JP3622003B2 - Communication terminal device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モデムを用いて誤り訂正モード(ECM)で画像データを通信回線を介して相手先の通信端末装置にファクシミリ送信するファクシミリ装置などの通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のファクシミリ装置においては、モデムを用いて画像データを公衆電話網なども通信回線を介して相手先のファクシミリ装置に対してファクシミリ送信するが、この画像データのファクシミリ送信の前に、送信側のファクシミリ装置はトレーニング信号を相手先のファクシミリ装置に送信して、所定の誤り率以上でトレーニング信号を受信できるという基準で送信側のモデムの伝送速度を決定してファクシミリ通信を行っている。
【0003】
ここで、通信回線の品質が悪い場合、モデムの伝送速度を1段階ずつ低下させ(これを、フォールバックという。)、受信側で所定の誤り率以上でトレーニング信号を受信できるまで、フォールバックを繰り返すように構成されている。例えば、ITU−T勧告では以下のように規定されている。いわゆるスーパーG3と呼ばれるV.34モードにおいて、33.6kbps、31.2kbps、28.8kbps、26.4kbps、16.8kbpsの順でフォールバックする。次いで、例えば、V.17モードで14.4kbps、12kbpsの順でフォールバックした後、V.29モードで9600bps、7200bpsの順でフォールバックし、さらに、V.27terモードで4800bps、2400bpsの順でフォールバックする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特に、誤り訂正モード(ECM)で画像データを通信回線を介して相手先の通信端末装置にファクシミリ送信する場合においては、部分ページ要求信号(PPR信号)を4回受信するとフォールバックするが、従来のファクシミリ通信では、フォールバックはモデムの最終の伝送速度(2.4kbps)まで落とすため、通信時間が長くなって通信料金が高価になるという問題点があった。特に、最大伝送速度33.6kbpsを有する高速モデムにおいては、フォールバックの回数は極めて多くなり、それに伴う通信時間がきわめて長くなって通信料金が高価になる。なお、使用する通信回線は、回線接続を行う毎に変化し、特に、距離が長くなるにつれてその状況は大きく変化する場合が多い。
【0005】
本発明の目的は以上の問題点を解決し、モデムを用いて誤り訂正モード(ECM)で画像データを通信回線を介して相手先の通信端末装置にファクシミリ送信するファクシミリ装置などの通信端末装置において、フォールバックする回数を軽減して通信料金を安価に抑えることができる通信端末装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る通信端末装置は、モデムを用いて誤り訂正モード(ECM)で画像データを通信回線を介して相手先の通信端末装置にファクシミリ送信する通信端末装置において、部分ページ要求信号を所定回数受信したとき、すでに所定の伝送速度までフォールバックしているときは、通信回線を切断し、再ダイヤル待ちに設定するように制御する通信制御手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、上記通信端末装置において、上記通信制御手段は、好ましくは、上記再ダイヤル待ち後、再ダイヤルするときは、前回のダイヤル時の開始伝送速度であるフォールバック前の伝送速度より低い伝送速度を有する通信モードの伝送速度で相手先の通信端末装置に発呼してファクシミリ送信を開始するように制御することを特徴とする。
【0008】
さらに、上記通信端末装置において、上記通信制御手段は、好ましくは、所定の最後の再ダイヤルによるファクシミリ送信を行うときは、上記モデムが有する再低速の伝送速度までフォールバックさせることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。
【0010】
<実施形態>
図1は、本発明に係る実施形態である、ファックスモデム10を用いて誤り訂正モード(ECM)で画像データを公衆電話網を介して相手先のファクシミリ装置にファクシミリ送信するECM通信機能を有し、トレーニング時の再ダイヤル機能を有するファクシミリ装置20の構成を示すブロック図である。
【0011】
この実施形態に係るファクシミリ装置20の主制御部1は、ファックスモデム10を用いて誤り訂正モード(ECM)で画像データを公衆電話網を介して相手先のファクシミリ装置にファクシミリ送信する場合において、部分ページ要求信号(PPR信号)を所定回数受信したとき(図3のステップS27でYES)、すでに所定の伝送速度までフォールバックしているときは(ステップS29でYES)、通信回線を切断し(ステップS31)、再ダイヤル待ちに設定する(ステップS32)ように制御することを特徴としている。
【0012】
また、主制御部1は、上記再ダイヤル待ち後、再ダイヤルするときは、前回のダイヤル時の開始伝送速度であるフォールバック前の伝送速度より低い伝送速度を有する通信モードの伝送速度で相手先の通信端末装置に発呼してファクシミリ送信を開始する(図4のステップS41−43)ように制御することを特徴としている。さらに、主制御部1は、所定の最後の再ダイヤルによるファクシミリ送信を行うときは、上記モデムが有する再低速の伝送速度までフォールバックさせる(図5のステップS81−S90)ことを特徴としている。
【0013】
図1において、ファクシミリ装置20は、従来のG3方式等のファクシミリ通信機能を備えるとともに、ファックスモデム10を用いて誤り訂正モード(ECM)で画像データを公衆電話網を介して相手先のファクシミリ装置にファクシミリ送信するECM通信機能を有し、トレーニング時の再ダイヤル機能を備えている。主制御部1は具体的にはCPUで構成されており、バス13を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。画像読取部2は、CCD等を利用したスキャナで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドットイメージデータを出力する。画像記録部3は電子写真方式等のプリンタ装置であり、他のファクシミリ装置からファクシミリ通信により受信したイメージデータをハードコピーとしてプリントアウトして記録する。表示部4は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該ファクシミリ装置20の動作状態を表示したり、送信すべき原稿のイメージデータ、及び受信したイメージデータの表示を行う。
【0014】
操作部5は、当該ファクシミリ装置20を操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、及び各種のファンクションキー等を備える。なお、上述の表示部4をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成してもよい。
【0015】
ROM6は、当該ファクシミリ装置20の動作に必要であって主制御部1によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納し、ここで、当該プログラムは、少なくとも図2乃至図5のファクシミリ送信処理のプログラムを含む。RAM7は、SRAM又はフラッシュメモリ等で構成され、主制御部1のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。なお、RAM7としてフラッシュメモリを使用した場合には、停電、装置の移動等のために電源が遮断された場合にもそのデータの内容が失われない。画像メモリ8はDRAM等で構成され、送信すべきイメージデータ又は受信したイメージデータを記憶する。なお、RAM7及び画像メモリ8をハードディスクメモリで構成してもよい。
【0016】
