JP3625221B2 - Card lock system at common door - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】
この発明は、特定多数の人間が共通に使用する扉口の電気錠や自動ドアを制御するためのカード錠システムに係り、特に、磁気カードリーダとリーダコントローラを組合せて、管理カードやユーザカードの登録、抹消に使用したり、或いは電気錠や自動ドアの制御用とに併用するようにして構成の簡素化を図るとともに、管理カードの採用により、ユーザカードの登録、抹消についての管理の強化を図った共通扉口におけるカード錠システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
特定多数の人間が、事務所の扉口や、マンションの玄関扉口等の共通扉口を使用する場合、各個人の所有する社員カードや個人部屋カード等を前以てカード錠装置に個別に登録しておき、これらのカードを使用して共通扉口の電気錠や自動ドアをを制御するようにし、非登録人の侵入を防止することが行われている。
【０００３】
しかして、従来のカード登録、抹消は、共通扉口の管理人の管理下の室内に設置された出入管理装置及びパソコンと、共通扉口外に設置された磁気カードリーダを備え、これら機器を制御ケーブルで連結し、パソコンを作動させるための所定のプログラムを立上らせたのち、プログラムによりディスプレイの指定する操作要領に従ってパソコンを操作して、カードの登録や抹消を行っている。
【０００４】
又、共通扉口の電気錠や自動ドアを制御するためには、上記操作により登録されたカードの磁気記録信号を、磁気カードリーダによって読み取らせることにより行っている。
【０００５】
上記した従来の共通扉口におけるカード錠装置は、名刺大の小さなカードで容易に共通扉口の電気錠や自動ドアの制御ができるとともに、カード登録用の出入管理装置やパソコンが共通扉口の管理人の室内に設置され、第三者が勝手に磁気カードの登録ができないので、非登録人の侵入が防止できて安全性が高く、広く実用されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、カードの登録、抹消を行うにあたって、パソコンを使用することは、一部の専門家やマニュアを除き、一般の者にとっては技術的な困難が伴い、一般的でない。とくにマンションの管理人等の場合は老齢者である場合が多く、パソコンそのものに心情的抵抗を感じる者も少くない。
【０００７】
従って場合によっては、カードの登録や抹消の度に技術者を連れてこなければならないという不都合が生じる。
【０００８】
又、仮にパソコンに対して抵抗を感じない管理者の場合であったにしても、プログラムを立上らせ、プログラムに従ってカードの登録、抹消を行うにはある程度の訓練期間を必要とし、管理人が代るたびに訓練に要する手間と費用は馬鹿にならないという欠点がある。
【０００９】
従って、パソコンを使用せず専用の登録、抹消装置により、電話機やファックス程度の操作によって登録、抹消操作が行える装置が望まれる。
【００１０】
又、従来の方式では、共通扉口の管理人のみの意志により自由にカードの登録、抹消が行えるので、善良な管理人の場合には問題がないが、そうでない場合は問題が残る。
【００１１】
すなわち、共通扉口の管理人は、共通扉口が属している建物に運営に責任をもつ管理者でない場合が殆どである。何故ならば、マンションの管理人は、マンションの所有者或いは管理組合から共通扉口の管理を依託された者であり、事務所の管理人は所長から共通扉口の管理を依託された守衛である者が殆どであるからである。
【００１２】
従って、善良でない管理人と第三者の不心得者とが結託することにより、容易に不正のカードを登録することができるという問題がある。
【００１３】
このことを考慮すると、建物の運営に責任をもつ管理者或は管理者の代理人が立会わない限り、カードの登録、抹消が行えないというシステムが望まれる。本発明はこのような共通扉口におけるカード錠システムを提供することを目的としている。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項１に記載の発明は、夫々電気錠の施解錠のための磁気記録信号を蓄積した磁気カードである複数のユーザカードと、電気錠の施解錠のための磁気記録信号を蓄積した磁気カードであると共に、後記リーダコントローラの所定の登録アドレスに登録されることにより、磁気カードの機能の付加、削除、変更の管理を行う資格を得た少なくとも１枚の管理カードと、共通扉口の室外側に設置され、磁気カードに記録された磁気記録信号を読み取る機能を有すると共に、管理モードの設定、及びカード登録アドレス設定のためのアドレス設定スイッチを内蔵した磁気カードリーダと、共通扉口の管理人の管理下にある室内に設置され、通常は電気錠運用モードに設定されているが付属の起動スイッチを操作することにより待機状態となり、アドレス設定スイッチにより設定された数が所定の数その１であった場合は、磁気カードリーダによって読み取られた登録済みの管理カードの磁気記録信号により管理カード登録モードに切換えられ、この管理カード登録モードにおいて、磁気カードリーダに読み取られた管理カードの磁気記録信号を指定されたアドレスに蓄積する機能を有する管理カード登録手段を備えたリーダコントローラとを有することを特徴とする。
【００１５】
又、請求項２に記載の発明は、夫々電気錠の施解錠のための磁気記録信号を蓄積した磁気カードである複数のユーザカードと、電気錠の施解錠のための磁気記録信号を蓄積した磁気カードであると共に、後記リーダコントローラの所定の登録アドレスに登録されることにより、磁気カードの機能の付加、削除、変更の管理を行う資格を得た少なくとも１枚の管理カードと、共通扉口の室外側に設置され、磁気カードに記録された磁気記録信号を読み取る機能を有すると共に、管理モードの設定、及びカード登録アドレス設定のためのアドレス設定スイッチを内蔵した磁気カードリーダと、共通扉口の管理人の管理下にある室内に設置され、通常は電気錠運用モードに設定されているが付属の起動スイッチを操作することにより待機状態となり、アドレス設定スイッチにより設定された数が所定の数その２であった場合は、磁気カードリーダによって読み取られた登録済みの管理カードの磁気記録信号によりユーザカード登録モードに切換えられ、このユーザカード登録モードにおいて、磁気カードリーダに読み取られたユーザカードの磁気記録信号を指定されたアドレスに蓄積する機能を有するユーザカード登録手段を備えたリーダコントローラとを有することを特徴とする。
【００１６】
請求項３に記載の発明は、夫々電気錠の施解錠のための磁気記録信号を蓄積した磁気カードである複数のユーザカードと、電気錠の施解錠のための磁気記録信号を蓄積した磁気カードであると共に、後記リーダコントローラの所定の登録アドレスに登録されることにより、磁気カードの機能の付加、削除、変更の管理を行う資格を得た少なくとも１枚の管理カードと、共通扉口の室外側に設置され、磁気カードに記録された磁気記録信号を読み取る機能を有すると共に、管理モードの設定、及びカード登録アドレス設定のためのアドレス設定スイッチを内蔵した磁気カードリーダと、共通扉口の管理人の管理下にある室内に設置され、通常は電気錠運用モードに設定されているが付属の起動スイッチを操作することにより待機状態となり、アドレス設定スイッチにより設定された数が所定の数その３であった場合は、磁気カードリーダによって読み取られた登録済みの管理カードの磁気記録信号により管理カード抹消モードに切換えられ、この管理カード抹消モードにおいて、指定されたアドレスに蓄積された管理カードの磁気記録信号を消去する機能を有する管理カード抹消手段を備えたリーダコントローラとを有することを特徴とする。
【００１７】
請求項４に記載の発明は、夫々電気錠の施解錠のための磁気記録信号を蓄積した磁気カードである複数のユーザカードと、電気錠の施解錠のための磁気記録信号を蓄積した磁気カードであると共に、後記リーダコントローラの所定の登録アドレスに登録されることにより、磁気カードの機能の付加、削除、変更の管理を行う資格を得た少なくとも１枚の管理カードと、共通扉口の室外側に設置され、磁気カードに記録された磁気記録信号を読み取る機能を有すると共に、管理モードの設定、及びカード登録アドレス設定のためのアドレス設定スイッチを内蔵した磁気カードリーダと、付属の起動スイッチを操作することにより待機状態となり、アドレス設定スイッチにより入力された数字や符号を表示するディスプレイと、共通扉口の管理人の管理下にある室内に設置され、通常は電気錠運用モードに設定されているがアドレス設定スイッチにより設定された数が所定の数その３であった場合は、磁気カードリーダによって読み取られた登録済みの管理カードの磁気記録信号により管理カード抹消モードに切換えられ、この管理カード抹消モードにおいて、指定されたアドレスに蓄積された管理カードの磁気記録信号を消去する機能を有する管理カード抹消手段、及び、管理カードの抹消に先立ってディスプレイ上の表示を高速点滅させる高速点滅手段を備えたリーダコントローラとを有することを特徴とする。
【００１８】
請求項５に記載の発明は、夫々電気錠の施解錠のための磁気記録信号を蓄積した磁気カードである複数のユーザカードと、電気錠の施解錠のための磁気記録信号を蓄積した磁気カードであると共に、後記リーダコントローラの所定の登録アドレスに登録されることにより、磁気カードの機能の付加、削除、変更の管理を行う資格を得た少なくとも１枚の管理カードと、共通扉口の室外側に設置され、磁気カードに記録された磁気記録信号を読み取る機能を有すると共に、管理モードの設定、及びカード登録アドレス設定のためのアドレス設定スイッチを内蔵した磁気カードリーダと、共通扉口の管理人の管理下にある室内に設置され、通常は電気錠運用モードに設定されているが付属の起動スイッチを操作することにより待機状態となり、アドレス設定スイッチにより設定された数が所定の数その４であった場合は、磁気カードリーダによって読み取られた登録済み管理カードの磁気記録信号によりユーザカードアドレス抹消モードに切換えられ、このユーザカードアドレス抹消モードにおいて、指定されたアドレスに蓄積されたユーザカードの磁気記録信号を消去する機能を有するユーザカードアドレス抹消手段を備えたリーダコントローラとを有することを特徴とする。
【００１９】
請求項６に記載の発明は、夫々電気錠の施解錠のための磁気記録信号を蓄積した磁気カードである複数のユーザカードと、電気錠の施解錠のための磁気記録信号を蓄積した磁気カードであると共に、後記リーダコントローラの所定の登録アドレスに登録されることにより、磁気カードの機能の付加、削除、変更の管理を行う資格を得た少なくとも１枚の管理カードと、共通扉口の室外側に設置され、磁気カードに記録された磁気記録信号を読み取る機能を有すると共に、管理モードの設定、及びカード登録アドレス設定のためのアドレス設定スイッチを内蔵した磁気カードリーダと、共通扉口の管理人の管理下にある室内に設置され、通常は電気錠運用モードに設定されているが付属の起動スイッチを操作することにより待機状態となり、アドレス設定スイッチにより設定された数が所定の数その５であった場合は、磁気カードリーダによって読み取られた登録済みの管理カードの磁気記録信号によりユーザカード現物抹消モードに切換えられ、このユーザカード現物抹消モードにおいて、磁気カードリーダに抹消しようとするユーザカードを通すことによりそのユーザカードが登録されているアドレスを呼出し、再度同一のユーザカードを磁気カードリーダに通すことにより、当該アドレスの蓄積内容を消去する機能を有するユーザカード現物抹消手段を備えたリーダコントローラとを有することを特徴とする。
