JP3628134B2

JP3628134B2 - Bus duct installation structure

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Publication number: JP3628134B2
Application number: JP00966497A
Authority: JP
Inventors: 茂鷲崎
Original assignee: Kyodo Ky Tec Corp
Current assignee: Kyodo Ky Tec Corp
Priority date: 1997-01-22
Filing date: 1997-01-22
Publication date: 2005-03-09
Anticipated expiration: 2017-01-22
Also published as: JPH10210639A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バスダクト接地構造に関し、特にバスダクトユニットの接続部における接続部カバー部材のケースアースを行うバスダクト接地構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
バスダクトは、一般に平板状の電気導体を電気絶縁層で被覆した複数の絶縁被覆導体を積層してバスダクトのケース本体内に収容することにより構成されている。このように構成される単位長さを有するバスダクト（以下、単に「バスダクトユニット」という）を複数接続してバスダクト線路を形成するバスダクト接地構造は、複数のケーブルを束ねて配線する配線システムに比べて火災等の発生防止や漏洩磁束防止等に極めて優れた機能を有することから、工場施設やビル等における主電力供給ライン等に広く用いられている。
【０００３】
そして、大容量のバスダクトを電気幹線として設置する場合は、電気的安全性を確保するためにアースする必要があり、従来よりバスダクトはケース本体をアースラインの一部として用いている。
【０００４】
また、バスダクトユニット相互間の接続部分には、絶縁被覆導体の接続部分の露出を防止するために接続部カバー部材が設けられており、接続部カバー部材についても電気的安全性を確保するためにアースする必要がある。
【０００５】
しかしながら、ケース本体は、防錆用にその表面に塗装がなされているために、単に接続部カバー部材を装着しただけでは、両者間の導電性は確保できず、接続部カバー部材のアース接続を行うことは困難であった。そこで、係る課題を解決するために従来より種々の方法が提案されている。
【０００６】
図２０は、従来の実施の形態におけるバスダクトのケース本体と接続部カバー部材との接続を概略的に示す分解説明図である。バスダクトユニット１００は、図示したように、絶縁被覆導体１１０を重畳的に積層してダクト側面板１２３により挟持し、絶縁被覆導体１１０の側方にダクト上面板１２１、ダクト下面板１２２を設けることにより構成されている。
【０００７】
このダクト上面板１２１、ダクト下面板１２２、ダクト側面板１２３により構成されるケース本体１２０と接続部カバー部材１３０とは、例えば金属板等の導電性板材により構成されており、これらの表側面には防錆のための塗装が施されているが、接続部カバー部材１３０とダクト上面板１２１及びダクト下面板１２２とが電気的に接続する部分を確保するために、ダクトケース上面板１２１及びダクト下面板１２２と接続部カバー部材１３０とが重合する部分は、テープ、マグネット等を用いたマスキング塗装により非塗装面部分を形成し、金属素地部分１２４、１３１を形成している。
【０００８】
そして、接続部カバー部材１３０を装着することにより金属素地部分１２４、１３１を重合させて電気的に接続し、接続部カバー部材１３０のアース接続を行っている。
【０００９】
また、実公昭５１−４０４８０号公報には、導電性短絡部材であるアースボンドを接続部カバー部材側に設けて、バスダクトの導電性を良好に接続する手段が示され、特公昭６３−６１８４１号公報には、接続部カバー部材側とバスダクトケース側の双方に導電部材を設けてバスダクトの導電性を良好に接続する手段が示されている。これらの手段によって、接続部カバー部材のケースアース接続を行っている。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、マスキング塗装による金属素地の導電部の形成は、マスキングの取付及び除去に非常に手間がかかり、作業能率が悪く、コスト高となる。また、実公昭５１−４０４８０号公報に記載された手段は、接続部カバー部材側に別部材であるアースボンドを鳩目金具等の固定具により固定する等して予め設けておかなければならず、作業効率が悪く、コスト高を招来する。同様に、特公昭６３−６１８４１号公報に記載された手段も、接続カバー部材側及びバスダクトカバー側の双方に接地導電部を設けなければならず、作業効率が悪く、コスト高を招来する。
【００１１】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、バスダクトユニット相互の接続部分に形成される開口部を覆い閉鎖する接続部カバー部材のケースアースを極めて容易に行い、かつ電気的安全性を有するバスダクト接地構造を提供することである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項１にかかるバスダクト接地構造は、アース構造は、一方側がケース本体に電気的導通状態を得るように取り付けられ、他方側が一方側を取り付けた状態で接続部カバー部材を装着した際にその非塗装面と接触し電気的導通状態となる構成を有するアタッチメントを備える。この構成によれば、アタッチメントの一方側はバスダクトのケース本体に取り付けることによりケース本体と電気的に接続され、アタッチメントの他方側はアタッチメントが取り付けられた状態で接続部カバー部材を装着することにより、接続部カバー部材の非塗装面と接触して電気的に接続される。これにより、アタッチメントは、ケース本体と接続部カバー部材との間のアース端子の役割を果たし、接続部カバー部材のケースアースを確実に取ることができる。また、接続部カバー部材のケースアースを行うために従来より行われていたケース本体側のマスキング塗装を排除することができ、容易に接続部カバー部材のケースアースを確保することができる。
【００１３】
請求項２にかかるバスダクト接地構造は、アタッチメントは、一方側がケース本体に電気的導通状態を得るように嵌着され、他方側が一方側の嵌着状態で接続部カバー部材を装着した際にその非塗装面と接触し電気的導通状態となる。この構成によれば、アタッチメントの一方側はバスダクトのケース本体に嵌着することによりケース本体と電気的に接続され、アタッチメントの他方側はアタッチメントが嵌着された状態で接続部カバー部材を装着することにより、接続部カバー部材の非塗装面と接触して電気的に接続される。
【００１４】
これにより、アタッチメントは、ケース本体と接続部カバー部材との間のアース端子の役割を果たし、接続部カバー部材のケースアースを確実に取ることができる。また、接続部カバー部材のケースアースを行うために従来より行われていたケース本体側のマスキング塗装を排除することができ、容易に接続部カバー部材のケースアースを確保することができる。
【００１５】
請求項３にかかるバスダクト接地構造は、アタッチメントの嵌着は、アタッチメントの一方側がケース本体の対向する内側面間に挟持されることにより行われる。したがって、請求項１の作用と同様にアタッチメントの嵌着を容易に行うことができ、接続部カバー部材のケースアースを確実に取ることができる。
【００１６】
請求項４にかかるバスダクト接地構造は、ケース本体は、ケース本体の側端部に中空構造を有する補強部が付加形成されており、アタッチメントの嵌着は、補強部内の対向する内側面間に挟持されることにより行われる。したがって、このような補強部を有するケース本体にも、上記アタッチメントを用いて、容易に接続部カバー部材のケースアースを取ることができる。
【００１７】
請求項５にかかるバスダクト接地構造は、ケース本体は、絶縁被覆導体を積層して挟持するダクト側板と、ダクト側板の間に亘って絶縁被覆導体の側方より支持するスペーサと、絶縁被覆導体の側方を覆うダクト上下板とにより構成されており、ダクト上下板と前記スペーサとの間には空間部が設けられている。そして、アタッチメントの嵌着は、アタッチメントの一方側が空間部内の対向するダクト側板間に挟持されることにより行われる。したがって、上述の構成を有するケース本体にも、上記アタッチメントを用いることができ、容易に接続部カバー部材のケースアースを取ることができる。
【００１８】