ファックスモデム10は、公衆電話回線Lに接続され、通常のファクシミリ通信用のファックスモデムの機能を有するモデムであり、FSK信号として受信される発信電話番号情報のデータを復調して主制御部1に出力する。NCU(ネットワーク制御回路:Network Control Unit)11はアナログの公衆電話回線Lの直流ループなどの閉結及び開放の動作を行いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア回路であり、必要に応じてファックスモデム10を公衆電話回線Lに接続する。ここで、NCU11は、発信電話番号通知サービスにおけるID受信端末起動信号、通常の電話呼出信号の検出を行うとともに、必要に応じて発信電話番号通知サービスにおける1次応答信号及び2次応答信号を発信することができる。なお、NCU11を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端装置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド伝送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回線)に接続するようにしてもよい。
【0017】
以上のように構成された本実施形態のファクシミリ装置20は、通常のG3方式等のファクシミリ通信機能に加えて、ファックスモデム10を用いて誤り訂正モード(ECM)で画像データを公衆電話網を介して相手先のファクシミリ装置にファクシミリ送信するECM通信機能を有し、トレーニング時の再ダイヤル機能を有している。ファクシミリ通信機能において、画像読取部2により読み取られたドットイメージデータはファクシミリ通信の規格で定められているMH,MR,MMR等の符号化方式に従ってソフトウェアにより符号化された後、相手先のファクシミリ装置に送信される一方、逆に相手先のファクシミリ装置から受信した符号化データもソフトウェアによりイメージデータに復号化されて画像記録部3からハードコピーとして出力される。なお、画像メモリ8はイメージデータを必要に応じて記憶し、また逆に記憶しているイメージデータを必要に応じて出力する。
【0018】
さらに、高速でファクシミリ通信などのデータ通信が可能なV.34モード及びV.8モードの通信手順について説明する。ファクシミリ装置などの通信端末装置でデータ通信を行う場合には半二重方式の例えばITU−Tの勧告V.17モードの通信手順等に準拠した変復調装置を使用し、G3規格のファクシミリ通信手順でもある同勧告T.30に規定されている手順に従って行う。また、同勧告V.34に準拠した最大伝送速度が33.6kbpsの超高速の通信手順(以下、V.34モードの通信手順という。)も実用化されており、このV.34モードの通信手順では通信の開始時点及び通信実行中において、受信側でその時点の回線状況、具体的にはS/N(信号対雑音電力比)、帯域幅に応じて伝送速度を指定することが可能であり,送信側ではそのようにして受信側で指定された伝送速度で送信を行うように伝送速度を変更する。なお、V.34モードの通信手順でデータ通信を行う場合には同じく同勧告V.8通信手順で前手順を行って実際の伝送速度を決定する。
【0019】
本実施形態で用いるファックスモデム10は、V.34モード、V.17モードの通信手順が可能な高速モデムであり、通信実行中に伝送速度の変更が可能であると共に、通信相手から受信した信号からその時点の通信回線の状況、具体的にはS/N、帯域幅のデータをステータスとして外部からモニタ可能である。すなわち、送信側装置との間で、ラインプロービング処理が行われるが、この処理の結果、その時点の回線のS/N及び帯域幅がファックスモデム10からステータスとして出力され、主制御部1はそれを読み出してそれに基づいた処理を行う。
【0020】
図2乃至図5は、図1のファクシミリ装置20の主制御部1によって実行される、ファクシミリ送信処理を示すフローチャートである。
【0021】
図2のステップS1において宛先に発呼し、ステップS2においてT0タイマーをスタートさせる。次いで、ステップS3においてCNG信号を送出した後、ステップS4においてANSam信号又はDIS信号を検出したか否かが判断され、未検出のときはステップS3に戻るが、ANSam信号を検出したときはステップS11に進む一方、DIS信号を検出したときは、ステップS5に戻る。ステップS5においては、DIS信号のV.8能力は有効か否かが判断され、YESのときはステップS8に進む一方、NOのときはステップS6に進む。ステップS6においてITU−T勧告T.30に基づくG3モードの通常のファクシミリ送信処理を実行した後、ステップS7において回線開放して当該ファクシミリ送信処理を終了する。一方、ステップS8では、CI信号を送出し、ステップS9においてANSam信号又はDIS信号を検出したか否かが判断され、未検出のときはステップS8に戻るが、ANSam信号を検出したときはステップS11に進む一方、DIS信号を検出したときは、ステップS5に戻る。
【0022】
ステップS11においてCM信号を送出し、ステップS12においてJM信号を検出したか否かが判断され、YESのときはステップS13に進む一方、NOのときはステップS11に戻る。次いで、ステップS13においてCJ信号を送出し、ステップS14においてCM信号のFIFに基づいて通信モードを決定し、ステップS15において決定された通信モードがV.34モードであるか否かが判断され、NOのときはステップS6に進む一方、YESのときはステップS16に進む。ステップS16では、決定された通信モードに基づいて伝送速度を決定してINFOoc信号にセットし、ステップS17において所定のラインプロービング処理を実行し、ステップS18において所定の等化器トレーニング処理を実行した後、図3のステップS19に進む。
【0023】
図3のステップS19においてV.34モードで伝送速度33.6kbpsをセットし、ステップS20においてPPR信号受信回数を計数するパラメータNpprを0にリセットした後、ステップS21において1ブロックの画像データを送信する。次いで、ステップS22においてPPR信号を受信したか否かが判断され、YESのときはステップS26に進む一方、NOのときはステップS23に進む。ステップS23では、1ページ分の画像データを送信完了したか否かが判断され、NOのときはステップS21に戻る一方、YESのときはステップS24に進む。次いで、ステップS24においてすべてのページの画像データを送信完了したか否かが判断され、NOのときはステップS21に戻る一方、YESのときはステップS25に進み、回線開放して当該ファクシミリ送信処理を終了する。
【0024】
図3のステップS26においては、PPR信号受信回数Npprを1だけインクリメントし、ステップS27においてNppr≧4であるか否かが判断され、NOであるときは、ステップS28において先の送信のブロックの画像データを送信対象としてステップS21に戻る。一方、ステップS27でYESであるときは、ステップS29において伝送速度は16.8kbpsとなったか否かが判断され、NOであるときは、ステップS30においてフォールバックし、すなわち、1段階だけファックスモデム10の伝送速度を低下させた後、ステップS21に戻る。一方、ステップS29でYESであるときは、ステップS31でDCN信号の送出を行い、回線開放して回線を切断して、ステップS32において3分間のリダイヤル待機を行った後、図4のステップS41に進む。
【0025】
図4のステップS41においては、宛先に発呼し、ステップS42において、CNG信号の送出、NSF、CSI及びDIS信号の検出、DCS、TSI及びNSS信号の送出などのファクシミリ前処理を実行し、ステップS43においてV.17モードで伝送速度14.4kbpsをセットした後、ステップS44においてPPR信号受信回数Npprを0にリセットする。次いで、ステップS51において1ブロックの画像データを送信し、ステップS52においてPPR信号を受信したか否かが判断され、YESのときはステップS56に進む一方、NOのときはステップS53に進む。ステップS53では、1ページ分の画像データを送信完了したか否かが判断され、NOのときはステップS51に戻る一方、YESのときはステップS54に進む。次いで、ステップS54においてすべてのページの画像データを送信完了したか否かが判断され、NOのときはステップS51に戻る一方、YESのときはステップS55に進み、回線開放して当該ファクシミリ送信処理を終了する。
