JP3625075B2 - 新規な微粉末シアノ置換ジケトピロロピロール顔料とその製造方法 - Google Patents

新規な微粉末シアノ置換ジケトピロロピロール顔料とその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、特定の粒径分布によって特徴づけられ、かつ格段に高い色純度と透明度、高い光沢、優れた分散性および優れたレオロジー特性を示す新規な微粉末シアノ置換ジケトピロロピロール顔料、およびその製造方法に関する。
【0002】
1、4−ジケトピロロ−[3,4−c]−ピロール顔料はすでに公知であり、特に米国特許第4415686号および第4579949号に記載されている。多数のこの種の顔料が高性能顔料として使用可能であることが知られている。最近、高透明度顔料、特にメタリック効果塗装を得るための高透明度顔料に対する需要が顕著に増大している。したがって、この種の高い関心を集めている顔料であって、しかも良好な分散性と光沢、ならびに優れたレオロジー特性を示す純度と透明度の高い顔料の提供が求められている。
【0003】
強塩基の存在下において、ジアルキルスクシナートをニトリルと反応させ、そして得られた塩を次に加水分解することによって、1、4−ジケトピロロ−[3,4−c]−ピロール顔料を製造する方法が米国特許第4579949号に開示されている。記載によれば、加水分解は好ましくは水、1乃至4個の炭素原子を有するアルコール、より好ましくは酸の中において実施されるべきであり、そしてこの加水分解を80℃以下の温度範囲において実施することによって透明な顔料が得られる(ここにおいて、加水分解とは顔料アルカリ金属塩を対応する顔料に変換すること、すなわち顔料アルカリ金属塩のプロトン化を意味する)。
【0004】
また、エナミンジエステルとピロリノンとから出発する特定のアルキルジケトピロロピロールおよび非対称形ジケトピロロピロールの製造方法が米国特許第4659775号に開示されている。この明細書の記載によれば、加水分解は水中において好ましく実施される。透明顔料型の製造については、同じく80℃以下の温度範囲において加水分解を実施するのが好ましいと記載している。さらに、その後に発行された米国特許第4720305号の教示も同様であり、ジスクシナートと2種類の異なるニトリルとからジケトピロロピロール顔料混合物を製造することを記載している。この明細書においても、加水分解を水中で実施することが推奨されているが、しかしながら、より透明な顔料型を製造するためには、顔料を次に、好ましくは水性湿式摩砕によって、粉砕処理することが望ましいと記載されている。
【0005】
また、米国特許第4931566号には、少なくとも2工程で加水分解を順次的に実施することを含む特に純粋なピロロ−[3,4−c]−ピロールの製造方法が開示されている。すなわち、この方法においては、加水分解が好ましくは50乃至100℃の温度範囲において、無機酸および/または有機酸、水とアルコールとを使用して、または無機酸または有機酸、水および/またはアルコールとを使用して実施される。透明性については言及されていない。詳細に記載されている生成物は、すべて不透明顔料である。
【0006】
今回、シアノ置換ジケトピロロピロールの製造において、3つの製造工程と次のコンディショニング工程、すなわち
○水および/またはアルコール中に顔料塩の懸濁物を注入する、
○この際に、酸を存在させ、かつpH価を<9とし、そして特に、
○90℃以上の温度範囲を使用する、
を特定的に組み合わせることによって、微細粉末状の顔料が得られることが見いだされた。ここに得られた顔料は、その粒子の少なくとも84%が≦0.40のストークス相当直径(Stokes equivalent diameter) (D84)を有しており、そして驚くべきほどに高い色純度、透明度、光沢を有し、かつ優れた分散性と優れたレオロジカル特性をも示す。
【0007】
従って、本発明は、下記式の微粉末1、4−ジケトピロロ[3,4−c]ピロールに関する。
【化4】
Figure 0003625075
[式中、Aは式
【化5】
Figure 0003625075
(式中、Rは3−CN、4−CNまたは
【化6】
Figure 0003625075
である)の基であり、そしてこの顔料粒子の少なくとも84%は≦0.40μmのストークス相当直径を有する]。
好ましい式Iの1、4−ジケトピロロ[3,4−c]ピロールは、その顔料粒子の少なくとも84%が≦0.30μmのストークス相当直径を有しているものである。
