JP3621768B2 - Liquid extraction device - Google Patents
Liquid extraction device Download PDFInfo
- Publication number
- JP3621768B2 JP3621768B2 JP31145095A JP31145095A JP3621768B2 JP 3621768 B2 JP3621768 B2 JP 3621768B2 JP 31145095 A JP31145095 A JP 31145095A JP 31145095 A JP31145095 A JP 31145095A JP 3621768 B2 JP3621768 B2 JP 3621768B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- extraction
- amount
- liquid
- pressing plate
- pinch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
- Devices For Dispensing Beverages (AREA)
- Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体容器から所定量の液体を抽出する液体抽出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、飲料液をカップに抽出して提供するカップディスペンサやカップ式自動販売機などでは、コーヒー、紅茶、ウーロン茶などの酸化や細菌に汚染されやすい低酸性飲料原料液や中性飲料原料液などを袋状の液体容器に無菌状態で封入するとともにこの液体容器を段ボール箱に内蔵したいわゆるバックインボックスを使用し、飲料販売時に液体容器内の原料液を一定量抽出するとともに希釈してカップに抽出するようにしたものがある。
【0003】
このようなバックインボックスを使用する液体抽出装置としては、例えば、特開平6−293348号公報または特開平6−293393号公報に記載されているように、バックインボックスの液体容器から一定量ずつの原料液を抽出するようにした構造が知られている。
【0004】
この液体抽出装置では、液体容器の可撓性を有する抽出口部を下方に向けて配置する抽出通路を有し、この抽出通路の一側壁の側に、抽出通路に臨む他側壁に対してほぼ垂直方向に移動可能に押圧プレートを設けるとともに、この押圧プレートの上下部から抽出通路内に進退可能に一対のピンチ部を設けている。押圧プレートは、押圧用ソレノイドの動作によって抽出通路内に進出する進出位置と抽出通路内から退避する後退位置との2位置に移動される。一対のピンチ部は、一体的に支持され、ピンチ用ソレノイドの動作によっていずれか一方が進出するとともに他方が後退する2位置に揺動され、進出位置において液体容器の抽出口部を抽出通路部の他側壁に圧着して閉止する。
【0005】
そして、抽出待機状態では、上側のピンチ部が後退して液体容器の抽出口部の上側が開放されるとともに下側のピンチ部が進出して液体容器の抽出口部の下側が閉止され、押圧プレートを退避位置に位置する。これにより、液体容器内の原料液が抽出口部内に一定量呼び込まれる。
【0006】
続いて、抽出動作が開始されると、ピンチ用ソレノイドの動作によって上側のピンチ部が進出して抽出口部の上側を閉止するとともに下側のピンチ部が後退して抽出口部の下側を開放し、同時に押圧用ソレノイドの動作によって押圧プレートが進出位置に移動して抽出口部を押圧する。これにより、抽出口部内に呼び込まれていた一定量の原料液が抽出口部の下端の抽出口から抽出される。
【0007】
続いて、ピンチ用ソレノイドの動作によって上側のピンチ部が後退して抽出口部の上側を開放するとともに下側のピンチ部が進出して抽出口部の下側を閉止し、同時に押圧用ソレノイドの動作によって押圧プレートが後退位置に移動する。これにより、抽出待機位置に復帰し、液体容器内の原料液が抽出口部内に一定量呼び込まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の液体抽出装置では、押圧プレートを所定の呼込量に対応する所定の後退位置に後退させることにより、液体容器内の原料液を抽出口部に呼び込むようにしているが、例えば抽出量の設定が少なく押圧プレートがあまり後退しない場合や液体容器内の原料液の残量が少なくなった場合、押圧プレートを所定の呼込量に対応する所定の後退位置に後退させても、それに対応する量の原料液を所定時間内で抽出口部に呼び込まない場合もあり、原料液の定量性が減少方向にばらつく問題がある。
【0009】
また、押圧プレートを所定の液体呼込量に対応する所定の後退位置に後退させる際、押圧プレートが所定の後退位置を過ぎた位置までオーバーランしたとしても、それに対する対処は行なっておらず、所定量よりも増量の原料液が抽出されることになり、この場合には原料液の定量性が増加方向にばらつく問題がある。
【0010】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、液体容器から抽出口部に所定の呼込量の液体を確実に呼び込むことができ、抽出量のばらつきを防止し、時間延長することなく、通常範囲の所定抽出時間内で定量の液体を抽出することができる液体抽出装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の液体抽出装置は、液体を収容する液体容器の可撓性を有する抽出口部が下方へ向けて配置される抽出通路が設けられた抽出通路体と、この抽出通路の一側壁を構成し、抽出通路に臨む他側壁に対してほぼ垂直方向に移動可能に設けられ、抽出通路外への後退時にその後退量に応じた量の液体を液体容器から抽出口部に呼び込むとともに、抽出通路内への前進時に抽出口部に呼び込んだ液体を抽出させる押圧プレートと、この押圧プレートを抽出通路に対して進退移動させる押圧プレート駆動手段と、前記押圧プレートの上下部から前記抽出通路内に進退可能とし、その前進時に前記液体容器の抽出口部の入口部および出口部をそれぞれ抽出通路の他側壁に圧着させて閉止する一対のピンチ部と、この一対のピンチ部のうち選択的にいずれか一方を抽出口部の閉止位置に前進させるとともに他方を抽出口部の開放位置に後退させるピンチ駆動手段と、前記押圧プレートの移動位置を検知する検知手段と、前記液体の呼び込み時に、前記ピンチ駆動手段によって上側のピンチ部を開放位置に移動させるとともに下側のピンチ部を閉止位置に移動させた状態で、前記押圧プレート駆動手段によって押圧プレートを所定の液体呼込量に対応する所定の後退位置より余剰呼込量分を加えた後退位置まで後退させた後、余剰呼込量分だけ押圧プレートを前進させる呼込制御手段と、前記液体の呼び込み後の抽出時に、前記ピンチ駆動手段によって上側のピンチ部を閉止位置に移動させるとともに下側のピンチ部を開放位置に移動させ、前記押圧プレート駆動手段によって押圧プレートを前進させる抽出制御手段とを具備していることを特徴とする。
【0012】
基本的な抽出動作では、例えば、抽出待機状態を、上側のピンチ部を後退させて液体容器の抽出口部の入口部を開放するとともに、下側のピンチ部を進出させて抽出口部の出口部を閉止し、かつ、押圧プレートを進出させて抽出口部を押圧した状態とする。この抽出待機状態から液体容器に収容された液体の抽出を行なうには、まず、押圧プレートを後退させ、液体容器内の液体を抽出口部内に呼び込む。続いて、上側のピンチ部を進出させて抽出口部の入口部を閉止するとともに、下側のピンチ部を後退させて抽出口部の出口部を開放し、かつ、押圧プレートを進出させて抽出口部を押圧することにより、抽出口部内に呼び込まれた所定量の液体を抽出する。続いて、上側のピンチ部を後退させて液体容器の抽出口部の入口部を開放するとともに、下側のピンチ部を進出させて抽出口部の出口部を閉止することにより、抽出待機状態に復帰し、1回の液体抽出動作を完了する。
【0013】
そして、押圧プレートを所定の液体呼込量に対応する所定の後退位置より余剰呼込量分を加えた後退位置まで後退させた後、余剰呼込量分だけ押圧プレートを前進させることにより、液体を液体容器から抽出口部内に所定の呼込量よりも多く呼び込んだ後、多く呼び込んだ分を液体容器に戻して抽出口部内には所定の呼込量の液体を呼び込んだ状態とし、この状態から抽出を行なうため、例えば抽出量の設定が少なく押圧プレートがあまり後退しない場合や液体容器内の原料液の残量が少なくなった場合でも、液体容器から抽出口部に所定の呼込量の液体を呼び込める。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の液体抽出装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図7は液体抽出装置を適用する飲料抽出機の構成図を示す。この飲料抽出機では、図示しない本体の前面の抽出部1に配置されたカップ2内に飲料の原料液が抽出されるとともに湯水または冷水が抽出され、カップ2内で原料液と湯水または冷水とが混合されて希釈した飲料が作られる。