【0026】
図4のステップS56においては、PPR信号受信回数Npprを1だけインクリメントし、ステップS57においてNppr≧4であるか否かが判断され、NOであるときは、ステップS58において先の送信のブロックの画像データを送信対象としてステップS51に戻る。一方、ステップS57でYESであるときは、ステップS59において伝送速度は12.0kbpsとなったか否かが判断され、NOであるときは、ステップS60においてフォールバックし、すなわち、1段階だけファックスモデム10の伝送速度を低下させた後、ステップS51に戻る。一方、ステップS59でYESであるときは、ステップS61でDCN信号の送出を行い、回線開放して回線を切断して、ステップS62において3分間のリダイヤル待機を行った後、図5のステップS71に進む。
【0027】
図5のステップS71においては、宛先に発呼し、ステップS72において、CNG信号の送出、NSF、CSI及びDIS信号の検出、DCS、TSI及びNSS信号の送出などのファクシミリ前処理を実行し、ステップS73においてV.29モードで伝送速度9600bpsをセットした後、ステップS74においてPPR信号受信回数Npprを0にリセットする。次いで、ステップS81において1ブロックの画像データを送信し、ステップS82においてPPR信号を受信したか否かが判断され、YESのときはステップS86に進む一方、NOのときはステップS83に進む。ステップS83では、1ページ分の画像データを送信完了したか否かが判断され、NOのときはステップS81に戻る一方、YESのときはステップS84に進む。次いで、ステップS84においてすべてのページの画像データを送信完了したか否かが判断され、NOのときはステップS81に戻る一方、YESのときはステップS85に進み、回線開放して当該ファクシミリ送信処理を終了する。
【0028】
図5のステップS86においては、PPR信号受信回数Npprを1だけインクリメントし、ステップS87においてNppr≧4であるか否かが判断され、NOであるときは、ステップS88において先の送信のブロックの画像データを送信対象としてステップS81に戻る。一方、ステップS87でYESであるときは、ステップS89において伝送速度はV.27モードで2400bpsとなったか否かが判断され、NOであるときは、ステップS90においてフォールバックし、すなわち、1段階だけファックスモデム10の伝送速度を低下させた後、ステップS81に戻る。一方、ステップS89でYESであるときは、ステップS91においてDCN信号を送出し、ステップS85で回線開放して回線を切断した後、当該ファクシミリ送信処理を終了する。
【0029】
以上の図2乃至図5に示したファクシミリ送信処理においては、フォールバック及び再ダイヤル発呼の一例のパターンを示しており、以下のように処理を行っている。すなわち、V.34モードの33.6kbpsの開始伝送速度でファクシミリ送信を開始し、31.2kbps、28.8kbps、26.4kbps、16.8kbpsの順でフォールバックしたとき、回線切断して再ダイヤル待機を行う。次いで、V.17モードの14.4kbpsの開始伝送速度でファクシミリ送信を開始し、12kbpsにフォールバックしたとき、回線切断して再ダイヤル待機を行う。さらに、V.29モードの9600bpsの開始伝送速度でファクシミリ送信を開始し、7200bpsにフォールバックし、さらに、V.27terモードで4800bps、2400bpsの順でフォールバックしたとき、通信エラーとして処理している。
【0030】
以上説明したように、本実施形態によれば、ファクシミリ装置20の主制御部1は、ファックスモデム10を用いて誤り訂正モード(ECM)で画像データを公衆電話網を介して相手先のファクシミリ装置にファクシミリ送信する場合において、部分ページ要求信号(PPR信号)を所定回数受信したとき(図3のステップS27でYES)、すでに所定の伝送速度までフォールバックしているときは(ステップS29でYES)、通信回線を切断し(ステップS31)、再ダイヤル待ちに設定する(ステップS32)ように制御する。従って、無闇にフォールバックさせずに、再ダイヤルにより回線の状況の改善を試みることにより、フォールバックする回数を軽減して通信時間を短縮して通信料金を安価に抑えることができる。
【0031】
また、主制御部1は、上記再ダイヤル待ち後、再ダイヤルするときは、前回のダイヤル時の開始伝送速度であるフォールバック前の伝送速度より低い伝送速度を有する通信モードの伝送速度で相手先の通信端末装置に発呼してファクシミリ送信を開始する(図4のステップS41−43)ように制御する。従って、無駄に同じ速度から送信を試みること無く確実なファクシミリ通信が期待でき、フォールバックする回数を軽減して通信時間を短縮して通信料金を安価に抑えることができる。
【0032】
さらに、主制御部1は、所定の最後の再ダイヤルによるファクシミリ送信を行うときは、上記モデムが有する再低速の伝送速度までフォールバックさせる(図5のステップS81−S90)。従って、ファックスモデム10の可能な限りの伝送速度で通信を試みることにより、より確実にファクシミリ送信を行うことができる。
【0033】
さらに、図2乃至図5に示したフォールバック及び再ダイヤル発呼のパターン以外の例について以下に示す。ここで、最後のリダイヤル送信のみ、最低速度2400bpsまでのフォールバックを可能とし、最初の開始モードはスーパーG3モードでリダイヤル回数が2回の場合の例である。
【0034】
<パターン1>
1回目のファクシミリ送信のとき、まず、V.34モードの伝送速度33.6kbpsで開始し、CTC信号(訂正続行信号)及びCTR信号(訂正続行応答信号)でフォールバックし、伝送速度14400bpsでもPPR信号を4回受信したときはリダイヤル待ちする。リダイヤルにより、2回目のファクシミリ送信をするとき、まず、V.17モードの伝送速度14400bpsで通信し、CTC信号及びCTR信号でフォールバックし、伝送速度7200bpsでもPPR信号を4回受信したときはリダイヤル待ちになる。リダイヤルにより、3回目のファクシミリ送信をするとき、まずV.29モードの伝送速度9600bpsで通信し、CTC信号及びCTR信号でフォールバックし、V.27terモードの伝送速度2400bpsでもPPR信号を4回受信した場合は通信エラーとする。
【0035】
<パターン2>
1回目のファクシミリ送信のとき、まず、V.34モードの伝送速度33.6kbpsで開始し、CTC信号(訂正続行信号)及びCTR信号(訂正続行応答信号)でフォールバックし、伝送速度14400bpsでもPPR信号を4回受信したときはリダイヤル待ちする。リダイヤルにより、2回目のファクシミリ送信をするとき、まず、V.34モードの伝送速度33.6kbpsで通信し、CTC信号及びCTR信号でフォールバックし、伝送速度7200bpsでもPPR信号を4回受信したときはリダイヤル待ちになる。リダイヤルにより、3回目のファクシミリ送信をするとき、まずV.34モードの伝送速度33.6kbpsで通信し、CTC信号及びCTR信号でフォールバックし、V.27terモードの伝送速度2400bpsでもPPR信号を4回受信した場合は通信エラーとする。このパターン2では、各ファクシミリ送信で開始する伝送速度を同一に設定している。
【0036】
<パターン3>
1回目のファクシミリ送信のとき、まず、V.34モードの伝送速度33.6kbpsで開始し、CTC信号(訂正続行信号)及びCTR信号(訂正続行応答信号)でフォールバックし、伝送速度14400bpsでもPPR信号を4回受信したときはリダイヤル待ちする。リダイヤルにより、2回目のファクシミリ送信をするとき、まず、V.34モードの伝送速度28.8kbpsで通信し、CTC信号及びCTR信号でフォールバックし、伝送速度7200bpsでもPPR信号を4回受信したときはリダイヤル待ちになる。リダイヤルにより、3回目のファクシミリ送信をするとき、まずV.34モードの伝送速度16.8kbpsで通信し、CTC信号及びCTR信号でフォールバックし、V.27terモードの伝送速度2400bpsでもPPR信号を4回受信した場合は通信エラーとする。このパターン3では、各ファクシミリ送信で開始する伝送速度をV.34モード内で順次低下させている。
