JP3628112B2 - 放射性気体廃棄物処理装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、原子力発電プラント等に設置される放射性気体廃棄物処理装置に係り、特に原子炉内で水の放射線分解等により生じた排ガス、例えば水素と酸素とを触媒反応によって再結合させることで排ガスを可燃性限界以下とする排ガス再結合器を改良した放射性気体廃棄物処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よく知られているように原子力発電プラント等では、主復水器等に流入する空気、原子炉内で水の放射性分解による水素や酸素、原子炉内にて放射化される核分裂生成ガス等が発生し、これらは排ガスとして放射性気体廃棄物処理装置によって処理される。
【0003】
放射性気体廃棄物処理装置は図4に概略系統を示すように、図示しない主復水器から排ガスを抽出する蒸気式空気抽出器としてのガス抽出器1と、抽出した排ガスを予熱する排ガス予熱器2と、予熱した排ガスを触媒反応によって再結合させて可燃性限界以下の状態にまで処理する排ガス再結合器3と、排ガスを凝縮させる排ガス復水器4とを備え、これらの各機器が配管6、7、8によって接続されている。排ガス復水器4の下流側には、図示しないが排ガス予冷器、排ガス乾燥器、活性炭式希ガスホールドアップ塔、排ガス粒子フィルタおよび排ガス真空ポンプ設備等が順次設置され、最終的にスタック5に連結されている。なお、図4では各機器(排ガス予熱器2、排ガス再結合器3および排ガス再結合器4)が二系統設置された例を示しており、一系統は予備である。
【0004】
排ガス予熱器2は、排ガス再結合器3の上流側に設置され、触媒反応度維持のため排ガスを過熱状態まで過熱する。排ガス再結合器3は、触媒反応熱による高温条件が要求される機器であり、万一の水素爆発による高圧条件が要求される機器でもある。排ガス復水器4は、排ガス抽出のため使用された水蒸気および再結合により生じた水蒸気を凝縮して復水とするものである。
【0005】
このような放射性気体廃棄物処理装置において、排ガスはガス抽出器1で抽出された後、下流側の排ガス予熱器2、排ガス再結合器3および排ガス復水器4に順次に送られて処理され、放射能を許容限度以下に低減された後、スタック5から大気中に放出される。排ガス復水器4で凝縮された復水は、図示しない主復水器に戻される。
【0006】
図5は、上述した放射性気体廃棄物処理装置の主要機器である排ガス再結合器3の従来の構造を示している。この図5に示すように、排ガス再結合器3は、高温高圧条件を満足する耐圧部材としての上部鏡板10および下部鏡板11と、これらの上部鏡板10および下部鏡板11を連結する胴板12とによって構成された密閉式の容器3aを有する。この容器3aの上部には、触媒13を充填するための触媒充填口14が設けられ、内部には触媒13を保持するための網台15および触媒13の下流側への流出を防止するスクリーン16が設けられている。容器3aの側部には排ガスを導入するための排ガス入口ノズル17が設けられ、排ガス入口ノズル17の内側には、排ガスを上向きに偏向させるための偏向板18が設けられている。さらに、容器3aの下部には処理済みの排ガスを排出する排ガス出口ノズル19が設けられている。なお、機器の輸送、据付時に使用する吊り耳20および、容器3a全体を支持するための脚21が設けられている。
【0007】
