケットにブラケット穴が成形され、ブラケット穴成形工程に続いて行われるリベット加締め工程では、ブラケットのブラケット穴から筒部材のリベット穴にリベットが通されて一対のリベット保持部によりリベットが保持され、筒部材のリベット穴において一対のリベット保持部により保持されているリベットが加締められるので、リベットは、加締られる際に発生する横たわみ応力が一対のリベット保持部によって抑制されるため、座屈現象を起こすことなくブラケットと筒部材とを確実に締結することができるという優れた効果を奏する。
【0070】
この発明の請求項5に係わるワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法によれば、リベット穴成形工程では筒状母材の中央に向け略筒状にして対称的に突出した一対のリベット保持部に形成されたリベット穴が一対のリベット穴成形治具によって同時的に成形することによって筒部材が得られ、リベット穴成形工程に続いて行われるブラケット穴成形工程ではブラケットにブラケット穴が成形され、ブラケット穴成形工程に続いて行われるリベット加締め工程では、ブラケットのブラケット穴から筒部材のリベット穴にリベットが通されて一対のリベット保持部によりリベットが保持され、筒部材のリベット穴において一対のリベット保持部により保持されているリベットが加締められるので、リベットは、加締られる際に発生する横たわみ応力がリベット保持部によって抑制されるため、座屈現象を起こすことなくブラケットと筒部材とを確実に締結することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるワイパフレームの一実施例の正面図である。
【図2】図1に示したワイパフレームを用いたワイパリンク装置の背面図である。
【図3】図1に示したワイパフレームにおいてのフレーム本体に対するリベット穴成形時の断面図である。
【図4】図1に示したワイパフレームにおいてのリベット加締め時の断面図である。
【図5】図1に示したワイパフレームにおいてのピボットホルダまわりの断面図である。
【図6】この発明に係わるワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法においてのリベット穴成形工程の説明図である。
【図7】この発明に係わるワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法においてのリベット穴成形工程の説明図である。
【図8】この発明に係わるワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法においてのリベット穴成形工程の説明図である。
【図9】この発明に係わるワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法においてのリベット加締工程の説明図である。
【図10】この発明に係わるワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法においてのリベット加締工程の説明図である。
【図11】この発明に係わるワイパフレームの筒部材とブラケットとの締結方法においてのリベット加締工程の説明図である。
【符号の説明】
1 ワイパフレーム
2 (筒 部材)フレーム本体
2d (リベット穴)第1のリベット穴
2d3 (リベット保持部)第1のリベット保持部
2d4 (リベット保持部)第2のリベット保持部
2e (リベット穴)第2のリベット穴
2e3 (リベット保持部)第3のリベット保持部
2e4 (リベット保持部)第4のリベット保持部
2f (リベット穴)第3のリベット穴
2f3 (リベット保持部)第5のリベット保持部
2f4 (リベット保持部)第6のリベット保持部
2x 筒状母材
5 (ブラケット)モータブラケット
5b1 (ブラケット穴)丸穴
5c1 (ブラケット穴)丸穴
5d1 (ブラケット穴)丸穴
12 ワイパモータ
15 リベット
31 (リベット穴成形治具)第1のリベット穴成形治具
32 (リベット穴成形治具)第2のリベット穴成形治具
39 パンチ
40 パンチ
50 リベット加締治具[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
This invention makes it possible to turn the pivot shaft that performs the wiper operation. Body The present invention relates to a wiper frame used for supporting the wiper frame, and a method of fastening a cylindrical member of the wiper frame and a bracket.
[0002]
[Prior art]
As a wiper frame that pivots the pivot shaft that performs the wiper operation and supports it on the vehicle body side, a plate-shaped bracket with a wiper motor attached to the center of the pipe-shaped cylindrical member is fixed by electrical welding (resistance welding) And pivotally supporting the pivot shaft at both ends of the cylindrical member Body There is known a device in which a pivot holder fixed to the head is disposed.
[0003]
The output shaft of the wiper motor is connected to the base end portion of the pivot shaft via a link, and the wiper motor mounted with the wiper blade on the outside of the vehicle body panel is coupled to the distal end portion of the pivot shaft. As the pivot shaft reciprocates through the link, the wiper arm swings reciprocally on the wiping surface, and the wiper blade rotates reciprocally while being pressed against the wiping surface by the arm spring built in the wiper arm. Wipe the wiping surface back and forth with a wiper blade.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the wiper frame described above, the plate-shaped bracket is fixed to the pipe-shaped cylindrical member by electrical welding (resistance welding). Therefore, when the pipe-shaped member and the plate-shaped member are joined, electrical welding is performed. There is a problem that it is difficult to say that it is difficult to say that quality control in electric welding is easy, and it is difficult to say that it is easy to perform fastening relatively easily without skill. was there.
