JP3622150B2 - 推奨情報提供方法、推奨情報送信システム、推奨情報送信装置、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

推奨情報提供方法、推奨情報送信システム、推奨情報送信装置、コンピュータプログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端末からのアクセスに基づいた推奨情報を提供する推奨情報提供方法、推奨情報送信システム、推奨情報送信装置、コンピュータプログラム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネットの急速な普及に伴い、通信ネットワーク上に仮想店舗を設置し、その仮想店舗にて種々の商品の販売を行ういわゆる電子商取引(EC)の市場が拡大している。このような電子商取引を行っているWWWサイト(以下、ECサイトという)では、来客の満足度の向上を図るべく、アクセスしてきたすべての客に対して同一のコンテンツを提供するのではなく、各客夫々の趣味・嗜好に応じて異なるコンテンツを提供するサービス(以下、パーソナライズサービスという)を実現している。
【0003】
このようなパーソナライズサービスを実現するために、従来から、ルールベース技術又は協調フィルタリング技術が採用されてきた。
【0004】
ルールベース技術は、種々の知識をルールとして予め定義しておき、アクセスしてきた客に適したコンテンツをこのルールに基づいて導出する技術である。そのため、予めルールを定義しておく必要があり、豊富な商品知識を有しているエキスパートから種々の知識を引き出し、その引き出した知識に基づいて膨大な数のルールを構築し管理しなければならなかった。また、一度構築したルールを変更するためには新たにルールを作る場合と同様な作業が必要となり、柔軟性に乏しいという問題があった。
【0005】
また、協調フィルタリング技術は、多数の客のアクセス履歴をデータとして格納しておき、アクセスしてきた客のアクセス履歴と類似するアクセス履歴を抽出し、抽出したアクセス履歴に基づいてコンテンツを提供する技術である。そのため、データを予め用意しておく必要があり、新規にECサイトを開設する場合又は新製品を販売する場合等では、データを十分に用意することができず、協調フィルタリング技術を利用することができないという問題があった。
【0006】
このような問題を解決する方法として、複数の推奨対象及び各推奨対象間の関係に関する推奨対象情報及び客の行動に関する行動情報に基づいて、各推奨対象の推奨度を算出し、客に応じた推奨対象を選択する方法が、本願発明者によって特願2000−280856号に開示されている。この方法では、推奨対象情報は推奨対象の性質に関する情報であるため、新規にECサイトを開設する場合又は新製品を販売する場合等でも、推奨対象情報を予め用意することができる。さらに、推奨対象間の関係は意味ネットワークを用いて表現されているため、推奨対象情報の管理又は変更等を容易に行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし推奨対象情報は、階層型のネットワーク構造をしており、推奨対象は階層関係を有しているため、階層間の推奨度の差を最適に調整する必要があった。
【0008】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、推奨対象の推奨度を予め設定された係数で変更することにより、各推奨対象の推奨度を均等化又は偏重することのできる推奨情報提供方法、推奨情報送信システム、推奨情報送信装置、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る推奨情報提供方法は、階層関係を有する推奨対象に関する推奨対象情報を受付け、他の装置からのアクセスに関するアクセス情報を作成し、前記推奨対象情報及び前記アクセス情報に基づいて前記推奨対象の推奨度を求め、該推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択し、選択した推奨対象に関する推奨情報を前記他の装置に提供する推奨情報提供方法において、前記推奨対象情報は、前記推奨対象の上層の推奨対象数に比例した係数を含んでおり、前記係数に応じて前記推奨度を変更し、前記変更した推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択することを特徴とする。
【0011】
第2発明に係る推奨情報提供方法は、第1発明において、前記推奨対象の推奨度を、該推奨対象及び該推奨対象よりも上層の推奨対象に基づいて求めることを特徴とする。
【0014】
発明に係る推奨情報送信システムは、端末装置と、階層関係を有する推奨対象に関する推奨対象情報を受付け、前記端末装置からのアクセスに関するアクセス情報を作成し、前記推奨対象情報及び前記アクセス情報に基づいて前記推奨対象の推奨度を求め、求めた推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択し、選択した推奨対象に関する推奨情報を前記端末装置に送信する推奨情報送信装置とを備えた推奨情報送信システムにおいて、前記推奨対象情報は、前記推奨対象の上層の推奨対象数に比例した係数を含み、前記係数に応じて前記推奨度を変更する手段を備え、前記変更した推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択すべくなしてあることを特徴とする。