【0016】
原料液の抽出には、異なる種類の原料液が収容された複数、本実施の形態では2個のバックインボックス3が用いられるとともに、この各バックインボックス3から所定量の原料液を抽出する液体抽出装置4が用いられている。
【0017】
湯水の抽出には湯水供給装置5が用いられている。この湯水供給装置5では、湯水を貯留する湯水タンク6を備え、この湯水タンク6内に湯水用給水電磁弁7を通じて水道水などが給水され、湯水タンク6内に配置されたヒータ8によって水が常温から所定の湯温に加温され、湯水タンク6内の湯水が湯水電磁弁9を通じて抽出部1に導かれてカップ2内に抽出される。湯水タンク6には、湯水タンク6からの抽出位置に対応する高さで湯水の温度を検知する湯温センサ10、ヒータ8の近傍の湯水の温度を検知するヒータセンサ11、湯水タンク6内に貯留される湯水の貯留量を検知するフロートスイッチ12、湯水タンク6から水を抜くためのドレンコック13などが設けられている。
【0018】
冷水の抽出には冷水供給装置14が用いられている。この冷水供給装置14は、冷水タンク15を備え、この冷水タンク15には冷却水が貯留され、この冷却水が冷却ユニット16によって所定の水温に冷却される。冷却ユニット16は、冷媒を圧縮するコンプレッサ17、放熱用ファン18を有する凝縮器19、冷水タンク15内に配置された蒸発器20から構成される冷却サイクル21を備えている。冷水タンク15には冷却パイプ22が配置され、この冷却パイプ22に冷水用給水電磁弁23、減圧弁24、水量調整弁25を通じて水道水などが給水され、冷却パイプ22を通じて冷却された冷水が冷水電磁弁26を通じて抽出部1に導かれてカップ2内に抽出される。冷水タンク15には、モータ27で回転されて冷却水を撹拌する撹拌スクリュ28、冷水タンク15内の冷水の水温を検知する水温センサ29、冷水タンク15内に貯留される冷却水の減少を検知するフロートスイッチ31、冷水タンク15から水を抜くためのドレンコック32などが設けられている。
【0019】
図5はバックインボックス3の液体容器の正面図、図6はバックインボックス3の斜視図を示す。バックインボックス3は、液体容器41とこの液体容器41を収納する段ボール箱42とを備えている。
【0020】
液体容器41は、ガスバリア性が高くかつ可撓性がある材料、例えばポリエチレン・接着層・エバール・接着層・ポリエチレンの多層フィルムで形成され、飲料の原料液を収納する液体収納袋部43およびこの液体収納袋部43内の原料液を抽出する抽出口部44を有している。液体収納袋部43には、密閉蓋45で密閉された充填口46が一体に取り付けられている。抽出口部44は、定量抽出袋部47、この定量抽出袋部47と液体収納袋部43とを連通する入口部48、定量抽出袋部47の入口部48とは反対側に連通する出口部49を有している。そして、液体容器41は、表壁と裏壁の2枚の多層フィルムが用いられ、その周縁をヒートシール部50を介して溶着され、全体が密閉状態に形成されている。また、抽出口部44の定量抽出袋部47の周縁のヒートシール部50の四隅には液体抽出装置4に位置決めして取り付けるためのセット孔51が形成されている。そして、液体容器41への飲料の原料液の充填時には、入口部48の基端部を図5に破線aで示すように着脱自在のピンなどで挟んで液体収納袋部43から抽出口部44に原料液が流出しないように閉塞しておき、液体収納袋部43の充填口46を通じて無菌充填機で飲料の原料液を充填する。
【0021】
段ボール箱42には液体容器41の抽出口部44を引き出すための窓部52が開口できるようにミシン目53が形成されており、抽出口部44を窓部52から外部に引き出すことができるように液体容器41が折り畳まれた状態で段ボール箱42内に収納されることにより、バックインボックス3が形成されている。そして、使用時にミシン目53が破断されて窓部52が開口され、図6に2点鎖線で示すように抽出口部44が引き出される。
【0022】
図1は液体抽出装置4を側方から視る断面図を示し、図中右側を前面、左側を後面とする。この液体抽出装置4は、抽出通路体61を有し、この抽出通路体61は、固定枠板62およびこの固定枠板62の前面に対して開閉可能に設けられた蓋板63を備え、固定枠板62と蓋板63との間隙にて液体容器41の抽出口部44が着脱自在に装着される抽出通路64が上下方向に貫通して形成されている。
【0023】
固定枠板62の中央には呼込空間65を構成するほぼ矩形状の凹部66が形成されているとともにこの凹部66の中央に前後面に貫通する貫通孔67が形成されている。凹部66の上下部の隣接した位置には、凹部66の上下辺に沿って横長で前後方向に貫通するスリット孔部68が形成されている。
【0024】
なお、蓋板63は閉鎖位置で固定枠板62側に対してロックをかける図示しないロック手段を有している。また、抽出通路64は、抽出口部44の定量抽出袋部47、入口部48および出口部49の形状に合わせて固定枠板62側に凹状に形成され、この抽出通路64に臨む固定枠板62からは抽出口部44の複数のセット孔51と係合して位置決めする図示しない複数のピンが突設されている。
【0025】
固定枠板62の凹部66内には抽出通路64の一側壁を構成する押圧プレート69が配置されている。この押圧プレート69は、抽出口部44の定量抽出袋部47の大きさよりわずかに大きいほぼ矩形板状に形成され、凹部66内に嵌合されるとともに後面中央に突設されたボス部70が凹部66の貫通孔67に嵌合固定された筒部材71の内側に嵌合されて、抽出通路64に臨む他側壁すなわち蓋板63に対してほぼ垂直方向に移動可能に配置されている。そして、押圧プレート69は、抽出通路64外への後退時にその後退量に応じた量の原料液を液体容器41から抽出口部44に呼び込むとともに、抽出通路64内への前進時に抽出口部44に呼び込んだ原料液を抽出させるように作用する。
【0026】
固定枠板62の上下のスリット孔部68にはピンチ部72,73がそれぞれ配置されている。このピンチ部72,73は、抽出口部44の入口部48および出口部49の横幅よりわずかに大きい横長の平板状に形成されるとともに抽出通路64に臨む先端がほぼ曲面状に形成され、スリット孔部68内に嵌合されて抽出通路64内に進退可能に配置されている。そして、ピンチ部72,73は、前進時に抽出口部44の入口部48または出口部49を抽出通路64の他側壁に圧着させて閉止し、後退時に抽出口部44の入口部48または出口部49を開放する。
【0027】
また、固定枠板62の後面側にはフレーム74が連結され、このフレーム74に押圧プレート駆動機構75およびピンチ駆動機構76がそれぞれ配置されている。
【0028】
押圧プレート駆動機構75は、フレーム74に取り付けられたギヤボックス77と一体の押圧プレート駆動手段としてのモータ78を有し、このモータ78の回転駆動力が伝達手段79によって押圧プレート69の移動力に変換されて伝達される。モータ78には極性の反転で正逆回転可能とする直流モータが用いられ、ギヤボックス77を介して回転軸80が回転される。回転軸80にはカム81が固着され、このカム81の後面にローラ82が当接され、このローラ82が筒部材71に軸方向(前後方向)にスライド自在に嵌合されたスライド軸83の後端に回転自在に軸支され、スライド軸83の前端が押圧プレート69のボス部70の後面に連結されている。筒部材71内において、スライド軸83の周囲に嵌合されるとともにボス部70の後面と筒部材71の後面閉塞部分との間に圧縮状態でコイル状のばね体84が配置されている。したがって、伝達手段79は、カム81、ローラ82、スライド軸83およびばね体84によって構成される。
【0029】
カム81の回転量すなわち押圧プレート69の移動位置を検知するための検知手段85を備えている。この検知手段85では、回転軸80に検知用カム86が固着され、この検知用カム86に周面に対向して、押圧プレート69が抽出通路64内に前進した前進位置で検知用カム86により押動されてオンする待機位置検知スイッチ87、押圧プレート69が最も後退したオーバーラン位置で検知用カム86により押動されてオンするオーバーラン検知スイッチ88が配設されている。さらに、回転軸80には周縁にスリット89が一定間隔毎に形成された回転板90が固着され、この回転板90の周縁の両側に発光器および受光器を配置してスリット89を検知する回転量検知センサとしてのホトインタラプタ91が配設されている。
【0030】
また、ピンチ駆動機構76は、上下のピンチ部72,73の後端側に上下端部がそれぞれ係合された揺動板92を有し、この揺動板92の中間部が固定枠板62の後面に取り付けられた図示しないブラケットに支軸93によって軸支されており、その支軸93を支点として揺動板92が揺動することによって、上下のピンチ部72,73のうちいずれか一方が抽出口部44の入口部48の閉止位置に前進されるとともに他方が抽出口部44の出口部49の開放位置に後退される。
【0031】