【0037】
以上のパターン例では、V.34モードでファクシミリ送信を開始しているが、V.17モード又はV.29モードなどでファクシミリ送信を開始してもよい。
【0038】
<変形例>
以上の実施形態においては、ファクシミリ装置20の例について述べているが、本発明はこれに限らず、公衆電話網又は公衆デジタル回線網などの公衆網に接続された、例えば電話機、データ通信装置などを含む通信端末装置に適用することができる。
【0039】
以上の実施形態においては、図3のステップS27、図4のステップS57、図5のステップS87においてPPR信号受信回数のしきい値を4としているが、本発明はこれに限らず、1以上の所定の数としてもよい。
【0040】
以上の実施形態においては、ファックスモデム10は高速モデムであるが、本発明はこれに限らず、14.4kbps又は9.6kbpsの伝送速度を有するモデムであってもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明に係る通信端末装置によれば、モデムを用いて誤り訂正モード(ECM)で画像データを通信回線を介して相手先の通信端末装置にファクシミリ送信する通信端末装置において、部分ページ要求信号を所定回数受信したとき、すでに所定の伝送速度までフォールバックしているときは、通信回線を切断し、再ダイヤル待ちに設定するように制御する通信制御手段を備える。従って、無闇にフォールバックさせずに、再ダイヤルにより回線の状況の改善を試みることにより、フォールバックする回数を軽減して通信時間を短縮して通信料金を安価に抑えることができる。
【0042】
また、上記通信端末装置において、上記通信制御手段は、好ましくは、上記再ダイヤル待ち後、再ダイヤルするときは、前回のダイヤル時の開始伝送速度であるフォールバック前の伝送速度より低い伝送速度を有する通信モードの伝送速度で相手先の通信端末装置に発呼してファクシミリ送信を開始するように制御する。従って、無駄に同じ速度から送信を試みること無く確実なファクシミリ通信が期待でき、フォールバックする回数を軽減して通信時間を短縮して通信料金を安価に抑えることができる。
【0043】
さらに、上記通信端末装置において、上記通信制御手段は、好ましくは、所定の最後の再ダイヤルによるファクシミリ送信を行うときは、上記モデムが有する再低速の伝送速度までフォールバックさせる。従って、モデムの可能な限りの伝送速度で通信を試みることにより、より確実にファクシミリ送信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態である、トレーニング時の再ダイヤル機能を有するファクシミリ装置20の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のファクシミリ装置20の主制御部1によって実行される、ファクシミリ送信処理の第1の部分を示すフローチャートである。
【図3】図1のファクシミリ装置20の主制御部1によって実行される、ファクシミリ送信処理の第2の部分を示すフローチャートである。
【図4】図1のファクシミリ装置20の主制御部1によって実行される、ファクシミリ送信処理の第3の部分を示すフローチャートである。
【図5】図1のファクシミリ装置20の主制御部1によって実行される、ファクシミリ送信処理の第4の部分を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…主制御部、
2…画像読取部、
3…画像記録部、
4…表示部、
5…操作部、
6…ROM、
7…RAM、
8…画像メモリ、
10…ファックスモデム、
11…NCU、
13…バス、
20…ファクシミリ装置、
L…公衆電話回線。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a communication terminal device such as a facsimile device that transmits image data by facsimile to an opposite communication terminal device via a communication line using a modem in an error correction mode (ECM).
[0002]
[Prior art]
In a conventional facsimile apparatus, image data is transmitted to a destination facsimile apparatus via a communication line via a communication line using a modem, and before the facsimile transmission of the image data, The facsimile apparatus transmits a training signal to a destination facsimile apparatus, determines the transmission speed of the modem on the transmission side on the basis that the training signal can be received at a predetermined error rate or higher, and performs facsimile communication.
[0003]
Here, when the quality of the communication line is poor, the modem transmission speed is decreased by one step (this is called fallback), and fallback is performed until the receiving side can receive a training signal with a predetermined error rate or higher. It is configured to repeat. For example, the ITU-T recommendation specifies as follows. The so-called Super G3 V. In the 34 mode, the fallback is performed in the order of 33.6 kbps, 31.2 kbps, 28.8 kbps, 26.4 kbps, and 16.8 kbps. Then, for example, V.I. After fallback in the order of 14.4 kbps and 12 kbps in 17 mode, V. In 29 mode, it falls back in the order of 9600 bps and 7200 bps. Fallback is performed in the order of 4800 bps and 2400 bps in 27ter mode.