【0015】
発明に係る推奨情報送信システムは、第発明において、前記推奨対象の推奨度を、該推奨対象及び該推奨対象よりも上層の推奨対象に基づいて求めるべくなしてあることを特徴とする。
【0018】
発明に係る推奨情報送信装置は、他の装置が接続される接続部を有し、階層関係を有する推奨対象に関する推奨対象情報を受付け、前記他の装置からのアクセスに関するアクセス情報を作成し、前記推奨対象情報及び前記アクセス情報に基づいて前記推奨対象の推奨度を求め、求めた推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択し、選択した推奨対象に関する推奨情報を前記他の装置に送信する推奨情報送信装置において、前記推奨対象情報は、前記推奨対象の上層の推奨対象数に比例した係数を含み、前記係数に応じて前記推奨度を変更する手段を備え、前記変更した推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択すべくなしてあることを特徴とする。
【0019】
発明に係る推奨情報送信装置は、第発明において、前記推奨対象の推奨度を、該推奨対象及び該推奨対象よりも上層の推奨対象に基づいて求めるべくなしてあることを特徴とする。
【0022】
発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、階層関係を有する推奨対象に関する推奨対象情報を受付けさせ、他の装置からのアクセスに関するアクセス情報を作成させ、前記推奨対象情報及び前記アクセス情報に基づいて前記推奨対象の推奨度を求めさせ、該推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択させ、選択した推奨対象に関する推奨情報を前記他の装置に送信させるコンピュータプログラムにおいて、前記推奨対象情報は、前記推奨対象の上層の推奨対象数に比例した係数を含んでおり、コンピュータに、前記係数に応じて前記推奨度を変更させる手順と、コンピュータに、前記変更した推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択させる手順とを有することを特徴とする。
【0023】
発明に係るコンピュータプログラムは、第発明において、コンピュータに、前記推奨対象の推奨度を、該推奨対象及び該推奨対象よりも上層の推奨対象に基づいて求めさせる手順を更に有することを特徴とする。
【0026】
発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに、階層関係を有する推奨対象に関する推奨対象情報を受付けさせ、他の装置からのアクセスに関するアクセス情報を作成させ、前記推奨対象情報及び前記アクセス情報に基づいて前記推奨対象の推奨度を求めさせ、該推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択させ、選択した推奨対象に関する推奨情報を前記他の装置に送信させるコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記推奨対象情報は、前記推奨対象の上層の推奨対象数に比例した係数を含んでおり、コンピュータに、前記係数に応じて前記推奨度を変更させる手順と、コンピュータに、前記変更した推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択させる手順とを有するコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とする。
【0027】
10発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、第発明において、コンピュータに、前記推奨対象の推奨度を、該推奨対象及び該推奨対象よりも上層の推奨対象に基づいて求めさせる手順を更に有するコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とする。
【0030】
第1,3,5,7,9発明においては、推奨対象の上層の推奨対象数に比例した係数が推奨対象情報に含まれており、前記係数に応じて推奨度を変更する。推奨対象が階層型ネットワーク構造の場合、推奨対象を複数の親を持つことを許す木構造とすることができ、各推奨対象に上層の推奨対象数に比例した係数を設定することができる。例えば、木のルート側の推奨対象に小さい係数を設定し、木のリーフ側の推奨対象に大きい係数を設定することができる。この場合、親及び先祖数の多い推奨対象ほど、係数は大きくなる。例えば、推奨対象を係数で除算し、除算された推奨度に応じて、推奨対象の何れかを選択することができる。推奨対象を上記例の係数で除算することにより、木のルート側の方がリーフ側よりも推奨度が高くなる。係数を用いることにより、推奨度を偏重又は均等化することができる。
【0031】