上側のピンチ部72の後端部とフレーム74の後部との間にスプリング94が張設されている。揺動板92にはレバー部95が後方へ突設され、このレバー部95の先端に臨む上方位置にピンチ駆動手段としてのソレノイド96がフレーム74に取り付けられ、レバー部95とソレノイド96のプランジャ97との間にスプリング98が張設されている。
【0032】
そして、ソレノイド96の非励磁時にはプランジャ97が下方へ突出され、この状態ではスプリング94の張力がスプリング98の張力よりも勝って、図1に示すように、揺動板92が反時計回り方向に揺動され、また、ソレノイド96の励磁時にはプランジャ97が上方へ吸引され、この状態ではスプリング94の張力よりもスプリング98の張力が勝って、図3に示すように、揺動板92が時計回り方向に揺動される。
【0033】
図8は飲料抽出機の主要な構成図を示し、101は制御手段で、この制御手段101には、飲料の種類(この実施の形態では2種類)を選択するセレクションスイッチ102、飲料の濃さ(濃い、薄い)を選択する増減スイッチ103、抽出モードやデータ入力キーなどを備えた設定変更手段104、後述する呼込量監視カウンタなどのカウンタ機能を有する計数手段105、各種の表示手段106、2台の液体抽出装置4、湯水供給装置5および冷水供給装置14がそれぞれ接続されている。
【0034】
なお、セレクションスイッチ102、増減スイッチ103および表示手段106の一部は本体の前面に配設され、設定変更手段104および表示手段106の一部は本体内部に配設される。
【0035】
図9は飲料抽出機の制御ブロック図を示し、制御手段101は、中央処理装置のCPU111、プログラムなどが登録されたROM112、各種データを随時書込読出可能とするRAM113を有している。
【0036】
制御手段101の入力側には、セレクションスイッチ102、増減スイッチ103、設定変更手段104、各液体抽出装置4の待機位置検知スイッチ87およびオーバーラン検知スイッチ88およびホトインタラプタ91、液体容器41内の原料液の無しを検知する原料切れ検知センサ114、湯温センサ10、水温センサ29が接続されている。
【0037】
制御手段101の出力側には、電源、適温、原料切れ、異常などを表示する表示手段106、各液体抽出装置4のモータ78、各液体抽出装置4のソレノイド96、湯水電磁弁9、冷水電磁弁26、湯水用給水電磁弁7、冷水用給水電磁弁23、湯水供給装置5のヒータ8、冷水供給装置14の冷却ユニット16などが接続されている。
【0038】
なお、制御手段101は、呼込制御手段の機能、呼込補正制御手段の機能、抽出制御手段の機能を有しており、詳細は次の作用で説明する。
【0039】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0040】
まず、バックインボックス3を飲料抽出機にセットする。ミシン目53を破断して窓部52を開口し、図6に2点鎖線で示すように抽出口部44を引き出し、段ボール箱42を液体抽出装置4の上方に設けられる所定の載置部に載置する。液体抽出装置4の蓋板63を開放して固定枠板62の前面を開放し、段ボール箱42から垂れ下がる抽出口部44を固定枠板62の抽出通路64に係合するとともに、抽出口部44の定量抽出袋部47の四隅のセット孔51を固定枠板62から突出するセットピンに係合して位置決めし、蓋板63を閉じてロックする。なお、段ボール箱42を開封して液体容器41を取り出し、この取り出した液体容器41を所定の載置部に直接載置するようにしてもよい。
【0041】
これにより、抽出口部44が、固定枠板62と蓋板63との間に挟まれ、抽出通路64内に配置される。抽出通路64内では、定量抽出袋部47が押圧プレート69に臨み、入口部48が上側のピンチ部72に臨み、出口部49が下側のピンチ部73に臨む。入口部48の基端部は抽出通路64の上方に位置し、出口部49の下端部は抽出通路64の下方に突出する。そして、入口部48の基端部を閉止しているピンを外し、抽出口部44の出口部49の先端を図5の破線bの位置で切断して開封し、抽出口を開口させることにより、セットが完了する。本実施の形態の飲料抽出機には種類の異なる原料液を収納した2個のバックインボックス3をセットする。
【0042】
次に、制御手段101の制御による液体抽出装置4の基本的な第1の飲料抽出モードによる抽出動作を、図10のフローチャートおよび図11のタイミングチャートを参照して説明する。なお、飲料抽出モードは設定変更手段104で設定することができる。
【0043】
待機状態では、図1に示すように、押圧プレート69は抽出通路64に進入する前進位置に位置し、この押圧プレート69で抽出口部44の定量抽出袋部47を蓋板63に押圧して閉止している。この押圧プレート69の位置では、待機位置検知スイッチ87がオンするとともにオーバーラン検知スイッチ88がオフし、ホトインタラプタ91がオフしている。また、ソレノイド96がオフし、スプリング94の付勢によって揺動板92が図1反時計回り方向に回動し、上側のピンチ部72が開放位置に位置するともに下側のピンチ部73が閉止位置に位置し、下側のピンチ部73で抽出口部44の出口部49を閉止している。
【0044】
そして、飲料抽出機を操作して飲料を得るには、カップ2を飲料抽出機の本体前面の抽出部1にセットし、好みの飲料の種類を選択するとともにその飲料の暖かいものか冷たいものかを選択して飲料抽出機の本体前面のセレクションスイッチ102を操作する。さらに、飲料抽出機に設定されている飲料の標準の濃さよりも濃くしたり薄くしたい場合には増減スイッチ103を操作する。
【0045】
セレクションスイッチ102が操作されると(ステップ1)、増減スイッチ103が操作されたか判断する(ステップ2)。増減スイッチ103が操作されていない場合には、原料液の標準の抽出量(呼込量)が設定される(ステップ3)。増減スイッチ103が操作されていた場合、増量指定では標準の抽出量(呼込量)に対して増量分を加算した抽出量(呼込量)が設定され、減量指定では標準の抽出量(呼込量)に対して減量分を減算した抽出量(呼込量)が設定される(ステップ4)。
【0046】
続いて、押圧プレート69およびピンチ部72,73が待機位置にあるか、すなわち待機位置検知スイッチ87がオンおよびソレノイド96がオフしているか判断する(ステップ5)。仮に、待機位置にない場合には、イニシャライズ処理を実行してモータ78を回転およびソレノイド96をオフさせる(ステップ6)。モータ78の回転によって検知用カム86が回転し、押圧プレート69が待機位置に到達すると、検知用カム86で待機位置検知スイッチ87がオンする。待機位置検知スイッチ87がオンしない場合およびソレノイド96がオフしない場合には(ステップ7)、異常の表示を行なうなどの異常処理を実行する(ステップ8)。
【0047】
押圧プレート69が待機位置にあるイニシャライズ処理によって待機位置になれば、計数手段105の呼込量監視カウンタをセットし、モータ78を正転させて原料液の呼び込み動作を開始する(ステップ9)。
【0048】
このモータ78の正転により、図1の状態において、カム81が反時計回り方向に回転し、このカム81によってローラ82が緩やかに後方へ押動されて、このローラ82と一体に押圧プレート69が後方へ移動し、押圧プレート69の前面が抽出通路64外に移動して呼込空間65が形成されていく。そのため、押圧プレート69による押圧が解除された抽出口部44の定量抽出袋部47が呼込空間65の方向に突出することが可能となり、液体容器41内の原料液がその自重によって抽出口部44の入口部48を通じて定量抽出袋部47内に呼び込まれていく。このとき、押圧プレート69の後退量に応じた量の原料液が液体容器41から抽出口部44の定量抽出袋部47に呼び込まれる。
【0049】
カム81と一体に回転する回転板90のスリット89がホトインタラプタ91の位置に到達すると、ホトインタラプタ91でスリット89を検知する毎に計数手段105の呼込量監視カウンタでカウントされ、このカウント値に対応したモータ78の正転回転量すなわち押圧プレート69の後退位置が監視される。
【0050】
計数手段105の呼込量監視カウンタでカウントされるカウント値に基づいて、最初に設定された抽出量(呼込量)に対応するモータ78の正転回転量すなわち押圧プレート69の所定の後退位置に達したか判断する(ステップ10)。
【0051】
最初に設定された抽出量(呼込量)に対応するモータ78の正転回転量すなわち押圧プレート69の所定の後退位置に達するまでの間は、原料切れ検知センサ114で液体容器41内の原料液の有無を監視するとともに(ステップ11)、オーバーラン検知スイッチ88がオンしないか監視する(ステップ12)。ここで、原料液の無しが検知されると、モータ78を停止して原料切れを表示するなどの原料無し処理を行なう(ステップ13)。また、何らかの原因により、最初に設定された抽出量(呼込量)に対応するモータ78の正転回転量すなわち押圧プレート69の所定の後退位置を過ぎてしまい、そのままモータ78の回転が継続して、検知用カム86でオーバーラン検知スイッチ88をオンした場合には、制御手段101の呼込補正制御手段の機能により後述するオーバーラン補正処理を行なう(ステップ14)。
【0052】