が3−CNであり、そしてその顔料粒子の少なくとも84%が≦0.25μmのストークス相当直径を有している式Iの1、4−ジケトピロロ[3,4−c]ピロールが特に好ましい。
【0008】
さらに、本発明は式Iの1、4−ジケトピロロ[3,4−c]ピロールの製造方法にも関し、そして本発明の製造方法は、ジシクロヘキシル、ジアルキル、モノアルキルモノフェニルまたはジフェニルスクシナート(そのスクシナート残基のアルキル部分はC −C18アルキルであり、そしてフェニルは置換されていないかまたは1個または2個のハロゲン原子、1個または2個のC −C−アルキルまたはC −C−アルコキシ基によって置換されている)の1モルを、式
A−CN (III)
(式中、Aは前記の定義の通りである)のニトリルの2モルと、不活性有機溶剤中、強塩基としてのアルカリ金属またはアルカリ金属アルコラートの存在下において、高められた温度で反応させて顔料アルカリ金属塩を生成させ、続いてこの得られた顔料アルカリ金属塩をプロトン化して式Iの化合物を生成させ、このあとこの顔料アルカリ金属塩の懸濁物をpHを<9に保持するために十分な量の酸の存在下において水および/またはアルコールROH(ここにおいて、RはC −C−アルキルである)に入れ、この混合物を30分乃至24時間90℃以上の温度において処理する工程を含むコンディショニングンにかけることを特徴とする。
【0009】
−C−アルキルの例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチル、アミル、ヘキシル、デシル、ドデシル、テトラデシル、オクタデシルなどである。C −C−アルコキシの例は、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、ヘキシルオキシなどである。
【0010】
酸は、顔料塩懸濁物導入の前あるいは顔料塩懸濁物と一緒に添加することができる。
プロトン化の間、緩衝剤、好ましくはリン酸塩、酢酸塩、クエン酸またはトリエタノールアミン緩衝剤を使用するのが有利である。
【0011】
Rが意味するC −C−アルキルの例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチルである。好ましくは、Rはメチルまたはエチルデアル。
プロトン化剤として使用される酸の例は、無機酸たとえば塩酸、リン酸および好ましくは硫酸、あるいは脂肪族または芳香族のカルボン酸またはスルホン酸たとえばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ヘキサン酸、シュウ酸、安息香酸、フェニル酢酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、またはこれらの酸の混合物である。好ましい有機酸は酢酸およびギ酸である。
プロトン化およびコンディショニングは、100乃至140℃の温度範囲において1乃至8時間実施するのが好ましい。
は好ましくは3−CNである。
【0012】
望ましいジアルキルまたはジフェニルスクシナートは、対称形または非対称形のジエステルでありうる。しかしながら、対称形ジスクシナート、特に対称形ジアルキルスクシナートを使用するのが好ましい。ジフェニルスクシナートまたはモノフェニルモノアルキルスクシナートが使用される場合には、そのフェニルは置換されていないかまたは1個または2個のハロゲン原子、たとえば塩素原子、C −C−アルキル基、たとえばメチル、エチル、イソプロピルまたはtert−ブチル、またはC −C−アルコキシ基、たとえばメトキシまたはエトキシによって置換されていてもよい。フェニルは置換されていないフェニルが好ましい。ジアルキルスクシナートまたはモノアルキルモノフェニルスクシナートが使用される場合には、そのアルキルは直鎖状または分枝状であり得る。好ましいのは分枝状であって、1乃至12個の炭素原子、より好ましくは1乃至8個、最も好ましくは1乃至5個の炭素原子を含有している。好ましい分枝状アルキルは、イソプロピル、sec−ブチル、tert−ブチル、tert−アミルの如きsec−またはtert−アルキルである。スクシナート残基中の各アルキル部分が3乃至5個の炭素原子を含有している対称形分枝ジアルキルスクシナートを使用するのが最も好ましい。
【0013】
ジスクシナートの例としては以下のものがあげられる:
ジメチルスクシナート、
ジエチルスクシナート、
ジプロピルスクシナート、
ジブチルスクシナート、
ジペンチルスクシナート、
ジヘキシルスクシナート、
ジヘプチルスクシナート、
ジオクチルスクシナート、
ジイソプロピルスクシナート、
ジ−sec−ブチルスクシナート、