【００２０】
請求項７に記載の発明は、夫々電気錠の施解錠のための磁気記録信号を蓄積した磁気カードである複数のユーザカードと、電気錠の施解錠のための磁気記録信号を蓄積した磁気カードであると共に、後記リーダコントローラの所定の登録アドレスに登録されることにより、磁気カードの機能の付加、削除、変更の管理を行う資格を得た少なくとも１枚の管理カードと、共通扉口の室外側に設置され、磁気カードに記録された磁気記録信号を読み取る機能を有すると共に、管理モードの設定、及びカード登録アドレス設定のためのアドレス設定スイッチを内蔵した磁気カードリーダと、アドレス設定スイッチにより入力された数字や符号を表示するディスプレイと、共通扉口の管理人の管理下にある室内に設置され、通常は電気錠運用モードに設定されているが付属の起動スイッチを操作することにより待機状態となり、アドレス設定スイッチにより設定された数が所定の数その６であった場合は、磁気カードリーダによって読み取られた登録済みの管理カードの磁気記録信号により検索モードに切換えられ、この検索モードにおいて、登録アドレスを検索したいカードの磁気記録信号を磁気カードリーダに読み取らせると、そのカードに該当する登録アドレスをディスプレイに表示する機能を有する検索手段を備えたリーダコントローラとを有することを特徴とする。
【００２１】
請求項８及び請求項９に記載の発明は、誤操作、誤動作が生じたとき、その誤操作、誤動作の発生原因に応じて、予め設定された所定のエラーコードをディスプレイに表示することを特徴とする。
【００２２】
【作用】
上記のように構成された請求項１に記載の発明は、リーダコントローラに付属の起動スイッチを押すことにより、リードコントローラはウェイトモードに移行され待機状態となる。
【００２３】
次にアドレス設定スイッチを操作して所定の数その１を入力したあと、登録済みの管理カードを磁気カードリーダに読み取らせると、リードコントローラは管理カード登録モードへ移行される。
【００２４】
この管理カード登録モードにおいて、アドレス設定スイッチ操作によるアドレス設定と、磁気カードリーダによる磁気記録信号の読み取りにより、読み取られたカードは管理カードとして設定されたアドレスに登録される。
【００２５】
ここで、上記において使用された管理カードと、後述の説明において使用されるユーザカードの区別について説明しておく必要がある。
【００２６】
先ず、ユーザカードとは、この発明においては、単に共通扉口の電気錠や自動ドアを制御するのに使用されるカードを指し示し、従来からこの種の装置に使用されている一般の磁気カードと変らない目的をもった磁気カードである。
【００２７】
次に、管理カードとは、この発明においては、共通扉口の電気錠や自動ドアを制御するのに使用される他に、ユーザカードの登録、抹消や、他の管理カードの登録、抹消に使用される目的をもつものであって、逆に言えば、管理カードを磁気カードリーダに読み取らせることなしには、リーダコントローラを操作することができない性質のものである。
【００２８】
従って、管理カードは原則として建物の運営に責任をもつ管理者、或は管理者の代理人のみが持つことにより、共通扉口の管理人が勝手にユーザカードの登録、抹消を行うことが防止され、共通扉口の管理の強化が実現される。
【００２９】
請求項２に記載の発明は、リーダコントローラに付属の起動スイッチを押すことにより、リーダコントローラはウェイトモードに移行され、待機状態となる。
【００３０】
次にアドレス設定スイッチを操作して所定の数その２を入力したあと、登録済みの管理カードを磁気カードリーダに読み取らせると、リーダコントローラはユーザカード登録モードへ移行される。
【００３１】
このユーザカード登録モードにおいて、アドレス設定スイッチ操作によるアドレス設定と、磁気カードリーダによる磁気記録信号の読み取りにより、読み取られたカードはユーザカードとして設定されたアドレスに登録される。
【００３２】
請求項３に記載の発明は、リーダコントローラに付属の起動スイッチを押すことにより、リーダコントローラはウェイトモードに移行され、待機状態となる。
【００３３】
次にアドレス設定スイッチを操作して所定の数その３を入力したあと、登録済みの管理カードを磁気カードリーダに読み取らせると、リーダコントローラは管理カード抹消モードへ移行される。
【００３４】
この管理カード抹消モードにおいて、アドレス設定スイッチ操作による抹消したい管理カードのアドレス設定と、磁気カードリーダによる異った２種の登録済み管理カードの磁気記録信号の読み取りにより、読み取られたアドレスに登録された管理カードは抹消される。
【００３５】
ここで、異った２種の管理カードを読み取らせる理由は、管理カードは共通扉口の管理運営上非常に重要なカードであり、不用意に抹消してしまうことがないように考慮されているからである。
【００３６】
又、管理カードはユーザカードの登録、抹消には必須のものであり、従って誤って管理カードを抹消してしまうことにより管理カードが全くなくなってしまう事態が生じることを防止するためでもある。
【００３７】
上記請求項３に記載の発明の管理カード抹消モードにおいては、抹消したい管理カードのアドレス指定をした後、異なった２種の管理カードを磁気カードリーダに通している。
【００３８】
この場合、１種類目の管理カードの読み取りと、２種類目の管理カードの読み取りとは、カードが異なるのみで、読み取り操作は全く同じである。
【００３９】
したがって、使用者に対する１種類目のカードの読み取り要求サインと、２種類目のカードの読み取り要求サインとは区別した方が実用的には好ましい。
【００４０】
それは、読み取り要求サインを区別することによって、同じカードを２重に読み取らせたり、或いは、１種類目のカードだけを読み取らせるのみで終了させてしまうという誤操作が防止されるからである。
【００４１】
請求項４に記載の発明は、１種類目の管理カードを磁気カードリーダに通すことにより、ディスプレイの点滅が高速点滅に切り替わって、２種類目の管理カードを磁気カードリーダに通すように促す。
【００４２】
ディスプレイの点滅は使用者の視覚に訴える影響力が大きく、しかも周囲の環境に与える悪影響が無いので表示効果が大きい。しかも、高速点滅は操作が終了していないことの表現手段として好適である。
【００４３】
請求項５に記載の発明は、リーダコントローラに付属の起動スイッチを押すことにより、リーダコントローラはウェイトモードに移行され、待機状態となる。
【００４４】
次にアドレス設定スイッチを操作して所定の数その４を入力したあと、登録済みの管理カードを磁気カードリーダに読み取らせると、リーダコントローラはユーザカードアドレス抹消モードへ移行される。
【００４５】
このユーザカードアドレス抹消モードにおいて、アドレス設定スイッチによる抹消したいユーザカードのアドレス設定と、磁気カードリーダによる登録済み管理カードの磁気記録信号の読み取りにより、設定されたアドレスに登録されたユーザカードの磁気記録信号が消去される。
【００４６】
請求項６に記載の発明は、リーダコントローラに付属の起動スイッチを押すことにより、リーダコントローラはウェイトモードに移行され、待機状態となる。
【００４７】
次にアドレス設定スイッチを操作して所定の数５を入力したあと、登録済みの管理カードを磁気カードリーダに読み取らせると、リーダコントローラはユーザカード現物抹消モードへ移行される。
【００４８】
このユーザカード現物抹消モードにおいて、磁気カードリーダに抹消したいユーザカードの磁気記録信号を読み取らせると、そのユーザカードの磁気記録信号が蓄積されているアドレスが呼出され、再度そのユーザカードを磁気カードリーダに通すと、当該呼出されたアドレスの蓄積内容が消去される。
【００４９】
請求項７に記載の発明は、リーダコントローラに付属の起動スイッチを押すことにより、リーダコントローラはウェイトモードに移行され、待機状態となる。
【００５０】
次にアドレス設定スイッチを操作して所定の数その６を入力したあと、登録済みの管理カードを磁気カードリーダに読み取らせると、リーダコントローラは検索モードへ移行される。
【００５１】
この検索モードにおいて、登録アドレスを検索したいカードの磁気記録信号を磁気カードリーダに読み取らせると、そのカードに該当する登録アドレスがアドレス設定スイッチに付属のディスプレイに表示される。
【００５２】
請求項８又は請求項９に記載の発明は、磁気カードを磁気カードリーダに通したとき、読み取りエラーなどの誤操作、或いは誤動作が生じた場合、エラー発生原因を使用者に知らせるため、予め決められたエラーコードをディスプレイに表示させる。
【００５３】
即ち、磁気カードの磁気カードリーダへの通しかたが悪かったり、登録していない磁気カードを抹消しようとしたりした場合に、その内容を使用者に知らせて、使用者に誤りを直させるのに役立つ。
【００５４】
以上は管理カードやユーザカードの登録、抹消の作用についての説明であるが、このシステムを通常の電気錠や自動ドアの制御に使用するには、電源ＯＮの状態で起動スイッチを押さないでおく。この状態をこのシステムでは運用モードと呼称している。
【００５５】
この運用モードにおいて、磁気カードリーダに管理カード或はユーザカードを通すことにより、共通扉口の電気錠或は自動ドアを制御することができる。
【００５６】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
【００５７】
図１において、符号１は磁気カードリーダを示し、この磁気カードリーダは、例えばマンションのエントランスホールに設置される。図では内部が判るように化粧カバーは取外してある。
【００５８】
磁気カードリーダ１にはスリット２が開口しており、また、アドレス設定スイッチ３が内蔵されている。
【００５９】
磁気カードリーダ１は、磁気記録信号を記録したカードをスリット２に挿入してから、スリット長手方向にスライドさせ、内蔵された磁気ヘッドにより磁気記録信号を読み取る。
【００６０】
これはこの発明の必須の構成要素ではないが、磁気カードリーダをカードの登録、抹消に用いる場合、カードの挿入とスライド操作を２回行う。
【００６１】
アドレス設定スイッチ３は、登録するアドレスの専用数字の各桁毎に押しボタン３ａが配設されており、各桁毎の数字の数だけ各押しボタンを押してディスプレイ３ｂに表示させて入力する。
【００６２】
アドレス設定の入力の方法には、上記した方法の他に、登録アドレスの各桁毎に回動つまみが配設されており、各回動つまみを夫々３６０度以内で回動し、数字と回動角度との対応関係により数値を入力する方法もあるが、アドレス設定の入力方式については、この発明の要旨ではないので、いずれの方式によることも妨げるものではない。
【００６３】
符号６はリーダコントローラを示し、このリーダコントローラは、例えば管理人室等、共通扉口の内側に設置される。図では内部が判るように化粧カバーを取外してある。
【００６４】
リーダコントローラには起動スイッチ７が付属されており、電源ＯＮの状態において起動スイッチが押されていなければ、電気錠や自動ドアの運用モードであって、管理カードやユーザカードを磁気カードリーダに読み取らせることによって、自動ドア９の制御（開閉）が行われる。
【００６５】
更に詳しくこの運用モードの内容を延べると、前記ユーザカード登録モードにおいて所定のアドレスに蓄積された、通常は複数のユーザカードの磁気記録信号と、開扉の為共通扉口の磁気カードリーダに通されたユーザカードの磁気記録信号とが夫々比較照合され、前者の内何れか一つが後者と一致すれば、解錠信号が電気錠、又は自動ドア９に供給され、電気錠は解錠され、或いは自動ドアが開く。