第2,4,6,8,10発明においては、推奨対象の推奨度を、該推奨対象及び該推奨対象の上層の推奨対象に基づいて求める。例えば、推奨対象単独の推奨度と該推奨対象の上層の推奨対象の推奨度の和とを加算して、前記推奨対象の推奨度を求めることができる。この場合、下層側の推奨対象の方が上層側よりも推奨度が高くなる。しかし、上記例の係数を用いることにより、上層側の推奨度の方が下層側よりも高くなるように偏重される。そのため、各推奨度は均等化される。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1に、本発明に係る推奨情報送信装置を用いた推奨情報送信システムの一構成例を示す。本実施の形態においては、音楽CDを販売するWWWサイトを例にして説明する。したがって、音楽CD、CDに係る音楽家及び音楽様式等が推奨対象となる。
【0035】
図1において、符号1は推奨情報を提供する推奨情報送信装置を示している。推奨情報送信装置1はインターネット等の通信ネットワーク100と接続されており、通信ネットワーク100を介してCDの販売を行うWWWサイト(ウェブサイト)を運営している。推奨情報送信装置1は、CD販売を行う店舗サーバとしても動作するが、図2に示すように、推奨情報送信装置1と店舗サーバ4とを別の装置にすることも可能である。
【0036】
また、符号2,2…は、パーソナルコンピュータ,PDA(Personal Digital Assistants )及び携帯電話等の端末装置を示しており、各端末装置2,2…は通信ネットワーク100に接続されている。これらの端末装置2,2…は、ウェブサイトを構成するウェブページのブラウジング(閲覧)機能を有しており、これにより推奨情報送信装置1によって運営されているウェブサイトから発信される各種情報の閲覧を行うことができる。
【0037】
推奨情報送信装置1は、図1に示すように、CPU11を有しており、CPU11は、以下のハードウェア各部と接続され、前記各部を制御し、さらにハードディスク14等から読み出した種々のコンピュータプログラムを実行する。
【0038】
RAM12は、例えばSRAM及び/又はDRAM等で構成され、コンピュータプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。
【0039】
外部記憶装置13は、本発明の推奨情報送信装置1の動作に必要なコンピュータプログラムが記録されているCD−ROM又はフレキシブルディスク等の可搬型記録媒体200から前記コンピュータプログラムを読み取るCD−ROMドライブ又はフレキシブルディスクドライブ等から構成される。
【0040】
ハードディスク14は、外部記憶装置13で読み取った前記コンピュータプログラム及び各種のデータ等を格納している。また、RAM12の記憶容量を超えた分のデータが記憶される。この格納されているデータには、複数の推奨対象及び各推奨対象の関係に関する推奨対象情報が含まれる。
【0041】
通信インタフェース15は、通信ネットワーク100と接続するためのインタフェースであり、例えば、アナログ回線を介して通信ネットワーク100と接続する場合はモデムで構成され、デジタル回線を介して通信ネットワーク100と接続する場合はDSU(Digital Service Unit)、ターミナルアダプタ等で構成される。
【0042】
本発明の推奨情報送信装置1のコンピュータプログラムは可搬型記録媒体200から読み取る以外にも、推奨情報送信装置1を通信ネットワーク100を介して外部サーバ3に接続し、外部サーバ3に内蔵された記録媒体31に記憶されている前記コンピュータプログラムをダウンロードすることが可能である。ダウンロードしたコンピュータプログラムをCPU11が実行することによって、推奨情報送信装置1は後述する処理を実行することができる。
【0043】
次に上述した推奨対象情報について、図3に示す推奨対象情報の概念図を用いて説明する。図3に示すように、推奨対象情報は意味ネットワークを用いて表現されている。図3において、楕円(ノード)は推奨対象を、矢印(アーク)は各推奨対象間の関係を表している。例えば、“CD1”と“音楽家A”との間には「によって作成(演奏、歌唱)された」という関係(a)がある。この関係(a)は、「CD1は音楽家Aによって作成された」という関係を表現している。また同様にして、“CD1”と“ジャズ”との間には「音楽様式である」という関係(b)があり、これにより「CD1はジャズという音楽様式である」という関係が表現されている。
【0044】
各アーク(a),(b),(c)は方向性を有しており、その方向は矢印にて示されている。このように方向性を持つアークのみから構成されるグラフはDAG(Directed Acyclic Graph)と呼ばれる。DAGにおいては、すべてのノードが夫々同一のノードに戻るためのパスがないことが保証されている。
【0045】
各ノードには、推奨対象の上層(親、先祖)の推奨対象数に応じた係数(マジックナンバー)が設定される。マジックナンバーは、ルートのマジックナンバーを1と定義し、各ノードに対し、親のマジックナンバーの和を求めたものである。図3に示した各ノードのマジックナンバーを表1に示す。
【0046】
【表1】
Figure 0003622150
【0047】
上述した推奨対象情報は、知識エンジニアが、豊富な商品知識を有しているエキスパート(例えばCD販売店の販売員等)からその商品知識を引き出した後に手作業にて作成され、推奨情報送信装置1の入力装置(図示していない)から入力され、ハードディスク14に記憶される。