ジ−tert−ブチルスクシナート、
ジ−tert−アミルスクシナート、
ビス[1,1−ジメチルブチル]スクシナート、
ビス[1,1、3、3−テトラメチルブチル]スクシナート、
ビス[1,1−ジメチルペンチル]スクシナート、
ビス[1−メチル−1−エチルブチル]スクシナート、
ビス[1,1−ジエチルプロピル]スクシナート、
ジフェニルスクシナート、
ビス[4−メチルフェニル]スクシナート、
ビス[2−メチルフェニル]スクシナート、
ビス[4−クロロフェニル]スクシナート、
ビス[2、4−ジクロロフェニル]スクシナート、
モノエチルモノフェニルスクシナート。
上に列記したジスクシナートならびに式III のニトリルは公知化合物であり、そして公知方法によって製造することができる。
【0014】
ジスクシナートと式III のニトリルとの反応は、有機溶剤中において行なわれる。適当な溶剤は、次のものである。1乃至10個の炭素原子を有する第一、第二または第三アルコール、たとえばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、n−ペンタノール、2−メチル−2−ブタノール、2−メチル−2−ペンタノール、3−メチル−3−ペンタノール、2−メチル−2−ヘキサノール、3−エチル−3−ペンタノール、2、4、4−トリメチル−2−ペンタノール;グリコール類、たとえばエチレングリコールまたはジエチレングリコール;エーテル類、たとえばテトラヒドロフランまたはジオキサン、またはグリコールエーテル類、たとえばエチレングリコールモノ−またはジメチルエーテル、エチレングリコールモノ−またはジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテルまたはジエチレングリコールモノエチルエーテル;双極性非プロトン溶剤、たとえばアセトニトリル、ベンゾニトリル、ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、ニトロベンゼン、N−メチルピロリドン、脂肪族または芳香族炭化水素、たとえばベンゼンまたはアルキル−、アルコキシ−またはハロゲン−置換ベンゼン、たとえばトルエン、キシレン、アニソールまたはクロロベンゼン;芳香族性N−ヘテロ環式化合物、たとえばピリジン、ピコリンまたはキノリン。これらの溶剤は混合物として使用することもできる。反応化合物1重量部につき溶剤5乃至20重量部を使用するのが適当である。
【0015】
本発明の方法においては、溶剤としてアルコールを使用するのが好ましく、第二または第三アルコールを使用するのが最も好ましい。好ましい第三アルコールは、tert−ブタノールおよびtert−アミルアルコールである。これらの好ましい溶剤同志の混合物、あるいはこれらの好ましい溶剤と芳香族炭化水素、たとえばトルエンまたはキシレン、またはハロゲン置換ベンゼン、たとえばクロロベンゼンまたはo−ジクロロベンゼンとの混合物が格別に好ましい。
【0016】
本発明の方法において使用される適当な強塩基は、リチウム、ナトリウム、カリウムのごときアルカリ金属、およびアルカリ金属アルコラートであり、アルカリ金属アルコラートは1乃至10個の炭素原子を有する第一、第二または第三脂肪族アルコールから誘導されたものが好ましい。例示すれば、リチウム、ナトリウムまたはカリウムのメチラート、エチラート、n−プロピラート、イソプロピラート、n−ブチラート、sec−ブチラート、tert−ブチラート、2−メチル−2−ブチラート、2−メチル−2−ペンチラート、3−メチル−3−ペンチラートおよび3−エチル−3−ペンチラートである。これらのアルカリ金属アルコラートの混合物を使用することもできる。アルカリ金属がナトリウムまたはカリウムであり、アルコラートが第二または第三アルコールから誘導されたものであるアルカリ金属アルコラートの使用が好ましい。したがって、特に好ましい強塩基は、ナトリウムまたはカリウムのイソプロピラート、sec−ブチラート、tert−ブチラート、tert−アミラートなどである。アルカリ金属アルコラートは、アルカリ金属と適切なアルコールとの反応によって、その場で製造することもできる。
【0017】
本発明の方法においては、強塩基は一般にジスクシナート1モル当り0.1乃至10モル、好ましくは1.9乃至4.0モルの量で使用することができる。原則として化学量論的量の塩基を使用すれば十分であるが、塩基を過剰に使用して収量に好結果が得られる場合もある。
反応は60乃至140℃の温度範囲において都合よく実施されるが、80乃至120℃の温度範囲がより好ましい。
【0018】