そして、図2に示すように、最初に設定された抽出量(呼込量)に対応するモータ78の正転回転量すなわち押圧プレート69の所定の後退位置に達すると、モータ78を停止する(ステップ15)。図2に示す状態では、最初に設定された抽出量に対応して押圧プレート69が所定の後退位置に後退され、この押圧プレート69の後退量に応じた量の原料液が液体容器41から抽出口部44の定量抽出袋部47に呼び込まれている。すなわち、増減スイッチ103で増量指定がなされていた場合には押圧プレート69が標準の後退位置によりも後方に位置し、減量指定がなされていた場合には押圧プレート69が標準の後退位置によりも前方に位置する。
【0053】
続いて、図3に示すように、ソレノイド96を励磁し(ステップ16)、揺動板92を図中時計回り方向に回動させて、上側のピンチ部72を閉止位置に移動させるとともに下側のピンチ部73を開放位置に移動させる。これにより、上側のピンチ部72で抽出口部44の入口部48を閉止し、液体容器41から抽出口部44に原料液が流入するのを阻止する。下側のピンチ部73が開放位置に移動することにより、抽出口部44の出口部49が開放され、定量抽出袋部47内に呼び込まれた原料液が出口部49の下端の抽出口から抽出部1に配置されたカップ2内に抽出される。
【0054】
続いて、計数手段105の呼込量監視カウンタをリセットする(ステップ17)。
【0055】
続いて、モータ78を逆転させる(ステップ18)。これにより、図3の状態において、カム81が時計回り方向に回転し、このカム81に対してばね体84により付勢されているローラ82が緩やかに前方へ従動されて、このローラ82と一体に押圧プレート69が前方へ移動し、押圧プレート69の前面が抽出通路64の方向に移動して呼込空間65を狭めていく。そのため、押圧プレート69によって抽出口部44の定量抽出袋部47を蓋板63との間で強制的に押圧し、抽出口部44の定量抽出袋部47内の原料液を強制的に抽出する。したがって、抽出口部44の定量抽出袋部47内の原料液を短時間に抽出することができるとともに原料液の残留を防止できる。
【0056】
そして、図4に示すように、抽出口部44の定量抽出袋部47内の原料液の抽出が完了し、押圧プレート69が初期の待機位置に達し、検知用カム86で待機位置検知スイッチ87をオンすると(ステップ19)、モータ78を停止させる(ステップ20)。
【0057】
モータ78の停止後、抽出口部44の出口部49からの原料液のタレが無くなる時間を考慮した所定時間経過後(ステップ21)、ソレノイド96を非励磁とし(ステップ22)、図1に示すように、揺動板92を図中反時計回り方向に回動させて、上側のピンチ部72を開放位置に移動させるとともに下側のピンチ部73を閉止位置に移動させる。これにより、初期の待機状態に復帰して原料液の一連の抽出動作が完了し、次の原料液の抽出動作に待機する(ステップ23)。
【0058】
一方、原料液の抽出動作に対応して、湯水供給装置5または冷水供給装置14が動作し、抽出部1のカップ2内に湯水または冷水を抽出して、そのカップ2内で原料液と湯水または冷水とが混合されて希釈した飲料が作られる。
【0059】
以上のように、モータ78の駆動力を伝達手段79を介して押圧プレート69に伝達することによって押圧プレート69を移動させるため、モータ78の回転量を制御することにより押圧プレート69の後退位置を任意に調整でき、すなわち液体容器41の抽出口部44内への原料液の呼込量を任意に調整でき、原料液の抽出量を容易に可変設定できる。そのため、飲料液の濃さの好みに応じて、飲料を濃くしたり、薄くするといったことに対応でき、しかも、カップ2の大小に応じた飲料液の容量の増減に対応して、原料液を増減するといったことにも対応できる。
【0060】
また、押圧プレート69をばね体84によって抽出通路64へ向けて付勢し、押圧プレート69に回転自在に軸支されたローラ82をモータ78によって回転されるカム81に係合し、モータ78の駆動力によって押圧プレート69を移動させるため、押圧プレート69の移動を滑らかにでき、液体容器41の抽出口部44を緩やかに押圧しながら液体を抽出することができる。そのため、抽出口部44の出口部49が振れて原料液が飛散するようなことがない。
【0061】
また、モータ78によって回転される回転軸80に設けた回転板90の回転量をホトインタラプタ91で検知するため、直流モータを用いたとしてもその回転量に応じて押圧プレート69の移動位置を任意に調整できる。
【0062】
次に、制御手段101の呼込補正制御手段の機能によるステップ14でのオーバーラン補正処理について図12のフローチャートを参照して説明する。
【0063】
何らかの原因により、最初に設定された抽出量(呼込量)に対応するモータ78の正転回転量すなわち押圧プレート69の所定の後退位置を過ぎてしまい、そのままモータ78の回転が継続して、検知用カム86でオーバーラン検知スイッチ88をオンした場合(ステップ12)、モータ78を停止する(ステップ31)。この状態では、押圧プレート69が最後退位置に達しており、抽出口部44の定量抽出袋部47には最大呼込量YMAXの原料液が呼び込まれる。
【0064】
また、ソレノイド96が非励磁か判断し(ステップ32)、仮に励磁状態であればソレノイド96を非励磁とする(ステップ33)。
【0065】
計数手段105の呼込量監視カウンタをリセットし(ステップ34)、最大呼込量YMAXから最初に設定された所定の抽出量(呼込量)を減算して余剰呼込量分に対応する戻入補正値Zを求め、その戻入補正値Zを計数手段105の呼込量監視カウンタにセットする(ステップ35)。
【0066】
続いて、モータ78を逆転させる(ステップ36)。これにより、押圧プレート69が前方へ移動し、この押圧プレート69によって抽出口部44の定量抽出袋部47を蓋板63との間で強制的に押圧し、抽出口部44の定量抽出袋部47内の原料液を入口部48を通じて液体容器41内に強制的に戻し入れる。
【0067】
モータ78を逆転に伴って回転する回転板90のスリット89をホトインタラプタ91で検知し、このホトインタラプタ91でスリット89を検知する毎に計数手段105の呼込量監視カウンタの戻入補正値Zから減算していく。
【0068】
そして、計数手段105の呼込量監視カウンタが戻入補正値Z=0になれば(ステップ37)、モータ78を停止させる(ステップ38)。これにより、最初に設定された抽出量(呼込量)に対応する押圧プレート69の所定の後退位置に前進して停止する。したがって、抽出口部44の定量抽出袋部47には最初に設定された抽出量(呼込量)の原料液が呼び込まれる。
【0069】
このオーバーラン補正処理後は、ステップ16に進み、前述のような抽出動作が行なわれる。
【0070】
以上のように、押圧プレート69を所定の呼込量に対応する所定の後退位置に後退させる際、その押圧プレート69が所定の後退位置を過ぎた位置まで後退した場合には、押圧プレート69を所定の呼込量に対応する所定の後退位置まで前進させることにより、抽出口部44内に多く呼び込まれた分の原料液を液体容器41に戻して、抽出口部44内には所定の呼込量の原料液を呼び込んだ状態とし、この状態から抽出を行なうため、液体容器41から抽出口部44に呼び込む原料液の呼込量を確実に所定の呼込量に設定でき、抽出量のばらつきを防止し、時間延長することなく、通常範囲の所定抽出時間内で定量の原料液を抽出することができる。
【0071】
次に、制御手段101の制御による液体抽出装置4の第2の飲料抽出モードによる抽出動作を、図13のフローチャートおよび図14のタイミングチャートを参照して説明する。
【0072】
セレクションスイッチ102が操作されると(ステップ41)、押圧プレート69およびピンチ部72,73が待機位置にあるか、すなわち待機位置検知スイッチ87がオンおよびソレノイド96がオフしているか判断する(ステップ42)。仮に、待機位置にない場合には、イニシャライズ処理を実行してモータ78を回転およびソレノイド96をオフさせる(ステップ43)。モータ78の回転によって検知用カム86が回転し、押圧プレート69が待機位置に到達すると、検知用カム86で待機位置検知スイッチ87がオンする。待機位置検知スイッチ87がオンしない場合およびソレノイド96がオフしない場合には(ステップ44)、異常の表示を行なうなどの異常処理を実行する(ステップ45)。
【0073】
増減スイッチ103が操作されたか判断し(ステップ46)、増減スイッチ103が操作されていない場合には、標準の抽出量(呼込量)Xに余剰呼込量β分を加えて標準時の総呼込量Yが設定される(ステップ47)。すなわち、式で表すと、Y=X+βXとなる。βは余剰呼込量の係数である。
【0074】
増減スイッチ103が操作されていた場合、増量指定では標準の抽出量(呼込量)Xに対して増量分を加算した抽出量(呼込量)X1に余剰呼込量β分を加算して増量時の総呼込量Yが設定され、また、減量指定では標準の抽出量(呼込量)Xに対して減量分を減算した抽出量(呼込量)X1に余剰呼込量β分を加算して減量時の総呼込量Yが設定される(ステップ48)。すなわち、式で表すと、Y=X1+βX1となる。抽出量(呼込量)X1は、X1=(1+α)Xであり、標準ではα=0、増量ではα>0、減量ではα<0となる。