【００６６】
尚、図１において符号８は電気錠の制御盤を示し、この電気錠の制御盤８は、共通扉口に電気錠（図示せず）が設置されているときに、リーダコントローラ６からの制御信号を受信して、その電気錠の開閉制御を行うものである。
【００６７】
一般に、共通扉口に電気錠と自動ドアとが併設されることはないが、図１においては、説明の都合上、電気錠の制御盤８と自動ドア９とを併記してある。
【００６８】
電源ＯＮの状態において、起動スイッチ７が押されると、後述するように管理モードとなり、管理カードやユーザカードの登録、抹消が行われる。
【００６９】
上記のように構成されたこの発明のカード錠システムの管理、運用は先ず管理カードの初期登録から始める。
【００７０】
＜管理カードの初期登録＞
リーダコントローラ６の電源をＯＮにしたあと、起動スイッチ７を押す。この操作により自動的に所定のアドレス、例えば７０１が設定され、緑色の発光体（以下略して緑ＬＥＤと呼ぶ）４と、ディスプレイ３ｂの”７０１”の表示が点滅を開始する。
【００７１】
この実施例において先づ７０１のアドレスが設定されるのは、この実施例のシステムの都合上、管理カードの登録アドレスを７０１乃至７５０に限定し、１種類目の管理カードの登録アドレスを７０１としたからである、従って一般の場合にはこの数に限定されるものではない。
【００７２】
次に管理カードとして登録したい磁気カードを磁気カードリーダのスリット２に挿入し、スライドさせる（以下略して磁気カードリーダに通すという）。
【００７３】
磁気カードに記録されている磁気記録信号が正確に磁気カードリーダに読み取られると、緑ＬＥＤ４は点灯し、ブザーが鳴ってＯＫ表示がなされる。
【００７４】
若し、磁気カードリーダに正確に読み取られなかった場合は、赤色の発光体（以下略して赤ＬＥＤとよぶ）５が点灯し、ブザーが短く３回鳴ってＮＧ表示がなされる。
【００７５】
同時にディスプレイ３ｂにエラー発生原因を知らせるための所定のエラーコードが表示されるので、もう一度磁気カードリーダに通してやり直す。
【００７６】
上記１回目の読み取りがＯＫであった場合は、再び緑ＬＥＤ４が点滅を始めるので、再度同一の磁気カードを磁気カードリーダに通す。
【００７７】
２回目の読み取りが正確に行われると、１回目と同じく、緑ＬＥＤ４は点灯し、ブザーが鳴りＯＫ表示される、同時にディスプレイ３ｂに”７０１”が点灯される。
【００７８】
もし、正確に読み取られなかった場合は、赤ＬＥＤ５が点灯しブザーが短く３回鳴り、ＮＧ表示される。
【００７９】
同時に、ディスプレイ３ｂにエラー発生原因を知らせるための所定のエラーコードが表示されるので、もう１度磁気カードを磁気カードリーダに通してやり直す。
【００８０】
この実施例では、読み取りエラーの場合は、ＣＣ１というエラーコードを表示させるようになっている。
【００８１】
エラーコードは、上記ＣＣ１のほか、ＣＣ２、ＣＣ３、ＣＣ４及びＣＣ５が決められており夫々照合エラー、照合通信エラー、アドレスエラー、登録抹消通信エラーに対応している。
【００８２】
以上の通り、磁気カードリーダに２回読み取られることによって１種類目の管理カードがアドレス７０１に登録される。
【００８３】
＜管理カードの登録＞
リーダコントローラ６の電源をＯＮにしたあと、起動スイッチ７を押す。ディスプレイ３ｂの”０００”の表示が点滅を開始し、所定のモードコードの入力を待つ待機状態となり、ウェイトモードに移行する。
【００８４】
アドレス設定スイッチ３を操作して、請求項１に記載の通り、所定の数その１、例えば９９０を設定する。
【００８５】
次に登録済みの管理カードを磁気カードリーダに２回通す。
【００８６】
このとき、正確に読み取られた場合及びそうでない場合の動作については＜管理カードの初期登録＞と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
【００８７】
２回とも正確に読み取られると、緑ＬＥＤ４は点滅し、ディスプレイ３ｂが登録したいアドレスの入力を促すように、例えば”７００”と点滅する。
【００８８】
この実施例において、”７００”の表示が点滅するのは、前述したようにこの実施例におけるシステムの都合上、管理カードの登録アドレスを７０１乃至７５０に限定しているからであって、一般の場合にはこの数に限定されるものではない。
【００８９】
この状態において、リーダコントローラは管理カードの登録モードに移行されたこととなる。
【００９０】
この管理カードの登録モードにおいて、アドレス設定スイッチを操作して、管理カードを登録すべきアドレス、換言すればメモリの番地を設定する。
【００９１】
次に、管理カードとして登録したい未登録の磁気カードを磁気カードリーダに２回通すことにより、この磁気カードは設定したアドレスに管理カードとして登録される。
【００９２】
このとき、正確に読み取られた場合及びそうでない場合についての動作については、＜管理カードの初期登録＞と同様であるため、更に詳細な説明は省略する。
【００９３】
前記までの操作により、登録済みの管理カードが得られたので、次にユーザカードの登録に移る。
【００９４】
＜ユーザカードの登録＞
起動スイッチを押してウェイトモードに移行するまでは、＜管理カードの登録＞と同じであるから、更に詳細な説明を省略する。
【００９５】
アドレス設定スイッチ３を操作して、請求項２に記載の通り、所定の数その２、例えば９００を設定する。
【００９６】
次に登録済みの管理カードを磁気カードリーダに２回通す。
【００９７】
このとき、正確に読み取られた場合及びそうでない場合の動作については＜管理カードの初期登録＞と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
【００９８】
２回とも正確に読み取られると、緑ＬＥＤ４は点滅し、ディスプレイ３ｂが登録したいアドレスの入力を促すように、例えば”０００”と点滅する。
【００９９】
この実施例において、”０００”の表示が点滅するのは、この実施例におけるシステムの都合上、ユーザカードの登録アドレスを００１乃至６９９に限定しているからであって、一般の場合にはこの数に限定されるものではない。
【０１００】
この状態において、リーダコントローラはユーザカードの登録モードに移行されたこととなる。
【０１０１】
このユーザカードの登録モードにおいて、アドレス設定スイッチを操作してからユーザカードとして登録したい未登録の磁気カードを磁気カードリーダに２回通すことにより、この磁気カードは設定したアドレスにユーザカードとして登録される。この操作要領は＜管理カードの登録＞と同様であり、これ以上の説明は省略する。
【０１０２】
次に管理カードの抹消方法について説明する。
【０１０３】
＜管理カードの抹消＞
起動スイッチを押してウェイトモードに移行するまでは、＜管理カードの登録＞と同じであるので、更に詳細な説明を省略する。
【０１０４】
アドレス設定スイッチ３を操作して、請求項３に記載の通り、所定の数その３、例えば９８０を設定する。
【０１０５】
次に登録済みの管理カードを磁気カードリーダに２回通す。
【０１０６】
このとき、正確に読み取られた場合及びそうでない場合の動作については＜管理カードの初期登録＞と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
【０１０７】
２回とも正確に読み取られると、赤ＬＥＤ５は点滅し、ディスプレイ３ｂが抹消したい管理カードの登録アドレスの入力を促すように、例えば”７００”と点滅する。
【０１０８】
この実施例において、”７００”の表示が点滅するのは、＜管理カードの登録＞の説明において記載した理由によるものであり、一般の場合にはこの数に限定されるものではない。
【０１０９】
この状態において、リーダコントローラは管理カードの抹消モードに移行されたこととなる。
【０１１０】
この管理カードの抹消モードにおいて、アドレス設定スイッチを操作して抹消したい管理カードの登録アドレスを設定する。
【０１１１】
次に登録済みの２種類の管理カードを用意し、その中の１枚目の管理カードを磁気カードリーダに２回通す。
【０１１２】
このとき、正確に読み取られた場合及びそうでない場合の動作については、＜管理カードの初期登録＞と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
【０１１３】
１枚目の管理カードが２回とも正確に読み取られるとディスプレイ３ｂに表示されているアドレスは通常の点滅よりも高い周波数をもって高速点滅するようになり、２枚目の管理カードの読み取りを促す。
【０１１４】
そこで、残った２枚目の管理カードを磁気カードに２回通す。
【０１１５】
このとき、正確に読み取られた場合及びそうでない場合の動作については、＜管理カードの初期登録＞と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
【０１１６】
２枚目の管理カードが２回とも正確に読み取られると、設定されたアドレスに登録された管理カードは抹消される。
【０１１７】
ここで異なった２種類の管理カードを磁気カードリーダに通す理由は、前述したように管理カードは共通扉口の管理運営上非常に重要なカードであり、不用意に抹消されることを防止するためでもある。
【０１１８】
誤って管理カードを抹消し、管理カードが全くなくなってしまうという事態が生じることを防止するためでもある。
【０１１９】
次にユーザカードの抹消方法について説明する。
ユーザカードの抹消方法には２種類ある。その第１は、ユーザカードの登録してあるアドレスを設定して、そのアドレスに該当するユーザカードを抹消する方法である。
【０１２０】
その第２はアドレスを設定せず、抹消しようとするユーザカードの現物を磁気カードリーダに通すことにより、当該ユーザカードが登録されているアドレスを呼出し、再度同一のユーザカードを磁気カードリーダに通すことにより、当該アドレスの蓄積内容を消去する方法である。
【０１２１】
＜ユーザカードの抹消＞
起動スイッチを押してウェイトモードに移行するまでは、＜管理カードの登録＞と同じであり、説明を省略する。
【０１２２】
アドレス設定スイッチ３を操作して、請求項４に記載の通り、所定の数その４、例えば９１０を設定する。
【０１２３】
次に登録済みの管理カードを磁気カードリーダに２回通す。
【０１２４】
このとき、正確に読み取られた場合及びそうでない場合の動作については＜管理カードの初期登録＞と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
【０１２５】
２回とも正確に読み取られると、赤ＬＥＤ５は点滅し、ディスプレイ３ｂが抹消したいユーザカードの登録アドレスの入力を促すように、例えば”０００”と点滅する。
【０１２６】
この実施例において、”０００”の表示が点滅するのは、＜ユーザカードの登録＞の説明において記載した理由によるものであり、一般の場合にはこの数に限定されるものではない。
【０１２７】
この状態において、リーダコントローラはユーザカードのアドレス抹消モードに移行されたこととなる。
【０１２８】
このユーザカードの抹消アドレスモードにおいて、アドレス設定スイッチを操作して抹消したいユーザカードの登録アドレスを設定する。
【０１２９】
次に登録済みの管理カードを磁気カードリーダに２回通すことにより、設定されたアドレスに登録（蓄積）されているユーザカードの磁気記録信号が消去される。
【０１３０】
このとき、正確に読み取られた場合及びそうでない場合の動作については、＜管理カードの初期登録＞と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