このような構成において排ガスは、排ガス入口ノズル17より排ガス再結合器3内に流入し、偏向板18で偏向された後、触媒13内を通過する。この触媒通過の間に触媒反応によって排ガス中の水素と酸素が反応して水蒸気となり、これにより排ガスは可燃性限界以下となり、排ガス出口ノズル19より流出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、放射性気体廃棄物処理装置の排ガス再結合器3は高温高圧の容器であり、そのため強度上要求される必要板厚も必然的に厚くなる。また、従来の排ガス再結合器3では排ガス入口ノズル17と排ガス出口ノズル19とが直交して配置されているため、容器内において排ガスの偏流が生じやすく、充填触媒全体の有効活用が図れない可能性がある。また、各ノズル配置による容器3a内に余剰空間が生じ、さらに排ガス出口ノズル19が機器下方に設置されているため容器全体を支持する脚21の寸法が長尺になり、脚等を含めた剛性維持が必要となるという問題があった。
【0009】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、排ガス再結合器の小型化および板厚の低減が図れるとともに、排ガス再結合器内での排ガスの流動を均一化して充填触媒の有効活用による性能向上が図れ、さらに排ガス再結合器の耐震性向上も図れる放射性気体廃棄物処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、原子力設備で発生した排ガスを抽出するガス抽出器と、抽出した排ガスを予熱する排ガス予熱器と、予熱した排ガスを触媒反応によって再結合させて可燃性限界以下の状態にまで処理する排ガス再結合器とを備えた放射性気体廃棄物処理装置であって、前記排ガス再結合器は、密閉型の容器に排ガス入口ノズル、触媒充填口および処理済みガス流出用の排ガス出口ノズルを設けたものにおいて、前記排ガス再結合器の容器を球状とし、かつ前記排ガス入口ノズルと前記排ガス出口ノズルとを前記容器内のほぼ中心を通る直線上で対向する配置としたことを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1記載の放射性気体廃棄物処理装置において、排ガス再結合器の容器上部に、排ガス入口ノズルと触媒充填口とを兼用する管台を設けたことを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明は、請求項2記載の放射性気体廃棄物処理装置において、排ガス再結合器の排ガス入口ノズルから容器内に通じる排ガス流路に、触媒内での排ガスの拡散を行わせるほぼ半球形状の吊下型偏向板を上側に曲面を向けて配設したことを特徴とする。
【0013】
請求項4の発明は、請求項3記載の放射性気体廃棄物処理装置において、吊下型偏向板の全面に排ガスを通過させる多数の孔を穿設し、この孔の径は前記偏向板の中央部から端部へ向かうにつれて次第に拡大させたことを特徴とする。
【0014】
請求項5の発明は、請求項1から4までのいずれかに記載の放射性気体廃棄物処理装置において、排ガス再結合器の排ガス出口ノズルは、容器の内底部で開口するとともに前記容器の側部に亘って立上がる湾曲管により構成したことを特徴とする。
【0015】
請求項6の発明は、請求項5記載の放射性気体廃棄物処理装置において、排ガス出口ノズルを構成する湾曲管の容器内での下端部を囲む配置で、触媒の保持と触媒の下流側での飛散防止を兼用するほぼ半球形のスクリーンを上側に曲面を向けて配設し、このスクリーンは触媒の自重に耐え得る強度を有するものとしたことを特徴とする。
【0016】
請求項7の発明は、請求項6記載の放射性気体廃棄物処理装置において、半球形のスクリーンは、排ガスの流路を確保するべくパンチングメタルにより構成するとともに、熱応力緩和用として相対変位が可能な二重構造とし、かつ二重構造2の半球形スクリーンの一方は排ガス出口ノズルに固定し、他方は容器底部に固定したことを特徴とする。
【0017】
請求項8の発明は、請求項1から7までのいずれかに記載の放射性気体廃棄物処理装置において、排ガス再結合器の容器の側部に、輸送用の吊り耳と据え付け具とを兼用する円形孔付きの中間ラグを設けたことを特徴とする。
【0018】