【0075】
計数手段105の呼込量監視カウンタをセットし、モータ78を正転させて原料液の呼び込み動作を開始する(ステップ49)。
【0076】
このモータ78の正転により、押圧プレート69が後方へ移動し、液体容器41内の原料液が抽出口部44の入口部48を通じて定量抽出袋部47内に呼び込まれていく。また、モータ78の正転により回転する回転板90のスリット89をホトインタラプタ91で検知すると、そのホトインタラプタ91でスリット89を検知する毎に計数手段105の呼込量監視カウンタでカウントし、このカウント値に対応したモータ78の正転回転量すなわち押圧プレート69の後退位置が監視される。
【0077】
計数手段105の呼込量監視カウンタでカウントされるカウント値に基づいて、設定された総呼込量Yに対応するモータ78の正転回転量すなわち押圧プレート69の所定の後退位置に達したか判断する(ステップ50)。
【0078】
総呼込量Yに対応するモータ78の正転回転量すなわち押圧プレート69の所定の後退位置に達するまでの間は、原料切れ検知センサ114で液体容器41内の原料液の有無を監視するとともに(ステップ51)、オーバーラン検知スイッチ88がオンしないか監視する(ステップ52)。ここで、原料液の無しが検知されると、モータ78を停止して原料切れを表示するなどの原料無し処理を行なう(ステップ53)。また、何らかの原因により、最初に設定された抽出量(呼込量)に対応するモータ78の正転回転量すなわち押圧プレート69の所定の後退位置を過ぎてしまい、そのままモータ78の回転が継続して、検知用カム86でオーバーラン検知スイッチ88をオンした場合には、制御手段101の呼込補正制御手段の機能により前述のようなオーバーラン補正処理を行なう(ステップ54)。
【0079】
そして、総呼込量Yに対応するモータ78の正転回転量すなわち押圧プレート69の所定の後退位置に達すると、モータ78を停止する(ステップ55)。この状態では、標準の抽出量(呼込量)Xまたは増減した抽出量(呼込量)X1に対応する押圧プレート69の後退位置より余剰呼込量β分を加えた後退位置まで後退され、この押圧プレート69の後退量に応じた総呼込量Yの原料液が液体容器41から抽出口部44の定量抽出袋部47に呼び込まれている。
【0080】
続いて、総呼込量Yから標準の抽出量(呼込量)Xまたは増減した抽出量(呼込量)X1を減算して余剰呼込量β分に対応する戻入補正値Zを求め、その戻入補正値Zを計数手段105の呼込量監視カウンタにセットし、モータ78を逆転させる(ステップ56)。
【0081】
これにより、押圧プレート69が前方へ移動し、この押圧プレート69によって抽出口部44の定量抽出袋部47を蓋板63との間で強制的に押圧し、抽出口部44の定量抽出袋部47内の原料液を入口部48を通じて液体容器41内に強制的に戻し入れる。
【0082】
モータ78を逆転に伴って回転する回転板90のスリット89をホトインタラプタ91で検知し、このホトインタラプタ91でスリット89を検知する毎に計数手段105の呼込量監視カウンタの戻入補正値Zから減算していく。
【0083】
そして、計数手段105の呼込量監視カウンタが戻入補正値Z=0になれば(ステップ57)、モータ78を停止させる(ステップ58)。これにより、標準の抽出量(呼込量)Xまたは増減した抽出量(呼込量)X1に対応する押圧プレート69の所定の後退位置に前進して停止する。したがって、抽出口部44の定量抽出袋部47には標準の抽出量(呼込量)Xまたは増減した抽出量(呼込量)X1の原料液が呼び込まれる。
【0084】
続いて、ソレノイド96を励磁し、ステップ58〜65で抽出動作を行なう。このステップ58〜65の抽出動作は、前記第1の飲料抽出モードによるステップ16〜23の抽出動作と同様であり、その説明を省略する。
【0085】
以上のように、押圧プレート69を所定の呼込量に対応する所定の後退位置より余剰呼込量分を加えた後退位置まで後退させた後、余剰呼込量分だけ押圧プレート69を前進させることにより、原料液を液体容器41から抽出口部44内に所定の呼込量よりも多く呼び込んだ後、多く呼び込んだ分を液体容器41に戻して抽出口部44内には所定の呼込量の液体を呼び込んだ状態とし、この状態から抽出を行なうため、例えば抽出量の設定が少なく押圧プレート69があまり後退しない場合や液体容器41内の原料液の残量が少なくなった場合でも、液体容器41から抽出口部44に所定の呼込量の原料液を確実に呼び込むことができ、抽出量のばらつきを防止し、時間延長することなく、通常範囲の所定抽出時間内で定量の原料液を抽出することができる。
【0086】
次に、制御手段101の制御による液体抽出装置4の第3の飲料抽出モードによる抽出動作を、図15のフローチャートを参照して説明する。
【0087】
セレクションスイッチ102が操作されると(ステップ71)、押圧プレート69およびピンチ部72,73が待機位置にあるか、すなわち待機位置検知スイッチ87がオンおよびソレノイド96がオフしているか判断する(ステップ72)。仮に、待機位置にない場合には、イニシャライズ処理を実行してモータ78を回転およびソレノイド96をオフさせる(ステップ73)。モータ78の回転によって検知用カム86が回転し、押圧プレート69が待機位置に到達すると、検知用カム86で待機位置検知スイッチ87がオンする。待機位置検知スイッチ87がオンしない場合およびソレノイド96がオフしない場合には(ステップ74)、異常の表示を行なうなどの異常処理を実行する(ステップ75)。
【0088】
続いて、モータ78を正転させて原料液の呼び込み動作を開始する(ステップ76)。押圧プレート69が最後退位置に達して、オーバーラン検知スイッチ88がオンすると(ステップ77)、モータ78を停止する(ステップ78)。この押圧プレート69が最後退位置で停止した状態では、抽出口部44の定量抽出袋部47には最大呼込量YMAXの原料液が呼び込まれる。
【0089】
増減スイッチ103が操作されたか判断し(ステップ79)、増減スイッチ103が操作されていない場合には、最大呼込量YMAXから標準の抽出量(呼込量)Xを減算して戻入補正値Zを求める(ステップ80)。すなわち、式で表すと、Z=YMAX−Xとなる。
【0090】
増減スイッチ103が操作されていた場合、増量指定では、標準の抽出量(呼込量)Xに対して増量分を加算した抽出量(呼込量)X1を求め、最大呼込量YMAXから抽出量(呼込量)X1を減算して増量時の戻入補正値Zを求め、また、減量指定では、標準の抽出量(呼込量)Xに対して減量分を減算した抽出量(呼込量)X1を求め、最大呼込量YMAXから抽出量(呼込量)X1を減算して減量時の戻入補正値Zを求める(ステップ81)。すなわち、式で表すと、Z=YMAX−X1となる。抽出量(呼込量)X1は、X1=(1+α)Xであり、標準ではα=0、増量ではα>0、減量ではα<0となる。
【0091】
求められた戻入補正値Zを計数手段105の呼込量監視カウンタにセットし、モータ78を逆転させる(ステップ82)。これにより、押圧プレート69が前方へ移動し、この押圧プレート69によって抽出口部44の定量抽出袋部47を蓋板63との間で強制的に押圧し、抽出口部44の定量抽出袋部47内の原料液を入口部48を通じて液体容器41内に強制的に戻し入れる。
【0092】
モータ78を逆転に伴って回転する回転板90のスリット89をホトインタラプタ91で検知し、このホトインタラプタ91でスリット89を検知する毎に計数手段105の呼込量監視カウンタの戻入補正値Zから減算していく。
【0093】
そして、計数手段105の呼込量監視カウンタが戻入補正値Z=0になれば(ステップ83)、モータ78を停止させる(ステップ84)。これにより、標準の抽出量(呼込量)Xまたは増減した抽出量(呼込量)X1に対応する押圧プレート69の所定の後退位置に前進して停止する。したがって、抽出口部44の定量抽出袋部47には標準の抽出量(呼込量)Xまたは増減した抽出量(呼込量)X1の原料液が呼び込まれる。
【0094】
続いて、ソレノイド96を励磁し、ステップ85〜91で抽出動作を行なう。このステップ85〜91の抽出動作は、前記第1の飲料抽出モードによるステップ16〜23および第2の飲料抽出モードによるステップ58〜65の抽出動作と同様であり、その説明を省略する。
【0095】
以上のように、押圧プレート69を所定の呼込量に対応する所定の後退位置より後方の最後退位置まで後退させた後、その押圧プレート69を所定の呼込量に対応する所定の後退位置まで前進させることにより、原料液を液体容器41から抽出口部44内に所定の呼込量よりも多く呼び込んだ後、多く呼び込んだ分を液体容器41に戻して抽出口部44内には所定の呼込量の原料液を呼び込んだ状態とし、この状態から抽出を行なうため、例えば抽出量の設定が少なく押圧プレート69があまり後退しない場合や液体容器41内の原料液の残量が少なくなった場合でも、液体容器41から抽出口部44に所定の呼込量の原料液を確実に呼び込むことができ、抽出量のばらつきを防止し、時間延長することなく、通常範囲の所定抽出時間内で定量の原料液を抽出することができる。