【０１３１】
＜ユーザカードの現物抹消＞
起動スイッチを押してウェイトモードに移行するまでは、＜管理カードの登録＞と同じであり、説明を省略する。
【０１３２】
アドレス設定スイッチ３を操作して、請求項６に記載の通り、所定の数その５、例えば９１１を設定する。
【０１３３】
次に登録済みの管理カードを磁気カードリーダに２回通す。
【０１３４】
このとき、正確に読み取られた場合及びそうでない場合の動作については＜管理カードの初期登録＞と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
【０１３５】
２回とも正確に読み取られると、赤ＬＥＤ５は点滅し、ディスプレイ３ｂの表示が”０００”と点滅し、抹消させたいユーザカードの読み取りを促す。
【０１３６】
この状態において、リーダコントローラはユーザカードの現物抹消モードに移行されたこととなる。
【０１３７】
このユーザカードの現物抹消モードにおいて、抹消したいユーザカードの現物を磁気カードリーダに２回通す。
【０１３８】
１回目が正確に読み取られると、ディスプレイ３ｂにそのユーザカードの登録アドレスが呼出されて表示され、点滅を開始する。２回目が正確に読み取られると、ディスプレイの点滅は１回目よりも高速になり、３回目の読み取りを促す。
【０１３９】
そして、同じユーザカードを磁気カードリーダにもう一度通すことにより、このユーザカードは抹消される。換言すれば、呼出されたアドレスの蓄積内容が消去される。
【０１４０】
このとき、正確に読み取られた場合及びそうでない場合の動作については＜管理カードの初期登録＞と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
【０１４１】
次に、登録済みの管理カードやユーザカードの登録アドレスを夫々のカードから知るための方法である検索について説明する。
【０１４２】
＜検索＞
起動スイッチを押してウェイトモードに移行するまでは、＜管理カードの登録＞と同じであり、説明を省略する。
【０１４３】
アドレス設定スイッチを操作して、請求項６に記載の通り、所定の数その６、例えば９３０を設定する。
【０１４４】
次に登録済みの管理カードを磁気カードリーダに２回通す。
【０１４５】
このとき、正確に読み取られた場合及びそうでない場合の動作については＜管理カードの初期登録＞と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
【０１４６】
２回とも正確に読み取られると、緑ＬＥＤ及び赤ＬＥＤ５は点滅し、ディスプレイ３ｂの表示が”０００”と点滅し、検索したい管理カード或はユーザカードの読み取りを促す。
【０１４７】
この状態において、リーダコントローラは検索モードに移行されたこととなる
。
【０１４８】
この検索モードにおいて、登録アドレスを検索したい管理カードやユーザカードの現物を磁気カードリーダに１回通す。磁気カードリーダに読み取られることにより、ディスプレイ３ｂにそのカードに該当する登録アドレスが表示され点滅する。
【０１４９】
このとき、正確に読み取られた場合及びそうでない場合の動作については、＜管理カードの初期登録＞と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
【０１５０】
次に、管理カードやユーザカードの登録、抹消を行う管理カードから、電気錠や自動ドアの制御を行う運用モードへの移行操作について説明する。
【０１５１】
先ず、第１に簡単な方法は、管理モードの中の各種モードにおいて、カードの登録、抹消を行ったあと、１分間操作を何も行わなければ、自動的に運用モードへ移行される。
【０１５２】
第２に、管理モードの中の各種モードにおいて、カードの登録、抹消を行ったあと、アドレス設定スイッチを操作して、アドレスを９９９に設定する。
【０１５３】
次に登録済みの管理カードを磁気カードリーダに２回通す。
【０１５４】
このとき、正確に読み取られた場合及びそうでない場合の動作については、＜管理カードの初期登録＞と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
【０１５５】
２回とも正確に読み取られると、ディスプレイ３ｂの表示が”０００”と点滅を開始し、リーダコントローラはウェイトモードへ移行する。
【０１５６】
このウェイトモードの状態において、再度アドレス設定スイッチを操作して、アドレスを９９９に設定する。
【０１５７】
次に、再度登録済みの管理カードを磁気カードリーダに２回通す。
【０１５８】
このとき、正確に読み取られた場合及びそうでない場合の動作については＜管理カードの初期登録＞と同様であるため、これ以上の説明は省略する。
【０１５９】
２回とも正確に読み取られると、ディスプレイ３ｂは消灯し、リーダコントローラは運用モードへ移行する。
【０１６０】
尚、この発明によるカード錠システムにおいて、磁気カードリーダに読み取りエラーが生じたとき、ディスプレー３ｂにエラーコードが表示されるものとしたが、この読み取りエラーのような誤操作、或いは機械側の誤動作は、他に、１回目と２回目のカードデータが異なる照合エラー、既に磁気記録信号が格納されているアドレスを重複して指定するアドレスエラー、或いは磁気カードリーダとリーダコントローラとの間に生じた通信エラー等がある。
【０１６１】
これらのエラーに対応して、この発明によるカード錠システムは、例えば読み取りエラーの場合にはカードを正しくリーダに通すように促す読み取りエラーコード、照合エラーに対してはカードを確認して正しくリーダに通すことを促す照合エラーコード、アドレスを確認することを促すアドレスエラーコード、或いはアドレス、カードを再確認することを促す通信エラーコードを夫々ディスプレーに表示する機能を有するエラーコード表示手段を備えている。
【０１６２】
次に、この発明のシステムをより判りやすく説明するために、図２〜図８に示すフローチャートに基いて説明する。これらのフローチャートは、この発明によるカード錠システムに組込まれたマイクロコンピュータのフローチャートで、図中Ｐ１〜Ｐ２７はフローチャートの各ステップを示す。
【０１６３】
電源投入により、ステップでＰ１で自動的にスタートする。
【０１６４】
ステップＰ２で起動スイッチが押されたかを検定し、結果がＮＯであれば運用モードとなり、結果がＹＥＳであればステップＰ３に進む。
【０１６５】
ステップＰ３でシステム内に管理カードの登録があるか否かを検定し、結果がＮＯであればステップＰ４へ進み管理カードの初期登録モードとなる。
【０１６６】
ステップＰ４で磁気カードが２回磁気カードリーダに通されたかを検定し、結果がＹＥＳであればそのカードを１種類目のカードとして登録し、結果がＮＯであればステップＰ４へ戻る。
【０１６７】
ステップＰ３で検定結果がＹＥＳであればステップＰ５へ進み、モードコードの入力の有無を検定し、結果がＮＯであればステップＰ５へ戻り、入力を待つ。結果がＹＥＳであれば入力されたモードコードの値により、ステップＰ６、Ｐ８、Ｐ１０、Ｐ１２、Ｐ１４、Ｐ１６、Ｐ１８へ分岐する。
【０１６８】
モードコードが９９０の場合はステップＰ６に進み、更にステップＰ７において管理カードが２回通されたかを検定する。結果がＹＥＳであれば管理カード登録モードとなる。
【０１６９】
この管理カード登録モードにおいては、前記したように、又図３に示すように、ステップＰ２８においてアドレスが設定されたか否かを検定する。
【０１７０】
アドレスが設定された場合には、ステップＰ２９において管理カードとして登録したい未登録の磁気カードが磁気カードリーダに２回通されたか否かを検定する。
【０１７１】
そして、未登録の磁気カードが磁気カードリーダに２回通されると、ステップＰ３０においてその磁気カードが管理カードとして登録される。
【０１７２】
モードコードが９００の場合はステップＰ８に進み、更にステップＰ９において管理カードが２回通されたかを検定する。結果がＹＥＳであればユーザカード登録モードとなる。
【０１７３】
このユーザカード登録モードにおいては、前記したように、又図４に示すように、ステップＰ３１においてアドレスが設定されたか否かを検定する。
【０１７４】
アドレスが設定された場合には、ステップＰ３２においてユーザカードとして登録したい未登録の磁気カードが磁気カードリーダに２回通されたか否かを検定する。
【０１７５】
そして、未登録の磁気カードが磁気カードリーダに２回通されると、ステップＰ３３においてその磁気カードがユーザカードとして登録される。
【０１７６】
モードコードが９８０の場合はステップＰ１０に進み、更にステップＰ１１において管理カードが２回通されたかを検定する。結果がＹＥＳであれば管理カード抹消モードとなる。
【０１７７】
この管理カード抹消モードにおいては、前記したように、又図５に示すように、ステップＰ３４において抹消したい管理カードが登録されているアドレスが設定されたか否かを検定し、結果がＹＥＳであればステップＰ３５に進む。
【０１７８】
ステップＰ３５において１種類目の管理カードが磁気カードリーダに２回通されたか否かが検定され、結果がＹＥＳであれば、ステップＰ３６に進んでディスプレイ３ｂに表示されたアドレスが高速で点滅する。
【０１７９】
次いで、ステップＰ３７において２種類目の管理カードが磁気カードリーダに２回通されたか否かが検定され、結果がＹＥＳであればステップＰ３８において管理カードが抹消される。
【０１８０】
モードコードが９１０の場合はステップＰ１２に進み、更にステップＰ１３において管理カードが２回通されたかを検定する。結果がＹＥＳであればユーザカードアドレス抹消モードとなる。
【０１８１】
このユーザカードアドレス抹消モードにおいては、前記したように、又図６に示すように、ステップＰ３９において抹消したいユーザカードの登録アドレスが設定されたか否かを検定する。
【０１８２】
結果がＹＥＳであれば、ステップＰ４０において管理カードが磁気カードリーダに２回通されたか否かを検定し、ＹＥＳであればステップＰ４１において設定されたアドレスに蓄積されたユーザカードの磁気記録信号が消去される。
【０１８３】
モードコードが９１１の場合はステップＰ１４に進み、更にステップＰ１５において管理カードが２回通されたかを検定する。結果がＹＥＳであればユーザカード現物抹消モードとなる。
【０１８４】
このユーザカード現物抹消モードにおいては、前記したように、又図７に示すように、ステップＰ４２において抹消したいユーザカードが２回通されたか否かを検定する。
【０１８５】
結果がＹＥＳであれば、ステップＰ４３においてそれまでにディスプレイに表示された抹消したいユーザカードのアドレスが高速点滅をして、３回目の読み取りの為の次の操作を促す。
【０１８６】
ステップＰ４４において抹消しようとするユーザカードが更に１回通されたか否かが検定され、結果がＹＥＳであればステップＰ４５において呼出されたアドレスの蓄積内容が消去される。
【０１８７】
上記したように、ユーザカードアドレス抹消モードとユーザカード現物抹消モードとの相違は、抹消しようとするユーザカードの磁気記録信号が蓄積されているアドレスを指定するため、前者ではアドレス設定スイッチを操作するのに対し、後者では当該ユーザカードを磁気カードリーダに通す点にある。
【０１８８】
モードコードが９３０の場合はステップＰ１６に進み、更にステップＰ１７において管理カードが２回通されたかを検定する。結果がＹＥＳであれば検索モードとなる。
【０１８９】
この検索モードにおいては、前記したように、又図８に示すように、ステップＰ４６において登録アドレスを検索したい管理カード、或いはユーザカードが磁気カードリーダに通されたか否かが検定される。