[0005]
OBJECT OF THE INVENTION
this The invention It is an object of the present invention to provide a wiper frame that can be easily and reliably fastened compared to electrical welding and the like, and a fastening method of a cylindrical member of the wiper frame and a bracket.
[0006]
[Structure of the invention]
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In the wiper frame according to the first aspect of the present invention, a bracket to which the wiper motor is attached, a cylindrical shape, and fixed to the bracket. Has a cylindrical part A wiper frame having a cylindrical member, The bracket has a frame coupling portion formed in a curved shape substantially equal to the curved shape of the cylindrical portion of the cylindrical member, The cylindrical member is Substantially cylindrical In Of the cylindrical part A pair of rivet holders protruding symmetrically toward the center and capable of holding rivets Have , the above Rivet the above bracket Frame joint Formed into Was Bracket hole And the pair of rivet holders. Through the rivet hole, Pair In the rivet holder The above rivet In the hold state the above The rivet is tightened The cylinder member is the above bracket Fixed to It is characterized by having the structure made.
[0008]
In the wiper frame according to
[0009]
In the method of fastening the cylindrical member of the wiper frame and the bracket according to
[0010]
In the method for fastening the cylindrical member of the wiper frame and the bracket according to
[0011]
According to a fifth aspect of the present invention, the wiper frame tubular member and the bracket Conclusion The method is characterized in that, in the rivet hole forming step, one rivet hole of the pair and the other rivet hole of the pair are simultaneously formed by the pair of rivet hole forming jigs.
[0012]
[Effects of the Invention]
In the wiper frame according to claim 1 of the present invention, the bracket When Tube member To fix Rivet is the cylindrical member Cylindrical part Center In For Substantially cylindrical Projecting symmetrically A pair of It is crimped while being held by the rivet holder. Therefore, the rivet has a lateral deflection stress generated when it is crimped. A pair of Since it is restrained by the rivet holding part, there is no buckling phenomenon between the bracket and the cylindrical member. Fixed To do.
[0013]
In the wiper frame according to
[0014]
In the method for fastening the tubular member of the wiper frame and the bracket according to
[0015]
In the method for fastening the tubular member of the wiper frame and the bracket according to
[0016]
In the method for fastening the tubular member of the wiper frame and the bracket according to
[0017]
【Example】
FIG. 1 to FIG. 11 show an embodiment of a wiper frame and a method of fastening a tubular member of the wiper frame and a bracket according to the present invention.
[0018]
As shown in FIG. 1, the wiper frame 1 is used in the
[0019]
The
[0020]
Since the first and second crushing
[0021]
The
[0022]
In addition, approximately the center of the first crushing
[0023]
Mold positioning portions 2b4 and 2b5 are formed on the outer side of the shaft guide hole 2b3 of the first crushed
[0024]
Since the
[0025]
The 2nd crushing
c1 and 2c2, shaft guide holes 2c3, and mold positioning portions 2c4 and 2c5.
[0026]
A
[0027]
Since the
[0028]
The
[0029]
The
[0030]
The
[0031]
At this time, the first crushing
[0032]
Since the
[0033]
Similarly to the
[0034]
A
[0035]
Since the first, second, and
[0036]
The
[0037]
Since the first and second rivet holding portions 2d3 and 2d4 protrude from both sides near the outer periphery of the
[0038]
The second rivet hole 2e is provided with a third opening 2e1 and a fourth opening 2e2 that are connected to each other. A third rivet holding part 2e3 is formed in the third opening 2e1. A fourth rivet holding portion 2e4 is formed in the fourth opening 2e2.
[0039]
The third rivet hole 2f includes a fifth opening 2f1 and a sixth opening 2f2 that are connected to each other. A fifth rivet holding part 2f3 is formed in the fifth opening 2f1. A sixth rivet holding portion 2f4 is formed in the sixth opening 2f2.