【0048】
なお、本実施の形態では推奨情報送信装置1がCDの販売に使用されているが、CD以外の商品、例えば本、食品又は洋服等のその他の商品販売に使用できることは勿論である。また物販に限らず種々のサービスを提供する場合にも用いることが可能である。例えば、電話センター又はヘルプデスクにおいてオペレータに対して適切なアドバイスを提供したり、各学習者夫々に対して適切な学習指導を行うこと等が可能である。
【0049】
客は、端末装置2,2…を用いて推奨情報送信装置1が運営しているWWWサイトへアクセスし、そのWWWサイトにて販売されているCDに関する情報を参照するためにCDに係るリンクをクリックすることによりそのCDに関する情報を表示させたり、そのCDを購入したりする。
【0050】
上述したCDに関する情報の表示及びCDの購入等のイベントは客の行動を示している。推奨情報送信装置1は、このようなイベントを客から受付けることによって客の行動を示す行動情報(アクセス情報)を収集し、ハードディスク14に格納する。
【0051】
図4(a)は、行動情報の例を示す概念図である。図4(a)に示すように、行動情報にはNo.(番号)フィールド、客フィールド、ノードフィールド、種別フィールド、日時フィールド及び重要度フィールド等の各フィールドが用意されている。
【0052】
No.フィールドには客の行動を示すイベントを識別するための識別子(以下、イベントNo.という)が、客フィールドにはそのイベントの主体である客を識別するための識別子が、ノードフィールドにはそのイベントに係る推奨対象を示すノードが夫々格納される。
【0053】
また、種別フィールドにはそのイベントの種別が、日時フィールドにはそのイベントが発生した日時が、重要度フィールドにはそのイベントに対して定められた重要度が夫々格納される。例えばCDに関する情報を客が参照している参照時間等の属性がある。この場合、この参照時間の長さにより、客のそのCDに対する関心度を推測することが可能である。したがって、行動の属性である参照時間に基づいて重要度を定め、定められた重要度を各推奨対象夫々の推奨度の算出に用いることによって、客に対して適切な推奨対象に係る推奨情報を提供することが可能になる。
【0054】
図4(a)に示す例では、例えば「1998年10月17日の8時52分に客1がCD1を購入した」というイベントを受付けた場合の行動情報が示されており、このイベントのイベントNo.は“1”であり、またこのイベントに対しては重要度として“10”が付与されていることが示されている。同様にして「1998年10月17日9時1分に客2がCD2に係るリンクをクリックした」というイベントを受付けた場合の行動情報が示されており、このイベントのイベントNo.が“2”であり、さらにこのイベントに対しては重要度として“2”が付与されていることが示されている。
【0055】
重要度フィールドに格納された重要度の値は、種別フィールドに“購入”が格納されている場合は購入したCDの金額に応じた値となり、種別フィールドに“クリック”が格納されている場合はCDに係るリンクがクリックされて、リンクに係るページが客によって参照されている時間に応じた値となる。例えば、CPU11により、ハードディスク14に記憶された金額と重要度との対応テーブル又は時間と重要度との対応テーブルを読出し、金額又は時間に対応する重要度を抽出し、重要度フィールドに格納する。
【0056】
CDを販売しているECサイトにおいて、客の行動には、上述したように「CDに係るリンクをクリックした」及び「CDを購入した」等の種別がある。この場合、前者の種別に係る行動は客に対してそのCDを推奨することの積極的な理由となり得るが、後者の種別に係る行動はそのような積極的な理由とはなり得ない。なぜなら、客が同じCDを複数枚購入することは稀だからである。したがって、推奨すべき推奨対象を選択する際には客の行動の種別に注目する必要がある。
【0057】
推奨情報送信装置1は、CPU11により、種別フィールドに格納されている値によって、行動情報の分類処理を行う。例えば種別フィールドの値が“購入”である行動情報と、“クリック”である行動情報との分類を行う。ここで分類された行動情報の集合のことを、以下ではイベントストリームと呼ぶ。
【0058】
図4(a)に示すような行動情報(アクセス情報)を格納している推奨情報送信装置1は、CPU11により、各推奨対象の推奨度の算出を行う。推奨度を算出する場合、推奨情報送信装置1は、推奨対象情報を構成する各ノードにおけるエビデンス値の算出を行う。ここでエビデンスとは、ある仮説(例えば「客はジャズが好きである」等)に対して証拠となりうるイベント(例えば「客がジャズのCDに係るリンクをクリックした」又は「客がジャズのCDを購入した」等)のことであり、エビデンス値とはこのようなエビデンスを数値化したものである。以下の説明において、エビデンス値をEn,s と表す。ここで、nはノードを識別する識別子を、sはイベントストリームを識別する識別子を夫々示している。
【0059】
図5は、エビデンス値を更新する場合の本発明の推奨情報送信装置1の処理手順を示すフローチャートである。なお、推奨対象情報を構成する各ノードにおけるエビデンス値には、デフォルト値として0が設定されている。