【０１９０】
結果がＹＥＳであれば、ステップＰ４７において求めるアドレスがディスプレイに表示される。
【０１９１】
モードコードが９９９の場合はステップＰ１８に進み、更にステップＰ１９において管理カードが２回通されたかを検定する。結果がＹＥＳであれば運用モードとなる。
【０１９２】
各管理モードにおいて、操作終了と同時に、ステップＰ２０〜Ｐ２５において、１分間経過したかを検定する。結果がＹＥＳであれば、運用モードとなる。
【０１９３】
ステップＰ２０〜Ｐ２５において、結果がＮＯであれば、ステップＰ２６において、モードコードを９９９に設定したかを検定し、結果がＹＥＳであれば、ステップＰ２７に進む。
【０１９４】
ステップＰ２７において管理カードが２回通されたかを検定し、結果がＹＥＳであれば、ステップＰ５に進み、モードコードの入力待機状態になる。
【０１９５】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、アドレス設定スイッチを内蔵した磁気カードリーダと、リーダコントローラを組合せ、アドレス設定スイッチの操作により種々のモードコードや登録アドレスを設定することにより、磁気カードの登録、抹消等と電気錠や自動ドアの制御が非常に容易に行えるとともに、管理カードの採用により、共通扉口の管理の強化が図られるという優れた効果がある。
【図案の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施例による共通扉口におけるカード錠システムの構成を示すブロック図。
【図２】この発明による共通扉口におけるカード錠システムを制御するマイクロコンピュータのフローチャート。
【図３】管理カードの登録モードを制御するためのフローチャート。
【図４】ユーザカードの登録モードを制御するためのフローチャート。
【図５】管理カードの抹消モードを制御するためのフローチャート。
【図６】ユーザカードのアドレス抹消モードを制御するためのフローチャート。
【図７】ユーザカードの現物抹消モードを制御するためのフローチャート。
【図８】検索モードを制御するためのフローチャート。
【符号の説明】
１ 磁気カードリーダ
２ スリット
３ アドレス設定スイッチ
３ａ 押しボタン
３ｂ ディスプレイ
４ 緑色の発光体（緑ＬＥＤ）
５ 赤色の発光体（赤ＬＥＤ）
６ リーダコントローラ
７ 起動スイッチ
８ 電気錠の制御盤
９ 自動ドア[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a card lock system for controlling an electric lock or automatic door of a door used in common by a large number of persons, and in particular, a combination of a magnetic card reader and a reader controller to control a management card or a user card. Use it for registration and deletion, or use it together with electric locks and automatic door controls to simplify the configuration, and use a management card to strengthen management of user card registration and deletion The present invention relates to a card lock system at the common door.
[0002]
[Prior art]
When a specific large number of people use a common doorway such as an office doorway or an entrance door of an apartment, the individual employee card or personal room card must be individually stored in the card lock device in advance. It is registered and these cards are used to control the electric locks and automatic doors of the common door to prevent the intrusion of non-registered people.
[0003]
Thus, conventional card registration / deletion includes an access control device and a personal computer installed in a room under the control of a common door manager, and a magnetic card reader installed outside the common door, and controls these devices. After connecting with a cable and starting a predetermined program for operating the personal computer, the personal computer is operated according to the operating procedure specified by the display by the program to register or delete the card.
[0004]
In order to control the electric lock and automatic door of the common door, the magnetic recording signal of the card registered by the above operation is read by a magnetic card reader.
[0005]
The above-mentioned conventional card lock device at the common door can easily control the electric lock and automatic door of the common door with a small card of business card size. It is installed in a manager's room, and a third party cannot register a magnetic card without permission. Therefore, it is possible to prevent the intrusion of non-registered people, and it is highly safe and widely used.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, the use of a personal computer for card registration and deletion is technically difficult for the general public, except for some specialists and manuals, and is not common. In particular, condominium managers are often elderly people, and there are not many who feel emotional resistance to the PC itself.
[0007]
Therefore, in some cases, there is a disadvantage that an engineer must be brought in each time a card is registered or deleted.
[0008]
Even if it is an administrator who does not feel resistance to the personal computer, it takes some training period to start up the program and register and delete cards according to the program. However, there is a drawback that the labor and cost required for training each time it is changed does not become stupid.
[0009]
Therefore, there is a demand for a device that can perform registration and deletion operations by operating a telephone or a fax machine using a dedicated registration and deletion device without using a personal computer.
[0010]
In the conventional system, since the card can be freely registered and deleted by the will of only the manager of the common doorway, there is no problem in the case of a good manager, but there is a problem otherwise.
[0011]
That is, in most cases, the manager of the common door is not the manager responsible for the operation of the building to which the common door belongs. This is because the condominium manager is the person who has been entrusted with the management of the common doorway by the condominium owner or management association, and the office manager is the guard who has been entrusted with the management of the common doorway by the director. This is because there are some people.
[0012]
Therefore, there is a problem that an illegal card can be registered easily by colluding with a poor manager and a third-party connoisseur.