請求項６にかかるバスダクト接地構造は、嵌着されるアタッチメントの一方側は、対向する内側面と接触する接触部分に略鋸刃形状の突起部を具備している。したがって、この突起部を形成したことにより嵌着されたアタッチメントを抜けにくくすることができる。また、対向する内側面が塗装されていたとしても、アタッチメントを圧入して嵌着した場合に、突起部により塗装皮膜は削り取られ、ケース本体と電気的に接続状態とすることができる。
【００１９】
請求項７にかかるバスダクト接地構造は、嵌着されるアタッチメントの一方側には、対向する内側面間にアタッチメントの一方側の先端から基端方向に切り欠かれた切り欠き部が設けられている。したがって、アタッチメントの嵌着される部分は、切欠部によって対向する内側面間の方向にばね作用を有し、アタッチメントを抜けにくくすることができる。
【００２０】
請求項８にかかるバスダクト接地構造は、ダクト上下板とスペーサとの間に形成された空間部内の対向するダクト側板間に挟持されるアタッチメントの一方側を、スペーサと一体型に形成している。したがって、上記作用に加えて、部品点数を削減することができ、組立工数の減少によるコスト低減を図ることができる。
【００２１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる第１の実施の形態について説明する。
【００２２】
図１は、本実施の形態にて用いられるバスダクトの単体（以下、単に「バスダクトユニット」という）１０の断面説明図であり、バスダクトユニット１０は、例えば断面矩形あるいは隅丸矩形の平板状でアルミニウム或いは銅等からなる電気導体１１をポリエステルシート等の電気絶縁層１２で被覆した絶縁被覆導体１３と、複数本（本実施の形態では３本）の絶縁被覆導体１３を重畳的に積層して収容保持するバスダクトケース２０とを有している。
【００２３】
バスダクトケース２０は、同一断面型で相対向する一対のケース半体２１による２分割体によって形成される。各ケース半体２１は、断面コ字型の収納凹部２２と、この収容凹部２２の開口部両端に沿って互いに離反するように延設される所定幅のフランジ部２３、２４及びフランジ部２３、２４の外側端縁に沿って付加形成される補強部２５、２６を有している。
【００２４】
補強部２５、２６は、互いに接合するフランジ部２３、２４に互いに離反するように外方に延設する第１補強部２５ａ、２６ａと第１補強部２５ａ、２６ａの外側端から互いに対峙するようにフランジ部２３、２４と略平行に延設される第２補強部２５ｂ、２６ｂと、第２補強部２５ｂ、２６ｂの端部に互いに近接するように延設される第３補強部２５ｃ、２６ｃとからなる断面略Ｕ字状乃至コ字状であって、これら対向する補強部２５及び２６との共同によってバスダクトケース２０の両側縁に沿って一対の略矩形閉断面形状をなす空間部２８を形成するように構成されている。
【００２５】
一方の補強部２５を形成する第３補強部２５ｃの内側端部には他方の補強部２６を形成する第３補強部２６ｃの内側端縁２７ａの板厚に相応する段差寸法を有して補強部２５、２６内に形成される階段状の段差部２７ｂを有し、これら内側端縁２７ａと段差部２７ｂとの係合により互いの第３補強部２５ｃ及び２６ｃの内側端部を連結する係合部２７を構成している。
【００２６】
そして、係合部２７の内側端縁２７ａと段差部２７ｂとを嵌合することにより互いに接合する第３補強部２５ｃと２６ｃとの外表面が平坦に連続し、かつ対向する両ケース半体２１の相対移動が規制されて両ケース半体２１の相対位置決めがなされる。また、バスダクトケース２０は、互いに対向するケース半体２１の接合するフランジ部２３及び２４を結合する緊締部材、例えばリベット等の結合手段２９を有している。この結合手段２９は、フランジ部２３、２４に貫通穴を設けて、ボルトとナットによりフランジ部２３、２４を締め付け固定しても良い。
【００２７】
図２は、バスダクト線路を形成するために行われるバスダクトユニット１０相互の接続方法を説明するための分解斜視図、図３は、バスダクトケース２０の端縁部２０ａにアタッチメント４０を取付ける状態を示す斜視図である。図４は、アタッチメント４０が端縁部２０ａに嵌着されたバスダクトユニット１０の状態を示す斜視図、図５は、図４に示したバスダクトユニット１０を平面側より概略的に示した平面説明図、図６は、図４に示したバスダクトユニット１０を正面側より概略的に示した正面説明図である。
【００２８】
また、図７は、図５に示したバスダクトユニット１０の接続部分を拡大して示した要部破断説明図、図８は、バスダクトケースへのアタッチメントの嵌着状態を示した図７のＡ−Ａ線矢視部の断面説明図、図９は、バスダクトケースへのアタッチメントの嵌着状態を示した図７のＢ−Ｂ線矢視部の断面説明図である。
【００２９】
バスダクトユニット１０は、図示したように、バスダクトケース２０の端縁部２０ａより絶縁被覆導体１３が延出しており、絶縁被覆導体１３の端部は導体１１が絶縁被覆１２から露出している。また、バスダクトケース２０の端縁部２０ａの近傍には、２枚の対向する導電性の側板１４が設けられており、側板１４は内側面１４ａに金属素地露出部分（図示せず）が形成されている。
【００３０】
また、図２に示したように、バスダクトユニット１０の接続端部１０ａ相互を接続する接続ユニット３０は、両外側に設けられた導電性の接続側板３１と、その間に４つの絶縁セパレータ３２と、絶縁セパレータ３２の両側面に配設された導電性接続板３３（図示せず）と、一方の接続側板３１の外側面３１ａからその中央を一括で貫通する絶縁被覆付ボルト３４と、他方の接続側板３１の外側面３１ａにて絶縁被覆付ボルト３４と螺合するナット３５とを有している。
【００３１】
また、接続側板３１には、その外側面３１ａで側板１４の内側面１４ａと重合する部分に金属素地露出部分（図示せず）が設けられており、絶縁被覆付ボルト３４を締め付けることにより、側板１４の内側面１４ａと接続ユニット３０の接続側板３１の外側面３１ａとの金属素地露出部分は電気的に接続される構造となっている。
【００３２】
したがって、接続ユニット３０を介してバスダクトユニット１０相互を接続することによってバスダクトケース２０のアース接続が行われる。
【００３３】
接続部カバー部材５０は、導電性部材により構成されており、バスダクトユニット１０が接続ユニット３０により接続固定された後にバスダクトユニット１０の接続位置に形成される接続空間部を覆う形状に形成されている。また、接続部カバー部材５０の裏面５２は、防錆塗装は施されておらず、金属素地が露出している。
【００３４】
本発明の特徴的な構成であるアタッチメント４０は導電性部材により構成されており、塗装は施されていない。また、図３、図６、図７及び図８に示したように、補強部２５、２６の第２補強部２５ｂ、２６ｂとの間に圧入嵌着される先端部４１と、端縁部２０ａよりバスダクトユニット１０相互の接続空間側に延出する頭部４２とを具備している。
【００３５】
アタッチメント４０の先端部４１は、図７に示したように、先端部４１の両側端面４１ａが、空間部２８内に嵌入時に第２補強部２５ｂ、２６ｂと接触する幅に形成されており、先端部４１の突端４１ｂは空間部２８内に先端部４１を嵌入する際の嵌入作業を容易にするべく、その横幅が狭くなるように鋭角に形成されている。
【００３６】
また、先端部４１は、図８に示したように、空間部２８内に嵌入した際に、先端部４１の一方の幅広面４１ｃと第３補強部２５ｃの内側端部に形成されている係合部２７の段差部２７ｂとが接触する厚みに形成されている。すなわち、先端部４１の幅は、空間部２８の第２補強部２５ｂ、２６ｂの間の距離と略同一であり、先端部４１の厚みは、空間部に入る厚さを具備している。
【００３７】
一方、アタッチメント４０の頭部４２は、図７に示したように、先端部４１の嵌入後に、アタッチメント４０が所定位置で停止するように先端部４１よりも幅広に形成されており、そのほぼ中央には接続部カバー部材５０との接合に用いられるネジ穴４３が穿設されている。
【００３８】
また、頭部４２は、図９に示したように、補強部２５、２６の端縁部２０ａより絶縁被覆導体１３と並行して延出しかつ接続部カバー部材５０と接合する側の上面４２ａが第３補強部２５ｃ、２６ｃの外表面とほぼ同一の面位置となるように形成され、アタッチメント４０は断面が略クランク形状となるように形成されている。
【００３９】
このように形成されたアタッチメント４０を補強部２５、２６の空間部２８内に圧入嵌着した場合に、先端部４１の両側端面４１ａは第２補強部２５ｂ、２６ｂと接触しながら嵌入される。これにより、補強部２５、２６内の空間部２８の内面２８ａが金属素地面である場合はもちろんのこと、内面２８ａに塗装が施されている場合にも、先端部４１の両側端面４１ａと第２補強部２５ｂ、２６ｂとが接触する部分の塗装皮膜は削り取られ、金属素地が露出して補強部２５、２６、すなわちバスダクトケース２０とアタッチメント４０とが電気的に接合することとなる。
【００４０】
次に、バスダクトユニット１０の接続工程について図１０〜図１３を用いて以下に説明する。図１０は、バスダクトユニット１０の接続端部１０ａに接続ユニット３０の一方を嵌合挿入する状態を示した斜視図、図１１は、図１０に示した接続ユニット３０の他方側にバスダクトユニット１０の接続端部１０ａを嵌合挿入する状態を示した斜視図、図１２は、接続部カバー部材５０を装着する状態を示した斜視図、図１３は、バスダクトユニット１０の接続を完了した状態を示した斜視図である。