請求項9の発明は、請求項1から4までのいずれか、または請求項8に記載の放射性気体廃棄物処理装置において、排ガス再結合器の排ガス出口ノズルは、容器の内底部で開口するとともに前記容器の側方へ向かって横長に伸びる直管により構成したことを特徴とする。
【0019】
請求項10の発明は、請求項1から9までののいずれかに記載の放射性気体廃棄物処理装置において、排ガス再結合器内に充填する触媒量の決定に際しての空筒速度算出に用いる評価断面積A(m2 ) は、触媒充填層高をH(m)、球状の容器の内半径をR(m)としたとき、各触媒充填層毎の断面積を平均化した下記の式
【数2】
にて算出される値に基づいて評価することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る放射性気体廃棄物処理装置の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、装置の全体構成は図4に示したものとほぼ同様であるから、説明を省略する。
【0021】
[第1の実施形態](図1)
図1は、本実施形態による放射性気体廃棄物処理装置の排ガス再結合器3の構成を示す断面図である。
【0022】
この図1に示すように、排ガス再結合器3は、密閉型の球状の容器3aに排ガス入口ノズル31、触媒充填口32および処理済みガス流出用の排ガス出口ノズル33を設けた構成とされている。容器3aは、耐圧部材としての半球状の2枚の鏡板を、底縁を傾けた状態で互いに接合し、溶接固定した構成とされている。容器3aの上部には、排ガス入口ノズル31と触媒充填口32とを兼用する管台3bが設けられている。排ガス入口ノズル31と排ガス出口ノズル33とは、容器3a内のほぼ中心を通る直線上で対向する配置とされている。すなわち、容器3aにはフランジ締結構造の排ガス入口ノズル31を設け、配管34とフランジ35によって締結している。そして、この容器3aに触媒39を充填し、容器3aへの排ガス入口部より排ガス出口部に至る容器3a内の流れが一次元的となるようにしてある。
【0023】
また、排ガス再結合器3の排ガス入口ノズル31から容器3a内に通じる排ガス流路、つまり排ガス入口ノズル31と配管34のフランジ35締結部との間にリング状の偏向板支持板36が挟持され、偏向板38が偏向板支持ロッド37を介して吊り下げられている。偏向板38は、触媒39内での排ガスの拡散を行わせるもので、ほぼ半球形状をなし、上側に曲面を向けた状態で懸架されている。この吊下型偏向板38の全面に、排ガスを通過させる多数の孔40が穿設され、この孔40の径は偏向板38の中央部から端部へ向かうにつれて次第に拡大されている。
【0024】
排ガス出口ノズル33は、容器3aの内底部で開口するとともに、容器3aの側部に亘って立上がる湾曲管33aにより構成されている。この湾曲管41の容器3a内での下端部を囲む配置で、触媒39の保持と触媒39の下流側での飛散防止を兼用するほぼ半球形のスクリーン41が上側に曲面を向けた状態で配設され、このスクリーン41は触媒39の自重に耐え得る強度を有するものとされている。半球形のスクリーン41は、排ガスの流路を確保するべくパンチングメタルにより構成されるとともに、熱応力緩和用として相対変位が可能な二重構造とされ、かつ二重構造の半球形スクリーン41のうち外側に配置する一方のスクリーン41aは排ガス出口ノズル33に固定され、内側に配置する他方のスクリーン41bは容器3a底部に固定されている。
【0025】
容器3aの側部には、輸送用の吊り耳と据え付け具とを兼用する複数の中間ラグ42が周方向に等間隔で設けられ、この各中間ラグ42には、それぞれ円形孔43が穿設されている。
【0026】
このような構成の排ガス再結合器3を有する本実施形態によれば、密閉型の容器3aを半球形鏡板による全球形構造としたので、他の形状、例えば従来の円筒形などと比較して剛性が高い。即ち、板厚が同じであれば触媒充填容量を増加することができ、また触媒容量が同一であれば板厚を低減することができる。また、2枚の半球形の鏡板30の溶接線44と排ガス出口ノズル33および中間ラグの取付けに当たっては、半球形鏡板30の溶接線44を傾けたことにより、互いに干渉を回避することができる。