[0013]
Considering this, it is desirable to have a system in which card registration and deletion cannot be performed unless an administrator responsible for building operation or an agent of the administrator is present. An object of the present invention is to provide a card lock system at such a common door.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention described in claim 1 A plurality of user cards, each of which is a magnetic card that stores magnetic recording signals for locking / unlocking electric locks, and a magnetic card that stores magnetic recording signals for locking / unlocking electric locks, respectively, At least one management card that is qualified to manage the addition, deletion, and modification of magnetic card functions, A magnetic card reader installed outside the common door and having a function of reading a magnetic recording signal recorded on a magnetic card, and a management mode setting and an address setting switch for setting a card registration address; It is installed in a room under the control of a common door manager, Usually set to electric lock operation mode When the attached start switch is operated to enter a standby state, and the number set by the address setting switch is a predetermined number 1, the magnetic recording signal of the registered management card read by the magnetic card reader is used. A reader controller provided with management card registration means having a function of storing the magnetic recording signal of the management card read by the magnetic card reader in a designated address in the management card registration mode. It is characterized by having.
[0015]
The invention according to claim 2 A plurality of user cards, each of which is a magnetic card that stores magnetic recording signals for locking / unlocking electric locks, and a magnetic card that stores magnetic recording signals for locking / unlocking electric locks, respectively, At least one management card that is qualified to manage the addition, deletion, and modification of magnetic card functions, A magnetic card reader installed outside the common door and having a function of reading a magnetic recording signal recorded on a magnetic card, and a management mode setting and an address setting switch for setting a card registration address; It is installed in a room under the control of a common door manager, Usually set to electric lock operation mode When the attached start switch is operated to enter a standby state, and the number set by the address setting switch is a predetermined number two, it is determined by the magnetic recording signal of the registered management card read by the magnetic card reader. A reader controller provided with a user card registration means that has a function of storing the magnetic recording signal of the user card read by the magnetic card reader in a designated address in the user card registration mode. It is characterized by having.
[0016]
The invention according to claim 3 A plurality of user cards, each of which is a magnetic card that stores magnetic recording signals for locking / unlocking electric locks, and a magnetic card that stores magnetic recording signals for locking / unlocking electric locks, respectively, At least one management card that is qualified to manage the addition, deletion, and modification of magnetic card functions, A magnetic card reader installed outside the common door and having a function of reading a magnetic recording signal recorded on a magnetic card, and a management mode setting and an address setting switch for setting a card registration address; It is installed in a room under the control of a common door manager, Usually set to electric lock operation mode When the attached start switch is operated to enter a standby state, and the number set by the address setting switch is a predetermined number three, it is determined by the magnetic recording signal of the registered management card read by the magnetic card reader. And switching to the management card erasing mode, and in this management card erasing mode, a reader controller having management card erasing means having a function of erasing the magnetic recording signal of the management card stored at a specified address. And
[0017]
The invention according to claim 4 A plurality of user cards, each of which is a magnetic card that stores magnetic recording signals for locking / unlocking electric locks, and a magnetic card that stores magnetic recording signals for locking / unlocking electric locks, respectively, At least one management card that is qualified to manage the addition, deletion, and modification of magnetic card functions. A magnetic card reader installed outside the common door and having a function of reading a magnetic recording signal recorded on a magnetic card, and having an address setting switch for setting a management mode and setting a card registration address; , By entering the standby switch by operating the attached start switch, it is installed in the room under the control of the manager of the common doorway and the display that displays the numbers and signs entered by the address setting switch, Usually set to electric lock operation mode When the number set by the address setting switch is the
[0018]
The invention described in claim 5 A plurality of user cards, each of which is a magnetic card that stores magnetic recording signals for locking / unlocking electric locks, and a magnetic card that stores magnetic recording signals for locking / unlocking electric locks, respectively, At least one management card that is qualified to manage the addition, deletion, and modification of magnetic card functions, A magnetic card reader installed outside the common door and having a function of reading a magnetic recording signal recorded on a magnetic card, and a management mode setting and an address setting switch for setting a card registration address; It is installed in a room under the control of a common door manager, Usually set to electric lock operation mode When the attached start switch is operated to enter a standby state, and the number set by the address setting switch is a predetermined number four, the user is notified by the magnetic recording signal of the registered management card read by the magnetic card reader. A reader controller having user card address erasure means that has a function of erasing a magnetic recording signal of a user card stored at a specified address in the user card address erasure mode. It is characterized by.
[0019]
The invention described in claim 6 A plurality of user cards, each of which is a magnetic card that stores magnetic recording signals for locking / unlocking electric locks, and a magnetic card that stores magnetic recording signals for locking / unlocking electric locks, respectively, At least one management card that is qualified to manage the addition, deletion, and modification of magnetic card functions, A magnetic card reader installed outside the common door and having a function of reading a magnetic recording signal recorded on a magnetic card, and a management mode setting and an address setting switch for setting a card registration address; It is installed in a room under the control of a common door manager, Usually set to electric lock operation mode When the attached start switch is operated to enter a standby state, and the number set by the address setting switch is a predetermined number five, it is determined by the magnetic recording signal of the registered management card read by the magnetic card reader. The user card actual deletion mode is switched to, and in this user card actual deletion mode, the user card to be deleted is passed through the magnetic card reader, and the address where the user card is registered is called again. And a reader controller having a user card actual object erasure unit having a function of erasing the stored contents of the address by passing through the card reader.
[0020]
The invention described in claim 7 A plurality of user cards, each of which is a magnetic card that stores magnetic recording signals for locking / unlocking electric locks, and a magnetic card that stores magnetic recording signals for locking / unlocking electric locks, respectively, At least one management card that is qualified to manage the addition, deletion, and modification of magnetic card functions, A magnetic card reader installed outside the common door and having a function of reading a magnetic recording signal recorded on a magnetic card, and a management mode setting and an address setting switch for setting a card registration address; It is installed in a room under the control of the manager of the common doorway and a display that displays numbers and signs entered by the address setting switch, Usually set to electric lock operation mode When the attached start switch is operated to enter a standby state, and when the number set by the address setting switch is a predetermined number six, it is determined by the magnetic recording signal of the registered management card read by the magnetic card reader. The search mode is switched to the search mode, and in this search mode, when the magnetic recording signal of the card whose registration address is desired to be searched is read by the magnetic card reader, the search means has a function of displaying the registration address corresponding to the card on the display. And a reader controller.
[0021]
The invention described in
[0022]
[Action]
According to the first aspect of the present invention configured as described above, when the start switch attached to the reader controller is pressed, the read controller shifts to the wait mode and enters a standby state.
[0023]
Next, when the address setting switch is operated to input a predetermined number 1 and then the registered management card is read by the magnetic card reader, the read controller shifts to the management card registration mode.
[0024]
In this management card registration mode, the read card is registered at the address set as the management card by setting the address by operating the address setting switch and reading the magnetic recording signal by the magnetic card reader.
[0025]
Here, it is necessary to explain the distinction between the management card used in the above and the user card used in the following description.
[0026]
First, in this invention, the user card simply refers to a card used to control an electric lock or an automatic door at a common door, and is a general magnetic card conventionally used in this type of device. It is a magnetic card with an unchanging purpose.
[0027]
Next, in the present invention, the management card is used to control the electric lock and automatic door of the common door, as well as the registration and deletion of user cards and the registration and deletion of other management cards. In other words, the reader controller cannot be operated without having the magnetic card reader read the management card.
[0028]
Therefore, in principle, only the administrator responsible for the operation of the building, or the agent of the administrator, has the management card to prevent the administrator at the common door from registering and deleting the user card without permission. As a result, the management of the common doorway is strengthened.
[0029]
According to the second aspect of the present invention, when the start switch attached to the reader controller is pressed, the reader controller is shifted to the wait mode and enters a standby state.
[0030]
Next, when the address setting switch is operated to input a
[0031]
In this user card registration mode, the read card is registered at the address set as the user card by setting the address by operating the address setting switch and reading the magnetic recording signal by the magnetic card reader.
[0032]
According to the third aspect of the present invention, when the start switch attached to the reader controller is pressed, the reader controller is shifted to the wait mode and enters a standby state.
[0033]
Next, when the address setting switch is operated to input a
[0034]
In this management card erasure mode, the address is set to the read address by setting the address of the management card to be erased by operating the address setting switch and reading the magnetic recording signals of two different registered management cards by the magnetic card reader. The management card is deleted.
[0035]
Here, the reason why two different types of management cards are read is that the management card is a very important card for the management and operation of the common doorway, so that it is not accidentally erased. Because.
[0036]
Also, the management card is indispensable for the registration and deletion of the user card. Therefore, it is also for preventing the situation that the management card is completely lost by deleting the management card by mistake.
[0037]
In the management card erasing mode according to the third aspect of the invention, after specifying the address of the management card to be erased, two different types of management cards are passed through the magnetic card reader.
[0038]
In this case, the reading of the first type of management card and the reading of the second type of management card are the same except that the cards are different.
[0039]
Therefore, it is practically preferable to distinguish the read request sign for the first type of card from the user and the read request sign for the second type of card.
[0040]
This is because, by distinguishing the reading request signature, an erroneous operation of causing the same card to be read twice or only reading the first type of card to be terminated is prevented.
[0041]
According to the fourth aspect of the present invention, when the first type of management card is passed through the magnetic card reader, the blinking of the display is switched to high-speed flashing and prompts the second type of management card to pass through the magnetic card reader.
[0042]
The blinking of the display has a great influence on the user's vision and has a great display effect because it has no adverse effect on the surrounding environment. Moreover, high-speed blinking is suitable as a means for expressing that the operation has not ended.
[0043]
According to the fifth aspect of the present invention, when the start switch attached to the reader controller is pressed, the reader controller shifts to the wait mode and enters a standby state.
[0044]
Next, when the address setting switch is operated to input a predetermined number of 4 and then the registered management card is read by the magnetic card reader, the reader controller shifts to the user card address deletion mode.
[0045]
In this user card address deletion mode, the magnetic recording of the user card registered at the set address by setting the address of the user card to be deleted by the address setting switch and reading the magnetic recording signal of the registered management card by the magnetic card reader. The signal is erased.
[0046]
According to the sixth aspect of the present invention, when the start switch attached to the reader controller is pressed, the reader controller is shifted to the wait mode and enters a standby state.