【００４１】
まず最初に、接続ユニット３０を図１０中、矢印方向よりバスダクトユニット１０の接続端部１０ａに嵌合挿入する。すなわち、側板１４の内側に接続ユニット３０の接続側板３１を挿入すると共に、バスダクトユニット１０より延出する３本の絶縁被覆導体１３の電気導体１１を各絶縁セパレータ３２に設けられている導電性接続板３３の間にそれぞれ挿入する。そして、接続側板３１と側板１４とをネジ１５で緊締結合する。
【００４２】
次に、接続ユニット３０の他方側に上述と同様の方法でバスダクトユニット１０の接続端部１０ａを嵌合挿入し（図１１参照）、ネジ１５により接続側板３１と側板１４とを緊締結合する。
【００４３】
これにより、バスダクトユニット１０の側板１４の内側面１４ａに設けられた金属素地露出部分（図示せず）と接続側板３１の外側面３１ａに設けられた金属素地露出部分（図示せず）とが重合することにより、両者を電気的に接続することができ、バスダクトユニット１０相互のケースアース接続を接続ユニット３０を介して行うことができる。
【００４４】
そして、絶縁被覆付ボルト３４とナット３５を所定のトルク値まで締め付けることにより、側板１４、接続側板３１、電気導体１１、導電性接続板３３、絶縁セパレータ３２を一括緊締する。これにより、バスダクトユニット１０内の同相絶縁被覆導体１３は、相互に接続される。
【００４５】
次に、バスダクトユニット１０相互の接続部の開放部分に接続部カバー部材５０を装着する。図１２に示したように、接続部カバー部材５０を図中矢印方向より接続部の開放部分に覆い被せた後に、貫通穴５１を貫通するネジ部品４４によりアタッチメント４０のネジ穴４３と螺合し、固定装着する。
【００４６】
これにより、アタッチメント４０の頭部４２の上面４２ａは、接続部カバー部材５０の裏面５２と重合し、両者は電気的導通状態となる。尚、本実施の形態では、接続部カバー部材５０の裏面５２を非塗装状態として全体を金属素地面としたが、アタッチメント４０の頭部４２の上面４２ａが重合する範囲のみ金属素地面としても良い。尚、図１３は、接続を完了した状態を示している。
【００４７】
これにより、バスダクトユニット１０のバスダクトケースと接続部カバー部材５０とは、アタッチメント４０を介して電気的にアース接続をすることができ、接続部カバー部材５０のケースアースを取ることができる。すなわち、上記構成を有するアタッチメント４０をバスダクトケース２０に圧入嵌着することによって、従来より行われていた接続部分のマスキング塗装等を行うことなく、接続部カバー部材５０のケースアースを容易に行うことができる。
【００４８】
図１４は、上述の第１の実施の形態と形状を異にする類似構成のバスダクトケース２０を示す。図中（Ａ）に示したバスダクトケース２０は、補強部２５、２６が互いに接合するフランジ部２３、２４に互いに離反するように外方に延設する第１補強部２５ａ、２６ａと第１補強部２５ａ、２６ａの外側端から互いに対峙するようにフランジ部２３、２４と略平行に延設される第２補強部２５ｂ、２６ｂとからなる断面略Ｌ字状であって、上述の第１の実施の形態と異なり第３補強部を有せず、最外側部を開放する補強部である。アタッチメント４０は、第２補強部２５ｂ、２６ｂ間に圧入嵌着される。
【００４９】
図中（Ｂ）に示したバスダクトケース２０は、補強部２５、２６が第１の実施の形態の補強部と比較して、第３補強部２５ｃ及び２６ｃの内側端部を連結する係合部２７を有せず、第３補強部２５ｃ、２６ｃは互いに接続されていない。アタッチメント４０は、第１の実施の形態と同様に空間部２８内に圧入嵌着される。
【００５０】
また、上述の各バスダクトケース２０に用いられるアタッチメント４０は、上記構成に拘束されるものではなく、例えば図１５（Ａ）に示したように種々の変更が可能である。図示したように、アタッチメント４０の先端部４１には、ほぼ中央に突端４１ｂから頭部４２の方向に切り込まれたスリット４１ｄが設けられており、先端部４１の両側端面４１ａには、突端４１ｂ側が鋭角に形成された鋸刃形状に形成された鋸刃形状部４１ｅが突設されている。また、スリット４１ｄを間に介した鋸刃形状部４１ｅの距離は、第２補強部２５ｂ、２６ｂ間の距離よりも若干広めに形成されている。
【００５１】
したがって、アタッチメント４０が補強部２５、２６の空間部２８内に圧入嵌着された際に、先端部４１は横幅方向に狭められ、拡開方向のばね作用を有し、更に鋸刃形状部４１ｅが空間部２８の内面と係合することによって、より抜けにくくすることができる。また、両側端面４１ａに鋸刃形状部４１ｅは、空間部２８の内面に施された塗装面を剥ぎ取り、より積極的に金属素地面を露出させる作用をも有する。
【００５２】
図１４（Ｃ）に示したバスダクトケース２０は、補強部２５、２６が互いに接合するフランジ部２３、２４から互いに離反するように外方に延設する第１補強部２５ａ、２６ａと第１補強部２５ａ、２６ａの外側端からフランジ部２３、２４側に戻るようにフランジ部２３、２４と略平行に延設される第２補強部２５ｂ、２６ｂとからなる断面略Ｌ字状であって、収納凹部２２側が開放された閉断面形状を各々形成する。
【００５３】
また、図中（Ｄ）に示したバスダクトケース２０は、図中（Ｃ）の第２補強部の端部からフランジ部２３、２４に対して略垂直に接するように延設された第３補強部を有し、フランジ部２３、２４を間に介して１対の閉鎖空間部２８を形成する。
【００５４】
図中（Ｃ）、（Ｄ）のバスダクトケース２０に用いられるアタッチメント４０は、図１５（Ｂ）に示すように、先端部４１に突端４１ｂから頭部４２と接続する部分までに亘って先端部４１を中央から２分割するように設けられた空間部４１ｆと、先端部４１よりも幅が大きく形成され、幅方向に２箇所のネジ穴４３が形成されている頭部４２とを有する。
【００５５】
空間部４１ｆの幅は、フランジ部２３及び２４を接合した幅とほぼ等しく形成されており、フランジ部２３、２４を挿入できるように形成されている。アタッチメント４０は、空間部４１をフランジ部２３、２４に合わせてフランジ部２３、２４と第２補強部２５ｂ、２６ｂとの両方に接するように嵌着される。
【００５６】
したがって、図１４（Ｃ）、（Ｄ）のように形成されたバスダクトケース２０に図１５（Ａ）、（Ｂ）のように形成されたアタッチメント４０を用いて、第１の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
【００５７】
尚、上述の説明においては、バスダクトユニット１０の接続の際にアタッチメント４０を圧入嵌着するように説明したが、予めバスダクトケース２０の組立時にアタッチメント４０を所定位置に配置して組み立て、アタッチメント４０の両側端面４１ａがバスダクトケース２０の内面２８に対して嵌着状態となるように構成しても良い。
【００５８】
次に、本発明の第２の実施の形態について、以下に説明する。本実施の形態において特徴的なことは、図２０に示した形状のバスダクトの接続部カバー部材のケースアースを、第１の実施の形態におけるアタッチメントを用いて行うことである。
【００５９】
以下に、図１６〜図１９を用いてその構成、作用及び効果について説明する。図１６は、バスダクトユニット相互を接続した接続部の要部破断平面図、図１７は、図１６の正面説明図、図１８は、図１６のＣ−Ｃ線矢視部の断面説明図である。
【００６０】
図示したように、バスダクトユニット６０は、絶縁被覆導体７０とケース本体６４とからなり、絶縁被覆導体７０は板状の導体７１に絶縁被覆７２を施した絶縁被覆導体７０を重畳的に複数本並べて、絶縁被覆導体７０の幅広面７０ａ側と接して支持する断面コ字型の一対のダクト側板６３とダクト側板６３の上下を接続固定する断面コ字型のダクト上面板６１及びダクト下面板６２とからなるケース本体６４の断面略矩形の空間部内に設けられている。
【００６１】
そして、ダクト側板６３の間には、絶縁被覆導体７０の幅狭面７０ｂと当接して絶縁被覆導体７０をケース本体６４内に支持するスペーサ６５が介在して設けられている。スペーサ６５は、ダクト側板６３を貫通して設けられたボルトとナット等の締着部品６７により支持され、ダクト上面板６１及びダクト下面板６２とは当接せず、その間に一定の間隙を形成する。また、バスダクトユニット６０の長手方向所定間隔毎に配置され、かつ所定強度を必要とされるバスダクトユニット６０の端縁部６０ａには、必ず配置されている。
【００６２】
接続部８０は、接続側板８１と、接続側板８１と導体７１との間及び異相の導体７１間を絶縁する絶縁セパレータ８２と、接続側板８１、絶縁セパレータ８２、導体７１を貫く絶縁被覆付ボルト８３及びナットとから構成されている。
【００６３】