【0060】
客からイベントを受付けた場合、推奨情報送信装置1は、受付けたイベントに係るノードnを決定する(S101)。ここでイベントに係るノードとは、そのイベントの直接の対象となるノードのことであり、行動情報におけるノードフィールドに格納されている値である。例えば、イベントが「1998年10月17日の8時52分に客1がCD1を購入した」である場合、“CD1”に対応するノードがイベントに係るノードとなる。
【0061】
次にノードnにおけるEn,s を後述する式を用いて算出することによりEn,s の更新を行う(S102)。算出はCPU11で行い、算出結果は、RAM12又はハードディスク14に記憶する。そしてノードnにおいてイベントストリームs中のi番目のイベントについてEn,s の算出が既に行われたことを示す変数Un,s の値にiを設定する(S103)。変数Un,s はRAM12又はハードディスク14に記憶され、CPU11により更新される。
【0062】
次にCPU11により、現在の処理の対象であるノードの親ノードはノードnに設定され(S104)、そのノードnにおけるUn,s の値がiであるか否かが判定される(S105)。ここでUn,s の値がiではないと判定された場合(S105:NO)、ステップS102に戻り処理を繰り返す。一方、ノードnのUn,s の値がiであると判定された場合(S105:YES)、CPU11は、ノードnにおいてイベントストリームs中のi番目のイベントについてEn,s の更新処理が既に行われたものと判断し、処理を終了する。親ノードが複数の場合は、全ての親ノードのUn,s の値がiになるまで、CPU11によりEn,s の更新処理が行われる。
【0063】
上述した処理により、ステップS101にてイベントに係るノードと決定されたノードから到達できるすべての親又は先祖ノードにおけるエビデンス値が順次更新される。変数Un,s により、親又は先祖ノードの更新は一度だけ行われる。
【0064】
次にエビデンス値を算出するために用いるいくつかの式について説明する。第1の式は、
n,s =(es,i /m)+E’n,s ・・・式(1)
である。ここでE’n,s は、エビデンス値を更新する前のノードnにおけるエビデンス値を表しており、es,i は、イベントストリームsにおけるi番目のイベントの重要度(重要度フィールドに格納されている値)を表しており、mはイベントが発生したノードのマジックナンバーを表している。
【0065】
上述した式(1)では、イベントの重要度を反映したエビデンス値を算出することが可能であるが、時間的に新しいイベントと古いイベントとの差異を反映させることはできない。客の趣味・嗜好は時間とともに変化する場合が多く、以下の式(2)に示すように、最近受付けたイベントと以前に受付けたイベントとを区別して扱う必要がある。このような区別を行うために、後述する式(3)及び(4)を採用する。
【0066】
第2の式は、
n,s =f(E’n,s ,es,i ,t ,m)・・・式(2)
である。ここでt は、ノードnにおいてエビデンス値が前回更新された時点から経過した経過時間、又は同じく更新されてから実行された処理サイクル数等を示している。なお、この処理サイクル数はi−Un,s により算出することができる。
【0067】
第3の式は、
n,s =(1−α )(es,i /m)+α E’n,s ・・・式(3)
である。ここで、α はイベントストリームsにおける最新のイベントとそのイベントよりも以前のイベントとの重要度の差異の取り扱いを制御するためのパラメータである。また第4の式は、
n,s =(1−α )(es,i /m)+Power (α ,i−Un,s )E’n,s・・・式(4)
である。ここでPower ( )は累乗を計算するための関数を表している。
【0068】
推奨情報送信装置1が客からイベントを受付けた場合に、推奨対象情報を構成する全てのノードにおけるエビデンス値が更新されるときは式(3)を用い、一方いくつかのノードにおけるエビデンス値が更新されないときは式(4)を用いる。
【0069】
図4(b)のイベントNo.が“1”及び“2”である2つのイベントを推奨情報送信装置1が受付けた場合のエビデンス値の算出結果を表2に示す。なお、ここでは、上述した式(4)を用いてエビデンス値を算出しており、パラメータα の値は0.8に設定されている。エビデンス値の算出はCPU11により行われ、算出されたエビデンス値はRAM12又はハードディスク14に記憶される。α ,es,i ,m,E’n,s (En,s )はRAM12又はハードディスク14に記憶され、必要に応じてCPU11により読み出される。
【0070】
【表2】
Figure 0003622150
【0071】
推奨情報送信装置1は、求めたエビデンス値に基づいて、推奨対象を選択し、選択した推奨対象を端末装置2に送信する。以下、選択した推奨対象を提供推奨対象と呼ぶ。提供推奨対象の選択は、例えば特定のカテゴリ(音楽様式、音楽家)に属するノード、エビデンス値が所定値以上のノード等の条件に基づいて行うことができる。また、選択する提供推奨対象数は、任意数に設定することができる。本実施の形態では、2に設定する。
【0072】