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In particular, when image data is transmitted by facsimile to an opposite communication terminal device via a communication line in an error correction mode (ECM), a fallback occurs when a partial page request signal (PPR signal) is received four times. In the facsimile communication, the fallback is reduced to the final transmission speed (2.4 kbps) of the modem, so that there is a problem that the communication time becomes long and the communication fee becomes expensive. In particular, in a high-speed modem having a maximum transmission rate of 33.6 kbps, the number of fallbacks is extremely large, and the communication time associated therewith becomes very long, resulting in an expensive communication fee. The communication line to be used changes every time the line connection is made, and in particular, the situation often changes greatly as the distance becomes longer.
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to solve the above-described problems, and in a communication terminal apparatus such as a facsimile apparatus that transmits image data by facsimile to an opposite communication terminal apparatus via a communication line in an error correction mode (ECM) using a modem. An object of the present invention is to provide a communication terminal device that can reduce the number of times of fallback and keep the communication fee low.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
A communication terminal apparatus according to the present invention uses a modem to transmit a partial page request signal a predetermined number of times in a facsimile terminal that transmits image data to a counterpart communication terminal apparatus via a communication line in an error correction mode (ECM). When receiving, when it has already fallen back to a predetermined transmission rate, it is characterized by comprising a communication control means for controlling to disconnect the communication line and set to wait for redialing.
[0007]
In the communication terminal apparatus, the communication control unit preferably waits for the redialing and then redials the transmission rate lower than the transmission rate before the fallback that is the starting transmission rate at the previous dialing. Control is performed so as to initiate a facsimile transmission by calling a communication terminal device of the other party at the transmission speed of the communication mode.
[0008]
Further, in the communication terminal apparatus, the communication control means preferably performs fallback to a re-slow transmission rate of the modem when performing facsimile transmission by a predetermined last redial.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0010]
<Embodiment>
FIG. 1 shows an embodiment according to the present invention, which has an ECM communication function for facsimile transmission of image data to a destination facsimile machine via a public telephone network using a fax modem 10 in an error correction mode (ECM). FIG. 2 is a block diagram showing a configuration of a
[0011]
The main control unit 1 of the
[0012]
In addition, when the main control unit 1 waits for the above redial and redials, the main control unit 1 uses the transmission speed of the communication mode having a transmission speed lower than the transmission speed before the fallback that is the starting transmission speed at the previous dialing. The communication terminal device is called to start facsimile transmission (steps S41-43 in FIG. 4). Further, the main control unit 1 is characterized in that when performing facsimile transmission by a predetermined last redial, the main control unit 1 falls back to the low-speed transmission speed possessed by the modem (steps S81 to S90 in FIG. 5).