アタッチメント４０は、第１の実施の形態とほぼ同形に形成され、先端部４１の幅はダクト側板６３相互の距離と等しい幅に形成されている。また、先端部４１の厚さはスペーサ６５とダクト上面板６１、ダクト下面板６２との間に形成される一定の間隙と等しいか若しくは若干狭く形成されている。
【００６４】
次に、バスダクト６０の接続方法について説明する。
【００６５】
まず最初に、アタッチメント４０をダクト側板６３、スペーサ６５、ダクト上面板６１若しくはダクト上面板６２に囲まれた閉鎖空間部６６に圧入嵌着して、アタッチメント４０の両側端面４１ａがケース側板６３の内面６３ａに対して電気的接合状態となるようにする。
【００６６】
ここで、例えば、ダクト側板６３の内面６３ａに塗装が施されていた場合でもアタッチメントの圧力嵌着により塗装皮膜は削り取られ、アタッチメント４０とダクト側板６３とは確実に電気的接合状態とすることができる。
【００６７】
次に、バスダクトユニット６０どうしを突き合わせて、絶縁被覆導体７０の同相の導体７１を重ね合わせて、異相の導体７１間及び最外側に位置する導体７１と接続側板８１との間にそれぞれ絶縁セパレータ８２を介在させる。
【００６８】
そして、接続部８０の絶縁被覆付ボルト８３及びナットを締め付けることにより一括緊締してバスダクトユニット６０どうしを接続する。これにより、バスダクトユニット６０の絶縁被覆導体７０どうしは電気的に接続され、ダクト上面板６１、ダクト下面板６２、ダクト側面板６３は接続側板８１を介してケースアース接続される。
【００６９】
次に、バスダクトユニット６０相互の接続部分に形成されている開放部分に接続部カバー部材９０を装着する。すなわち、接続部カバー部材９０を接続部の開放部分に覆い被せた後に、貫通穴９１を貫通するネジ部品４４によりアタッチメント４０のネジ穴４３と螺合し、固定装着する。
【００７０】
したがって、アタッチメント４０の頭部４２の上面４２ａは、接続部カバー部材９０の裏面９２と重合し、導電性を有する。以上により、バスダクトユニット６０のケース本体と接続部カバー部材５０とは、アタッチメント４０を介して電気的にアース接続する。すなわち、上記構成を有するアタッチメント４０を閉鎖空間部６６内に圧入嵌着し、アタッチメント４０に接続部カバー部材５０を緊締結合することにより、容易に接続部カバー部材９０のアース接続を行うことができる。
【００７１】
また、図１９に示したように、上述のスペーサ６５とアタッチメント４０とを一体に形成してもよい。ここで、アタッチメント４０は、先端部４１との接続部分に上面４２ａと略垂直をなす壁部４２ｂを有する頭部４２と、壁部４２ｂの下端中央位置より頭部４２側と離反する方向に突出しその左右両端を上方に垂直に屈曲した断面略Ｕ字型の先端部４１を有している。
【００７２】
この断面略Ｕ字型の先端部４１の両側端面４１ａ間の距離は、閉鎖空間６６を形成するダクト側板６３間と略同一距離に形成され、両側端面４１ａの高さは閉鎖空間６６内に嵌入可能な寸法か又はそれ以下に形成されている。そして、両側端面４１ａには、締着部品６７が貫通する貫通孔４１ｇが穿設されている。
【００７３】
このように形成されたアタッチメント４０は、バスダクトユニット６０の端縁部６０ａに設けられるスペーサ６５の代わりにアタッチメント４０の先端部４１を圧入嵌着し、締着部品６７によってダクト側板６３と共に共締めすることにより、堅固に位置決めされる。したがって、上述のアタッチメント４０と同様の作用効果を得ることができることに加えて、更にスペーサ６５と兼用することができるので、部品点数の削減による工程数の減少を図ることができ、コスト低減を図ることができる。
【００７４】
尚、上述の本発明にかかる各実施の形態において、バスダクトユニットの接続部分の上下が開放する構成を有するバスダクトの接続部を示したが、接続部の上、又は下の一方のみが開放するバスダクト構成の接続部にも、当然適用できるものである。また、本発明は、上記各実施の形態における構成に拘束されるものではなく、種々の組み合わせが可能である。
【００７５】
【発明の効果】
以上のように本発明にかかるバスダクト接地構造によれば、接続部カバー部材のアース接続を確実に行うことができ、バスダクトケースの電気的安全性を容易に確保することができる。また、アタッチメントを用いたことにより、接続部カバー部材が重合する部分のバスダクトケース側のマスキング塗装を不要とすることができる。更に、アタッチメントのバスダクトケースに対する取付作業が容易であることから、バスダクトの組立時における接続部カバー部材の取付作業性が向上し、工数の削減によりコスト低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態にて用いられるバスダクトユニットの断面説明図である。
【図２】バスダクトユニットを相互に接続する接続部分の分解斜視図である。
【図３】バスダクトユニットのバスダクトケース端縁部にアタッチメントを取り付ける状態を示す斜視図である。
【図４】図３に示したアタッチメントを取り付けたバスダクトユニットの全体斜視図である。
【図５】図４に示したバスダクトユニットを平面側より概略的に示した平面説明図である。
【図６】図４に示したバスダクトユニットを正面側より概略的に示した正面説明図である。
【図７】図５に示したバスダクトユニットの接続部分を拡大して示した要部破断説明図である。
【図８】バスダクトケースへのアタッチメントの嵌着状態を示した図７のＡ−Ａ線矢視部の断面説明図である。
【図９】バスダクトケースへのアタッチメントの嵌着状態を示した図７のＢ−Ｂ線矢視部の断面説明図である。
【図１０】バスダクトユニットの接続端部に接続ユニットの一方を嵌合挿入する状態を示した斜視説明図である。
【図１１】図１０に示した接続ユニットの他方側にバスダクトユニットを嵌合挿入する状態を示した斜視説明図である。
【図１２】接続部カバー部材を装着する状態を示した斜視説明図である。
【図１３】バスダクトユニットの接続を完了した状態を示した斜視説明図である。
【図１４】第１の実施の形態と形状を異にする類似構成のバスダクトケース２０を示す。
【図１５】アタッチメントの他の実施の形態を各々示した斜視説明図である。
【図１６】本発明の第２の実施の形態におけるバスダクトユニットの接続状態を示す要部破断説明図である。
【図１７】図１６に示した接続部を正面側より示した要部破断説明図である。
【図１８】図１６のＣ−Ｃ線矢視部の断面説明図である。
【図１９】アタッチメントの他の実施の形態を各々示した斜視説明図である。
【図２０】従来の実施の形態を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
１０バスダクトユニット
１３絶縁被覆導体
２０バスダクトケース
２２収納凹部
２３、２４フランジ部
２５、２６補強部
２８補強部内空間部
４０アタッチメント
３０接続ユニット
５０接続部カバー部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a bus duct. ground Bus duct for grounding the case of the connection cover member in the connection part of the bus duct unit, especially regarding the structure ground Concerning structure.
[0002]
[Prior art]
A bus duct is generally configured by stacking a plurality of insulating coated conductors obtained by coating a flat electric conductor with an electric insulating layer and accommodating the laminated conductors in a case body of the bus duct. A bus duct that forms a bus duct line by connecting a plurality of bus ducts having unit lengths configured as described above (hereinafter simply referred to as “bus duct units”). ground Compared to a wiring system that bundles and wires multiple cables, the structure has extremely superior functions for preventing fires and preventing leakage magnetic flux, etc., so it is widely used for main power supply lines in factory facilities and buildings. It has been.