推奨対象情報には推奨対象の上層の推奨対象数に応じた係数(マジックナンバー)が含まれ、CPU11はマジックナンバーに応じて推奨度を変更する手段として動作する。本実施の形態では、エビデンス値をマジックナンバーに応じて変更(除算)し、変更したエビデンス値を用いて推奨度を求める。推奨度は、CPU11により、推奨対象及び該推奨対象よりも上層(親、先祖)の推奨対象に基づいて求められる。CPU11は、推奨対象の推奨度を求めたか否かを判定する手段、推奨対象の推奨度を、上層から下層へ前記判定に基づいて求める手段として動作する。CPU11により、推奨度に基づいて推奨対象の何れかが選択される。
【0073】
選択方法として、エビデンス値から推奨度(得点)を求め、得点の高い推奨対象を提供推奨情報に選択することができる。RAM12は、所定数の推奨対象(推奨リスト)を記憶する手段として動作し、CPU11は、求めた推奨度とRAM12に記憶された所定数の推奨対象中最も低い推奨度とを比較する手段として動作する。求めた推奨度の方が高い場合、CPU11により、前記最も低い推奨度の推奨対象に代えて前記求めた推奨度の推奨対象がRAM12に記憶される。CPU11により、RAM12に記憶された所定数の推奨対象が選択され、選択された推奨対象の推奨情報が端末装置2へ送信される。
【0074】
提供推奨対象の選択手順の一例を図6、図7及び図8に示す。ルートにおける各ノード(ノードn)に、CPU11により図6に示す処理が行われる。
CPU11により、ノードnの得点はノードnのエビデンス値にされ、ノードnのマーカー値は更新され、ノードnの未処理の親ノード数はゼロにされ(S110)、得点が昇順となるようにノードnが処理リストに挿入される(S112)。マーカー値は上述した変数Un,s と同様にノードnのエビデンス値の更新状況を表し、マーカー値に代入されるmarkも変数Un,s への代入値iと同様の値である。マーカー値、mark、得点、親ノード数、処理リスト及び後述する推奨リストはRAM12又はハードディスク14に記憶され、CPU11により更新される。マーカー値により、CPU11は推奨対象の得点(推奨度)を求めたか否かを判定することができる。
【0075】
推奨リストのデータ数が2より小さい場合(S114:YES)、CPU11により、得点が昇順となるようにノードnが推奨リストに挿入される(S116)。推奨リストのデータ数が2以上(S114:NO)で、推奨リスト内の最低得点よりもノードnの得点の方が大きいとき(S118:YES)、CPU11により、最低得点のデータが推奨リストから消去され(S120)、得点が昇順となるようにノードnが推奨リストに挿入される(S122)。ノードnの得点の方が小さいとき(S118:NO)、推奨リストに変更は無い。
【0076】
図6に示した処理と並行して、処理リストに最も最近挿入されたノード(ノードn)の各子ノードに対して、CPU11により図7及び図8に示す処理が行われる。子ノードのマーカー値がmarkより小さい場合(S130:YES)、CPU11により、子ノードの得点は子ノードのエビデンス値にされ、子ノードのマーカー値は更新され、子ノードの未処理の親ノード数は子ノードの親ノード数にされる(S132)。その後(S132)又はmarkの方が大きい場合(S130:NO)、CPU11により、推奨リストから子ノードが消去され(S134)、子ノードの得点にノードnの得点が追加され(S136)、未処理の親ノード数が1減少される(S138)。
【0077】
推奨リストのデータ数が2より小さい場合(S140:YES)、CPU11により得点が昇順となるように子ノードが推奨リストに挿入される(S142)。推奨リストのデータ数が2以上(S140:YES)で、子ノードの得点の方が推奨リスト内の最低得点よりも大きいとき(S144:YES)、CPU11により、最低得点のデータが推奨リストから消去され(S146)、得点が昇順となるように子ノードが推奨リストに挿入される(S148)。
【0078】
子ノードの挿入後(S142、S148)又は子ノードの得点の方が小さく(S144:NO)、子ノードの未処理の親ノード数がゼロで、しかも子ノードの得点がゼロより大きい場合(S150:YES)、CPU11により子ノードが処理リストに挿入される(S152)。上記条件(S150)を満たさない場合(S150:NO)は、処理リストは変更されない。表2のエビデンス値に基づいて算出した得点(推奨度)の一例を表3に示す。
【0079】
【表3】
Figure 0003622150
【0080】
表3においては、CD3の得点が最も高いが、CD3に対しては既にクリックが行われているため、推奨する必要が無いと考えることもできる。最近クリックされた推奨対象を選択しないようにすることができる。例えば、最近クリックされたCD3及びCD5を選択対象から除き、CD4を選択することができる。
【0081】
エビデンス値は、上述したように単一ストリームで求める以外に、複数のイベントストリームから求めることもできる。
この場合、
=Θs1n,s1+Θs2n,s2+…+Θsin,si ・・・式(5)
を用いてノードnにおけるエビデンス値E を算出する。ここでΘsiは複数のイベントストリームsi(iは自然数)を組み合わせる際に用いられる重み付け係数である。このΘsiの値は、推奨対象の性質により種々の値が使用される。例えば推奨対象がCDである場合、客があるCDを購入した後に同一のCDを購入することは稀である。一方、例えば推奨対象が魚釣り用のルアーである場合、客があるルアーを購入した後に同一のルアーを購入する可能性は高いものと考えることができる。