ジスクシナートと式III の一種またはそれ以上のニトリルとの反応においては、原則的にはすべての成分を低温において一緒に装填し、それからこの混合物を反応温度の範囲に加熱することもできるし、また、反応温度の範囲において個々の成分を任意の順序で装填してもよい。通常収率に特に有利な作用を及ぼす好ましい反応の実施態様においては、まず反応器に塩基と一緒に被反応ニトリルを装填し、そして次に反応温度範囲においてジスクシナートを添加する。いま1つの実施態様においては、被反応ジスクシナートとニトリルとを同時的に塩基に添加する。反応はバッチ方式で実施することもできるし、連続方式で実施することもできる。
特に、低級アルキル基を含有するジスクシナートと低級アルコール、たとえばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノールまたはtert−ブタノールから誘導されたアルコラートとを使用する場合には、高収率を得るために、反応の間に生成される低級アルコールを反応媒質から連続的に除去するのが有利である。
溶剤がアルコールであり、そして塩基がアルコラートである場合には、同種のアルキル基を含有するアルコールとアルコラートとを選択すること有利となりうる。同様に、ジスクシナートも同種のアルキルを含有することができる。
【0019】
顔料塩のプロトン化のためには、水および/またはアルコールと酸とからなるプロトン化剤に顔料アルカリ金属塩を添加するようにしてもよいし、または、顔料アルカリ金属塩と酸とを同時的に水および/またはアルコールに添加するようにしてもよい。水および/またはアルコールは、顔料アルカリ金属塩1重量部当り5乃至20重量部の混合比で使用することができる。酸は、塩基を基準にして0.5乃至3当量の量で都合よく使用することができるが、いずれの場合にもプロトン化が完了するまでpHが9未満である量で使用される。
【0020】
式Iの化合物は、高分子有機材料用の顔料として使用することができる。通常、本顔料は、本発明の方法によって得られた顔料形態で直接的に使用することができる。最終用途によっては、また必要な場合には、本顔料の結晶形態をさらに各種公知常用の後処理のいずれかを使用して、さらに最適化することができる。最終用途の条件によっては、式Iの化合物の混合物を製造するのが有利である。混合物の製造は、プロトン化前に互いに独立的に製造された異なる反応溶液を混合し、そしてこれらを一緒にプロトン化し、得られた生成物を単離することによって実施することができる。
【0021】
式Iの化合物を用いて着色されることができる高分子有機材料の例は、セルロースエーテル類およびセルロースエステル類、たとえばエチルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース、天然および合成樹脂類、たとえば重合または縮合樹脂、たとえばアミノプラスト、特に尿素およびメラミンおよび/またはホルムアルデヒド樹脂、アルキド樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート、ポリオレフィン、たとえばポリエチレンおよびポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、ゴム、カゼイン、シリコーンおよびシリコーン樹脂などである。これらは単独または混合物でありうる。
上記に例示した高分子有機材料は可塑性材料、溶融物、紡糸原液の形状、あるいは塗料、ペイント系あるいは印刷インクなどの形態でありうる。最終用途によっては、式Iの化合物をトナーとして、または調合製剤の形で使用するのが有利である。式Iの化合物は、被着色高分子有機材料を基準にして、0.01乃至30重量%の量で、好ましくは0.1乃至10重量%の量で使用される。
【0022】
コンディショニングの方法または用途によっては、コンディショニングの前または後において顔料に特定量の組織改良剤を添加するのが有利となりうる。ただし、その添加が、本発明の顔料組成物を使用する時(特にポリエチレンに使用する時)に悪作用を及ぼさないことを条件とする。特に適当な組織改良剤は、少なくとも18個の炭素原子を有する脂肪酸、たとえばステアリン酸またはベヘン酸またはこれらのアミドまたは金属塩、好ましくはマグネシウム塩、さらには可塑剤、ワックス、樹脂酸、たとえばアビエチン酸、ロジンセッケン、アルキルフェノールまたは脂肪族アルコール、たとえばステアリルアルコールあるいは8乃至22個の炭素原子を有する脂肪族1、2−ジヒドロキシ化合物、たとえば1、2−ドデカンジオール、あるいはまた変性ロジンマレイン酸塩樹脂またはフマル酸ロジン樹脂などである。組織改良剤は、好ましくは最終製品を基準にして、1.0乃至0重量%、最も好ましくは5乃至40重量%の量で添加される。上記した1、2−ヒドロキシ化合物、好ましくは1、2−ドデカンジオールは、懸濁された顔料組成物の濾過性を向上させるためにも役立つ。