[0003]
When a large-capacity bus duct is installed as an electric main line, it is necessary to ground to ensure electrical safety. Conventionally, a bus duct uses a case body as a part of the earth line.
[0004]
In addition, a connecting portion cover member is provided at the connecting portion between the bus duct units to prevent the exposed portion of the insulating coated conductor from being exposed, and the connecting portion cover member is also provided to ensure electrical safety. Must be grounded.
[0005]
However, since the case body is painted on the surface for rust prevention, simply attaching the connection cover member does not ensure electrical conductivity between the two, and the connection cover member must be grounded. It was difficult to do. Thus, various methods have been proposed in the past to solve the problem.
[0006]
FIG. 20 is an exploded explanatory view schematically showing the connection between the case main body of the bus duct and the connection portion cover member in the conventional embodiment. As shown in the figure, the bus duct unit 100 is formed by stacking the insulation-coated conductors 110 in a superimposed manner and sandwiching them between the duct side plates 123 and by providing the duct upper surface plate 121 and the duct lower surface plate 122 on the side of the insulation coating conductor 110. It is configured.
[0007]
The case main body 120 and the connection portion cover member 130 configured by the duct upper surface plate 121, the duct lower surface plate 122, and the duct side surface plate 123 are configured by a conductive plate material such as a metal plate, for example. Are coated for rust prevention, but in order to secure a portion where the connecting portion cover member 130 and the duct upper surface plate 121 and the duct lower surface plate 122 are electrically connected, the duct case upper surface plate 121 and the duct are provided. In the portion where the lower surface plate 122 and the connection portion cover member 130 overlap, a non-painted surface portion is formed by masking painting using a tape, a magnet or the like, and metal base portions 124 and 131 are formed.
[0008]
Then, by attaching the connection portion cover member 130, the metal base portions 124 and 131 are superposed and electrically connected, and the connection portion cover member 130 is grounded.
[0009]
Japanese Utility Model Publication No. 51-40480 discloses means for providing a good connection of the conductivity of a bus duct by providing an earth bond, which is a conductive short-circuit member, on the connecting portion cover member side, and Japanese Patent Publication No. 63-61841. The gazette shows means for providing a conductive member on both the connecting portion cover member side and the bus duct case side so as to satisfactorily connect the conductivity of the bus duct. By these means, the case ground connection of the connection portion cover member is performed.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, the formation of the conductive portion of the metal substrate by masking coating requires much labor for attaching and removing the masking, resulting in poor work efficiency and high cost. In addition, the means described in Japanese Utility Model Publication No. 51-40480 must be provided in advance by fixing a ground bond, which is a separate member, to the connecting portion cover member side with a fixture such as a eyelet fitting, Work efficiency is poor, resulting in high costs. Similarly, the means described in Japanese Examined Patent Publication No. 63-61841 also requires grounding conductive portions on both the connection cover member side and the bus duct cover side, resulting in poor work efficiency and high cost.
[0011]
The present invention has been made in view of such a point, and the object thereof is to extremely easily perform case grounding of a connection portion cover member that covers and closes an opening formed in a connection portion between bus duct units, and Bus duct with electrical safety ground Is to provide a structure.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a bus duct according to claim 1 of the present invention. ground The structure is The ground structure is attached so that one side is electrically connected to the case body, and the other side is in contact with the non-painted surface when the connection cover member is attached with one side attached. The attachment which has the composition which becomes. According to this configuration, one side of the attachment is electrically connected to the case main body by being attached to the case main body of the bus duct, and the other side of the attachment is attached with the connection portion cover member with the attachment being attached, The contact portion cover member is electrically connected in contact with the non-painted surface. Thereby, an attachment plays the role of the ground terminal between a case main body and a connection part cover member, and can take the case ground of a connection part cover member reliably. Further, it is possible to eliminate the masking coating on the case body side, which has been conventionally performed in order to perform the case grounding of the connection portion cover member, and to easily ensure the case grounding of the connection portion cover member. .
[0013]
In the bus duct grounding structure according to claim 2, when the attachment is fitted so that one side is electrically connected to the case main body and the other side is fitted on the one side, the connection portion cover member is not attached. Contact with the paint surface and become electrically conductive . According to this configuration, one side of the attachment is electrically connected to the case main body by being fitted to the case main body of the bus duct, and the other side of the attachment is mounted with the connection portion cover member in a state in which the attachment is fitted. Thereby, it contacts with the non-coating surface of a connection part cover member, and is electrically connected.
[0014]
Thereby, an attachment plays the role of the ground terminal between a case main body and a connection part cover member, and can take the case ground of a connection part cover member reliably. Further, it is possible to eliminate the masking coating on the case body side, which has been conventionally performed in order to perform case grounding of the connection portion cover member, and it is possible to easily ensure case grounding of the connection portion cover member.
[0015]
Claim 3 Bus duct ground In the structure, attachment of the attachment is performed by sandwiching one side of the attachment between opposing inner side surfaces of the case main body. Therefore, similarly to the operation of the first aspect, the attachment can be easily fitted, and the case grounding of the connection portion cover member can be surely taken.
[0016]
Claim 4 Bus duct ground In the structure of the case body, a reinforcing portion having a hollow structure is additionally formed at a side end portion of the case body, and the attachment is attached by being sandwiched between opposed inner side surfaces in the reinforcing portion. Therefore, the case main body having such a reinforcing portion can be easily grounded with the case of the connecting portion cover member using the attachment.
[0017]
Claim 5 Bus duct ground The structure is such that the case body includes a duct side plate that laminates and sandwiches the insulation coated conductors, a spacer that is supported from the side of the insulation coated conductor across the duct side plates, and a duct upper and lower plate that covers the sides of the insulation coated conductor. A space portion is provided between the duct upper and lower plates and the spacer. And attachment of attachment is performed when one side of an attachment is clamped between the duct side plates which oppose in a space part. Therefore, the attachment can be used for the case body having the above-described configuration, and the case grounding of the connection portion cover member can be easily taken.
[0018]
Claim 6 Bus duct ground In the structure, one side of the attachment to be fitted is provided with a substantially saw-blade-shaped protrusion at a contact portion in contact with the opposing inner surface. Therefore, it is possible to make it difficult to remove the attachment attached by forming the protrusion. Moreover, even if the inner surface which opposes is painted, when an attachment is press-fitted and fitted, the coating film is scraped off by the protruding portion, and the case main body can be electrically connected.
[0019]
Claim 7 Bus duct ground In the structure, on one side of the attachment to be fitted, a notch part is formed between the opposing inner side surfaces by cutting out from the distal end of one side of the attachment in the proximal direction. Therefore, the portion to which the attachment is fitted has a spring action in the direction between the inner side surfaces facing each other by the notch portion, and can make it difficult to remove the attachment.
[0020]
Claim 8 Bus duct ground In the structure, one side of an attachment sandwiched between opposing duct side plates in a space formed between the duct upper and lower plates and the spacer is formed integrally with the spacer. Therefore, in addition to the above operation, the number of parts can be reduced, and the cost can be reduced by reducing the number of assembly steps.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment according to the present invention will be described.
[0022]
FIG. 1 is a cross-sectional explanatory diagram of a single bus duct (hereinafter simply referred to as “bus duct unit”) 10 used in the present embodiment. The bus duct unit 10 is a flat plate having a rectangular or rounded rectangular shape, for example. Alternatively, an insulation coated conductor 13 in which an electrical conductor 11 made of copper or the like is coated with an electrical insulation layer 12 such as a polyester sheet and a plurality of (three in this embodiment) insulation coated conductors 13 are stacked and accommodated. And a bus duct case 20 to be held.
[0023]
The bus duct case 20 is formed by a two-part body composed of a pair of case halves 21 having the same cross-sectional shape and facing each other. Each case half 21 includes a U-shaped storage recess 22, flange portions 23 and 24 having a predetermined width and flange portions 23 extending so as to be separated from each other along both ends of the opening of the storage recess 22. Reinforcing portions 25 and 26 are additionally formed along the outer edge of 24.