【0082】
したがって、例えばイベントストリームs1に係る種別が“購入”である場合、CDに対応するノードnにおけるEn,s1に対するΘs1の値は、ルアーに対応するノードnにおけるEn,s1に対するΘs1の値に比べ、より低い値となる。なお、Θsiの値は、各ノードに応じて、又は各客に応じて異なる値であってもよく、すべて同一の値であってもよい。また、En,siは上述したEn,s を算出する場合と同様にして算出する。
【0083】
このようにして得られたエビデンス値E に基づいて、推奨情報送信装置1は、上述した実施例と同様に各ノードの推奨度を求め、提供推奨対象を選択し、選択した提供推奨対象に関する推奨情報を客が操作する端末装置2,2…に提供することができる。
【0084】
得点は、ルートの得点を前記ルートのエビデンス値とし、各ノードの得点を前記各ノードの親ノードの得点の和とすることができる。エビデンス値の大きな先祖をもつノードの得点が高くなる。
【0085】
また、推奨情報送信装置1は、上述した内容とは異なる学習を行うことができる。そのために推奨情報送信装置1は、推奨情報を客へ提供した後にその推奨情報に対する反応があった場合、すなわち例えばその推奨情報に係る推奨対象が客によって購入された場合、その購入を示すイベントの種別を“反応”として推奨度の算出に利用する。この場合このイベントの重要度を、種別が“購入”であるイベントの重要度に比して高い値に設定することにより、客の反応を重視した推奨度を算出することができる。
【0086】
例えば、「客はジャズが好きである」という仮説に基づいて、ジャズのCDに関する情報を推奨情報として客に対して提供した場合であって、そのCDを客が購入したときは、前記の仮説が裏付けられたことになるため、ジャズ及びジャズのCDに対する推奨度を高める等の修正を行う。これにより、推奨情報を客に提供した場合におけるその客の反応を、次に推奨情報を提供する際に活用することができる。
【0087】
また、一定時間客からの反応がない場合も同様にして、種別が“反応”であるイベントを受付けたと判断し、このイベントの重要度を、上述したような実際に反応があった場合のその反応を示すイベントの重要度に比して低い値に設定する。または、種別が“無反応”であるイベントを受付けたと判断し、種別が“無反応”であるイベントストリームに係るΘ係数の値を、他のイベントストリームに係るΘ係数の値に比して低くする。これにより、客から反応がない場合に応じた推奨度を算出することができる。
【0088】
推奨情報を客に対して提供した後の客の行動に基づいて、各推奨対象夫々の推奨度を修正することにより、客の反応を次に推奨情報を提供する際に有効に活用することができる。このような処理を繰り返すことによって、推奨情報送信装置1は客にとってより適切な推奨対象に関する推奨情報を送信するようになる。これは推奨情報送信装置1が学習していることに相当する。このような学習は、例えば公知の技術であるアニーリング、山登り法(hill−climbing )、遺伝アルゴリズム又はニューラル・ネットワーク等を用いて実行することが可能である。
【0089】
【発明の効果】
第1,3,5,7,9発明によれば、推奨対象の上層の推奨対象数に比例した係数で推奨度を変更することにより、推奨度を偏重することができる。係数の設定に応じて推奨度の偏重度合を調整することができる。
【0090】
第2,4,6,8,10発明によれば、推奨対象の推奨度を該推奨対象及び該推奨対象の上層の推奨対象に基づいて求める場合、推奨対象の上層の推奨対象数に比例した係数で推奨度を変更することにより、階層に応じて推奨度を偏重させ、各推奨度を均等化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の推奨情報送信装置を用いた推奨情報送信システムの一構成例を示すブロック図である。
【図2】推奨情報送信装置の接続形態の一例を示すブロック図である。
【図3】推奨対象情報の一例を示す概念図である。
【図4】行動情報の一例を示す概念図である。
【図5】エビデンス値を更新する手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】推奨するノードを選択する手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】推奨するノードを選択する手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】推奨するノードを選択する手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 推奨情報送信装置
2 端末装置
11 CPU
12 RAM
13 外部記憶装置
14 ハードディスク
15 通信インターフェイス
31 記録媒体
100 通信ネットワーク
200 可搬型記録媒体

Claims (10)