プラスチック、繊維材料、塗料系または印刷インクに本顔料を配合して得られる着色物は、高い色純度、卓越した色濃度、高い透明性、または上塗り、マイグレーション、熱、光、外気に対する優れた堅牢性ならびに良好な光沢によって特徴づけられる。
【0023】
式Iの化合物は、すでに述べたように、まれに見る優れた色純度、高い透明性、良好な分散性、良好なレオロジー特性の特徴を示し、かつこの顔料を使用して得られた着色物は優れた光沢を示す。したがって、本発明による顔料はプラスッチク、水性および/または溶剤塗料系、特に自動車塗料ラッカーまたは印刷インクの着色のために好ましく使用される。特に好ましい本発明の顔料の用途は、印刷インクの着色である。
以下、本発明を実施例によってさらに詳細に説明する。実施例中の部およびパーセントは、別途記載のない限り重量ベースである。
【0024】
実施例1
tert−アミルアルコールの1150mlを窒素雰囲気下においてスルホン化フラスコに装填する。ナトリウムの38.4gを添加した後、この混合物を95乃至102℃に加熱する。次に、溶融したナトリウムを100乃至105℃において一晩激しく撹拌する。この溶液を85℃に冷却し、3−シアノベンゾニトリルの145.6gを添加する。このバッチをtert−アミルアルコールの30mlで洗い、そしてジイソプロピルスクシナートの127.8gを80乃至85℃において2時間かけて滴下する。この温度において反応混合物を4時間撹拌し、そのあと水462ml、メタノールの1738mlおよび濃塩酸190.3gの混合物中に注入する。このバッチを130℃において6時間(pH<7)撹拌し、冷却し、濾過し、そして濾過生成物をメタノール/水で洗い、さらにもう一度水で洗う。得られた顔料を真空乾燥炉中において80℃で乾燥して、オレンジ色の粉末168.5gを得た。これはPVC(ポリ塩化ビニル)を純粋で透明なオレンジ色に着色する。
Figure 0003625075
【0025】
実施例2
実施例1の操作をくりかえした。ただし今回はメタノール/水/塩酸の混合物の代わりに水2560mlと96%硫酸83.0gとを使用し、140℃において6時間撹拌した後、水蒸気蒸留を行なった。濾過の後、濾過生成物を洗滌、乾燥してオレンジ色の粉末178.9gを得た。この粉末はPVCを純粋な透明なオレンジ色に着色する。
Figure 0003625075
【0026】
実施例3
tert−アミルアルコールの700mlを窒素雰囲気下においてスルホン化フラスコに装填する。ナトリウムの24.2gを添加した後、この混合物を約95乃至110℃に加熱する。溶融したナトリウムを100乃至110℃において一晩激しく撹拌する。この溶液を80℃に冷却し、3−シアノベンゾニトリルの89.7gを添加し、次にジイソプロピルスクシナートの80.9gを2時間かけて滴下する。この温度において反応混合物を一晩撹拌する。次に、水600ml、メタノールの600mlおよびリン酸水素ナトリウムの8.2gの混合物の還流物に反応混合物を60%硫酸と共に約3時間かけて添加する。pHを6乃至8の範囲に保持するのに十分な量の硫酸を反応混合物に滴下する。この混合物を4時間還流加熱した後、100℃において6時間撹拌する。このあと冷却し、濾過する。その濾過残留物をメタノール/水で洗い、さらにもう一度水で洗い、そして真空乾燥炉中において80℃で乾燥して、オレンジ色の粉末104.4gを得た。これはPVCを純粋で透明なオレンジ色に着色する。
Figure 0003625075
【0027】
実施例4
tert−アミルアルコールの160mlを窒素雰囲気下においてスルホン化フラスコに装填する。ナトリウムの6.9gを添加した後、この混合物を約98乃至108℃に加熱する。溶融したナトリウムを100乃至105℃において一晩激しく撹拌する。この溶液を80℃に冷却し、4−シアノベンゾニトリルの25.6gを添加し、続いて同じ温度においてジイソプロピルスクシナートの22.2gを2時間かけて滴下添加する。この反応混合物を80℃で22時間撹拌する。このあと、この反応混合物を36%塩酸30.5ml、メタノールの345mlおよび水115mlの混合物中に注入する。このバッチを130℃において6時間撹拌し、濾過し、濾過残留物をメタノールと水とで洗い、真空乾燥炉中において80℃で乾燥して、容易に分散可能な暗色粉末32.4gを得た。この粉末はPVCを透明な濃赤色に着色する。