[0024]
The reinforcing portions 25 and 26 face each other from the outer ends of the first reinforcing portions 25a and 26a and the first reinforcing portions 25a and 26a that extend outwardly so as to be separated from the flange portions 23 and 24 that are joined to each other. The second reinforcing portions 25b, 26b extending substantially parallel to the flange portions 23, 24 and the third reinforcing portions 25c, 26c extending so as to be close to the end portions of the second reinforcing portions 25b, 26b. A space portion 28 having a substantially U-shaped or U-shaped cross section and having a pair of substantially rectangular closed cross-sectional shapes along both side edges of the bus duct case 20 in cooperation with the opposing reinforcing portions 25 and 26. It is configured to form.
[0025]
The inner end portion of the third reinforcing portion 25c forming one reinforcing portion 25 has a step size corresponding to the thickness of the inner end edge 27a of the third reinforcing portion 26c forming the other reinforcing portion 26. A stepped step portion 27b formed in the portions 25 and 26, and the inner end portions of the third reinforcing portions 25c and 26c are connected by engagement between the inner end edge 27a and the stepped portion 27b. A joint portion 27 is formed.
[0026]
Then, the outer surfaces of the third reinforcing portions 25c and 26c joined to each other by fitting the inner end edge 27a and the stepped portion 27b of the engaging portion 27 are flat and continuous, and both case halves 21 face each other. The relative movement of the two case halves 21 is relatively regulated. Further, the bus duct case 20 has a fastening member that joins the flange portions 23 and 24 to which the case halves 21 facing each other are joined, for example, a coupling means 29 such as a rivet. The coupling means 29 may be provided with through holes in the flange portions 23 and 24, and the flange portions 23 and 24 may be fastened and fixed by bolts and nuts.
[0027]
2 is an exploded perspective view for explaining a method of connecting the bus duct units 10 to each other to form a bus duct line, and FIG. 3 is a perspective view showing a state in which the attachment 40 is attached to the edge 20a of the bus duct case 20. FIG. 4 is a perspective view showing a state of the bus duct unit 10 in which the attachment 40 is fitted to the end edge portion 20a, and FIG. 5 is an explanatory plan view schematically showing the bus duct unit 10 shown in FIG. 4 from the plane side. 6 is a front explanatory view schematically showing the bus duct unit 10 shown in FIG. 4 from the front side.
[0028]
FIG. 7 is an enlarged view of a main part of the bus duct unit 10 shown in FIG. 5 in an enlarged view. FIG. 8 is a cross-sectional view of FIG. FIG. 9 is a cross-sectional explanatory view of the portion taken along line A-B in FIG. 7, showing the state of attachment of the attachment to the bus duct case.
[0029]
In the bus duct unit 10, as shown in the figure, the insulating covering conductor 13 extends from the edge 20 a of the bus duct case 20, and the conductor 11 is exposed from the insulating covering 12 at the end of the insulating covering conductor 13. Also, two opposing conductive side plates 14 are provided in the vicinity of the edge 20a of the bus duct case 20, and the side plate 14 has a metal base exposed portion (not shown) formed on the inner side surface 14a. ing.
[0030]
As shown in FIG. 2, the connection unit 30 for connecting the connection end portions 10 a of the bus duct unit 10 includes a conductive connection side plate 31 provided on both outer sides, four insulating separators 32 therebetween, A conductive connection plate 33 (not shown) disposed on both side surfaces of the insulating separator 32, a bolt 34 with insulation coating that penetrates the center from the outer surface 31a of one connection side plate 31 and the other connection. A nut 35 that is screwed onto the bolt 34 with an insulation coating is provided on the outer surface 31 a of the side plate 31.
[0031]
Further, the connection side plate 31 is provided with a metal base exposed portion (not shown) at a portion where the outer side surface 31a overlaps with the inner side surface 14a of the side plate 14, and by tightening the bolt 34 with insulation coating, the side plate 14, the exposed metal base portion between the inner side surface 14a of the connection unit 14 and the outer side surface 31a of the connection side plate 31 of the connection unit 30 is electrically connected.
[0032]
Therefore, the bus duct case 20 is grounded by connecting the bus duct units 10 to each other via the connection unit 30.
[0033]
The connection portion cover member 50 is made of a conductive member, and is formed in a shape that covers a connection space portion formed at a connection position of the bus duct unit 10 after the bus duct unit 10 is connected and fixed by the connection unit 30. . Moreover, the back surface 52 of the connection part cover member 50 is not rust-proofed, and the metal base is exposed.
[0034]
The attachment 40, which is a characteristic configuration of the present invention, is made of a conductive member and is not painted. Further, as shown in FIGS. 3, 6, 7 and 8, a tip portion 41 press-fitted between the second reinforcing portions 25b and 26b of the reinforcing portions 25 and 26, and an edge portion 20a. And a head 42 extending toward the connection space between the bus duct units 10.
[0035]
As shown in FIG. 7, the distal end portion 41 of the attachment 40 is formed so that both end surfaces 41 a of the distal end portion 41 come into contact with the second reinforcing portions 25 b and 26 b when fitted into the space portion 28. The projecting end 41b of the portion 41 is formed at an acute angle so that the lateral width is narrowed in order to facilitate the fitting operation when the distal end portion 41 is fitted into the space portion 28.
[0036]
Further, as shown in FIG. 8, the distal end portion 41 is formed on one wide surface 41c of the distal end portion 41 and the inner end portion of the third reinforcing portion 25c when fitted into the space portion 28. It is formed in a thickness that makes contact with the stepped portion 27 b of the joint portion 27. That is, the width of the tip portion 41 is substantially the same as the distance between the second reinforcing portions 25b and 26b of the space portion 28, and the thickness of the tip portion 41 has a thickness that enters the space portion.
[0037]
On the other hand, as shown in FIG. 7, the head portion 42 of the attachment 40 is formed wider than the distal end portion 41 so that the attachment 40 stops at a predetermined position after the distal end portion 41 is fitted, Are formed with screw holes 43 used for joining with the connection portion cover member 50.
[0038]
Further, as shown in FIG. 9, the head portion 42 has an upper surface 42 a that extends in parallel with the insulating coated conductor 13 from the end edge portion 20 a of the reinforcing portions 25 and 26 and is joined to the connection portion cover member 50. The third reinforcing portions 25c and 26c are formed so as to have substantially the same surface position as the outer surface, and the attachment 40 is formed so that the cross section has a substantially crank shape.
[0039]
When the attachment 40 formed in this way is press-fitted and fitted into the space 28 of the reinforcing portions 25 and 26, both side end surfaces 41a of the tip portion 41 are fitted in contact with the second reinforcing portions 25b and 26b. As a result, not only when the inner surface 28a of the space 28 in the reinforcing portions 25 and 26 is a metal base, but also when the inner surface 28a is coated, the second end surface 41a and the second end surface 41a 2 The coating film at the portion where the reinforcing portions 25b and 26b come into contact is scraped off, and the metal base is exposed, so that the reinforcing portions 25 and 26, that is, the bus duct case 20 and the attachment 40 are electrically joined.
[0040]
Next, the connection process of the bus duct unit 10 will be described below with reference to FIGS. FIG. 10 is a perspective view showing a state in which one of the connection units 30 is fitted and inserted into the connection end 10a of the bus duct unit 10, and FIG. 11 is a diagram of the bus duct unit 10 on the other side of the connection unit 30 shown in FIG. FIG. 12 is a perspective view showing a state in which the connecting portion cover member 50 is mounted, and FIG. 13 shows a state in which the connection of the bus duct unit 10 is completed. FIG.
[0041]
First, the connection unit 30 is fitted and inserted into the connection end 10a of the bus duct unit 10 from the direction of the arrow in FIG. In other words, the connection side plate 31 of the connection unit 30 is inserted inside the side plate 14, and the electrical conductors 11 of the three insulation-coated conductors 13 extending from the bus duct unit 10 are provided in each insulating separator 32. Each is inserted between the plates 33. Then, the connection side plate 31 and the side plate 14 are tightly coupled with the screw 15.
[0042]
Next, the connection end 10a of the bus duct unit 10 is fitted and inserted into the other side of the connection unit 30 in the same manner as described above (see FIG. 11), and the connection side plate 31 and the side plate 14 are tightened and joined with the screws 15.
[0043]
Thereby, the metal base exposed portion (not shown) provided on the inner side surface 14a of the side plate 14 of the bus duct unit 10 and the metal base exposed portion (not shown) provided on the outer side surface 31a of the connection side plate 31 are overlapped. By doing so, both can be electrically connected, and the case duct connection between the bus duct units 10 can be performed via the connection unit 30.