【0027】
そして、配管34より装置上部の排ガス入口ノズル31より排ガス出口ノズル33に至る容器3a内の排ガスの流れは、排ガス入口ノズル31および排ガス出口ノズル33が直線上に配置されているため、偏流となることがなく、円滑な流れとなる。また、従来の排ガス再結合器の上部に設置していた触媒充填のための開口部(触媒充填口)に代えて、排ガス入口ノズル31の配管34をフランジ35で締結した構造としたので、触媒充填時は、配管34が取り外し可能であり、別途に触媒充填口を設ける必要なく、触媒39の充填作業等が可能となる。
【0028】
また、吊下型の偏向板38の全面に径の異なる孔40を穿設し、この孔40は偏向板38の中心部で小さく、外周に向かうにつれて径を増大させるようにしたことで、良好な拡散整流効果が得られる。また、偏向板38は、排ガス入口ノズル31とフランジ35と配管34のフランジ締結部との間に挟み込んだリング状の偏向板支持板36により、偏向板支持ロッド37を介して懸架されているため、これについても、触媒充填時等の分解が可能である。
【0029】
しかも、排ガス出口ノズル33については、触媒39を保持し且つ下流への流出防止のため、2枚の半球形スクリーン41a,41bが、一方は排ガス出口ノズル33に溶接にて固定され、他方は容器3aの半球形鏡板30の下側内面に溶接にて固定され二重化されているので、これにより、容器3aと排ガス出口ノズル33の熱変位を吸収でき、スクリーン部に過大な熱応力が発生することを防止できるようになる。
【0030】
さらに、排ガス出口ノズル33は、容器3a内部で湾曲して取出し方向が機器側面側に設けられている。これにより、従来容器下部に設置されていた排ガス出口ノズル33を容器3aの側面に設置できるため、支持構造としての脚部の短尺化が図れ、中間ラグ42による支持構造が可能となる。また、容器3aの外周には等間隔に機器支持用の中間ラグ42を外周に均等間隔に配置し、これに機器輸送用として円形孔43を穿設したことにより、吊り耳を別途設ける必要がない。
【0031】
さらにまた、排ガスの流れの一次元的拡散整流効果により触媒反応の均一化が図れ、充填触媒39の全体有効活用および容器3a内部の温度分布の均一化が図れさらに、排ガス出口ノズル33の改善により支持構造の改善、即ち脚の短尺化または省略が図れ、耐震性が向上できるとともに、排ガス出口ノズル33の設置方法の改善により触媒39の下流への飛散防止の本質的改善が図れる。
【0032】
また、本実施形態においては、排ガス再結合器3内に充填する触媒39量の決定に際しての空筒速度算出に用いる評価断面積A(m2 ) は、触媒39充填層高をH(m)、球状の容器3aの内半径をR(m)としたとき、各触媒39充填層毎の断面積を平均化した下記の式
【数3】
にて算出される値に基づいて評価するようにしている。
【0033】
このような評価構成によれば、機器基本設計の観点から、装置に充填する触媒量の決定に際し、空筒速度算出に用いる評価断面積を算出することにより、充填触媒容量を合理的に決定することができる。
【0034】
[第2の実施形態](図2)
図2は本実施形態による放射性気体廃棄物処理装置の排ガス再結合器3を示している。
【0035】
本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、図1に示した排ガス再結合器3における中間ラグ支持構造に代えて、スカート50による支持構造とした点である。他の構成については、第1実施形態のものと同様であるから、図2に図1と同一の符号を付して、説明を省略する。
【0036】
このような構成の第2実施形態によれば、容器3aをスカート50によって支持する構造としたことで、中間ラグ構造と比較して、基礎関係の構造の簡素化が図れ、耐震評価を容易に行うことができる。