[0013]
In FIG. 1, a
[0014]
The
[0015]
The ROM 6 stores in advance various software programs that are necessary for the operation of the
[0016]
The fax modem 10 is a modem connected to the public telephone line L and having a function of a fax modem for normal facsimile communication. The fax modem 10 demodulates data of outgoing telephone number information received as an FSK signal and sends it to the main control unit 1. Output. An NCU (Network Control Unit) 11 is a hardware circuit that performs an operation of closing and opening a DC loop of an analog public telephone line L and having an automatic dial function. Is connected to the public telephone line L. Here, the NCU 11 detects the ID receiving terminal activation signal and the normal telephone call signal in the outgoing telephone number notification service, and transmits the primary response signal and the secondary response signal in the outgoing telephone number notification service as necessary. can do. The NCU 11 may be connected to a baseband transmission type digital line (for example, an ISDN line) via a predetermined terminal adapter and a DSU (Subscriber Line Terminating Unit: Digital Service Unit).
[0017]
The
[0018]
Furthermore, V.C. is capable of high-speed data communication such as facsimile communication. 34 mode and V. An 8-mode communication procedure will be described. When data communication is performed with a communication terminal device such as a facsimile device, the recommendation V. of ITU-T, for example, of the half duplex method. The modem uses a modem that conforms to the 17-mode communication procedure, etc., and is a G3 standard facsimile communication procedure. Follow the procedure specified in 30. Also, the recommendation V.I. An ultra-high speed communication procedure (hereinafter referred to as a V.34 mode communication procedure) with a maximum transmission rate of 33.6 kbps conforming to the standard No. 34 has been put into practical use. In the 34-mode communication procedure, at the start of communication and during execution of communication, the receiving side designates the transmission rate according to the line status at that time, specifically S / N (signal to noise power ratio) and bandwidth. Thus, the transmission side changes the transmission rate so that transmission is performed at the transmission rate specified on the reception side. V. In the case of performing data communication in the 34-mode communication procedure, the same recommendation V. The actual transmission rate is determined by performing the pre-procedure in 8 communication procedures.
[0019]
The fax modem 10 used in the present embodiment is a V.16. 34 mode, This is a high-speed modem capable of 17-mode communication procedures, the transmission speed can be changed during communication execution, and the status of the communication line at that time, specifically S / N, from the signal received from the communication partner Bandwidth data can be monitored from the outside as a status. That is, line probing processing is performed with the transmission side device. As a result of this processing, the S / N and bandwidth of the line at that time are output as status from the fax modem 10, and the main control unit 1 Is read and processing based on it is performed.
[0020]
2 to 5 are flowcharts showing facsimile transmission processing executed by the main control unit 1 of the
[0021]
In step S1 of FIG. 2, a call is made to the destination, and in step S2, a T0 timer is started. Next, after sending a CNG signal in step S3, it is determined in step S4 whether or not an ANSam signal or DIS signal has been detected. If not detected, the process returns to step S3. If an ANSam signal is detected, step S11 is performed. On the other hand, when the DIS signal is detected, the process returns to step S5. In step S5, the V.V. It is determined whether the 8th ability is valid. If YES, the process proceeds to step S8. If NO, the process proceeds to step S6. In step S6, ITU-T recommendation T.I. After executing the G3 mode normal facsimile transmission processing based on 30, the line is opened in step S7 and the facsimile transmission processing is terminated. On the other hand, in step S8, a CI signal is transmitted, and it is determined whether or not an ANSam signal or DIS signal is detected in step S9. If not detected, the process returns to step S8, but if an ANSam signal is detected, step S11 is performed. On the other hand, when the DIS signal is detected, the process returns to step S5.
[0022]
In step S11, a CM signal is transmitted. In step S12, it is determined whether a JM signal is detected. If YES, the process proceeds to step S13. If NO, the process returns to step S11. Next, the CJ signal is transmitted in step S13, the communication mode is determined based on the CM signal FIF in step S14, and the communication mode determined in step S15 is V.30. It is determined whether or not the mode is 34 mode. If NO, the process proceeds to step S6. If YES, the process proceeds to step S16. In step S16, the transmission rate is determined based on the determined communication mode and set to the INFOoc signal, a predetermined line probing process is executed in step S17, and a predetermined equalizer training process is executed in step S18. The process proceeds to step S19 in FIG.
[0023]
In step S19 in FIG. In the 34 mode, the transmission speed is set to 33.6 kbps, and the parameter Nppr for counting the number of times of receiving the PPR signal is reset to 0 in step S20, and then one block of image data is transmitted in step S21. Next, in step S22, it is determined whether or not a PPR signal is received. If YES, the process proceeds to step S26, and if NO, the process proceeds to step S23. In step S23, it is determined whether transmission of image data for one page has been completed. If NO, the process returns to step S21. If YES, the process proceeds to step S24. Next, in step S24, it is determined whether or not the transmission of the image data of all the pages has been completed. If NO, the process returns to step S21. If YES, the process proceeds to step S25 to open the line and perform the facsimile transmission process. finish.
[0024]
In step S26 of FIG. 3, the PPR signal reception count Nppr is incremented by 1. In step S27, it is determined whether Nppr ≧ 4. If NO, the image of the previous transmission block is determined in step S28. The process returns to step S21 with data as a transmission target. On the other hand, when YES is determined in the step S27, it is determined whether or not the transmission rate is 16.8 kbps in the step S29. When NO is determined, the fallback is performed in the step S30, that is, the fax modem 10 is only one stage. After the transmission speed is reduced, the process returns to step S21. On the other hand, if “YES” in the step S29, a DCN signal is transmitted in a step S31, the line is opened and the line is disconnected, and a redial waiting for 3 minutes is performed in a step S32, and then the process proceeds to a step S41 in FIG. move on.