[0044]
Then, the side plate 14, the connection side plate 31, the electrical conductor 11, the conductive connection plate 33, and the insulation separator 32 are collectively tightened by tightening the insulation-coated bolt 34 and the nut 35 to a predetermined torque value. Thereby, the in-phase insulating covering conductors 13 in the bus duct unit 10 are connected to each other.
[0045]
Next, the connection portion cover member 50 is attached to the open portion of the connection portion between the bus duct units 10. As shown in FIG. 12, after the connection portion cover member 50 is covered on the open portion of the connection portion in the direction of the arrow in the figure, the screw part 44 that passes through the through hole 51 is screwed into the screw hole 43 of the attachment 40. , Fixed mounting.
[0046]
Thereby, the upper surface 42a of the head part 42 of the attachment 40 overlaps with the back surface 52 of the connection part cover member 50, and both are in an electrically conductive state. In the present embodiment, the back surface 52 of the connection portion cover member 50 is not painted, and the entire surface is a metal base. However, only the area where the upper surface 42a of the head 42 of the attachment 40 overlaps may be a metal base. . FIG. 13 shows a state where the connection is completed.
[0047]
As a result, the bus duct case of the bus duct unit 10 and the connection portion cover member 50 can be electrically grounded via the attachment 40, and the case ground of the connection portion cover member 50 can be taken. That is, by press-fitting the attachment 40 having the above configuration to the bus duct case 20, it is possible to easily perform the case grounding of the connection portion cover member 50 without performing masking painting or the like of the connection portion that has been conventionally performed. Can do.
[0048]
FIG. 14 shows a bus duct case 20 having a similar configuration, the shape of which is different from that of the first embodiment described above. The bus duct case 20 shown in FIG. 2A includes a first reinforcing portion 25a, 26a and a first reinforcing portion that extend outward so as to be separated from the flange portions 23, 24 where the reinforcing portions 25, 26 are joined to each other. The second reinforcing portions 25b, 26b extending substantially parallel to the flange portions 23, 24 so as to face each other from the outer ends of the portions 25a, 26a, and having a substantially L-shaped cross section, Unlike the embodiment, the third reinforcing portion is not provided and the outermost portion is opened. The attachment 40 is press-fitted between the second reinforcing portions 25b and 26b.
[0049]
The bus duct case 20 shown in FIG. 5B has an engaging portion in which the reinforcing portions 25 and 26 connect the inner end portions of the third reinforcing portions 25c and 26c as compared with the reinforcing portion of the first embodiment. 27, and the third reinforcing portions 25c and 26c are not connected to each other. The attachment 40 is press-fitted into the space portion 28 as in the first embodiment.
[0050]
Moreover, the attachment 40 used for each bus duct case 20 described above is not restricted to the above-described configuration, and various modifications can be made as shown in FIG. 15A, for example. As shown in the figure, the distal end portion 41 of the attachment 40 is provided with a slit 41d cut substantially in the center from the protruding end 41b toward the head 42, and the protruding end 41b is formed on both side end surfaces 41a of the distal end portion 41. A saw blade-shaped portion 41e formed in a saw blade shape with an acute angle formed on the side protrudes. Further, the distance of the saw-tooth shaped portion 41e with the slit 41d interposed therebetween is formed slightly wider than the distance between the second reinforcing portions 25b and 26b.
[0051]
Therefore, when the attachment 40 is press-fitted into the space portion 28 of the reinforcing portions 25 and 26, the tip portion 41 is narrowed in the lateral width direction, has a spring action in the expanding direction, and further has a saw blade-shaped portion 41e. By engaging with the inner surface of the space portion 28, it can be made more difficult to come off. In addition, the saw blade-shaped portion 41 e on both side end surfaces 41 a has an action of peeling off the coating surface applied to the inner surface of the space portion 28 and more actively exposing the metal base.
[0052]
The bus duct case 20 shown in FIG. 14C includes a first reinforcing portion 25a, 26a and a first reinforcing portion that extend outward so as to be separated from the flange portions 23, 24 where the reinforcing portions 25, 26 are joined to each other. The second reinforcing portions 25b and 26b extending substantially parallel to the flange portions 23 and 24 so as to return to the flange portions 23 and 24 from the outer ends of the portions 25a and 26a, and having a substantially L-shaped cross section. Each of the closed cross-sectional shapes in which the storage recess 22 side is opened is formed.
[0053]
Also, the bus duct case 20 shown in (D) in the figure has a third reinforcement extending so as to be in contact with the flange parts 23 and 24 from the end of the second reinforcement part in (C) in the figure. And a pair of closed space portions 28 are formed with the flange portions 23 and 24 therebetween.
[0054]
As shown in FIG. 15B, the attachment 40 used in the bus duct case 20 of (C) and (D) in the figure has a distal end portion extending from the projecting end 41b to the portion connected to the head portion 42 at the distal end portion 41. 41 includes a space portion 41f provided so as to be divided into two from the center, and a head portion 42 having a width larger than that of the tip portion 41 and having two screw holes 43 formed in the width direction.
[0055]
The width of the space portion 41f is formed to be substantially equal to the width obtained by joining the flange portions 23 and 24 so that the flange portions 23 and 24 can be inserted. The attachment 40 is fitted so that the space portion 41 is in contact with both the flange portions 23 and 24 and the second reinforcing portions 25 b and 26 b with the flange portions 23 and 24 aligned.
[0056]
Therefore, using the attachment 40 formed as shown in FIGS. 15A and 15B on the bus duct case 20 formed as shown in FIGS. 14C and 14D, the same as in the first embodiment. The effect of this can be obtained.
[0057]
In the above description, the attachment 40 is press-fitted and fitted when the bus duct unit 10 is connected. However, when the bus duct case 20 is assembled, the attachment 40 is arranged and assembled at a predetermined position in advance. You may comprise so that the both-ends surface 41a may be in a fitting state with respect to the inner surface 28 of the bus duct case 20. FIG.
[0058]
Next, a second embodiment of the present invention will be described below. What is characteristic in this embodiment is that FIG. The case earthing of the connecting portion cover member of the bus duct having the shape shown in FIG. 2 is performed using the attachment in the first embodiment.
[0059]
Below, the structure, an effect | action, and an effect are demonstrated using FIGS. 16 is a fragmentary plan view of the main part of the connecting part connecting the bus duct units, FIG. 17 is a front explanatory view of FIG. 16, and FIG. 18 is a cross-sectional explanatory view taken along the line CC in FIG. .
[0060]
As shown in the figure, the bus duct unit 60 includes an insulating coated conductor 70 and a case body 64. The insulating coated conductor 70 includes a plurality of insulating coated conductors 70 each having a plate-like conductor 71 and an insulating coating 72 arranged in a superimposed manner. A pair of U-shaped duct side plates 63 supported in contact with the wide surface 70a side of the insulating coated conductor 70, and a U-shaped duct upper surface plate 61 and a duct lower surface plate 62 that connect and fix the upper and lower sides of the duct side plate 63, respectively. The case main body 64 is provided in a space portion having a substantially rectangular cross section.
[0061]
Between the duct side plates 63, a spacer 65 is provided so as to abut against the narrow surface 70b of the insulating coated conductor 70 and support the insulating coated conductor 70 in the case main body 64. The spacer 65 is supported by fastening parts 67 such as bolts and nuts provided through the duct side plate 63, does not contact the duct upper surface plate 61 and the duct lower surface plate 62, and forms a certain gap therebetween. To do. Moreover, it arrange | positions at the edge part 60a of the bus duct unit 60 arrange | positioned for every predetermined space | interval of the longitudinal direction of the bus duct unit 60, and a predetermined intensity | strength is required.
[0062]
The connection portion 80 includes a connection side plate 81, an insulation separator 82 that insulates between the connection side plate 81 and the conductor 71 and between the conductors 71 of different phases, and a bolt 83 with an insulation coating that penetrates the connection side plate 81, the insulation separator 82, and the conductor 71. And a nut.
[0063]
The attachment 40 is formed in substantially the same shape as that of the first embodiment, and the width of the tip portion 41 is formed to be equal to the distance between the duct side plates 63. The thickness of the tip 41 is equal to or slightly narrower than a certain gap formed between the spacer 65 and the duct upper surface plate 61 and the duct lower surface plate 62.
[0064]
Next, a method for connecting the bus duct 60 will be described.
[0065]
First, the attachment 40 is press-fitted into the closed space 66 surrounded by the duct side plate 63, the spacer 65, the duct upper surface plate 61 or the duct upper surface plate 62, and both side end surfaces 41 a of the attachment 40 are the inner surfaces of the case side plate 63. The electrical connection state is established with respect to 63a.