【0096】
なお、前記実施の形態のカム81の回転量すなわち押圧プレート69の移動位置を検知するための検知手段85では、回転板90のスリット89をホトインタラプタ91で検知して計数手段105の呼込量監視カウンタでカウントしていたが、タイマを用いて時間的に計測することも可能であり、モータ78を回転させている時間に基づいてカム81の回転量すなわち押圧プレート69の移動位置を検知することができる。また、モータ78としてステッピングモータを用いることにより、そのステッピングモータに与えるパルス数からカム81の回転量すなわち押圧プレート69の移動位置を検知することもできる。
【0097】
同上実施の形態の液体抽出装置に適用するバックインボックスの液体容器の正面図である。
【0098】
【発明の効果】
請求項1記載の液体抽出装置によれば、押圧プレートを所定の液体呼込量に対応する所定の後退位置より余剰呼込量分を加えた後退位置まで後退させた後、余剰呼込量分だけ押圧プレートを前進させることにより、液体を液体容器から抽出口部内に所定の呼込量よりも多く呼び込んだ後、多く呼び込んだ分を液体容器に戻して抽出口部内には所定の呼込量の液体を呼び込んだ状態とし、この状態から抽出を行なうため、例えば抽出量の設定が少なく押圧プレートがあまり後退しない場合や液体容器内の原料液の残量が少なくなった場合でも、液体容器から抽出口部に所定の呼込量の液体を確実に呼び込むことができ、抽出量のばらつきを防止し、時間延長することなく、通常範囲の所定抽出時間内で定量の液体を抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体抽出装置の一実施の形態を示し、待機時の液体抽出装置を側方から視る断面図である。
【図2】同上実施の形態の液体呼込時の液体抽出装置を側方から視る断面図である。
【図3】同上実施の形態の液体抽出時の液体抽出装置を側方から視る断面図である。
【図4】同上実施の形態の図3に続く液体抽出時の液体抽出装置を側方から視る断面図である。
【図5】同上実施の形態の液体抽出装置に適用するバックインボックスの液体容器の正面図である。
【図6】同上実施の形態の液体抽出装置に適用するバックインボックスの斜視図である。
【図7】同上実施の形態の液体抽出装置を適用する飲料抽出機の構成図である。
【図8】同上実施の形態の液体抽出装置を適用する飲料抽出機の主要な構成図である。
【図9】同上実施の形態の液体抽出装置を適用する飲料抽出機の制御ブロック図である。
【図10】同上実施の形態の第1の飲料抽出モードによる抽出動作を説明するフローチャートである。
【図11】同上実施の形態の第1の飲料抽出モードによる抽出動作を説明するタイミングチャートである。
【図12】同上実施の形態のオーバーラン補正処理を説明するフローチャートである。
【図13】同上実施の形態の第2の飲料抽出モードによる抽出動作を説明するフローチャートである。
【図14】同上実施の形態の第2の飲料抽出モードによる抽出動作を説明するタイミングチャートである。
【図15】同上実施の形態の第3の飲料抽出モードによる抽出動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
41 液体容器
44 抽出口部
48 入口部
49 出口部
61 抽出通路体
64 抽出通路
69 押圧プレート
72,73 ピンチ部
78 押圧プレート駆動手段としてのモータ
85 検知手段
96 ピンチ駆動手段としてのソレノイド
101 呼込制御手段、抽出制御手段の機能を有する制御手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a liquid extraction apparatus that extracts a predetermined amount of liquid from a liquid container.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, in cup dispensers and cup-type vending machines that extract and provide beverage liquids in cups, low acid beverage raw material liquids and neutral beverage raw material liquids that are easily oxidized by coffee, tea, oolong tea, etc. or bacteria Etc. in a bag-like liquid container under aseptic conditions and using a so-called back-in box in which this liquid container is built in a cardboard box. There is something to be extracted.
[0003]
As a liquid extraction apparatus using such a back-in box, for example, as described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-293348 or Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-293393, a predetermined amount from the liquid container of the back-in box. A structure in which the raw material liquid is extracted is known.
[0004]
This liquid extraction apparatus has an extraction passage in which the flexible extraction port portion of the liquid container is disposed facing downward, and is substantially on one side wall side of the extraction passage with respect to the other side wall facing the extraction passage. A pressing plate is provided so as to be movable in the vertical direction, and a pair of pinch portions are provided so as to be able to advance and retract from the upper and lower portions of the pressing plate into the extraction passage. The pressing plate is moved to two positions, ie, an advance position that advances into the extraction passage and a retract position that retreats from the extraction passage by the operation of the pressing solenoid. The pair of pinch portions are integrally supported, and are swung to two positions where one of them moves forward and the other moves backward by the operation of the pinch solenoid. Close by crimping to the other side wall.
[0005]
In the extraction standby state, the upper pinch part is retracted to open the upper side of the extraction opening of the liquid container, and the lower pinch part is advanced to close the lower side of the extraction opening of the liquid container and press. Place the plate in the retracted position. Thereby, a certain amount of the raw material liquid in the liquid container is drawn into the extraction port.