  1. 階層関係を有する推奨対象に関する推奨対象情報を受付け、他の装置からのアクセスに関するアクセス情報を作成し、前記推奨対象情報及び前記アクセス情報に基づいて前記推奨対象の推奨度を求め、該推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択し、選択した推奨対象に関する推奨情報を前記他の装置に提供する推奨情報提供方法において、前記推奨対象情報は、前記推奨対象の上層の推奨対象数に比例した係数を含んでおり、前記係数に応じて前記推奨度を変更し、前記変更した推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択することを特徴とする推奨情報提供方法。
  2. 前記推奨対象の推奨度を、該推奨対象及び該推奨対象よりも上層の推奨対象に基づいて求めることを特徴とする請求項1記載の推奨情報提供方法。
  3. 端末装置と、階層関係を有する推奨対象に関する推奨対象情報を受付け、前記端末装置からのアクセスに関するアクセス情報を作成し、前記推奨対象情報及び前記アクセス情報に基づいて前記推奨対象の推奨度を求め、求めた推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択し、選択した推奨対象に関する推奨情報を前記端末装置に送信する推奨情報送信装置とを備えた推奨情報送信システムにおいて、前記推奨対象情報は、前記推奨対象の上層の推奨対象数に比例した係数を含み、前記係数に応じて前記推奨度を変更する手段を備え、前記変更した推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択すべくなしてあることを特徴とする推奨情報送信システム。
  4. 前記推奨対象の推奨度を、該推奨対象及び該推奨対象よりも上層の推奨対象に基づいて求めるべくなしてあることを特徴とする請求項記載の推奨情報送信システム。
  5. 他の装置が接続される接続部を有し、階層関係を有する推奨対象に関する推奨対象情報を受付け、前記他の装置からのアクセスに関するアクセス情報を作成し、前記推奨対象情報及び前記アクセス情報に基づいて前記推奨対象の推奨度を求め、求めた推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択し、選択した推奨対象に関する推奨情報を前記他の装置に送信する推奨情報送信装置において、前記推奨対象情報は、前記推奨対象の上層の推奨対象数に比例した係数を含み、前記係数に応じて前記推奨度を変更する手段を備え、前記変更した推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択すべくなしてあることを特徴とする推奨情報送信装置。
  6. 前記推奨対象の推奨度を、該推奨対象及び該推奨対象よりも上層の推奨対象に基づいて求めるべくなしてあることを特徴とする請求項記載の推奨情報送信装置。
  7. コンピュータに、階層関係を有する推奨対象に関する推奨対象情報を受付けさせ、他の装置からのアクセスに関するアクセス情報を作成させ、前記推奨対象情報及び前記アクセス情報に基づいて前記推奨対象の推奨度を求めさせ、該推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択させ、選択した推奨対象に関する推奨情報を前記他の装置に送信させるコンピュータプログラムにおいて、前記推奨対象情報は、前記推奨対象の上層の推奨対象数に比例した係数を含んでおり、コンピュータに、前記係数に応じて前記推奨度を変更させる手順と、コンピュータに、前記変更した推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択させる手順とを有することを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. コンピュータに、前記推奨対象の推奨度を、該推奨対象及び該推奨対象よりも上層の推奨対象に基づいて求めさせる手順を更に有することを特徴とする請求項記載のコンピュータプログラム。
  9. コンピュータに、階層関係を有する推奨対象に関する推奨対象情報を受付けさせ、他の装置からのアクセスに関するアクセス情報を作成させ、前記推奨対象情報及び前記アクセス情報に基づいて前記推奨対象の推奨度を求めさせ、該推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択させ、選択した推奨対象に関する推奨情報を前記他の装置に送信させるコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記推奨対象情報は、前記推奨対象の上層の推奨対象数に比例した係数を含んでおり、コンピュータに、前記係数に応じて前記推奨度を変更させる手順と、コンピュータに、前記変更した推奨度に基づいて前記推奨対象の何れかを選択させる手順とを有するコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. コンピュータに、前記推奨対象の推奨度を、該推奨対象及び該推奨対象よりも上層の推奨対象に基づいて求めさせる手順を更に有するコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とする請求項記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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