[0047]
Next, after operating the address setting switch to input the
[0048]
In this user card actual deletion mode, when the magnetic card reader reads the magnetic recording signal of the user card to be deleted, the address where the magnetic recording signal of the user card is stored is called, and the user card is loaded again with the magnetic card reader. The stored contents of the called address are erased.
[0049]
According to the seventh aspect of the present invention, when the start switch attached to the reader controller is pressed, the reader controller shifts to the wait mode and enters a standby state.
[0050]
Next, after operating the address setting switch and inputting a
[0051]
In this search mode, when the magnetic recording signal of the card whose registration address is desired to be searched is read by the magnetic card reader, the registration address corresponding to the card is displayed on the display attached to the address setting switch.
[0052]
The invention described in
[0053]
In other words, if the magnetic card is not passed through the magnetic card reader or if an attempt is made to erase an unregistered magnetic card, the user is informed of the contents and is useful for correcting the error. .
[0054]
The above is the description of the registration and deletion of the management card and user card. To use this system for normal electric locks and automatic door control, do not press the start switch while the power is on. . This state is called an operation mode in this system.
[0055]
In this operation mode, the electric lock or automatic door at the common door can be controlled by passing the management card or user card through the magnetic card reader.
[0056]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0057]
In FIG. 1, the code | symbol 1 shows a magnetic card reader, This magnetic card reader is installed in the entrance hall of a condominium, for example. In the figure, the decorative cover is removed so that the inside can be seen.
[0058]
A
[0059]
The magnetic card reader 1 inserts a card on which a magnetic recording signal is recorded into the
[0060]
This is not an essential component of the present invention, but when a magnetic card reader is used for card registration and deletion, card insertion and slide operations are performed twice.
[0061]
The
[0062]
In addition to the above-described method, the address setting input method includes a rotary knob for each digit of the registered address, and each rotary knob is rotated within 360 degrees to rotate with the numbers. Although there is a method of inputting a numerical value depending on the correspondence with the angle, the address setting input method is not the gist of the present invention, and therefore, neither method is disturbed.
[0063]
[0064]
The
[0065]
In more detail, the contents of this operation mode can be extended to the magnetic recording signals of a plurality of user cards normally stored in a predetermined address in the user card registration mode and the magnetic card reader at the common door for opening the door. The magnetic recording signal of the passed user card is compared and collated, and if any one of the former matches the latter, an unlock signal is supplied to the electric lock or automatic door 9, and the electric lock is unlocked. Or the automatic door opens.
[0066]
In FIG. 1,
[0067]
In general, an electric lock and an automatic door are not provided at the common door, but in FIG. 1, for convenience of explanation, an electric
[0068]
When the
[0069]
Management and operation of the card lock system of the present invention configured as described above starts with initial registration of a management card.
[0070]
<Initial registration of management card>
After the
[0071]
In this embodiment, the first address 701 is set for the convenience of the system of this embodiment. The management card registration addresses are limited to 701 to 750, and the first management card registration address is 701. Therefore, it is not limited to this number in the general case.
[0072]
Next, a magnetic card to be registered as a management card is inserted into the
[0073]
When the magnetic recording signal recorded on the magnetic card is accurately read by the magnetic card reader, the green LED 4 is turned on, a buzzer sounds and an OK display is made.
[0074]
If the magnetic card reader does not read correctly, a red light emitter (hereinafter referred to as a red LED for short) 5 is turned on, and the buzzer sounds three times for a short display.
[0075]
At the same time, since a predetermined error code for notifying the cause of the error is displayed on the display 3b, it is passed again through the magnetic card reader.
[0076]
If the first reading is OK, the green LED 4 starts blinking again, and the same magnetic card is again passed through the magnetic card reader.
[0077]
When the second reading is accurately performed, the green LED 4 is turned on and the buzzer sounds and is displayed OK as in the first time. At the same time, “701” is turned on on the display 3b.
[0078]
If it is not read correctly, the
[0079]
At the same time, since a predetermined error code for informing the cause of the error is displayed on the display 3b, the magnetic card is passed again through the magnetic card reader and then restarted.
[0080]
In this embodiment, in the case of a reading error, an error code CC1 is displayed.
[0081]
In addition to CC1, the error codes are determined as CC2, CC3, CC4, and CC5, and correspond to a verification error, a verification communication error, an address error, and a registration deletion communication error, respectively.
[0082]
As described above, the first type of management card is registered in the address 701 by being read twice by the magnetic card reader.
[0083]
<Registration of management card>
After the
[0084]
The
[0085]
Next, the registered management card is passed through the magnetic card reader twice.
[0086]
At this time, since the operation when it is read correctly and when it is not read is the same as <Initial registration of management card>, further description is omitted.
[0087]
When read correctly twice, the green LED 4 blinks and, for example, “700” blinks to prompt the display 3b to input the address to be registered.
[0088]
In this embodiment, the display of “700” blinks because the management card registration address is limited to 701 to 750 for the convenience of the system in this embodiment as described above. In some cases, the number is not limited.
[0089]
In this state, the reader controller has shifted to the management card registration mode.
[0090]
In this management card registration mode, the address setting switch is operated to set the address for registering the management card, in other words, the memory address.
[0091]
Next, by passing an unregistered magnetic card to be registered as a management card twice through the magnetic card reader, the magnetic card is registered as a management card at the set address.
[0092]
At this time, the operation when the reading is correctly performed and the case where the reading is not performed are the same as those in <Initial registration of management card>, and thus further detailed description is omitted.
[0093]
Since the registered management card has been obtained by the above operations, the user card registration is started next.
[0094]
<User card registration>
The process up to pressing the start switch to shift to the wait mode is the same as <registration of management card>, and therefore further detailed description is omitted.
[0095]
The
[0096]
Next, the registered management card is passed through the magnetic card reader twice.
[0097]
At this time, since the operation when it is read correctly and when it is not read is the same as <Initial registration of management card>, further description is omitted.
[0098]
When read twice, the green LED 4 blinks and, for example, “000” blinks to prompt the display 3b to input an address to be registered.
[0099]
In this embodiment, the display of “000” blinks because the registration address of the user card is limited to 001 to 699 for the convenience of the system in this embodiment. The number is not limited.
[0100]
In this state, the reader controller is shifted to the user card registration mode.
[0101]
In this user card registration mode, by operating the address setting switch and passing an unregistered magnetic card to be registered as a user card twice through the magnetic card reader, this magnetic card is registered as a user card at the set address. The This operation procedure is the same as in <Register Management Card>, and further explanation is omitted.
[0102]
Next, a management card erasing method will be described.
[0103]
<Deleting the management card>
The process up to pressing the start switch to shift to the wait mode is the same as <Registering a management card>, and therefore a more detailed description is omitted.
[0104]
The
[0105]
Next, the registered management card is passed through the magnetic card reader twice.
[0106]
At this time, since the operation when it is read correctly and when it is not read is the same as <Initial registration of management card>, further description is omitted.
[0107]
When read correctly twice, the
[0108]
In this embodiment, the display of “700” blinks for the reason described in the explanation of <Registering the management card>, and is not limited to this number in general cases.
[0109]
In this state, the reader controller has shifted to the management card erasure mode.
[0110]
In this management card deletion mode, the registered address of the management card to be deleted is set by operating the address setting switch.
[0111]
Next, two types of registered management cards are prepared, and the first of them is passed through the magnetic card reader twice.
[0112]
At this time, the operation when the reading is correctly performed and the operation when the reading is not performed are the same as those in <Initial registration of management card>, and thus further description is omitted.
[0113]
When the first management card is read correctly twice, the address displayed on the display 3b blinks at a higher frequency than normal blinking, prompting the second management card to be read.
[0114]
Therefore, the remaining second management card is passed through the magnetic card twice.
[0115]
At this time, the operation when it is read correctly and when it is not read are the same as in <Initial registration of management card>, and therefore further explanation is omitted.
[0116]
When the second management card is correctly read twice, the management card registered at the set address is deleted.
[0117]
Here, the reason why two different types of management cards are passed through the magnetic card reader is that, as described above, the management card is a very important card for the management operation of the common door, and is prevented from being accidentally erased. It is also for the purpose.
[0118]
This is also to prevent a situation in which the management card is deleted accidentally and the management card is completely lost.
[0119]
Next, a method for deleting a user card will be described.
There are two types of user card erasing methods. The first is a method of setting a registered address of a user card and deleting the user card corresponding to the address.
[0120]
Secondly, the address of the user card to be deleted is passed through the magnetic card reader without setting the address, and the address where the user card is registered is called, and the same user card is passed again through the magnetic card reader. This is a method of erasing the stored contents of the address.
[0121]
<Deleting user card>
The process up to pressing the start switch to shift to the wait mode is the same as <Registering a management card>, and the description is omitted.
[0122]
The
[0123]
Next, the registered management card is passed through the magnetic card reader twice.
[0124]
At this time, since the operation when it is read correctly and when it is not read is the same as <Initial registration of management card>, further description is omitted.
[0125]
When read correctly twice, the
[0126]
In this embodiment, the display of “000” blinks for the reason described in the explanation of <User card registration> and is not limited to this number in general cases.
[0127]
In this state, the reader controller is shifted to the user card address deletion mode.
[0128]
In this user card deletion address mode, the address setting switch is operated to set the registered address of the user card to be deleted.
[0129]
Next, by passing the registered management card twice through the magnetic card reader, the magnetic recording signal of the user card registered (accumulated) at the set address is erased.
[0130]
At this time, the operation when the reading is correctly performed and the operation when the reading is not performed are the same as those in <Initial registration of management card>, and thus further description is omitted.
[0131]
<Deleting the actual user card>
The process up to pressing the start switch to shift to the wait mode is the same as <Registering a management card>, and the description is omitted.
[0132]
The
[0133]
Next, the registered management card is passed through the magnetic card reader twice.
[0134]
At this time, since the operation when it is read correctly and when it is not read is the same as <Initial registration of management card>, further description is omitted.