[0025]
In step S41 of FIG. 4, a call is made to the destination, and in step S42, facsimile pre-processing such as CNG signal transmission, NSF, CSI and DIS signal detection, DCS, TSI and NSS signal transmission is executed. In S43 After the transmission speed of 14.4 kbps is set in the 17 mode, the PPR signal reception count Nppr is reset to 0 in step S44. Next, in step S51, one block of image data is transmitted. In step S52, it is determined whether or not a PPR signal is received. If YES, the process proceeds to step S56. If NO, the process proceeds to step S53. In step S53, it is determined whether transmission of image data for one page has been completed. If NO, the process returns to step S51. If YES, the process proceeds to step S54. Next, in step S54, it is determined whether or not the transmission of the image data of all the pages has been completed. If NO, the process returns to step S51. If YES, the process proceeds to step S55 to open the line and perform the facsimile transmission process. finish.
[0026]
In step S56 in FIG. 4, the PPR signal reception count Nppr is incremented by 1. In step S57, it is determined whether Nppr ≧ 4. If NO, the image of the previous transmission block is determined in step S58. The process returns to step S51 with the data as a transmission target. On the other hand, when YES is determined in the step S57, it is determined whether or not the transmission speed is 12.0 kbps in a step S59. When NO is determined, the fallback is performed in the step S60, that is, the fax modem 10 is only one stage. After the transmission speed is reduced, the process returns to step S51. On the other hand, if “YES” in the step S59, a DCN signal is transmitted in a step S61, the line is opened and the line is disconnected, and a redial waiting for 3 minutes is performed in a step S62, and then the process proceeds to a step S71 in FIG. move on.
[0027]
In step S71 in FIG. 5, a call is made to the destination, and in step S72, facsimile pre-processing such as CNG signal transmission, NSF, CSI and DIS signal detection, DCS, TSI and NSS signal transmission is executed. In S73 After the transmission speed of 9600 bps is set in the 29 mode, the PPR signal reception count Nppr is reset to 0 in step S74. Next, in step S81, one block of image data is transmitted. In step S82, it is determined whether a PPR signal has been received. If YES, the process proceeds to step S86. If NO, the process proceeds to step S83. In step S83, it is determined whether transmission of image data for one page has been completed. If NO, the process returns to step S81. If YES, the process proceeds to step S84. Next, in step S84, it is determined whether or not the transmission of the image data of all pages has been completed. If NO, the process returns to step S81. If YES, the process proceeds to step S85, the line is opened, and the facsimile transmission process is performed. finish.
[0028]
In step S86 of FIG. 5, the PPR signal reception count Nppr is incremented by 1. In step S87, it is determined whether Nppr ≧ 4. If NO, the image of the previous transmission block is determined in step S88. The process returns to step S81 with the data as a transmission target. On the other hand, when YES is determined in the step S87, the transmission rate is V.S in the step S89. It is determined whether or not 2400 bps is obtained in the 27 mode. If NO, the system falls back in step S90, that is, the transmission speed of the fax modem 10 is reduced by one step, and then the process returns to step S81. On the other hand, if YES in step S89, a DCN signal is sent in step S91, the line is opened and the line is disconnected in step S85, and the facsimile transmission process is terminated.
[0029]
In the facsimile transmission process shown in FIGS. 2 to 5, an example pattern of fallback and redial call is shown, and the process is performed as follows. That is, V.I. Facsimile transmission is started at the start transmission speed of 33.6 kbps in 34 mode, and when it falls back in the order of 31.2 kbps, 28.8 kbps, 26.4 kbps, and 16.8 kbps, the line is disconnected and redial waiting is performed. Then V. Facsimile transmission is started at the start transmission speed of 14.4 kbps in 17 mode, and when it falls back to 12 kbps, the line is disconnected and redial waiting is performed. Furthermore, V. Facsimile transmission starts at 9600 bps starting transmission speed in 29 mode, falls back to 7200 bps. When it falls back in the order of 4800 bps and 2400 bps in 27ter mode, it is processed as a communication error.
[0030]
As described above, according to the present embodiment, the main control unit 1 of the
[0031]
In addition, when the main control unit 1 waits for the above redial and redials, the main control unit 1 uses the transmission speed of the communication mode having a transmission speed lower than the transmission speed before the fallback that is the starting transmission speed at the previous dialing. The communication terminal device is called to start facsimile transmission (steps S41-43 in FIG. 4). Accordingly, reliable facsimile communication can be expected without trying to transmit from the same speed unnecessarily, and the number of times of fallback can be reduced, the communication time can be shortened, and the communication fee can be kept low.
[0032]
Further, when performing facsimile transmission by a predetermined last redial, the main control unit 1 falls back to the low-speed transmission speed possessed by the modem (steps S81 to S90 in FIG. 5). Therefore, facsimile transmission can be performed more reliably by attempting communication at the transmission speed of the fax modem 10 as much as possible.
[0033]
Further, examples other than the fallback and redial call patterns shown in FIGS. 2 to 5 will be described below. Here, only the last redial transmission allows fallback to a minimum speed of 2400 bps, and the first start mode is an example in which the super G3 mode is used and the number of redials is two.
[0034]
<Pattern 1>
At the time of the first facsimile transmission, V. The 34 mode transmission speed starts at 33.6 kbps, falls back with a CTC signal (correction continuation signal) and a CTR signal (correction continuation response signal), and waits for redialing when a PPR signal is received four times at a transmission speed of 14400 bps. When making a second facsimile transmission by redialing, Communication is performed at a transmission speed of 14400 bps in 17 mode, fallback is performed using a CTC signal and a CTR signal, and when a PPR signal is received four times even at a transmission speed of 7200 bps, redialing is awaited. When making a third facsimile transmission by redialing, V. 29 mode transmission speed of 9600 bps, fallback with CTC signal and CTR signal, If a PPR signal is received four times even at a transmission speed of 2400 bps in 27ter mode, a communication error is assumed.