【0037】
[第3の実施形態](図3)
図3は本実施形態による放射性気体廃棄物処理装置の排ガス再結合器3を示している。
【0038】
本実施形態が前記各実施形態と異なる点は、図1に示した排ガス再結合器3における配管34との取合部を半球形鏡板30に直接取付けた排ガス入口ノズル31のフランジ部59によって構成した点にある。
【0039】
また、排ガス出口部については、図1における排ガス出口ノズル33とスクリーンの機能を併有するように、構造を変化させたものである。即ち、本実施形態の排ガス出口ノズル60は、容器3aの内底部で開口するとともに容器3aの側方へ向かって横長に伸びる直管60aにより構成されている。この直管60aの下面側にスクリーン61が取付けられている。このスクリーン61は下向きとして、直管60aの底部に配置したことで、触媒39の荷重を受けずに済む構成としてある。他の構成については、第1実施形態のものと同様であるから、図2に図1と同一の符号を付して、説明を省略する。
【0040】
このような構成の第3の実施形態によれば、排ガス出口ノズル60の容器3a内での占有面積が縮小化され、容器3a内での排ガスの流れの均一化および触媒39有効容積の確保が可能である。また、排ガスは、配管34より排ガス再結合器3の装置上部に設けられた排ガス入口ノズル31を経由して容器3a内に流入する。本実施形態の排ガス再結合器3においても、排ガス入口ノズル31と排ガス出口ノズル60が一次元的に配置されているため排ガス流の偏流が防止される。また、排ガス入口部に設置された吊下型偏向板38により、排ガスは容器3a内へ均一に拡散され、さらに吊下型偏向板38全面には中央部から端部へ向かうにつれて径を増加させた孔40を全面に穿設し、これにより排ガス流は拡散整流され触媒39の上面部にて均一な流量分布が得られるようになり、充填した触媒39の有効且つ均一な反応度維持が可能となる。
【0041】
【発明の効果】
以上で詳述したように、本発明によれば、構造強度的観点からは、耐圧部を球形鏡板による全球形構造としたことにより、容器としての強度向上の効果が向上し、容器の必要板厚の低減により機器重量の低減が図れる。また、触媒の下流への飛散防止のためのスクリーンをパンチングメタル等で製作した半球形のものとし、かつ二重構造としたことで相対変位が可能となり、熱応力緩和が図れる。また、排ガス出口ノズルが機器側面に配置しているため、装置下部側の構造物の設置が不要となり、装置の支持構造の簡素化および耐震性の向上が図れる。また、排ガス出口ノズルを直管型とした場合にも、同様の効果が奏される。
【0042】
また、再結合機能の観点からは、排ガス装置内に流入するための排ガス入口ノズルと触媒を充填するための充填口とを同一の管台で実現可能としたので、装置内の排ガスの均一な流路が確保でき、容器内の余剰空間を削減することより充填した触媒の有効利用が図れる。また、排ガス入口部に吊下型偏向板を設置し、かつ中央部から端部へ向かうにつれて径を徐々に増大させて全面に孔を穿設したことにより、触媒内での排ガスの均一な拡散を行わせることができる。
【0043】
しかも、機器取扱の点からは、触媒充填口と排ガス入口部を機能的に同一管台で併用可能となり、また中間ラグに穿設した円形状の孔を装置の輸送、据え付けのための吊り耳として利用することで、装置に別途に吊り耳を設置する必要がない等の効果が奏される。。
【0044】
さらに、機器基本設計の観点からは、装置に充填する触媒量の決定に際しての空筒速度算出に用いる評価断面積A(m2 )を、触媒充填高をH(m)、球形の内半径をR(m)としたとき、
【数4】
として算出することにより、充填触媒容量を合理的に決定できる効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放射性気体廃棄物処理装置の排ガス再結合器の第1の実施形態を示す一部切断断面図。