[0135]
When read twice, the
[0136]
In this state, the reader controller is shifted to the user card actual deletion mode.
[0137]
In this user card actual deletion mode, the actual user card to be deleted is passed twice through the magnetic card reader.
[0138]
When the first time is read correctly, the registered address of the user card is called and displayed on the display 3b, and starts blinking. If the second time is read correctly, the blinking of the display will be faster than the first time, prompting the third time reading.
[0139]
Then, by passing the same user card again through the magnetic card reader, this user card is erased. In other words, the stored contents of the called address are deleted.
[0140]
At this time, since the operation when it is read correctly and when it is not read is the same as <Initial registration of management card>, further description is omitted.
[0141]
Next, search, which is a method for knowing the registered addresses of registered management cards and user cards from the respective cards, will be described.
[0142]
<Search>
The process up to pressing the start switch to shift to the wait mode is the same as <Registering a management card>, and the description is omitted.
[0143]
The address setting switch is operated to set a
[0144]
Next, the registered management card is passed through the magnetic card reader twice.
[0145]
At this time, since the operation when it is read correctly and when it is not read is the same as <Initial registration of management card>, further description is omitted.
[0146]
When read twice, the green LED and the
[0147]
In this state, the reader controller is shifted to the search mode.
.
[0148]
In this search mode, the actual management card or user card whose registered address is to be searched is passed once through the magnetic card reader. By being read by the magnetic card reader, the registered address corresponding to the card is displayed and blinks on the display 3b.
[0149]
At this time, the operation when the reading is correctly performed and the operation when the reading is not performed are the same as those in <Initial registration of management card>, and thus further description is omitted.
[0150]
Next, an operation for shifting from a management card for registering and deleting management cards and user cards to an operation mode for controlling electric locks and automatic doors will be described.
[0151]
First, in the first simple method, after performing card registration and deletion in various modes in the management mode, if no operation is performed for one minute, the mode is automatically shifted to the operation mode.
[0152]
Secondly, in various modes in the management mode, after registering and deleting a card, the address setting switch is operated to set the address to 999.
[0153]
Next, the registered management card is passed through the magnetic card reader twice.
[0154]
At this time, the operation when it is read correctly and when it is not read are the same as in <Initial registration of management card>, and therefore further explanation is omitted.
[0155]
When both are read correctly, the display 3b starts blinking “000” and the reader controller shifts to the wait mode.
[0156]
In this wait mode state, the address setting switch is operated again to set the address to 999.
[0157]
Next, the registered management card is passed twice through the magnetic card reader.
[0158]
At this time, since the operation when it is read correctly and when it is not read is the same as <Initial registration of management card>, further description is omitted.
[0159]
When both are read correctly, the display 3b is turned off and the reader controller shifts to the operation mode.
[0160]
In the card lock system according to the present invention, when a reading error occurs in the magnetic card reader, an error code is displayed on the display 3b. However, an erroneous operation such as this reading error or a malfunction on the machine side In addition, the first and second card data have different verification errors, the address error that specifies the address where the magnetic recording signal is already stored, or the communication error that occurs between the magnetic card reader and the reader controller Etc.
[0161]
In response to these errors, the card lock system according to the present invention, for example, in the case of a reading error, a reading error code that prompts the card to pass correctly through the reader, and for a verification error, the card is confirmed and the An error code display means having a function of displaying on each display a verification error code that prompts the user to pass through, an address error code that prompts to confirm the address, or a communication error code that prompts to reconfirm the address and card is provided. .
[0162]
Next, in order to explain the system of the present invention more easily, it will be described based on the flowcharts shown in FIGS. These flowcharts are flowcharts of the microcomputer incorporated in the card lock system according to the present invention, and P1 to P27 in the figure indicate the steps of the flowchart.
[0163]
When power is turned on, it automatically starts at step P1.
[0164]
It is verified in step P2 whether the start switch has been pressed. If the result is NO, the operation mode is set. If the result is YES, the process proceeds to step P3.
[0165]
In step P3, it is verified whether or not a management card is registered in the system. If the result is NO, the process proceeds to step P4 to enter the management card initial registration mode.
[0166]
In step P4, it is verified whether the magnetic card has been passed through the magnetic card reader twice. If the result is YES, the card is registered as the first type of card. If the result is NO, the process returns to step P4.
[0167]
If the test result is YES in step P3, the process proceeds to step P5 to test whether the mode code has been input, and if the result is NO, the process returns to step P5 and waits for input. If the result is YES, the process branches to steps P6, P8, P10, P12, P14, P16, and P18 according to the input mode code value.
[0168]
If the mode code is 990, the process proceeds to step P6, and it is further verified in step P7 whether the management card has been passed twice. If the result is YES, the management card registration mode is set.
[0169]
In this management card registration mode, as described above and as shown in FIG. 3, it is verified whether or not an address is set in step P28.
[0170]
If the address is set, it is verified in step P29 whether an unregistered magnetic card to be registered as a management card has been passed through the magnetic card reader twice.
[0171]
When an unregistered magnetic card is passed through the magnetic card reader twice, the magnetic card is registered as a management card in step P30.
[0172]
If the mode code is 900, the process proceeds to step P8, and it is further verified in step P9 whether the management card has been passed twice. If the result is YES, the user card registration mode is set.
[0173]
In this user card registration mode, as described above and as shown in FIG. 4, it is verified whether or not an address is set in step P31.
[0174]
If the address is set, it is verified in step P32 whether an unregistered magnetic card to be registered as a user card has been passed through the magnetic card reader twice.
[0175]
When an unregistered magnetic card is passed through the magnetic card reader twice, the magnetic card is registered as a user card in step P33.
[0176]
If the mode code is 980, the process proceeds to step P10, and further, in step P11, it is verified whether the management card has been passed twice. If the result is YES, the management card erasure mode is set.
[0177]
In this management card deletion mode, as described above and as shown in FIG. 5, whether or not the address where the management card to be deleted is registered is set in step P34, and if the result is YES Proceed to step P35.
[0178]
In step P35, it is verified whether or not the first type of management card has been passed through the magnetic card reader twice. If the result is YES, the process proceeds to step P36, and the address displayed on the display 3b blinks at high speed.
[0179]
Next, in step P37, it is tested whether or not the second type of management card has been passed through the magnetic card reader twice. If the result is YES, the management card is erased in step P38.
[0180]
If the mode code is 910, the process proceeds to step P12, and it is further verified in step P13 whether the management card has been passed twice. If the result is YES, the user card address deletion mode is set.
[0181]
In this user card address deletion mode, as described above and as shown in FIG. 6, it is verified whether or not the registered address of the user card to be deleted is set in step P39.
[0182]
If the result is YES, it is verified in step P40 whether the management card has been passed through the magnetic card reader twice. If YES, the magnetic recording signal of the user card stored at the address set in step P41 is obtained. Erased.
[0183]
If the mode code is 911, the process proceeds to step P14, and it is further verified in step P15 whether the management card has been passed twice. If the result is YES, the user card spot erasure mode is set.
[0184]
In this user card actual deletion mode, as described above and as shown in FIG. 7, it is verified in step P42 whether or not the user card to be deleted has been passed twice.
[0185]
If the result is YES, in step P43, the address of the user card that has been displayed on the display so far flashes rapidly to prompt the next operation for the third reading.
[0186]
In step P44, it is tested whether or not the user card to be deleted is passed once more. If the result is YES, the stored contents of the called address are deleted in step P45.
[0187]
As described above, the difference between the user card address deletion mode and the user card actual deletion mode is to specify the address where the magnetic recording signal of the user card to be deleted is stored. In the former, the address setting switch is operated. On the other hand, in the latter, the user card is passed through a magnetic card reader.
[0188]
If the mode code is 930, the process proceeds to step P16, and it is further verified in step P17 whether the management card has been passed twice. If the result is YES, the search mode is set.
[0189]
In this search mode, as described above and as shown in FIG. 8, it is verified in step P46 whether the management card or user card whose registration address is to be searched is passed through the magnetic card reader.
[0190]
If the result is YES, the address desired in step P47 is displayed on the display.
[0191]
If the mode code is 999, the process proceeds to step P18, and it is further verified in step P19 whether the management card has been passed twice. If the result is YES, the operation mode is set.
[0192]
In each management mode, at the same time as the end of the operation, whether or not one minute has passed is verified in steps P20 to P25. If the result is YES, the operation mode is set.
[0193]
In Steps P20 to P25, if the result is NO, it is verified in Step P26 whether the mode code is set to 999. If the result is YES, the process proceeds to Step P27.
[0194]
In step P27, it is verified whether the management card has been passed twice. If the result is YES, the process proceeds to step P5 to enter a mode code input standby state.
[0195]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, the present invention combines a magnetic card reader incorporating an address setting switch with a reader controller, and sets various mode codes and registered addresses by operating the address setting switch. Registration, deletion, etc. and control of electric locks and automatic doors can be performed very easily, and the use of a management card has the excellent effect of strengthening management of the common doorway.
[Brief description of the design]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a card lock system in a common door according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart of a microcomputer for controlling a card lock system at a common door according to the present invention.
FIG. 3 is a flowchart for controlling a registration mode of a management card.
FIG. 4 is a flowchart for controlling a user card registration mode.
FIG. 5 is a flowchart for controlling a management card erasure mode;
FIG. 6 is a flowchart for controlling an address deletion mode of a user card.
FIG. 7 is a flowchart for controlling a user card physical deletion mode;
FIG. 8 is a flowchart for controlling a search mode.
[Explanation of symbols]
1 Magnetic card reader
2 slits
3 Address setting switch
3a push button
3b display
4 Green light emitter (green LED)
5 Red light emitter (red LED)
6 Reader controller
7 Start switch
8 Electric lock control panel
9 Automatic door
Claims (9)
Priority Applications (1)
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| JP25466994A JP3625221B2 (en) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | Card lock system at common door |
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1994
- 1994-09-22 JP JP25466994A patent/JP3625221B2/en not_active Expired - Fee Related
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