[0040]
First, second and third rivets of the
[0041]
The
[0042]
At this time, as shown in FIG. 3 and FIG. 4, the
[0043]
The riveting of the
[0044]
In the rivet hole forming preparation step shown in FIG. 6, a
[0045]
The first and second rivet
A
[0046]
The
[0047]
The first and second rivet
[0048]
In this pressurizing step, the
[0049]
The pressurizing
[0050]
The unloaded frame
[0051]
The first and second rivet caulking jigs 51 and 52 include
[0052]
In the rivet caulking preparation step shown in FIG. 9, the frame
[0053]
At this time, in the
[0054]
Next, in the pressurization process following the preparation process, as shown in FIG. 10, the
[0055]
Then, from the state shown in FIG. 10, the
[0056]
At this time, the
[0057]
Then, after the
[0058]
On the other hand, as shown in FIG. 2, the wiper motor 12 is attached to the center of the
[0059]
As shown in FIG. 5, the
[0060]
A ball pin (not shown) formed in a spherical shape is attached to the other end side of the first pivot arm 9, and this ball pin is attached to a ball retainer (not shown) provided on one end side of the first link connecting rod 11. They are connected via a spherical pair. Since the first link connecting rod 11 is provided with a ball retainer on the other end side, the ball retainer is coupled to a ball pin (not shown) attached to the distal end side of the second pivot arm 10 via a spherical pair. Has been.
[0061]
A ball pin (not shown) formed in a spherical shape is attached to the tip side of the motor arm 13, and this ball pin is attached to a ball retainer (not shown) provided on one end side of the second
[0062]
The
[0063]
Since the external wiring (not shown) of the wiper motor 12 is electrically connected to the power supply via the wiper switch, when the wiper switch is turned on, when the armature built in the wiper motor 12 is energized, the armature rotates. Therefore, the
[0064]
When the wiper motor 12 is energized, the first and
[0065]
The wiper frame 1 includes first and second rivet holding portions 2d3 and 2d4 in which each rivet 15 is formed in the
[0066]
【The invention's effect】
As described above, according to the wiper frame of the first aspect of the present invention, the bracket When The cylindrical member Fix Rivet is the cylindrical member In the center of the tube For Substantially cylindrical Projecting symmetrically A pair of Since it is crimped while being held by the rivet holder, the lateral deflection stress generated when crimping is A pair of Because it is restrained by the rivet holding part, the bracket and the cylindrical member can be securely connected without causing buckling. Fixed There is an excellent effect of being able to.
[0067]
According to the wiper frame of
[0068]
According to the method for fastening the cylindrical member of the wiper frame and the bracket according to
[0069]
According to the method for fastening the tubular member of the wiper frame and the bracket according to
[0070]
According to the method for fastening the cylindrical member of the wiper frame and the bracket according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of an embodiment of a wiper frame according to the present invention.
FIG. 2 is a rear view of the wiper link device using the wiper frame shown in FIG. 1;
3 is a cross-sectional view of the wiper frame shown in FIG. 1 when a rivet hole is formed on the frame body.
4 is a cross-sectional view of the wiper frame shown in FIG. 1 at the time of rivet caulking.
5 is a cross-sectional view around a pivot holder in the wiper frame shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 6 is an explanatory view of a rivet hole forming step in a method for fastening a tubular member of a wiper frame and a bracket according to the present invention.
FIG. 7 is an explanatory view of a rivet hole forming step in the method of fastening the tubular member of the wiper frame and the bracket according to the present invention.
FIG. 8 is an explanatory view of a rivet hole forming step in a method for fastening a tubular member of a wiper frame and a bracket according to the present invention.
FIG. 9 is an explanatory view of a rivet caulking step in the method of fastening a tubular member of a wiper frame and a bracket according to the present invention.
FIG. 10 is an explanatory view of a rivet caulking step in the method for fastening a tubular member of a wiper frame and a bracket according to the present invention.
FIG. 11 is an explanatory view of a rivet caulking step in the method for fastening a tubular member of a wiper frame and a bracket according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Wiper frame
2 (Cylinder member) Frame body
2d (Rivet hole) First rivet hole
2d3 (rivet holder) first rivet holder
2d4 (rivet holder) second rivet holder
2e (Rivet hole) Second rivet hole
2e3 (Rivet holding part) Third rivet holding part
2e4 (rivet holding part) fourth rivet holding part
2f (Rivet hole) Third rivet hole
2f3 (rivet holding part) fifth rivet holding part
2f4 (rivet holding part) sixth rivet holding part
2x cylindrical base material
5 (Bracket) Motor bracket
5b1 (Bracket hole) Round hole
5c1 (Bracket hole) Round hole
5d1 (Bracket hole) Round hole
12 Wiper motor
15 rivets
31 (Rivet hole forming jig) First rivet hole forming jig
32 (Rivet hole forming jig) Second rivet hole forming jig
39 Punch
40 punches
50 Rivet Clamping Jig
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