【図2】本発明に係る放射性気体廃棄物処理装置の排ガス再結合器の第2の実施形態を示す一部切断断面図。
【図3】本発明に係る放射性気体廃棄物処理装置の排ガス再結合器の第3の実施形態を示す一部切断断面図。
【図4】放射性気体廃棄物処理装置における排ガス再結合器周辺の系統構成を示す系統図。
【図5】従来の放射性気体廃棄物処理装置の排ガス再結合器の構成を示す一部切断断面図。
【符号の説明】
1 蒸気式空気抽出器
2 排ガス予熱器
3 排ガス再結合器
3a 容器
3b 管台
4 排ガス復水器
5 スタック
6,7,8 配管
31 排ガス入口ノズル
32 触媒充填口
33,60 排ガス出口ノズル
34 配管
35 フランジ
36 偏向板支持リング
37 偏向板支持ロッド
38 吊下型偏向板
39 触媒
40 孔
41 スクリーン
42 中間ラグ
50 スカート
Claims (10)
- 原子力設備で発生した排ガスを抽出するガス抽出器と、抽出した排ガスを予熱する排ガス予熱器と、予熱した排ガスを触媒反応によって再結合させて可燃性限界以下の状態にまで処理する排ガス再結合器とを備えた放射性気体廃棄物処理装置であって、前記排ガス再結合器は、密閉型の容器に排ガス入口ノズル、触媒充填口および処理済みガス流出用の排ガス出口ノズルを設けたものにおいて、前記排ガス再結合器の容器を球状とし、かつ前記排ガス入口ノズルと前記排ガス出口ノズルとを前記容器内のほぼ中心を通る直線上で対向する配置としたことを特徴とする放射性気体廃棄物処理装置。
- 請求項1記載の放射性気体廃棄物処理装置において、排ガス再結合器の容器上部に、排ガス入口ノズルと触媒充填口とを兼用する管台を設けたことを特徴とする放射性気体廃棄物処理装置。
- 請求項2記載の放射性気体廃棄物処理装置において、排ガス再結合器の排ガス入口ノズルから容器内に通じる排ガス流路に、触媒内での排ガスの拡散を行わせるほぼ半球形状の吊下型偏向板を上側に曲面を向けて配設したことを特徴とする放射性気体廃棄物処理装置。
- 請求項3記載の放射性気体廃棄物処理装置において、吊下型偏向板の全面に排ガスを通過させる多数の孔を穿設し、この孔の径は前記偏向板の中央部から端部へ向かうにつれて次第に拡大させたことを特徴とする放射性気体廃棄物処理装置。
- 請求項1から4までのいずれかに記載の放射性気体廃棄物処理装置において、排ガス再結合器の排ガス出口ノズルは、容器の内底部で開口するとともに前記容器の側部に亘って立上がる湾曲管により構成したことを特徴とする放射性気体廃棄物処理装置。
- 請求項5記載の放射性気体廃棄物処理装置において、排ガス出口ノズルを構成する湾曲管の容器内での下端部を囲む配置で、触媒の保持と触媒の下流側での飛散防止を兼用するほぼ半球形のスクリーンを上側に曲面を向けて配設し、このスクリーンは触媒の自重に耐え得る強度を有するものとしたことを特徴とする放射性気体廃棄物処理装置。
- 請求項6記載の放射性気体廃棄物処理装置において、半球形のスクリーンは、排ガスの流路を確保するべくパンチングメタルにより構成するとともに、熱応力緩和用として相対変位が可能な二重構造とし、かつ二重構造の半球形スクリーンの一方は排ガス出口ノズルに固定し、他方は容器底部に固定したことを特徴とする放射性気体廃棄物処理装置。
- 請求項1から7までのいずれかに記載の放射性気体廃棄物処理装置において、排ガス再結合器の容器の側部に、輸送用の吊り耳と据え付け具とを兼用する円形孔付きの中間ラグを設けたことを特徴とする放射性気体廃棄物処理装置。
- 請求項1から4までのいずれか、または請求項8に記載の放射性気体廃棄物処理装置において、排ガス再結合器の排ガス出口ノズルは、容器の内底部で開口するとともに前記容器の側方へ向かって横長に伸びる直管により構成したことを特徴とする放射性気体廃棄物処理装置。
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