[0035]
<
At the time of the first facsimile transmission, V. The 34 mode transmission speed starts at 33.6 kbps, falls back with a CTC signal (correction continuation signal) and a CTR signal (correction continuation response signal), and waits for redialing when a PPR signal is received four times at a transmission speed of 14400 bps. When making a second facsimile transmission by redialing, It communicates at a transmission rate of 33.6 kbps in 34 mode, falls back with a CTC signal and a CTR signal, and waits for redial when receiving a PPR signal four times even at a transmission rate of 7200 bps. When making a third facsimile transmission by redialing, V. 34 mode transmission speed of 33.6 kbps, fallback with CTC and CTR signals, If a PPR signal is received four times even at a transmission speed of 2400 bps in 27ter mode, a communication error is assumed. In this
[0036]
<
At the time of the first facsimile transmission, V. The 34 mode transmission speed starts at 33.6 kbps, falls back with a CTC signal (correction continuation signal) and a CTR signal (correction continuation response signal), and waits for redialing when a PPR signal is received four times at a transmission speed of 14400 bps. When making a second facsimile transmission by redialing, Communication is performed at a transmission rate of 28.8 kbps in 34 mode, fallback is performed with a CTC signal and a CTR signal, and when a PPR signal is received four times even at a transmission rate of 7200 bps, a redial is waited. When making a third facsimile transmission by redialing, V. 34 mode transmission speed of 16.8 kbps, fallback with CTC and CTR signals, If a PPR signal is received four times even at a transmission speed of 2400 bps in 27ter mode, a communication error is assumed. In this
[0037]
In the above pattern example, V.V. Facsimile transmission is started in 34 mode. 17 mode or V. The facsimile transmission may be started in the 29 mode or the like.
[0038]
<Modification>
In the above embodiment, the example of the
[0039]
In the above embodiment, the threshold value of the number of PPR signal receptions is set to 4 in step S27 of FIG. 3, step S57 of FIG. 4, and step S87 of FIG. It is good also as a predetermined number.
[0040]
In the above embodiment, the fax modem 10 is a high-speed modem, but the present invention is not limited to this, and may be a modem having a transmission speed of 14.4 kbps or 9.6 kbps.
[0041]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the communication terminal apparatus according to the present invention, in the communication terminal apparatus that transmits the image data by facsimile to the communication terminal apparatus of the other party through the communication line in the error correction mode (ECM) using the modem. When a partial page request signal is received a predetermined number of times, and when it has already fallen back to a predetermined transmission rate, a communication control means is provided for controlling the communication line to be disconnected and set to wait for redialing. Therefore, by trying to improve the line status by redialing without falling back to darkness, the number of times of fallback can be reduced, the communication time can be shortened, and the communication fee can be kept low.
[0042]
In the communication terminal apparatus, the communication control unit preferably waits for the redialing and then redials the transmission rate lower than the transmission rate before the fallback that is the starting transmission rate at the previous dialing. Control is performed so as to initiate a facsimile transmission by calling the communication terminal device of the other party at the transmission speed of the communication mode. Accordingly, reliable facsimile communication can be expected without trying to transmit from the same speed unnecessarily, and the number of times of fallback can be reduced, the communication time can be shortened, and the communication fee can be kept low.
[0043]
Further, in the communication terminal device, the communication control means preferably falls back to a re-slow transmission rate of the modem when performing facsimile transmission by a predetermined last redial. Therefore, facsimile transmission can be performed more reliably by attempting communication at the possible transmission speed of the modem.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a
FIG. 2 is a flowchart showing a first part of a facsimile transmission process executed by the main control unit 1 of the
FIG. 3 is a flowchart showing a second part of a facsimile transmission process executed by the main control unit 1 of the
4 is a flowchart showing a third part of facsimile transmission processing executed by the main control unit 1 of the
FIG. 5 is a flowchart showing a fourth part of facsimile transmission processing executed by the main control unit 1 of the
[Explanation of symbols]
1 ... main control part,
2. Image reading unit,
3 ... image recording unit,
4 ... display part,
5 ... operation part,
6 ... ROM,
7 ... RAM,
8 ... Image memory,
10. Fax modem,
11 ... NCU,
13 ... Bus
20 ... facsimile machine,
L: Public telephone line.
Claims (2)
部分ページ要求信号を所定回数受信したとき、すでに所定の伝送速度までフォールバックしているときは、通信回線を切断し、再ダイヤル待ちに設定するように制御し、上記再ダイヤル待ち後、再ダイヤルするときは、前回のダイヤル時の開始伝送速度であるフォールバック前の伝送速度と同一の伝送速度を有する通信モードの伝送速度で相手先の通信端末装置に発呼してファクシミリ送信を開始し、各再ダイヤル時においてフォールバックするときの伝送速度を再ダイヤルが進むにつれて低下させてファクシミリ送信するように制御する通信制御手段を備えたことを特徴とする通信端末装置。In a communication terminal device for facsimile transmission of image data to a counterpart communication terminal device via a communication line in an error correction mode (ECM) using a modem,
When a partial page request signal has been received a predetermined number of times, and if it has already fallen back to a predetermined transmission rate, control is performed to disconnect the communication line and set it to wait for redialing. When starting the facsimile transmission by calling the communication terminal device of the other party at the transmission rate of the communication mode having the same transmission rate as the transmission rate before the fallback that is the starting transmission rate at the time of the previous dial, A communication terminal apparatus comprising: a communication control means for controlling so that a facsimile transmission is performed by decreasing a transmission rate at the time of fallback at each redial as the redialing proceeds .
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