[0006]
Subsequently, when the extraction operation is started, the upper pinch portion advances by the operation of the pinch solenoid and closes the upper side of the extraction port portion, and the lower pinch portion moves backward to move the lower side of the extraction port portion. At the same time, the pressing plate moves to the advanced position by the operation of the pressing solenoid and presses the extraction port. As a result, a certain amount of the raw material liquid that has been drawn into the extraction port is extracted from the lower extraction port of the extraction port.
[0007]
Subsequently, the operation of the pinch solenoid causes the upper pinch part to recede to open the upper side of the extraction port part and the lower pinch part to advance to close the lower side of the extraction port part. By operation, the pressing plate moves to the retracted position. Thereby, it returns to the extraction standby position, and a certain amount of the raw material liquid in the liquid container is drawn into the extraction port.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional liquid extraction device, the raw material liquid in the liquid container is drawn into the extraction port by moving the pressing plate to a predetermined retracted position corresponding to the predetermined amount of intake. When the amount of setting is small and the pressing plate does not retract too much, or when the remaining amount of the raw material liquid in the liquid container decreases, even if the pressing plate is retracted to the predetermined retracted position corresponding to the predetermined amount of loading, There is a case where a corresponding amount of the raw material liquid is not drawn into the extraction port within a predetermined time, and there is a problem that the quantitative property of the raw material liquid varies in a decreasing direction.
[0009]
Further, when the pressing plate is retracted to the predetermined retracted position corresponding to the predetermined liquid drawing amount, even if the press plate overruns to the position past the predetermined retracted position, no countermeasure is taken for it, In this case, there is a problem in that the quantitative property of the raw material liquid varies in the increasing direction.
[0010]
The present invention has been made in view of the above points, and can reliably draw a predetermined amount of liquid from the liquid container into the extraction port, prevent variations in the amount of extraction, and without extending the time. An object of the present invention is to provide a liquid extraction apparatus capable of extracting a fixed amount of liquid within a predetermined extraction time in a normal range.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The liquid extraction apparatus according to
[0012]
In the basic extraction operation, for example, in the extraction standby state, the upper pinch part is retracted to open the inlet part of the extraction opening part of the liquid container, and the lower pinch part is advanced to exit the extraction outlet part. The part is closed and the pressing plate is advanced to press the extraction port. In order to extract the liquid contained in the liquid container from this extraction standby state, first, the pressing plate is retracted, and the liquid in the liquid container is drawn into the extraction port. Subsequently, the upper pinch part is advanced to close the inlet part of the extraction port part, the lower pinch part is retracted to open the outlet part of the extraction port part, and the pressing plate is advanced to extract. By pressing the mouth portion, a predetermined amount of liquid drawn into the extraction mouth portion is extracted. Subsequently, the upper pinch part is retracted to open the inlet part of the extraction port part of the liquid container, and the lower pinch part is advanced to close the outlet part of the extraction port part to enter an extraction standby state. Return and complete one liquid extraction operation.
[0013]
Then, after the pressing plate is moved back to the retracted position obtained by adding the surplus amount of ingestion from the predetermined retreating position corresponding to the predetermined amount of liquid ingestion, the liquid is obtained by advancing the pressing plate by the surplus amount of ingestion. After a larger amount of liquid is drawn from the liquid container into the extraction port, a larger amount is drawn back into the liquid container and a predetermined amount of liquid is drawn into the extraction port. For example, even when the setting of the extraction amount is small and the pressing plate does not retract so much or when the remaining amount of the raw material liquid in the liquid container is reduced, a predetermined amount of intake from the liquid container to the extraction port is obtained. Invoke liquid.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a liquid extraction apparatus of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0015]
FIG. 7 shows a configuration diagram of a beverage extractor to which the liquid extraction device is applied. In this beverage extractor, the beverage raw material liquid is extracted into the
[0016]
In the extraction of the raw material liquid, a plurality of different types of raw material liquids are accommodated, and in this embodiment, two back-in
[0017]
A hot water supply device 5 is used for hot water extraction. The hot water supply device 5 includes a
[0018]
A cold
[0019]
FIG. 5 is a front view of the liquid container of the back-in
[0020]
The
[0021]
A
[0022]
FIG. 1 is a cross-sectional view of the
[0023]
In the center of the fixed
[0024]
The
[0025]
A
[0026]
Pinch
[0027]
A
[0028]
The pressing
[0029]
Detection means 85 for detecting the rotation amount of the
[0030]
The
[0031]
A
[0032]
When the
[0033]
FIG. 8 shows a main configuration diagram of the beverage extractor, 101 is a control means, the control means 101 includes a
[0034]
A part of the
[0035]
FIG. 9 shows a control block diagram of the beverage extractor. The control means 101 has a
[0036]
On the input side of the control means 101, a
[0037]
On the output side of the control means 101, display means 106 for displaying the power source, proper temperature, out of raw material, abnormality, etc.,
[0038]
The control means 101 has a function of a call control means, a function of a call correction control means, and a function of an extraction control means, and details will be described in the following operation.
[0039]
Next, the operation of the present embodiment will be described.
[0040]
First, the back-in
[0041]
As a result, the
[0042]
Next, the extraction operation in the basic first beverage extraction mode of the
[0043]
In the standby state, as shown in FIG. 1, the
[0044]
And in order to operate the beverage extractor to obtain a beverage, the
[0045]
When the
[0046]
Subsequently, it is determined whether the
[0047]
When the
[0048]
Due to the forward rotation of the
[0049]
When the
[0050]
Based on the count value counted by the call amount monitoring counter of the counting means 105, the forward rotation amount of the
[0051]
The raw material in the
[0052]
Then, as shown in FIG. 2, when the forward rotation amount of the
[0053]
Subsequently, as shown in FIG. 3, the
[0054]
Subsequently, the call amount monitoring counter of the counting means 105 is reset (step 17).
[0055]
Subsequently, the
[0056]
Then, as shown in FIG. 4, the extraction of the raw material liquid in the quantitative
[0057]
After the
[0058]
On the other hand, in response to the extraction operation of the raw material liquid, the hot water supply device 5 or the cold
[0059]
As described above, the driving force of the
[0060]
Further, the
[0061]
Further, since the
[0062]
Next, the overrun correction process in
[0063]
For some reason, the forward rotation amount of the
[0064]
Further, it is determined whether the
[0065]
The call amount monitoring counter of the counting means 105 is reset (step 34), and a predetermined extraction amount (call amount) initially set is subtracted from the maximum call amount YMAX, and the return corresponding to the surplus call amount The correction value Z is obtained, and the return correction value Z is set in the call amount monitoring counter of the counting means 105 (step 35).
[0066]
Subsequently, the
[0067]
A slit 89 of the
[0068]
When the incoming call monitoring counter of the counting means 105 reaches the return correction value Z = 0 (step 37), the
[0069]
After the overrun correction process, the process proceeds to step 16 and the extraction operation as described above is performed.
[0070]
As described above, when the
[0071]
Next, the extraction operation in the second beverage extraction mode of the
[0072]
When the
[0073]
It is determined whether or not the increase /
[0074]
When the increase /
[0075]
The attracting amount monitoring counter of the counting means 105 is set, and the
[0076]
By the forward rotation of the
[0077]
Based on the count value counted by the call volume monitoring counter of the counting means 105, whether the
[0078]
Until the amount of forward rotation of the
[0079]
When the forward rotation amount of the
[0080]
Subsequently, the return extraction value Z corresponding to the excess call volume β is obtained by subtracting the standard extraction volume (call volume) X or the increased or decreased extracted volume (call volume) X1 from the total call volume Y, The return correction value Z is set in the call amount monitoring counter of the counting means 105, and the
[0081]
As a result, the
[0082]
A slit 89 of the
[0083]
When the incoming call amount monitoring counter of the counting means 105 reaches the return correction value Z = 0 (step 57), the
[0084]
Subsequently, the
[0085]
As described above, after the
[0086]
Next, the extraction operation in the third beverage extraction mode of the
[0087]
When the
[0088]
Subsequently, the
[0089]
It is determined whether the increase /
[0090]
When the increase /
[0091]
The calculated return correction value Z is set in the call amount monitoring counter of the counting means 105, and the
[0092]
A slit 89 of the
[0093]
When the incoming call monitoring counter of the counting means 105 reaches the return correction value Z = 0 (step 83), the
[0094]
Subsequently, the
[0095]
As described above, after the
[0096]
In the detection means 85 for detecting the rotation amount of the
[0097]
It is a front view of the liquid container of the back-in box applied to the liquid extraction apparatus of embodiment same as the above.