[0066]
Here, for example, even when the inner surface 63a of the duct side plate 63 is painted, the coating film is scraped off by the pressure fitting of the attachment, and the attachment 40 and the duct side plate 63 are surely brought into an electrically joined state. it can.
[0067]
Next, the bus duct units 60 are brought into contact with each other, and the in-phase conductors 71 of the insulation-coated conductors 70 are overlapped, so that the insulating separators 82 are respectively provided between the different-phase conductors 71 and between the outermost conductor 71 and the connection side plate 81. Intervene.
[0068]
Then, the bus duct units 60 are connected to each other by tightening the bolts 83 and nuts with insulation coating of the connection portion 80 together. As a result, the insulated conductors 70 of the bus duct unit 60 are electrically connected, and the duct upper surface plate 61, the duct lower surface plate 62, and the duct side surface plate 63 are connected to the case ground via the connection side plate 81.
[0069]
Next, the connection portion cover member 90 is attached to the open portion formed at the connection portion between the bus duct units 60. That is, after the connection part cover member 90 is covered with the open part of the connection part, the screw part 44 that penetrates the through hole 91 is screwed into the screw hole 43 of the attachment 40 and fixedly mounted.
[0070]
Therefore, the upper surface 42a of the head portion 42 of the attachment 40 is superposed on the back surface 92 of the connection portion cover member 90 and has conductivity. As described above, the case main body of the bus duct unit 60 and the connection portion cover member 50 are electrically connected to the ground via the attachment 40. That is, the attachment 40 having the above configuration is press-fitted into the closed space 66, and the connection cover member 50 is tightly coupled to the attachment 40, whereby the connection cover member 90 can be easily grounded. .
[0071]
Further, as shown in FIG. 19, the spacer 65 and the attachment 40 may be formed integrally. Here, the attachment 40 protrudes in a direction away from the head 42 side from the center position of the lower end of the wall portion 42b, and a head portion 42 having a wall portion 42b substantially perpendicular to the upper surface 42a at the connection portion with the tip portion 41. It has a front end portion 41 having a substantially U-shaped cross section with its left and right ends bent vertically upward.
[0072]
The distance between both side end surfaces 41 a of the tip portion 41 having a substantially U-shaped cross section is formed to be substantially the same distance as between the duct side plates 63 forming the closed space 66, and the height of both side end surfaces 41 a is fitted into the closed space 66. It is formed to a possible dimension or less. And the through-hole 41g which the fastening component 67 penetrates is drilled in the both-ends surface 41a.
[0073]
The attachment 40 formed in this way is press-fitted and fitted with the distal end portion 41 of the attachment 40 instead of the spacer 65 provided at the end edge portion 60 a of the bus duct unit 60, and is fastened together with the duct side plate 63 by the fastening component 67. By doing so, it is positioned firmly. Therefore, in addition to being able to obtain the same effects as the attachment 40 described above, it can also be used as the spacer 65, so that the number of steps can be reduced by reducing the number of parts, and the cost can be reduced. be able to.
[0074]
In each of the embodiments according to the present invention described above, the connection portion of the bus duct having a configuration in which the upper and lower portions of the connection portion of the bus duct unit are opened is shown. However, the bus duct in which only one of the upper and lower portions of the connection portion is opened. Of course, the present invention can also be applied to the connecting portion of the configuration. Further, the present invention is not limited to the configuration in each of the above embodiments, and various combinations are possible.
[0075]
【The invention's effect】
As described above, the bus duct according to the present invention. ground According to the structure, the ground connection of the connection portion cover member can be reliably performed, and the electrical safety of the bus duct case can be easily ensured. Further, by using the attachment, it is possible to eliminate the need for masking coating on the bus duct case side where the connecting portion cover member overlaps. Furthermore, since the attachment work of the attachment to the bus duct case is easy, the attachment workability of the connection portion cover member at the time of assembling the bus duct is improved, and the cost can be reduced by reducing the number of steps.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory cross-sectional view of a bus duct unit used in a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view of a connecting portion for connecting bus duct units to each other.
FIG. 3 is a perspective view showing a state in which an attachment is attached to the edge portion of the bus duct case of the bus duct unit.
4 is an overall perspective view of a bus duct unit to which the attachment shown in FIG. 3 is attached. FIG.
5 is an explanatory plan view schematically showing the bus duct unit shown in FIG. 4 from the plane side. FIG.
6 is a front explanatory view schematically showing the bus duct unit shown in FIG. 4 from the front side.
7 is an enlarged view illustrating a main part of the connecting portion of the bus duct unit shown in FIG. 5; FIG.
FIG. 8 is a cross-sectional explanatory view taken along the line AA in FIG. 7 showing the attachment state of the attachment to the bus duct case.
9 is a cross-sectional explanatory view taken along the line B-B in FIG. 7 showing an attachment state of the attachment to the bus duct case.
FIG. 10 is a perspective explanatory view showing a state where one of the connection units is fitted and inserted into the connection end of the bus duct unit.
11 is a perspective explanatory view showing a state in which a bus duct unit is fitted and inserted into the other side of the connection unit shown in FIG. 10;
FIG. 12 is an explanatory perspective view showing a state in which a connection portion cover member is mounted.
FIG. 13 is an explanatory perspective view showing a state where the connection of the bus duct unit is completed.
FIG. 14 shows a bus duct case 20 having a similar configuration that is different in shape from the first embodiment.
FIG. 15 is a perspective explanatory view showing other embodiments of the attachment.
FIG. 16 is a fragmentary explanatory view showing a connection state of a bus duct unit according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 17 is a fragmentary explanatory view showing the connecting portion shown in FIG. 16 from the front side.
18 is a cross-sectional explanatory view taken along the line CC of FIG.
FIG. 19 is a perspective explanatory view showing another embodiment of the attachment.
FIG. 20 is a perspective explanatory view showing a conventional embodiment.
[Explanation of symbols]
10 Bus duct unit
13 Insulated conductor
20 Bus duct case
22 Storage recess
23, 24 Flange
25, 26 Reinforcement
28 Space inside reinforcement
40 attachments
30 connection unit
50 Connection part cover member

Claims

A bus duct line is formed by connecting a plurality of bus duct units that accommodate a plurality of insulation coated conductors in a case body that is formed into a hollow long shape with a conductive member, and covering the connected connection portions with a connection portion cover member And in the bus duct grounding structure having an earth structure in which the case main bodies are electrically connected to each other and the case main body and the connection portion cover member are electrically connected,
The ground structure is attached so that one side is electrically connected to the case body and the other side is in contact with the non-painted surface when the connecting portion cover member is attached with the one side attached. A bus duct grounding structure comprising an attachment having a configuration that is in an electrically conductive state .

The attachment is fitted so that one side is electrically connected to the case main body, and the other side is in contact with the non-painted surface when the connecting portion cover member is attached with the one side fitted. 2. The bus duct grounding structure according to claim 1, wherein the bus duct is grounded .

The bus duct grounding structure according to claim 2 , wherein the attachment of the attachment is performed by sandwiching one side of the attachment between opposing inner side surfaces of the case body.

The case body has a reinforcing portion having a hollow structure additionally formed at a side end portion of the case body, and the attachment of the attachment is performed between one side of the attachment between the opposing inner side surfaces in the reinforcing portion. 4. The bus duct grounding structure according to claim 2 , wherein the bus duct grounding structure is performed by being sandwiched between the two .

The case main body includes a duct side plate for stacking and sandwiching the insulating coated conductors, a spacer supported from the side of the insulating coated conductor between the duct side plates, and an upper and lower duct covering the side of the insulating coated conductor. A plate having a space portion between the duct upper and lower plates and the spacer, and the attachment of the attachment is such that one side of the attachment is sandwiched between opposing duct side plates in the space portion. The bus duct grounding structure according to claim 2 or 3 , wherein

The bus duct grounding structure according to claim 2 , wherein one side of the attachment to be fitted is provided with a substantially saw-blade-shaped protrusion at a contact portion in contact with the opposed inner side surface. .

One side of the attachment to be fitted is characterized in that a cutout portion cut out in the proximal direction from the distal end of one side of the attachment is provided so as to divide the opposed inner side surfaces. The bus duct grounding structure according to claim 2 .

The bus duct grounding structure according to claim 5 , wherein one side of the attachment to be fitted is formed integrally with the spacer.