Figure 0003625075
【0028】
実施例5
Figure 0003625075
メラミン樹脂、CYMEL(商標) 327(Cyanamid社) イソブタノール中90%13.55gを、分散器〔Skandex−Disperser(商標) BA−520, ドイツ規格DIN 53 238、パート10に類似するもの〕中においてステップ6(DIN 53 238、パート24)に到達するまで分散した。希釈後、得られたマストーン・ワニスは粒径分布を光沈殿分析法(photosedimentometry)[Herbst & Hunge の論文、Industrielleorganische Pigmente, VCH 1987, pp.32−34 および40−43 ならびに K. Brugger の論文、Powder Technology 第13巻, 213−221(1976)参照]によって測定するのに使用することができた。本実施例の場合、顔料粒子の少なくとも84重量%が≦0.25μmのストークス相当直径を有していた。
さらに得られたマストーン・ワニスは、透明ポリエチレンフィルムにスパイラルアプリケーターを使用して塗布することができた(100μmウエットフィルム)。次に、このワニスを室温において15分間自然乾燥し、次に115℃において30分間焼き付けた。
【0029】
実施例6
Figure 0003625075
を、分散器中において一緒に90分間分散させた(総ワニス150g;顔料5%)。
Figure 0003625075
下塗り層用に、得られたマストーン・ワニスの27.69gを下記組成のAl原液(8%)17.31gと混合した:
Figure 0003625075
この混合物をアルミシートにスプレー塗布した(ウエットフィルム厚さ約20μm)。室温において30分間自然乾燥した後、下記組成のTSAワニスをトップコートとしてスプレー塗布した(ウエットフィルム約50μm)。
Figure 0003625075
ワニスを室温において30分間自然乾燥した後、130℃において30分間焼付けた。
【0030】
実施例7
Figure 0003625075
をディゾルバーを使用して15m/sの速度で30分間分散させた。
このバッチに上記のクリヤーワニスの40gを添加し、この混合物をディゾルバーを使用して5分間分散させた。この摩砕原料を粗いフィルター付きのポンプを使用してビードミルに供給し、そこにおいて微細に分散した。この印刷インクを使用したグラビア/フレキソ印刷ならびにオフセット印刷は、格段に優れた透明/光沢特性を示す印刷物を与えた。

Claims (3)

  1. 下記式の微粉末1、4−ジケトピロロ[3,4−c]ピロール
    Figure 0003625075
    [式中、
    Aは式
    Figure 0003625075
    (式中、Rは3−CN、4−CNまたは
    Figure 0003625075
    である)の基であり、そしてこの顔料粒子の少なくとも84%は≦0.40μmのストークス相当直径を有する]。
  2. 請求項1記載の式Iの1、4−ジケトピロロ[3,4−c]ピロールの製造方法において、ジシクロヘキシル、ジアルキル、モノアルキルモノフェニルまたはジフェニルスクシナート(このスクシナート残基のアルキル部分はC −C18アルキルであり、そしてフェニルは置換されていないかまたは1個または2個のハロゲン原子、1個または2個のC −C−アルキルまたはC −C−アルコキシ基によって置換されている)の1モルを、式
    A−CN (III)
    (式中、Aは前記の定義の通りである)のニトリルの2モルと、不活性有機溶剤中、強塩基としてのアルカリ金属またはアルカリ金属アルコラートの存在下において、高められた温度で反応させて顔料アルカリ金属塩を生成させ、続いてこの得られた顔料アルカリ金属塩をプロトン化して式Iの化合物を生成させ、このあとこの顔料アルカリ金属塩の懸濁物をpHを<9に保持するために十分な量の酸の存在下において水および/またはアルコールROH(ここにおいて、RはC −C−アルキルである)に入れ、この混合物を30分乃至24時間90℃以上の温度において処理する工程を含むコンディショニングンにかけることを特徴とする方法。
  3. 請求項1記載の式Iの1、4−ジケトピロロ[3,4−c]ピロールを高分子有機材料着色のための顔料として使用する方法。
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