[0098]
【The invention's effect】
According to the liquid extraction device of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a liquid extraction apparatus according to an embodiment of the present invention, as viewed from the side of a liquid extraction apparatus during standby.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the liquid extraction device when the liquid is drawn in from the same side as seen from the side.
FIG. 3 is a cross-sectional view of the liquid extraction apparatus during liquid extraction according to the embodiment as viewed from the side.
4 is a cross-sectional view of the liquid extraction apparatus during liquid extraction following the embodiment of FIG. 3 as viewed from the side. FIG.
FIG. 5 is a front view of a liquid container of a back-in box applied to the liquid extraction device according to the embodiment.
FIG. 6 is a perspective view of a back-in box applied to the liquid extraction device according to the embodiment.
FIG. 7 is a configuration diagram of a beverage extractor to which the liquid extraction device of the embodiment is applied.
FIG. 8 is a main configuration diagram of a beverage extractor to which the liquid extraction device of the embodiment is applied.
FIG. 9 is a control block diagram of a beverage extractor to which the liquid extraction device of the embodiment is applied.
FIG. 10 is a flowchart for explaining an extraction operation in a first beverage extraction mode according to the embodiment.
FIG. 11 is a timing chart for explaining the extraction operation in the first beverage extraction mode according to the embodiment.
FIG. 12 is a flowchart for explaining overrun correction processing according to the embodiment;
FIG. 13 is a flowchart for explaining an extraction operation in the second beverage extraction mode of the embodiment.
FIG. 14 is a timing chart for explaining the extraction operation in the second beverage extraction mode according to the embodiment;
FIG. 15 is a flowchart for explaining an extraction operation in the third beverage extraction mode of the embodiment;
[Explanation of symbols]
41 Liquid container
44 Extraction port
48 Entrance
49 Exit
61 Extraction passage body
64 Extraction passage
69 Press plate
72, 73 Pinch part
78 Motor as pressing plate driving means
85 Detection means
96 Solenoid as a pinch driving means
101 Call control means, ExtractionControl means having function of output control means
Claims (1)
この抽出通路の一側壁を構成し、抽出通路に臨む他側壁に対してほぼ垂直方向に移動可能に設けられ、抽出通路外への後退時にその後退量に応じた量の液体を液体容器から抽出口部に呼び込むとともに、抽出通路内への前進時に抽出口部に呼び込んだ液体を抽出させる押圧プレートと、
この押圧プレートを抽出通路に対して進退移動させる押圧プレート駆動手段と、
前記押圧プレートの上下部から前記抽出通路内に進退可能とし、その前進時に前記液体容器の抽出口部の入口部および出口部をそれぞれ抽出通路の他側壁に圧着させて閉止する一対のピンチ部と、
この一対のピンチ部のうち選択的にいずれか一方を抽出口部の閉止位置に前進させるとともに他方を抽出口部の開放位置に後退させるピンチ駆動手段と、
前記押圧プレートの移動位置を検知する検知手段と、
前記液体の呼び込み時に、前記ピンチ駆動手段によって上側のピンチ部を開放位置に移動させるとともに下側のピンチ部を閉止位置に移動させた状態で、前記押圧プレート駆動手段によって押圧プレートを所定の液体呼込量に対応する所定の後退位置より余剰呼込量分を加えた後退位置まで後退させた後、余剰呼込量分だけ押圧プレートを前進させる呼込制御手段と、
前記液体の呼び込み後の抽出時に、前記ピンチ駆動手段によって上側のピンチ部を閉止位置に移動させるとともに下側のピンチ部を開放位置に移動させ、前記押圧プレート駆動手段によって押圧プレートを前進させる抽出制御手段と
を具備していることを特徴とする液体抽出装置。An extraction passage body provided with an extraction passage in which a flexible extraction port portion of a liquid container for storing liquid is disposed downward;
It constitutes one side wall of this extraction passage and is provided so that it can move in a substantially vertical direction with respect to the other side wall facing the extraction passage. When retreating outside the extraction passage, an amount of liquid corresponding to the retraction amount is extracted from the liquid container. A pressure plate that draws the liquid that has been drawn into the extraction port while being drawn into the mouth and when being advanced into the extraction passage;
A pressing plate driving means for moving the pressing plate forward and backward with respect to the extraction passage;
A pair of pinch portions that are capable of moving forward and backward from the upper and lower portions of the pressing plate into the extraction passage and that are closed by pressing the inlet portion and the outlet portion of the extraction opening portion of the liquid container to the other side wall of the extraction passage, respectively. ,
A pinch drive means for selectively advancing one of the pair of pinch portions to the closing position of the extraction port and retreating the other to the open position of the extraction port;
Detecting means for detecting a moving position of the pressing plate;
When the liquid is called, the pressing plate driving means moves the upper pinch portion to the open position and moves the lower pinch portion to the closed position, and the pressing plate driving means moves the pressing plate to a predetermined liquid state. An invocation control means for advancing the pressing plate by an amount corresponding to the surplus amount of ingestion after retreating from a predetermined retreat position corresponding to the amount of entrainment to the retracted position to which the amount of surplus ingestion is added;
Extraction control that moves the upper pinch part to the closed position by the pinch driving means and moves the lower pinch part to the open position by the pinch driving means and advances the pressing plate by the pressing plate driving means at the time of extraction after the liquid is drawn And a liquid extraction device.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31145095A JP3621768B2 (en) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | Liquid extraction device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31145095A JP3621768B2 (en) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | Liquid extraction device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09150898A JPH09150898A (en) | 1997-06-10 |
JP3621768B2 true JP3621768B2 (en) | 2005-02-16 |
Family
ID=18017371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31145095A Expired - Fee Related JP3621768B2 (en) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | Liquid extraction device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3621768B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3801936B2 (en) * | 2002-03-25 | 2006-07-26 | 株式会社ゼンショー | Liquid supply device for food |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP31145095A patent/JP3621768B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09150898A (en) | 1997-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3450893B1 (en) | A cooling device comprising a food bag vacuuming system, and operation method | |
JP2557754B2 (en) | Raw material supply device | |
EP2736394B1 (en) | Methods for resetting stalled pumps in electronically controlled dispensing systems | |
EP1740082B1 (en) | An integrated washing agent dispenser, in particular for a dishwasher | |
EP2928810B1 (en) | Compact apparatus for preserving and dispensing a food product, in particular a yogurt | |
JPH07120818A (en) | Automatic rewinding and winding camera | |
WO2014086816A1 (en) | Method and apparatus for preserving and dispensing a food product, in particular a yogurt | |
JP3621768B2 (en) | Liquid extraction device | |
CA2839739A1 (en) | Vacuum packaging appliance | |
JPH09150897A (en) | Liquid extractor | |
JPH05143854A (en) | Raw material dispenser | |
US4222650A (en) | Automatic camera | |
JP3533040B2 (en) | Liquid extraction device | |
CA1325201C (en) | Liquid dispenser | |
CN214123042U (en) | Automatic vending machine | |
JP2691693B2 (en) | Liquid dispensing device | |
JP2000035656A (en) | Lock device for door | |
JP2630353B2 (en) | Liquid dispensing device | |
JP3562293B2 (en) | Liquid extraction device | |
JPH03236898A (en) | Washing machine also serving as spin-dryer | |
JPS6347982Y2 (en) | ||
JP3784145B2 (en) | Beverage dispenser | |
JP3826397B2 (en) | Storage | |
JPH0356871Y2 (en) | ||
JPH05288144A (en) | Liquid pump |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040206 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040212 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040714 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040811 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20040820 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041027 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041119 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081126 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091126 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091126 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101126 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111126 Year of fee payment: 7 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121126 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121126 Year of fee payment: 8 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121126 Year of fee payment: 8 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121126 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |